JP2004518325A - 全差動可変利得増幅器および多次元増幅器構成 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、入力段と、この入力段に接続された中間段と、この中間段に接続された出力段と、電圧電流変換手段と、を備える全差動可変利得増幅器に関するものである。
【0002】
広帯域増幅器は、これらの間の安定し予測可能なパラメータや利得が最大幅の帯域にわたって必要となる、アプリケーションにおける非常に有用なデバイスである。これらのアプリケーションは、光ファイバ送信機および受信機、光プレーヤの読出しヘッドにおける出力信号を増幅する入力増幅器、およびその他のアプリケーションを含んでいる。
【0003】
これらのアプリケーションは、しばしば、トランスを使用したインピーダンス増幅器(TIA―Trans employ Impedance Amplifier―)である。これらの増幅器は、抵抗フィードバック手段を有している。TIAの帯域幅も利得もこれらのフィードバック手段の抵抗値に依存している。
【0004】
多くの目的のために、高いゲインと最大の帯域幅とを達成することが望まれている。しかしながら、これらの目的は、上述したような標準的なTIAによってでは同時に達成することはできない。
【0005】
さらに、これらのアプリケーションにおいてより大きな融通性を得るために、差動信号源であってもシングルエンド信号源であっても、それらの性能を顕著に低減させることなく、TIAが正常に動作することもまた望まれている。
【0006】
事前に提供されたやり方が維持されている限り、TIAの性能の幾つかの特徴(aspect―アスペクト)のみが、非常に複雑な解決法という犠牲の下に、改善を可能にするが、帯域幅を独立して制御可能なゲインを提供することはない。
【0007】
冒頭の段落で説明したタイプの増幅器は、米国特許第5,581,212号に開示されている。その帯域幅を広げるために、この増幅器は、最終の段としてのTIAを含む3つの段を有している。ここで再び、この広帯域増幅器(の動作)では、増幅器の帯域幅とは独立して制御可能であるようなゲインを提供することができない。
【0008】
それゆえに、この発明の目的は、帯域幅とゲインとを互いに独立して制御する可能性を有する、全差動、可変ゲイン増幅器および多次元増幅器構成を提供することにある。
【0009】
この発明によれば、この目的は、前置きの段落に説明されていたような装置により達成され、この装置は、前記入力段が、局部フィードバック手段および前記電圧電流変換手段を有する差動入力増幅器を備え、この差動入力増幅器は、この入力段と前記中間段とを接続するために設けられており、前記中間段は、各共通ノードから参照ノードへの第1および第2のフィードバックブランチを備え、前記供給ノードは、前記入力段、出力段および中間段により共用されており、前記中間段はさらに、前記第1のフィードバックブランチを介して前記共通ノードに接続されると共に前記第2のフィードバックブランチを介して前記入力段に接続された電流制御ネットワークを備えていることを特徴としている。局部フィードバックは、より低い入力インピーダンスを意味し、入力差動増幅器のカットオフ周波数を引き上げて、これにより帯域幅を広くしている。第2のフィードバックブランチは、入力インピーダンスをさらに低くして、これと同時に、入力差動増幅器のカットオフ周波数を引き上げている。共通ノードと参照ノードとの間の第1および第2のフィードバックブランチは、低インピーダンスブランチとして実現されても良く、共通ノードのインピーダンスを低減させることができる。これの直接の結果は、共通ノードに関連する時定数が減少すると共に、帯域幅が増加することである。出力電圧信号が現れる入力差動増幅器の出力と共通ノードとの間の接続は、前記出力信号を低インピーダンスノードへと適用させる電圧−電流変換手段を含んでいる。前記共通ノードは、出力段の入力によって共有されており、この入力は入力インピーダンスを低減させると共に、この段の帯域幅を拡張させている。以下、単に「増幅器」として表記する、全差動、可変ゲイン増幅器が前記局部フィードバックブランチ、第1および第2のフィードバックブランチを用いて制御されていることは明かである。前記出力段はフィードバックのこのシステムに含まれていないので、この出力段は増幅器の帯域幅とは独立してゲインを制御することができる。このことは、この発明に係る増幅器が広帯域のアプリケーションに対して特に適するようにさせている。
【0010】
請求項2に記載された増幅器の実施形態は、対雑音信号比(S/N)全体がまた改善された直接の結果を伴う改善された同相除去比(CMRR―Common Mode Rejection Ratio―)の有利点を有している。
【0011】
正帰還が負帰還の中に実施化されているので、増幅器の安定度は改善されている。
【0012】
図示の方法により、上述された全ての段は、トランジスタにより実現されている。1つの実施形態において、これらのトランジスタの全ては、バイポーラおよびCMOS技術により実現されている。
【0013】
この発明に係る増幅器の低入力インピーダンスは、その入力への電流源の非常に簡単な接続を許容している。これは、入力装置が光検出器である、光受信機として応用するために特に興味がある。通常これらの装置は、電流源として動作する半導体フォトダイオードとして実現されている。
【0014】
この発明の他の目的は、まず電圧制御電流源(VCCS―Voltage Controlled Current Source ―)の第1のN1次元アレイ(以下、VCCSアレイ)と、請求項1に記載の全差動可変利得増幅器の第2のN2次元アレイ(以下、TIAアレイ)と、前記VCCSアレイおよび前記TIAアレイに接続された制御ユニットと、を備えることを特徴とする多次元増幅器構成を提供することである。
【0015】
VCCSアレイは、アレイにおける何れかのTIAの入力に対して電圧入力ベクトルを適用させる手段を提供している。制御ユニットは、入力制御信号の制御の下で、第1の信号経路を介して前記VCCSアレイに対して、または、第3の信号経路を介して前記TIAアレイに対して、の何れかに、入力ベクトルの経路を制御する手段を備えている。前記制御ユニットは、サイズ制御信号を介して、前記VCCSアレイのサイズおよび/または前記TIAアレイのサイズを制御する手段をさらに備えている。
【0016】
この発明の上述したおよびその他の特徴や長所は、添付の図面を参照してこの発明を例示的に説明する実施例の以下の説明から明かとなるであろう。
【0017】
図1は、この発明の実施形態に係る増幅器のブロック図である。3つの主要な段、すなわち、入力段100,中間段200および出力段300が設けられている。入力段100は、便宜上Iinと参照符号を付された入力信号を受け入れて、増幅後にこれを中間段200へ転送する。中間段200は、入力段100と出力段300に接続されている。出力段300は、中間段200に接続され、出力信号Vout を提供する。
【0018】
さらに、前記入力段100、中間段200、出力段300のために適した電力の供給を提供する、バイアス段400が示されている。
【0019】
図2は入力段100を示し、この入力段100は差動の電流制御電圧源(CCVS―Current Controlled Voltage Source―)101によって実現された差動入力段を含むタイプであり、このCCVS101は、便宜上IN+とIN−の符号が付された入力ノードを有し、負のフィードバック(負帰還)102を有し、出力信号OUT+とOUT−を出力している。電圧であるこれらの出力信号は、出力信号LIN+とLIN−を供給する2つの電圧−電流(V−I)コンバータ103に接続されている。これらの出力信号は、電流である。入力段100は、信号停止信号源と共に用いることもまたできるので、他の入力はオフセット調整のために用いることができる。
【0020】
負のフィードバック102は、CCVS101の入力インピーダンスを低くすると共に、そのカットオフ周波数を引き上げて、その結果として、入力段100の全体の帯域幅は増加する。
【0021】
中間段200の入力ノードは相対的に低いインピーダンスを有しているので、また、CCVS101の出力は電圧信号であるので、2つのV−Iコンバータ103が提供されていた。
【0022】
図3は、中間段200を示している。これは、フィードバック接続を伴う2つの電流制御ネットワーク(CCN―Current Controlled Network―)201を備えている。このフィードバック接続203および206は、中間段から入力段の入力ノードIN+およびIN−への負のフィードバック接続である。フィードバック接続204および205は、共通ノードLIN+とLIN−に対しての正のフィードバック接続である。接続202と207は中間段200を出力段300に接続している。入力ノードLIN+とLIN−は、低インピーダンスブランチを介して接地へ接続されており、このためノードLIN+とLIN−は相対的に低インピーダンスノードとなっている。
【0023】
CCNの役割は、前記低インピーダンスブランチを介して、CCNのフィードバック接続へと流れ、また、中間段200の入力ノードLIN+とLIN−へと流れ、さらに入力段100および出力段300へと流れる電流のコピーを提供することにある。正のフィードバック接続204および205はまた、同相分排除比(CMRR ―Common Mode Rejection Ratio―)の改善を提供し、その結果として増幅器の信号対雑音比の改善をも提供する。負のフィードバック接続203および206は、入力段100の入力インピーダンスをさらに低減させて、帯域幅を改善している。
【0024】
低インピーダンスノードLIN+とLIN−は、入力段100,中間段200および出力段300により共有されており、これらのノードと共通ノードとの間のインピーダンスに関連する時定数を低減させ、その直接の結果として、増幅器の全般的な帯域幅を拡張させる。事実、CCN201は、増幅器の帯域幅をその利得とは独立させて制御している。
【0025】
図4は、出力段300を示している。この出力段は、全差動出力増幅器301を備えている。全差動出力増幅器は、CCVSにより実現されており、これは低インピーダンスノードLIN+とLIN−とを中間段200と入力段100とにより共有しているので、この増幅器は大きな帯域幅を有している。全差動出力増幅器300は、増幅器の帯域幅とは独立して利得を制御する手段を有している。その出力において、この増幅器はノードAOUT+とAOUT−との間に全差動電圧信号を提供している。
【0026】
図5は、全差動可変利得増幅器の実用的な実施例を示している。図示のようにバイポーラおよびCMOSトランジスタが用いられている。しかしながら、この回路は、バイポーラ,CMOSまたはバイCMOS技術のいずれか、またはこれらの組合せにより選択的に実施されても良い。バイポーラトランジスタについては、制御電極、第1の主電極、第2の主電極は、それぞれベース、エミッタ、おおびコレクタに相当している。また、CMOSについては、制御電極、第1の主電極第2の主電極は、それぞれゲート、ソース、およびドレインに相当する。
【0027】
図1に示される3つの段100,200,300は、図5では破線で示されている。
【0028】
ここで、図2に示される差動電流制御電圧源は、具体例としては、2つの抵抗器105および106を介して電力源Vccに接続された2つのバイポーラトランジスタQ1およびQ2により実施される。もしも、電源からの完全な隔離が望まれるのであるならば、2つの抵抗器105および106は、2つの電流源によって置き換えることもできる。
【0029】
負のフィードバック素子102は、抵抗器として示されているが、これはいずれかの広帯域V−I変換器で構成することもできる。V−I変換器103は、簡単な抵抗器であるが、この代わりにいずれかのV−I変換器を用いることもできる。
【0030】
入力段100は、表示の目的のためにのみ、全差動として表現されているが、もしもシングル・エンディッド(単一端子)入力信号源入力ノードIN+と参照ノードとの間に接続されているのならば、入力ノードIN−は増幅器のオフセットを制御するために用いることもできる。
【0031】
入力段100と中間段200との間の接続は、ノードLIN+とLIN−とにより実現されている。2つのCCNは、表示の方法により、バイポーラトランジスタQ3,Q4,Q5,Q6,Q7,Q8の手段により実現されている。相対的に低インピーダンスノードLIN+とLIN−および参照ノードを結合する2つの低インピーダンスブランチは、ダイオード接続された2つのトランジスタQ3およびQ4を備えており、以下、説明の便宜のため簡単にダイオードQ3およびQ4として引用する。このダイオードQ3およびQ4は、2つの電流源209および208を介して電力源Vccに接続されている。
【0032】
負のフィードバック接続203および206は、2つのトランジスタQ5およびQ6により実現されている。トランジスタQ3およびQ5と電流源209は、カレントミラーを示しており、負のフィードバック信号203はダイオードQ3を流れる電流に比例する電流である。同様に、トランジスタQ4およびQ6と電流源208は、カレントミラーを構成しており、負のフィードバック信号206はダイオードQ4を流れる電流に比例する電流である。可能な実用上の実現において、電流203および206は、ダイオードQ4およびQ3を流れる電流の複製(レプリカ)である。
【0033】
2つのトランジスタQ8およびQ7は、正のフィードバック信号204および205を生成している。トランジスタQ8はダイオードQ4および電流源208と共に、電流ミラーを構成しており、正のフィードバック信号204は、ダイオードQ4を流れる電流に比例する電流である。
【0034】
同様に、トランジスタQ7は、ダイオードQ3および電流源209と共にカレントミラーを構成しており、正のフィードバック信号205は、ダイオードQ3を流れる電流に比例する電流である。
【0035】
可能な実用的な実現において、電流204および205は、ダイオードQ4およびQ3を流れる電流の複製であっても良い。
【0036】
中間段200は、負のフィードバック信号203および206を入力段100に提供し、入力段100の入力インピーダンスを低減させて、同時に、その帯域幅を拡張している。
【0037】
中間段200は、正のフィードバック信号204および205を共通ノードLIN+とLIN−に提供し、増幅器のCMRR要素を改善し、回路の信号対雑音比を増大させる。
【0038】
図5に示されている中間段200の実施例において、共通ノードLIN+とLIN−は、出力ノードINFIN+およびINFIN−に一致しており、これらは出力段300の入力ノードである。
【0039】
出力段300は、差動状態に接続された2つのCCVSを備えている。図示するように、2つのCCVSは、バイポーラトランジスタQ9およびQ10により実現されているが、いずれかの他の広帯域CCVSがその代わりに用いられても良い。トランジスタQ9およびQ10のコレクタには、2つの抵抗器303および302が設けられている。
【0040】
トランジスタQ9,ダイオードQ3,電流源209および抵抗器303は、カレントミラーを構成しており、その結果として、抵抗器303を流れる電流は、ダイオードQ3を流れる電流に比例している。
【0041】
同様に、トランジスタQ10,ダイオードQ4,電流源208および抵抗器302は、カレントミラーを構成しており、その結果として、抵抗器302を流れる電流は、ダイオードQ4を流れる電流に比例している。
【0042】
入力ノードINFIN+およびINFIN−は低インピーダンスノードであるので、出力段は拡張された帯域幅を有している。
【0043】
増幅器の全利得は、抵抗器302および303の値に制御可能であり、増幅器利得はその帯域とは独立して調整可能であり、この帯域は中間段200によって制御されている。
【0044】
この発明による多次元増幅器構成500の実施形態が図6に示されている。多次元増幅器構成は、まず第1に、電圧制御電流源510のN1次元アレイ(VCCS―Voltage Controlled Current Source―アレイ)と、請求項1に定義されているように、第2に、可変利得増幅器(TIAアレイ)520の全差動のN2次元アレイと、制御ユニット530と、により特徴付けられ、前記制御ユニット530はVCCSおよびTIAアレイに接続されている。
【0045】
前記制御ユニット530は、信号経路1を介してVCCSアレイ510へと入力ベクトル信号を導くか、信号経路3を介してTIAアレイ520へと導くかのいずれかを可能にしている。信号経路2もまた、VCCSアレイ510の出力ベクトル用に設けられている。
【0046】
もしも入力ベクトルが電圧のベクトルであるのならば、この入力ベクトルは、信号経路1を介してVCCSアレイ510へと道順を付けられる。VCCSアレイ510アレイの出力信号はその後、信号経路2を介して、および信号経路3を介して、制御ユニット530により、TIAアレイの入力へと道順を付けられている。
【0047】
もしも入力ベクトルが電流のベクトルであるならば、この入力ベクトルは、信号経路3を介して制御ユニット530によりTIAアレイへと道順を付けられており、VCCSアレイは入力ベクトルから切り離されている。もしも入力ベクトルが電圧要素と電流要素との混合を含んでいるならば、電圧要素は信号経路1,2および3を介してTIAアレイ520へと道順を付けられ、電流要素は信号経路3を介して道順を付けられている。
【0048】
サイズ制御経路は、VCCSアレイおよびTIAアレイの次元と多数の素子とを制御する制御信号のベクトルである。もしも、例えばN1=N2=1でVCCSのただ1つとTIAの1つとが選択されたならば、広帯域の電圧制御電圧源が得られる。もしも、N1=2でN2=1ならば、回路構成は広帯域信号用のスイッチングマトリックスを定義しても良い。この場合、サイズ制御信号は、信号を受信する入力VCCSと、出力を提供するTIAとを制御している。この状態では、この回路は、高周波数信号用のクロスバーすいっちのように動作する。
【0049】
もしも入力ベクトルが電流のベクトルでも電圧のベクトルでもないのならば、この入力ベクトルは、入力ベクトル要素の能力にしたがって、VCCSアレイを介してまたはTIAアレイを介してのいずれかで道順を付けられることは注目される。これは、例えば、入力ベクトルが電荷(charge)のベクトルであるような場合である。
【0050】
さらに、信号経路は、ハードウェアによって構成されていても良いし、コンピュータプログラムのようにプログラム可能な者であっても良い。
【0051】
出力ベクトルは、サイズ制御信号によって適用の好適な実施形態である、全差動可変利得増幅器の選択された出力を含むベクトルである。
【0052】
この発明の保護範囲はこの明細書中に説明された実施形態に限定されることがないことは注目されるべきである。また、この特許請求の範囲で如何なる引用番号が付されていてもこの発明の保護範囲を制限しない。動詞「備える」の使用は特許請求の範囲で定義された構成要素以外の如何なる要素の存在をも排除するものではない。構成要素に先行する不定冠詞「a」または「an」の使用は、これらの要旨の複数の存在を排除するものではない。この発明の部分を形成する手段は、専用のハードウェアの形態でも、汎用目的のプログラムされたプロセッサの形態でも何れでも実施されても良い。この発明は、いずれかの新たな特徴または複数の特徴の組合せの中に存在する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
一実施形態に係る増幅器のブロック図である。
【図2】
実施形態に係る増幅器の入力段のブロック図である。
【図3】
実施形態に係る増幅器の中間段のブロック図である。
【図4】
実施形態に係る増幅器の出力段のブロック図である。
【図5】
この発明の一実施形態に係る増幅器をバイポーラ−CMOSにより実現した構成を示す回路図である。
【図6】
実施形態に係る多次元増幅器構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 入力段
101 差動入力増幅器
102 局部フィードバック手段
103 電圧電流変換手段
200 中間段
201 電流制御ネットワーク
300 出力段
500 多次元増幅器構成
510 電圧制御電流源(VCCSアレイ)
530 制御ユニット
Claims (13)
- 入力段と、この入力段に接続された中間段と、この中間段に接続された出力段と、電圧電流変換手段と、を備える全差動可変利得増幅器であって、
前記入力段は、局部フィードバック手段および前記電圧電流変換手段を有する差動入力増幅器を備え、この差動入力増幅器は、この入力段と前記中間段とを接続するために設けられており、
前記中間段は、各共通ノードから参照ノードへの第1および第2のフィードバックブランチを備え、前記供給ノードは、前記入力段、出力段および中間段により共用されており、
前記中間段はさらに、前記第1のフィードバックブランチを介して前記共通ノードに接続されると共に前記第2のフィードバックブランチを介して前記入力段に接続された電流制御ネットワークを備えていることを特徴とする全差動可変利得増幅器。 - 前記第1のフィードバックブランチは、負のフィードバック手段を備え、前記第2のフィードバックブランチは、正のフィードバック手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の増幅器。
- 前記局部フィードバック手段は、負のフィードバック手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅器。
- 前記入力段は、負の局部フィードバックを有する電流制御電圧源を備え、
前記中間段は、前記第1および第2のフィードバックブランチ内を流れて、前記電流制御電圧源と前記出力段とに供給される電流を複製するための、正のフィードバック手段および負のフィードバック手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の増幅器。 - 前記出力段は、電流制御電圧源(CCVS―Current Controlled Voltage Sources―)を備える請求項4に記載の増幅器。
- 電圧制御電流源(VCCS―Voltage Controlled Current Source ―)の第1のN1次元アレイ(以下、VCCSアレイ)と、請求項1に記載の全差動可変利得増幅器の第2のN2次元アレイ(以下、TIAアレイ)と、前記VCCSアレイおよび前記TIAアレイに接続された制御ユニットと、を備えることを特徴とする多次元増幅器構成。
- 前記制御ユニットは、サイズ制御信号を介して、前記VCCSアレイのサイズおよび/または前記TIAアレイのサイズを制御する手段を備える請求項6に記載の多次元増幅器構成。
- 前記サイズ制御信号は、信号の第1のベクトルである請求項7に記載の多次元増幅器構成。
- 前記制御ユニットは、入力制御信号の制御の下で、第1の信号経路を介して前記VCCSアレイに対して、または、第3の信号経路を介して前記TIAアレイに対して、の何れかに、入力ベクトルの経路を制御する手段を備える請求項6に記載の多次元増幅器構成。
- 前記入力制御信号は、信号の第2のベクトルである請求項9に記載の多次元増幅器構成。
- 前記入力ベクトルが電圧のベクトルであるのならば、前記第1の信号経路は前記入力ベクトルのためのものと同一であると共に、前記第3の信号経路は前記VCCSアレイにより生成される第2の出力信号経路と同一である請求項8に記載の多次元増幅構成。
- 前記入力ベクトルが電流のベクトルであるのならば、前記第3の信号経路は電流のベクトルのためのものと同一であると共に、前記VCCSアレイは前記電流のベクトルからは切断されている請求項9に記載の多次元増幅器構成。
- 前記TIAアレイは、出力ベクトルを含み、この出力ベクトルは請求項1に記載された全差動可変利得増幅器の出力を含む信号の第3のベクトルである請求項6に記載の多次元増幅器構成。
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