JP2004525584A - Rlc/macプロトコル - Google Patents
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Abstract
LAPDmにおいて、ショートメッセージサービスは、送られるべきショートメッセージがあるとき、1つ置きのシグナリングメッセージをプレエンプティングすることにより実施される。RLC/MACプロトコルがLAPDmの代わりにデータリンクレーヤにて使用されるとき、同じプレエンプティング機構が必要とされる。この機構は、シグナリングチャンネルにて送信されるフレームで使用されるべき少なくとも2つの異なるアイデンティティを定め、少なくともフレームに関連するアイデンティティに基づいてMACにてフレームをプレエンプティングすることにより与えられる。それらのアイデンティティは、フレームのシグナリング無線ベアラに基づいて識別されるのが好ましい。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザデータが実際のシグナリングの間にて送られるようなショートメッセージサービスの如きメッセージサービスをRLC/MACプロトコル(Radio Link Control/Media Access Control)でもって実施することに関し、特に、DPSCH(Dedicated Physical Sub−Channel)を有するSACCH(Slow Associated Control Channel)にてRLC/MACプロトコルにしたがってメッセージサービスを実施することに関するものである。SACCHは、指定されたチャンネルがトラフィックを搬送している方向におけるコントロールシグナリングのために1つのフレームを利用しうるような関連コントロールチャンネルである。
【背景技術】
【0002】
移動通信システムは、一般的には、ユーザがシステムのサービスエリア内に位置しているときにワイヤレス通信を可能とするような任意のテレコミュニケーションシステムを言う。この種のシステムの例としては、GSM(Global System for Mobile Communications)の如きセルラー移動通信システム、PCS(Personal Communication System)またはDCS1800(Digital Cellular System for 1800MHz)の如き対応システム、UMTS(Universal Mobile Communication System)の如き第3世代移動システム、GSM2+システムの如き前述のシステムに基づくシステム、未来の第4世代システムがある。移動通信システムの1つの代表例は、公衆地上移動ネットワークPLMNである。
【0003】
デジタル移動通信システムにおいてトラフィックチャンネルにセットアップされる通常の音声およびデータ接続に加えて、ユーザデータからなるショートデジタルデータメッセージが、システムのコントロールおよびシグナリングチャンネルにて実際のシグナリングの間に送信されうる。このための主たる理由は、トラフィックチャンネルからのフレームスチーリング(frame stealing)を避けることである。ユーザデータからなるこれらのショートデジタルデータメッセージは、一般的には、ショートメッセージと称される。GSMにおいては、ショートメッセージ送信のために使用されるコントロールチャンネルは、接続中に移動ステーションMSによって行われる測定の送信のために使用されるSACCHおよび実際のシグナリングを実施するSDCCH(Stand alone Dedicated Control Channel)である。もし、移動ステーションがトラフィックチャンネルにて接続を有するならば、ショートメッセージは、SACCHにて送られ、そうでなければ、それらは、SDCCHにて送られる。
【0004】
GSMにおいては、ショートメッセージサービスは、データリンクレーヤ、すなわち、レーヤ2におけるLAPDm(Link Access Protocol for the Dm channel)プロトコルを使用して実施されていた。LAPDmは、サービスアクセスポイント識別子(SAPI)によって識別されるサービスアクセスポイント(SAP)を介して、より上のレーヤ、すなわち、レーヤ3へサービスを与える。LAPDmは、SAPIに対して2つの異なる値を有する。シグナリングは、トラフィックチャンネルに関連したSACCHにて未確認モードオペレーションを使用してSAPI=0フレームにて転送される。ショートメッセージは、トラフィックチャンネルに関連したSACCHにて確認モードオペレーションを使用してSAPI=3フレームにて転送される。LAPDm確認モードオペレーションは、SAPI=3フレーム、すなわち、ショートメッセージが送信を待っているならば、2つのSAPI=0フレームが連続したフレームにて送られないように、レーヤ3エンティティからのメッセージに優先順位を付ける。また、少なくとも1つのSAPI=0フレームがSAPI=3フレームの後に送信されるようにする。換言するならば、ショートメッセージは、1つおきにシグナリングフレーム、すなわち、SAPI=0フレームをプレエンプティング(pre-emption)することによりトラフィックチャンネルに関連したSACCHにて送信される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、GERAN(GSM/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution)Radio Access Network)Release 5と言われるGSM2+システムにおいては、プロトコルスタックをより簡単なものとするため、LAPDmの代わりにRLC/MACプロトコルを使用することが提案されている。LAPDmをRLC/MACに代えることに関連した問題の一つは、前述したプレエンプティング機構に対するサポートがRLC/MACにはないということである。
【0006】
本発明の目的は、前述したような問題点を解消するようにその方法を実施する方法およびシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、特許請求の範囲の独立請求項に限定されたような特徴を有する方法およびシステムによって達成される。本発明の好ましい実施の形態は、特許請求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0008】
本発明は、問題点を認識し、RLC/MACプロトコルに、好ましくはシグナリング無線ベアラ識別子であって、第1の識別子はシグナリングメッセージを指示し、第2の識別子はありうるショートメッセージを指示するような、少なくとも2つの異なる識別子を定め、第1の識別子でもって1つ置きのフレームをプレエンプティングするようにそのプロトコルを変更することにより、シグナリングフレームをプレエンプティングするための機構を与えることに基づいている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の効果は、あたかもLAPDmが使用されているかのようにショートメッセージを送信することができるようになり、したがって、例えば、ショートメッセージ送信から音声フレームをスチーリングする必要がなくなるということである。もう一つ別の効果は、SACCHの物理レーヤがそのままに保たれるということである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳細に説明する。
【0011】
本発明は、シグナリングチャンネルにおいてシグナリングの間に送信されるショートメッセージまたは対応するユーザデータがRLC/MACプロトコルによって与えられるような任意の通信システムに適用されうる。このようなシステムとしては、例えば、前述したようなシステムがある。以下においては、本発明を一例としてGERANシステムについて説明するが、本発明をこれに限るものではない。
【0012】
図1は、通信システム1の基本部分のみを例示する非常に簡単化したネットワークアーキテクチャを示している。このシステム1は、ネットワークノード、ファンクションおよびストラクチャーを有しているものであることは当業者には明らかであろうので、ここで、それらについては詳述しない。
【0013】
移動ステーションMSは、実際の端末および加入者アイデンティティモジュールとも言われる取外し可能なように接続される識別カードSIMを備える。ここでは、移動ステーションは、一般的には、加入者アイデンティティモジュールおよび実際の端末によって構成されるエンティティを意味している。MSは、移動通信システムにおいて通信しショートメッセージサービスまたは対応するサービスを支援することのできる任意の機器でありうる。
【0014】
図1の実施例では、システム1は、コアネットワークCNおよび無線アクセスネットワークGERANを備える。GERANは、いわゆるIu−インターフェイス2を介してコアネットワークCNに接続される一群の無線ネットワークサブシステムにて構成されている。GERANは、GSM/EDGE無線アクセスネットワークであってよく、CNは、GSM/UMTSコアネットワークであってよい。
【0015】
ショートメッセージサービスのために、システム1は、ショートメッセージサービスセンターSMSCへの接続を有するショートメッセージサービスゲートウエイSMSGWを備える。ショートメッセージサービスゲートウエイSMSGWは、ショートメッセージサービスSMS−GMSCのためのゲートウエイ移動交換センターおよびショートメッセージサービスSMS−IWMSCのためのインターワーキング移動交換センターを指す共通の用語である。SMS−GMSCは、SMSCからショートメッセージを受け取り、ルーティング情報を要求し、CNおよびGERANを通してそのショートメッセージを移動ステーションMSへ送る。それに対応して、SMS−IWMSCは、移動ステーションからショートメッセージを受け取り、それをショートメッセージサービスセンターSMSCへ送るようにすることができる。
【0016】
図2は、本発明の第1の好ましい実施例によるDPSCHを有するSACCHのIu−インターフェイスプロトコルアーキテクチャを示している。図2に示すプロトコルスタックは、コントロールプレーンのプロトコルスタックである。本発明によって実施される対応するレーヤおよびサブレーヤは、他のインターフェイスにも使用されうる。レーヤとサブレーヤとの間の太線は、ありうるデータの流れを例示しており、サークルは、ピアツーピア通信のためのサービスアクセスポイントを例示している。
【0017】
図2に例示したIu−インターフェイスプロトコルアーキテクチャは、3つのプロトコルレーヤ、すなわち、物理レーヤL1、データリンクレーヤL2およびネットワークレーヤL3を備える。データリンクレーヤL2は、レーヤL3のRRC(無線リソースコントロール)より下位の次のサブレーヤ、すなわち、無線リンクコントロールRLCおよびメディアアクセスコントロールMACを備える。
【0018】
RRCは、RRCとRLCとの間、RRCとMACとの間、およびRRCとL1との間のコントロールインターフェイス(図2には示されていない)を有する。これらのインターフェイスは、RRCがより下位のレーヤのコンフィギュレーションを制御できるようにする。
【0019】
本発明によるRRCは、コントロールプレーンにおいて、少なくとも2つの異なるシグナリング無線ベアラを与える。そのうちの一方は、とりわけ、ショートメッセージサービスまたは対応するユーザデータメッセージサービスのために使用され、他方は、シグナリングのために使用される。各シグナリング無線ベアラは、関連するシグナリング無線ベアラと1対1にてマップされうるシグナリング無線ベアラアイデンティティSRBid、または対応するアイデンティティによって識別される。本発明の第1および第2の好ましい実施例においては、SRBid0は、LAPDmのSAPI=0に対応し、SRBid3は、LAPDmのSAPI=3に対応する。本発明のRRCは、インターフェイスを介してRLCおよびMACをそれにしたがってコンフィギュレーションする。シグナリング無線ベアラは、RRC接続セットアップでコンフィギュレーションされ、例えば、そのRRC接続が解放されるまで維持される。もう一つの可能性は、シグナリング無線ベアラが予め定められたデフォルトコンフィギュレーションを使用することである。換言するならば、本発明のRRCは、それが一つの接続のために少なくとも2つのシグナリング無線ベアラを予約するという点において、従来のRRCとは異なるということである。
【0020】
RLCは、より上位のレーヤL3に、とりわけ、確認および未確認データ転送を与える。本発明のRLCは、ショートメッセージのためにも使用されるシグナリング無線ベアラ、すなわち、本発明の第1および第2の好ましい実施例においてはSRBid3を備えるフレームヘッダを有するそれらのメッセージに対して確認データ転送を与える。未確認データ転送は、シグナリングメッセージ、すなわち、本発明の第1および第2の好ましい実施例においてはSRBid0フレームに対して与えられる。送られるべきフレームがあるとすぐに、好ましくは、各シグナリング無線ベアラ、すなわち、各アイデンティティに対して、RLCエンティティ4が確立され、そのエンティティは、好ましくは、対応するDSPCHが解放されるまで、存在する。
【0021】
MACは、物理サブチャンネルへのアクセスおよびマルチプレクシングを取り扱い、したがって、とりわけ、各無線ベアラサービスのために使用されるべき論理チャンネルを定める。MACは、また、MS測定レポーティングも取り扱う。一つの移動ステーションMSに対して、移動ステーション側に一つのMACエンティティがあり、ネットワーク側に一つのMACエンティティがある。本発明の第1の好ましい実施例によるMACは、他方のシグナリング無線ベアラアイデンティティを有するフレームがある場合に、シグナリングメッセージを指示するシグナリング無線ベアラアイデンティティを有する1つ置きのフレームをプレエンプティングする。換言するならば、MACは、Iu−モードにおいて、シグナリング無線ベアラアイデンティティに基づいてトラフィック流の間を取り扱う優先順位を与える。
【0022】
本発明の第1の好ましい実施例におけるMACプロトコルのオペレーションが図3に例示されている。簡単化するため、この図には、ヘッダ情報およびMACによって受信情報に加えられるようなものは示していない。図2に記載した機能は、各サイクルにおいて行われ、すなわち、GERANにおいては、480ms毎にSACCHにて何かが送られる。もし、送るべき測定レポートがないならば、フィルフレームが送られる。本発明の第1の好ましい実施例においては、フィルフレームはMACレーヤで発生されるとされている。本発明の別の実施例では、フィルフレームは、RLCまたはアールRCレベルにおいて発生されてもよい。
【0023】
本発明の第1の好ましい実施例においては、MACには2つの入力、すなわち、SRBid0フレームのための入力0およびSRBid3フレームのための入力3と、3つのバッファ、すなわち、SRBid0フレームのためのInBuffer0と言われる1つの入力バッファ、SRBid3フレームのためのInBuffer3と言われるもう一つ別の入力バッファおよびOutBufferと言われる出力バッファとがある。InBuffer3は、FIFO型バッファである。
【0024】
図3を参照するに、MACは、ステップ301において、SRBid3フレームについて入力3を読み取り、もし、その入力3がエンプティでないならば(ステップ302)、ステップ303において、入力3の内容をInBuffer3に加え、ステップ304において、SRBid0フレームについて入力0を読み取る。MACは、もし、入力3がエンプティであったならば(ステップ302)、同じステップ304に進む。もし、入力0がエンプティでないならば(ステップ305)、MACは、ステップ306において、入力0の内容をInBuffer0へ加える。その後、MACは、ステップ307において、InBuffer3がエンプティであるかチェックする。もし、そうでなければ、MACは、ステップ308において、前のサイクルにて送られたフレームがSRBid0フレームであったかチェックする。もし、そうであったならば、MACは、ステップ309において、InBuffer3における最初のエレメントをInBuffer3からOutBufferへと移し、ステップ310においてInBuffer0を空とし、ステップ311において、SACCHにてOutBufferの内容を送る。換言するならば、本発明の第1の好ましい実施例におけるSRBid0のプレエンプティングは、ステップ310において起きる。これは、プレエンプター(pre-emptor)といわれ得るプレエンプティング機能によって行われる。
【0025】
もし、前のサイクルにおいて送られたフレームがSRBid0フレームでなかったならば(ステップ308)、または、InBuffer3がエンプティであるならば(ステップ307)、MACは、ステップ312において、InBuffer0におけるエレメントをInBuffer0からOutBuffer0へと移し、ステップ311において、SACCHにてOutBufferの内容を送る。
【0026】
もし、入力0がエンプティであったならば(ステップ305)、MACは、ステップ313において、InBuffer0へフィルフレームを加え、ステップ307に進み、InBuffer3がエンプティであるかチェックする。フィルフレームは、SACCHでの連続送信のために加えられる(ステップ313)。
【0027】
本発明の別の実施例においては、SRBid3フレームは、MACにおいてはバッファされない。この実施例では、MACは、SRBid3フレームが送られたとき、対応するRLCエンティティを確認し、RLCは、それがその確認を受け取った後のみに別のSRBid3を送る。その確認は、例えば、図3のステップ309とステップ310との間で行われ得る。
【0028】
こうして、本発明の第1の好ましい実施例によるMACは、転送されるべきSRBid3フレームがあるときはいつでも、単に1つのSRBid0をSRBid3と置き換えることによってそのSRBid0の半分を棄てる。換言するならば、SRBid3フレームは、SACCHにてSRBid0から帯域幅をスチーリングする。
【0029】
本発明の第2の好ましい実施例によるMACは、当業者にはよく知られているラウンドロビン原理を利用する。したがって、本発明の第2の好ましい実施例においては、MACは、InBuffer0からフレームを送り、それから、InBuffer3がフレームを含むならばInBuffer3からフレームを送り、それから再びInBuffer0からフレームを送るというようにする。InBuffer0には、SRBid0フレームがある。InBuffer3には、SRBid3フレームがある。InBufferは、FIFO原理にしたがって空にされる。
【0030】
MACにバッファがあるとして本発明を説明してきたのであるが、当業者には明らかなように、本発明は、バッファがなくても適用しうるものである。
【0031】
2つのみのシグナリング無線ベアラ(およびシグナリング無線ベアラアイデンティティ)があるとして本発明を説明してきたのであるが、本発明は、低い優先順位のフレームをより高い優先順位のフレームによってプレエンプティングすることによりいくつかの無線ベアラの間の任意のプレエンプティング機構に適用されうる。
【0032】
従来の手段に加えて、本発明の機能を実施するシステムおよびこのシステムのネットワークノードは、シグナリングチャンネルにおいて送られるユーザデータのプレエンプティングを行う手段を備える。より詳細には、ネットワークノードは、前述したような機能を実施するための手段を備える。現在のネットワークノードは、本発明による機能において使用されうるプロセッサおよびメモリを備える。本発明を実施するのに必要な全ての変更は、EPLD、FPGAの如きアプリケーション特定集積回路(ASIC)および/またはプログラマブル回路を用いて、付加的または更新ソフトウエアルーチンとしてなされうるものである。
【0033】
当業者には明らかなように、技術の進歩につれて、本発明の概念は、種々な仕方にて実施されうるものである。本発明およびその実施の形態は、前述したような実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内において変更しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】通信システムの基本部分を例示する図である。
【図2】本発明の第1の好ましい実施例によるプロトコルアーキテクチャを示す図である。
【図3】本発明の第1の好ましい実施例によるMACのオペレーションを例示するフローチャートを示す図である。
【0001】
本発明は、ユーザデータが実際のシグナリングの間にて送られるようなショートメッセージサービスの如きメッセージサービスをRLC/MACプロトコル(Radio Link Control/Media Access Control)でもって実施することに関し、特に、DPSCH(Dedicated Physical Sub−Channel)を有するSACCH(Slow Associated Control Channel)にてRLC/MACプロトコルにしたがってメッセージサービスを実施することに関するものである。SACCHは、指定されたチャンネルがトラフィックを搬送している方向におけるコントロールシグナリングのために1つのフレームを利用しうるような関連コントロールチャンネルである。
【背景技術】
【0002】
移動通信システムは、一般的には、ユーザがシステムのサービスエリア内に位置しているときにワイヤレス通信を可能とするような任意のテレコミュニケーションシステムを言う。この種のシステムの例としては、GSM(Global System for Mobile Communications)の如きセルラー移動通信システム、PCS(Personal Communication System)またはDCS1800(Digital Cellular System for 1800MHz)の如き対応システム、UMTS(Universal Mobile Communication System)の如き第3世代移動システム、GSM2+システムの如き前述のシステムに基づくシステム、未来の第4世代システムがある。移動通信システムの1つの代表例は、公衆地上移動ネットワークPLMNである。
【0003】
デジタル移動通信システムにおいてトラフィックチャンネルにセットアップされる通常の音声およびデータ接続に加えて、ユーザデータからなるショートデジタルデータメッセージが、システムのコントロールおよびシグナリングチャンネルにて実際のシグナリングの間に送信されうる。このための主たる理由は、トラフィックチャンネルからのフレームスチーリング(frame stealing)を避けることである。ユーザデータからなるこれらのショートデジタルデータメッセージは、一般的には、ショートメッセージと称される。GSMにおいては、ショートメッセージ送信のために使用されるコントロールチャンネルは、接続中に移動ステーションMSによって行われる測定の送信のために使用されるSACCHおよび実際のシグナリングを実施するSDCCH(Stand alone Dedicated Control Channel)である。もし、移動ステーションがトラフィックチャンネルにて接続を有するならば、ショートメッセージは、SACCHにて送られ、そうでなければ、それらは、SDCCHにて送られる。
【0004】
GSMにおいては、ショートメッセージサービスは、データリンクレーヤ、すなわち、レーヤ2におけるLAPDm(Link Access Protocol for the Dm channel)プロトコルを使用して実施されていた。LAPDmは、サービスアクセスポイント識別子(SAPI)によって識別されるサービスアクセスポイント(SAP)を介して、より上のレーヤ、すなわち、レーヤ3へサービスを与える。LAPDmは、SAPIに対して2つの異なる値を有する。シグナリングは、トラフィックチャンネルに関連したSACCHにて未確認モードオペレーションを使用してSAPI=0フレームにて転送される。ショートメッセージは、トラフィックチャンネルに関連したSACCHにて確認モードオペレーションを使用してSAPI=3フレームにて転送される。LAPDm確認モードオペレーションは、SAPI=3フレーム、すなわち、ショートメッセージが送信を待っているならば、2つのSAPI=0フレームが連続したフレームにて送られないように、レーヤ3エンティティからのメッセージに優先順位を付ける。また、少なくとも1つのSAPI=0フレームがSAPI=3フレームの後に送信されるようにする。換言するならば、ショートメッセージは、1つおきにシグナリングフレーム、すなわち、SAPI=0フレームをプレエンプティング(pre-emption)することによりトラフィックチャンネルに関連したSACCHにて送信される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、GERAN(GSM/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution)Radio Access Network)Release 5と言われるGSM2+システムにおいては、プロトコルスタックをより簡単なものとするため、LAPDmの代わりにRLC/MACプロトコルを使用することが提案されている。LAPDmをRLC/MACに代えることに関連した問題の一つは、前述したプレエンプティング機構に対するサポートがRLC/MACにはないということである。
【0006】
本発明の目的は、前述したような問題点を解消するようにその方法を実施する方法およびシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、特許請求の範囲の独立請求項に限定されたような特徴を有する方法およびシステムによって達成される。本発明の好ましい実施の形態は、特許請求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0008】
本発明は、問題点を認識し、RLC/MACプロトコルに、好ましくはシグナリング無線ベアラ識別子であって、第1の識別子はシグナリングメッセージを指示し、第2の識別子はありうるショートメッセージを指示するような、少なくとも2つの異なる識別子を定め、第1の識別子でもって1つ置きのフレームをプレエンプティングするようにそのプロトコルを変更することにより、シグナリングフレームをプレエンプティングするための機構を与えることに基づいている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の効果は、あたかもLAPDmが使用されているかのようにショートメッセージを送信することができるようになり、したがって、例えば、ショートメッセージ送信から音声フレームをスチーリングする必要がなくなるということである。もう一つ別の効果は、SACCHの物理レーヤがそのままに保たれるということである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳細に説明する。
【0011】
本発明は、シグナリングチャンネルにおいてシグナリングの間に送信されるショートメッセージまたは対応するユーザデータがRLC/MACプロトコルによって与えられるような任意の通信システムに適用されうる。このようなシステムとしては、例えば、前述したようなシステムがある。以下においては、本発明を一例としてGERANシステムについて説明するが、本発明をこれに限るものではない。
【0012】
図1は、通信システム1の基本部分のみを例示する非常に簡単化したネットワークアーキテクチャを示している。このシステム1は、ネットワークノード、ファンクションおよびストラクチャーを有しているものであることは当業者には明らかであろうので、ここで、それらについては詳述しない。
【0013】
移動ステーションMSは、実際の端末および加入者アイデンティティモジュールとも言われる取外し可能なように接続される識別カードSIMを備える。ここでは、移動ステーションは、一般的には、加入者アイデンティティモジュールおよび実際の端末によって構成されるエンティティを意味している。MSは、移動通信システムにおいて通信しショートメッセージサービスまたは対応するサービスを支援することのできる任意の機器でありうる。
【0014】
図1の実施例では、システム1は、コアネットワークCNおよび無線アクセスネットワークGERANを備える。GERANは、いわゆるIu−インターフェイス2を介してコアネットワークCNに接続される一群の無線ネットワークサブシステムにて構成されている。GERANは、GSM/EDGE無線アクセスネットワークであってよく、CNは、GSM/UMTSコアネットワークであってよい。
【0015】
ショートメッセージサービスのために、システム1は、ショートメッセージサービスセンターSMSCへの接続を有するショートメッセージサービスゲートウエイSMSGWを備える。ショートメッセージサービスゲートウエイSMSGWは、ショートメッセージサービスSMS−GMSCのためのゲートウエイ移動交換センターおよびショートメッセージサービスSMS−IWMSCのためのインターワーキング移動交換センターを指す共通の用語である。SMS−GMSCは、SMSCからショートメッセージを受け取り、ルーティング情報を要求し、CNおよびGERANを通してそのショートメッセージを移動ステーションMSへ送る。それに対応して、SMS−IWMSCは、移動ステーションからショートメッセージを受け取り、それをショートメッセージサービスセンターSMSCへ送るようにすることができる。
【0016】
図2は、本発明の第1の好ましい実施例によるDPSCHを有するSACCHのIu−インターフェイスプロトコルアーキテクチャを示している。図2に示すプロトコルスタックは、コントロールプレーンのプロトコルスタックである。本発明によって実施される対応するレーヤおよびサブレーヤは、他のインターフェイスにも使用されうる。レーヤとサブレーヤとの間の太線は、ありうるデータの流れを例示しており、サークルは、ピアツーピア通信のためのサービスアクセスポイントを例示している。
【0017】
図2に例示したIu−インターフェイスプロトコルアーキテクチャは、3つのプロトコルレーヤ、すなわち、物理レーヤL1、データリンクレーヤL2およびネットワークレーヤL3を備える。データリンクレーヤL2は、レーヤL3のRRC(無線リソースコントロール)より下位の次のサブレーヤ、すなわち、無線リンクコントロールRLCおよびメディアアクセスコントロールMACを備える。
【0018】
RRCは、RRCとRLCとの間、RRCとMACとの間、およびRRCとL1との間のコントロールインターフェイス(図2には示されていない)を有する。これらのインターフェイスは、RRCがより下位のレーヤのコンフィギュレーションを制御できるようにする。
【0019】
本発明によるRRCは、コントロールプレーンにおいて、少なくとも2つの異なるシグナリング無線ベアラを与える。そのうちの一方は、とりわけ、ショートメッセージサービスまたは対応するユーザデータメッセージサービスのために使用され、他方は、シグナリングのために使用される。各シグナリング無線ベアラは、関連するシグナリング無線ベアラと1対1にてマップされうるシグナリング無線ベアラアイデンティティSRBid、または対応するアイデンティティによって識別される。本発明の第1および第2の好ましい実施例においては、SRBid0は、LAPDmのSAPI=0に対応し、SRBid3は、LAPDmのSAPI=3に対応する。本発明のRRCは、インターフェイスを介してRLCおよびMACをそれにしたがってコンフィギュレーションする。シグナリング無線ベアラは、RRC接続セットアップでコンフィギュレーションされ、例えば、そのRRC接続が解放されるまで維持される。もう一つの可能性は、シグナリング無線ベアラが予め定められたデフォルトコンフィギュレーションを使用することである。換言するならば、本発明のRRCは、それが一つの接続のために少なくとも2つのシグナリング無線ベアラを予約するという点において、従来のRRCとは異なるということである。
【0020】
RLCは、より上位のレーヤL3に、とりわけ、確認および未確認データ転送を与える。本発明のRLCは、ショートメッセージのためにも使用されるシグナリング無線ベアラ、すなわち、本発明の第1および第2の好ましい実施例においてはSRBid3を備えるフレームヘッダを有するそれらのメッセージに対して確認データ転送を与える。未確認データ転送は、シグナリングメッセージ、すなわち、本発明の第1および第2の好ましい実施例においてはSRBid0フレームに対して与えられる。送られるべきフレームがあるとすぐに、好ましくは、各シグナリング無線ベアラ、すなわち、各アイデンティティに対して、RLCエンティティ4が確立され、そのエンティティは、好ましくは、対応するDSPCHが解放されるまで、存在する。
【0021】
MACは、物理サブチャンネルへのアクセスおよびマルチプレクシングを取り扱い、したがって、とりわけ、各無線ベアラサービスのために使用されるべき論理チャンネルを定める。MACは、また、MS測定レポーティングも取り扱う。一つの移動ステーションMSに対して、移動ステーション側に一つのMACエンティティがあり、ネットワーク側に一つのMACエンティティがある。本発明の第1の好ましい実施例によるMACは、他方のシグナリング無線ベアラアイデンティティを有するフレームがある場合に、シグナリングメッセージを指示するシグナリング無線ベアラアイデンティティを有する1つ置きのフレームをプレエンプティングする。換言するならば、MACは、Iu−モードにおいて、シグナリング無線ベアラアイデンティティに基づいてトラフィック流の間を取り扱う優先順位を与える。
【0022】
本発明の第1の好ましい実施例におけるMACプロトコルのオペレーションが図3に例示されている。簡単化するため、この図には、ヘッダ情報およびMACによって受信情報に加えられるようなものは示していない。図2に記載した機能は、各サイクルにおいて行われ、すなわち、GERANにおいては、480ms毎にSACCHにて何かが送られる。もし、送るべき測定レポートがないならば、フィルフレームが送られる。本発明の第1の好ましい実施例においては、フィルフレームはMACレーヤで発生されるとされている。本発明の別の実施例では、フィルフレームは、RLCまたはアールRCレベルにおいて発生されてもよい。
【0023】
本発明の第1の好ましい実施例においては、MACには2つの入力、すなわち、SRBid0フレームのための入力0およびSRBid3フレームのための入力3と、3つのバッファ、すなわち、SRBid0フレームのためのInBuffer0と言われる1つの入力バッファ、SRBid3フレームのためのInBuffer3と言われるもう一つ別の入力バッファおよびOutBufferと言われる出力バッファとがある。InBuffer3は、FIFO型バッファである。
【0024】
図3を参照するに、MACは、ステップ301において、SRBid3フレームについて入力3を読み取り、もし、その入力3がエンプティでないならば(ステップ302)、ステップ303において、入力3の内容をInBuffer3に加え、ステップ304において、SRBid0フレームについて入力0を読み取る。MACは、もし、入力3がエンプティであったならば(ステップ302)、同じステップ304に進む。もし、入力0がエンプティでないならば(ステップ305)、MACは、ステップ306において、入力0の内容をInBuffer0へ加える。その後、MACは、ステップ307において、InBuffer3がエンプティであるかチェックする。もし、そうでなければ、MACは、ステップ308において、前のサイクルにて送られたフレームがSRBid0フレームであったかチェックする。もし、そうであったならば、MACは、ステップ309において、InBuffer3における最初のエレメントをInBuffer3からOutBufferへと移し、ステップ310においてInBuffer0を空とし、ステップ311において、SACCHにてOutBufferの内容を送る。換言するならば、本発明の第1の好ましい実施例におけるSRBid0のプレエンプティングは、ステップ310において起きる。これは、プレエンプター(pre-emptor)といわれ得るプレエンプティング機能によって行われる。
【0025】
もし、前のサイクルにおいて送られたフレームがSRBid0フレームでなかったならば(ステップ308)、または、InBuffer3がエンプティであるならば(ステップ307)、MACは、ステップ312において、InBuffer0におけるエレメントをInBuffer0からOutBuffer0へと移し、ステップ311において、SACCHにてOutBufferの内容を送る。
【0026】
もし、入力0がエンプティであったならば(ステップ305)、MACは、ステップ313において、InBuffer0へフィルフレームを加え、ステップ307に進み、InBuffer3がエンプティであるかチェックする。フィルフレームは、SACCHでの連続送信のために加えられる(ステップ313)。
【0027】
本発明の別の実施例においては、SRBid3フレームは、MACにおいてはバッファされない。この実施例では、MACは、SRBid3フレームが送られたとき、対応するRLCエンティティを確認し、RLCは、それがその確認を受け取った後のみに別のSRBid3を送る。その確認は、例えば、図3のステップ309とステップ310との間で行われ得る。
【0028】
こうして、本発明の第1の好ましい実施例によるMACは、転送されるべきSRBid3フレームがあるときはいつでも、単に1つのSRBid0をSRBid3と置き換えることによってそのSRBid0の半分を棄てる。換言するならば、SRBid3フレームは、SACCHにてSRBid0から帯域幅をスチーリングする。
【0029】
本発明の第2の好ましい実施例によるMACは、当業者にはよく知られているラウンドロビン原理を利用する。したがって、本発明の第2の好ましい実施例においては、MACは、InBuffer0からフレームを送り、それから、InBuffer3がフレームを含むならばInBuffer3からフレームを送り、それから再びInBuffer0からフレームを送るというようにする。InBuffer0には、SRBid0フレームがある。InBuffer3には、SRBid3フレームがある。InBufferは、FIFO原理にしたがって空にされる。
【0030】
MACにバッファがあるとして本発明を説明してきたのであるが、当業者には明らかなように、本発明は、バッファがなくても適用しうるものである。
【0031】
2つのみのシグナリング無線ベアラ(およびシグナリング無線ベアラアイデンティティ)があるとして本発明を説明してきたのであるが、本発明は、低い優先順位のフレームをより高い優先順位のフレームによってプレエンプティングすることによりいくつかの無線ベアラの間の任意のプレエンプティング機構に適用されうる。
【0032】
従来の手段に加えて、本発明の機能を実施するシステムおよびこのシステムのネットワークノードは、シグナリングチャンネルにおいて送られるユーザデータのプレエンプティングを行う手段を備える。より詳細には、ネットワークノードは、前述したような機能を実施するための手段を備える。現在のネットワークノードは、本発明による機能において使用されうるプロセッサおよびメモリを備える。本発明を実施するのに必要な全ての変更は、EPLD、FPGAの如きアプリケーション特定集積回路(ASIC)および/またはプログラマブル回路を用いて、付加的または更新ソフトウエアルーチンとしてなされうるものである。
【0033】
当業者には明らかなように、技術の進歩につれて、本発明の概念は、種々な仕方にて実施されうるものである。本発明およびその実施の形態は、前述したような実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内において変更しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】通信システムの基本部分を例示する図である。
【図2】本発明の第1の好ましい実施例によるプロトコルアーキテクチャを示す図である。
【図3】本発明の第1の好ましい実施例によるMACのオペレーションを例示するフローチャートを示す図である。
Claims (8)
- データリンクレーヤにおいてMACプロトコルを使用する通信システムにおいてシグナリングチャンネルにて送信されるフレームに優先順位を付けるための方法において、
前記シグナリングチャンネルにて送信されるフレームで使用されるべき少なくとも2つの異なるアイデンティティを定める段階と、
少なくともフレームに関するアイデンティティに基づいてMACにてフレームをプレエンプティングする段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 第1のアイデンティティによりシグナリングフレームを指示する段階と、
第2のアイデンティティによりユーザデータを含み得るフレームを指示する段階と、
送信すべき第2の識別に関連するフレームがあるときにはいつでも、第1のアイデンティティに関連する1つ置きのフレームをプレエンプティングする段階と、
を含む請求項1に記載の方法。 - 定められたアイデンティティと同じ量の接続のための無線シグナリングベアラを予約する段階と、
各アイデンティティを無線シグナリングベアラにマップする段階と、
フレームのシグナリング無線ベアラに基づいてMACにおけるフレームのアイデンティティを識別する段階と、
を含む請求項1または2に記載の方法。 - データリンクレーヤにおいてMACプロトコルを使用する通信システムにおいてシグナリングチャンネルにて送信されるフレームに優先順位を付けるための方法において、
前記シグナリングチャンネルとの接続のための少なくとも2つの異なる無線ベアラを予約する段階と、
少なくともフレームの無線ベアラに基づいてMACにてフレームをプレエンプティングする段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記無線ベアラは、SACCHでのシグナリング無線ベアラであり、シグナリングの間でユーザデータを送信するのに使用されうる確認シグナリング無線ベアラであると少なくとも1つのシグナリング無線ベアラを定める段階を更に含む請求項4に記載の方法。
- シグナリングチャンネルにてユーザデータを送信するサービスを提供するための通信システムにおいて、
MACプロトコルがデータレーヤにおいて使用されるようなインターフェイスと、
接続のための少なくとも2つの異なる無線ベアラ(0,3)と、
少なくともフレームのシグナリング無線ベアラに基づいてフレームをプレエンプティングするためのプレエンプター(MAC)と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記無線ベアラのうちの少なくとも1つがユーザデータを送信するのに使用され、前記無線ベアラのうちの少なくとも1つがシグナリングのみを送信するのに使用され、後者の無線ベアラは、プレエンプティングされている請求項6に記載の通信システム。
- 前記無線ベアラは、シグナリング無線ベアラである請求項6または7に記載の通信システム。
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