JP2004528657A - ポートフォリオ・キャッシュフロー評価方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ポートフォリオ・キャッシュフロー評価のための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】本方法は、集中データベース(20)に結合されたサーバー・システム(12)と1つ以上のクライアント・システム(14)とを含むネットワーク利用型システム(10)を利用する。本方法は、様々なデータ源(116)からキャッシュフロー・データ・テーブルを作成する段階から、モンテカルロ・シミュレーション・モデル(114)を使用して感応度分析(358)を行って、異なるシナリオを提供する段階までの様々な段階を有する。本方法は、分析を行う際に様々な仮定を利用し、キャッシュフロー予測値を所定のフォーマットにエクスポートして、様々な予知可能なリスクを考慮した後の投資についての期待収益が得られる確率の高い、財務上魅力のある付け値を形成する。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
先ず始めに、この特許文献の開示内容の一部分は著作権の保護を受ける題材を含んでいる。著作権者は、特許庁のファイルや記録に現れたときの特許文献や特許開示内容の如何なる人による複製に対して異議を唱えないが、それ以外の全ての著作権を留保する。
【0002】
本発明は、一般的に云えば、金融商品についての評価方法に関するものであり、より具体的には、問題のある(distressed)金融資産を取得するための入札を目的としてそれらの資産のポートフォリオを分析することに関するものである。
【背景技術】
【0003】
ローン(例えば、一万ものローン)やその他の金融資産のような多数の資産が、経済状態により、又は資産の計画的又は無計画な一部売却により、或いは法的救済策の結果として、売り出されることがある。これらの資産は、しばしば「問題のある(distressed)金融資産」と称される。時々数十億ドルの資産に相当するような数千の商業ローンやその他の金融商品の売却が2〜3ヶ月で生じることがある。勿論、資産の売り手はポートフォリオの価値を最適化することを要望し、そこで資産を「トランシェ(tranche) 」でグループ化することがある。本書での用語「トランシェ」は、外国手形に制限されず、国や管轄区域に関係なくグループ化した資産及び金融商品も含む。
【0004】
入札者は全てのトランシェについて又は幾分かのトランシェのみについて入札を行うことがある。トランシェ入札を勝ち取るためには、入札者は典型的には、そのトランシェについて最高の付け値(bid) を提示しなければならない。特定のトランシェについて提示すべき付け値を決定することに関連して、入札者は、引受業者を雇ってトランシェ内のできる限り多数のローンを利用可能な限られた時間内に評価させることのような、デューデリジェンス(精査)を行うことが多い。入札を行うための時間が終了しそうになったとき、入札者はその時にアンダーライトされたローンを評価し、次いで引受業者によって未だ分析されていないローンに対する価値を推定する。
【0005】
このプロセスの結果として、入札者はトランシェをかなり過小評価して、競争力のない付け値、またはアンダーライトされた価格よりも高い付け値を提示し、計量しがたいリスクを負うことがある。入札者が利益を得ることを可能にする価格で各々のトランシェを勝ち取ることが目的であるので、トランシェのかなりの過小評価に起因してトランシェを失うことは、チャンス(収益の機会)を失ったことを表す。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在では、企業は資産の取得又は売却及び資産のポートフォリオを、典型的にはこれらの資産の購入又は売却の申し入れを承認する全般経営陣及び職務の長により迅速なスケジュールで、またしばしば遠距離で異なる時間帯に査定する。資産の購入に関するデューデリジェンスに関係する従業員、パートナー及び協力者が典型的には、短い期間の間一緒に集まってデューデリジェンスを行う。デューデリジェンス活動は資産に関連した情報源に物理的に接近した状態で実行される。共同作業者は彼等の自由になる完全な一組の分析ツールについてのトレーニングや知識を役立てていないことが多く、また以前の同様な性質の業務から「最良の実施法(ベスト・プラクティス)」を習得していないことが多い。
【0007】
デューデリジェンスを行う期間の間、従業員及び協力者を物理的に遠隔の一カ所に集めることは、時間がかかり且つ経費がかかる。その上、デューデリジェンス・チームの職員は場当たり的にデータ及びプロセスを探しており、典型的には、情報源、アンダーライト(underwriting)、分析ツール、報告及び完了した分析についての詳細な情報を有している少数の一部の他の職員に頼っている。このような情報を有している一部の人員は、デューデリジェンスを行う時系列内でボトルネック(障害)となり、デューデリジェンス経費を押し上げ、更に、より付加価値のあるデューデリジェンスを行うのに費やすことの出来たはずの無駄な時間を生じる。
【0008】
要約すると、問題のある金融資産のポートフォリオについての信用のおける分析を妨げる幾つかの因子がある。これらの因子の幾つかには、不完全な情報、入札日までの限られた時間、各資産についての選択的な起こり得る処理や整理、情報収集に関連した費用、アンダーライトや法律に関係した問題、期待される資産整理ティンティング(tinting) の変化、資産の取り立てに関係した不確かな将来の費用、ポートフォリオ内の多数の資産、及び財務分析のためのモデルの開発が挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一面においては、ポートフォリオ・キャッシュ評価を管理するための統合インターネット利用型システム(integrated Internet-based system)を提供する。本システムは、少なくとも1台のコンピュータ、及び少なくとも1台のサーバーを含んでいる。コンピュータはネットワークを介してサーバーに接続されており、該コンピュータは、以前のポートフォリオ・キャッシュ評価からの累積された仮定(assumption)及び知識を保管場所に格納し、資産のポートフォリオを評価するために連結分析ツールを適用し、ポートフォリオを分析する管理報告を作成するように構成されている。模範的な一実施形態では、システムはデータベースを含み、このデータベースは様々な仮定を格納し且つ必要な時に検索するために利用し得る。サーバーは更に、キャッシュフロー・モデル、モンテカルロ・シミュレーション・モデル及び財務分析モデルのうちの少なくとも1つを含む連結分析ツールを備えるように構成される。模範的な一実施形態では、これらのモデルは動作においてクライアント・システム上に常駐する。別の模範的な一実施形態では、キャッシュフロー・モデル、モンテカルロ・シミュレーション・モデル及び財務分析モデルを、クライアント・システムへ分配するためにサーバー上に常駐させることができる。財務モデルは、財務モデルで使用するために予め定義されたフォーマットでキャッシュフロー・モデルからデータをエクスポートすることができる。サーバーは更に、ビジネス・プロセス、コンピュータ・システム、分析ツール、データ操作ツール、ビジネス・プロセス・ツール、方法論及び分析論の少なくとも1つを一式備えるように構成される。模範的な一実施形態では、サーバーは更に、銀行関係レコード、信用調査機関、政府関係機関、法律関係文書及び契約書類、及びアンダーライト報告のうちの少なくとも1つに関係するデータを累積し編成するデータベースを備えるように構成される。
【0010】
別の一面においては、問題のある金融資産を取得するための入札を目的として該問題のある金融資産のポートフォリオを分析するための方法を提供する。本方法は、集中データベースに結合されたサーバー・システムと1つ以上のクライアント・システムとを含むネットワーク利用型システムを利用する。本方法は、様々なデータ源からキャッシュフロー・データ・テーブルを作成する段階と、該データ・テーブルからキャッシュフロー・データをキャッシュフロー・モデルにインポートする段階と、キャッシュフロー・モデルを利用して潜在的な資産処理(disposition) タイプによってキャッシュフロー・データを自動的にセグメント化する段階と、キャッシュフロー・モデルの仮定に基づいて処理特有のキャッシュフロー及び費用のタイミングを適用し、且つ割引された予測値(projection)をロールアップして合計取引レベル・キャッシュフロー予測値を作成する段階と、モンテカルロ・シミュレーション・モデルを使用して感応度分析を行って、データベースから検索された様々な仮定に基づいて異なるシナリオを提供する段階と、キャッシュフロー予測値を所定のフォーマットにエクスポートして、様々な予知可能なリスクを考慮した後の投資についての期待収益が得られる確率の高い、財務上魅力のある付け値を生成する段階とを有する。
【0011】
更に別の一面においては、コンピュータ読出し可能な媒体上に具現化されるコンピュータ・プログラムを提供する。本コンピュータ・プログラムは、情報を集中データベースに編成するためのディレクトリ構造を設定すると共に、問合せに応答した意志決定を容易にするために前記集中データベース内に格納されている特定の一組のデータへのアクセスをユーザに提供するコード・セグメントを含む。更に、本コンピュータ・プログラムは、データベースから評価査定をダウンロードし、個々のローン評価から月毎収入予測値を生成し、所定の資産管理シナリオから月毎費用予測値を生成し、ローン・キャッシュフローをポートフォリオ・キャッシュフローに集成し、所定の資産管理目標に対してポートフォリオ・キャッシュフロー費用を調整し、資産管理計画について財務比率を算出し、予め定義された仮定に基づいて様々なシナリオをシミュレートし、ポートフォリオ投資についての信頼性査定値を算出するコード・セグメントも含んでいる。
【0012】
また更に別の一面においては、集中データベースを提供する。本データベースは、キャッシュフロー・データ、仮定データ、潜在的資産処理タイプ・データ、標準化データ、並びにワークシート及びコード・モジュール・データのうちの少なくとも1つのデータと、財務モデル及びビジネス・プロセス・ツールに対応するデータと、最良実施法に対応するデータと、評価プロセス及びアンダーライトに対応するデータとを含んでいる。更に別の一面において、借り手レベルの価格決定プロセスを利用して取引を分析する方法を開示する。本方法は、ポートフォリオ内の各借り手について借り手特有の価格を算出し、影響度測定基準を利用して所与のポートフォリオについての各借り手の影響度を決定し、更なる再検討のために借り手の個々のランキングに基づいて一群の借り手を選択することを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ポートフォリオ・キャッシュ評価システム(PCVS)に関連した統合ネットワーク利用型電子報告及びワークフロー・プロセス管理を容易にするシステム及びプロセスの模範的な実施形態を以下に詳しく説明する。本システム及びプロセスは、例えば、クライアント・システムを使用した電子的情報提出、自動情報抽出、及びウェブ利用型評価報告及び管理を容易にする。
【0014】
本システム及びプロセスは、以下に説明する特定の実施形態に限定されない。その上、各システム及び各プロセスの構成要素は本書に記載した他の構成要素及びプロセスとは独立に且つ別々に実施することができる。各々の構成要素及びプロセスは他の構成要素及びプロセスと組み合わせて使用することもできる。
【0015】
模範的な一実施形態では、本アプリケーションは、管理のためにクライアント・ユーザ・インターフェース・フロントエンドを用いて、また標準ユーザ入力及び報告ためにウェブ・インターフェースを用いて、構造化問合せ言語(SQL)を利用する集中化データベースとして具現化される。本アプリケーションはウェブ上で使用可能であり、且つ企業実体のイントラネット上で実行される。別の模範的な一実施形態では、本アプリケーションは、アクセス許可を受けた個人によって、インターネットを介して企業実体のファイアウォールの外側で完全にアクセスされる。また別の模範的な一実施形態では、本アプリケーションはウィンドウズNT(「ウィンドウズ」は商標)環境内で又は単に独立型コンピュータ・システム上で実行される。更に別の模範的な実施形態では、本アプリケーションは、単にスプレッドシート(表計算)ソフトウエアによって、或いは手動プロセス段階によってさえも実施される。本アプリケーションは融通性があり、且つ主要な機能性を何ら損なうことなく様々な異なる環境内で実行されるように設計される。
【0016】
図1はPCVS10のブロック図であり、PCVS10は、本書でサーバー12又はサーバー・システム12とも呼ぶサーバー・サブシステム12と、サーバー12に接続された複数の顧客装置14とを含んでいる。PCVS10は問題のある資産ポートフォリオ分析に適用することができる。以下により詳しく説明するように、コンピュータによるモデル化及びグループ化ツールがサーバー12内に格納されており、該ツールは任意の1つのコンピュータで要求者によってアクセスすることができる。一実施形態では、装置14はウェブ・ブラウザを含むコンピュータであり、またサーバー12は、イントラネットのようなネットワークやインターネットようなワイド・エリア・ネットワークを介して装置14にアクセス可能である。代替実施形態では、装置14は顧客装置群のネットワークのためのサーバーである。顧客装置14はまた、ウェブ利用型ディジタル補助装置、ウェブ利用型電話、又はその他のウェブ利用型の接続可能な装置を含む、インターネットに相互接続できる任意のクライアント・システムであってもよい。別の実施形態では、サーバー12は、電話を介して、例えば、ユーザが音声によるデータを入力する音声応答システム、又はサーバー12によって催促されたときに電話のタッチキーを使用してデータ要求を入力するメニュー・システムのうちの少なくとも一方を介して、情報を受け取るように構成されている。
【0017】
装置14は、ダイヤルイン接続、ケーブル・モデム及び高速線路を含む多くのインターフェース介して、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)やワイド・エリア・ネットワーク(WAN)のようなネットワークに相互接続される。代替例では、装置14は、ウェブ利用型電話、又はその他のウェブ利用型の接続可能な装置を含むネットワークに相互接続できる任意の装置である。サーバー12は、集中データベース20に接続されたデータベース・サーバー16を含んでいる。一実施形態では、集中データベース20はデータベース・サーバー16上に格納されていて、顧客装置14の1つを介してサーバー・サブシステム12にログオンすることにより顧客装置14の1つで顧客によってアクセスされる。代替実施形態では、集中データベース20はサーバー12から離れて格納される。
【0018】
模範的な一実施形態では、PCVS10は、以前のポートフォリオ・キャッシュ評価からの累積された仮定及び知識を保管場所に格納し、資産のポートフォリオを評価するために連結した分析ツールを適用し、ポートフォリオを分析する管理報告を作成するように構成されている。模範的な一実施形態では、システム10はデータベース20を利用して、様々な仮定を格納し且つ必要な時に検索する。サーバー12は更に、キャッシュフロー・モデル、モンテカルロ・シミュレーション・モデル及び財務分析モデルのうちの少なくとも1つを含む連結分析ツールを備えるように構成される。模範的な一実施形態では、これらのモデルは動作において顧客装置14上に常駐する。別の模範的な一実施形態では、キャッシュフロー・モデル、モンテカルロ・シミュレーション・モデル及び財務分析モデルは、顧客装置14へ分配するためにサーバー12上に常駐させることができる。財務モデルは、財務モデルで使用するために予め定義されたフォーマットでキャッシュフロー・モデルからデータをエクスポートすることができる。サーバー12は更に、ビジネス・プロセス、コンピュータ・システム、分析ツール、データ操作ツール、ビジネス・プロセス・ツール、方法論及び分析論のうちの少なくとも1つを一式備えるように構成される。模範的な一実施形態では、サーバー12は更に、銀行関係レコード、信用調査機関、政府関係機関、法律関係文書及び契約書類、並びにアンダーライト報告のうちの少なくとも1つに関係するデータを累積し編成するデータベースを備えるように構成される。
【0019】
別の模範的な一実施形態では、サーバー12は、コンピュータ読出し可能な媒体上に具現化されたコンピュータ・プログラムを実行するように構成される。顧客装置14は、ポートフォリオ・キャッシュ評価分析を使用してポートフォリオを分析するためにサーバー12上に格納されているコンピュータ・プログラムにアクセスする。コンピュータ・プログラムは、情報を集中データベースに編成するためのディレクトリ構造を設定すると共に、問合せに応答した意志決定を容易にするために前記集中データベース内に格納されている特定の一組のデータへのアクセスをユーザに提供するコード・セグメントを含む。更に、コンピュータ・プログラムは、データベースから評価査定をダウンロードし、個々のローン評価から月毎収入予測値を生成し、所定の資産管理シナリオから月毎費用予測値を生成し、ローン・キャッシュフローをポートフォリオ・キャッシュフローに集成し、所定の資産管理目標に対してポートフォリオ・キャッシュフロー費用を調整し、資産管理計画について財務比率を算出し、予め定義された仮定に基づいて様々なシナリオをシミュレートし、ポートフォリオ投資についての信頼性アセスメントを算出するコード・セグメントを含んでいる。
【0020】
図2は、PCVS22のサーバー・アーキテクチャの模範的な実施形態を示す拡大ブロック図である。PCVS22は複雑な環境のために実施される。(図1に示す)システム10の構成要素と同じであるPCVS22内の構成要素は、図1に用いたのと同じ参照符号を使用して図2に識別される。PCVS22は、サーバー・サブシステム12及び顧客装置14を含んでいる。サーバー・サブシステム12は、データベース・サーバー16、アプリケーション・サーバー24、ウェブ・サーバー26、ファックス・サーバー28、ディレクトリ・サーバー30、及びメール・サーバー32を含んでいる。ディスク記憶装置34がデータベース・サーバー16及びディレクトリ・サーバー30に結合される。サーバー16,24,26,28,30及び32はローカル・エリア・ネットワーク(LAN)36内に結合されている。更に、システム管理ワークステーション38、ワークステーション40及び監視ワークステーション42がLAN36に結合される。この代わりに、ワークステーション38,40及び42はインターネット・リンクを介してLAN36に結合するか、又はイントラネットを介して接続する。
【0021】
ワークステーション38,40及び42の各々は、ウェブ・ブラウザを含むパーソナル・コンピュータである。これらのワークステーションで実行される機能は、典型的には、それぞれのワークステーション38,40及び42で実行されるものとして示されているけれども、このような機能はLAN36に結合された多数のパーソナル・コンピュータのうちの1つで実行することができる。ワークステーション38,40及び42は、LAN36へのアクセスを持つ個人によって実行することのできる異なるタイプの機能についての理解を容易にするだけのために別々の機能に関連するものとして示している。
【0022】
サーバー・サブシステム12は、様々な個人又は従業員44に、及び第三者、例えば顧客46にISPインターネット接続48を介して通信可能に結合されるように構成されている。この模範的な実施形態では、通信はインターネットを介して実行されるものとして示されているが、他の実施形態では任意の他のワイド・エリア・ネットワーク(WAN)型通信を利用することができる。すなわち、本発明のシステム及びプロセスはインターネットを介して実施されるものに限定されない。更に、WAN50よりはむしろ、ローカル・エリア・ネットワーク36をWAN50の代わりに使用することができる。
【0023】
模範的な実施形態では、ワークステーション52を持ついずれの従業員44又は顧客46もサーバー・サブシステム12にアクセスすることができる。顧客装置14のうちの1つは、遠隔地に配置されたワークステーション54を含んでいる。ワークステーション52及び54は、ウェブ・ブラウザを含むパーソナル・コンピュータである。また、ワークステーション52及び54は、サーバー・サブシステム12と通信するように構成されている。更に、ファックス・サーバー28は従業員44及び企業体の外に位置する顧客46と通信すると共に、電話回線を介して顧客システム56を含む遠隔位置の顧客システムの何れかと通信する。ファックス・サーバー38はまた、その他のワークステーション38,40及び42と通信するように構成されている。
【0024】
図1及び2に示されたシステムは、適用可能である場合に、実際の取得原価データ、予測される運用及び原価データ、並びに実際の原価データに基づいて、問題のあるポートフォリオを分析する方法を実施するように構成されている。起こり得る費用の流れを決定することにより、ポートフォリオ及びその原資産を正味現在価値に換算することができ、容認された場合には収益を生じさせる目標付け値を設定することができる。
【0025】
図3は、図1に示したサーバー・システム12のデータベース・サーバー16内のデータベース20の構成を示している。データベース20はサーバー・システム12内の幾つかの別々の構成要素に結合される。これらの別々の構成要素は、要求されたときに特定のタスクを実行して、システムの機能を達成する。
【0026】
サーバー・システム12は、構成要素として、ユーザからの情報をデータベース20に収集する収集部64と、情報を追跡する追跡部66と、情報を表示する表示部68と、クライアント・システム14からの特定の問合せを受け取る受信部70と、集中データベース20にアクセスするためのアクセス部72とを含んでいる。受信部70は、複数のユーザのうちの一人から特定の問合せを受け取るようにプログラムされている。サーバー・システム12は更に、収集部64によって収集された様々な情報を格納するデータ記憶装置34に対する受け取った問合せを探して処理する処理部76を含んでいる。サーバー・システム12内に配置された情報サービス部78が、受信部70によって要求を受け取った順序で要求された情報を複数のユーザへダウンロードする。情報サービス部78は、検索部80によって情報がデータ記憶装置34から検索された後、該情報をダウンロードする。検索部80は、クライアント・システム14から受け取った様々な選択肢に関する問合せに基づいて、クライアント・システム14に対して情報を検索し、ダウンロードし、送り出す。
【0027】
検索部80は更に、クライアント・システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェースに表示すべき情報をダウンロードするように構成された表示部84と、情報を印刷するように構成された印刷部88とを含んでいる。検索部80は、クライアント・システム14を介してユーザによって要求された様々なレポートを所定のフォーマットで作成する。システム10は、代替のレポートを提供するように柔軟性があり、上述のオプションに制約されない。
【0028】
模範的な一実施形態では、データベース20はキャッシュフロー・データ区分(CFDS)90と、モデル・アルゴリズム区分(MAS)92と、仮定区分(AS)94と、標準化データ区分(SDS)96と、ワークシート及びコード・モジュール区分(WCMS)98とに分割されている。データベース20内のこれらの区分90,92,94,96及び98は、要求されたときに情報を更新し且つ検索するために相互接続されている。各々の区分は更に、様々な異なるカテゴリイのデータを格納するために幾つかの個別化された小区分に分割されている。更に別の模範的な一実施形態では、基本的な評価判定基準を使用してカスタマイズされた区分が生成される。
【0029】
システム10のアーキテクチャ及びシステム10の様々な構成要素は単なる模範例に過ぎない。他のアーキテクチャが可能であり、以下に述べるプロセスを実施するのに関連して利用することができる。
【0030】
図4はPCVS10(図1に示す)及びPCVS22(図2に示す)の論理構造108の模範的な一実施形態である。PCVSは構造化データベース・テーブル110、キャッシュフロー・モデル112、及びモンテカルロ・シミュレーション・モデル114を統合して、ポートフォリオ分析を行い、該分析から得られた結果に基づいて管理に対する勧告を提供する。データベース・テーブル110は、大きな資産ポートフォリオを適切に分析するために一般的に必要とされる多数の全く異なる情報源(銀行関係レコード、信用調査機関、政府関係機関、法律関係文書及び契約書類、アンダーライト報告など)の収集及び編集を標準化するように設計されたリレーショナル(関係型)データベースの中にある。データ分析プロセスの一部として、予測される潜在的回収金額(リカバリー)のデータベース・テーブル110が作成される。模範的な一実施形態では、データベース・テーブル110は、データ・レコードをキャッシュフロー・モデル112にインポートするためにエクセル(EXCEL)アプリケーションから問い合わせされる。
【0031】
ポートフォリオ・キャッシュ評価モデルとも呼ばれるキャッシュフロー・モデル112は、幾つかのワークシートと一連のコード・モジュール118とを含んでいる。コード・モジュールは、データベースに対する問合せと検索されたデータ・レコードの処理とを制御する。
【0032】
模範的な一実施形態では、コード・モジュールは、ビジュアル・ベーシック(Visual Basic)を使用して開発される。ビジュアル・ベーシックはマイクロソフト社によって開発されたプログラミング言語及び環境である。ベーシック(BASIC)言語に基づいて、ビジュアル・ベーシックは、ユーザ・インターフェースを開発するためのグラフィカル・プログラミング環境及びペイント・メタファーを提供する最初の製品の一つであった。構文の細部について心配することなく、ビジュアル・ベーシック・プログラマーは、ボタン及びダイアログ・ボックスのような制御部をドラッグ及びドロップ操作し、次いでそれらの外観及び行動を定義することによって簡単にかなりの量のコードを付け加えることができる。
【0033】
しかしながら、コード・モジュールは任意の市販のソフトウエア・プログラムを使用して作成することができる。キャッシュフロー・モデル112のワークシートは、以下の4つの主要なカテゴリイのワークシートにまとめられる。
【0034】
a)データ・シート: データ・シートは、整理(resolution)シートへ分配するためにデータベースから検索されたレコードを保持する。整理シートは、しばしば処理(disposition) シートと呼ばれている。整理シート又は処理シートは様々な処理資産のタイプを記述する。データ・シートは、インポートされたレコード及び仮定シート・パラメータから導き出された幾つかの追加の算出フィールドを含む。
【0035】
b)仮定シート: 仮定シートは、利率、法定手数料、費用、為替相場、割引率、及び将来の状況を予測する際に重要となる様々な他のパラメータのような様々なモデル・パラメータについての入力シートである。
【0036】
c)キャッシュフロー・シート: キャッシュフロー・シートは、起こり得る資産処理タイプによるキャッシュフロー及び費用の総予測値の正味現在価値モデルである。
【0037】
d)処理シート: 処理シートは、資産収集の努力を行う際に用い得る各々の起こり得る資産処理戦略についての1つのシートである。起こり得る資産処理としては、それらに限定するものではないが、割引現金支払い又は割引ペイオフ(DPO)処理、推測処理、ローン再構築処理、コンプライアンス処理、受け戻し権喪失に関する訴訟処理、再構築(restructure) に関する訴訟処理、及び代物弁済処理が挙げられる。ポートフォリオ内の資産のタイプ及びビジネスの要求に応じて他の処理タイプを開発しても良い。
【0038】
モンテカルロ・シミュレーション・モデル114は、予測されたキャッシュフローについて感応度及び「what if 」分析120を実行するために仮定及びキャッシュフロー・ワークシートと共に使用される。これは、期待される回収のタイミング、回収金額、利率、費用、及び分析すべき他の変数における変動の影響度を斟酌する。シミュレーション・モデル114は、将来の事象(イベント)の不安定さに伴うリスクを取り入れた起こり得るポートフォリオ価値の確率分布を提供する。
【0039】
図5は、PCVS10によって実施されるポートフォリオ入札プロセス160を記述している。ポートフォリオ入札プロセス160は、ポートフォリオ及びその原資産に関係する必要な情報を入力すること、例えば、これらに限定されないが、借り手識別コード、ローン識別コード、処理のタイプを定義する戦略記述、支払いのタイミング、及びその他の関係のある情報を確認することから始まる(162)。データ源164は、ポートフォリオ及びその原資産に関係する情報、ローン引受業者からの情報168、以前の取引から取得された知識170、及びサンプリングされてない資産から得られた推測データ172を含む。データ源164は絶えず更新されており、データベース178の一部となる。次の段階では、データベース178からのキャッシュフロー・データをポートフォリオ・キャッシュフロー評価モデル180(これはまた、図4に参照符号112で示されている)にインポートすることが必要である。ユーザ制御の問合せにより、ポートフォリオのセグメント又は資産のプールが別々に評価される。ポートフォリオ・キャッシュフロー評価モデル180は潜在的処理タイプによってデータを自動的にセグメント化する。モデル180はまた、混合した資産処理タイプを取り扱うこともできる。一旦分析が以下に(図6について)説明するようにして完了すると、キャッシュフロー・モデルの予測値が適切なフォーマットで、提示のための付け値186を生成するための財務モデル184へエクスポートされる。
【0040】
模範的な一実施形態では、借り手レベル価格決定プロセスがPCVS10によって実施される。借り手レベル価格決定プロセスはキャッシュフロー・モデルのモジュール又はサブセットである。キャッシュフロー・モデルの全ての機能を保持するのに加えて、借り手レベル価格決定プロセスは、ユーザがポートフォリオ内の各借り手について(借り手が1のポートフォリオであったかのように)キャッシュフロー・モデルを実行するできるようにするループ(繰り返し)機能を実施し、これによって、各借り手のキャッシュフローについての正味現在価値(すなわち各借り手の価格)を算出する。ループ機能は、ユーザがポートフォリオの任意のサブセットについての分析を実行し、サブセットの価格、感応度、全費用などを算出することを可能にする。一旦借り手レベル価格決定がなされると、システムは、「影響度測定基準」を利用することによってポートフォリオ全体の価格について、各借り手の個々の価格の価格影響度(単に、影響度とも呼ばれる)を算出することができる。
【0041】
より詳しく述べると、ポートフォリオ・レベル価格の決定に加えて、ポートフォリオ内の各借り手について借り手特有の価格を算出するためにアルゴリズムの中にループが組み込まれている。借り手レベル価格決定プロセスは、データベースをクリアすること、及びデータベースを借り手識別コード(すなわち、借り手ID)によってソーティングすることを含む。各々の個々の借り手IDに関連した全てのレコードをロールアップ(roll up) して、所与のポートフォリオについて各借り手による全寄与分を得る。プロセスのその後の段階は、所与のポートフォリオについて各借り手の影響度を決定することに関係する価格影響度のランク付けを含む。特定の借り手の価格影響度は、下記のように決定される。
【0042】
【数1】
Figure 2004528657
【0043】
は借り手iの削除価格(借り手iが無いときのポートフォリオの価格)である。ここで、pi=借り手iの価格であり、Biは借り手iの未払い残高である。そこで、
【0044】
【数2】
Figure 2004528657
【0045】
は借り手iの価格影響度である。もしI>0なら、借り手iは価格低下性であり、またI<0なら、借り手iは価格上昇性である。全ての借り手の各々についての価格影響度をランク順にすることは、個々の借り手の価格決定に対する価格感応度を表すことになる。
【0046】
模範的な一実施形態では、特定の借り手の価格影響度は「影響度測定基準」を使用して決定される。「影響度測定基準」は様々なポートフォリオを処理する過去の経験に基づいて作成される。一旦価格影響度ランク付けが影響度測定基準に基づいて各借り手について作成されると、各借り手はそれぞれの個々のランク付けに従ってランク順に並べられる。次いで、最も影響の大きい借り手(複数)が更なる再検討のために選択される。本プロセスにより、かなり競争力のある価格決定の利点が得られ、またポートフォリオ評価のために必要とされる時間が短縮される。また本プロセスによれば、最も影響の大きい借り手(複数)に注目することによって有利な付け値が正確に且つ一貫して形成される。
【0047】
図6は、模範的な一実施形態での、財務上健全な付け値を生成する際にPCVS10によって利用される様々なプロセス段階190を記述する。プロセス段階190は6つの異なる段階を利用する。第1の段階192は、模範的な一実施形態では、様々なデータ源164(図5に示す)から、データベース178(図5に示す)ともよばれるキャッシュフロー・データ・テーブルを作成することを含んでいる。データ源164は、ポートフォリオ及びその原資産に関係する情報、ローン引受業者からの情報168(図5に示す)、以前の取引から取得された知識170(図5に示す)、及びサンプリングされてない資産から得られた推測データ172(図5に示す)を含む。データ源164は絶えず更新されており、データベース178の一部となる。第2の段階194は、エクセルVBAプログラムを利用して、データ・テーブル178からのキャッシュフロー・データをキャッシュフロー評価モデル180(図5に示す)にインポートすることを含む。キャッシュフロー評価モデル180はポートフォリオ・キャッシュ評価モデル180とも呼ばれる。ユーザ制御の問合せにより、ユーザは別々に評価されることを必要とするポートフォリオ又は資産のプールをセグメント化することができるようになる。第3の段階196は、ポートフォリオ・キャッシュフロー評価モデル180を利用して、潜在的処理タイプによってデータを自動的にセグメント化することを含む。模範的な一実施形態では、潜在的処理タイプとしては、割引現金支払い又は割引ペイオフ(DPO)処理、推測処理、ローン再構築処理、コンプライアンス処理、受け戻し権喪失に関する訴訟処理、再構築に関する訴訟処理、及び代物弁済処理がある。ポートフォリオ内の資産のタイプ及びビジネスの要求に応じて他の処理タイプを開発してもよい。モデル180は特定の処理タイプによってデータをセグメント化することができるけれど、該モデルはまた、軽微な調整を行うことにより、混合した資産処理タイプを取り扱うこともできる。次いで、第4の段階198は、モデルの仮定に基づいて処理特有のキャッシュフロー及び費用のタイミングを適用し、且つ割引された予測値を合計取引レベル・キャッシュフロー予測値にロールアップすることを含む。第5の段階200は、モンテカルロ・シミュレーション・モデル114を使用して感応度分析を行うことを含む。この分析は、しばしば「what if 」分析とも呼ばれる。この分析は、基本的なパラメータに関係した異なる仮定に基づいて管理に対して異なるシナリオを提供する。PCVS10は仮定を検索し、これらの仮定について異なるシナリオが仮定入力シート(以下に説明する)から生成される。第6の段階202は、財務モデル184(図5に示す)によって使用するためにキャッシュフロー・モデル予測値を所定のフォーマットにエクスポートして、財務上魅力のある付け値186(図5に示す)を生成し、予知可能なリスクを考慮した後の投資についての期待収益が得られる確率を高くする。
【0048】
図7は、財務上健全な付け値を形成する際にPCVS10によって利用されるポートフォリオ入札プロセス160(図5に示す)及び様々なプロセス段階190(図6に示す)を重ねて示す線図である。
【0049】
図8は、様々なデータ源164(図5に示す)から、データベース178(図5に示す)とも呼ばれるキャッシュフロー・データ・テーブルを生成するためのプロセス段階220の模範的な一実施形態である。様々な問合せを行って、データベース178からキャッシュフロー・データを作成し、次いで、これはキャッシュフロー・テーブルを作成する。データベース178から問い合わせされたデータは、モデル180のワークブック内のデータ・ワークシート内に入れられる。
【0050】
図9は、キャッシュフロー・モデル180(図5に示す)からのインポートされたデータを表示するユーザ・インターフェース230の模範的な一実施形態である。「Load Cash Flow Model(キャッシュフロー・モデルにロード)」232ボタンがデータをキャッシュフロー・モデル180にインポートさせる。「Move Data (データを移動)」234ボタンが、要求された計算を実行させ、且つユーザ・インターフェース230に示されているものを表示させる。「Move Data 」234指令は「Move To Disposition (処理へ移動)」機能を実行する。「Move Data 」234指令は各レコード・データを適切な処理タイプへ転送する。図10は、模範的な一実施形態における、データベース178に入力された生のデータを示す。適切な仮定は、図11に示されている仮定ワークシートから検索される。期待キャッシュフロー及び正味現在価値(NPV)が、受け取ったキャッシュフロー情報、費用及びタイミングに基づいて算出される。実際のデータは可能な限り利用される。しかしながら、実際のデータが入手できないとき、モデル180は、分析を完了するために図11に示されている仮定ワークシートから必要なデータを検索する。
【0051】
VBAルーチンが資産プールのリストを表示する。すなわち、ユーザは割引現金支払い又は割引ペイオフ(DPO)処理236、推測処理238、ローン再構築処理240、コンプライアンス処理242、受け戻し権喪失に関する訴訟処理244、再構築に関する訴訟処理246、及び代物弁済処理248のような起こり得る資産処理の中から特定のプールの資産プールを選択することができる。この代わりに、ユーザは「Cash Flow (キャッシュフロー)」250タブを選択することによって利用可能な全てのレコードを見るように選択することができる。これらの処理タイプの各々は、図9中において識別される特定のタブの項目下で見ることができる。
【0052】
様々な処理タイプについての計算に関する説明を以下に示す。しかしながら、以下の説明が特定の取引(又は処理)の特定の時点についてのもであり、単に模範例であるに過ぎないことに留意されたい。これらの方法に細かな調整を行うことにより、処理を行っている国、該国の税制、国及び州、税及びその他の法定費用、並びに取引の規模に基づいた一般経費に応じて新しい取引に対処するようにし得る。モデルはこれらの変化に対処する融通性を与えると共に、信頼性のあるNPV及び投資収益率(ROI)価値を提供する。
【0053】
[割引ペイオフ(DPO)処理236]
DPOレコードは「DPO処理」236タブ内に含まれている。DPO戦略には、2つの異なるタイミングT1及びT2における2つの潜在的現金支払いが関係する。費用はT1及びT2で生じる。合計未払い残高(UPB)は支払いを受けるにつれて減少していく。総キャッシュフロー及び費用はワークシートのトップで合計されている。
【0054】
タイミング:
データベース178からアンダーライト・データの一部として様々なタイミングが得られる。仮定ワークシート(図11に示す)上の「Delays by UPB bin(UPBビンによる遅延)」区分を利用して「move data (データ移動)」機能の間にタイミングが調整される。各レコードの支払い及び費用のタイミングは、該レコードが関連しているUPBビンに基づいて調整される。
【0055】
費用:
法定費用は現金支払いの時に生じる。法定費用は回収金額の百分率として計算される。用いられる百分率は「回収されたUPBのパーセントに基づいた法定手数料」から求められる。DPO費用は「move data (データ移動)」機能の間に計算されて、支払いタイミングに従ってDPO処理236タブの費用区分内に入れられる。
【0056】
全ての法定費用は仮定ワークシートに配置された付加価値税(VAT)を使用して調整される。
【0057】
実例:
期待回収金額(ER)は、借り手又は債務者から取得される金額である。換言すれば、ERは借り手からの支払い額である。模範的一実施形態では、ER=842,238ドルとして、借り手が期間T1(T1)=12及び期間T2(T2)=18に支払いをすると期待されると仮定する。特定のシナリオに基づいて、「ReSecured (再保証付き)」=1であり、これはローンが不動産で保証されていることを意味している。換言すると、担保があることを意味する。これらのことに基づいて、本モデルによって計算された結果は、下記のように、
期間12における現金支払いが421,119ドルになり、
期間18における現金支払いが421,119ドルになる。
【0058】
費用はデータベース178に格納されている仮定ワークシートから検索される。例えば、T1における法定費用を得るために、本モデルは「legal ReSecured (法定再保証付き)」からデータを検索して、法定費用が421,111ドルの現金支払いの13.8%であると決定する。これは、58,114×106ドル(421,111×106ドルに仮定ワークシートから検索された係数0.138を乗算した値)である。同様に、T2における法定費用は421,118ドルの現金支払いの13.8%である。これは、58,114×106ドル(421,111×106ドルに仮定ワークシートから検索された係数0.138を乗算した値)である。
【0059】
[推測処理238]
推測によるレコードは「Inferred Disposition(推測処理)」238タブ内に含まれている。推測による戦略には、2つの潜在的現金支払いT1及びT2が関係する。費用はT1及びT2で生じる。合計未払い残高(UPB)は支払いを受けるにつれて減少していく。総キャッシュフロー及び費用はワークシートのトップで合計されている。
【0060】
タイミング:
データベース178からアンダーライト・データの一部として様々なタイミングが得られる。仮定ワークシート(図11に示す)上の「Delays by UPB bin(UPBビンによる遅延)」区分を利用して「move data (データ移動)」機能の間にタイミングが調整される。各レコードの支払い及び費用のタイミングは、該レコードと関連しているUPBビンに基づいて調整される。
【0061】
費用:
法定費用は現金支払いの時に生じる。法定費用は回収金額の百分率として計算される。用いられる百分率は「回収されたUPBのパーセントに基づいた法定手数料」から求められる。推測による費用は「move data (データ移動)」機能の間に計算されて、支払いタイミングに従って「Inferred Disposition(推測処理)」238タブ内に入れられる。
【0062】
全ての法定費用は仮定ワークシート上に配置された付加価値税(VAT)を使用して調整される。
【0063】
実例:
期待回収金額(ER)=1,092.52ドル、期間T1(T1)=26、期間T2(T2)=48、「ReSecured (再保証付き)」=1である場合、本モデルによって計算された結果は、下記のように、
期間26における現金支払いが1073.00ドルになり、
期間48における現金支払いが19.52ドルになる。
【0064】
費用はデータベース178に格納されている仮定ワークシートから検索される。例えば、T1における法定費用を得るために、本モデルは「legal ReSecured (法定再保証付き)」からデータを検索して、法定費用が1073.00ドルの現金支払いの23%であると決定する。これは、246.8×106ドル(1073×106ドルに仮定ワークシートから検索された係数0.23を乗算した値)である。同様に、T2における法定費用は19.52ドルの現金支払いの23%である。これは、4.49×106ドル(19.52×106ドルに仮定ワークシートから検索された係数0.23を乗算した値)である。
【0065】
[ローン再構築処理240]
再構築されたローンの処理のレコードは「Restruct(再構築)」240タブ内に含まれている。再構築されたローンの戦略は、起こり得る現金支払いと、新しい再構築されたローンに関連する一連の将来の支払いとに関係する。再構築されたローンは、利息の支払いのみがなされる元金支払い猶予期間に関係する。
【0066】
再構築されたローンから生じるキャッシュフローは、ワークシート上の2つの区分内に含まれる。第1の区分は、T1現金支払いと、ローンに関連した元金支払いとを含む。この区分はまた、分析期間(48ヶ月)後の残りの元金価値に関連した現金支払いをも含む。この残りの金額は仮定シート上に配置された別の「Residual value discount rate(残存価値割引率)」で割り戻される。元金支払いは、PPMTエクセル関数を使用して計算される。第2の区分は、ローンに関連した利息支払いを含む。利率は、仮定・シート上の「Assumed interest rate(Monthly)(想定利率;月毎)」の値から求められる。IPMTエクセル関数は、キャッシュフローの流れの利息部分を計算するために使用される。PPMT及びIPMT関数、タイミング、費用、並びに方法を記述する実例に関する詳細は、付記Aに要約してある。
【0067】
[コンプライアンス処理242]
コンプライアンス処理のレコードは「Compliance(コンプライアンス)」242タブ内に含まれている。コンプライアンス・レコードは、2つの潜在的現金支払いT1及びT2を使用するDPO戦略と同じ態様で取り扱われる。費用はT1及びT2で生じる。合計未払い残高(UPB)は支払いを受けるにつれて減少していく。コンプライアンス・レコードには3つのタイプ、すなわち、「グレイ−白」、「グレイ−黒」及び「黒」がある。総キャッシュフロー及び費用はワークシートのトップで合計されている。タイミング、費用、並びに方法を記述する実例に関する詳細は、付記Aに要約してある。
【0068】
[再構築されたローンに関する訴訟246]
再構築されたローンに関する訴訟は「LitigateWRes」246タブ内に含まれている。再構築されたローンに関する訴訟の戦略は現金支払い「T1」と、新しい再構築されたローンに関連した起こり得る一連の将来の支払いとに関係する。
【0069】
この戦略から生じるキャッシュフローはワークシートの2つの区分内に含まれる。第1の区分は、T1現金支払いと、ローンに関連した元金支払いとを含む。この区分はまた、分析期間(48ヶ月)後の残りの元金価値に関連した現金支払いをも含む。この残りの価値は仮定シート上に配置された別の「Residual value discount rate(残存価値割引率)」で割り戻される。元金支払いは、PPMTエクセル関数を使用して計算される。第2の区分は、ローンに関連した利息支払いを含む。利率は、仮定シート上の「Assumed interest rate(Monthly)(想定利率;月毎)」の値から求められる。IPMTエクセル関数は、キャッシュフローの流れの利息部分を計算するために使用される。PPMT及びIPMT関数、タイミング、費用、並びに方法を記述する実例に関する詳細は、付記Aに要約してある。
【0070】
[受け戻し権喪失に関する訴訟244]
受け戻し権喪失に関する訴訟のレコードは「LitigateForeClose 」244タブ内に含まれている。この戦略は2つの事象「T1」及び「T2」に関係する。T1は、受け戻し権喪失により所有権を取得するか、或いは同じ事象内で所有権を取得してその財産を売却するかの何れかの事象であり得る。もしT1が売却取引である場合、何らT2事象は存在しない。T2は、所有権取得事象と売却事象とが異なるタイミングで起こるときに生じる。第1の区分がT1又はT2現金支払いを含んでおり、売却取引に伴う回収金額を表す。タイミングはデータベースからアンダーライト・データの一部として得られる。タイミングは、仮定ページ上の「Delays by UPB bin(UPBビンによる遅延)」区分を利用して「move data (データ移動)」機能の間に調整される。各レコードの事象のタイミングは、該レコードが関連しているUPBビンに基づいて調整される。
【0071】
費用はワークシートの第2の区分で算定される。法定費用は各事象の時に生じ、回収金額の百分率として計算される。用いられる百分率は「回収されたUPBのパーセントに基づいた法定手数料」から求められる。法定費用に加えて、再表示処理費用が各事象において生じる。これらの費用は、仮定シート上の「クロージング費用テーブルLF及びDIL(GDPの%)」区分から得られる。これらの費用の幾分か(公証人、登記、州取得税、鑑定費用、及び仲介手数料)は、両方の事象で生じる。他の費用は「Resecured 」及び「InLitigation」フィールドに依存する。受け戻し権喪失に関する訴訟、及び方法を記述する実例に関する詳細は、付記Aに要約してある。
【0072】
[代物弁済248]
代物弁済のレコードは「DeedInLieu」248タブ内に含まれている。代物弁済の戦略は2つの事象「T1」及び「T2」に関係する。T1は、受け戻し権喪失により所有権を取得するか、或いは同じ事象内で所有権を取得してその財産を売却するかの何れかの事象であり得る。もしT1が売却取引である場合、何らT2事象は存在しない。T2は、所有権取得事象と売却事象とが異なるタイミングで起こるときに生じる。
【0073】
第1の区分がT1又はT2現金支払いを含んでおり、売却取引に伴う回収金額を表す。タイミングはデータベースからアンダーライト・データの一部として得られる。タイミングは、仮定ページ上の「Delays by UPB bin(UPBビンによる遅延)」区分を利用して「move data (データ移動)」機能の間に調整される。各レコードの事象のタイミングは、該レコードが関連しているUPBビンに基づいて調整される。代物弁済、及び方法を記述する実例に関するその他の詳細は、付記Aに要約してある。
【0074】
図10は、データベース178に入力された生のデータを示すスプレッドシート260の模範的な一実施形態である。データは借り手識別番号、ローン識別番号、資産のタイプ、及びその他の関連する属性によって分離される。
【0075】
図11は、仮定データ・シート又は仮定ワークシートとも呼ばれる仮定シート270の模範的な一実施形態である。適切な仮定がデータベース20に格納されて、必要なときに検索される。期待キャッシュフロー及び正味現在価値(NPV)が、受け取ったキャッシュフロー情報、費用及びタイミングに基づいて算出される。実際のデータは可能な限り利用される。しかしながら、実際のデータが入手できないとき、モデル180は、分析を完了するために図11に示されている仮定ワークシートから必要なデータを検索する。仮定ワークシートは、それらに限定されないが、処理割引率、付加価値税率、セットアップ費用、転換及びローン登録費用、資産管理費用、回収された金額に基づいた法定手数料、異なる処理タイプに関係するクロージング費用、様々な異なるレート及びファクタ、経済データ、感応度仮定、及び財務分析を行うのに必要である財務上の変数を含めて、多数の異なる変数に関係する仮定を含む。仮定はまた、処理費用及び割引率を調整するためにユーザによって変更される。
【0076】
図12は、ポートフォリオ・キャッシュフローへのロールアップ処理キャッシュフローを描写するスプレッドシート280の模範的な一実施形態である。この例では、各々の処理のキャッシュフロー282及び費用284の合計が、全ポートフォリオ・ロールアップ・キャッシュフロー286を生成するために連結される。ポートフォリオ・キャッシュフロー286は、それらに限定されないが、割引現金支払い又は割引ペイオフ(DPO)処理288、推測処理290、ローン再構築処理292、コンプライアンス処理294、再構築に関する訴訟処理296、受け戻し権喪失に関する訴訟処理298、及び代物弁済処理300を含む様々な処理タイプのキャッシュフローから作り上げられる。グローバル費用及び割引率の仮定が仮定ワークシート302(図11にも示す)から適用される。モンテカルロ・シミュレーション・モデル114を使用して、仮定に関連した不確実さの影響を試験する。その結果が、財務モデル化プロセスに供給するために所定のフォーマットでエクスポートされる(図14に示す)。
【0077】
図13は、模範的なシミュレーションの結果である。図13は、各々の処理タイプに関するキャッシュフロー322、各処理タイプに関係した費用324、合計キャッシュフロー326、合計費用328、正味現在価値(NPV)330、入札価格332、及び内部収益率(IRR)334を確認するスプレッドシート320を示す。キャッシュフロー及び費用は特定の期間にわたって、すなわち、月毎336に分けられる。ポップアップ・ウインドウ340は、ユーザがIRR及び時間調整されたNPVに関する結果を見ることを可能にして、特定の入札(付け値)が成功するか予想するのに役立つ。
【0078】
図14は、将来のキャッシュフローの不確かさ及び変動性に基づいて起こり得る結果の分布354を示すスプレッドシート350の模範的な一実施形態である。スプレッドシート350はまた、基本的な入力パラメータについての感応度分析358を示している。
【0079】
本発明を様々な特定の実施形態に関して説明したが、当業者には本発明を請求の精神および範囲内で変更して実施し得ることが認められよう。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】サーバー・サブシステム及び該サーバー・システムに接続された複数の顧客装置を含んでいるポートフォリオ・キャッシュ評価システム(PCVS)のブロック図である。
【図2】PCVSのサーバー・アーキテクチャの模範的な一実施形態の拡張ブロック図である。
【図3】図1に示されたサーバー・システムのデータベース・サーバー内のデータベースの構成を示す。
【図4】(図1及び2に示されている)PCVSの論理構造の模範的な実施形態である。
【図5】PCVSによって実施されるようなポートフォリオ入札プロセスを記述する。
【図6】模範的な一実施形態での、財務上健全な付け値を生成する際にPCVSによって利用される様々なプロセス段階を記述する。
【図7A】財務上健全な付け値を生成する際にPCVSによって利用されるポートフォリオ入札プロセス(図5に示す)及び様々なプロセス段階(図6に示す)を重ねて示す線図である。
【図7B】財務上健全な付け値を生成する際にPCVSによって利用されるポートフォリオ入札プロセス(図5に示す)及び様々なプロセス段階(図6に示す)を重ねて示す線図である。
【図8】様々なデータ源(図5に示す)から、データベース178(図5に示す)とも呼ばれるキャッシュフロー・データ・テーブルを作成するためのプロセス段階の模範的な一実施形態である。
【図9A】キャッシュフロー・モデル(図5に示す)からのインポートされたデータを表示するユーザ・インターフェースの模範的な一実施形態である。
【図9B】キャッシュフロー・モデル(図5に示す)からのインポートされたデータを表示するユーザ・インターフェースの模範的な一実施形態である。
【図9C】キャッシュフロー・モデル(図5に示す)からのインポートされたデータを表示するユーザ・インターフェースの模範的な一実施形態である。
【図9D】キャッシュフロー・モデル(図5に示す)からのインポートされたデータを表示するユーザ・インターフェースの模範的な一実施形態である。
【図10】データベースに入力された生のデータを示すスプレッドシートの模範的な一実施形態である。
【図11A】仮定データ・シート又は仮定ワークシートとも呼ばれる仮定シートの模範的な一実施形態である。
【図11B】仮定データ・シート又は仮定ワークシートとも呼ばれる仮定シートの模範的な一実施形態である。
【図12A】ポートフォリオ・キャッシュフローへのロールアップ処理キャッシュフローを描写するスプレッドシートの模範的な一実施形態である。
【図12B】ポートフォリオ・キャッシュフローへのロールアップ処理キャッシュフローを描写するスプレッドシートの模範的な一実施形態である。
【図12C】ポートフォリオ・キャッシュフローへのロールアップ処理キャッシュフローを描写するスプレッドシートの模範的な一実施形態である。
【図12D】ポートフォリオ・キャッシュフローへのロールアップ処理キャッシュフローを描写するスプレッドシートの模範的な一実施形態である。
【図13A】シミュレーションの結果の模範的な一実施形態である。
【図13B】シミュレーションの結果の模範的な一実施形態である。
【図13C】シミュレーションの結果の模範的な一実施形態である。
【図13D】シミュレーションの結果の模範的な一実施形態である。
【図14A】将来のキャッシュフローの不確かさ及び変動性に基づいて起こり得る結果の分布を示すスプレッドシートの模範的な一実施形態である。
【図14B】将来のキャッシュフローの不確かさ及び変動性に基づいて起こり得る結果の分布を示すスプレッドシートの模範的な一実施形態である。
【符号の説明】
【0081】
10 ポートフォリオ・キャッシュ評価システム(PCVS)
22 PCVS
38 システム管理ワークステーション
40 ワークステーション
42 監視ワークステーション
44 個人又は従業員
52 ワークステーション
54 ワークステーション
56 顧客システム
108 論理構造
160 ポートフォリオ入札プロセス
190 プロセス段階

Claims (56)

  1. 集中データベース(20)と1つ以上のクライアント・システム(14)とに結合されたサーバー・システム(12)を含むネットワーク利用型システム(10)を使用して、問題のある金融資産のポートフォリオを含む取引を分析する方法であって、
    様々なデータ源(116)からキャッシュフロー・データ・テーブル(110)を作成する段階と、
    前記データ・テーブルからキャッシュフロー・データをキャッシュフロー・モデル(112)にインポートする段階と、
    前記キャッシュフロー・モデルを利用して潜在的な資産処理タイプ(322)によってキャッシュフロー・データを自動的にセグメント化する段階と、
    処理特有のキャッシュフロー及び費用のタイミングを適用し、且つ割引された予測値をロールアップして、前記取引のためのキャッシュフロー予測値を生成する段階と、
    モンテカルロ・シミュレーション・モデル(114)を使用して感応度分析(358)を行って、データベースから検索された様々な仮定に基づいて異なるシナリオを提供する段階と、
    キャッシュフロー予測値を所定のフォーマットにエクスポートして、様々な予知可能なリスクを考慮した、前記取引のための財務上魅力のある付け値を生成する段階と、
    を有する方法。
  2. キャッシュフロー・データをインポートする前記段階は、エクセルVBAプログラムを利用してキャッシュフロー・データをインポートすることを含んでいる、請求項1記載の方法。
  3. 前記様々なデータ源(116)は、ポートフォリオ及びその原資産に関する情報、ローン引受業者からの情報(168)、以前の取引から取得された知識(170)、及びサンプリングされてない資産から得られた推測データ(172)のうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項1記載の方法。
  4. 前記仮定は前記キャッシュフロー・モデル(112)内の仮定ワークシートから検索される、請求項1記載の方法。
  5. 前記キャッシュフロー・モデル(112)内の前記ワークシートはクライアント・システム(14)に格納されている、請求項4記載の方法。
  6. 前記キャッシュフロー・モデル(112)は、ユーザ制御の問合せにより、資産のプールを含むポートフォリオをセグメント化することを可能にする、請求項1記載の方法。
  7. 前記潜在的な資産処理タイプ(322)は、割引ペイオフ(DPO)処理(236)、推測処理(238)、ローン再構築処理(240)、コンプライアンス処理(242)、受け戻し権喪失に関する訴訟処理(244)、再構築に関する訴訟処理(246)、及び代物弁済処理(248)のうちの少なくとも1つである、請求項1記載の方法。
  8. 前記潜在的な資産処理タイプ(322)は、混在した処理を含んでいる、請求項1記載の方法。
  9. 前記キャッシュフロー・モデル(112)は、軽微な調整により、キャッシュフロー・データを前記混在した処理に自動的にセグメント化する、請求項1記載の方法。
  10. 感応度分析(358)を行う前記段階は、基本的なパラメータに関する様々な仮定を生成する段階と、該様々な仮定を入力する段階と、感応度分析を行うために要求された通りに前記様々な仮定を検索する段階とを含んでいる、請求項1記載の方法。
  11. 様々な仮定を生成する前記段階は、資産のポートフォリオを評価するために関連した評価情報を入力する段階を含んでいる、請求項10記載の方法。
  12. 様々な仮定を生成する前記段階は、処理割引率、付加価値税率、セットアップ費用、転換及びローン登録費用、資産管理費用、回収された金額に基づいた法定手数料、異なる処理タイプに関係するクロージング費用、様々な異なるレート及びファクタ、経済データ、感応度仮定、及び財務分析を行うのに必要である他の変数のうちの少なくとも1つに関係する仮定を入力する段階を含んでいる、請求項10記載の方法。
  13. ポートフォリオ・キャッシュ評価を管理するためのシステム(10)であって、
    少なくとも1つのサーバー・システム(12)と、
    以前のポートフォリオ・キャッシュ評価からの累積された仮定及び知識を保管場所に格納し、資産のポートフォリオを評価するために連結分析ツールを適用し、ポートフォリオを分析する管理報告を作成するように構成されている少なくとも1つのクライアント・システム(14)と、
    前記少なくとも1つのクライアント・システム(14)を前記サーバー・システムに接続するネットワークと、
    を有しているシステム(10)。
  14. 前記サーバー・システム(12)は更に、キャッシュフロー・モデル(112)、モンテカルロ・シミュレーション・モデル(114)及び財務分析モデル(120)のうちの少なくとも1つを含む連結分析ツールを備えるように構成されている、請求項13記載のシステム(10)。
  15. 前記サーバー・システム(12)は更に、ビジネス・プロセス、コンピュータ・システム、分析ツール、データ操作ツール、ビジネス・プロセス・ツール、方法論及び分析論の少なくとも1つを一式備えるように構成されている、請求項13記載のシステム(10)。
  16. 前記サーバー・システム(12)は更に、銀行関係レコード、信用調査機関、政府関係機関、法律関係文書及び契約書類、及びアンダーライト報告のうちの少なくとも1つに関係するデータを累積し編成するデータベース(178)を備えるように構成されている、請求項13記載のシステム(10)。
  17. 前記累積されたデータがキャッシュフロー・テーブル(110)を作成するために利用される、請求項16記載のシステム(10)。
  18. 前記キャッシュフロー・モデル(112)は、財務分析を行うためにワークシート及びコード・モジュールを備えるように構成されている、請求項14記載のシステム(10)。
  19. 前記サーバー・システム(12)は更に、データ・シート、仮定シート、キャッシュフロー・シート、及び様々な処理シートのうちの少なくとも1つを備えるように構成されている、請求項18記載のシステム(10)。
  20. 前記サーバー・システム(12)は更に、モンテカルロ・シミュレーション・モデル(114)を利用して、予測されたキャッシュフローについて感応度分析(358)を行うように構成されている、請求項14記載のシステム(10)。
  21. 前記サーバー・システム(12)は更に、要求された情報を該サーバー・システムからダウンロードし、且つ問合せに応答して要求された情報を前記クライアント・システム(14)上に表示するように構成されている、請求項13記載のシステム(10)。
  22. 前記サーバー・システム(12)は更に、要求された情報を所定のフォーマットで印刷するように構成されている、請求項13記載のシステム(10)。
  23. 前記クライアント・システム(14)は更に、表示部(68)を備えるように構成されている、請求項14記載のシステム(10)。
  24. 前記クライアント・システム(14)は更に、要求された情報を処理して前記クライアント・システムへダウンロードするように前記サーバー・システム(12)に問合せを送るための送信部を備えるように構成されている、請求項23記載のシステム(10)。
  25. 前記送信部はマウス・ボタンのクリックに応答して機能する、請求項24記載のシステム(10)。
  26. 前記サーバー・システム(12)及び前記クライアント・システム(14)は更に、無許可の個人によるアクセスから保護されるように構成されている、請求項13記載のシステム(10)。
  27. 資産のポートフォリオを取得するための入札プロセスを改善するために資産のポートフォリオを分析するための、コンピュータ読出し可能な媒体上に具現化されるコンピュータ・プログラムであって、
    情報を集中データベース(20)内に編成するためのディレクトリ構造を作成し、且つ問合せに応答した意志決定を容易にするために前記集中データベース内に格納されている特定の一組のデータへのアクセスをユーザに提供するコード・セグメントを有しているコンピュータ・プログラム。
  28. 更に、データベース(20)から評価アセスメントをダウンロードし、個々のローン評価から月毎収入予測値を生成し、所定の資産管理シナリオから月毎費用予測値を生成し、ローン・キャッシュフローをポートフォリオ・キャッシュフローに集成し、所定の資産管理目標に対してポートフォリオ・キャッシュフロー費用を調節し、資産管理計画について財務比率を算出し、予め定義された仮定に基づいて様々なシナリオをシミュレートし、ポートフォリオ投資についての信頼性アセスメントを算出するコード・セグメントを含んでいる請求項27記載のコンピュータ・プログラム。
  29. 更に、前記集中データベース(20)内の情報を管理し、標準化プロジェクト管理フォーマットで構成されたマイルストーン及びタスクによりプロジェクト時系列を管理し、プロジェクト提出物を追跡するために様々な参加者にフィードバックを供給するコード・セグメントを含んでいる請求項28記載のコンピュータ・プログラム。
  30. 更に、管理報告を作成するコード・セグメントを含んでいる請求項27記載のコンピュータ・プログラム。
  31. 更に、ユーザ・プロフィール情報を修正する柔軟性を管理者に与えるコード・セグメントを含んでいる請求項27記載のコンピュータ・プログラム。
  32. 更に、前記集中データベース(20)内の情報を、キャッシュフロー・データ区分(90)、モデル・アルゴリズム区分(92)、仮定区分(94)、標準化データ区分(96)、並びにワークシート及びコード・モジュール区分(98)のうちの少なくとも1つのもとに編成するコード・セグメントを含んでいる請求項27記載のコンピュータ・プログラム。
  33. 更に、様々な他のリンクにアクセスすることによって情報を検索するコード・セグメントを含んでいる請求項27記載のコンピュータ・プログラム。
  34. 入札プロセスを容易にするための、コンピュータ読出し可能な媒体上に具現化されて、対話型集中データベース(20)と1つ以上のクライアント・システム(14)とに結合されたサーバー・システム(12)によって処理することのできるコンピュータ・プログラムであって、
    情報を受け取るコード・セグメントと、
    集中データベースに情報を入れるコード・セグメントと、
    集中データベースに情報を格納させると共に、情報を独自の識別子に対して参照させるコード・セグメントと、
    ポートフォリオの内部収益率、荷重平均ポートフォリオ寿命、ポートフォリオの損益分岐点、ポートフォリオ投資の信頼性評価、及びポートフォリオ清算プロフィールのうちの少なくとも1つを算定するコード・セグメントと、
    問合せに応答して情報を提供するコード・セグメントと、
    を含んでいるコンピュータ・プログラム。
  35. ネットワークが、TCP/IP及びIPXのうちの少なくとも一方を含むプロトコルを使用して動作可能なワイド・エリア・ネットワーク(50)である、請求項34記載のコンピュータ・プログラム。
  36. 情報がグラフィカル・ユーザ・インターフェースを介してユーザから受け取られる、請求項34記載のコンピュータ・プログラム。
  37. 更に、アクセス・レベルに基づいて情報を供給するコード・セグメントを含んでいる請求項34記載のコンピュータ・プログラム。
  38. 更に、デューデリジェンス中に様々な協力者相互間の対話を監視するコード・セグメントを含んでいる請求項34記載のコンピュータ・プログラム。
  39. 更に、前記集中データベース(20)にアクセスするコード・セグメントを含んでいる請求項34記載のコンピュータ・プログラム。
  40. 更に、特定の問合せに関するデータベース(20)を探索するコード・セグメントを含んでいる請求項39記載のコンピュータ・プログラム。
  41. 更に、データベース(20)から情報を検索するコード・セグメントと、前記検索された情報をクライアント・システム(14)で表示させるコード・セグメントとを含んでいる請求項40記載のコンピュータ・プログラム。
  42. クライアント・システム(14)とサーバー・システム(12)とが、ワイド・エリア・ネットワーク(50)、ローカル・エリア・ネットワーク(36)、イントラネット及びインターネット(48)のうちの一つを介して接続されている、請求項35記載のコンピュータ・プログラム。
  43. 更に、無許可の個人のアクセスを制限することによってシステム(10)の安全性を監視するコード・セグメントを含んでいる請求項34記載のコンピュータ・プログラム。
  44. キャッシュフロー・データ、仮定データ、潜在的資産処理タイプ・データ、標準化データ、並びにワークシート及びコード・モジュール・データのうちの少なくとも1つに対応するデータと、
    財務モデル及びビジネス・プロセス・ツールに対応するデータと、
    最良実施法に対応するデータと、
    評価プロセス及びアンダーライトに対応するデータと、
    を含んでいる集中データベース(20)。
  45. 標準化データは、銀行関係レコード、信用調査機関のレコード、政府関係機関のレコード、法律関係文書からのデータ、及びアンダーライト報告に関するデータのうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項44記載のデータベース(20)。
  46. ワークシート及びコード・モジュール・データは、財務モデルに関係したワークシート及びコード・モジュールを含んでいる、請求項44記載のデータベース(20)。
  47. 仮定データは、処理割引率、付加価値税率、セットアップ費用、転換及びローン登録費用、資産管理費用、回収された金額に基づいた法定手数料、異なる処理タイプに関係するクロージング費用、様々な異なるレート及びファクタ、経済データ、感応度仮定、及び財務分析を行うのに必要である他の変数のうちの少なくとも1つに関係する仮定を含んでいる、請求項44記載のデータベース(20)。
  48. 潜在的資産処理タイプ・データ(322)は、割引ペイオフ(DPO)処理(236)、推測処理(238)、ローン再構築処理(240)、コンプライアンス処理(242)、受け戻し権喪失に関する訴訟処理(244)、再構築に関する訴訟処理(246)、及び代物弁済処理(248)のうちの少なくとも1つである、請求項44記載のデータベース(20)。
  49. 前記データベースはデータの完全さのために頻繁に検査され、且つ予め定義された判定基準に基づいて個人に対してアクセスを認める、請求項44記載のデータベース(20)。
  50. 前記データベースは更に、無許可の個人によるアクセスから保護されるように構成されている、請求項44記載のデータベース(20)。
  51. 集中データベース(20)と1つ以上のクライアント・システム(14)とに結合されたサーバー・システム(12)を含むネットワーク利用型システム(10)を使用して、問題のある金融資産のポートフォリオを含む取引を分析する方法であって、
    借り手レベル価格決定プロセスを利用することによってポートフォリオ内の各借り手の正味現在価値を算定する段階と、
    各借り手についてポートフォリオ及びポートフォリオ内の資産のサブセットを分析する段階と、
    各借り手についての資産のサブセットについて所定の測定基準を算定して、影響度測定基準を利用することによって全ポートフォリオの価格についての各借り手の個々の価格の影響度を決定する段階と、
    を含んでいる方法。
  52. 借り手レベル価格決定プロセスを利用して、問題のある金融資産のポートフォリオを含む取引を分析する方法であって、
    ポートフォリオ内の各借り手について借り手特有の価格を算定する段階と、
    影響度測定基準を利用して所与のポートフォリオについての各借り手の影響度を決定する段階と、
    更なる再検討のために借り手の個々のランク付けに基づいて一群の借り手を選択する段階と、
    を含んでいる方法。
  53. 算定する前記段階は更に、データベースをクリアする段階と、データベースを借り手識別コードによってソーティングする段階を含んでいる、請求項52記載の方法。
  54. 算定する前記段階は更に、ロールアップして、所与のポートフォリオについて各借り手による全寄与分を求める段階を含んでいる、請求項53記載の方法。
  55. 前記影響度測定基準は、様々なポートフォリオを処理する際の過去の経験に基づいて生成されている、請求項52記載の方法。
  56. 前記影響度測定基準は、ポートフォリオ内の最も影響の大きい借り手を選択するために利用される、請求項52記載の方法。
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