JP2004527306A - 単一細管ステント - Google Patents
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Abstract
単一細管ステント(10)は、プラグ(12)と、ある角度で前記プラグ部(12)と成形されるか又はそれに接続されるチューブ(14)とを具備する。前記プラグ部は、本体部(16)と、首部(18)と、頭部(20)とを具備することが好ましい。前記チューブは、前記プラグ部に比べて実質的により長く伸張する。送出スタイレットがまた、具備されており、前記チューブの通路内に伸張して、更にデバイスを形成しており、そのデバイスにより、医師は前記ステントを取り扱い、前記細管内にそれを挿入しても良い。前記チューブ部はある長さまで切断されて閉じられても良い。前記スタイレットはその後、前記ステントを、拡げられた穿刺開口内に送るように操作され、更に前記ステントはその後、前記プラグ部の位置が前記穿刺開口の真上に来るまで、前記細管を通り前進させられる。前記スタイレットはその後、取り除かれて、前記プラグ部はその後、前記頭部が前記穿刺開口の表面に対して平らになるまで、前記穿刺開口内で操作される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療デバイス(装置)に広範に係り、より特別には損傷されたか又は奇形の涙骨細管(lacrimal canaliculi)の修復において使用するための細管移植片に関する。
【背景技術】
【0002】
涙骨細管は、涙骨穿刺(punctum)から鼻内に注ぐ涙骨嚢まで繋がる導管である。細管は、傷害の結果として深く傷つけられる場合がある。このタイプの傷害の1つの一般的な原因は、特に子供の場合、目の付近における動物の爪による引っ掻き傷である。再形成が必要な細管損傷の別の一般的な原因は、自動車事故、癌、及び細管狭窄症を含む。
【0003】
加えて、涙骨嚢と鼻の空洞との間で流体連絡の欠如が形成される状態が存在する。その様な状態は、涙嚢手術(dacryosystorhinostomy)(DCR)により処理されており、その方法では新しい涙の排出溝(チャンネル)が、涙骨嚢と鼻の空洞との間に外科的に構築される。更に、小児科の先天性鼻涙管ダクト(管路)閉塞症が、発生する可能性があり、その場合鼻涙管ダクトは、誕生後の通常の時間枠の範囲内、即ち1年等、において十分に形成されないか、又は開かない状態であり、外科的に開かなければならない。これらの両方の状態において、通路の再構築又は開口処置の後に、治療後の開通性が形成されるように、治療において開いた状態で通路を保持することが望まれる。
【発明の開示】
【0004】
発明の概要
従って本発明の目的は、深く傷つけられるか、構築されるか又は開かれた細管の修復及び治療を補助するために、細管内に、更には所望であれば鼻涙管ダクト内に、一時的に挿入可能な単一細管ステントを提供することである。
【0005】
本発明のこれとは別の目的は、その周りで細管又は鼻涙管ダクトの組織を治療可能な構造を提供する、単一細管ステントを提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、組織を囲んで、治療後に鼻骨嚢から鼻内への流体の排出のための開いたチャンネル(管路)を形成する状態で、治療することを可能にする単一細管ステントを提供することである。
【0007】
本発明の目的はまた、鼻涙管ダクト内へ医師により比較的容易に挿入可能な単一細管ステントを提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、用途及び解剖に依存して、医師により長さにおいて注文製作可能である単一細管ステントを提供することである。
【0009】
以下において詳細に検討されるこれらの目的に従い、単一細管ステントは提供されており、それは、プラグ部と、約90度の角度で前記プラグ部と成形されるか又はそれに接続されることが好ましい細長い管状(チューブ)部と、を具備する
【0010】
前記プラグ部は、本体部と、首部と、頭部と、そこにおいて部分的に伸張する軸方向の孔とを具備することが好ましい。前記首部は、アコーディオン状の構造を具備することが好ましく、垂直な穿刺(punctum)において解剖学的適合を保持するために必要なように、前記首部が曲がり、伸張し、更に折りたたまれることを可能にする。前記頭部は、穿刺開口において低い外形(プロフィル)を有するように設計されることが好ましい。
【0011】
前記チューブ(管状)部の先端部は、前記ステントの前記鼻涙管ダクト内への挿入を促進する、先端面を形成するような角度で切断されることが好ましい。前記チューブ部は、前記プラグ部に比べて実質的により長く、例えばその長さの20倍以上で、伸張する。好適な実施の形態に従い、前記チューブ部は、それの全長に渡り伸張する通路を具備する。本発明の別の実施の形態に従い、前記チューブ部の通路及び前記プラグ部の孔は連絡している。
【0012】
送出(delivery)スタイレット(穿刺棘)がまた、具備されており、前記チューブ通路(及び前記チューブ通路に連絡する前記プラグ部の孔)内に伸張して、ツールを形成しており、そのツールにより、医師は前記ステントを取り扱い、前記細管又は鼻涙管ダクト内にそれを挿入しても良い。
【0013】
使用する前に、前記ステントは、必要な長さに切断され、前記ステントの先端部は縫合糸により結ばれて閉じられる。前記スタイレットはその後、前記ステントを拡げられた穿刺開口内に送るように操作される。前記ステントはその後、前記プラグ部の位置が前記穿刺開口の真上に来るまで、前記細管を通り前進させられる。前記スタイレットは、取り除かれて、前記プラグ部はその後、前記頭部のリムが前記穿刺開口の表面とに対して平らになるまで、前記穿刺開口内で操作される。
【0014】
本発明のこれとは別の目的及び利点は、添付図面と共に詳細な説明を参照し検討することにより、当業者にとって明確になるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
好適な実施の形態の詳細な説明
本明細書において使用されるように、用語「近位」は、単一細管ステントを患者に挿入する医師の手に相対的により近い位置を説明しており、用語「遠位」は特に前記ステントの患者への挿入において、医師の手から相対的により遠い位置を説明する。
【0016】
ここで図1から4を参照すると、本発明の第1の実施の形態に従う単一細管ステント10が示される。ステント10は、近位のプラグ12と、前記プラグの長手方向の軸に対して好適には約90度の角度でプラグと成形されるか又は接続される、細長い遠位のチューブ(管状部)14とを具備する。ステント10はシリコンにより製作されることが好ましいが、しかし別の適当なフレキシブルな生体適合性材料により製作されても良い。
【0017】
プラグ12は、本体部16と、首部18と、頭部20と、更に好適には前記頭部及び首部内に少なくとも部分的に伸張する、軸方向の孔22とを具備することが好ましい。本体部16は実質的に円錐状か又は切頭円錐状の形状であることが好ましい。首部18は、好適にはアコーディオン状の構造を備える壁19を有しており、複数の波状部分21を前記壁に形成しており、更に前記首部が曲がり、伸張し、更に折りたたまれることを可能にする。この構造は、米国特許第6,041,785号に詳細に説明されており、その文献はその全体が本明細書において資料として組み込まれている。首部の好適な形態の観点において、壁19内の軸方向の孔22はその長手方向に沿って種々の直径を有することが認識される。加えて首部は、頭部に向かって傾斜している。首部の種々の構造的な要素は、首部が非常にフレキシブルで従順であることを可能にしており、既に損傷された組織に対する更なる炎症無しで、垂直な穿刺点(puncta)の範囲内において首部の曲げを容易にする。頭部20は、前記プラグの軸線に垂直に形成されることが好ましく、穿刺開口において低い外形(プロフィル)を有するように設計されており、それは、本明細書においてその全体が資料として組み込まれる、米国特許第6,027,470号に開示されるようなものである。要するに、頭部20の上面24と下面26は、頭部の周辺に向かって傾斜させられる。プラグ12の全ての部分は、垂直な穿刺点において良好な解剖上の適合を形成するように形成される。
【0018】
チューブ14は、先端部(又は自由端部)30を具備しており、その先端部30は、前記チューブの軸線に対して、斜角であることが好ましく、更には前記軸線に対して鋭角であることがより好ましく、角度を有する先端面32を形成しており、その先端面32は、ステント10の鼻涙管ダクト内への挿入を容易にする。第1の実施の形態に従い、長手方向の通路34は、チューブ14及びプラグ12の本体部16を完全に通り形成されており、プラグ12の軸方向の孔22に連絡していないことが好ましい。長手方向の通路34は、軸方向の孔22に対して実質的に90度の方向に向けられることが好ましい。チューブ14は、プラグ12に比べて実質的により長く、例えばその長さの約20倍以上で、伸張する。例の目的であって、限定することはなく、下記の寸法が前記ステントの1つの寸法として提供される。即ち、プラグ長さ約2.5mm、チューブ長さ約50mm、チューブ直径約0.94mm、及び長手方向の通路直径約0.51mmである。好適には10mmから50mmの間の別のチューブ長さがまた使用されても良い。
【0019】
ここで図5を参照すると、送出(delivery)スタイレット40がまた、具備されており、長手方向の通路34内に伸張する。スタイレット40は、好適には順応性があって、好適にはステンレス鋼製のデバイスであり、それにより医師は、ステント10を取り扱って、鼻涙管ダクト内へそれを挿入しても良い。スタイレット40は、ループ(輪)状の取り扱い部42と、ステント送出部44とを具備することが好ましく、そのステント送出部44は長手方向の通路34内において適合する寸法であり、且つチューブ14の自由端30に隣接するように伸張する。ステント10の挿入を容易にするために、ステント送出部44は、緩い曲線で形成されても良く、あるいは使用する前に、医師により曲げられるか又は注文製作されても良い。
【0020】
ステント10は、傷害又は外科的構築や再構築の後に、その周りで細管が治療可能である構造を提供するように形成される。使用前に、ステント10のチューブ14を切断してより短い長さにすることが望まれても良い。そうであれば、スタイレット40は先ず、長手方向の通路34から部分的に引き抜かれるので、チューブ14が切断される場合に、邪魔しない。図6を参照すると、切断部46は、前に形成されたように、同じ斜角に沿って製作されて、先端部30において先端面の形状を保持することが好ましく、それによりより効率的な挿入を可能にする。過剰なチューブ48は自由に切断されて、廃棄される。図7を参照すると、チューブ14がより短い長さに切断されるか否かによらず、先端部30は、好適には吸収可能な6−0の縫合糸50により結んで閉じられ、スタイレット40が挿入において先端部30を超えて伸張することを防止する。スタイレット40はその後チューブ14の閉じられた端部に対して前進させられる。選択可能に、目の傷薬が、挿入直前にチューブ14に塗布される。
【0021】
穿刺点はその後、傾斜(テーパ)したプルーブ(探査子)で十分な直径まで拡げられて、ステント10の挿入を容易にする。スタイレットは、ステント10を穿刺開口内にねじ込むように操作されて、細管の損傷又は修復の部位を介して、更にプラグ12の位置が目の下のまぶた54付近の穿刺開口52の直ぐ上にあるまで、ステント10のチューブ14を進行させる。図8を参照すると、スタイレットはその後、例えばスタイレット40を優しく引き抜きながら、プラグ12に対する停止部として鉗子56を使用して、除去される。
【0022】
スタイレット40が除去された後に、スタイレットの端部、鉗子の先端、又は別のツールのいずれかは、ステントの残部、即ちプラグ12、を穿刺開口52内に操作するか又は押すように使用される。プラグ12は、頭部20の下側が穿刺開口の表面に対して平らになる場合に、適切に着座させられる。その様なステントを十分に着座させるために、ステントの一部分を鼻を介して到達して引っ張ることは、従来技術において一般的である。しかし本発明のステントにより(関して)、ステントは挿入時にスタイレット上において硬いので、ステントを十分挿入するために、本発明のステントのチューブに鼻を介して到達(アクセス)する必要は決してない。加えてプラグ部を縫合糸に固定する必要もない。更に、チューブ14の先端部30は閉じられるので、ステント10は鼻涙管ダクトを介する流体通路を形成しないが、しかし流体はステントの外側に沿って通過しても良い。ステント10は、細管が十分に治癒されるまで細管内に留まる。損傷されるか又は狭窄である、涙骨排水システムにおいて、ステントは、その周りで組織が治癒可能であるので、除去において良好に形成された涙骨排水流路が形成される、構造を提供する。涙嚢手術(dacryosystorhinostomy)(DCR)の後に、ステントは涙骨嚢から鼻への排水チャンネル(管路)の形成を補助する。一旦組織がステントの周りで適切に治癒されると、ステント10はプラグ12の頭部20の下でプラグ部を、例えば鉗子等により、優しく把持すること及びステントを細管から引き抜くことにより除去される。
【0023】
簡単に上記で検討したように、本発明のステントの重要な形態は、それが細管内への挿入中には硬く(内部の送出スタイレットの結果として)、更に挿入後には実質的に柔らかくてフレキシブルであることである。この一時的に硬くなることは、ステントが操作されることを可能にし、更に解剖(anatomy)において曲げを介してステントの挿入を容易にしており、さもなければ前記曲げを介してフレキシブルなステントは通過することは可能ではない。例えば、涙骨嚢の頂部の角部及び鼻涙管ダクトの下部における開口は、送出スタイレット上のステントによる通過を可能にするが、しかしフレキシブルなステントだけによる通過は可能ではない。送出スタイレットの除去後に、前述の構造的な利点を有するフレキシブルなステントは、優れた患者の許容度(tolerance)を提供する。
【0024】
図10を参照すると、第1の実施の形態と実質的に類似の(100の番号増加を有する同様な要素により)単一細管ステント110の第2の実施の形態が示される。第2の実施の形態に従い、プラグ112の軸方向の孔122及びチューブ114を介する長手方向の通路134が、連絡して、L字形状の流路160を形成する。第1の実施の形態とは対照的に、長手方向の通路134は、プラグ112の本体部120を介して出てしまわないことが好ましい。図11を参照すると、ステント110は、スタイレットがステントのL字形状の通路134を介して伸張する状態で、L字形状のスタイレット140上に具備されることが好ましい。使用の前にステントは、スタイレットに沿って遠位に移動させられることが好ましいので、ステントはL字形状のスタイレットの比較的より長い部分に全体的に設置されており、より短い部分及びより長い部分の一部分はその時医師のためのハンドルとして機能する。ステント110はまた、鋭角で切断される先端部130を具備して挿入を容易にすることが好ましい。第1又は第2の実施の形態のいずれかに適切なこれとは別の実施の形態に従い、先端部130は、チューブの軸線と、例えばコラーゲン(膠原質)により製作されていて且つ減少された直径の管状近位部164を有する、好適には円錐の鼻ピース(部分)162と、を横切って切断されても良く、前記近位部164はチューブ114の端部130内にピッタリと適合しても良く、この様な構成により挿入を容易にする(図12)。その様なケースにおいて、チューブは鼻ピースにおいてスエージングで曲げられる(swaged)ので、チューブ114の先端部130は必ずしも、縫合糸により結ばれて閉じられないが、しかし縫合糸は鼻ピース162を先端部130において固定するために使用されても良いことが分かる。しかも、事前形成されたL字形状のスタイレット140が使用される場合に、スタイレットは、その端部が適切な長さで閉じられても良いように部分的に引き込められており、スタイレットは、前述のようにチューブを超えて伸張しない。
【0025】
本明細書において、単一細管ステントの幾つかの実施の形態、及びそれの損傷されるか又は修理された細管への挿入方法及び細管又は鼻涙管ダクトの治癒促進方法が、記述され図解されて来た。本発明の特別な実施の形態が記述されてきた一方で、本発明はそれに限定されることが意図されず、本発明は技術的に許される限り広範な範囲にあるものであり、明細書は同様に読まれることが意図される。従って、チューブは、解剖学的な適合の目的のためにプラグに対して実質的に90度の方向を向けられることが好ましい一方で、別の角度が同様に使用されても良いことが分かる。例えば、プラグがより伸張された形状で形成され、曲がることが可能であるか、又はその遠位端部が近位端部に対してある角度を有する状態で形成される場合に、チューブはプラグの遠位端部に対してより小さな角度(又は角度なしで)向けられることが可能であるが、しかしチューブはまだ、プラグの近位端部に対して実質的に90度の角度の状態にある。加えて、プラグの首部は、アコーディオン状の形状を有することが好ましい一方で、比較的滑らかな形状の外側を具備する別の首部形状が使用されても良いことが認識される。更に、頭部が移植において低い外形を有するように設計されることが好ましい一方で、別の頭部の設計が使用されても良いことが認識される。更に、チューブの先端部は、縫合糸又は鼻要素により閉じられることが開示されてきた一方で、挿入においてスタイレットの端部がそこを通過することに抵抗するのに適切な端部を閉じるための別の手段が使用可能であることが理解される。例えば、先端部は、熱シール可能である。しかも、事前形成されたL字形状の曲げ部(ベンド)を有するスタイレットを含み、特定のスタイレットが開示されてきた一方で、スタイレットは、医師が望むどんな形状にも曲げ可能で、更にステンレス鋼以外の材料から製作可能であることが認識される。更に、チューブの先端部は、閉じた端部を有するように説明される一方で、先端部は、もし十分に密着した適合がスタイレットとチューブとの間に形成されるならば、閉じられる必要はないことが理解される。従って当業者には、まだ別の変形が、特許請求されるその精神と範囲から逸脱することなく、提供された発明に実施可能であることが認識される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は、本発明に従う単一細管ステントの第1の実施の形態の立体図である。
【図2】図2は、本発明に従う単一細管ステントの第1の実施の形態の透視切断立体図である。
【図3】図3は、本発明に従う単一細管ステントの第1の実施の形態の透視切断側面図である。
【図4】図4は、図3の線4−4による断面図である。
【図5】図5は、本発明に従う好適には順応性のある曲げ可能な送出スタイレットに設置された単一細管ステントの第1の実施の形態の立体図である。
【図6】図6は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図7】図7は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図8】図8は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図9】図9は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図10】図10は、本発明に従う送出スタイレットに設置された単一細管ステントの第2の実施の形態の透視切断立体図である。
【図11】図11は、本発明に従う提示されたスタイレットに設置された単一細管ステントの第2の実施の形態の切断立体図である。
【図12】図12は、本発明に従う単一細管ステントのチューブの遠位部分の切断長手方向断面図であり、チューブの端部を閉じるための別の手段を示す。
【0001】
本発明は、医療デバイス(装置)に広範に係り、より特別には損傷されたか又は奇形の涙骨細管(lacrimal canaliculi)の修復において使用するための細管移植片に関する。
【背景技術】
【0002】
涙骨細管は、涙骨穿刺(punctum)から鼻内に注ぐ涙骨嚢まで繋がる導管である。細管は、傷害の結果として深く傷つけられる場合がある。このタイプの傷害の1つの一般的な原因は、特に子供の場合、目の付近における動物の爪による引っ掻き傷である。再形成が必要な細管損傷の別の一般的な原因は、自動車事故、癌、及び細管狭窄症を含む。
【0003】
加えて、涙骨嚢と鼻の空洞との間で流体連絡の欠如が形成される状態が存在する。その様な状態は、涙嚢手術(dacryosystorhinostomy)(DCR)により処理されており、その方法では新しい涙の排出溝(チャンネル)が、涙骨嚢と鼻の空洞との間に外科的に構築される。更に、小児科の先天性鼻涙管ダクト(管路)閉塞症が、発生する可能性があり、その場合鼻涙管ダクトは、誕生後の通常の時間枠の範囲内、即ち1年等、において十分に形成されないか、又は開かない状態であり、外科的に開かなければならない。これらの両方の状態において、通路の再構築又は開口処置の後に、治療後の開通性が形成されるように、治療において開いた状態で通路を保持することが望まれる。
【発明の開示】
【0004】
発明の概要
従って本発明の目的は、深く傷つけられるか、構築されるか又は開かれた細管の修復及び治療を補助するために、細管内に、更には所望であれば鼻涙管ダクト内に、一時的に挿入可能な単一細管ステントを提供することである。
【0005】
本発明のこれとは別の目的は、その周りで細管又は鼻涙管ダクトの組織を治療可能な構造を提供する、単一細管ステントを提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、組織を囲んで、治療後に鼻骨嚢から鼻内への流体の排出のための開いたチャンネル(管路)を形成する状態で、治療することを可能にする単一細管ステントを提供することである。
【0007】
本発明の目的はまた、鼻涙管ダクト内へ医師により比較的容易に挿入可能な単一細管ステントを提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、用途及び解剖に依存して、医師により長さにおいて注文製作可能である単一細管ステントを提供することである。
【0009】
以下において詳細に検討されるこれらの目的に従い、単一細管ステントは提供されており、それは、プラグ部と、約90度の角度で前記プラグ部と成形されるか又はそれに接続されることが好ましい細長い管状(チューブ)部と、を具備する
【0010】
前記プラグ部は、本体部と、首部と、頭部と、そこにおいて部分的に伸張する軸方向の孔とを具備することが好ましい。前記首部は、アコーディオン状の構造を具備することが好ましく、垂直な穿刺(punctum)において解剖学的適合を保持するために必要なように、前記首部が曲がり、伸張し、更に折りたたまれることを可能にする。前記頭部は、穿刺開口において低い外形(プロフィル)を有するように設計されることが好ましい。
【0011】
前記チューブ(管状)部の先端部は、前記ステントの前記鼻涙管ダクト内への挿入を促進する、先端面を形成するような角度で切断されることが好ましい。前記チューブ部は、前記プラグ部に比べて実質的により長く、例えばその長さの20倍以上で、伸張する。好適な実施の形態に従い、前記チューブ部は、それの全長に渡り伸張する通路を具備する。本発明の別の実施の形態に従い、前記チューブ部の通路及び前記プラグ部の孔は連絡している。
【0012】
送出(delivery)スタイレット(穿刺棘)がまた、具備されており、前記チューブ通路(及び前記チューブ通路に連絡する前記プラグ部の孔)内に伸張して、ツールを形成しており、そのツールにより、医師は前記ステントを取り扱い、前記細管又は鼻涙管ダクト内にそれを挿入しても良い。
【0013】
使用する前に、前記ステントは、必要な長さに切断され、前記ステントの先端部は縫合糸により結ばれて閉じられる。前記スタイレットはその後、前記ステントを拡げられた穿刺開口内に送るように操作される。前記ステントはその後、前記プラグ部の位置が前記穿刺開口の真上に来るまで、前記細管を通り前進させられる。前記スタイレットは、取り除かれて、前記プラグ部はその後、前記頭部のリムが前記穿刺開口の表面とに対して平らになるまで、前記穿刺開口内で操作される。
【0014】
本発明のこれとは別の目的及び利点は、添付図面と共に詳細な説明を参照し検討することにより、当業者にとって明確になるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
好適な実施の形態の詳細な説明
本明細書において使用されるように、用語「近位」は、単一細管ステントを患者に挿入する医師の手に相対的により近い位置を説明しており、用語「遠位」は特に前記ステントの患者への挿入において、医師の手から相対的により遠い位置を説明する。
【0016】
ここで図1から4を参照すると、本発明の第1の実施の形態に従う単一細管ステント10が示される。ステント10は、近位のプラグ12と、前記プラグの長手方向の軸に対して好適には約90度の角度でプラグと成形されるか又は接続される、細長い遠位のチューブ(管状部)14とを具備する。ステント10はシリコンにより製作されることが好ましいが、しかし別の適当なフレキシブルな生体適合性材料により製作されても良い。
【0017】
プラグ12は、本体部16と、首部18と、頭部20と、更に好適には前記頭部及び首部内に少なくとも部分的に伸張する、軸方向の孔22とを具備することが好ましい。本体部16は実質的に円錐状か又は切頭円錐状の形状であることが好ましい。首部18は、好適にはアコーディオン状の構造を備える壁19を有しており、複数の波状部分21を前記壁に形成しており、更に前記首部が曲がり、伸張し、更に折りたたまれることを可能にする。この構造は、米国特許第6,041,785号に詳細に説明されており、その文献はその全体が本明細書において資料として組み込まれている。首部の好適な形態の観点において、壁19内の軸方向の孔22はその長手方向に沿って種々の直径を有することが認識される。加えて首部は、頭部に向かって傾斜している。首部の種々の構造的な要素は、首部が非常にフレキシブルで従順であることを可能にしており、既に損傷された組織に対する更なる炎症無しで、垂直な穿刺点(puncta)の範囲内において首部の曲げを容易にする。頭部20は、前記プラグの軸線に垂直に形成されることが好ましく、穿刺開口において低い外形(プロフィル)を有するように設計されており、それは、本明細書においてその全体が資料として組み込まれる、米国特許第6,027,470号に開示されるようなものである。要するに、頭部20の上面24と下面26は、頭部の周辺に向かって傾斜させられる。プラグ12の全ての部分は、垂直な穿刺点において良好な解剖上の適合を形成するように形成される。
【0018】
チューブ14は、先端部(又は自由端部)30を具備しており、その先端部30は、前記チューブの軸線に対して、斜角であることが好ましく、更には前記軸線に対して鋭角であることがより好ましく、角度を有する先端面32を形成しており、その先端面32は、ステント10の鼻涙管ダクト内への挿入を容易にする。第1の実施の形態に従い、長手方向の通路34は、チューブ14及びプラグ12の本体部16を完全に通り形成されており、プラグ12の軸方向の孔22に連絡していないことが好ましい。長手方向の通路34は、軸方向の孔22に対して実質的に90度の方向に向けられることが好ましい。チューブ14は、プラグ12に比べて実質的により長く、例えばその長さの約20倍以上で、伸張する。例の目的であって、限定することはなく、下記の寸法が前記ステントの1つの寸法として提供される。即ち、プラグ長さ約2.5mm、チューブ長さ約50mm、チューブ直径約0.94mm、及び長手方向の通路直径約0.51mmである。好適には10mmから50mmの間の別のチューブ長さがまた使用されても良い。
【0019】
ここで図5を参照すると、送出(delivery)スタイレット40がまた、具備されており、長手方向の通路34内に伸張する。スタイレット40は、好適には順応性があって、好適にはステンレス鋼製のデバイスであり、それにより医師は、ステント10を取り扱って、鼻涙管ダクト内へそれを挿入しても良い。スタイレット40は、ループ(輪)状の取り扱い部42と、ステント送出部44とを具備することが好ましく、そのステント送出部44は長手方向の通路34内において適合する寸法であり、且つチューブ14の自由端30に隣接するように伸張する。ステント10の挿入を容易にするために、ステント送出部44は、緩い曲線で形成されても良く、あるいは使用する前に、医師により曲げられるか又は注文製作されても良い。
【0020】
ステント10は、傷害又は外科的構築や再構築の後に、その周りで細管が治療可能である構造を提供するように形成される。使用前に、ステント10のチューブ14を切断してより短い長さにすることが望まれても良い。そうであれば、スタイレット40は先ず、長手方向の通路34から部分的に引き抜かれるので、チューブ14が切断される場合に、邪魔しない。図6を参照すると、切断部46は、前に形成されたように、同じ斜角に沿って製作されて、先端部30において先端面の形状を保持することが好ましく、それによりより効率的な挿入を可能にする。過剰なチューブ48は自由に切断されて、廃棄される。図7を参照すると、チューブ14がより短い長さに切断されるか否かによらず、先端部30は、好適には吸収可能な6−0の縫合糸50により結んで閉じられ、スタイレット40が挿入において先端部30を超えて伸張することを防止する。スタイレット40はその後チューブ14の閉じられた端部に対して前進させられる。選択可能に、目の傷薬が、挿入直前にチューブ14に塗布される。
【0021】
穿刺点はその後、傾斜(テーパ)したプルーブ(探査子)で十分な直径まで拡げられて、ステント10の挿入を容易にする。スタイレットは、ステント10を穿刺開口内にねじ込むように操作されて、細管の損傷又は修復の部位を介して、更にプラグ12の位置が目の下のまぶた54付近の穿刺開口52の直ぐ上にあるまで、ステント10のチューブ14を進行させる。図8を参照すると、スタイレットはその後、例えばスタイレット40を優しく引き抜きながら、プラグ12に対する停止部として鉗子56を使用して、除去される。
【0022】
スタイレット40が除去された後に、スタイレットの端部、鉗子の先端、又は別のツールのいずれかは、ステントの残部、即ちプラグ12、を穿刺開口52内に操作するか又は押すように使用される。プラグ12は、頭部20の下側が穿刺開口の表面に対して平らになる場合に、適切に着座させられる。その様なステントを十分に着座させるために、ステントの一部分を鼻を介して到達して引っ張ることは、従来技術において一般的である。しかし本発明のステントにより(関して)、ステントは挿入時にスタイレット上において硬いので、ステントを十分挿入するために、本発明のステントのチューブに鼻を介して到達(アクセス)する必要は決してない。加えてプラグ部を縫合糸に固定する必要もない。更に、チューブ14の先端部30は閉じられるので、ステント10は鼻涙管ダクトを介する流体通路を形成しないが、しかし流体はステントの外側に沿って通過しても良い。ステント10は、細管が十分に治癒されるまで細管内に留まる。損傷されるか又は狭窄である、涙骨排水システムにおいて、ステントは、その周りで組織が治癒可能であるので、除去において良好に形成された涙骨排水流路が形成される、構造を提供する。涙嚢手術(dacryosystorhinostomy)(DCR)の後に、ステントは涙骨嚢から鼻への排水チャンネル(管路)の形成を補助する。一旦組織がステントの周りで適切に治癒されると、ステント10はプラグ12の頭部20の下でプラグ部を、例えば鉗子等により、優しく把持すること及びステントを細管から引き抜くことにより除去される。
【0023】
簡単に上記で検討したように、本発明のステントの重要な形態は、それが細管内への挿入中には硬く(内部の送出スタイレットの結果として)、更に挿入後には実質的に柔らかくてフレキシブルであることである。この一時的に硬くなることは、ステントが操作されることを可能にし、更に解剖(anatomy)において曲げを介してステントの挿入を容易にしており、さもなければ前記曲げを介してフレキシブルなステントは通過することは可能ではない。例えば、涙骨嚢の頂部の角部及び鼻涙管ダクトの下部における開口は、送出スタイレット上のステントによる通過を可能にするが、しかしフレキシブルなステントだけによる通過は可能ではない。送出スタイレットの除去後に、前述の構造的な利点を有するフレキシブルなステントは、優れた患者の許容度(tolerance)を提供する。
【0024】
図10を参照すると、第1の実施の形態と実質的に類似の(100の番号増加を有する同様な要素により)単一細管ステント110の第2の実施の形態が示される。第2の実施の形態に従い、プラグ112の軸方向の孔122及びチューブ114を介する長手方向の通路134が、連絡して、L字形状の流路160を形成する。第1の実施の形態とは対照的に、長手方向の通路134は、プラグ112の本体部120を介して出てしまわないことが好ましい。図11を参照すると、ステント110は、スタイレットがステントのL字形状の通路134を介して伸張する状態で、L字形状のスタイレット140上に具備されることが好ましい。使用の前にステントは、スタイレットに沿って遠位に移動させられることが好ましいので、ステントはL字形状のスタイレットの比較的より長い部分に全体的に設置されており、より短い部分及びより長い部分の一部分はその時医師のためのハンドルとして機能する。ステント110はまた、鋭角で切断される先端部130を具備して挿入を容易にすることが好ましい。第1又は第2の実施の形態のいずれかに適切なこれとは別の実施の形態に従い、先端部130は、チューブの軸線と、例えばコラーゲン(膠原質)により製作されていて且つ減少された直径の管状近位部164を有する、好適には円錐の鼻ピース(部分)162と、を横切って切断されても良く、前記近位部164はチューブ114の端部130内にピッタリと適合しても良く、この様な構成により挿入を容易にする(図12)。その様なケースにおいて、チューブは鼻ピースにおいてスエージングで曲げられる(swaged)ので、チューブ114の先端部130は必ずしも、縫合糸により結ばれて閉じられないが、しかし縫合糸は鼻ピース162を先端部130において固定するために使用されても良いことが分かる。しかも、事前形成されたL字形状のスタイレット140が使用される場合に、スタイレットは、その端部が適切な長さで閉じられても良いように部分的に引き込められており、スタイレットは、前述のようにチューブを超えて伸張しない。
【0025】
本明細書において、単一細管ステントの幾つかの実施の形態、及びそれの損傷されるか又は修理された細管への挿入方法及び細管又は鼻涙管ダクトの治癒促進方法が、記述され図解されて来た。本発明の特別な実施の形態が記述されてきた一方で、本発明はそれに限定されることが意図されず、本発明は技術的に許される限り広範な範囲にあるものであり、明細書は同様に読まれることが意図される。従って、チューブは、解剖学的な適合の目的のためにプラグに対して実質的に90度の方向を向けられることが好ましい一方で、別の角度が同様に使用されても良いことが分かる。例えば、プラグがより伸張された形状で形成され、曲がることが可能であるか、又はその遠位端部が近位端部に対してある角度を有する状態で形成される場合に、チューブはプラグの遠位端部に対してより小さな角度(又は角度なしで)向けられることが可能であるが、しかしチューブはまだ、プラグの近位端部に対して実質的に90度の角度の状態にある。加えて、プラグの首部は、アコーディオン状の形状を有することが好ましい一方で、比較的滑らかな形状の外側を具備する別の首部形状が使用されても良いことが認識される。更に、頭部が移植において低い外形を有するように設計されることが好ましい一方で、別の頭部の設計が使用されても良いことが認識される。更に、チューブの先端部は、縫合糸又は鼻要素により閉じられることが開示されてきた一方で、挿入においてスタイレットの端部がそこを通過することに抵抗するのに適切な端部を閉じるための別の手段が使用可能であることが理解される。例えば、先端部は、熱シール可能である。しかも、事前形成されたL字形状の曲げ部(ベンド)を有するスタイレットを含み、特定のスタイレットが開示されてきた一方で、スタイレットは、医師が望むどんな形状にも曲げ可能で、更にステンレス鋼以外の材料から製作可能であることが認識される。更に、チューブの先端部は、閉じた端部を有するように説明される一方で、先端部は、もし十分に密着した適合がスタイレットとチューブとの間に形成されるならば、閉じられる必要はないことが理解される。従って当業者には、まだ別の変形が、特許請求されるその精神と範囲から逸脱することなく、提供された発明に実施可能であることが認識される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は、本発明に従う単一細管ステントの第1の実施の形態の立体図である。
【図2】図2は、本発明に従う単一細管ステントの第1の実施の形態の透視切断立体図である。
【図3】図3は、本発明に従う単一細管ステントの第1の実施の形態の透視切断側面図である。
【図4】図4は、図3の線4−4による断面図である。
【図5】図5は、本発明に従う好適には順応性のある曲げ可能な送出スタイレットに設置された単一細管ステントの第1の実施の形態の立体図である。
【図6】図6は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図7】図7は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図8】図8は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図9】図9は、鼻涙管ダクト内への単一細管ステントの挿入の本発明に従う方法を示す。
【図10】図10は、本発明に従う送出スタイレットに設置された単一細管ステントの第2の実施の形態の透視切断立体図である。
【図11】図11は、本発明に従う提示されたスタイレットに設置された単一細管ステントの第2の実施の形態の切断立体図である。
【図12】図12は、本発明に従う単一細管ステントのチューブの遠位部分の切断長手方向断面図であり、チューブの端部を閉じるための別の手段を示す。
Claims (31)
- 人間の鼻涙管ダクトの細管に挿入するための単一細管ステントにおいて、この単一細管ステントが、
a) 軸線を形成する近位部分及び遠位部分を有するプラグ部と、
b) 該プラグ部の該遠位部分に一体の近位端部と、遠位端部とを有する管状部と、
を具備しており、そこでは
該管状部は、該プラグ部の該近位部分により形成される該軸線に対して角度を有する、長手方向の軸線を形成しており、該管状部は前記細管内で適合するように寸法決めされており、
該管状部の該長手方向の軸線に平行な長手方向の通路は、該管状部及び該プラグ部を介して伸張する、単一細管ステント。 - 該プラグ部は、そこを介して部分的に伸張する軸方向の孔を具備する請求項1に記載の単一細管ステント。
- 該軸方向の孔及び長手方向の通路は連絡しない請求項2に記載の単一細管ステント。
- 該管状部の該遠位端部は該長手方向の軸線に対して斜めである請求項1に記載の単一細管ステント。
- 該プラグ部は第1の長さを有し、該管状部は、該第1の長さの少なくとも約4倍の第2の長さを有する請求項1に記載の単一細管ステント。
- 該プラグ部は第1の長さを有し、該管状部は、該第1の長さの少なくとも約10倍の第2の長さを有する請求項1に記載の単一細管ステント。
- 該管状部の該遠位端部は閉じられる請求項1に記載の単一細管ステント。
- 該管状部の該遠位端部は縫合糸により閉じられる請求項1に記載の単一細管ステント。
- 該管状部の該遠位端部は円錐状の鼻ピースにより閉じられる請求項1に記載の単一細管ステント。
- 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、前記頭部と前記本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部はアコーディオン状の形状を有する壁を有する、請求項1に記載の単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部は、曲がり、折りたたまれ、更に拡がるように形成される構造を有する、請求項1に記載の単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部は複数の波形を具備する壁を備える、請求項1に記載の単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部は該頭部に向かって傾斜する、請求項1に記載の単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部は、該頭部の周辺に向かって傾斜する上面及び下面を具備する、請求項1に記載の単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該プラグの該頭部は、該プラグ部の該軸線に対して実質的に垂直の方向を向けられる、請求項1に記載の単一細管ステント。 - c) 該長手方向の通路内に伸張するステント送出部と、医師により操作可能な該長手方向の通路に対して外側のハンドル部と、を有する送出要素を更に具備しており、
該送出要素は、該長手方向の通路内から除去可能である、
請求項1に記載の単一細管ステント。 - 人間の鼻涙管ダクトの細管に挿入するための単一細管ステントにおいて、この単一細管ステントが、
a) 軸線を形成する近位部分及び遠位部分を有するプラグ部と、
b) 該プラグ部の該遠位部分に一体の近位端部と、遠位端部とを有する管状部と、
を具備しており、そこでは
該管状部は、該プラグ部の該近位部分により形成される該軸線に対して角度を有する、長手方向の軸線を形成しており、該管状部は前記細管内で適合するように寸法決めされており、そこでは
通路は、プラグ部の該軸線と、該管状部の該長手方向の軸線とに同軸に形成されており、更に
該管状部は、該プラグ部の長さの少なくとも約10倍である長さを有する、
単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部は、曲がり、折りたたまれ、更に拡がるように形成される構造を有する、請求項17に記載の単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部は該頭部に向かって傾斜する、請求項17に記載の単一細管ステント。 - 該プラグ部は、近位の頭部と、遠位の本体部と、該頭部と該本体部との間の首部と、を具備しており、
該首部は、該頭部の周辺に向かって傾斜する上面及び下面を具備する、請求項17に記載の単一細管ステント。 - 該管状部の該遠位端部は閉じられる請求項17に記載の単一細管ステント。
- 該通路は実質的にL形状である、請求項17に記載の単一細管ステント。
- c) 該長手方向の通路内に伸張するステント送出部と、医師により操作可能な該長手方向の通路に対して外側のハンドル部と、を有する送出要素を更に具備しており、
該送出要素は、該長手方向の通路内から除去可能である、
請求項17に記載の単一細管ステント。 - 人間の鼻涙管ダクトの細管において、医師による使用のための単一細管ステント装置において、この単一細管ステント装置が、
a) プラグ部と、該プラグ部に対して角度を有する管状部とを有する、L形状の単一細管ステントを具備しており、該管状部は前記細管内で適合するように寸法決めされており、そこでは通路が、該管状部と、該プラグ部の一部分とを介して形成されており、
該単一細管ステント装置は、
b) 該通路内に伸張するステント送出部と、医師により操作可能な該通路の外側のハンドル部と、を有する送出要素を更に具備しており、
該送出要素は、該長手方向の通路内から除去可能である、
単一細管ステント装置。 - 該送出要素は金属により製作される、請求項24に記載の単一細管ステント装置。
- 該ステントはシリコンにより製作される、請求項24に記載の単一細管ステント装置。
- 損傷されるか又は修復の必要がある、鼻涙管ダクトの細管へのステントの挿入方法において、前記鼻涙管ダクトは目に隣接する穿刺点から鼻への通路を形成しており、この挿入方法が、
a) そこにステントを有する送出デバイスを形成する手順であって、前記ステントはプラグ部と、該プラグ部に対して角度を有する管状部とを有しており、前記管状部は前記プラグ部に接続される近位端部と、閉じられた先端部とを有しており、前記ステントは、前記プラグ部の近位端部から前記管状部を介して伸張する通路を有しており、更に前記送出デバイスは前記通路を通り伸張する、形成する手順と、
b) 前記管状部の先端部を前記穿刺内に挿入するように、前記送出デバイスを操作する手順と、
c) 前記管状部が損傷又は修復の部位を横切り伸張し、更に前記プラグ部が前記穿刺内に着座させられるように、前記管状部を前記細管内に押し込むように、前記送出デバイスを操作する手順と、
d) 前記送出デバイスをステントから引き抜く手順と、
を具備する、
方法。 - e) 前記送出デバイスの前記プラグ部を前記穿刺内に押す手順、
を更に具備する、請求項27に記載の方法。 - e) 前記送出デバイスを操作して前記先端部を前記穿刺内に挿入する前に、前記管状部をより短い長さに切断して、前記管状を閉じる手順、
を更に具備する、請求項27に記載の方法。 - 該管状部は結んで閉じられる、請求項29に記載の方法。
- e) 前記送出デバイスを操作して前記先端部を前記穿刺内に挿入する前に、目の傷薬を前記管状部に塗布する手順、
を更に具備する、請求項27に記載の方法。
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