JP2004514568A - 手持ち式工作機械 - Google Patents
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Abstract
本発明は、手持ち式工作機械、特にハンマドリルであって、ケーシング(10)に支承された駆動可能な駆動手段(12)と、工具取付部(18)内の工具(16)を打撃式で駆動するための、打撃装置(20)を有する機械的な打撃機構(14)とが設けられており、前記打撃装置がその打撃運動において駆動装置ユニット(22)を介して駆動可能であり、該駆動装置ユニットが、軸方向で見て工具の方を向いた隆起部と凹所とを有する少なくとも1つの曲線軌道(24,26)を有しており、更に、前記打撃装置(20)と作用結合している検出ユニット(28)が設けられており、該検出ユニットの少なくとも1つの検出部材(30)が、前記曲線軌道(24,26)の隆起部及び凹所と作用結合可能である形式のものから出発する。
検出ユニット(28)が、曲線軌道(24,26)と作用結合可能な少なくとも2つの検出部材(30)を有しているということを提案する。
検出ユニット(28)が、曲線軌道(24,26)と作用結合可能な少なくとも2つの検出部材(30)を有しているということを提案する。
Description
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の手持ち式工作機械から出発する。
【0002】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19726383号明細書に基づき公知の前記形式の手持ち式工作機械は、電気的に駆動されるハンマドリルである。この公知のハンマドリルはケーシングに支承された回転駆動される作業スピンドルを有しており、この作業スピンドル自体は工具の工具取付部を駆動する。更に、前記ハンマドリルは機械的な打撃機構を有しており、この打撃機構は中空軸として形成された作業スピンドル内で軸方向で摺動可能且つ軸方向で加速可能な、運転中に直接又は間接的に工具の軸部に作用する打撃装置を有している。この打撃装置には、作業スピンドルの回転運動から当該打撃装置の軸方向の加速を導出する駆動装置ユニットが作用する。
【0003】
この駆動装置ユニットは、作業スピンドルと同期的に回転する軸方向摺動可能に配置された検出ユニットを有しており、この検出ユニットは、作業スピンドルに対して相対回動不能に配置された、作業スピンドルの軸方向で互いに向かい合った隆起部と凹所とを有する2つの環状の曲線軌道の間で軸方向遊びを備えて案内されている。検出ユニットは、軸方向の打撃装置に沿ってその都度圧縮ばねに抗して軸方向で摺動可能に支承された環状の構成部材によって形成されており、この構成部材は半径方向外側に向かって延びる検出部材を有している。この検出部材はスリットを通って前記曲線軌道間の作業スピンドルに係合し且つ当該検出部材を介して検出ユニットを前記曲線軌道と作用結合させることができる。
【0004】
工具に面した側の曲線軌道は、打撃機構の接続及び遮断のために作業スピンドルと一緒に軸方向で摺動可能に支承されている。工具が加工表面に対して押圧されると、作業スピンドル及び工具に面した側の曲線軌道が、工具とは反対の側の曲線軌道の方向で、圧縮ばねとして形成されたアイドルばねに向かって軸方向で押しずらされ、これにより、検出部材が回転運動時に両曲線軌道と接触する。打撃機構は接続されている。
【0005】
工具が加工表面から持ち上げられると、工具に面した側の曲線軌道及び作業スピンドルはアイドルばねによって出発位置へ戻される。この場合、両曲線軌道の間隔は、検出部材が両曲線軌道に接触すること無く、これらの両曲線軌道間を通って自由に回転できる程度に拡大される。打撃機構は遮断されている。
【0006】
発明の利点
本発明は、手持ち式工作機械、特にハンマドリルであって、ケーシングに支承された駆動可能な駆動手段と、工具取付部内の工具を打撃式で駆動するための、打撃装置を有する機械的な打撃機構とが設けられており、前記打撃装置がその打撃運動において駆動装置ユニットを介して駆動可能であり、該駆動装置ユニットが、軸方向で見て工具の方を向いた隆起部と凹所とを有する少なくとも1つの曲線軌道を有しており、更に、前記打撃装置と作用結合している検出ユニットが設けられており、該検出ユニットの少なくとも1つの検出部材が、前記曲線軌道の隆起部及び凹所と作用結合状態にもたらされるようになっている形式のものから出発する。
【0007】
検出ユニットが、曲線軌道と作用結合可能な少なくとも2つの、特に有利には3つ又はそれ以上の検出部材を有しているということを提案する。検出ユニット及び打撃装置に対する傾動モーメントが防止され且つ曲線軌道における検出ユニットのセンタリングが達成される。効率が上がり、摩耗が減少され得る。
【0008】
検出部材が、少なくとも部分的に回転方向及び/又は回転方向とは逆方向を向いた少なくとも1つの突合わせ面を有していると、当該検出部材は有利には僅かな摩耗を伴って、曲線軌道の凹所から該曲線軌道の隆起部へ案内され且つ曲線軌道の隆起部から該曲線軌道の凹所へ案内され得る。検出部材と曲線軌道との縁部接触を防止することができる。前記突合わせ面は、例えば湾曲された突合わせ面又は段部によって形成されていてよい。
【0009】
打撃機構の確実な遮断及び接続並びに確実なアイドリング位置を保証するためには、検出ユニットの検出部材がそれぞれアイドリング位置において軸方向で少なくとも1つの曲線軌道に対して、有利には2つの曲線軌道において機能準備状態の両曲線軌道に対して、各1つのストッパによって運動を制限されている。駆動手段が軸方向で摺動可能に支承されており、ストッパが例えば位置固定リング又は前記駆動手段に一体成形された段部等の、駆動手段に固定的に配置された手段によって形成されている場合は、駆動手段の遮断運動を有利にはストッパを適宜位置決めするのに利用することができ、これにより、検出ユニットの検出部材の運動が制限される。
【0010】
本発明の別の有利な構成では、ストッパが打撃機構の打撃位置において曲線軌道の一部を形成する構成部材によって形成されているということが提案され、これにより、全体的に特にコンパクトで軽量の構成が得られる。このことは、前記構成部材がウェブによって分離された周方向で延びる切欠きを備えたリングによって形成されており、打撃位置において曲線軌道の部分領域が前記切欠きを貫通し、前記ウェブが前記部分領域間の切欠きに沈み込んで曲線軌道の一部を形成することにより、特に構造的に簡単に達成される。
【0011】
間に検出ユニットが配置された2つの曲線軌道の代わりに、隆起部及び凹所が軸方向で見て工具の方を向いた曲線軌道を1つだけ備えて駆動装置ユニットが構成されていてもよい。この場合は、検出ユニットがばね及び/又は当接面に対する打撃装置の衝突によって曲線軌道の方向へ戻されるように装置を調整する必要がある。2つの曲線軌道を有する駆動装置ユニットと比較して、付加的な構成部材、構成空間及び重量が節減される。
【0012】
実施例の説明
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0013】
図1に側面図で示したハンマドリルは、ケーシング10内で電動モータ(詳しくは図示せず)を介して回転駆動可能な、スピンドルとして構成された駆動手段12(図2及び図3)を有している。当該ハンマドリルは、工具取付部18に保持されたドリル16の打撃式駆動のための機械的な打撃機構14を有している。この打撃機構14は打撃装置20を有しており、この打撃装置20はその打撃運動において駆動装置ユニット22を介して駆動可能であり且つ中空軸として構成された駆動手段12に摺動可能に支承されている。この駆動手段12の工具取付部18に面した側は、当該駆動手段12を取り囲む針状ころ軸受け104を介して支承されている。工具取付部18とは反対の側では、前記駆動手段12はこの駆動手段12の半径方向内側で、ケーシング10に一体成形されたプラスチックジャーナル106に配置された玉軸受け108を介して支承されており、これにより、構成スペースを節約することができる。下半分には択一的な滑り軸受け104a,108aが描かれており、この場合、工具取付部18とは反対の側の滑り軸受け108aは、ケーシング10にプレス嵌めされた金属製の別個のジャーナル106aに配置されている。
【0014】
駆動装置ユニット22は2つの環状の曲線軌道24,26を有しており、これらの曲線軌道24,26はケーシング10内で相対回動不能に配置されており且つ駆動手段12の軸方向で見て互いに向かい合う各5つの正弦波形の凹所及び隆起部を有している。但し原則的には、より多くの又はより少ない隆起部及び凹所も考えられる。更に、異なる振幅及び/又は例えば正弦波形とも異なる経過等の曲線経過を有する曲線軌道が使用されてよい。更に、回転方向で見て静止している工具を有する手持ち式工作機械の場合は、1つの隆起部及び1つの凹所しか有さない曲線軌道が考えられる。
【0015】
曲線軌道24,26間には回転駆動可能な検出ユニット28が配置されている。この検出ユニット28は、全周にわたって均等に配分された、半径方向外側に向かって延びる5つのウェブ状の検出部材30と、半径方向内側に向かって延びる2つのウェブ状の連行部材52とを有する環状の構成部材によって形成される(図4)。
【0016】
検出ユニット28を形成している前記構成部材は、連行部材52を以て半径方向内側で、打撃装置20に配置された2つの滑りリング64の間に係合している。検出ユニット28は、前記滑りリング64間で回転可能であり且つこれらの滑りリング64を介して打撃装置20に沿って軸方向で摺動可能に2つの圧縮コイルばね54,56間で支承されている(図2及び図3)。検出ユニット及び打撃装置は、原則として相対回動不能に互いに結合されていてもよい。工具取付部18に面した側の圧縮コイルばね54は、工具取付部18の方向で打撃装置20に一体成形された段部58に支持されており且つ工具取付部18とは反対の側に向かって滑りリング64を介して検出ユニット28に作用する。工具取付部18とは反対の側の圧縮コイルばね56は、工具取付部18とは反対の側に向かってばね支持体60及び打撃装置20に固定された位置固定リング62を介して打撃装置20に支持されており且つ工具取付部18の方向で滑りリング64を介して検出ユニット28に作用する。前記圧縮コイルばね54,56は相対して予負荷されている。
【0017】
更に、検出ユニット28は検出部材30を以て半径方向外側に向かって、軸方向で延びるスリット状の切欠き66を貫通して駆動手段12に係合しており且つ回転方向32で見て形状接続的に駆動手段12と結合されている。検出部材30を介して、検出ユニット28は打撃運転中に曲線軌道24,26と作用接続する。回転駆動可能な検出ユニットの代わりに、原則として曲線軌道が回転駆動可能に構成されていてもよい。
【0018】
検出部材30と曲線軌道24,26との間の摩耗をできるだけ少なく保つためには、検出部材30は両曲線軌道24,26に向かって回転方向32及び該回転方向32とは逆方向を向いた突合わせ面34,36を有しており、これらの突合わせ面34,36は段部によって形成されている。
【0019】
駆動手段12は、工具取付部18と一緒に軸方向で摺動可能に支承されている。ドリル16を備えたハンマドリルが加工面に対して押圧されると、図2において駆動手段12の中心線の上半分に示したように、前記ドリル16は工具取付部18及び駆動手段12と共にケーシング10内に押しずらされる。駆動手段12は、軸方向で位置固定リング68及び軸方向軸受け70を介してポット形のスリーブに作用する(図3)。このスリーブは、ケーシング10内で円筒ピン82を介して回転方向では位置固定されており且つ軸方向では摺動可能に支承されている(図2及び図3)。
【0020】
前記のポット形のスリーブは、軸方向でそのポット壁を以て工具取付部18とは反対の側に向かって延びており、この場合、検出ユニット28の方を向いたポット壁の端面に、前側の曲線軌道24の一部が一体成形されている。前記スリーブ内には、駆動手段12を半径方向で取り囲む圧縮コイルばね72が配置されており、この圧縮コイルばね72は工具取付部18とは反対の側に向かって、ケーシングに固定された環状のばね皿44に支持されており且つ工具取付部18に向かって前記スリーブのスリーブ底部に作用する。駆動手段12を介して、前記スリーブは前側の曲線軌道24の一部と一緒に前記圧縮コイルばね72に抗して、当該スリーブがばね皿44にぶつかるまで押しずらされる。
【0021】
スリーブが、工具取付部18とは反対の側の終端位置へ押しずらされると、当該スリーブの端面に一体成形された曲線軌道24の部分領域50が、ばね皿44の周方向で延びる切欠き48を貫通して係合する(図6)。これらの切欠き48は、終端位置若しくは当接位置において、前記部分領域50間のポット形のスリーブのポット壁の切欠き74に沈み込んで曲線軌道24の一部を形成するウェブ46によって分離されている。
【0022】
当接箇所において、回転駆動される検出ユニット28は検出部材30を以て曲線軌道24,26に当接し且つ圧縮コイルばね54,56を介して打撃装置20を直動的に駆動する。この打撃装置20は、ドリル16のケーシング10に面した側の端部にぶつかるアンビル76に直動的に作用する。打撃機構14は接続されている。設定に応じて、検出ユニット28は工具側の死点の手前又は後ろで工具取付部18とは反対の側の曲線軌道26から解離する。検出ユニット28が旋回状態において常に曲線軌道26に沿って回転する設定も可能である。ドリル16にぶつかる代わりに、打撃装置又はアンビルが直接又は間接的に駆動手段、工具取付部又は当業者が適当と思う別の構成部材にぶつかるということも考えられる。
【0023】
ドリル16が加工表面から持ち上げられると、圧縮コイルばね72がスリーブ底部を介して、曲線軌道24の部分領域50を有するポット形のスリーブ、駆動手段12及びドリル16を有する工具取付部18を、半径方向外側に向かって延びる一体成形されたカラー78を有するポット形のスリーブがケーシング10に設けられたストッパ80に接触するまで、出発位置へ押しずらす。
【0024】
この場合、曲線軌道24の部分領域50は工具取付部18に向かって、検出ユニット28の方向を向いた軸方向端面によってストッパ38を形成するばね皿44の切欠き48を通って運動し、前記ストッパ38を介して、打撃機構14のアイドリング位置において検出ユニット28の検出部材30が、曲線軌道24若しくは機能準備状態の曲線軌道24に向かう軸方向で運動を制限されている。
【0025】
更に、駆動手段12と一緒に、この駆動手段12に固定された、位置固定リングによって形成された手段42が軸方向で工具取付部18とは反対の側の環状の曲線軌道26を貫通して運動する。この曲線軌道26は、ケーシング10内で軸方向と半径方向とで位置固定されており且つ検出ユニット28の検出部材30が軸方向で当該曲線軌道26に向かってその運動を制限される第2のストッパ40を形成している(図2)。前記ストッパ38,40を介して、打撃機構14のアイドリング位置において検出部材30と機能準備状態の曲線軌道24,26との接触が確実に防止される。
【0026】
更に、前記位置固定リングを介して工具取付部18に向かって係止ばね86用のばね皿84が支持されており、前記係止ばね86は工具取付部18とは反対の側に向かって係止ディスク88に作用する(図2)。この係止ディスク88は連行部材90を以て半径方向内側に向かって、回転方向で見て形状接続的に駆動手段12の切欠きに係合しており且つ工具取付部18とは反対の側に、軸方向で延びる係止ピン92を有している。これらの係止ピン92は、回転方向で見て形状接続的に、駆動手段12に回転可能に支承された歯車94の切欠きに係合しており、この歯車94は駆動軸100に一体成形されたピニオン102と噛み合っている。前記歯車94は、工具取付部18とは反対の側に向かって突合わせリング96及び位置固定リング98を介して駆動手段12に支持されている。
【0027】
かかっているトルクが規定された値を超えた場合は、係止ディスク88が軸方向で工具取付部18に向かって係止ばね86に抗してシフトし、更に、係止ピン92が回転方向で見て歯車94の切欠きを越えて滑動して、駆動手段12の回転駆動を中断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ハンマドリルの側面図である。
【図2】
図1に符号IIで示した部分の拡大図である。
【図3】
図2に示した打撃機構の打撃運転状態を示した部分断面図である。
【図4】
図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】
図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】
曲線軌道を、ストッパを形成している環状部材と一緒に示した図である。
【符号の説明】
10 ケーシング、 12 駆動手段、 14 打撃機構、 16 工具、 18 工具取付部、 20 打撃装置、 22 駆動装置ユニット、 24,26 曲線軌道、 28 検出ユニット、 30 検出部材、 32 回転方向、 34,36 突合わせ面、 38,40 ストッパ、 46 ウェブ、 48 切欠き、 50 部分領域、 52 連行部材、 54,56 圧縮コイルばね、 58 段部、 60 ばね支持体、 62、68 位置固定リング、 64 滑りリング、 66 切欠き、 70 軸方向軸受け、 72 圧縮コイルばね、 74 切欠き、 76 アンビル、 78 カラー、 80 ストッパ、82 円筒ピン、 84 ばね皿、 86 係止ばね、 88 係止ディスク、 90 連行部材、 92 係止ピン、 94 歯車、 96 突合わせリング、 98 位置固定リング、 100 駆動軸、 102 ピニオン、 104 針状ころ軸受け、 106 ジャーナル、 108 玉軸受け
本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の手持ち式工作機械から出発する。
【0002】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19726383号明細書に基づき公知の前記形式の手持ち式工作機械は、電気的に駆動されるハンマドリルである。この公知のハンマドリルはケーシングに支承された回転駆動される作業スピンドルを有しており、この作業スピンドル自体は工具の工具取付部を駆動する。更に、前記ハンマドリルは機械的な打撃機構を有しており、この打撃機構は中空軸として形成された作業スピンドル内で軸方向で摺動可能且つ軸方向で加速可能な、運転中に直接又は間接的に工具の軸部に作用する打撃装置を有している。この打撃装置には、作業スピンドルの回転運動から当該打撃装置の軸方向の加速を導出する駆動装置ユニットが作用する。
【0003】
この駆動装置ユニットは、作業スピンドルと同期的に回転する軸方向摺動可能に配置された検出ユニットを有しており、この検出ユニットは、作業スピンドルに対して相対回動不能に配置された、作業スピンドルの軸方向で互いに向かい合った隆起部と凹所とを有する2つの環状の曲線軌道の間で軸方向遊びを備えて案内されている。検出ユニットは、軸方向の打撃装置に沿ってその都度圧縮ばねに抗して軸方向で摺動可能に支承された環状の構成部材によって形成されており、この構成部材は半径方向外側に向かって延びる検出部材を有している。この検出部材はスリットを通って前記曲線軌道間の作業スピンドルに係合し且つ当該検出部材を介して検出ユニットを前記曲線軌道と作用結合させることができる。
【0004】
工具に面した側の曲線軌道は、打撃機構の接続及び遮断のために作業スピンドルと一緒に軸方向で摺動可能に支承されている。工具が加工表面に対して押圧されると、作業スピンドル及び工具に面した側の曲線軌道が、工具とは反対の側の曲線軌道の方向で、圧縮ばねとして形成されたアイドルばねに向かって軸方向で押しずらされ、これにより、検出部材が回転運動時に両曲線軌道と接触する。打撃機構は接続されている。
【0005】
工具が加工表面から持ち上げられると、工具に面した側の曲線軌道及び作業スピンドルはアイドルばねによって出発位置へ戻される。この場合、両曲線軌道の間隔は、検出部材が両曲線軌道に接触すること無く、これらの両曲線軌道間を通って自由に回転できる程度に拡大される。打撃機構は遮断されている。
【0006】
発明の利点
本発明は、手持ち式工作機械、特にハンマドリルであって、ケーシングに支承された駆動可能な駆動手段と、工具取付部内の工具を打撃式で駆動するための、打撃装置を有する機械的な打撃機構とが設けられており、前記打撃装置がその打撃運動において駆動装置ユニットを介して駆動可能であり、該駆動装置ユニットが、軸方向で見て工具の方を向いた隆起部と凹所とを有する少なくとも1つの曲線軌道を有しており、更に、前記打撃装置と作用結合している検出ユニットが設けられており、該検出ユニットの少なくとも1つの検出部材が、前記曲線軌道の隆起部及び凹所と作用結合状態にもたらされるようになっている形式のものから出発する。
【0007】
検出ユニットが、曲線軌道と作用結合可能な少なくとも2つの、特に有利には3つ又はそれ以上の検出部材を有しているということを提案する。検出ユニット及び打撃装置に対する傾動モーメントが防止され且つ曲線軌道における検出ユニットのセンタリングが達成される。効率が上がり、摩耗が減少され得る。
【0008】
検出部材が、少なくとも部分的に回転方向及び/又は回転方向とは逆方向を向いた少なくとも1つの突合わせ面を有していると、当該検出部材は有利には僅かな摩耗を伴って、曲線軌道の凹所から該曲線軌道の隆起部へ案内され且つ曲線軌道の隆起部から該曲線軌道の凹所へ案内され得る。検出部材と曲線軌道との縁部接触を防止することができる。前記突合わせ面は、例えば湾曲された突合わせ面又は段部によって形成されていてよい。
【0009】
打撃機構の確実な遮断及び接続並びに確実なアイドリング位置を保証するためには、検出ユニットの検出部材がそれぞれアイドリング位置において軸方向で少なくとも1つの曲線軌道に対して、有利には2つの曲線軌道において機能準備状態の両曲線軌道に対して、各1つのストッパによって運動を制限されている。駆動手段が軸方向で摺動可能に支承されており、ストッパが例えば位置固定リング又は前記駆動手段に一体成形された段部等の、駆動手段に固定的に配置された手段によって形成されている場合は、駆動手段の遮断運動を有利にはストッパを適宜位置決めするのに利用することができ、これにより、検出ユニットの検出部材の運動が制限される。
【0010】
本発明の別の有利な構成では、ストッパが打撃機構の打撃位置において曲線軌道の一部を形成する構成部材によって形成されているということが提案され、これにより、全体的に特にコンパクトで軽量の構成が得られる。このことは、前記構成部材がウェブによって分離された周方向で延びる切欠きを備えたリングによって形成されており、打撃位置において曲線軌道の部分領域が前記切欠きを貫通し、前記ウェブが前記部分領域間の切欠きに沈み込んで曲線軌道の一部を形成することにより、特に構造的に簡単に達成される。
【0011】
間に検出ユニットが配置された2つの曲線軌道の代わりに、隆起部及び凹所が軸方向で見て工具の方を向いた曲線軌道を1つだけ備えて駆動装置ユニットが構成されていてもよい。この場合は、検出ユニットがばね及び/又は当接面に対する打撃装置の衝突によって曲線軌道の方向へ戻されるように装置を調整する必要がある。2つの曲線軌道を有する駆動装置ユニットと比較して、付加的な構成部材、構成空間及び重量が節減される。
【0012】
実施例の説明
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0013】
図1に側面図で示したハンマドリルは、ケーシング10内で電動モータ(詳しくは図示せず)を介して回転駆動可能な、スピンドルとして構成された駆動手段12(図2及び図3)を有している。当該ハンマドリルは、工具取付部18に保持されたドリル16の打撃式駆動のための機械的な打撃機構14を有している。この打撃機構14は打撃装置20を有しており、この打撃装置20はその打撃運動において駆動装置ユニット22を介して駆動可能であり且つ中空軸として構成された駆動手段12に摺動可能に支承されている。この駆動手段12の工具取付部18に面した側は、当該駆動手段12を取り囲む針状ころ軸受け104を介して支承されている。工具取付部18とは反対の側では、前記駆動手段12はこの駆動手段12の半径方向内側で、ケーシング10に一体成形されたプラスチックジャーナル106に配置された玉軸受け108を介して支承されており、これにより、構成スペースを節約することができる。下半分には択一的な滑り軸受け104a,108aが描かれており、この場合、工具取付部18とは反対の側の滑り軸受け108aは、ケーシング10にプレス嵌めされた金属製の別個のジャーナル106aに配置されている。
【0014】
駆動装置ユニット22は2つの環状の曲線軌道24,26を有しており、これらの曲線軌道24,26はケーシング10内で相対回動不能に配置されており且つ駆動手段12の軸方向で見て互いに向かい合う各5つの正弦波形の凹所及び隆起部を有している。但し原則的には、より多くの又はより少ない隆起部及び凹所も考えられる。更に、異なる振幅及び/又は例えば正弦波形とも異なる経過等の曲線経過を有する曲線軌道が使用されてよい。更に、回転方向で見て静止している工具を有する手持ち式工作機械の場合は、1つの隆起部及び1つの凹所しか有さない曲線軌道が考えられる。
【0015】
曲線軌道24,26間には回転駆動可能な検出ユニット28が配置されている。この検出ユニット28は、全周にわたって均等に配分された、半径方向外側に向かって延びる5つのウェブ状の検出部材30と、半径方向内側に向かって延びる2つのウェブ状の連行部材52とを有する環状の構成部材によって形成される(図4)。
【0016】
検出ユニット28を形成している前記構成部材は、連行部材52を以て半径方向内側で、打撃装置20に配置された2つの滑りリング64の間に係合している。検出ユニット28は、前記滑りリング64間で回転可能であり且つこれらの滑りリング64を介して打撃装置20に沿って軸方向で摺動可能に2つの圧縮コイルばね54,56間で支承されている(図2及び図3)。検出ユニット及び打撃装置は、原則として相対回動不能に互いに結合されていてもよい。工具取付部18に面した側の圧縮コイルばね54は、工具取付部18の方向で打撃装置20に一体成形された段部58に支持されており且つ工具取付部18とは反対の側に向かって滑りリング64を介して検出ユニット28に作用する。工具取付部18とは反対の側の圧縮コイルばね56は、工具取付部18とは反対の側に向かってばね支持体60及び打撃装置20に固定された位置固定リング62を介して打撃装置20に支持されており且つ工具取付部18の方向で滑りリング64を介して検出ユニット28に作用する。前記圧縮コイルばね54,56は相対して予負荷されている。
【0017】
更に、検出ユニット28は検出部材30を以て半径方向外側に向かって、軸方向で延びるスリット状の切欠き66を貫通して駆動手段12に係合しており且つ回転方向32で見て形状接続的に駆動手段12と結合されている。検出部材30を介して、検出ユニット28は打撃運転中に曲線軌道24,26と作用接続する。回転駆動可能な検出ユニットの代わりに、原則として曲線軌道が回転駆動可能に構成されていてもよい。
【0018】
検出部材30と曲線軌道24,26との間の摩耗をできるだけ少なく保つためには、検出部材30は両曲線軌道24,26に向かって回転方向32及び該回転方向32とは逆方向を向いた突合わせ面34,36を有しており、これらの突合わせ面34,36は段部によって形成されている。
【0019】
駆動手段12は、工具取付部18と一緒に軸方向で摺動可能に支承されている。ドリル16を備えたハンマドリルが加工面に対して押圧されると、図2において駆動手段12の中心線の上半分に示したように、前記ドリル16は工具取付部18及び駆動手段12と共にケーシング10内に押しずらされる。駆動手段12は、軸方向で位置固定リング68及び軸方向軸受け70を介してポット形のスリーブに作用する(図3)。このスリーブは、ケーシング10内で円筒ピン82を介して回転方向では位置固定されており且つ軸方向では摺動可能に支承されている(図2及び図3)。
【0020】
前記のポット形のスリーブは、軸方向でそのポット壁を以て工具取付部18とは反対の側に向かって延びており、この場合、検出ユニット28の方を向いたポット壁の端面に、前側の曲線軌道24の一部が一体成形されている。前記スリーブ内には、駆動手段12を半径方向で取り囲む圧縮コイルばね72が配置されており、この圧縮コイルばね72は工具取付部18とは反対の側に向かって、ケーシングに固定された環状のばね皿44に支持されており且つ工具取付部18に向かって前記スリーブのスリーブ底部に作用する。駆動手段12を介して、前記スリーブは前側の曲線軌道24の一部と一緒に前記圧縮コイルばね72に抗して、当該スリーブがばね皿44にぶつかるまで押しずらされる。
【0021】
スリーブが、工具取付部18とは反対の側の終端位置へ押しずらされると、当該スリーブの端面に一体成形された曲線軌道24の部分領域50が、ばね皿44の周方向で延びる切欠き48を貫通して係合する(図6)。これらの切欠き48は、終端位置若しくは当接位置において、前記部分領域50間のポット形のスリーブのポット壁の切欠き74に沈み込んで曲線軌道24の一部を形成するウェブ46によって分離されている。
【0022】
当接箇所において、回転駆動される検出ユニット28は検出部材30を以て曲線軌道24,26に当接し且つ圧縮コイルばね54,56を介して打撃装置20を直動的に駆動する。この打撃装置20は、ドリル16のケーシング10に面した側の端部にぶつかるアンビル76に直動的に作用する。打撃機構14は接続されている。設定に応じて、検出ユニット28は工具側の死点の手前又は後ろで工具取付部18とは反対の側の曲線軌道26から解離する。検出ユニット28が旋回状態において常に曲線軌道26に沿って回転する設定も可能である。ドリル16にぶつかる代わりに、打撃装置又はアンビルが直接又は間接的に駆動手段、工具取付部又は当業者が適当と思う別の構成部材にぶつかるということも考えられる。
【0023】
ドリル16が加工表面から持ち上げられると、圧縮コイルばね72がスリーブ底部を介して、曲線軌道24の部分領域50を有するポット形のスリーブ、駆動手段12及びドリル16を有する工具取付部18を、半径方向外側に向かって延びる一体成形されたカラー78を有するポット形のスリーブがケーシング10に設けられたストッパ80に接触するまで、出発位置へ押しずらす。
【0024】
この場合、曲線軌道24の部分領域50は工具取付部18に向かって、検出ユニット28の方向を向いた軸方向端面によってストッパ38を形成するばね皿44の切欠き48を通って運動し、前記ストッパ38を介して、打撃機構14のアイドリング位置において検出ユニット28の検出部材30が、曲線軌道24若しくは機能準備状態の曲線軌道24に向かう軸方向で運動を制限されている。
【0025】
更に、駆動手段12と一緒に、この駆動手段12に固定された、位置固定リングによって形成された手段42が軸方向で工具取付部18とは反対の側の環状の曲線軌道26を貫通して運動する。この曲線軌道26は、ケーシング10内で軸方向と半径方向とで位置固定されており且つ検出ユニット28の検出部材30が軸方向で当該曲線軌道26に向かってその運動を制限される第2のストッパ40を形成している(図2)。前記ストッパ38,40を介して、打撃機構14のアイドリング位置において検出部材30と機能準備状態の曲線軌道24,26との接触が確実に防止される。
【0026】
更に、前記位置固定リングを介して工具取付部18に向かって係止ばね86用のばね皿84が支持されており、前記係止ばね86は工具取付部18とは反対の側に向かって係止ディスク88に作用する(図2)。この係止ディスク88は連行部材90を以て半径方向内側に向かって、回転方向で見て形状接続的に駆動手段12の切欠きに係合しており且つ工具取付部18とは反対の側に、軸方向で延びる係止ピン92を有している。これらの係止ピン92は、回転方向で見て形状接続的に、駆動手段12に回転可能に支承された歯車94の切欠きに係合しており、この歯車94は駆動軸100に一体成形されたピニオン102と噛み合っている。前記歯車94は、工具取付部18とは反対の側に向かって突合わせリング96及び位置固定リング98を介して駆動手段12に支持されている。
【0027】
かかっているトルクが規定された値を超えた場合は、係止ディスク88が軸方向で工具取付部18に向かって係止ばね86に抗してシフトし、更に、係止ピン92が回転方向で見て歯車94の切欠きを越えて滑動して、駆動手段12の回転駆動を中断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ハンマドリルの側面図である。
【図2】
図1に符号IIで示した部分の拡大図である。
【図3】
図2に示した打撃機構の打撃運転状態を示した部分断面図である。
【図4】
図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】
図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】
曲線軌道を、ストッパを形成している環状部材と一緒に示した図である。
【符号の説明】
10 ケーシング、 12 駆動手段、 14 打撃機構、 16 工具、 18 工具取付部、 20 打撃装置、 22 駆動装置ユニット、 24,26 曲線軌道、 28 検出ユニット、 30 検出部材、 32 回転方向、 34,36 突合わせ面、 38,40 ストッパ、 46 ウェブ、 48 切欠き、 50 部分領域、 52 連行部材、 54,56 圧縮コイルばね、 58 段部、 60 ばね支持体、 62、68 位置固定リング、 64 滑りリング、 66 切欠き、 70 軸方向軸受け、 72 圧縮コイルばね、 74 切欠き、 76 アンビル、 78 カラー、 80 ストッパ、82 円筒ピン、 84 ばね皿、 86 係止ばね、 88 係止ディスク、 90 連行部材、 92 係止ピン、 94 歯車、 96 突合わせリング、 98 位置固定リング、 100 駆動軸、 102 ピニオン、 104 針状ころ軸受け、 106 ジャーナル、 108 玉軸受け
Claims (9)
- 手持ち式工作機械、特にハンマドリルであって、ケーシング(10)に支承された駆動可能な駆動手段(12)と、工具取付部(18)内の工具(16)を打撃式で駆動するための、打撃装置(20)を有する機械的な打撃機構(14)とが設けられており、前記打撃装置がその打撃運動において駆動装置ユニット(22)を介して駆動可能であり、該駆動装置ユニットが、軸方向で見て工具の方を向いた隆起部と凹所とを有する少なくとも1つの曲線軌道(24,26)を有しており、更に、前記打撃装置(20)と作用結合している検出ユニット(28)が設けられており、該検出ユニットの少なくとも1つの検出部材(30)が、前記曲線軌道(24,26)の隆起部及び凹所と作用結合可能である形式のものにおいて、
検出ユニット(28)が、曲線軌道(24,26)と作用結合可能な少なくとも2つの検出部材(30)を有していることを特徴とする手持ち式工作機械。 - 検出部材(30)が、それぞれ少なくとも部分的に回転方向(32)を向いた少なくとも1つの突合わせ面(34)を有している、請求項1記載の手持ち式工作機械。
- 検出部材(30)が、それぞれ少なくとも部分的に回転方向とは逆方向を向いた少なくとも1つの突合わせ面(36)を有している、請求項1又は2記載の手持ち式工作機械。
- 検出ユニット(28)の検出部材(30)が、それぞれアイドリング位置において軸方向で少なくとも1つの機能準備状態の曲線軌道(24,26)に対してストッパ(38,40)により運動を制限されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- 駆動手段(12)が軸方向で摺動可能に支承されており、ストッパ(40)が前記駆動手段(12)に固定的に配置された手段(42)によって形成されている、請求項4記載の手持ち式工作機械。
- 前記手段(42)が、駆動手段(12)に固定された位置固定リングによって形成されている、請求項5記載の手持ち式工作機械。
- ストッパ(38)が、打撃機構(14)の打撃位置において曲線軌道(24)の一部を形成する構成部材(44)によって形成されている、請求項4から6までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- 前記構成部材(44)が、ウェブによって分離された周方向で延びる切欠き(48)を備えたリングによって形成されており、打撃位置において曲線軌道(24)の部分領域(50)が前記切欠き(48)を貫通し、前記ウェブ(46)が前記部分領域(50)間の切欠き(74)に沈み込んで曲線軌道(24)の一部を形成する、請求項7記載の手持ち式工作機械。
- 駆動装置ユニットが1つの曲線軌道しか有していない、請求項1から8までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
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