JP2004528460A - オリゴアミドの処理方法およびポリアミドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出される低分子量分子の処理方法に関する。本発明は、さらにポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法に関する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出することができる低分子量化合物の処理方法に関する。
本発明は、さらにポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリアミド、その製造方法および工業用プラスチックとしてのその使用は知られている。それらは、例えば "Kunststoff-Handbuch" 第3巻, "Technische Thermoplaste" 第4部, "Polyamide" G. W. Becker および D. Braun 編および Hanser-Verlag ミュンヘンおよびウィーン, 1998年発行に記載されている。
【0003】
本発明は、ポリアミド6およびカプロラクタムをベースとするコポリアミドに関する。ポリアミド6は、カプロラクタムのホモポリマーである。本発明のカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、カプロラクタムから誘導されるモノマー単位少なくとも50質量%を含有するコポリアミドである。カプロラクタムをベースとするこれらのコポリアミドは、アミド基により結合されている他の反復単位も含有する。これらは、例えばアジピン酸およびヘキサメチレンジアミンから誘導される反復単位、言いかえればポリアミド6,6単位であり得る。それらはまた、他のジカルボン酸および他のジアミンから由来する他の反復単位であり得る。またはそれらは、アミノカルボン酸から由来する反復単位、例えばポリアミド11またはポリアミド12の反復単位であり得る。
【0004】
ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、様々な方法により製造することができる。それらは、例えばカプロラクタムの加水分解重合により製造することができる。これは、主な工業的方法である。それは、本発明にとって好ましい方法でもある。それらは、ラクタムのアルカリ重合によっても製造することができる。ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法は、例えば上記プラスチックハンドブック第3巻 "Technische Thermoplaste", 第4部 "Polyamide" の第22〜75頁に記載されている。
【0005】
ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、通常、カプロラクタムの加水分解重合により製造される。カプロラクタムをベースとするコポリアミドが製造される場合、必要なコモノマーが、この場合に添加される。コモノマーは、好ましくはジカルボン酸およびジアミンの混合物またはアミノカルボン酸またはラクタムのいずれかである。
【0006】
例えば上記プラスチックハンドブックの第3巻 "Technische Thermoplaste", 第4部 "Polyamide" 第2.2.2.2.4章に記載されているような加水分解重合は、一般に、通常240〜270℃の温度および通常の圧力下で、空中酸素を排除して、通常1〜5質量%の水を添加することによる重合として行われる。それは、脱水化合物、例えばアミノカルボン酸またはAH塩(アジピン酸およびヘキサメチレンジアミンの塩)で開始され得る。それは、通常、水で開始される。ここで、ポリアミドのモル質量は、含水量によりあらかじめ定められるが、実際上それは、調整剤、例えばカルボン酸またはアミンにより有用に安定化される。
【0007】
ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、通常、連続的に製造される。この連続製造は、通常、SC管(SC=簡易連続式)として知られている垂直管反応器内で行われる。この方法は、通常以下のようなものである:水性カプロラクタムを(任意にコモノマーと共に、および任意に他の補助物質、例えばモル質量調整剤と共に)、SC管の頂部に注ぐ。過剰の水を、ここで充分な高いモル質量を達成するために留去する。次いで溶融物は、通常240〜270℃の温度で維持されながら、通常の圧力で15〜30時間、管中に流れる。SC管の最後に、ポリアミド溶融物を、例えばギヤポンプを使用して、ブリストルとして水浴中に丸孔ノズルを通じてプレスし、冷却し、次いで粒状化する。
【0008】
低分子量化合物が、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造の副生成物として形成する。これらは、特にオリゴマー化合物であり、これは、カプロラクタム、および場合によりコモノマーから形成する。これらの低分子量化合物は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの性質に対して有害作用を有し、それゆえ通常は除去される。カプロラクタムの環式ダイマーは、特に、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの性質に対して有害作用を有する。
【0009】
低分子量部分の影響は、製品、例えばポリアミドから製造される射出成形品などが、べとべとした膜を形成する表面への低分子量部分の拡散により、悪影響を受けることである。表面に拡散した低分子量部分は、ポリアミドから製造される製品の表面外観も損なう。その光沢は減少し、色の印象が損なわれる。
【0010】
低分子量化合物は、例えば抽出により除去することができる。抽出は、通常、水または主として水を含有する液体により行われる。
重合および引き続きの抽出後に得られたポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、通常、乾燥される。これは、例えば90〜130℃の温度で不活性ガス流中で行われる。例えば窒素を使用することができる。乾燥温度を、例えば180〜190℃に上昇させることにより、ポリアミドのモル質量を、いわゆる二次縮合により特別な用途のためにさらに上昇させることができる。
【0011】
多段SC管を有する装置を、上記の一段SC管の代りに使用することもできる。
それは、経済的理由により望ましく、またそれは、先行技術においてポリアミドから抽出される低分子量化合物を、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法に戻すために知られている。
【0012】
抽出からの低分子量化合物を含んだ水が、通常、この目的のために再処理される。これは、例えば、水または少なくとも大部分の水を蒸留により除去するように行うことができる。次いでポリアミドから抽出されるカプロラクタム、そのオリゴマーおよび他の低分子量化合物の混合物は、蒸留溜めに残る。この混合物は、特に、非常に高い割合のカプロラクタム環式ダイマーを含有する。
【0013】
この混合物を、様々な方法により再処理することができる。混合物を、例えば、さらなるカプロラクタムとオートクレーブ内で非連続的に重合することができる。混合物を、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドへの重合に、例えばSC管に添加することもできる。
【0014】
以下のことは、この主題について知られている:
US-A 5 077 381 は、重合カプロラクタムから抽出することができる成分を、220℃〜290℃の温度で、2〜6時間の滞留時間で20%の水の存在下において加水分解する方法を開示する。
EP-A 0 608 454 は類似の方法を開示する。EP-A 0 608 454 は、加水分解によりポリアミド廃棄物を、280℃の温度で3時間の滞留時間で解重合する方法を開示し、ここでは、水分により定められる過剰圧力8.5barが好ましい。
【0015】
先行技術から知られている方法の欠点は、特に、カプロラクタム環式ダイマーが、ポリアミドに非常にゆっくりとしか重合しないことである。これに関して、ポリアミド製造からの或る割合の濃縮抽出物をカプロラクタムおよび任意にコモノマーと一緒にその重合中に添加することにより得られる、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、それらが重合段階をやめる際に、ポリアミド製造からの濃縮抽出物部分が重合のために添加されていないポリアミドの場合と比べて、より高い割合の低分子量化合物、特により高い割合のカプロラクタム環式ダイマーを有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
従って本発明の目的は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドからの濃縮抽出物を、部分的または独占的に、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドへの重合のための原料として使用することを可能にする方法を提供することであり、こうして得られた生成物は、重合後に、高い割合の低分子量化合物、特にカプロラクタム環式ダイマーを実質的に含有しない。
【課題を解決するための手段】
【0017】
この目的は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出することができる低分子量化合物の転化方法であって、低分子量化合物を、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法により達成される。
【発明の効果】
【0018】
二段SC反応器および一段SC反応器内におけるカプロラクタムのポリアミド6への重合は、先行技術から知られている(例えば上で引用したプラスチックハンドブックの第3巻, "Technische Thermoplaste", 第4部, "Polyamide", 第2.2.3.2.2章, 第67〜68頁を参照)。しかしながらこの方法は、ポリアミド製造からの濃縮抽出物の原料としての比例的使用の結果として、重合後における低分子量化合物の割合、特にカプロラクタム環式ダイマーの割合が、濃縮抽出物を比例的原料として使用しない場合よりも高い。
【0019】
本発明の方法は、比較的少ない割合の水および圧力、並びにそうして簡単で安価な装置を使用して、少ない割合でしかカプロラクタム環式ダイマーを有さない生成物を導出するという利点を有する。これは、抽出物(ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出することができる低分子量成分)が高含有量のカプロラクタム環式ダイマーを有する場合でさえ変わらない。
【発明を実施するための形態】
【0020】
US-A 5 077 381 の方法よりも少ない水を、本発明により使用する。本発明の方法は、EP-A 0 608 454 において好ましい温度よりも低い温度で操作する。さらに、カプロラクタム環式ダイマーは加水分解することが困難であると知られていたので、本発明の方法の特別に選択したプロセスパラメーターによりカプロラクタム環式ダイマーの割合を有効に減少させるという、本発明の効果は驚くべきものである。これは、例えば上記のハンドブックおよびまた1959年に発行された Makromolekulare Chemie 第3巻, 第154頁以降に報告されている。そこでは以下のものが、7.72の標準塩酸を用いる110℃での加水分解の速度定数(L/時間)のために与えられている:
カプロラクタム:2を超える
カプロラクタム環式ダイマー:0.02
トリマーおよびテトラマー:0.2
ポリアミド6:0.36
【0021】
以下の方法が、本発明にとって好ましい:
オリゴアミドの転化方法であって、オリゴアミドを、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法。
カプロラクタムの環式ダイマーの転化方法であって、カプロラクタムの環式ダイマーを、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法。
反応開始時での220℃〜240℃の温度を、最終時での250℃〜270℃に上昇させる方法。
上記方法の1つを含む、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法。
一段または多段SC管内において請求項1〜4のいずれかに記載の方法の生成物を重合することをさらに含み、カプロラクタムを、SC管内の重合にさらに添加する上記方法。
【0022】
ここで該生成物およびカプロラクタムは、好ましくは1対4〜1対2.5、特に1対2.6〜1対3の質量比で存在する、
重合は、好ましくは二段SC管内で行われる。
【0023】
本発明にとって好ましいポリアミドは、ポリアミド6、およびカプロラクタムをベースとし、カプロラクタムをベースとするモノマー単位少なくとも90質量%を含有するコポリアミドからなる群から選ばれる。残りの10質量%は、好ましくはポリアミド6,6、ポリアミド11またはポリアミド12の反復単位から誘導される。
本発明にとってポリアミド6が特に好ましい。
【実施例】
【0024】
以下の実施例は、水によりポリアミド6から抽出される低分子量成分のダイマーリッチ混合物が抽出物として使用されるにも関わらず、本発明の方法は、低含有量のカプロラクタム環式ダイマーしか有さないポリアミドを製造することを示す。
実施例は、ポリアミド6から抽出することができる低分子量成分(抽出物と呼ばれる。)と水との反応のための第一段および、次いで通常の構成の二段SC管からなる装置で行われた。実施例は連続的に行われた。与えられる数値は、測定値が数日の運転期間で変動する範囲である。
【0025】
カプロラクタムおよびダイマーカプロラクタムの含有量をHPLCで測定した。抽出物は、水による抽出および蒸発後の秤量により測定した。
抽出物の反応のための第一段は、入口で220℃〜240℃および出口で250〜270℃の温度で操作した。それに、88〜92質量%の抽出物および12〜8質量%の水(二成分合計は100%である)の混合物を供給した。従って20〜25barの圧力が設定された。第一段における滞留時間は、3.5〜6時間であった。
【0026】
カプロラクタムを第一段の生成物に添加し、この混合物をSC管内で重合した。抽出物対カプロラクタムの質量比は、1対4〜1対2.5であった。それは、優勢的に1対2.8であった。
第一段の前のダイマー含有量は4〜7質量%であった。
第一段の後の抽出物含有量は9〜12質量%であり、ダイマー含有量は0.8〜1.5質量%であった。
SC管の後の抽出物割合は9〜10質量%であり、ダイマー含有量は0.5〜0.8質量%であった。
【0001】
本発明は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出することができる低分子量化合物の処理方法に関する。
本発明は、さらにポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリアミド、その製造方法および工業用プラスチックとしてのその使用は知られている。それらは、例えば "Kunststoff-Handbuch" 第3巻, "Technische Thermoplaste" 第4部, "Polyamide" G. W. Becker および D. Braun 編および Hanser-Verlag ミュンヘンおよびウィーン, 1998年発行に記載されている。
【0003】
本発明は、ポリアミド6およびカプロラクタムをベースとするコポリアミドに関する。ポリアミド6は、カプロラクタムのホモポリマーである。本発明のカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、カプロラクタムから誘導されるモノマー単位少なくとも50質量%を含有するコポリアミドである。カプロラクタムをベースとするこれらのコポリアミドは、アミド基により結合されている他の反復単位も含有する。これらは、例えばアジピン酸およびヘキサメチレンジアミンから誘導される反復単位、言いかえればポリアミド6,6単位であり得る。それらはまた、他のジカルボン酸および他のジアミンから由来する他の反復単位であり得る。またはそれらは、アミノカルボン酸から由来する反復単位、例えばポリアミド11またはポリアミド12の反復単位であり得る。
【0004】
ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、様々な方法により製造することができる。それらは、例えばカプロラクタムの加水分解重合により製造することができる。これは、主な工業的方法である。それは、本発明にとって好ましい方法でもある。それらは、ラクタムのアルカリ重合によっても製造することができる。ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法は、例えば上記プラスチックハンドブック第3巻 "Technische Thermoplaste", 第4部 "Polyamide" の第22〜75頁に記載されている。
【0005】
ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、通常、カプロラクタムの加水分解重合により製造される。カプロラクタムをベースとするコポリアミドが製造される場合、必要なコモノマーが、この場合に添加される。コモノマーは、好ましくはジカルボン酸およびジアミンの混合物またはアミノカルボン酸またはラクタムのいずれかである。
【0006】
例えば上記プラスチックハンドブックの第3巻 "Technische Thermoplaste", 第4部 "Polyamide" 第2.2.2.2.4章に記載されているような加水分解重合は、一般に、通常240〜270℃の温度および通常の圧力下で、空中酸素を排除して、通常1〜5質量%の水を添加することによる重合として行われる。それは、脱水化合物、例えばアミノカルボン酸またはAH塩(アジピン酸およびヘキサメチレンジアミンの塩)で開始され得る。それは、通常、水で開始される。ここで、ポリアミドのモル質量は、含水量によりあらかじめ定められるが、実際上それは、調整剤、例えばカルボン酸またはアミンにより有用に安定化される。
【0007】
ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、通常、連続的に製造される。この連続製造は、通常、SC管(SC=簡易連続式)として知られている垂直管反応器内で行われる。この方法は、通常以下のようなものである:水性カプロラクタムを(任意にコモノマーと共に、および任意に他の補助物質、例えばモル質量調整剤と共に)、SC管の頂部に注ぐ。過剰の水を、ここで充分な高いモル質量を達成するために留去する。次いで溶融物は、通常240〜270℃の温度で維持されながら、通常の圧力で15〜30時間、管中に流れる。SC管の最後に、ポリアミド溶融物を、例えばギヤポンプを使用して、ブリストルとして水浴中に丸孔ノズルを通じてプレスし、冷却し、次いで粒状化する。
【0008】
低分子量化合物が、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造の副生成物として形成する。これらは、特にオリゴマー化合物であり、これは、カプロラクタム、および場合によりコモノマーから形成する。これらの低分子量化合物は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの性質に対して有害作用を有し、それゆえ通常は除去される。カプロラクタムの環式ダイマーは、特に、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの性質に対して有害作用を有する。
【0009】
低分子量部分の影響は、製品、例えばポリアミドから製造される射出成形品などが、べとべとした膜を形成する表面への低分子量部分の拡散により、悪影響を受けることである。表面に拡散した低分子量部分は、ポリアミドから製造される製品の表面外観も損なう。その光沢は減少し、色の印象が損なわれる。
【0010】
低分子量化合物は、例えば抽出により除去することができる。抽出は、通常、水または主として水を含有する液体により行われる。
重合および引き続きの抽出後に得られたポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、通常、乾燥される。これは、例えば90〜130℃の温度で不活性ガス流中で行われる。例えば窒素を使用することができる。乾燥温度を、例えば180〜190℃に上昇させることにより、ポリアミドのモル質量を、いわゆる二次縮合により特別な用途のためにさらに上昇させることができる。
【0011】
多段SC管を有する装置を、上記の一段SC管の代りに使用することもできる。
それは、経済的理由により望ましく、またそれは、先行技術においてポリアミドから抽出される低分子量化合物を、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法に戻すために知られている。
【0012】
抽出からの低分子量化合物を含んだ水が、通常、この目的のために再処理される。これは、例えば、水または少なくとも大部分の水を蒸留により除去するように行うことができる。次いでポリアミドから抽出されるカプロラクタム、そのオリゴマーおよび他の低分子量化合物の混合物は、蒸留溜めに残る。この混合物は、特に、非常に高い割合のカプロラクタム環式ダイマーを含有する。
【0013】
この混合物を、様々な方法により再処理することができる。混合物を、例えば、さらなるカプロラクタムとオートクレーブ内で非連続的に重合することができる。混合物を、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドへの重合に、例えばSC管に添加することもできる。
【0014】
以下のことは、この主題について知られている:
US-A 5 077 381 は、重合カプロラクタムから抽出することができる成分を、220℃〜290℃の温度で、2〜6時間の滞留時間で20%の水の存在下において加水分解する方法を開示する。
EP-A 0 608 454 は類似の方法を開示する。EP-A 0 608 454 は、加水分解によりポリアミド廃棄物を、280℃の温度で3時間の滞留時間で解重合する方法を開示し、ここでは、水分により定められる過剰圧力8.5barが好ましい。
【0015】
先行技術から知られている方法の欠点は、特に、カプロラクタム環式ダイマーが、ポリアミドに非常にゆっくりとしか重合しないことである。これに関して、ポリアミド製造からの或る割合の濃縮抽出物をカプロラクタムおよび任意にコモノマーと一緒にその重合中に添加することにより得られる、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドは、それらが重合段階をやめる際に、ポリアミド製造からの濃縮抽出物部分が重合のために添加されていないポリアミドの場合と比べて、より高い割合の低分子量化合物、特により高い割合のカプロラクタム環式ダイマーを有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
従って本発明の目的は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドからの濃縮抽出物を、部分的または独占的に、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドへの重合のための原料として使用することを可能にする方法を提供することであり、こうして得られた生成物は、重合後に、高い割合の低分子量化合物、特にカプロラクタム環式ダイマーを実質的に含有しない。
【課題を解決するための手段】
【0017】
この目的は、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出することができる低分子量化合物の転化方法であって、低分子量化合物を、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法により達成される。
【発明の効果】
【0018】
二段SC反応器および一段SC反応器内におけるカプロラクタムのポリアミド6への重合は、先行技術から知られている(例えば上で引用したプラスチックハンドブックの第3巻, "Technische Thermoplaste", 第4部, "Polyamide", 第2.2.3.2.2章, 第67〜68頁を参照)。しかしながらこの方法は、ポリアミド製造からの濃縮抽出物の原料としての比例的使用の結果として、重合後における低分子量化合物の割合、特にカプロラクタム環式ダイマーの割合が、濃縮抽出物を比例的原料として使用しない場合よりも高い。
【0019】
本発明の方法は、比較的少ない割合の水および圧力、並びにそうして簡単で安価な装置を使用して、少ない割合でしかカプロラクタム環式ダイマーを有さない生成物を導出するという利点を有する。これは、抽出物(ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出することができる低分子量成分)が高含有量のカプロラクタム環式ダイマーを有する場合でさえ変わらない。
【発明を実施するための形態】
【0020】
US-A 5 077 381 の方法よりも少ない水を、本発明により使用する。本発明の方法は、EP-A 0 608 454 において好ましい温度よりも低い温度で操作する。さらに、カプロラクタム環式ダイマーは加水分解することが困難であると知られていたので、本発明の方法の特別に選択したプロセスパラメーターによりカプロラクタム環式ダイマーの割合を有効に減少させるという、本発明の効果は驚くべきものである。これは、例えば上記のハンドブックおよびまた1959年に発行された Makromolekulare Chemie 第3巻, 第154頁以降に報告されている。そこでは以下のものが、7.72の標準塩酸を用いる110℃での加水分解の速度定数(L/時間)のために与えられている:
カプロラクタム:2を超える
カプロラクタム環式ダイマー:0.02
トリマーおよびテトラマー:0.2
ポリアミド6:0.36
【0021】
以下の方法が、本発明にとって好ましい:
オリゴアミドの転化方法であって、オリゴアミドを、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法。
カプロラクタムの環式ダイマーの転化方法であって、カプロラクタムの環式ダイマーを、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法。
反応開始時での220℃〜240℃の温度を、最終時での250℃〜270℃に上昇させる方法。
上記方法の1つを含む、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法。
一段または多段SC管内において請求項1〜4のいずれかに記載の方法の生成物を重合することをさらに含み、カプロラクタムを、SC管内の重合にさらに添加する上記方法。
【0022】
ここで該生成物およびカプロラクタムは、好ましくは1対4〜1対2.5、特に1対2.6〜1対3の質量比で存在する、
重合は、好ましくは二段SC管内で行われる。
【0023】
本発明にとって好ましいポリアミドは、ポリアミド6、およびカプロラクタムをベースとし、カプロラクタムをベースとするモノマー単位少なくとも90質量%を含有するコポリアミドからなる群から選ばれる。残りの10質量%は、好ましくはポリアミド6,6、ポリアミド11またはポリアミド12の反復単位から誘導される。
本発明にとってポリアミド6が特に好ましい。
【実施例】
【0024】
以下の実施例は、水によりポリアミド6から抽出される低分子量成分のダイマーリッチ混合物が抽出物として使用されるにも関わらず、本発明の方法は、低含有量のカプロラクタム環式ダイマーしか有さないポリアミドを製造することを示す。
実施例は、ポリアミド6から抽出することができる低分子量成分(抽出物と呼ばれる。)と水との反応のための第一段および、次いで通常の構成の二段SC管からなる装置で行われた。実施例は連続的に行われた。与えられる数値は、測定値が数日の運転期間で変動する範囲である。
【0025】
カプロラクタムおよびダイマーカプロラクタムの含有量をHPLCで測定した。抽出物は、水による抽出および蒸発後の秤量により測定した。
抽出物の反応のための第一段は、入口で220℃〜240℃および出口で250〜270℃の温度で操作した。それに、88〜92質量%の抽出物および12〜8質量%の水(二成分合計は100%である)の混合物を供給した。従って20〜25barの圧力が設定された。第一段における滞留時間は、3.5〜6時間であった。
【0026】
カプロラクタムを第一段の生成物に添加し、この混合物をSC管内で重合した。抽出物対カプロラクタムの質量比は、1対4〜1対2.5であった。それは、優勢的に1対2.8であった。
第一段の前のダイマー含有量は4〜7質量%であった。
第一段の後の抽出物含有量は9〜12質量%であり、ダイマー含有量は0.8〜1.5質量%であった。
SC管の後の抽出物割合は9〜10質量%であり、ダイマー含有量は0.5〜0.8質量%であった。
Claims (10)
- ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドから抽出することができる低分子量化合物の転化方法であって、低分子量化合物を、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法。
- オリゴアミドの転化方法であって、オリゴアミドを、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法。
- カプロラクタムの環式ダイマーの転化方法であって、カプロラクタムの環式ダイマーを、10〜15質量%の水と共に、温度220℃〜270℃で3.5〜6時間反応させる方法。
- 温度を、反応開始時での220℃〜240℃から最終時での250℃〜270℃に上昇させる請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の方法を含む、ポリアミド6またはカプロラクタムをベースとするコポリアミドの製造方法。
- 一段または多段SC管内において請求項1〜4のいずれかに記載の方法の生成物を重合することを含む請求項5に記載の方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の方法の生成物(生成物)に加えて、カプロラクタムを、SC管内の重合に添加する請求項6に記載の方法。
- 生成物およびカプロラクタムが、1対4〜1対2.5の質量比で存在する請求項7に記載の方法。
- 質量比が、1対2.6〜1対3である請求項8に記載の方法。
- 重合を、二段SC管内で行う請求項6〜9のいずれかに記載の方法。
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