JP2004515254A - 焼き上げ成形体を製造する焼きがま - Google Patents
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Abstract
本発明は、かま入れステーション(4)からかま出しステーション(5)まで一平面内を延びる焼きライン(6)を備えた、焼き上げ成形体を製造するための焼きがまに関する。焼き型は下側焼き板(7)とこの下側焼き板の上側に降ろされる上側焼き板(9)からなっている。焼き型は下側焼き板(7)を支持し焼きライン平面の下方に配置された下側コンベヤ(2)によって、焼きライン(6)を通って搬送される。焼きライン平面の上方に設けられた上側コンベヤ(3)は、焼きライン平面の上方に設けられたその循環軌道を通って、上側焼き板(9)をそれぞれ吊り下げながらほぼ水平に向けてそして上側焼き板の焼き面(10)を常に下に向けて上側焼き板を搬送する。上側コンベヤ(3)は焼きライン(6)の始端で、焼き型を形成するために、ほぼ水平に向いた上側焼き板(9)を下側焼き板(7)上に降ろし、焼きラインの終端で、焼き型を分離するために下側焼き板(7)から上側焼き板を再び持上げる。上側と下側の焼き板(7,9)は互いに付設された合わせ要素(13,14)を支持し、上側焼き板(9)を下側焼き板(7)上に降ろす際にこの合わせ要素が係合し、上側焼き板(9)をその下にある下側焼き板(9)に降ろす間合わせ要素が上側焼き板を正しい方向に向ける。
Description
【0001】
発明の分野
本発明は、供給ステーションと、排出ステーションと、細長い焼き室と、供給ステーションから焼き室を通って排出ステーションまで達する焼きラインと、分離された循環軌道に沿って焼きがまの縦方向に反対向きに循環する上側と下側の焼き板とを備え、この焼き板が焼きラインを同じ方向に通過し、その際焼き板が対をなして重なって、焼き上げられる成形体用の焼き型を形成する、焼き上げ成形体を製造するための焼きがまに関する。
【0002】
技術水準
独国特許第464630号公報と英国特許第226793号公報により、平らで長方形のワッフルを製造するためのワッフル焼き機が知られている。このワッフルはU字状の焼きラインを通過するワッフル焼き型内で焼き上げられる。このワッフル焼き型はそれぞれ、上側焼き板と下側焼き板によって形成される。この焼き機の場合、生地供給ステーションは前側でワッフル排出ステーションの上方に配置され、その両水平区間に沿って下側から加熱されるU字状の下側焼きラインが供給ステーションから焼き機の内部を通って排出ステーションまで延びている。
【0003】
U字状の焼きラインは無端の内側焼き板チェーンの外面に沿って延びている。その焼き板はワッフル焼き型の下側焼き板を形成している。循環する焼き板チェーンはその焼き板を上側供給ステーションからU字状の焼きラインを通って下側に下側排出ステーションまで搬送し、そこから焼き機の前側に配置された焼き板チェーンの方向変換スプロケットを経て上方へ上側供給ステーションに戻す。
【0004】
U字状焼きラインは無端の外側焼き板チェーンのU字状内側軌道に沿って延びている。この焼き板チェーンの焼き板はワッフル焼き型の上側焼き板を形成している。循環する外側焼き板チェーンはその焼き板をU字状内側軌道内で上側供給ステーションから内側焼き板チェーンの外面に沿ってU字状焼きラインを通って下方に下側排出ステーションまで搬送する。U字状焼きラインの下端で、外側焼き板チェーンは排出ステーションに配置されたその下側方向変換スプロケットを経て下方にそのU字状外側軌道に方向変換する。この外側軌道は焼きラインの下方で焼き機の下面に沿って後方に延び、焼き機の背面に沿って上方に、そして焼きラインの上方で焼き機の上面に沿って前方に戻り、U字状焼きラインの上側始端に達する。焼き機の前面において、外側焼き板チェーンは供給ステーションの上方に配置されたその上側方向変換スプロケットでそのU字状内側軌道の始端まで下方へ方向変換される。
【0005】
この焼き機の場合、各々のワッフル焼き型はU字状焼きラインの上側水平区間においてその下側焼き板だけが加熱される。焼きラインの後側方向変換部を通過する際に、ワッフル焼き型は逆様になり、それに続く焼きラインの下側水平区間においてワッフル焼き型はそのとき下側に位置する上側焼き板だけが加熱される。
【0006】
この焼き機の場合、外側焼き板チェーンは内側焼き板チェーンの約2倍ほどの焼き板を備えている。外側焼き板チェーンの場合、長い外側軌道に沿って戻される焼き板は、前側方向変換スプロケットを経て戻される内側焼き板チェーンの焼き板よりも強く冷却される。U字状焼きラインにおいて、内側焼き板チェーンの焼き板は焼きラインの上側水平区間でのみ加熱され、外側焼き板チェーンの焼き板は焼きラインの下側水平区間でのみ加熱される。
【0007】
両焼き板チェーンの異なる長さと、U字状焼きラインの異なる部分に制約される焼き板の加熱は、両焼き板チェーンの熱膨張による不可避の長さ変化に大きな差を生じることになる。両焼き板チェーンの熱膨張による異なる長さ変化は、ワッフル焼き型の場合、その焼き板の不所望な相対摺動を生じることになる。それによって、上側焼き板に形成されたワッフル上側のワッフル模様は、下側焼き板に形成されたワッフル下側のワッフル模様に対してずれる。
【0008】
この焼き機の場合、供給ステーションに戻るワッフル焼き型の上側と下側の焼き板に大きな温度差が生じる。焼きラインの始端で、比較的に強く冷却される上側焼き板が、既に下側から加熱された弱く冷却される下側焼き板に対して下方に開く。その際、下側焼き板上に広がったワッフル生地は焼き板の前側の3分の1のところで幾分早く、後側3分の1よりも幾分冷たい上側焼き板と接触する。これにより、両焼き板の間に閉じ込められたワッフル生地が局部的に異なるように加熱される。それによって、焼き上げられたワッフルの表面の着色が不均一になり不所望である。
【0009】
この焼き機の場合、外側焼き板チェーンはその大きな長さとそのU字状外側軌道によって、付加的な焼き板と、焼き機の背面の付加的な方向変換スプロケットのコストが高くつく。焼きラインのU字状の延長は、その焼きラインの大幅な延長によって焼き機の出力を高めるので不経済であり、付加的な問題を生じる。焼きラインの延長のために、外側焼き板チェーンの場合常に、内側焼き板チェーンの2倍の焼き板が装備される。これは、両焼き板チェーンの熱膨張による不可避の長さ変化と、焼きラインの始端における焼き板の温度において、それぞれ既存の差を更に拡大する。焼きラインを延長すると、両焼き板チェーンの循環速度を大きくしなければならない。それによって、延長した焼きラインの場合にも、ワッフルのための焼き上げ時間がワッフル焼き型の通過時間と一致させることが可能となる。外側焼き板チェーンの5回の方向変換はその循環速度の上昇を制限する。
【0010】
独国特許出願公開第2932256号公報により、並べて配置された3つの縦列で、円形、クローバ状およびハート形のウエハースを同時に製造するための装置が知られている。この装置では、板型として形成された無端の鋼ベルトが循環する。この鋼ベルトは3つの縦列に並べて配置された、それぞれのウエハース形状に一致する打抜き部を備えている。この打抜き部内にウエハースが形成され、放出カムによって鋼ベルトの打抜き部から押し出されるまで、打抜き部に付着している。この放出カムは鋼ベルトの後側方向変換スプロケットから突出し、それぞれのウエハース型に一致しそして鋼ベルトの打抜き部に係合する。
【0011】
この装置では、鋼ベルトがその上側の水平区間において、上下に配置された2つのケーシングの間を通過する。このケーシング内にはそれぞれ3個の無端の型チェーンが並べて配置されている。この型チェーンはそれぞれ互いに枢着連結された焼き型部分からなり、打抜き部の縦列の上方または下方で循環する。それぞれ鋼ベルトと反対の方に向いた、型チェーンの外側区間において、焼き型部分が加熱される。それぞれ鋼ベルトの方に向いた焼き型の内側区間において、焼き型部分は鋼ベルトの上側または下側の当該の縦列の打抜き部を被覆する。
【0012】
この装置では、一仕込み分の生地が定置された絞り出しノズルから循環する鋼ベルトの打抜き部に投入され、打抜き部の下側が循環する下側型チェーンの高温の焼き型部分によって覆われ、その前に打抜き部の上側が循環する上側型チェーンの高温の焼き型部分によって覆われる。上側と下側をそれぞれ高温の焼き型部分によって覆われた打抜き部内で、ウエハースが形成される。焼き型部分が鋼ベルトの上側または下側の型チェーンから離れるときに、このウエハースのエッジは打抜き部のエッジに付着したままである。循環する鋼ベルトは出来上がったウエハースを搬送する。ウエハースは鋼ベルトの後側の方向変換スプロケットに配置された排出ステーションまでその打抜き部に付着したままである。この排出ステーションでは、放出カムが打抜き部に係合し、ウエハースを打抜き部から上方に押し出す。
【0013】
打抜き部を備えた鋼ベルトはこの装置では、ウエハースを製造するための板型としてけでなく、出来上がったウエハース用の搬送ベルトとしての働きをする。このウエハースは鋼ベルトの打抜き部にとどまり、鋼ベルトは、一仕込み分のジンジャーブレッド生地をウエハース上に降ろす絞り出しステーションと、そして成形ステーションとを経てウエハースを搬送する。この成形ステーションでは押し型が一仕込み分のジンジャーブレッド生地に押し付けられる。この押し型は一仕込み分の生地を所望な形にし、同時にそれぞれのウエハース上に分配する。
【0014】
この装置では、鋼ベルトの上側に並べて配置された3個の上側型チェーンが、鋼ベルトの下方に並べて配置された下側型チェーンと反対向きに循環する。上側と下側の型チェーンの互いに向き合った区間はそれぞれ、鋼ベルトによって互いに分離されている。装置は並べて配置されたウエハース焼き型の3つの縦列を備えている。この焼き型の場合、鋼ベルトの打抜き部はすべてのウエハース焼き型の主部分を形成する。個々の型チェーンの焼き型部分はそれぞれ、ウエハース焼き型の個々の縦列においてのみウエハース焼き型の上側と下側の蓋を形成する。
【0015】
発明の概要
本発明の課題は、焼き型を形成する際に焼き板が規則正しく順々に重ねられ、焼きラインを延長し、同時に焼き板の循環速度を高めることよって出力を簡単に高めることができる、改良された焼きがまを提供することである。
【0016】
解決策として、供給ステーションと、排出ステーションと、細長い焼き室と、供給ステーションから焼き室を通って排出ステーションまで達する焼きラインと、分離された循環軌道に沿って焼きがまの縦方向に反対向きに循環する上側と下側の焼き板とを備え、この焼き板が焼きラインを同じ方向に通過し、その際焼き板が対をなして重なって、焼き上げられる成形体用の焼き型を形成する、焼き上げ成形体を製造するための焼きがまが提案される。この焼きがまは本発明に従い、供給ステーションから排出ステーションまで一平面内を延びる焼きラインが設けられていることと、焼き型がそれぞれ下側焼き板とこの下側焼き板の上側に降ろされる上側焼き板とからなっていることと、下側焼き板の循環軌道に沿って延び下側焼き板を支持する下側コンベヤが焼きライン平面の下方に配置され、下側コンベヤが供給ステーションから焼きラインを通って排出ステーションに焼き型を搬送することと、上側焼き板の循環軌道に沿って延びる上側コンベヤが焼きライン平面の上方に設けられ、上側コンベヤが上側焼き板をそれぞれ吊り下げながらほぼ水平に向けてそして上側焼き板の焼き面を常に下に向けて上側焼き板を搬送し、上側コンベヤが焼きラインの始端で、焼き型を形成するために、ほぼ水平に向いた上側焼き板を下側焼き板上に降ろし、排出ステーションで焼き型を分離するために下側焼き板から上側焼き板を再び持上げることと、上側と下側の焼き板が互いに付設された合わせ要素を支持し、上側焼き板を下側焼き板上に降ろす際にこの合わせ要素が係合し、上側焼き板をその下にある下側焼き板に降ろす間合わせ要素が上側焼き板を正しい方向に向けることを特徴とする。
【0017】
本発明による焼きがまの場合、上側コンベヤがそれによって吊り下げられて支持される上側焼き板を、焼きラインの始端で下側焼き板上に降ろし、下側焼き板上にある上側焼き板を離す。下側コンベヤは下側焼き板とこの下側焼き板上に降ろされる上側焼き板によって形成された焼き型を、焼きラインを経て搬送する。焼きラインの端部で、上側コンベヤは下側焼き板に降ろされた上側焼き板を受け取り、下側焼き板から持ち上げる。その際、焼き型が分離され、その中で焼き上げられた成形体が焼き型から放出または取り出される。上側コンベヤは上側焼き板を、焼きラインの終端から離れるように、それぞれ焼きライン平面に対してほぼ平行に向けて焼きラインの始端まで搬送して戻す。この焼きラインの始端では、上側コンベヤは上側焼き板を下側コンベヤの焼き板上に降ろし、この下側コンベヤの焼き板に受け渡す。
【0018】
本発明による焼きがまの場合、上側焼き板は、下側コンベヤの焼き板に受け渡す際に、それぞれ焼きライン平面に対してほぼ平行に向けて、焼きライン平面内にある下側焼き板上に降ろされる。それによって、個々の各焼き型において、下側に向いた上側焼き板の焼き面が焼きライン平面に対して垂直に生地または焼き上げ生地の上面に載せられる。この生地は下側焼き板の上方に向いた焼き面上に設けられている。上側焼き板を降ろす際に、その合わせ要素はその下にある下側焼き板の合わせ要素に係合する。下降する上側焼き板は、その下降時に下側焼き板に対して自動的に合わせられる。上側コンベヤから離れた上側焼き板は、両焼き板の合わせ要素によって決定された位置で、下側焼き板上に載る。この合わせ過程は、個々の各焼き型においてその焼き板の合わせ要素によって制御される。上側焼き板を下側焼き板上に降ろす際に、その都度の合わせ作業によって、例えば両コンベヤの熱膨張による異なる長さ変更によって生じるような、下側焼き板に対する上側焼き板の少しだけの縦方向ずれが補正される。
【0019】
焼きがまの本発明による構造は、その都度所望される出力に焼きがまを簡単に適合させることができる。上側コンベヤの場合にも下側コンベヤの場合にも、焼き板の数をそれぞれのコンベヤの直線的な延長によって簡単に増やすことができ、焼き板の循環速度を延長した焼きラインに適合させることができ、その際付加的な問題を生じることがない。
【0020】
本発明の他の特徴によれば、上側コンベヤが焼きがまの縦方向に循環する上側焼き板用ハンガーを備え、このハンガーがそれぞれ上側ハンガーと、この上側ハンガーに可動に連結された下側ハンガーとからなり、上側ハンガーがそれ自体閉じた軌道に沿って焼きがまの縦方向に循環し、下側ハンガーが上側焼き板に固定され、上側ハンガーの循環軌道が焼きラインに沿って下側焼き板の方に下降し、上側焼き板が下側焼き板に降ろされているときにその都度、下側ハンガーが上側ハンガーから持上げられている。
【0021】
本発明の他の特徴によれば、上側ハンガーが焼きがまの縦方向に循環する搬送チェーンに固定され、焼きがまの横方向に水平に向けられた、下側ハンガーの支持要素との係合のための支持要素を備えている。
【0022】
本発明の他の特徴によれば、上側コンベヤが焼きがまの縦方向に互いに平行に循環するハンガーの2つの組立て体を備え、各ハンガー組立て体が垂直平面内を循環する無端の搬送チェーンに固定されている。
【0023】
本発明の他の特徴によれば、上側コンベヤが焼きがまの縦方向に互いに平行に循環するハンガーの2つの組立て体を備え、このハンガーの下側ハンガーが上側焼き板に固定され、上側ハンガーが焼きがまの横方向に向いた支持棒に取付けられ、この支持棒が側方の搬送チェーンに固定され、この搬送チェーンがそれぞれ、垂直な平面内で焼きがまの縦方向に循環する。
【0024】
本発明の他の特徴によれば、上側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、下側ハンガーの支持要素がこの支持ピンに上側からかぶさる。
【0025】
本発明の他の特徴によれば、下側ハンガーが垂直に向いた支持板を備え、この支持板に側方に開放した切欠きが設けられ、この切欠きの上側の窪みに下側ハンガーの支持要素が配置され、、上側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、この支持ピンが垂直方向の遊びをもって、下側ハンガーの側方に開放した切欠きに収容されている。
【0026】
本発明の他の特徴によれば、下側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、この支持ピンが垂直方向の遊びをもって、上側ハンガーの側方に開放した切欠きに収容され、上側ハンガーが垂直に向いた支持板を備え、この支持板に側方に開放した切欠きが設けられ、この切欠きの下側の窪みに上側ハンガーの支持要素が配置されている。
【0027】
本発明の他の特徴によれば、上側焼き板の合わせ要素が焼きがまの横方向に水平に向いた合わせピンとして形成され、上側焼き板を下降させる際に、この合わせピンが、挿入案内傾斜面を有する垂直方向に向いた、下側焼き板の合わせ要素の収容溝に係合する。
【0028】
次に、図に基づいて本発明を詳しく説明する。
【0029】
実施の形態の説明
図1は、細長い焼きがま1を示している。この焼きがまの場合、下側コンベヤ2と上側コンベヤ3の間に、焼きライン6が設けられている。この焼きラインは、焼きがま1の前側の供給ステーション4から焼きがまの細長い焼き室を通って焼きがまの排出ステーション5まで水平に延びている。
【0030】
下側コンベヤ2は下側焼き板7をその循環軌道に沿って焼きがま1の中を搬送する。下側焼き板7はその循環軌道に沿ってその焼き面8を外側に向けて焼きがま1の縦方向に並べて配置されている。下側コンベヤ2はその上側区間において、下側焼き板7を焼き区間6を通って排出ステーション5へ後方に搬送し、下側区間において焼きライン6の下方で側焼き板を前方に供給ステーション4まで戻す。
【0031】
上側焼き板9はその循環軌道に沿ってその焼き面10を下方に向けて焼きがま1の縦方向に並べて配置されている。上側焼き板9は上側コンベヤ4によってその下側区間の始端部で、下側焼き板7上に降ろされ、下側コンベヤ2によって焼きライン6を通って排出ステーション5まで後方に搬送される。排出ステーション5の後で、上側焼き板9は再び上側コンベヤ3によって受け取られる。この上側コンベヤはその下側区間において上側焼き板を後側方向変換部11まで搬送し、そしてこの後側方向変換部を経て焼きライン6の上方に配置されたその上側区間に上側焼き板を搬送する。上側コンベヤ3はこの上側区間において、上側焼き板9をそれぞれつり下げて前方にその前側方向変換部12まで搬送し、この前側方向変換部を経て焼きライン6の始端まで戻す。
【0032】
水平に向いた上側焼き板9は、焼きライン6に入る前に、水平に向いた下側焼き板7上に上側から載せられる。その際、その都度上側焼き板9の側方の合わせ要素13が下側焼き板7の側方の合わせ要素14に係合し、この下側焼き板に対して自動的に位置合わせられる。それによって、上下に位置する焼き板7,9の互いに向き合う焼き面8,10の相互位置が、外部の影響に左右されずに固定される。
【0033】
焼き上げられる成形体を製造するために、焼きがま1の供給ステーション4において、図示していない供給装置を経て、液状のまたは捏ねることができる弾性的な生地片としての、成形体のための一仕込み分の生地が、下側焼き板7の焼き面8上に塗られる。上側焼き板9を下側焼き板7上に降ろすときに、一仕込み分の生地は、そのときに生じる、それぞれ重なった焼き板7,9によって形成された焼き型内に閉じ込められる。一仕込み分の生地は焼き型内で焼きライン6を通って搬送される。この場合、焼き上げプロセスによって一仕込み分の生地を焼き上げた成形体が生じる。この成形体の上面と下面の形状は重ねられた焼き板7,9の焼き面によって決定される。焼きがま1の排出ステーション5において、上側焼き板9は上側コンベヤ3の下側区間によって再び受け取られ、下側焼き板7から離れる。その際、焼き上げられた成形体を含む焼き型が分離される。焼き上げられた成形体は下側焼き板7に載ったままであり、下側コンベヤ2の後側方向変換部15を通過する際にこの下側焼き板から取り外される。
【0034】
上側と下側の焼き板7,9はその向き合った焼き面8,10がそれぞれ横ウェブによって分離されて並べて配置された複数の焼き型を形成する。従って、重ねられた2の焼き板7,9の間にはそれぞれ、並べて配置されかつ焼き型に充填された複数の成形体が同時に発生する。上側と下側の焼き板7,9はその向き合った焼き面8,10がそれぞれ、個々の型キャビティを形成する。この型キャビティ内で、間隔をおいて配置された複数の一仕込み分の生地が焼き上げられ、分離された成形体を生じる。
【0035】
下側焼き板7はその焼き面8から側方に突出する支持板16を備えている。この支持板によって下側焼き板は下側搬送チェーン18に固定されている。この搬送チェーンは焼きがま1の側壁17に沿って循環する。この支持板16には下側焼き板7の合わせ要素14が取付けられている。この場合、各合わせ要素14は縦溝19を備えている。この縦溝は下側焼き板7の循環軌道の外側の方に開放し、その入口端部に挿入案内斜面20を備えている。下側焼き板7の焼き面8の両側に配置された縦溝19には、上側焼き板9の焼き面10の両側に配置された合わせピン21が付設されている。合わせピン21はそれぞれ焼き板7,9の走行方向に対して横方向に水平に向けられ、上側焼き板9の側方の合わせ要素13を形成している。
【0036】
上側焼き板9はその焼き面10から側方に突出する支持部分22を備えている。この支持部分の外側の自由端には、垂直な支持板23が固定されている。この支持板はその下側端部分24が所属の上側焼き板9から下方に突出している。垂直な支持板23はそれぞれその上側部分25が所属の上側焼き板9から上方に突出している。この上側部分25は二分割されたハンガー26の下側部分として形成され、側方に開放した切欠き27を備えている。この切欠きには、支持ピン28として形成された、二分割のハンガー26の上側部分が係合している。支持ピン28は上側コンベヤ3の水平支持棒29の側方部分によって形成されている。水平支持棒29は焼きがま1の縦方向に循環する。この支持棒29の側方の両端部分30は焼きがま1の上側の両搬送チェーン31に固定されている。この搬送チェーンは焼きがま1の側壁17に沿って循環する。
【0037】
上側焼き板9の側方の各々の端部において、垂直支持板23の上側部分25は、この上側焼き板9に固定連結された、二分割ハンガー26の下側ハンガー25を形成している。この上側ハンガー28は下側ハンガー25の側方に開放した切欠き27に収容された支持ピン28によって形成されている。この支持ピンは上側コンベヤ3の循環する支持棒29に装着されている。下側ハンガー25の側方に開放した切欠き27は三角形に形成され、丸められた角を有する。この切欠き27に係合する上側ハンガー28の支持ピン28はそれぞれ、この切欠き27よりもはるかに小さな横断面を有する。
【0038】
上側搬送チェーン31に固定された上側コンベヤ3の支持棒29は、支持ピンとして形成されたその側方部分が、二分割ハンガー26の上側ハンガーを形成している。ハンガーの下側ハンガーは上側焼き板9に側方から取付けられ、それぞれ上側ハンガーの支持ピン28を遊びをもって取り囲む切欠き27を有する。上側コンベヤ3の上側区間において、下側ハンガー25が上側ハンガー28に載り、上側焼き板9が上側コンベヤ3の支持棒29に自由に揺動するように吊り下げられている。上側焼き板9の下側ハンガー25は焼きライン6に沿って、支持棒29に形成された上側ハンガー28から離れている。
【0039】
図4は焼きがまの両側壁17と、下側コンベヤの上方に配置された上側コンベヤ3の横断面を示している。この上側コンベヤのハンガーは並べて配置された2個の組立て体の形をして焼きがまの縦方向に互いに平行に循環し、それぞれ上側焼き板9に固定された下側ハンガー25と上側コンベヤの水平支持棒29に取付けられた上側ハンガーとからなっている。
【0040】
図6はハンガーの2個の組立て体を備えた上側コンベヤ32の上側部分を示している。このハンガーは平行で垂直な2つの平面内で並んで循環する。各々のハンガー組立て体には無端の搬送チェーン33,34が付設されている。この搬送チェーンのチェーンリンクは傾動しないように保持され、それぞれ水平に向いた支持ピン35,36を支持している。この支持ピン35,36はそれぞれ、二分割ハンガーの上側ハンガーを形成している。上側焼き板37の側方の両端部分には、下側ハンガー38,39が固定されている。この下側ハンガーは図6に示した上側コンベヤ32の上側区間において、支持ピン35,36によって形成された上側ハンガーに装着されているので、上側焼き板37は上側コンベヤ32の上側区間において両支持ピン35,36に自由に揺動するように吊り下げられている。図6に示していない上側コンベヤ32の下側区間において、上側焼き板37の側方に固定された下側ハンガー38,39は、支持ピン35,36によって形成された上側ハンガーから離れている。
【0041】
上側ハンガーと下側ハンガーからなるハンガーは二分割ハンガー装置である。このハンガー装置によって、上側焼き板がその重心の上方で上側のコンベヤにそれぞれ揺動するように吊り下げられているので、重力の作用によって上側焼き板の焼き面は常に下方に向き、ほぼ水平にまたは焼きライン平面に対して平行に向けられて循環軌道に沿って移動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による焼きがまの概略的な側面図である。
【図2】
本発明による焼きがまの前側端部の概略的な側面図である。
【図3】
本発明による焼きがまの焼きラインの始端部の概略的な側面図である。
【図4】
本発明による焼きがまの横断面図である。
【図5】
上側焼き板のハンガーの第1の実施の形態を概略的に示す図である。
【図6】
上側焼き板のハンガーの第2の実施の形態を概略的に示す図である。
発明の分野
本発明は、供給ステーションと、排出ステーションと、細長い焼き室と、供給ステーションから焼き室を通って排出ステーションまで達する焼きラインと、分離された循環軌道に沿って焼きがまの縦方向に反対向きに循環する上側と下側の焼き板とを備え、この焼き板が焼きラインを同じ方向に通過し、その際焼き板が対をなして重なって、焼き上げられる成形体用の焼き型を形成する、焼き上げ成形体を製造するための焼きがまに関する。
【0002】
技術水準
独国特許第464630号公報と英国特許第226793号公報により、平らで長方形のワッフルを製造するためのワッフル焼き機が知られている。このワッフルはU字状の焼きラインを通過するワッフル焼き型内で焼き上げられる。このワッフル焼き型はそれぞれ、上側焼き板と下側焼き板によって形成される。この焼き機の場合、生地供給ステーションは前側でワッフル排出ステーションの上方に配置され、その両水平区間に沿って下側から加熱されるU字状の下側焼きラインが供給ステーションから焼き機の内部を通って排出ステーションまで延びている。
【0003】
U字状の焼きラインは無端の内側焼き板チェーンの外面に沿って延びている。その焼き板はワッフル焼き型の下側焼き板を形成している。循環する焼き板チェーンはその焼き板を上側供給ステーションからU字状の焼きラインを通って下側に下側排出ステーションまで搬送し、そこから焼き機の前側に配置された焼き板チェーンの方向変換スプロケットを経て上方へ上側供給ステーションに戻す。
【0004】
U字状焼きラインは無端の外側焼き板チェーンのU字状内側軌道に沿って延びている。この焼き板チェーンの焼き板はワッフル焼き型の上側焼き板を形成している。循環する外側焼き板チェーンはその焼き板をU字状内側軌道内で上側供給ステーションから内側焼き板チェーンの外面に沿ってU字状焼きラインを通って下方に下側排出ステーションまで搬送する。U字状焼きラインの下端で、外側焼き板チェーンは排出ステーションに配置されたその下側方向変換スプロケットを経て下方にそのU字状外側軌道に方向変換する。この外側軌道は焼きラインの下方で焼き機の下面に沿って後方に延び、焼き機の背面に沿って上方に、そして焼きラインの上方で焼き機の上面に沿って前方に戻り、U字状焼きラインの上側始端に達する。焼き機の前面において、外側焼き板チェーンは供給ステーションの上方に配置されたその上側方向変換スプロケットでそのU字状内側軌道の始端まで下方へ方向変換される。
【0005】
この焼き機の場合、各々のワッフル焼き型はU字状焼きラインの上側水平区間においてその下側焼き板だけが加熱される。焼きラインの後側方向変換部を通過する際に、ワッフル焼き型は逆様になり、それに続く焼きラインの下側水平区間においてワッフル焼き型はそのとき下側に位置する上側焼き板だけが加熱される。
【0006】
この焼き機の場合、外側焼き板チェーンは内側焼き板チェーンの約2倍ほどの焼き板を備えている。外側焼き板チェーンの場合、長い外側軌道に沿って戻される焼き板は、前側方向変換スプロケットを経て戻される内側焼き板チェーンの焼き板よりも強く冷却される。U字状焼きラインにおいて、内側焼き板チェーンの焼き板は焼きラインの上側水平区間でのみ加熱され、外側焼き板チェーンの焼き板は焼きラインの下側水平区間でのみ加熱される。
【0007】
両焼き板チェーンの異なる長さと、U字状焼きラインの異なる部分に制約される焼き板の加熱は、両焼き板チェーンの熱膨張による不可避の長さ変化に大きな差を生じることになる。両焼き板チェーンの熱膨張による異なる長さ変化は、ワッフル焼き型の場合、その焼き板の不所望な相対摺動を生じることになる。それによって、上側焼き板に形成されたワッフル上側のワッフル模様は、下側焼き板に形成されたワッフル下側のワッフル模様に対してずれる。
【0008】
この焼き機の場合、供給ステーションに戻るワッフル焼き型の上側と下側の焼き板に大きな温度差が生じる。焼きラインの始端で、比較的に強く冷却される上側焼き板が、既に下側から加熱された弱く冷却される下側焼き板に対して下方に開く。その際、下側焼き板上に広がったワッフル生地は焼き板の前側の3分の1のところで幾分早く、後側3分の1よりも幾分冷たい上側焼き板と接触する。これにより、両焼き板の間に閉じ込められたワッフル生地が局部的に異なるように加熱される。それによって、焼き上げられたワッフルの表面の着色が不均一になり不所望である。
【0009】
この焼き機の場合、外側焼き板チェーンはその大きな長さとそのU字状外側軌道によって、付加的な焼き板と、焼き機の背面の付加的な方向変換スプロケットのコストが高くつく。焼きラインのU字状の延長は、その焼きラインの大幅な延長によって焼き機の出力を高めるので不経済であり、付加的な問題を生じる。焼きラインの延長のために、外側焼き板チェーンの場合常に、内側焼き板チェーンの2倍の焼き板が装備される。これは、両焼き板チェーンの熱膨張による不可避の長さ変化と、焼きラインの始端における焼き板の温度において、それぞれ既存の差を更に拡大する。焼きラインを延長すると、両焼き板チェーンの循環速度を大きくしなければならない。それによって、延長した焼きラインの場合にも、ワッフルのための焼き上げ時間がワッフル焼き型の通過時間と一致させることが可能となる。外側焼き板チェーンの5回の方向変換はその循環速度の上昇を制限する。
【0010】
独国特許出願公開第2932256号公報により、並べて配置された3つの縦列で、円形、クローバ状およびハート形のウエハースを同時に製造するための装置が知られている。この装置では、板型として形成された無端の鋼ベルトが循環する。この鋼ベルトは3つの縦列に並べて配置された、それぞれのウエハース形状に一致する打抜き部を備えている。この打抜き部内にウエハースが形成され、放出カムによって鋼ベルトの打抜き部から押し出されるまで、打抜き部に付着している。この放出カムは鋼ベルトの後側方向変換スプロケットから突出し、それぞれのウエハース型に一致しそして鋼ベルトの打抜き部に係合する。
【0011】
この装置では、鋼ベルトがその上側の水平区間において、上下に配置された2つのケーシングの間を通過する。このケーシング内にはそれぞれ3個の無端の型チェーンが並べて配置されている。この型チェーンはそれぞれ互いに枢着連結された焼き型部分からなり、打抜き部の縦列の上方または下方で循環する。それぞれ鋼ベルトと反対の方に向いた、型チェーンの外側区間において、焼き型部分が加熱される。それぞれ鋼ベルトの方に向いた焼き型の内側区間において、焼き型部分は鋼ベルトの上側または下側の当該の縦列の打抜き部を被覆する。
【0012】
この装置では、一仕込み分の生地が定置された絞り出しノズルから循環する鋼ベルトの打抜き部に投入され、打抜き部の下側が循環する下側型チェーンの高温の焼き型部分によって覆われ、その前に打抜き部の上側が循環する上側型チェーンの高温の焼き型部分によって覆われる。上側と下側をそれぞれ高温の焼き型部分によって覆われた打抜き部内で、ウエハースが形成される。焼き型部分が鋼ベルトの上側または下側の型チェーンから離れるときに、このウエハースのエッジは打抜き部のエッジに付着したままである。循環する鋼ベルトは出来上がったウエハースを搬送する。ウエハースは鋼ベルトの後側の方向変換スプロケットに配置された排出ステーションまでその打抜き部に付着したままである。この排出ステーションでは、放出カムが打抜き部に係合し、ウエハースを打抜き部から上方に押し出す。
【0013】
打抜き部を備えた鋼ベルトはこの装置では、ウエハースを製造するための板型としてけでなく、出来上がったウエハース用の搬送ベルトとしての働きをする。このウエハースは鋼ベルトの打抜き部にとどまり、鋼ベルトは、一仕込み分のジンジャーブレッド生地をウエハース上に降ろす絞り出しステーションと、そして成形ステーションとを経てウエハースを搬送する。この成形ステーションでは押し型が一仕込み分のジンジャーブレッド生地に押し付けられる。この押し型は一仕込み分の生地を所望な形にし、同時にそれぞれのウエハース上に分配する。
【0014】
この装置では、鋼ベルトの上側に並べて配置された3個の上側型チェーンが、鋼ベルトの下方に並べて配置された下側型チェーンと反対向きに循環する。上側と下側の型チェーンの互いに向き合った区間はそれぞれ、鋼ベルトによって互いに分離されている。装置は並べて配置されたウエハース焼き型の3つの縦列を備えている。この焼き型の場合、鋼ベルトの打抜き部はすべてのウエハース焼き型の主部分を形成する。個々の型チェーンの焼き型部分はそれぞれ、ウエハース焼き型の個々の縦列においてのみウエハース焼き型の上側と下側の蓋を形成する。
【0015】
発明の概要
本発明の課題は、焼き型を形成する際に焼き板が規則正しく順々に重ねられ、焼きラインを延長し、同時に焼き板の循環速度を高めることよって出力を簡単に高めることができる、改良された焼きがまを提供することである。
【0016】
解決策として、供給ステーションと、排出ステーションと、細長い焼き室と、供給ステーションから焼き室を通って排出ステーションまで達する焼きラインと、分離された循環軌道に沿って焼きがまの縦方向に反対向きに循環する上側と下側の焼き板とを備え、この焼き板が焼きラインを同じ方向に通過し、その際焼き板が対をなして重なって、焼き上げられる成形体用の焼き型を形成する、焼き上げ成形体を製造するための焼きがまが提案される。この焼きがまは本発明に従い、供給ステーションから排出ステーションまで一平面内を延びる焼きラインが設けられていることと、焼き型がそれぞれ下側焼き板とこの下側焼き板の上側に降ろされる上側焼き板とからなっていることと、下側焼き板の循環軌道に沿って延び下側焼き板を支持する下側コンベヤが焼きライン平面の下方に配置され、下側コンベヤが供給ステーションから焼きラインを通って排出ステーションに焼き型を搬送することと、上側焼き板の循環軌道に沿って延びる上側コンベヤが焼きライン平面の上方に設けられ、上側コンベヤが上側焼き板をそれぞれ吊り下げながらほぼ水平に向けてそして上側焼き板の焼き面を常に下に向けて上側焼き板を搬送し、上側コンベヤが焼きラインの始端で、焼き型を形成するために、ほぼ水平に向いた上側焼き板を下側焼き板上に降ろし、排出ステーションで焼き型を分離するために下側焼き板から上側焼き板を再び持上げることと、上側と下側の焼き板が互いに付設された合わせ要素を支持し、上側焼き板を下側焼き板上に降ろす際にこの合わせ要素が係合し、上側焼き板をその下にある下側焼き板に降ろす間合わせ要素が上側焼き板を正しい方向に向けることを特徴とする。
【0017】
本発明による焼きがまの場合、上側コンベヤがそれによって吊り下げられて支持される上側焼き板を、焼きラインの始端で下側焼き板上に降ろし、下側焼き板上にある上側焼き板を離す。下側コンベヤは下側焼き板とこの下側焼き板上に降ろされる上側焼き板によって形成された焼き型を、焼きラインを経て搬送する。焼きラインの端部で、上側コンベヤは下側焼き板に降ろされた上側焼き板を受け取り、下側焼き板から持ち上げる。その際、焼き型が分離され、その中で焼き上げられた成形体が焼き型から放出または取り出される。上側コンベヤは上側焼き板を、焼きラインの終端から離れるように、それぞれ焼きライン平面に対してほぼ平行に向けて焼きラインの始端まで搬送して戻す。この焼きラインの始端では、上側コンベヤは上側焼き板を下側コンベヤの焼き板上に降ろし、この下側コンベヤの焼き板に受け渡す。
【0018】
本発明による焼きがまの場合、上側焼き板は、下側コンベヤの焼き板に受け渡す際に、それぞれ焼きライン平面に対してほぼ平行に向けて、焼きライン平面内にある下側焼き板上に降ろされる。それによって、個々の各焼き型において、下側に向いた上側焼き板の焼き面が焼きライン平面に対して垂直に生地または焼き上げ生地の上面に載せられる。この生地は下側焼き板の上方に向いた焼き面上に設けられている。上側焼き板を降ろす際に、その合わせ要素はその下にある下側焼き板の合わせ要素に係合する。下降する上側焼き板は、その下降時に下側焼き板に対して自動的に合わせられる。上側コンベヤから離れた上側焼き板は、両焼き板の合わせ要素によって決定された位置で、下側焼き板上に載る。この合わせ過程は、個々の各焼き型においてその焼き板の合わせ要素によって制御される。上側焼き板を下側焼き板上に降ろす際に、その都度の合わせ作業によって、例えば両コンベヤの熱膨張による異なる長さ変更によって生じるような、下側焼き板に対する上側焼き板の少しだけの縦方向ずれが補正される。
【0019】
焼きがまの本発明による構造は、その都度所望される出力に焼きがまを簡単に適合させることができる。上側コンベヤの場合にも下側コンベヤの場合にも、焼き板の数をそれぞれのコンベヤの直線的な延長によって簡単に増やすことができ、焼き板の循環速度を延長した焼きラインに適合させることができ、その際付加的な問題を生じることがない。
【0020】
本発明の他の特徴によれば、上側コンベヤが焼きがまの縦方向に循環する上側焼き板用ハンガーを備え、このハンガーがそれぞれ上側ハンガーと、この上側ハンガーに可動に連結された下側ハンガーとからなり、上側ハンガーがそれ自体閉じた軌道に沿って焼きがまの縦方向に循環し、下側ハンガーが上側焼き板に固定され、上側ハンガーの循環軌道が焼きラインに沿って下側焼き板の方に下降し、上側焼き板が下側焼き板に降ろされているときにその都度、下側ハンガーが上側ハンガーから持上げられている。
【0021】
本発明の他の特徴によれば、上側ハンガーが焼きがまの縦方向に循環する搬送チェーンに固定され、焼きがまの横方向に水平に向けられた、下側ハンガーの支持要素との係合のための支持要素を備えている。
【0022】
本発明の他の特徴によれば、上側コンベヤが焼きがまの縦方向に互いに平行に循環するハンガーの2つの組立て体を備え、各ハンガー組立て体が垂直平面内を循環する無端の搬送チェーンに固定されている。
【0023】
本発明の他の特徴によれば、上側コンベヤが焼きがまの縦方向に互いに平行に循環するハンガーの2つの組立て体を備え、このハンガーの下側ハンガーが上側焼き板に固定され、上側ハンガーが焼きがまの横方向に向いた支持棒に取付けられ、この支持棒が側方の搬送チェーンに固定され、この搬送チェーンがそれぞれ、垂直な平面内で焼きがまの縦方向に循環する。
【0024】
本発明の他の特徴によれば、上側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、下側ハンガーの支持要素がこの支持ピンに上側からかぶさる。
【0025】
本発明の他の特徴によれば、下側ハンガーが垂直に向いた支持板を備え、この支持板に側方に開放した切欠きが設けられ、この切欠きの上側の窪みに下側ハンガーの支持要素が配置され、、上側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、この支持ピンが垂直方向の遊びをもって、下側ハンガーの側方に開放した切欠きに収容されている。
【0026】
本発明の他の特徴によれば、下側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、この支持ピンが垂直方向の遊びをもって、上側ハンガーの側方に開放した切欠きに収容され、上側ハンガーが垂直に向いた支持板を備え、この支持板に側方に開放した切欠きが設けられ、この切欠きの下側の窪みに上側ハンガーの支持要素が配置されている。
【0027】
本発明の他の特徴によれば、上側焼き板の合わせ要素が焼きがまの横方向に水平に向いた合わせピンとして形成され、上側焼き板を下降させる際に、この合わせピンが、挿入案内傾斜面を有する垂直方向に向いた、下側焼き板の合わせ要素の収容溝に係合する。
【0028】
次に、図に基づいて本発明を詳しく説明する。
【0029】
実施の形態の説明
図1は、細長い焼きがま1を示している。この焼きがまの場合、下側コンベヤ2と上側コンベヤ3の間に、焼きライン6が設けられている。この焼きラインは、焼きがま1の前側の供給ステーション4から焼きがまの細長い焼き室を通って焼きがまの排出ステーション5まで水平に延びている。
【0030】
下側コンベヤ2は下側焼き板7をその循環軌道に沿って焼きがま1の中を搬送する。下側焼き板7はその循環軌道に沿ってその焼き面8を外側に向けて焼きがま1の縦方向に並べて配置されている。下側コンベヤ2はその上側区間において、下側焼き板7を焼き区間6を通って排出ステーション5へ後方に搬送し、下側区間において焼きライン6の下方で側焼き板を前方に供給ステーション4まで戻す。
【0031】
上側焼き板9はその循環軌道に沿ってその焼き面10を下方に向けて焼きがま1の縦方向に並べて配置されている。上側焼き板9は上側コンベヤ4によってその下側区間の始端部で、下側焼き板7上に降ろされ、下側コンベヤ2によって焼きライン6を通って排出ステーション5まで後方に搬送される。排出ステーション5の後で、上側焼き板9は再び上側コンベヤ3によって受け取られる。この上側コンベヤはその下側区間において上側焼き板を後側方向変換部11まで搬送し、そしてこの後側方向変換部を経て焼きライン6の上方に配置されたその上側区間に上側焼き板を搬送する。上側コンベヤ3はこの上側区間において、上側焼き板9をそれぞれつり下げて前方にその前側方向変換部12まで搬送し、この前側方向変換部を経て焼きライン6の始端まで戻す。
【0032】
水平に向いた上側焼き板9は、焼きライン6に入る前に、水平に向いた下側焼き板7上に上側から載せられる。その際、その都度上側焼き板9の側方の合わせ要素13が下側焼き板7の側方の合わせ要素14に係合し、この下側焼き板に対して自動的に位置合わせられる。それによって、上下に位置する焼き板7,9の互いに向き合う焼き面8,10の相互位置が、外部の影響に左右されずに固定される。
【0033】
焼き上げられる成形体を製造するために、焼きがま1の供給ステーション4において、図示していない供給装置を経て、液状のまたは捏ねることができる弾性的な生地片としての、成形体のための一仕込み分の生地が、下側焼き板7の焼き面8上に塗られる。上側焼き板9を下側焼き板7上に降ろすときに、一仕込み分の生地は、そのときに生じる、それぞれ重なった焼き板7,9によって形成された焼き型内に閉じ込められる。一仕込み分の生地は焼き型内で焼きライン6を通って搬送される。この場合、焼き上げプロセスによって一仕込み分の生地を焼き上げた成形体が生じる。この成形体の上面と下面の形状は重ねられた焼き板7,9の焼き面によって決定される。焼きがま1の排出ステーション5において、上側焼き板9は上側コンベヤ3の下側区間によって再び受け取られ、下側焼き板7から離れる。その際、焼き上げられた成形体を含む焼き型が分離される。焼き上げられた成形体は下側焼き板7に載ったままであり、下側コンベヤ2の後側方向変換部15を通過する際にこの下側焼き板から取り外される。
【0034】
上側と下側の焼き板7,9はその向き合った焼き面8,10がそれぞれ横ウェブによって分離されて並べて配置された複数の焼き型を形成する。従って、重ねられた2の焼き板7,9の間にはそれぞれ、並べて配置されかつ焼き型に充填された複数の成形体が同時に発生する。上側と下側の焼き板7,9はその向き合った焼き面8,10がそれぞれ、個々の型キャビティを形成する。この型キャビティ内で、間隔をおいて配置された複数の一仕込み分の生地が焼き上げられ、分離された成形体を生じる。
【0035】
下側焼き板7はその焼き面8から側方に突出する支持板16を備えている。この支持板によって下側焼き板は下側搬送チェーン18に固定されている。この搬送チェーンは焼きがま1の側壁17に沿って循環する。この支持板16には下側焼き板7の合わせ要素14が取付けられている。この場合、各合わせ要素14は縦溝19を備えている。この縦溝は下側焼き板7の循環軌道の外側の方に開放し、その入口端部に挿入案内斜面20を備えている。下側焼き板7の焼き面8の両側に配置された縦溝19には、上側焼き板9の焼き面10の両側に配置された合わせピン21が付設されている。合わせピン21はそれぞれ焼き板7,9の走行方向に対して横方向に水平に向けられ、上側焼き板9の側方の合わせ要素13を形成している。
【0036】
上側焼き板9はその焼き面10から側方に突出する支持部分22を備えている。この支持部分の外側の自由端には、垂直な支持板23が固定されている。この支持板はその下側端部分24が所属の上側焼き板9から下方に突出している。垂直な支持板23はそれぞれその上側部分25が所属の上側焼き板9から上方に突出している。この上側部分25は二分割されたハンガー26の下側部分として形成され、側方に開放した切欠き27を備えている。この切欠きには、支持ピン28として形成された、二分割のハンガー26の上側部分が係合している。支持ピン28は上側コンベヤ3の水平支持棒29の側方部分によって形成されている。水平支持棒29は焼きがま1の縦方向に循環する。この支持棒29の側方の両端部分30は焼きがま1の上側の両搬送チェーン31に固定されている。この搬送チェーンは焼きがま1の側壁17に沿って循環する。
【0037】
上側焼き板9の側方の各々の端部において、垂直支持板23の上側部分25は、この上側焼き板9に固定連結された、二分割ハンガー26の下側ハンガー25を形成している。この上側ハンガー28は下側ハンガー25の側方に開放した切欠き27に収容された支持ピン28によって形成されている。この支持ピンは上側コンベヤ3の循環する支持棒29に装着されている。下側ハンガー25の側方に開放した切欠き27は三角形に形成され、丸められた角を有する。この切欠き27に係合する上側ハンガー28の支持ピン28はそれぞれ、この切欠き27よりもはるかに小さな横断面を有する。
【0038】
上側搬送チェーン31に固定された上側コンベヤ3の支持棒29は、支持ピンとして形成されたその側方部分が、二分割ハンガー26の上側ハンガーを形成している。ハンガーの下側ハンガーは上側焼き板9に側方から取付けられ、それぞれ上側ハンガーの支持ピン28を遊びをもって取り囲む切欠き27を有する。上側コンベヤ3の上側区間において、下側ハンガー25が上側ハンガー28に載り、上側焼き板9が上側コンベヤ3の支持棒29に自由に揺動するように吊り下げられている。上側焼き板9の下側ハンガー25は焼きライン6に沿って、支持棒29に形成された上側ハンガー28から離れている。
【0039】
図4は焼きがまの両側壁17と、下側コンベヤの上方に配置された上側コンベヤ3の横断面を示している。この上側コンベヤのハンガーは並べて配置された2個の組立て体の形をして焼きがまの縦方向に互いに平行に循環し、それぞれ上側焼き板9に固定された下側ハンガー25と上側コンベヤの水平支持棒29に取付けられた上側ハンガーとからなっている。
【0040】
図6はハンガーの2個の組立て体を備えた上側コンベヤ32の上側部分を示している。このハンガーは平行で垂直な2つの平面内で並んで循環する。各々のハンガー組立て体には無端の搬送チェーン33,34が付設されている。この搬送チェーンのチェーンリンクは傾動しないように保持され、それぞれ水平に向いた支持ピン35,36を支持している。この支持ピン35,36はそれぞれ、二分割ハンガーの上側ハンガーを形成している。上側焼き板37の側方の両端部分には、下側ハンガー38,39が固定されている。この下側ハンガーは図6に示した上側コンベヤ32の上側区間において、支持ピン35,36によって形成された上側ハンガーに装着されているので、上側焼き板37は上側コンベヤ32の上側区間において両支持ピン35,36に自由に揺動するように吊り下げられている。図6に示していない上側コンベヤ32の下側区間において、上側焼き板37の側方に固定された下側ハンガー38,39は、支持ピン35,36によって形成された上側ハンガーから離れている。
【0041】
上側ハンガーと下側ハンガーからなるハンガーは二分割ハンガー装置である。このハンガー装置によって、上側焼き板がその重心の上方で上側のコンベヤにそれぞれ揺動するように吊り下げられているので、重力の作用によって上側焼き板の焼き面は常に下方に向き、ほぼ水平にまたは焼きライン平面に対して平行に向けられて循環軌道に沿って移動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による焼きがまの概略的な側面図である。
【図2】
本発明による焼きがまの前側端部の概略的な側面図である。
【図3】
本発明による焼きがまの焼きラインの始端部の概略的な側面図である。
【図4】
本発明による焼きがまの横断面図である。
【図5】
上側焼き板のハンガーの第1の実施の形態を概略的に示す図である。
【図6】
上側焼き板のハンガーの第2の実施の形態を概略的に示す図である。
Claims (9)
- 供給ステーション(4)と、排出ステーション(5)と、細長い焼き室と、供給ステーション(4)から焼き室を通って排出ステーション(5)まで達する焼きライン(6)と、分離された循環軌道に沿って焼きがま(1)の縦方向に反対向きに循環する上側と下側の焼き板(7,9)とを備え、この焼き板が焼きライン(6)を同じ方向に通過し、その際焼き板が対をなして重なって、焼き上げられる成形体用の焼き型を形成する、焼き上げ成形体を製造するための焼きがま(1)において、供給ステーション(4)から排出ステーション(5)まで一平面内を延びる焼きライン(6)が設けられていることと、焼き型がそれぞれ下側焼き板(7)とこの下側焼き板の上側に降ろされる上側焼き板(9)とからなっていることと、下側焼き板(7)の循環軌道に沿って延び下側焼き板(7)を支持する下側コンベヤ(2)が焼きライン平面の下方に配置され、下側コンベヤが供給ステーション(4)から焼きライン(6)を通って排出ステーション(5)に焼き型を搬送することと、上側焼き板(9,37)の循環軌道に沿って延びる上側コンベヤ(3,32)が焼きライン平面の上方に設けられ、上側コンベヤが上側焼き板(9,37)をそれぞれ吊り下げながらほぼ水平に向けてそして上側焼き板の焼き面(10,37a)を常に下に向けて上側焼き板を搬送し、上側コンベヤ(3)が焼きライン(6)の始端で、焼き型を形成するために、ほぼ水平に向いた上側焼き板(9)を下側焼き板(7)上に降ろし、排出ステーション(5)で焼き型を分離するために下側焼き板(7)から上側焼き板を再び持上げることと、上側と下側の焼き板(7,9)が互いに付設された合わせ要素(13,14)を支持し、上側焼き板(9)を下側焼き板(7)上に降ろす際にこの合わせ要素が係合し、上側焼き板(9)をその下にある下側焼き板(9)に降ろす間合わせ要素が上側焼き板を正しい方向に向けることを特徴とする焼きがま。
- 上側コンベヤ(3)が焼きがま(1)の縦方向に循環する上側焼き板(9)用ハンガー(26)を備えていることと、このハンガー(26)がそれぞれ上側ハンガー(28)と、この上側ハンガーに可動に連結された下側ハンガー(25)とからなり、上側ハンガー(28)がそれ自体閉じた軌道に沿って焼きがま(1)の縦方向に循環し、下側ハンガー(25)が上側焼き板(9)に固定されていることと、上側ハンガー(28)の循環軌道が焼きライン(6)に沿って下側焼き板(7)の方に下降し、上側焼き板(9)が下側焼き板(7)に降ろされているときにその都度、下側ハンガー(25)が上側ハンガー(28)から持上げられていることを特徴とする請求項1記載の焼きがま。
- 上側ハンガー(28)が焼きがま(1)の縦方向に循環する搬送チェーン( )に固定され、焼きがま(1)の横方向に水平に向けられた、下側ハンガー(25)の支持要素との係合のための支持要素を備えていることを特徴とする請求項2記載の焼きがま。
- 上側コンベヤ(3)が焼きがま(1)の縦方向に互いに平行に循環するハンガー(26)の2つの組立て体を備え、各ハンガー組立て体が垂直平面内を循環する無端の搬送チェーン( )に固定されていることを特徴とする請求項1記載の焼きがま。
- 上側コンベヤ(3)が焼きがま(1)の縦方向に互いに平行に循環するハンガー(26)の2つの組立て体を備え、このハンガーの下側ハンガー(25)が上側焼き板(9)に固定され、上側ハンガー(28)が焼きがま(1)の横方向に向いた支持棒(29)に取付けられ、この支持棒が側方の搬送チェーン(31)に固定され、この搬送チェーンがそれぞれ、垂直な平面内で焼きがま(1)の縦方向に循環することを特徴とする請求項2記載の焼きがま。
- 上側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、下側ハンガーの支持要素がこの支持ピンに上側からかぶさることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の焼きがま。
- 下側ハンガー(25)が垂直に向いた支持板(23)を備え、この支持板に側方に開放した切欠き(27)が設けられ、この切欠きの上側の窪みに下側ハンガー(25)の支持要素が配置されていることと、上側ハンガー(28)の支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、この支持ピンが垂直方向の遊びをもって、下側ハンガー(25)の側方に開放した切欠き(27)に収容されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の焼きがま。
- 下側ハンガーの支持要素が水平に向いた支持ピンとして形成され、この支持ピンが垂直方向の遊びをもって、上側ハンガーの側方に開放した切欠きに収容されていることと、上側ハンガーが垂直に向いた支持板を備え、この支持板に側方に開放した切欠きが設けられ、この切欠きの下側の窪みに上側ハンガーの支持要素が配置されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の焼きがま。
- 上側焼き板(9)の合わせ要素(13)が焼きがま(1)の横方向に水平に向いた合わせピン(21)として形成され、上側焼き板(9)を下降させる際に、この合わせピンが、挿入案内傾斜面(20)を有する垂直方向に向いた、下側焼き板(7)の合わせ要素(14)の収容溝(19)に係合することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の焼きがま。
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