JP2004517005A - ドライビングスタビリティコントロール方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、監視戦略に基づいてヨーレイトセンサの信号エラーを検出する、車両のドライビングスタビリティをコントロールするための方法に関する。ドライビングスタビリティコントロールの信頼性を高めるために、操舵運動を行う定常的な走行状態で、ヨーレイト信号の値ΨSensrが測定または計算された車両の他の値から求められた冗長的な値Ψmittelから百分率でまたは名目的に異なっているかどうかが決定される。この場合、ヨーレイト信号の値と冗長的な値から求められた比較値が設定された閾値を上回るという条件下で、ドライビングスタビリティのコントロールに対して影響を及ぼす。
Description
【0001】
本発明は、監視戦略に基づいてヨーレイトセンサの信号エラー(ヨーレイトスケーリングエラー)を検出する、特に電子スタビリティプログラム(ESP)で車両のドライビングスタビリティをコントロールするための方法に関する。
【0002】
この種の電子スタビリティプログラムは車両のためのドライビングダイナミクス的なコントロールシステムである。このコントロールシステムは、ブレーキング、加速および操舵中に、危険な走行状況で運転者を補助し、運転者自身が直接介入しないところで介入する。コントロールシステムは、特にロックすることによって車両をもはや操舵することができないかまたはスピンする低摩擦係数の道路または摩擦係数が変化する道路におけるブレーキング時に運転者を補助する。更に、駆動輪が空転する恐れがある加速のときと、車両のオーバーステアリングまたはアンダーステアリングが生じるカーブでの操舵のときに運転者を補助する。それによって、快適性だけでなく、アクティブ安全性が大幅に改善される。
【0003】
このようなコントロールシステムは閉鎖制御回路に基づいている。この制御回路は車両の通常の運転時には典型的なコントロールの仕事を行い、極端な走行状況では、車両をできるだけ迅速に安定させる。その際、実際値発信器としては、いろいろなドライビングダイナミクス的なパラメータを検出するためのセンサが特に重要である。正常なコントロールの前提は、センサが制御系の実際状態を正しく示すことである。これは、制御偏差をきわめて短い時間に補正しなければならない極端な走行状況におけるドライビングスタビリティコントロールの際に特に重要である。この理由から、電子スタビリティプログラムの場合には、ESPセンサ(ヨーレイトセンサ、横方向加速度センサ、操舵角センサ)を常時監視しなければならない。オンラインセンサ監視は、ESPセンサのエラーを早期に検出する。それによって、車両を危険な状態にもたらす誤制御が締め出される。
【0004】
ヨーレイトセンサを使用する場合には、製造に起因して、センサ信号のスケーリングエラーが生じ得る。このエラーは、±6〜20%、−50〜−90%、±50〜350%の範囲で発生し得る。100%を超えるスケーリングエラーは危険である。というのは、誤制御によって走行状態に大きな影響を及ぼすからである。
【0005】
そこで、本発明の根底をなす課題は、特に車両用電子スタビリティプログラムのために必要である信頼性を有する、冒頭に述べた種類のセンサを監視する方法と装置を提供することである。
【0006】
この課題は本発明に従い、冒頭に述べた方法において、操舵運動を行う定常的な走行状態で、ヨーレイト信号
【0007】
【外12】
【0008】
の値が測定または計算された車両の他の値から求められた冗長的な値
【0009】
【外13】
【0010】
から百分率でまたは名目的に異なっているかどうかが決定されることと、この場合、ヨーレイト信号の値と冗長的な値から求められた比較値が設定された閾値を上回るという条件下で、ドライビングスタビリティのコントロールに対して影響を及ぼすことによって解決される。
【0011】
カウンタが設定された値に達するときに、ヨーレイト信号の値と冗長的な値の比較が行われると合目的である。
【0012】
方法を更に改良するために、操舵運動を行う定常的な走行状態が検出される経過時間に依存して、カウンタのカウントが高められると有利である。
【0013】
次の条件a)〜g)
【0014】
【数8】
【0015】
【数9】
【0016】
c)|δLP|< 第3の閾値K3、好ましくは200°/s、特に100°/s
d)|αLP|< 第4の閾値K4、好ましくは0.7g、特に0.5g
e)アンチロックブレーキコントロール装置(ABS)、電子ブレーキ力配分装置(EBD)、ブレーキ介入式トラクションコントロール装置(BTCS)が作動していない、
f)車両の車輪が非定常的な車輪挙動(スリップ判断基準)を示さない、
g)車両がオーバーステアリングの走行状態でない、および/または
h)車両がアンダーステアリングの走行状態でない
の少なくとも一つを満たすときに、定常的な走行状態であると決定されると特に合目的である。
【0017】
更に、次の条件
車輪の操舵角が閾値L1、好ましくは1°よりも大きい、
横方向加速度が閾値Q1、好ましくは0.081gよりも大きい
の少なくとも一つを満たすときに、操舵運動であると決定されると有利である。
【0018】
冗長的な値が、モデルに基づく少なくとも2つの変数から求められ、この変数に、次の変数
車輪の車輪速度、トレッド幅、ステアリングホイール角度、ホイールベース、
車速、車両基準速度、特徴的な車速または操舵速度
の少なくとも一つが含まれると合目的である。
【0019】
コントロール状態を更に改善するために、冗長的な値が次式
【0020】
【数10】
【0021】
に従って求められ、
【0022】
【外14】
【0023】
が次式
【0024】
【数11】
【0025】
に従って求められ、
【0026】
【外15】
【0027】
が次式
【0028】
【数12】
【0029】
に従って求められると有利である。冗長的な値
【0030】
【外16】
【0031】
を求めるための他のモデルとして、
【0032】
【外17】
【0033】
または
【0034】
【外18】
【0035】
を使用することができる。
【0036】
比較値が、冗長的な値からのヨーレイト信号の値の偏差から、百分率の差として決定されると特に有利である。
【0037】
スケーリングエラーが検出されているときには、分離された2個のカウンタをスタートさせると有利である。このカウンタは発生しているエラーケースを検出する。
a)定常的な右カーブの場合、GFrechts>Max スケーリングエラー閾値(80%)のときに、第1のカウンタが高められる。
b)定常的な左カーブの場合、GFlinks>Max スケーリングエラー閾値(80%)の ときに、第2のカウンタが高められる。
【0038】
使用される両カウンタは、負のスケーリングエラー(<−50%)が検出されるときにも使用される。正のスケーリングエラーが前もって検出されている場合、カウンタを新たに使用する前に、カウンタをリセットする。これは、正と負のスケーリングエラーが同時に発生することがないからである。このような状態が発生する場合、ヨーレイトセンサオフセットが予想される。
【0039】
従って、スケーリングエラーの疑いを決定するために、百分率の差の値が閾値k5(DELTA YA>60%)を上回るときに、フラッグ(ビット)(SMAL GAINFALIURE SUSPISHON)がセットされると合目的である。更に、百分率の差の値が閾値k6(DELTA YR>80%)またはk7(DELTA YR<−50%)を上回るときに、フラッグ(ビット)(POS GAIN FALIURE SUSPISHONまたはNEG GAIN FALIURE SUSPISHON)がセットされると有利である。
【0040】
正(>80%)または負のスケーリングエラー(<−50%)が検出されるときに、正のスケーリングエラーの疑いのためのカウンタの値または負のスケーリングエラーの疑いのためのカウンタの値が高められると有利である。
【0041】
更に、カウンタの値が閾値K8を上回るときに、ESPの入口閾値および/または出口閾値が、モデルに基づく冗長的な値
【0042】
【外19】
【0043】
だけ高められ、この冗長的な値が百分率の差の値
【0044】
【外20】
【0045】
の係数によって重み付けされると有利である。
【0046】
更に、モデルに基づく冗長的な値が次式
【0047】
【数13】
【0048】
に従って求められると有利である。入口閾値は補正値によって重み付けされる。
【0049】
両カウンタ(POS GAIN FAILYRE SUSPISHONまたはNEG GAIN FAILURE SUSPISHION)が定められた時間(例えば最大で3秒)の間このエラーを検出すると、システムが停止される。従って、カウンタが新しい閾値K9に達するかまたはこの閾値を上回り、上回る数が設定された規定を満たすときに、ドライビングスタビリティのコントロールが終了すると合目的である。更に、決定された走行状況に応じて、検出されたエラーが一方向に(左カーブまたは右カーブ)において2回新たに確認されたときに、システムに影響を及ぼすこと、すなわち検出されたエラーが一方向において2回確認されたときに、エラーとして認識することが有利である。例えばヨーレイトコントロール(ESP=AYC機能)またはAYCとトラクションスリップコントロール(TCS機能)を停止することができる。これは、往々にして左カーブよりも右カーブが多い都市交通において明らかである。
【0050】
ドライビングスタビリティのコントロールの終了時に、エラーメモリへのエラー入力が行われると有利である。
【0051】
方法を更に改良するために、ESPオーバーステアリング状態が検出されるときに、すべてのカウンタがリセットされると合目的である。
【0052】
スケーリング閾値のそれ以上の超過が設定された時間内に検出されないときに、すべてのカウンタがリセットされると特に合目的である。
【0053】
本発明による方法によって、
a)エラーの大きさが>80%または<−50%の場合、短い時間内でスケーリングエラーを検出すること、
b)コントローラの誤機能を回避するために、スケーリングエラーの発生時にESPコントロール戦略に影響を与えること、
c)不当なエラー検出を回避すること
が有利に達成される。
【0054】
監視の説明
フローチャートに示すようなこの監視方法の場合、ヨーレイトセンサ信号の少なくとも2つの百分率の偏差とそのシミュレーションが計算される。この場合好ましくは、操舵角、車輪信号または横方向加速度からの2つ以上のシミュレーションが使用される。定常的な右カーブGFrechtsの場合、推定されたスケーリングエラーが検出され、および/または定常的な左カーブGFlinksの場合、推定されたスケーリングエラーが検出される。
【0055】
検出された定常的なカーブの場合それぞれ、スケーリングエラーが新たに計算され、検出のために使用される。フローチャートは状況認識と、スケーリングエラーの推定を対象としている。
【0056】
状況認識
決定すべき所定の走行状況から出発して先ず最初に、菱形ブロック14において、操舵運動が存在するか否かが確認される。操舵運動の検出(カーブの検出)は操舵角度と横方向加速度を示す変数を、次式に従って閾値L1,Q1と比較することによって行われる。
【0057】
|操舵角度|>L1、好ましくは車輪の1°
|横方向加速度|>Q1、好ましくは0.081g
検出時間は設定された時間、例えば1ループ(loop)である。各々の走行状況において、車輪の回転状態を示す変数10と、操舵角を示す変数12が状況認識に含められる。カーブ検出の条件を満たさないと、スケーリングエラーを検出するためのプログラムの進行は98で終了する。
【0058】
カーブが16で検出されると、菱形ブロック20において、定常的な走行状態が存在するか否かが確認される。次の条件
【0059】
【数14】
【0060】
【数15】
【0061】
δLP<K3、好ましくは100°/s
αq <K4、好ましくは0.5g
ABSなし、EBDなし、BTCSなし
非定常的な車輪状態ではない(スリップ判断基準)
オーバーステアリングの走行状態ではない
アンダーステアリングの走行状態ではない
が満たされると、定常的な走行状態が検出される(定常的な検出)。その際、Kは閾値である。26において定常的な走行状態が検出されないと、プログラムの進行に従って28において、カウンタが1だけ計数を下げ、98でプログラムの進行が終了する。定常的な走行状態の検出時間は22において、設定された時間、特に7ループ以上、例えば8ループ(1ループは7ms)である。検出時間が設定された時間よりも短いと、カウンタは24においてプログラムの進行に従って1だけ計数を増加させ、98でプログラムの進行が終了する。
【0062】
定常的な走行状態が22において例えば7ループ以上の設定された時間にわたって検出されると、30においてフラッグ(ビット)がセットされる。32は、ヨーレイトセンサを監視するために供される冗長的な4つのモデルが有効であるときに、このモデルの少なくとも2つ、特に4つから、次式
【0063】
【数16】
【0064】
に従って、冗長の平均値を求めることを示している。プロセスモデルの数学的な実現とその妥当性が表1にまとめてある。表で使用される記号の定義は、明細書の最後に列挙した。
【0065】
【表1】
【0066】
34は冗長的な平均値からのヨーレイト信号の値の偏差から、百分率の差の値
【0067】
【数17】
【0068】
を計算する。
【0069】
フローチャートには、右カーブについてのエラーのケースだけが示してある。左カーブの監視も同一である。従って、(フローチャートの菱形ブロック50以降の)説明は右カーブの例にも当てはまる。
【0070】
百分率の差の値が
【0071】
【数18】
【0072】
であるときは、正のスケーリングエラーの疑い(GAINFAILURES)があると仮定する。これは52においてフラッグ(ビット)(SMAL POS GAINFAILUR SUSPICION=1)によって表されている。
1.54において、百分率の差の値が
【0073】
【数19】
【0074】
であるかどうかが確かめられる。その後で、56において、先行するプログラム進行(ループ)において負のスケーリングエラーの疑い(NEG GAIN FAILUR SUSPICSHION=1)があったかどうかおよびそのときのプログラム進行において正のスケーリングエラーの疑いがあるかどうかが質問される。正のスケーリングエラーの疑いが存在すると、58において負のスケーリングエラーの疑い((NEG GAIN FAILUR SUSPICSHION=0)がリセットされ、58において正のスケーリングエラーの疑いと負のスケーリングエラーの疑いのための共通のカウンタ(NEG FL SUSP CNT R)がリセットされる。というのは、正のスケーリングエラーと負のスケーリングエラーが同時に発生しないからである。この方法は必要なRAMメモリを減少させる。RAMリソースを節約する働きをする。60において、正のスケーリングエラーの疑いが確認されると、エラーカウンタ(GAIN FL SUSP CNT R++)が1だけ計数を増加させる。
【0075】
1で示したループ52〜60は、負のスケーリングエラーの疑いが存在するとき(百分率の差の部分<−50%)、ループ52.1〜60.1と同一である。
【0076】
フローチャートの次のプログラム進行は正のエラーと負のエラーについて同一である。
【0077】
70において両スケーリングエラーカウンタ60,60.1の一方が例えば175msecまたは25ループあるいは特に70msecまたは10ループについてエラーの疑いを有し(スケーリングエラー>80%)、スケーリングエラーが60%よりも大きいと、ESP(AYC)制御入口閾値とESP出口閾値が高められる。70で設けられた時間に基づいて、スケーリングエラーを>80%から>60%に低下させることができる。その際、72において、ESP入口閾値(−2°/sec)に関する設定された補正値で重み付けされた(低下した)操舵角
【0078】
【数20】
【0079】
から生じるろ波されたヨーレイト再生の百分率の差の値
【0080】
【外21】
【0081】
の係数が、出口閾値にのみ加算される。すなわち、閾値は計算された百分率だけ高められる。
【0082】
74においてエラーカウンタが或る値、例えば15または30をカウントすると、これは76においてエラーと見なされる(GAIN FAILURE DETECTED R=1)。
【0083】
上記の説明は、右カーブと左カーブで別々に行われる。
【0084】
この監視78が同じ方向で例えば(GAIN FAILURE DETECTED R==2)でエラーを2回検出するかまたは右カーブについて1つおよび左カーブについて1つ検出すると、これは最終的なエラー検出と見なされ、エラー入力(SET FAILURE=GAIN FAILURE)によってシステムを停止する。
【0085】
オーバーステアリングが検出されたときあるいは他の定常的な(変化のない)カーブにおいて他のスケーリング閾値超過が或る時間、例えば15秒乃至5分間検出されないときには、このエラーカウンタはすべてリセットされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
状況認識と、スケーリングエラーの推定を対象とするフローチャートである。
上記において使用した記号は次のように定義される。
【外22】
本発明は、監視戦略に基づいてヨーレイトセンサの信号エラー(ヨーレイトスケーリングエラー)を検出する、特に電子スタビリティプログラム(ESP)で車両のドライビングスタビリティをコントロールするための方法に関する。
【0002】
この種の電子スタビリティプログラムは車両のためのドライビングダイナミクス的なコントロールシステムである。このコントロールシステムは、ブレーキング、加速および操舵中に、危険な走行状況で運転者を補助し、運転者自身が直接介入しないところで介入する。コントロールシステムは、特にロックすることによって車両をもはや操舵することができないかまたはスピンする低摩擦係数の道路または摩擦係数が変化する道路におけるブレーキング時に運転者を補助する。更に、駆動輪が空転する恐れがある加速のときと、車両のオーバーステアリングまたはアンダーステアリングが生じるカーブでの操舵のときに運転者を補助する。それによって、快適性だけでなく、アクティブ安全性が大幅に改善される。
【0003】
このようなコントロールシステムは閉鎖制御回路に基づいている。この制御回路は車両の通常の運転時には典型的なコントロールの仕事を行い、極端な走行状況では、車両をできるだけ迅速に安定させる。その際、実際値発信器としては、いろいろなドライビングダイナミクス的なパラメータを検出するためのセンサが特に重要である。正常なコントロールの前提は、センサが制御系の実際状態を正しく示すことである。これは、制御偏差をきわめて短い時間に補正しなければならない極端な走行状況におけるドライビングスタビリティコントロールの際に特に重要である。この理由から、電子スタビリティプログラムの場合には、ESPセンサ(ヨーレイトセンサ、横方向加速度センサ、操舵角センサ)を常時監視しなければならない。オンラインセンサ監視は、ESPセンサのエラーを早期に検出する。それによって、車両を危険な状態にもたらす誤制御が締め出される。
【0004】
ヨーレイトセンサを使用する場合には、製造に起因して、センサ信号のスケーリングエラーが生じ得る。このエラーは、±6〜20%、−50〜−90%、±50〜350%の範囲で発生し得る。100%を超えるスケーリングエラーは危険である。というのは、誤制御によって走行状態に大きな影響を及ぼすからである。
【0005】
そこで、本発明の根底をなす課題は、特に車両用電子スタビリティプログラムのために必要である信頼性を有する、冒頭に述べた種類のセンサを監視する方法と装置を提供することである。
【0006】
この課題は本発明に従い、冒頭に述べた方法において、操舵運動を行う定常的な走行状態で、ヨーレイト信号
【0007】
【外12】
【0008】
の値が測定または計算された車両の他の値から求められた冗長的な値
【0009】
【外13】
【0010】
から百分率でまたは名目的に異なっているかどうかが決定されることと、この場合、ヨーレイト信号の値と冗長的な値から求められた比較値が設定された閾値を上回るという条件下で、ドライビングスタビリティのコントロールに対して影響を及ぼすことによって解決される。
【0011】
カウンタが設定された値に達するときに、ヨーレイト信号の値と冗長的な値の比較が行われると合目的である。
【0012】
方法を更に改良するために、操舵運動を行う定常的な走行状態が検出される経過時間に依存して、カウンタのカウントが高められると有利である。
【0013】
次の条件a)〜g)
【0014】
【数8】
【0015】
【数9】
【0016】
c)|δLP|< 第3の閾値K3、好ましくは200°/s、特に100°/s
d)|αLP|< 第4の閾値K4、好ましくは0.7g、特に0.5g
e)アンチロックブレーキコントロール装置(ABS)、電子ブレーキ力配分装置(EBD)、ブレーキ介入式トラクションコントロール装置(BTCS)が作動していない、
f)車両の車輪が非定常的な車輪挙動(スリップ判断基準)を示さない、
g)車両がオーバーステアリングの走行状態でない、および/または
h)車両がアンダーステアリングの走行状態でない
の少なくとも一つを満たすときに、定常的な走行状態であると決定されると特に合目的である。
【0017】
更に、次の条件
車輪の操舵角が閾値L1、好ましくは1°よりも大きい、
横方向加速度が閾値Q1、好ましくは0.081gよりも大きい
の少なくとも一つを満たすときに、操舵運動であると決定されると有利である。
【0018】
冗長的な値が、モデルに基づく少なくとも2つの変数から求められ、この変数に、次の変数
車輪の車輪速度、トレッド幅、ステアリングホイール角度、ホイールベース、
車速、車両基準速度、特徴的な車速または操舵速度
の少なくとも一つが含まれると合目的である。
【0019】
コントロール状態を更に改善するために、冗長的な値が次式
【0020】
【数10】
【0021】
に従って求められ、
【0022】
【外14】
【0023】
が次式
【0024】
【数11】
【0025】
に従って求められ、
【0026】
【外15】
【0027】
が次式
【0028】
【数12】
【0029】
に従って求められると有利である。冗長的な値
【0030】
【外16】
【0031】
を求めるための他のモデルとして、
【0032】
【外17】
【0033】
または
【0034】
【外18】
【0035】
を使用することができる。
【0036】
比較値が、冗長的な値からのヨーレイト信号の値の偏差から、百分率の差として決定されると特に有利である。
【0037】
スケーリングエラーが検出されているときには、分離された2個のカウンタをスタートさせると有利である。このカウンタは発生しているエラーケースを検出する。
a)定常的な右カーブの場合、GFrechts>Max スケーリングエラー閾値(80%)のときに、第1のカウンタが高められる。
b)定常的な左カーブの場合、GFlinks>Max スケーリングエラー閾値(80%)の ときに、第2のカウンタが高められる。
【0038】
使用される両カウンタは、負のスケーリングエラー(<−50%)が検出されるときにも使用される。正のスケーリングエラーが前もって検出されている場合、カウンタを新たに使用する前に、カウンタをリセットする。これは、正と負のスケーリングエラーが同時に発生することがないからである。このような状態が発生する場合、ヨーレイトセンサオフセットが予想される。
【0039】
従って、スケーリングエラーの疑いを決定するために、百分率の差の値が閾値k5(DELTA YA>60%)を上回るときに、フラッグ(ビット)(SMAL GAINFALIURE SUSPISHON)がセットされると合目的である。更に、百分率の差の値が閾値k6(DELTA YR>80%)またはk7(DELTA YR<−50%)を上回るときに、フラッグ(ビット)(POS GAIN FALIURE SUSPISHONまたはNEG GAIN FALIURE SUSPISHON)がセットされると有利である。
【0040】
正(>80%)または負のスケーリングエラー(<−50%)が検出されるときに、正のスケーリングエラーの疑いのためのカウンタの値または負のスケーリングエラーの疑いのためのカウンタの値が高められると有利である。
【0041】
更に、カウンタの値が閾値K8を上回るときに、ESPの入口閾値および/または出口閾値が、モデルに基づく冗長的な値
【0042】
【外19】
【0043】
だけ高められ、この冗長的な値が百分率の差の値
【0044】
【外20】
【0045】
の係数によって重み付けされると有利である。
【0046】
更に、モデルに基づく冗長的な値が次式
【0047】
【数13】
【0048】
に従って求められると有利である。入口閾値は補正値によって重み付けされる。
【0049】
両カウンタ(POS GAIN FAILYRE SUSPISHONまたはNEG GAIN FAILURE SUSPISHION)が定められた時間(例えば最大で3秒)の間このエラーを検出すると、システムが停止される。従って、カウンタが新しい閾値K9に達するかまたはこの閾値を上回り、上回る数が設定された規定を満たすときに、ドライビングスタビリティのコントロールが終了すると合目的である。更に、決定された走行状況に応じて、検出されたエラーが一方向に(左カーブまたは右カーブ)において2回新たに確認されたときに、システムに影響を及ぼすこと、すなわち検出されたエラーが一方向において2回確認されたときに、エラーとして認識することが有利である。例えばヨーレイトコントロール(ESP=AYC機能)またはAYCとトラクションスリップコントロール(TCS機能)を停止することができる。これは、往々にして左カーブよりも右カーブが多い都市交通において明らかである。
【0050】
ドライビングスタビリティのコントロールの終了時に、エラーメモリへのエラー入力が行われると有利である。
【0051】
方法を更に改良するために、ESPオーバーステアリング状態が検出されるときに、すべてのカウンタがリセットされると合目的である。
【0052】
スケーリング閾値のそれ以上の超過が設定された時間内に検出されないときに、すべてのカウンタがリセットされると特に合目的である。
【0053】
本発明による方法によって、
a)エラーの大きさが>80%または<−50%の場合、短い時間内でスケーリングエラーを検出すること、
b)コントローラの誤機能を回避するために、スケーリングエラーの発生時にESPコントロール戦略に影響を与えること、
c)不当なエラー検出を回避すること
が有利に達成される。
【0054】
監視の説明
フローチャートに示すようなこの監視方法の場合、ヨーレイトセンサ信号の少なくとも2つの百分率の偏差とそのシミュレーションが計算される。この場合好ましくは、操舵角、車輪信号または横方向加速度からの2つ以上のシミュレーションが使用される。定常的な右カーブGFrechtsの場合、推定されたスケーリングエラーが検出され、および/または定常的な左カーブGFlinksの場合、推定されたスケーリングエラーが検出される。
【0055】
検出された定常的なカーブの場合それぞれ、スケーリングエラーが新たに計算され、検出のために使用される。フローチャートは状況認識と、スケーリングエラーの推定を対象としている。
【0056】
状況認識
決定すべき所定の走行状況から出発して先ず最初に、菱形ブロック14において、操舵運動が存在するか否かが確認される。操舵運動の検出(カーブの検出)は操舵角度と横方向加速度を示す変数を、次式に従って閾値L1,Q1と比較することによって行われる。
【0057】
|操舵角度|>L1、好ましくは車輪の1°
|横方向加速度|>Q1、好ましくは0.081g
検出時間は設定された時間、例えば1ループ(loop)である。各々の走行状況において、車輪の回転状態を示す変数10と、操舵角を示す変数12が状況認識に含められる。カーブ検出の条件を満たさないと、スケーリングエラーを検出するためのプログラムの進行は98で終了する。
【0058】
カーブが16で検出されると、菱形ブロック20において、定常的な走行状態が存在するか否かが確認される。次の条件
【0059】
【数14】
【0060】
【数15】
【0061】
δLP<K3、好ましくは100°/s
αq <K4、好ましくは0.5g
ABSなし、EBDなし、BTCSなし
非定常的な車輪状態ではない(スリップ判断基準)
オーバーステアリングの走行状態ではない
アンダーステアリングの走行状態ではない
が満たされると、定常的な走行状態が検出される(定常的な検出)。その際、Kは閾値である。26において定常的な走行状態が検出されないと、プログラムの進行に従って28において、カウンタが1だけ計数を下げ、98でプログラムの進行が終了する。定常的な走行状態の検出時間は22において、設定された時間、特に7ループ以上、例えば8ループ(1ループは7ms)である。検出時間が設定された時間よりも短いと、カウンタは24においてプログラムの進行に従って1だけ計数を増加させ、98でプログラムの進行が終了する。
【0062】
定常的な走行状態が22において例えば7ループ以上の設定された時間にわたって検出されると、30においてフラッグ(ビット)がセットされる。32は、ヨーレイトセンサを監視するために供される冗長的な4つのモデルが有効であるときに、このモデルの少なくとも2つ、特に4つから、次式
【0063】
【数16】
【0064】
に従って、冗長の平均値を求めることを示している。プロセスモデルの数学的な実現とその妥当性が表1にまとめてある。表で使用される記号の定義は、明細書の最後に列挙した。
【0065】
【表1】
【0066】
34は冗長的な平均値からのヨーレイト信号の値の偏差から、百分率の差の値
【0067】
【数17】
【0068】
を計算する。
【0069】
フローチャートには、右カーブについてのエラーのケースだけが示してある。左カーブの監視も同一である。従って、(フローチャートの菱形ブロック50以降の)説明は右カーブの例にも当てはまる。
【0070】
百分率の差の値が
【0071】
【数18】
【0072】
であるときは、正のスケーリングエラーの疑い(GAINFAILURES)があると仮定する。これは52においてフラッグ(ビット)(SMAL POS GAINFAILUR SUSPICION=1)によって表されている。
1.54において、百分率の差の値が
【0073】
【数19】
【0074】
であるかどうかが確かめられる。その後で、56において、先行するプログラム進行(ループ)において負のスケーリングエラーの疑い(NEG GAIN FAILUR SUSPICSHION=1)があったかどうかおよびそのときのプログラム進行において正のスケーリングエラーの疑いがあるかどうかが質問される。正のスケーリングエラーの疑いが存在すると、58において負のスケーリングエラーの疑い((NEG GAIN FAILUR SUSPICSHION=0)がリセットされ、58において正のスケーリングエラーの疑いと負のスケーリングエラーの疑いのための共通のカウンタ(NEG FL SUSP CNT R)がリセットされる。というのは、正のスケーリングエラーと負のスケーリングエラーが同時に発生しないからである。この方法は必要なRAMメモリを減少させる。RAMリソースを節約する働きをする。60において、正のスケーリングエラーの疑いが確認されると、エラーカウンタ(GAIN FL SUSP CNT R++)が1だけ計数を増加させる。
【0075】
1で示したループ52〜60は、負のスケーリングエラーの疑いが存在するとき(百分率の差の部分<−50%)、ループ52.1〜60.1と同一である。
【0076】
フローチャートの次のプログラム進行は正のエラーと負のエラーについて同一である。
【0077】
70において両スケーリングエラーカウンタ60,60.1の一方が例えば175msecまたは25ループあるいは特に70msecまたは10ループについてエラーの疑いを有し(スケーリングエラー>80%)、スケーリングエラーが60%よりも大きいと、ESP(AYC)制御入口閾値とESP出口閾値が高められる。70で設けられた時間に基づいて、スケーリングエラーを>80%から>60%に低下させることができる。その際、72において、ESP入口閾値(−2°/sec)に関する設定された補正値で重み付けされた(低下した)操舵角
【0078】
【数20】
【0079】
から生じるろ波されたヨーレイト再生の百分率の差の値
【0080】
【外21】
【0081】
の係数が、出口閾値にのみ加算される。すなわち、閾値は計算された百分率だけ高められる。
【0082】
74においてエラーカウンタが或る値、例えば15または30をカウントすると、これは76においてエラーと見なされる(GAIN FAILURE DETECTED R=1)。
【0083】
上記の説明は、右カーブと左カーブで別々に行われる。
【0084】
この監視78が同じ方向で例えば(GAIN FAILURE DETECTED R==2)でエラーを2回検出するかまたは右カーブについて1つおよび左カーブについて1つ検出すると、これは最終的なエラー検出と見なされ、エラー入力(SET FAILURE=GAIN FAILURE)によってシステムを停止する。
【0085】
オーバーステアリングが検出されたときあるいは他の定常的な(変化のない)カーブにおいて他のスケーリング閾値超過が或る時間、例えば15秒乃至5分間検出されないときには、このエラーカウンタはすべてリセットされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
状況認識と、スケーリングエラーの推定を対象とするフローチャートである。
上記において使用した記号は次のように定義される。
【外22】
Claims (17)
- カウンタ(22)が設定された値に達するときに、ヨーレイト信号の値と冗長的な値の比較が行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 操舵運動を行う定常的な走行状態が検出される経過時間(≧7)に依存して、カウンタ(22)のカウントが高められることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 次の条件a)〜g)
c)|αLP|< 第4の閾値K4、好ましくは0.7g、特に0.5g
d)アンチロックブレーキコントロール装置(ABS)、電子ブレーキ力配分装置(EBD)、ブレーキ介入式トラクションコントロール装置(BTCS)が作動していない、
e)車両の車輪が非定常的な車輪挙動(スリップ判断基準)を示さない、
f)車両がオーバーステアリングの走行状態でない、および/または
g)車両がアンダーステアリングの走行状態でない
の少なくとも一つを満たすときに、定常的な走行状態(20)であると決定されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。 - 次の条件
|車輪の操舵角|> 閾値L1、好ましくは1°
|横方向加速度|> 閾値Q1、好ましくは0.081g
の少なくとも一つを満たすときに、操舵運動であると決定されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。 - 冗長的な値が、モデルに基づく少なくとも2つの変数から求められ、この変数に、次の変数
車輪の車輪速度、トレッド幅、ステアリングホイール角度、ホイールベース、
車速、車両基準速度、特徴的な車速または操舵速度
の少なくとも一つが含まれることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。 - 百分率の差の値が閾値k5(DELTA YA>60%)を上回るときに、フラッグ(ビット)(SMAL GAINFALIURE SUSPISHON)がセット(52)されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の方法。
- 百分率の差の値が閾値k6(DELTA YR>80%)またはk7(DELTA YR<−50%)を上回るときに、フラッグ(ビット)(POS GAIN FALIURE SUSPISHONまたはNEG GAIN FALIURE SUSPISHON)がセットされることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の方法。
- 正または負のスケーリングエラー(>80%)が検出されるときに、正のスケーリングエラーの疑いのためのカウンタ(60)の値または負のスケーリングエラーの疑いのためのカウンタ(60.1)の値が高められることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。
- カウンタ(78)が閾値K9に達するかまたはこの閾値を上回り、上回る数が設定された規定を満たすときに、ドライビングスタビリティのコントロールが終了することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一つに記載の方法。
- ドライビングスタビリティのコントロールの終了時に、エラーメモリへのエラー入力が行われることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一つに記載の方法。
- ESPオーバーステアリング状態が検出されるときに、カウンタがリセットされることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の方法。
- 定常的なカーブにおいてスケーリング閾値の超過(50,54.1)が設定された時間内に検出されないときに、カウンタがリセットされることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一つに記載の方法。
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