JP2004522478A - 水平命綱ケーブル用支持ブラケットアセンブリ - Google Patents
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Abstract
水平命綱ケーブル(4)用支持ブラケットアセンブリは、ベース板(14)と、ブラケット手段(24)と、ケーブル用保持手段(28)とを包含する。ベース板(14)は、構造物(6)に取り付けるために設けられる。ブラケット手段(24)は、ベース板(14)に取り付けられ、このベース板に関して摩擦制止されているが枢動できるようにされている。ケーブル用保持手段(28)は、ブラケット手段(24)に取り付けられている。この構成において、ケーブル(4)の動荷重はブラケット手段(24)の、摩擦制止に抗しての第1の位置(36)から第2の位置(38)への枢動を生じせしめる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばビルディングのような構造物に対して使用するための水平命綱ケーブルに関し、より詳細には、水平命綱ケーブルの端部を取り付けるために及び/又は水平命綱をその両端間で支持するためにビルディングの屋根頂部に取り付けるのに適当な支持ブラケットアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
水平命綱ケーブルは、例えばビルディングのような構造物の高い所に取り付けられ、このような構造物上で作業する人間が落ちるのを防止するために配備されることは知られている。このような作業員は一般に装着帯(ハーネス)を着用し、この装着帯に命綱の一端が取り付けられ、命綱の他端は取付け装置の手段により水平命綱ケーブルに滑動可能に取り付けられる。
【0003】
しかして、構造物に取り付けられてケーブルの端部が接続されるブラケットを設けることが必要とされる。また、ケーブルをその両端間の中間位置で支持するために構造物に取り付けられる中間ブラケットを設けることも必要とされる。
【0004】
このようなブラケットをビルディングの屋根の頂部に取り付けることは知られている。しかしながら、このようなブラケットを屋根に取り付けるためには、ブラケットをビルディングの構造物に取り付けるための屋根を損壊する必要がある。このような損壊として、ケーブルの端部が接続されている又は中間ブラケットが接続されているブラケットを通すために屋根構造物にかなり大きな直径の穴をあけることがある。
【0005】
また、ビルディング上で作業する人間が偶然にも落ちて、動荷重が水平命綱ケーブルに加わり、この荷重が屋根に取り付けられてケーブルを支持しているひとつ又はそれ以上のブラケットに伝達されたときにも、屋根構造物に損壊が生じることがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、これらの問題を除去又は最小にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、水平命綱ケーブル用支持ブラケットアセンブリにおいて、構造物に取り付けるベース板と、前記ベース板に取り付けられ、このベース板に関して摩擦制止されているが枢動できるブラケット手段と、前記ケーブルを前記ブラケット手段に取り付けるケーブル用保持手段とを包含し、前記ケーブルの動荷重が前記ブラケット手段の、摩擦制止に抗して第1の位置から第2の位置への枢動を生じせしめることを特徴とするアセンブリ、が提供される。
【0008】
前記ケーブル用保持手段はばね式機構の手段により前記ブラケット手段に取り付けられ、これにより、前記ケーブルの動荷重が前記ケーブル用保持手段を前記ばね式機構のばね力に抗して前記第2の位置に引っ張るようにすることができる。前記ケーブル用保持手段は、ナットとボルトとのアセンブリ及び圧縮ばねの手段により前記ブラケット手段に取り付けることができる。
【0009】
前記ブラケット手段は、前記第1の位置では前記ベース板上で実質的に直立し、そして前記第2の位置では前記ベース板に関して実質的に横に位置するようにすることができる。
【0010】
前記ベース板に、前記ブラケット手段の下に横たわる横クロス部材を設けることができる。
【0011】
前記ブラケット手段は、前記第2の位置で前記クロス部材と接触して位置するようにすることができる。
【0012】
前記ベース板に一対の直立するラグを設け、これらのラグに前記ブラケット手段を取り付けるようにすることができる。
【0013】
前記ブラケット手段は、ひとつ又はそれ以上の摩擦ワッシャを組み込んでいる一対のナット及びボルトアセンブリの手段により前記ベース板に取り付けることができる。
【0014】
前記ケーブル用保持手段は端ブラケットとし、この端ブラケットに前記ケーブルの端部も取付け可能とすることができる。
【0015】
選択的に、前記ケーブル用保持手段は前記ケーブルの両端間の中間で前記ケーブルを支持する中間ブラケットアセンブリとすることができる。
【0016】
前記中間ブラケットアセンブリは、動荷重吸収手段を組み込み、前記ブラケット手段に取り付けられているベース手段と、第1の端及び第2の端を有し、前記第1の端にはこの第1の端を前記ベース手段に枢動可能に取り付ける手段が設けられていると共に、前記第2の端が前記ケーブルを受け入れるようにしているアーム手段と、前記ベース手段に取り付けられ、前記アーム手段をその第1及び第2の端間の中間区域でかつ前記ベース手段に関して第1の角度位置で支持するように配置されている少なくともひとつのシャーピンとを包含し、前記少なくともひとつのシャーピンは、支持ブラケットアセンブリが前記構造物に取り付けられて所定の下向きに向けられた荷重が前記アーム手段の第2の端で又はその近くで前記ケーブルに直接又は間接的に加えられたときに、せん断するようにされ、これにより、前記アーム手段がその第1の端で下向きに枢動して前記ベース手段に関しての第2の角度位置をとるようにすることができる。
【0017】
前記少なくともひとつのシャーピンは複数の位置のうちの選択したひとつの位置で前記ベース手段に取り付けられ、これにより、前記ベース手段に関しての前記アーム手段の第1の角度位置を変えることができるようにすることができる。
【0018】
前記ベース手段は、前記ブラケット手段に取り付けられるように配置されたベース部分とこのベース部分から垂下する一対の間隔を置いて離れているフランジ部分とを有する実質的にU字形の形状とし、前記アーム手段の第1の端が前記フランジ部分に枢動可能に取り付けられていると共に、前記シャーピンが前記フランジ部分間の所定位置に取り付けられるようにすることができる。
【0019】
前記フランジ部分に、前記少なくともひとつのシャーピンを固定して受け入れる少なくとも一対の対向した協同穴を設けることができる。
【0020】
前記フランジ部分に一対の対向した協同穴を設け、これらの穴が前記アーム手段の第1の端をこれらの穴に枢動可能に取り付ける手段を受け入れるようにすることができる。
【0021】
前記少なくともひとつのシャーピンは、例えばナイロンのようなプラスチックス材料から成ることができる。
【0022】
前記少なくともひとつのシャーピンは、ねじ付きナットを備えているねじ付きボルトの形とすることができる。
【0023】
前記アーム手段の第1の端は、ステンレス鋼から成ることができるピン又はボルトの手段により前記ベース手段に枢動可能に取り付けることができる。前記ボルトは、ねじ付きであって、ねじ付きナットを備えることができる。前記アーム手段の第1の端に第1の中空の実質的に円筒形の部材を設け、この部材内を前記ピン又はボルトが通るようにすることができる。
【0024】
前記アーム手段の第2の端に第2の中空の実質的に円筒形の部材を設け、この部材内を前記ケーブルが通るように配置することができる。前記第2の実質的に円筒形の部材はその対向する両端の外側がテーパされて、取付け装置が前記中間ブラケットアセンブリを通過することを容易にし、前記取付け装置は前記ケーブルに滑動可能に取り付けられていると共に前記構造物上で作業する人間から延びている命綱に接続されるようにすることができる。
【0025】
前記アーム手段は、その第1及び第2の端間の区域に第3の中空の実質的に円筒形の部材を設け、この部材内を前記シャーピンが通るように配置することができる。
【0026】
前記アーム手段は、実質的に矩形とすることができる板形状とすることができる。
【0027】
前記ケーブルは、ステンレス鋼ワイヤ、又は例えばネオプレンのようなジャケット内に入れておくことができるバンドルの形とすることができる合成プラスチックスファイバから成ることができる。
【0028】
前記構造物は、ビルディング、特にビルディングの屋根とすることができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の支持ブラケットアセンブリは、このアセンブリに取り付けられている又はこのアセンブリにより支持されている水平命綱ケーブルに動荷重が加えられたときに、このアセンブリが取り付けられている例えばビルディングの屋根頂部のような構造物に損壊を与える危険を最小又は減少せしめる。すなわち、荷重が加えられると、ベース板に取り付けられているブラケット手段が、その摩擦制止に抗して、その第1の位置からその第2の位置に枢動し、これにより荷重の最初の吸収が生じる。そして、ブラケット手段がその第2の位置に到達すると、荷重はばね式機構により更に吸収される。
【0030】
ブラケット手段の下に横たわるクロス部材をベース板に設けることにより、屋根構造物に損壊を与える危険は更に減少される。なぜなら、ブラケット手段はその第2の位置に枢動するとクロス部材と接触するからである。
【0031】
もしシャーピンを組み込んでいる中間ブラケットアセンブリが提供される場合には、これは、加えられた動荷重の更なる吸収及び屋根構造物に損壊を与える危険の更なる減少を生じせしめる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
本発明を良く理解し、また本発明が実際にどのようにして実施されるかを一層明確に示すために、以下添付図面を参照して本発明の実施例について詳述する。
【0033】
図1及び図2を参照するに、支持ブラケットアセンブリ2は水平命綱ケーブル4の端部をビルディングの屋根6の頂部に取り付けるために設けられる。
【0034】
ケーブル4は、ステンレス鋼ワイヤから成ることができるが、しかし、有益には、例えばネオプレンのようなジャケット内に適当に入れられている例えばポリエステルファイバのような合成プラスチックスファイバのバンドルから成る。
【0035】
取付け装置8は、ケーブル4に沿って滑動するように設けられ、この取付け装置に取り付けられている命綱10の一端を有する。命綱10の他端は、ビルディング上で作業をしビルディングから落ちるのを防止される人間12に、周知の形の適当な装着帯(図示せず)の手段により取り付けられる。
【0036】
支持ブラケットアセンブリ2は、ストラップの形でかつ適当にはステンレス鋼から成る細長いベース板14を有する。このベース板14は、屋根母屋16のラインに沿って、ボルト18の手段により屋根6の頂部に取り付けられる。特に、図2に示されるように、横クロス部材20がベース板14に設けられている。このクロス部材20は、ベース板14に取り付けられるか、又はベース板14と一体に形成される。このようなクロス部材20も、また、ストラップの形でかつ適当にはステンレス鋼から成る。
【0037】
ベース板14には一対の直立する穴付きラグ22が設けられ、これらのラグ22には適当にはステンレス鋼の穴付き成形ブラケット手段24がナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の手段により取り付けられている。ブラケット手段24は、ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の手段によりベース板14に関して摩擦制止されているが枢動できるように配置されている。もし所望するならば、ベース板及びクロス部材の方向は交替させることができ、これにより、クロス部材は屋根母屋のラインに沿って延在し、又はラグ22はクロス部材に追加して又は選択的に設けられて、ケーブルを屋根上で方向を変えることができるようにする。
【0038】
保持手段28は、ケーブル4のために設けられている。この保持手段28は端取付けコネクタ30を包含し、このコネクタにケーブル4の端部が取り付けられている。端取付けコネクタ30は、成形ブラケット手段24に、ナット付きボルト32と圧縮ばね34とを包含するばね式機構の手段により取り付けられている。
【0039】
ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の摩擦が存在する結果、ビルディングにプレテンション状態で取り付けられている水平命綱ケーブル4でもってブラケット手段24は図4に示される及びまた図1、図2に示される直立の第1の位置36に置かれる。もし事故が発生し、作業員12が命綱10によりケーブル4につながれているときにスリップした場合には、動荷重がケーブル4に及ぼされ、端取付けコネクタ30に加えられる。このような動荷重は、ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の摩擦制止に打ち勝つ。その結果、図4に示され及びまた図3に示されるように、ブラケット手段24はナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26のボルトまわりを枢動して第2の位置38に倒れ、クロス部材20と接触する。更に、この第2の位置38において、引張り荷重である荷重が加えられたときには、図5に示されるように、ばね式機構のばね34の圧縮が生じる。
【0040】
ブラケット手段24の、その摩擦制止に抗しての枢動は、動荷重の最初の吸収を生じせしめ、それから残りの動荷重はばね34の圧縮により吸収される。これは、動荷重から生じる屋根6の構造物に損壊を与える危険を最小にする。クロス部材20を設け、このクロス部材にブラケット手段24が倒れるようにすることは、屋根の構造物に損壊を与えることを防止する。
【0041】
図6は、図1の支持ブラケットアセンブリ2とは異なる支持ブラケットアセンブリ2Aを示す。このブラケットアセンブリ2Aにおいては、ケーブル4のための端取付けコネクタ30の形の、図1の保持手段28に代えて、中間ブラケットアセンブリ40から成る保持手段が設けられている。この中間ブラケットアセンブリ40は、ブラケット手段24に、ナット及びボルトアセンブリ32と圧縮ばね34とを包含するばね式機構の手段により取り付けられ、水平命綱ケーブル4をその両端の中間位置で支持するように配置されている。
【0042】
このブラケットアセンブリ2Aの作用は、図1のブラケットアセンブリ2の作用と基本的に同じである。作業員12が命綱10によりケーブル4につながれているときにスリップした結果として動荷重がケーブル4に及ぼされたときには、この動荷重は中間ブラケットアセンブリ40に加えられ、ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の摩擦制止に打ち勝つ。その結果、ブラケット手段24はナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26のボルトまわりを枢動し、クロス部材20と接触する位置に倒れ、これにより動荷重の多少の吸収が生じる。引張りの形で及ぼされる残りの荷重は、それから、ばね34の圧縮により吸収される。
【0043】
次に図7、図8及び図9を参照して説明するに、中間ブラケットアセンブリ40はそれ自体に動荷重吸収手段を組み込んで構成されている。
【0044】
この中間ブラケットアセンブリ40は実質的にU字形の形状のベース手段42を包含し、このベース手段42はベース部分44を有し、ナット及びボルトアセンブリ32と圧縮ばね34とを包含するばね式機構によりブラケット手段24に取り付けられるように配設される。ベ−ス部分44は、また、このベース部分から垂下する一対の間隔を置いて離れているフランジ部分46,48を有する。ベース手段42は、適当には、ステンレス鋼から構成される。
【0045】
実質的に矩形の板形状でかつ適当にはステンレス鋼のアーム手段50は第1の端52を有し、この第1の端52には第1の中空の実質的に円筒形の部材54が設けられている。この中空の円筒形部材54は、第1の端52に取り付けられるか、又は第1の端52と一体に形成される。
【0046】
ステンレス鋼製ボルト56は、ベース手段42のフランジ部分46,48の穴58,60及びアーム手段50の第1の端52の中空円筒形部材54内を通っている。ボルト56はねじ付きとされ、ねじ付きナット62により所定位置に取り付けられる。
【0047】
アーム手段50は、ボルト56のまわりを枢動可能な第1の端52を備えて配設されている。
【0048】
アーム手段50は第2の端64を有し、この第2の端64には第2の中空実質的に円筒形の部材66が設けられている。この中空円筒形部材66は、第2の端64に取り付けられるか、又は第2の端64と一体に形成される。水平命綱ケーブル4は、部材66内に入れられて通っている。部材66は、テーパした対向する両端68,70を有し、命綱取付け装置8が部材66を通過するのを容易にしている。
【0049】
例えばナイロンのようなプラスチックス材料から成るシャーピン72は、ベース手段42のフランジ部分46,48の穴74,76及び第3の中空の実質的に円筒形の部材78内を通っている。この中空円筒形部材78は、アーム手段50の第1及び第2の端52,64間の中間区域で、アーム手段50に取り付けられるか、又はアーム手段50と一体に形成される。シャーピン72は、ねじ付きとされ、ねじ付きナット80を受け入れる。
【0050】
図8に示されるように、アーム手段50はベース手段42に関して第1の角度位置でシャーピン72により取り付けられている。
【0051】
もし動荷重がアーム手段50の第2の端64における部材66で又はその近くでケーブル4に矢印82により示される下向き方向に加えられた場合には、この動荷重はシャーピン72のせん断又は破壊を生じせしめる。このような動荷重は、作業員12が命綱10及び取付け装置8によりケーブル4につながれているときに偶然に落ちることにより生じる。
【0052】
シャーピン72のせん断又は破壊が生じると、図4に示されるように、アーム手段50はその第1の端52でボルトまわりを枢動し、ベース手段42に関しての第2の角度位置をとる。
【0053】
シャーピン72は、加えられた動荷重を吸収する働きをなし、更には、中間ブラケットアセンブリ40を組み込んでいる支持ブラケットアセンブリ2Aが取り付けられている屋根6(図6)の頂部に損壊が発生するのを防止する。
【0054】
以上述べた支持ブラケットアセンブリ2Aの構成によれば、したがって、動荷重の吸収は3つの段階で生じる。第1の段階では、シャーピン72のせん断が生じる。第2の段階では、ブラケット手段24がその摩擦制止に抗して枢動する。第3の段階では、ばね式機構32,34のばね34の圧縮が生じる。
【0055】
屋根6の頂部上における支持ブラケットアセンブリ2Aの多様の取付け角度に適応するために、中間ブラケットアセンブリ40はベース手段42に関しての選択した第1の角度位置にシャーピン72により取り付けることができる。これは、他の穴84,86をベース手段42のフランジ部分46に設けることにより成し遂げられ、これらの穴84,86はフランジ部分48の対応する穴(図示せず)と協同し、シャーピン72を選択的に受け入れることができる。
【0056】
動荷重を受けた後、中間ブラケットアセンブリ40は、新しいシャーピン72を簡単に取り付けることにより次の作動のために容易に復旧することができる。
【0057】
更に、このような動荷重の後に、支持ブラケットアセンブリ2,2Aは、ブラケット手段24をその直立する第1の位置36(図4)に戻すことにより次の作動のために完全に復旧される。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明による支持ブラケットアセンブリの一実施例の背面図であり、このアセンブリは水平命綱ケーブルの端部に取り付けられている端ブラケットを組み込んでいる。
【図2】図1のアセンブリの平面図であり、そのブラケット手段が第1の位置にある状態を示している。
【図3】図1のアセンブリの平面図であり、そのブラケット手段が第2の位置に枢動している状態を示している。
【図4】図1のアセンブリの側面図であり、そのブラケット手段が第1の位置から第2の位置に枢動する状態を示している。
【図5】図1のアセンブリの平面図であり、そのブラケット手段が図3の第2の位置に枢動し、ばね式機構のばねが圧縮している状態を示している。
【図6】本発明による支持ブラケットアセンブリの他の実施例の背面図であり、このアセンブリは水平命綱ケーブルの両端部の中間で該ケーブルを支持する中間ブラケットアセンブリを組み込んでいる。
【図7】図6のアセンブリに組み込まれている中間ブラケットアセンブリを詳細に示す平面図である。
【図8】図7の中間ブラケットアセンブリの側面図である。
【図9】図7の中間ブラケットアセンブリの側面図であり、そのシャーピンのせん断後の状態を示している。
【0001】
本発明は、例えばビルディングのような構造物に対して使用するための水平命綱ケーブルに関し、より詳細には、水平命綱ケーブルの端部を取り付けるために及び/又は水平命綱をその両端間で支持するためにビルディングの屋根頂部に取り付けるのに適当な支持ブラケットアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
水平命綱ケーブルは、例えばビルディングのような構造物の高い所に取り付けられ、このような構造物上で作業する人間が落ちるのを防止するために配備されることは知られている。このような作業員は一般に装着帯(ハーネス)を着用し、この装着帯に命綱の一端が取り付けられ、命綱の他端は取付け装置の手段により水平命綱ケーブルに滑動可能に取り付けられる。
【0003】
しかして、構造物に取り付けられてケーブルの端部が接続されるブラケットを設けることが必要とされる。また、ケーブルをその両端間の中間位置で支持するために構造物に取り付けられる中間ブラケットを設けることも必要とされる。
【0004】
このようなブラケットをビルディングの屋根の頂部に取り付けることは知られている。しかしながら、このようなブラケットを屋根に取り付けるためには、ブラケットをビルディングの構造物に取り付けるための屋根を損壊する必要がある。このような損壊として、ケーブルの端部が接続されている又は中間ブラケットが接続されているブラケットを通すために屋根構造物にかなり大きな直径の穴をあけることがある。
【0005】
また、ビルディング上で作業する人間が偶然にも落ちて、動荷重が水平命綱ケーブルに加わり、この荷重が屋根に取り付けられてケーブルを支持しているひとつ又はそれ以上のブラケットに伝達されたときにも、屋根構造物に損壊が生じることがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、これらの問題を除去又は最小にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、水平命綱ケーブル用支持ブラケットアセンブリにおいて、構造物に取り付けるベース板と、前記ベース板に取り付けられ、このベース板に関して摩擦制止されているが枢動できるブラケット手段と、前記ケーブルを前記ブラケット手段に取り付けるケーブル用保持手段とを包含し、前記ケーブルの動荷重が前記ブラケット手段の、摩擦制止に抗して第1の位置から第2の位置への枢動を生じせしめることを特徴とするアセンブリ、が提供される。
【0008】
前記ケーブル用保持手段はばね式機構の手段により前記ブラケット手段に取り付けられ、これにより、前記ケーブルの動荷重が前記ケーブル用保持手段を前記ばね式機構のばね力に抗して前記第2の位置に引っ張るようにすることができる。前記ケーブル用保持手段は、ナットとボルトとのアセンブリ及び圧縮ばねの手段により前記ブラケット手段に取り付けることができる。
【0009】
前記ブラケット手段は、前記第1の位置では前記ベース板上で実質的に直立し、そして前記第2の位置では前記ベース板に関して実質的に横に位置するようにすることができる。
【0010】
前記ベース板に、前記ブラケット手段の下に横たわる横クロス部材を設けることができる。
【0011】
前記ブラケット手段は、前記第2の位置で前記クロス部材と接触して位置するようにすることができる。
【0012】
前記ベース板に一対の直立するラグを設け、これらのラグに前記ブラケット手段を取り付けるようにすることができる。
【0013】
前記ブラケット手段は、ひとつ又はそれ以上の摩擦ワッシャを組み込んでいる一対のナット及びボルトアセンブリの手段により前記ベース板に取り付けることができる。
【0014】
前記ケーブル用保持手段は端ブラケットとし、この端ブラケットに前記ケーブルの端部も取付け可能とすることができる。
【0015】
選択的に、前記ケーブル用保持手段は前記ケーブルの両端間の中間で前記ケーブルを支持する中間ブラケットアセンブリとすることができる。
【0016】
前記中間ブラケットアセンブリは、動荷重吸収手段を組み込み、前記ブラケット手段に取り付けられているベース手段と、第1の端及び第2の端を有し、前記第1の端にはこの第1の端を前記ベース手段に枢動可能に取り付ける手段が設けられていると共に、前記第2の端が前記ケーブルを受け入れるようにしているアーム手段と、前記ベース手段に取り付けられ、前記アーム手段をその第1及び第2の端間の中間区域でかつ前記ベース手段に関して第1の角度位置で支持するように配置されている少なくともひとつのシャーピンとを包含し、前記少なくともひとつのシャーピンは、支持ブラケットアセンブリが前記構造物に取り付けられて所定の下向きに向けられた荷重が前記アーム手段の第2の端で又はその近くで前記ケーブルに直接又は間接的に加えられたときに、せん断するようにされ、これにより、前記アーム手段がその第1の端で下向きに枢動して前記ベース手段に関しての第2の角度位置をとるようにすることができる。
【0017】
前記少なくともひとつのシャーピンは複数の位置のうちの選択したひとつの位置で前記ベース手段に取り付けられ、これにより、前記ベース手段に関しての前記アーム手段の第1の角度位置を変えることができるようにすることができる。
【0018】
前記ベース手段は、前記ブラケット手段に取り付けられるように配置されたベース部分とこのベース部分から垂下する一対の間隔を置いて離れているフランジ部分とを有する実質的にU字形の形状とし、前記アーム手段の第1の端が前記フランジ部分に枢動可能に取り付けられていると共に、前記シャーピンが前記フランジ部分間の所定位置に取り付けられるようにすることができる。
【0019】
前記フランジ部分に、前記少なくともひとつのシャーピンを固定して受け入れる少なくとも一対の対向した協同穴を設けることができる。
【0020】
前記フランジ部分に一対の対向した協同穴を設け、これらの穴が前記アーム手段の第1の端をこれらの穴に枢動可能に取り付ける手段を受け入れるようにすることができる。
【0021】
前記少なくともひとつのシャーピンは、例えばナイロンのようなプラスチックス材料から成ることができる。
【0022】
前記少なくともひとつのシャーピンは、ねじ付きナットを備えているねじ付きボルトの形とすることができる。
【0023】
前記アーム手段の第1の端は、ステンレス鋼から成ることができるピン又はボルトの手段により前記ベース手段に枢動可能に取り付けることができる。前記ボルトは、ねじ付きであって、ねじ付きナットを備えることができる。前記アーム手段の第1の端に第1の中空の実質的に円筒形の部材を設け、この部材内を前記ピン又はボルトが通るようにすることができる。
【0024】
前記アーム手段の第2の端に第2の中空の実質的に円筒形の部材を設け、この部材内を前記ケーブルが通るように配置することができる。前記第2の実質的に円筒形の部材はその対向する両端の外側がテーパされて、取付け装置が前記中間ブラケットアセンブリを通過することを容易にし、前記取付け装置は前記ケーブルに滑動可能に取り付けられていると共に前記構造物上で作業する人間から延びている命綱に接続されるようにすることができる。
【0025】
前記アーム手段は、その第1及び第2の端間の区域に第3の中空の実質的に円筒形の部材を設け、この部材内を前記シャーピンが通るように配置することができる。
【0026】
前記アーム手段は、実質的に矩形とすることができる板形状とすることができる。
【0027】
前記ケーブルは、ステンレス鋼ワイヤ、又は例えばネオプレンのようなジャケット内に入れておくことができるバンドルの形とすることができる合成プラスチックスファイバから成ることができる。
【0028】
前記構造物は、ビルディング、特にビルディングの屋根とすることができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の支持ブラケットアセンブリは、このアセンブリに取り付けられている又はこのアセンブリにより支持されている水平命綱ケーブルに動荷重が加えられたときに、このアセンブリが取り付けられている例えばビルディングの屋根頂部のような構造物に損壊を与える危険を最小又は減少せしめる。すなわち、荷重が加えられると、ベース板に取り付けられているブラケット手段が、その摩擦制止に抗して、その第1の位置からその第2の位置に枢動し、これにより荷重の最初の吸収が生じる。そして、ブラケット手段がその第2の位置に到達すると、荷重はばね式機構により更に吸収される。
【0030】
ブラケット手段の下に横たわるクロス部材をベース板に設けることにより、屋根構造物に損壊を与える危険は更に減少される。なぜなら、ブラケット手段はその第2の位置に枢動するとクロス部材と接触するからである。
【0031】
もしシャーピンを組み込んでいる中間ブラケットアセンブリが提供される場合には、これは、加えられた動荷重の更なる吸収及び屋根構造物に損壊を与える危険の更なる減少を生じせしめる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
本発明を良く理解し、また本発明が実際にどのようにして実施されるかを一層明確に示すために、以下添付図面を参照して本発明の実施例について詳述する。
【0033】
図1及び図2を参照するに、支持ブラケットアセンブリ2は水平命綱ケーブル4の端部をビルディングの屋根6の頂部に取り付けるために設けられる。
【0034】
ケーブル4は、ステンレス鋼ワイヤから成ることができるが、しかし、有益には、例えばネオプレンのようなジャケット内に適当に入れられている例えばポリエステルファイバのような合成プラスチックスファイバのバンドルから成る。
【0035】
取付け装置8は、ケーブル4に沿って滑動するように設けられ、この取付け装置に取り付けられている命綱10の一端を有する。命綱10の他端は、ビルディング上で作業をしビルディングから落ちるのを防止される人間12に、周知の形の適当な装着帯(図示せず)の手段により取り付けられる。
【0036】
支持ブラケットアセンブリ2は、ストラップの形でかつ適当にはステンレス鋼から成る細長いベース板14を有する。このベース板14は、屋根母屋16のラインに沿って、ボルト18の手段により屋根6の頂部に取り付けられる。特に、図2に示されるように、横クロス部材20がベース板14に設けられている。このクロス部材20は、ベース板14に取り付けられるか、又はベース板14と一体に形成される。このようなクロス部材20も、また、ストラップの形でかつ適当にはステンレス鋼から成る。
【0037】
ベース板14には一対の直立する穴付きラグ22が設けられ、これらのラグ22には適当にはステンレス鋼の穴付き成形ブラケット手段24がナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の手段により取り付けられている。ブラケット手段24は、ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の手段によりベース板14に関して摩擦制止されているが枢動できるように配置されている。もし所望するならば、ベース板及びクロス部材の方向は交替させることができ、これにより、クロス部材は屋根母屋のラインに沿って延在し、又はラグ22はクロス部材に追加して又は選択的に設けられて、ケーブルを屋根上で方向を変えることができるようにする。
【0038】
保持手段28は、ケーブル4のために設けられている。この保持手段28は端取付けコネクタ30を包含し、このコネクタにケーブル4の端部が取り付けられている。端取付けコネクタ30は、成形ブラケット手段24に、ナット付きボルト32と圧縮ばね34とを包含するばね式機構の手段により取り付けられている。
【0039】
ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の摩擦が存在する結果、ビルディングにプレテンション状態で取り付けられている水平命綱ケーブル4でもってブラケット手段24は図4に示される及びまた図1、図2に示される直立の第1の位置36に置かれる。もし事故が発生し、作業員12が命綱10によりケーブル4につながれているときにスリップした場合には、動荷重がケーブル4に及ぼされ、端取付けコネクタ30に加えられる。このような動荷重は、ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の摩擦制止に打ち勝つ。その結果、図4に示され及びまた図3に示されるように、ブラケット手段24はナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26のボルトまわりを枢動して第2の位置38に倒れ、クロス部材20と接触する。更に、この第2の位置38において、引張り荷重である荷重が加えられたときには、図5に示されるように、ばね式機構のばね34の圧縮が生じる。
【0040】
ブラケット手段24の、その摩擦制止に抗しての枢動は、動荷重の最初の吸収を生じせしめ、それから残りの動荷重はばね34の圧縮により吸収される。これは、動荷重から生じる屋根6の構造物に損壊を与える危険を最小にする。クロス部材20を設け、このクロス部材にブラケット手段24が倒れるようにすることは、屋根の構造物に損壊を与えることを防止する。
【0041】
図6は、図1の支持ブラケットアセンブリ2とは異なる支持ブラケットアセンブリ2Aを示す。このブラケットアセンブリ2Aにおいては、ケーブル4のための端取付けコネクタ30の形の、図1の保持手段28に代えて、中間ブラケットアセンブリ40から成る保持手段が設けられている。この中間ブラケットアセンブリ40は、ブラケット手段24に、ナット及びボルトアセンブリ32と圧縮ばね34とを包含するばね式機構の手段により取り付けられ、水平命綱ケーブル4をその両端の中間位置で支持するように配置されている。
【0042】
このブラケットアセンブリ2Aの作用は、図1のブラケットアセンブリ2の作用と基本的に同じである。作業員12が命綱10によりケーブル4につながれているときにスリップした結果として動荷重がケーブル4に及ぼされたときには、この動荷重は中間ブラケットアセンブリ40に加えられ、ナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26の摩擦制止に打ち勝つ。その結果、ブラケット手段24はナット、ボルト及び摩擦ワッシャアセンブリ26のボルトまわりを枢動し、クロス部材20と接触する位置に倒れ、これにより動荷重の多少の吸収が生じる。引張りの形で及ぼされる残りの荷重は、それから、ばね34の圧縮により吸収される。
【0043】
次に図7、図8及び図9を参照して説明するに、中間ブラケットアセンブリ40はそれ自体に動荷重吸収手段を組み込んで構成されている。
【0044】
この中間ブラケットアセンブリ40は実質的にU字形の形状のベース手段42を包含し、このベース手段42はベース部分44を有し、ナット及びボルトアセンブリ32と圧縮ばね34とを包含するばね式機構によりブラケット手段24に取り付けられるように配設される。ベ−ス部分44は、また、このベース部分から垂下する一対の間隔を置いて離れているフランジ部分46,48を有する。ベース手段42は、適当には、ステンレス鋼から構成される。
【0045】
実質的に矩形の板形状でかつ適当にはステンレス鋼のアーム手段50は第1の端52を有し、この第1の端52には第1の中空の実質的に円筒形の部材54が設けられている。この中空の円筒形部材54は、第1の端52に取り付けられるか、又は第1の端52と一体に形成される。
【0046】
ステンレス鋼製ボルト56は、ベース手段42のフランジ部分46,48の穴58,60及びアーム手段50の第1の端52の中空円筒形部材54内を通っている。ボルト56はねじ付きとされ、ねじ付きナット62により所定位置に取り付けられる。
【0047】
アーム手段50は、ボルト56のまわりを枢動可能な第1の端52を備えて配設されている。
【0048】
アーム手段50は第2の端64を有し、この第2の端64には第2の中空実質的に円筒形の部材66が設けられている。この中空円筒形部材66は、第2の端64に取り付けられるか、又は第2の端64と一体に形成される。水平命綱ケーブル4は、部材66内に入れられて通っている。部材66は、テーパした対向する両端68,70を有し、命綱取付け装置8が部材66を通過するのを容易にしている。
【0049】
例えばナイロンのようなプラスチックス材料から成るシャーピン72は、ベース手段42のフランジ部分46,48の穴74,76及び第3の中空の実質的に円筒形の部材78内を通っている。この中空円筒形部材78は、アーム手段50の第1及び第2の端52,64間の中間区域で、アーム手段50に取り付けられるか、又はアーム手段50と一体に形成される。シャーピン72は、ねじ付きとされ、ねじ付きナット80を受け入れる。
【0050】
図8に示されるように、アーム手段50はベース手段42に関して第1の角度位置でシャーピン72により取り付けられている。
【0051】
もし動荷重がアーム手段50の第2の端64における部材66で又はその近くでケーブル4に矢印82により示される下向き方向に加えられた場合には、この動荷重はシャーピン72のせん断又は破壊を生じせしめる。このような動荷重は、作業員12が命綱10及び取付け装置8によりケーブル4につながれているときに偶然に落ちることにより生じる。
【0052】
シャーピン72のせん断又は破壊が生じると、図4に示されるように、アーム手段50はその第1の端52でボルトまわりを枢動し、ベース手段42に関しての第2の角度位置をとる。
【0053】
シャーピン72は、加えられた動荷重を吸収する働きをなし、更には、中間ブラケットアセンブリ40を組み込んでいる支持ブラケットアセンブリ2Aが取り付けられている屋根6(図6)の頂部に損壊が発生するのを防止する。
【0054】
以上述べた支持ブラケットアセンブリ2Aの構成によれば、したがって、動荷重の吸収は3つの段階で生じる。第1の段階では、シャーピン72のせん断が生じる。第2の段階では、ブラケット手段24がその摩擦制止に抗して枢動する。第3の段階では、ばね式機構32,34のばね34の圧縮が生じる。
【0055】
屋根6の頂部上における支持ブラケットアセンブリ2Aの多様の取付け角度に適応するために、中間ブラケットアセンブリ40はベース手段42に関しての選択した第1の角度位置にシャーピン72により取り付けることができる。これは、他の穴84,86をベース手段42のフランジ部分46に設けることにより成し遂げられ、これらの穴84,86はフランジ部分48の対応する穴(図示せず)と協同し、シャーピン72を選択的に受け入れることができる。
【0056】
動荷重を受けた後、中間ブラケットアセンブリ40は、新しいシャーピン72を簡単に取り付けることにより次の作動のために容易に復旧することができる。
【0057】
更に、このような動荷重の後に、支持ブラケットアセンブリ2,2Aは、ブラケット手段24をその直立する第1の位置36(図4)に戻すことにより次の作動のために完全に復旧される。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明による支持ブラケットアセンブリの一実施例の背面図であり、このアセンブリは水平命綱ケーブルの端部に取り付けられている端ブラケットを組み込んでいる。
【図2】図1のアセンブリの平面図であり、そのブラケット手段が第1の位置にある状態を示している。
【図3】図1のアセンブリの平面図であり、そのブラケット手段が第2の位置に枢動している状態を示している。
【図4】図1のアセンブリの側面図であり、そのブラケット手段が第1の位置から第2の位置に枢動する状態を示している。
【図5】図1のアセンブリの平面図であり、そのブラケット手段が図3の第2の位置に枢動し、ばね式機構のばねが圧縮している状態を示している。
【図6】本発明による支持ブラケットアセンブリの他の実施例の背面図であり、このアセンブリは水平命綱ケーブルの両端部の中間で該ケーブルを支持する中間ブラケットアセンブリを組み込んでいる。
【図7】図6のアセンブリに組み込まれている中間ブラケットアセンブリを詳細に示す平面図である。
【図8】図7の中間ブラケットアセンブリの側面図である。
【図9】図7の中間ブラケットアセンブリの側面図であり、そのシャーピンのせん断後の状態を示している。
Claims (24)
- 水平命綱ケーブル(4)用支持ブラケットアセンブリにおいて、構造物(6)に取り付けるベース板(14)と、前記ベース板に取り付けられ、このベース板に関して摩擦制止されているが枢動できるブラケット手段(24)と、前記ケーブル(4)を前記ブラケット手段(24)に取り付けるケーブル用保持手段(28,40)とを包含し、前記ケーブル(4)の動荷重が前記ブラケット手段(24)の、摩擦制止に抗して第1の位置(36)から第2の位置(38)への枢動を生じせしめることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項1記載のアセンブリにおいて、前記ケーブル用保持手段(28,40)がばね式機構(32,34)の手段により前記ブラケット手段(24)に取り付けられ、前記ケーブル(4)の動荷重が前記ケーブル用保持手段(28,40)を前記ばね式機構(32,34)のばね力に抗して前記第2の位置に引張ることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項2記載のアセンブリにおいて、前記ケーブル用保持手段(28,40)がナットとボルト(32)とのアセンブリ及び圧縮ばね(34)の手段により前記ブラケット手段(24)に取り付けられていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記ブラケット手段(24)が、前記第1の位置では前記ベース板(14)上で実質的に直立し、そして前記第2の位置では前記ベース板(14)に関して実質的に横に位置することを特徴とするアセンブリ。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記ベース板(14)に前記ブラケット手段(24)の下に横たわる横クロス部材(20)が設けられていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項5記載のアセンブリにおいて、前記ブラケット手段(24)が前記第2の位置(38)で前記クロス部材(20)と接触して位置させられることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記ベース板(14)に一対の直立するラグ(22)が設けられ、これらのラグ(22)に前記ブラケット手段(24)が取り付けられていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記ブラケット手段(24)がひとつ又はそれ以上の摩擦ワッシャを組み込んでいる一対のナット及びボルトアセンブリ(26)の手段により前記ベース板(14)に取り付けられていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記ケーブル用保持手段(28)が端ブラケット(30)であり、この端ブラケット(30)に前記ケーブル(4)の端部が取付け可能であることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記ケーブル用保持手段(40)が前記ケーブル(4)の両端間の中間で前記ケーブル(4)を支持する中間ブラケットアセンブリであることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項10記載のアセンブリにおいて、前記中間ブラケットアセンブリ(40)が、動荷重吸収手段を組み込み、前記ブラケット手段(24)に取り付けられているベース手段(42)と、第1の端(52)及び第2の端(64)を有し、前記第1の端(52)にはこの第1の端を前記ベース手段(42)に枢動可能に取り付ける手段(56)が設けられていると共に、前記第2の端(64)が前記ケーブル(4)を受け入れるようにしているアーム手段(50)と、前記ベース手段(42)に取り付けられ、前記アーム手段(50)をその第1及び第2の端(52,64)間の中間区域でかつ前記ベース手段(42)に関して第1の角度位置で支持するように配置されている少なくともひとつのシャーピン(72)とを包含し、前記少なくともひとつのシャーピン(72)は、支持ブラケットアセンブリが前記構造物(6)に取り付けられて所定の下向きに向けられた荷重が前記アーム手段(50)の第2の端(64)で又はその近くで前記ケーブル(4)に直接又は間接的に加えられたときに、せん断するようにされ、これにより、前記アーム手段がその第1の端(52)で下向きに枢動して前記ベース手段(42)に関しての第2の角度位置をとるようにしたことを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11記載のアセンブリにおいて、前記少なくともひとつのシャーピン(72)が複数の位置のうちの選択したひとつの位置で前記ベース手段(42)に取り付けられ、これにより、前記ベース手段に関しての前記アーム手段(50)の第1の角度位置を変えることができることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11又は12記載のアセンブリにおいて、前記ベース手段(42)が、前記ブラケット手段(24)に取り付けられるように配置されたベース部分(44)とこのベース部分から垂下する一対の間隔を置いて離れているフランジ部分(46,48)とを有する実質的にU字形の形状であり、前記アーム手段(50)の第1の端(52)が前記フランジ部分に枢動可能に取り付けられていると共に、前記シャーピン(72)が前記フランジ部分間の所定位置に取り付けられていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項13記載のアセンブリにおいて、前記フランジ部分(46,48)に前記少なくともひとつのシャーピン(72)を固定して受け入れる少なくとも一対の対向した協同穴(74,76)が設けられていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項13又は14記載のアセンブリにおいて、前記フランジ部分(46,48)に一対の対向した協同穴(58,60)が設けられ、これらの穴が前記アーム手段(56)の第1の端(52)をこれらの穴に枢動可能に取り付ける手段(56)を受け入れることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11〜15のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記少なくともひとつのシャーピン(72)が例えばナイロンのようなプラスチックス材料から成ることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11〜16のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記少なくともひとつのシャーピン(72)がねじ付きナット(80)を備えているねじ付きボルトの形であることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11〜17のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記アーム手段(50)の第1の端(52)がステンレス鋼から成ることができるピン又はボルト(56)の手段により前記ベース手段(42)に枢動可能に取り付けられていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項18記載のアセンブリにおいて、前記ボルト(56)がねじ付きであって、ねじ付きナット(62)を備えていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項18又は19記載のアセンブリにおいて、前記アーム手段(50)の第1の端(52)に第1の中空の実質的に円筒形の部材(54)が設けられ、この部材(54)内を前記ピン又はボルト(56)が通っていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11〜20のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記アーム手段(50)の第2の端(64)に第2の中空の実質的に円筒形の部材(66)が設けられ、この部材(66)内を前記ケーブル(4)が通るように配置されていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項21記載のアセンブリにおいて、前記第2の実質的に円筒形の部材(66)はその対向する両端(68,70)の外側がテーパされて、取付け装置(8)が前記中間ブラケットアセンブリを通過することを容易にし、前記取付け装置(8)は前記ケーブル(4)に滑動可能に取り付けられていると共に前記構造物上で作業する人間から延びている命綱に接続されていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11〜22のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記アーム手段(50)はその第1及び第2の端(50,64)間の区域に第3の中空の実質的に円筒形の部材(78)が設けられ、この部材(78)内を前記シャーピン(72)が通るように配置されていることを特徴とするアセンブリ。
- 請求項11〜23のいずれか一項に記載のアセンブリにおいて、前記アーム手段(50)が実質的に矩形とすることができる板形状であることを特徴とするアセンブリ。
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