JP2004518398A - 負荷を分離および接続するための装置 - Google Patents
負荷を分離および接続するための装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004518398A JP2004518398A JP2002563577A JP2002563577A JP2004518398A JP 2004518398 A JP2004518398 A JP 2004518398A JP 2002563577 A JP2002563577 A JP 2002563577A JP 2002563577 A JP2002563577 A JP 2002563577A JP 2004518398 A JP2004518398 A JP 2004518398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- control device
- load
- switching element
- limit value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H3/00—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
- H02H3/02—Details
- H02H3/025—Disconnection after limiting, e.g. when limiting is not sufficient or for facilitating disconnection
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H3/00—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
- H02H3/08—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
- H02H3/087—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current for dc applications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H3/00—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
- H02H3/24—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to undervoltage or no-voltage
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Relay Circuits (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Abstract
ヒューズまたはプラグがアークを発生することなく安全に差し込み接続できるように、本発明は、制御装置(4)を備えた、負荷(2)を分離および接続するための装置(1)であって、電圧供給源(6)と負荷(2)との間に配置され、かつ制御装置(4)に接続される開閉素子(14)と、少なくとも1つの電圧限界値を監視するために用いられる、電圧供給源(6)と開閉素子(14)との間に設けられた、制御装置(4)のための入力部(16)と、電圧が第1の電圧限界値以下に低下すると開閉素子(14)を開く制御装置(4)とを有する装置を提供する。
図1
図1
Description
【0001】
本発明は、負荷、特に車両内の負荷を分離および接続するための装置に関する。
【0002】
種々の電気的負荷に電圧を供給するために、車両は少なくとも1つの車両搭載電気システムおよびそれぞれの負荷を駆動するための制御装置を含む。車両搭載電気システムは通常、例えば配線内のまたは負荷の欠陥による短絡で作動するヒューズを有する。故障の補修の後、プラグ型接続体またはヒューズが差し込まれると、負荷が接続されている場合、各接点に損傷を与えるかまたはそれらを溶融するアークが生じる可能性がある。
【0003】
したがって本発明は、アークを発生させることなくヒューズまたは他のプラグを差し込むことができる、負荷を分離および接続するための装置を規定する目的に基づくものである。
【0004】
この目的は、本発明により、制御装置を備えた、負荷を分離および接続するための装置であって、車両搭載電気システムと負荷との間に配置され、かつ制御装置に接続される開閉素子と、少なくとも1つの電圧限界値を監視するために、電圧供給源と開閉素子との間に設けられた、制御装置のための入力部と、電圧が第1の電圧限界値以下に低下すると開閉素子を開く制御装置とを有する装置により、達成される。これは、車両搭載電気システムに故障が発生した場合に、負荷を生じる要素または負荷が、開かれた開閉素子によって無電圧になることを保証する。したがって、ヒューズが使用されるとき、アークの発生は確実に防止される。電源バッテリーの端子を外しまたは車両搭載電気システムを外す可能性ある要求を回避することができる。開閉素子を使用することにより、比較的多額の出費をすることなく車両の既存システムへの改良装着が可能になる特に簡単な装置が提供される。開閉素子の上流の入力部でタップ引き出しされる車両搭載電気システムからの電圧が第1の電圧限界値以下、特に2Vよりも低い値に低下した場合、制御装置または制御器が、開閉素子を開くことが好ましい。車両の電圧供給源の種類および設計、例えば14Vの車両搭載電気システム、42Vの車両搭載電気システムまたは60Vのバッテリー、または混成供給電圧に応じて、対応する第1の電圧限界値が制御装置内で設定され得る。その後、第1の電圧限界値は制御装置によって入力部にある電圧値と比較される。入力部で測定された電圧値が第1の電圧限界値と等しいかそれ未満である場合、制御装置によって開閉素子が開かれる。
【0005】
電圧が第2の電圧限界値を超えると、制御装置は適宜、開閉素子を閉じる。それぞれの供給電圧に対応する値が予め第2の電圧限界値として規定されることが好ましい。例えば、42Vの車両搭載電気システムでは30Vよりも大きい値が第2の電圧限界値として設定される。制御装置の設計に応じて、事前設定可能な時間が経過した後、または機能上の要求が存在するとき、開閉素子が閉じられることが好ましい。例えば、ヒューズが挿入され、制御装置の入力部で電圧が第2の電圧限界値を超えた後で、かつ車両の再始動が行われるとき、イグニッション・ロックの位置を参照して開閉素子が閉じられる。別法として、または追加的に、ヒューズが挿入され、かつ制御装置の入力部で電圧が第2の電圧限界値を超えた後で、かつ所定の時間が経過した後に開閉素子が閉じられる。
【0006】
開閉素子として、半導体素子またはリレーが好適に設けられる。例えば、高速で正確なスイッチングを可能にするダイオード、バイポーラトランジスタ、電界効果型トランジスタのような電子的アナログ・スイッチが半導体素子として使用される。特に、パルス幅変調によって通常調節される電気モータの場合、高いスイッチング周波数のため、半導体スイッチング素子が設けられる。
【0007】
好適には、制御器および負荷がヒューズ素子によって共同で保護される場合、電圧が第2の電圧限界値を超えると、開閉素子は遅延を伴って閉じられることができる。これは、負荷の接続の前に、制御装置が最初に電圧を供給され、その結果として、負荷の接続処理に必要な基準が制御装置によって確認されることを保証するものである。言い換えると、電圧供給源の安全な動作を特性付ける電圧が制御装置の入力部に存在する場合、すなわち、その値が第2の電圧限界値以上である場合、予め規定した時間が経過するまでは、開閉素子を閉じることによって負荷が接続されることはない。これはアークの発生を確実に回避する。
【0008】
本発明で得られる利点は、特に、車両搭載電気システムからの電圧の連続的な監視により、危険な電圧限界値を下回ったと判定されると、これに関連して開閉素子が、車両搭載電気システムの正常な電圧レベルが検出されるまで、制御装置によって開かれるという事実にある。これは、危険な電圧値を引き起こしかつヒューズの作動につながる車両搭載電気システムの故障が、プラグ型接続体またはヒューズの差し込み接続に起因するアークを発生させることなく、補修可能であることを保証する。これはまた、負荷が接続され続けている場合、開閉素子による、車両搭載電気システムと負荷との間の支線の遮断によって保証される。従って、電源バッテリーの端子の面倒な取り外しがまた確実に回避される。さらに、制御装置は、故障が補修された後に、開閉素子が閉じられることを自動的に可能にする。
【0009】
本発明の例示的な実施形態を図面を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0010】
すべての図面において互いに対応する部品には同じ参照番号が付与される。
【0011】
図1は、負荷2、例えばモータまたはポンプを分離および接続するための装置1を示す。負荷を発生する要素または負荷2は、制御装置4によって切り替えられる。負荷2および制御装置4は、2つの独立した電圧供給源6および8より給電される。負荷2および制御装置4を保護するために、各場合にそれぞれ付随するヒューズ素子10または12が設けられる。例えば、電圧供給源6および8から分離され、制御のためにそれぞれの負荷2に割り当てられる制御器が、制御装置として使用される。ここでは、電圧供給源6および8は、異なる電圧を有する車両搭載電気システム、例えば制御装置のような低電力の電気負荷のための14Vの車両搭載電気システム、および、大電力の負荷、例えば電気モータのための42Vの車両搭載電気システム、と称されるものとして具体化することができる。在来型のヒューズまたはその他の半導体素子が、ヒューズ素子10および12として使用されることができる。
【0012】
さらに、制御装置4に接続される開閉素子14は、電圧供給源6と負荷2との間で、負荷2に給電するための支線に配置される。開閉素子14は、ここではリレーまたは半導体、例えばトランジスタで具体化することができる。加えて、制御装置4のための入力部16は、電圧供給源6と開閉素子14との間の支線で、少なくとも1つの電圧限界値を監視するために設けられる。入力部16は、開閉素子14の上流にある電圧の判定と監視のために、および、適当な場合は、診断の実行のために、制御装置4のアナログ/デジタル変換器18につながれる。
【0013】
故障の場合、例えばヒューズ素子10の作動につながる電圧供給源6の短絡の場合、制御装置4は、電圧が入力部16で第1の電圧限界値G1以下に低下したとき、開閉素子14を開く。この目的のために、入力部16で検出された電圧は制御装置4によって第1の電圧限界値G1、例えばG1=2V、と比較される。入力部16で検出された電圧が2Vよりも小さい場合、開閉素子14が開かれ、その結果として負荷2は電圧供給源6から分離される。負荷2が切り替えられるように要求されても、電圧供給源6の故障のため、それは電圧供給源6から分離されたままになる。言い換えると、入力部16の電圧を参照して欠損したヒューズ素子10が制御装置4によって認識されている限り、開閉素子14は閉じられない。この目的のために、入力部16で検出された電圧が制御装置4によって連続的に監視され、その電圧が電圧限界値G1以下に低下したかどうか判定される。これは同時に、負荷2を電圧供給源6に適用しないで、ヒューズ素子10を差し込み接続することを可能にする。これはアークの発生を確実に回避する。
【0014】
新しいヒューズ素子10が挿入される結果として、第1の電圧限界値よりも高い電圧が開閉素子10の上流に加わる。したがって、制御装置4による入力部16の電圧の監視は、第1の電圧限界値よりも高い値、特に第2の電圧限界値G2よりも高い値、という結果につながる。機能上の要求があるとき、または予め規定可能な時間が経過した後に、制御装置4によって開閉素子14が閉じられ、その結果として負荷2を接続することができる。例えば、第2の電圧限界値G2を超える電圧が入力部16に再度存在する場合、負荷2は車両が再始動された(=イグニッション・ロックが0の位置)後、制御装置4によって切り替えられる。負荷2のための制御論理の種類および設計に依存して、負荷2を切り替える他の機能上の要求が、開閉素子14の上流の検出電圧に応じて、切り替えられることもできる。
【0015】
図2は、装置1の別の実施形態を示す。ここで、電圧供給源6または8の一方、例えば、車両における42Vの車両搭載電気システムの電圧供給源6が、制御装置4と負荷2のために共同で設けられる。負荷2は外部制御装置4によって切り替えられる。この制御装置4は、開閉素子14の上流で検出される電圧供給源6の電圧を監視する入力部16を使用する。電圧供給源6に故障が生じると、付随するヒューズ素子10が作動する。したがって、制御器または制御装置6の入力部16に電圧は加わらず、電圧は電圧限界値G1以下に低下する。開閉素子14は開かれる。この開閉素子14は、例えば、非通電開スイッチを有するリレーとして具体化される。
【0016】
欠損したヒューズを新しいヒューズ素子10で置き換えることによって、制御素子4は電圧供給源6から電圧を供給される。入力部16に印加される電圧は電圧限界値を超える。予め規定された時間が経過した後で、かつ機能上の要求が存在し、その結果として負荷2が回路に接続されるまでは、開閉素子14は制御装置4によって閉じられない。したがって、最初に制御装置4が電圧を供給され、そして、ある時間が経過した後に負荷2が電圧を供給される。結果としてアークが確実に回避される。
【0017】
図3は、装置1のさらに別の実施形態を示す。ここで、前記装置1は、制御装置4と、負荷2または制御装置4の電圧供給源6または8のためのヒューズ素子10および12との両方を含む。制御装置4は、すでに上述したようにして、開閉素子14の上流で、負荷2に供給される支線の電圧を検出および監視する。ここでは、以下のように2つの故障の間で識別が為される。負荷2の供給支線の電圧だけが不足している場合、すなわち制御装置4は電圧供給源8によって電圧を供給され続け、かつ入力部16で電圧が電圧限界値以下に低下した場合、開閉素子14は制御装置4によって開かれる。新しいヒューズ素子10の挿入は、図1の例示的な実施形態で示されているように、開閉素子14を閉じることにつながり、その結果として負荷2は、機能上の要求に従って接続されることができる。
【0018】
電圧供給源6および8の両方が故障している場合、すなわち制御装置1または負荷2のいずれも電圧を供給されない場合、開閉素子は、図2の例示的な実施形態に示されているように、予め規定した時間が経過した後にのみ閉じられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
制御装置および開閉素子を備えた、負荷を分離および接続するための装置の概略図である。
【図2】
負荷および制御装置のための共通電圧供給源を備えた、図1による装置の概略図である。
【図3】
図1に従った別の装置の概略図である。
本発明は、負荷、特に車両内の負荷を分離および接続するための装置に関する。
【0002】
種々の電気的負荷に電圧を供給するために、車両は少なくとも1つの車両搭載電気システムおよびそれぞれの負荷を駆動するための制御装置を含む。車両搭載電気システムは通常、例えば配線内のまたは負荷の欠陥による短絡で作動するヒューズを有する。故障の補修の後、プラグ型接続体またはヒューズが差し込まれると、負荷が接続されている場合、各接点に損傷を与えるかまたはそれらを溶融するアークが生じる可能性がある。
【0003】
したがって本発明は、アークを発生させることなくヒューズまたは他のプラグを差し込むことができる、負荷を分離および接続するための装置を規定する目的に基づくものである。
【0004】
この目的は、本発明により、制御装置を備えた、負荷を分離および接続するための装置であって、車両搭載電気システムと負荷との間に配置され、かつ制御装置に接続される開閉素子と、少なくとも1つの電圧限界値を監視するために、電圧供給源と開閉素子との間に設けられた、制御装置のための入力部と、電圧が第1の電圧限界値以下に低下すると開閉素子を開く制御装置とを有する装置により、達成される。これは、車両搭載電気システムに故障が発生した場合に、負荷を生じる要素または負荷が、開かれた開閉素子によって無電圧になることを保証する。したがって、ヒューズが使用されるとき、アークの発生は確実に防止される。電源バッテリーの端子を外しまたは車両搭載電気システムを外す可能性ある要求を回避することができる。開閉素子を使用することにより、比較的多額の出費をすることなく車両の既存システムへの改良装着が可能になる特に簡単な装置が提供される。開閉素子の上流の入力部でタップ引き出しされる車両搭載電気システムからの電圧が第1の電圧限界値以下、特に2Vよりも低い値に低下した場合、制御装置または制御器が、開閉素子を開くことが好ましい。車両の電圧供給源の種類および設計、例えば14Vの車両搭載電気システム、42Vの車両搭載電気システムまたは60Vのバッテリー、または混成供給電圧に応じて、対応する第1の電圧限界値が制御装置内で設定され得る。その後、第1の電圧限界値は制御装置によって入力部にある電圧値と比較される。入力部で測定された電圧値が第1の電圧限界値と等しいかそれ未満である場合、制御装置によって開閉素子が開かれる。
【0005】
電圧が第2の電圧限界値を超えると、制御装置は適宜、開閉素子を閉じる。それぞれの供給電圧に対応する値が予め第2の電圧限界値として規定されることが好ましい。例えば、42Vの車両搭載電気システムでは30Vよりも大きい値が第2の電圧限界値として設定される。制御装置の設計に応じて、事前設定可能な時間が経過した後、または機能上の要求が存在するとき、開閉素子が閉じられることが好ましい。例えば、ヒューズが挿入され、制御装置の入力部で電圧が第2の電圧限界値を超えた後で、かつ車両の再始動が行われるとき、イグニッション・ロックの位置を参照して開閉素子が閉じられる。別法として、または追加的に、ヒューズが挿入され、かつ制御装置の入力部で電圧が第2の電圧限界値を超えた後で、かつ所定の時間が経過した後に開閉素子が閉じられる。
【0006】
開閉素子として、半導体素子またはリレーが好適に設けられる。例えば、高速で正確なスイッチングを可能にするダイオード、バイポーラトランジスタ、電界効果型トランジスタのような電子的アナログ・スイッチが半導体素子として使用される。特に、パルス幅変調によって通常調節される電気モータの場合、高いスイッチング周波数のため、半導体スイッチング素子が設けられる。
【0007】
好適には、制御器および負荷がヒューズ素子によって共同で保護される場合、電圧が第2の電圧限界値を超えると、開閉素子は遅延を伴って閉じられることができる。これは、負荷の接続の前に、制御装置が最初に電圧を供給され、その結果として、負荷の接続処理に必要な基準が制御装置によって確認されることを保証するものである。言い換えると、電圧供給源の安全な動作を特性付ける電圧が制御装置の入力部に存在する場合、すなわち、その値が第2の電圧限界値以上である場合、予め規定した時間が経過するまでは、開閉素子を閉じることによって負荷が接続されることはない。これはアークの発生を確実に回避する。
【0008】
本発明で得られる利点は、特に、車両搭載電気システムからの電圧の連続的な監視により、危険な電圧限界値を下回ったと判定されると、これに関連して開閉素子が、車両搭載電気システムの正常な電圧レベルが検出されるまで、制御装置によって開かれるという事実にある。これは、危険な電圧値を引き起こしかつヒューズの作動につながる車両搭載電気システムの故障が、プラグ型接続体またはヒューズの差し込み接続に起因するアークを発生させることなく、補修可能であることを保証する。これはまた、負荷が接続され続けている場合、開閉素子による、車両搭載電気システムと負荷との間の支線の遮断によって保証される。従って、電源バッテリーの端子の面倒な取り外しがまた確実に回避される。さらに、制御装置は、故障が補修された後に、開閉素子が閉じられることを自動的に可能にする。
【0009】
本発明の例示的な実施形態を図面を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0010】
すべての図面において互いに対応する部品には同じ参照番号が付与される。
【0011】
図1は、負荷2、例えばモータまたはポンプを分離および接続するための装置1を示す。負荷を発生する要素または負荷2は、制御装置4によって切り替えられる。負荷2および制御装置4は、2つの独立した電圧供給源6および8より給電される。負荷2および制御装置4を保護するために、各場合にそれぞれ付随するヒューズ素子10または12が設けられる。例えば、電圧供給源6および8から分離され、制御のためにそれぞれの負荷2に割り当てられる制御器が、制御装置として使用される。ここでは、電圧供給源6および8は、異なる電圧を有する車両搭載電気システム、例えば制御装置のような低電力の電気負荷のための14Vの車両搭載電気システム、および、大電力の負荷、例えば電気モータのための42Vの車両搭載電気システム、と称されるものとして具体化することができる。在来型のヒューズまたはその他の半導体素子が、ヒューズ素子10および12として使用されることができる。
【0012】
さらに、制御装置4に接続される開閉素子14は、電圧供給源6と負荷2との間で、負荷2に給電するための支線に配置される。開閉素子14は、ここではリレーまたは半導体、例えばトランジスタで具体化することができる。加えて、制御装置4のための入力部16は、電圧供給源6と開閉素子14との間の支線で、少なくとも1つの電圧限界値を監視するために設けられる。入力部16は、開閉素子14の上流にある電圧の判定と監視のために、および、適当な場合は、診断の実行のために、制御装置4のアナログ/デジタル変換器18につながれる。
【0013】
故障の場合、例えばヒューズ素子10の作動につながる電圧供給源6の短絡の場合、制御装置4は、電圧が入力部16で第1の電圧限界値G1以下に低下したとき、開閉素子14を開く。この目的のために、入力部16で検出された電圧は制御装置4によって第1の電圧限界値G1、例えばG1=2V、と比較される。入力部16で検出された電圧が2Vよりも小さい場合、開閉素子14が開かれ、その結果として負荷2は電圧供給源6から分離される。負荷2が切り替えられるように要求されても、電圧供給源6の故障のため、それは電圧供給源6から分離されたままになる。言い換えると、入力部16の電圧を参照して欠損したヒューズ素子10が制御装置4によって認識されている限り、開閉素子14は閉じられない。この目的のために、入力部16で検出された電圧が制御装置4によって連続的に監視され、その電圧が電圧限界値G1以下に低下したかどうか判定される。これは同時に、負荷2を電圧供給源6に適用しないで、ヒューズ素子10を差し込み接続することを可能にする。これはアークの発生を確実に回避する。
【0014】
新しいヒューズ素子10が挿入される結果として、第1の電圧限界値よりも高い電圧が開閉素子10の上流に加わる。したがって、制御装置4による入力部16の電圧の監視は、第1の電圧限界値よりも高い値、特に第2の電圧限界値G2よりも高い値、という結果につながる。機能上の要求があるとき、または予め規定可能な時間が経過した後に、制御装置4によって開閉素子14が閉じられ、その結果として負荷2を接続することができる。例えば、第2の電圧限界値G2を超える電圧が入力部16に再度存在する場合、負荷2は車両が再始動された(=イグニッション・ロックが0の位置)後、制御装置4によって切り替えられる。負荷2のための制御論理の種類および設計に依存して、負荷2を切り替える他の機能上の要求が、開閉素子14の上流の検出電圧に応じて、切り替えられることもできる。
【0015】
図2は、装置1の別の実施形態を示す。ここで、電圧供給源6または8の一方、例えば、車両における42Vの車両搭載電気システムの電圧供給源6が、制御装置4と負荷2のために共同で設けられる。負荷2は外部制御装置4によって切り替えられる。この制御装置4は、開閉素子14の上流で検出される電圧供給源6の電圧を監視する入力部16を使用する。電圧供給源6に故障が生じると、付随するヒューズ素子10が作動する。したがって、制御器または制御装置6の入力部16に電圧は加わらず、電圧は電圧限界値G1以下に低下する。開閉素子14は開かれる。この開閉素子14は、例えば、非通電開スイッチを有するリレーとして具体化される。
【0016】
欠損したヒューズを新しいヒューズ素子10で置き換えることによって、制御素子4は電圧供給源6から電圧を供給される。入力部16に印加される電圧は電圧限界値を超える。予め規定された時間が経過した後で、かつ機能上の要求が存在し、その結果として負荷2が回路に接続されるまでは、開閉素子14は制御装置4によって閉じられない。したがって、最初に制御装置4が電圧を供給され、そして、ある時間が経過した後に負荷2が電圧を供給される。結果としてアークが確実に回避される。
【0017】
図3は、装置1のさらに別の実施形態を示す。ここで、前記装置1は、制御装置4と、負荷2または制御装置4の電圧供給源6または8のためのヒューズ素子10および12との両方を含む。制御装置4は、すでに上述したようにして、開閉素子14の上流で、負荷2に供給される支線の電圧を検出および監視する。ここでは、以下のように2つの故障の間で識別が為される。負荷2の供給支線の電圧だけが不足している場合、すなわち制御装置4は電圧供給源8によって電圧を供給され続け、かつ入力部16で電圧が電圧限界値以下に低下した場合、開閉素子14は制御装置4によって開かれる。新しいヒューズ素子10の挿入は、図1の例示的な実施形態で示されているように、開閉素子14を閉じることにつながり、その結果として負荷2は、機能上の要求に従って接続されることができる。
【0018】
電圧供給源6および8の両方が故障している場合、すなわち制御装置1または負荷2のいずれも電圧を供給されない場合、開閉素子は、図2の例示的な実施形態に示されているように、予め規定した時間が経過した後にのみ閉じられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
制御装置および開閉素子を備えた、負荷を分離および接続するための装置の概略図である。
【図2】
負荷および制御装置のための共通電圧供給源を備えた、図1による装置の概略図である。
【図3】
図1に従った別の装置の概略図である。
Claims (4)
- 制御装置(4)を備えた、負荷(2)を分離および接続するための装置(1)であって、電圧供給源(6)と負荷(2)との間に配置され、かつ制御装置(4)に接続される開閉素子(14)と、少なくとも1つの電圧限界値を監視するために、電圧供給源(6)と開閉素子(14)との間に設けられた、制御装置(4)のための入力部(16)と、電圧が第1の電圧限界値以下に低下すると開閉素子(14)を開く制御装置(4)とを特徴とする装置。
- 電圧が第2の電圧限界値を超えると、制御装置(4)が開閉素子(14)を閉じることを特徴とする請求項1記載の装置。
- 開閉素子(14)として、半導体素子またはリレーが設けられることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
- 制御装置(4)および負荷(2)がヒューズ素子(10)によって共同で保護され、電圧が第2の電圧値を超えると、開閉素子(14)が遅延を伴って閉じられ得ることを特徴とする請求項1〜3の1つに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10105457A DE10105457A1 (de) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | Vorrichtung zum Trennen und Schalten einer Last |
PCT/EP2001/015293 WO2002063738A1 (de) | 2001-02-07 | 2001-12-22 | Vorrichtung zum trennen und schalten einer last |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004518398A true JP2004518398A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=7673110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002563577A Pending JP2004518398A (ja) | 2001-02-07 | 2001-12-22 | 負荷を分離および接続するための装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040100236A1 (ja) |
EP (1) | EP1269595A1 (ja) |
JP (1) | JP2004518398A (ja) |
DE (1) | DE10105457A1 (ja) |
WO (1) | WO2002063738A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10132952B4 (de) * | 2001-07-06 | 2006-03-09 | Leoni Bordnetz-Systeme Gmbh & Co Kg | Verfahren zum Schutz eines Leitungsnetzes bei Auftreten eines seriellen Lichtbogens |
DE10333674B4 (de) * | 2003-07-24 | 2015-07-23 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Lichtbogenüberwachungssystem in einem Bordnetz |
SE0401321D0 (sv) * | 2004-05-25 | 2004-05-25 | John Aakerlund | Elektronisk stickpropp och adapterkabel, samt generellt elektroniskt brytelement i väggströmställare och elektroniska säkringar med överströmskydd för allström mm |
CN100431083C (zh) * | 2006-04-13 | 2008-11-05 | 温州市自豪特种机电有限公司 | 远程控制跌落式熔断器 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1398892A (en) * | 1972-06-05 | 1975-06-25 | Mitsubishi Electric Corp | Power switching apparatus |
DK10878A (da) * | 1978-01-10 | 1979-07-11 | Silcon A S | Kredsloeb til selektiv udkobling fra en stroemforsyningskilde af en defekt blandt via sikringer paralelforbindne forbrugere af elektrisk stroem |
US4672294A (en) * | 1986-01-24 | 1987-06-09 | Peter Norton | Dual battery system with improved overvoltage protection |
JP2705331B2 (ja) * | 1991-02-27 | 1998-01-28 | 三菱電機株式会社 | ヒューズ断検出回路 |
JP3274364B2 (ja) * | 1996-08-14 | 2002-04-15 | 株式会社東芝 | 半導体装置及びヒューズチェック方法 |
JPH10257681A (ja) * | 1997-03-13 | 1998-09-25 | Sony Corp | 充電装置及び充電方法、並びに2次電池装置 |
JP3740793B2 (ja) * | 1997-06-11 | 2006-02-01 | ソニー株式会社 | 2次電池パック |
JP3658503B2 (ja) * | 1998-07-03 | 2005-06-08 | 株式会社日立製作所 | 乗物の電力供給装置及び集約配線装置 |
JP3441672B2 (ja) * | 1999-04-22 | 2003-09-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 自動車用電源監視装置 |
US6288881B1 (en) * | 1999-08-17 | 2001-09-11 | John A. Melvin | Battery voltage regulator protection circuits |
US6583977B1 (en) * | 1999-10-27 | 2003-06-24 | Motorola, Inc. | Zipper fuse |
US6633475B2 (en) * | 2001-06-22 | 2003-10-14 | Robert Bosch Corporation | High side supply shut down circuit |
-
2001
- 2001-02-07 DE DE10105457A patent/DE10105457A1/de not_active Withdrawn
- 2001-12-22 JP JP2002563577A patent/JP2004518398A/ja active Pending
- 2001-12-22 EP EP01985927A patent/EP1269595A1/de not_active Withdrawn
- 2001-12-22 US US10/311,281 patent/US20040100236A1/en not_active Abandoned
- 2001-12-22 WO PCT/EP2001/015293 patent/WO2002063738A1/de not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2002063738A1 (de) | 2002-08-15 |
DE10105457A1 (de) | 2002-08-08 |
EP1269595A1 (de) | 2003-01-02 |
US20040100236A1 (en) | 2004-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9802562B2 (en) | Automotive power unit | |
JP6647912B2 (ja) | ジャンプスタートのための車両電源制御方法及びシステム | |
CN105612082B (zh) | 电压控制地自动切断电子部件或者电池组电池的方法和设备 | |
WO2017141686A1 (ja) | 車載電源用のスイッチ装置および車載用電源装置 | |
US7582984B2 (en) | Electronic steering lock | |
CN109649216B (zh) | 驱动电池的自动连接 | |
US7095137B2 (en) | Method and arrangement for supplying quiescent current to a vehicle having a multi-voltage on-board electrical system | |
US10343632B2 (en) | Automobile power supply device | |
US6639389B2 (en) | Arrangement and method for protecting multiple voltage supply systems against voltage arc-over between different voltage planes and against pole reversal from the outside | |
CN102084574A (zh) | 用于车载电网的电压稳定化的电路 | |
US6775119B2 (en) | Electrical connection system for vehicle | |
JP2010502512A (ja) | 車両用の電源回路 | |
US11351869B2 (en) | Alternating-current charging device for a motor vehicle | |
JP6402486B2 (ja) | 自動車の電源装置 | |
US11764563B2 (en) | Vehicle electrical system, particularly for a motor vehicle | |
KR20210042834A (ko) | 전기적 온보드 전력 공급 시스템 및 이러한 온보드 전력 공급 시스템을 작동하기 위한 방법 | |
CN109415029B (zh) | 用于机动车的多电压控制装置,机动车及控制装置的运行方法 | |
JP2004518398A (ja) | 負荷を分離および接続するための装置 | |
US11370320B2 (en) | Electronic control device for in-vehicle use | |
JP7138184B2 (ja) | 電流経路の直流電流を遮断するための断路装置、及び、自動車の車載給電システム | |
US20210194242A1 (en) | Hazardous voltage pre-charging and discharging system and method | |
US20060164025A1 (en) | Lamp driving apparatus for vehicle | |
WO2019044657A1 (ja) | 通電制御装置 | |
JP2001037092A (ja) | 車両の給電装置 | |
US20030145256A1 (en) | Error detection device for a multi-voltage vehicle power supply |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060912 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061031 |