JP2004521330A - 超小型電子流量センサ - Google Patents
超小型電子流量センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004521330A JP2004521330A JP2002557754A JP2002557754A JP2004521330A JP 2004521330 A JP2004521330 A JP 2004521330A JP 2002557754 A JP2002557754 A JP 2002557754A JP 2002557754 A JP2002557754 A JP 2002557754A JP 2004521330 A JP2004521330 A JP 2004521330A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow
- sensor
- exemplary embodiment
- fluid
- lead frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F1/00—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
- G01F1/68—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
- G01F1/684—Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
- G01F1/6845—Micromachined devices
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F1/00—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
- G01F1/68—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
- G01F1/684—Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
- G01F1/6842—Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow with means for influencing the fluid flow
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
空気などの流体43の運動を検知または測定するシステム(例えば、30、230、330、430、530)。本システムは(例えば、30、230、330、430、530)は、内部流路(例えば、41、341、441、541)を含む、2つの部分(例えば、31、32、231、232、331、332、431、432、531、532)からなるプラスチック本体を典型的に有する。本体の部分(例えば、31、32、231、232、331、332、431、432、531、532)は、粘着剤でスナップ嵌合することができる。変換器または電子センサ(例えば、38)が流路(例えば、41、341、441、541)中に典型的に位置し、そのセンサは質量流量を測定しかつ熱源(例えば、52)の両側に位置する2つの抵抗性熱形装置(RTD)(例えば、54、55)を有することができる。本体は、配管に付着するように構成された2つの細長いポートチューブ(例えば、34、434、534、535)を有することができる。ポートチューブ(例えば、34、434、534、535)はベンチュリ(例えば、64、564、565)を含み、かつ実質的に直立かつ実質的に平行であり、U字形を形成することができる。金属リードフレーム(例えば、33、233、333、433、533)をセンサ(例えば、38)と電気的に連通して設けることができる。このリードフレーム(例えば、33、233、333、533)は、本体と一体成形可能であり、かつ本体よりも小さい熱膨張係数を有することができる。内部流路(例えば、41、341、441、541)とセンサ(例えば、38)は、実質的に対称でありかつどちらの流れ方向でも実質的に同等に流体43の流量を測定することができる。本システム(例えば、30、230、330、430、530)は表面装着またはスルーホール装着するように構成可能であり、かつデュアルインライン型であり得る。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に、流体の運動を検知または測定し、そのような運動を示す電気信号を生成するシステムおよび装置に関する。
【背景技術】
【0002】
流体の速度、圧力、または流量を検知または測定することが必要なまたは望ましい数多くの状況がある。このような状況には、液体および気体である流体が含まれ、また内部流および外部流が含まれる。例えば、そのようなシステムまたは装置を使用して、航空機の対気速度、運河、パイプライン、または河川の水流量、内燃エンジン内への空気流量、またはオフィスビルディングの暖房、換気、および空調(HVAC)システムの換気ダクトを通る流量を測定することができる。このような数多くの応用例では、電子制御を使用する場合など、このような測定装置によって電子表示器に表示可能なまたは電子制御システムに直接インターフェース可能な電子出力を提供することが必要でありかつ望ましい。熱線システムおよび、圧力または圧力差を測定することによって間接的に速度または流量を測定するシステムおよび装置を含めて、数多くのこのようなシステムおよび装置が長年にわたって開発されてきた。圧力または圧力差を測定することによって間接的に速度または流量を測定するシステムおよび装置には、パイロットチューブなど、流動流中に延長する構造を使用するもの、およびベンチュリ計など、流動流側から測定するものが含まれる。
【0003】
堰およびオリフィス板などの幾つかの流量測定システムまたは装置は、ある程度流れを妨害するが、パイロットチューブなどの他のシステムは、流れをそれほど妨害することはない。流れの流量を測定するために使用する堰壁などの幾つかの応用例では、流れをある程度妨害しても問題ではない。しかし、流れを生成するためにかなりのエネルギー量を要する応用例など、他の応用例では、流れを妨害する程度を極小化することが必要であるかまたは望ましい。流体の流量が測定するべき望ましいパラメータである場合は、数多くのシステムおよび装置が1箇所または複数箇所で速度を測定し、かつその速度を用いて流量を算出することによって流量を求める。流量は、体積流量または質量流量であり得る。
【0004】
歴史的には、流量センサなど、流体の運動を測定するシステムはそれ自体の独立型システムであった。それらは嵩張り、高価であり、極めて大型であって、小型電子システムに組み込むには適切ではなかった。設計上でも柔軟性がなく、多様なサブシステムへの組込みを妨げるものであった。より近年では厚膜ハイブリッド型の空気流量検知製品を使用することによって、大幅に小型化しかつシングルインライン電気接続を使用して組込み可能性が増大した。それらはまた、典型的な電子製品により適合可能な電気出力および入力要件を備える。このような製品の幾つかは、システムスペース要件を軽減しかつ製品組立体の空気圧部分の半自動化を可能にするマニホルドに取付け可能であるという追加的な利点も備える。これらの例は従来技術を凌ぐ改良であるが、それらはコストが高くかつ処理能力の低い手作業による電子部品の組立てが依然として必要である。その上、それらのサイズは、依然として制御システム回路中の最大構成要素であるのが典型である。特に空気流に関して、他の電子構成要素のように自動装置による組立ておよび取扱いができるような小型センサが全くない。
【0005】
従来の解決策には、典型的に正確度が低いという欠点を有する差圧センサのような代替感知技術があった。その他のセンサもそれ固有の問題があり、高価でありかつ標準的なパッケージ構成上の可用性に限定がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の1つの目的は、最高の形状構成を有しかつ非常に小型の標準パッケージで製造可能な、流体の運動を測定するシステムを提供することである。本発明の他の目的は、制御システムを組み込み、低コスト化し、消費電力を低減し、かつ小型化すると共に、高度に自動化した大量組立生産を実現する改良システムを提供することである。本発明のさらに他の目的は、本製品が工場自動化に適合すること、その互換性が向上すること、その部品点数を最少にすること、およびマニホルドへの取付け、最少圧力降下または制御圧力降下の応用例に容易に変更可能であることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これらの目的を推進するために、本発明は、内部流路を備える本体と、その流路中に位置する電子センサと、そのセンサと電気的に連通しかつ本体と一体成形される金属リードフレームとを有する、流体の運動を検知するためのシステムを提供する。本体は、スナップ嵌合できるか、または粘着剤、ヒートステーキング、または超音波溶接で付着できる接合部によって接合される2つの部分から作製可能である。本体は、3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法をそれぞれ有することができるか、または約4.10cm3(0.25立方インチ)よりも小さい体積を有することができる。本体は、プラスチックまたは熱塑性プラスチックから作製可能であり、かつリードフレームの金属はプラスチックよりも小さい熱膨張係数を有しこれら2つの間の漏出を減少させることができる。特に、この金属は、摂氏1度当たり100万分の10よりも小さい熱膨張係数を有し、かつこのプラスチックは摂氏1度当たり100万分の50よりも大きい熱膨張係数を有することができる。本体は配管に付着するように構成された2つの細長いポートチューブを有し、かつこれらのポートチューブはそれぞれにベンチュリを有することができる。センサはRTD(resistive thermal device 抵抗性熱形装置)と熱源を有することができる。1つの実施形態では、内部流路およびセンサが実質的に対称であり、かつシステムは、流れのどちらの方向でも実質的に同等に流体の流量を測定するように構成されている。この実施形態では、センサが熱源の両側に位置する2つのRTDを備えることができる。本発明によって検知される流体は、空気などの気体であり得る。本システムを表面装着またはスルーホール装着するように構成することができる。検知される運動は、流量、すなわち特に質量流量であり得る。リードフレームは、実質的に両側にピンを有することができる。本体は、一方の側から突出するリードフレームからの、すべてが実質的に同一平面内にあるピンか、またはそれぞれの側からのピンが実質的に同一平面内にある2つの側から突出するリードフレームからのピンを有することができる。本システムはまた、暖房、換気、および空調システム用の制御システムまたは暖房、換気、および空調システム自体さえも含むことができる。
【0008】
本発明はまた、流体の圧力または流量を検知するためのシステムに、内部流路を有しかつ一方の部分と一体になっているエラストマーシールを有する接合部によって接合される2つの部分から形成されている本体を提供する。流路内部に位置する変換器も備わる。本体の2つの部分は、スナップコネクタによって相互に付着可能であり、かつ本体は3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法をそれぞれ有することができる。本体は、ベンチュリを備え、ポートチューブを有することができ、かつ実質的に直立可能である。本システムはデュアルインラインパッケージであり得る。
【0009】
本発明は、気体の流量を測定するためのシステムに、内部流路を有しかつスナップ嵌合するように構成されている2つの部分で構成される本体をさらに提供する。流路中に位置するセンサも備わる。本体は、幅×奥行き×高さが8.194cm3(0.5立方インチ)よりも小さいように、幅、奥行き、および高さの外側寸法を有することができる。
【0010】
例を挙げて本発明を示すが、同じ参照符号が同じ要素を示す添付の図面に限定しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、流体の運動を感知または測定する装置またはシステムを提供する。例えば、本発明の実施形態を使用して流量を測定することができる。本発明は一般に、体積流量(単位時間当たりの体積ユニット)よりも直接的に質量流量(単位時間当たりの質量ユニット)を測定する。それは本発明が、質量流量により厳密に比例する熱伝達を直接測定するからである。しかし、本発明の実施形態を同様に使用して体積流量または圧力(単位面積当たりの力)を測定または算出することができる。例えば、圧力がほぼ一定の場合は、体積流量が質量流量に概ね比例する。さらに、一般に流量は差圧(すなわち、本発明における圧力降下)に関連付けられる。このようなパラメータを用いて、当業者が理解する他の値も算出することができる。
【0012】
多くの応用例では、検知または測定する流体は気体であり、空気でよいが、あるいは別法として、窒素、酸素、二酸化炭素などまたはその混合気でもよい。本発明の幾つかの実施形態は、数多くの潜在的な応用例を有する汎用センサである。本発明の実施形態は、一例として、暖房、換気、および空調(HVAC)システムに使用可能である。特に、本発明の実施形態をHVACシステム用の制御システム中に使用できる。しかし、本発明は、数多くの商業、工業、医療、軍事の、および当業者には明らかな他の応用例で使用される。さらに、多くの実施形態では、異なるユニット間の出力が一貫しているので、本発明は較正の必要がない。特定の一例として、幾つかの実施形態では、ユニット間のばらつきを4%程度に見込むことができる。
【0013】
本発明は従来技術よりも小型に構成または作製可能である(例えば、−200標準立法センチメートル毎分(sccm)から+200sccmまでの流量域に関して)。小型に作製可能でありかつ依然として高性能であることは、新規でありかつ本発明の数多くの実施形態の重要な1つの利点である。しかし、本発明は、例えば大流量の測定に関して、大型に作製することもできる。大流量を測定する別の方式は、流量の一部を本発明の小型タイプを介して分流させることである。例えば、HVACダクトの断面全体に分布された幾つかのパイロットチューブをマニホルドで併合しかつ配管によって本発明に連結することができる。このような配置では、本発明を通過する流れを、ダクトを通過する流れの平均速度圧に関連付け、その平均速度圧を平均速度に関連付け、次にその平均速度を流量に関連付けることができる。総流量(例えば、ダクトを通過する)が、本発明を通過する流量に実質的に比例するか、または別様に知られた数学的な関係で関連付けられることが好ましい。
【0014】
図面を参照すると、図1〜10が本発明の第1の典型的な実施形態30、すなわち、スナップ嵌合式のエラストマーシールパッケージを例示する。この設計によって多様な製品をわずかな成形型の変更のみで作製可能であるが、その幾つかを図示の様々な実施形態で例示する。図1で分かるように、第1の典型的な実施形態30が、2つの主要部分、すなわち、例えばスナップコネクタ36によってスナップ嵌合またはスナップ付着可能なように構成できる、フローチューブ31および基部32を備える本体を有する。4つのスナップコネクタ36を示すが、別の数のスナップコネクタ36またはスナップ嵌合本体を形成する他の方法も使用することができる。第1の典型的な実施形態30では、フローチューブ31が2つのポートチューブ34を有し、かつ基部32がその中に典型的に成形されたリードフレーム33を有する。第1の典型的な実施形態30は、基部32によって表面(図示せず)上に載置する、すなわち、表面装着が可能であるか、または表面(図示せず)中の穴を貫通するポートチューブ34によって装着する、すなわち、スルーホール装着が可能である。
【0015】
図2は、第1の典型的な実施形態30の主要構成要素を分解図によって示す。図1を参照して論じた主要構成要素に加えて、図2はチップ38およびガスケット39を示す。典型的な装着では、パイプ、ホース、または配管などの幾つかのタイプの流体導管(図示せず)がポートチューブ34に取り付く。例えば、5mmすなわち0.2インチの可撓性の配管を使用することができる。ポートチューブ34は、図示のように細長いのが典型でありかつ配管に取り付くように構成されている。例えば、ポートチューブ34にテーパを付けるか、または外側にリブを付けて配管の取付けを容易にすることができる。このような配管に連結すると、典型的には漏出が1%よりも少なくなる。測定するべき流体は、1本の配管を通過して流れ、ポートチューブ34の一方に流入し、チップ38を横切って、他方のポートチューブ34から流出し、別の1本の配管(図示せず)を通過して戻るのが典型である。換言すれば、測定するべき流体は、例えば、図6に例示する内部流路41を通過して流れるのが典型である。この内部流路41は基部32およびフローチューブ31によって構成可能であり、かつポートチューブ34を具備することができる。チップ38は内部流路41中に位置するのが典型である。本発明の幾つかの実施形態は、内部流路41が滑らかな表面仕上げを有しかつ鋭い半径方向の内側の角がなく、特により小型の構成で最も適切に機能することができる(例えば、流量の全域にわたって最も安定しかつ正確であり得る)。
【0016】
本発明は典型的にセンサまたは変換器を有するが、それは内部流路中に位置するのが典型的でありかつ電気出力を生成するタイプの電子センサでよい。チップ38は、このようなセンサまたは変換器の1つの典型な実施形態である。チップ38は、電子変換器チップに対して熱形の微細機械加工シリコンなどの電子センサでよい。第1の典型的な実施形態30では、図2に示すように、チップ38は基部32の溝48中に実装されている。溝48は、チップ38が、実装されるとき、チップ38の縁部における乱流の生成を最小限にするために基部32の周囲の材料と同一平面になるように構成するのが好ましい。幾つかの構成では、チップ38が熱源近くに位置する1つまたは複数の抵抗性熱形装置(RTD)を備える。例えば、1つの構成では、チップ38が熱源の両側に位置する2つのRTDを備える。複数の熱源を使用することができる。RTDは典型的には通過する電気の流れに対して抵抗を有する電気導体を備えるが、その材料は電気抵抗が温度に伴って変動するように選択されている。したがって、RTDの温度は、例えば、RTDにほぼ一定の電流を通しかつその間の電圧を測定することによって感知可能である。内部流路41を通過する両方向の流れに対して、2つのRTDが熱源の両側に位置する1つの典型的な実施形態では、一方のRTDが熱源の実質的に上流側にあり、かつ他方のRTDが熱源の実質的に下流側にある。したがって、流体が内部流路41を通って流れるとき、下流側のRTDを通過して流れる流体は熱源によって加熱されるが、熱源の上流側のRTDを通過して流れる流体は加熱されない。2つのRTD間の温度差から内部流路41を通過する流量を求めることができる。
【0017】
図11は、チップ38の1つの典型的な実施形態、すなわち質量流量を測定するために使用可能なマイクロブリッジを例示する。図示の実施形態では、チップ38がシリコン基板51上に形成され、かつ流体43の流れの中に位置するブリッジ58および59を備える。ブリッジ58はRTD54を含み、ブリッジ59はRTD55を含む。RTD54および55は、蒸着白金膜として付着させた薄膜白金でよい。シリコン基板51上に1層の窒化ケイ素を蒸着し、白金膜を蒸着し、次いで白金膜の下から窒化ケイ素をエッチングすることによってブリッジ58および59を形成することができる。図11に示す典型的な実施形態では、発熱体52が2つの実質的に同等の部分を備え、一方がブリッジ58上にありかつ他方がブリッジ59上にある。160℃に設定可能なホイートストンブリッジを使用することができる。これらの構成要素は一般に小さいので、その反応時間が一般に短く、例えば、約1msecである。チップ38の典型的な実施形態は、直流10Vで50mW(プラスマイナス5%)の電力が使用可能であり、0から60mWまで出力することができる。1つの実施形態では次式を得る。
【0018】
Vout=1+(0.0186)M−(5.1E−5)M2+(8.4E−8)M3−(7E−11)M4+(2.3E−14)M5
上式で、Mはsccmで表した質量流量である。しかし、供給電圧が変化すると出力が比例して変化することになる。
【0019】
例えば図2に示すように、リードフレーム33は、通常は金属の導体であり、典型的にチップ38の電気接続部となる。換言すれば、このリードフレーム33は典型的に、電子センサまたはチップ38に接続されているか、または電気的に連通している。リードフレーム33を本体内部に(例えば、基部32内部に)一体成形することができる。換言すれば、本体の一部(例えば、基部32)を形成するとき、本体の材料(例えば、プラスチック)がリードフレーム33部分を包囲するように、リードフレーム33を金型内部に配置することができる。リードフレーム33は複式であり得る、換言すれば、少なくとも2つのほぼ対向する側に接続用のピンを有することができる(図示)。別法としてリードフレーム33が単式でもよい、すなわち、それが一方の側のみにピンを有してもよい(図示せず)。リードフレーム33はインラインであり得る、すなわち、それぞれの側のピンがすべて実質的に1つの平面内にあってもよい(図示)。他方で、リードフレーム33のピンを様々に、例えば、円形にまたは多平面内に、配置してもよい。したがって、ピンが両側に備わりかつピンがそれぞれの側で実質的に同一平面内に備わる、図示のリードフレーム33を有する第1の典型的な実施形態30は、ここでは複式インラインパッケージを実施するものである。
【0020】
リードフレーム33と基部32の間の温度域全体にわたる適切な封止を実現するために、それは多くの応用例で望ましいが、それらの材料は、リードフレーム33の熱膨張係数が周囲の本体(例えば、基部32)の熱膨張係数を下回るように選択可能である。例えば、リードフレーム33の熱膨張係数は、摂氏1度当たり100万分の10(PPM/℃)を下回ることができる。一例として、リードフレーム33は青銅またはニッケル鉄でもよい。基部32は非導体材料、例えば、プラスチックから作製することができる。広範な温度域が望ましい場合は、基部32を熱塑性プラスチック、すなわち、そのような望ましい温度域に適切なものでよい。例えば、本発明の実施形態は、95%の最大相対湿度で、20から60℃の保管温度および0から60℃の周囲動作温度域を有することができる。基部32とリードフレーム33の間に適切な封止を実現するために、50PPM/℃よりも大きな熱膨張係数を有する材料から基部32を作製することができる。例えば、基部32は、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、またはシンジオタクチックポリスチレンから作製可能である。下で他の図を参照して論じる適切な封止の形成を容易にするために、基部32を作製する材料は一般に、滑らかな仕上げ加工を維持することができる。滑らかな表面仕上げはまた、使用時の流体流中の乱流を減少させる。図3に示すように、フローチューブ31を基部32と同じ材料からまたは好ましくは同様の特徴を有する別の材料から作製することができる。
【0021】
上述のように、第1の典型的な実施形態30は、スナップ嵌合するように構成されている2つの部分(フローチューブ31および基部32)から作製される。様々な機構によってこのスナップ嵌合形状構成を設けることができるが、その多くは当業で知られている。図示の典型的な実施形態のスナップ機構はスナップコネクタ36を備え、図2、3、7および8に最も適切に示してある。換言すれば、図示の典型的な実施形態では、本体の2つの部分(例えば、フローチューブ31および基部32)がスナップコネクタ36によって相互に付着可能であることが好ましい。図3で最も適切に分かるように、スナップコネクタ36をループ46によって構成することができる。これらのループ46は、本体、例えば、図示のフローチューブ31の部分の1つ(例えば、1つの連続部品中で一体成形したもの)の一部であることが好ましい。図2で最も適切に分かるように、図示の実施形態では、ループ46は基部32の穴47に嵌入するように構成されている。図8で最も分かるように、フローチューブ31を基部32に取り付けるとき、それぞれのループ46が穴47に進入しかつ外側に撓んで変形して突起45を乗り越え、パチンと戻って定位置に収まる。したがって、フローチューブ31が、それぞれのスナップコネクタ36の箇所で基部32に典型的に付着される。フローチューブ31および基部32を組み立てるとき、それらの間の相対的移動を防止するために、例えば、突起45とループ46の間に干渉ばめを設けることができる。この箇所での干渉ばめは、チップ38の上面とフローチューブ31の間の一定かつ正確な距離の維持にも役立つが、その利点をより詳細に下に説明する。
【0022】
図5および6に例示するように、フローチューブ31と基部32の間に接合部42がある。換言すれば、フローチューブ31および基部32は接合部42によって接合されている。フローチューブ31および基部32は内部流路41の上面と下面を典型的に形成するので、接合部42を封止して接合部42からの漏出を減少させるかまたは理想的には排除することが好ましい。接合部42を封止する幾つかの方式があるが、その1つを第1の典型的な実施形態30において、特に図5、6、9、および10に例示する。第1の典型的な実施形態30では、接合部42をシールまたはガスケット39で封止する。このガスケット39は、ゴム、またはより一般的な合成ゴムなどの滑らかな表面を有する圧縮性材料から作製することが好ましい。換言すれば、ガスケット39は、エラストマーまたはエラストマーシールであることが好ましい。このような実施形態では、ガスケット39の膨張を可能にするために、ガスケット39の少なくとも一方の面上に空隙49があることが好ましい(図9および10に示す)。ガスケット39は、別体の部品でもよいし、あるいは基部32またはフローチューブ31中に成形されてもよい。一例として、ガスケット39を基部32中に成形することによって、基部32とガスケット39の間の流体43の漏出を防止する利点が備わり、かつ部品点数を減少させ、したがって典型的に製造を簡素化する。ガスケット39を基部32中に成形するこの例では、ガスケット39をフローチューブ31に対して圧縮することによって、ガスケット39とフローチューブ31の間にも適切な封止が典型的に実現することになる。したがって、ガスケット39が接合部42を封止する。適切な封止を実現するための他の方式には、Oリングの使用、ヒートステーキング、超音波溶接、および接着剤ないし粘着剤の使用が含まれる。このような方法の多くは当業で知られており、したがってフローチューブ31を基部32に連結するために、スナップ形状構成(例えば、スナップコネクタ36)の必要性を排除することができる。特に、フローチューブ31上、基部32上、または両方の上で、粘着剤を調合液(dispensed liquids)、B段階予成形品(b−stage preformes)として使用可能であり、または予備調合(predispensed)しかつB段階にする(b−staged)ことができる。
【0023】
センサチップ38の上面から対合するフローチューブ31の表面までの垂直距離は、一貫した断面積を実現しかつ精度の向上および異なるユニット(例えば、典型的な実施形態30)間の互換性を実現するために制御可能である。この距離を制御する1つの方法は、接合部42の成形部分に(すなわち、フローチューブ31および基部32に)に滑らかで水平な対合表面を備えることである。封止剤または粘着剤を使用して本体部分を付着する実施形態では、接着剤を接合部42の水平表面ではなくて垂直表面に塗布することが好ましい。封止剤または粘着剤を接合部42の水平表面上に使用すると、垂直寸法の一貫性が低下することになるのが典型である。例えば、垂直方向の膨張間隙は、封止剤が垂直許容誤差に影響するのを防止する効果がある。第1の典型的な実施形態30では、本体(フローチューブ31および基部32)の組立てに干渉ばめを用いることによって、対合表面内の表面不良による垂直距離のばらつき量を最小限にすることができる。他の実施形態では、溶接または粘着による接着時に締め付け力を制御して同じ効果を実現する。
【0024】
本発明の1つの特徴または新規性は、それを従来技術よりも典型的に小型に製造できることである。特に従来技術による装置は、それぞれの辺が3.810cm(1 1/2インチ)以上であるのが典型であり、したがって少なくとも55.306cm3(3.375立方インチ)の体積を占める。それとは異なり、本発明の実施形態は、3.810cm(1.5インチ)より小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法の本体(例えば、フローチューブ31および基部32)をそれぞれ有することができる。一例として、本発明は、幅×(掛ける)奥行き×高さが(<)8.194cm3(0.5立方インチ)よりも小さくなるように、幅、奥行き、および高さの外側寸法を有することができる。本発明は、例えば、約2.54cm(1インチ)×1.27cm(1/2インチ)×1.27cm(1/2インチ)ほどの小型にもなり、約4.10cm3(0.25立方インチ)の体積を占める。それをさらに小型化することさえ可能である。したがって本発明の実施形態は、4.10cm3(0.25立方インチ)よりも小さい体積の本体(例えば、フローチューブ31および基部32)を有することができる。
【0025】
図12〜14は、第2の典型的な実施形態230を例示する。第2の典型的な実施形態230は、ここで図示しまたは述べるような点を除けば第1の典型的な実施形態30と概ね同様であり、上述のように内部流路中に配置可能なチップ38を典型的に有する。特に、第2典型例230はスナップコネクタ36を備えないのが典型である。第2の典型的な実施形態230は、2つの主要部分、すなわち、間に接合部242があるフローチューブ231および基部232からなる本体を典型的に有する。換言すれば、フローチューブ231および基部232が接合部242によって接合されている。この接合部242は、封止剤または粘着剤で固着または付着され得る。別法としてまたは追加的に、フローチューブ231および基部232の間に干渉ばめまたはスナップばめを設けてもよい。接合部242は、チューブ231または基部232と一体化したエラストマーシールを含むことができる。
【0026】
リードフレーム233は、リードフレーム233のピンが図示のように下方に曲げられていることを除けば、上で説明したリードフレーム33と同様である。どちらの実施形態でも他のピン角度を使用できる。図14は、リードフレーム233をどのように基部232内部に埋込みまたは成形可能であるかを例示する。リードフレーム233は、複数の、図に典型的に示すように例えば8本の、ピンまたは導体を典型的に備える。図14で最も適切に示すように、リードフレーム233のそれぞれの導体は、チップ38に近接して終端し、チップ38が容易にリードフレーム233に電気接続できるようになっている。チップ38は当業で知られた方式でリードフレーム233に典型的に電気接続される。リードフレーム233の複数の導体は、製造完了時に一般的に電気的に隔離されているが(すなわち、相互に電気的に絶縁されている)、基部232中に成形される前に、1枚のプレートまたはシートから形成可能である。このような製造工程では、金属薄板の一部を基部232の成形後に切り落として、電気的に隔離した導体またはピンを残す。リードフレーム233のピンは一般に、当業で知られた方式で、外部装置またはコネクタに電気的に接続するように構成されている。
【0027】
ポートチューブ34の1つの典型的な実施形態を、例えば、図14に例示する。第2の典型的な実施形態230として図14に例示するが、図14に示すポートチューブ34の典型的な実施形態は、上で説明した第1の典型的な実施形態30、下で説明する第4実施形態430、または図示はしないが多くの実施形態を典型的に含めて他の実施形態で使用可能である。ポートチューブ34は、図示のように実質的に直立可能であり、2つのポートチューブ34は実質的に平行である(すなわち、実質的に平行な中心線を有する)。これによって、図示のように内部流路41が実質的にU字形になり得る。ポートチューブ34は中空でありかつ相対的に薄い壁を備えることができる。このように構成すると、典型的には約1標準リットル毎分(slpm)の最大流量での圧力降下を極小化できる。しかし、乱流が、例えば、チップ38の近傍で生成され、それによって確度が低下する恐れがある。別法として、ポートチューブ34が、流れを制限しかつ乱流を抑制する形状構成を含むことができる。例えば、ポートチューブ34の内側にフィルタ、オリフィス板またはベンチュリ64(図示)を設けることができる。ベンチュリ64は、それによってチップ38での乱流が典型的に減少するという、オリフィス板(図示せず)を凌ぐ利点をもたらす。流れを制限する形状構成(例えば、ベンチュリ64)をチップ38から遠隔に配置しかつ内部流路41中の滑らかな表面仕上げを維持することによっても、チップ38での乱流が一般的に抑制される。ベンチュリ64は、ポートチューブ34およびフローチューブ31と一体成形可能である。乱流の抑制に加えて、流れを制限する形状構成(例えば、ベンチュリ64)によって、所与の流量における制御および規定の圧力降下が典型的に生成される。例えば、本発明の構成は典型的に、10ミリバールで約0.5scpm(0.2slpm)通過可能であるか、または空気約200sccmの質量流量で約872Paの圧力降下を得ることができる。
【0028】
本発明は、どちらの方向の流れに関しても実質的に同等の性能が備わるように構成可能である。このような実施形態では、フローチューブ31、基部32、およびチップ38は、内部流路41がどちらの方向でも同じ形状を有するように構成可能である。換言すれば、このような構成では、内部流路41が対称的である。さらに、チップ38が典型的に流路に対して平行であり、かつ2つのポートチューブ34の内部形状または幾可学的配置が実質的に同一である。このような実施形態では、ポートチューブ34がベンチュリ64を内蔵する場合は、2つのベンチュリ64が実質的に同じ形状でありかつチップ38からの距離が実質的に同じであるのが典型である。他の実施形態では、本発明が一方の方向のみで流れを測定するか、または他方に比べて、一方の方向の流れに関して異なる出力を有するように設計可能である。例えば、下に詳細に説明する図19を参照されたい。このような実施形態では、内部流路41が対称でなくてもよい。一例として、ポートチューブ34が同じでなくてもよい。例えば、ベンチュリ64が異なる形状または幾何学的配置を有するか、またはチップ38からの距離が異なり得る。このような他の非対称的な実施形態では、1つのポートチューブ34のみを設けるだけもよい。さらには、非対称的な実施形態では、乱流の抑制または汚れによる汚染の可能性を低減するために、例えば、図19に示すように、チップ38を回転させて水平面の外に出して流れの中に置くことができる。換言すれば、チップ38は、流れに対して一定の角度をつけて配向可能である。このような角度は小さく、例えば、流路(例えば、図19の内部流路541)に対して平行な位置から約15度である。
【0029】
図15は、マニホルドに取り付けるように構成されている第3の典型的な実施形態330を例示する。第3の典型的な実施形態330は、この第3の典型的な実施形態330が典型的にポートチューブ34を備えていないことを除けば、第1の典型的な実施形態30または第2実施形態230と概ね同様である。典型的には第3の典型的な実施形態330は、2つの主要部分、すなわち、接合部342によって典型的に接合されるフローチューブ331および基部332からなる本体を有する。接合部342は、上で説明した接合部42または242と同じでよい。接合部342は、フローチューブ331または基部332と一体化可能なエラストマーシールを含むことができる。第3の典型的な実施形態330は、内部流路341中に配置可能な、上で説明したもの(例えば、チップ38)でよい変換器またはチップ(図示せず)を典型的に有する。図15には示さないが、フローチューブ331および基部332は、スナップコネクタ36、または上で説明した他のスナップ形状構成によって接合可能である。第3の典型的な実施形態330は、フローチューブ331の表面351内にポート334を典型的に有する。マニホルドと表面351の間に、例えば、ガスケット、Oリング、封止剤、または当業で知られた他の手段によって封止体を形成することができる。図15はまた、リードフレームの、ここではリードフレーム333のピンに別の形状を例示する。ピンを有するリードフレーム、すなわち、リードフレーム333の形状は、本発明の実施形態の多くに使用可能である。リードフレーム333は、図示のピン形状に関する点を除けば、上で説明したリードフレーム33または233と同じでよい。
【0030】
図16から18は、本発明の第4の典型的な実施形態430を例示する。この第4の典型的な実施形態430は、ここで注目しまたは図で示す点を除けば、上で説明した典型的な実施形態と概ね同様である。典型的には第4の典型的な実施形態430は、2つの主要部分、すなわち、接合部432によって典型的に接合されるフローチューブ431および基部432からなる本体を有する。フローチューブ431および基部432は、例えば、粘着剤によって接合または付着され、典型的にフローチューブ431と基部432の間に封止を形成するように内部流路441を形成する。接合部442は、フローチューブ431または基部432と一体化可能なエラストマーシールを含むことができるか、または接合部442は、粘着剤としても役立ち得る封止剤を含むことができる。フローチューブ431は、上で説明した第1の典型的な実施形態30および第2の典型的な実施形態230のポートチューブ34と概ね同様の、図示のポートチューブ434を備えることができるし、あるいはフローチューブ431が、上で説明した第3の典型的な実施形態330と同様に、マニホルドに取り付けるように構成することもできる(図示せず)。他方で、ポートチューブ434は、図19を参照して下で説明するポートチューブ534および535と同様に非対称であり得る。図示の典型的な実施形態430では、チップ38およびリードフレーム433が基部432に付着されている。リードフレーム433は、通常では基部432内部の導体を介してチップ38と典型的に電気的に連通している。例えば、基部432が厚膜回路網であり得る。チップ38は、他の実施形態に関して上で説明した通りでよく、一般的には内部流路441中に位置する。
【0031】
図19は、第5の典型的な実施形態530を例示する。この第5の典型的な実施形態530は、ここで注目するような点を除けば上で説明した典型的な実施形態と同様である。第5の典型的な実施形態530は、接合部542で接合されて(例えば、上で説明した方式の1つで)内部流路541を形成することができる2つの部分、すなわちフローチューブ531および基部532から典型的になる本体を有する。この接合部542は、フローチューブ531または基部532と一体化可能なエラストマーシールまたはガスケットを含むことができる。フローチューブ531は、図示しかつ注目する点を除けば、上で説明した第1の典型的な実施形態30および第2の典型的な実施形態230のポートチューブ34と概ね同様の、図示のポートチューブ534および535を有することができる。ポートチューブ534および535は、流れを制限する装置、例えば、図示のベンチュリ564および565を備えることができる。第5の典型的な実施形態530では、リードフレーム533が、長い方の両側面ではなく両端すなわち短い方の両側面で基部532中に成形して示されている。このような構成は、上で説明した実施形態を含めて、本発明の多くの実施形態で使用可能である。さらに、典型的な実施形態530では、リードフレーム533が、他の典型な実施形態を参照して上で説明したリードフレームと同様であり得る。第5の典型的な実施形態530は非対称であり、したがって2つの異なる方向の流れに対して異なる出力を典型的に提供する。特に、ベンチュリ564および565は、異なる形状になり得るか、またはチップ38からの距離が異なり得るが、このような状態が共に図示してある。さらに、図示のようにまた上で説明したように、チップ38を流れに対して一定の角度をつけて取り付けることができる。チップ38は、他の実施形態に関して上で説明した通りでよく、また内部流路541中に典型的に位置する。第5の典型的な実施形態530は、一方の方向のみの、例えば、表示した方向の流れに使用するのに適切であり得る。
【0032】
以上の本明細書では、特定の典型な実施形態を参照して本発明を説明してきた。しかし、以下の特許請求の範囲において記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形および変更が可能であることを当業者なら理解する。したがって本明細書および図を限定的な意味ではなく例示的な意味で考慮するべきであり、かつそのような変更を本発明の範囲内に包含しようとするものである。さらに、利益、他の利点、および問題の解決策を特定の実施形態に関して以上に説明してきた。しかし、これらの利益、利点、問題の解決策および何らかの利益、利点、または解決策をもたらすか、またはそれらをより明白にする要素(または複数の要素)はいずれも、特許請求の範囲のいずれかのまたはすべての決定的な、必須の、または本質的な形状構成もしくは要素として解釈するべきではない。本明細書で用いたように、「含む」、「備える」という用語またはそれに類するいずれの用語であっても、それらは非排他的に含むことを包括しようとするものであり、したがって要素の列挙を含むプロセス、方法、物品、または装置は、それらの要素のみを含むものではなく、明示的には列挙されていないか、またはそのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有な他の要素をも包含し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1の典型的な実施形態の組立体を示す等角図である。
【図2】本発明の第1の典型的な実施形態の主要構成要素を示す分解等角図である。
【図3】本発明の第1の典型的な実施形態のフローチューブ構成要素を示す等角底面図である。
【図4】本発明の第1の典型的な実施形態を示す上面図であり、図5、6、および7を取った箇所も示す。
【図5】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体およびフローチューブと基部の間の接合部の典型的な実施形態を示す端部断面図であり、図9を取った箇所も示す。
【図6】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体、フローチューブと基部の間の接合部、内部流路、および本システムの内部構造を示す側部断面図であり、図10を取った箇所も示す。
【図7】本発明の第1の典型的な実施形態における、スナップ嵌め形状構成の1つの典型な実施形態を示す上面詳細図であり、図8を取った箇所も示す。
【図8】本発明の第1の典型的な実施形態における、スナップ嵌め形状構成の1つの典型的な実施形態を示す側部断面詳細図である。
【図9】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体の1つの典型的な実施形態を示す端部断面詳細図である。
【図10】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体の1つの典型的な実施形態を示す側部断面図である。
【図11】1つの代表的な電子センサチップの1つの典型的な実施形態を示す側部断面図である。
【図12】本発明の第2の典型的な実施形態の組立体およびポートチューブ中のベンチュリの1つの典型的な実施形態を示す等角図である。
【図13】本発明の第2の典型的な実施形態およびポートチューブ中のベンチュリの1つの典型的な実施形態における、フローチューブと基部の嵌合方式の1つの典型的な実施形態を示す部分分解等角図である。
【図14】本発明の第2の典型的な実施形態およびポートチューブ中のベンチュリの1つの典型的な実施形態における、ベンチュリおよびリードフレームの1つの典型的な実施形態を切り取って示す部分分解図である。
【図15】マニホルドに装着するように構成された本発明の第3の典型的な実施形態を示す図である。
【図16】本発明の第4の典型的な実施形態の主要構成要素の1つの典型的な実施形態を示す分解等角図である。
【図17】本発明の第4の典型的な実施形態の主要構成要素を示す上面図である。
【図18】本発明の第4の典型的な実施形態の主要構成要素を示す端面図である。
【図19】本発明の第5の典型的な実施形態を示す側部断面図であり、ポートチューブ中の異なるベンチュリがチップから異なる距離にありかつチップが流路に対して一定の角度をつけて装着されている非対称的な内部流路の1つの典型的な実施形態を特に示す。
【0001】
本発明は一般に、流体の運動を検知または測定し、そのような運動を示す電気信号を生成するシステムおよび装置に関する。
【背景技術】
【0002】
流体の速度、圧力、または流量を検知または測定することが必要なまたは望ましい数多くの状況がある。このような状況には、液体および気体である流体が含まれ、また内部流および外部流が含まれる。例えば、そのようなシステムまたは装置を使用して、航空機の対気速度、運河、パイプライン、または河川の水流量、内燃エンジン内への空気流量、またはオフィスビルディングの暖房、換気、および空調(HVAC)システムの換気ダクトを通る流量を測定することができる。このような数多くの応用例では、電子制御を使用する場合など、このような測定装置によって電子表示器に表示可能なまたは電子制御システムに直接インターフェース可能な電子出力を提供することが必要でありかつ望ましい。熱線システムおよび、圧力または圧力差を測定することによって間接的に速度または流量を測定するシステムおよび装置を含めて、数多くのこのようなシステムおよび装置が長年にわたって開発されてきた。圧力または圧力差を測定することによって間接的に速度または流量を測定するシステムおよび装置には、パイロットチューブなど、流動流中に延長する構造を使用するもの、およびベンチュリ計など、流動流側から測定するものが含まれる。
【0003】
堰およびオリフィス板などの幾つかの流量測定システムまたは装置は、ある程度流れを妨害するが、パイロットチューブなどの他のシステムは、流れをそれほど妨害することはない。流れの流量を測定するために使用する堰壁などの幾つかの応用例では、流れをある程度妨害しても問題ではない。しかし、流れを生成するためにかなりのエネルギー量を要する応用例など、他の応用例では、流れを妨害する程度を極小化することが必要であるかまたは望ましい。流体の流量が測定するべき望ましいパラメータである場合は、数多くのシステムおよび装置が1箇所または複数箇所で速度を測定し、かつその速度を用いて流量を算出することによって流量を求める。流量は、体積流量または質量流量であり得る。
【0004】
歴史的には、流量センサなど、流体の運動を測定するシステムはそれ自体の独立型システムであった。それらは嵩張り、高価であり、極めて大型であって、小型電子システムに組み込むには適切ではなかった。設計上でも柔軟性がなく、多様なサブシステムへの組込みを妨げるものであった。より近年では厚膜ハイブリッド型の空気流量検知製品を使用することによって、大幅に小型化しかつシングルインライン電気接続を使用して組込み可能性が増大した。それらはまた、典型的な電子製品により適合可能な電気出力および入力要件を備える。このような製品の幾つかは、システムスペース要件を軽減しかつ製品組立体の空気圧部分の半自動化を可能にするマニホルドに取付け可能であるという追加的な利点も備える。これらの例は従来技術を凌ぐ改良であるが、それらはコストが高くかつ処理能力の低い手作業による電子部品の組立てが依然として必要である。その上、それらのサイズは、依然として制御システム回路中の最大構成要素であるのが典型である。特に空気流に関して、他の電子構成要素のように自動装置による組立ておよび取扱いができるような小型センサが全くない。
【0005】
従来の解決策には、典型的に正確度が低いという欠点を有する差圧センサのような代替感知技術があった。その他のセンサもそれ固有の問題があり、高価でありかつ標準的なパッケージ構成上の可用性に限定がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の1つの目的は、最高の形状構成を有しかつ非常に小型の標準パッケージで製造可能な、流体の運動を測定するシステムを提供することである。本発明の他の目的は、制御システムを組み込み、低コスト化し、消費電力を低減し、かつ小型化すると共に、高度に自動化した大量組立生産を実現する改良システムを提供することである。本発明のさらに他の目的は、本製品が工場自動化に適合すること、その互換性が向上すること、その部品点数を最少にすること、およびマニホルドへの取付け、最少圧力降下または制御圧力降下の応用例に容易に変更可能であることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これらの目的を推進するために、本発明は、内部流路を備える本体と、その流路中に位置する電子センサと、そのセンサと電気的に連通しかつ本体と一体成形される金属リードフレームとを有する、流体の運動を検知するためのシステムを提供する。本体は、スナップ嵌合できるか、または粘着剤、ヒートステーキング、または超音波溶接で付着できる接合部によって接合される2つの部分から作製可能である。本体は、3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法をそれぞれ有することができるか、または約4.10cm3(0.25立方インチ)よりも小さい体積を有することができる。本体は、プラスチックまたは熱塑性プラスチックから作製可能であり、かつリードフレームの金属はプラスチックよりも小さい熱膨張係数を有しこれら2つの間の漏出を減少させることができる。特に、この金属は、摂氏1度当たり100万分の10よりも小さい熱膨張係数を有し、かつこのプラスチックは摂氏1度当たり100万分の50よりも大きい熱膨張係数を有することができる。本体は配管に付着するように構成された2つの細長いポートチューブを有し、かつこれらのポートチューブはそれぞれにベンチュリを有することができる。センサはRTD(resistive thermal device 抵抗性熱形装置)と熱源を有することができる。1つの実施形態では、内部流路およびセンサが実質的に対称であり、かつシステムは、流れのどちらの方向でも実質的に同等に流体の流量を測定するように構成されている。この実施形態では、センサが熱源の両側に位置する2つのRTDを備えることができる。本発明によって検知される流体は、空気などの気体であり得る。本システムを表面装着またはスルーホール装着するように構成することができる。検知される運動は、流量、すなわち特に質量流量であり得る。リードフレームは、実質的に両側にピンを有することができる。本体は、一方の側から突出するリードフレームからの、すべてが実質的に同一平面内にあるピンか、またはそれぞれの側からのピンが実質的に同一平面内にある2つの側から突出するリードフレームからのピンを有することができる。本システムはまた、暖房、換気、および空調システム用の制御システムまたは暖房、換気、および空調システム自体さえも含むことができる。
【0008】
本発明はまた、流体の圧力または流量を検知するためのシステムに、内部流路を有しかつ一方の部分と一体になっているエラストマーシールを有する接合部によって接合される2つの部分から形成されている本体を提供する。流路内部に位置する変換器も備わる。本体の2つの部分は、スナップコネクタによって相互に付着可能であり、かつ本体は3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法をそれぞれ有することができる。本体は、ベンチュリを備え、ポートチューブを有することができ、かつ実質的に直立可能である。本システムはデュアルインラインパッケージであり得る。
【0009】
本発明は、気体の流量を測定するためのシステムに、内部流路を有しかつスナップ嵌合するように構成されている2つの部分で構成される本体をさらに提供する。流路中に位置するセンサも備わる。本体は、幅×奥行き×高さが8.194cm3(0.5立方インチ)よりも小さいように、幅、奥行き、および高さの外側寸法を有することができる。
【0010】
例を挙げて本発明を示すが、同じ参照符号が同じ要素を示す添付の図面に限定しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、流体の運動を感知または測定する装置またはシステムを提供する。例えば、本発明の実施形態を使用して流量を測定することができる。本発明は一般に、体積流量(単位時間当たりの体積ユニット)よりも直接的に質量流量(単位時間当たりの質量ユニット)を測定する。それは本発明が、質量流量により厳密に比例する熱伝達を直接測定するからである。しかし、本発明の実施形態を同様に使用して体積流量または圧力(単位面積当たりの力)を測定または算出することができる。例えば、圧力がほぼ一定の場合は、体積流量が質量流量に概ね比例する。さらに、一般に流量は差圧(すなわち、本発明における圧力降下)に関連付けられる。このようなパラメータを用いて、当業者が理解する他の値も算出することができる。
【0012】
多くの応用例では、検知または測定する流体は気体であり、空気でよいが、あるいは別法として、窒素、酸素、二酸化炭素などまたはその混合気でもよい。本発明の幾つかの実施形態は、数多くの潜在的な応用例を有する汎用センサである。本発明の実施形態は、一例として、暖房、換気、および空調(HVAC)システムに使用可能である。特に、本発明の実施形態をHVACシステム用の制御システム中に使用できる。しかし、本発明は、数多くの商業、工業、医療、軍事の、および当業者には明らかな他の応用例で使用される。さらに、多くの実施形態では、異なるユニット間の出力が一貫しているので、本発明は較正の必要がない。特定の一例として、幾つかの実施形態では、ユニット間のばらつきを4%程度に見込むことができる。
【0013】
本発明は従来技術よりも小型に構成または作製可能である(例えば、−200標準立法センチメートル毎分(sccm)から+200sccmまでの流量域に関して)。小型に作製可能でありかつ依然として高性能であることは、新規でありかつ本発明の数多くの実施形態の重要な1つの利点である。しかし、本発明は、例えば大流量の測定に関して、大型に作製することもできる。大流量を測定する別の方式は、流量の一部を本発明の小型タイプを介して分流させることである。例えば、HVACダクトの断面全体に分布された幾つかのパイロットチューブをマニホルドで併合しかつ配管によって本発明に連結することができる。このような配置では、本発明を通過する流れを、ダクトを通過する流れの平均速度圧に関連付け、その平均速度圧を平均速度に関連付け、次にその平均速度を流量に関連付けることができる。総流量(例えば、ダクトを通過する)が、本発明を通過する流量に実質的に比例するか、または別様に知られた数学的な関係で関連付けられることが好ましい。
【0014】
図面を参照すると、図1〜10が本発明の第1の典型的な実施形態30、すなわち、スナップ嵌合式のエラストマーシールパッケージを例示する。この設計によって多様な製品をわずかな成形型の変更のみで作製可能であるが、その幾つかを図示の様々な実施形態で例示する。図1で分かるように、第1の典型的な実施形態30が、2つの主要部分、すなわち、例えばスナップコネクタ36によってスナップ嵌合またはスナップ付着可能なように構成できる、フローチューブ31および基部32を備える本体を有する。4つのスナップコネクタ36を示すが、別の数のスナップコネクタ36またはスナップ嵌合本体を形成する他の方法も使用することができる。第1の典型的な実施形態30では、フローチューブ31が2つのポートチューブ34を有し、かつ基部32がその中に典型的に成形されたリードフレーム33を有する。第1の典型的な実施形態30は、基部32によって表面(図示せず)上に載置する、すなわち、表面装着が可能であるか、または表面(図示せず)中の穴を貫通するポートチューブ34によって装着する、すなわち、スルーホール装着が可能である。
【0015】
図2は、第1の典型的な実施形態30の主要構成要素を分解図によって示す。図1を参照して論じた主要構成要素に加えて、図2はチップ38およびガスケット39を示す。典型的な装着では、パイプ、ホース、または配管などの幾つかのタイプの流体導管(図示せず)がポートチューブ34に取り付く。例えば、5mmすなわち0.2インチの可撓性の配管を使用することができる。ポートチューブ34は、図示のように細長いのが典型でありかつ配管に取り付くように構成されている。例えば、ポートチューブ34にテーパを付けるか、または外側にリブを付けて配管の取付けを容易にすることができる。このような配管に連結すると、典型的には漏出が1%よりも少なくなる。測定するべき流体は、1本の配管を通過して流れ、ポートチューブ34の一方に流入し、チップ38を横切って、他方のポートチューブ34から流出し、別の1本の配管(図示せず)を通過して戻るのが典型である。換言すれば、測定するべき流体は、例えば、図6に例示する内部流路41を通過して流れるのが典型である。この内部流路41は基部32およびフローチューブ31によって構成可能であり、かつポートチューブ34を具備することができる。チップ38は内部流路41中に位置するのが典型である。本発明の幾つかの実施形態は、内部流路41が滑らかな表面仕上げを有しかつ鋭い半径方向の内側の角がなく、特により小型の構成で最も適切に機能することができる(例えば、流量の全域にわたって最も安定しかつ正確であり得る)。
【0016】
本発明は典型的にセンサまたは変換器を有するが、それは内部流路中に位置するのが典型的でありかつ電気出力を生成するタイプの電子センサでよい。チップ38は、このようなセンサまたは変換器の1つの典型な実施形態である。チップ38は、電子変換器チップに対して熱形の微細機械加工シリコンなどの電子センサでよい。第1の典型的な実施形態30では、図2に示すように、チップ38は基部32の溝48中に実装されている。溝48は、チップ38が、実装されるとき、チップ38の縁部における乱流の生成を最小限にするために基部32の周囲の材料と同一平面になるように構成するのが好ましい。幾つかの構成では、チップ38が熱源近くに位置する1つまたは複数の抵抗性熱形装置(RTD)を備える。例えば、1つの構成では、チップ38が熱源の両側に位置する2つのRTDを備える。複数の熱源を使用することができる。RTDは典型的には通過する電気の流れに対して抵抗を有する電気導体を備えるが、その材料は電気抵抗が温度に伴って変動するように選択されている。したがって、RTDの温度は、例えば、RTDにほぼ一定の電流を通しかつその間の電圧を測定することによって感知可能である。内部流路41を通過する両方向の流れに対して、2つのRTDが熱源の両側に位置する1つの典型的な実施形態では、一方のRTDが熱源の実質的に上流側にあり、かつ他方のRTDが熱源の実質的に下流側にある。したがって、流体が内部流路41を通って流れるとき、下流側のRTDを通過して流れる流体は熱源によって加熱されるが、熱源の上流側のRTDを通過して流れる流体は加熱されない。2つのRTD間の温度差から内部流路41を通過する流量を求めることができる。
【0017】
図11は、チップ38の1つの典型的な実施形態、すなわち質量流量を測定するために使用可能なマイクロブリッジを例示する。図示の実施形態では、チップ38がシリコン基板51上に形成され、かつ流体43の流れの中に位置するブリッジ58および59を備える。ブリッジ58はRTD54を含み、ブリッジ59はRTD55を含む。RTD54および55は、蒸着白金膜として付着させた薄膜白金でよい。シリコン基板51上に1層の窒化ケイ素を蒸着し、白金膜を蒸着し、次いで白金膜の下から窒化ケイ素をエッチングすることによってブリッジ58および59を形成することができる。図11に示す典型的な実施形態では、発熱体52が2つの実質的に同等の部分を備え、一方がブリッジ58上にありかつ他方がブリッジ59上にある。160℃に設定可能なホイートストンブリッジを使用することができる。これらの構成要素は一般に小さいので、その反応時間が一般に短く、例えば、約1msecである。チップ38の典型的な実施形態は、直流10Vで50mW(プラスマイナス5%)の電力が使用可能であり、0から60mWまで出力することができる。1つの実施形態では次式を得る。
【0018】
Vout=1+(0.0186)M−(5.1E−5)M2+(8.4E−8)M3−(7E−11)M4+(2.3E−14)M5
上式で、Mはsccmで表した質量流量である。しかし、供給電圧が変化すると出力が比例して変化することになる。
【0019】
例えば図2に示すように、リードフレーム33は、通常は金属の導体であり、典型的にチップ38の電気接続部となる。換言すれば、このリードフレーム33は典型的に、電子センサまたはチップ38に接続されているか、または電気的に連通している。リードフレーム33を本体内部に(例えば、基部32内部に)一体成形することができる。換言すれば、本体の一部(例えば、基部32)を形成するとき、本体の材料(例えば、プラスチック)がリードフレーム33部分を包囲するように、リードフレーム33を金型内部に配置することができる。リードフレーム33は複式であり得る、換言すれば、少なくとも2つのほぼ対向する側に接続用のピンを有することができる(図示)。別法としてリードフレーム33が単式でもよい、すなわち、それが一方の側のみにピンを有してもよい(図示せず)。リードフレーム33はインラインであり得る、すなわち、それぞれの側のピンがすべて実質的に1つの平面内にあってもよい(図示)。他方で、リードフレーム33のピンを様々に、例えば、円形にまたは多平面内に、配置してもよい。したがって、ピンが両側に備わりかつピンがそれぞれの側で実質的に同一平面内に備わる、図示のリードフレーム33を有する第1の典型的な実施形態30は、ここでは複式インラインパッケージを実施するものである。
【0020】
リードフレーム33と基部32の間の温度域全体にわたる適切な封止を実現するために、それは多くの応用例で望ましいが、それらの材料は、リードフレーム33の熱膨張係数が周囲の本体(例えば、基部32)の熱膨張係数を下回るように選択可能である。例えば、リードフレーム33の熱膨張係数は、摂氏1度当たり100万分の10(PPM/℃)を下回ることができる。一例として、リードフレーム33は青銅またはニッケル鉄でもよい。基部32は非導体材料、例えば、プラスチックから作製することができる。広範な温度域が望ましい場合は、基部32を熱塑性プラスチック、すなわち、そのような望ましい温度域に適切なものでよい。例えば、本発明の実施形態は、95%の最大相対湿度で、20から60℃の保管温度および0から60℃の周囲動作温度域を有することができる。基部32とリードフレーム33の間に適切な封止を実現するために、50PPM/℃よりも大きな熱膨張係数を有する材料から基部32を作製することができる。例えば、基部32は、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、またはシンジオタクチックポリスチレンから作製可能である。下で他の図を参照して論じる適切な封止の形成を容易にするために、基部32を作製する材料は一般に、滑らかな仕上げ加工を維持することができる。滑らかな表面仕上げはまた、使用時の流体流中の乱流を減少させる。図3に示すように、フローチューブ31を基部32と同じ材料からまたは好ましくは同様の特徴を有する別の材料から作製することができる。
【0021】
上述のように、第1の典型的な実施形態30は、スナップ嵌合するように構成されている2つの部分(フローチューブ31および基部32)から作製される。様々な機構によってこのスナップ嵌合形状構成を設けることができるが、その多くは当業で知られている。図示の典型的な実施形態のスナップ機構はスナップコネクタ36を備え、図2、3、7および8に最も適切に示してある。換言すれば、図示の典型的な実施形態では、本体の2つの部分(例えば、フローチューブ31および基部32)がスナップコネクタ36によって相互に付着可能であることが好ましい。図3で最も適切に分かるように、スナップコネクタ36をループ46によって構成することができる。これらのループ46は、本体、例えば、図示のフローチューブ31の部分の1つ(例えば、1つの連続部品中で一体成形したもの)の一部であることが好ましい。図2で最も適切に分かるように、図示の実施形態では、ループ46は基部32の穴47に嵌入するように構成されている。図8で最も分かるように、フローチューブ31を基部32に取り付けるとき、それぞれのループ46が穴47に進入しかつ外側に撓んで変形して突起45を乗り越え、パチンと戻って定位置に収まる。したがって、フローチューブ31が、それぞれのスナップコネクタ36の箇所で基部32に典型的に付着される。フローチューブ31および基部32を組み立てるとき、それらの間の相対的移動を防止するために、例えば、突起45とループ46の間に干渉ばめを設けることができる。この箇所での干渉ばめは、チップ38の上面とフローチューブ31の間の一定かつ正確な距離の維持にも役立つが、その利点をより詳細に下に説明する。
【0022】
図5および6に例示するように、フローチューブ31と基部32の間に接合部42がある。換言すれば、フローチューブ31および基部32は接合部42によって接合されている。フローチューブ31および基部32は内部流路41の上面と下面を典型的に形成するので、接合部42を封止して接合部42からの漏出を減少させるかまたは理想的には排除することが好ましい。接合部42を封止する幾つかの方式があるが、その1つを第1の典型的な実施形態30において、特に図5、6、9、および10に例示する。第1の典型的な実施形態30では、接合部42をシールまたはガスケット39で封止する。このガスケット39は、ゴム、またはより一般的な合成ゴムなどの滑らかな表面を有する圧縮性材料から作製することが好ましい。換言すれば、ガスケット39は、エラストマーまたはエラストマーシールであることが好ましい。このような実施形態では、ガスケット39の膨張を可能にするために、ガスケット39の少なくとも一方の面上に空隙49があることが好ましい(図9および10に示す)。ガスケット39は、別体の部品でもよいし、あるいは基部32またはフローチューブ31中に成形されてもよい。一例として、ガスケット39を基部32中に成形することによって、基部32とガスケット39の間の流体43の漏出を防止する利点が備わり、かつ部品点数を減少させ、したがって典型的に製造を簡素化する。ガスケット39を基部32中に成形するこの例では、ガスケット39をフローチューブ31に対して圧縮することによって、ガスケット39とフローチューブ31の間にも適切な封止が典型的に実現することになる。したがって、ガスケット39が接合部42を封止する。適切な封止を実現するための他の方式には、Oリングの使用、ヒートステーキング、超音波溶接、および接着剤ないし粘着剤の使用が含まれる。このような方法の多くは当業で知られており、したがってフローチューブ31を基部32に連結するために、スナップ形状構成(例えば、スナップコネクタ36)の必要性を排除することができる。特に、フローチューブ31上、基部32上、または両方の上で、粘着剤を調合液(dispensed liquids)、B段階予成形品(b−stage preformes)として使用可能であり、または予備調合(predispensed)しかつB段階にする(b−staged)ことができる。
【0023】
センサチップ38の上面から対合するフローチューブ31の表面までの垂直距離は、一貫した断面積を実現しかつ精度の向上および異なるユニット(例えば、典型的な実施形態30)間の互換性を実現するために制御可能である。この距離を制御する1つの方法は、接合部42の成形部分に(すなわち、フローチューブ31および基部32に)に滑らかで水平な対合表面を備えることである。封止剤または粘着剤を使用して本体部分を付着する実施形態では、接着剤を接合部42の水平表面ではなくて垂直表面に塗布することが好ましい。封止剤または粘着剤を接合部42の水平表面上に使用すると、垂直寸法の一貫性が低下することになるのが典型である。例えば、垂直方向の膨張間隙は、封止剤が垂直許容誤差に影響するのを防止する効果がある。第1の典型的な実施形態30では、本体(フローチューブ31および基部32)の組立てに干渉ばめを用いることによって、対合表面内の表面不良による垂直距離のばらつき量を最小限にすることができる。他の実施形態では、溶接または粘着による接着時に締め付け力を制御して同じ効果を実現する。
【0024】
本発明の1つの特徴または新規性は、それを従来技術よりも典型的に小型に製造できることである。特に従来技術による装置は、それぞれの辺が3.810cm(1 1/2インチ)以上であるのが典型であり、したがって少なくとも55.306cm3(3.375立方インチ)の体積を占める。それとは異なり、本発明の実施形態は、3.810cm(1.5インチ)より小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法の本体(例えば、フローチューブ31および基部32)をそれぞれ有することができる。一例として、本発明は、幅×(掛ける)奥行き×高さが(<)8.194cm3(0.5立方インチ)よりも小さくなるように、幅、奥行き、および高さの外側寸法を有することができる。本発明は、例えば、約2.54cm(1インチ)×1.27cm(1/2インチ)×1.27cm(1/2インチ)ほどの小型にもなり、約4.10cm3(0.25立方インチ)の体積を占める。それをさらに小型化することさえ可能である。したがって本発明の実施形態は、4.10cm3(0.25立方インチ)よりも小さい体積の本体(例えば、フローチューブ31および基部32)を有することができる。
【0025】
図12〜14は、第2の典型的な実施形態230を例示する。第2の典型的な実施形態230は、ここで図示しまたは述べるような点を除けば第1の典型的な実施形態30と概ね同様であり、上述のように内部流路中に配置可能なチップ38を典型的に有する。特に、第2典型例230はスナップコネクタ36を備えないのが典型である。第2の典型的な実施形態230は、2つの主要部分、すなわち、間に接合部242があるフローチューブ231および基部232からなる本体を典型的に有する。換言すれば、フローチューブ231および基部232が接合部242によって接合されている。この接合部242は、封止剤または粘着剤で固着または付着され得る。別法としてまたは追加的に、フローチューブ231および基部232の間に干渉ばめまたはスナップばめを設けてもよい。接合部242は、チューブ231または基部232と一体化したエラストマーシールを含むことができる。
【0026】
リードフレーム233は、リードフレーム233のピンが図示のように下方に曲げられていることを除けば、上で説明したリードフレーム33と同様である。どちらの実施形態でも他のピン角度を使用できる。図14は、リードフレーム233をどのように基部232内部に埋込みまたは成形可能であるかを例示する。リードフレーム233は、複数の、図に典型的に示すように例えば8本の、ピンまたは導体を典型的に備える。図14で最も適切に示すように、リードフレーム233のそれぞれの導体は、チップ38に近接して終端し、チップ38が容易にリードフレーム233に電気接続できるようになっている。チップ38は当業で知られた方式でリードフレーム233に典型的に電気接続される。リードフレーム233の複数の導体は、製造完了時に一般的に電気的に隔離されているが(すなわち、相互に電気的に絶縁されている)、基部232中に成形される前に、1枚のプレートまたはシートから形成可能である。このような製造工程では、金属薄板の一部を基部232の成形後に切り落として、電気的に隔離した導体またはピンを残す。リードフレーム233のピンは一般に、当業で知られた方式で、外部装置またはコネクタに電気的に接続するように構成されている。
【0027】
ポートチューブ34の1つの典型的な実施形態を、例えば、図14に例示する。第2の典型的な実施形態230として図14に例示するが、図14に示すポートチューブ34の典型的な実施形態は、上で説明した第1の典型的な実施形態30、下で説明する第4実施形態430、または図示はしないが多くの実施形態を典型的に含めて他の実施形態で使用可能である。ポートチューブ34は、図示のように実質的に直立可能であり、2つのポートチューブ34は実質的に平行である(すなわち、実質的に平行な中心線を有する)。これによって、図示のように内部流路41が実質的にU字形になり得る。ポートチューブ34は中空でありかつ相対的に薄い壁を備えることができる。このように構成すると、典型的には約1標準リットル毎分(slpm)の最大流量での圧力降下を極小化できる。しかし、乱流が、例えば、チップ38の近傍で生成され、それによって確度が低下する恐れがある。別法として、ポートチューブ34が、流れを制限しかつ乱流を抑制する形状構成を含むことができる。例えば、ポートチューブ34の内側にフィルタ、オリフィス板またはベンチュリ64(図示)を設けることができる。ベンチュリ64は、それによってチップ38での乱流が典型的に減少するという、オリフィス板(図示せず)を凌ぐ利点をもたらす。流れを制限する形状構成(例えば、ベンチュリ64)をチップ38から遠隔に配置しかつ内部流路41中の滑らかな表面仕上げを維持することによっても、チップ38での乱流が一般的に抑制される。ベンチュリ64は、ポートチューブ34およびフローチューブ31と一体成形可能である。乱流の抑制に加えて、流れを制限する形状構成(例えば、ベンチュリ64)によって、所与の流量における制御および規定の圧力降下が典型的に生成される。例えば、本発明の構成は典型的に、10ミリバールで約0.5scpm(0.2slpm)通過可能であるか、または空気約200sccmの質量流量で約872Paの圧力降下を得ることができる。
【0028】
本発明は、どちらの方向の流れに関しても実質的に同等の性能が備わるように構成可能である。このような実施形態では、フローチューブ31、基部32、およびチップ38は、内部流路41がどちらの方向でも同じ形状を有するように構成可能である。換言すれば、このような構成では、内部流路41が対称的である。さらに、チップ38が典型的に流路に対して平行であり、かつ2つのポートチューブ34の内部形状または幾可学的配置が実質的に同一である。このような実施形態では、ポートチューブ34がベンチュリ64を内蔵する場合は、2つのベンチュリ64が実質的に同じ形状でありかつチップ38からの距離が実質的に同じであるのが典型である。他の実施形態では、本発明が一方の方向のみで流れを測定するか、または他方に比べて、一方の方向の流れに関して異なる出力を有するように設計可能である。例えば、下に詳細に説明する図19を参照されたい。このような実施形態では、内部流路41が対称でなくてもよい。一例として、ポートチューブ34が同じでなくてもよい。例えば、ベンチュリ64が異なる形状または幾何学的配置を有するか、またはチップ38からの距離が異なり得る。このような他の非対称的な実施形態では、1つのポートチューブ34のみを設けるだけもよい。さらには、非対称的な実施形態では、乱流の抑制または汚れによる汚染の可能性を低減するために、例えば、図19に示すように、チップ38を回転させて水平面の外に出して流れの中に置くことができる。換言すれば、チップ38は、流れに対して一定の角度をつけて配向可能である。このような角度は小さく、例えば、流路(例えば、図19の内部流路541)に対して平行な位置から約15度である。
【0029】
図15は、マニホルドに取り付けるように構成されている第3の典型的な実施形態330を例示する。第3の典型的な実施形態330は、この第3の典型的な実施形態330が典型的にポートチューブ34を備えていないことを除けば、第1の典型的な実施形態30または第2実施形態230と概ね同様である。典型的には第3の典型的な実施形態330は、2つの主要部分、すなわち、接合部342によって典型的に接合されるフローチューブ331および基部332からなる本体を有する。接合部342は、上で説明した接合部42または242と同じでよい。接合部342は、フローチューブ331または基部332と一体化可能なエラストマーシールを含むことができる。第3の典型的な実施形態330は、内部流路341中に配置可能な、上で説明したもの(例えば、チップ38)でよい変換器またはチップ(図示せず)を典型的に有する。図15には示さないが、フローチューブ331および基部332は、スナップコネクタ36、または上で説明した他のスナップ形状構成によって接合可能である。第3の典型的な実施形態330は、フローチューブ331の表面351内にポート334を典型的に有する。マニホルドと表面351の間に、例えば、ガスケット、Oリング、封止剤、または当業で知られた他の手段によって封止体を形成することができる。図15はまた、リードフレームの、ここではリードフレーム333のピンに別の形状を例示する。ピンを有するリードフレーム、すなわち、リードフレーム333の形状は、本発明の実施形態の多くに使用可能である。リードフレーム333は、図示のピン形状に関する点を除けば、上で説明したリードフレーム33または233と同じでよい。
【0030】
図16から18は、本発明の第4の典型的な実施形態430を例示する。この第4の典型的な実施形態430は、ここで注目しまたは図で示す点を除けば、上で説明した典型的な実施形態と概ね同様である。典型的には第4の典型的な実施形態430は、2つの主要部分、すなわち、接合部432によって典型的に接合されるフローチューブ431および基部432からなる本体を有する。フローチューブ431および基部432は、例えば、粘着剤によって接合または付着され、典型的にフローチューブ431と基部432の間に封止を形成するように内部流路441を形成する。接合部442は、フローチューブ431または基部432と一体化可能なエラストマーシールを含むことができるか、または接合部442は、粘着剤としても役立ち得る封止剤を含むことができる。フローチューブ431は、上で説明した第1の典型的な実施形態30および第2の典型的な実施形態230のポートチューブ34と概ね同様の、図示のポートチューブ434を備えることができるし、あるいはフローチューブ431が、上で説明した第3の典型的な実施形態330と同様に、マニホルドに取り付けるように構成することもできる(図示せず)。他方で、ポートチューブ434は、図19を参照して下で説明するポートチューブ534および535と同様に非対称であり得る。図示の典型的な実施形態430では、チップ38およびリードフレーム433が基部432に付着されている。リードフレーム433は、通常では基部432内部の導体を介してチップ38と典型的に電気的に連通している。例えば、基部432が厚膜回路網であり得る。チップ38は、他の実施形態に関して上で説明した通りでよく、一般的には内部流路441中に位置する。
【0031】
図19は、第5の典型的な実施形態530を例示する。この第5の典型的な実施形態530は、ここで注目するような点を除けば上で説明した典型的な実施形態と同様である。第5の典型的な実施形態530は、接合部542で接合されて(例えば、上で説明した方式の1つで)内部流路541を形成することができる2つの部分、すなわちフローチューブ531および基部532から典型的になる本体を有する。この接合部542は、フローチューブ531または基部532と一体化可能なエラストマーシールまたはガスケットを含むことができる。フローチューブ531は、図示しかつ注目する点を除けば、上で説明した第1の典型的な実施形態30および第2の典型的な実施形態230のポートチューブ34と概ね同様の、図示のポートチューブ534および535を有することができる。ポートチューブ534および535は、流れを制限する装置、例えば、図示のベンチュリ564および565を備えることができる。第5の典型的な実施形態530では、リードフレーム533が、長い方の両側面ではなく両端すなわち短い方の両側面で基部532中に成形して示されている。このような構成は、上で説明した実施形態を含めて、本発明の多くの実施形態で使用可能である。さらに、典型的な実施形態530では、リードフレーム533が、他の典型な実施形態を参照して上で説明したリードフレームと同様であり得る。第5の典型的な実施形態530は非対称であり、したがって2つの異なる方向の流れに対して異なる出力を典型的に提供する。特に、ベンチュリ564および565は、異なる形状になり得るか、またはチップ38からの距離が異なり得るが、このような状態が共に図示してある。さらに、図示のようにまた上で説明したように、チップ38を流れに対して一定の角度をつけて取り付けることができる。チップ38は、他の実施形態に関して上で説明した通りでよく、また内部流路541中に典型的に位置する。第5の典型的な実施形態530は、一方の方向のみの、例えば、表示した方向の流れに使用するのに適切であり得る。
【0032】
以上の本明細書では、特定の典型な実施形態を参照して本発明を説明してきた。しかし、以下の特許請求の範囲において記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形および変更が可能であることを当業者なら理解する。したがって本明細書および図を限定的な意味ではなく例示的な意味で考慮するべきであり、かつそのような変更を本発明の範囲内に包含しようとするものである。さらに、利益、他の利点、および問題の解決策を特定の実施形態に関して以上に説明してきた。しかし、これらの利益、利点、問題の解決策および何らかの利益、利点、または解決策をもたらすか、またはそれらをより明白にする要素(または複数の要素)はいずれも、特許請求の範囲のいずれかのまたはすべての決定的な、必須の、または本質的な形状構成もしくは要素として解釈するべきではない。本明細書で用いたように、「含む」、「備える」という用語またはそれに類するいずれの用語であっても、それらは非排他的に含むことを包括しようとするものであり、したがって要素の列挙を含むプロセス、方法、物品、または装置は、それらの要素のみを含むものではなく、明示的には列挙されていないか、またはそのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有な他の要素をも包含し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1の典型的な実施形態の組立体を示す等角図である。
【図2】本発明の第1の典型的な実施形態の主要構成要素を示す分解等角図である。
【図3】本発明の第1の典型的な実施形態のフローチューブ構成要素を示す等角底面図である。
【図4】本発明の第1の典型的な実施形態を示す上面図であり、図5、6、および7を取った箇所も示す。
【図5】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体およびフローチューブと基部の間の接合部の典型的な実施形態を示す端部断面図であり、図9を取った箇所も示す。
【図6】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体、フローチューブと基部の間の接合部、内部流路、および本システムの内部構造を示す側部断面図であり、図10を取った箇所も示す。
【図7】本発明の第1の典型的な実施形態における、スナップ嵌め形状構成の1つの典型な実施形態を示す上面詳細図であり、図8を取った箇所も示す。
【図8】本発明の第1の典型的な実施形態における、スナップ嵌め形状構成の1つの典型的な実施形態を示す側部断面詳細図である。
【図9】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体の1つの典型的な実施形態を示す端部断面詳細図である。
【図10】本発明の第1の典型的な実施形態における、封止体の1つの典型的な実施形態を示す側部断面図である。
【図11】1つの代表的な電子センサチップの1つの典型的な実施形態を示す側部断面図である。
【図12】本発明の第2の典型的な実施形態の組立体およびポートチューブ中のベンチュリの1つの典型的な実施形態を示す等角図である。
【図13】本発明の第2の典型的な実施形態およびポートチューブ中のベンチュリの1つの典型的な実施形態における、フローチューブと基部の嵌合方式の1つの典型的な実施形態を示す部分分解等角図である。
【図14】本発明の第2の典型的な実施形態およびポートチューブ中のベンチュリの1つの典型的な実施形態における、ベンチュリおよびリードフレームの1つの典型的な実施形態を切り取って示す部分分解図である。
【図15】マニホルドに装着するように構成された本発明の第3の典型的な実施形態を示す図である。
【図16】本発明の第4の典型的な実施形態の主要構成要素の1つの典型的な実施形態を示す分解等角図である。
【図17】本発明の第4の典型的な実施形態の主要構成要素を示す上面図である。
【図18】本発明の第4の典型的な実施形態の主要構成要素を示す端面図である。
【図19】本発明の第5の典型的な実施形態を示す側部断面図であり、ポートチューブ中の異なるベンチュリがチップから異なる距離にありかつチップが流路に対して一定の角度をつけて装着されている非対称的な内部流路の1つの典型的な実施形態を特に示す。
Claims (41)
- 流体43の運動を検知するシステム(例えば、30、230、330、430、530)であって、
内部流路(例えば、41、341、441、541)を有する本体と、
前記内部流路(例えば、41、341、441、541)中に位置する電子センサ(例えば、38)と、
金属リードフレーム(例えば、33、233、333、533)であって、前記センサ(例えば、38)と電気的に連通し、前記本体と一体成形される金属リードフレーム(例えば、33、233、333、533)とを備えるシステム(例えば、30、230、330、430、530)。 - 前記本体が、第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)と第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)を備え、前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)と前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)が、接合部(例えば、42、242、342、542)によって接合される、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)と前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)が、スナップ嵌合するように構成される、請求項2に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)が、粘着剤で前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)に付着される、請求項2に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)が、ヒートステーキングで前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)に付着される、請求項2に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)が、超音波溶接で前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)に付着される、請求項2に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が、3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法をそれぞれ有する、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が、4.10cm3(0.25立方インチ)よりも小さい体積を有する、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が、実質的にプラスチックからなる、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記プラスチックが、熱塑性プラスチックからなる、請求項9に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記金属が、前記プラスチックよりも小さい熱膨張係数を有する、請求項9に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記金属が、摂氏1度当たり100万分の10よりも小さい熱膨張係数を有する、請求項9に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記プラスチックが、摂氏1度当たり100万分の50よりも大きい熱膨張係数を有する、請求項9に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記金属が、摂氏1度当たり100万分の10よりも小さい熱膨張係数を有し、前記プラスチックが、摂氏1度当たり100万分の50よりも大きい熱膨張係数を有する、請求項9に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が、2つの細長いポートチューブ(例えば、34、534、535)を備え、前記ポートチューブ(例えば、34、534、535)が配管に付着するように構成される、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、530)。
- 前記ポートチューブ(例えば、34、534、535)がそれぞれベンチュリ(例えば、64、564、565)を備える、請求項15に記載のシステム(例えば、30、230、530)。
- 前記センサ(例えば、38)が、RTD(例えば、54、55)と熱源(例えば、52)を備える、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記内部流路(例えば、41、341、441)と前記センサ(例えば、38)が、前記システム(例えば、30、230、330)がどちらの流れ方向にも実質的に同等に流体43の流量を測定するように構成される、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330)。
- 前記センサ(例えば、38)が、少なくとも1つの熱源(例えば、52)の両側に位置する2つのRTD(例えば、54、55)を備える、請求項18に記載のシステム(例えば、30、230、330)。
- 流体43が気体である、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 気体が空気である、請求項20に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記システム(例えば、30、230、530)が表面装着するために構成される、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、530)。
- 前記システム(例えば、30、230、530)がスルーホール装着するように構成される、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、530)。
- 運動が流量である、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 流量が質量流量である、請求項24に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- リードフレーム(例えば、33、233、333、533)が、実質的に両側にピンを有する、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が第1側を有し、リードフレーム(例えば、33、233、333、533)が前記第1側から突出する第1の1組の複数のピンを有し、前記第1の1組の複数のピンがすべて実質的に同一平面内にある、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が第2側を有し、リードフレーム(例えば、33、233、333、533)が前記第2側から突出する第2の1組の複数のピンを有し、前記第2の1組の複数のピンがすべて実質的に同一平面内にある、請求項27に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- システム(例えば、30、230、330、530)が、暖房、換気、および空調システム用の制御システムをさらに備える、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- システム(例えば、30、230、330、530)が、暖房、換気、および空調システムをさらに備える、請求項29に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が、第1部分(例えば、31、32、231、232、531、532)と第2部分(例えば、31、32、231、232、531、532)を備え、前記第1部分(例えば、31、32、231、232、531、532)と前記第2部分(例えば、31、32、231、232、531、532)がスナップ嵌合するように構成され、前記本体が2つのポートチューブ(例えば、34、534、535)を備え、前記ポートチューブ(例えば、34、534、535)がそれぞれ流れを制限する形状構成を備え、前記本体が実質的にプラスチックからなり、前記本体が3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、高さの外側寸法をそれぞれ有し、前記流体43が空気であり、前記運動が流量である、請求項1に記載のシステム(例えば、30、230、530)。
- 流体43の圧力または流量を検知するシステム(例えば、30、230、330、430、530)であって、
内部流路(例えば、41、341、441、541)を有する本体であって、前記本体が、第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、431、432、531、532)と第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、431、432、531、532)を備え、前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、431、432、531、532)と前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、431、432、531、532)が接合部(例えば、42、242、342、442、542)によって接合される本体を備え、
前記接合部(例えば、42)がエラストマーシール(例えば、39)を備え、前記エアラストマーシール(例えば、39)が前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、431、432、531、532)と一体であり、さらに
前記流路(例えば、41、341、441、541)中に位置する変換器(例えば、38)を備えるシステム(例えば、30、230、330、430、530)。 - 前記第1部分(例えば、31、32)が、スナップコネクタ(例えば、36)によって前記第2部分(例えば、31、32)に付着可能である、請求項32に記載のシステム(例えば、30)。
- 前記本体が、3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、高さの外側寸法をそれぞれ有する、請求項32に記載のシステム(例えば、30、230、330、430、530)。
- 前記本体がポートチューブ(例えば、34、434、534、535)を備え、前記ポートチューブ(例えば、34、434、534、535)がベンチュリ(例えば、64、564、565)を備える、請求項32に記載のシステム(例えば、30、230、430、530)。
- 前記ポートチューブ(例えば、34、434、534、535)が実質的に直立である、請求項35に記載のシステム(例えば、30、230、430、530)。
- 前記システム(例えば、30、230、330、430、530)がデュアルインラインパッケージである、請求項32に記載のシステム(例えば、30、230、330、430、530)。
- 前記第1部分(例えば、31、32)が前記第2部分(例えば、31、32)にスナップ付着可能であり、前記本体が、3.810cm(1.5インチ)よりも小さい幅、奥行き、および高さの外側寸法をそれぞれ有し、さらに前記本体が、実質的に直立しかつ実質的に平行なポートチューブ(例えば、34、434、534、535)を備える、請求項32に記載のシステム(例えば、30、230、530)。
- 気体の流量を測定するシステム(例えば、30、230、330、530)であって、
内部流路(例えば、41、341、441、541)を有する本体であって、第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)と第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)を備え、前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)と前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)が、接合部(例えば、42、242、342、542)によって接合され、前記第1部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)と前記第2部分(例えば、31、32、231、232、331、332、531、532)がスナップ嵌合するように構成される本体と、
前記流路(例えば、41、341、441、541)中に位置するセンサ(例えば、38)とを備える、システム(例えば、30、230、330、530)。 - 前記本体が、幅×奥行き×高さが8.194cm3(0.5立方インチ)よりも小さいように、幅、奥行き、および高さの外側寸法を有する、請求項39に記載のシステム(例えば、30、230、330、530)。
- 前記本体が、幅×奥行き×高さが8.194cm3(0.5立方インチ)よりも小さいように、幅、奥行き、および高さの外側寸法を有し、前記内部流路(例えば、41、341、441)と前記センサ(例えば、38)が、U字形であり、かつ前記システムがどちらの流れ方向でも実質的に同等に気体の流量を測定するように構成するために実質的に対称であり、前記センサ(例えば、38)が、少なくとも1つの熱源(例えば、52)の両側に位置する2つのRTD(例えば、54、55)を備え、気体が空気である、請求項39に記載のシステム(例えば、30、230、330)。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/746,282 US6591674B2 (en) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | System for sensing the motion or pressure of a fluid, the system having dimensions less than 1.5 inches, a metal lead frame with a coefficient of thermal expansion that is less than that of the body, or two rtds and a heat source |
PCT/US2001/051332 WO2002057719A2 (en) | 2000-12-21 | 2001-12-20 | Microelectronic flow sensor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004521330A true JP2004521330A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=25000184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002557754A Pending JP2004521330A (ja) | 2000-12-21 | 2001-12-20 | 超小型電子流量センサ |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6591674B2 (ja) |
EP (1) | EP1344027B1 (ja) |
JP (1) | JP2004521330A (ja) |
AT (1) | ATE418720T1 (ja) |
AU (1) | AU2002243440A1 (ja) |
DE (1) | DE60137142D1 (ja) |
WO (1) | WO2002057719A2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052988A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 圧力センサ |
WO2011121680A1 (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | 株式会社菊池製作所 | 流量センサーおよび流量検出装置 |
JP2012150121A (ja) * | 2012-03-12 | 2012-08-09 | Panasonic Corp | 圧力センサ |
Families Citing this family (75)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7258003B2 (en) | 1998-12-07 | 2007-08-21 | Honeywell International Inc. | Flow sensor with self-aligned flow channel |
EP1182432B1 (de) * | 2000-08-23 | 2014-03-19 | Sensirion Holding AG | Flusssensor mit Gehäuse |
US6845661B2 (en) * | 2002-10-11 | 2005-01-25 | Visteon Global Technologies, Inc. | Lead frame for automotive electronics |
US20040154383A1 (en) * | 2002-12-11 | 2004-08-12 | Woolf Darin Kent | Multiple indicator flow meter system |
CH696006A5 (de) | 2002-12-23 | 2006-11-15 | Sensirion Ag | Vorrichtung zur Messung des Flusses eines Gases oder einer Flüssigkeit in einem Nebenkanal. |
DE10327476A1 (de) * | 2003-06-18 | 2005-01-05 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Drucksensor-Anordnung |
DE10333964A1 (de) * | 2003-07-25 | 2005-02-24 | Robert Bosch Gmbh | Deckel für das Gehäuse einer Sensorbaugruppe mit einem Drucksensor |
US7698938B2 (en) * | 2004-06-10 | 2010-04-20 | Yamatake Corporation | Flowmeter having a bent inlet passage for constant flow-velocity distribution |
US7107835B2 (en) * | 2004-09-08 | 2006-09-19 | Honeywell International Inc. | Thermal mass flow sensor |
US20070176010A1 (en) * | 2006-01-06 | 2007-08-02 | Honeywell International Inc. | System for heating liquids |
US8175835B2 (en) * | 2006-05-17 | 2012-05-08 | Honeywell International Inc. | Flow sensor with conditioning-coefficient memory |
JP5066675B2 (ja) * | 2006-07-05 | 2012-11-07 | Smc株式会社 | フローセンサ |
JP4317556B2 (ja) * | 2006-07-21 | 2009-08-19 | 株式会社日立製作所 | 熱式流量センサ |
US20080105046A1 (en) * | 2006-11-03 | 2008-05-08 | Honeywell International Inc. | Microelectronic flow sensor packaging method and system |
US7520051B2 (en) * | 2007-01-04 | 2009-04-21 | Honeywell International Inc. | Packaging methods and systems for measuring multiple measurands including bi-directional flow |
US7458274B2 (en) * | 2007-02-20 | 2008-12-02 | Honeywell International Inc. | Pressure sensor incorporating a compliant pin |
KR101114304B1 (ko) * | 2007-02-28 | 2012-03-13 | 가부시키가이샤 야마다케 | 유량 센서 |
DE202007003027U1 (de) * | 2007-03-01 | 2007-06-21 | Sensirion Ag | Vorrichtung zur Handhabung von Fluiden mit einem Flußsensor |
US7832269B2 (en) * | 2007-06-22 | 2010-11-16 | Honeywell International Inc. | Packaging multiple measurands into a combinational sensor system using elastomeric seals |
US7712347B2 (en) | 2007-08-29 | 2010-05-11 | Honeywell International Inc. | Self diagnostic measurement method to detect microbridge null drift and performance |
JP5052275B2 (ja) * | 2007-09-20 | 2012-10-17 | アズビル株式会社 | フローセンサの取付構造 |
EP2040045B1 (en) * | 2007-09-20 | 2016-11-30 | Azbil Corporation | Flow sensor |
EP2107347B1 (en) * | 2008-04-04 | 2016-08-31 | Sensirion AG | Flow detector with a housing |
US8132546B2 (en) * | 2008-05-08 | 2012-03-13 | Ford Global Technologies, Llc | Control strategy for multi-stroke engine system |
US20090288484A1 (en) * | 2008-05-21 | 2009-11-26 | Honeywell International Inc. | Integrated mechanical package design for combi sensor apparatus |
JP5134142B2 (ja) * | 2008-09-22 | 2013-01-30 | フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツル フェルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシュング エー ファウ | 少なくとも一つのフローパラメータを測定するための装置および方法 |
US8104340B2 (en) * | 2008-12-19 | 2012-01-31 | Honeywell International Inc. | Flow sensing device including a tapered flow channel |
US7891238B2 (en) * | 2008-12-23 | 2011-02-22 | Honeywell International Inc. | Thermal anemometer flow sensor apparatus with a seal with conductive interconnect |
US8312774B2 (en) * | 2009-02-19 | 2012-11-20 | Honeywell International Inc. | Flow-through pressure sensor apparatus |
DE112010001128T5 (de) | 2009-03-10 | 2012-06-21 | Sensortechnics GmbH | Durchflusserfassungsbauelement und dessen verkappung |
US9015741B2 (en) | 2009-04-17 | 2015-04-21 | Gracenote, Inc. | Method and system for remotely controlling consumer electronic devices |
DE102009048011A1 (de) * | 2009-10-02 | 2011-04-14 | Hydrometer Gmbh | Messeinsatz sowie Durchflusszähler |
US8002315B2 (en) * | 2009-12-23 | 2011-08-23 | General Electric Corporation | Device for measuring fluid properties in caustic environments |
US8113046B2 (en) | 2010-03-22 | 2012-02-14 | Honeywell International Inc. | Sensor assembly with hydrophobic filter |
US8656772B2 (en) | 2010-03-22 | 2014-02-25 | Honeywell International Inc. | Flow sensor with pressure output signal |
US8397586B2 (en) * | 2010-03-22 | 2013-03-19 | Honeywell International Inc. | Flow sensor assembly with porous insert |
US8756990B2 (en) | 2010-04-09 | 2014-06-24 | Honeywell International Inc. | Molded flow restrictor |
DE102010014873B4 (de) * | 2010-04-10 | 2016-05-19 | Drägerwerk AG & Co. KGaA | Beatmungsvorrichtung |
US20110252882A1 (en) * | 2010-04-19 | 2011-10-20 | Honeywell International Inc. | Robust sensor with top cap |
US8418549B2 (en) * | 2011-01-31 | 2013-04-16 | Honeywell International Inc. | Flow sensor assembly with integral bypass channel |
US9003877B2 (en) * | 2010-06-15 | 2015-04-14 | Honeywell International Inc. | Flow sensor assembly |
US20120001273A1 (en) * | 2010-07-02 | 2012-01-05 | Siargo Ltd. | Micro-package for Micromachining Liquid Flow Sensor Chip |
US8356514B2 (en) | 2011-01-13 | 2013-01-22 | Honeywell International Inc. | Sensor with improved thermal stability |
US8695417B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-04-15 | Honeywell International Inc. | Flow sensor with enhanced flow range capability |
US8718981B2 (en) | 2011-05-09 | 2014-05-06 | Honeywell International Inc. | Modular sensor assembly including removable sensing module |
US9071264B2 (en) | 2011-10-06 | 2015-06-30 | Microchip Technology Incorporated | Microcontroller with sequencer driven analog-to-digital converter |
US9257980B2 (en) | 2011-10-06 | 2016-02-09 | Microchip Technology Incorporated | Measuring capacitance of a capacitive sensor with a microcontroller having digital outputs for driving a guard ring |
US9252769B2 (en) | 2011-10-07 | 2016-02-02 | Microchip Technology Incorporated | Microcontroller with optimized ADC controller |
US9437093B2 (en) | 2011-10-06 | 2016-09-06 | Microchip Technology Incorporated | Differential current measurements to determine ION current in the presence of leakage current |
US9467141B2 (en) | 2011-10-07 | 2016-10-11 | Microchip Technology Incorporated | Measuring capacitance of a capacitive sensor with a microcontroller having an analog output for driving a guard ring |
US9189940B2 (en) | 2011-12-14 | 2015-11-17 | Microchip Technology Incorporated | Method and apparatus for detecting smoke in an ion chamber |
US9176088B2 (en) | 2011-12-14 | 2015-11-03 | Microchip Technology Incorporated | Method and apparatus for detecting smoke in an ion chamber |
US9207209B2 (en) | 2011-12-14 | 2015-12-08 | Microchip Technology Incorporated | Method and apparatus for detecting smoke in an ion chamber |
US9823280B2 (en) * | 2011-12-21 | 2017-11-21 | Microchip Technology Incorporated | Current sensing with internal ADC capacitor |
JP5556850B2 (ja) | 2012-05-31 | 2014-07-23 | 横河電機株式会社 | 微小流量センサ |
US9052217B2 (en) | 2012-11-09 | 2015-06-09 | Honeywell International Inc. | Variable scale sensor |
SE538092C2 (sv) * | 2012-12-04 | 2016-03-01 | Scania Cv Ab | Luftmassemätarrör |
DE102013202852A1 (de) * | 2013-02-21 | 2014-08-21 | Landis+Gyr Gmbh | Durchflussmesser mit einem in ein Gehäuse einsetzbaren Messeinsatz |
DE102013202850A1 (de) * | 2013-02-21 | 2014-08-21 | Landis+Gyr Gmbh | Durchflussmesser mit einem Schallwandler umfassenden Messeinsatz |
DE102014202853A1 (de) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | Robert Bosch Gmbh | Sensoranordnung zur Bestimmung wenigstens eines Parameters eines durch einen Kanal strömenden fluiden Mediums |
EP3032227B1 (en) | 2014-12-08 | 2020-10-21 | Sensirion AG | Flow sensor package |
DE102015107578B4 (de) * | 2015-05-13 | 2021-10-28 | Endress + Hauser Flowtec Ag | Magnetisch induktives Durchflussmessgerät und Verfahren zu dessen Herstellung |
US9952079B2 (en) | 2015-07-15 | 2018-04-24 | Honeywell International Inc. | Flow sensor |
US10393553B2 (en) * | 2016-02-25 | 2019-08-27 | Idex Health & Science Llc | Modular sensor system |
US11433211B2 (en) | 2016-03-17 | 2022-09-06 | Zoll Medical Corporation | Flow sensor for ventilation |
EP3276242B1 (en) * | 2016-07-28 | 2019-08-28 | Sensirion AG | Differential pressure sensor comprising an adaptor device |
GB2553002B (en) * | 2016-08-19 | 2020-12-30 | Cameron Tech Ltd | Assembly for control and/or measurement of fluid flow |
WO2019007528A1 (en) * | 2017-07-07 | 2019-01-10 | Volvo Truck Corporation | CHARGE SENSOR ASSEMBLY FOR VEHICLE AXLE |
US10837812B2 (en) * | 2017-11-09 | 2020-11-17 | Honeywell International Inc | Miniature flow sensor with shroud |
JP7127441B2 (ja) * | 2018-09-06 | 2022-08-30 | 株式会社デンソー | 物理量計測装置及び流量計測装置 |
US11837513B2 (en) * | 2019-07-17 | 2023-12-05 | Texas Instruments Incorporated | O-ring seals for fluid sensing |
US11959787B2 (en) * | 2021-03-02 | 2024-04-16 | Honeywell International Inc. | Flow sensing device |
USD997756S1 (en) | 2021-03-18 | 2023-09-05 | Aquastar Pool Products, Inc. | Flow meter |
US11604084B2 (en) | 2021-04-15 | 2023-03-14 | Analog Devices, Inc. | Sensor package |
US11796367B2 (en) | 2021-05-07 | 2023-10-24 | Analog Devices, Inc. | Fluid control system |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3825876A (en) * | 1971-08-12 | 1974-07-23 | Augat Inc | Electrical component mounting |
US3981074A (en) * | 1974-08-23 | 1976-09-21 | Nitto Electric Industrial Co., Ltd. | Method for producing plastic base caps for split cavity type package semi-conductor units |
US4326214A (en) * | 1976-11-01 | 1982-04-20 | National Semiconductor Corporation | Thermal shock resistant package having an ultraviolet light transmitting window for a semiconductor chip |
US4677850A (en) * | 1983-02-11 | 1987-07-07 | Nippon Soken, Inc. | Semiconductor-type flow rate detecting apparatus |
US4829818A (en) * | 1983-12-27 | 1989-05-16 | Honeywell Inc. | Flow sensor housing |
JPS60257546A (ja) * | 1984-06-04 | 1985-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
US4672997A (en) * | 1984-10-29 | 1987-06-16 | Btu Engineering Corporation | Modular, self-diagnostic mass-flow controller and system |
US4655088A (en) * | 1985-10-07 | 1987-04-07 | Motorola, Inc. | Unibody pressure transducer package |
US4856328A (en) * | 1988-06-30 | 1989-08-15 | Honeywell Inc. | Sampling probe flow sensor |
US5231877A (en) * | 1990-12-12 | 1993-08-03 | University Of Cincinnati | Solid state microanemometer |
US5385046A (en) * | 1992-04-10 | 1995-01-31 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Gas flow type angular velocity sensor |
DE4219454C2 (de) * | 1992-06-13 | 1995-09-28 | Bosch Gmbh Robert | Massenflußsensor |
US5319973A (en) * | 1993-02-02 | 1994-06-14 | Caterpillar Inc. | Ultrasonic fuel level sensing device |
JP3229168B2 (ja) * | 1995-06-14 | 2001-11-12 | 日本エム・ケー・エス株式会社 | 流量検出装置 |
DE19534890C2 (de) * | 1995-09-20 | 2003-12-18 | Bosch Gmbh Robert | Temperaturfühler |
US5763787A (en) * | 1996-09-05 | 1998-06-09 | Rosemont Inc. | Carrier assembly for fluid sensor |
US5942694A (en) * | 1996-11-12 | 1999-08-24 | Beckman Instruments, Inc. | Pressure detector for chemical analyzers |
-
2000
- 2000-12-21 US US09/746,282 patent/US6591674B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2002557754A patent/JP2004521330A/ja active Pending
- 2001-12-20 EP EP01989337A patent/EP1344027B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-12-20 DE DE60137142T patent/DE60137142D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-12-20 AT AT01989337T patent/ATE418720T1/de not_active IP Right Cessation
- 2001-12-20 AU AU2002243440A patent/AU2002243440A1/en not_active Abandoned
- 2001-12-20 WO PCT/US2001/051332 patent/WO2002057719A2/en active Application Filing
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052988A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 圧力センサ |
WO2011121680A1 (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | 株式会社菊池製作所 | 流量センサーおよび流量検出装置 |
JP2011209130A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Kikuchiseisakusho Co Ltd | 流量センサーおよび流量検出装置 |
KR101358698B1 (ko) | 2010-03-30 | 2014-02-07 | 가부시키가이샤 기쿠치 세이사쿠쇼 | 유량 센서 및 유량 검출 장치 |
JP2012150121A (ja) * | 2012-03-12 | 2012-08-09 | Panasonic Corp | 圧力センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2002243440A1 (en) | 2002-07-30 |
ATE418720T1 (de) | 2009-01-15 |
US6591674B2 (en) | 2003-07-15 |
DE60137142D1 (de) | 2009-02-05 |
WO2002057719A2 (en) | 2002-07-25 |
EP1344027A2 (en) | 2003-09-17 |
US20020078744A1 (en) | 2002-06-27 |
WO2002057719A3 (en) | 2003-03-27 |
EP1344027B1 (en) | 2008-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004521330A (ja) | 超小型電子流量センサ | |
AU2012200528B2 (en) | Flow sensor assembly with integral bypass channel | |
US7520051B2 (en) | Packaging methods and systems for measuring multiple measurands including bi-directional flow | |
AU2011201469B2 (en) | Molded flow restrictor | |
US8695417B2 (en) | Flow sensor with enhanced flow range capability | |
JPH08114475A (ja) | 発熱抵抗式流量測定装置 | |
JP2009527738A (ja) | 超低圧力降下流量センサ | |
WO2006120848A1 (ja) | 流量測定装置 | |
US20190078914A1 (en) | Pressure sensor cap having flow path with dimension variation | |
KR20080015926A (ko) | 유량 센서 | |
JP2003090750A (ja) | 流量及び流速測定装置 | |
JPH0399230A (ja) | 質量流量センサ | |
CN100557389C (zh) | 流体流量传感器 | |
CN211553167U (zh) | 一种微差压模组的封装结构 | |
JP2001099688A (ja) | 発熱抵抗式空気流量測定装置 | |
JP2019196935A (ja) | 熱線式流量計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080707 |