JP2004524862A - 雑草防除用生分解性マルチングマット及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【技術分野】
本発明は、稲作用生分解性マルチングマット及びその製造方法に関する。より詳細には、本発明は、紙と生分解性樹脂との積層構造を有する、稲作地において雑草の発生及び生長を抑制するための生分解性マルチングマットに関する。本発明によるマルチングマットは、除草剤を使用することなく、雑草の発生を效果的に抑制でき、水田で数ヶ月内に完全に生分解され得る。
【0002】
【背景技術】
一般的に、マルチングマットは、畑作物の雑草防除を目的としたマルチングフィルムと、育苗あるいは播種を目的としたシートとに分けられる。
【0003】
マルチングフィルムに関して、韓国特許出願第1999−3319号には、ポリエチレンを基材とするマルチングフィルムが記述されている。主として畑作物に用いられるポリエチレンは、高い光透過性、地温上昇効果、雑草防除効果があり、強度と耐久性側面において優れた固有特性を持つ。この他にも、前記マルチングフィルムは、追加的な病虫害防止の目的のために、紫外線散乱剤、赤色波長補光剤などを添加することで、差別化した特性を持っている。しかしながら、前記フィルムは、難分解性問題があり、土壌及び水質環境に致命的な悪影響を及ぼすという問題点がある。したがって、農作物の収穫後には、これを人力で除去しなければならない短所がある。
【0004】
韓国特許出願第1996−64953号には、生/光分解性マルチングフィルムが記述されている。このマルチングフィルムは、難分解性ポリエチレンに生分解性脂肪族高分子を混合し、マルチングフィルムとしての長所を維持しながらも全体的な生分解性を増進させたものである。しかし、1年単位の農業において、使用後に残存している難分解性ポリエチレンが自然的に完全に除去されるはずではない。したがって、前記ポリエチレン材質に代えることができる完全分解性マルチング材料の開発が要求されてきた。
【0005】
一方、育苗あるいは播種を目的にしたシートとして不織布が広範囲に使われてきた。特に、セルロース繊維と生分解性ポリエステル繊維とを混練させ、熱接着させた不織布がよく知られている。不織布と再生紙シートを穿孔し、その間に生分解性不織布を種子と一緒に混ぜて接着剤で付着させたものがある。このように不織布を利用したシートは、優秀なマルチング効果を示す。しかし、前記シートは、土壌吸着が堅くなく、穿孔が困難な問題点を持っていて、機械田植えと直播裁培に同時に利用できない短所がある。したがって、機械田植えと直播裁培方式の両方に適用されることができるシートに対する必要性があった。
【0006】
したがって、従来の問題点を解決するために、本発明者らは、機械田植えと直播裁培方式の両方に適合し、且つ、生分解性が向上したマルチングマットを研究した。その結果、熱可塑性脂肪族ポリエステルを含有する生分解性樹脂で紙をコーティングして製造された積層型シートが、難分解性ポリエチレンマルチングフィルムの長所である地温上昇効果と強度をそのまま維持しながらも、雑草の発生を效果的に抑制でき、作物の収穫後に土壌で完全に分解され得ることを知見した。また、本発明のマルチングマットは、機械田植えと直播裁培方式の両方に適用されることが出来ることを知見した。
【0007】
【発明の開示】
したがって、本発明の目的は、生分解性に優れ、雑草除去と地温上昇効果の側面において優れたマルチング効果を示すだけでなく、強度及び耐久性に優れた稲作用マルチングマットを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、機械田植えと直播裁培方式の両方に適用されることができる生分解性マルチングマットを提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、前記マルチングマットを製造する方法を提供することにある。
【0010】
前記目的を達成するために、本発明では、完全生分解性熱可塑性脂肪族ポリエステルを含有している生分解性樹脂を紙にコーティングして製造された積層構造を有するマルチングマットを提供する。
【0011】
また、本発明は、(1)紙に生分解性樹脂フィルムを押出成形方式で溶融コーティングする段階と、(2)前記段階(1)で製造されたコーティング紙を巻取する段階と、を含むマルチングマットの製造方法を提供する。
【0012】
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う下記の発明の実施形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明をより詳細に説明する。
【0014】
本発明は、熱可塑性脂肪族ポリエステルを含有している生分解性樹脂フィルムを押出成形方式で紙に溶融コーティングして製造された積層構造を有するシートが、優れた生分解性を持ち、且つ、機械田植えと直播裁培方式の両方に適用されることが出来ることを知見したことに基づくものである。したがって、本発明のマルチングマットは、機械田植えまたは直播裁培方式による1年単位の稲作に有用に適用され、収穫後には土地で完全に分解され得る。
【0015】
また、本発明のマルチングマットは、土壌との接着性に優れていて、雑草発生抑制とともに、地温上昇と土壌の保水力増進などの優秀なマルチング効果を示す。
【0016】
以下では、本発明の最適の具現例を詳細に説明する。
【0017】
本発明では、紙シートまたは不織布の短所である、容易に濡れたり破れる問題点を克服し、従来のポリエチレンフィルムの短所である、分解しがたく、容易に破れる問題点を克服した。
【0018】
本発明の好ましい生分解性樹脂は、下記化学式1又は化学式2で表される熱可塑性脂肪族ポリエステルよりなる。
【0019】
[化学式1]
【化3】
(ここで、nは、整数で、反復単位であり;R1は、炭素数2−6の脂肪族炭化水素であり;R2は、炭素数2−8の脂肪族炭化水素を示す)
【0020】
[化学式2]
【化4】
(ここで、nは、整数で、反復単位であり;R3は、炭素数2−6の脂肪族炭化水素を示す)
【0021】
化学式1の脂肪族ポリエステルは、脂肪族ジオールと脂肪族カルボン酸との縮合重合によって製造できる。前記ジオールとしては、特に限定されるものではないが、エチレングリコール、プロピレングリコール、1、4−ブタンジオール、1、6−ヘキサンジオールおよびシクロヘキサンジメタノールなどが挙げられる。前記カルボン酸としては、コハク酸およびアジピン酸などが挙げられるが、その種類が特に限定されたものではない。
【0022】
一方、化学式2の脂肪族ポリエステルは、カプロラクトン、ラクチドあるいはグリコリドを通常の方法で開環重合して製造できる。
【0023】
化学式1及び2に提示された生分解性樹脂は、加工特性は異なるが、類似な分解挙動を持つので、いずれも本発明に適用できる。
【0024】
また、本発明の生分解性樹脂フィルムは、澱粉とセルロースのように自然界に存在する生分解性樹脂、天産物から由来した合成樹脂であるポリ乳酸及びその共重合体、ポリカプロラクトン、脂肪族ポリエステルなどをさらに含むことができる。本発明の生分解性樹脂フィルムに付加される前記生分解性樹脂は、それぞれ異なる加工性と分解挙動を示すが、いずれも環境親和的特性を持つため、稲作時、適用後に自ら自然分解され還元される長所を持っている。
【0025】
また、本発明において、生分解性樹脂は、バルク剤(bulking agent)などのような有機及び/または無機添加剤を含むことができる。好ましくは、炭酸カルシウム、タルク及び澱粉よりなる群から選ばれる1種以上のバルク剤を含む。このようなバルク剤が生分解性樹脂フィルムに含まれれば、生分解性樹脂の土壌での分解程度を調節するに有用に利用できる。
【0026】
本発明のマルチングマットを構成する紙の種類は、特に限らないが、可能なら再生紙を使用することが経済的な側面から有利である。
【0027】
本発明のマルチングマットは、紙と生分解性フィルムの2層で形成することができ、所望の場合、これらを多数層重畳して形成することができる。
【0028】
図1には、紙に生分解性フィルムがコーティングされた積層構造の本発明のマルチングマットに、播種のための多数の孔を穿孔した状態を示す。前記孔の穿孔は、播種直前に、又はマット製造時に実施できる。
【0029】
また、本発明によるマルチングマットは、紙を基材とする溶融コーティング(melt coating)方式によって熱可塑性生分解樹脂を押出成形することによって製造できる。この加工方法は、本発明において非常に重要である。
【0030】
好ましくは、溶融コーティングのための押出成形は、前記生分解性樹脂を単独で使用したり、または有機及び/または無機添加剤を含む状態の乾燥ペレット形態から出発する。前記ペレットは、ホッパーローダー(hopper loader)からホッパー(hopper)に移送され、押出機に投与されることによって、溶融され移送される。これは、最終的にシートダイ(sheet die)で押出されるが、下方には、再生用紙がローラ状態で供給されながらその上方で同時にコーティングが実施される。これを「溶融コーティング」と言う。この際、コーティング厚さは、押出量と巻取速度によって定められる。生分解性樹脂のコーティング厚さは、稲の裁培条件による分解性を考慮して決定しなければならない。すなわち、過度な厚さは、不必要な経済的浪費を招き、分解時間が長くなり、過度に低い厚さは、雑草発生抑制といった本然の機能を達成出来なくなる問題点がある。通常、生分解性樹脂フィルムのコーティング厚さは、5乃至40μmが適当である。
【0031】
【実施例】
以下、実施例により発明を詳細に説明するが、これらの実施例は、ただ例示に過ぎないもので、これらの実施例に本発明の保護範囲が限定されるものではない。
【0032】
[実施例1]
再生紙として、厚さ55μm 、重量45gr/m2の再生紙(Hansol Paper)を使用した。生分解性樹脂として、数平均分子量が40,000−50,000、融点が114℃、溶融流れ指数が20である化学式1の構造を有する透明なコハク酸ポリブチレン(エスケイケミカル株式会社;SG1111(登録商標))(以下、PBSと略する)を使用した。
【0033】
生分解性樹脂ペレットを押出機に入れ、溶融及び押出され、ロール形態の再生紙面にシート噴射されて溶融コーティングされるようにした。前記溶融コーティング過程によって幅900mm、総厚さ65μm(紙厚さ+コーティング厚さ)の透明な2層のコーティングマットを製造した。
【0034】
製造されたマットを横30cm、縦14cmの間隔で穿孔し、アンサン稲(公示品種)種子を10a当たり3kg水準で点播処理した。
【0035】
[実施例2]
生分解性樹脂のコーティング厚さを異にして、総厚さ67μmのマルチングマットを製造したことを除いては、実施例1と同様に行った。
【0036】
[実施例3]
生分解性樹脂のコーティング厚さを異にして、総厚さ69μmのマルチングマットを製造したことを除いては、実施例1と同様に行った。
【0037】
[実施例4]
生分解性樹脂として、数平均分子量が40,000−50,000、溶融流れ指数が30である化学式1の構造を有する半透明なアジピン酸ポリブチレン70重量%と炭酸カルシウム30重量%を含有したもの(以下、PBA/Caと略する)を使用し、コーティング厚さを調節して、総厚さが65μmであるマルチングマットを製造したことを除いては、実施例1と同様に行った。
【0038】
[実施例5]
生分解性樹脂として、溶融流れ指数が1〜2である化学式2の構造を有する透明なポリカプロラクトン(以下、PCLと略する)を使用し、コーティング厚さを調節して、総厚さ65μmのマルチングマットを製造したことを除いては、実施例1と同様に行った。
【0039】
[比較例1]
マルチングマットとして、紙無しに生分解性樹脂PBSだけで形成されたフィルム(厚さ:15μm)を使用したことを除いては、実施例1と同様に行った。
【0040】
[比較例2]
マルチングマットとして、紙無しに生分解性樹脂PBSだけで形成されたフィルム(厚さ:25μm)を使用したことを除いては、実施例1と同様に行った。
【0041】
[比較例3]
マルチングマットとして、実施例1の再生紙だけを使用したことを除いては、実施例1と同様に行った。
【0042】
[試験例1] 雑草発生抑制効果
マットマルチングをしない雑草無防除区(無処理区)で発生した雑草の乾燥重量と、マットマルチングをした雑草防除区(処理区)で発生した雑草の乾燥重量とを比較し、下記式で雑草防除価(%)を算出した。
雑草防除価(%)=
{1−(処理区雑草の乾燥重量/無処理区雑草の乾燥重量)}×100
評価結果は、表1に示されている。
【0043】
[試験例2] 雑草発生抑制用マットの生分解性
冬期3ケ月包装試験によってマットの生分解性を評価した。3ケ月経過後、マットの残留量に対して目視観察し、下記の評価等級によって評価した。
◎:非常に良好、○:良好、△:中間、×:不良
評価結果は、表1に示されている。
【0044】
[試験例3] 雑草発生抑制用マットによる地温上昇效果
地温調査のために自動温度計のセンサを、稲の株の間のマットの真下に設置した。地表面の温度は、マット種類別に一ヶ月間1時間毎に記録された。マットを被覆せずに点播裁培した場合と、マットを被覆した場合との温度の平均値を比較した。評価結果は、表1に示されている。
【0045】
[試験例4] 雑草発生抑制用マットの土壌付着性
マットを設置してから、1ケ月程度経過した後、土壌付着性を目視観察で評価した。評価等級は、下記の通りである。
◎:非常に良好、○:良好、△:中間、×:不良
評価結果は、表1に示されている。
【0046】
なお、土壌付着性は、図2の写真を参考にして比較した。図2aは、マルチングマットを適用しない無処理区の状態を;図2bは、比較例1のマルチングマットを適用した処理区であって、播種1ケ月後の状態を;図2cは、本発明の実施例1によるマルチングマットを適用した処理区であって、播種1ケ月後の状態を各々撮影した写真である。
【0047】
図2から明らかなように、比較例1のマットを適用した場合には、マットの土壌吸着性が充分でなく、土壌から分離され、雑草発生抑制が効果的でないことが分かり、本発明による実施例1の場合には、マットの土壌吸着が良好で、雑草発生抑制が效果的になされていることが分かる。
【0048】
[表1]
【表1】
【0049】
[試験例5] 土壌水分保有能
土壌保水力評価のために、マットの設置前に、田の水を抜き取り、播種し、マットの設置後、70日間田に人為的に水をさらに供給しなかった。降雨量は、気象台の資料を利用した。土壌水分含量は、下記の式によって調べ、マルチングマットを使用した場合と、使用しない場合との土壌水分量を比較した。評価結果は、表2に示されている。
土壌水分含量(%)=
{土壌中の水分重量/(土壌重量− 土壌中の水分重量)}×100
【0050】
[表2]
【表2】
【0051】
前記表2において、降雨量は、前記指定された期間の降雨量を合わせたものである。
【0052】
前記表2から明らかなように、本発明によるマルチングマットは、水分保有能を増加させることができるから、農業用水を節減できる。
【0053】
【産業上の利用可能性】
以上説明した試験例の結果から見て、本発明によるマルチングマットは、田畑への適用が容易であり、数カ月以内に完全に生分解されるから、環境汚染を発生させず、雑草発生抑制、地温上昇及び土壌保水力増進効果を提供し、使用した樹脂の材質強度が大きく、運搬特性に優れているなどの長所があり、多様な押出成形法を用いて短時間内に大量生産が可能で、産業化に有利であるなどの長所がある。
【0054】
本発明は、本発明の技術的思想から逸脱することなく、他の種々の形態で実施することができる。前述の実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例のみに限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と特許請求の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、紙に生分解性フィルムがコーティングされた本発明のマルチングマットの積層構造と、播種のために多数の孔を穿孔した状態を示す図である。
【図2】
図2は、稲が育苗された状態及び雑草発生様相を示す写真である。
図2aは、マルチングマットを適用しない状態の雑草繁殖状態を示す図である。
図2bは、紙が積層されない比較例1のマルチングマットを適用した稲作において、播種1ケ月後の状態を示す図である。
図2cは、本発明によって紙に樹脂フィルムを積層した実施例1のマルチングマットを使用して、播種1ケ月後の状態を示す図である。
Claims (5)
- 紙に、生分解性熱可塑性脂肪族ポリエステルを含有する生分解性樹脂よりなるフィルムをコーティングさせて製造される、積層シート構造を有する雑草発生抑制用生分解性マルチングマット。
- 前記樹脂フィルムは、炭酸カルシウム、タルク及び澱粉よりなる群から選ばれる1種以上の添加剤をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載のマルチングマット。
- (1)紙に、生分解性熱可塑性脂肪族ポリエステルを含有する生分解性樹脂フィルムを押出成形方式で溶融コーティングする段階と、
(2)前記段階(1)で製造されたコーティングされた紙を巻取する段階と、
を含むことを特徴とするマルチングマットの製造方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のマルチングマットを使用することを特徴とする地温上昇及び土壌保水力増進方法。
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