JP2004518227A - 郵便物の切手を監視する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、郵便物上の切手を監視する方法に関する。本発明によれば、方法は、郵便物の少なくとも1つの選択された読み取り領域でグラフィック情報が捕捉され、そこで記憶されたグラフィック情報が切手のグラフィック表現と比較される。グラフィック情報が記憶された画像のうちの1つと一致しない場合、当該郵便物は他の監視段階を受ける。本発明はまた、上述の方法を実行するのに適した装置に関する。
Description
【0001】
本発明は、郵便物に付された郵便証印を調べる方法に関する。
【0002】
本発明はまた、方法を実行するのに適した装置に関する。
【0003】
国際公開第99/38700号パンフレットは、有価証券の真正さを調べる方法について開示している。この方法では、赤外線スペクトル範囲にある放射線が調べられる。ここで、有価証券の真正さは、特定の輝線の存在によって立証される。
【0004】
本発明は、郵便物に付された郵便証印が迅速に且つ高い信頼性で調べられ得るよう包括的な方法を改善することを目的とする。特に、郵便物に付される多数の郵便証印を検査することを可能とする方法が提供される。
【0005】
本発明によれば、この目的は、郵便物の少なくとも1つの選択された読み取り領域において、グラフィック情報が検出され、続いて、検出されたグラフィック情報が記憶された郵便証印の表現と比較され、比較結果が評価されることによって達成される。
【0006】
本発明による方法は、2つの部分的な段階を含む。有利には、2つの部分的な段階のうちの少なくとも1つは、郵便証印が指定されたグラフィックなシンボルと一致するかどうかを調べる検出手順を含む。望ましくは、少なくとも1つの更なる検査段階は、安全特徴が存在するかどうかを調べることを含む。
【0007】
本発明の有利な実施例は、グラフィックな情報が郵便証印の記憶された描写のうちの1つと一致する場合は、安全特徴が存在するかどうかを確かめるために郵便物が更なる検査段階を受けることを提供する。
【0008】
更に、グラフィック情報が郵便証印の記憶された描写のうちの1つと一致する場合であっても、郵便物が更なる検査段階を受けることが有利である。
【0009】
本発明の更なる有利な実施例では、グラフィック情報が郵便証印の記憶された印のうちの1つと一致しない場合は、郵便物は更なる検査段階を受ける。
【0010】
郵便証印の真正さを調べる特に安全な且つ信頼性の高い検査は、有利には更なる検査段階が光による照射を含むことによって達成される。
【0011】
ここで、照射が選択された読み取り領域で行われるかどうかを調べることが特に有利である。
【0012】
本発明の特に望ましい実施例では、方法は、光による照射が蛍光発光を生じさせたかどうかを検出するよう行われる。
【0013】
更に、選択された読み取り領域中のグラフィック情報がセンサで検出されることが有利である。
【0014】
同様に、グラフィック情報がカメラで検出されることが有利である。
【0015】
本発明の検査手順の速度により特に望ましい実施例は、グラフィック情報がシンボル認識ユニット(ACR:Advanced Color Recognizer)中で検出されることを特徴とする。
【0016】
更に、郵便証印のグラフィックな表現が、グラフィック情報の検出の前にデータ処理ユニットのメモリに記憶されることが有利である。
【0017】
また本発明によれば、郵便物に付された郵便証印を検査する装置は、装置が郵便物の少なくとも1つの領域中のグラフィック情報を検出手段を有し、装置がグラフィック情報を郵便証印のグラフィック再現と比較する手段を含み、装置が少なくとも1つの安全特徴の存在を検査する手段を含み、装置が安全特徴の存在を検査する手段を選択する手段を含み、安全特徴が存在しない場合は郵便物が取り除かれるよう構成される。
【0018】
更なる利点として、本発明の特別な特徴及び実際的な改善は、下位の請求項と、図面を参照した本発明の望ましい実施例の以下の説明から生ずる。
【0019】
以下、本発明について、位置決め装置中の郵便物に付された郵便証印を検査する場合を参照して説明する。郵便物の表面は位置決め装置の中で特に容易に接触可能であるため、位置決め装置において検査方法の少なくとも1つの構成要素を実行することが望ましい。
【0020】
しかしながら、郵便証印は他の場所でも検査されうる。望ましくは、これらの検査用の場所は、郵便又は貨物センターに置かれる。ここでは、1つ又はそれ以上の構成要素がソート及び分配装置中で検査されることが特に有利である。
【0021】
郵便証書を検査する方法の1つ又はそれ以上の構成要素をソート及び分配装置の中に組み入れることは、結果として、検査方法が特に高速に高いスループット率で実行されうるという利点を有する。
【0022】
図1は、本発明の実行に適した位置決め装置を示す図である。
【0023】
位置決め装置は、郵便物用の入口場所1と、運搬部2と、シンボル認識ユニットACRと、最も単純な場合は郵便切手である郵便証印の存在を検出する手段3と、裏返し部4と、裏返し部4よりも下流の他の運搬部5とを含む。
【0024】
他の安全特徴が存在するかどうかを検査する他の手段6は、望ましくは参照番号6が付された位置に配置される。
【0025】
郵便物の運搬部の経路上に、押印装置7があり、更なる安全特徴を検査する更なる手段よりも下流に積み重ね分類棚8が配置される。
【0026】
システムは、望ましくは適当なディジタル回路9によって制御される。
【0027】
位置決め装置は、郵便物の表面に付されたグラフィック情報を検出するセンサを含む。
【0028】
以下の望ましい実施例の説明では、本発明による機能を実行する特に望ましい手段が示される。必要であれば、当業者は、これらを同等の機能を有する手段によって置き換えることができ、例えば光センサはカメラによって置き換えられ得る。
【0029】
センサは、シンボル認識ユニット(ACR)の構成要素である。ここで、センサSは、例えばグラフィック情報をシンボル認識ユニットの他の構成要素へ転送するデータ線を介してデータ処理ユニットに接続されることが望ましい。
【0030】
シンボル認識ユニットACRは、グラフィックなシンボルを認識し、これらをグラフィックな文字と関連付けるよう構成されることが望ましい。このため、これはアドバンスド・カラー・認識装置(Advanced Color Recognizer)と称される。
【0031】
シンボル認識ユニットACRはデータ処理ユニットに接続され、データ処理ユニットは、グラフィック情報を郵便証印の記憶された表現と比較することを可能とし及び/又は支援する。
【0032】
シンボル認識ユニットは、コンピュータに接続されうる。シンボル認識ユニットにそれ自身のコンピュータを具備させることが可能である。例えばメールセンターといった郵便証印用の大きい検査センターでは、幾つかのシンボル認識ユニットが中央コンピュータに接続されることが有利である。
【0033】
「コンピュータ」という用語は、制限的に解釈されるべきではない。これは、例えば、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、又は計算及び/又は比較を行うのに適した回路といった計算を実行することが可能な任意の装置でありうる。
【0034】
幾つかのシンボル認識ユニットのために中央コンピュータを使用することは、一回の処理段階で幾つかの装置のために例えば新しい郵便切手といった新しい郵便証印を取り込むことを可能とするため、特に有利である。
【0035】
しかしながら、同様に、幾つかのメールセンターのシンボル認識ユニットは幾つかのメールセンターのために動作する中央コンピュータによってネットワーク接続されうる。このようにして、検査センターは、幾つかの郵便又は貨物センターのための検査タスクを引き受けることができる。例えば、郵便サービス提供者は、幾つかの、望ましくは全ての郵便及び/又は貨物センターのために中央コンピュータを運用しうる。
【0036】
コンピュータは、シンボルの学習のための学習システムと共にデータベースを含む。これらのシンボルは、郵便切手又は他の郵便証印のグラフィックな表現であることが望ましい。望ましくは、データベースに入っている完全なデータ集合から現在のデータベースとして自由に選択可能な下位集合が発生される。
【0037】
データベースが使用される場合、郵便証印及び/又は処理命令に関する情報が個々の装置へ送信されることが有利である。このような処理命令は、望ましくは郵便証印を検査するための装置の1つ又はそれ以上の機能を制御する望ましくは自動化された処理スキーム又はプログラムルーチンである。
【0038】
図2中、郵便証印を検査する手段の望ましい配置について概略的に示す。
【0039】
図示される検査装置は、データ処理ユニット(ここで説明する)に接続されるシンボル認識ユニットACRを含む。シンボル認識ユニットは、特に色情報の局所的な分布といった色情報を評価する1つ又はそれ以上のセンサを含み、これらを指定されたシンボルと比較する。
【0040】
望ましくは、シンボル認識ユニットは、指定された郵便証印、特に郵便切手を認識するのに役立つ。
【0041】
シンボル認識ユニットをデータ処理ユニットに接続することが可能であるが、幾つかのシンボル認識ユニットACRを1つ又はそれ以上の中央データ処理ユニットに接続することも更に有利である。中央データ処理ユニットは、望ましくは、認識率が検査手順の先行する実行を評価することによって更に改善されうるよう、シンボルを認識するための情報を含む拡張可能なデータメモリを有するデータベースを含むことが望ましい。
【0042】
郵便証印を検査する装置は、安全特徴の存在を検査するための少なくとも1つの手段を含むことが望ましい。
【0043】
郵便証印、特に切手の存在を検査する第1の手段はSRUと称され、SRUという略称は、最も単純な場合に、この装置が切手の存在を検査する及び/又は切手の位置を確認する切手認識ユニット(Stamp Recognition Unit)であることを示す。
【0044】
SRUと示される検査装置は、例えば、蛍光センサである。望ましくは、光源は、郵便物上に付され蛍光発光剤が与えられた領域が蛍光発光するよう励起されるよう、郵便物の表面又は郵便物の表面の選択された領域を規則的に照射するよう配置される。この蛍光発光は、蛍光センサによって検出される。
【0045】
蛍光センサは、装置が手紙の経路を変更することを可能とする第1の手段に結合されることが望ましい。
【0046】
更なる検査手順及び/又は更なる手紙の経路は、郵便証印の存在を検査するのに役立つSRU手段による検査の結果に従って変更されうる。
【0047】
従って、例えば、蛍光発光のない郵便物は手紙の経路から取り除かれうる。
【0048】
更に、1つ又はそれ以上の安全特徴の存在を検査することが有利である。基本的に、蛍光色素の存在は、安全特徴として検査されうる。
【0049】
偽造に対する保護をより高めるために、郵便証印の位置を決定する手段としてのみ蛍光色素の存在を用い、そのかわり、真正さについて検査する場合は他の安全特徴の存在を検査することが有利である。
【0050】
ここで示される特に有利な例では、超蛍光センサは、安全特徴の存在を検査する手段として役立つ。
【0051】
示される超蛍光センサは、郵便証印の真正さを確かめるために証印を検査するためにはこれまで使用されていない物理的な効果を使用する。
【0052】
この効果は、反ストークス(anti−Stokes)効果である。反ストークス効果は、検査すべき郵便証印を高い強度を有する低いエネルギーの電磁放射線で照射し、より高いエネルギーの電磁放射線の蛍光発光を励起し、続いてより高いエネルギーの電気放射線を検出することにより得られる。
【0053】
この効果は、蛍光発光を用いた既に知られた検査とは異なる。なぜならば、既に知られた検査方法では、サンプルの照射はより高いエネルギーの放射線(例えば紫外線)を用いて行われる一方で続く放射は低いエネルギーの放射線(例えば可視光線)を用いるからである。
【0054】
示される特に望ましい実施例では、シンボル認識ユニットACRは裏返し装置を制御する。望ましくは、裏返し装置は、第1の安全特徴を含む表面領域である表面を、安全特徴の存在について検査されうる領域に位置決めする。
【0055】
第2の安全特徴は、例えば透かしといった広範な特徴を含みうるが、超蛍光センサの使用が特に有利である。
【0056】
望ましくは、超蛍光センサは、それが受け取った電磁放射線の分光分布を解析しうるよう構成される。
【0057】
望ましくは、超蛍光センサはまた、特に、選択されたスペクトル範囲内の放射線強度を決定する。このようにして、超蛍光センサは、郵便証印の生産のために使用される超蛍光色素の放射挙動に対して適合されうる。
【0058】
エネルギーに関連する理由により、超蛍光発光の効果は一般的には従来の蛍光発光よりも弱いため、このような適合は、特に有利である。
【0059】
上述の装置を用いて、検査手順は以下のように行われる。
【0060】
郵便物MPは、まず、記憶されたグラフィック情報の存在について検査するために第1の指定された手紙の経路に沿って第1の手段ACRへ搬送される。
【0061】
指定されたグラフィックなシンボルが認識されるかどうかの検査の結果によって、手紙の経路が変更され及び/又は安全特徴の存在を検査するための1つ又はそれ以上の手段の動作が達成される。
【0062】
ここに説明する特に望ましい例では、郵便物又は郵便物に付されたグラフィックなシンボルの領域の特に紫外線光といった光による照射は、郵便物、又は特に郵便切手又は他の蛍光発光を示すシンボルが付された郵便物の表面領域が蛍光色素を含むかどうかを検査するのに役立つ。
【0063】
有効な郵便証印及び/又は蛍光発光に一致するグラフィックなシンボルを有する郵便物MPは、超蛍光センサへ運ばれる。
【0064】
望ましくは、従来の蛍光色素を含む表面領域中に、超蛍光色素を含む超蛍光発光もあるかどうかが検査される。
【0065】
他の安全特徴の存在を検査するために使用される第2のSFL−S手段の近傍において、超蛍光発光が存在するかどうか検査される。超蛍光発光の存在を検査するために、より高いエネルギーの放射線が発せられるかどうかが検査される。
【0066】
例えば、赤外線による先行する照射の後、可視光線が発せられたかどうかが検査される。あるいは、例えば、可視光線による照射の後に、紫外線の範囲内の光が発せられるかどうかが検査される。有利には、郵便物の領域から発せられる光の分光分布が検査され及び/又はこの光が所定の波長及び強度を有する分光成分を含むかどうかが検査される。
【0067】
偽造防止用超蛍光色素の生産のために1つ又はそれ以上の離散した蛍光線を有する特に希土類原子の成分を有する色素といった物質が使用されるため、このようにして真正な超蛍光色素が存在するかどうかを認識することが可能である。
【0068】
安全特徴を検査するための上述の手段は、同じ機能を果たす手段によって置き換えられ得る。
【0069】
更に、装置中の適当な場所において、1つ又はそれ以上の安全特徴が見つからず及び/又は指定されたグラフィックなシンボルを郵便証印として含まない郵便物を取り除く可能性を設けることが有利である。
【0070】
検査された郵便物を種々のカテゴリで分類することが特に有利である。
【0071】
ここでは、所定の、並びに、自由に選択可能なカテゴリが使用されうる。
【0072】
カテゴリの望ましい例は、差出人によって料金別納の表示がされた郵便物(以下、カテゴリ1と称する)、郵便バンクレター(以下、カテゴリ2と称する)、郵便制度郵便物(以下、カテゴリ3と称する)、許可されたシンボルを有する郵便物(以下、カテゴリ4と称する)、許可されないシンボルを有する郵便物(カテゴリ5)、シンボルのない郵便物(カテゴリ6)、データベースに入っていない無効な郵便証印を有する郵便物(カテゴリ7)、データベースに入っている無効な郵便証印及び郵便証印に似たシンボルを有する郵便物(カテゴリ8)、場合によっては無効である郵便証印を有する郵便物(カテゴリ9)、ディジタル郵便証印を有する郵便物(PC料金別納表示)(カテゴリ10)である。
【0073】
郵便物に付された郵便証印を検査するとき、まず、郵便物が差出人によって料金別納表示されているかどうかが検査される。これらは、必要であれば裏返された後、許可される郵便物用の1つ又はそれ以上の分類棚へ搬送される。更に、郵便バンクレター又は郵便制度郵便物といった無料で配達されることが許可される郵便物が認識され、必要であれば裏返された後、許可される郵便物用の分類棚へ運ばれる。
【0074】
次に、例えば1次元又は2次元のバーコードの存在について検査することにより、ディジタル料金別納表示された郵便物であるのかどうか確認される。
【0075】
許可されるシンボルを有する郵便物は、必要であれば裏返された後、押印され、同様に、許可される郵便物用の分類棚へ運ばれる。
【0076】
許可されないシンボルが認識された場合、許可されないシンボルの認識にも関わらずこれが合法的に生成された郵便証印であるかどうかを検査することが有利である。
【0077】
例えば、許可されないとして検出されたシンボルが、カテゴリ5、7、8又は9のうちの1つに割り当てられた郵便物の郵便証印であるかどうかが検査される。このために、例えば、シンボルがデータベースに入っているかどうか検査される。ここで、例えば、郵便証印又はシンボルの少なくとも1つの指定された表面部分が郵便証印領域に配置されている郵便物が認識される。
【0078】
データベースに入っていないシンボルは、第2の安全特徴の存在について検査されるべくSFL−S手段へ運ばれる。第2の安全特徴が存在する場合、郵便物は、以前にデータベース中で有効であると認識された郵便物と同様、押印され、許可される郵便物用の分類棚へ運ばれる。
【0079】
更なる郵便物、特にシンボルを含まない郵便物は、装置から取り除かれ、「reject」との印を付された許可されない郵便用の分類棚へ運ばれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による方法を実行するために具備された位置決め装置を概略的に示す図である。
【図2】
検査されるべき郵便証印を有する郵便物の経路を概略的に示す図である。
【図3】
検査段階及び更なる処理段階を概略的に示す図である。
本発明は、郵便物に付された郵便証印を調べる方法に関する。
【0002】
本発明はまた、方法を実行するのに適した装置に関する。
【0003】
国際公開第99/38700号パンフレットは、有価証券の真正さを調べる方法について開示している。この方法では、赤外線スペクトル範囲にある放射線が調べられる。ここで、有価証券の真正さは、特定の輝線の存在によって立証される。
【0004】
本発明は、郵便物に付された郵便証印が迅速に且つ高い信頼性で調べられ得るよう包括的な方法を改善することを目的とする。特に、郵便物に付される多数の郵便証印を検査することを可能とする方法が提供される。
【0005】
本発明によれば、この目的は、郵便物の少なくとも1つの選択された読み取り領域において、グラフィック情報が検出され、続いて、検出されたグラフィック情報が記憶された郵便証印の表現と比較され、比較結果が評価されることによって達成される。
【0006】
本発明による方法は、2つの部分的な段階を含む。有利には、2つの部分的な段階のうちの少なくとも1つは、郵便証印が指定されたグラフィックなシンボルと一致するかどうかを調べる検出手順を含む。望ましくは、少なくとも1つの更なる検査段階は、安全特徴が存在するかどうかを調べることを含む。
【0007】
本発明の有利な実施例は、グラフィックな情報が郵便証印の記憶された描写のうちの1つと一致する場合は、安全特徴が存在するかどうかを確かめるために郵便物が更なる検査段階を受けることを提供する。
【0008】
更に、グラフィック情報が郵便証印の記憶された描写のうちの1つと一致する場合であっても、郵便物が更なる検査段階を受けることが有利である。
【0009】
本発明の更なる有利な実施例では、グラフィック情報が郵便証印の記憶された印のうちの1つと一致しない場合は、郵便物は更なる検査段階を受ける。
【0010】
郵便証印の真正さを調べる特に安全な且つ信頼性の高い検査は、有利には更なる検査段階が光による照射を含むことによって達成される。
【0011】
ここで、照射が選択された読み取り領域で行われるかどうかを調べることが特に有利である。
【0012】
本発明の特に望ましい実施例では、方法は、光による照射が蛍光発光を生じさせたかどうかを検出するよう行われる。
【0013】
更に、選択された読み取り領域中のグラフィック情報がセンサで検出されることが有利である。
【0014】
同様に、グラフィック情報がカメラで検出されることが有利である。
【0015】
本発明の検査手順の速度により特に望ましい実施例は、グラフィック情報がシンボル認識ユニット(ACR:Advanced Color Recognizer)中で検出されることを特徴とする。
【0016】
更に、郵便証印のグラフィックな表現が、グラフィック情報の検出の前にデータ処理ユニットのメモリに記憶されることが有利である。
【0017】
また本発明によれば、郵便物に付された郵便証印を検査する装置は、装置が郵便物の少なくとも1つの領域中のグラフィック情報を検出手段を有し、装置がグラフィック情報を郵便証印のグラフィック再現と比較する手段を含み、装置が少なくとも1つの安全特徴の存在を検査する手段を含み、装置が安全特徴の存在を検査する手段を選択する手段を含み、安全特徴が存在しない場合は郵便物が取り除かれるよう構成される。
【0018】
更なる利点として、本発明の特別な特徴及び実際的な改善は、下位の請求項と、図面を参照した本発明の望ましい実施例の以下の説明から生ずる。
【0019】
以下、本発明について、位置決め装置中の郵便物に付された郵便証印を検査する場合を参照して説明する。郵便物の表面は位置決め装置の中で特に容易に接触可能であるため、位置決め装置において検査方法の少なくとも1つの構成要素を実行することが望ましい。
【0020】
しかしながら、郵便証印は他の場所でも検査されうる。望ましくは、これらの検査用の場所は、郵便又は貨物センターに置かれる。ここでは、1つ又はそれ以上の構成要素がソート及び分配装置中で検査されることが特に有利である。
【0021】
郵便証書を検査する方法の1つ又はそれ以上の構成要素をソート及び分配装置の中に組み入れることは、結果として、検査方法が特に高速に高いスループット率で実行されうるという利点を有する。
【0022】
図1は、本発明の実行に適した位置決め装置を示す図である。
【0023】
位置決め装置は、郵便物用の入口場所1と、運搬部2と、シンボル認識ユニットACRと、最も単純な場合は郵便切手である郵便証印の存在を検出する手段3と、裏返し部4と、裏返し部4よりも下流の他の運搬部5とを含む。
【0024】
他の安全特徴が存在するかどうかを検査する他の手段6は、望ましくは参照番号6が付された位置に配置される。
【0025】
郵便物の運搬部の経路上に、押印装置7があり、更なる安全特徴を検査する更なる手段よりも下流に積み重ね分類棚8が配置される。
【0026】
システムは、望ましくは適当なディジタル回路9によって制御される。
【0027】
位置決め装置は、郵便物の表面に付されたグラフィック情報を検出するセンサを含む。
【0028】
以下の望ましい実施例の説明では、本発明による機能を実行する特に望ましい手段が示される。必要であれば、当業者は、これらを同等の機能を有する手段によって置き換えることができ、例えば光センサはカメラによって置き換えられ得る。
【0029】
センサは、シンボル認識ユニット(ACR)の構成要素である。ここで、センサSは、例えばグラフィック情報をシンボル認識ユニットの他の構成要素へ転送するデータ線を介してデータ処理ユニットに接続されることが望ましい。
【0030】
シンボル認識ユニットACRは、グラフィックなシンボルを認識し、これらをグラフィックな文字と関連付けるよう構成されることが望ましい。このため、これはアドバンスド・カラー・認識装置(Advanced Color Recognizer)と称される。
【0031】
シンボル認識ユニットACRはデータ処理ユニットに接続され、データ処理ユニットは、グラフィック情報を郵便証印の記憶された表現と比較することを可能とし及び/又は支援する。
【0032】
シンボル認識ユニットは、コンピュータに接続されうる。シンボル認識ユニットにそれ自身のコンピュータを具備させることが可能である。例えばメールセンターといった郵便証印用の大きい検査センターでは、幾つかのシンボル認識ユニットが中央コンピュータに接続されることが有利である。
【0033】
「コンピュータ」という用語は、制限的に解釈されるべきではない。これは、例えば、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、又は計算及び/又は比較を行うのに適した回路といった計算を実行することが可能な任意の装置でありうる。
【0034】
幾つかのシンボル認識ユニットのために中央コンピュータを使用することは、一回の処理段階で幾つかの装置のために例えば新しい郵便切手といった新しい郵便証印を取り込むことを可能とするため、特に有利である。
【0035】
しかしながら、同様に、幾つかのメールセンターのシンボル認識ユニットは幾つかのメールセンターのために動作する中央コンピュータによってネットワーク接続されうる。このようにして、検査センターは、幾つかの郵便又は貨物センターのための検査タスクを引き受けることができる。例えば、郵便サービス提供者は、幾つかの、望ましくは全ての郵便及び/又は貨物センターのために中央コンピュータを運用しうる。
【0036】
コンピュータは、シンボルの学習のための学習システムと共にデータベースを含む。これらのシンボルは、郵便切手又は他の郵便証印のグラフィックな表現であることが望ましい。望ましくは、データベースに入っている完全なデータ集合から現在のデータベースとして自由に選択可能な下位集合が発生される。
【0037】
データベースが使用される場合、郵便証印及び/又は処理命令に関する情報が個々の装置へ送信されることが有利である。このような処理命令は、望ましくは郵便証印を検査するための装置の1つ又はそれ以上の機能を制御する望ましくは自動化された処理スキーム又はプログラムルーチンである。
【0038】
図2中、郵便証印を検査する手段の望ましい配置について概略的に示す。
【0039】
図示される検査装置は、データ処理ユニット(ここで説明する)に接続されるシンボル認識ユニットACRを含む。シンボル認識ユニットは、特に色情報の局所的な分布といった色情報を評価する1つ又はそれ以上のセンサを含み、これらを指定されたシンボルと比較する。
【0040】
望ましくは、シンボル認識ユニットは、指定された郵便証印、特に郵便切手を認識するのに役立つ。
【0041】
シンボル認識ユニットをデータ処理ユニットに接続することが可能であるが、幾つかのシンボル認識ユニットACRを1つ又はそれ以上の中央データ処理ユニットに接続することも更に有利である。中央データ処理ユニットは、望ましくは、認識率が検査手順の先行する実行を評価することによって更に改善されうるよう、シンボルを認識するための情報を含む拡張可能なデータメモリを有するデータベースを含むことが望ましい。
【0042】
郵便証印を検査する装置は、安全特徴の存在を検査するための少なくとも1つの手段を含むことが望ましい。
【0043】
郵便証印、特に切手の存在を検査する第1の手段はSRUと称され、SRUという略称は、最も単純な場合に、この装置が切手の存在を検査する及び/又は切手の位置を確認する切手認識ユニット(Stamp Recognition Unit)であることを示す。
【0044】
SRUと示される検査装置は、例えば、蛍光センサである。望ましくは、光源は、郵便物上に付され蛍光発光剤が与えられた領域が蛍光発光するよう励起されるよう、郵便物の表面又は郵便物の表面の選択された領域を規則的に照射するよう配置される。この蛍光発光は、蛍光センサによって検出される。
【0045】
蛍光センサは、装置が手紙の経路を変更することを可能とする第1の手段に結合されることが望ましい。
【0046】
更なる検査手順及び/又は更なる手紙の経路は、郵便証印の存在を検査するのに役立つSRU手段による検査の結果に従って変更されうる。
【0047】
従って、例えば、蛍光発光のない郵便物は手紙の経路から取り除かれうる。
【0048】
更に、1つ又はそれ以上の安全特徴の存在を検査することが有利である。基本的に、蛍光色素の存在は、安全特徴として検査されうる。
【0049】
偽造に対する保護をより高めるために、郵便証印の位置を決定する手段としてのみ蛍光色素の存在を用い、そのかわり、真正さについて検査する場合は他の安全特徴の存在を検査することが有利である。
【0050】
ここで示される特に有利な例では、超蛍光センサは、安全特徴の存在を検査する手段として役立つ。
【0051】
示される超蛍光センサは、郵便証印の真正さを確かめるために証印を検査するためにはこれまで使用されていない物理的な効果を使用する。
【0052】
この効果は、反ストークス(anti−Stokes)効果である。反ストークス効果は、検査すべき郵便証印を高い強度を有する低いエネルギーの電磁放射線で照射し、より高いエネルギーの電磁放射線の蛍光発光を励起し、続いてより高いエネルギーの電気放射線を検出することにより得られる。
【0053】
この効果は、蛍光発光を用いた既に知られた検査とは異なる。なぜならば、既に知られた検査方法では、サンプルの照射はより高いエネルギーの放射線(例えば紫外線)を用いて行われる一方で続く放射は低いエネルギーの放射線(例えば可視光線)を用いるからである。
【0054】
示される特に望ましい実施例では、シンボル認識ユニットACRは裏返し装置を制御する。望ましくは、裏返し装置は、第1の安全特徴を含む表面領域である表面を、安全特徴の存在について検査されうる領域に位置決めする。
【0055】
第2の安全特徴は、例えば透かしといった広範な特徴を含みうるが、超蛍光センサの使用が特に有利である。
【0056】
望ましくは、超蛍光センサは、それが受け取った電磁放射線の分光分布を解析しうるよう構成される。
【0057】
望ましくは、超蛍光センサはまた、特に、選択されたスペクトル範囲内の放射線強度を決定する。このようにして、超蛍光センサは、郵便証印の生産のために使用される超蛍光色素の放射挙動に対して適合されうる。
【0058】
エネルギーに関連する理由により、超蛍光発光の効果は一般的には従来の蛍光発光よりも弱いため、このような適合は、特に有利である。
【0059】
上述の装置を用いて、検査手順は以下のように行われる。
【0060】
郵便物MPは、まず、記憶されたグラフィック情報の存在について検査するために第1の指定された手紙の経路に沿って第1の手段ACRへ搬送される。
【0061】
指定されたグラフィックなシンボルが認識されるかどうかの検査の結果によって、手紙の経路が変更され及び/又は安全特徴の存在を検査するための1つ又はそれ以上の手段の動作が達成される。
【0062】
ここに説明する特に望ましい例では、郵便物又は郵便物に付されたグラフィックなシンボルの領域の特に紫外線光といった光による照射は、郵便物、又は特に郵便切手又は他の蛍光発光を示すシンボルが付された郵便物の表面領域が蛍光色素を含むかどうかを検査するのに役立つ。
【0063】
有効な郵便証印及び/又は蛍光発光に一致するグラフィックなシンボルを有する郵便物MPは、超蛍光センサへ運ばれる。
【0064】
望ましくは、従来の蛍光色素を含む表面領域中に、超蛍光色素を含む超蛍光発光もあるかどうかが検査される。
【0065】
他の安全特徴の存在を検査するために使用される第2のSFL−S手段の近傍において、超蛍光発光が存在するかどうか検査される。超蛍光発光の存在を検査するために、より高いエネルギーの放射線が発せられるかどうかが検査される。
【0066】
例えば、赤外線による先行する照射の後、可視光線が発せられたかどうかが検査される。あるいは、例えば、可視光線による照射の後に、紫外線の範囲内の光が発せられるかどうかが検査される。有利には、郵便物の領域から発せられる光の分光分布が検査され及び/又はこの光が所定の波長及び強度を有する分光成分を含むかどうかが検査される。
【0067】
偽造防止用超蛍光色素の生産のために1つ又はそれ以上の離散した蛍光線を有する特に希土類原子の成分を有する色素といった物質が使用されるため、このようにして真正な超蛍光色素が存在するかどうかを認識することが可能である。
【0068】
安全特徴を検査するための上述の手段は、同じ機能を果たす手段によって置き換えられ得る。
【0069】
更に、装置中の適当な場所において、1つ又はそれ以上の安全特徴が見つからず及び/又は指定されたグラフィックなシンボルを郵便証印として含まない郵便物を取り除く可能性を設けることが有利である。
【0070】
検査された郵便物を種々のカテゴリで分類することが特に有利である。
【0071】
ここでは、所定の、並びに、自由に選択可能なカテゴリが使用されうる。
【0072】
カテゴリの望ましい例は、差出人によって料金別納の表示がされた郵便物(以下、カテゴリ1と称する)、郵便バンクレター(以下、カテゴリ2と称する)、郵便制度郵便物(以下、カテゴリ3と称する)、許可されたシンボルを有する郵便物(以下、カテゴリ4と称する)、許可されないシンボルを有する郵便物(カテゴリ5)、シンボルのない郵便物(カテゴリ6)、データベースに入っていない無効な郵便証印を有する郵便物(カテゴリ7)、データベースに入っている無効な郵便証印及び郵便証印に似たシンボルを有する郵便物(カテゴリ8)、場合によっては無効である郵便証印を有する郵便物(カテゴリ9)、ディジタル郵便証印を有する郵便物(PC料金別納表示)(カテゴリ10)である。
【0073】
郵便物に付された郵便証印を検査するとき、まず、郵便物が差出人によって料金別納表示されているかどうかが検査される。これらは、必要であれば裏返された後、許可される郵便物用の1つ又はそれ以上の分類棚へ搬送される。更に、郵便バンクレター又は郵便制度郵便物といった無料で配達されることが許可される郵便物が認識され、必要であれば裏返された後、許可される郵便物用の分類棚へ運ばれる。
【0074】
次に、例えば1次元又は2次元のバーコードの存在について検査することにより、ディジタル料金別納表示された郵便物であるのかどうか確認される。
【0075】
許可されるシンボルを有する郵便物は、必要であれば裏返された後、押印され、同様に、許可される郵便物用の分類棚へ運ばれる。
【0076】
許可されないシンボルが認識された場合、許可されないシンボルの認識にも関わらずこれが合法的に生成された郵便証印であるかどうかを検査することが有利である。
【0077】
例えば、許可されないとして検出されたシンボルが、カテゴリ5、7、8又は9のうちの1つに割り当てられた郵便物の郵便証印であるかどうかが検査される。このために、例えば、シンボルがデータベースに入っているかどうか検査される。ここで、例えば、郵便証印又はシンボルの少なくとも1つの指定された表面部分が郵便証印領域に配置されている郵便物が認識される。
【0078】
データベースに入っていないシンボルは、第2の安全特徴の存在について検査されるべくSFL−S手段へ運ばれる。第2の安全特徴が存在する場合、郵便物は、以前にデータベース中で有効であると認識された郵便物と同様、押印され、許可される郵便物用の分類棚へ運ばれる。
【0079】
更なる郵便物、特にシンボルを含まない郵便物は、装置から取り除かれ、「reject」との印を付された許可されない郵便用の分類棚へ運ばれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による方法を実行するために具備された位置決め装置を概略的に示す図である。
【図2】
検査されるべき郵便証印を有する郵便物の経路を概略的に示す図である。
【図3】
検査段階及び更なる処理段階を概略的に示す図である。
Claims (14)
- 郵便物に付された郵便証印を検査する方法であって、
郵便物の少なくとも1つの読み取り領域中で、グラフィック情報が検出され、続いて、検出されたグラフィック情報は記憶された郵便証印の表現と比較され、比較結果が評価されることを特徴とする方法。 - 前記グラフィック情報が前記記憶された郵便証印の表現のうちの1つと一致する場合、郵便物は安全特徴が存在するかどうかを確認するために更なる検査段階を受けることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 前記グラフィック情報が前記記憶された郵便証印の表現のうち1つと一致する場合、郵便物は更なる検査段階を受けることを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
- 前記グラフィック情報が記憶された切手の表現と一致しない場合、郵便物は前記更なる検査段階とは異なる検査ルーチンを受けることを特徴とする、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記更なる検査段階は光による照射を含むことを特徴とする、請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記光による照射は前記選択された読み取り領域で行われることを特徴とする、請求項5記載の方法。
- 前記光による照射が蛍光発光を生じさせたかどうかを検出することを特徴とする、請求項5又は6記載の方法。
- 前記選択された読み取り領域中のグラフィック情報はセンサで検出されることを特徴とする、請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記グラフィック情報はカメラによって検出されることを特徴とする、請求項1乃至8のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記グラフィック情報はシンボル認識ユニット(ACR)中で検出されることを特徴とする、請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記郵便証印のグラフィック表現は前記グラフィック情報の検出の前にデータ処理ユニットのメモリの中に記憶されることを特徴とする、請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の方法。
- 郵便物に付された郵便証印を検査する装置であって、
前記装置は郵便物の少なくとも1つの領域中のグラフィック情報を検出する手段を有し、前記装置は前記グラフィック情報を郵便証印のグラフィック再現と比較する手段を含み、前記装置は少なくとも1つの安全特徴の存在を検査する手段を含み、前記装置は前記安全特徴の存在を検査する手段を選択する手段を含むことを特徴とする装置。 - 前記装置は安全特徴が存在しない郵便物を取り除く手段を有することを特徴とする、請求項12記載の装置。
- 郵便物に付された郵便証印を検査する検査センターであって、
郵便物の選択された読み取り領域中のグラフィック情報を検出する幾つかの装置を含み、前記検査センターは前記グラフィック情報を記憶された郵便証印の表現と比較するコンピュータを含むことを特徴とする検査センター。
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