JP2004516899A - ジュエリーの物品を装飾するための方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
【解決手段】ジュエリー物品を装飾するための方法は、この物品と刃具(6)とを、物品の長手方向の軸に沿って、相対直進移動を生じさせる工程と、物品の表面上に、対応した装飾的なマーク(5)を形成するように、所定の切削加工経路に沿って、物品の表面(45、21a)に接触する切削加工運動で刃具を動かす工程とを具備する。この方法は、物品のための支持手段を提供する工程を具備し、この支持手段は、刃具が、物品の、組み合わせられた同時の回転及び直進移動の間、表面に接触して動かされるように、刃具と物品との間の相対直進移動の軸に沿って延びた軸(X’、X”)を中心に回転可能である。
【解決手段】ジュエリー物品を装飾するための方法は、この物品と刃具(6)とを、物品の長手方向の軸に沿って、相対直進移動を生じさせる工程と、物品の表面上に、対応した装飾的なマーク(5)を形成するように、所定の切削加工経路に沿って、物品の表面(45、21a)に接触する切削加工運動で刃具を動かす工程とを具備する。この方法は、物品のための支持手段を提供する工程を具備し、この支持手段は、刃具が、物品の、組み合わせられた同時の回転及び直進移動の間、表面に接触して動かされるように、刃具と物品との間の相対直進移動の軸に沿って延びた軸(X’、X”)を中心に回転可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主要な請求項1の前段部に係わる、ジュエリーの物品を装飾するための方法と、この方法に従って製造された物品と、この方法を実行するためのマシンとに関する。
【0002】
【従来の技術】
ジュエリーの物品のチェーン製造の技術分野、特に金属細工の分野では、例えば、ダイヤモンド・カッターのような刃具によって彫り込まれる1以上のマークを用いてチェーンの表面に装飾を与えることが公知である。種々の幾何学的な構成を有する装飾と、美的効果とが、刃具の切削加工運動だけでなく、チェーンと刃具との間の相対直進移動の所定の速度にも基づいて、果たされる。
この方法は、いわゆる板リンク部(flat links)を備えたチェーン、即ち、装飾されるチェーンの表面の直線的な外形によって、刃具とチェーンとの間の相対直進移動により表面全体に渡ってダイヤモンド彫刻が施され得るチェーンに対して、効果的に用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、チェーンが、湾曲した外形を有する表面を有する場合、公知の方法は、刃具の切削加工運動が、表面が部分的にのみ掘り込みされ得ることから、明らかに制限されており、よって、湾曲した外形を有する表面全体に渡って延びた装飾が必要とされる場合には使用できない。このような状況は、例えば、凸状かつ湾曲した外形を有する外面を有する“OMEGA形状のチェーン”として当分野で公知のチェーンによって形成されるジュエリーの物品において、生じる。
本発明の技術的な目的は、上述の先行技術を参照して示された制限を克服するようにデザインされたジュエリーの物品を装飾するための方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この問題は、本発明に係わって、請求項に係わるジュエリーの物品を装飾するための方法により解決される。
本発明の特徴及び利点が、添付図面を参照し、非限定的な例として与えられた実施形態の以下の詳述な説明によって明らかにされる。
【0005】
【発明の実施の形態】
最初に、図1を参照すると、顕著な長手方向の軸に沿って延び、螺旋形のチェーンとして形成されたジュエリーの物品が、概して、符号1で示されており、このジュエリーの物品は、本発明の方法に係わって形成され、ネックレス、ブレスレットなどの製造のためにデザインされた複数のリンク部2を有している。
【0006】
金属細工の分野で、OMEGA形状のチェーンとして公知のチェーン1は、好ましくは、リンク部2を互いに隣接するように規定するように、中心のコア2aに湾曲した外形を有するリボンのような本体を巻きつけることによって形成されている。このチェーンは、チェーンが身に付けられたときに通常は目に見える部分を構成する凸状にの湾曲した表面4の反対側に隣接した下面3を有する。
【0007】
また、チェーンは、これの表面4に、全て符号5で示された、複数のマークによって構成された装飾を有する。この装飾は、刃具6を用いて彫り込まれ、以下に詳しく説明される方法によって構成された所定の幾何学的な構成に従って配置されている。
刃具6は、好ましくは、図2に概略的に示された、刃具保持物品6a上に設けられたダイヤモンド・カッターである。
この方法は、相対直進移動(translational relative movement)が、チェーン1と刃具6との間に、図2の軸Xにより示された、チェーンの長手方向の軸に沿って引き起こされるようにする。特に、チェーン1は、例えば一対の反転ローラ7を有してこれらの間でチェーンが摩擦により引かれる引き手段によって、刃具6に対して、軸Xに沿って引かれるように配置される(図2)。
【0008】
また、この方法は、チェーンの一部を収容するためにスロット9が設けられている、チェーンホルダ支持部8の構成を提供する。この支持部8は、図3に示されるように、チェーンの表面の湾曲した外形が、支持部の断面の円周の外形に実質的に重ね合わせられるように延びた円形断面を有する円筒形形状を有する。このような特徴は、チェーンの表面の湾曲した外形の曲率半径と同じ、支持部の円形断面に対して曲率半径を使用することによって果たされる。
【0009】
本発明の方法に係われば、チェーンホルダ支持部8は、ハウジング11の座部10内を回転可能に収容され、そして、軸Xの方向に対して平行に延び、対称軸となる軸X’を中心に振動し得る。この振動運動は、ロッドのような付属物13によって支持部8に接続されたピボット装置12(図2に概略的に示されている)によって引き起こされる。
刃具6は、ハウジング11内に形成された開口部14を通って、チェーンの表面4と接触される。軸Xに対して夫々異なった角度で傾斜された複数の凹部15が、ハウジング11内の開口部14の領域に、刃具6を互いに傾斜された選択された軸に沿って案内して差し込むために、形成されている。
【0010】
かくして、本発明の方法に係われば、チェーンは、全体的な湾曲した表面が、開口部14内に設けられ、次に、刃具6により彫り込まれるように、軸Xにそった直進移動と、軸X’を中心とした振動運動とに、同時にさらされる。
このようにして、組み合わせられた同時の直進移動と振動運動とによって、表面彫刻による装飾が、図1に示されるように、チェーンの全体的な湾曲した表面上に形成される。
【0011】
また、例えばダイヤモンド・カッターを用いて果たされる、刃具による切削加工作業は、不連続になされる。
更に、凹部15の存在によって、刃具は、これが軸Xに対して傾斜された軸に沿って表面と接触されるように案内され得るので、従って、例えば星型の装飾パターンを形成するように、夫々異なった傾斜のマークを形成することができる。
【0012】
チェーンの長手方向の軸に対する刃具の傾斜だけでなく、チェーンと支持部の直進移動及び振動の速度にも基づいて、極めて高い美的効果を有する所定の夫々異なった幾何学的な構成に従った表面ダイヤモンド彫刻による装飾部を形成することが可能である。
【0013】
本発明の方法は、任意のチェーンもしくは、外側の湾曲した表面全体もしくは部分に沿って延びた表面装飾を必要とする湾曲した表面を有する他のジュエリーの物品に対して、効果的に用いられ得るように意図している。
図5乃至8を特に参照して示された、本発明の方法の変形例では、上述の実施形態に類似した部分が、同じ参照符号で示されており、また、上述のタイプのダイヤモンド彫刻による装飾が、ほぼ円筒形の断面を有する管状形状を備えたジュエリーの物品20上に形成される。また、この管状の構成は、“ガスパイプ”構成として公知である。
【0014】
物品20は、代わって管状チェーンとして規定されるには、ほぼ円筒形の外側湾曲した表面21aを有する複数の隣接した環状部21を有する。各環状部21は、対応した湾曲した表面21aに、所定の幾何学的な構成に従って配置された、刃具6を用いて彫り込まれたマーク5によって構成された装飾を有する。
【0015】
本発明のこの変形例は、主として、管状チェーンが、刃具に対する直進移動に加えて、図5ではX”として示されたこれの長手方向軸を中心とした回転運動とによって動かされるという点で、上述の実施形態とは異なる。このために、軸X”に沿って延びた貫通孔22が、管状チェーン20を限られた半径隙間を有して回転可能に収容するために、ハウジング11内に設けられている。
【0016】
例えばナイロンのようなプラスチック材料でできた、符号23で示されたコアは、チェーン20の管状キャビティ内に、本発明の方法によって実行される装飾工程の間チェーンに十分な堅さを与えるために挿入され得る。
複数対の反転ローラ7は、チェーンの湾曲した表面を部分的に収容して、軸X”に沿ったこれの直進移動における摩擦によってこのチェーンを引くための、環状の溝24を有する。また、ローラ7の各対は、チェーンが、軸Xに沿った直進移動と軸X”を中心とした回転運動(例えば、図5の矢印Aの方向への)とに同時に晒されるように、軸X”を中心に回転する各支持部25に設けられている(図面に概略的に示されている)。よって、円筒形表面が全体に渡って、開口部14内に位置され、刃具6によって彫り込まれる。
【0017】
ハウジング11は、好ましくは、半分の孔(half−hole)22a、22bを夫々有する2つの構造的に独立した部分11a、11bによって構成されている。かくして、これら部分が例えばねじ手段によって互いに接続されると、これらは孔22を一緒になって形成する。
また、押圧手段(pressing means)が、ジャッキのような装置(jack−like device)26、例えば、ハウジング11内に形成され、孔22へと開いたキャビティ28と連通している孔27を通って延びたロッドを備えた圧気装置を有する。ブロックのような物品29が、効果的には、押圧手段と、管状チェーンの湾曲した表面上に圧力を改良的に分配するためのチェーンとの間の位置で、キャビティ28内に収容されている。ジャッキ26の代わりとして、ばねもしくは他の類似した押圧手段の使用が考えられる。また、このシステムでは、処理される表面が、かなり大きいでこぼこを有してもよい(数百ミリメーターのオーダで良い)。
【0018】
このように、本発明は、提出された問題を解決し、公知の解決法以上の、前述されたような利点を果たす。
特に、本発明は、湾曲した表面を有するチェーンの表面全体に渡る表面のダイヤモンド彫刻によって、従来の方法によって形成できなかった装飾を形成することができるという主要な利点を導く。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の方法に係わって形成されたジュエリーの物品のためのチェーンを示す、拡大された部分的な概略図である。
【図2】
図2は、本発明の方法で作動するマシンの部分的な概略図である。
【図3】
図3は、図2の詳細を示す、拡大平面図である。
【図4】
図4は、図2の更なる詳細の部分的な断面図である。
【図5】
図5は、本発明の方法の変形例に係わって作動するマシンの、図2に対応した図である。
【図6】
図6は、図5の方法の変形例に係わって装飾されたジュエリーの物品の部分的な平面図である。
【図7】
図7は、上述の方法の変形例に係わって作動する図5のマシンの詳細を示す、拡大斜視図である。
【図8】
図8は、図7の詳細の、分解斜視図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、主要な請求項1の前段部に係わる、ジュエリーの物品を装飾するための方法と、この方法に従って製造された物品と、この方法を実行するためのマシンとに関する。
【0002】
【従来の技術】
ジュエリーの物品のチェーン製造の技術分野、特に金属細工の分野では、例えば、ダイヤモンド・カッターのような刃具によって彫り込まれる1以上のマークを用いてチェーンの表面に装飾を与えることが公知である。種々の幾何学的な構成を有する装飾と、美的効果とが、刃具の切削加工運動だけでなく、チェーンと刃具との間の相対直進移動の所定の速度にも基づいて、果たされる。
この方法は、いわゆる板リンク部(flat links)を備えたチェーン、即ち、装飾されるチェーンの表面の直線的な外形によって、刃具とチェーンとの間の相対直進移動により表面全体に渡ってダイヤモンド彫刻が施され得るチェーンに対して、効果的に用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、チェーンが、湾曲した外形を有する表面を有する場合、公知の方法は、刃具の切削加工運動が、表面が部分的にのみ掘り込みされ得ることから、明らかに制限されており、よって、湾曲した外形を有する表面全体に渡って延びた装飾が必要とされる場合には使用できない。このような状況は、例えば、凸状かつ湾曲した外形を有する外面を有する“OMEGA形状のチェーン”として当分野で公知のチェーンによって形成されるジュエリーの物品において、生じる。
本発明の技術的な目的は、上述の先行技術を参照して示された制限を克服するようにデザインされたジュエリーの物品を装飾するための方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この問題は、本発明に係わって、請求項に係わるジュエリーの物品を装飾するための方法により解決される。
本発明の特徴及び利点が、添付図面を参照し、非限定的な例として与えられた実施形態の以下の詳述な説明によって明らかにされる。
【0005】
【発明の実施の形態】
最初に、図1を参照すると、顕著な長手方向の軸に沿って延び、螺旋形のチェーンとして形成されたジュエリーの物品が、概して、符号1で示されており、このジュエリーの物品は、本発明の方法に係わって形成され、ネックレス、ブレスレットなどの製造のためにデザインされた複数のリンク部2を有している。
【0006】
金属細工の分野で、OMEGA形状のチェーンとして公知のチェーン1は、好ましくは、リンク部2を互いに隣接するように規定するように、中心のコア2aに湾曲した外形を有するリボンのような本体を巻きつけることによって形成されている。このチェーンは、チェーンが身に付けられたときに通常は目に見える部分を構成する凸状にの湾曲した表面4の反対側に隣接した下面3を有する。
【0007】
また、チェーンは、これの表面4に、全て符号5で示された、複数のマークによって構成された装飾を有する。この装飾は、刃具6を用いて彫り込まれ、以下に詳しく説明される方法によって構成された所定の幾何学的な構成に従って配置されている。
刃具6は、好ましくは、図2に概略的に示された、刃具保持物品6a上に設けられたダイヤモンド・カッターである。
この方法は、相対直進移動(translational relative movement)が、チェーン1と刃具6との間に、図2の軸Xにより示された、チェーンの長手方向の軸に沿って引き起こされるようにする。特に、チェーン1は、例えば一対の反転ローラ7を有してこれらの間でチェーンが摩擦により引かれる引き手段によって、刃具6に対して、軸Xに沿って引かれるように配置される(図2)。
【0008】
また、この方法は、チェーンの一部を収容するためにスロット9が設けられている、チェーンホルダ支持部8の構成を提供する。この支持部8は、図3に示されるように、チェーンの表面の湾曲した外形が、支持部の断面の円周の外形に実質的に重ね合わせられるように延びた円形断面を有する円筒形形状を有する。このような特徴は、チェーンの表面の湾曲した外形の曲率半径と同じ、支持部の円形断面に対して曲率半径を使用することによって果たされる。
【0009】
本発明の方法に係われば、チェーンホルダ支持部8は、ハウジング11の座部10内を回転可能に収容され、そして、軸Xの方向に対して平行に延び、対称軸となる軸X’を中心に振動し得る。この振動運動は、ロッドのような付属物13によって支持部8に接続されたピボット装置12(図2に概略的に示されている)によって引き起こされる。
刃具6は、ハウジング11内に形成された開口部14を通って、チェーンの表面4と接触される。軸Xに対して夫々異なった角度で傾斜された複数の凹部15が、ハウジング11内の開口部14の領域に、刃具6を互いに傾斜された選択された軸に沿って案内して差し込むために、形成されている。
【0010】
かくして、本発明の方法に係われば、チェーンは、全体的な湾曲した表面が、開口部14内に設けられ、次に、刃具6により彫り込まれるように、軸Xにそった直進移動と、軸X’を中心とした振動運動とに、同時にさらされる。
このようにして、組み合わせられた同時の直進移動と振動運動とによって、表面彫刻による装飾が、図1に示されるように、チェーンの全体的な湾曲した表面上に形成される。
【0011】
また、例えばダイヤモンド・カッターを用いて果たされる、刃具による切削加工作業は、不連続になされる。
更に、凹部15の存在によって、刃具は、これが軸Xに対して傾斜された軸に沿って表面と接触されるように案内され得るので、従って、例えば星型の装飾パターンを形成するように、夫々異なった傾斜のマークを形成することができる。
【0012】
チェーンの長手方向の軸に対する刃具の傾斜だけでなく、チェーンと支持部の直進移動及び振動の速度にも基づいて、極めて高い美的効果を有する所定の夫々異なった幾何学的な構成に従った表面ダイヤモンド彫刻による装飾部を形成することが可能である。
【0013】
本発明の方法は、任意のチェーンもしくは、外側の湾曲した表面全体もしくは部分に沿って延びた表面装飾を必要とする湾曲した表面を有する他のジュエリーの物品に対して、効果的に用いられ得るように意図している。
図5乃至8を特に参照して示された、本発明の方法の変形例では、上述の実施形態に類似した部分が、同じ参照符号で示されており、また、上述のタイプのダイヤモンド彫刻による装飾が、ほぼ円筒形の断面を有する管状形状を備えたジュエリーの物品20上に形成される。また、この管状の構成は、“ガスパイプ”構成として公知である。
【0014】
物品20は、代わって管状チェーンとして規定されるには、ほぼ円筒形の外側湾曲した表面21aを有する複数の隣接した環状部21を有する。各環状部21は、対応した湾曲した表面21aに、所定の幾何学的な構成に従って配置された、刃具6を用いて彫り込まれたマーク5によって構成された装飾を有する。
【0015】
本発明のこの変形例は、主として、管状チェーンが、刃具に対する直進移動に加えて、図5ではX”として示されたこれの長手方向軸を中心とした回転運動とによって動かされるという点で、上述の実施形態とは異なる。このために、軸X”に沿って延びた貫通孔22が、管状チェーン20を限られた半径隙間を有して回転可能に収容するために、ハウジング11内に設けられている。
【0016】
例えばナイロンのようなプラスチック材料でできた、符号23で示されたコアは、チェーン20の管状キャビティ内に、本発明の方法によって実行される装飾工程の間チェーンに十分な堅さを与えるために挿入され得る。
複数対の反転ローラ7は、チェーンの湾曲した表面を部分的に収容して、軸X”に沿ったこれの直進移動における摩擦によってこのチェーンを引くための、環状の溝24を有する。また、ローラ7の各対は、チェーンが、軸Xに沿った直進移動と軸X”を中心とした回転運動(例えば、図5の矢印Aの方向への)とに同時に晒されるように、軸X”を中心に回転する各支持部25に設けられている(図面に概略的に示されている)。よって、円筒形表面が全体に渡って、開口部14内に位置され、刃具6によって彫り込まれる。
【0017】
ハウジング11は、好ましくは、半分の孔(half−hole)22a、22bを夫々有する2つの構造的に独立した部分11a、11bによって構成されている。かくして、これら部分が例えばねじ手段によって互いに接続されると、これらは孔22を一緒になって形成する。
また、押圧手段(pressing means)が、ジャッキのような装置(jack−like device)26、例えば、ハウジング11内に形成され、孔22へと開いたキャビティ28と連通している孔27を通って延びたロッドを備えた圧気装置を有する。ブロックのような物品29が、効果的には、押圧手段と、管状チェーンの湾曲した表面上に圧力を改良的に分配するためのチェーンとの間の位置で、キャビティ28内に収容されている。ジャッキ26の代わりとして、ばねもしくは他の類似した押圧手段の使用が考えられる。また、このシステムでは、処理される表面が、かなり大きいでこぼこを有してもよい(数百ミリメーターのオーダで良い)。
【0018】
このように、本発明は、提出された問題を解決し、公知の解決法以上の、前述されたような利点を果たす。
特に、本発明は、湾曲した表面を有するチェーンの表面全体に渡る表面のダイヤモンド彫刻によって、従来の方法によって形成できなかった装飾を形成することができるという主要な利点を導く。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の方法に係わって形成されたジュエリーの物品のためのチェーンを示す、拡大された部分的な概略図である。
【図2】
図2は、本発明の方法で作動するマシンの部分的な概略図である。
【図3】
図3は、図2の詳細を示す、拡大平面図である。
【図4】
図4は、図2の更なる詳細の部分的な断面図である。
【図5】
図5は、本発明の方法の変形例に係わって作動するマシンの、図2に対応した図である。
【図6】
図6は、図5の方法の変形例に係わって装飾されたジュエリーの物品の部分的な平面図である。
【図7】
図7は、上述の方法の変形例に係わって作動する図5のマシンの詳細を示す、拡大斜視図である。
【図8】
図8は、図7の詳細の、分解斜視図である。
Claims (12)
- 顕著な長手方向の軸に沿って延びたジュエリーの物品(1、20)を装飾するための方法であって、
物品(1、20)と刃具(6)とを、物品の長手方向の軸に沿って、相対直進移動を生じさせる工程と、
物品の表面に、対応した装飾的なマーク(15)を形成するように、所定の切削加工経路に沿って、物品の表面(4、21a)に接触する切削加工運動で刃具(6)を動かす工程とを具備する方法において、物品のための支持手段を提供する工程を具備し、この支持手段は、刃具が、物品の、組み合わせられた同時の回転及び直進移動の間、表面(4、21a)に接触して動かされるように、刃具(6)と物品との間の相対直進移動の方向に延びた軸(X’、X”)を中心に回転可能であることを特徴とする方法。 - 前記支持手段は、前記軸を中心に振動し得る請求項1の方法。
- 前記物品(1、20)は、刃具(6)に対する直進移動に引き入れられる請求項1もしくは2の方法。
- 前記刃具(6)による切削加工は、不連続的である請求項1乃至3のいずれか1の方法。
- 前記刃具(6)の切削加工のための外形は、物品を引く方向に対して調節可能な傾斜を有し、かくして、物品の長手方向の軸に対する、所定の夫々異なった傾斜による装飾的なマークが、物品の表面(4’、21a)上に形成される請求項4の方法。
- 前記物品(1,20)は、湾曲した外形を有する表面を有する請求項1乃至5のいずれか1の方法。
- 前記物品は、実質的にOMEGA形状の断面を有する請求項6の方法。
- 前記物品は、ほぼ円形の外形を有する断面を備えた管状形状を有する請求項6の方法。
- 前記切削加工作業は、ダイヤモンド彫刻作業である請求項1乃至8のいずれか1の方法。
- 請求項1乃至9のいずれか1の方法に係わって形成された湾曲した表面を有するジュエリーの物品。
- 互いに隣接した複数のリンク部を備えたチェーンとして形成された請求項10のジュエリーの物品。
- 請求項1乃至9のいずれか1の方法に係わって動作する、ジュエリーの物品を装飾するためのマシン。
Applications Claiming Priority (2)
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