JP2004515999A - 多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置 - Google Patents
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Abstract
多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置を提案する。この装置は供給電位(U0)を検出する検出装置(10)を有しており、この供給電位は電気的負荷(22)にエネルギーを供給する電力分配部(16)に印加される。このような電力分配部は、少なくとも出力側(9)を介して少なくとも1つの電気的負荷(22)にエネルギーを供給する。出力側(9)で出力電位(U1)を検出するさらなる検出装置(10)が設けられている。エラー識別手段(24)は、前記出力電位(U1)が供給電位(U0)から所定の値分ずれた場合にエラー信号(26)を発生する。
Description
【0001】
本発明は、独立請求項の上位概念に記載の多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置に関する。多数の電気的負荷を有する搭載電源網、例えば自動車用搭載電源網では、12Vの電圧はエネルギー供給にもはや充分ではないという問題が生じている。幾つかの負荷には12Vより高い電圧が供給されるべきなので、2つの異なる電圧レベルを有する多電圧搭載電源網が公知である。ここで第1の電圧レベルはアースより12V高い電位を有し、第2の電圧レベルはアースより36V高い電位を有する。これらの電圧はそれぞれ定格電圧である。2つの電圧レベルは、直流電圧変換器によって接続される。
【0002】
自動車におけるこの種の多電圧搭載電源網は、DE−A19845569号から公知である。電気的エネルギーは、このような電気システムではオルタネータによって生成される。オルタネータは車両用モータによって駆動され、42Vの出力電圧(充電電圧)を供給する。このような充電電圧が36V(定格電圧)のバッテリに充電される。また直流電圧変換器を介して、12Vのバッテリに14Vの充電電圧が供給される。2つのバッテリには適切なスイッチを介して電気的負荷を接続することができる。ここで12Vのバッテリは、従来の搭載電源網の負荷(例えば白熱電球)に給電する。他方で36Vのバッテリは高負荷の負荷(例えばウィンドガラス用のヒータ導線)に給電するのに用いられる。公知の搭載電源網では、2つのバッテリのマイナス端子は同じアース電位にある。12Vないしは14Vの電圧レベルと、36Vないし42Vの電圧レベルとの間の短絡を阻止する措置については、従来の技術では言及されていない。
【0003】
それ故に本発明の課題は、設けられている信号電力分配部においてできるだけ付加的な介入操作なしで、エラーの識別、とりわけ短絡の識別を可能にすることである。このような課題は独立請求項に記載された特徴部分の構成によって解決される。
【0004】
発明の利点
多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する本発明の装置は、供給電位を検出する検出装置を有する。電気的負荷にエネルギーを供給する電力分配部にこの供給電位が印加され、この電力分配部は出力側を介して少なくとも1つの電気的負荷にエネルギーを供給する。さらに出力側で出力電位を検出するさらなる検出装置が設けられている。出力電位が供給電位と所定の値分ずれた場合にはエラー信号を発生する、エラー識別手段が設けられている。とりわけ供給電圧と出力電圧とを比較することで、第1の電圧レベル(例えば42V)と、第2の電圧レベル(例えば14V)とのあいだの高抵抗の短絡も識別することができる。電圧を評価することによって測定値を検出するコストも顕著に減少する。なぜなら電流測定とは対照的に、ケーブルハーネスが解かれる必要がないからである。さらに各負荷に対して特有の測定抵抗を設ける必要がない。その他に電流測定とは対照的に、逆方向電流の流れに依存することはない。
【0005】
多電圧搭載電源網におけるエラーの識別装置は有利な別の構成で、さらなる出力電位を供給電位との比較のために検出する。この出力電力で電力分配部を通して別の負荷にエネルギーが供給される。相応のエラー識別部の複数の出力信号はOR結合される。ここで出力電位が供給電位を上回っている場合、これは短絡が生じていることを示唆する。このような場合、相応のエラー信号が生成される。このエラー信号は対応措置を開始するために評価される。このようなOR結合によって、配線コストが減少する。例えば上位の電力分配部へのエラー信号の転送に信号線路のみを使用しても良い。ハードーウェアにかかるコストが最小化される。
【0006】
エラーを識別する本発明による装置は有利な別の構成で、エラー識別手段に対するエネルギー供給部を有している。これによってエラー識別手段として、電位を比較するコンパレータを使用することができる。保持電流の負荷を減らすために、エネルギー供給部を活性化または非活性化するスイッチ手段が設けられる。このようなスイッチ手段は、エラー信号が送出される信号線路と同じ信号線路を介して活性化される。このような線路を介して、立ち上がり段階(自動車の所望のスタート)において活性化信号が生成され、エラー識別装置が始動される。このエラー識別装置が自身の通常駆動状態に達すると、このような外部の活性化信号はもはや必要なくなる。その後で相当するリード線を他の目的に使用することもできる。このような配置は、エラー識別装置の構造をさらに簡易化する。
【0007】
有利な別の構成では、さらなる少なくとも1つのエラー識別装置が、別の電力分配部の出力電位を監視する。出力されたエラー信号は、第1のエラー識別装置のエラー信号と固定的に配線されOR結合されて、上位の評価ユニットに転送される。
【0008】
有利な別の構成でエラー信号は2進法で構成されている。出力電位が供給電位を始めて所定の値分上回ったときに、論理1の状態から論理0の状態へ信号が変換される。信号の状態が変わることにより、事前に定めることができる期間にわたりタイマーが始動される。このような期間が経過した後でもなおエラー信号が、エラー状態をあらわすレベルをまだ有している場合にはじめて対応措置が開始される。このような予め定められた期間に亘る初期段階のエラー検出のマスキングによって、電気的負荷のスイッチオンプロセスと関連して起こりうる短時間の電圧ピークがエラー処理ルーチンのトリガを引き起こすことはない。これによってエラーの識別が向上される。
【0009】
さらなる有利な別の構成は、従属請求項および明細書に記載されている。
【0010】
図面
多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置の実施例を図示し、以下の明細書でより詳細に説明する。
【0011】
図1には多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置の構成が示されており、図2にはこのエラー識別装置が詳細に示されており、図3にはエラー識別装置が複数設けられる場合の可能な接続が示されている。
【0012】
実施例の説明
14Vの信号電力分配部16には、14Vの供給電圧入力側17を介して供給電位U0が供給される。14Vの供給電圧入力側17は一方でDC/DC変換器7と接続され、またさらに第1のバッテリ14のプラス極と接続されている。その他に第1のバッテリ14がアース15と接続されている。14Vの信号電力分配部16内には、例として複数の素子が示されている。電圧制限部11は過電圧の遮蔽のために用いられる。スイッチ手段18を介して、14Vの負荷22は供給電位と接続される。付属する第1の出力側9を介して14Vの負荷は給電され、この出力側において第1の出力側9の出力電位U1を取り出すことができる。14Vの負荷22はアース15に接続されている。第2の負荷22bはヒューズ13を介して保護されている。さらなる別の14Vの負荷22cは継電器12を介して駆動制御される。14Vの信号電力分配部16はバスシステム20を介してデータを交換する。供給電位U0と同じように、第1の出力側9における出力電位U1はエラー識別部10へ供給される。エラー識別部10内にはコンパレータ24が配置されている。このコンパレータは供給電位U0と出力電位U1とを比較し、この比較に依存してエラー信号26を発生する。このようなエラー信号26は、信号線路を介して42Vの信号電力分配部28に供給される。この42Vの信号電力分配部は時間監視部25を有する。この時間監視部は期間が経過した後にはじめて、入力されているエラー信号26が特徴的なエラー状態を有しているか否かを評価する。時間監視部25の出力信号はマイクロコントローラ31に供給される。マイクロコントローラは、このような出力信号に依存して可能な対応措置を開始する。これは例えばバスシステム20を介したデータ交換に関連する。時間監視部25を、例えばマイクロコントローラ31と直通させることもできる。短絡抵抗19は、14Vの電圧レベルと42Vの電圧レベルとのあいだの検出されるべき、生じ得る短絡を象徴してあらわしている。42Vの信号電力分配部28は、さらに2つのスイッチ手段21を有している。これらのスイッチ手段は、例えばマイクロコントローラ31を介して活性化される。42Vの信号電力分配部28には、一方では42Vの供給入力側5を介して42Vが供給される。スイッチ手段21を介して42Vの負荷23にはそれぞれエネルギーが供給される。42Vの供給電圧は第2のバッテリ6およびこのバッテリと並列に接続されているジェネレータ8と関連して提供され、さらにDC/DC変換器7を介して14Vの電圧レベルと接続されている。
【0013】
図2にはエラー識別部10がより詳細に示されている。入力側17を介してエラー識別部10に供給電位U0が供給され、入力側9を介して第1の出力電位U1が供給される。2つの入力側9と17は、第1のダイオード30によって接続されている。このダイオードは次のように極性付けられる。すなわち供給電位U0が第1の出力電位U1より高い場合、第1のダイオード30は逆方向に極性付けられる。供給電位U0は一方でスイッチユニット33ないしはトランジスタ34のエミッタ−コレクタ経路を介して供給電圧発生器39に達する。この供給電圧発生器は第3の抵抗40を有している。この抵抗40を介して供給電位U0は、第1のコンデンサ42と、ダイオード44と、アースに接続されている第2のコンデンサ46とからなる並列回路に達する。供給電圧発生器39の出力量として、内部供給電圧VCCが準備される。さらに第1の抵抗36と第2の抵抗38から構成される分圧器が設けられ、これを介して供給電位U0が第1のコンパレータ54の動作電圧領域まで分圧されて押し下げられる。これによって供給電位U0に比例する電圧が第1のコンパレータ54の非反転入力側と、この第1のコンパレータと並列に接続されている第2のコンパレータ62の非反転入力側に接続される。第1の出力側9の出力電位U1は、第4の抵抗48と第5の抵抗50から構成される別の分圧器を介して、第1のコンパレータ54の動作電圧領域まで分圧されて押し下げされる。第1の出力側の出力電位U1に比例する電圧がこのようにして第1のコンパレータの反転入力側に印加される。第2の出力電位U2はエラー識別部10の別の入力側を介して供給され、第6の抵抗56と第7の抵抗58から構成される分圧器に供給され、ここで第2のコンパレータ62の動作電圧領域に分圧されて押し下げられる。そのため第2のコンパレータ62の反転入力側に、第2の出力側の第2の出力電位U2と比例する電圧が印加される。コンパレータ54、62の反転入力側と非反転入力側のあいだには、それぞれコンデンサ52、60が接続されており、過度的なものがフィルタリングされる。ここで出力電位U1、U2のうちの1つが供給電位U0よりも上昇した場合、コンデンサ54、62のうちの少なくとも1つがエラー信号26を送出する。このエラー信号は論理0の状態に相応する。コンパレータ54、62は例えばオープンコレクタコンパレータとして構成される。これは供給電位U0が上回っている場合に、出力電位U1、U2のうちの1つによってコンパレータ54、62の出力側をアースに引っ張る。2つのコンパレータ54、62の出力側は相互に導通接続されているので、オープンコレクタの出力側に関連して固定的に配線された論理的OR結合(ワイヤードOR)が実現される。コンパレータ54、62のそのように結合された出力信号は、エラー識別部10からエラー信号26を介して外部へ送出される。相応する信号線路は他方では、スイッチユニット33を駆動制御するためにトランジスタ34のベースと導通接続されている入力側として用いられる。
【0014】
図3では2つの14Vの信号電力分配部16a、16bが設けられている。これらは8つの負荷22a.1〜8、22b.1〜8のエネルギー供給をそれぞれ担っている。これらの14Vの信号電力分配部16a、16bにはそれぞれエラー識別部10a、10bが1つずつ割り当てられている。これらのエラー識別部は、各出力電位U1〜U8をエラー識別のために評価する。さらにこれらのエラー識別部10a、10bには、それぞれ14Vの供給電位U0(端子30)、並びにアース電位15(端子31)が供給される。エラー識別部10a、10bのエラー信号26aないし26bは相互に導通接続され、エラー信号26として42Vの信号電力分配部28に供給される。42Vの信号電力分配部には42Vが供給され、これは42Vの出力側29を介して図示されていない42Vの負荷を活性化する。この負荷を場合によってはさらに外部の別のスイッチ手段を介して駆動制御することができる。稲妻マークは、42Vの負荷レベルと14Vの負荷レベルとのあいだの検出されるべき短絡をあらわす。
【0015】
エラー識別装置は始めは静止モードにあり、ここでスイッチユニット33は、所属するトランジスタ34によって次のように駆動制御される。すなわち14Vの供給電圧入力側17と、供給電圧生成器39の入力側とのあいだで導通接続が生じないように駆動制御される。通常の状態でエラー信号26が伝達される線路は相応に高抵抗である。ここで42Vの信号電力分配部28のマイクロコントローラ31は、相応の活性化命令に関連して駆動制御ユニット27に対する相応の命令信号を発生する。ここでこの活性化命令はバスシステム20を介して伝達されたものか、または42Vの信号電力分配部28自身によって検出されたものである。駆動制御ユニット27は引き続き線路26をスタンバイレベルまで引き上げ、これによってスイッチユニット33のトランジスタ34はスイッチオン状態に移される。このようにして供給電圧発生器39も活性化され、この供給電圧生成器39は引き続き、自身の出力側で例えば5Vである内部供給電圧VCCを2つのコンパレータ54、62のに対して提供する。これによってエラー識別手段としてのコンパレータ54、62もスタンバイ状態になる。
【0016】
第1のコンパレータ54は、第1の出力電位U1が供給電位U0を有る程度の値(例えば0. 7V)上回っているか否かを比較する。このような値は半導体18の逆ダイオードでの逆方向への電圧降下と一致する。このような値は抵抗36、38、並びに48、50からなる分圧器を介して相応に調整することができる。これらの分圧器はさらに、検出されるべき電圧U1、U0をコンパレータ54の動作領域に移行させるのに用いられる。コンパレータ54、62の出力側はオープンコレクタ出力側として構成される。第1の出力電圧U1が供給電位U0を設定可能な値分上回った場合、第1のコンパレータ54の出力側は自身の状態を論理1から論理0に変える。論理0の状態でコンパレータ54の出力側はアースに引っ張られる。これは第2のコンパレター62の出力側がまだ論理1の値を有している場合にもである。これによってエラー信号26は、論理1の状態から論理0の状態に変わる。それと同時に14Vの電圧レベルと42Vの電圧レベルとのあいだの生じ得る短絡が検出される。なぜならエラーの無い通常の状態において14Vの負荷22の出力電位U1は、14Vの供給入力側17の電位よりますます低くなっているからである。供給電位U0は、上述の短絡が生じた場合に上昇し得る。
【0017】
さらなる評価のためにエラー信号26は42Vの信号電力分配部28に供給される。時間監視部25はエラー状況で生じる、論理1から論理0への信号状態の信号エッジの変化を検出し、例えば5msから1sにわたるタイマーを引き続きスタートさせる。このような期間内に存在する、エラーを示す論理0のエラー信号は、マイクロコントローラ31によってこの時点ではまだ無視されている。これによって、例えば14Vの負荷22のスイッチのオン/オフの際に生じ得る、過電圧ピーク等がマスキングされる。しかしエラー信号26がこのような事前に定められる期間後にも特徴的なエラー状態を依然として有している場合、すなわち依然として値が論理0の場合、マイクロコントローラ31は生じ得る短絡を識別する。マイクロコントローラ31は引き続き、診断措置およびエラー除去措置を開始する。このようにして例えばバスシステム20を介して相応のエラー報告をディスプレイに伝送することができるようにしてもよい。また負荷22、23を保護するために、電源および/または負荷22,23をスイッチオフすることができるであろう。診断のためにこのような負荷を順番にスイッチオフすることもできる。それに引き続き第1の出力電位U1が供給電位U0を再び下回った場合、エラー信号26は自身の論理状態を0から1に変え、同時にエラーが首尾良く除去されたことをマイクロコントローラ31に信号で知らせる。マイクロコントローラ31は、どの負荷23が最後に駆動制御されたのか、またどの負荷がおそらく短絡を引き起こしたのかを記憶し、これは診断サイクルに送出される。
【0018】
図2に示された回路によって、基本的には任意の多数の出力電位U1〜Unを、信号電力分配部16の相応の供給電位U0と比較することができる。これらの出力電位U1〜Unのうちの1つが供給電位U0を上回っている場合、エラー信号26はエラーをあらわす状態(論理0)になる。相応のカスケード配置が図3に示されている。このようにして14Vの信号分配部16a、16bに、図2に示されたように構成されているエラー識別部10a、10bが1つずつ割り当てられる。これと同時に各出力電位U1〜Unは、供給電位U0と比較されることで監視される。各エラー信号26a、26bは導通接続され、図1と相応する評価のために42Vの信号電力分配部28に供給される。
【0019】
エラー識別部10は、別個の構成ユニットとして構成される。これによって設けられている14Vの信号電力分配部16a、16bが変化せずに保たれ、また相応のエラー識別部10a、10bによってシステムアップされる。14Vの負荷22の出力量を、非常に簡単に14Vの負荷回路のケーブルハーネスにおいて取り出すことができる(例えば圧切結線・接続部(Schneid−Klemm−Verbindungen)、分岐接続部(Abzweigverbinder)、アダプターによって)。供給電位U0は、有利には入力側17のすぐ近くで取り出される。しかし基本的には、エラー識別部10を相応の信号電力分配部16内に組み込むこともできるだろう。
【0020】
出力電位U1、U2と供給電位U0との間に配置されているダイオード30、32は次の場合に付加的な保護手段として用いられるべきである。すなわち例えばスイッチ手段12の逆ダイオードが設けられていない場合である。その他にこれを介してエラーの場合に逆方向電流が短時間流れることができ、これによってとりわけ低抵抗の短絡の場合には、該当する負荷22が保護される。
【0021】
このエラー識別装置は、とりわけ多電圧搭載電源網に向いている。なぜなら多電圧搭載電源網では短絡の危険が比較的高いからである。この種の多電圧搭載電源網は、とりわけ自動車において使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置の構成
【図2】
エラー識別装置の詳細な図面
【図3】
エラー識別装置が複数設けられる場合の可能な接続
本発明は、独立請求項の上位概念に記載の多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置に関する。多数の電気的負荷を有する搭載電源網、例えば自動車用搭載電源網では、12Vの電圧はエネルギー供給にもはや充分ではないという問題が生じている。幾つかの負荷には12Vより高い電圧が供給されるべきなので、2つの異なる電圧レベルを有する多電圧搭載電源網が公知である。ここで第1の電圧レベルはアースより12V高い電位を有し、第2の電圧レベルはアースより36V高い電位を有する。これらの電圧はそれぞれ定格電圧である。2つの電圧レベルは、直流電圧変換器によって接続される。
【0002】
自動車におけるこの種の多電圧搭載電源網は、DE−A19845569号から公知である。電気的エネルギーは、このような電気システムではオルタネータによって生成される。オルタネータは車両用モータによって駆動され、42Vの出力電圧(充電電圧)を供給する。このような充電電圧が36V(定格電圧)のバッテリに充電される。また直流電圧変換器を介して、12Vのバッテリに14Vの充電電圧が供給される。2つのバッテリには適切なスイッチを介して電気的負荷を接続することができる。ここで12Vのバッテリは、従来の搭載電源網の負荷(例えば白熱電球)に給電する。他方で36Vのバッテリは高負荷の負荷(例えばウィンドガラス用のヒータ導線)に給電するのに用いられる。公知の搭載電源網では、2つのバッテリのマイナス端子は同じアース電位にある。12Vないしは14Vの電圧レベルと、36Vないし42Vの電圧レベルとの間の短絡を阻止する措置については、従来の技術では言及されていない。
【0003】
それ故に本発明の課題は、設けられている信号電力分配部においてできるだけ付加的な介入操作なしで、エラーの識別、とりわけ短絡の識別を可能にすることである。このような課題は独立請求項に記載された特徴部分の構成によって解決される。
【0004】
発明の利点
多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する本発明の装置は、供給電位を検出する検出装置を有する。電気的負荷にエネルギーを供給する電力分配部にこの供給電位が印加され、この電力分配部は出力側を介して少なくとも1つの電気的負荷にエネルギーを供給する。さらに出力側で出力電位を検出するさらなる検出装置が設けられている。出力電位が供給電位と所定の値分ずれた場合にはエラー信号を発生する、エラー識別手段が設けられている。とりわけ供給電圧と出力電圧とを比較することで、第1の電圧レベル(例えば42V)と、第2の電圧レベル(例えば14V)とのあいだの高抵抗の短絡も識別することができる。電圧を評価することによって測定値を検出するコストも顕著に減少する。なぜなら電流測定とは対照的に、ケーブルハーネスが解かれる必要がないからである。さらに各負荷に対して特有の測定抵抗を設ける必要がない。その他に電流測定とは対照的に、逆方向電流の流れに依存することはない。
【0005】
多電圧搭載電源網におけるエラーの識別装置は有利な別の構成で、さらなる出力電位を供給電位との比較のために検出する。この出力電力で電力分配部を通して別の負荷にエネルギーが供給される。相応のエラー識別部の複数の出力信号はOR結合される。ここで出力電位が供給電位を上回っている場合、これは短絡が生じていることを示唆する。このような場合、相応のエラー信号が生成される。このエラー信号は対応措置を開始するために評価される。このようなOR結合によって、配線コストが減少する。例えば上位の電力分配部へのエラー信号の転送に信号線路のみを使用しても良い。ハードーウェアにかかるコストが最小化される。
【0006】
エラーを識別する本発明による装置は有利な別の構成で、エラー識別手段に対するエネルギー供給部を有している。これによってエラー識別手段として、電位を比較するコンパレータを使用することができる。保持電流の負荷を減らすために、エネルギー供給部を活性化または非活性化するスイッチ手段が設けられる。このようなスイッチ手段は、エラー信号が送出される信号線路と同じ信号線路を介して活性化される。このような線路を介して、立ち上がり段階(自動車の所望のスタート)において活性化信号が生成され、エラー識別装置が始動される。このエラー識別装置が自身の通常駆動状態に達すると、このような外部の活性化信号はもはや必要なくなる。その後で相当するリード線を他の目的に使用することもできる。このような配置は、エラー識別装置の構造をさらに簡易化する。
【0007】
有利な別の構成では、さらなる少なくとも1つのエラー識別装置が、別の電力分配部の出力電位を監視する。出力されたエラー信号は、第1のエラー識別装置のエラー信号と固定的に配線されOR結合されて、上位の評価ユニットに転送される。
【0008】
有利な別の構成でエラー信号は2進法で構成されている。出力電位が供給電位を始めて所定の値分上回ったときに、論理1の状態から論理0の状態へ信号が変換される。信号の状態が変わることにより、事前に定めることができる期間にわたりタイマーが始動される。このような期間が経過した後でもなおエラー信号が、エラー状態をあらわすレベルをまだ有している場合にはじめて対応措置が開始される。このような予め定められた期間に亘る初期段階のエラー検出のマスキングによって、電気的負荷のスイッチオンプロセスと関連して起こりうる短時間の電圧ピークがエラー処理ルーチンのトリガを引き起こすことはない。これによってエラーの識別が向上される。
【0009】
さらなる有利な別の構成は、従属請求項および明細書に記載されている。
【0010】
図面
多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置の実施例を図示し、以下の明細書でより詳細に説明する。
【0011】
図1には多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置の構成が示されており、図2にはこのエラー識別装置が詳細に示されており、図3にはエラー識別装置が複数設けられる場合の可能な接続が示されている。
【0012】
実施例の説明
14Vの信号電力分配部16には、14Vの供給電圧入力側17を介して供給電位U0が供給される。14Vの供給電圧入力側17は一方でDC/DC変換器7と接続され、またさらに第1のバッテリ14のプラス極と接続されている。その他に第1のバッテリ14がアース15と接続されている。14Vの信号電力分配部16内には、例として複数の素子が示されている。電圧制限部11は過電圧の遮蔽のために用いられる。スイッチ手段18を介して、14Vの負荷22は供給電位と接続される。付属する第1の出力側9を介して14Vの負荷は給電され、この出力側において第1の出力側9の出力電位U1を取り出すことができる。14Vの負荷22はアース15に接続されている。第2の負荷22bはヒューズ13を介して保護されている。さらなる別の14Vの負荷22cは継電器12を介して駆動制御される。14Vの信号電力分配部16はバスシステム20を介してデータを交換する。供給電位U0と同じように、第1の出力側9における出力電位U1はエラー識別部10へ供給される。エラー識別部10内にはコンパレータ24が配置されている。このコンパレータは供給電位U0と出力電位U1とを比較し、この比較に依存してエラー信号26を発生する。このようなエラー信号26は、信号線路を介して42Vの信号電力分配部28に供給される。この42Vの信号電力分配部は時間監視部25を有する。この時間監視部は期間が経過した後にはじめて、入力されているエラー信号26が特徴的なエラー状態を有しているか否かを評価する。時間監視部25の出力信号はマイクロコントローラ31に供給される。マイクロコントローラは、このような出力信号に依存して可能な対応措置を開始する。これは例えばバスシステム20を介したデータ交換に関連する。時間監視部25を、例えばマイクロコントローラ31と直通させることもできる。短絡抵抗19は、14Vの電圧レベルと42Vの電圧レベルとのあいだの検出されるべき、生じ得る短絡を象徴してあらわしている。42Vの信号電力分配部28は、さらに2つのスイッチ手段21を有している。これらのスイッチ手段は、例えばマイクロコントローラ31を介して活性化される。42Vの信号電力分配部28には、一方では42Vの供給入力側5を介して42Vが供給される。スイッチ手段21を介して42Vの負荷23にはそれぞれエネルギーが供給される。42Vの供給電圧は第2のバッテリ6およびこのバッテリと並列に接続されているジェネレータ8と関連して提供され、さらにDC/DC変換器7を介して14Vの電圧レベルと接続されている。
【0013】
図2にはエラー識別部10がより詳細に示されている。入力側17を介してエラー識別部10に供給電位U0が供給され、入力側9を介して第1の出力電位U1が供給される。2つの入力側9と17は、第1のダイオード30によって接続されている。このダイオードは次のように極性付けられる。すなわち供給電位U0が第1の出力電位U1より高い場合、第1のダイオード30は逆方向に極性付けられる。供給電位U0は一方でスイッチユニット33ないしはトランジスタ34のエミッタ−コレクタ経路を介して供給電圧発生器39に達する。この供給電圧発生器は第3の抵抗40を有している。この抵抗40を介して供給電位U0は、第1のコンデンサ42と、ダイオード44と、アースに接続されている第2のコンデンサ46とからなる並列回路に達する。供給電圧発生器39の出力量として、内部供給電圧VCCが準備される。さらに第1の抵抗36と第2の抵抗38から構成される分圧器が設けられ、これを介して供給電位U0が第1のコンパレータ54の動作電圧領域まで分圧されて押し下げられる。これによって供給電位U0に比例する電圧が第1のコンパレータ54の非反転入力側と、この第1のコンパレータと並列に接続されている第2のコンパレータ62の非反転入力側に接続される。第1の出力側9の出力電位U1は、第4の抵抗48と第5の抵抗50から構成される別の分圧器を介して、第1のコンパレータ54の動作電圧領域まで分圧されて押し下げされる。第1の出力側の出力電位U1に比例する電圧がこのようにして第1のコンパレータの反転入力側に印加される。第2の出力電位U2はエラー識別部10の別の入力側を介して供給され、第6の抵抗56と第7の抵抗58から構成される分圧器に供給され、ここで第2のコンパレータ62の動作電圧領域に分圧されて押し下げられる。そのため第2のコンパレータ62の反転入力側に、第2の出力側の第2の出力電位U2と比例する電圧が印加される。コンパレータ54、62の反転入力側と非反転入力側のあいだには、それぞれコンデンサ52、60が接続されており、過度的なものがフィルタリングされる。ここで出力電位U1、U2のうちの1つが供給電位U0よりも上昇した場合、コンデンサ54、62のうちの少なくとも1つがエラー信号26を送出する。このエラー信号は論理0の状態に相応する。コンパレータ54、62は例えばオープンコレクタコンパレータとして構成される。これは供給電位U0が上回っている場合に、出力電位U1、U2のうちの1つによってコンパレータ54、62の出力側をアースに引っ張る。2つのコンパレータ54、62の出力側は相互に導通接続されているので、オープンコレクタの出力側に関連して固定的に配線された論理的OR結合(ワイヤードOR)が実現される。コンパレータ54、62のそのように結合された出力信号は、エラー識別部10からエラー信号26を介して外部へ送出される。相応する信号線路は他方では、スイッチユニット33を駆動制御するためにトランジスタ34のベースと導通接続されている入力側として用いられる。
【0014】
図3では2つの14Vの信号電力分配部16a、16bが設けられている。これらは8つの負荷22a.1〜8、22b.1〜8のエネルギー供給をそれぞれ担っている。これらの14Vの信号電力分配部16a、16bにはそれぞれエラー識別部10a、10bが1つずつ割り当てられている。これらのエラー識別部は、各出力電位U1〜U8をエラー識別のために評価する。さらにこれらのエラー識別部10a、10bには、それぞれ14Vの供給電位U0(端子30)、並びにアース電位15(端子31)が供給される。エラー識別部10a、10bのエラー信号26aないし26bは相互に導通接続され、エラー信号26として42Vの信号電力分配部28に供給される。42Vの信号電力分配部には42Vが供給され、これは42Vの出力側29を介して図示されていない42Vの負荷を活性化する。この負荷を場合によってはさらに外部の別のスイッチ手段を介して駆動制御することができる。稲妻マークは、42Vの負荷レベルと14Vの負荷レベルとのあいだの検出されるべき短絡をあらわす。
【0015】
エラー識別装置は始めは静止モードにあり、ここでスイッチユニット33は、所属するトランジスタ34によって次のように駆動制御される。すなわち14Vの供給電圧入力側17と、供給電圧生成器39の入力側とのあいだで導通接続が生じないように駆動制御される。通常の状態でエラー信号26が伝達される線路は相応に高抵抗である。ここで42Vの信号電力分配部28のマイクロコントローラ31は、相応の活性化命令に関連して駆動制御ユニット27に対する相応の命令信号を発生する。ここでこの活性化命令はバスシステム20を介して伝達されたものか、または42Vの信号電力分配部28自身によって検出されたものである。駆動制御ユニット27は引き続き線路26をスタンバイレベルまで引き上げ、これによってスイッチユニット33のトランジスタ34はスイッチオン状態に移される。このようにして供給電圧発生器39も活性化され、この供給電圧生成器39は引き続き、自身の出力側で例えば5Vである内部供給電圧VCCを2つのコンパレータ54、62のに対して提供する。これによってエラー識別手段としてのコンパレータ54、62もスタンバイ状態になる。
【0016】
第1のコンパレータ54は、第1の出力電位U1が供給電位U0を有る程度の値(例えば0. 7V)上回っているか否かを比較する。このような値は半導体18の逆ダイオードでの逆方向への電圧降下と一致する。このような値は抵抗36、38、並びに48、50からなる分圧器を介して相応に調整することができる。これらの分圧器はさらに、検出されるべき電圧U1、U0をコンパレータ54の動作領域に移行させるのに用いられる。コンパレータ54、62の出力側はオープンコレクタ出力側として構成される。第1の出力電圧U1が供給電位U0を設定可能な値分上回った場合、第1のコンパレータ54の出力側は自身の状態を論理1から論理0に変える。論理0の状態でコンパレータ54の出力側はアースに引っ張られる。これは第2のコンパレター62の出力側がまだ論理1の値を有している場合にもである。これによってエラー信号26は、論理1の状態から論理0の状態に変わる。それと同時に14Vの電圧レベルと42Vの電圧レベルとのあいだの生じ得る短絡が検出される。なぜならエラーの無い通常の状態において14Vの負荷22の出力電位U1は、14Vの供給入力側17の電位よりますます低くなっているからである。供給電位U0は、上述の短絡が生じた場合に上昇し得る。
【0017】
さらなる評価のためにエラー信号26は42Vの信号電力分配部28に供給される。時間監視部25はエラー状況で生じる、論理1から論理0への信号状態の信号エッジの変化を検出し、例えば5msから1sにわたるタイマーを引き続きスタートさせる。このような期間内に存在する、エラーを示す論理0のエラー信号は、マイクロコントローラ31によってこの時点ではまだ無視されている。これによって、例えば14Vの負荷22のスイッチのオン/オフの際に生じ得る、過電圧ピーク等がマスキングされる。しかしエラー信号26がこのような事前に定められる期間後にも特徴的なエラー状態を依然として有している場合、すなわち依然として値が論理0の場合、マイクロコントローラ31は生じ得る短絡を識別する。マイクロコントローラ31は引き続き、診断措置およびエラー除去措置を開始する。このようにして例えばバスシステム20を介して相応のエラー報告をディスプレイに伝送することができるようにしてもよい。また負荷22、23を保護するために、電源および/または負荷22,23をスイッチオフすることができるであろう。診断のためにこのような負荷を順番にスイッチオフすることもできる。それに引き続き第1の出力電位U1が供給電位U0を再び下回った場合、エラー信号26は自身の論理状態を0から1に変え、同時にエラーが首尾良く除去されたことをマイクロコントローラ31に信号で知らせる。マイクロコントローラ31は、どの負荷23が最後に駆動制御されたのか、またどの負荷がおそらく短絡を引き起こしたのかを記憶し、これは診断サイクルに送出される。
【0018】
図2に示された回路によって、基本的には任意の多数の出力電位U1〜Unを、信号電力分配部16の相応の供給電位U0と比較することができる。これらの出力電位U1〜Unのうちの1つが供給電位U0を上回っている場合、エラー信号26はエラーをあらわす状態(論理0)になる。相応のカスケード配置が図3に示されている。このようにして14Vの信号分配部16a、16bに、図2に示されたように構成されているエラー識別部10a、10bが1つずつ割り当てられる。これと同時に各出力電位U1〜Unは、供給電位U0と比較されることで監視される。各エラー信号26a、26bは導通接続され、図1と相応する評価のために42Vの信号電力分配部28に供給される。
【0019】
エラー識別部10は、別個の構成ユニットとして構成される。これによって設けられている14Vの信号電力分配部16a、16bが変化せずに保たれ、また相応のエラー識別部10a、10bによってシステムアップされる。14Vの負荷22の出力量を、非常に簡単に14Vの負荷回路のケーブルハーネスにおいて取り出すことができる(例えば圧切結線・接続部(Schneid−Klemm−Verbindungen)、分岐接続部(Abzweigverbinder)、アダプターによって)。供給電位U0は、有利には入力側17のすぐ近くで取り出される。しかし基本的には、エラー識別部10を相応の信号電力分配部16内に組み込むこともできるだろう。
【0020】
出力電位U1、U2と供給電位U0との間に配置されているダイオード30、32は次の場合に付加的な保護手段として用いられるべきである。すなわち例えばスイッチ手段12の逆ダイオードが設けられていない場合である。その他にこれを介してエラーの場合に逆方向電流が短時間流れることができ、これによってとりわけ低抵抗の短絡の場合には、該当する負荷22が保護される。
【0021】
このエラー識別装置は、とりわけ多電圧搭載電源網に向いている。なぜなら多電圧搭載電源網では短絡の危険が比較的高いからである。この種の多電圧搭載電源網は、とりわけ自動車において使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置の構成
【図2】
エラー識別装置の詳細な図面
【図3】
エラー識別装置が複数設けられる場合の可能な接続
Claims (12)
- 少なくとも1つの出力側(9)を介して少なくとも1つの電気的負荷(22)にエネルギーを供給する電力分配部(16)に印加される供給電位(U0)を検出する検出装置(10)と、
出力側(9)の出力電位(U1)を検出するさらなる検出装置(10)と、
前記出力電位(U1)が供給電位(U0)と所定の値分ずれた場合にエラー信号(26)を発生するエラー識別手段(24)とを有している、
ことを特徴とする多電圧搭載電源網におけるエラーを識別する装置。 - 少なくとも1つのエネルギー供給部(39)が前記エラー識別手段(24)に対して設けられている、請求項1記載の装置。
- 前記エネルギー供給部(39)を活性化または非活性化する、少なくとも1つのスイッチ手段(33、34)が設けられている、請求項1または2記載の装置。
- さらなるエラー評価のために前記エラー信号(26)が電力分配器(28)に供給される、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
- 前記エラー信号(26)が、設定可能な時間間隔の経過後にエラー状況をあらわす状態であるか否かを評価する監視装置(25、31)が設けられている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
- 前記エラー信号(26)が設定可能な時間間隔の経過後にエラー状況をあらわす値を有している場合、前記監視装置(25、31)はエラー診断および/またはエラー除去の対応措置を開始する、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
- 対応措置として電気的負荷(23、22)がスイッチオフされる、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
- エラー識別手段としてコンパレータ(54、62)が設けられている、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
- 供給電位(U0)と出力電位(U1)とのあいだにダイオード(30、32)が配置されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
- 供給電位(U0)との比較のために、別の出力側(9)の少なくとも1つの別の出力電位(U2)がエラー識別手段(62)に供給される、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
- 少なくとも2つのコンパレータ(54、62)の出力側は相互に導通接続されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
- スイッチユニット(33)は、エラー信号(26)が導かれる線路と同じ線路を介して駆動制御される、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
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