JP2004521852A - 軽量化されたプラスターボードの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、芯部の密度が0.77よりも小さいプラスターボードを製造する方法に関し、以下の工程を含む。水と、H(CHOSO の化学式を有する少なくとも一つのアルキル硫酸塩を含む界面活性剤とから泡を形成する工程と、式中nは6〜16であり、Mは一価カチオンであり、平均炭素原子数nは9〜10であることと、得られた前記泡をプラスタースラリー中に導入する工程とを含む。本発明の方法は、導入される表面活性試薬の量が、プラスターボード1リットルにつき0.32gを越えない特徴を有する。本発明は、軽量化プラスターボードの製造に適している。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、軽量化プラスターボードを製造するプロセスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
プラスターボードは、プラスター(硫酸カルシウム二水和物)から製造された、平行面を有する中実のプレハブ構成要素であり、各面が厚紙、紙材、または無機質ファイバーにて覆われている。このように形成されている複合体は、良好な機械的特性を有し、各面上のシートは、枠組みおよび外装の双方の役割をする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
プラスターの芯部は、主として、水和可能な硫酸カルシウムと水とを混合して、適当であれば従来の補助剤を加えることによって生成されたプラスタースラリーから得られる。用語「水和可能な硫酸カルシウム」は、本願の説明中、無水硫酸カルシウム(硬セッコウIIまたはIII)もしくは硫酸カルシウム半水和物(CaSO・1/2HO)のα型結晶またはβ型結晶を意味する。このような化合物は当業者に周知であり、一般的にはセッコウを焼成することにより得られる。
【0004】
スラリーは、プラスターの水和によって素早く硬化する。その後、乾燥器内でボードを加熱して余分な水分を除去する。
プラスターボードの軽量化およびその機械的強度は、本願の実質的な課題である。プラスターボードを軽量化するためには、一般にプラスタースラリーに泡を加えてスラリー内に空気を導入する。
【0005】
プラスターボードの密度を低下させることは、経済的な利点が二倍になるために所望されている。第一に、製品の軽量化が可能であり、従って製品の輸送が容易になる。第二に、必要とされるプラスターの量が減少することで、プラスターボードの製造プロセスの処理量の限界が克服され得る。即ち、セッコウの焼成は時間を要するため、この焼成工程が製造ラインの速度制限の要因となり得る。必要とされるプラスターの量を減少させることで、さらに、焼成に関連する製造コストを低減させ得る。従って、プラスターボードの密度を低下させることによって、輸送コストが低減され、かつ製造ラインの速度が上昇すると共に製造コストが低減される。
【0006】
プラスターボードの軽量化に使用される様々な界面活性剤が周知である。これらの組成物は、アルキルエーテル硫酸塩を含む場合が多い。
アルキル硫酸塩およびアルキルエーテル硫酸塩をベースとした界面活性剤組成物は、国際出願公開公報第9516515号に開示されている。この組成物にて、アルキル硫酸塩の、アルキルジエーテル硫酸塩またはアルキルトリエーテル硫酸塩に対する比は、少なくとも12:1であり、30:1〜60:1であることが好ましい。アルキル硫酸塩のみを含むことは好ましくない。即ち、アルキル硫酸塩のみを使用して得られたプラスターボードは、軽量化が非常に劣る。
【0007】
米国特許第5,643,510号には、アルキル硫酸塩の混合物とアルキルエーテル硫酸塩の混合物とを使用して、プラスターボード内の気泡の大きさを調整する方法が開示されている。この明細書では、不安定な泡を形成するアルキル硫酸塩は単独では使用されていない。即ち、所定密度のボードを製造するために必要なアルキル硫酸塩の消費量は、アルキルエーテル硫酸塩を含む界面活性剤の約3倍である。従って、好ましい界面活性剤は、約10%のアルキルエーテル硫酸塩を含む混合物である。
【0008】
しかしながら、アルキルエーテル硫酸塩に代わって、界面活性剤としてアルキル硫酸塩を使用することには明白な利点がある。即ち、アルキル硫酸塩が、そのアルキル硫酸塩に対応する脂肪酸アルコールの直接的な硫酸化から得られうるのに対して、アルキルエーテル硫酸塩を得るには、常にエトキシ化工程を経由する必要があるためである。このエトキシ化工程は、単に高価であるだけではなく、結果として望ましくない副産物を形成し得る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明が解決を意図する課題は、安価であり容易に入手可能な界面活性剤を使用して、安価であり軽量化されたプラスターボードを製造するプロセスを提供することである。
一般則によれば、界面活性剤の品質は、その界面活性剤が生成可能な泡の量で評価される。即ち、所定量の泡を生成するには、低い泡形成力を有する界面活性剤はより多くの量が消費されるであろうことは、理論上正しいと想像される。このことは、プラスターボードの原価に経済的影響を与える。
【0010】
しかしながら、プラスターボード内に導入される前、およびプラスターボードに導入された後の、泡の安定性もまた重要な要因である。即ち、泡の体積が等しい場合、安定性の低い泡を使用すると、安定した泡を使用した場合よりも軽量化の劣るプラスターボードが形成される。米国特許第5,643,510号によれば、アルキル硫酸塩は、プラスターボード内にて安定性の低い泡を生成する。
【0011】
さらに、プラスターボードは、軽量化されていてもなお、例えば機械的強度のレベル等が非軽量化ボードと同等でなければならない。プラスタースラリーとボード面との接着品質もまた、湿潤環境内と同様、乾燥環境内においても十分な品質が要求される。
【0012】
本発明は、特定のアルキル硫酸塩組成物は、一般にアルキル硫酸塩とアルキルエーテル硫酸塩との混合物と比較すると少々過多な消費量を使用する一方で、このようなアルキル硫酸塩組成物は、重量がかなり減少されたプラスターボードを形成できるとの観察結果に基づくものである。追加される可能性のある経済コストは、この重量の減少によって相当補償される。即ち、重量の減少による経済的効果は、追加の界面活性剤の消費量に対する追加コストの7倍を占有するためである。従って、非常に好ましい均衡が維持される。
【0013】
この方法にて軽量化されたプラスターボードは、機械的強度と、外装面との接着特性とが完全に許容され得る。
この驚くべき効果は、界面活性剤と、泡と、プラスタースラリーと間の相互作用に関係するものと思われる。
【0014】
即ち、これらのアルキル硫酸塩の泡形成力が、アルキルエーテル硫酸塩を含む通常の界面活性剤と比較して低い場合が多い一方で、数種のアルキル硫酸塩は、プラスタースラリーに適合した泡を形成し得ることが分かっている。さらに、先行技術の教授に反して、過剰消費量は非常に少なく、殆ど存在しない場合もある。
【0015】
この効果は、少なくとも部分的には、プラスタースラリーと泡との非常に良好な適合性、即ちプラスタースラリーおよび泡の各々の粘度間の作用によるものと思われる。より詳細には、混合時に泡の体積を過剰に損失させないように、二相の流動性を調節することが可能である。従って、この界面活性剤により生成される泡の効果が向上する。
【0016】
界面活性剤の消費量と軽量化能力は、プラスターボード導入後の泡形成力の作用のみではなく、プロセス中の他のパラメータの複雑な相互作用にも左右される。これを信用する理由があり、即ち詳細には、プラスタースラリーの理化学特性と、特に流動性とが軽量化効果に影響を与える。
【0017】
従って、本発明の目的は、芯部の密度が0.77よりも小さいプラスターボードを製造するプロセスであって、水と、H(CHOSO の化学式を有する少なくとも一つのアルキル硫酸塩を含む界面活性剤とから泡を形成する工程と、式中nは6〜16であり、Mは一価カチオンであり、炭素原子の平均数nは9〜10であることと、
得られた前記泡をプラスタースラリー中に導入する工程とを含むプロセスにおいて、
導入される界面活性剤の量は、プラスタースラリー1リットルにつき0.32gを超えないことを特徴とするプロセスである。
【0018】
用語「密度」は、所定体積のプラスタースラリーの質量の、同体積の水の質量に対する比を意味する。用語「芯部の密度」は、プラスターボード面を覆う材料を除いたプラスターボードの密度を意味する。
【0019】
界面活性剤の消費量は、プラスタースラリー1リットルにつき0.24gよりも少ないことが好ましく、特に0.16gよりも少ないことが好ましい。一般的には、厚さ12.5mmのボードでは、プラスタースラリーの消費量は、プラスタースラリー1リットルにつき0.05gであり、厚さ6mmのボードでは、プラスタースラリー1リットルにつき0.02g以上である。
【0020】
製造されるプラスターボードは、2MPa以上、特に3MPa以上の圧縮強度を有することが好ましい。
好ましい実施態様によれば、界面活性剤は、5〜60重量%のドデシル硫酸塩を含む。
【0021】
好ましい実施態様によれば、界面活性剤は、40〜95重量%のデシル硫酸塩を含む。別の好ましい一実施態様によれば、界面活性剤は、5〜60重量%のオクチル硫酸塩を含む。特に好ましい界面活性剤は、5〜15重量%のオクチル硫酸ナトリウムと、85〜95重量%のデシル硫酸ナトリウムとを含む。
【0022】
特に好ましい界面活性剤は、9.5〜10の平均炭素数を有し、9.7〜9.9の平均炭素数を有することが好ましい。
Mは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびアンモニウムのうちから選択されることが好ましい。
【0023】
一実施態様によれば、界面活性剤は、さらに金属イオン封鎖剤および/またはヒドロトロピー剤を含む。
本発明はまた、プラスターボードの軽量化に、H(CHOSO の化学式を有する少なくとも一つのアルキル硫酸塩を含む界面活性剤を使用することに関し、式中nは6〜16であり、Mは一価カチオンであり、平均炭素数nは9〜10であり、かつ界面活性剤の使用量は、プラスタースラリー1リットルにつき0.32gよりも少ない。
【0024】
界面活性剤は、芯部の密度が0.77、特に0.74、さらに0.72よりも小さいプラスターボードを製造するのに使用される。しかしながら、芯部の密度は概ね0.48よりも大きい。
【0025】
本発明の他の特徴および利点は、以下の解説にて詳細に説明されよう。
プラスター組成物は、プラスター、水、および界面活性剤組成物を含む。同プラスター組成物はさらに、従来使用されているような他の添加剤を含むことも可能である。
【0026】
さらに、目的の界面活性剤組成物により形成される泡は、異なる種類のセッコウから製造されたプラスターボードを同程度に軽量化することが可能である。従って、この界面活性剤組成物は、使用するセッコウの品質には比較的左右されないという利点を有する。
【0027】
さらに、この界面活性剤組成物により形成された泡は、比較的温度に左右されない。従って、水温が変動するときに形成される泡の体積はほぼ一定に維持される。
さらに、プラスターと、プラスターボードの外装シートとの間の接着品質は卓越していることが判明した。
【0028】
プラスターボードの機械的特徴は、通常、芯部の曲げ強度、芯部の硬度、プラスターボードのボール硬度および圧縮強度により評価される。従来「釘引き抜き試験(nail pull test)」、即ち打ち抜き強度と称される、プラスターボードが、打ち込まれた約63.5mm(1/4インチ)の釘頭に対して示す抵抗もまた、実用上非常に重要である。これらの試験の条件は、米国材料試験協会(ASTM)標準のC473−メソッドBに記述されている。
【0029】
さらに、得られるプラスターボードは、プラスターと外装シートとの間の接着が良好である。
本プロセスを行うために適切な界面活性剤組成物は、例えば、花王株式会社(Kao corporation SA)から販売されているエマール(Emal) A10 DE等の、Cアルキル硫酸塩とC10アルキル硫酸塩との混合物がある。しかしながら、他のアルキル硫酸塩またはアルキル硫酸塩の混合物を出発物質として混合を行って、平均炭素数9〜10の組成物を製造することも可能である。
【0030】
化学式H(CH−OSOMに対応するアルキル硫酸塩は、一般的に、そのアルキル硫酸塩に対応するアルコールを硫酸化して得られる。原則的に、アルコールの入手が容易であるためにnは偶数である。しかしながら、nが奇数のアルキル硫酸塩もまた、本発明の文脈において使用され得る。
【0031】
組成物中のアルキル硫酸塩の鎖は、8〜12の炭素原子を有することが好ましい。
界面活性剤組成物は、さらにヒドロトロピー剤を含むことも可能である。このヒドロトロピー剤には、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、およびポリプロピレングリコール、ならびにエチレングリコールのモノアルキルエーテル、アルキルポリグリコシドおよびそれらの混合物がある。
【0032】
組成物は、特に硬水中で、マグネシウムイオンまたはカルシウムイオンを溶液中に保持することの可能な、金属イオン封鎖剤またはキレート剤を含むことが有効であり得る。このような金属イオン封鎖剤またはキレート剤には、例えば、ヒドロキシカルボン酸類およびこれらの塩、アルドースおよびケトース、無機錯化剤、特にリン酸塩、ホウ酸塩、およびポリリン酸塩、特にEDTA、NTA等のうちから選択される有機錯化剤、ならびにヒドロキシル基および/またはアミノ基および/またはカルボキシラート基を有するポリマー構造を備えたリン酸誘導体がある。
【0033】
得られる泡はプラスターボードに、ボードの重量に対して0.01〜0.04重量%の界面活性剤(乾燥体を基準とする)を導入することを可能にする。泡は、プラスターボードの体積の20〜40%を占める。
【0034】
泡ベースのプラスターボードは、さらに可塑剤、硬化促進剤、でん粉等の従来使用されている補助剤を含むことが有効であり得る。
本発明は、以下の実施例の観点から、より詳細に理解されるであろう。以下の実施例は例示を目的として提供され、本発明を限定する意図を有さない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
(実施例)
実施例1
以下の特徴を有する天然セッコウを瞬時焼成して得られる、サンルーベ(St Loubaes)プラスターから形成された面積0.1m、厚さ12.5mmのミニボード。
【0036】
Figure 2004521852
以下の方法でこれらのボードを形成した。
【0037】
ハミルトンビーチ(Hamilton Beach)型の泡発生器の電圧を55ボルトに設定し、同発生器内において、アルキル硫酸ナトリウムを含む組成物の50g /l溶液の5.25m混合物を水170mlと共に22℃で1分間攪拌して、泡を生成した。同アルキル硫酸ナトリウムは、47重量%のCアルキルと53重量%のC10アルキルとを含み、成分のモル質量から考慮すると平均炭素数nは9である。その後、50℃の水700gと22℃のプラスター1130gとの混合物中に、泡を導入した。このプラスタースラリーを、二枚の厚紙間に堆積させた。プラスタースラリー充填後、余分なプラスタースラリーを除去した。その後、ミニボードを炉内にて、炉内温度を15分間で100℃から200℃に徐々に上昇させた後、25分間で200℃から90℃に徐々に低下させて乾燥させた。
【0038】
実施例2
実施例1に従ってプラスターボードを製造したが、界面活性剤組成物を、25重量%のCアルキル硫酸塩と75重量%のC10アルキル硫酸塩とを含む同量の界面活性剤に換えた。組成物中の平均炭素原子数nは9.5である。
【0039】
実施例3
実施例1に従ってプラスターボードを製造したが、界面活性剤組成物を、11重量%のCアルキル硫酸塩と89重量%のC10アルキル硫酸塩とを含む同量の界面活性剤に換えた。組成物中の平均炭素原子数nは9.8である。
【0040】
実施例4
実施例1に従ってプラスターボードを製造したが、界面活性剤組成物を、33.3重量%のCアルキル硫酸塩と58.4重量%のC10アルキル硫酸塩と8.3%のC12アルキル硫酸塩とを含む同量の界面活性剤に換えた。組成物中の平均炭素原子数nは9.5である。
【0041】
実施例5
実施例1に従ってプラスターボードを製造したが、界面活性剤組成物を、75重量%のCアルキル硫酸塩と25重量%のC10アルキル硫酸塩とを含む同量の界面活性剤に換えた。組成物中の平均炭素原子数nは8.5である。
【0042】
実施例6
実施例1に従ってプラスターボードを製造したが、界面活性剤組成物を、アルキル硫酸塩(AS)とアルキルエーテル硫酸塩(AEB)とを含む同量の界面活性剤に換えた。この界面活性剤は、アルファフォーマ(Alphafoamer)の名称でステパン(Stepan)から販売されている。
【0043】
実施例に従って形成されたボードは、仏標準NF P72−302に一致する一定重量に乾燥された後、計量されて、芯部の密度が判定された。結果を下の表1に記す。
【0044】
【表1】
Figure 2004521852
本発明による組成物は、アルキル硫酸塩の混合物およびアルキルエステル硫酸塩の混合物と比較して過剰に消費されることなく、これらと同等の重量の減少が得られる。実施例3は、好適に使用された界面活性剤組成物を示す。
【0045】
ボードの機械的特性を評価するために、ボードから抜粋した5×5cmのサンプルを使用して圧縮強度を測定した。NF標準P72−302に従って、ボール硬度および芯部(三点曲げ試験)の破損荷重を測定した。
【0046】
芯部の硬度および打ち抜き強度(釘抜き試験)はASTM標準のC473メソッドBに従って測定した。
得られた結果は、先行技術(実施例6)の界面活性剤組成物を使用して得られた機械的性能は、芯部の密度が同等である場合、本発明のプロセスの長所により達成された機械的性能と比較して劣ることを示す。
【0047】
実施例5の組成物から得られた性能は、より大きい芯部密度を有するボードの性能に相等する。
従って、満足できる機械的性能において、好適な実施例は、重量の減少が最大である結果に対応する。これらの測定値を下の表2に記す。
【0048】
【表2】
Figure 2004521852
さらに、形成されたプラスターボードは、厚紙と芯部との間の接着の測定により特徴づけられる。接着測定は、厚紙を引き剥がし、厚紙から離脱した芯部の百分率を評価することにより行う。乾燥接着試験は、乾燥ボードを使用して行った。2時間後、ボードを30℃で2時間再加湿した後、湿度90%の制御された雰囲気中で湿潤接着試験を行った。結果を下の表3に記す。
【0049】
【表3】
Figure 2004521852
これらの結果は、本発明の組成物が、接着において、乾燥接着および2時間後の湿潤接着のいずれにおいても優位性を示し、特にアルキルエーテル硫酸塩を含む界面活性剤と比較して優位性を示すことを提示する。

Claims (13)

  1. 芯部の密度が0.77よりも小さいプラスターボードを製造するプロセスであって、
    水と、H(CHOSO の化学式を有する少なくとも一つのアルキル硫酸塩を含む界面活性剤とから泡を形成する工程と、式中nは6〜16であり、Mは一価カチオンであり、平均炭素原子数nは9〜10であることと、
    得られた前記泡をプラスタースラリー中に導入する工程とを含むプロセスにおいて、
    導入される界面活性剤の量は、プラスタースラリー1リットルにつき0.32gを超えないことを特徴とするプロセス。
  2. 前記界面活性剤の消費量は、プラスタースラリー1リットルにつき0.24gよりも少ない請求項1に記載のプロセス。
  3. 製造されたプラスターボードは、2MPaよりも大きい圧縮強度を有する請求項1または2に記載のプロセス。
  4. 前記界面活性剤は、5〜60重量%のドデシル硫酸塩を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプロセス。
  5. 前記界面活性剤は、40〜90重量%のデシル硫酸塩を含む請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプロセス。
  6. 前記界面活性剤は、5〜60重量%のオクチル硫酸塩を含む請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. 前記Mは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびアンンモニウムのうちから選択される請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. 前記界面活性剤は、5〜25重量%のオクチル硫酸ナトリウムと、75〜95重量%のデシル硫酸ナトリウムとを含む請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. 前記界面活性剤は、5〜15重量%のオクチル硫酸ナトリウムと、85〜95重量%のデシル硫酸ナトリウムとを含む請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプロセス。
  10. 前記界面活性剤は、さらに金属イオン封鎖剤を含む請求項1乃至9のいずれか一項に記載のプロセス。
  11. 前記界面活性剤は、さらにヒドロトロピー剤を含む請求項1乃至10のいずれか一項に記載のプロセス。
  12. H(CHOSO の化学式を有する少なくとも一つのアルキル硫酸塩を含む、プラスターボードを軽量化するための界面活性剤の使用方法であって、式中nは6〜16であり、Mは一価カチオンであり、平均炭素原子数nは9〜10であり、かつ前記界面活性剤の使用量は、プラスタースラリー1リットルにつき0.32gよりも少ない使用方法。
  13. 前記プラスターボードの芯部の密度は0.77よりも小さい、請求項12に記載の使用方法。
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