JP2004521760A - 環状形状の被加工物を機械加工する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
【0001】
本発明は、分割ボアが形成されることになっている環状形状の被加工物部分を少なくとも含む被加工物を機械加工する方法及び装置に関する。このような被加工物の実例としては、コンロッド、環状形状ハウジング部等がある。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】
EP-0-396 797号
【0003】
【特許文献2】
EP-0-661 125号
【0004】
【特許文献3】
DE4442062A1号 分割ボアが形成されることになっている環状形状の被加工物部分(例えば、取外し可能なベアリングカバーを有するコンロッド)を少なくとも有する被加工物を、金属切削によって加工する方法が知られている。上記分割ボア及び該ボアの分割ラインにおける被加工物部分の求められる精度によっては、従来の方法は、比較的複雑で経済的ではない。
【0005】
このため、破断分割(fracture-splitting)法及び破断分割装置として知られている加工方法が開発されており、上記環状形状の被加工物は、少なくとも一つの予め設定された破壊点が設けられて分割され、あるいは、被加工物部分は、上記ボアの内周部に分離力を加える破断分割装置によって完全に取り除かれる。この技術により、精密な破断分割被加工物部材または互いに対応する被加工物領域は、破断面に形成された微少歯面によって形成される。
【0006】
そのような破断分割装置は、一般に、上記環状形状の構成部材によって形成された上記ボアに係合する拡大ジョーまたは拡大ブッシュの形をした分離装置を備える。一般に、分離ジョー構造は、上記拡大ジョーの一方が、本質的に半円形である断面を有し、ほとんど固定されており、他方が移動可能である2つの部材を備える。分離機構、例えば、上記分離ジョー等の間で駆動されるウェッジによって、上記分離ジョーは、上記ボアの径方向に互いに離れて押圧される。また、分離ブッシュ構造は、円形断面で王冠の形をしたスリットであるブッシュを有し、該スリットによって形成されたそのブッシュ部分は、マンドレル等の駆動によって、弾性的に曲げるようにして径方向外側に分離することができる。上記拡大ジョー及び拡大ブッシュは共に、一般に金属でできている。
【0007】
拡大ジョーを用いた破断分割方法及び破断分割装置は、例えば、欧州特許第0,396,797号明細書や同第0,661,125号明細書に開示されている。分離ブッシュを用いた破断分割方法及び破断分割装置は、例えば、独国特許出願公開第4,442,062号明細書を引用することができる。
【0008】
また、一般に、環状形状の1個構成または複数個構成の被加工物、あるいは、各用途に適合している軸受材で形成されている、1個構成のベアリング(例えばクローズドベアリング)または複数個構成のベアリング(例えば、割軸受)を有する機械の構成部材のボアを設けることが知られている。該軸受材が、分離された軸受胴または軸受ブッシュの形で上記ボア内に挿入され、例えば、該ボア内にろう付けまたは接着される構造、および軸受材が、鋳造、遠心鋳造、繊維鋳造、ロールオン、回転接合クラッディング、蒸着、スパッタリングまたは電気めっき法によって適用されて、該ボアの壁部に接続される変形例が存在する。概して軸受によって作られる、剛性及び嵌合精度に関する高い要求に基づいて、割軸受構造の製造は、特に非常に複雑である。それらの軸受は、更に、相当な仕上げ工程を要する。要するに、割軸受構造は、かなりコストがかかる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
発明の概要
本発明は、少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を有する被加工物が、分割ボア及び軸受を備えること、およびそれらが比較的単純かつ効率的な方法で製造され、かつ高品質の最終製品が同時に得られることを可能にする、新規の機械加工方法及び新規の機械加工装置を考案する目的または技術的問題に基づいている。
【0010】
上述の目的は、請求項1の特徴を有する本発明による方法によって解決される。
【課題を解決するための手段】
【0011】
分割ボアが形成されることになっている少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を有する被加工物を機械加工するこの方法は、下記の順序である必要はないが、以下の工程、即ち、
a)少なくとも一つの予め設定された破壊点を有する被加工物を準備する工程と、
b)上記ボアの内周に分離力を加えて、少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を破断分割し、分割ボアによって、互いに対応する破断分割被加工物部材(または領域)を形成する工程と、
c)工程b)によって生じる上記破断分割被加工物部材を一致させて分離可能に連結する工程と、
d)上記破断分割被加工物の分割ボアの内周に、少なくとも一つの閉じた環状の平坦な支持材層を施す工程と、
e)一致させた上記被加工物部材間の連結を解放する工程と、
f)上記閉じた環状の平坦な支持層の内周全体に分離力を加えて、該平坦な支持層を破断分割する工程とを備える。
【0012】
工程a)で示した上記予め設定された破壊点は、好ましくは、所定の破断分割面を形成する一つまたは複数の破断分割切り欠きの形で形成されている。それらの破断分割切り欠きは、打撃、ブローチによる穴開け、レーザ加工または他の適切な方法によって形成することができる。
【0013】
本発明の主旨に沿った分割ボアは、その内周上の2つまたはそれ以上の位置で分離または分裂するボア、例えば、2つまたはそれ以上の別々の被加工物部材によって形成されるボアだけではなく、該ボアの内周が、単一の位置においてのみ分裂するようなボアでもある。
【0014】
工程c)で形成されることになっている、工程b)によって生じる破断分割被加工物部材の分離可能な連結は、例えば、該被加工物に係合するねじ等の、前記被加工物に自己付着可能な連結手段、あるいは、例えば、加工物保持固定部またはクランプ装置等の外部装置によって実施することができる。上記連結が、上記被加工物に固定される連結手段によって実行される場合、該被加工物は、それらの連結手段のための、対応する収容手段または固定能力を予め適切に備えていなければならない。工程e)において上記連結を解放する方法は、既に選択されている上記連結の種類に従って設けられている。
【0015】
例えば、軸受メタルまたは複合軸受材等の、各用途に特別に適合し、かつそのために適している軸受材は、工程d)において、上記平坦な支持材層の適用のために用いられる。例えば、内部周縁部に形成された破断分割面で分離または完全に取り外されており、かつ上記穴の内周を通って突出している、予め破断分割されている上記被加工物部分は、上記平坦な支持材層を施すことにより、再び互いに連結される。
【0016】
工程f)においては、上記平坦な支持材層によって形成されたこの連結は、再び分離され、即ち、該平坦な支持材層に特に一致する新たな別の破断分割処理によって分離される。工程b)において破断分割された上記被加工物は、上記平坦な支持材層を除いて、もはや直接的な結合力を有していないので、および該平坦な支持材層は比較的薄いので、該平坦な支持材層を破断するためには、比較的小さな力のみを要する。しかし、該平坦な支持材層は、残りの被加工物と全く異なる材質、即ち、別の破断分割特性を有するので、該平坦な支持材層の破断分割は、好ましくは、他の手段によって、および初期の被加工物の破断分割のためのものとは別の破断分割パラメータによって実行される。
【0017】
発明者等は、割軸受を伴う分割ボアが形成されることになっている少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を有する被加工物においては、上記軸受材を、既に破断分割されている上記被加工物領域に直接施すことができ、かつそのようにして形成され、既に破断分割されている上記被加工物部材に再び連結する該支持材層を、切削することなく、新たな破断分割工程によって分離することができることを認識している。従って、上記初期の被加工物の破断分割及び上記支持材層の破断分割に対しては、互いに全く無関係の2つの破断分割工程を要する。逆に、上記軸受材が、まず、破断分割されていない初期の被加工物に施され、その後該被加工物が、実施プロセスにおいて、該支持材層と共に破断分割される、本発明者らにより比較のために実施された方法は、満足な結果をもたらさなかった。
【0018】
対照的に、本発明者等は、上記被加工物を貫通する微少な歯が破断分割面全体にわたって形成され、高い嵌合精度を有し、かつ更なる仕上げを要しない規定の接合部が、上記穴に適合する破断分割面の周縁領域に形成されている、比較的少ない工程を伴う高品質の最終製品を実現する。本発明による方法は、基本的に、単一の環状形状の被加工物部分のみを備える被加工物、および一方が他方の後に、または一方が他方と並んで軸方向に配置されている複数の被加工物部分を有する被加工物に対して適用することができる。即ち、本発明の方法は、比較的単純で、効率的かつ非常に経済的な方法で、被加工物が、破断分割された環状形状の被加工物部分、およびこの被加工物部分に配置される、高い軸受品質及び嵌合精度の分離式破断分割軸受によって形成されることを可能にする。軸受の共通の最終仕上げ作業を越える複雑な最終工程は、必要ない。従来の方法と比べて、この方法は、かなりのコスト低減をもたらし、結果として、著しい合理化の可能性をもたらす。
【0019】
本発明による方法の特に好適な実施形態によれば、工程f)における上記平坦な支持材層は、その周囲において(すなわち、上記ボアの開口部の内側から外側へ径方向に作用する)、その全領域にわたって(すなわち、閉じた360°の円形ボアの場合)弾性的に、特に弾性ゴム状に支持されている。このため、工程f)は、複数の機能を有する。上記層の内周に加えられる、上記平坦な支持材層を破断分割するのに要する分離力だけでなく、上記環状形状の平坦な支持材層は、分断または完全な分断がなされるまで本質的に全分離期間中(即ち、分断処理中)、一方の側において同時に径方向に支持され、かつ上記基本的なボアの被加工物材料に対して他方の側において押圧される。プロセス特性に関して重要であり、かつ好ましくない、上記平坦な支持材の薄利は、それにより有効に防ぐことができる。ここで、この肯定的な効果が、上記被加工物の破断分割面の領域内に相当の中間スペースを有する従来の半円形拡大ジョー、あるいは、各中間スペースを有する隣接する分離体を有する拡大ブッシュによっては実現することができないことが分かった。
【0020】
本発明による方法の別の好適かつ有利な実施形態は、従属項3から7の主題である。
本発明にかかる目的は、請求項8の特徴を有する、本発明による装置によっても解決される。
分割ボアが形成されることになっている少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を有する被加工物を機械加工する装置は、該環状形状の被加工物部分を破断分割し、該分割ボアによって、互いに対応する破断分割被加工物部材を形成する破断分割装置と、該破断分割被加工物の分割ボアの内周に、少なくとも一つの閉じた環状の平坦な支持層を施す、平坦な支持材のためのアプリケータと、上記被加工物の閉じた環状の平坦な支持層を破断分割する、該平坦な支持材層のための破断分割装置とを備える。
【0021】
元の初期の被加工物のための破断分割装置と、上記平坦な支持材層のための破断分割装置とは、互いに異なる。それらは、互いに空間的に離れて配置し、あるいはそれらは、互いに直接的に近接して、例えば、一つのユニットにして配置してもよい。また、2つの装置が空間的に離れている場合、上記被加工物を一方の装置から他方の装置へ移動させることは、必ずしも必要ではない。本発明によれば、例えば、上記被加工物が様々な破断分割装置を用いて機械加工する同じクランプ装置内にあることが都合が良い。
【0022】
本発明による上記装置は、上述した本発明による方法と同じ効果をもたらす。また、本発明による上記装置は、従来の割軸受にとって必要であったような複雑な仕上げ装置を不要にすることを可能にする。
本発明による上記装置の他の好適かつ有利な実施形態は、従属項9から16の目的である。
【0023】
以下、追加的なデザイン上の特徴及び別の効果を有する、本発明の一つの好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
好ましい具体例の説明
説明のため、本発明に係る方法を用いて機械加工される被加工物は、支持ボアがまだ分割されていない状態の、まだ分割されていないコンロッドベースを有する、予め形成されたコンロッドビレットであると仮定する。該コンロッドを、後にクランク軸のクランクピンに固定して操作することができるように、該コンロッドビレットは、上記支持ボアを含む上記環状のコンロッドベースの領域において、2つの部材、即ち、コンロッド体とコンロッドカバーとに分割しなけばならず、また、平坦な支持材は、該ボア内に配置しなければならない。また、上記平坦な支持材がまだ設けられていない上記ボアは、以下、基礎的なボアと呼ぶ。
【0025】
以下の工程は、上述した目的のために実行されるが、必ずしも以下の順序である必要はない。
最初に、まだ分割されていないコンロッドボアを含み、後のコンロッドカバーのためのネジ穴が該コンロッドに形成されている、該コンロッドビレットの予備的処理が実施される。本実施例においては、この作業工程は、有底穴の機械加工、および上記カバーのネジ接続のための内部ネジ山の機械加工を含む。そして、例えばレーザによって、上記基礎的なボアの内周に、径方向の2つの切り欠きが設けられ、それにより、予め設定された破壊点を形成する。
【0026】
このようにして予め準備された上記ビレットは、破断分割装置内で更に機械加工され、該装置内において、上記コンロッドカバーは、上記基礎的なボアの内周に分離力を加えることにより、上記予め設定された破壊点を通り、従って該基礎的なボアを通る破断分割面に沿って分割される。例えば、従来の装置を、拡大ジョー、拡大ブッシュまたは破壊マンドレルを備えている破断分割装置として用いてもよい。
【0027】
破壊分割被加工物部材、すなわち、上記コンロッドカバー及び残りのコンロッド体は、後に再び組み付けられ、ネジ接続によって、分離可能であるがしっかりと接続される。
そして、公知の平坦支持材のアプリケータ装置によって、既に分割されているコンロッドビレットの分割された基礎的なボアの内周に、平坦な支持材が施される。該平坦な支持材(ここでは、軸受メタル)は、例えば、押し出し鋳込み法によって施され、該分割された基礎的なボアの内周上に、比較的薄く閉じた環状形状の平坦な支持材層を形成する。この実施形態においては、単一の層が施されるのみであるが、本発明は、この工程において、複数の平坦な支持材層が施される変形例も包含する。
【0028】
正当な判断基準に基づかないが、故意の支持応力から外れる上記基礎的なボアの表面への機械適応力のための比較的堅固な接続を有する上記平坦な支持材層の完成後、該平坦な支持材層は、仕上げ処理を受ける。一般に、該平坦な支持材は、完全に均一に施すことができず、大抵はわずかに波形になって不均一であるが、結果として精密な軸受寸法にもっていかなければならないので、仕上げ処理は必要である。
【0029】
使用する上記支持材により、上記仕上げ工程を省略してもよい場合も考えられる。
上記接続は、上記コンロッドカバーとコンロッド体との間のネジ接続を外すことにより、再び分離される。この処理において、該ネジ接続は、完全に取り外すことができ、あるいは、部分的に緩めるだけでもよい。上記支持材用途により、先の破断分割処理により完全に分離されている上記コンロッドカバー及びコンロッド体は、上記平坦な支持材層により先に分割されている上記基礎的なボアを貫通する破断分割面の内縁領域において再び接続されることになる。
【0030】
この状態において、上記コンロッドビレットは、第2の破断分割処理を受け、分離力が、上記環状形状の閉じた平坦な支持材層の内周全体に加えられ、該層は、平坦な支持材層の破断分割装置により上記支持材を噴霧することによって形成されており、該装置は、以下に詳細に説明する。同時に、上記平坦な支持材層は、上記ボアの開口の内周から前面に沿って弾性的に支持されている(すなわち、上記層の内周から外側へ向かって径方向に作用する)。また、上記基礎的なボアに隣接する上記平坦な支持材層の側部は、該基礎的なボアの上記被加工物材の方へ圧迫され、それは、ある程度組み合わされた分離及び支持効果によりそれに対して施される。
【0031】
従って、上記平坦な支持材層は、上記平坦な支持材層の破断分割装置によって、2つの環状形状の半体に破断分割され、上記コンロッドカバーは、それによって再び、上記コンロッド体から完全に分離される。上記平坦な支持材層を貫通する破断分割面は、それによって、第1の破断分割工程において形成された、既に存在している破断分割面の直接的連続部を形成する。このことを実施するために、上記平坦な支持材層上の予め設定された破壊点の先の適用は、原則として必要ない。上記支持及び圧迫効果は、分断が完了するまで、本質的に維持される。それによりそのような効果を得ることができる的確な手段は、本発明による上記装置と共に、以下に詳細に説明する。
【0032】
上記平坦な支持材層の仕上げが、早い段階において実行されなかった場合には、現今において、すなわち、上述したような方法で、上記コンロッドカバーと上記コンロッド体とをネジで固定することにより組付けて分離可能に接続した後に実施することもできる。
【0033】
本発明自体による方法は、それにより終了し、更に必要な作業工程が続いてもよい。
以下、本発明に係る装置について説明する。
上記初期の被加工物、例えば、まだ1個構成である上記コンロッドビレットを破断分割するための上記破断分割装置、および上記平坦な支持材のアプリケータについては、本発明に係る上記方法に関連して既に説明したため、それらの装置構成部材に関する更なる説明は、ここでは省略する。
【0034】
添付図面は、上記閉じた環状形状の平坦な支持材層の破断分割を、詳細に上述したような方法で実行することができる、上記平坦な支持材層の破断分割装置の可能な実施形態の概略的かつ極端に単純化した側面図を示す。
該図から理解できるように、平坦な支持材層の破断分割装置2は、加工すべきコンロッドビレット6が、その上に平らに置かれ、あるいは保持されまたは固定される支持体またはベース4を備える。明確化のため、対応する保持またはクランプ固定部、およびコンロッドカバー6.2及びコンロッド体6.4のネジ接続部は、図示していない。また、平坦な支持材層の破断分割装置2は、分割されかつ被覆された基礎的なボア10によって形成された上記コンロッドのボア内に、即ち、環状形状の平坦な支持材層12の内周16内に軸方向に挿入することができ、かつその全表面で平坦な支持材層12の内周16に充当することができる、弾性的拡大及び支持体8(以下、支持体8と呼ぶ)を備えている。この実施例においては、支持体8の下面は、支持体4上に支えられている。支持体8は、上記コンロッドのボアの開口部内に緩く挿入されるか、あるいは、支持体4に固定される。後者の場合、コンロッド6の該ボアの開口部は、その後、固定配置された支持体8で塞がれる。原則として、支持体8は、平坦な支持材層12によって形成されたリング内の分離位置決め装置によって配置してもよく、および/または、ダイ22に固定してもよい。
【0035】
支持体8は、エラストマー材で本質的に形成され、かつ上記ボアの軸14に対して回転対称で、円筒形または樽状の形状を有する、弾性圧縮可能体8.2を有する。基礎的なボア10の軸方向で測定した弾性体8の高さHまたは上記ボアの開口部は、基礎的なボア10または上記平坦な支持材層の上記リングの軸方向深さTよりも大きい。非拡大状態の支持体8を示す図から分かるように、支持体8は、既に、上記コンロッドのボア、または環状形状の平坦な支持材層12の内周16によって画定される空間に本質的に完全に充填されている。上記拡大状態の場合、支持体8は、その後前記空間を完全に塞ぐ。
【0036】
本実施例においては、弾性圧縮可能体8.2は、中実体として形成されている。しかし、該弾性圧縮可能体は、中空体として形成してもよい。該圧縮可能体が、中実体あるいは中空体としてデザインされているかどうかに関係なく、該圧縮可能体は、異なる弾性および/または強度を有する構造を有してもよく、また、該弾性圧縮可能体は、コア、肩部、センタリング補助部、固定手段、または同一または異なる材質からなるものを有してもよい。これにより、それぞれの適用、即ち、閉じた環状形状の平坦な支持材層12の内周16全体に対する、支持体8またはそのボディの全面の適用のために要する変形特性や一定の押圧及び拡大特性に適合する弾性を得ることができる。
【0037】
また、平坦な支持材層の破断分割装置2が、弾性体8またはその弾性圧縮可能体8.2上で、基礎的なボア10の軸14方向に作用する加圧装置18を有することが図から分かる。本実施形態においては、この加圧装置18は、その下面24を解して弾性体8の上面、例えば、上記コンロッドの開口部から突出するその上方部分に作用させることができる引込み及び伸長可能なダイ22を有する油圧シリンダ20を有する。しかし、油圧加圧装置の代わりに、機械式、空気式、電気式、電磁式、電動油圧式加圧装置やそれらを組み合わせた形のものも、本発明の主旨に沿って可能である。
【0038】
ダイ22が低下して、その底面24は、(上記支持体がダイ22に固定されており、支持体8が好ましくは支持体又は基体4に対して圧迫される実施形態においては、)予め準備されたコンロッドビレット6の平坦な支持材層12の破断分割のために、弾性体8を圧迫する(本発明の上記方法に関する上述の説明を参照)。弾性体8またはその弾性圧縮可能体8.2は、それにより圧縮されて、平坦な支持材層12によって形成された上記リング内で、あるいは、上記コンロッドのボアの開口部内において、上記軸方向及び径方向に変形する。それにより、弾性体8の全面は、閉じた環状形状の平坦な支持材層12の内周16に充当される。
【0039】
弾性体8またはその弾性圧縮可能体8.2は、それにより、径方向の分離力を平坦な支持材層12に対して働かせると共に、上記ボアの開口部の内側から(すなわち、層12の内周16から径方向外側へ)、平坦な支持材層12の全面を弾性的に支持し、また更に、基礎的なボア10に隣接する平坦な支持材層12の面を、層12が施される、基礎的なボア10の被加工物材の方へ圧迫する。材質のパラメータや平坦な支持材層12の厚さ及び被加工物6の保持状態から具体的に分かる所定の分離力が得られた場合、平坦な支持材層12は、2つの環状形状の半体に破断分割され、コンロッドカバー6.2は、それにより、再び、コンロッド体6.4から完全に分離される。分断処理が完了すると、ダイ22が引っ込められて、弾性圧縮可能体8が解放される。この処理において、弾性圧縮可能体8は、弾性的に変形した後、再び、その初期の形態を得る。
【0040】
弾性体8の圧力印加は、上述の実施形態においては、一方側からのみ行われたが、本発明は、弾性体8が上記ボアの両側から圧縮される、支持体4への対応する逆の力を与える相互作用を伴う変形例も包含する。この場合、第2のダイ22を有する第2の油圧シリンダ20を設けなければならず、支持体4は、それに応じて凹部を備えなければならない。このような場合、ボア10の軸方向で測定した弾性体8の高さ又は厚さは、荷重がかけられていないときに、弾性体8が、上記ボアの開口部の両側から突出するように、適切に選択しなければならない。加工すべきコンロッド6の支持体4上での平坦な配置の代わりに、コンロッド6が縁を下にして立てて保持され、かつダイ22が水平方向に移動されることも可能であろう。
【0041】
本発明は、本発明の主旨の一般的な説明として役に立つのみである上述の実施形態に限定されない。本発明による上記方法及び本発明による上記装置は、保護範囲内で、上述したもの以外の他の形態をとってもよい。具体的には、本願明細書中の上記方法及び上記装置は、特許請求の範囲の各個別の特徴の組合せに相当する特徴を有することが可能である。
【0042】
上述したように、本発明による上記方法の場合、予め設定された破壊点が設けられていることは、上記平坦な支持材層を破断分割することにとって基本的に必要ではないが、本発明は、とりわけ薄い平坦な支持材層および/またはとりわけ粘着性の支持材に対するこの可能性を包含する。そのような予め設定された破壊点の適用は、上記平坦な支持材層の形成後であって該層の破断分割前に適切に行わなければならない。機械加工処理で上記平坦な支持材層を分割することが可能である。本発明の上記方法によれば、上記平坦な支持材層は、少なくとも部分的に機械加工により分割してもよく、残りの部分は、その後、破断分割してもよい。
【0043】
特に、本発明に係る上記装置が、適当な作動要素や制御および/または自動制御装置を備えることも可能である。本発明の範囲内において、上記平坦な支持材層の破断分割装置は、加工すべき上記被加工物のための適切な保持体、クランプ装置および/または案内装置を更に有してもよい。
【0044】
上記の実施形態の弾性分離及び支持体は、弾性圧縮可能体としてデザインされているが、本発明は、該弾性分離及び支持体が、上記平坦な支持材層の内周によって画定される空間を完全に充たす、弾性的に膨張可能な中空体を有するような構造も包含する。そのような中空体も、一つまたはそれ以上のエラストマー材からなることが好ましい。該中空体は、上記ボアの外形及び寸法に相応じて適合する形状を有する。球状、円筒形または樽形状の中空体が、特に適していることが分かっている。上記中空体が、非膨張状態において、対応する被加工物のボアよりも著しく小さい寸法を有してもよいことを考慮しなければならない。該中空体の内部空間は、適切に、内部の加圧装置に接続される。ガス状または液状の媒体は、該中空体を膨張させるための内部圧力を生成するのに特に適している。上記弾性膨張可能な中空体の動作の態様は、本質的に、上記弾性圧縮可能体の方法に一致する。
【0045】
上記平坦な支持材層の破断分割装置の弾性圧縮可能体及び弾性膨張可能な中空体が、上記被加工物のボアの軸に対して、対称的または円形の断面を有することは、必ずしも必要なことではない。また、該当中空体は、圧縮または膨張状態時に、非対称的または不均一な断面を有してもよく、および/または、特に、得るべき上記環状形状の平坦な支持材層の破断分割面の領域における断面内で、異なる径方向の寸法を有してもよい。上記弾性圧縮可能体は、例えば、楕円形の断面形状を有してもよく、その長い断面の軸は、上記平坦な支持材層の後の破断分割面に沿って本質的に伸びている。これにより、当該弾性変形可能体において得るべき平坦な支持材層の一定の変形、分離、支持及び圧迫特性が可能になる。
【0046】
上記支持材のための上述した噴霧装置の代わりに、上記平坦な支持材のアプリケータ装置が、平坦な支持材鋳造、遠心鋳造、繊維鋳造、ロールオン、回転接合クラッディング、蒸着、電気めっき装置等を備えてもよい。
請求項における参照数字、上記説明及び図面は、本発明のより良い理解のためのみに役に立つものであり、保護範囲の限定として理解すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明による方法の実施に適している、本発明による装置の平坦な支持材層のための破断分割装置の概略的な、非常に単純化し、かつ部分的にカットした側面図。
【符号の説明】
【0048】
参照符号一覧
2…平坦な支持材層のための破断分割装置,4…支持体/ベース,6…コンロッドのビレット/被加工物,6.2…コンロッドカバー,6.4…コンロッド体,8…弾性変形可能な分離及び支持体,8.2…8の弾性圧縮可能体,10…基礎的なボア/コンロッドのボア,12…環状形状の平坦な支持材層,14…ボアの軸,16…12の内周,18…加圧装置,20…18の油圧シリンダ,22…18のダイ,24…22の底面,H…8の高さ,T…ボア10の軸方向深さ,
Claims (13)
- 分割ボア(10)が形成されることになっている少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を有する被加工物(6)を機械加工する方法であって、
a)少なくとも一つの予め設定された破壊点を有する被加工物(6)を準備する工程と、
b)ボア(10)の内周に分離力を加えて、前記少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を破断分割し、分割ボア(10)によって、互いに対応する破断分割被加工物部材(6.2、6.4)を形成する工程と、
c)工程b)によって生じる破断分割被加工物部材(6.2、6.4)を一致させて分離可能に連結する工程と、
d)破断分割被加工物部材(6.2、6.4)の分割ボア(10)の内周に、少なくとも一つの閉じた環状の平坦な支持層(12)を施す工程と、
e)一致させた被加工物部材(6.2、6.4)間の連結を解放する工程と、
f)閉じた環状の平坦な支持層(12)の内周全体(16)に分離力を加えて(2、8、18、20、22、24)平坦な支持材層(12)を破断分割する工程であって、環状形状の平坦な支持材層(12)の全領域が、その内周(16)において弾性的に支持されている(8)工程とを備える方法。 - 少なくとも一つの平坦な支持材層(12)を施すことが、鋳造、遠心鋳造、繊維鋳造、ロールオン、回転接合クラッディング、蒸着、スパッタリング、電気めっき法等によって実施されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 工程d)において、複数の平坦な支持材層(12)が施されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 施された平坦な支持材層(12)が、工程d)の後であって工程e)またはf)の前に仕上げられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1に記載の方法。
- 工程f)の後に、工程b)及びf)によって得られた破断分割被加工物部材(6.2、6.4)が、再び一致させられて互いに分離可能に連結され、その後、施された平坦な支持材層(12)が仕上げられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1に記載の方法。
- 工程d)の後であって工程f)の前に、前記平坦な支持材層の少なくとも一つの予め設定された破壊点が、平坦な支持材層(12)の内周上に形成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1に記載の方法。
- 分割ボア(10)が形成されることになっている少なくとも一つの環状形状の被加工物部分を有する被加工物(6)を機械加工する装置であって、
前記環状形状の被加工物部分を破断分割し、分割ボア(10)によって、互いに対応する破断分割被加工物部材(6.2、6.4)を形成する破断分割装置と、
破断分割被加工物(6.2、6.4)の分割ボア(10)の内周に、少なくとも一つの閉じた環状の平坦な支持材層(12)を施す、平坦な支持材のためのアプリケータと、
被加工物部材(6.2、6.4)の閉じた環状の平坦な支持層(12)を破断分割する、前記平坦な支持材層のための破断分割装置(2;8、8.2、18、20、22、24)であって、該装置(2)が、被覆された分割ボア(10)によって形成された開口部内に軸方向に挿入することができ、かつその全領域にわたって環状形状の平坦な支持材層(12)の内周(16)に適用することができる少なくとも一つの弾力的に変形可能な分離及び支持体(8)を有する破断分割装置とを備える装置。 - 弾力的に変形可能な分離及び支持体(8)が、環状形状の平坦な支持材層(12)の内周(16)によって画定される空間を本質的に完全に充填し、かつボア(10)の軸方向深さ(T)よりも大きい、ボア(10)の軸方向で測定した高さ(H)を有する、弾力的圧縮可能体(8.2)を有することを特徴とする、請求項7に記載の装置。
- 弾力的圧縮可能体(8.2)が、本質的に円筒形または樽形の形状を有することを特徴とする、請求項8に記載の装置。
- 弾力的圧縮可能体(8.2)が、少なくともエラストマー材を含むことを特徴とする、請求項7または8に記載の装置。
- 平坦な支持材層のための破断分割装置(2)が、弾力的圧縮可能体(8.2)に作用する加圧装置(18;20、22)を有することを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1に記載の装置。
- 前記弾力的に変形可能な分離及び支持体が、環状形状の平坦な支持材層(12)の内周(16)によって画定される空間を本質的に完全に充填する弾力的に膨張可能な中空体を有することを特徴とする、請求項7に記載の装置。
- 前記中空体の内部空間が、内部の加圧装置に接続されていることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
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