JP2004514072A - パルプを填料で処理するための方法および装置 - Google Patents

パルプを填料で処理するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004514072A
JP2004514072A JP2002543078A JP2002543078A JP2004514072A JP 2004514072 A JP2004514072 A JP 2004514072A JP 2002543078 A JP2002543078 A JP 2002543078A JP 2002543078 A JP2002543078 A JP 2002543078A JP 2004514072 A JP2004514072 A JP 2004514072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
fiber suspension
chemical
pulp
mixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002543078A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘンリクソン、カイ
Original Assignee
アンドリツ オサケユキチュア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンドリツ オサケユキチュア filed Critical アンドリツ オサケユキチュア
Publication of JP2004514072A publication Critical patent/JP2004514072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/63Inorganic compounds
    • D21H17/70Inorganic compounds forming new compounds in situ, e.g. within the pulp or paper, by chemical reaction with other substances added separately
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/04Addition to the pulp; After-treatment of added substances in the pulp
    • D21H23/20Apparatus therefor
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/63Inorganic compounds
    • D21H17/67Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments
    • D21H17/675Oxides, hydroxides or carbonates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

本発明はパルプを填料で処理するための方法および装置に関する。本発明による方法および装置はパルプに填料を混合することが同時にパルプを気体で処理することを要求するような填料によるパルプの処理に特によく適している。製紙工業のセルロースパルプ懸濁物と水酸化カルシウムを二酸化炭素で処理することは本発明の一つの好ましい態様として呈示される。

Description

【0001】
本発明はパルプを填料(filler)で処理するための方法および装置に関する。本発明の方法および装置はパルプに填料を混合することが同時にパルプを気体で処理することを要求するような填料によるパルプの処理に特によく適している。製紙工業のセルロースパルプ懸濁物と水酸化カルシウムを二酸化炭素で処理することは本発明の一つの好ましい態様として呈示される。
【0002】
紙の性質を改良するため又はセルロース系原料を節約するためにパルプすなわち製紙におけるセルロース繊維懸濁物には填料が添加される。広く使用されている一つの填料は炭酸カルシウムCaCOである。本発明は次の反応式を利用して沈殿および/または結晶化させることによって炭酸カルシウムをパルプの繊維上に形成する方法である:
Ca(OH) + CO → CaCO + H
【0003】
すなわち、炭酸カルシウムは水酸化カルシウムと二酸化炭素から生成される。パルプと水酸化カルシウムと二酸化炭素を混ぜ合わせると、製紙に有効に使用できる炭酸カルシウム繊維配合物が形成される。このプロセスはフィンランド特許公報FI−B−100670に詳細に説明されている。
【0004】
従って、セルロース繊維系パルプを填料で処理することを完全に記述しているフィンランド特許公報100670は本発明の出発点であると考えてもよい。この文脈における表現「セルロース繊維系パルプ」は製紙およびパルプ工業に使用されるパルプを称しており、このパルプは植物またはそれらのリグノセルロース含有部分たとえば木材または草の繊維から化学的または機械的に製造され、そして脱リグニンされているか又は部分的にもしくは完全に存在するリグニンを有しており、たとえば、セルロース、機械パルプ、リファイニング機械パルプ(refined mechanical pulp)、それらの混合物、それらに由来する微細物および/または誘導体である。転じて、用語「紙」は抄紙機によって製造された様々な等級のコートまたは非コートの紙および厚紙を称するのに使用されている。
【0005】
実際に、法律制定活動によって一部統制されている紙の購買者は紙製品の開発方向をますます指図している。印刷用紙の購買者は郵送コストを節減すること及び生じる廃棄物の量を減少させることを望んでいる。重量に依存する廃棄物料金は梱包に課される。紙製品の価格がエネルギーおよび環境保護税としてのかかる追加コストの負担によって増加することは広く流行している。該理由から、紙の購買者は紙製品が減少した重さを有しながらなお高品質を満たすことを望んでいる。
【0006】
従って、従来よりも少ない量の原料を使用して高品質の紙を製造することが試みられている。紙の重さが減少すると、紙の密度(density)が臨界的性質になる。多くの用途において、さらに臨界的な性質は紙のこわさ(stiffness)であり、それは密度が減少するとともに一般に減少する。従って、目的は密度ができるだけ低くなるように紙の構造を変更することである。これはさらに原料の需要量および製紙プロセスを設定する。
【0007】
紙系通信を電気通信に関連して競合状態に維持するには紙製品の印刷品質の更なる改良を要求する。紙の重量を減少させる活発な試みを考慮すると、紙品種のゆるやかで遅い開発はこの状況には不十分であり、紙質管理にはより活発な紙質開発が必要とされている。
【0008】
セルロース繊維の充填細孔(filling pore)および空洞(cavity)は何年も研究されている。研究によれば、利点はたとえば、製紙におけるよりよい填料歩留(filler retention)、紙の填料含有量を増加させる可能性、ワイヤーの汚れおよび磨滅の軽減、および紙の繊維屑の減少を包含する。Scallan他はこの関連で二酸化チタンの使用を報告している。米国特許第2,583,548号および第3,029,181号は水に容溶性の2つの塩たとえば塩化カルシウムと炭酸ナトリウムを使用して炭酸カルシウムを繊維内部および繊維表面に沈殿させる方法を開示している。この方法の欠点は可溶性副生物の生成であり、この副生物は繊維を製紙に使用するのに先立って洗い落とされなければならない。これは水需要量を増大させるので、この方法は極めて実現性がない。該方法の第二の欠点はセルロース繊維の表面での化学変化であり、それは繊維を紙製造に使用したときに紙強度の顕著な低下を生じさせる。
【0009】
特開昭62−162098号はセルロースと水酸化カルシウムの水性懸濁物の中へ二酸化炭素が導入されることによって炭酸カルシウムを沈殿させる方法を記載している。この方法の欠点は低い濃度(consistency)のパルプで処理が行われるということである。従って、炭酸塩の顕著な部分はバルク溶液中および繊維表面上に沈殿するが繊維内部には沈殿しないので、紙強度は比較的低いままである。その上、パルプが低濃度である場合には、要求される水の量および工業規模で必要とされる晶出性反応体の容積は非常に大きくなり、それは経済的でない。また、パルプおよび紙工業は使用水量を減少させることを目指し、最終目標は閉循環であるので、該目標を考慮すると低濃度のパルプで該方法を実行できるかどうかは疑問である。
【0010】
転じて、米国特許第5,223,090号は二酸化炭素による炭酸カルシウムの沈殿が中濃度のセルロース懸濁物(濃度5〜15重量%)の中で加圧ディスクリファイナー(pressured disc refiner)で行われる方法を記載している。この方法は従来の充填方法よりも優れた強度特性の紙を提供した。しかしながら、この方法の有意な欠点は炭酸カルシウムとその原料水酸化カルシウムが高度に耐磨耗性であるのでリファイナーブレードが急速に磨滅するということである。さらに、この方法は炭酸塩の沈殿に先立って、水酸化カルシウムとパルプを混合するための追加の低濃度ステージを伴う。従って、必要な水量はそれ以前の方法よりも実際には少なくならず、そのことはこの方法の製造規模への適用性を制約する。
【0011】
高濃度のパルプでの二酸化炭素による炭酸カルシウムの沈殿は濃度が2%を越すとセルロース繊維懸濁物の効率的混合がより複雑かつ困難になるという事実によって制約されている。これの理由は水中ではセルロース繊維が凝集塊(floc)を形成する傾向があるということであり、凝集塊の中では繊維は互いにまわりを取り巻かれている。この現象は1950年代から広く実験されており、凝集は繊維濃度が臨界値を越すときに常に起こる機械的現象であるということは明らかにされている。セルロース繊維については、この限界濃度は非常に低く、0.1%未満である。
【0012】
上記フィンランド特許第100670号に記載された発明の目的は上記欠点を解消することであった。特に、その発明の目的はセルロース繊維系パルプへの填料の導入が中濃度パルプ懸濁物の中で制御された仕方で行われるように新規導入方法を提供することであった。
【0013】
さらに、その発明の目的はよりよい填料歩留が達成され且つ以前ほどには填料が水で洗除されないような仕方で填料をセルロース繊維系パルプに添加する新規方法を導入することであった。その発明の更なる目的は市販の填料を使用したときよりも、得られる紙がより高い曲げこわさ(bending stiffness)を有するように填料をセルロース繊維系パルプに添加する新規方法を導入することであった。更に、その発明の目的はプロセス水処理に存在する問題、填料が水と一緒にプロセスから洗い流されることで引き起こされる問題、を解消することであった。特に、その発明の目的は填料をパルプに添加する方法が以前より高い紙中填料含有量の適用を促進しながら同時に良好な歩留を維持するようにする方法を導入することであった。
【0014】
前記公報における出発点はパルプが中濃度で流動条件下にあるときのセルロース繊維懸濁物に填料を添加し、パルプに水酸化カルシウムを添加し、そしてそれを二酸化炭素によって炭酸カルシウムに沈殿させることであった。
【0015】
しかしながら、主な課題は非常に大きな量の気体を比較的小さなパルプ流にどのようにして混合させるかである。フィンランド特許FI−B−100670に言及されているように、高い濃度の、明確には1%より高い、パルプで混合を行うことができれば好ましい。該特許では、その課題は気体を加圧しそして気体とパルプと液体の混合物を流動化させることによって解決されている。これは勿論実施できるが、該プロセスは少なくとも2つの問題を伴う。
【0016】
一つの問題は加圧と混合のエネルギー消費である。1日100トンの容量をもつプラントはこれらの操作には200kWをたやすく越すエネルギーを要求する。
【0017】
もう一つの有意な問題は気体容積である。二酸化炭素の気体容積は0.1〜0.5 nm/kgセルロース繊維であってもよい。パルプまたはパルプ懸濁物(セルロース繊維と水の混合物)の濃度がたとえば4%であれば、気体とパルプ懸濁物の容積の相関は4〜20であろう。混合物を10バールの圧力に加圧することによって、容積の相関は0.4〜2になろう。しかしながら、混合が流動キミサーで行われる場合には技術的に適用可能と考えられるのは0.3未満の相関である。すなわち、混合物の加圧でさえ、技術的に良好なレベルの達成には寄与せず、それは当然、効率の低下につながる。転じて、圧力を10バールより上にすることは勿論可能ではあるが、通常、装置要件は圧力が10バールを越すとより複雑になる。
【0018】
さらに、水酸化カルシウムを沈殿させるときには最も好ましい気体は煙道ガス(flue gas)であってその中の二酸化炭素が利用されるということを考慮に入れると、気体の容積はさらに増加する。煙道ガスの通常の二酸化炭素含量は約20%である。これは10バールの圧力では2〜10のガス/パルプ懸濁物の容積比につながる。実際、混合はFI−B−100670に記載された方法を使用しては技術的に不可能である。
【0019】
本発明に従ってパルプを填料で処理するための好ましい態様の特徴的な面はパルプと二酸化炭素含有気体が回転ドラムの中にパルプ濃度2〜20%好ましくは3〜7%でドラムの供給端で供給されること、および処理中に炭酸カルシウムが少なくとも20重量%の量で、好ましくは50重量%より大きい量で、さらにはパルプの乾燥重量からは100重量%より大きい量で、パルプ上に沈殿そして/または晶出されることである。気体の二酸化炭素含量は10%以上であり、煙道ガスの場合には好ましくは10〜25%であり、そして工業的二酸化炭素気体が使用される場合には好ましくは80%以上である。
【0020】
本発明の更なる態様の特徴的な面は気体が回転ドラム中をパルプ懸濁物に対向して流れることである。該向流方法は気体容積にはあまり敏感でない。ドラムは主として気体で満たされるが、パルプはその容積の画分だけを占める。操作はほぼ大気圧を最も好み、代表的には0.9〜1.2バールの範囲である。それでも、気体容積を減少させることがいくつかの理由で必要ならば、回転ドラムは必要ならば15バールまで加圧されてもよい。
【0021】
本発明の第二の好ましい態様の特徴的な面は水酸化カルシウムがパルプと一緒にドラムの中に供給されることである。水酸化カルシウムは気体の中に存在する二酸化炭素と反応し、そして炭酸カルシウムが繊維の上に沈殿する。
【0022】
本発明の第三の好ましい態様の特徴的な面はドラムが中間壁によって少なくとも2つの部分に、好ましくは3つより多い部分に、分割されていることである。中間壁の中には通り抜け(lead−through)すなわち通路が設けられており、そこからパルプと気体がドラムの後続部分へ通過できる。中間壁の目的はドラムの各部分間での気体の過剰混合を防ぐことである。従って、ドラムの様々な部分には明らかに様々な気体組成が維持されるであろう。
【0023】
本発明の第四の好ましい態様の特徴的な面はドラムの長さと直径の相関が2〜15、好ましくは4〜8、であるということである。この種のドラム幾何学によって、パルプと気体の両方がプラグフロー(plug flow)の形態でドラムの中を流れることを確保することが可能である。
【0024】
本発明の第五の好ましい態様の特徴的な面はドラムの直径が1〜4メートル、好ましくは1.5〜2.5メートル、であるということである。この種の構成はドラムの中でパルプが回転するときに適切な混合効率を与える。
【0025】
本発明の第六の好ましい態様の特徴的な面はドラム内でのパルプの平均滞留時間(average retention time)が代表的には3〜30分、好ましくは5〜15分、であるということである。
【0026】
本発明による方法および装置のその他の特徴的な面は特許請求の範囲の中に開示されている。
【0027】
以下に図面を参照して、本発明による方法および装置をさらに詳しく説明する。
【0028】
図1aおよび1bは本発明の好ましい態様による処理ドラムを図解している。ドラムは好ましくは円筒形の外殻12を含み、それは円錐であってもよいし又は部分的に円錐で部分的に円筒であってもよい。一つの可能な代替構成は多角形断面を有する処理ドラムであってもよく、それによって、ドラムはたとえば五角形または六角形または台形のプレート部分から形成され、そしてプレート部分がそれらの長辺で接続されて処理ドラムを形成してもよい。
【0029】
ドラム12は孔あけ(perforate)されておらず、そして好ましくは、その内面にフラットバー(flat bar)14が設けられており、それらバーはドラムの一端から他端まで全体に又はドラムの少なくとも殆ど全長に、ドラムの軸方向にまっすぐに又はそれからどちらかの方向に逸れて、延びている。フラットバー14の配向はドラム内での繊維懸濁物の滞留時間にある程度影響するであろう。しかしながら、同じ効果はドラム12の傾斜(banking)を変更することによって得られてもよい。フラットバー14の高さはドラム直径の10%の範囲、好ましくは、約100〜250mm、にある。他方において、フラットバー14の高さはドラム12の回転速度によっても影響されるので、高さは常に、回転速度に合致するように定められなければならない。
【0030】
本発明の更なる態様によれば、フラットバー14はもっとバケットに似るように形成されていてもよく、従って、それらの内縁16はドラムの回転方向に曲げられている。前記曲げ部16はフラットバー上にパルプを保留するのに寄与する。
【0031】
図1aはシュート18も示しており、シュートを通って繊維懸濁物が処理ドラム12の中へ供給される。シュート18はドラム12と一緒に回転する末端プレート20の中の中心開口22を通って又はドラムに対して封止された固定の非回転末端プレートの開口を通って懸濁物をドラムの中へ導く。必要ならば、シュートはドラムの末端の回転または固定どちらかのプレートに固定的に配置された導管(conduit)で置き換えられてもよく、その導管はドラムからの残留気体の完全な回収を促進する。
【0032】
この図の態様においては、ドラム12の他端はドラム12に対して封止された固定末端壁24を設けられており、前記末端壁はドラムから排出される処理済み繊維懸濁物のための導管26とドラムの中へ導入されるべき二酸化炭素含有気体のための導管28を設けられている。これら図はドラムを回転させるために使用される手段を示していないが、それら手段は既知である。ドラムを回転可能に配置する一つの方法はドラムがローラーによって支持されて回転できるようにマシンフレーム上に配置されたローラーの上に位置された強いガース(girth)とリングを、ドラムの長さ方向の少なくとも2箇所で、ドラム周囲に締め付けることである。実際の駆動モーターはリングの一つと接続して配置されたギアラック(gear rack)と一緒に操作するように配置されてもよい。
【0033】
図2は本発明によるドラム12の操作モード、すなわち、ドラム回転時のパルプの運動、を図解している。パルプ懸濁物をシュート18または同様の導管からドラム12の中へ供給したとき、パルプはドラム12の内面へ移動する。ドラム12が回転しても、パルプはフラットバー14によって上の方へ支持される。ドラム12の回転によって生じる遠心力とフラットバー14に対する繊維懸濁物の摩擦との両方に依存して、パルプは予め定められたレベルに達すると重力のためにドラム12にもたれて落下する。操作の観点での唯一の制約因子はドラムの回転運動によって生じる遠心力が重力より低いままでいることである。すなわち、ドラム12は繊維懸濁物がドラム12の内面から落下できないほど速く回転されるべきでない。
【0034】
装置が操作状態にあると、繊維懸濁物はドラム12の気体空間の中を落下してドラム12の表面に衝突する。気体空間の中を落下するときに、そして特にドラム12の表面に衝突しそこに液滴を形成するときに、パルプは気体空間およびその中に二酸化炭素と効率的に接触する。繊維懸濁物の液滴形成を強化することが望まれる場合には、ドラム内部により多くの衝突表面が提供されるように、たとえば、縦バー(longitudinal bar)、プレート、フラットバーまたは同様のものをドラム12の内部に配置することが可能である。
【0035】
ドラム12が縦方向に僅かに傾斜して保たれる場合には、又はフラットバー14が排出端に向かって僅かに傾斜している場合には、パルプはドラム12の各回転中に短い距離を供給から排出の方へと前進させられる。部分的には、パルプ自体の供給が同じ作用を行うが、それはドラムの供給端からその排出端までのパルプの流れを邪魔する中間壁またはその他障害物のないドラムの中でのみである。
【0036】
図3は本発明の好ましい態様によるドラム14の側断面図を示す。ドラム12の内部には少なくとも一つの中間壁30が配置されているが、ドラム12の中には一つより多い中間壁30を配置することが好ましい。中間壁の目的はドラム12の内部での気体の自由混合を防止し同時にドラム12の内部に多数の似た処理ゾーンまたは処理チャンバー32を形成することである。
【0037】
一つの代替構成によれば、中間壁には比較的小さな孔あけが、ドラム12の断面積の10%の範囲で、なされている。このようにすると、より弱い気体をより強い気体から離しておくことができるのでより高い効率が得られる。
【0038】
別の代替構成によれば、中間壁30には真ん中にたった一つの通路34が設けられていて、そこを通って、繊維懸濁物はドラム12の一つのチャンバーから別のチャンバーに移送される。このためには、リフティング部材またはシュートが各中間壁30と組み合わせて配置されており、それら部材またはシュートを通って繊維懸濁物はまず中間壁30の通路34の下端まで行き、そしてそこを通ってドラム12の別チャンバー32へ移る。
【0039】
図3に図解された装置は、繊維懸濁物が水酸化カルシウムと一緒に、装置の一端に位置したシュート18(図1に示されている)を通ってドラム12の中に供給されるように操作する。二酸化炭素を含有する気体、それは工業的に生成された二酸化炭素または煙道ガスどちらであってもよい、はドラムの反対側の端に位置した導管28を通ってドラム12の中に供給される。新鮮な処理気体が導管28からドラム12の中へ連続的に流れ込むと、ドラムの中に既に存在している気体は前方へ流れる傾向があるので、中間壁にあけた孔または中心通路34どちらかを経由して、繊維懸濁物の移動方向に対して向流的に、次のチャンバー32へと移動する。気体が向流的に流れるとき、同時に、二酸化炭素が繊維懸濁物中に存在する水酸化カルシウムと反応するので気体の二酸化炭素含量は減少する。すなわち、これは繊維懸濁物の流れ方向からみて最初の処理チャンバーの中では繊維懸濁物の水酸化カルシウム含量がその最も高いレベルにありそして前記チャンバー中の気体の二酸化炭素含量がその最も低いレベルにある状況をもたらす。それでも、大量の水酸化カルシウムのために、水酸化カルシウムが少量の二酸化炭素と反応し、それによって、二酸化炭素は効率的に利用される。
【0040】
まさにそれ故に、排出付近の、ドラムの他方の端では、繊維懸濁物中の水酸化カルシウムの量は小さいが、気体の二酸化炭素含量が大きいので、炭酸カルシウムの最大量を沈殿させるために全ての水酸化カルシウムが二酸化炭素と接触させられることが確保される。
【0041】
処理後に、導管26を経てドラム12から排出するパルプは顕著な量の炭酸カルシウムを10重量%以上、好ましくはより多く、10〜15倍も多く、含有している。供給された気体と比べて、ドラム12を後にする気体はより低い二酸化炭素を有し、その減少は炭酸塩の形態でパルプに合わされた二酸化炭素の量に対応している。
【0042】
実施例
1日当り約100トンの生成パルプがドラムで処理される。ドラム12の適切な長さは約12mであり、そして適切な直径は約2.2mである。ドラム12の適切な回転速度は15回転/分であり、そして滞留時間は約15分である。従って、ドラム12が回転すると、パルプは約230回落下するであろう、その時間中にパルプと水酸化カルシウムと二酸化炭素の良好な接触がパルプ内で確立される。多数の落下は殆ど連続した良好な混合を確実にさせる。
【0043】
パルプすなわち繊維懸濁物は填料すなわち炭酸カルシウムを効率的に充填されるであろう。炭酸カルシウムの適切な量は乾燥繊維の重量の約100重量%であってもよい。それで、供給されるべきパルプの量は約50トン/日である。
【0044】
二酸化炭素における気体はほぼ100%の工業的二酸化炭素であってもよい。しかしながら、二酸化炭素を含有する煙道ガス、たとえば、石灰釜(lime kiln)から得られる、が好ましい。その場合、気体の二酸化炭素含有量は約10〜25%、通常、約15〜20%、である。
【0045】
上記方法の利点としては、たとえば、低いエネルギー消費、および二酸化炭素含量の低い気体を利用する能力が挙げられる。例示ドラムのエネルギー要求は約50kWであり、それは多数の流動化学ミキサーおよびそれらの付属品に比べて低いとみられるはずである。ドラム解決法は気体圧縮機のような付属品を全く要求しない。ドラムから排出気体が出るのを促すための排出気体ブロワーは多分必要とされる唯一の付属品である。
【0046】
上記回転ドラムの他には、半径方向のミキシングアームを設けられた内部シャフトを有する固定ドラムもやはり繊維懸濁物の中に存在する水酸化カルシウムを二酸化炭素と接触させるために利用できる。パルプは気体空間中で二酸化炭素がパルプ粒子と及び特にその中の水酸化カルシウムと緊密に接触するようにミキシングアームによって混合される。使用されるドラムのサイズは上に呈示されたものよりいくらか小さくてもよい、何故ならば、ドラムのパルプ装填率がいくらかは更に高くてもよいからである。混合シャフトの回転速度は繊維懸濁物と気体の十分な混合を確保するためには10〜30回転/分のオーダーであるべきである。この態様に使用されるドラムの直径は0.3〜1.5mのオーダー、好ましくは0.5〜1.0m、にあり、そして直径に対する長さの比は4〜25、好ましくは5〜12、である。すなわち、かかる固定ドラムは回転ドラムよりはいくらか長くそして小さな直径を有する。プロセスに対して効果を有するその他パラメーター、たとえば、滞留時間、に関しては、この態様は上記解法に対応している。従って、この固定ドラムは望むならばやはり2つ以上のチャンバーに分割されていてもよい。
【0047】
以上から認められる通り、水酸化カルシウムを含有する繊維懸濁物を二酸化炭素と接触させるための経済的な新規方法が開発された。上記からは、本発明の記載は本発明が上記構成および方法だけをカバーするように制限されることを意図しないで本発明の幾つかの好ましい態様を呈示したに過ぎないということを認識されるはずである。従って、各図に提示された詳細は他の図との関係で記載された又はそうでなく記述部分に記載された解決法と関係して自由に使用されることは上記に子細には呈示されていないが可能である。従って、上記に基づけば、特許請求の範囲だけが本発明の範囲を定めることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1aは本発明の好ましい態様による処理ドラムの側面図である。
図1bは図1の処理ドラムのA−A断面図である。
【図2】
図1aおよび1bの処理ドラムの操作図である。
【図3】
本発明の第二の好ましい態様による処理ドラムを図解している。

Claims (25)

  1. 製紙に使用されるべき化学物質を生成するために製紙に使用される繊維懸濁物の中に存在する又はその中へ供給された第一化学物質を気体状化学物質と反応させるために前記繊維懸濁物を前記気体状化学物質と接触させる方法であって、
    繊維懸濁物と第一化学物質が処理ドラム(12)の中に供給され、
    前記気体状化学物質がドラム(12)の中に供給され、かつ
    気体状化学物質を繊維懸濁物中の第一化学物質と接触させるために繊維懸濁物がドラム(12)の中で混合される
    ことを特徴とする、前記方法。
  2. 前記混合はドラム(12)を回転させることによって行われることを特徴とする、請求項1の方法。
  3. 前記混合はドラム(12)の内側に配置された混合手段を回転させることによって行われることを特徴とする、請求項1の方法。
  4. 前記第一化学物質が繊維懸濁物と一緒にドラム(12)の中に供給されることを特徴とする、請求項1の方法。
  5. 前記気体状化学物質はドラム(12)の繊維懸濁物と反対側の端からドラム(12)の中に供給されることを特徴とする、請求項1の方法。
  6. ドラム(12)が多数の処理ゾーンに分割されていることを特徴とする、請求項1の方法。
  7. ドラムが10〜20回転/分の速度で回転されることを特徴とする、請求項2の方法。
  8. 繊維懸濁物がドラムの中で3〜30分間混合されることを特徴とする、請求項1の方法。
  9. 繊維懸濁物がドラムの中で5〜15分間混合されることを特徴とする、請求項1の方法。
  10. 前記気体状化学物質が二酸化炭素であることを特徴とする、請求項1の方法。
  11. 前記気体状化学物質が二酸化炭素を含有する煙道ガスであることを特徴とする、請求項10の方法。
  12. 前記気体状化学物質が水酸化カルシウムであることを特徴とする、請求項1の方法。
  13. 繊維懸濁物が中濃度でドラム(12)の中へ供給されることを特徴とする、請求項1の方法。
  14. 製紙に使用されるべき化学物質を生成するために製紙に使用される繊維懸濁物の中に存在する又はその中へ供給された第一化学物質を気体状化学物質と反応させるために前記繊維懸濁物を前記気体状化学物質と接触させるための装置であって、ドラム(12)、その中の、ドラム(12)の中へ供給されるべき繊維懸濁物のための導管(18)、前記気体状化学物質のための導管(28)およびドラム(12)から排出される処理済み繊維懸濁物のための導管(26)、および前記気体状化学物質と繊維懸濁物を混ぜ合わせるための手段を含むことを特徴とする前記装置。
  15. 前記混合手段はドラム(12)を回転させる手段を含むことを特徴とする、請求項14の装置。
  16. 前記混合手段はドラム(12)の内面に取り付けられたフラットバー(14)を含むことを特徴とする、請求項15の装置。
  17. 前記混合手段はドラム(12)の内側に配置されたバーまたは同様の衝突表面を含むことを特徴とする、請求項15の装置。
  18. 前記混合手段は固定ドラムの内側に配置された回転シャフトと前記回転シャフトに取り付けられたミキシングアームを含むことを特徴とする、請求項14の装置。
  19. ドラムの直径が1〜4mであることを特徴とする、請求項14の装置。
  20. ドラムの直径が1.5〜2.5mであることを特徴とする、請求項19の装置。
  21. 繊維懸濁物のための供給導管(18)と気体状化学物質のための供給導管(28)とが互いにドラム(12)の反対側の端に位置していることを特徴とする、請求項14の装置。
  22. ドラムの直径が0.3〜1.5mであることを特徴とする、請求項18の装置。
  23. ドラムの直径が0.5〜1.0mであることを特徴とする、請求項19の装置。
  24. ドラム(12)が中間壁(30)によって2つ以上のチャンバー(32)に分割されていることを特徴とする、請求項14の装置。
  25. 前記中間壁(30)の中には、気体と繊維懸濁物が1つのチャンバーから別のチャンバーの中へ移るのを促進するための1つ以上の通路(34)が配置されていることを特徴とする、請求項24の装置。
JP2002543078A 2000-11-16 2001-11-14 パルプを填料で処理するための方法および装置 Pending JP2004514072A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20002513A FI109483B (fi) 2000-11-16 2000-11-16 Menetelmä ja laitteisto massan käsittelemiseksi täyteaineella
PCT/FI2001/000986 WO2002040773A1 (en) 2000-11-16 2001-11-14 Method and apparatus for treating pulp with filler

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004514072A true JP2004514072A (ja) 2004-05-13

Family

ID=8559510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002543078A Pending JP2004514072A (ja) 2000-11-16 2001-11-14 パルプを填料で処理するための方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7070677B2 (ja)
EP (1) EP1356158A1 (ja)
JP (1) JP2004514072A (ja)
AU (1) AU2002215066A1 (ja)
CA (1) CA2429022C (ja)
FI (1) FI109483B (ja)
WO (1) WO2002040773A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013294A1 (fr) * 2006-07-24 2008-01-31 Tokuyama Corporation Feuille d'impression

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI120463B (fi) * 2003-07-15 2009-10-30 Upm Kymmene Corp Menetelmä paperin valmistamiseksi ja paperi
FI119563B (fi) * 2003-07-15 2008-12-31 Fp Pigments Oy Menetelmä ja laite paperin-, kartongin- tai muun vastaavan valmistuksessa käytettävän kuitumateriaalin esikäsittelemiseksi
DE10347920A1 (de) * 2003-10-15 2005-05-19 Voith Paper Patent Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Beladen einer Faserstoffsuspension
WO2008154961A1 (en) * 2007-06-21 2008-12-24 Metso Paper, Inc. A method and a mill system in connection with coating and filling a web
FI125278B (fi) * 2010-08-20 2015-08-14 Upm Kymmene Corp Menetelmä kalsiumkarbonaatin saostamiseksi sekä menetelmän käyttö

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3678598A (en) * 1970-06-19 1972-07-25 Phillips Petroleum Co Dual-drum dryer
US3780447A (en) * 1972-04-03 1973-12-25 Continental Oil Co Rotary dryer
US3966542A (en) * 1974-09-20 1976-06-29 General Signal Corporation Multi-stage bleaching of pulp using successively lower power levels
US4298426A (en) * 1979-06-15 1981-11-03 Weyerhaeuser Company Method and apparatus for treating pulp with oxygen in a multi-stage bleaching sequence
US4560527A (en) * 1984-04-24 1985-12-24 Kimberly-Clark Corporation Method of making agglomerated cellulosic particles using a substantially horizontal rotating drum
USH980H (en) * 1989-05-11 1991-11-05 Tennessee Valley Authority Two-stage, single-unit, and energy-efficient granulator dryer
US5087326A (en) * 1991-02-20 1992-02-11 Union Camp Patent Holding, Inc. Rotating pulp bleaching reactor having inner and outer shells and lifting means on the interior surface of the inner shell
DK0614452T3 (da) * 1991-11-29 1996-08-19 Robin Anthony Kyffin Varmebehandling af et materiale, som kan opblæres, til fremstilling af et let tilslagsmateriale
US5665205A (en) * 1995-01-19 1997-09-09 International Paper Company Method for improving brightness and cleanliness of secondary fibers for paper and paperboard manufacture
US5679220A (en) * 1995-01-19 1997-10-21 International Paper Company Process for enhanced deposition and retention of particulate filler on papermaking fibers
FI100670B (fi) 1996-02-20 1998-01-30 Metsae Serla Oy Menetelmä täyteaineen lisäämiseksi selluloosakuituperäiseen massaan
AU762430C (en) * 1998-02-20 2004-02-12 Specialty Minerals (Michigan) Inc Calcium carbonate synthesis method and resulting product
US6503466B1 (en) * 1998-08-06 2003-01-07 Voith Sulzer Paper Technology North America, Inc. Apparatus and method for chemically loading fibers in a fiber suspension
DE69939978D1 (de) * 1999-08-13 2009-01-08 Georgia Pacific France Papierherstellungsverfahren mit Fixierung von Mineralfüllstoff auf cellulosischen Fasern
US6355138B1 (en) * 2000-02-24 2002-03-12 Voith Sulzer Paper Technology North America, Inc. Method of chemically loading fibers in a fiber suspension
US6458241B1 (en) * 2001-01-08 2002-10-01 Voith Paper, Inc. Apparatus for chemically loading fibers in a fiber suspension
US6673211B2 (en) * 2001-07-11 2004-01-06 Voith Paper Patent Gmbh Apparatus for loading fibers in a fiber suspension with calcium carbonate

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013294A1 (fr) * 2006-07-24 2008-01-31 Tokuyama Corporation Feuille d'impression
KR101174952B1 (ko) 2006-07-24 2012-08-17 가부시끼가이샤 도꾸야마 인쇄용 시트

Also Published As

Publication number Publication date
FI109483B (fi) 2002-08-15
US7070677B2 (en) 2006-07-04
WO2002040773A1 (en) 2002-05-23
AU2002215066A1 (en) 2002-05-27
EP1356158A1 (en) 2003-10-29
US20040050508A1 (en) 2004-03-18
CA2429022A1 (en) 2002-05-23
FI20002513A (fi) 2002-05-17
FI20002513A0 (fi) 2000-11-16
CA2429022C (en) 2007-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6436232B1 (en) Procedure for adding a filler into a pulp based on cellulose fibers
JP2572191B2 (ja) パルプ漂白方法及びパルプ漂白反応器
FI119563B (fi) Menetelmä ja laite paperin-, kartongin- tai muun vastaavan valmistuksessa käytettävän kuitumateriaalin esikäsittelemiseksi
EP0030158B1 (en) Apparatus and process for medium consistency oxygen delignification of pulp
FI120463B (fi) Menetelmä paperin valmistamiseksi ja paperi
AU747174B2 (en) Apparatus and process for the preparation of precipitated calcium carbonate
CA1193807A (en) Method and apparatus for controlled addition of alkaline chemicals to an oxygen delignification reaction
RU2114231C1 (ru) Способ отбелки частиц высококонсистентной целлюлозы (варианты), реактор для отбелки частиц высококонсистентной целлюлозы и система для отбелки целлюлозы озоном
US5174861A (en) Method of bleaching high consistency pulp with ozone
JP2005517100A (ja) パルプ懸濁液に含有された繊維を調製するための方法
JP2004514072A (ja) パルプを填料で処理するための方法および装置
US5520783A (en) Apparatus for bleaching high consistency pulp with ozone
US6939438B2 (en) Apparatus for loading fibers in a fiber suspension with calcium carbonate
JP3691845B2 (ja) 高濃度パルプ粒子を漂白するための反応装置
EP0565625A1 (en) Chlorine-free process for bleaching lignocellulosic pulp
CA1176408A (en) Process for the oxygen delignification of pulp
JP2556679B2 (ja) 炭酸カルシウム内填紙
JPS63307108A (ja) 炭酸カルシウムの製造方法