JP2004520739A5 - スケーラブルデータストリームを生成する方法と装置およびスケーラブルデータストリームを復号化する方法と装置 - Google Patents
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Description
スケーラブルオーディオエンコーダはまた、他の要素も含む。まず、AAC分枝には遅延ステージ24を含み、CELP分枝には遅延ステージ25を含む。これら2個の遅延ステージにより、各分枝に対する選択的遅延(optional delay) が設定可能となる。ダウンサンプリングステージ28がCELP分枝の遅延ステージ25の下流に位置し、入力信号s(t)のサンプリングレートをCELPエンコーダが要求するサンプリングレートに適合させる。CELPエンコーダ12の下流には逆CELPデコーダ30が配置され、CELP符号化/復号化された信号は、アップサンプリングステージ32に対して入力される。ここでアップサンプリングされた信号は次にさらなる遅延ステージ34に送られる。このステージ34は、MPEG4標準では「コアコーダ遅延」("Core Coder Delay")と呼ばれるものである。
コアコーダ遅延ステージ34は次のような機能を持つ。もし遅延がゼロに設定された場合には、第1エンコーダ12および第2エンコーダ14は、1つのいわゆるスーパーフレームの中のオーディオ入力信号の正に同一のサンプルを処理する。1つのスーパーフレームは、例えば3個のAACフレームを含むことができ、これらは合同してオーディオ信号のある所定個数のサンプル第x番〜第y番を表す。このスーパーフレームはさらに例えば8個のCELPブロックを含み、コアコーダ遅延がゼロの場合には、これらのCELPブロックは同個数でかつ同一のサンプル第x番〜第y番を表す。
本発明によれば、スケーラブルエンコーダに対して適用した場合、バッファ情報の信号化に関する固有のサイド情報は提供せず、代わりに、既にビットストリーム内で伝送されたバッファの充満度の値をこの目的のために使用することが望ましい。この時、図2eにおいて「バッファ情報」として示されたポインタの長さは、図3においては参照番号314により示された長さであるが、決定データブロックの長さと、存在する可能性があるCELPブロックの長さと、存在する可能性があるさらなるスケーリングレイヤとを考慮に入れなければ、最大バッファ充満度とバッファ充満度との間の差に正確に等しくなる。
以下に、図2eと類似しているが、MPEG4の例を用いた特別な実施例である図3を参照しながら説明する。1番目のラインには、カレントタイムセクションがハッチング模様で示されている。2 番目のラインには、AACエンコーダで使用されるウィンドウイング(windowing) が全体的に図解されている。公知のように、50%のオーバーラップおよび加算が用いられている。これは、図3内の1番目のラインにハッチング模様で示されたカレントタイムセクションと比較して、1個のウィンドウが通常、時間サンプルの2倍の長さを持つようにするためである。図3の中の遅延tdipは、図1においてブロック26に対応するものでもあり、この例ではブロック長の5/8の長さを持つ。典型的には、カレントタイムセクションのブロック長は、960サンプルが用いられるので、そのブロック長の5/8の遅延tdipは、600サンプルとなる。一例として、AACエンコーダが24kBit/sのビットストリームを提供し、一方、その下方に図示されたCELPエンコーダが8kBit/sのレートを備えたビットストリームを提供する。その結果、全体のビットレートは32kBit/sとなる。
図3から分かるように、CELPエンコーダの出力データブロック0と1とが、第1エンコーダのカレントタイムセクションと対応している。CELPエンコーダの出力データブロック2は、次のタイムセクションに既に対応している。3の番号をつけたCELPブロックに関しても同様のことが言える。図3においては、ダウンサンプリングステージ28およびCELPエンコーダ12の遅延は、参照符号302で示される矢印により表される。この結果、コアコーダ遅延と表され、図3の中では矢印304により示される遅延が生じ、この遅延は図1の減算器40において同一の状態が存在するように、ステージ34により調整されるべきのもである。この遅延は、代わりに、遅延ステージ25によって作られることも可能である。よって、例えば次の関係が成り立つ。
コアコーダ遅延=
=tdip−CELPエンコーダ遅延−ダウンサンプリング遅延
=600−120−117=363サンプル
コアコーダ遅延=
=tdip−CELPエンコーダ遅延−ダウンサンプリング遅延
=600−120−117=363サンプル
ビットセイビングバンク機能がない場合、あるいはビットセイビングバンク(Bit Mux 出力バッファ) が満たされている場合、つまり変数、バッファの充満度=最大の場合には、図2dに示された状態となる。この、第2エンコーダの1個の出力データブロックに対応して第1エンコーダの4個の出力データブロックが生成される図2dの場合とは異なり、図3では、下から2列のラインの中でハッチングで示されている第2エンコーダの1個の出力データブロックに対し、CELPエンコーダの2個の出力データブロックであって「0」と「1」とで示されるデータブロックが生成される。しかし本発明によれば、第1LATMヘッダ306の後に書き込まれるのは、「0」の番号を持つCELPエンコーダの出力データブロックではなく、「1」の番号を持つCELPエンコーダの出力データブロックである。何故なら、「0」の番号を持つ出力データブロックは、既にデコーダに対して伝送されているからである。次のタイムセクションを表すCELPブロック2は、CELPデータブロックに対して準備された等間隔をあけてCELPブロック1に続く。この時、1個のフレームを完成させるために、AACエンコーダの出力データブロックの残りのデータは、次のタイムセクションのための次のLATMヘッダ308の書き込みが開始するまで、データストリーム内に書き込まれる。
Claims (1)
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の方法において、
上記第1エンコーダの出力データの1個あるいは複数のブロックを書き込むステップは、上記第1エンコーダの出力データのブロックを上記スケーラブルデータストリームの中に等間隔で書き込むものであることを特徴とする方法。
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