JP2004514208A - コンピュータハードウェア及びソフトウェアのオンライン診断 - Google Patents

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Abstract

コンピュータハードウェア及びソフトウェアのオンライン診断及び修復のための方法と装置を提供する。クライアントアプリケーション及び実行可能なプログラムスクリプトは、診断対象のコンピュータ(108)にダウンロードされる。クライアントアプリケーションは、スクリプトを実行し、これらのスクリプトを実行した結果として得られる情報をサーバ(104)に返す。次に、サーバ(104)は、返された情報にルールベース分析を適用し、診断対象のコンピュータ(108)に処置策を提供する。処置策には、検出された問題に対する潜在的な矯正策に関する情報、又は、自動的に修復を行なうための処置策を含み得る。1つの実施形態において、クライアントコンピュータ(108)は、修復を実施するために必要な情報又はファイルが存在する正確で普遍的な資源位置に導かれる。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、遠隔地点からのコンピュータの診断に関する。特に、本発明は、遠隔地点からのコンピュータのハードウェア、ソフトウェア及び性能の問題を診断するための方法と装置であって、遠隔地点において少なくとも実質的に人間の支援を必要としない方法と装置に関する。
【0002】
発明の背景
コンピュータの動作に関連する問題の診断及び修復は、コンピュータ業界にとってますます重要になっている。特に、繰り返し起こる問題を修復する際、熟練した又不慣れなコンピュータユーザの双方を支援することは、コンピュータハードウェア及びソフトウェア製造業者側の大きな負担になっている。通常、コンピュータユーザが直面する問題は、人間の電話オペレータによって処理される。電話オペレータ、即ち“サポート職員”は、問題のあるコンピュータに通信リンクを介してアクセスしたりしなかったりする。一般的に、遠隔地からコンピュータの問題を診断し修復するプロセスは、コンピュータユーザ及びサポート職員双方にとって時間のかかるものである。更に、サポート職員を提供すると、コンピュータ業界にとっては、かなりの費用負担になる。
【0003】
サポート職員集団の維持に関連する出費を減らすために、コンピュータ業界は、様々な取り組みを実施してきている。例えば、サポート職員へのユーザアクセスを厳しく制限するソフトウェア及びハードウェア会社が在る。アクセスが、最近製品を購入した人に限定されたり、あるいは、サポート職員への連絡に対して料金がユーザに請求されたりする。しかしながら、このような支援を受ける資格がある顧客を限定することによって、あるいは、このような支援に対して料金を請求することによって、支援に対する顧客のアクセスを制限すると、顧客に不快な気持ちを起こさせる。更に、このような取り組みでは、問題をうまく修復するのに必要な時間が減らず、また、遠隔地からの問題に対する診断や修復の困難さが緩和されない。
【0004】
他の選択肢として、又はサポート職員へのアクセスに対する制限に加えて、“オンライン”ヘルプを提供するコンピュータハードウェア及びソフトウェアプロバイダもいる。このようなオンラインヘルプは、典型的な問題とこれらの問題に対する提案された解決策を陳述した形態である。このオンラインヘルプは、ハードウェア及びソフトウェアと共に提供される媒体に記憶されたり、あるいは、インターネット等のコンピュータネットワーク上で、指定されたサーバと交信することによってユーザがアクセスしたりできる。しかしながら、このようなシステムは、コンピュータユーザが、そこに含まれた問題や提案された解決策の中から自分の特定の問題を認識できない場合、役に立たない。更に、このようなシステムは、特定のハードウェア又はソフトウェアに直接関連する問題に対してのみ支援を行なう。従って、このようなシステムは、例えば、特定のハードウェアやソフトウェアに影響を及ぼす問題であるが、ユーザのコンピュータにおける他のハードウェアやソフトウェア構成要素に起因する問題に対しては、ユーザを支援してうまく対処することが一般的に不可能である。
【0005】
また、コンピュータハードウェア及びソフトウェアのプロバイダは、遠隔地のサポート職員が、遠隔地のユーザのコンピュータから情報を操作又は取得し得るプログラムを利用している。このようなシステムの利点は、専門の職員が直接ユーザのコンピュータを扱えることである。しかしながら、ユーザは、見ず知らずの他人がユーザのコンピュータに全面的にアクセスできることには異議を唱える場合がある。更に、このようなシステムでは、サポートスタッフを維持する必要性が無くならず、また、このようなシステムは、ユーザのコンピュータ資源に比較的大きい影響を及ぼす。
【0006】
コンピュータユーザに対するサポート提供への更に他の取り組みは、自動又は半自動の診断プログラムを提供することである。このようなプログラムは、ユーザのコンピュータに常駐したり、あるいは、インターネット等のコンピュータネットワークを介してアクセスしたりできる。しかしながら、広範囲の問題を診断して潜在的に対処する能力を有するユーザのコンピュータに常駐するサポートプログラムを提供するには、比較的規模の大きなプログラムが必要である。特に、ユーザのコンピュータが正常に動作していない場合、このようなプログラムをロード又はアクセスすると、問題になる場合がある。同様に、ユーザによるコンピュータネットワークを介した診断プログラムへの相互接続を可能にする診断プログラムは、プログラムが比較的大きく、また、比較的大量のメモリや資源を動作のために必要とするという点において、一般的に、ユーザのコンピュータに大きな影響を及ぼす。例えば、インターネットブラウザは、コンピュータのシステム情報や制御設定値へのアクセスを可能にし得るが、ACTIVE・X又は他のブラウザの“プラグ・イン”等、このような対話機能を可能にするために必要なブラウザ構成要素は、ユーザのコンピュータに比較的大量の資源を要求する。更に、あらゆる種類又はバージョンのブラウザが、特定のブラウザのプラグ・インと互換性があるとは限らず、また、ユーザは、追加の又は他のブラウザ又はプラグ・インを取得しインストールすることが必要な場合がある。従って、このようなシステムの運用は、問題を生じる場合がある。更に、このようなシステムは、ユーザコンピュータに対して自動的な修復が不可能である。
【0007】
コンピュータプログラムを遠隔地から診断し修復し得る方法と装置を提供すると有利である。特に、遠隔地でのサポート職員の関与を本質的に必要とせず、遠隔地からコンピュータの問題を遠隔操作で診断し修復するための方法と装置を提供すると有利である。更に、診断を必要とする問題又は問題群の結果として利用可能な資源が制限されているコンピュータ上で動作が可能な、遠隔地からコンピュータの問題を診断するための方法と装置を提供すると有利である。また、提案された解決策を取得するために、問題の正確な性質をユーザが言い表す必要の無い方法と装置を提供すると有利である。更に、提示されたほとんどの問題をうまく診断することが可能な、遠隔地からコンピュータの問題を診断するための方法と装置であって、妥当な費用で提供し得る方法と装置を提供すると有利である。
【0008】
発明の概要
本発明に基づき、遠隔地からコンピュータの問題を診断するための方法と装置を提供する。一般に、本発明によって、診断テスト又は個々の指示を、遠隔地からダウンロードし、また、診断対象のコンピュータ又は他の装置上で動作させることが可能になる。特に、本発明によって、診断対象のコンピュータの資源を大量に必要とせずコンピュータを診断することが可能である。更に、自動解決策が利用可能な場合、本発明は、コンピュータを修復することが可能である。
【0009】
本発明の1つの実施形態に基づき、コンピュータの問題の遠隔操作診断を可能にする方法と装置を提供する。本方法と装置によれば、診断対象のコンピュータのユーザは、診断サーバと交信を開始する。この交信は、インターネットブラウザプログラム等の通信インターフェイスを用いて、無線ネットワーク等のコンピュータネットワークを介して行ない得る。こうして、クライアントアプリケーションが、サーバからコンピュータにダウンロードされる。クライアントアプリケーションは、診断サーバからダウンロードし得るスクリプト又は個々のコマンドを実行することが可能である。一般に、スクリプトには、クライアントコンピュータに関する様々な情報を収集するための診断ツールが含まれる。クライアントスクリプト又は個々のコマンドを実行することにより得られた結果は、診断サーバに返される。返された結果は、ルールベース分析を用いて記憶された結果と比較し、処置策がコンピュータのブラウザに返される。この処置策には、保守又は修復手順を自動的に実行する段階が含まれたり、ユーザによる特定の保守又は更新手順の実施を提案したり、ユーザをウェブ・ページ又は情報源に自動的に導いたり、診断対象の問題に関する更に詳細な情報源や支援源にユーザを導いたりする。
【0010】
本発明の他の実施形態によれば、診断対象のコンピュータ上で動作するクライアントアプリケーションには、ブラウザのタイトルバーからクライアントアプリケーションに識別子を渡すことによって診断サーバで生成される識別子が提供される。
【0011】
本発明の更にもう1つの実施形態によれば、クライアントアプリケーションは、遠隔地に配置されたサーバ上で動作するサーバアプリケーションにポーリングを行なう。特に、クライアントアプリケーションは、そのコンピュータに関連して実行すべき次の動作に関わる指示がないかどうかサーバにポーリングを行なう。例えば、クライアントアプリケーションは、スクリプト又はコマンドを実行するための指示がないかサーバアプリケーションにポーリングを行ない得る。スクリプト又はコマンドを実行した後、クライアントアプリケーションは、実行が完了したという信号をサーバアプリケーションに送信する。特定のスクリプトの実行が完了したという標示は、クライアントコンピュータに関連付けられ又識別子によって識別されるデータベースレコードに入力される。更に、ブラウザが、サーバアプリケーションにポーリングを行なって、スクリプトの実行が完了したという標示を検出し得る。このような標示の検出に応じて、ブラウザ又は画面は、ユーザに対して次のページを表示する。
【0012】
本発明の更にもう1つの実施形態によれば、ユーザは、インターネットブラウザ又は他の通信インターフェイスを用いて遠隔地に配置されたサーバと交信を確立する。ユーザは、サーバに登録し、識別子が割当てられる。クライアントアプリケーションは、サーバからダウンロードされ、また、クライアントコンピュータ又は装置にインストールされる。次に、クライアントアプリケーションを用いて実行するためのスクリプト又はコマンドは、クライアントコンピュータにダウンロードされる。クライアントアプリケーションは、遠隔地に配置されたサーバによって維持されるデータベースであって、クライアントコンピュータと同じ識別子を有するデータベースのレコードにポーリングを行ない、スクリプト又はコマンドの実行を開始するための信号を検出する。スクリプト又はコマンドを実行するための標示は、ブラウザ又はこのような実行を許可する他の通信インターフェイスからの信号に応じて提供し得る。標示を検出すると、スクリプトが実行され、また、その結果がサーバに返される。ブラウザ又は他の通信インターフェイスは、データベースレコードにポーリングを行ない、スクリプト又はコマンドの実行が完了したという標示を検出する。このような標示を検出すると、ブラウザ又は他の通信インターフェイスは、次のページを表示する。
【0013】
本発明の更にもう1つの実施形態によれば、クライアントコンピュータのユーザは、問題がハードウェア、ソフトウェア又は動作であると考えられるか否か指定するよう促される。ユーザの選択に基づき、追加のスクリプト又はコマンドが、クライアントアプリケーションにダウンロードされ実行される。例えば、ユーザがソフトウェアの問題を指定する場合、スクリプトが、クライアントアプリケーションにダウンロードされ、問題の本質を決定し得る。例えば、このようなスクリプトを実行すると、問題のアプリケーションを開始するようにユーザは指示を受けることができる。次に、スクリプトは、コンピュータがアプリケーションをロードするために必要な時間の長さを決定し得る。又は、スクリプトは、問題のアプリケーションを開始しようとするユーザの試みに応じて生成されたエラーメッセージを収集し、そのエラーメッセージを分析のためにサーバに返し得る。
【0014】
スクリプト又はコマンド形態の様々な診断ツールは、クライアントアプリケーションにダウンロードし実行し得る。一般に、スクリプト又はコマンドは、インベントリ及び診断機能を実行するために提供される。クライアントアプリケーション及び関連するスクリプト又はコマンドは、コンピュータのシステム資源に及ぼす影響が小さくなるように設計されている。
【0015】
前述の概要によれば、本発明の数多くの顕著な特徴が、容易に認識される。遠隔地からコンピュータ又は他の装置の問題を診断するための方法と装置が提供される。本発明の方法と装置によって、問題の診断が可能であり、また、実質的にサーバ側で人間が介入する必要無く、コンピュータ又は他の装置のユーザに解決策を提案することが可能である。また、本発明は、診断対象のコンピュータの問題に対して自動的に解決策を提供し得る。更に、本発明の方法と装置は、診断対象のコンピュータ又は他の装置の資源に及ぼす影響が小さく、これによって、本方法と装置が、診断を要する問題又は問題群によりシステムの能力が低下してしまったコンピュータ又は他の装置の問題でさえうまく診断する可能性が増す。
本発明の他の利点は、以下の論議から、特に、添付の図面と共に解釈すると容易に明らかになるであろう。
【0016】
詳細説明
図1は、本発明に基づくシステム100を示す。一般的に、システム100には、ネットワーク112によって複数のクライアントコンピュータ108a乃至108nに相互接続されるサーバ104が含まれる。一般的に、ネットワーク112は、インターネットや無線方式等、2つのコンピュータ間において通信を確立する任意のコンピュータネットワークや手段であってよい。
【0017】
次に、図2において、本発明の実施形態に基づくサーバ104を示す。一般的に、サーバ104には、プロセッサ200と、ネットワークインターフェイス204と、記憶装置208と、が含まれる。記憶装置208は、データベース212及び記憶されたプログラム216を含む。記憶されたプログラム216には、クライアントが実行可能な汎用プログラム220と、サーバアプリケーションプログラム224と、を含み得る。
【0018】
一般的に、プロセッサ200は、汎用サーバコンピュータでの用途に適した任意のコンピュータプロセッサであってよい。例えば、プロセッサ200は、1つ以上のINTEL・PENTIUM? クラスのマイクロプロセッサを含み得る。ネットワークインターフェイス204は、サーバコンピュータの通信ネットワーク112への相互接続に適した任意の通信インターフェイスであってよい。例えば、ネットワークインターフェイス204には、TCP/IPインターフェイス又は他のものを含み得る。記憶装置208には、ハードドライブ、テープドライブ、又は光ドライブ等、任意の大容量媒体記憶装置を含み得る。更に、記憶装置208は、様々な種類の複数の装置を含み得る。
【0019】
データベース212は、情報の記憶や構成に適した任意の制御プログラム及び関連するレコードであってよい。一般的に、クライアントが実行可能な汎用プログラム220は、クライアントコンピュータ108へのダウンロード用のプログラムを含む。サーバアプリケーションプログラム224には、ユーザのシステム100への登録と、クライアントが実行可能な汎用プログラム220の構成要素のダウンロード及び実行と、データベース212とクライアントコンピュータ108との間の情報交換と、を調整するのに必要なコマンドと指示が含まれる。従って、サーバアプリケーションプログラム224には、データベース212をクライアントコンピュータ108に接続する構成要素が含まれる。
【0020】
図3は、本発明の実施形態に基づくクライアントコンピュータ108を示す。クライアントコンピュータ108には、中央処理装置(CPU)300と、入力/出力装置304と、周辺装置308と、を含み得る。本発明の1つの実施形態によれば、クライアントコンピュータ108は、任意の一般的な又はパーソナルタイプのコンピュータである。本発明の更に他の実施形態によれば、クライアントコンピュータ108は、MICROSOFT・WINDOWS? オペレーティングシステムを走らせるPCコンピュータである。本明細書に用いるクライアントコンピュータという用語は、一般的な又はパーソナルタイプのコンピュータに加えて、パーソナル携帯情報機器(PDA)又は他の携帯型装置等他のデジタル装置と通信が可能な様々な装置も意味し得る。
【0021】
本発明の1つの実施形態によれば、一般的に、CPU300には、プロセッサ312と、記憶装置316と、ネットワークインターフェイス320と、ビデオカード324と、複数の内蔵装置328と、が含まれる。内蔵装置には、メモリ332と、ハードディスクドライブ336と、フロッピーディスクドライブ340と、CD−ROMドライブ344と、テープドライブ348と、他の内蔵装置350と、が含まれる。入力/出力装置には、ビデオディスプレイ即ちモニタ352と、キーボード356と、マウス360と、音声装置及び増設した位置指定装置等の他の入力/出力装置364と、を含み得る。一般的に、周辺装置308には、プリンタ368と、スキャナ372と、他の外部装置376と、を含み得る。またクライアントコンピュータ108には、オペレーティングソフトウェア380及びアプリケーションソフトウェア384を含み得る。一般的に、クライアントコンピュータの様々な構成要素は、通信バス388を介して互いに通信を行なう。
【0022】
次に、図4において、サーバ104とクライアントコンピュータ108との間の通信の論理回線を示す。一般的に、第1論理通信回線408は、サーバアプリケーション224と通信インターフェイス404との間に延在する。通信インターフェイス404には、クライアントコンピュータ又は装置108とサーバアプリケーションプログラム224との間でデータの受け渡しが可能なクライアントコンピュータ又は装置108上で走る任意の通信アプリケーションを含み得る。例えば、通信インターフェイスには、インターネットブラウザを含み得る。同様に、第2論理通信回線412は、サーバアプリケーション224とクライアントアプリケーション400との間に延在する。第3論理通信回線416は、クライアントが実行可能な汎用プログラム220とクライアントアプリケーション400との間に延在する。図4から明らかなように、識別子通信経路418を除いては、一般的に、クライアントアプリケーション400と通信インターフェイス404との間に直接的な通信回線は存在しない。従って、識別子通信経路418を介した通信インターフェイス404からクライアントアプリケーション400への識別子の受け渡しを除き、後述するように、クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404は、サーバアプリケーション224を介した通信を行なう。それを介して論理通信チャンネル408、412及び416が確立される物理的な通信リンクには、上述したコンピュータネットワーク112並びに関連するネットワークインターフェイス204及び320を含み得る。それを介して識別子通信経路418が確立される物理的通信リンクは、通信バス338又は内部レジスタを含み得る。
【0023】
クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404の動作は、以下に詳述するように、サーバアプリケーション224によって提供されるインターフェイスを介して、データベース212に記憶された表又はレコード420のフィールドをモニタすることによって互いに同期化される。この構成によって、クライアントアプリケーション400は、動作のためにクライアントコンピュータ108のシステム資源を相対的にほとんど必要としない比較的小規模なプログラムとして実装し得る。特に、これによって、クライアントアプリケーション400は、通信インターフェイス404と一体化されたプログラムを必要とせず、クライアントコンピュータ108の動作の局面を制御し得る。具体的には、クライアントアプリケーション400には、選択された機能を実行する個々のコマンドやアプリケーションスクリプト424等の診断ツールが選択的に提供される。例えば、診断ツールには、クライアントコンピュータ108に常駐しつつ実行可能なコードを含み得る。このことは、インターネットブラウザ等の通信インターフェイス404と一体化されたプログラムであって、クライアントコンピュータ108の動作状況について詳細な対話が可能なプログラムは、通常、比較的大量のシステム資源を消費するため、有利である。更に、このようなプログラムは、全てのバージョン又は種類の通信インターフェイス404と互換性が無い場合がある。従って、図4に示した構成によって、本発明は、例えば、診断を必要とする問題によって、動作特性に障害が生じたクライアントコンピュータ108上でさえも機能することが可能である。また、図4に示した構成によって、本発明は、広範囲の通信インターフェイス404と協調して動作し得る。
【0024】
次に、図5において、本発明の実施形態に基づくシステム100の動作を示す。初めに、クライアントコンピュータ又は装置108のユーザは、サーバ104との接続を確立する(ステップ500)。ユーザは、例えば、クライアントコンピュータ108の通信インターフェイス404をウェブサイトに導き、コンピュータネットワーク112を介してサーバ104へアクセスすることによって接続を確立し得る。本発明の1つの実施形態によれば、アクティブ状態のサーバページを用いて、クライアントコンピュータ又は装置108のユーザにサーバアプリケーション224からの情報を提供し得る。ユーザからの情報は、通信インターフェイス404を用いて、サーバアプリケーション224に提供し得る。
【0025】
サーバ104との接続確立の一環として、ユーザは、サーバ104への登録が必要な場合がある。登録には、ユーザ識別情報のサーバ104への提供を含み得る。特に、登録には、ユーザから収集された様々な情報を記録するためのデータベース212におけるレコード420の作成を含み得る。例えば、ユーザ情報用のレコード420には、ユーザ名、ユーザアドレス、及びクレジットカード番号や有効期限等の課金情報用のフィールドを含み得る。更に、ユーザ情報用のレコード420には、サーバアプリケーションプログラム224によって割当てられ又システム100によって用いられる識別子を記憶するためのフィールドが含まれ、サーバ104と通信状態にある又は通信状態を継続している他のクライアントコンピュータ108から特定のクライアントコンピュータ108を区別し得る。また、この識別子によって、個々のユーザは、複数のクライアントコンピュータ108を登録し診断し得る。また、次のスクリプト又はコマンドを示すためのフィールド及び次のページの表示情報を提供し得る。更に、スクリプト状態フィールドが、クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404の動作を同期化するために提供され用いられる。
【0026】
登録が完了した後、クライアントアプリケーション400は、クライアントコンピュータ108にダウンロードされインストールされる(ステップ504)。第1コマンド、スクリプト又は一組のスクリプト424は、クライアントアプリケーション400でダウンロードし得る。本明細書に用いるスクリプト424という用語は、クライアントアプリケーションプログラム400によって実行可能なコマンド又は一組のコマンドを含むものと理解されたい。スクリプト424を含むコマンド又はコマンド群は、クライアントコンピュータ108に既に常駐するプログラムコードのトリガリング実行(triggering・execution)に有用な診断ツールを定義し得る。一般的に、クライアントアプリケーションプログラム400は、サーバ104からスクリプト424を受信して、これらのスクリプト424を実行する。本発明の1つの実施形態によれば、数多くのスクリプト424が提供される。数多くの比較的規模の小さいスクリプト424を用いると、クライアントアプリケーション400を用いてスクリプト424を実行した際、クライアントコンピュータ108に及ぼす影響が最小限になる。更に、複数のスクリプト424を用いると、テスト開始前にプログラムコードをダウンロードするための比較的長い初期待ち時間が必要な代わりに、クライアントコンピュータ108の診断を安定したペースで進めることが可能である。更に、複数のスクリプト424を用いると、特定のクライアントコンピュータ108を診断するのに有用であり得るこれらのテストのみのダウンロード及び動作が可能となり、これによって、テストプロセスが効率的になる。
【0027】
スクリプト424は、様々な機能を実行する1つ以上のテストモジュール又は診断ツールとしてグループ化し得る。診断ツールは、それら自体1つ以上のスクリプト424を含むことができ、又は、スクリプト424によって起動されるクライアントコンピュータに既に常駐するツールを含み得る。一般的に、各スクリプト424は、以下の説明において述べるように、クライアントアプリケーション400によって実行されると、個別の動作又は一連の動作を行なう。
【0028】
ステップ508において、様々なテストが、クライアントコンピュータ108上で行われる。本発明の1つの実施形態によれば、様々なテストモジュール及び他のプログラム構成要素は、クライアントコンピュータ108にダウンロードされた直後又はほぼ直後に実行される。従って、本発明のこの実施形態によれば、プログラム構成要素をダウンロードするステップ(ステップ504)は、テストモジュール又はコマンドを実行するステップと交互に行ない得る。次に、テストモジュール及び他の任意のプログラム構成要素を実行して得られる結果は、論理通信回線412を介してクライアントアプリケーション400からサーバアプリケーション224に返される。また、各テストモジュール又は個々のテストスクリプト424の実行後も、収集された情報をサーバアプリケーション224に返すことができる。
【0029】
本発明の1つの実施形態によれば、一般的なテストを実行し、また、ユーザに提示された質問に対する応答が引き出された後、追加のテストを実施する。従って、本発明は、対話式問題解決方法を提供し得る。
【0030】
サーバアプリケーション224は、返された結果をデータベース212が保持するレコード又はレコード群420に記憶する。本発明の1つの実施形態によれば、レコード420は、クライアントコンピュータ108に関する主な各情報カテゴリに対して提供される。例えば、レコード420には、ユーザ、モニタ、ポート、プリンタ、記憶装置、システム設定値、ビデオアダプタ、性能、ソフトウェア、音声装置、構成要素製造業者、及び処置策に関する情報用の個々のレコードを含み得る。追加の種類のレコードを用い得るが、より少数である。一般的に、特定のクライアントコンピュータ又は装置108に関する情報を含むレコード420は、ユーザがサーバアプリケーション224に登録した時、サーバアプリケーション224によってクライアントコンピュータ108に割当てられた識別子によって識別される。更に、レコード420には、修復手順等の手順を実行するためのスクリプト424等、特定の問題及び関連の処置策に関する一般的な情報と、潜在的な修復策に関する情報と、特定の装置又は問題に関する追加的なサポート情報源への自動転送用の交信情報と、が含まれる。自動転送が提供される場合、通信インターフェイス404は、問題のある装置又はプログラムの製造業者によって管理されるウェッブページ等のウェッブページであって、関連情報を含むウェッブページに自動的に導かれる。また、データベース212は、保守手順及びソフトウェアパッチを実行するためのスクリプト424を記憶したり、このようなスクリプト424やソフトウェアパッチへのリンクを記憶したりする。
【0031】
ステップ512において、クライアントコンピュータ108における処置策のルールベースの決定が行われる。一般的に、テストモジュール又はコマンド及び他のソフトウェア構成要素を実行して得られる情報が分析され、また、クライアントコンピュータ108に関する処置策に至る。ルールベース分析は、本発明の1つの実施形態に基づき、特定の問題に応じてクライアントコンピュータ108に返される処置策が、追加又は代替の処置策がデータベースに追加されるにつれて変化し得るという点で適応性がある。例えば、処置策には、ソフトウェアパッチをインストールすること、保守手順を走らせること、修復手順を実行すること、更に具体的なテストを実行すること(例えば、電源又は信号ケーブルが正しく接続されているかチェックすること)、システム設定値を変更すること、又は他の情報源から追加情報を得ること等の提案が含まれる。
【0032】
本発明の1つの実施形態によれば、クライアントコンピュータ108の処置策のルールベース分析には、データベース212のスクリプト424を含む診断ツールの実行から返される情報を記憶する段階が含まれる。特に、サーバ104に返された情報は、データベース212に保持又は作成される様々なレコード420に記憶される。一般的に、レコード420に含まれる情報は、特定の装置、又はクライアントコンピュータ108に関連する種類の装置に関する情報に限定し得る。特に、構成要素即ちクライアントコンピュータ108に関連する装置又はソフトウェアに関する情報は、特定の構成要素即ちクライアントコンピュータ108に関連する装置又はソフトウェアプログラムに関する情報を含むデータベースレコード420記憶し得る。ユーザが構成要素即ち装置又はソフトウェアプログラムに問題があると指定した場合、識別される項目に関する情報を含むレコード420に対して、その項目が先行の診断テストに合格したか判断するために問い合わせを行ない得る。例えば、レコード420に対して、その項目が先行のテストに合格したか又は不合格だったか判断するために問い合わせを行ない得る。次に、処置策情報が含まれる新規レコード420を作成して、その項目に関する情報を記憶し得る。次に、サポート情報を含むデータベース212の表に対して、サーバアプリケーション224がアクセスし得る。一般的に、サポート情報を含む表は、様々な構成要素即ちクライアントコンピュータ108に関連する装置又はソフトウェアに対する問題及び解決策に関するレコード420を含む。一般的に、診断対象の特定のクライアントコンピュータ108に関連して検出又は識別される同じ問題に関する処置策表に含まれるレコードに記憶された処置策は、クライアントコンピュータ108に返される。返された特定の処置策は、構成要素即ち装置又はソフトウェアプログラムが先行のテストに合格した又は不合格であったことが分かったかどうかによって変化し得る。更に、この特定の処置策には、複数の提案された処置策を含み得るということを理解されたい。
【0033】
最初にクライアントコンピュータ108に返される特定の処置策は、本発明の1つの実施形態に基づき、識別された問題を修復するために最も適当なものであると判断された解決策である。最初の処置策が、識別された問題の修復に成功しなかった場合、追加の処置策を提供し得る。更に、クライアントコンピュータ108に返された処置策は、特定の問題を修復するのに成功した解決策に関する情報が集められるに伴い、セッション毎に変化し得る。
【0034】
次に、処置策は、クライアントコンピュータ108に返される(ステップ516)。処置策が、提案された保守手順、修復手順、ソフトウェア修正、又はシステム設定値の変更を含む場合、手順は、自動的に実行し得る。例えば、クライアントコンピュータ108への処置策の返送には、提案された保守動作、修復手順、ソフトウェア修正、又はシステム設定値の変更、を自動的に行なうクライアントアプリケーション400による実行のためのスクリプト424の提供を含み得る。この保守動作は、クライアントコンピュータ108に既にインストールされたソフトウェアアプリケーションを用いて実行可能な動作であり、この場合、スクリプト424は、そのアプリケーションを起動するのみである。他の選択肢として、スクリプト424には、それ自体、その手順を行なうための実行可能なプログラム又はコマンドを含み得る。
【0035】
提案された矯正手順がソフトウェア修正を含む場合、クライアントコンピュータ108に処置策を返すステップには、必要なソフトウェアパッチ又はソフトウェアプログラムの提供を含み得る。例えば、デバイスドライバが故障していることが分かった場合、ソフトウェアパッチ又は新規ドライバをクライアントコンピュータ108にダウンロードして自動的にインストールし得る。更に、エラーメッセージが、.dll、.exe又はcall等、欠落したソフトウェア構成要素を示す場合、そのソフトウェア構成要素の交換や更新が可能である。システム設定値に修正が必要な場合、クライアントコンピュータ108への処置策の返送は、クライアントアプリケーション400によって実行される時、システム設定値に対して必要な変更を行なうことが可能なスクリプト424の提供を含み得る。
【0036】
前述の例において、提案された修正の実施は、クライアントコンピュータ108のユーザが、保守手順、ソフトウェアパッチ又はシステム切り換えを検索してから修正を実施する必要がないという点で、自動的であり得る。むしろ、サーバアプリケーション224は、処置策の一部として、スクリプト424及び手順を行なうのに必要な任意の追加ソフトウェアを提供する。本発明の1つの実施形態によれば、クライアントコンピュータ108のユーザは、提案された矯正手順が実行される前にその実施を許可するように要求され、ユーザがクライアントコンピュータ108に対して行われる変更を制御し得る。
【0037】
他の例において、処置策は、診断される問題に対する提案された解決策をクライアントコンピュータ108のユーザに提供することを含み得るが、ユーザによる解決策の実施を要求する場合がある。例えば、クライアントコンピュータ108に関連する周辺装置308は、新規ドライバを要求する場合がある。しかしながら、クライアントコンピュータ108へのダウンロード用のサーバアプリケーション224が、そのドライバを利用不可能な場合がある。このような場合、処置策には、ユーザが必要なドライバを入手可能なウェブサイト又はユニバーサル・リソース・ロケータ(URL)アドレスに通信インターフェイス404を自動的に導くことが含まれる。問題の自動的な解決が不可能である他の場合、処置策は、必要な保守動作を行なう方法に関する情報、又は、交信情報をユーザに提供し得る。例えば、保守動作に関する情報には、ソフトウェアユーティリティを用いる方法、又は、物理的データ又はCPU300と周辺装置308との間の電力接続をチェックする方法に関するユーザへの指示を含み得る。交信情報には、ウェブサイトアドレス又は電話番号が含まれ、ユーザは必要な情報、ソフトウェア、又は他の修正を入手し得る。
【0038】
更に、処置策には、問題に対する自動及び手修正の組合せを含み得る。例えば、クライアントコンピュータ108の周辺装置308が、サーバアプリケーション224が直接入手不可能なドライバを要求する場合、要求されたドライバを入手できるウェブサイトアドレスに通信インターフェイス404が自動的に送られる。従って、ユーザは、そのウェブサイトから必要なドライバを入手する。本発明の1つの実施形態によれば、次に、スクリプト424は、クライアントアプリケーション400によって実行され、ユーザによって得られたドライバを自動的にインストールする。
【0039】
本明細書に用いる処置策には、複数の検出された問題及び提案された解決策を含み得ることを認識されたい。例えば、問題がクライアントコンピュータ108と関連するプリンタ368で検出された場合、ユーザには、以下の提案される解決策を提供する処置策が与えられる。即ち、緩んだ通信ケーブルをしっかり締めること、トナーカートリッジを交換すること、また、プリンタドライバを更新すること、等の処置策を提供し得る。更に、複数の問題がクライアントコンピュータ108で検出される場合、そのクライアントコンピュータ108に返される処置策には、全ての検出された問題の説明、及び検出された各問題に対する提案された解決策又は追加の情報源を含み得る。
【0040】
クライアントアプリケーション400の動作について、本発明の実施形態に基づき、図6に示す。クライアントアプリケーション400の初期状態は、クライアントコンピュータ又は装置108にダウンロードされた後、クライアントコンピュータ又は装置108にそれ自体をインストールする状態である(ステップ600)。自己インストール手順が完了した後、クライアントアプリケーション400は、ステップ604に進み、ステップ604でサーバアプリケーション224によってクライアントコンピュータ108に割当てられた識別子が、通信インターフェイス404から得られる。一般的に、識別子は、通信インターフェイス404にダウンロードされ、また、通信インターフェイス404のタイトルバーに配置される。ステップ604において、クライアントアプリケーション400は、通信インターフェイス404のタイトルバーから識別子を読み取る。従って、識別子は、識別子通信経路418を介して通信インターフェイス404からクライアントアプリケーション400に提供される。この実施形態によれば、クライアントアプリケーション400への識別子の通信以外には、クライアントアプリケーション400とクライアント通信インターフェイス404との間の直接的な通信は存在しない。クライアントアプリケーション400に識別子を渡すための記述した方法は、“cookie”を用いる等この情報を受け渡す他の方法、又は、サーバアプリケーション224からクライアントアプリケーション400に直接識別子を渡そうと試みる方法よりも信頼性が高いと考えられる。更に、クライアントアプリケーション400と通信インターフェイス404の双方が利用可能な識別子として、クライアントコンピュータ108のネットワークアドレスを用いることよりも更に信頼性が高いと考えられる。特に、記述した方法によって、特定のクライアントコンピュータ又は装置108上のクライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404は、必ず同じ識別子を受信する。以下に詳述するように、収集された情報及び作成された処置策が、同じクライアントコンピュータ又は装置108と確実に関連付けられるようにするために、正しい識別子が必要である。勿論、クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404に同じ識別子を転送する他の方法も、動作の信頼性が高い限り、本発明に基づき用い得る。
【0041】
ステップ608において、クライアントアプリケーション400は、論理通信回線412を介して、サーバアプリケーション224にポーリングを行なう。特に、クライアントアプリケーション400は、サーバアプリケーション224にポーリングを行なって、クライアントコンピュータ又は装置108に関連するユーザ情報を含むレコード420に含まれるスクリプト状態フィールドにおいて“実行”コマンドを検出する。スクリプト状態フィールドにおいて“実行”という値を検出すると、クライアントアプリケーション400は、論理通信回線416を用いて次のスクリプト424をダウンロードする(ステップ612)。ステップ616において、クライアントアプリケーション400は、スクリプト状態フィールドを“実行中”という値に設定する。次に、ステップ620において、クライアントアプリケーション400は、ダウンロードされたスクリプト424を実行する。次に、スクリプト424を実行して得られた結果は、サーバアプリケーション224に返される(ステップ624)。次に、スクリプト状態フィールドは、クライアントアプリケーション400によって“完了”という値に設定される(ステップ628)。次に、スクリプト状態フィールドの値は、クライアントアプリケーション400によって“実行可能状態”という値に設定される(ステップ632)。次に、クライアントアプリケーション400は、ステップ608に戻り、次の実行コマンドの検出を待つ。一般的に、クライアントアプリケーション400によってダウンロードされる次のスクリプト424は、ユーザ情報を含むデータベースレコード420に含まれる次のスクリプトフィールドに指定される。指定されたスクリプト424は、スクリプト状態フィールドにおける次の“実行”コマンドが検出されると、ダウンロードされる。
【0042】
通信インターフェイス404が本発明の実施形態と共に用いられる場合の動作について、全般的に図7に示す。ステップ700において、その主なページを表示する。この主なページは、診断サービスに関する情報並びにユーザに関する識別及び課金情報を収集するための帳票に関する情報を提供する。ユーザが登録帳票を記入し終えると、登録情報は、第1通信回線408を用いてサーバアプリケーション224に返される(ステップ704)。次に、サーバアプリケーション224によって割当てられた識別子は、クライアントコンピュータ108の通信インターフェイス404にダウンロードし得る(ステップ708)。他の選択肢として、識別子は、直ちに割当てられ、また、登録帳票と共に通信インターフェイス404に渡し得る。クライアントコンピュータ108及びユーザに関して収集されたあらゆる情報は、他のクライアントコンピュータ108及びユーザから収集された情報と区別し得るように、診断プロセスの初期に通信インターフェイス404に識別子を提供することが望ましい。
【0043】
ステップ712において、通信インターフェイス404は、クライアントコンピュータ108に関連するレコード420のスクリプト状態フィールドにポーリングを行なう。スクリプト状態フィールドにおいて“完了”状態を検出すると、通信インターフェイス404は、次のページを表示する(ステップ716)。次のページは、ユーザ情報を含むレコード420のユーザ区間フィールドに表示される。次のページは、単に情報を与えるだけであってもよく、あるいは、ユーザから情報を収集する役割を果たしてもよい。次のページが情報を提供するだけの場合、通信インターフェイス404は、ステップ712に戻りサーバにポーリングを行ない、“完了”状態を検出する。次のページがユーザからの入力を必要とする場合は、通信インターフェイス404は、ステップ720に進む。例えば、表示されるページは、スクリプト424が実行される前、ユーザからの許可を要求し得る。ユーザから要求された情報がサーバアプリケーション224に返された後(ステップ724)、スクリプト状態フィールドは、“実行”に設定され、また、通信インターフェイス404は、ステップ712に戻る。クライアント選択をサーバアプリケーション224に戻す一環として、通信インターフェイス404がユーザからの許可を要求して次のスクリプトを実行する時等のように、通信インターフェイス404は、スクリプト状態フィールドを“実行”に設定し得る。
【0044】
通信インターフェイス404が“完了”という値の検出を待つ間、前ページの表示は継続される(ステップ728)。例えば、通信インターフェイス404は、クライアントアプリケーション400がスクリプト424を実行している間、メッセージ“動作中”を表示する。
【0045】
クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404によって実行されるポーリング手順によって、クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404は、互いに同期化し得る。特に、クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404は、交信の共通地点としてデータベース212に保持されるレコード420の1つの一部として含まれるフィールドを用いる。このように、クライアントアプリケーション400及び通信インターフェイス404の動作は、クライアントアプリケーション400と通信インターフェイス404との間の直接的な通信の必要無く調整される。
【0046】
次に、図8において、クライアントコンピュータ108の診断において実施し得るテスト手順又はコマンドを示す。最初に、クライアントコンピュータ108の装置及びレジストリ設定値の一覧表が取得される(ステップ800)。この一覧表は、1つ以上のスクリプト424を含むインベントリモジュール診断ツールによって取得される。インベントリモジュールは、クライアントコンピュータ108にインストールされた装置及びクライアントコンピュータ108のレジストリ設定値の一覧表を得るための幾つかの異なる方法を利用し得る。例えば、インベントリモジュールは、インストールされた装置のレジストリを検索し、これらの装置に関する現在及び以前のレジストリ項目情報から構文解析を行ない得る。また、インベントリモジュールは、クライアントコンピュータ108のオペレーティングシステムの一部として含まれるシステムユーティリティから情報を得ることができる。更に、インベントリモジュールは、クライアントコンピュータ108の基本入出力システム(BIOS)から情報を得ることができる。一般的に、インベントリモジュールは、クライアントコンピュータ108に現時点で又は以前インストールされた装置に関するクライアントコンピュータ108に含まれるあらゆるファイル又はソフトウェア設定値から情報を収集し得る。更に、インベントリモジュールは、クライアントコンピュータ108の全般的なシステム資源及び動作設定値に関する情報を収集し得る。
【0047】
またインベントリモジュールは、ユーザからクライアントコンピュータ108に関する情報を収集し得る。例えば、インベントリモジュールには、インストールされた最新のプログラム並びにダウンロードされた最新のプログラム及びファイルの名前を入力するようにユーザに要求するために通信インターフェイス404を起動する段階が含まれる。インベントリモジュールの実行によって収集された情報は、クライアントアプリケーション400によってサーバアプリケーション224に返され、クライアントコンピュータ108に割当てられた識別子を用いて、クライアントコンピュータに関連する装置インベントリレコード420の一部としてデータベース212に記憶される。他の選択肢として、インベントリされた項目に関する情報は、複数の表又はレコード420に記憶される。例えば、第1レコード420は、ハードディスクドライブに関する情報を記憶するために設けられ、第2レコード420は、ビデオアダプタに関する情報を記憶するために設けられ、第3レコード420は、CDROMドライブに関する情報を記憶するために設けられる、等である。一般的に、レコード420は、クライアントコンピュータ108に関係する装置及び設定値に関する所望の各情報区分に対して提供し得る。
【0048】
ステップ804において、検出された装置の機能テストが行われる。これらの機能テストは、機能テストモジュールを含むスクリプト424を実行することによって実施し得る。診断ツールは、機能テストの一部が、インベントリモジュールによって検出された装置が機能していることを確認するように動作する。例えば、機能テストモジュールは、検出された各装置にアドレス指定して、これらの装置からの応答を要求し、これらの装置が実際にクライアントコンピュータ108にインストールされているか確認し得る。また、機能テストモジュールは、装置が正常に動作しているか判断し得る。例えば、ユーザは、フロッピーディスクドライブ340、CDROMドライブ344、テープドライブ348、及び着脱自在の媒体を有する他の装置等の装置に媒体を挿入したり、プリンタ368に紙を入れたりするように指示されることがある。次に、機能テストモジュールは、このような装置が、読み取り及び/又は書き込み動作を行なう能力や印刷する能力等、正常に動作する能力についてテストを行ない得る。
【0049】
ステップ808において、性能又はシステムデータが収集される。性能データには、どのくらいのメモリ332が用いられているか又どのくらいの空き領域がハードディスクドライブ340上で利用可能か等、資源利用状況に関する情報を含み得る。また性能データは、プロセッサ312が稼動する実際の速度を含み得る。性能データの収集は、1つ以上のスクリプト424を含む性能データモジュールによって行ない得る。
【0050】
診断対象の問題又は問題群に関するユーザ入力は、ステップ812で得られる。本発明の1つの実施形態によれば、ユーザは、通信インターフェイス404によって表示されるドロップダウンメニューから選択することによって入力を行なう。例えば、ユーザは、“ハードウェア”、“ソフトウェア”、“性能”、又は“不明”とラベル表示されたメニュー項目を選ぶことによって問題の種類を示し得る。選択されたユーザ入力に応じて取られる処置は、以下更に詳述する。
【0051】
選択された問題の種類に関わらず、表示し得る追加のテストアプリケーション又は保守手順は何れもステップ816で実行される。他のテストアプリケーションには、このような追加のユーティリティ又はテストがクライアントコンピュータ108の問題を診断するのに有用であると判断された場合、クライアントコンピュータ108にダウンロードされる特定のユーティリティが含まれる診断ツールを含み得る。テスト又は保守プログラムによって作成されたログ・ファイルを確認して、ログ・ファイルの全ての又は選択された部分を1つ以上のレコードの一部としてデータベースに記憶し得る。ログ・ファイルは、これに制限しないが、走査ディスク”及び“ディスクデフラグ”ユーティリティ等の診断ツールを含み得る機能テスト及び/又は保守プログラムを実行することによって生成し得る。
【0052】
前述したインベントリモジュール、テストモジュール及びテストアプリケーションを用いることは好ましいが、決して全てが用いられるのではないことを認識されたい。例えば、個々のセッション中には、1つのテストモジュールのみを用いるのが適切であろう。
【0053】
様々なテストモジュール及びテストアプリケーションを実行して得られた結果は、ステップ820でサーバに返される。本発明の他の選択可能な実施形態によれば、全てのテスト結果を、1バッチの結果の一部としてサーバに返す必要はない。例えば、結果は、各全体のテストモジュールを実行した後、又は、各個別のスクリプト424を実行した後、サーバアプリケーション224に返してよい。
【0054】
ステップ824において、ルールベース分析をテスト結果に適用して処置策を得る。最後に、ステップ828において、この処置策をサーバアプリケーション224からクライアントコンピュータ108に返し得る。
【0055】
次に、図9において、診断対象の問題がハードウェア問題であるというユーザの標示に応じた本発明の実施形態における作用を示す。最初に、ステップ900において、ユーザは、ハードウェア問題に関係するメニュー項目を選択する。ステップ904において、ユーザは、装置の一覧の中から選択して、問題のあるハードウェア構成要素を更に指定する。本発明の1つの実施形態によれば、装置一覧には、インベントリモジュールの実行によって検出された装置が含まれる。本発明の更に他の実施形態によれば、装置一覧には、ユーザがインベントリモジュールによって検出されなかった装置の問題を示すことが可能なように、インベントリモジュールによって検出されたハードウェア装置に加えてハードウェア装置群が含まれる。本発明の更にもう1つの実施形態によれば、ユーザは、問題のある装置名又はその装置の内容を入力することによって、問題のある装置を指定し得る。
【0056】
問題のある装置に関するユーザ情報を受信した後、装置自体又は関連するソフトウェアに対して追加テストを行ない得る(ステップ908)。例えば、追加テストのスクリプトは、クライアントアプリケーション400にダウンロードして実行し得る。また識別された装置に関連するデバイスドライバ、ソフトウェアバージョン、改訂レベル又はハードウェア改訂を分析して、パッチ又は更新が入手可能か判断し得る。幾つかの場合、識別可能な呼び出し(recall)データ又は他の関係する製造者情報が伝えられる。追加テスト及び/又はソフトウェア分析の結果は、サーバアプリケーション224に返され、これらの結果のルールベース分析が行われる。
【0057】
ステップ912において、ステップ908で行われたテスト及びテスト結果を分析した結果として至った処置策がクライアントコンピュータ108に返される。更に、図8において説明したように、一般的なテストモジュールを実行して得られた処置策は、クライアントコンピュータに返される(ステップ916)。
【0058】
本発明の実施形態における作用の上記説明から、ユーザがハードウェア問題を指定することが可能であることは有利であることが認識できる。特に、これによって、指定された装置に対処する処置策が、一般的なテストモジュールがこのような装置を検出しない場合でさえ、ユーザに返し得る。例えば、ステップ912で返される処置策には、一般的なテストモジュールによって検出されなかったが、ユーザによって問題があると識別された装置への電力及びデータケーブルの正常な接続をユーザが確かめるという提案を含み得る。
【0059】
クライアントコンピュータ108に関して行われる一般的なテストの一部として、一般的なシステムパラメータ及び条件を分析し得る。例えば、ハードディスクドライブ336に残存する空き領域、ハードディスクドライブ336のフラグメンテーション、廃棄したファイルに占有されたハードディスクドライブ336の空き領域量、及び使用中のメモリ332の量が考慮される。このような一般的なシステムパラメータ及び条件に関する結果は分析され、処置策が、クライアントコンピュータ108に返される。返された処置策には、ユーザ用の情報、即ち、保守手順又はシステム設定を行なうための提案が含まれ、あるいは、スクリプト424が、クライアントアプリケーション400に提供され、自動的に保守手順を実行若しくは起動し、又は、自動的にシステム設定値を変更し得る。また処置策には、処置策の種類の組合せを含み得る。例えば、ユーザには、ハードディスクドライブ336がフラグメンテーションを起こしていることを示す処置策が提供され、また、スクリプトをクライアントアプリケーション400に提供し、クライアントコンピュータ108に既に常駐しているディスクデフラグユーティリティを自動的に呼び出し得る。
【0060】
次に、図10において、ソフトウェア問題のユーザの選択に応じた本発明の実施形態の作用を示す(ステップ1000)。ステップ1004において、ユーザは、遭遇しているソフトウェア問題の種類を選択するように要求される。例えば、本発明の1つの実施形態に基づき、ユーザは、以下の選択肢から選択し得る。
【0061】
1.プログラムは、画面に現れる前にエラーメッセージを出す。
2.プログラムは起動するが、それを使用しようとする時、エラーメッセージを出す。
3.プログラムは走るが、その使用時、正常に機能しない。
4.プログラムは、全く起動しないように見える。
5.プログラムは、私の画面を全消去して、エラーメッセージを出す。
勿論、追加の又は他の選択可能なメニューの選択肢が提供される。本発明の1つの実施形態によれば、追加のメニュー項目は、データベースにおける関連する処置策を有する問題の数が増加するのに伴い追加される。一般的に、ユーザがソフトウェア問題の種類を指定した後、ユーザは、通信インターフェイス404が閉じられた後、問題のあるプログラムを起動するように指示される(ステップ1008)。ステップ1012において、通信インターフェイス404が閉じられ、一方、クライアントアプリケーション400はクライアントコンピュータ108上で動作を続ける。ステップ1016において、クライアントコンピュータ108が問題のあるプログラムをロードするのにどのくらいの時間が必要か確かめるために、タイマーが起動される。ステップ1020において、タイマーが切れたか判断する。タイマーが切れている場合、ユーザがまだそうしようと試みていなければ、ユーザは、プログラムを起動するように促される(ステップ1024)。
【0062】
ステップ1028において、問題を含むプログラムを起動させようとするユーザの試みと共に、エラーメッセージが作成されたか判断する。エラーメッセージが作成された場合、メッセージ文は、解析され、サーバアプリケーション224に返され、そのメッセージのルールベース分析が行なわれる(ステップ1032)。
【0063】
ステップ1036において、プログラムがフリーズ状態か又はロードされないか判断する。プログラムがフリーズ状態か又はロードされない場合、実行が失敗した時点が決定される(ステップ1040)。特に、実行可能なプログラム、.dllファイル、又はソフトウェアのハングアップ又はロード失敗の起因である他のファイルが決定される。実行に失敗した時点に関する情報は、サーバアプリケーション224に返され、ルールベース分析される。
【0064】
次に、ルールベース分析、又はソフトウェア問題のユーザ選択により行われた分析の結果得られた処置策は、クライアントコンピュータに返される(ステップ1044)。更にまた、一般的なテスト結果のルールベース分析から得られた処置策は、クライアントコンピュータ1008に返される(ステップ1048)。
【0065】
本発明の実施形態の作用に関する上記説明から、本発明は、ソフトウェア問題の本質を的確に識別することが可能であると認識し得る。特に、本発明は、ソフトウェアの問題がオペレーティングシステムによるのか、他のプログラムもしくは共有構成要素との競合によるのか、又は、問題のあるソフトウェア自体によるのか判断し得る。このことは、問題を含むプログラムをロードしようと試みること以上にユーザが何かを行なう必要なく達成される。更に、問題を分析するために専門の技術者を必要としない。その代わり、様々なテストの結果が、サーバアプリケーション224に返され、また、これらの結果のルールベース分析が、サーバ104によって行われる。
【0066】
図11は、ユーザによる性能問題の選択に応じた本発明の実施形態の作用を示す(ステップ1100)。ステップ1104において、ユーザは、遭遇している特定の種類の性能問題を選択する。例えば、本発明の実施形態に基づき、ユーザは、以下の一般的な種類の性能問題から選択し得る。
【0067】
1.コンピュータの性能は全般的に遅い。
2.コンピュータは選択されたどのようなプログラムでも開くのが困難である。
3.コンピュータは、特定のプログラム又はウィンドウに問題がある。
ステップ1108において、ユーザが動作一般の問題を選択したか判断する。一般的な動作の問題が選択された場合、システム設定値のルールベース分析を行なう(ステップ1112)。当業者によって認識されるように、システム設定値には、プロセッサ312の速度、空きRAM332の量、ハードディスクドライブ336の仮想RAMに割当てられた空き領域等が含まれる。更に、クライアントコンピュータ108に通常存在するアプリケーションを開くのに必要な時間、ハードディスクドライブ336のファイル数、及びバックグラウンドで常時動作しているプログラム数のルールベース分析を行ない得る。
【0068】
ステップ1116において、ユーザが選択された任意のプログラムの開始又は動作の問題を標示したか決定する。選択された任意のプログラムの開始又は動作の問題が選択された場合、システム設定値のルールベース分析を行なう(ステップ1112)。更に、競合の有無をチェックする。
【0069】
ステップ1120において、ユーザが特定のプログラム又はウィンドウの問題を選択したか判断する。そうである場合、図10において上述したソフトウェア問題分析手順を行なう(ステップ1124)。図10で述べたように、ソフトウェア問題分析には、ソフトウェア問題分析を行った結果として、サーバアプリケーション224に返された情報のルールベース分析が含まれる。
【0070】
上述した説明から、一般的に、指定された種類の問題に関する情報はサーバアプリケーション224に返され、また、その情報のルールベース分析が行なわれることが認識できる。更に、分析には、適応性のあるルールベース分析を含み得る。返された情報に対してルールベース分析を適用した後、指定された特定の性能問題に関わらず、処置策が、クライアントコンピュータ108に返される(ステップ1128)。更に、ステップ1132において、一般的なテストモジュールの実行から得られた処置策は、クライアントコンピュータ108に返される。
【0071】
また、本発明による実施形態の上述した説明から、性能問題の指定は、一般的なテストモジュールの実行中に行われるテストに加え、テストの性能にも起こり得ることを認識できる。更に、前出の例から、ソフトウェア問題の指定に応じて別な方法で実行される手順は、性能問題の指定に応じて行ない得ることが明らかである。本発明の実施形態の上述した構成によって、クライアントコンピュータ108上の性能問題に気付くユーザは、その問題の本質を細部に渡って識別する必要無く問題の診断を得ることが可能である。従って、本発明によって、ユーザは、ユーザが熟練したコンピュータユーザでない場合でも、性能問題を識別し修復することが可能である。
【0072】
図12は、問題の本質が分からないことを示すユーザによる選択に応じた本発明の実施形態の作用を示す(ステップ1200)。特に、ユーザが問題の本質が分からないことを示すためのメニュー選択によって、ユーザが、特定の問題にハードウェア、ソフトウェア、あるいはクライアントコンピュータ108の性能が含まれているか明確にできない場合でも、診断を進めることが可能である。
【0073】
ステップ1200の問題の種類として”不明”を選択したことに応じて、本発明の1つの実施形態に基づき、性能問題の選択に応じて行なわれるテスト及び分析の幾つかを行ない得る。特に、システム設定値及びオペレーティングシステム設定値は、ルールベース分析を受け得る(ステップ1204)。一般的に、指定された任意の種類の問題に関連するあらゆるテスト手順を、ステップ1200において、”不明”の選択に応じて行ない得る。特に、問題の起因であるハードウェア装置又はソフトウェアプログラムを指定する等、ユーザが何らかの追加的アクションを起こす必要のないあらゆるテスト手順を実行し得る。
【0074】
ステップ1208において、クライアントコンピュータ108に関して行われる特定の又一般のテストから得られる処置策は、クライアントコンピュータに返される(ステップ1208)。更に、情報は、共通のコンピュータ問題及びこのような問題を修正する方法に関して、クライアントコンピュータ109に返される。
【0075】
具体的な種類の問題が不明なユーザによる標示に応じた本発明の実施形態における作用の説明から、ユーザからの情報を必要としない限り、あらゆるテストをクライアントコンピュータ108上で行ない得るということを認識し得る。勿論、本発明の他の実施形態によれば、ユーザからの追加入力を要求しないテストは、ユーザによって選択された特定の種類の問題に関する入力に関わらず行ない得る。このようなテストの性能は、クライアントコンピュータ108上の問題又は問題群のより正確な診断を提供し得る。しかしながら、ユーザが基本診断サービスのみを選択した場合、または、診断を返すのに必要な時間を制限することが重要である場合等、自動的に行われるテスト数は、制限することが望ましい。
【0076】
本発明の他の実施形態によれば、”不明”の選択に応じて、追加テストは行われない。その時、実行されたテストモジュールから得られる結果は、ルールベース分析を受ける。このように、クライアントコンピュータ108の問題を示す又は示し得る如何なるテスト結果も、識別することが可能である。処置策は、識別された各問題に関してクライアントコンピュータ108に返し得る。
【0077】
本発明の更なるもう1つの実施形態によれば、”不明”の選択に応じて、ユーザは、更に詳細に問題を識別しようとする試みにおいて、追加の質問又は質問群を提供し得る。例えば、ユーザは、直面する環境問題が何かに基づき問合せを受け得る。ユーザの回答に基づき、潜在的問題の領域を識別し得る。例えば、このような質問は、潜在的な問題をハードウェア問題に絞るのに効果を奏し、また、クライアントコンピュータ108に関連する装置に関するテスト結果は、ルールベース分析を受け得る。
【0078】
次に、図13において、クライアントコンピュータ108に処置策を返す場合の本発明の実施形態における作用を示す。最初に、ステップ1300において、クライアントコンピュータ108におけるテスト動作及びクライアントコンピュータ108からの情報収集の結果として、サーバアプリケーション224に返された結果が、レコード420に入力される。一般的に、結果が得られたクライアントコンピュータ108に関連する少なくとも1つのレコード420が、データベース212に作成される。本発明の他の選択可能な実施形態によれば、特定のクライアントコンピュータ108に関連する複数のレコード420が作成される。複数のレコードを作成すると結果が分類でき、これによって、記憶された情報の分析と検索が簡単になる。1つのカテゴリにおける複数のレコードは、例えば、そのカテゴリに複数の装置がある場合、作成し得る。例えば、“記憶装置”のカテゴリのレコード420は、1つのクライアントコンピュータ108において検出された第1ハードディスクドライブ336、フロッピードライブ340、及び第2ハードディスクドライブ336に提供し得る。一般的に、特定のクライアントコンピュータ108に関連する全てのレコード420には、記憶された情報が正しいクライアントコンピュータ108に関連付けられるように、そのクライアントコンピュータ108に割当てられた識別子を含むフィールドが含まれる。
【0079】
ステップ1304において、データベースレコード420に記憶された情報のルールベース分析を行なう。本発明の1つの実施形態によれば、この情報は、個別の部分又は集合として分析される。例えば、ルールベース分析は、クライアントコンピュータ108にインストールされたハードディスクドライブ336に関して最初に行ない得る。更に詳細には、ルールベース分析は、ハードドライブ336に関する情報のみを含むレコード又はレコード群420から情報を取得し、あるいは、ハードドライブ336に関する情報のみが、分析のために、他の情報を含むレコード又はレコード群420から取り込まれる。次に、第2ルールベース分析が、CDROM344又はプリンタ368等、クライアントコンピュータ108の他の検出された装置又は側面に関して行われる。一般的に、一連のルールベース分析は、クライアントコンピュータ108に関する検出された装置、ソフトウェア及びパラメータによって要求もしくは示されるように、又は、ユーザによって指定された種類の問題によって示されるように行ない得る。
【0080】
詳述したように、情報のルールベース分析には、収集された情報を見直して、異常又は潜在的な競合があるか判断する段階が含まれる。
ステップ1308において、潜在的な問題がルールベース分析の結果として示されるか判断する。潜在的な問題が存在する場合、標示した問題に関連するあらゆる潜在的な処置策が記憶される(ステップ1312)。例えば、レコード420は、このようなあらゆる潜在的な処置策を記憶するために提供される。特定のクライアントコンピュータ108に関連する他のレコード420の場合、レコード又はレコード群420は、クライアントコンピュータ108を識別するために用いられる識別子をレコード又はレコード群420に割当てることによって、処置策が関係するクライアントコンピュータ108に関連付けられる。
【0081】
ステップ1316において、クライアントコンピュータ108から返されたいずれかの追加テスト結果又は情報が、分析を必要とするか判断する。従って、返された結果が、個別の集合の情報として分析される場合、分析を必要とする結果又は情報が無くなるまで、ステップ1304、1308、1316が、また、問題が存在する場合、ステップ1312が繰り返される。潜在的な処置策又は処置策群は、ステップ1320においてクライアントコンピュータ108に返される。
【0082】
クライアントコンピュータ108に返された処置策は、検出された問題を矯正するための提案されたアクションを含み、検出された又は潜在的な問題に関する他の情報源に関する情報を提供し、あるいは、関連する情報を含むサイトにユーザを送り得る。例えば、返された処置策は、ユーザが特定のユーティリティプログラムを実行する又は装置の物理的チェックを行なう提案を含み得る。特定の手順の提案に加えて又は他の選択肢として、処置策は、問題の装置又はプログラムの製造業者等のインターネットアドレス(例えば、ユニバーサル・リソース・ロケータ)又は更なる情報源の電話番号等の情報を提供し得る。また処置策には、インストールされた装置又はソフトウェアの一覧表が含まれ、装置又はソフトウェアの状態に関する情報を含み得る。
【0083】
また処置策には、自動的に矯正アクションを起動するための対応策を含み得る。例えば、ユーザは、提案された保守手順の実行を許可するように要求される。要求された許可を受信すると、スクリプト424が、クライアントアプリケーション400に提供され実行される。スクリプト424は、それ自体ユーティリティアプリケーションを含んだり、クライアントコンピュータ108に記憶されたユーティリティプログラムの動作を起動するのに必要なプログラムコードを含んだりできる。何れにせよ、手順は、ユーザが手順の実行を許可すること以上に何かを行なう必要無く実施し得る。クライアントコンピュータ108に処置策を返す前の診断手順の間実行されるスクリプト424が、ユーザに診断又は解決策を求めさせる問題又は問題群を矯正し得えたことに留意されたい。例えば、本発明のひとつの実施形態によれば、スクリプト又はスクリプト群424の一部として提供されるディスク保守ユーティリティは、クライアントコンピュータ108の診断時、自動的に実行し得る。これらのユーティリティは、クライアントコンピュータ108の問題を矯正するのに効果的であり、更に修復を必要としない。このような例において、クライアントコンピュータ108に返された処置策には、構成要素(例えば、ハードディスクドライブ336)の問題が検出されたが、提供されたディスク保守ユーティリティ(例えば、SCAN・DISK)が実行された時、修正されたというユーザへの通知を含み得る。ユーティリティは、SCAN・DISK等の一般的に入手可能なプログラムあったり、本発明と関連する用途用に特別に開発したりできる。
【0084】
ソフトウェアの特定の部分の問題が検出される場合、処置策には、問題を修復するためのソフトウェアパッチの提供、欠落した構成要素の提供、又はソフトウェアの交換が含まれる。従って、処置策には、ユーザが不良ソフトウェアの交換を許可するという要求を提供し得る。このような許可の受信に応じて、ソフトウェアパッチ又は代替品をクライアントコンピュータ108にダウンロードしてインストールし得る。ソフトウェアパッチ又は代替品は、クライアントアプリケーション400によって自動的にインストールし得る。必要なソフトウェアパッチ又は代替品がサーバ104から入手不可能な場合、通信インターフェイス404は、要求したソフトウェアが入手可能なウェブサイトに導かれる。次に、ユーザは、要求したソフトウェアをクライアントコンピュータ108にダウンロードし得る。従って、本発明の1つの実施形態によれば、ダウンロードされたソフトウェアは、クライアントアプリケーション404によって自動的にインストールされる。
【0085】
複数の処置策がクライアントコンピュータ108に返し得るということを認識されたい。例えば、保守手順を実施して、第1処置策としてクライアントコンピュータ108上にインストールされたハードディスクドライブ336の性能を改善するための提案が、そのディスクドライバ336用のデバイスドライバを交換するという提案を伴得る。更に、処置策は、クライアントコンピュータ108に関連する複数の装置又はソフトウェアに関係し得る。
【0086】
次に、本発明の実施形態の作用を例によって示す。最初に、ユーザは、インターネットブラウザ等のクライアントコンピュータ108の通信インターフェイス404を用いて、コンピュータネットワーク112を介してサーバ104と交信する(ステップ500)。ユーザには、診断サービスが記載されたブラウザページが提示される。ユーザが続行しようと決めると、登録帳票が、通信インターフェイス404によってユーザに提示される。登録帳票又はページによって、ユーザは、一般的な及び課金の情報を登録できる。例えば、ユーザは、自分の名前、アドレス、及びクレジットカード番号及びカード有効期限等の課金情報を入力するように要求される。ユーザは、その帳票の要求されたフィールド全てに入力した後、登録帳票の送信を選択し得る。送信された情報は、ユーザ情報を含むレコード420に記憶される。
【0087】
ユーザ情報を含むレコード420には、診断される特定のクライアントコンピュータ108に固有の識別子を記憶するためのフィールドが含まれる。識別子は、ユーザが登録帳票からの情報を登録する際、サーバアプリケーション224によって割当てられる。一般的に、特定のクライアントコンピュータ108に関する全ての通信及びレコード420は、同じ識別子によって識別される。このように、サーバ104とクライアントコンピュータ108との間で受け渡される、あるいは、データベース212に記憶される情報は、正しいクライアントコンピュータ108に適切に関連付けできる。
【0088】
登録の後、通信インターフェイス404は、ユーザに次のページを表示する。次のページを表示するための信号は、登録情報の収集及び/又は検証の完了時、ユーザ情報を含むレコード420に含まれるスクリプト状態フィールドを“完了”の値に設定することによって、通信インターフェイス404に送信される。表示用の次ページの識別子又はアドレスは、ユーザ情報を含むレコード420に含まれる次のページのフィールドに含まれている。一般的に、通信インターフェイス404は、サーバアプリケーション224にポーリングを行なうことによって、スクリプト状態フィールドへの変更を検出し得る(ステップ712)。表示された次のページ(ステップ716)は、本例によれば、クライアントにより実行可能な汎用プログラム220の構成要素が、次にクライアントコンピュータ108にダウンロードされインストールされ、また、ダウンロード及びインストールを開始するようにユーザからの許可を要求することを、ユーザに通知するページである。要求された許可を受信すると、通信インターフェイス404によって表示されるボタンをユーザがクリックすることによって送信された場合、クライアントアプリケーション400が、クライアントコンピュータ108にダウンロードされインストールされる(ステップ504)。
【0089】
ダウンロードされた後、クライアントアプリケーション400は、クライアントコンピュータ108上にそれ自体を自動インストールする(ステップ600)。サーバアプリケーション224に返された情報を該当するクライアントコンピュータ104と確実に関連付けるために、クライアントアプリケーション400には、クライアントコンピュータ108に割当てられた識別子を提供しなければならない。本例によれば、識別子は、通信インターフェイス404に与えられ、また、通信インターフェイス404ウィンドウのタイトルバーに表示される。従って、インストールが完了すると、クライアントアプリケーション400は、通信インターフェイス404のタイトルバーから識別子を読み取る。このように、識別子は、クライアントアプリケーション400に確実に伝えられる。本例の実施形態によれば、通信インターフェイス404のタイトルバーからの識別子の読み取りは、クライアントアプリケーション400と通信インターフェイス404との間の直接的な通信のみである。
【0090】
次に、クライアントアプリケーション400は、サーバアプリケーション224にポーリングを行なう。特に、サーバアプリケーション400は、サーバアプリケーション224にポーリングを行なって、ユーザ情報を含むレコード420のスクリプト状態フィールドにおける“実行”という値を検出する。クライアントアプリケーション400には、それがインストールされるクライアントコンピュータ108用の識別子が与えられるため、クライアントアプリケーション400は、該当するクライアントコンピュータ108に関するユーザ情報を有するレコード420のみをモニタする(ステップ608)。“実行”コマンドを検出すると、クライアントアプリケーション400は、アプリケーションスクリプト424をダウンロードする(ステップ612)。スクリプト424のダウンロードが完了すると、クライアントアプリケーション400は、ユーザ情報を含むレコード420のスクリプト状態フィールドを“実行中”に設定し(ステップ616)、そのスクリプトを実行する(ステップ620)。
【0091】
本例によれば、第1 スクリプト424は、クライアントコンピュータ108上にインストールされた装置のインベントリ及びクライアントコンピュータ108のレジストリ設定を行なう。一般的に、インストールされた装置及びレジストリ設定値に関する情報は、標準システム設定値や装置情報の問い合わせを行なうことによる等、クライアントコンピュータ108のオペレーティングシステムになされる問い合わせによって、また、インストールされた装置及び登録情報に関するファイルからの情報をこのようなファイルからこのような情報を解析するために設計されたプログラムを用いて抽出することによって、収集される。追加情報は、システムの基本入出力システム(BIOS)に問い合わせることによって得られる。装置インベントリ及びレジストリ設定モジュールの実行には、1つ又は複数のスクリプト424の実行を含み得る。
【0092】
装置インベントリ及びレジストリ設定の実行の後、得られた結果は、サーバアプリケーション224に返される。サーバアプリケーション224は、その返された情報をデータベースレコード420に記憶する。本例によれば、個別のデータベースレコード420は、様々な装置、製造業者、及びシステム設定値に関係する情報を記憶するために提供される。例えば、個別のデータベースレコード420は、以下の各情報カテゴリに提供し得る。即ち、モニタ情報、ポート情報、プリンタ情報、記憶装置情報、システム情報、ビデオアダプタ情報、実行情報、ソフトウェア情報、及び音声情報に提供し得る。
【0093】
特定のクライアントコンピュータ108と関連して、特定の種類の複数のレコード420を提供し得る。例えば、3つのアクティブ状態の通信ポートを有するクライアントコンピュータ108は、ポート情報を収めるための3つのレコード320を有する。
【0094】
サーバアプリケーション224に対する実行及び情報返送の後、クライアントアプリケーション400は、ユーザ情報を含むレコード420のスクリプト状態フィールドを“完了”に設定する(ステップ628)。クライアントアプリケーション400がスクリプト424を実行し続ける間、通信インターフェイス404は、スクリプト状態フィールドにポーリングを行なっていることから(ステップ712)、そのフィールドの“完了”への変化を検出する。次に、通信インターフェイス404は、ユーザに次のページを表示する(ステップ716)。本発明によれば、複数のスクリプト424には、装置一覧表及びレジストリ設定値テストモジュールが含まれる。従って、サーバアプリケーション224は、クライアントアプリケーション400が、スクリプト状態フィールドを“実行可能状態”に変更することによって、次のスクリプト424の実行が可能な状態にあることを示した直後、スクリプト状態フィールドを“実行”に変更し得る(ステップ632)。従って、スクリプト424をダウンロードして、そのスクリプト424を実行するプロセスは、装置インベントリ及びレジストリ設定モジュールと関連して実行する必要のある全てのスクリプト424が実行されるまで続く。
【0095】
次に、機能テストが、検出された装置に対して行われる。本例によれば、クライアントコンピュータ108には、ハードディスクドライブ336が含まれる。従って、実施される機能テストの1つには、ハードディスクドライブ診断プログラムが含まれる。更に、本例に基づくクライアントコンピュータ108には、フロッピーディスクドライブ340が含まれる。従って、このクライアントコンピュータ108上で実行される機能テストの1つには、フロッピーディスクドライブ340の動作テストが含まれる。より完全なテストが、フロッピーディスクドライブ340等の着脱自在の媒体を有する記憶装置に対して行ない得るため、媒体がインストールされる場合、ステップ716においてインストールされた全てのドライブに媒体を挿入するようにユーザは要求される。ユーザがそのようにした後、ユーザは、通信インターフェイス404により表示されるボタンをクリックすることによって、サーバアプリケーション224にこのことを伝え機能テストを開始し得ることを示す(ステップ720)。ユーザの標示は、サーバアプリケーション224に返され(ステップ724)、その時点でスクリプト状態フィールドは“実行”に変化する。
【0096】
上述したように、クライアントアプリケーション400は、スクリプト状態フィールドの値“実行”を検出し、次のスクリプト424をダウンロードし(ステップ612)、スクリプト状態フィールドを“実行中”に設定し(ステップ616)、スクリプトを実行し(ステップ620)、スクリプトを実行した結果をサーバアプリケーション224に返し(ステップ624)、スクリプト状態フィールドを“完了”に設定し(ステップ628)、次に、スクリプト状態フィールドを“実行可能状態”に変更する(ステップ632)。機能テストモジュールを含むスクリプトの実行によって収集された情報は、本例によれば、各スクリプト424の実行後、サーバアプリケーション224に返される。この情報は、以前検出された装置及びレジストリ設定用に作成されたレコード420に記憶される。従って、機能テストモジュールを実行した結果としてサーバ104に返された情報は、以前作成されたレコード420に項目として記憶し得る。
【0097】
本例によれば、性能データが次に収集される。性能データテストモジュールを含むスクリプト424の実行、及びこのように収集された情報のサーバ104への返送は、装置インベントリ及びレジストリ設定モジュール及び機能テストモジュールの実行に関して本質的に上述したように進む。従来通り、性能データ情報は、クライアントコンピュータ108に関する情報を記憶するために予め作成された1つ以上のレコード420に記憶し得る。
【0098】
一覧表は、ソフトウェア実行可能形式なもの(.exe)だけでなく、全ての装置及び設定値のものが表示される。次に、ユーザは、ユーザが診断を必要とする問題であると気付いたものに関する情報を提供するように要求される(ステップ812)。例えば、ユーザは、ロードされた最新のプログラムはどれか、最新のインターネットダウンロードはどれか等の問合せを受け得る。本例によれば、ユーザは、クライアントコンピュータ108にハードウェア問題が在ることを示す(ステップ900)。そして、ユーザは、クライアントコンピュータ108において検出された装置の一覧を提示される(ステップ904)。また、ユーザは、通常、クライアントコンピュータ108に在る装置の一覧を提示される。本例の場合、ユーザは、CDROMドライブ344が問題であると標示するものと仮定する。更に、CDROMドライブ344は、装置インベントリ及びレジストリ設定テストモジュールによって検出されなかったと仮定する。CDROMドライブ344が検出されなかったことから、このような装置への追加テストは行なわれない(ステップ816及び908)。
【0099】
次に、サーバ104に返されずに残っているクライアントコンピュータ108に関するあらゆる情報が、サーバアプリケーション224に提供される(ステップ820及び912)。
【0100】
次に、サーバアプリケーション224は、クライアントコンピュータ108に関するレコード420に記憶された情報にルールベース分析を適用する。本例の場合、インストールされた又は検出されたレジストリ設定値として検出された装置に関する問題には、問題がないと仮定する。しかしながら、CDROMドライブ344の問題のユーザによる標示は、診断を強く要求する。本例によれば、CDROMドライブ344は、クライアントコンピュータ108上にインストールされたものとして検出されなかった。このことは、CDROMドライブ344がクライアントコンピュータに適切に接続されていないことを示唆する。従って、クライアントコンピュータ108に返された処置策(ステップ828、912、及び916)は、クライアントコンピュータ108とCDROMドライブ344との間の信号及び電力ケーブルが損傷の無い状態で且つ適切に接続されていることをユーザが保証するように示唆する。
【0101】
上の例から、ユーザは、技術者の支援を必要とせずに、クライアントコンピュータ108上の問題の診断を提供されたことが認識できる。更に、本例においてユーザは気付いた問題に関する情報を提供したが、ユーザは、その問題を詳細に説明するように要求されなかった。更に、完全に自動化されたテスト手順は、ユーザ入力と組み合わせて、必要以上に狭く絞り込んだために利用できなくなった処置策を提供する。例えば、自動装置インベントリ及びシステム設定値の見直し無しでは、提案される矯正対策は、必然的に幅広いものになる。例えば、自動一覧表を作成しなかったシステムは、CDROMドライブ344用のドライバを更新するように、又は、ドライブの製造業者に支援を要請するようにユーザに指示する。しかしながら、本発明は、前述の例に示したように、問題を矯正するための狭く限定した提案を提供し得る。従って、本発明は、クライアントコンピュータ108上の問題を診断し修復するプロセスを合理化することが可能である。
【0102】
次に、本発明の作用について、第2例に基づき説明する。この第2例によれば、本発明の作用は、前の例において上述したように進む。しかしながら、この例によれば、ユーザは、性能問題を選択する(ステップ812及び1100)。次に、ユーザは、遭遇している特定の種類の性能問題を選択する(ステップ1104)。本例によれば、ユーザは、特定のプログラムの問題があることを示す(ステップ1120)。
【0103】
ユーザは、特定のプログラムの問題を示したことから、ソフトウェア動作分析が開始される(ステップ1128)。特に、ユーザは、通信インターフェイス404が閉じられた後、問題のあるプログラムを起動してみるように指示される(ステップ1008)。次に、通信インターフェイス404は、自動的に閉じ(ステップ1012)、タイマーが起動される(ステップ1016)。
【0104】
次に、ユーザは、問題を含むプログラムをクリックするか、あるいは、そうでなければそれをロードしようと試みる。本例によれば、ロード中、プログラムがフリーズすると仮定する(ステップ1036)。ステップ1040において、どの時点でプログラムのローディングが失敗したか判断する。本例では、特定のファイルがロードされている最中にプログラムがフリーズすると判断される。このファイルに関する情報は、サーバアプリケーション224に返され、ルールベース分析が行なわれる(ステップ824)。
【0105】
クライアントコンピュータ108に返される処置策(ステップ828及び1044)は、プログラムがフリーズする時ロードされつつあるファイル又は構成要素の名前をユーザに通知し、また、ユーザからの許可を要求してそのファイル又は構成要素を交換し得る。次に、アプリケーションサーバ224は、問題のあるファイルのコピーを、例えば、ソフトウェア製造業者によって運用されるウェブサイトから取得し得る。次に、システム100は、パッチ又は交換ファイルをクライアントコンピュータ108に自動的にインストールし得る。
【0106】
この第2例によって示したように、本発明は、特定のソフトウェアに関連してユーザが遭遇する問題を正確に判断することができる。更に、本発明は、問題に関するユーザ情報を提供すること、また、その問題を矯正することができる。本発明は、ユーザが具体的に問題を説明できない場合でも、問題を診断することができる。
【0107】
特定の問題の装置又はソフトウェアアプリケーションと関連して、クライアントコンピュータ108に返される処置策には、ユーザが考慮するための自助学習プログラムを含み得る。本発明の実施形態に基づき関連する利用可能な自助学習プログラムを有する装置及びソフトウェアアプリケーションの一覧を図14に示す。図14に示すように、異なる入力が、異なる装置の種類に設け得る。例えば、最初の組の自助学習プログラムは、IDE・CD−ROMドライブに対して設定され、2番目の組はSCSI・CD−ROMドライブに対して設定され、3番目の組はUSB・CD−ROMドライブに対して設定され、また、4番目の組はFireWire・CD−ROMドライブに対して設定し得る。勿論、より多くの又はより少ない種類の装置及びソフトウェアアプリケーションが、利用可能な自助学習プログラムと関連付けできる。
【0108】
本発明の1つの実施形態によれば、潜在的な処置策が、順番に考慮され、適切か否か判断される。例えば、クライアントコンピュータ108に関連する又は関連し得る潜在的な問題がある各装置又はソフトウェアアプリケーションの場合、問題が標示されたか否かに関して判断がなされる。問題は、クライアントコンピュータ108と関連して得られる異常なテスト結果の検出又はユーザの何れかによって示し得る。問題を示す異常なテスト結果の一例として、CD−ROMドライブが、データを読み取れないことがある。ユーザが標示する問題の一例として、フロッピードライブ340が動作不能であることを人為的に示し得る。こうして、問題の装置又はソフトウェアアプリケーションと関連する下位の問題が標示されたか否かに関して判断がなされる。標示された各下位問題の場合、自助学習プログラムを含む処置策が、クライアントコンピュータ108に返され、ユーザが考慮し得る。特定の装置又はソフトウェアアプリケーションに関して問題が標示されていない場合、次の装置又はソフトウェアアプリケーションが考慮される。例えば、フロッピードライブ340の問題が示されない場合、このような装置に関する自助学習プログラムは、ユーザに返されない。次に、サーバ104は、次の装置又はソフトウェアアプリケーションの問題が標示されたか否か判断を継続する。例えば、図14において、ハードディスクドライブに関する自助学習プログラムが提供されるべきか否かに関して判断がなされた後、ハードディスクドライブ336の問題が標示されたか否か考慮される。
【0109】
次に、図15において、本発明の実施形態に基づく潜在的な処置策を考慮するプロセスを表すフローチャートを示す。ステップ1500において、処置策決定プロセスが起動する。カウンタiは、ステップ1504において、1に設定される。一般的に、固有値iは、本発明に関連する可能な処置策に含まれる各装置又はソフトウェアアプリケーションの見出しに順番に割当て得る。ステップ1508において、問題が装置iに関して標示されたか否かについて判断がなされる。問題が装置iに対して示されている場合、システムは、下位問題が装置iに関して示されるか判断を継続する(ステップ1512)。問題が標示されていれば、標示された下位問題に対する処置策が、ユーザに返される(ステップ1516)。次に、ステップ1520において、iはi+1に設定される。また、値iは、ステップ1508で問題が示されなかった場合、又は、ステップ1512で下位問題が示されなかった場合、i+1に設定される(ステップ1520)。ステップ1524において、iの値に対応する装置があるか否かに関して判断がなされる。i番目の装置がある場合、システムはステップ1508に戻る。このような装置が無い(即ち、関連する処置策を有する全ての装置が考慮された)場合、手順は終了する(ステップ1528)。
【0110】
上記説明から、システムは、問題が各ハードウェア装置又はソフトウェアアプリケーションに対して標示されているか否か引続き考慮し、また、標示されたあらゆる問題及び下位問題に対処する処置策を返すということを認識できる。上述したように、このような各処置策には、自助学習プログラムを含み得る。更に又は他の選択肢として、このような各処置策には、自動修復及び/又は他の情報源への照会を含み得る。
【0111】
次に、本発明の実施形態に基づくクライアントコンピュータ108の診断と関連して、クライアントコンピュータ108のユーザによって、実施されるステップ及び受信される情報の一例を挙げる。最初に、ユーザは、コンピュータネットワーク(例えば、インターネット)112を介して、クライアントコンピュータ108に関連する通信インターフェイス(例えば、インターネットブラウザ)404を、サーバ104に関連する診断資源(例えば、ウェブサイト)に導く。次に、ユーザには、診断サービスを記述する受入画面1600(図16参照)が提示される。受入画面1600から、ユーザは、次ボタン1604を選択することによって、診断取得の続行を選択し得る。
【0112】
ユーザが次ボタン1604を選択した後、ユーザには、免責条項及びセキュリティ通知ページ1700が提示される(図17参照)。ユーザがサービス条件に同意する場合、次ボタン1704を選択すると、ユーザには、最低限のシステム要求事項のページ1800が提示される(図18参照)。最低限のシステム要求事項のページ1800は、ユーザが追加指示及び他の選択可能なダウンロード方法を選択し得るハイパーテキスト・リンク1804、1808を提供し得る。次ボタン1812は、ユーザがクライアントアプリケーション400のインストールを選択継続できるように設けられている。
【0113】
次ボタン1812の選択時、及びクライアントアプリケーション400がクライアントコンピュータ108にダウンロードされる前、ユーザには、出所に関する証明書を提示し得る。出所に関する証明書には、VeriSign・Commercial・Software・Publishers・CATM等、第三者のプロバイダによるソフトウェア出版社の識別の証明を含み得る。ユーザがクライアントアプリケーション400のダウンロードやインストールを続けたいと望む場合、ユーザは、出所に関する証明書と共に提供される次ボタンを選択し得る。次ボタンを選択すると、インストールプロセスの進捗状況は、棒グラフ及びパーセンテージ形式の両方のウィンドウでユーザに提示される。
【0114】
クライアントアプリケーション400がダウンロードされインストールされた後、ユーザには、クライアントコンピュータ108に割当てられたユーザID(即ち、識別子)を示すウィンドウ1904を含むログインページ1900が提示される(図19参照)。ユーザIDは、クライアントコンピュータ108に固有であり、また、診断サービスがクライアントコンピュータ108によって利用される都度、同じユーザIDがクライアントコンピュータ108に割当てられるように、そのクライアントコンピュータ108に対して保持される。更に、画面には、ログイン名ウィンドウ1908、及びパスワードウィンドウ1912を提供し得る。ユーザがまだログイン名及びパスワードを持っていない場合、ボタン又はハイパーリンク1916が提供され、ユーザはサービスの申し込み購入ができる。リンク1916をクリックすると、ユーザには、申し込み購入ページ2000が提示される(図20A及び20B参照)。
【0115】
申し込み購入ページ2000は、通信インターフェイス404と関連して作成し得る。従って、通信インターフェイス404は、サーバ104と通信状態にあり、また、通信インターフェイス404は、クライアントアプリケーション400がサーバ104と通信状態の時でさえ、サーバ104とクライアントコンピュータ108との間において、一般情報の通信のために用い得る。申し込み購入ページ2000によって、ユーザは、適切なボタンを選択することによって、1回限りの診断2004又は一年の申し込み2008等、様々な申し込みレベルから選ぶことができる。またユーザには、選択される支払いオプションに必要な情報を入力するためのウィンドウ2016と共に、様々な支払いオプション2012を提示し得る。更に、ボタン2020は、ユーザから追加情報を収集するために設けてよい。送出ボタン2024が設けられと、ユーザは、承認用の入力情報を送出することができる。
【0116】
承認の後、ユーザは、ログイン名・パスワード選択ページ2100からログイン名及びパスワードを選択し得る(図21参照)。次に、ユーザは、継続ボタン2104を選択してログインページ1900に戻ることができる(図19参照)。次に、ユーザは、ログインボタン1920を選択して、クライアントコンピュータ108の診断を取得し続けることができる。サーバ104と交信している特定のクライアントコンピュータ108は、通常のセッション期間中に診断されることに留意されたい。更に、固有のユーザIDが、診断手順を始めた各クライアントコンピュータ108に割当てられる。しかしながら、1つのログイン名及びパスワードが、異なるクライアントコンピュータ108の診断と関連して用い得る。従って、会社又は家庭では、1つのログイン名及びパスワードを用いてそのクライアントコンピュータ108全てを診断し得る。
【0117】
ログインボタン1920の選択の後、ユーザには、クライアントコンピュータ108の正確な診断を確実に行なうために踏むべきステップに関する情報をユーザに提供する機能テスト手順受入ページ2200が提示される(図22参照)。例えば、ユーザには、着脱自在の媒体を有する全ての記憶装置に媒体を挿入するように指示し得る。例えば、ユーザには、ディスクをフロッピードライブ340に、ジップカートリッジをジップドライブ350に、又はカートリッジ若しくはテープを着脱自在の媒体を有する他の記憶装置348若しくは350に挿入するように指示し得る。次ボタン2204を選択することによって、ユーザには、テスト進行中ページ2300が提示される(図23参照)。
【0118】
テスト進行中ページ2300は、クライアントコンピュータ108がテストされている最中であることをユーザに通知し、また、テストが完了するまで手順を停止しないようにユーザに警告する。またユーザには、テストが行われている間、予想されることに関する情報が提供される。例えば、ユーザには、クライアントコンピュータ108が様々な音を発することが予想し得ること、及びモニタ352の画面が点滅し得ることが通知される。
【0119】
テストが完了した後、ユーザには、システム情報レポートページが提示される(図24A乃至C)。システム情報レポートページ2400には、CPU312、オペレーティングシステムソフトウェア380、BIOS、ハードディスクドライブ336上の利用可能な空き領域、及びクライアントコンピュータ108上で利用可能なメモリ332の総量に関する情報等の一般システム情報2404を含み得る。
【0120】
更に、システム情報レポート2400には、様々な周辺装置に関する情報を含み得る。例えば、情報2408が、音声カード等の入力/出力装置364に関して提供される。音声カード情報2408には、音声カード364、製造業者、型式、及び何らかの問題コードの説明を含み得る。更に、テスト結果を示し得る。システム情報レポート2400に関して、様々な装置に対するテスト結果は、合格又は不合格と示し得る。
【0121】
情報を提供し得る記憶装置等の他の周辺装置は、CDROM344を含む。CDROMに関する情報2412には、割当てられたドライブ文字、装置の説明、製造業者、型式、問題コード、及びテスト結果を含み得る。
【0122】
またインストールされたプリンタ368に対するテスト結果は、システム情報レポート2400によって提供し得る。インストールされたプリンタ368に関する情報2416には、説明、製造業者、型名、問題コード、及びテスト結果を含み得る。またプリンタのテスト結果2416は、ある装置に特有なシステム情報レポート2400においてメッセージの使用方法も示す。例えば、プリンタ368に関するシステム情報2416は、プリンタが検出されるためにオンされなければならないことに言及する。このように、ユーザには、予想外のテスト結果を生じ得る条件について通知し得る。
【0123】
またフロッピードライブ340に関する情報2420を提供し得る。このような情報2420には、割当てられたドライブ文字、装置の説明、製造業者、型式、問題コード、及びテスト結果を含み得る。
【0124】
またシステム情報レポート2400は、モニタ352等、検出されたユーザインターフェイス装置に関する情報2424を提供し得る。モニタに関する情報2424には、説明、製造業者、型及び問題コードを含み得る。
【0125】
またユーザインターフェイス装置に関係する装置に関する情報2428は、システム情報レポートによって提供し得る。例えば、ビデオカード324に関するビデオアダプタ情報2428を提供し、また、説明、製造業者、型式、問題コード、及びテスト結果を含み得る。
【0126】
また検出されたハードディスクドライブ336に対するテスト結果は、システム情報レポート2400にも含み得る。ハードディスクドライブ情報2432には、割当てられたドライブ文字、割当てられたドライブ番号、装置の説明、製造業者、型式、記憶容量、問題コード及びテスト結果を含み得る。
【0127】
ポインティング装置360等、ユーザ入力装置に関する情報2436には、装置の説明、製造業者、名前、問題コード及びテスト結果を含み得る。
システム情報レポート240に示されるテスト結果には、ネットワーク又はモデム接続(即ち、ネットワークインターフェイス)320に関する情報2440を含み得る。この情報2440には、モデム又はネットワークの説明、製造業者、型式、問題コード、及びテスト結果を含み得る。
【0128】
またクライアントコンピュータ108の一部として設けられたポートに関する情報2444は、システム情報レポート2400の一部として表示し得る。この情報2444には、ポートの説明、製造業者、又、存在すれば、型式、問題コード及びテスト結果を含み得る。
【0129】
クライアントコンピュータ108に含まれるユニバーサル・シリアル・バスに関する情報2448は、他のポートに関する情報2444とは別に提供し得る。この情報2448には、説明、製造業者、型式、問題コード、及びテスト結果を含み得る。
【0130】
またソフトウェア一覧表2452は、システム情報レポート2400の一部としてユーザに提示し得る。ソフトウェア一覧表2452は、本発明の実施形態によれば、クライアントコンピュータ108上で動作するオペレーティングシステムソフトウェア380に登録される全てのソフトウェアアプリケーション384を一覧表化する。
【0131】
システム情報レポート2400は、次にボタン2456を提供し得る。次ボタン2456を選択すると、ユーザには、問題選択ページ2500が提示される(図25参照)。
【0132】
問題選択ページ2500によって、ユーザは、様々な問題の種類2504の内1つを選択することができる。例えば、ユーザは、ハードウェア問題2508、又はソフトウェア問題2512を選択し得る。更に、ユーザは、クライアントコンピュータ108の動作が遅い2516こと、クライアントコンピュータ108がロックアップする2520こと、ユーザがファイル又はプログラムを取得できない2524こと、又はユーザが問題の本質を確信していない2528ことを示し得る。従って、問題選択ページ2500によって、ユーザは、一般的な用語で問題を説明することができる。特に、問題選択ページ2500は、ユーザが問題を専門用語で説明したり、あるいは、かなり専門的に問題を説明したりすることを必要としない。従って、本発明は、殆ど又は全く技術的な経験を持たないユーザでさえ用い得る。
【0133】
ハードウェア問題2508の選択に応じて、ユーザには、ハードウェア問題選択ページ2600が提示される(図26A乃至C)。ハードウェア問題選択ページ2600は、クライアントコンピュータ108のテスト中に検出される様々なハードウェア装置を列挙する。即ち、ユーザには、検出されたハードウェア装置の一覧が提示される。ハードウェア装置を説明するリンクをクリックすることによって、ユーザは、疑わしい問題がある装置として、選択した装置を指定し得る。
【0134】
更に、リンクが提供されることによって、ユーザは、ユーザがクライアントコンピュータ108と関連すると思うハードウェア装置が検出されていないことを示すことができる。また、検出されなかった装置、例えば、例示のハードウェア問題選択ページ2600におけるテープ装置の場合、テープ装置が示されていないことを示すためのリンクのみが提供される。従って、ユーザは、自動的に検出されなかった装置に関して、問題を示すことができ、また、従って、処置策を受取ることができる。
【0135】
如何にしてハードウェア問題選択ページ2600を用いて問題を診断し問題の修正においてユーザを支援するかという一例として、ユーザが、モニタ又はビデオディスプレイ352の問題に遭遇していると仮定する。モニタ352の問題を示すために、ユーザは、問題選択ページ2500からハードウェア問題を選択すること、また、検出されたモニタ352に関連するリンク264を選択することだけが必要である。
【0136】
モニタ2604リンクの選択に応じて、ユーザには、モニタ問題解決策ページ2700が提示される(図27参照)。モニタ問題解決策ページ2700によって、ユーザは、モニタ352でユーザが遭遇している特定の問題から選択し得る。例えば、ユーザは、モニタ352上の画像が欠落したり又は点いたり消えたりする場合、“消失画像”リンク2704を選択し得る。“不良又は歪画像”リンク2708は、モニタ352上の画像が歪んだり、透視画から外れた形状になったり、あるいは、画像が不鮮明又は読みにくい場合、選択し得る。“解像度又は色の問題”リンク2712は、印刷がより小さく/より大きく見えたり、又は、色若しくはテキストが鮮明でない若しくは変わってしまったりした場合、提供し得る。
【0137】
本例の場合、ユーザは、リンク2708を選択して、モニタ352の画像が不良又は歪んだことを示すものと仮定する。これに応じて、不良又は歪み画像解決策ページ2800がユーザに提示される(図28A乃至B参照)。不良又は歪み画像解決策ページ2800は、標示された問題を訂正しようとする試みにおいて、ユーザが従う数多くのステップを提供する。第1ステップ2804には、モニタ352用のドライバソフトウェアをチェックすることが含まれる。”修正を表示せよ”ボタン2808を選択することによって、ユーザは、正しくないドライバがインストールされたか判断するための手順に段階的にアクセスできる。特に、”修正を表示せよ”ボタン2808の選択に応じて、ユーザには、ビデオドライバ問題解決策ページ2900が提示される(図29A乃至B参照)。
【0138】
ビデオドライバ問題解決策ページ2900は、自助学習プログラム処置策の一例であり、また、正しくないビデオドライバがモニタ352と共に、特に、クライアントコンピュータ108のビデオカード324と共に用いられる場合、遭遇し得る問題に関する情報をユーザに提供する。更に、ユーザには、ビデオドライバを更新するための指示が与えられる。例えば、ユーザは、ビデオカード324の製造業者によって提供されたディスク又はCDを挿入して正しいドライバをインストールするように指示される。更に、ユーザには、ビデオカード324の製造業者のウェブサイト上で適切なドライバを特定するための指示が提供される。本発明の実施形態によれば、リンク(例えば、ユニバーサル・リソース・ロケータ)が、ユーザが選択し得るクライアントコンピュータ108にサーバ104によって提供され、ユーザは、通信インターフェイス404を用いて製造業者のウェブサイトへ利便性良くアクセスすることが可能になる。提示された手順が完了した後、ユーザは、リンク2904を選択して不良又は歪み画像解決策ページ2800に戻ることができる。不良又は歪み画像解決策ページ2800に戻ると、ユーザは、ボタン2810を選択して、ステップ1の2804が完了したことを示し得る。次に、ステップ1の2804が、不良又は歪み画像解決策ページ2800から削除される。
【0139】
ステップ1の2804において、察知した問題の訂正が失敗である場合、ユーザは、ステップ2の2812に進むが、これは、ケーブルが緩んだ結果としてモニタ352の不良な又は歪んだ画像を訂正することに関する。具体的には、ユーザは、”修正を表示せよ”ボタン2816を選択することができる。”修正を表示せよ”ボタン2816を選択すると、ユーザには、ビデオコネクタ問題解決策ページ3000が提示される(図30A−B参照)。
【0140】
ビデオコネクタ問題解決策ページ3000は、自助学習プログラム処置策の他の例であり、切断若しくは欠陥のあるケーブル又は損傷したコネクタピンによって、モニタ352によって表示される画像の品質劣化又は歪みが生じ得ることをユーザに説明する。更に、ビデオコネクタ問題解決策ページ3000は、接続が正しくなされたことを保証するために、ユーザが取り得るユーザアクションについて説明し得る。例えば、ユーザには、ケーブルがコンピュータの背面に設置されたコネクタに適切に挿入されたこと、及びケーブルがケーブルの一部として提供された取り付けネジでビデオカード324に固定されたことを確認するように指示し得る。写真3004は、ユーザがチェックしなければならないケーブル及びコネクタの物理的構成をユーザに示すために提供し得る。提示された手順が完了すると、ユーザは、リンク3008を選択して、不良又は歪み画像解決策ページ2800に戻り得る。不良又は歪み画像解決策ページ2800から、ユーザは、“完了”ボタン2818を選択することによって、ステップ2の2812が完了したことを示し得る。次に、ステップ2は、不良又は歪み画像解決策ページ2800から削除される。
【0141】
続いて図28において、ユーザは、例えば、標示された問題の解決が先行のステップにおいて失敗であった場合、ステップ3の2820に進み得る。ステップ3の2820は、競合する又は適切にインストールされていないビデオスロットに関する。”修正を表示せよ”ボタン2824を選択することによって、ユーザには、ビデオカード接続問題解決策ページ3100が提示される(図31A−B参照)。ビデオカード接続問題解決策ページ3100は、更にもう1つの自助学習プログラム処置策の例であり、クライアントコンピュータ108によって提供された対応するスロット又はコネクタに完全に挿入されていないビデオカード324の症状について説明する。更に、ユーザが、ビデオカード324が適切に接続されることを保証するために取り得るステップが記述されている。写真3104は、ビデオカード324及びビデオカード324を収容するためのスロットをユーザに説明するために提供し得る。記述した手順が行われた後、ユーザは、リンク3108を選択して、不良又は歪み画像解決策ページ2800に戻り得る。次に、ステップ3の2820に関連する“完了”ボタン2826を選択して、不良又は歪み画像解決策ページ2800からステップ3の2820を削除し得る。
【0142】
ステップ4の2824は、ケーブル又はビデオカード324のピンが曲がったことによって生じる不良又は歪画像の修正に対処する。”修正を表示せよ”ボタン2832を選択することによって、ユーザには、ビデオコネクタ問題解決策ページ3000が提示される(図30参照)。従って、自助としてユーザが行ない得る幾つかのアクションは、繰り返し得ることが認識できる。代表的な修復の場合、ユーザは、問題解決策ページからアクセスできる全ての修正を行なうことはない。従って、本例において、ユーザは、不良又は歪み画像解決策ページ2800(図28)から利用可能な潜在的な全ての修正にアクセスする必要はない。これは、ユーザが特定の修正によって解決し得る問題を修正している可能性があるためであり、また、従って、このような問題に関連する何らかの症状も、ユーザが特定の解決策の第2の例に到達する頃には失せているためである。更に、ユーザは、特定の解決策に関連する全ての症状を有するわけではない。従って、同様に、ユーザは、問題解決セッション期間中、先に提案された修正の繰り返しに偶然出くわす可能性は低い。完了したリンク3008を選択することによって不良又は歪み画像解決策ページ2800に戻ると、ユーザは、“完了”ボタン2834を選択することによってステップ4の2824を削除し得る。
【0143】
先行のステップが、クライアントモニタ352と関連して、遭遇する問題又は問題群の解決に失敗した場合、ユーザは、特定のアプリケーションプログラムをサポートしないビデオドライバに関する、又は、そのアプリケーションを実行するのに充分な程新しくないビデオカード324に関するステップ5の2836を選択し得る。”修正を表示せよ”ボタン2840を選択することによって、ユーザには、ビデオカード機能問題解決策ページ3200が提示される(図32参照)。ビデオカード機能問題解決策ページ3200は、自助学習プログラム処置策の更にもう1つの例であり、また、あるビデオカード324が全てのソフトウェアアプリケーション384をサポートすることはできないことを説明し得る。従って、ビデオカード機能問題解決策ページ3200は、ユーザがアプリケーションソフトウェア384の仕様を満たす又はその仕様に勝る新しいビデオカード324を購入しインストールすることを提案し得る。ユーザは、リンク3204を選択し、不良又は歪み画像解決策ページ2800に戻るために、ユーザがステップを終了して及び/又は情報の見直しを終了したことを示し得る。次に、ユーザは、“完了”ボタン2842を選択することによってステップの一覧表からステップ5の2836を削除し得る。
【0144】
先行のステップが問題解決に失敗した場合、ユーザは、欠陥のあるビデオカードに関するステップ6の2844を選択し得る。”修正を表示せよ”ボタン2848を選択することによって、ユーザには、ビデオカード接続問題解決策ページ3100が提示されるが、これは、ユーザが、確実にビデオカード324をクライアントコンピュータ108のマザーボードの対応するスロットに適切に相互接続するために実施し得る手順を記述する。ユーザは、リンク3108を選択することによって不良又は歪み画像解決策ページ2800に戻り、手順が完了したことを示し得る。ステップ6の2844は、“完了”ボタン2850を選択することによって、ステップの一覧表から削除し得る。全てのステップが完了した場合、最後の“完了”ボタン(例えば、ボタン2850)を選ぶと、問題状態ページ5000が表示される(図50参照)。
【0145】
ユーザは、特定の問題の選択に応じてユーザに順番に提示される様々なステップを踏む必要はないことを認識されたい。例えば、ユーザが、適切なビデオが用いられていることを確信している場合、不良又は歪み画像解決策ページ2800のステップ1の2808は、完了する必要はなく、ユーザは、ステップ2の2812又は他の任意のステップに進むことができる。更に、全てのステップを完了する必要はなく、ユーザは、いつでも特定の問題解決策ページを終了し得ることを認識されたい。例えば、ユーザがステップ2の2812に関連する手順を完了し、問題が解決されると、ユーザは、選択した他の装置/問題リンク2852をクリックして、問題選択ページ2500に戻ることができる。
【0146】
また標示された問題に関連する全ての可能な自助ステップが、ユーザに提示される必要はないことを認識されたい。例えば、本発明の実施形態に基づき、自動テスト又は比較の何れかによって、大丈夫であることが分かっている項目に関するステップは、自助学習プログラム処置策の中に含まれない。例えば、モニタ352の問題のユーザによる選択に関する上記例において、正しくないドライバに関する第1ステップ2804は、比較によってビデオドライバが正しいことが示される場合、提供されるステップに含まれない。この比較には、クライアントコンピュータ上で検出されるビデオドライバのファイル名及びファイルサイズをビデオカード324に利用可能な殆どの現ビデオドライバのファイル名及びファイルサイズと比較する段階を含み得る。更にもう1つの例として、ハードウェアがクライアントコンピュータ108に適切に接続されていることの確認に関するステップは、自動的なテストでこのような装置が適切に接続されていることを確認する場合、自助学習プログラム処置策に含まれない。従って、本発明に基づき提供される処置策は適応性があり、また、ユーザに提示される特定の組の処置策は、クライアントコンピュータ108に関する比較及びテストの結果に応じて、動的に組み込まれることを認識されたい。
【0147】
ユーザによって示される又は選択される問題の解決と関連して取り得るステップの他の例として、ユーザは、問題選択ページからハードウェア問題2508を再度選択し得る。次に、ユーザは、ハードウェア問題選択ページ2600からハードドライブリンク2608を選択することによって、問題の装置としてハードディスク336を選択し得る(図26参照)。ハードディスクリンク2608を選択すると、ユーザには、ハードディスクドライブ問題解決策ページ3300が提示される(図33参照)。
【0148】
ハードディスクドライブ問題解決策ページ3300は、クライアントコンピュータ108のテスト期間中検出される問題に対する解決策へのリンクを提供し得る。他の選択肢として、又は更に、複数のリンクが、代表的なハードディスクドライブ336の問題の解決策に対して提供し得る。例えば、第1リンク3304は、ハードディスクドライブ336からのプログラム又はデータの取得に関する問題に対応し得る。更に、ハードディスクドライブ336へのデータの書き込みを含む問題に対応する第2リンク3308を提供し得る。本発明の実施形態によれば、プログラム又はデータ3304の取得を含む問題へのリンク及びディスク3308へのデータの書き込みの問題に関するリンクは、クライアントコンピュータ108のテストの結果、ハードディスク336の問題が検出されたか否かに拘らず提供し得る(即ち、ユーザによるハードディスクリンク2608の選択に応じて提供し得る)。更に、ハードディスク336等、特定の装置またはプログラムを選択すると、追加テストを自動的に実施し得る。
【0149】
ユーザがデータ3308の書き込みを含む問題に対応するリンクを選択する場合、ユーザには、ハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページ3400が提示される(図34)。第1ステップ3408は、満杯のハードディスク336によって生じる書き込み問題に対応し得る。”修正を表示せよ”ボタン3412を選択することによって、ユーザには、満杯のハードディスクドライブの問題解決策ページ3500が提示される(図35参照)。
【0150】
満杯のハードディスクドライブ問題解決策ページ3500は、サーバ104から入手可能な自助学習プログラム処置策の一例であり、ハードドライブ336上の領域を解放するために取り得るアクションを記述し得る。更に、リンク3504は、不要なファイルを削除するために用い得るプログラムを自動的に起動ために提供し得る。不要なファイルの削除は、不要である可能性のあるファイルがユーザに一覧形式で提示し得るという点で、半自動化し得る。次に、ユーザは、これらのファイルを選択して削除の決定ができる。従って、満杯のハードディスクドライブ問題解決策ページ3500は、自動修正又は保守処置策の一例でもある。不要である可能性のあるファイルの例は、インターネットを介したナビゲーションの速度を大きくするために保持されるインターネット一時ファイルである。ユーザは、リンク3508を選択することによってハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページ3400に戻り、手順が完了したことを示し得る。次に、ユーザは、完了ボタン3414を選択することによってハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページ3400上のステップの一覧からステップ1の3408を削除し得る。
【0151】
ハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページ3400のステップ2の3416は、ディスクドライブ336上に記憶されるデータの断片化による書き込み問題に対応する。”修正を表示せよ”ボタン3420を選択することによって、ユーザには、断片化ハードディスクドライブ問題解決策ページ3600を提示し得る(図36参照)。断片化ハードディスクドライブ問題解決策ページ3600は、本発明に基づき提供される自助学習プログラム処置策の他の例であり、断片化ハードドライブ336によって生じる種類の問題の説明を提供し得る。更に、リンク3604が提供されることによって、ユーザは、デフラグユーティリティを自動的に起動することができる。従って、ユーザは、ハードディスクドライブ336をデフラグできるプログラムを特定する必要無く、適切なリンク(例えば、デフラグリンク3604)を選択するだけでハードディスクドライブ336をデフラグし得る。他の選択肢として、デフラグリンク3604の選択に応じて、デフラグスクリプト又はユーティリティが、サーバ104からクライアントコンピュータ108にダウンロードすることによって、ディスクドライブ336のデフラグを行なうことができる。従って、断片化ハードディスクドライブ問題解決策ページ3600は、自動修正又は保守処置策の一例でもある。デフラグ手順が完了した後、ユーザは、ハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページ3400に自動的に戻るか、あるいは、完了したリンク3608を選択することによって、ハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページ3400に戻ることを決定し得る。
【0152】
引き続き図34において、ステップ3の3424は、コネクタケーブルが緩むことによって生じるディスクドライブ336への書き込みの問題に対応する。”修正を表示せよ”ボタン3428を選択することによって、ユーザには、ハードディスクドライブ接続解決策ページ3700が提示される(図37参照)。ハードディスクドライブ接続解決策ページ3700は、自助学習プログラム処置策の更にもう1つの例であり、ハードドライブ336に相互接続されるケーブルの種類、及び、損傷が、標示された問題を引き起こしたかどうか判断するためにユーザが確認すべきデータケーブルへのこのような損傷に関して記述し得る。更に、ユーザには、ケーブルが適切に取り付けられていること、また、関連するコネクタに曲がったピンが無いことを保証するように指示し得る。手順が完了した後、又は、ユーザが記述された手順を完了したくない場合、ユーザは、リンク3704を選択し、手順が完了してハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページ3400に戻ることを示し得る。最後に残っている“完了”ボタン(例えば、“完了”ボタン3430)を選択すると、ユーザには、問題状態ページ5000が提示される(図50参照)。
【0153】
他の例として、また、引き続き図26において、ユーザは、リンク2612を選択して、プリンタ368が検出されていないことを示し得る。リンク2612を選択し、プリンタ368がハードウェアのリストに表示されていないことが示されると、ユーザには、プリンタの未検出解決策のページ3800が提示される(図38参照)。第1ステップ3804において、印刷するプリンタに対応する修正が提供される。”修正を表示せよ”ボタン3808を選択することによって、ユーザには、プリンタCMOS項目問題解決策ページ3900が提示される(図39A乃至C)。
【0154】
プリンタCMOS項目問題解決策ページ3900は、自助学習プログラム処置策の他の例であり、プリンタ用のCMOS項目が適切に構成されていることを証明するためにユーザが踏まなければならないステップを記述する。更に、CMOS項目の設定と共に通常用いられるユーティリティの説明又は撮影画面3904を提供し得る。更に、異なるポートの種類の説明3908を提供して、プリンタ368がどんな種類のポートに接続されているか判断する際、ユーザを支援し得る。プリンタCMOS項目問題解決策ページ3900に示した手順の後、又は、何らかの理由によりユーザがそのページを終了したい場合、ユーザには、再度、“完了”リンク3912の選択の後、プリンタ未検出解決策ページ3800が提示される。ステップ1は、対応する“完了”ボタン3810を選択することによって、プリンタ未検出解決策ページ3800から削除し得る。
【0155】
再度、図38において、ステップ2の3812は、オペレーティングソフトウェア380のプログラムのフォルダにリスト表示されないプリンタ368に対応する。”修正を表示せよ”ボタン3816を選択することによって、ユーザには、プリンタ接続問題解決策ページ4000が提示される(図40A乃至D参照)。プリンタ接続問題解決策ページ4000は、自助学習プログラム処置策の更にもう1つの例であり、適切なプリンタ動作に要求される接続に関する情報を含み得る。関連するコネクタを識別する際ユーザを支援するために、写真4004を含み得る。示した手順が完了している場合、又は、ユーザがページを終了したい場合、ユーザは、リンク4008を選択して、プリンタ未検出解決策ページ3800に戻り得る。問題状態ページ5000(図50参照)は、ユーザがステップ2の3812に関連した“完了”ボタン3818を次に選択する場合、提示される。
【0156】
更にもう1つの例として、ソフトウェアを含む問題に遭遇していることを示すユーザには、ソフトウェア問題選択ページ4100が提示される(図41参照)。ソフトウェア問題選択ページ4100には、特定の種類のソフトウェア問題に関する幾つかの説明が含まれる。例えば、ユーザは、“プログラムが画面に現れる前にプログラムがエラーメッセージを出す”4104、“プログラムは起動するが、それを用いようとすると、エラーメッセージが出る”4108、“プログラムは動作するが、使用時、適切に動作しない”4112、“プログラムを幾つか起動する時、画面が消失しエラーメッセージが出る”4116、及び“殆どの動作中、コンピュータの動作が遅い”4120から選択し得る。従って、本発明によって、ユーザは、遭遇している問題を非専門用語で記述することができる。
【0157】
“プログラムが画面に現れる前にプログラムがエラーメッセージを出す”4104という摘要の選択に応じて、ユーザには、ソフトウェアエラー処置策ページ4200が提示される(図42参照)。ソフトウェアエラー処置策ページ4200は、標示された問題に対して提案された解決策を提供する。特に、ページ4200は、ユーザが走査ディスク等のユーティリティプログラムを実行して、損なわれたファイルを修正するように提案し得る。更に、”修正を表示せよ”ボタン4204が提供される。”修正を表示せよ”ボタン4204を選択することによって、ユーザは、提案された修復に関する他の情報にアクセスし得る。例えば、ユーザには、走査ディスクプロセスを記述する走査ディスク情報ページ4300を提示し得る(図43参照)。また、走査ディスク情報ページ4300には、ユーザが走査ディスクプログラムの実行を開始できる実行又は次ボタン4304を含み得る。従って、本発明によって、提案された保守又は修復手順をユーザに通知し得る仕組みが提供され、また、ユーザは、高い技術力を必要とせずに、クライアントアプリケーション400からこれらの手順を起動し得る。走査ディスクユーティリティが実行された後、ユーザは、再度次ボタン4304を選択して、次のテストシーケンスページに進み得る。次に、ユーザは、ソフトウェアエラー処置策画面4200に戻り、“完了”ボタン4208を選択して、先行のステップが完了したことを示し得る。
【0158】
次に、ユーザには、ソフトウェアエラーのデフラグ処置策画面4400を提示し得る(図44参照)。デフラグ処置策画面4400には、ユーザが選択してデフラグプログラムを実行するためのステップ毎の手順を見ることができる”修正を表示せよ”ボタン4404を含み得る。”修正を表示せよ”ボタン4404を選択すると、ユーザには、デフラグ情報画面4500が提示される(図45参照)。デフラグ情報画面4500には、ユーザがデフラグプログラムの実行を選択できる“次”ボタン4504が含まれる。デフラグプログラム動作が完了した後、ユーザは、ソフトウェアエラーのデフラグ処置策画面4400に戻る。“完了”ボタン4408を選択すると、ユーザには、ソフトウェアエラーのエラーメッセージ処置策チェック画面4600が提示される(図46参照)。
【0159】
ソフトウェアエラーのエラーメッセージ処置策チェック画面4600には、チェックプログラムエラー情報ページ4700(図47参照)にユーザを導く”修正を表示せよ”ボタン4604が含まれる。チェックプログラムエラー情報ページ4700は、自動的に生じるステップと、ユーザが“次”ボタン4704をクリックした後、チェックを継続するために踏まなければならないステップとを記述する。特に、クライアントは、ユーザが問題を含むと考えるソフトウェアに関連する起動アイコンをダブルクリックするように指示し得る。
【0160】
次に、図48において、見つけられたエラーメッセージページ4800を示す。見つけられたエラーメッセージページ4800は、ユーザによって起動されるプログラムで作成される特定のエラーメッセージをユーザに提示し、更にアクションを勧める。例えば、ユーザは、プログラムディスクが利用可能な場合、プログラムを削除してから再インストールするように教えられる。“完了”ボタン4804が提供されることによって、ユーザがそのページの情報を読み終えた時、ユーザは、見つけられたエラーメッセージページ4800を終了することができる。
【0161】
“完了”ボタン4804の選択の後、ユーザには、アンインストールプログラム情報ページ4900を提示し得る(図49参照)。アンインストールプログラム情報ページ4900から、ユーザは、”修正を表示せよ”ボタン4904を選択して、如何にしてプログラムをアンインストールするかに関する指示を受信し得る。次に、ユーザには、そこから選択するためのプログラム一覧が提示される。
【0162】
問題を含むプログラムを選択することによって、また、提供されたボタンをクリックして進みたいという希望を示すことによって、ユーザは、アンインストールプロセスを開始し得る。アンインストールプロセスが完了した時、ユーザは、“完了”ボタン4908を選択し得る。
【0163】
問題状態ページ5000(図50参照)は、標示された問題に関連する全ての手順が完了した後、ユーザに提示される。問題状態ページ5000によって、ユーザは、セッションの要約を受信するよう選択でき、また、後続の手順が、標示された問題又は問題群の解決に至っていない場合、使用に供する様々な追加支援元を提供する。例えば、ユーザは、チャットリンク5004を選択して、本物のサービス技術者とチャットセッションを開始する。更に、電話番号5008が提供されることによって、ユーザは、電話でサービス技術者と話すことができる。更に、Eメールアドレス5012が提供されることによって、ユーザは、Eメールでサービス技術者と対話ができる。“次”ボタン5016は、要約報告書5100をユーザに提示する(図51A乃至B参照)。
【0164】
要約報告書5100は、クライアントコンピュータ108と共に検出される各装置の一覧5104を提供する。このような各装置の場合、自動テストの結果5108は、合格/不合格形式で提示される。問題が在るとユーザが示した装置の場合、ユーザによって識別された症状5112が提示される。従って、要約報告書5100は、テストの結果及びユーザが遭遇した症状等、クライアントコンピュータ108に関連する装置の状態を提供する。更に、実施された保守手順又は修正のレコード5114を含み得る。
【0165】
一覧5104に含まれる全て又は幾つかの装置の場合、追加のサポート元へのアクセスのためにリンク5116を提供し得る。例えば、リンク5116は、リンク5116に関連する装置の製造業者によって管理されるサポートウェブサイトに対応するクライアントコンピュータ108上でブラウザウィンドウを開き得る。他の選択肢として又は更に、追加のサポートリンク5116は、リンク5116に関連する装置の製造業者との交信用の電話番号又はEメールアドレス等、追加のサポート元と交信するための他の手段を提供し得る。
【0166】
他のリンクは、クライアントコンピュータ108の他の動作に対応する要約報告書ページ5100に提供し得る。例えば、潜在的な問題のリンク5120が提供され、クライアントコンピュータ108に関連する潜在的な将来の問題に対してユーザに警告を発し得る。従って、潜在的な問題のリンク5120を選択すると、ユーザは、クライアントコンピュータ108の様々な側面の条件を要約する潜在的な問題ページ5200に至ることができる(図52参照)。保守リンク5124が選択されることによって、ユーザは、手引きへのアクセス又は様々な保守手順の実施が可能である。従って、本発明は、技術的に経験の浅いユーザでさえ、保守手順を行なうことができ、これによってクライアントコンピュータにおける将来の問題を潜在的に回避することができる機能を提供し得る。保守リンク5124、また、保守問題ページ5300(図53参照)を介してアクセスし得る保守手順の例には、不要なファイルを削除すること、走査ディスクを実行すること、デフラグユーティリティを実行すること、並びにウィルス保護ソフトウェアをインストール及び更新すること、が含まれる。製品リンク及びサービスリンク5128は、サービス及びアップグレードオプションページ5400をユーザに提示する(図54参照)。サービス及びアップグレードオプション5400から、ユーザは、ウィルス保護ソフトウェア、コンピュータセキュリティ製品、ソフトウェア、ハードウェア供給者、コンピュータ手引き等の様々な製品のプロバイダにリンクすることができる。
【0167】
本発明に基づき、コンピュータハードウェア及びソフトウェアを診断するための方法と装置が提供される。本発明は、広義には、コンピュータ修復に精通しているユーザ又は技術者からの入力を必要とせずに、コンピュータハードウェア及びソフトウェアを診断するための方法と装置に関する。特に、本発明は、診断対象のコンピュータのユーザから基本入力のみを受信しつつ、また、システムのサーバ側での人間の介入を必要とせずに、コンピュータハードウェア及びソフトウェアを診断できる方法と装置を提供する。更に、本発明の方法と装置は、修復を自動的に行なうのに必要な情報等の修復情報を提供できる。
【0168】
本発明には特定の実施形態の説明が含まれるが、様々な修正が可能であり且つ本説明の範囲内にあることを認識されたい。例えば、発覚した問題又は問題群を説明するためにユーザが選択し得るメニュー項目には、前述の説明で述べた項目以外の又は他に選択し得る項目を含み得る。他の例として、診断対象のコンピュータは、スタンドアロンのコンピュータというより、ローカルコンピュータネットワークの一部であり得る。更に、本発明は、パーソナル携帯情報機器、様々な構成の無線装置、又は診断サーバと通信できる他の装置等、パーソナルコンピュータ以外のデジタル装置を診断するために用いることができる。
【0169】
本発明の前述の議論は、説明及び記述の目的のために提供した。更に、説明は、本明細書中に開示された形態に本発明を限定することを意図しない。従って、関連分野の技術及び知識内において、上記教示に対応した変形及び修正は、本発明の範囲内にある。これまでに述べた実施形態は、更に、本発明を実践するのに現在知られている最良の形態を説明することを意図し、また、当業者がこのような又は他の実施形態において及び本発明の特定のアプリケーション又は用途に必要とされる様々な修正と共に本発明を利用できるようにすることを意図する。添付された請求項は、従来技術によって容認されている程度に、他の選択可能な実施形態を含むように解釈されることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に基づくシステムの主な構成要素を示すブロック図。
【図2】本発明の実施形態に基づくサーバを示すブロック図。
【図3】本発明の実施形態に基づくクライアントコンピュータを示すブロック図。
【図4】本発明の実施形態に基づくサーバとクライアントコンピュータとの間における論理通信回線を示すブロック図。
【図5】本発明の実施形態に基づくシステムの動作を示すフローチャート。
【図6】本発明の実施形態に基づくクライアントアプリケーションの動作を示す図。
【図7】本発明の実施形態に基づく通信インターフェイスの動作を示す図。
【図8】本発明の実施形態に基づくテストモジュールの動作を示すフローチャート。
【図9】ハードウェア問題の選択に応じた本発明の実施形態に基づくシステムの動作を示すフローチャート。
【図10】ソフトウェア問題の選択に応じた本発明の実施形態に基づくシステムの動作を示すフローチャート。
【図11】性能問題の選択に応じた本発明の実施形態に基づくシステムの動作を示すフローチャート。
【図12】未知の問題の選択に応じた本発明の実施形態に基づくシステムの動作を示すフローチャート。
【図13】本発明の実施形態に基づくクライアントコンピュータに対する処置策の提供を示すフローチャート。
【図14A〜14E】本発明の実施形態に基づく自助処置策のカテゴリ及びサブカテゴリの説明図。
【図15】本発明の実施形態に基づく処置策決定プロセスを示すフローチャート。
【図16】本発明の実施形態に基づく診断サービス受入画面の撮影画面。
【図17】本発明の実施形態に基づく免責及びセキュリティ通知ページの撮影画面。
【図18】本発明の実施形態に基づく最低限のシステム要求事項ページの撮影画面。
【図19】本発明の実施形態に基づくログインページの撮影画面。
【図20A及び20B】本発明の実施形態に基づく申し込み購入ページの撮影画面。
【図21】本発明の実施形態に基づくログイン名及びパスワード選択ページの撮影画面。
【図22】本発明の実施形態に基づく機能テスト手順受入ページの撮影画面。
【図23】本発明の実施形態に基づくテスト進行中ページの撮影画面。
【図24A乃至C】本発明の実施形態に基づくシステム情報レポートの撮影画面。
【図25】本発明の実施形態に基づく問題選択ページの撮影画面。
【図26A乃至26C】本発明の実施形態に基づくハードウェア問題選択ページの撮影画面。
【図27】本発明の実施形態に基づくモニタ問題解決策ページの撮影画面。
【図28A及び28B】本発明の実施形態に基づく不良又は変形写真解決策ページの撮影画面。
【図29A及び29B】本発明の実施形態に基づくビデオドライバ問題解決策ページの撮影画面。
【図30A及び30B】本発明の実施形態に基づくビデオコネクタ問題解決策ページの撮影画面。
【図31A及び31B】本発明の実施形態に基づくビデオカード接続問題解決策ページの撮影画面。
【図32】本発明の実施形態に基づくビデオカード能力問題解決策ページの撮影画面。
【図33】本発明の実施形態に基づくハードディスクドライブ問題選択ページの撮影画面。
【図34A及び34B】本発明の実施形態に基づくハードディスクドライブ書き込み問題解決策ページの撮影画面。
【図35】本発明の実施形態に基づく満杯状態ハードディスクドライブ問題解決策ページの撮影画面。
【図36】本発明の実施形態に基づく断片化ハードディスクドライブ問題解決策ページの撮影画面。
【図37A及び37B】本発明の実施形態に基づくハードディスクドライブコネクタ解決策ページの撮影画面。
【図38】本発明の実施形態に基づくプリンタ未検出解決策ページの撮影画面。
【図39A乃至39C】本発明の実施形態に基づくプリンタCMOS入力問題解決策ページの撮影画面。
【図40A乃至40D】本発明の実施形態に基づくプリンタ接続問題解決策ページの撮影画面。
【図41】本発明の実施形態に基づくソフトウェア問題選択ページの撮影画面。
【図42】本発明の実施形態に基づくソフトウェアエラー走査ディスク処置策画面の撮影画面。
【図43】本発明の実施形態に基づく走査ディスク情報ページの撮影画面。
【図44】本発明の実施形態に基づくソフトウェアエラーデフラグ診断ページの撮影画面。
【図45】本発明の実施形態に基づくデフラグ情報ページの撮影画面。
【図46】本発明の実施形態に基づくソフトウェアエラーエラーメッセージ有無チェック処置策ページの撮影画面。
【図47】本発明の実施形態に基づくチェックプログラムエラー情報ページの撮影画面。
【図48】本発明の実施形態に基づくエラーメッセージ検出ページの撮影画面。
【図49】本発明の実施形態に基づくアンインストールプログラム情報ページの撮影画面。
【図50A及び50B】本発明の実施形態に基づく問題状態ページの撮影画面。
【図51A及び51B】本発明の実施形態に基づく概要報告ページの撮影画面。
【図52】本発明の実施形態に基づく潜在的問題ページの撮影画面。
【図53】本発明の実施形態に基づく保守問題ページの撮影画面。
【図54】本発明の実施形態に基づくサービス及びアップグレードオプションページの撮影画面。

Claims (58)

  1. コンピュータを遠隔操作で診断するための方法であって、
    サーバとクライアントコンピュータに関連する通信インターフェイスとの間において通信を確立する段階と、
    前記クライアントコンピュータ上で動作するクライアントアプリケーションと前記サーバとの間において通信を確立する段階と、
    前記通信インターフェイスに関連付けられた信号であって、前記サーバによって受信された前記信号に応じて、前記サーバから前記クライアントアプリケーションに第1診断ツールをダウンロードする段階と、
    前記第1診断ツールを実行する段階と、
    前記クライアントアプリケーションからの結果を前記サーバに返す段階と、
    前記サーバからの診断を前記通信インターフェイスに返す段階と、
    が含まれる方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記通信インターフェイスにはブラウザが含まれ、更に、前記方法には、
    前記サーバからのクライアント識別子を前記ブラウザにダウンロードする段階と、
    ブラウザウィンドウのタイトルバーに前記識別子を配置する段階と、
    前記クライアントアプリケーションに前記識別子を渡す段階であって、前記クライアントアプリケーションが前記ブラウザウィンドウから前記識別子をコピーする前記段階と、
    が含まれる方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、更に、
    前記クライアントコンピュータに対応する前記サーバに関連するデータベースにユーザレコードを確立する段階であって、前記レコードには状態フィールドが含まれる前記段階と、
    前記通信インターフェイスから受信された信号に応じて、前記状態フィールドを第1の値に設定する段階と、
    前記ユーザレコードの前記第1の値を検出する前記クライアントアプリケーションに応じて、前記クライアントアプリケーションを用いて第2診断ツールを実行する段階と、
    が含まれる方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、更に、
    前記クライアントアプリケーションから受信された信号に応じて、前記第2診断ツールを実行する前記ステップが本質的に完了した後、前記状態フィールドを第2の値に設定する段階と、
    前記ユーザレコードにおける前記第2の値を検出する前記通信インターフェイスに応じて次のページを表示する段階と、
    が含まれる方法。
  5. 請求項3に記載の方法であって、前記クライアントアプリケーションは、前記サーバにポーリングを行なって前記第1の値を検出する方法。
  6. 請求項4に記載の方法であって、前記通信インターフェイスは、前記サーバにポーリングを行なって前記第2の値を検出する方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、更に、
    前記通信インターフェイスを用いて、潜在的なコンピュータ問題を選択するようにユーザを促す段階と、
    前記ユーザの入力に応じて、前記クライアントアプリケーションを用いて、第2診断ツールをダウンロードして実行する段階と、
    前記第2診断ツールの実行の結果を前記サーバに返す段階と、
    前記通信インターフェイスを用いて、前記ユーザに処置策を表示する段階と、
    が含まれる方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、前記サーバは、前記第2診断ツールを実行した前記結果を複数の記憶された結果と比較し、前記記憶された各結果は、複数の処置策の1つに対応し、また、前記サーバは、前記複数の処置策の少なくとも第1の処置策を前記通信インターフェイスに返す方法。
  9. 請求項7に記載の方法であって、前記第2診断ツールは、前記クライアントコンピュータ上に生成されるエラーメッセージを取り込み、また、前記サーバに結果を返す前記ステップには、前記取り込まれたエラーメッセージを前記サーバに返す段階が含まれる方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、更に、
    前記通信インターフェイスからの信号であって、前記サーバによって受信された前記信号に応じて、前記サーバから第2クライアント診断ツールを前記クライアントアプリケーションにダウンロードする段階と、
    前記第2クライアント診断ツールを実行する段階と、
    前記クライアントアプリケーションからの結果を前記サーバに返す段階と、
    が含まれる方法。
  11. 請求項1に記載の方法であって、前記処置策には、インストールされたハードウェアの一覧と、インストールされたソフトウェアの一覧と、ハードウェア欠陥と、ソフトウェア欠陥と、保守手順を実行するための助言と、更なる情報を得るための情報源と、の少なくとも1つに関する情報が含まれる方法。
  12. 請求項1に記載の方法であって、更に、
    前記クライアントコンピュータ上にインストールされた装置の少なくとも部分的な一覧表をユーザに提供する段階と、
    前記クライアントコンピュータのユーザを促して、1つ以上の追加的にインストールされた装置を識別する段階と、
    が含まれる方法。
  13. 請求項1に記載の方法であって、更に、
    前記クライアントコンピュータ上にインストールされた装置の少なくとも部分的な一覧表を前記サーバに関連付けられたデータベースに記憶する段階が含まれる方法。
  14. コンピュータハードウェア及びソフトウェアを遠隔操作で診断するためのシステムであって、
    サーバと、
    サーバアプリケーションプログラムと、
    クライアントコンピュータと、
    複数のクライアント診断ツールと、
    前記サーバと前記クライアントコンピュータとを相互接続するコンピュータネットワークと、
    前記サーバと通信を行なう通信インターフェイスと、
    前記サーバと通信を行なうクライアントアプリケーションプログラムであって、
    前記複数のクライアント診断ツールの少なくとも1つを実行する機能であって、前記クライアント診断ツールの内の少なくとも1つが前記サーバからダウンロードされる前記機能と、
    前記実行ステップから得られた結果を前記サーバに返す機能であって、前記サーバに戻された前記結果に応じて、前記サーバアプリケーションプログラムは、前記クライアントコンピュータに関する処置策を前記通信インターフェイスに返す前記機能と、が含まれる数多くの機能を実行する前記クライアントアプリケーションプログラムと、
    が含まれるシステム。
  15. 請求項14に記載のシステムであって、前記コンピュータネットワークは、インターネットを含むシステム。
  16. 請求項14に記載のシステムであって、第1の前記診断ツールは、前記クライアントコンピュータ上にインストールされたハードウェア及びソフトウェアの第1の一覧表を作成するシステム。
  17. 請求項16に記載のシステムであって、前記第1の一覧表は、前記通信インターフェイスに返されるシステム。
  18. 請求項14に記載のシステムであって、前記クライアントコンピュータに関する前記処置策には、提案された保守動作と、提案された修復と、検出された欠陥と、追加の修復情報源への照会と、の内の少なくとも1つが含まれるシステム。
  19. 請求項18に記載のシステムであって、前記追加の修復情報源への照会には、電話番号、メーリングアドレス、Eメールアドレス及びユニバーサル・リソース・ロケータの内の少なくとも1つを提供する段階が含まれるシステム。
  20. コンピュータのユーザに遠隔地から前記コンピュータの診断を提供するための方法であって、
    前記コンピュータに関連する通信インターフェイスと前記遠隔地に配置されたサーバとの間において通信チャンネルを確立する段階と、
    前記サーバが前記通信インターフェイスから第1の信号を受信するのに応じて、クライアントアプリケーションを前記コンピュータにダウンロードする段階と、
    前記クライアントアプリケーションを前記コンピュータ上にインストールする段階と、
    前記サーバが前記通信インターフェイスから第2の信号を受信するのに応じて、第1診断ツールを前記コンピュータにダウンロードする段階と、
    前記クライアントアプリケーションを用いて、前記第1診断ツールを実行する段階であって、前記コンピュータに関連するハードウェアの少なくとも部分的な一覧表が得られる前記段階と、
    前記クライアントアプリケーションからの前記ハードウェアの前記少なくとも部分的な一覧表を前記サーバに返す段階と、
    第2診断ツールを前記コンピュータにダウンロードする段階と、
    前記クライアントアプリケーションを用いて、前記第2診断ツールを実行する段階であって、前記インストールされたハードウェアの少なくとも一部の少なくとも第1機能テストが行なわれる前記段階と、
    前記第1機能テストからの第1結果を前記サーバに返す段階と、
    前記第1結果を分析する段階と、
    前記コンピュータの処置策を前記ユーザに返す段階と、
    が含まれる方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、前記第1結果を分析する前記ステップには、前記第1結果と、関連する処置策を有する複数の記憶された結果とを比較する段階が含まれる方法。
  22. 請求項20に記載の方法であって、更に、
    第3診断ツールを前記コンピュータにダウンロードする段階と、
    前記クライアントアプリケーションを用いて、前記第3診断ツールを実行する段階であって、前記コンピュータに常駐するアプリケーションが開かれ、また、前記常駐アプリケーションを開くことに関する情報が、前記サーバに返される段階と、
    が含まれる方法。
  23. 請求項22に記載の方法であって、前記情報には、前記常駐アプリケーションをロードする時間と、エラーメッセージと、前記常駐アプリケーションを終了する時間と、の内の少なくとも1つが含まれる方法。
  24. 請求項20に記載の方法であって、更に、
    前記コンピュータに識別子を割当てる段階と、
    前記サーバから前記識別子を前記通信インターフェイスにダウンロードする段階と、
    前記コンピュータ上のウィンドウのタイトルバーに前記識別子を配置する段階と、
    前記タイトルバーから前記識別子を前記クライアントアプリケーションにコピーする段階と、
    が含まれる方法。
  25. 請求項20に記載の方法であって、前記第1診断ツールを実行する前記ステップは、前記クライアントアプリケーションが前記サーバ上に記憶されたユーザレコードの第1の値を検出するのに応じて開始され、前記第1の値は、前記通信インターフェイスから受信される信号に応じて、前記ユーザレコードに入力される方法。
  26. 請求項25に記載の方法であって、前記第1診断ツールを実行する前記ステップの後、第2の値が、前記ユーザレコードに入力され、また、前記通信インターフェイスが前記第2の値を検出するのに応じて、次のページが表示される方法。
  27. コンピュータを遠隔操作で診断するための方法であって、 コンピュータ関連選択入力を表示画面に提供する段階であって、前記入力が、ハードウェア関連選択入力、ソフトウェア関連選択入力、性能関連選択入力、及び他の関連する選択入力の内、複数を含む前記段階と、
    コンピュータを用いて、複数のステップを実行する段階であって、前記複数のステップには、コンピュータに関連するハードウェア装置の少なくとも部分的な一覧表をチェックするステップと、数多くの前記ハードウェア装置に関連する機能テストを行なうステップと、コンピュータに関連する性能データを決定するステップと、コンピュータに関連するソフトウェアを診断するステップと、前記選択入力の内の少なくとも1つに依拠するステップと、コンピュータに関連するテストアプリケーションからログファイルを利用してコンピュータに関連する前記ハードウェア装置及び/又は前記ソフトウェアに関係する診断情報を作成するステップと、が含まれる前記段階と、
    前記診断情報に基づき出力情報を生成する段階と、
    が含まれる方法。
  28. 請求項27に記載の方法であって、前記提供するステップには、前記ソフトウェア関連選択入力を選択する段階と、診断ソフトウェアに関係する第1メニューを作成する段階と、が含まれる方法。
  29. 請求項27に記載の方法であって、前記提供するステップには、前記性能データ選択入力を選択する段階と、コンピュータの診断性能に関係する第2メニューを生成する段階と、が含まれる方法。
  30. 請求項27に記載の方法であって、前記実行するステップには、前記ハードウェア装置の少なくとも部分的な前記一覧表をチェックする段階と、前記ハードウェア装置の前記少なくとも部分的な一覧表に関連する前記機能テストを行なう段階と、前記選択入力の内の少なくとも1つがコンピュータのユーザによって起動されたか否か確認する段階と、が含まれる方法。
  31. 請求項27に記載の方法であって、前記出力情報は、コンピュータのユーザを支援してコンピュータを変更するステップと、前記サーバによる変更をコンピュータに提供するステップと、コンピュータに対して変更を行なうことに関する情報を有し得る情報源を提供するステップと、の内の少なくとも1つに関する方法。
  32. 請求項31に記載の方法であって、前記出力情報には、
    ウェブサイトリンク情報と、電話リンク情報と、顧客ヘルプ回線リンク情報と、電話サポートリンク情報と、ソフトウェアパッチと、の内の少なくとも1つが含まれる方法。
  33. 請求項27に記載の方法であって、更に、
    コンピュータに識別子を割当てる段階と、
    コンピュータに関連する通信インターフェイスに前記識別子を提供する段階と、
    コンピュータを用いて実行可能なクライアントアプリケーションに前記識別子を提供する段階と、
    が含まれる方法。
  34. 請求項33に記載の方法であって、
    前記通信インターフェイスには、クライアントブラウザが含まれ、前記提供するステップには、前記クライアントブラウザのタイトルバーに前記識別子を配置する段階と、前記クライアントアプリケーションを用いて、前記タイトルバーを読み取る段階と、が含まれる方法。
  35. コンピュータを遠隔操作で診断するためのシステムであって、
    サーバと、
    前記サーバと通信を行なう複数の項目を記憶する記憶メモリであって、前記項目には、コンピュータに関連するハードウェア装置の一覧表チェックに関係する第1診断ツール、コンピュータに関連するハードウェア装置に対して機能テストを行なうことに関係する第2診断ツール、コンピュータの動作に関連する性能データを決定することに関係する第3診断ツール、コンピュータに関連するソフトウェアを診断することに関係する第4診断ツール、及び/又はコンピュータに関連するテストアプリケーションからのファイル、が含まれる前記記憶メモリと、
    が含まれるシステム。
  36. 請求項35に記載のシステムであって、
    前記記憶メモリは、コンピュータ上で実行可能なクライアントアプリケーションを記憶し、また、選択入力を利用することに関係する第6診断ツールも記憶するシステム。
  37. 請求項36に記載の方法であって、
    クライアントアプリケーションは、前記サーバからコンピュータにダウンロードされ、また、前記クライアントアプリケーションは、前記選択入力の内の少なくとも1つがコンピュータのユーザによって起動される時、情報を得るのに用いられ、また、起動された時、前記少なくとも1つの選択入力に関する情報が、前記サーバに提供される方法。
  38. 請求項37に記載のシステムであって、更に、
    前記クライアントアプリケーションを実行し、また、前記選択入力を表示するために用いられる第1コンピュータを含むシステム。
  39. コンピュータを診断するための方法であって、
    通信インターフェイスアプリケーションを診断ウェブサイトに導く段階と、
    診断対象のコンピュータに関係する識別情報を提供する段階と、
    診断対象の前記コンピュータでクライアントアプリケーションを受信する段階と、
    診断対象の前記コンピュータにインストールされたハードウェアのテスト結果を受信する段階と、
    診断する問題を選択する段階と、
    前記問題に関する情報を受信する段階であって、前記情報には提案された自動修正及び提案された自助手順の内の少なくとも1つが含まれる段階と、
    が含まれる方法。
  40. 請求項39に記載の方法であって、更に、前記クライアントアプリケーションを実行する段階が含まれ、前記クライアントアプリケーションが、前記通信インターフェイスアプリケーションとは独立に実行される方法。
  41. 請求項39に記載の方法であって、更に、
    診断対象の前記コンピュータで少なくとも第1スクリプトを受信する段階と、
    前記少なくとも第1スクリプトを実行する段階と、が含まれる方法。
  42. 請求項41に記載の方法であって、前記少なくとも第1スクリプトには、診断プログラムが含まれる方法。
  43. 請求項41に記載の方法であって、前記少なくとも第1スクリプトを実行する前記ステップには、前記クライアントアプリケーションと共に前記第1スクリプトを実行する段階が含まれる方法。
  44. 請求項39に記載の方法であって、前記通信インターフェイスアプリケーションは、診断対象の前記コンピュータ上で動作する方法。
  45. 請求項39に記載の方法であって、前記通信インターフェイスアプリケーションには、インターネットブラウザが含まれる方法。
  46. 請求項39に記載の方法であって、更に、ユーザ識別情報を提供する段階が含まれる方法。
  47. 請求項39に記載の方法であって、更に、スクリプトを受信してユーティリティプログラムを実行する段階が含まれ、提案された自動修正を含む情報の受信に応じて、前記提案された自動修正は、前記スクリプトを実行してユーティリティプログラムを実行することができる方法。
  48. 請求項39に記載の方法であって、提案された自助手順が受信され、前記提案された自助手順には、前記手順を行なう方法を説明する指導機能が含まれる方法。
  49. コンピュータを診断するための方法であって、
    遠隔コンピュータから識別情報を受信する段階と、
    識別子を前記遠隔コンピュータに割当てる段階と、
    クライアントアプリケーションを前記遠隔コンピュータに提供する段階と、
    前記クライアントアプリケーションを実行する段階であって、前記遠隔コンピュータにインストールされたハードウェアの一覧表が編集される前記段階と、
    前記遠隔コンピュータに処置策を返す段階であって、前記処置策には、提案された自動修正と、提案された自助手順と、提案された保守手順と、の内の少なくとも1つが含まれる前記段階と、
    が含まれる方法。
  50. 請求項49に記載の方法であって、前記クライアントアプリケーションを実行する前記ステップは、通信インターフェイスアプリケーションとは独立に行われる方法。
  51. 請求項49に記載の方法であって、更に、少なくとも第1テストスクリプトを前記遠隔コンピュータに提供する段階が含まれ、前記クライアントアプリケーションを実行する前記ステップには、前記テストスクリプトを実行する段階が含まれる方法。
  52. 請求項49に記載の方法であって、更に、
    少なくとも第1テストスクリプトを前記遠隔コンピュータに提供する段階と、
    問題を診断する段階であって、前記少なくとも第1テストスクリプトを実行する段階が含まれる前記段階と、
    が含まれる方法。
  53. 請求項49に記載の方法であって、更に、
    ユーザによって識別された問題の選択を前記遠隔コンピュータにおいて受信する段階と、
    前記問題を診断する段階であって、前記選択に応じて実行される前記段階と、
    が含まれる方法。
  54. 請求項49に記載の方法であって、更に、
    少なくとも第1テストスクリプトを前記遠隔コンピュータに提供する段階と、
    前記テストスクリプトを実行する段階であって、少なくとも第1問題が、前記遠隔コンピュータに関連して識別される段階と、
    前記識別された問題を診断する段階と、
    が含まれる方法。
  55. 請求項49に記載の方法であって、前記遠隔コンピュータにインストールされたソフトウェアの一覧表が編集される方法。
  56. 請求項49に記載の方法であって、更に、提案された自動修正を行なうためのスクリプトを前記遠隔コンピュータに提供する段階が含まれる方法。
  57. 請求項49に記載の方法であって、更に、前記提案された自動修正を行なうために前記遠隔コンピュータでの信号の受信に応じて、前記提案された自動修正を行なう段階が含まれる方法。
  58. 請求項49に記載の方法であって、更に、
    識別及び選択された問題の内の少なくとも1つを診断する段階と、
    処置策を返す前記ステップの後、前記問題を再診断する段階と、
    が含まれる方法。
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