JP2004515667A - 脱インキ汚泥からの無機物質の回収方法 - Google Patents

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Abstract

古紙から再利用繊維を回収するにあたり不良品として得られた脱インキ汚泥から無機物質を回収する方法。本発明によれば、工程は以下のステップからなる、(a)脱インキ汚泥中の繊維物質の状態の有機物質の比率が15乃至40%(乾燥固体含量)であり、(b)汚泥中の水分量を調整し乾燥固体含量が10乃至35%となるようにし、ステップ(a)及びステップ(b)が相互に調整され汚泥をポンプで汲み上げることができるようにし、(c)汚泥の圧力を少なくとも22MPaに増大させ、(d)温度を超臨界温度又はほぼ超臨界温度に昇温させ、(e)酸素を含む媒体を汚泥へ添加し超臨界温度と圧力の反応器中にて全ての有機物質を酸化させ、(f)有機物質の酸化にて放出されたエネルギーを回収し、そして、(g)エネルギーが回収された前記無機物質、気体及び水からなる物質の流れに対し無機物質の回収のための物質の分離を行う。

Description

【0001】
本発明は古紙から再利用繊維を回収するにあたり不良品として得られた脱インキ汚泥から無機物質を連続的に回収する方法に関するものである。
【0002】
そのような脱インキ汚泥は脱水前に通常8%未満の乾燥固体含量を有し、乾燥固体含量として計算して通常35%より多くの量の有機物質を含み、残りは無機物質である。
【0003】
用語「古紙」は、使用後、再利用繊維の状態で回収され、次いで、切り裂いた後、紙又はボール紙を生産するためか或いは他のいくつかの工業目的のために再使用される紙やボール紙を指している。再利用繊維は従って以前紙やボール紙製品に使用されていた繊維物質を指している。
【0004】
例えば新聞紙、雑誌、LWC及び上質紙のような、各種の印刷物を製造するために使用される紙は、多数の添加物を含んでいる。印刷の仕上がった紙製品はまた印刷用インクを含んでいる。添加物は主として充填材、顔料及び着色料からなるが、その他の添加物もまた含まれている可能性がある。様々な添加物の量及び組成比は印刷紙の種類に依存して変化する。充填材の主な目的は印刷紙の不透明性を増大させることにある。クレイ、炭酸カルシウム、酸化チタン及び/又はタルカムが一般的に充填材として使用されるが、その他の物質も使用される可能性がある。顔料はコート紙やボール紙の被覆層中に含まれている。クレイ及び炭酸カルシウムは主に顔料として、どちらか単独に或いは組み合わせて使用され、しかしながら、酸化チタン及びタルカムもまた使用される可能性がある。
【0005】
再利用繊維を古紙から回収するとき、古紙は繊維を脱色し不純物を除去するために洗浄工程を受けさせる。このようにして得られた様々な不良品は、次に脱インキ汚泥を形成するために比較的高い水分量と混合する。この脱インキ汚泥から有用物質を回収する工業的に実施可能な方法は従来使用されることもなく、提案されることさえなく、代わりに脱インキ汚泥は残留物に相当し、脱水後、従来の技術を用いてセメント及びレンガ製造業にて使用され得るか、焼却処分され得るものであった。焼却から得られた灰は好ましい場所に堆積させるか埋め立てごみとして使用される。いくつかの工場及び国は、焼却処分されていない脱インキ汚泥でさえ堆積させるが、これは環境的な観点から負担である。
【0006】
「パルプ製造機汚泥の超臨界水酸化」という題名のM.モデル他による、1991工業技術会議、393−403頁の論文中に、パルプ製造機からの汚泥を処理するための従来の焼却に代わる方法が開示されている。一般的にSCWO工程(超臨界水酸化)と呼ばれるその方法は、超臨界状態における水の存在する状態で汚泥の有機部分を炭化させることなく酸化させることに基づいている。これは、有機物質の酸化が水の状態図における超臨界点以上の温度及び圧力、すなわち374℃/22MPaにおいて行われることを意味する。比較的低温での有機物質の酸化は高圧及び反応媒体としての水の存在により可能である。その超臨界点374℃/22MPaにて、そしてこの点以上のその臨界領域において、水は超臨界流動体としての行動を取り、この状態にて超臨界水は有機物質及び気体のための効率的な溶媒として働く。この論文はパルプの従来の製造において得られる汚泥についてのみ論じられており、従って古紙からの再利用繊維の回収から得られた特別な脱インキ汚泥について何ら言及されておらず、脱インキ汚泥からの無機物質を回収する方法の使用についても何ら言及されていない。「脱インキ汚泥の湿式酸化(Nassoxidation von Deinkingschlaemmen)」という題名のU.ハム(U.Hamm)及びL.ゴッチング(L.Goettsching)、ウォッチェンブラット(Wochenblatt)による、紙工業(Papierfabrikation)1、1998、15−23頁の論文は、上記のSCWO工程を使用した脱インキ汚泥の脱酸素についての実験からの結果を開示している。この論文から、たとえ脱インキ汚泥中の有機物質の極度に高い酸化においても、充填材として使用されることが不可能なほど低い、60%ISO未満の輝度の無機物質しか得られないことが明確である。従って、議論されている技術の状況は、前記SCWO工程による酸化を利用した紙製造工程において再使用するため脱インキ汚泥からの充填材の回収を示しても暗示してもいない。
【0007】
【非特許文献1】
M.モデル他、「パルプ製造機汚泥の超臨界水酸化」工業技術会議、1991年、第393−403頁
【非特許文献2】
U.ハム(U.Hamm)及びL.ゴッチング(L.Goettsching)、ウォッチェンブラット(Wochenblatt)、「脱インキ汚泥の湿式酸化(Nassoxidation von Deinkingschlaemmen)」紙工業(Papierfabrikation)1、1998年、第15−23頁
【0008】
本発明の目的は脱インキ汚泥から無機物質を回収する工程を提供することであって、前記物質は紙製造工程における再使用に適する品質である。
【0009】
本発明による方法は、以下のステップからなることを特徴とし、
(a)脱インキ汚泥中の繊維物質の状態の有機物質の比率を制御及び/又は調整し、乾燥固体含量として計算して15乃至40%である又はとなるようにし、
(b)脱インキ汚泥の水分含量を調整し、乾燥固体含量を10乃至35%となるようにし、ステップ(a)及びステップ(b)が相互に調整され脱インキ汚泥をポンプで汲み上げることができるようにし、
(c)ポンプで汲み上げることができる脱インキ汚泥の圧力を少なくとも22MPaに増大させ、
(d)ポンプで汲み上げることができる脱インキ汚泥の温度を超臨界温度又はほぼ超臨界温度に昇温させ、
(e)全ての有機物質を酸化させるのに十分な量の酸素を含む媒体を脱インキ汚泥へ添加し、なおこれは超臨界温度と超臨界圧力の反応器中にて行われ、
(f)有機物質の酸化にて放出されたエネルギーを好ましい形式にて回収し、そして、
(g)エネルギーが回収された前記無機物質、気体及び水からなる物質の流れに対し、有用無機物質の回収からなる物質の分離を行う、
脱インキ汚泥から無機物質を連続的に回収する方法である。
【0010】
本発明は更に添付の図面を参照して開示される。
【0011】
古紙の洗浄工程から得られる脱インキ汚泥が貯蔵タンク1中へ充填され、沈殿しないよう連続的に攪拌される。もし脱インキ汚泥が特別な脱水用具にて処理されていない場合、乾燥固体含量が通常8%以下、たいてい約5%又はそれ以下で、残りが水である。脱インキ汚泥は通常有機物質含量を乾燥固体含量として計算して35%より多く、たいてい45乃至50%の間隔内で含有しており、従って、無機物質の含量は夫々65%及び55乃至50%以下となる。
【0012】
有機物質は繊維物質、印刷用インク、その他の着色料、各種の有機添加物及びバインダからなり、従って、繊維物質は最も高い比率の構成要素となっている。繊維物質は繊維及び繊維断片、いわゆる「微粉」で構成されている。無機物質は主に充填材からなるが、その他の不活性物質、たとえば顔料を、古紙を構成している紙やボール紙製品の種類に依存して含み得る。
【0013】
脱インキ汚泥は好適な予備処理のために予備処理プラント2へ連続的に搬送され、乾燥固体含量の繊維物質の比率を所定の水準まで減少させた。いくつもの異なる方法、例えばフローテーション、沈殿法、ボルテックス洗浄、スクリーニング、遠心法、繊維物質の一部の生物学的分解(好気的又は嫌気的)、発酵につながる酵素加水分解又はその他のいくつかの種類の加水分解を介した繊維物質の一部のエタノールへの変換又はこれらの技術の2つ又はそれ以上の組み合わせ(なおこれら技術は1又はそれ以上のステップの組み合わせにて達成され得る)が、繊維物質含量におけるそのような減少を達成するために好適な予備処理として利用可能である。繊維物質の比率を所定の水準まで減少させるための脱インキ汚泥の予備処理はまた、脱インキ工程と一体化しても良い。この場合、予備処理プラントを分離する必要がない。有機物質の残量が15乃至40%の間となるよう繊維物質の含量を減少させることが重要であり、もし工程が獲得できるのであれば好ましい経済的な節約となる。有機物質の含量を減少させることはSCWO工程のプラントの能力を増大させ、乾燥固体含量のより高い脱インキ汚泥が使用可能となる。これは同様にCOD含量がより低くなるという結果となり、脱インキ汚泥をよりポンプで汲み上げることができるという結果となる。その上、有機物質と無機物質との間の割合が低くなれば、酸素ガスのコストがより低くなる。
【0014】
この方法により処理された脱インキ汚泥は次に15乃至35%の値の範囲内に乾燥固体の濃度を増加させるためにプラント3へ搬送される。濃度におけるこの増加は好ましい処理、すなわちこの濃度の間隔を直接作り出す処理か、或いは第一にかなり高い濃度にしその後脱インキ汚泥を希釈しその結果15乃至35%という間隔内の濃度が得られる処理を行うことにより達成され得る。そのような乾燥固体含量の増加を達成するための好ましい処理としていくつかの方法、例えば沈殿法、ボルテックス洗浄、遠心法、好ましい圧迫による圧迫法又はこれらの技術の2つ又はそれ以上の組み合わせ、が利用可能である。下流にて達成される酸化の間に存在する水の量を減少させるために脱インキ汚泥の濃化が必要である。乾燥固体含量を増大させる時、或いはすぐその後に、特に汚泥中の塩含量があまりに高い場合、脱インキ汚泥は洗浄され得る。金属イオンはこの洗浄の間に除去され、回収された無機物質を変色させその結果その輝度を減少させる次の酸化において金属イオンは金属酸化物を形成し得る。いわゆるエンクラステーションと呼ばれる塩の堆積を避けるため、プラントにおける塩含量をできるだけ低く、好ましくは1000ppmより低く保つべきである。連続的な工程を可能とするために、脱インキ汚泥は乾燥固体含量を増加させた後も依然ポンプにより汲み上げることができなくてはならない。二つの主な初期段階は従って、お互いに調整されていなければならなく、その結果プラント3を離れる脱インキ汚泥はポンプで汲み上げることができる状態であり、またCOD含量が40乃至200g/lであり、より好ましくは60乃至150g/lである。分散方法は脱インキ汚泥をポンプで汲み上げることができる能力を増すために使用され得る。
【0015】
ポンプで汲み上げることができる脱インキ汚泥は、脱インキ汚泥を均質化するための処置を備えた貯蔵タンク4に搬送され、その結果貯蔵タンク4中の均一な濃度が維持され、特に繊維物質がポンプの働きによりばらばらに崩れそして/あるいは繊維の大きな粒子が形成されることを防止する。脱インキ汚泥は、少なくとも22MPaの圧力を脱インキ汚泥に作用させる高圧ポンプ5からなるポンプ処置により貯蔵タンク4からポンプで汲み上げられる。
【0016】
脱インキ汚泥は次に加熱装置へ搬送され、好ましい温度に放熱される。この温度は好ましくは多くとも425℃である。加熱装置は、連続的な操作を通して機能する熱交換器6及びその後天然ガスを燃料とし得る予備加熱器7からなり、例えば、回収プラントが始動するときのような熱交換器が不十分な能力しか備えていないとき連結される。
【0017】
水を含み超臨界状態又はほぼ超臨界状態の脱インキ汚泥は、縦型反応容器から構成され得る反応器8へ搬送され、例えば反応器の頂部に脱インキ汚泥が供給される。反応器は別の方法として、例えば水平分離ループ又は円形らせんのような曲がった細長い反応パイプの形状であっても良い(SCWO工程プラントは必然的にいくつかのほかの形の反応器を使用し得る)。酸素を含む媒体、好ましくは液体酸素は、脱インキ汚泥と均質に混合するために同時に反応器8の頂部にてパイプ9を介して供給される。酸素は脱インキ汚泥中の有機物質を酸化しそれにより得られる発熱反応が反応器中の温度の望ましい増加を引き起こす。反応は制御され、その結果反応器中の温度は約500℃に保持される。温度は好ましくは500乃至650℃の間隔内に、最も好ましくは550乃至600℃の間隔内に保持される。供給される酸素の量は測定された必要条件に調整され、前記COD含有量40乃至200g/lの範囲内のままである。これらの温度及び圧力の条件並びに酸素供給の調整の下、脱インキ汚泥中の全ての有機物質の完全な酸化が達成される。上記のような制御された温度、好ましくは650℃以下における操作は、無機金属の構造が破壊されないことを保証する。連続的な操作の間、固体及び溶解無機物質を含む物質、気体及び水の流れが反応器から引き出される。この物質の流れは、脱インキ汚泥の流入へその熱含量の一部を移動させるために、熱交換器6を通過させる。物質の流出は次にストリーム発生器10(又はエネルギーを回収するための他のいくつかのシステム)を通過させ、ここにおいて残りのエネルギーを回収されることが可能であり、最終冷却機及び次に減圧装置を通過させる。
【0018】
この方法により冷却され圧力を緩和された物質の流れは、水溶性無機物質から気体を分離するため分離装置12からなる分離プラントへ最終的に搬送される。懸濁液の状態の水溶性無機物質がパイプ14を通って引き抜かれる間、ガス相はパイプ13を通って大気へ運ばれるか又はその構成物質を利用するための好ましい方法、例えば二酸化炭素、にて収集される。必要とあれば、懸濁液は好ましい方法、例えば沈殿タンク中やスクリーニング装置(図示せず)にて濃化されても良い。如何なる残留溶解性化合物も除去するために、洗浄も濃化の前又は後のいずれかに成され得る。分離された水は入れ物に搬送されるか或いは製造機の工程段階のうちの一つへ戻される。
【0019】
このようにして回収された無機物質の性質が測定される。輝度が約68%ISO又はそれ以上であることが判明した場合、物質がそのような使用に要求される要求を満たしていることを条件として、紙製造工程の充填材として無機物質は直接使用されることが可能である。これらの要求は、その物質が関連する紙製造において努力されている視覚的及び技術的な印刷特性に貢献し、市場に出まわっている従来の製品と比較してマイナスな効果を示すようなことのない特性を備えており、そして、資源、環境的及び/又はエネルギー局面から製紙業の効率性に貢献することである。
【0020】
質、主に輝度、を改善するために、回収された無機物質は後処理プラント15にて好ましい後処理がなされる。これは、例えば反応器中の酸化において形成された金属酸化物(これが輝度を減少させる)を除去する特設の高勾配型の磁気分離機にて洗浄することにより達成され得る。最も良い結果を達成するために分散剤を洗浄前に加えても良い。輝度はまた好ましい漂白剤、たとえば亜ジチオン酸塩にて漂白することにより改善されることが可能である。これらの洗浄方法の組み合わせもまたより均一に高い輝度を達成するために使用しても良い。そのような後処理は輝度を2%ISO又はそれ以上増加させることができる。回収された無機物質は、前記後処理の有無にかかわらず、例えば、様々なグレードの新聞紙の製造における充填材として使用されることが可能である。上記したような後処理の場合、雑誌、LWC及び上質紙のようなより高い輝度が要求される製品における充填材として使用されることが可能である。
【0021】
必要であれば、酸素を含む媒体は反応容器に沿って及び/又はこの前方の二つ又はそれ以上の場所から供給され得る。酸素を含む媒体の所定の総量は従ってこれらの場所の間に同じ又は異なる分量にて分配されることが可能である。
【0022】
顔料は充填材より小さな平均粒子サイズを備えている。古紙の比率がより高いことがコート紙又はボール紙に起因する場合、好ましい機器を使用して、無機物質を大きな粒子サイズを有する第一の部分と顔料が当てはまるより小さな粒子サイズを有する第二の部分とに分割或いは分留することも有益であり得る。第一の部分はその結果充填材を構成し、第二の部分は被覆ペースト中に使用されている顔料を構成する。
【0023】
試験は、本発明により回収された無機物質が充填材として紙製造工程において再使用することができることを示している。試験はまた、本発明により回収された印刷紙中の充填材の再使用が、物理的、視覚的及び印刷特性に関し満足な結果を与えることを示している。
【0024】
以下は、本発明により実施された試験の詳細である。
【0025】
古紙のための従来の脱インキプラントを備えた紙製造機からの脱インキ汚泥を、脱インキ汚泥中の繊維物質の比率を減少させるために試験規模のフローテーションプラントにて処理した。フローテーション処理と共に塩の一部も脱インキ汚泥から外へ洗い出した。充填材の比率はフローテーション処理により乾燥固体含量として計算して当初の約55%から約68%(有機物質32%)に増加された。フローテーション工程はこの実験では最大限に利用されているわけではない。フローテーション工程を最大限に利用すれば、充填材の含有量を乾燥固体含量として計算して約80%に到達することが可能であるはずである。この値は他の古紙工場でより小さな規模における実験において達成された。フローテーション処理の後、脱インキ汚泥の乾燥固体含量を脱水装置にて約20%に増加させた。
【0026】
上記脱水された脱インキ汚泥を次に250l/hの能力を備えたSCWO工程プラントにて処理した。550℃及び580℃の間の温度、25MPaの圧力及び約1分の反応器中での滞留時間にて酸化が実行された。SCWO工程プラントを離れる物質の流れの中の充填材は72乃至73%ISOの輝度を備えていた。この実験からの充填材は従って新聞紙機械の実物規模の実験に使用され、ここで紙の中へ混合され、その結果増加された充填材含量が得られた。この実験の評価は、回収された充填材の特性は新規の充填材の特性と同じ程度に好ましいものであったことが示された。
【0027】
同じSCWO工程プラントにおける別の実験では、古紙からSC紙を製造する別の紙製造機からの脱インキ汚泥が使用された。SCWO工程処理の後、78乃至79%ISOの輝度を備えた充填材が得られた。
【0028】
実験はまた、付加的にクレイ及びチョークといった充填材を添加し、その結果充填材含量18%及び繊維含量5.5%に達し、SCWO工程プラントに供給された脱インキ汚泥中に総乾燥固体含量23.5%及び有機物質含量を乾燥固体含量として計算して23%の脱インキ汚泥を用いた上記SCWO工程プラントにて行われた。この脱インキ汚泥は難なくSCWO工程プラントに通すことができた。
【0029】
ペーパー・マシンによる本格的な実験において使用されたものと同じ種類の回収された充填材のサンプルを、高勾配タイプの磁気分離装置にて処理した。この処理は3.5%ユニットISOまで輝度を増加させた。
【0030】
実験はまた、上記充填材を亜ジチオン酸塩漂白することにより行われた。これにより輝度を1乃至2%ユニットISO増加させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による脱インキ汚泥から無機物質を回収する回収プラントのフローチャートを示している。

Claims (22)

  1. 古紙からの再利用繊維の回収において不良物質として得られた脱インキ汚泥から無機物質を連続的に回収する方法であって、以下のステップからなることを特徴とする、
    (a)脱インキ汚泥中の繊維物質の状態の有機物質の比率を制御及び/又は調整し、乾燥固体含量として計算して15乃至40%である又はとなるようにし、
    (b)脱インキ汚泥の水分含量を調整し、乾燥固体含量を10乃至35%となるようにし、ステップ(a)及びステップ(b)が相互に調整され脱インキ汚泥をポンプで汲み上げることができるようにし、
    (c)ポンプで汲み上げることができる脱インキ汚泥の圧力を少なくとも22MPaに増大させ、
    (d)ポンプで汲み上げることができる脱インキ汚泥の温度を超臨界温度又はほぼ超臨界温度に昇温させ、
    (e)全ての有機物質を酸化させるのに十分な量の酸素を含む媒体を脱インキ汚泥へ添加し、なおこれは超臨界温度と超臨界圧力の反応器中にて行われ、
    (f)有機物質の酸化にて放出されたエネルギーを好ましい形式にて回収し、そして、
    (g)エネルギーが回収された前記無機物質、気体及び水からなる物質の流れに対し、有用無機物質の回収からなる物質の分離を行う、
    脱インキ汚泥から無機物質を連続的に回収する方法。
  2. 前記ステップ(a)における有機物質の量が15乃至30%であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(a)及びステップ(b)が相互に調整され、前記ステップ(b)の後に脱インキ汚泥が40乃至200g/l、好ましくは60乃至150g/lの間隔内のCOD含量を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記工程(d)中にて温度が高くとも425℃に昇温されることを特徴とする請求項1乃至3の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  5. 反応器中の温度が前記ステップ(e)の後に高くとも650℃であることを特徴とする請求項1乃至4の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  6. 反応器中の温度が500及び600℃の間であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 気体状反応生成物が前記ステップ(g)における物質の流れから分離され大気中へ放出されるか或いは収集されることを特徴とする請求項1乃至6の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  8. 二酸化炭素が収集された気体から回収されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 脱インキ汚泥が前記ステップ(c)の前に洗浄されることを特徴とする請求項1乃至8の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  10. 脱インキ汚泥が前記洗浄の後に多くとも1000ppmの塩含量を有していることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 反応器中の酸化時間が約10分又はそれ以下、好ましくは約5分又はそれ以下及び最も好ましくは約1分であることを特徴とする請求項1乃至10の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  12. フローテーション、沈殿法、ボルテックス洗浄、スクリーニング、遠心法又はこれらの技術の2つ又はそれ以上の組み合わせにより、ステップ(a)における間隔内の含量を達成するために繊維物質が脱インキ汚泥から除去されることを特徴とする請求項1乃至11の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  13. フローテーション、沈殿法、ボルテックス洗浄、スクリーニング、遠心法又は脱インキ工程中に組み込まれたこれらの技術の2つ又はそれ以上の組み合わせにより、ステップ(a)における間隔内の含量を達成するために繊維物質が脱インキ汚泥から除去されることを特徴とする請求項1乃至11の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  14. 再利用繊維が除去された繊維物質から回収されることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の方法。
  15. 繊維物質の一部の生物学的分解(好気的又は嫌気的)、発酵につながる酵素加水分解又はその他のいくつかの種類の加水分解を介した繊維物質の一部のエタノールへの変換、又はこれらの技術の2つ又はそれ以上の組み合わせにより、ステップ(a)における間隔内の含量を達成するために繊維物質が脱インキ汚泥から除去されることを特徴とする請求項1乃至11の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  16. 沈殿法、ボルテックス洗浄、遠心法、好ましい圧迫による圧迫法又はこれらの技術の2つ又はそれ以上の組み合わせにより、水分含量がステップ(b)において調整されることを特徴とする請求項1乃至15の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  17. ステップ(g)において得られる無機物質が少なくとも68%ISOの輝度を有していることを特徴とする請求項1乃至16の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  18. 2%ISO又はそれ以上輝度を増大させるため、ステップ(g)において得られる無機物質が後処理されることを特徴とする請求項1乃至17の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  19. 後処理が輝度を減少させる金属酸化物を除去するための洗浄及び/又は漂白剤による漂白からなることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 回収された様々な無機物質がまた充填材の粒子サイズより小さな粒子サイズの顔料を含んでおり、無機物質が充填材フラクションと顔料フラクションとに分割されることを特徴とする請求項1乃至19の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  21. ステップ(f)におけるエネルギーが蒸発及び/又は熱水の状態で回収されることを特徴とする請求項1乃至20の少なくとも何れか一項に記載の方法。
  22. 脱インキ汚泥の流入が脱水前に通常8%未満の乾燥固体含量を有し、乾燥固体含量として計算して通常35%より多くの量の有機物質を含み、残りが無機物質であることを特徴とする請求項1乃至21の少なくとも何れか一項に記載の方法。
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