JP2004519289A - 3次元構造の画像化およびモデル化のための方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
Description
発明者:Duane Durbin、San Diego、米国カリフォルニア州;Dennis Durbin、Solana Beach、米国カリフォルニア州
本出願は、2000年10月25日出願の米国特許出願第09/696,065号、および2000年11月30日出願の米国特許出願第09/726,834号の一部継続出願である。これらの内容を参照により本明細書に組み込む。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、構造物を光学的に画像化し、その画像から代表的な3Dモデルを作成するための口内法および口内装置に関する。
【0003】
(背景)
非接触の光学的方法によって物体の表面の輪郭を決定することは、多くの応用分野で重要になりつつある。こうした光学的方法のための距離データの収集の背後にある基本的な測定原理は、三角測量である。三角測量の手法は、初等幾何学に基づいている。2つの光心および対象である三角形の頂点から成る三角形の基準線を有する三角形が与えられた場合、その対象から光心までの距離は、光心の分離距離および光心から対象までの角度に基づいて割り出すことができる。
【0004】
三角測量法は、受動的なものおよび能動的なものに分けることができる。受動三角測量法(ステレオ分析としても知られる)は周辺光を使用し、両方の光心がカメラである。能動三角測量法は、単一のカメラのみを使用し、もう一方のカメラの代わりに、被制御照明源(構造化光としても知られる)を使用する。ステレオ分析は、概念的には簡単だが、広範囲には使用されていない。というのは、カメラ画像間を対応づけることが難しいためである。ブロックなど、明確な縁および角をもつ物体は、対応づけることはかなり容易であるが、皮膚や歯の表面など、狙いを絞るためのポイントが容易に特定可能ではない、なだらかに変化する表面をもつ物体では、ステレオ分析の手法にはかなり難しい問題がある。
【0005】
この対応の問題を克服するために、能動三角測量法、または構造化照明法では、物体に光の既知のパターンを投影して、その形状を推測する。最も簡単な構造化照明パターンは、一般にレーザーで生成されるスポットである。設定の形状によって、光点が注がれる表面の位置の算出が簡単な三角法で可能になる。ストライプなどの他のパターンや、格子状の点などの2次元パターンなどを使用して画像表面を捕捉するのに必要な時間を減らすことができる。
【0006】
構造化照明法の表面位置の解像度は、使用される光パターンの細かさの直接関数である。能動三角測量法の精度は、各画像捕捉工程で画像化されたパターンの「中心」を突き止める能力に依存する。現実世界の様々な状況によって、実際に画像化されたパターンの「中心」を正確に決定する能力に影響を与える系統誤差が引き起こされる可能性がある。曲面、不連続な表面、様々な反射率の表面によって、表面に構造化照明パターンの系統的な歪みがもたらされ、走査する表面の位置の測定に関する不確定性が増す可能性がある。
【0007】
レーザーを光源として使用して光パターンを作成する場合に、測定に関するさらなる不確定性がもたらされる。レーザー光の干渉性のために、表面からの反射によって、スペース全体にわたって、画像センサで、レーザー・スペックルとして知られるランダムな干渉縞が作成される。その結果、「中心」の決定に影響を与える雑音成分を有する画像化パターンとなり、平面からでさえ、測定誤差が生じることになる。パターンが投影される表面が不透明ではなく半透明の場合に、パターンの「中心」を決定する難しさがさらに増す。この種の表面では、物体全体にわたり光が拡散するため、照らした表面で、投影されたパターンが「焦点ぼけ」を起こすことになり得る。歯は、能動三角測量法を使用して表面の輪郭を取得するのが難しい作業を代表する半透明な物体の一例である。
【0008】
歯科および矯正の分野は、構造物の3Dモデルをデジタルで生成する用途の一例である。多くの歯科の用途では、顎の構造も含めて、患者の歯および他の歯構造を忠実に再現する患者の歯の実用模型が必要である。従来、歯および他の歯の構造の3次元陰性モデルは、1つまたは複数のU字形トレイが歯科印象材で充填される印象採得セッション間に作成される。印象材には、数ある中でもとりわけ、アルギン酸塩、ポリ硫化物、シリコン、加硫性ポリエーテル(vulcanizable polyether)材料に基づく構成物がある。印象材は一般に、基本成分と硬化剤または開始剤または触媒成分を混合することによって調製される。印象材を含む印象用トレイは、プラスチック状であり、それが患者の口の中に挿入される。確実に完璧な印象にするために、一般に過度の印象材が使用される。トレイおよび印象材が定位置に保持されている間に印象材が硬化し、硬化した後、トレイおよび印象材が一体として口から取り出される。印象材は固まり、弾性構成物を形成することができる。これは、取り外した後の陰性モールドである。実用模型は、この印象をモデリング材で充填することによって得られる。
【0009】
歯科患者は一般に、歯科医が患者の歯の印象を採得するときに不快に感じる。印象材が流れ、どさっと落ち、そうでない場合は患者ののどに入り込んだ場合、この処置によって患者はさらに不快になり得る。こうした状況は、患者の絞扼反射を引き起こす可能性がある。患者の不快感に加えて、印象プロセスは時間がかかる。さらに、印象プロセスは、誤りを起こしやすい。例えば、印象材を適切に塗布しない場合は、その結果できあがった実用模型は、歯の特徴を正確には反映しないことがある。さらに、模型には、印象材採取セッション中に閉じ込められた気泡が現れることがある。必要とされる精度によっては、こうした実用模型が使用できないことがあり、追加の歯科印象を採得する必要が生じることがある。さらに、モールドおよび実用模型は、壊れやすく、容易に損傷するおそれがある。壊れやすい模型を将来の参照のために保管する必要性は、保管された模型の数がたまるにつれて、歯科診療所のロジスティカルな問題になる傾向がある。
【0010】
モールド・キャスティング法(キャストモールド法)に代わるものとして、自動式の走査手法が開発されてきた。これらの手法は、歯のデジタル表現を作成することができるため、患者から歯科技工所にすぐに送信可能である「印象」を作成するという利点を提供する。デジタル送信は、患者の不自由さを潜在的に低減し、モールドが損傷する危険性をなくす。例えば、米国特許第6,050,821号は、超音波走査手法を使用することによって、診断、補綴、架工義歯のために、歯根膜や本来の歯および治療された歯などの歯科構成の構造および形状を口腔内でマッピングするための方法および装置を開示している。そこで主張されているように、この方法は、口腔にある歯科構成の詳細を提供し、したがって、歯科患者がより快適に、より長く着用できるようにする、精密なモールディングおよび製造の診断および準備が可能になる。また、そこに記載されているように、口腔構造の印象をマップし、単一の歯の補綴を作成するために赤外線CAD/CAM手法が使用されている。
【0011】
また、切歯など見える歯に行われる歯科修復学などのいくつかの応用分野では、見た目を配慮して、元の歯の表面との補綴の境界が歯茎(下歯茎)の下にあり、「結合線」を見えないようにする必要がある。補綴の準備に、補綴を既存の歯にシールする歯肉線の下に突起または縁を作成するように患者の歯を形成する必要がある。この表面を準備するために、歯科医は一般に、歯と歯茎の間にリトラクション・コード(retraction cord)を配置する。リトラクション・コードは、歯科医が目的の歯の周りの縁を機械処理できるようにする作業空間を作成する。
【0012】
仕上がった補綴を適切にサイズ調整して、準備された歯に適当に取り付けるには、準備された歯の印象が、下歯茎の縁の精密な表現を含んでいることが不可欠である。印象の縁の表現が不適切であり、その後この印象から補綴を作成すると、用意された歯および補綴の縁に沿ってシールをうまく行えないことがある。縁に沿って下手なシールを行うことによって、下にある歯が腐ってその後歯が抜けてしまい、まさに補綴で防ごうとしていたことにさらす可能性がある。印象プロセス中に縁を正確に捕捉するために、一般に2つの方法が使用される。第1の方法は、陥没帯を使用して、歯茎を歯の表面から離し、印象複合物が下歯茎領域の下側に流れ込むようにする。第2の方法は、粘度の低い印象材を使用して、圧力をかけて歯茎の下側に押し込め、したがって下歯茎の縁を捕捉する。
【0013】
印象材が下歯茎にアクセスできることに加えて、目的のエリアは、精密な印象を採得するために乾燥し、清潔(乾燥領域)である必要がある。一般の印象複合物に疎水性があり、疎水性の印象複合物を使用するときに水分があると、印象内に泡ができてしまうために乾燥領域が必要とされる。乾燥領域は一般に、歯科医が、印象トレイを患者の口に入れる直前に準備された表面にわたって圧縮空気を当てることによって作られる。
【0014】
表面画像化透視図から、人間の歯は、エナメル質および象牙質の主に2つの構成要素から成る。歯の大部分は、ほぼ全体的に大型のリン灰石結晶形状のカルシウム塩から成るエナメルの薄い半透明層で覆われる半透明のエナメル質から成る。こうした微結晶は、一般に歯の表面に向いた横幅4〜6μmの角柱または円柱体を形成する。これらの主な象牙質構造の構成要素は、歯髄腔から周辺にS字形の曲線で放射するマイクロメートルサイズの象牙質細管である。エナメル表面の結晶性質によって、入射光パターンの二重屈折または複屈折をもたらす光学的異方性媒質がもたらされる。さらに、エナメル質の半透明の性質によって、画像センサで観察されるような入射構造化光パターンの拡散または焦点ぼけが起こる。エナメル質と同様に、象牙質も複屈折を呈するとともに、象牙質細管を光パイプとして機能させ、さらに焦点ぼけの一因となる。人間の歯の実際の色は主に、象牙質材料の周波数選択吸収/反射の結果である。
【0015】
画像化の間の歯の光学的性質の影響を最小限に抑えるために、いくつかの商用システム(Sirona Inc.Cerac System、およびOrametrix Inc.Suresmile System)では、ユーザが、不透明な表面を作成するために画像化すべきエリアにコーティングを施す。一般に、屈折率が高いという理由から、二酸化チタンを使用する。二酸化チタンは、色素が白く、アナターゼまたはルチルの2つの結晶形態のうちの一方の形態で市場で入手可能であり、塗料、コーティング、プラスチック、紙、インク、繊維、食物、化粧品などの製品に輝度、白さ、不透明度を提供するため、広く利用されている。
【0016】
その光学的性質を達成するために、二酸化チタンの粒子を、理想的な粒子サイズ0.3〜1μmで作成する必要がある。粉末形態では、二酸化チタンは、歯の表面において不透明度を達成するために、40〜60粒子の厚さに塗布する必要がある。これによって、歯の実際の表面の輪郭に、12μm〜60μmの誤差が生じる。多くの歯科処置では、25〜50μの表面精度が必要であるため、二酸化チタンの使用によって、歯の表面の輪郭の正確な測定を行うことに関わる残りのパラメータの誤差許容範囲(error budget)に厳格かつ非現実的な制限が課される。さらに、二酸化チタンは、結晶材料であり、光学的異方性を示すため、塗布された厚さが複屈折の影響をなくすように本当に不透明の表面を作成するのに十分であることが重要である。さらに、二酸化チタンの表面が光学的に粗いため、干渉性の光が照明源として使用されている場合は、スペックル雑音が低減しない。
【0017】
(概要)
構造物の3次元(3D)モデルを生成するためのシステムおよび方法は、励起範囲を有する発光性物質で構造物をコーティングして画質を高めること、およびそれぞれが周波数感度を有する少なくとも1つの画像開口を介して構造物の1つまたは複数の画像を捕捉することを含み、発光材料発光範囲において各画像開口の周波数感度が最大化される。
【0018】
非不透明な物体の表面の輪郭を正確に決定するために、システムは、物体の表面に塗布すべき発光コーティングを提供し、次いで発光複合物の最大励起に対応する波長λ1の構造化光パターンで照らされる。λ1の入射光は、発光複合物に、λ2の等方性放射を発光させる。発光放射は、光パターンがその表面に入射する場所においてのみ起こる。光学フィルタは、発光複合物の発光波長λ2の周囲の狭い領域に対する、画像センサへの入力を制限するために用いられ、λ1の入射パターン光を除外する。
【0019】
システムの利点には、1つまたは複数の以下の利点を含むことができる。システムは、パターンの焦点ぼけの効果を最小限に抑える。つまり光パターンが半透明の物体上に投影されたときに、拡散反射および拡散透過が起こる。拡散透過の効果は、パターン光を、物体内のあらゆる方向にパターン光を分散させることである。半透明の物体は一般的に、比較的低い反射率(<5%)を有しているため、反射された表面パターン画像の強度は、画像センサに見られるように、物体内で拡散透過された光よりかなり大きいことはない。パターンを作成する効果を有する現象は、より大きいように思われる。逆に、発光コーティングを使用することによって、表面からの直接の非減衰信号、および物体の反射率によって95%を超える割合が減らされた「雑音信号」がもたらされる。
【0020】
このシステムは、発光の励起プロセスと放射プロセスの独立の性質によってスペックル雑音も除去し、発光された光量子は、非干渉性で、したがって順序付けられたやり方で建設的/破壊的に干渉しない。システムは、分子が小さい発光複合物と連動して、コーティング誤差を最小限に抑える。測定される表面でサブミクロンのコーティング深さを依然として維持している何百もの材料の層を使用できるようにする発光複合物が使用可能である。さらに、入射パターン発光周波数から離れた放射された発光光の周波数偏移によって、画像センサの感度をより向上させ、動的範囲要件を低減することができる。
【0021】
またシステムは、画像化能力を向上させるために、歯構造を物質でコーティングするための噴霧口を設けている。取得された画像を、画像化された歯の構造の正確な3Dモデルへと処理できるように、歯の構造の画像が十分な解像度で捕捉される。画像およびモデルは、歯科診断、および歯科実用模型、歯科研究用模型、および架工義歯、歯冠、または他の精密なモデリングおよび製造などの歯科補綴の仕様および製造の用途がある。
【0022】
さらに、システムは、光学開口を介して顎にあるすべての歯構造についての自動化された口腔内の走査を提供し、1組の画像全体で入手可能な情報を組み合わせて、走査した構造の正確な3Dモデルを作成し、提示する。システムによって、取得された画像を、画像化された歯構造の正確な3Dモデルに処理できるように、歯構造の口腔内の画像を高解像度で迅速に撮ることができるようになる。画像およびモデルは、歯科診断、および架工義歯、歯冠、または他の精密なモデリングおよび製造などの歯科補綴の仕様および製造に使用することができる。さらに、システムは、咬合異常の診断および治療計画プロセスで有用な3Dモデルを生成する。1組の歯科画像およびモデルを表すシステムで生成されたデータを電気的に送信して、専門的な診察、保険提供業者の検査などの活動をサポートすることができ、画像およびモデルを将来の参照のために電気的に保管することができる。
【0023】
患者の歯および他の歯構造のデジタル3Dモデルは、次の理由から、従来のキャスト物理モデル(cast physical model)より優れた利点がある。1)従来の複数の工程の印象手法を満たす、またはそれを超える精度で、単一の工程で3Dモデルを効果的に作成する、2)記憶装置のコストを削減する、3)即座に、労働力がかからず取出しおよび保管を行える、4)モデルが破損することがない、5)診断および治療計画のためにコンピュータベースの分析ツールに直接組み込める、6)デジタルモデルのバックアップ、7)電子メールで同僚、歯科専門家、保険会社に送信可能、8)自宅、出張所から情報にアクセス可能、9)有効なプレゼンテーション・ツール、10)散らかったり汚れたりしない、11)スタッフの時間を無駄に費やすことがない。
本発明の上記および他の特徴および利点は、一致する部分を同じ参照番号で識別した添付の図面と合せて読めば、本発明の好ましい実施の形態についての以下の詳細な説明で明らかになるであろう。
【0024】
(説明)
図1を参照すると、歯および他の歯構造の画像の走査、および3Dモデルの生成に使用する器具を示すシステム・ブロック図によって、開示した方法および装置の一般的な理解および認識が容易になる。
図1では、口腔内スキャナ100が、患者の口の中(口腔内)に配置されるように構成されている。口腔内スキャナ100は、口の中の様々な歯構造の画像を捕捉し、この情報をリモート画像処理装置110に伝達する。次いで、リモート画像処理装置110は、コンピュータ120と通信し、歯構造の画像を、コンピュータ120に接続されているディスプレイ122に表示することができる。あるいは、別の実施形態では、データ記憶装置やディスプレイなどのコンピュータ120の機能を、リモート画像処理装置 110によって直接提供することができる。画像および画像から派生した3Dモデルは、コンピュータ120によってデジタル・ファイルとして他の装置または場所に送信することができる。
【0025】
一実施態様では、口腔内スキャナ100は、マウスピース130などの口腔内構造物に埋め込まれる。画像開口132は、歯構造の画像を捕捉するために提供される。画像開口132は、事前に選択された距離に沿ってカメラに歯構造の画像を送信するための光ファイバ・ケーブルなどの光通信ケーブルの形態をした、その後にリレー・レンズが続く対物レンズとすることができる。光ファイバ・ケーブルは、小さい糸状の光学材料または光ファイバを介して光を送信する。一般に、ファイバは、中心コアおよびファイバの全長に沿って外側を取り囲むクラッドを含む。ファイバを通って光を送信することは、内部全反射の現象に基づいている。内部全反射の目的のため、コアの屈折率が、クラッドの屈折率より大きい。一実施態様では、可視光から中赤外光までからなる画像を送信するための光ファイバを使用することができる。
【0026】
画像開口132の出力は、入射光(歯構造の表面に反射した光源からの光量子)を検出して、まず電子電荷(電子)に、最終的にデジタル・ビットに変換する1つまたは複数のセンサに提供することができる。一実施態様では、画像開口132の出力は、アナログまたはデジタルのカメラ(図示せず)に提供される。一実施形態では、カメラは、歯構造のデジタル画像を作成するために使用する1つまたは複数の画像センサを含む。これらのセンサは、電荷結合素子(CCD)センサ、相捕型金属酸化膜半導体(CMOS)画像センサなどの装置とすることができる。画像センサは、各サイズが極限解像度を決定する、個々の感光性のセル(ピクセル)のアレイとすることができる。画像センサ・アレイは、16×16ピクセルから1024×1024ピクセルを超えてもよく、アレイは、対称または非対称でもよい。
【0027】
さらに、照明器134を介して送達される光源は、歯構造を照らして、画像開口132が撮影する画像の質またはコントラストを向上させるために提供される。光は、白光、1つまたは複数の色で示される光、またはレーザー・ビームからの光とすることができる。歯構造を照らすために使用する光源の強度は、理想的には調節可能であり、可視光、または赤外線光の周波数範囲内にある。一実施形態では、光源は、マウスピース130と一体化することができる。別の実施形態では、光は、1つまたは複数の光ファイバ・ケーブル(図示せず)によって、光源から照明器134にルーティングすることができる。この光ファイバの束は、画像開口132の外周を囲むように配置して、複数の照明器を作ることができる。照明の範囲は、画像開口132の視野より大きくてもよく、最高180度までとすることができる。別の実施形態では、照明の範囲は、5ミリ未満の寸法の照射スポットで、歯構造上の1点を照らす集束ビームであってもよい。
【0028】
駆動機構136は、画像開口132および照明器134を、口腔内の様々な位置に増分的または連続的に移動させるために提供される。一実施形態では、画像開口132、および照明器134は、駆動機構136で駆動するトラックに移動可能なように取り付けられる。トラックは、患者の歯列弓形状に一致するU字形のトラックとすることができる。駆動機構136は、電気的に作動されて画像開口132および照明器134を、すべての歯および顎の他の構造の周りで移動させることができる。様々な駆動モータのうちどんなものでも使用することができ、起動機構136によるモータの動力は、例えば回転式、リニア式、油圧式、または空気式の機構を介して、画像開口132および照明器134の動きに変換することができる。
【0029】
例えばマウスピース130などの口腔内装置は、画像開口132および照明器134を口腔内を横切らせ、歯構造の画像を撮影している間に画像収集開口132Aおよび照明器134を既知の位置に配置するための機構を提供する。一実施形態のマウスピース130は、画像開口が横方向にも移動しながら歯構造の画像を捕捉するために円弧を横切ることができるようにするセンサ・アーク・トラック210を含む(図2)。別の実施形態では、マウスピース130は、既知の機械的位置関係にあり口腔内にわたり横方向に移動する複数の画像収集開口をサポートしている(図3)。
【0030】
一方の顎歯列弓を一度に走査することについては説明してきたが、2つのマウスピースを同時に配置して、上下顎歯列弓の両方の歯構造の画像を捕捉することができることを理解されたい。
図2は、単一の画像開口を有するマウスピースの一実施形態を示す。図2の実施形態では、マウスピース130は、ほぼアーチ形またはU字形をしたベース200を有する。ベース200には、同様にアーチ形またはU字形にも一致する横レールまたはトラック202が取り付けられている。トラック202は、駆動機構136で駆動される移動可能なシャトル204をサポートする。シャトル204は、上向きに延びる腕206を有する。腕206の上部には、図1の画像開口132および照明器134が載っている。さらに、アーク・トラック210によって、腕206が、歯の前部から後部に移動することができる。各横位置で、画像開口132は、歯構造上でアーク・トラック210を横切り、歯構造の両側の十分な数の画像を集めて次の横位置に移動し、このプロセスを繰り返す。また、トラック202は、画像開口位置フィードバック情報を提供するために、トラック202のいずれかの端部およびトラックに沿って配置されている目盛マークなどのセンサまたはインジケータを含む。あるいは、位置情報は、駆動モータの回転をカウントしたり、モータ回転数のカウントに基づいて位置を推測するなどの方法によって確定することができる。
【0031】
図3は、横方向の移動のみを必要とする複数の画像開口を備える別の実施形態を示す。この実施形態では、複数の画像開口132Aおよび照明器134Aが、横方向に移動可能な装置に、互いに対して既知の向きで取り付けられている。画像開口の数およびその向きは、所望の解像度でモデル化すべき歯構造の十分な適用範囲、および重なり合いを提供するように選択される。各横位置で、開口132Aのそれぞれからの画像は、後で処理するために記録される。図2または図3のいずれかの実施形態で、画像開口132または132Aは、マウスピースまたはマウスピースに直接接続される光ファイバ画像バンドルに一体化されるセンサとすることができる。後者の場合、光ファイバ画像バンドルは、画像を外部プリント基板(PCB)上の画像センサに送信する。画像開口での画像の収集を最適化するために、鏡面および光学用レンズを使用して画像を画像センサに向け、画像センサ上に集束させることができる。
【0032】
上述したように、口腔内スキャナ100は、1つまたは複数の以下の機能をサポートする構成要素を含む。1)画像化するべき歯構造を照らす、2)異なる側面から歯構造をデジタル式に画像化する、3)口腔内全体を横切るように、照明器および画像開口の位置を配置し直す。
【0033】
口腔内スキャナ100は、電源内蔵式とすることができ、あるいは、電力を画像処理装置 110から提供することができる。さらに、口腔内スキャナ100の出力は、画像処理装置 100で受信され処理される。一実施形態では、スキャナ100の出力は、光ファイバ・ケーブルを介して送信された画像を含む。これらの画像は、画像をデジタル化し、デジタル画像をメモリ・バッファに格納するカメラに提供される。第2の実施形態では、スキャナ100の出力はすでにデジタル形式であり、このデータが、画像処理装置 110のメモリ・バッファに格納されて、以下でより詳しく説明するように処理される。
【0034】
図4は、歯構造の3Dモデルを走査し、生成するプロセス250の例を示す。まず、マウスピース130が患者の口に挿入される(工程252)。次に、リセット操作を行い、シャトル204を最初の既知の位置に移動させる(工程254)。照明器134位置、光スペクトル、および光強度を設定する(工程255)。画像処理装置 110は、画像開口132を介して画像を受信し、画像をメモリに捕捉する(工程256)。次いで画像処理装置 110は、画像開口132に、歯構造にわたりアーク・トラック210を横切って、歯構造の両側の十分な数の画像を収集するよう指示する(工程258)。次いで画像処理装置 110は、駆動機構136を作動させてシャトル204を1つ隣の横位置に移動させる(工程260)。各横位置で、画像開口132が、歯の構造にわたりアーク・トラック210を横切って、歯構造の両側の十分な数の画像を収集した後で、次の横位置に移動する。次に、プロセス250で、シャトル204が患者の歯列弓の端部に到達したかどうかをテストする(工程262)。到達していない場合は、プロセスが折り返して工程256に返り、引き続き画像取得操作を行う。端部に到達した場合、プロセス250は、捕捉された画像を使用して3Dモデルを生成し(工程264)、レビューのために3Dモデルを表示する(工程266)。
【0035】
次に図5を参照すると、画像処理装置 110の例を示している。画像処理装置 110は、中央演算処理装置(CPU)300を含む。CPUは、パフォーマンスの高いCISCまたはRISCプロセッサとすることができる。CPU300は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)302および読取専用メモリ(ROM)304に接続される。また、CPU300は、ディスプレイ306、駆動機構136および照明器134(図1)を制御するモーターおよび照明器入出力ポート308、スキャナ100から画像データを受け取る画像インターフェース310、およびコンピュータ・インターフェース312などの複数の入出力装置に接続される。またCPU300は、ソフトウェアおよびデータを格納するためのハード・ドライブなどの記憶装置314にも接続することができ、他の装置とデータを通信するためのインターフェースを提供する。
【0036】
CPU300は、コードを実行して画像データ取得を制御し、捕捉した画像から3Dモデルを生成する。捕捉した画像は、捕捉画像で観察された物体の様々な点をマップし、それによって形状/輪郭情報を取得するパターン認識装置で処理する。一実施態様で、歯の構造の2Dデジタル化画像がスキャナ100から出力され、位置情報および照明器設定値とともに画像処理装置 110のコンピュータ・メモリに格納される。画像開口の異なる位置で取得された複数の画像のうちの格納された画像は、次いで3D図を形成するために求積法を使用して分析される。このプロセスは、すべての組の捕捉画像に対して繰り返されて、走査した口腔内の歯構造の完全な3Dモデルを作成する。次いで3Dモデルは、ディスプレイに表示され、またはCAD/CAMシステムとともに患者の診断および治療に使用される。
【0037】
図6は、ステレオ画像を使用して歯構造の表面の輪郭をモデル化する実施形態の例を示す。図6の例は、2次元の観点で説明しているが、このプロセスは、第3の軸まで容易に拡張して、3次元の表面の輪郭を導出して3Dモデルを得ることができる。図6を参照すると、以下のプロセスを使用して、画像開口486および488を介して捕捉した画像482および484で観察される特定のシーン要素480の位置を導出する。
【0038】
画像処理装置 は、従来の画像パターン・マッチング手法を使用して、画像482および画像484の両方で観察されたシーン要素を識別する。さらに、画像開口の視野角、および画像センサのピクセル・アレイ内の特定のシーン要素の位置に基づいて、画像センサの幾何平面とシーン要素の間の視線角が導出される。これらの視線角を図6に、X1、Y1に配置された画像開口のQ1、およびX2、Y2に配置された画像開口のQ2として示す。
【0039】
まだ未知の目的のシーン要素の位置の座標をXuおよびYuで示すと仮定する。
図6の場合の形状に基づいて
Yu=(tanQ1・Xu)+Y1
および
tanQ2=(Y2−Yu)/Xu
XuおよびYuの値は、上記の2つの式、および一次方程式の組に適用できる従来の手法を使用して解くことができる。上記の求積法を一般化して第3の次元Zuを追加し、それによって画像化された歯構造の3D表面の輪郭またはモデルを導出することができる。3Dバージョンは、少なくとも2つの異なる開口位置から見たときの歯構造要素に対する第3の次元に投影された視線角の差に基づく。
【0040】
例として説明するためにこの説明は2つの画像のみの使用に基づいているが、この概念は、多くの画像開口位置から撮影した多くの歯構造の画像、および多くの照明条件を使用して、シーン要素の3D座標をより正確に見つけるまでに拡張することができることは理解されたい。
【0041】
別の実装形態では、光線が歯構造に投影され、光が歯構造物体から反射した点の3次元空間位置が決定される三角測量に基づく画像処理操作を使用することができる。反射された光が、光源の既知の位置および方向に対してある角度で物体に当って跳ね返るときに、システムは、光源に対する既知の位置から反射情報を収集し、次いで三角測量で反射点の座標を決定する。単一ドット・システムは、反射したときに単一の反射ドットを生成する単一の光線を投影する。走査線システムは、歯構造に対して光面を発し、光面は物体の1つの輪郭線を表す曲線形状の点の組として反射される。曲線の点の組の各点の位置を、三角測量によって決定することができる。システムは、既知の位置から光面(すなわちレーザー・ストライプ)を投影し、カメラから離れ、その位置がそこから三角測量できる位置で、歯構造の輪郭を表す複数の点の反射を読み取る。
【0042】
光学式三角測量システムに加えて、距離計システムを含む、他の代替の光学走査システムを使用することができる。距離計システムは、一般に赤外線パルス・レーザーおよび機械式の走査手法を使用して、物体にわたりドット・レーザーを投影し、次いで反射された信号の位相遅延を測定する。
歯構造の座標を走査すると、システムは、重複した点を取り除き、当分野で知られている様々な手法を使用して、走査したデータから3Dモデルを生成する。一実施形態では、プロセスは、2つの隣接するレーザー・ストライプのデータを検査する。次に、プロセスは、各Y座標を、2つのレーザー・ストライプの一番上から一番下まで掃引して、3D幾何モデルの三角形を作成する。プロセスがストライプの一番下に到達したとき、現在のレーザー・ストライプの三角測量プロセスが終了し、次の隣接する走査線の組が取り出され、歯構造全体を覆う三角形のメッシュが生成されるまで行われる。メッシュが生成されると、実際の陰影部と明光部とを有する3Dモデルを生成することができる。
【0043】
図7は、歯科画像データを処理し、3Dモデルを生成するコンピュータ500の例を示す。システム500は、プロセッサ(CPU)512、RAM516、ROM518、およびI/Oコントローラ520を含み、これらはCPUバス514によって結合されている。I/Oコントローラ520は、I/Oバス535にも結合される。I/Oバス535は、I/Oインターフェース532と通信し、I/Oインターフェース532は、固体ドライブ(フラッシュRAM)534、または取外し可能なディスク・ドライブを制御する。また、I/Oバス535は、タッチスクリーン・ディスプレイ536などの入力装置にも接続される。タッチスクリーン・ディスプレイ536の代わりに、またはそれと並行して、I/Oバス535にキーパッドを接続して、ユーザのデータ入力を受信することができる。あるいは、音声認識を、タッチスクリーン・ディスプレイ536またはキーパッドと共に、またはその代わりに使用することができる。こうした実施形態では、マイクロフォン537が、プロセッサ512とのインターフェースとなるアナログ・デジタル変換器(ADC)538に接続される。
【0044】
ネットワーク・アクセス・カード540をI/Oバス535に接続して、コンピュータ500がネットワーク542にアクセスできるようにすることができる。ネットワーク542を介して、またはI/Oバス535に接続されたモデム550を介して、コンピュータ500は、インターネットなどの広域ネットワーク560にアクセスすることができる。1つまたは複数のサービス・プロバイダまたはマーケッタをもつインターネット・コミュニティがネットワークに接続される。インターネット・コミュニティは、3Dモデルから物理的な歯の模型を作成するためのサービスなど、付加価値サービスを提供することができる。
【0045】
図8〜図9は、画像化する歯構造に圧縮空気を当てて、1)乾燥領域を作る、2)下歯茎の画像捕捉を可能にする追加機能を提供する追加の実施形態を示す。さらに、これらの実施形態は、デジタル画像化プロセス中に二酸化チタン、発光複合物などのコーティング物質を歯構造に施す噴霧口を提供する。当てられる空気源および歯構造に施されるスプレイのタイミング、期間、および強度は、精密に制御可能である。一実施態様では、圧縮空気源は、患者の歯科用椅子で業界標準インターフェースを使用して既存の空気源に装置をインターフェースすることによって得られる。
【0046】
マウスピースの一実施形態は、単一のエア・ジェット810および噴霧口820(図8)を使用する。各横位置で、画像開口が歯構造にわたって円弧を横切るときに、エア・ジェット出力は、現在画像化されている歯構造の領域に当てられ、画像の捕捉と同時進行で行われる。また、噴霧口は、画像化する歯構造に当てられるが、画像捕捉前にコーティングを施す。
【0047】
さらにもう1つの実施形態は、歯構造の画像を捕捉するとの同時に、歯構造の複数の領域に空気を同時に当てるために、複数のエア・ジェットを使用する(図9)。この実施形態では、複数のエア・ジェット910および910’が、横方向に移動可能な装置に互いに既知の向きで取り付けられている。エア・ジェットの数およびその向きは、デジタル式に画像化されモデル化される歯構造の十分な適用範囲および重なり合いを提供するように選択される。図9の実施形態では、複数の噴霧口920および920’が、マウスピースに組み込まれて、画像化するすべてのエリアの適用範囲を提供する。いずれかの実施形態(図8または9)で、圧縮空気源は、マウスピースと一体化する、あるいは管類を介してマウスピースに直接接続することができる。後者の例では、圧縮空気源は、理想的には、患者の歯科用椅子に配置されている既存の圧縮空気源である。マウスピースは、業界標準のインターフェースを使用してこの圧縮空気源に接続する。
【0048】
一実施形態で、空気ノズルは、ゴム製ホースなど撓みホースを介して空気源から空気を受け取る。空気供給は空気調節器を通過し、空気調節器は、空気ソレノイドに接続されて、空気を適切なときにオン/オフする。
空気の流れは、ノズルを使用して歯構造の表面に当てられる。空気を薄い、低圧の流れで歯構造に当てたとき、粒子が歯構造の表面から取り除かれ、歯構造が乾燥する。気流または空気の流れは、空気が歯の表面に対して約45度までの角度の範囲で構造に当るように、ほぼ扇形または円錐状の流れパターンで歯構造に当てられることが好ましい。この円錐状の流れパターンは、その幅の2〜3倍の長さの断面の楕円である。
【0049】
ホワイトニング成分または発光複合物などの材料を歯構造に吹きかけるための別の実施形態では、圧縮器によって供給された空気が、ノズル内にあるチャンバに送られる。チャンバ内の圧縮空気は、材料線上に吸気を作り、これがチャンバからコーティング材料を含むタンクに流れる。吸気は、材料をタンクからチャンバに引き込み、材料を圧縮空気とともに引っ張り、歯構造の上に放出する。
図10は、空気ノズルおよびスプレイ・ノズルを使用して、歯構造の3Dモデルを走査し生成するプロセス1250の例を示す。まず、マウスピース130が患者の口に挿入される(工程1252)。次に、リセット操作を行い、シャトル204を最初の既知の位置に移動させる(工程1254)。照明器134位置、光スペクトル、および光強度を設定する(工程1256)。空気ノズル810位置、および空気流れ特性を設定する(工程1258)。コーティング材料スプレイ・ノズル820位置、およびスプレイ・パラメータを設定する(工程1260)。画像処理装置 110は、画像開口132を介して画像を受信し、画像をメモリに捕捉する(工程1262)。次いで画像処理装置 110は、画像開口132に、歯構造にわたりアーク・トラック210を横切って、歯構造の両側の十分な数の画像を収集するよう指示する(工程1264)。次いで画像処理装置 110は、駆動機構136を作動させてシャトル204を1つ隣の横位置に移動させる(工程1266)。各横位置で、画像開口132が、歯構造にわたりアーク・トラック210を横切って、歯科構造の両側の十分な数の画像を収集した後で、次の横位置に移動する。次に、プロセス1250で、シャトル204が患者の歯列弓の端部に到達したかどうかをテストする(工程1268)。到達していない場合は、プロセスが折り返して工程1262に返り、引き続き画像取得操作を行う。端部に到達した場合、プロセス1250は、捕捉された画像を使用して3Dモデルを生成し(工程1270)、レビューのために3Dモデルを表示する(工程1272)。
【0050】
次に図11を参照すると、空気ノズルおよびスプレイ・ノズルの制御を含む画像処理装置 110の一実施形態を示している。画像処理装置 は、中央演算処理装置(CPU)1300を含む。CPUは、パフォーマンスの高いCISCまたはRISCプロセッサとすることができる。CPU1300は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)1302および読取専用メモリ(ROM)1304に接続される。また、CPU1300は、ディスプレイ1306、駆動機構136および照明器134(図1)を制御するモータおよび照明器入出力ポート1308、空気ノズル810(図8)の位置および操作を制御する空気ノズルI/Oポート1310、材料スプレイ・ノズル820(図8)の位置および操作を制御するスプレイ・ノズルI/Oポート1312、スキャナ100から画像データを受信する画像インターフェース1314、コンピュータ・インターフェース1316などの複数の入出力装置に接続される。またCPU1300は、ソフトウェアおよびデータを格納するためのハード・ドライブなどの記憶装置1318にも接続することができ、他の装置とデータを通信するためのインターフェースを提供する。
【0051】
上記のシステムは、取得した画像を、画像化された歯構造の正確な3Dモデルに処理することができるように、十分な解像度で、歯構造の迅速な画像化をサポートしている。画像およびモデルをコンピュータ500上で処理して、歯科診断を行い、また架工義歯、歯冠、または他の精密なモデリングおよび製造などの歯科補綴の仕様および製造をサポートすることができる。コンピュータ500は、歯科画像およびモデルの組を表すデータを、インターネットなどの広域ネットワークを介して専門医の診察、保険提供業者の検査などの活動をサポートするために送信することができ、画像およびモデルは、将来の参照のために電気的に保管することができる。
【0052】
次に、非不透明な構造物の3次元モデルを生成する方法について説明する。構造物は、車などの大きい物体、またはとりわけ、歯などの小さい物体とすることができる。方法は、励起範囲を有する発光性物質で構造物をコーティングして画質を高めること、発光材料の励起範囲内の周波数で照明源を操作すること、およびそれぞれが周波数感度を有する少なくとも1つの画像開口を介して構造物の1つまたは複数の画像を捕捉することを含み、発光材料発光範囲について各画像開口の周波数感度が最大化される。
【0053】
発光物質、発光複合体、または発光材料とは、その分子が放射の量子(光子)を吸収し、それによって励起されたエネルギー状態に高められ、それが低エネルギー状態に戻るときに、通常、励起放射より低い周波数の光子を放射するものとして定義される。発光複合物は、診断用分析、練り歯磨き、電球などを含めて、商用および医療用の様々な用途に使用されている。さらに、物体の自然に発生する発光または自動発光を利用してきた。こうした一例が、定量的蛍光(quantitative light fluorescence)として知られる手法によって歯の自動蛍光の変化を使用した虫歯の判定である。
【0054】
2つの基本的な発光プロセスがある。それは蛍光と燐光である。蛍光は、高速発光のプロセスであり、一般に、励起吸収の約10−8秒後に発生する。燐光は、より遅くあまり一般的ではなく、励起の約10−5から10秒後に発生するプロセスである。蛍光は、2つの独立したプロセス、吸収および発光を含み、したがって励起スペクトルおよび発光スペクトルを有する。これらは、分子レベルで独立するプロセスなので、発光複合物から発光される光は干渉性ではない。発光スペクトルは一般に、非放射的振動緩和により励起状態でエネルギーが失われるために、より長い波長(より低いエネルギー)で現れる。励起スペクトルと発光スペクトルの間の波長分離は、ストークス・シフト(Stokes shift)と呼ばれており、特定の蛍光複合物に応じて、わずか数ナノメーター(nm)から150nmまでの範囲に及ぶ。さらに、蛍光複合物の分子量は、数百ダルトンから数百万ダルトン(1ダルトンは炭素の原子量12の1/12)の範囲に及ぶ。蛍光複合物の直径は、その分子量に直接に関係しており、1オングストロームの1/10から何千オングストロームの範囲に及ぶ。
【0055】
一実施形態では、発光材料を非不透明表面上に塗布した後、光学式三角測量法を使用して、表面の輪郭を決定する。口腔内は、マウスピースなどの口内装置を使用して走査する。(図1および4に示したものと類似の)走査装置は、1)画像化する歯構造を照らし、2)異なる側面から歯構造をデジタル式に画像化し、3)照明、および画像化装置の両方を配置し直して、口腔内全体を横切り、画像化している歯構造に加圧空気を当ててa)乾燥領域を作り、b)下歯茎の画像の捕捉を可能にし、4)デジタル画像化プロセスの間に歯構造に発光複合物を施すための噴霧口を提供するための構成要素を含む。特にフィコビリタンパク質/フィコビィリソームなどの発光性物質が、デジタル画像化プロセスの間に歯構造に塗布される画像化を強化するコーティングとして使用される。
【0056】
マウスピースの一実施形態は、単一のエア・ジェットおよび噴霧口(上記の図2に示したものなど)を使用する。各横位置で、画像開口は、歯構造にわたって円弧を横切り、噴霧口が、画像化される歯構造に当てられ、画像捕捉前に発光コーティングを施す。次いでエア・ジェット出力は、ちょうど今コーティングされた歯構造の範囲に当られ、画像捕捉の前に表面を乾燥する。さらにもう1つの実施形態は、複数のエア・ジェットを使用して、歯構造の複数の領域に空気を同時に当て、同時に歯構造の画像を捕捉する(図3に示したものなど)。この実施形態では、複数のエア・ジェットが、横方向に移動可能な装置に互いに既知の向きで取り付けられている。エア・ジェットの数およびその向きは、デジタル式に画像化されモデル化される歯構造の十分な適用範囲および重なり合いを提供するように選択される。これと同じ実施形態(図3)で、複数の噴霧口がマウスピースに組み込まれて、画像化されるすべてのエリアの適用範囲を提供する。いずれかの実施形態(図2または図3)で、圧縮空気源は、マウスピースと一体化する、あるいは管類を介してマウスピースに直接接続することができる。後者の例では、圧縮空気源は、理想的には、患者の歯科用椅子に配置されている既存の圧縮空気源である。マウスピースは、業界標準のインターフェースを使用してこの圧縮空気源に接続する。
【0057】
スプレイの代替として、発光性物質を歯構造に、画像化の直前に歯科医が塗布する口内洗浄剤、ブラシオン(brush−on)または水薬として塗布することができる。
上記の実施形態は、歯構造に発光性物質を塗布することに関するが、本発明は、すべての非不透明な表面に適用可能である。
【0058】
本発明の実施形態の例、およびその様々な変更形態を、添付の図面を参照して、本明細書で詳しく説明してきたが、本発明は、この正確な実施形態および記載した変更形態に限定されるものではなく、当分野の技術者であれば頭記の特許請求の範囲で定義した本発明の範囲または意図を逸脱することなく様々な変更および他の変更を行うことができることを、理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】
口腔内走査を実行し、歯および他の歯構造の3Dモデルを生成するシステムの一実施形態を示す図である。
【図2】
1つの開口を備えるスキャナの一実施形態の例を示す図である。
【図3】
複数の開口を備えるスキャナの第2の実施形態の例を示す図である。
【図4】
画像を捕捉し、患者から3Dモデルを生成するプロセスを示す図である。
【図5】
3Dモデルを生成するための画像処理装置 の一例を示す図である。
【図6】
ステレオ画像から表面位置および輪郭をモデル化するための一実施形態の例を示す図である。
【図7】
3Dモデルを使用するためのコンピュータの一例を示す図である。
【図8】
1つの開口、空気ノズルおよび噴霧口を備えるスキャナの第3の実施形態の例を示す図である。
【図9】
複数の開口、空気ノズル、および噴霧口を供えるスキャナの第4の実施形態の例を示す図である
【図10】
患者から画像を捕捉して3Dモデルを生成しながらエア・ジェットおよび噴霧口を使用する工程を示す図である。
【図11】
エア・ジェットおよび噴霧口用の制御を供える、3Dモデルを生成する画像処理装置 の一例を示す図である。
Claims (25)
- 口腔内トラックに移動可能に結合されている画像開口に結合された多次元カメラにより少なくとも1つの前記画像開口を介して1つまたは複数の歯構造の画像を捕捉することと、
前記画像開口によって捕捉された画像に基づいて前記歯構造の3次元(3D)モデルを生成すること
を備える口腔内で歯構造を光学的に画像化する方法。 - 前記画像開口を前記口腔内で増分的にまたは連続的に移動させることをさらに備える請求項1に記載の方法。
- 前記画像開口を前記口腔内で増分的にまたは連続的に移動させるモータを作動させることをさらに備える請求項2に記載の方法。
- 前記口腔内トラックがアーチ形をしている請求項1に記載の方法。
- 前記歯構造を照らす、前記口腔内トラックに移動可能に取り付けられている照明器を提供することをさらに備える請求項1に記載の方法。
- 前記照明器を前記口腔内で増分的または連続的に移動させることをさらに備える請求項5に記載の方法。
- 3次元モデルを生成することが、前記捕捉された画像に対して求積法分析を実行することをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 3次元モデルを生成することが、前記捕捉された画像に対して走査照明ビームおよび三角測量分析を実行することをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記3Dモデル表現を表示することをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記口腔内トラックに移動可能に結合されている少なくとも1つの空気ノズルを介して前記歯構造空気を構造に当てることをさらに含む請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。
- 画質を向上させるために、励起範囲を有する発光性物質を構造にコーティングすることと、
それぞれが周波数感度を有する少なくとも1つの画像開口を介して1つまたは複数の構造の画像を捕捉することであって、各画像開口の周波数感度が発光材料発光範囲に対して最大化されること
をさらに含む請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。 - 口腔内に挿入されるように構成された口腔内トラックと、
前記口腔内トラックに移動可能に結合され、1つまたは複数の歯構造の画像を捕捉するように構成された少なくとも1つの画像開口と、
前記画像開口に結合された多次元カメラと、
前記画像開口に結合されて、前記画像開口によって捕捉された前記画像に基づいて前記歯構造の3次元(3D)モデルを生成する画像処理装置と、
を備える前記口腔内で前記歯構造を光学的に画像化するためのシステム。 - 前記画像開口が前記トラック上で増分的または連続的に移動する請求項12に記載のシステム。
- 前記画像開口に結合され、前記画像開口を前記口腔内で増分的または連続的に移動させるモータをさらに備える請求項12に記載のシステム。
- 前記口腔内トラックがアーチ形をしている請求項12に記載のシステム。
- 前記口腔内トラックに移動可能に取り付けられ、前記歯構造を照らす1つまたは複数の照明器をさらに備える請求項12に記載のシステム。
- 各照明器が前記口腔内で増分的または連続的に移動する請求項16に記載のシステム。
- 前記画像処理装置が立体化プロセッサをさらに備える請求項12に記載のシステム。
- 前記画像処理装置が照明ビームを走査し、前記捕捉した画像に対して三角測量分析を実行して3次元モデルを生成する請求項12に記載のシステム。
- 前記画像処理装置 に結合されて、前記3Dモデル表現を表示するディスプレイをさらに備える請求項12に記載のシステム。
- 前記3Dモデルをリモート・システムに送信するために、画像処理装置 がネットワークに結合される請求項12に記載のシステム。
- 前記カメラが2次元カメラである請求項12に記載のシステム。
- 前記カメラが前記口腔内に取り付けられるように構成された請求項12に記載のシステム。
- 前記カメラが前記口腔外に取り付けられるように構成された請求項12に記載のシステム。
- 口腔内に挿入されるように構成された口腔内トラックと、
前記口腔内トラックに移動可能に結合され、1つまたは複数の歯構造の画像を捕捉するように構成された複数の画像開口と、
各画像開口に結合された多次元カメラと、
前記画像開口に結合されて、前記画像開口によって捕捉された前記画像に基づいて前記歯構造の3次元(3D)モデルを生成する画像処理装置と
を備える前記口腔内で前記歯構造を光学的に画像化するシステム。
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