JP2004523959A - ネットワークにおいてデータを通すための方法および装置 - Google Patents

ネットワークにおいてデータを通すための方法および装置 Download PDF

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Abstract

中間ネットワークを横切ってネットワークを通すことができるノードが構成されている通信ネットワーク。本発明は、とくにSDHネットワーク、SONET、およびOTNへ適用される。既存のネットワークを横切って移送するためのエンティティのコンテンツは、一連のサブフレームへマップされ、ネットワークを横切ってバーチャルに連結される。各サブフレームは、一連の順番指標を割り当てられ、遠隔のノードにおいて元のエンティティをアセンブルすることができる。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークにおいてデータを通すための方法および装置に関する。本発明は、限定的にではないが、とくに、同期式ディジタルハイアラキ(synchronous digital hierarchy, SDH)ネットワーク、同期式光ネットワーク(synchronous optical network, SONET)、または光移送ネットワークのような光通信ネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
SDHおよびSONETは、遠隔通信ネットワークの標準規格である。SDHは、国際標準規格である。SDHは、ヨーロッパ全体で使用されている。SDHは、国家間の接続のために他の国々でも使用されている。SONETは、米国および日本において使用するために標準化されている。本発明は、SDHまたはSONETの両者に適用可能である。SDHまたはSONETのトラヒックを移送するための通信ネットワークは、周知である。SDHおよびSONETは、国内の、および国際的なネットワークの両者における中心的な移送形式になっている。ヨーロッパでは、例えば、バンド幅の需要が増加しているので、SDHは、1.5メガビット秒ないし約40ギガビット秒の5桁のオーダーにわたるクライアントビットレートを支援する能力を有し、速度を維持している。本発明は、既存のSDHおよびSONETと互換性があるので、本明細書では、SDHおよびSONETのネットワークについては詳しく記載しない。しかしながら、本発明に必要であることが分かったときは、詳細を別途記載する。特定の標準規格を基準として、伝送およびフォーマッティングを行うとき、これらの標準規格については、詳細な説明で参照する。SDHまたはSONETネットワークにおいてデータを伝送する前に、データをフレーム形式にする。SDHまたはSONETのフレームは、125マイクロ秒である。したがって、毎秒8000フレームである。フレームには、管理データを収めているオーバヘッド領域と、伝送データを収めているペイロード領域(バーチャルコンテナ容量としても知られている)とが構成されている。SDHまたはSONETのフレームはSDHまたはSONETのネットワークを通って送られるので、オーバーヘッド領域の全てまたはある特定の部分は、種々のネットワーク素子によってアクセスされる。オーバーヘッド領域内に収められているデータは、ネットワークノードにおいて、光ドメインから電気ドメインへ変換される。ネットワークノードは、標準のディジタル処理技術を使用して、電子オーバーヘッドデータを処理する。ペイロードデータは、オーバーヘッド領域内に収められている管理情報に依存して、ネットワーク素子による影響を受けずに、ネットワークを通ってネットワーク終端装置へ送られる。処理点のタイプ、例えば、再生器、マルチプレクサ、デマルチプレクサ、アド−ドロップマルチプレクサ(add-drop multiplexer)、ディジタル相互接続(digital cross-connect)、などに依存して、オーバーヘッド領域の一部または全てにアクセスする。
【0003】
本発明のSDHおよびSONETのフレーム構造についての問題は、ネットワーク素子において、オーバーヘッド領域内に収められているデータにアクセスできるので、SDHまたはSONETのネットワーク上でSDHまたはSONETのフレームを透過的に移送できない、すなわち、オーバーヘッド領域内のデータにアクセスせずに、かつ除去あるいは置換される多くの環境においても、完全なSDHまたはSONETをそれぞれのネットワーク上で、完全な状態のままで、移送できないことである。
【0004】
SDHまたはSONETのフレームを、伝送前に、特定のやり方でマップすることによって、管理情報がアクセスされることなく、既存のSDHまたはSONETのネットワークを横切って通すことができることが分かっている。1つの長所は、ネットワークオペレータが、必ずしも管理の責任を負う必要のない中間のSDHまたはSONETのネットワークを介して、遠隔のSDHまたはSONETのネットワークを管理できることである。同様に、この長所により、オペレータは、移送管理データ(すなわち、SDHまたはSONETを動作するのに必要な管理情報)がアクセスまたは損なわれることなく、自分のネットワーク上で、SDHまたはSONETのネットワーク上の管理データを効率的に移送できる。オペレータは、自分のSDHまたはSONETの管理データを、そのSDHまたはSONETのネットワーク上で搬送することを望む。その代りに、サードパーティが、オペレータのネットワーク上で管理データを伝送してもよい。
【0005】
遠隔通信産業では、SDHのネットワークまたはSONETに加えて、現在、ITU−Tにおいて、次世代の移送ネットワーク、すなわち光移送ネットワーク(optical transport network, OTN)として知られているネットワークを発展させるための新しい標準規格を作成している。光移送ネットワークは、多様なレイヤを支援するマルチサービスネットワークであり、レイヤには、例えばSDH STM−N(同期転送モジュール、synchronous transfer modules, N=0,1,4,16,64として、Nはモジュールのビットレートを示す)、SONET、非同期転送モード(asynchronous transfer mode, ATM)、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)、および他のフォーマットが含まれる、すなわち高バンド幅サービスのための汎用の移送媒体を供給することを意図されている。光移送ネットワーク(OTN)は、上述で提案したものとは異なるディジタルフレームフォーマットに基づいている。光移送ネットワークの本質についてはITUの標準規格を参照する。ITUの標準規格は、G.872およびG.709である。本発明は、標準規格において説明されているように、光移送ネットワーク上で移送されるエンティティの提案されたフレーム構造に対して変更する必要がない。したがって、エンティティについては、本発明において必要である限りのみにおいて、別途記載する。SDHおよびSONETに関係して、光移送ネットワークでは、ペイロード領域およびオーバーヘッド領域とが構成されているフレームフォーマットでデータを移送する。クライアント信号は、フレーム構造のペイロード領域へマップされる。SDHおよびSONETに関して、ディジタルフレームフォーマットには、光搬送波上で搬送される各信号を管理するためのオーバーヘッド領域が用意されている。このオーバーヘッド領域は、SDHおよびSONETに関して、ネットワークノードのタイプに依存して、ネットワークノードにおいてアクセスされる。光移送ネットワーク上で搬送されるディジタルデータフレームは、光移送ユニット(optical transport unit, OTU)と呼ばれる。そのフォーマットは、G.709に説明されている。図8は、光移送ユニットの1つの典型的な構造を示しており、これについては、後述の詳細な説明において開示する。簡単に言うと、クライアントのために保持されているペイロード、すなわちクライアント信号(例えば、ATM、SDH、STM−N、IP、など)は光ぺイロードユニット(optical payload unit, OPU)へマップされる。光ペイロードユニットは、異なるデータレートサイズで入ってくる。例えば、光ペイロードユニット1は、約2.5ギガビット秒であり、光ペイロードユニット2は、約10ギガビット秒であり、光ペイロードユニット3は、約40ギガビット秒である。光ペイロードユニット(OPUk、k=1,2,3)のフレーム構造には、クライアントをマップする2つの主領域、すなわちOPUkオーバーヘッド領域およびOPUkペイロード領域が構成されている。OPUkは、光データユニット(optical data unit)(ODUk、k=1,2,3)へマップされる。ODUkフレームの2つの主領域は、ODUkオーバーヘッド領域およびOPUk領域である。ODUkオーバーヘッド領域には、フレームについての管理情報が収められている。次に、ODUk(OTUk、k=1,2,3)は、光移送ユニットへマップされる。OTUkの主領域は、ODUk、順方向誤り訂正領域(forward error correction area, FEC)、およびOTUkのオーバーヘッドのための確保された領域である。OPUk、ODUk、およびOTUkのk値は、同じである必要はない(すなわち、OPU1は、ODU1へマップされる必要はなく、ODU1はOTU1へマップされる必要はない)。
【0006】
光移送ネットワークのような汎用の光移送機構から、明らかな恩恵を受けているが、標準化ITU−T推奨のG.872(2000)(standard ITU-T Recommendation G.872(2000))によって提案された光移送ネットワークのデータエンティティ(とくに、ODUkおよびOTUk)のフレーム構造は、既存の標準化されたSDHのネットワークまたはSONETのネットワーク上での移送に適していない。
【0007】
したがって、OTNが展開されるとき、遠隔通信業界は、新しい移送ネットワークのインフラストラクチャを配備しなければならないといった問題に直面する。新しい光ネットワークには、全く新しいネットワーク構成要素を展開および購入することと、それを監視して働かせる新しいネットワーク管理制御システムを導入することとが必要である。これは、オーバーレイネットワークまたは交換ネットワークとして達成される。これらの何れかは、非常にコスト高である。
【0008】
しかしながら、光移送ユニット(optical transport unit, OTUk)または光データユニット(optical data unit, ODUk)を特定のやり方でマップすることによって、既存のSDHまたはSONETのネットワークにおいて、マップされたエンティティを移送することができるようになることが分かっている。言い換えると、光移送ネットワークのデータエンティティは、SDHまたはSONETネットワークによって搬送される。すなわち、光移送ネットワークのデータエンティティは、SDHまたはSONETの“クライアント”である。したがって、既存のSDHのインフラストラクチャを利用して、OTNのエンティティに基づいて新しいサービスを供給することができる。さらに加えて、新しい移送ネットワークのインフラストラクチャを大規模に展開する必要が無くなった。
【0009】
本発明の適用および長所には、SDH上で光移送ネットワークの光データユニットを移送することが含まれることが分かる。SDHから光移送ネットワークへの遷移中は、既存のSDH経路を使用して光移送ネットワークのノードを相互接続することが好都合である場合が多い。
【0010】
有効寿命が何年も残っている長距離の海底リンク(submarine link)は、大きなレガシーネットワークとして、魅力的な候補である。
SDH上での光移送ネットワークの光移送ユニットの移送。他の移送フォーマット、例えばSDH、IP、ATM、フレーム中継、および実際はほとんどのフォーマットであって、定ビットレートで1およびゼロにすることができるものをカプセル化する他の移送フレームの移送。
【0011】
SDHネットワーク上でのSDH STM−Nのフレームの移送。光移送ネットワークのデータエンティティ、すなわち光データユニットまたは光移送ユニット、あるいはこの両者を他のネットワークオペレータのSDHインフラストラクチャ上で移送するように、ネットワークオペレータをイネーブルする。ネットワークオペレータをイネーブルして、データエンティティをSDHのデータエンティティへ変換した後で、他のネットワークオペレータからの光移送ネットワークのデータエンティティ(ODUまたはOTU、あるいはこの両者)を自分のインフラストラクチャ上で移送する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、SDHおよびSONETのプラットフォームの有効寿命を延長する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の1つの態様にしたがって、オーバーヘッド領域内およびペイロード領域内のデータとが構成されている第1のフレームを、第1のネットワークから中間ネットワークを介して第2のネットワークへ通す方法であって、第1のノードが、前記第1のネットワークと前記中間ネットワークとの間に配置されていて、第2のノードが、前記中間ネットワークと前記第2のネットワークとの間に配置されていて、
a.前記第1のノードにおいて、第1のフレームの前記データを複数の第2のフレームのペイロード領域へマップして、第2のフレームには、中間ネットワーク上での第2のフレームの移送に関係するオーバーヘッドデータが収められているオーバーヘッド領域がさらに構成されていて、前記第2のフレームの各々の各オーバーヘッド領域へ識別子を割り当てて、前記第2のフレームを前記中間ネットワーク上へ出力するステップと、
b.前記オーバーヘッドデータにしたがって、前記第2のフレームを前記中間ネットワークを横切って前記第2のノードへ移送するステップと、
c.前記第2のノードにおいて、前記複数の第2のフレームを受取り、前記識別子の各々へアクセスし、前記第2のフレームからアクセスされた識別子を使用して、前記第2のフレームのペイロード領域から前記第1のフレームをリアセンブルして、リアセンブルされた第1のフレームに、オーバーヘッド領域内およびペイロード領域内のデータが構成されるようにし、前記リアセンブルされた第1のフレームを前記第2のネットワークへ出力するステップとが含まれる方法を提供する。
【0014】
当業者には、この実施形態には、既存のSDHまたはSONETのネットワークを横切ってフレームを通すことが含まれることが分かるであろう。したがって、本発明にしたがって、既存のSDHネットワークをイネーブルして、STM−Nフレームをネットワーキングするための光移送ネットワークによって支援できるサービスの全てを支援する。したがって、光移送ネットワークベースのサービスは、光移送ネットワークを配備する初期段階中に、最小のネットワーク構造で支援できる。
【0015】
本発明の第2の態様にしたがって、請求項1のステップa)において使用するための、すなわちオーバーヘッド領域内およびペイロードデータ領域内のデータが構成されている第1のフレームを、複数の第2のフレームへマップするための信号プロセッサであって、信号プロセッサには、前記第1のデータフレームを受信するための入力と、第2のフレームを出力するための出力と、第1のフレームの前記データを、複数のフレームのペイロード領域へマップするための処理手段とが構成されていて、第2のフレームには、中間ネットワーク上で第2のフレームの移送に関係するオーバーヘッドデータが収められているオーバーヘッド領域がさらに構成されていて、前記ノードには、前記第2のフレームの各々に識別子を割り当てるための割当て手段がさらに構成されている信号プロセッサを提供する。
【0016】
本発明の第3の態様にしたがって、特許請求項1のステップc)において使用するための、すなわち複数の第2のデータフレームから第1のデータフレームをリアセンブルするための信号プロセッサであって、複数の第2のフレームを受信するための入力と、前記第1のフレームを出力するための出力と、前記第2のフレームの各々へ割り当てられた識別子へアクセスするためのアクセス手段と、前記第2のフレームからアクセスされる前記識別子を使用して、前記第1のフレームをリアセンブルするためのリアセンブリング手段とが構成されている信号プロセッサを提供する。
【0017】
本発明の第4の態様にしたがって、オーバーヘッド領域内およびペイロード領域内のデータが構成されている第1のフレームを、第1のネットワークから中間ネットワークを介して第2のネットワークへ通すためのトンネリング装置であって、前記トンネリング装置には、第1のネットワークから第1のフレームを受信するための入力と、第2のフレームを中間ネットワーク上へ出力するための出力を備えた第1のノード、および前記中間ネットワークから前記第2のフレームを受信するための入力と、リアセンブルされた第1のフレームを第2のネットワーク上へ出力するための出力とを備えた第2のノードが構成されていて、前記第1のノードには、複数の第2のフレームのペイロード領域内へ第1のフレームの前記データをマップするためのマップ装置がさらに構成されていて、前記第2のフレームには、中間ネットワーク上で第2のフレームの移送に関係するオーバーヘッドデータが構成されているオーバーヘッド領域がさらに構成されていて、前記第1のノードには、前記複数の第2のフレームのオーバーヘッド領域へ識別子を割り当てるための割当て手段がさらに構成されていて、前記第2のノードには、前記識別子にアクセスするためのアクセス手段と、前記識別子を使用して、前記複数の第2のフレームから前記第1のフレームをリアセンブルするためのリアセンブリング手段とがさらに構成されているトンネリング装置を提供する。
【0018】
本発明をより十分に理解するために、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して、例示的に記載することにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
【実施例】
【0020】
詳細な説明
図面を参照すると、本発明は、種々のデータフォーマットの伝送に適用することができ、このようなデータフォーマットは、“エンティティ”としても知られており、例えば、SDHエンティティ、SONETエンティティ、および光移送ネットワークエンティティが含まれる。第2のフレームは、SDHまたはSONETのデータフレームであることが好ましい。第1のデータフレームは、SDHまたはSONETのデータフレームか、または光移送ネットワークのデータフレームの何れかであることが好ましい。さらに加えて、本発明にしたがって、データは、第1のフレームのオーバーヘッド領域およびペイロード領域から、第2のデータフレームのペイロード領域へマップされる。
【0021】
図8を参照すると、別途記載する本発明の適用に役立つ光移送ネットワークエンティティに対する有用な背景が示されている。図8は、光ペイロードユニット90、光データユニット94、および光移送ユニット96との間の関係を示している。光移送ユニット96は、光チャンネルによって光移送ネットワーク内の各波長に載っているエンティティである。ITU−Tでは、現在、光移送ネットワークを開示する1組の推奨を作成している。中心的な推奨は、G.872であり、光移送ネットワークの構造上の枠組みを与えている。ITU−Tの推奨G.872(2000)(“Architecture of optical transport networks”)を参照する。これは、次に示す3つのレイヤが構成されているネットワークモデルに基づいている:
−2点間のネットワーキングを行う光チャンネル(optical channel, OCh)のレイヤネットワーク;
−多数の光チャンネルから形成された多数の波長の光信号を移送するための機能を備えた光多重化セクション(optical multiplex section, OMS)のレイヤネットワーク;
−光ファイバ上で光信号を伝送するための機能を提供する光伝送部(optical transmission section, OTS)のレイヤネットワーク。さらに加えて、このレイヤネットワークは、光ネットワーク素子の管理および監視のために別々の波長で光監視チャンネルを移送する。
【0022】
各光チャンネルは、ディジタルの光移送ユニット96を支援する光搬送波である。光移送ユニット96では、約2.5、10、および40ギガビット秒に対応する3つのビットレートが定められている。これらのレートは、k、すなわち光移送ユニットのオーダによって表わされる。光移送ユニットkは、k=1,2,3とすると、次のエンティティから構成される:
−kオーダの光ペイロードユニット90は、4行、3810列から成るオクテットベースのフレーム構造である。この構造は、最初の2列に相当するオーバーヘッド領域と、3808列のペイロード領域とへ細分される。オーバーヘッド領域98のフォーマットは、クライアントのマッピングのタイプに依存する;
−kオーダの光データユニット94。これは、4行、3824列のオクテットベースのフレーム構造であり、kオーダの光ペイロードユニット90をカプセル化し、ODUオーバーヘッド領域91に14列を追加する。このオーバーヘッド領域91には、フレーム整列信号、一般の通信チャンネル、保守信号、経路監視、縦続接続監視、保護制御チャンネル、および実験バイトが構成されている。
【0023】
kオーダの光移送ユニット96。これは、256列を追加した光データユニットのフレーム構造に基づくオクテットベースのフレーム構造であり、順方向の誤り訂正領域(forward error correction area)92、すなわちFECが与えられる。G.975に依存する標準の順方向の誤り訂正領域92は、オペレータまたはベンダ間のドメイン間インターフェイスにおいて使用される。ITU−T推奨のG.975(2000)(“Forward error correction for submarine systems”)(発行予定)を参照する。ネットワーク内の別の点では、異なるFEC方式またはFEC92の列数、あるいはこの両者を使用する。したがって、ベンダの融通性により、技術の変化を取入れることができ、一方でネットワーク内の一致点において相互作用を可能にする。
【0024】
これらのエンティティおよびその関係は、図8に示されている。本発明を理解するのに、これ以上の詳細は必要ない。しかしながら、フレーム構造のより詳しい説明は、G.709に記載されている。ITU−T推奨のG.709(2000)(“Network node interface for the optical network (OTN)”)(発行予定)を参照する。G.709の2000年12月の最新版では、各エンティティにおいてkが同じ値であるといった条件におけるOPU−ODU−OTUのみのマッピングが定められている。しかしながら、次の規則にしたがうディジタルの多重化を対象とする:
4つのODU1はODU2へマップされ、ODU2はOTU2へマップされ、
4つのODU2はODU3へマップされ、ODU3はOTU3へマップされ、
16のODU1はODU3へマップされ、ODU3はOTU3へマップされる。
【0025】
これは、SDHのハイアラキに類似したディジタル多重化ハイアラキを生成する。このようなハイアラキに有利なように、しばしば、1つの引数を使用することにより、光バンド幅を最大に利用することができる。これには、光ドメインにスイッチする光チャンネルの相互接続と、ODUのエンティティをスイッチするディジタルの相互接続の両者が必要である。このようなネットワークは、SDHへの直接の競争相手になる。
【0026】
図1は、本発明を取入れた装置を示す。図1に示されているネットワーク上では、光エンティティが伝送される。図1に示されている例において、光移送ネットワークのエンティティは、通信リンクを横切って伝送される。しかしながら、既に記載されているように、伝送するエンティティは、光移送ネットワークのエンティティに制限されず、その代りにSDHまたはSONETのエンティティであってもよい。通信リンクには、第1の光移送ネットワークノードN1および第2の光移送ネットワークノードN2が構成されている。異なるノードN1およびN2は、従来のものであり、各々が、光移送ネットワークの一部を形成している。別の光移送ノードには、ノードN1のアップストリームおよびノードN2のダウンストリームがそれぞれ配置されている。その代りに、ノードN1は、単に、移送のための一般的な光移送ユニットを生成し、ノードN2は、光移送ユニットの受信機であってもよい。両者の例では、ノードN1の出力は、光移送ユニットを出力するように配置され、ノードN2の入力は、光移送ユニットを受信するように配置されている。本発明では、kオーダの光移送ユニット(optical transport unit of the order k, OTUk)のコンテンツを変更することなく、光移送ユニットの経路上で、光移送ネットワークノードN1から、光移送ネットワークノードN2へ、kオーダの光移送ユニットを伝送することを可能にした。ノードN1は、光ファイバー3を介してノードSNAへリンクされ、ノードSNAは、SDH信号を処理するのに適していて、かつ信号プロセッサが構成されている。ノードSNAは、図2、3、および4を参照して、別途詳しく記載される。ノードSNAは、光ファイバを介して複数の従来のSDHノード(SN1,SN2,...SNM)10、12へ、かつ別の光ファイバを介して、本発明の第2の態様にしたがうノード、すなわちSNBへリンクされる。ノードSNBについては、図5および6を参照して、さらに詳しく別途記載する。SNBは、光ファイバを介して、ノードN2へもリンクされる。従来のSDHノードSN1ないしSNMは、従来のSDHネットワークを表わしている。エンティティを移送する移送ルートでは、SNAと従来のSDHノードSN1ないしSNMの各々との間、および従来のSDHノードSN1ないしSNMとノードSNBの各々との間に、部分5(図1参照)が構成されていて、各移送部分5の縁端部では、信号が再生成され、さらに伝送する。もちろん、ネットワークには、他の移送部分またはセクションが構成されていてもよいが、簡潔化のために図示されていない。
【0027】
ノードSN1からSNMにおいて送られる光エンティティは、SDHネットワークに特有のやり方で処理される。すなわちノードSN1ないしSNMの各々において、管理データが収められている一定の領域(例えば、エンティティのオーバーヘッド領域には、A1、A2、J0、およびB1バイトが収められている)にアクセスして、読み出して、エンティティをさらに移送する際のエンティティの管理を決定するための新しい管理データと置換して、エンティティをネットワーク上でさらに移送するために出力する。
【0028】
図1に示されている例では、光移送ネットワークノードN1は、光伝送ユニット経路100を横切ってノードSNAへ移送するために、順方向の誤り訂正データ92をkオーダの光データユニット94(その生成は示されていない)に加えることによって、kオーダの光移送ユニット96を出力する。ノードSNAにおいて、kオーダの光移送ユニット96から、順方向の誤り訂正データ92を取去って、kオーダの光データユニット94を生成する。さらに加えて、信号プロセッサは、ノードSNAにおいて、オーバーヘッド領域とペイロード領域との両者が構成されているkオーダのフレームのコンテンツの生成された光データユニットを、バーチャルコンテナ−4の経路へマップする。到来フレームを終端する従来のSDHまたはSONETのノードとは対照的に、これは、収容されたペイロード領域のみを用いて、さらに伝送する。
【0029】
バーチャルコンテナは、SDHフレームの基本的なペイロード搬送ユニットである。バーチャルコンテナについて十分に検討するために、文献(“Broadband networking: ATM SDH and SONET”, Sexton & Reid publisher Artech House or ITU-T Recommendation G.707)を参照する。
【0030】
さらに詳しく別途記載するように、数字“4”は、バーチャルコンテナのサイズを示している。バーチャルコンテナ(以下では、VC(virtual container)と呼ぶ)は、SDHフレームにおいてデータパッケージとして移送される。バーチャルコンテナは、それ自身のフレーム構造を有する。第1列は、一般に、オーバーヘッド領域として、経路管理データのために確保され、バーチャルコンテナの残りは、ペイロード用に確保される。バーチャルコンテナには、種々のサイズがある。例えば、バーチャルコンテナ−4(virtual container-4, VC-4)は、150.336メガビット秒のディジタルビットレートと、9行、261列のフレームサイズとを有する。図1に示されている例では、kオーダの光データユニット94は、複数のVC−4のペイロード領域へマップされる。信号プロセッサは、関連するVC−4の各々をネットワーク上で移送するのを管理するのに必要な管理データを各VC−4のオーバーヘッド領域内に、さらに挿入する。信号プロセッサは、各VC−4のオーバーヘッド領域内に、一意の識別子H4(図9参照)をさらに挿入する。一意の識別子H4は、生成された複数のVC−4の中で、各VC−4の位置を識別するものである。自身の管理データが収められているVC−4は、STM−Nのフレーム、すなわちSDHの移送のための標準のフォーマットへパックされる。各VC−4には、自身のそれぞれの管理データが収められているので、VC−4は、ネットワークを横切って、互いに独立して移送される。したがって、各VC−4を、他のVC−4とは無関係に、ネットワーク内でスイッチすることができる。本発明のこの態様は、さらに詳しく別途記載する。
【0031】
本発明は、kオーダの光データユニットをVC−4へマップすることに限定されない。例えば、kオーダの光データユニットは、他のサイズのバーチャルコンテナへもマップされる。例えば、光エンティティは、VC−3、VC−2、VC−12、およびVC−11へマップされる。例えば、SONETネットワークを横切るkオーダの光データユニットの移送において、光データユニットは、(VC−3に対応する)同期ペイロードエンベロープへマップされ、これは、同期移送信号−レベル1(synchronous transport signal-level 1)、すなわちSTS−1と呼ばれる。
【0032】
kオーダの光データユニットのサイズおよびフォーマットに依存して、kオーダの光データユニットは、X(Xは整数) VC−4のコンテナへマップされる。図2、3、および4は、kオーダの光データユニットが、X VC−4へどのようにマップされるかをさらに詳しく示している。
【0033】
各VC−4へ割り当てられた管理データおよび一意の識別子により、複数のVC−4は、ノードSN1、SNM、ないしSNBの中の1つを横切って、バーチャルに連結することができる。
ここで、連結(concatenation)について記載する。SDHは、より低い次数(VC−11、VC−12、VC−2、またはVC−3)またはより高い次数(VC−3またはVC−4)の経路の中の1つへ効率的にマップしない特定のペイロードの移送を可能にする機構、すなわち連結を与える。例えば、VC−4の連結は、1つのVC−4よりも大きいキャパシティのペイロードの移送を可能にする。連結について十分に検討するために、ITU−T推奨のG.707を参照する。連結には、2つのタイプ、すなわち連続形(contiguous)とバーチャル形(virtual)とがある。両方の形態とも、経路の末端部において、コンテナ−Nのバンド幅のX倍の連結バンド幅を与える。この2つは、バンド幅の移送の仕方が異なる。
【0034】
連続形では、Xのコンテナ−Nのバンド幅を、一緒に結合して、単一のペイロード領域および単一のオーバーヘッド領域を形成し、これらの領域を、一緒に、単一のバンド幅のエンティティとして、SDHネットワーク上へ移送する。連結形コンテナは、コンテナ−Nのペイロード領域のX倍の単一のペイロード領域と、X列のオーバーヘッド領域とで構成される。連続形コンテナは、事実上、単一の大型のコンテナであるので、コンテナ−Nと同様のやり方で、オーバーヘッドの1列のみを、管理情報の移送用に使用する。オーバーヘッドの他のX−1の列は、一定のスタッフ(stuff)で埋められる。
【0035】
コンテナが、連続形の連結であることを示すために、SDHでは、ITU−T推奨のG.707に記載されているように、管理ユニットポインタ(例えば、AU−4)において連結指標を使用する。
次に示す表記を使用して、連続形の連結を表わす。
VC−n−Xc
ここで、nは、バーチャルコンテナのオーダに対応するものとし、Xは、一緒に接続されるバーチャルコンテナの数を表わす整数とし、cは、連結形式が連続形であることを示すものとする。VC−4の連続形の連結において、Xの許容可能な値は、4、16、64、および256である。VC−n−Xcを支援できる最低インターフェースレートは、オーダXの同期移送モジュール(synchronous transport module, STM)である。連続形の連結を支援するには、VC−n−Xcの経路内の各ネットワーク素子における連結の機能が必要である。
【0036】
本発明は、バーチャル連結−すなわち、逆多重化の1つのタイプを使用する。逆多重化では、(多重化の場合のように)共通の通信リンクにおいて別々のデータチャンネルを結合するのではなく、データチャンネルを分割して、複数の別々の通信リンク上で伝送される。
【0037】
本発明では、図1に示されているように、バーチャルコンテナは、バーチャルに連結される。kオーダの光データユニットは、ノードSNAにおいて配置される信号プロセッサによって処理される信号であるので、生成されたバーチャルコンテナは、バーチャル連結を使用して移送することができる。これは、Xの個々のバーチャルコンテナ間の、クライアントのペイロードを分散するためのSNA、すなわちkオーダの光データユニット94において配置される信号プロセッサによって達成される。各バーチャルコンテナには、オーバーヘッド領域が構成されていて、各バーチャルコンテナごとに、ネットワークを通っている移送中のアクセスおよび置換のための管理データが挿入される。したがって、バーチャルコンテナは、ノードSNBにおいて再結合されて、元のペイロードを形成する前に、ネットワークを横切ってバーチャルに連結することができる。各バーチャルコンテナには、オーバーヘッド領域のそれ自身の管理データが収められているので、個々のVCの各々が、ネットワークを横切って同じルートにしたがう必要はない。ノードSNBにおいて、VC−n−Xvが終端するとき、バーチャルに連結されたバーチャルコンテナが終端する場合は、異なるネットワーク接続を使用することによって生じる異なる遅延を補償することが必要である。VC−4のバーチャル連結の場合に、許容最大遅延は、125μsに制限される。本発明では、経路終端装置(図1では、ノードSNB内に配置されている)のみが、バーチャルに連結されたデータエンティティを処理する機能を含む。中間のネットワークノードSN1ないしSNMに適応して、従来のSDHまたはSONETのノードを越えて拡張する機能を含む必要はない。既に記載したように、ノードSN1ないしSNMは従来のSDHノードである。
【0038】
次に示す表記を使用して、バーチャル形の連結を表わす。
VC−n−Xv
ここで、nは、バーチャルコンテナのオーダに対応するものとし、Xは、バーチャルコンテナの数を表わす整数とし、vは、連結形式がバーチャル形であることを示す。VC−4のバーチャル連結では、Xの許容値は、2ないし256以内の整数値である。
【0039】
データフォーマットのバーチャル連結が知られているが、その適用は制限される。本発明に先立って、バーチャル連結は、次の適用のみに使用される:
−非同期移送モード(asynchronous transfer mode, ATM)のバーチャル経路のクライアントレイヤネットワークの移送;
−インターネットプロトコル(internet protocol, IP)を含む高レベルのデータリンク制御(high level data link control, HDLC)のフレーム化された信号の移送;
−連続形からバーチャル形への連結の変換。
【0040】
データフォーマットのバーチャル連結は、簡単なマッピングと少数のクライアントレイヤのみに制限されるが、発明者には、光移送ネットワーク(optical transport network, OTN)並びに他のエンティティ、例えばSDHの移送が適用されることが分かるであろう。
【0041】
したがって、上述で定義されている表記を使用して、図1において、kオーダの光データユニットは、X VC−4のコンテナへ、すなわちVC−4−1vからVC−4−Xvへマップされる。各バーチャル連結されたVC−4は、VC−4のオーバーヘッド領域内に、一意の識別子、とくに、順番識別子を割り当てられ、バーチャルコンテナ−4sの各々、すなわち1ないしXは、識別されるバーチャルコンテナの順列の中に、自分の位置を有し、バーチャルコンテナが端末装置に到達するとき、バーチャルコンテナを正しい順番で再び順序付けることができる。
【0042】
ノードSNBにおいて、VC−4sは終端する。各VC−4内の順番指標にアクセスすると、kオーダの元の光データユニットをアセンブルすることができる。ノードSNB内において配置されているアセンブラは、ノードSNBにおいて受取ったバーチャルコンテナから、元のデータエンティティをアセンブルする。どのようにして、ノードSNA内に配置されている信号プロセッサがマップし、ノードSNB内に配置されているアセンブラが、元のデータエンティティ、示されている例では、kオーダの光データユニット94を再びアセンブルするかについては、図3、4、5、6、および7を参照して別途詳しく記載する。ノードSNBは、kオーダの光データユニット94を出力する。kオーダの光伝送ユニット96の順方向の誤り訂正データ92を取去ると、ノードSNBから出力されたkオーダの光データユニット94のコンテンツは、ノードSNAにおいてマップされたものと実質的に同じである。したがって、ネットワークオペレータは、kオーダの光データユニット94のオーバーヘッド領域内のデータを途中で変更しなくても、オーバーヘッド領域を含むkオーダの光データユニット94を、1つの光移送ネットワークノードN1から、従来のSDHノードSN1ないしSNMを介して、第2の、すなわち遠隔の光移送ネットワークノードN2へ送ることができる。2つのインターフェイス、すなわちノードSNA内に配置されている信号プロセッサと、ノードSNB内に配置されているアセンブラとを用意するとき、本発明は、この結果を達成する。もちろん、本発明は、他の情況にも適用可能であり、ネットワークオペレータは、kオーダの光データユニット94の一定の部分、または他のエンティティを変更せずに送られることを望む一方で、kオーダの光データユニット94のオーバーヘッド領域の他の部分にアクセスすることが望ましい。
【0043】
示されている例では、受信したVC−4から、kオーダの光データユニット94をさらにアセンブルするために、ノードSNBにおいて、オプションで、順方向の誤り訂正データ92をkオーダのアセンブルされた光データユニットへ加えて、kオーダの光移送ユニット経路100を横切って移送するためのkオーダの光移送ユニット96を形成し、kオーダの光移送ユニット経路100の最後に、ノードN2において、kオーダの光移送ユニットが終端するための手段を配置する。
【0044】
示されている例では、VC−4は、ノードSN110からSNM12にへ個々に送られる。VC−4の各々からSTM−Nのフォーマットへのマッピングは、従来形で、標準化されている。十分な詳細については、文献(“Broadband networking: ATM SDH and SONET” Sexton & Reid publisher Artch House)またはG.707を参照すべきである。図1内のVC−4がSTM−Nのフレームにマップされるとき、Nが1よりも大きい(4,16,64)の場合に、STM−Nのフレームは、2以上のVC−4を搬送するペイロードキャパシティを有するので、M個(MはNよりも小さい)のSTM−NがノードSNAから出力されることになる。
【0045】
図2は、目的とするデータエンティティのフォーマット、および光移送ネットワークノードN1への入力と、マッピングを実行するための信号プロセッサ22が位置するノードSNAの出力との間で行われるマッピング段階を詳しく示している。光移送ネットワークノードN1への入力において、kオーダの光データユニットフレーム94を受信する。光移送ネットワークノードN1は、順方向の誤り補正データ92をkオーダの光データユニットフレーム94へ加え、kオーダの光移送ユニットフレーム96を形成する。kオーダの光移送ユニットフレーム96は、光移送ネットワークノードN1から出力され、ノードSNAへ送られ、ノードSNAにおいて、kオーダの光移送ユニットは終端し、マップされる。kオーダの光伝送ユニットフレーム96を終端させ、マップするために、ノードSNAには、kオーダの光移送ユニットの終端点20およびVC−4のマップ装置22が構成されている。ノードSNAには、従来のSTM−Nのマップ装置24も構成されており、従来のSTM−Nのマップ装置24は、標準のSDHネットワーク上で移送するために、VC−4を標準のSTM−Nのフレームへマップする。光移送ユニットの終端点20で受信されたkオーダの光移送ユニットフレーム96は、終端する。すなわち、順方向誤り訂正データ96は、フレームから取去られ、処理された光移送ユニットのオーバーヘッドは、kオーダの光データユニットフレーム94になる。次に、kオーダの光データユニットフレーム94は、VC−4のマップ装置22によって受信されて、処理される。VC−マップ装置22は、32ないし32の複数、すなわちX個のVC−4を出力する。VC−4の各々には、それ自身のオーバーヘッド領域が構成されていて、オーバーヘッド領域内には、順番指標が割り当てられている。出力数は、生成されるVC−4の数、Xに依存する。各VC−4の各オーバーヘッド領域には、各VC−4をノードSNBへネットワークを横切って伝送するのを管理するための管理データが、さらに構成されている。VC−4は、複数の入力によって受信され、STM−Nのマップ装置23によって処理され、STM−Nのマップ装置23は、VC−4を標準化されたSTM−Nのフレーム95へマップし、その後で、標準化されたSTM−Nフレーム95は、ノードSNAから複数の出力33ないし33上に出力される。STM−Nのマップ装置からの出力数Nは、VC−4がマップされるSTMフレーム数に依存する。STMのフレーム内にカプセル化されたVC−4は、従来のSDHネットワークを横切って移送される。オーバーヘッド領域内に構成されている順番指標は、オーバーヘッド内の位置によって、中間ノードにおいてアクセスされないことに注意すべきである。しかしながら、バーチャルコンテナは、ネットワークによって移送されるので、バーチャルコンテナのオーバーヘッド領域内に構成されているデータ、例えば順番指標は、ネットワークにおいて、ノードのような構成要素によって確認される。
【0046】
図3には、図1および2に示されているノードSNA内に構成されているVC−4のマップ装置22の1つの好ましい構造が示されている。VC−4のマップ装置22は、信号プロセッサである。kオーダの光データユニットフレーム94は、入力30において受信される。VC−4のマップ装置22は、到来エンティティのデータレートに適合されている。このデータレートは、エンティティのタイプに依存して変化する。図3に示されているVC−4のマップ装置22は、kオーダの光データユニットを受信するように適合されている。しかしながら、VC−4のマップ装置22は、例えば、他のSDHおよびSONETのエンティティの中で、異なるデータレートを有するデータエンティティを受信するようにも適合される。到来光伝送ネットワークエンティティのビットレートおよび満たされるバーチャルコンテナのペイロード領域を使用して、幾つのバーチャルコンテナが満たされるかを判断する。これは、選択したエンティティおよび特定のコンテナに依存して変化する。例えば、1オーダの光データユニット(optical data unit of the order 1, ODU1)は、17のVC−4へマップされる。示されている例では、バーチャルコンテナは、VC−4である。バーチャル連結は、一般に、多数の別々のバーチャルコンテナ、例えばVC−11、VC−12、VC−2、またはVC−4を使用して生成される。しかしながら、本発明を拡張して、各別々の連結されたエンティティごとのオーバーヘッド領域には、ネットワークにおいて各別々のエンティティを移送できるようにするのに必要な管理データが構成されているという条件で、および各別々のエンティティが順番指標を割り当てられているという条件で、VC−3−3cまたはVC−4−4cのような多数の別々の連結コンテナを使用してもよい。例えば、2オーダの光データユニット(optical data unit of the order 2, ODU2)は、68のVC−4か、またはその代りに17のVC−4−4cへマップすることができる。連結されたコンテナを使用するには、経路のオーバーヘッド領域内で追加の管理データを使用することが必要である。これは、例えば、経路のオーバーヘッド領域内の未使用のバイトを使用することによって実現する。
【0047】
図3に示されている例において、マップされるエンティティは、1オーダの光データユニットであって、それがマップされるエンティティは、VC−4である。ペイロード領域は、C−4と呼ばれる。到来エンティティのビットレートとバーチャルコンテナのビットレートとの比が、まれに、整数であるとき、光移送ネットワークエンティティのコンテンツは、非同期のマップ装置39によってバーチャルコンテナのペイロード領域へ直接にマップされる。このやり方では、ペイロードC−4の生成器35は、適切な数のC−4のペイロード領域を生成する。通常は、よくあるように、到来エンティティとペイロード領域のビットレートの比が整数でないときは、固定ペイロードスタッファー40が、一定量の特別なペイロードを、コンテナの各ペイロード領域へ供給し、その後で、光移送ネットワークエンティティのコンテンツを、非同期マップ装置39によって残りのペイロード領域へマップする。ローカルクロックは、ノードSNAへ局所的に配置されることが好ましい。その代りに、ローカルクロックは、マップ装置22内に配置されてもよい。到来光移送エンティティのビットレートは、比較器41によって、ローカルクロック34と比較される。差があるとき、比較器41と検出ビットレート調節器37は、ペイロード領域(C−4)を正または負に補償する。差がないときは、調節器37は調節を行わない。
【0048】
複数のバーチャルコンテナのオーバーヘッド領域は、オーバーヘッド領域生成器36によって生成される。オーバーヘッド領域は、オーバーヘッド生成器36によって各生成されたペイロードに割り当てられる。順番指標割当て装置38は、各生成されたペイロードごとに、各オーバーヘッドの識別子を割り当てる。識別子は、一意であり、一連のVC−4−1ないしVC−4−Xv内で、各VC−4が有する位置を示す。オーバーヘッドは、各ペイロードC−4へ加えられる。複数の生成されたバーチャルコンテナは、複数の出力32ないし32上に出力される。出力数は変化し、生成されたバーチャルコンテナ数に依存する。
【0049】
図4は、VC−4マップ装置22の関数を記述したフローチャートを示している。光移送ネットワークエンティティのバーチャル連結に必要なVC−4の数は、光移送ネットワークのエンティティを、光移送ネットワークのエンティティがマップされるエンティティのペイロード領域のビットレート(例えば、VC−4のペイロード領域のビットレート)によって除算することによって分かる。ペイロード領域のビットレートは、1秒当りのビット数によってペイロード領域内のビット数を乗算することによって分かる。したがって、SDHまたはSONETのネットワーク上を移送される260行、9列のVC−4において、そのフレーム期間は125マイクロ秒であって、1秒当り8000フレームを与え、ビットを変換するためのペイロード領域のビットレートは、260×9×8000×8に等しい。
【0050】
次に示す例では、目的のクライアントのエンティティは、光データユニットおよび光移送ユニットであると仮定する。しかしながら、SDHエンティティも、同じ原理にしたがってマップされる。クライアントのデータストリームは、C−4の各々の間で等しく分割される。クライアントデータストリームは、一般に、C−4の数を正確に埋めないので(45)、C−4のペイロード領域をパッドするためのデータ(一定のスタッフとしても知られている)を供給すること(47)と、クライアントをペイロード領域の残りへマップする手段を供給すること(49)とが必要である。マッピングは、クロックに対して非同期で実行される。マッピングは、非同期で行う必要はない。マッピングは、必須ではないが、クロックに対して同期か、またはほぼ同期(plesiosynchronous)である。非同期のマッピングでは、クライアントとローカルC−4クロックとの間の周波数差(53)は、調整方式、例えば正/負/ゼロ(positive/negative/zero, pnz)の調整方式(51)によって適合される。しかしながら、バーチャル連結と両立するという条件で、調整方式が使用される。他の調節方式には、例えば、正の調節が含まれる。ODUkのビットレートは、±20ppmである。
【0051】
pnzのマッピング(55,57)により、各VC−4の各ペイロード領域C−4に、1つの正調整の機会(positive justification opportunity, PJO)および1つの負調整の機会(positive justification opportunity, NJO)を与える(55,57)。従来より、純粋に正の調整方式では、調整比、すなわちスタッフ比は、調整を行なったことに対する調整の機会の長期間の平均の分数(すなわち、非常に数多くのフレームにおける、調整数と調整の機会の合計数との比)として定義される。pnz方式では、正および負の調整を区別しなければならない。これは、正および負の調整に対して異なる算術符号を使用することで実現する。(対照的に、純粋に正の調整方式では、調整比がせいぜい0ないし1で変化する。)この規定を使用したときは、調整比は、せいぜい(十分に大きい周波数ずれで)−1ないし+1で変化する。αが調整比を表わすとし、−1≦α≦1とし、正のαが負の調整に対応し、負のαが正の調整に対応するといった別の規定を使用する。
【0052】
表記の規定を次に示す:
Nは、C−4のペイロード領域内の固定スタッフのバイト数に等しい;
は、公称クライアントレート(バイト/秒)に等しい;
Tは、C−4の期間に等しい;
βは、C−4の周波数とクライアント周波数との間の実際の周波数差と、この差の公称値(公称値は、C−4とクライアント周波数とが公称値であるときの、両者の間の周波数差である)との比に等しい;
は、(多数のコンテナについて平均をとった)特定の周波数ずれでの、C−4へマップされるクライアントバイトの平均値に等しい;
は、N=RβT (1)
によって与えられる。
しかしながら、C−4へマップされるクライアントバイトの平均値は、ペイロード領域内の合計バイト数(260列×9行=2340バイト)−固定スタッフバイト数(N)+非常に数多くのコンテナにおいて満たされる平均バイト数に等しい。後者は、調整比αに等しい。調整比αと式(1)とを結合することにより、式(2)が得られる;
βT=2340−N+α (2)。
【0053】
式(2)において、正のαは、C−4へマップされるより多くの平均のクライアントバイトに対応する。しかしながら、これは、負の調整に対応する。この符号の規定を使用して、(便宜を図って)正の符号でαを式(2)へ入れる。
既に記載したように、各クライアントマッピングごとにαの範囲を判断する。次に示す例から分かるように、αは範囲[−1ないし1]の範囲内であることが分かるであろう。この例における目的とする光移送ネットワークエンティティは、光データユニットおよび光移送ユニットである。例に示すように、1オーダの光データユニット(optical data unit of order 1, ODU1)の信号をVC−4のペイロード領域、すなわちC−4への非同期にマッピングすることについて検討する。
【0054】
公称クライアントレートは、2498775126ビット/秒(312346891バイト)である。しかし、各C−4へマップされる公称レートは、この17分の1、すなわち18373347バイトである。したがって、
T=18373347125μs=2296.668375または2297バイト (3)である。
【0055】
これを式(2)へ挿入し、Nが43(2340−2297)に等しいという事実を使用し、これを1低減して、NJOを許容すると、このマッピングから、次の式(4)が得られる。
α=2297(β―1) (4)。
C−4およびクライアント周波数の許容値は、それぞれ±20ppmである(SONETのクロック許容値を仮定すると、SDHのクロックの許容値において、これは±4.6ppmになる)ので、βは、0.99996ないし1.00004である。式(4)において、これを使用すると、αの範囲として、式(5)が得られる;
−0.09188≦α≦+0.09188 (5)。
【0056】
このアプローチは、1オーダの光移送ユニット(optical transport unit of order 1, OTU1)、2オーダの光データユニット(optical data unit of order 2, ODU2)、および2オーダの光移送ユニット(optical transport unit of order 2, OTU2)をC−4へマップすることについて記載するのにも適用できる。表1に、αの値を示した。
【0057】
【表1】
Figure 2004523959
表1 光移送ネットワークエンティティからSDHのバーチャルに連結されたVC−4へのマッピング。
順方向の誤り訂正データ(forward error correction data, FEC)のために確保されているフィールドの一定の環境部分を、他のタイプのデータを搬送するのに使用できるので、kオーダの光移送ユニット(optical transport unit of order k, OTUk)のマッピングが含まれる。しかしながら、バーチャル連結方式では、全バンド幅を最小化するために、光データユニットのエンティティの移送に基づくことが、可能性がより高い。
【0058】
各VC−4は、そのオーバーヘッド領域内に、通信リンクを横切る移送のための管理データを収めているので、各VC−4は、他のVC−4とは無関係に移送される。したがって、各VC−4は、異なるルートをとってネットワークを通る。したがって、終端ノードSNBにおいて、VC−4の到達時間に較差が生じることになる。言い換えると、VC−4の伝搬遅延は異なるので、個々のVC−4の遅延は異なる。この異なる遅延は補償しなければならず、個々のVC−4は、ペイロード領域(コンテナ−4)にアクセスするために再び整列させなければならない。再整列プロセスは、125マイクロ秒までの異なる遅延をカバーしなければならない。2段の512ミリ秒のマルチフレームを取入れて、125ミリ秒以上(ないし256ミリ秒まで)の異なる遅延をカバーする。4ビットのマルチフレーム指標(multiframe indicator, MFI1)に対して、第1段では、H4のビット5ないし8を使用する。マルチフレーム指標(MFI1)は、基本フレームごとにインクリメントされ、0ないし15を計数する。8ビットでは、第2段のマルチフレーム指標(MFI2)は、第1のマルチフレームのフレーム0(MRI2ビット 1ないし4)およびフレーム1(MRI2ビット 5ないし8)内のH4、すなわちビット1ないし4を使用する。第1段のマルチフレームごとに、MFI2はインクリメントされ、0ないし255を計数する。生成される全体的なマルチフレームは、4096フレーム(+512ミリ秒)長である。順番指標の性能については、ITU−T G.707により完全に記載されている。
【0059】
順番指標(sequence indicator, SQ)は、VC−4−Xvの個々のVC−4を結合して、連結コンテナを形成するための順番/順序を識別する。各VC−4は、0ないし(X−1)の一定の一意の順番を割り当てられる。(Xないし256の値を支援する)8ビットの順番は、H4バイトのビット1ないし4において移送される。したがって、さらに加えて、この例では、順番指標H4x(xは、0ないしX−1とする)は、各バーチャルコンテナ、VC−4のオーバーヘッドに割り当てられる。
【0060】
図5は、上述に基づく光移送ネットワークエンティティのマッピングの例を示している。図5は、4行、3824列の1オーダの光データユニット(optical data unit of order 1, ODU1)が、どのように17のVC−4へマップされるかを示しており、各々は、9行、261列を有し、第1列は、VC−4の経路のオーバーヘッド領域ごとに確保される。既に記載したように、順番指標(sequence indicator, SQ)は、H4バイトのビット1ないし4において移送され、VC−4−1vではゼロ、VC−4−XvではX−1である。
【0061】
図5において、固定スタッフバイトの一部は、他の関数へ再び割り当てられる。1バイトは、負調整の機会(negative justification opportunity, NJO)に利用される。この場合に、残りの3バイトは、JCと表示されており、調整制御のために確保される。3バイト間の主要なボート(vote)を使用して、デマッピング処理における調整の決定を行なう。したがって、3つのJC信号の中の1つの誤りが保護される。これらのバイトの1つの可能なフォーマットを、表2に示した。当業者には、他のフォーマットが可能であることが分かるであろう。
【0062】
【表2】
Figure 2004523959
表2 調整制御のバイト構造。ビット1ないし6は、000000に設定されるか、または別の適用のために確保される。ビット7ないし8は、調整の機会のバイトが、正の状態、すなわちPJOか、または負の状態、すなわちNJOであるかを示す。
【0063】
他の固定スタッフバイトの一部分を割り当てて、シグナリングチャンネルのようなオーバーヘッド情報か、または(使用されるときは)末端の光監視チャンネルからの情報を搬送することができる。
本発明の1つの可能性のある欠点は、これが、約6.25パーセントの非効率の度合いを有することである。しかしながら、既存のSDHネットワーク上で、kオーダの光データユニット(ODUk)のフレームを透過的に移送できるといった特長により、この欠点は解消される。
【0064】
本発明は、現在、ODU3の移送に適用できない。ODU3では、バーチャル連結における、現在の基準によって許可される最大で256のVC−4よりも、多数のVC−4が必要である。しかしながら、標準規格が変わって、例えば、STM−1024のような、より大きいデータフォーマットが展開されるとき、本発明は、ODU3以上の、より大きい光移送ネットワークのエンティティに適用できると考えられる。しかしながら、現在、ODU3/OTU3の移送は、世界の設定されたファイバベースの多くの制限のために、重要な問題となっている。大西洋横断用および太平洋横断用の何れかの海底ケーブルにおける移送は、将来を予測し難い。ODU3の逆多重化には、選択された多重化構造のために、4ではなく、5のODU2が必要であり、これは、非常に非効率的であり、標準化されていない。現在に至るまでに、ODU3/OTU3のインフラストラクチャが、いつ、どのくらい展開されるかは明らかでない。
【0065】
図6は、ノードSNBを示す。ノードSNBは、図1において同じ参照符号を有するノードに対応し、送られたSTM−Nフレームを受信し、受信したSTM−Nフレームから、元の光移送ネットワークエンティティか、または他のタイプのエンティティ、例えば、ノードSNAへ入力されるSDHまたはSONETのエンティティへアセンブルするように適合される。ノードSNBには、複数Nの入力61ないし61が構成されていて、複数NのSTM−Nのフレームを受信するように配置されている。
【0066】
ノードSNBにおいて受信されるSTM−Nのフレームは、従来のSTM−Nの終端装置64へ入力される。STM−Nの終端装置64では、STM−Nのフレームは、アセンブリモジュール62に到達する前に、従来のやり方で構成要素のVC−4へ分割される。STM−Nの終端装置64は、複数Xの出力65ないし65上に、複数XのVC−4を出力する。出力65ないし65上への出力VC−4は、信号プロセッサであるアセンブリモジュール62へ供給される。アセンブリモジュール62は、VC−4がSNBに到達するときに、元のエンティティをアセンブルする。アセンブリモジュール62には、VC−4を受信するための入力が構成されている。VC−4は、順番指標検出器66へ供給され、順番指標検出器66は、受信したVC−4が順番指標を含んでいるかどうかを検出する。受信したVC−4が順番指標を含んでいないときは、従来のやり方で、ノードSNBにおいて終端する。VC−4が順番指標を含んでいるときは、kオーダの同じ光データユニットから生成された全てのバーチャルに連結するVC−4を受信するまで、各VC−4は、バッファ68へ供給され、バッファ68には、各VC−4を記憶するための複数の記憶位置68ないし68が構成されている。全てのVC−4は、バッファに記憶されると、バッファのコンテンツはアセンブラ70へ供給され、アセンブラ70は、受信したVC−4からの順番指標にアクセスして、この順番のデータを使用して、受信したVC−4から、kオーダの元の光データユニット(original optical data unit of order k, ODUk)をアセンブルする。出力63では、アセンブリモジュール62は、リアセンブルされたエンティティを出力する。
【0067】
上述の例では、VC−4からのkオーダの光データユニットのアセンブリを開示した。しかしながら、本発明は、この点に制限されず、既に記載したように、他のエンティティ、例えばSDHまたはSONETのエンティティを含むが、これらに制限されない他のエンティティを、本発明にしたがって、他のデータフォーマットからアセンブルしてもよい。
【0068】
図7は、図1に示されていて、かつ図6に関連して詳しく開示した、ノードSNBの機能について記載したフローチャートを示している。とくに、図7は、ノードSNB内で処理する信号によって、アセンブリモジュール62によって実行される処置ステップを示している。SNBの他の構成要素、例えば、終端装置64は、従来のものである。ノードSNBは、通信リンクを横切って送られた到来データフォーマットを検出する。示されている例において、このデータフォーマットは、STM−Nフレームか、またはVC−4へマップされた他のエンティティである。STM−Nのフレームは、終端装置64へ入力され、終端装置64は、STM−Nフレームを受信し、それらを終端させ、複数のVC−4を出力する。アセンブリモジュール62は、到来エンティティを検出する。示されている例では、アセンブリモジュール62へ入力されるエンティティは、VC−4である。アセンブリモジュールには、順番指標検出器66が構成されていて、順番指標検出器66は、到来エンティティが順番指標、H4x(xは、0ないしX−1の整数である)が構成されているかどうかを検出する(78)。エンティティに順番指標が構成されていないときは、エンティティは、従来のやり方でノードにおいて終端する。エンティティに順番指標、H4xが構成されているときは、バーチャルコンテナC−4のペイロード領域および順番指標は、バッファへ方向付けられる(80)。Xのバーチャルコンテナが方向付けられ、そのペイロード領域および順番指標は、バッファへ送られて(82)、バッファのコンテンツは、オーダ、X=1、X=2、ないしX=Xへアセンブルされる(84)。図5に示されている例では、1オーダの光データユニット(optical data unit of order 1, ODU1)は、17のVC−4へマップされ、Xは17に等しい。しかしながら、Xは、SNAにおいてマップされたエンティティ、それがどのようにマップされたか、およびそれがマップされたエンティティに依存して変わる。エンティティが、順番指標によって予め判断されたオーダでアセンブルされると、アセンブルされたエンティティは、アセンブリモジュールから出力される(86)。出力エンティティは、信号プロセッサ22によってSNAにおいてマップされた元のエンティティに対応する。
【0069】
図1ないし7を参照して記載した実施形態は、光移送ネットワーク(optical transport network, OTN)に対して、個々に適用される。既に記載されているように、光移送ネットワークは、“新しい”ネットワークであり、依然として基準化の過程にある。“古い”ネットワークは、承認された基準にしたがって機能するSDHおよびSONETネットワークのようなものである。“古い”ネットワーク上で“新しい”ネットワークを支援できるようにする装置を、“モデム”と呼ぶ。開示されている実施形態は、SDH(“古い”ネットワーク)上で光移送ネットワーク(“新しい”ネットワーク)を支援できるので、光移送ネットワークモデムである。光移送ネットワークモデムは、いろいろに使用できる。光移送ネットワークモデムは、既存の移送インフラストラクチャを利用することによって、光移送ネットワークサービスの迅速な導入を可能にした。光移送ネットワークが、ネットワークの縁端部においてのみ与えられていても、モデムは、光データユニット(optical data unit, ODU)の接続を効率的に拡張する。しばしば、新しい技術が取入れられるときは、総合的なオペレーショナル支援システムが必要である。光移送ネットワークモデムは、新しい特徴の発展が不十分な状態で、既存の管理インフラストラクチャを使用することができる。
【0070】
光移送ネットワークモデムを配備して、別々の光移送ネットワークの“島(island)”を接続する。光移送ネットワークは、“島”を接続する中間のSDHのインフラストラクチャを通される。これは、光移送ネットワークの“島”と同じオペレータに属しているか、または異なるオペレータに属していてもよい。トンネリングにより、光移送ネットワーク管理情報をSDHネットワークに通すことができ、光の“島”を遠隔から管理する可能性を与える。“島”は、必ずしも、同じオペレータに属している必要はない。しかしながら、第1の“島”の所有者であって、第2の所有者が所有している第2の“島”に、第3の所有者が所有している中間ネットワークを介してリンクした第1の“島”の所有者は、第2の所有者との協定を求めることが好ましい。
【0071】
光移送ネットワークモデムは、SDHベースの海底ケーブルシステムまたはWDMラインシステムと共に使用することもできる。SDHベースの海底ケーブルシステムまたはWDMラインシステムは、予備のキャパシティを有し、かつ長寿命であるが、光移送ユニットを直接に支援できない。光移送ネットワークモデムは、オーバーレイモデルか、または最初に、光移送ネットワークノード、あるいは最初に、光移送ネットワークラインシステムと共に使用される。ネットワーク上で移送されるペイロードが、古いレイヤのネットワークにおいて、新しいレイヤネットワーク上へマップされるように発展したものとは対照的に、この発展形式(古いものの上に、新しいものをマップする形式)により、簡単な発展経路が許可される。必要なときに、変更して、またモデムを引っ込めることができる場合は、ネットワークの幅を調整する必要はない。
【0072】
SDH上でSDH、SONET上でSONET、SONET上でSDH、またはSDH上でSONETを支援するノードの適用は、光移送ネットワークモデムの適用に類似している。したがって、本発明では、“古い”ネットワークによって、“古い”ネットワークを支援することができる。SDHまたはSONETのモデムに対する適用は、光移送ネットワークモデムの適用に類似している。例えば、ネットワークオペレータは、サードパーティの中間ネットワーク上で、SDHの管理データを遠隔のネットワークへ送ることができる。
【0073】
図9は、本発明の実施形態にしたがって、ノードSNAおよびSNBが構成されているSDHのネットワーク上で、SDHのエンティティを伝送するための通信リンクを示している。図9では、SDHのエンティティは、透過的に送られる。すなわち、SDHエンティティのオーバーヘッド領域は、中間のノードSN1ないしSNMによってアクセスされない。図9の通信リンクに示されている構成要素の機能は、図1に示されている構成要素の機能に類似している。図9に示されているリンクには、2つの従来のSDHノード、すなわちノードSNXおよびノードSNYが構成されている。図9には、STM−Nの経路が示されており、STM−Nの経路上では、STM−Nのエンティティが移送される。
【0074】
図9において、ノードSNAには、信号プロセッサが構成されていて、信号プロセッサは、到来するSDHのエンティティ、すなわちSTM−Nのフレームを、バーチャルコンテナへマップする。バーチャルコンテナは、図1を参照して記載したのと同じやり方で処理される。オーバーヘッド領域は、各バーチャルコンテナのペイロード領域ごとに生成される。バーチャルコンテナの管理データは、それぞれのオーバーヘッド領域へ割り当てられる。さらに加えて、各バーチャルコンテナは、オーバーヘッド領域内で、順番識別子を割り当てられる。従来は、SDHネットワーク内で移送されるエンティティは、バーチャルコンテナである。バーチャルコンテナは、通信リンクまたはネットワークを横切って移送する前に、STM−Nのフレームへフォーマットされる。管理データおよび順番識別子を各バーチャルコンテナへ割り当てることにより、図1を参照して記載したように、各バーチャルコンテナは、通信リンクを横切る他のバーチャルコンテナとは無関係に移送できる。すなわち、バーチャルコンテナは、通信リンクを横切ってバーチャルに連結される。図1と同様に、ノードSNBには、アセンブリモジュールが構成されていて、アセンブリモジュールは、図1のように、バーチャル連結によって、中間ノードSN1ないしSNMを横切って移送された、受信したバーチャルコンテナから、元のSTM−Nフレームをアセンブルする。
【0075】
図9に示されている通信リンクにより、STM−Nフレームのオーバーヘッド領域内に構成されているSDH管理データを中間のネットワークノードにおいて変更することなく、SDH管理データをSDHネットワークを横切って通すことができる。言い換えると、この通信リンクにより、SDHネットワーク管理データは、SDHネットワークによって変更されることなく、移送することができ、種々に適用できる。例えば、ネットワークオペレータは、SDHセクションのオーバーヘッド情報の半透過性の移送を可能にする波長分割多重(wavelength division multiplex, WDM)ラインシステムに対する波長サービスを販売したい。WDMのラインシステムは、トランスポンダによってSDH装置へ接続される。トランスポンダは、既存のSDHネットワークから光信号を取入れて、それらを、光ラインシステムが使用できる形式に変換する装置である。SDHにおいて、ITU−T推奨のG.957の基準にしたがうレーザは、広いスペクトル幅と、1300または1550ナノメートルのウインドウをベースとする不明確に特定された波長とを有する。したがって、1550ナノメートルのウインドウ内の、SDH装置からの2つの光信号は、名目上は同じ波長であるので、一緒に多重化できることが保証されない。対照的に、WDMネットワークでは、波長およびスペクトル幅の両者は明確に規定される。
【0076】
SDH装置の観点から、WDMの2点間システムは、各SDHの光セクション接続に対して不可視であり、WDMシステムはファイバに類似している。したがって、トランスポンダ内のSDHフレームの処理は、厳格に制限される。これは、一般に、バイトのコンテンツの上に書込むことではなく、それらを読み出すことに制限される。WDMラインシステムの入力および出力において信号を監視する一定の能力により、誤りの管理が極めて僅かであるが、可能であることが保証される。SDHのセクションのオーバーヘッドにおいて何れのバイトを処理するかを記述する基準はない。一般的なアプローチは、所定のパターンを使用するフレーム整列ワードA1、A2を処理し、JO(トレース)およびB1(誤り)を読み出すことである。他のセクションのオーバーヘッドのバイトは、単に無視される。
【0077】
このようなサービスは、手操作で構成され、処理に移される。オーバーレイによって融通性を取入れて、セクションのオーバーヘッドの一部に収められているエンティティの相互接続を可能にする。このアプローチの限界は、オペレータが、サービスを管理する能力のほとんどを失うことである。これは、STM−Nを光データユニットへマップすることによって克服することができる。その代りに、図9に示されているように、STM−Nのフレームは、図1ないし4を参照して十分に開示したバーチャル連結機構を使用して、SDH経路内にカプセル化し、管理できる十分に透過的なSTM−Nサービスを提供することができる。表3に、マッピング関係を与えた。ここでは、バーチャル連結を使用して、SDHネットワーク上にSDH管理データを与えることができる。本発明以前は、これは実現できていなかった。
【0078】
【表3】
Figure 2004523959
表3 STM−Nのエンティティの、SDHのバーチャルに連結されたVC−4へのマッピング。
SDHシステムは、同期の移送にしばしば使用される。STM−N信号を移送することを意図するシステムは、同期の移送を考慮しなければならない。光移送ネットワークを同期の移送に使用し、したがって、次に示すように、光移送ネットワークおよびSDHネットワークに等しく適用することを考慮しなければならない。SDHフレームは、通常は、ネットワーク品質クロックにロックされる。同じネットワーククロックは、システムの受信端において直接に抽出されて、新しい位置において再使用される。この移送されたクロックの品質についての基準は、ジッタおよびワンダーに関して、正規のデータ移送よりも、より厳しい(G.811、G.812、G.813、およびG.703を参照すべきである)。とくに、ITU−T推奨のG.811(1997)には、国際的なディジタルリンクのほぼ同期の処理に適した主基準クロックの出力におけるタイミング要件が記載されている。ITU推奨のG.812(1998)には、国際的なディジタルリンクのほぼ同期の処理に適したスレーブクロックの出力におけるタイミング要件が記載されている。ITU推奨のG.813(1996)には、SDH装置のスレーブクロック(SDH equipment slave clock, SEC)のタイミング特徴が記載されている。ITU推奨のG.703(1998)には、ハイアラキ形ディジタルインターフェイスの物理/電気の特徴が記載されており、これは、SDHシステムを使用して、SDHペイロード領域内でほぼ同期のディジタルハイアラキ(plesiochronous digital hierarchy, PDH)信号に結合された同期信号を移送するときに、問題を発生する。主な問題は、SDH装置が、ペイロード領域に対するポインタをインクリメントするか、またはデクレメントしなければならないとき、ネットワークの出力において提示される信号は、位相を乱すといったことである。この位相の動きおよびレートは、(ペイロード領域のデータの保全性に影響を与えないが)同期の基準によって予め規定されている限度を越えている。
【0079】
データ信号の出力位相において、ポインタの影響を緩和するためのいくつかの技術が提案されている。しかしながら、現実的には、ペイロード領域を同期の位相に使用できるとき、点に対する影響を緩和する方法は、3つだけある。
1.残りのジッタの周波数成分が、適切な要件より低い点に対する非同期化器のバンド幅を狭める。これは、出力バッファ要件において関係するコストが高く、最終的なデータ信号へ遅延を取入れる。以前は、バッファのコストのために、これは排除された。さらに加えて、同じくコストを上げるタイミング抽出回路の品質(または位相ロックループ発振器)を向上しなければならない。
【0080】
2.高周波数において、慎重にポインタの移動を取入れる。取入れた信号を変調し、したがって、最終的な非同期化器が受信するとき、生成された出力ジッタは非常に低い。この方法は、実際には不都合であり、ネットワーク環境内で証明されないままであると考えられる。
【0081】
3.ベアラネットワークを高品質レベルに同期させて、ポインタ調節を行わない。これは、大抵のオペレータネットワークにおいて使用されている。しかしながら、実際には、これは問題を隠さず、問題を解消できない。さらに加えて、同期ネットワークにおける故障は、基礎データに影響を与える。
【0082】
図6を参照して既に概略的に記載したように、ノードSNBに配置されている信号プロセッサには、バッファ68が構成されていて、バッファ68は、少なくとも125μ秒の期間でデータを受信する。現在は、バッファは事実上コストをかけずに使用可能であるので、第1の技術を再び検討する。バッファ以外でコストを発生する唯一のものは、より高度にタイミングを抽出するためのコストである。しかしながら、現在は、このコストがより低いオーダの経路よりも、あまり重要でないときは、より高いオーダーのペイロードを搬送するために、この技術を使用することを意図している。したがって、上述の(1)の技術は、基礎となるSTM−N、光データユニット(optical data unit, ODU)、または光移送ユニット(optical transport unit, OTU)の同期移送に対する要件を満たすことができる。
【0083】
本発明を説明するために与えられている例は、SDHに関するが、本発明は、SONETにも同様に適用できる。SONETの移送は、例えば、VC−3の移送に基づく。さらに加えて、本発明にしたがって記載したマッピング、バーチャル連結、およびアセンブリング機構を使用して、SONET経路ベースのインフラストラクチャ上でSDHフレームを搬送するか、またはSDH経路ベースのインフラストラクチャ上でSONETフレームを搬送することができる。
【0084】
図10は、レガシーネットワークと新しいネットワークとの間で相互作用する方法を示している。別途記載するように、本発明は、新しいネットワーク、例えば光移送ネットワークをどのくらい取入れることができるかについて、重要で、直接的な結果をもつことが分かるであろう。
【0085】
ネットワークオペレータが、古いネットワークを支援するためのレガシー装置が構成されていない新しいネットワークを構築しない限り、新しい移送技術を取入れると、レガシーネットワークから、新しいネットワークへ、どのように発展するかについて、直ちにジレンマが生じる。これは、個々のネットワークオペレータが、何れのタイプの装置を、何番目に、何れのタイプのマッピングを使用して、取入れるかを選択したかに依存する。新しいネットワークが、古いネットワークとどのように動作するかは、“相互作用(interworking)”として知られている。ネットワーク間の相互作用について検討するときは、先ず、古い移送ネットワークと新しいネットワークの両者のクライアントレイヤネットワークについて検討することが必要である。
【0086】
G.707に記載されているように、SDHは、種々のクライアントレイヤのマッピングを支援する完全に発達した技術であり、とくに、ITU−T推奨のG.707(2000)(“Network node interface for the Synchronous Digital Hierarchy (SDH)”)(未発行)を参照すべきである。次に、より高いオーダの経路レイヤへのマッピングについてのみ、とくにVC−4について記載する。これらは、次のカテゴリに大別できる;
−ほぼ同期のディジタルハイアラキ(plesiosynchronous digital hierarchy, PDH)の経路レイヤ、
−より低いオーダのSDH経路レイヤ、
−非同期移送モード(asynchronous transfer mode, ATM)のバーチャル経路のようなクライアントレイヤ信号、およびインターネットプロトコル(internet protocol, IP)のような高レベルのデータリンク制御(high level data link control, HDLC)のフレーム化信号。
【0087】
別途記載される例の目的に対して、これらのカテゴリの最後を選択する。G.709に規定されている光移送ネットワークのクライアントレイヤは、
−kオーダの光ペイロードユニット(optical payload unit of order k, OPUk, k=1,2,3)へマップされる(±20ppmまでのビットレート公差を有する)2,488,320キロビット秒、9,953,280キロビット秒、または39,813,120キロビット秒の信号である。これらのレートは、STM−16、STM−64、およびSTM−256に対応する。マッピングは、2つの異なるモード、すなわち非同期モードおよびビット同期モードにしたがって行われる:
−kオーダの光ペイロードユニット(optical payload unit of order k, OPUk)のペイロード領域に一致する容量を有する定ビットレートのATMセルストリーム;
−種々の長さの一般フレーム手続(Generic Frame Procedure, GFP)のフレーム。これらを使用して、例えば、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)を移送する;
−kオーダへの光ペイロードユニットへの不特定のクライアントのマッピングが特定される。kオーダの光ペイロードユニット(OPUk)のペイロードのビットレートに相当するビットレートの連続ビットストリームへカプセル化した後で、クライアント信号(の組)をマップすることができる。
【0088】
新しいレイヤのネットワークと既存のレイヤのネットワークとの間の相互作用は、図10aに示されている新しいレイヤのネットワークおよび既存のレイヤのネットワークの両者に共通のクライアントレイヤを介して実現することができる。この形態の相互作用には、各SDHと光移送ネットワーク経路との終端と、各経路レイヤとクライアントとの間の適応機能とが必要である。このような機能の組合せは、トランスマルチプレキシング(transmultiplexing, TMUX)と呼ばれる。TMUXでは、サーバレイヤが異なるビットレートを有するとき、クライアントレベルの処理が必要である。光移送ネットワークのラインシステムと相互接続との両者(例えば、アド ドロップ マルチプレクサ(add drop multiplexer, ADM))が、同時に配備されるとき、このやり方の相互作用は、光移送ネットワークのオーバーレイネットワークの配備と両立する。これは、相互作用の最も簡単な形態であり、新しいクライアント−サーバの関係を展開する必要はない。光移送ネットワークのインターフェイスが、クライアントレイヤの信号を処理するネットワーク素子上に配備される場合は、このようなネットワーク素子と光移送ネットワークとの間に相互作用の要件はない。
【0089】
相互作用の第2の方法は、図10bに示されているように、新しいレイヤのネットワーク(光移送ネットワーク)上で、古いレイヤのネットワークにおいてクライアントレイヤを移送することである。ほぼ同期のディジタルハイアラキ(plesiochronous digital hierarchy, PDH)からSDHへの移行の一部として、PDH経路レイヤは、SDH経路上で搬送された。対照的に、光移送ネットワークは、より高いオーダの経路ではなく、SDHフレーム、すなわちSTM−Nを移送する。実際には、SDHのセクションレイヤは、SDHネットワークにおいて定常的に接続されていて、光移送ネットワーク上で移送されるとき、経路レイヤになる。
【0090】
光移送ネットワーク技術は、新しい移送ネットワークへの移行の一部として、次のやり方の中の1つに取入れることができる:
−上述のオーバーレイネットワーク;
−クライアントレベルにおいてトランスマルチプレキシング(transmultiplexing, TMUXing)によって相互作用させる一方で、先ず、光移送ネットワークラインシステムを配備する。次に、光移送ネットワークの相互接続またはアド ドロップ マルチプレクサを配備して、より広範にわたる光データユニット/光クライアントチャンネル(optical data unit/optical channel, ODU/Och)を接続し、トランスマルチプレキシング機能を捨てることができる。光移送ネットワークの相互接続とラインシステムとの間には、相互作用は不要である;
−クライアントレベルにおいてトランスマルチプレキシングによって相互作用させる一方で、先ず、光移送ネットワークの相互接続を配備する。この例は、前の例に類似している。この例では、ラインシステムを取入れて、トランスマルチプレックス機能を捨てることができる;
−新しいレイヤ上で、古いレイヤ(STM−N)を移送する一方で、先ず、光移送ネットワークのラインシステムを配備する。光移送ネットワークノードは、ノード間で配備することができる。主にこのやり方を制限するものは、より高い次数の経路およびそのクライアントが効率的にアクセスできないことである。STM−Nは保持できるが、クライアントレイヤにおける相互作用が次に要求されるときは、STM−Nの“経路”を取り除く必要がある。これは、実行するのに簡単なタスクではなく、ネットワーク全体で調整する必要がある;
−STM−Nレベルで相互作用させる一方で、先ず、光移送ネットワークの相互接続を配備する。相互接続により、STM−Nのサブネットワークの接続を与える、すなわち接続を制御する。これらは、例えば、既存の波長分割多重(wavelength division multiplex, WDM)のラインシステムを使用することができる。この発展形のルートにおける問題は、他の“新しいレイヤの上の古いレイヤ”のアプローチにおける問題と同じである。
【0091】
1つの別の相互作用方法を検討する。これは、図10cに示されているように、古い経路レイヤ技術の上での新しい経路レイヤ技術の移送に関係する方法である。これは、しばしば、“古い”から“新しい”への発展中に遷移段階の一部として必要とされる。アナログ(“古い”)からディジタル(“新しい”)へのネットワークの遷移と類似して、既に記載したように、“新しい”ネットワークを“古い”ネットワーク上で支援できる装置は、モデムとして知られている。例えば、SDHの経路レイヤ信号をPDHの経路レイヤ信号へマップして、SDHモデムの機能を形成する。これは、G.832に記載されており、とくに、ITU−T推奨のG.832(1998)、“Transport of SDH elements on PDH networks - frame and multiplexing structures”を参照すべきである。可能な移動経路の全ては、図11に示されている。
【0092】
先ず、このような相互作用方法は、光移送ネットワークベースの移送ネットワークと、SDHベースの移送ネットワークとの間には、適用できないことが分かる。その後で、1オーダの光データユニット(optical data unit of order 1, ODU1)のフレームは、STM−16を支援できるが、既に記載したように、ODU1のペイロード領域は、1オーダの光データユニット(ODU1)を明確に支援できない。他方で、1オーダの光データユニット(ODU1)のVC−4−64cへのマッピングは、約28%で、利用が非常に不十分である。これらの理由のために、SDH上の光移送ネットワークエンティティの移送については、これまで検討されてこなかった。
【0093】
しかしながら、この問題に対処し、新しいネットワークと古いネットワークの両者への適用についての解決案を提供している。
本発明では、SDHと光移送ネットワークとの間の相互作用に対する解決案を提供し、一方から他方への発展形経路を概略的に示している。バーチャル連結機構は、SDH経路上で光移送ネットワークのエンティティの移送を可能にした。光移送ネットワークモデムは、光移送ネットワークのオーバーレイを“厚くする”のに使用する機構を用意して、既存のインフラストラクチャを使用して、より幅広く光データユニットを接続する。光移送ネットワークモデムを、ネットワークの縁端部に配備して、光移送ネットワーク機能の展開を最小にして、光移送ネットワークのサービスを迅速に引き継ぐことができるようにした。これらは、SDHネットワークの寿命を拡張する潜在性も備えている。しかしながら、これらは光移送ネットワークへの適用に制限されず、十分に管理された透過性のSTM−Nの移送を行うのにも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明にしたがって、ノードを含む光エンティティの伝送用の通信リンクを示す図。
【図2】図1に示されている通信リンクであって、光移送ネットワークノードおよび本発明にしたがうノードとが構成されている通信リンクの一部がより詳しく示されている図。
【0095】
【図3】本発明にしたがう光信号プロセッサであって、図2に示されているノード内に含まれている光信号プロセッサの構造をより詳しく示す図。
【図4】本発明にしたがう光信号プロセッサの機能を示すフローチャート。
【図5】ODU1を17 VC−4sへマップする1つの例を示す図。
【0096】
【図6】本発明にしたがうノードを示す図。
【図7】本発明にしたがうノードの機能を示すフローチャート。
【図8】光ペイロードユニット(optical payload unit, OPU)、光データユニット(optical data unit, ODU)、および光移送ユニット(optical transport unit, OTU)の間の関係を示す図。
【0097】
【図9】本発明にしたがうノードを含むSDHエンティティを伝送するための通信リンクを示す図。
【図10a】レガシーネットワークと新しいネットワークとの間の相互作用の方法を示す図。
【図10b】レガシーネットワークと新しいネットワークとの間の相互作用の方法を示す図。
【図10c】レガシーネットワークと新しいネットワークとの間の相互作用の方法を示す図。
【図11】レガシネットワークから新しいネットワークへの発展経路を示す図。
【符号の説明】
【0098】
20 光移送ユニットの終端点、
22、24 マップ装置、
34 ローカルクロック、
35 ペイロードC−4生成器、
36 オーバーヘッド生成器、
37 調節器、
38 順番指標割当て装置、
39 非同期マップ装置、
40 固定ペイロードスタッファ、
41 比較器、
66 順番指標検出器、
68 バッファ、
70 アセンブラ、
88 クライアント、
90 光ペイロードユニット
91、98 オーバーヘッド領域、
92 順方向誤り訂正領域、
94 光データユニット、
96 光移送ユニット、
100 光伝送ユニット経路。

Claims (18)

  1. オーバーヘッド領域内およびペイロード領域内のデータとが構成されている第1のフレームを、第1のネットワークから中間ネットワークを介して第2のネットワークへ通す方法であって、第1のノードが、前記第1のネットワークと前記中間ネットワークとの間に配置されていて、第2のノードが、前記中間ネットワークと前記第2のネットワークとの間に配置されていて、
    a.前記第1のノードにおいて、第1のフレームの前記データを複数の第2のフレームのペイロード領域へマップして、第2のフレームには、中間ネットワーク上での第2のフレームの移送に関係するオーバーヘッドデータが収められているオーバーヘッド領域がさらに構成されていて、前記第2のフレームの各々の各オーバーヘッド領域へ識別子を割り当てて、前記第2のフレームを前記中間ネットワーク上へ出力するステップと、
    b.前記オーバーヘッドデータにしたがって、前記第2のフレームを前記中間ネットワークを横切って前記第2のノードへ移送するステップと、
    c.前記第2のノードにおいて、前記複数の第2のフレームを受取り、前記識別子の各々へアクセスし、前記第2のフレームからアクセスされた識別子を使用して、前記第2のフレームのペイロード領域から前記第1のフレームをリアセンブルして、リアセンブルされた第1のフレームに、オーバーヘッド領域内およびペイロード領域内のデータが構成されるようにし、前記リアセンブルされた第1のフレームを前記第2のネットワークへ出力するステップとが含まれる方法。
  2. 前記第2のフレームが、SDHまたはSONETのフレームである請求項1記載の方法。
  3. ステップa)には、前記第1のフレームの前記オーバーヘッドおよび前記ペイロードの領域内の前記データを、前記複数の第2のフレームのペイロード領域へマップすることが含まれる請求項1または2記載の方法。
  4. 前記第1のフレームが、光移送ネットワークのデータフレームである請求項2または3記載の方法。
  5. 前記第1のフレームが、SDHまたはSONETのデータフレームである請求項2または3記載の方法。
  6. 請求項1のステップa)において使用するための、すなわちオーバーヘッド領域内およびペイロードデータ領域内のデータが構成されている第1のフレームを、複数の第2のフレームへマップするための信号プロセッサであって、信号プロセッサには、前記第1のデータフレームを受信するための入力と、第2のフレームを出力するための出力と、第1のフレームの前記データを、複数のフレームのペイロード領域へマップするための処理手段とが構成されていて、第2のフレームには、中間ネットワーク上で第2のフレームの移送に関係するオーバーヘッドデータが収められているオーバーヘッド領域がさらに構成されていて、前記ノードには、前記第2のフレームの各々に識別子を割り当てるための割当て手段がさらに構成されている信号プロセッサ。
  7. 前記処理手段が、前記第1のフレームの前記オーバーヘッドおよび前記ペイロード領域内の前記データを、前記複数の第2のフレームのペイロード領域へマップする請求項6記載の信号プロセッサ。
  8. 特許請求項1のステップc)において使用するための、すなわち複数の第2のデータフレームから第1のデータフレームをリアセンブルするための信号プロセッサであって、複数の第2のフレームを受信するための入力と、前記第1のフレームを出力するための出力と、前記第2のフレームの各々へ割り当てられた識別子へアクセスするためのアクセス手段と、前記第2のフレームからアクセスされる前記識別子を使用して、前記第1のフレームをリアセンブルするためのリアセンブリング手段とが構成されている信号プロセッサ。
  9. 前記リアセンブラには、前記識別子にしたがって、前記第2のフレームのペイロード領域内のデータを、前記第1のフレームの適切なオーバーヘッドおよびペイロードの領域へマップするためのマップ装置が構成されている請求項9記載の信号プロセッサ。
  10. 前記第2のフレームは、SDHまたはSONETのフレームである請求項6ないし9の何れか1項記載の信号プロセッサ。
  11. 前記第1のフレームは、光移送ネットワークのデータフレームである請求項10記載の信号プロセッサ。
  12. 前記第1のフレームは、SDHまたはSONETのデータフレームである請求項10記載の信号プロセッサ。
  13. オーバーヘッド領域内およびペイロード領域内のデータが構成されている第1のフレームを、第1のネットワークから中間ネットワークを介して第2のネットワークへ通すためのトンネリング装置であって、前記トンネリング装置には、第1のネットワークから第1のフレームを受信するための入力と、第2のフレームを中間ネットワーク上へ出力するための出力を備えた第1のノード、および前記中間ネットワークから前記第2のフレームを受信するための入力と、リアセンブルされた第1のフレームを第2のネットワーク上へ出力するための出力とを備えた第2のノードが構成されていて、前記第1のノードには、複数の第2のフレームのペイロード領域内へ第1のフレームの前記データをマップするためのマップ装置がさらに構成されていて、前記第2のフレームには、中間ネットワーク上で第2のフレームの移送に関係するオーバーヘッドデータが構成されているオーバーヘッド領域がさらに構成されていて、前記第1のノードには、前記複数の第2のフレームのオーバーヘッド領域へ識別子を割り当てるための割当て手段がさらに構成されていて、前記第2のノードには、前記識別子にアクセスするためのアクセス手段と、前記識別子を使用して、前記複数の第2のフレームから前記第1のフレームをリアセンブルするためのリアセンブリング手段とがさらに構成されているトンネリング装置。
  14. 前記第2のフレームは、SDHまたはSONETのフレームである請求項13記載の装置。
  15. 前記マップ装置が、前記第1のフレームの前記オーバーヘッド領域および前記ペイロード領域内の前記データを、前記複数の第2のフレームのペイロード領域へマップする請求項13または14記載の装置。
  16. 前記リアセンブラには、前記第2のフレームの前記ペイロード領域内のデータを、前記第1のフレームの適切なオーバーヘッドおよびペイロード領域へマップするためのマップ装置が構成されている請求項13ないし15の何れか1項記載の装置。
  17. 前記第1のフレームは、光移送ネットワークのデータフレームである請求項13ないし16の何れか1項記載の装置。
  18. 前記第1のフレームは、SDHまたはSONETのデータフレームである請求項13ないし16の何れか1項記載の装置。
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