JP2004513625A - オリゴヌクレオチドアナログの分析のための方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(発明の分野)
本発明は、実質的な量の、好ましくは50%以上の非荷電サブユニットを有するオリゴヌクレオチドアナログの分離、定量および/または単離するための方法に関する。特に、本発明は、分離のクロマトグラフィー方法または電気泳動方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
非常に多くの電荷に基づく分離方法が、生体高分子を用いた使用のために利用可能であり、この生体高分子(例えば、核酸および大多数のタンパク質)は、中性またはほぼ中性のpHで電荷を保有する。これらとしては、例えば、種々の様式の電気泳動、等電点電気泳動およびイオン交換が挙げられる。しかし、このような方法は、分子の事前のイオン化を伴わずには、実質的に非荷電のオリゴヌクレオチドアナログについて、一般的に利用できない。例えば、非荷電オリゴヌクレオチドのイオン交換分離の現行の方法は、高いpH(11を超える)(ここで、G塩基およびT塩基がイオン化する)または低いpH(3未満)(ここで、C塩基およびA塩基がイオン化する)のいずれかでの分子のイオン化を必要とする。いくつかの非荷電オリゴヌクレオチドアナログ(例えば、ホスホロアミデート結合オリゴマーまたはホスホロジアミデート結合オリゴマーのような)は、これらの低いpHで安定ではない。従って、穏やかな条件下(中性またはほぼ中性のpH)で行われ得る、このような非荷電分子の分離方法についての必要性が存在する。
【0003】
(発明の要旨)
本発明は、1つの局面において、オリゴマー分析物分子集団の分析および/または分離の方法を含み、ここで、これらの分子は、少なくとも50%が、中性またはほぼ中性のpHで非荷電である、結合したサブユニットから構成され、そして核酸または荷電核酸アナログである特定のプローブ分子と、ワトソンクリック塩基対形成を介してハイブリダイズし得る。この方法は、(a)プローブの相補的またはほぼ相補的な領域、および少なくとも1つの分析物分子が安定にハイブリダイズするような条件下で、(i)分析物分子の集団および(ii)プローブの混合物を、電荷保有分離媒体に適用し、それによって、プローブ−分析物二重鎖、一本鎖分析物、一本鎖プローブおよびそれらの組み合わせから選択される種の混合物を形成する工程、ならびに(b)その媒体内の種を分離する工程を包含する。
【0004】
好ましくは、プローブは、異なる分析物分子との二重鎖が、核酸のハイブリダイズしない部分の存在、長さまたは位置に関して異なるような長さおよび配列を有する。検出目的のために、このプローブを、好ましくは蛍光標識(例えば、フルオレセイン)で標識する。この標識は、代表的には、プローブの末端(例えば、5’末端)である。
【0005】
代表的な分離において、各々の分析物分子は、以下からなる群より選択されるヌクレオチド配列を有する:選択された配列、選択された配列の異なる長さのフラグメント、選択された配列の内部欠失改変体または内部挿入改変体、選択された配列の変異改変体、およびそれらの組み合わせ。このような欠失改変体、挿入改変体または変異改変体は、一般的には、選択された配列の8ヌクレオチド当たり、少なくとも1つのこのような欠失または変異を含む。1つの実施形態において、この改変体は、選択された配列の1ヌクレオチド改変体である。
【0006】
このプローブは、選択された配列に相補的な配列を含み得る。1つの実施形態において、このプローブは、選択された配列に等しい長さ、または選択された配列のわずか25%長い長さを有する。このプローブはまた、最も長い分析物分子よりも短いものであり得るが、この分離条件下で、少なくとも1つの分析物分子と安定な二重鎖を形成するに有効な長さのものである。例は分離であり、ここで、分析物分子の間の長さおよび/または配列におけるバリエーションは、所定のサブ領域内(例えば、分析物分子の末端、または分析物分子の末端近傍)で生じ、そしてこのプローブは、分析条件下で、このサブ領域に安定にハイブリダイズするに有効である。好ましくは、このプローブは、複数の分析物分子またはすべての分析物分子と安定な二重鎖を形成するに有効であり、そしてこのような二重鎖は、電荷保有媒体内で、互いに分離され、そして一本鎖種から分離される。
【0007】
例えば、この集団は、選択された配列のN−1欠失改変体である分析物分子を含み得、そしてこのプローブは、欠失部位を含む分析物分子の領域で、分離条件下において、少なくとも複数のこのような分析物分子と安定にハイブリダイズするに有効である。
【0008】
別の実施形態において、プローブは、選択された配列のN−1欠失改変体と同一の配列および長さを有し、そして分析条件は、プローブが、このN−1欠失改変体とのみハイブリダイズするような条件である。
【0009】
さらなる実施形態において、長さおよび/または配列バリエーションが生じるサブ領域が、分析物分子で、または分析物分子の近傍で生じ、そしてこのプローブは、この分析物末端にハイブリダイズする標識部分を末端に含む。この標識部分は、好ましくは、蛍光部分(例えば、フルオレセイン)である。
【0010】
電荷保有支持体は、イオン交換媒体(ここで、工程(b)の分離工程は、媒体を通じて溶離液を通過させる工程を包含する)、または電気泳動媒体(ここで、工程(b)の分離工程は、媒体の反対の境界間に、電場を印加する工程を包含する)であり得る。この電気泳動媒体は、非篩分け(non−seiving)媒体であり得る。この媒体はまた、積載的(superimposed)pH勾配(すなわち、等電点電気泳動における使用のための勾配)を含む媒体であり得る。
【0011】
好ましくは、この分析物分子は、少なくとも75%が非荷電である結合したサブユニットから構成される;1つの実施形態において、すべてのサブユニットが、非荷電である。分析物分子の例としては、ペプチド核酸、ホスホトリエステルオリゴヌクレオチド、メチルホスホネートオリゴヌクレオチド、モルホリノオリゴマー、および別のメンバーあるいはDNA、2’−O−アルキルRNAまたは2’−O−アリルRNAとのこの群の任意のメンバーのキメラが挙げられる。好ましい実施形態において、この分析物分子は、モルホリノオリゴマーであり、好ましくは、ホスホロアミデートサブユニット間結合および/またはホスホロジアミデートサブユニット間結合を有する。このプローブは、好ましくは、DNA、RNA、2’−O−アルキルRNA、2’−O−アリルRNA、ホスホロチオエートDNA、または任意のこれらのキメラであり、そして最も好ましくは、DNAである。分離の実行において、このプローブは、好ましくは、集団において、あらゆる分析物分子とハイブリダイズするに必要な濃度を超えた濃度で、混合物中に存在する。
【0012】
1つの実施形態において、この方法は、集団中の少なくとも1つの標的分析物分子との標識プローブの二重鎖を検出および定量する工程をさらに包含する。別の実施形態において、この方法は、少なくとも1つのプローブ/分析物二重鎖を単離する工程をさらに包含する。
【0013】
本発明のこれらの目的および特徴ならびに他の目的および特徴は、以下の発明の詳細な説明を、添付の図面と組み合わせて読む場合に、より完全に明らかになる。
【0014】
(発明の詳細な説明)
(I.定義)
以下の用語は、別に示されない限り、以下の意味を有する。
【0015】
本明細書中で使用される場合、「オリゴマー」分子は、およそ8〜100ヌクレオチド、好ましくは、およそ10〜50ヌクレオチド、そしてより好ましくは、およそ10〜30のヌクレオチドのサブユニットを有するオリゴヌクレオチドアナログである。
【0016】
オリゴヌクレオチドまたはそのアナログは、ハイブリダイゼーションまたは二重鎖形成が、2つの一本鎖オリゴヌクレオチドまたはアナログの間で生じる場合に、互いに「相補的」と記載される。相補性(1つのオリゴヌクレオチドまたはアナログが、別のオリゴヌクレオチドまたはアナログと相補的である度合い)は、反対の鎖における塩基の割合に関して定量可能であり、この反対の鎖は、一般的に認められる塩基対合規則に従って、互いに水素結合を形成することが予想される。本発明に関連して、荷電核酸またはアナログは、荷電オリゴマープローブと非荷電分析物との間に形成された二重鎖が、二重鎖形態で分離媒体から溶出されるに十分に安定である限りは、分析物配列に100%相補的であり得るか、またはほぼ相補的(例えば、1つ以上のミスマッチまたは欠失を含む)であり得る。このような場合において、このプローブおよび分析物は、分析条件下で、「安定にハイブリダイズされる」か、または「安定な二重鎖」を形成する。特に、PMOのN−1欠失配列は、以下に実証されるように、Nマーの荷電核酸とのハイブリダイゼーションによって分離可能であることが見出された。
【0017】
二重鎖におけるDNAの「ハイブリダイズしない」セグメントまたは別の荷電オリゴマーは、末端の一本鎖部分ならびに欠失部位またはミスマッチ部位での内部「ループ」をいい得る(例えば、図4Bのような)。
【0018】
オリゴヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドアナログの「サブユニット」は、オリゴマーの1つのヌクレオチド(またはヌクレオチドアナログ)単位をいう。この用語は、付着したサブユニット間結合を有するかまたは有さないヌクレオチド単位をいい得るが、「荷電サブユニット」といわれる場合には、電荷は、代表的には、サブユニット間結合(例えば、ホスホジエステル結合またはホスホロチオエート結合)の内部に存在する。
【0019】
本明細書中で使用される場合、「非荷電」サブユニットは、およそ5〜およそ9のpH範囲に対応して、中性またはほぼ中性のpHで非荷電であるサブユニットである。このサブユニット結合はまた、この範囲外のpHで非荷電のままであり得る。しかし、このpHは、C塩基およびA塩基がイオン化するpH(およそ3)を超えなければならず、そしてG塩基およびT塩基がイオン化するpH(およそ11)未満でなければならない。本明細書中に開示される分析は、好ましくは、上記で規定されるような、中性またはほぼ中性のpHで行われる。フルオレセイン標識が使用される場合、穏やかに塩基性のpH(すなわち、7〜9)が好ましい。
【0020】
「荷電」サブユニットは、上記で規定されるように、中性またはほぼ中性のpHで荷電したサブユニットである。例は、ホスホジエステル(ネイティブDNA)結合サブユニットまたはホスホロチオエート結合サブユニットである。
【0021】
「モルホリノオリゴマー」は、図1に示される形態のモルホリノサブユニット構造から構成されるオリゴヌクレオチドアナログであり、ここで、(i)この構造は、1〜3原子長のリン含有結合によって互いに結合され、1つのサブユニットのモルホリノ窒素を、隣接サブユニットの5’環外炭素に結合し、そして(ii)PiおよびPjは、ポリヌクレオチド中の塩基への塩基特異的水素結合によって結合するに有効な、プリンまたはピリミジン塩基対合部分である。このプリンまたはピリミジン塩基対合部分は、代表的には、アデニン、シトシン、グアニン、ウラシルまたはチミンである。モルホリノオリゴマーの合成、構造および結合特性は、米国特許第5,698,685号、同第5,217,866号、同第5,142,047号、同第5,034,506号、同第5,166,315号、同第5,521,063号および同第5,506,337号に詳述され、これらのすべては、本明細書中において参考として援用される。
【0022】
図1Bに示されるサブユニットは、図2のB−Bで示されるように、6原子反復単位の骨格について使用される。これらの構造において、5’モルホリノ炭素をリン基に結合する原子Y1は、硫黄、窒素、炭素または好ましくは、酸素であり得る。リンから張り出したX部分は、塩基特異的水素結合を妨げない任意の安定な基である。好ましい基としては、アルキル、アルコキシ、チオアルコキシおよびアルキルアミノ(環状アミンを含む)が挙げられ、これらのすべては、塩基特異的結合が分裂しない限り、様々に置換され得る。アルキル、アルコキシおよびチオアルコキシは、好ましくは、1〜6個の炭素原子を含む。アルキルアミノは、好ましくは、低級アルキル(C1〜C6)置換をいい、そして環状アミンは、好ましくは、酸素、窒素および硫黄から選択される1〜2個のさらなるヘテロ原子を必要に応じて含む、5〜7員の窒素複素環である。Zは、硫黄または酸素であり、そして好ましくは、酸素である。
【0023】
好ましいモルホリノオリゴマーは、図2B−Bに示される形態のモルホリノサブユニット構造から構成され、ここで、この構造は、ホスホロジアミデート結合によって互いに結合され、ここで、X=NH2、NHRまたはNR2(ここで、Rは、低級アルキルであり、好ましくは、メチルである)、Y=OおよびZ=Oであり、1つのサブユニットのモルホリノ窒素を、隣接サブユニットの5’環外炭素に結合し、PiおよびPjは、塩基特異的水素結合によって、ポリヌクレオチド中の塩基に結合するに有効なプリンまたはピリミジン塩基対合部分である。また、交互のホスホロジアミデート結合を有する構造が好ましく、ここで、図2B−Bにおいて、X=低級アルコキシ(例えば、メトキシまたはエトキシ)であり、Y=NHまたはNRであり、ここで、Rは、低級アルキルであり、そしてZ=Oである。
【0024】
「ペプチド核酸」において、オリゴヌクレオチド骨格のデオキシリボースホスホジエステル単位が、ポリアミド結合で置換される。適切な骨格間隔が、2−アミノエチルグリシン単位の使用によって達成され、ヌクレオチド塩基が、メチレンカルボニル基を介して各々の2−アミノ基に付着する。
【0025】
「2’−O−アリル(またはアルキル)改変オリゴヌクレオチド」は、2’ヒドロキシルが、それぞれアリルエーテルまたはアルキルエーテルに転換されるオリゴヌクレオチドである。アルキルエーテルは、代表的には、メチルエーテルまたはメトキシエチルエーテルである。
【0026】
「アルキル」は、炭素および水素を含む完全に飽和した非環式一価の基をいい、これは、分枝鎖または直鎖であり得る。アルキル基の例は、メチル、エチル、n−ブチル、t−ブチル、n−ヘプチルおよびイソプロピルである。「低級アルキル」は、メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルおよびt−ブチルによって例示されるような、1〜6個の炭素原子、および好ましくは、1〜4個の炭素原子のアルキル基をいう。
【0027】
(II.分離方法)
本発明は、本明細書中で分析物分子といわれる、実質的に非荷電のオリゴマー分子の集団の分離方法および/または分析方法を提供する。本発明の文脈において、「実質的に非荷電の」オリゴマー分子は、すべてのサブユニットが、(中性またはほぼ中性のpH、すなわち、およそ5〜およそ9で)非荷電であるか、または十分な数が非荷電であるかのいずれかである分子であり、その結果、荷電オリゴマー(例えば、DNA)との異なる長さの分析物分子の二重鎖が、本明細書中に記載される分離方法によって分離可能である。好ましくは、50%を超えるサブユニット、より好ましくは、75%を超えるサブユニット、そして最も好ましくは、90%を超えるサブユニットが非荷電である。1つの実施形態において、このポリマーのすべてのサブユニットが非荷電である。分析物分子は、塩基対合部分の配列を支持する骨格を含み、この塩基対合部分は、ワトソンクリック塩基対形成を介して、相補的プローブ中の塩基とハイブリダイズするに有効であるという意味で、オリゴヌクレオチドアナログである。
【0028】
分析物分子は、全長ポリマーの合成的調製または分解から産生され得る場合、異なる長さ(例えば、同じ「親」配列(Nマー)の異なる長さのフラグメントの混合物において)であり得る。内部欠失改変体または内部変異改変体(すなわち、所定のヌクレオチドが、それぞれ、存在しないかまたは異なるヌクレオチドで置換される改変体)がまた存在し得、そして内部挿入改変体が存在し得る。(N−1またはN+1フラグメントがまた、それぞれ末端欠失または末端挿入とみなされ得ることに注意のこと。)このような改変体は、代表的には、およそ8ヌクレオチド当たり多くとも1バリエーションだけ、「親」配列と異なる。1つの実施形態において、この改変体は、選択された配列の1ヌクレオチド改変体である。種々の位置での1ヌクレオチドの欠失によってのみ配列が異なる同じ長さのオリゴマー(すなわち、選択された配列の異なるN−1種)の分解が、以下の実施例に例示される。単一位置の改変体配列の分離もまた、意図される。
【0029】
分離は、種々の非荷電または実質的に非荷電のオリゴマー分子と、相補的な荷電オリゴヌクレオチドプローブ(これは、好ましくは、DNA分子である)との間の二重鎖の形成に基づく。以下の議論において、荷電オリゴヌクレオチドプローブは、DNAといわれる;しかし、RNAまたは荷電オリゴヌクレオチドアナログがまた、プローブとして使用され得ることが理解される。
【0030】
本方法の1つの実施形態において、分析物混合物は、同じ配列の異なる長さのフラグメント(これは、全長配列を含み得る)の混合物を含み、そしてDNA分子は、集団において最も長い分析物分子の予想された長さと同じ長さか、またはその予想された長さをわずかに超え、そして最も長い分析物分子の全長に相補的な(または、ほぼ相補的な)配列を有する。(より長いプローブ(例えば、最も長い分析物分子よりもおよそ25%まで長いプローブ)がまた、使用され得る。)従って、分析物分子の長さに依存して、この分子:DNA二重鎖は、例えば、図3に示されるように、完全な二本鎖であるか、またはいくつかの長さの一本鎖のハイブリダイズしないDNAを含むかのいずれかである。
【0031】
例えば、所定の配列を有するモルホリノオリゴマーの異なる長さのフラグメントのアニオン交換HPLC分離において、一本鎖オリゴマー(これは、非荷電である)が、少なくともアニオン交換カラム上に保持される。相補的DNAは、荷電したホスホジエステル骨格を有し、そして一本鎖形態において、配座が制限されない。従って、これは、正に荷電した固定相との相互作用を最大にし得るので、カラム上で最も長く保持される。(このような非制限電荷は、図3において、ボールドフェースの負電荷によって例示される。)オリゴマー:DNA二重鎖は、ハイブリダイズしないDNAと同じ電荷を有するが、DNA骨格のうちのいくつかまたはすべては、二重鎖構造によって配座が束縛され、これは、固定相との骨格電荷の最適の相互作用を妨げる(図3において、ボールドフェースではない負電荷によって例示されるような)。従って、二重鎖は、束縛されない一本鎖DNAの量に依存した速度で、未結合のPMOとDNAとの間で溶出する。このような分離を、以下の実施例において実証する。
【0032】
内部欠失配列の場合において、DNAのハイブリダイズしないループは、図4Bに例示されるように、二重鎖における異なる位置(欠失位置)で生じる。分解は、一般に、異なる長さの配列についての分解ほど優れていないが(ここで、二重鎖は、いくつかの長さの一本鎖DNAを含む)、このような欠失配列はまた、実施例2において示されるように分解され得る。
【0033】
分離工程はまた、最も長いと予想される分析物分子よりも短いDNA分子を用いて行われ得る。この場合において、DNA分子は、分析物分子の一部分にハイブリダイズする配列を有し、ここで、この部分は、各々の分析物分子の領域を含み、この領域において、分析物分子間の変異が予想され、そして安定な二重鎖を形成するに有効な長さである。例えば、分析物分子が、所定の末端での短縮によって、互いに異なる場合、得られた二重鎖は、図4Aに例示されるように、荷電DNAのハイブリダイズしない部分に関して異なる。図4Aに示されるように、DNAはまた、短いハイブリダイズしない末端配列(NNNNによって、図に示される)を含み得る。
【0034】
本発明の利点は、分解(特に、N−1マーの欠失配列の分解)において予想される増大である。図4A〜Bに示されるように、短縮または欠失を含む分析物分子の一部分とのみハイブリダイズするDNAは、分子全体にハイブリダイズするDNAよりも優れた分解を提供することが予想される。なぜなら、相互作用の識別に関して、「非特異的」相互作用の割合が減少するからである。従って、この変異は、混合物の分解について最も適切であり、これにおいて、長さおよび/または配列の変異は、1つの末端、またはオリゴマーの特定の領域内部で広く生じることが予想される。
【0035】
全長「親」オリゴマーからのN−1欠失改変体種の二重鎖の分離が、(1)欠失が、オリゴマーの末端(例えば、5’末端)、またはその末端付近で生じる場合、および(2)二重鎖の形成に使用されるプローブが、ハイブリダイズする末端(この場合においては、3’末端)で、標識部分(例えば、フルオレセインのような蛍光部分)を含む場合に増強されることがまた見出されている。類似の増強された分離は、N−1欠失が、分析物オリゴマーの3’末端またはその末端付近で生じ、そしてプローブが、5’末端でそのように標識される場合に観察される。
【0036】
プローブはまた、特定のN−1種(その種の同じ長さおよび配列である)を特異的に標的し得、そして分析は、十分にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で(代表的には、温度に関して)行われ、その結果、プローブは、そのN−1種とのみ安定にハイブリダイズする。あるいは、分析は、幾分低いストリンジェント条件下で行われ得、その結果、プローブは、Nマーおよびいくつかの他のN−1種と安定にハイブリダイズし得、そして二重鎖は、電荷保有分離媒体との異なる相互作用に基づいて分離され得る。
【0037】
分離または分析の実行において、分離されるべき分子集団および荷電プローブ分子(好ましくは、標識DNA)の混合物が、適切なハイブリダイズ条件下で形成され、そしてこの混合物が、電荷保有分離媒体(好ましくは、アニオン交換カラム)に適用される。DNAプローブが、相補的領域またはほぼ相補的な領域を有するあらゆる分析物分子と安定にハイブリダイズすることが望まれる場合、このプローブが、好ましくは過剰に添加される。次いで、二重鎖が、媒体内部で、代表的には溶出によって、中性またはほぼ中性のpH(およそ5とおよそ9との間)で分離される。
【0038】
この分析は、一般的には、所望の分析物の二重鎖の十分にTm未満の温度で行われて、その分析物が、分離の間に二重鎖形態のままでいることを確実にする。好ましくは、この温度は、最も低いと予想されるTm未満のおよそ20℃である。しかし、例えば、上記のように、プローブが、選択種のみと安定にハイブリダイズすることが所望である場合、より高い温度が用いられて、ストリンジェンシーを増大し得る。
【0039】
この方法は、標識DNAとのハイブリダイゼーションによって、低いレベルの分析物の検出を可能にする。この標識は、好ましくは、蛍光標識(例えば、フルオレセイン)であり、そして代表的には、DNAプローブの末端に付着する。分析物のフラグメントを含むかまたは分析物のフラグメントであるが、しかし異なる長さである配列を有する内部標準が、分析物の定量について使用され得る。実施例3は、血漿サンプルにおける極めて低いレベル(およそ10ng)の特定のPMOの検出におけるこの方法の使用を実証する。
【0040】
(III.分析物分子)
上記のように、本発明の文脈において、「実質的に非荷電の」オリゴマー分子は、オリゴヌクレオチドアナログであり、このアナログにおいて、ヌクレオチドサブユニットのすべてが、中性またはほぼ中性のpH(およそ5〜およそ9)で非荷電であるか、または十分な数が、上記のpHで非荷電であり、その結果、荷電オリゴマー(例えば、DNA)との異なる長さの分子の二重鎖が、本明細書中に記載の分離方法によって分離可能である。
【0041】
周知の非荷電オリゴヌクレオチドアナログの例としては、非荷電のサブユニット間結合を有する、ペプチド核酸、ホスホトリエステルオリゴヌクレオチド、メチルホスホネートオリゴヌクレオチドおよびモルホリノオリゴマーが挙げられる。好ましい実施形態において、分析物オリゴマーは、非荷電のサブユニット間結合を有するモルホリノオリゴマーである。このような結合は、図2AA〜2EEに例示される。好ましい実施形態において、この結合は、図2B−Bによって示されるように、ホスホロジアミデート結合(ここで、X=NH2、NHRまたはNR2(ここで、Rは低級アルキルであり、好ましくは、メチルである)、Y=OおよびZ=Oである)、ならびに図2B−Bによってまた示されるような交互のホスホロジアミデート結合(ここで、X=OR、Y=NHまたはNR、およびZ=O(ここで、Rは低級アルキルである))から選択される。これらの結合のいずれかを有するモルホリノオリゴマーが、本明細書中でPMOといわれる。
【0042】
分析物分子はまた、上記で示されたオリゴヌクレオチドアナログのキメラを含み得る。また、キメラ(例えば、荷電オリゴマー(例えば、DNA、2−O−アルキルRNAまたは2−O−アリルRNA)を含む交互コポリマー)が含まれる。上記のように、このようなコポリマーの少なくとも50%のサブユニットが非荷電であることが好ましい。
【0043】
荷電核酸に相補的な領域を有さない分析物分子が、ハイブリダイズされないまま残り、そして荷電ベースの分離を伴わずに、荷電媒体を迅速に通過することが予想される。従って、本発明の方法は、同じ配列の異なるフラグメントを示す分析物分子の混合物について最も適切である。例は、実施例1に例示されるように、合成反応混合物である。この実施例は、ただ1つのサブユニットだけ長さが異なるいくつかのPMOの混合物の分離における方法の使用を例示する。実施例2は、N−1欠失配列の分解を例示する。生物学的経路または他の経路によるオリゴマーの骨格開裂がまた、分解産物の分析によって決定され得る。
【0044】
(IV.荷電核酸オリゴマー)
二重鎖形成について使用される荷電核酸は、最も代表的なDNAである。しかし、任意の荷電した、安定にハイブリダイズするRNAアナログまたはDNAアナログがまた使用され得る。このオリゴマーは、好ましくは、そして最も簡便に、完全に荷電しているが、十分な数の荷電サブユニットを含むことのみが必要であり、その結果、異なる長さの分析物分子とのこのオリゴマーの二重鎖が、本明細書中に記載される分離方法によって分離可能である。分析の簡便化および単純化について、一種の(すなわち、1つの長さおよび配列の)荷電核酸またはアナログが好ましくは用いられる。
【0045】
使用され得る荷電核酸アナログとしては、改変DNA、RNA、改変RNA(例えば、2’−O−アルキルRNAまたは2’−O−アリルRNA)およびホスホロチオエートDNAが挙げられる。この意味での「改変」は、このような改変が、荷電:非荷電二重鎖のハイブリダイゼーションまたは分解を妨げない限りは、リボース糖基または塩基対合部分(例えば、C−2−メチルまたはC−2−プロピニル置換塩基)に対する改変を含む。
【0046】
分離ストラテジーに従って、DNAまたは荷電アナログは、異なる分析物分子とのその二重鎖が、二重鎖形成の際に生じるハイブリダイズしない部分(すなわち、一本鎖もしくは内部ループ)の存在、長さおよび/または位置に関して異なるような長さおよび配列を有する。これは、分離されると意図される最も長い分析物分子の少なくとも一部分の配列に相補的またはほぼ相補的である。これはまた、末端のハイブリダイズしない配列を含み得る(図4A〜Bを参照のこと)。
【0047】
本方法の1つの実施形態において、DNAは、分離されると意図される最も長い分析物分子の予想される長さと同じかまたはそれを超える長さを有する。しかし上記のように、より短いDNAが、特に分析物分子間の予想される差異が、主に分析物分子の推定サブ領域内にある場合に使用され得る。
【0048】
このDNAは、最も長い分析物分子よりも長くあり得、そして/またはハイブリダイズしない配列を含み得、二重鎖におけるハイブリダイズしないDNAの長さの増大が、より長い保持時間および電荷保有媒体との非特異的相互作用の増大をもたらす。従って、大半の適用について、DNAは、最も長い分析物分子の予想される長さよりもわずか約25%長い。
【0049】
検出目的について、プローブが、好ましくは、蛍光標識(例えば、フルオレセイン)で、そして好ましくは、プローブの5’末端または3’末端で標識される。
【0050】
(V.分離技術)
荷電した生体高分子の分離に有用な任意の荷電ベースの分離技術が使用されて、本発明に従って、荷電核酸またはアナログと実質的に非荷電の分析物分子を混合することによって形成される荷電:非荷電二重鎖を分離し得る。このような技術は、当該分野で周知である。一般に、この混合物は、当該分野で公知の手順に従って、分離について電荷保有分離媒体に適用される。分離は、中性またはほぼ中性のpHで、DNAおよび分析物分子間の二重鎖が、分離目的について十分に維持されるような条件下で行われる。好ましい方法において、電荷保有媒体は、イオン交換樹脂(特に、アニオン交換カラム)であり、そして溶出は、以下の実施例のように、中性またはほぼ中性のpHで行われる。
【0051】
他の実施形態において、電荷保有分離媒体は、電気泳動媒体である。このような媒体は、当該分野で周知の手順に従って、反対の境界間に電場を印加することによって荷電される。このような媒体における荷電分子の分離の確立された分離方法としては、キャピラリー電気泳動、ゲル電気泳動(例えば、PAGE(ポリアクリルアミドゲル電気泳動))および等電点電気泳動が挙げられ、これは、積載的pH勾配を利用する。本発明の方法は、非篩分け媒体、すなわち、サイズによって分子を識別しない媒体を利用し得る。例は、非ゲルキャピラリー電気泳動および非ゲル等電点電気泳動である。
【0052】
(VI.適用)
代表的な分析において、最も長いと予想される分析物分子の少なくともいくつかの領域と相補的か、またはほぼ相補的であるDNA分子(代表的には、蛍光標識されたDNA分子)が、上記のように、分析物分子を含むサンプルと混合される。このサンプルは、既知の単離プロトコル(例えば、実施例3において、血漿について以下に記載されるような)に従って、分析について調製される生物学的サンプル(例えば、血漿、尿または組織溶解物サンプル)であり得る。あるいは、これは、オリゴヌクレオチド合成由来の産物の混合物であり得る。極めて過剰のDNAが用いられて、二重鎖の完全な形成を確実にし得る。なぜなら、遊離のDNAは、二重鎖から十分に離れて移動し、これは、妨げないからである。好ましくは、DNAは、さらなる使用について、特に、反応混合物の予備分離の場合に回収される。
【0053】
以下の実施例1は、20マーのPMOから、13マー〜19マーの短縮型種のイオン交換による分離を例示する。分離は、7〜9のpH範囲を有する溶離液を用いて、Dionex DNA Pac(登録商標)イオン交換カラム上で行われた。図5A〜Bに示されるように、1ヌクレオチド長だけ異なる種が、明確に分解された。
【0054】
実施例2は、種々の19マーのN−1欠失種の分離を示し、これにおいて、1ヌクレオチドが、親の20マーから欠失された。異なる19マーの保持時間における差異が、図6〜9に示される。
【0055】
これらの分析のすべてにおいて、サンプルマトリックスからの極めて少ないバックグラウンドが観察され、そして極めて低いレベルの分析物が、検出および定量され得る。血漿サンプルにおける標的PMOの検出におけるこの方法の感受性は、実施例3に実証される。較正曲線(図10)は、200μLの血漿サンプル、および図11に示される漸増量の15マー標準を用いて調製された。血漿サンプルの分析において、15マーの内部標準が、20マーの分析物から正確に分離され、これは、10ngまたは50ng/mLのレベルで検出された(図12)。
【0056】
(実施例)
以下の実施例は、本発明を例示するが、本発明を制限するように意図されない。
【0057】
(材料および方法)
DNAを、Hybridon Specialty Productsから購入した。分析物(配列ACG TTG AGG GGC ATC GTC GC(配列番号1)を有するPMO)および配列GAG GGG CAT CGT CGC(配列番号2)を有する内部標準としての15マーのフラグメント(図11)を、標準的な方法に従って、AVI BioPharmaで調製した。(配列番号1は、Genbank登録番号X00196のヌクレオチド2551〜2570に対応するヒトc−myc遺伝子配列に対するアンチセンスである。)15マーの同一性を、MALDI−TOF質量分析法によって確認した(計算値、M+H 5350.6、見出された値、5350.0)。
【0058】
HPLCを、Rainin Al−200自動サンプラーを備えた、そしてVarian 9075蛍光検出器に接続したVarian 9010「挿入」ポンプを用いて行った。データ獲得を、Varian Starクロマトグラフィーワークステーション、5.3版を用いて行った。HPLC条件は、以下に記載される通りであった。
【0059】
(実施例1.20マーPMOの13マー〜19マーの短縮型種の分解)
13マー〜19マーの短縮型種、および配列ACG TTG AGG GGC ATC GTC GC(配列番号1)を有する親の20マーPMOとの混合物を、相補的な20マーDNAとの錯形成反応によって分解した。HPLC条件は、以下の通りであった:
カラム:Dionex DNA Pac(登録商標)PA−100(250×4mm、15μ粒子サイズ)
移動相:A:0.025M Tris(pH9);B:0.025M Tris(pH9)/1M NaCl
勾配:A:B:C 0分で90/10〜20分で55/45
流速:1.5mL/分
波長:254nm
温度:25℃
図5A〜Bに示されるように、すべての種が分解された。上記で議論されるように、保持時間の変化は、それぞれのPMO:DNA二重鎖の配座が制限されない荷電および配座が抑制される荷電の相対比に起因すると考えられる。
【0060】
(実施例2.N−1欠失種の分解)
本研究において、配列ACG TTG AGG GGC ATC GTC GC(配列番号1)を有する20マーPMO由来のN−1 19マー種とのDNA二重鎖の保持時間を、全長20マー:DNA二重鎖と比較した。0.1OD/30.0μLのDNA溶液を、0.1ODのN−1オリゴマーを含む水性サンプルの各々100.0μLのアリコートに添加し、そしてこの溶液を、完全に混合した。各々の得られる溶液の10.0μLのアリコートを、自動サンプラーを使用して取り出し、そしてHPLC(イオン交換)によって分析した。HPLC条件は、以下の通りであった:
カラム:Dionex DNA Pac(登録商標)PA−100(250×4mm、15μ粒子サイズ)
移動相:A:水;B:0.25M Tris緩衝液(pH8);C:1M NaCl
勾配:A:B:C 0分で80/10/10〜20分で45/10/45
流速:1.5mL/分
温度:25℃
検出:紫外線、254nm
保持時間を、以下の表1に与える。示されるように、すべてのN−1二重鎖サンプルが、全長20マー:DNA二重鎖の後に溶出された。図6〜9は、各々のヌクレオチドについての種々のN−1種についての保持時間を示すクロマトグラムのオーバーレイを示す。
【0061】
【表1】
(実施例3.血漿における標的PMO種の定量)
HPLC条件:
カラム:Dionex DNA Pac(登録商標)PA−100(250×4mm、15μ粒子サイズ)
移動相:A:0.025M Tris(pH9);B:0.025M Tris(pH9)/1M NaCl
勾配:A:B:C 0分で90/10〜20分で55/45
流速:1.5mL/分
波長:494nm励起;518nm検出
温度:25℃
カニクイザルを、分析物PMOを用いてi.v.注入し、そして血液サンプルを、表2に示されるように、種々の時間間隔で採取した。代表的な分析において、200μLの血漿を、10μLの0.025M Tris緩衝液、pH8〜9において、既知量(例えば、500ng)の内部標準(図11)と組み合わせた。メタノール(200.0μL)を添加し、そしてこのサンプルを、ボルテックス(vortex)ミキサーを用いて混合した。この沈殿を、高速遠心分離の助けによって除去した。上清を取り出し、そしてペレットを、100μLのTris緩衝液で洗浄した;この洗浄液を、上清に添加した。この混合物を、10分間70℃で加熱し、そしてサンプルを、高速遠心分離にもう一度供した。上清を移し、そして乾燥するまで凍結乾燥した。乾燥物質を、0.025M Tris(pH8〜9)において、100.0μLアリコートのDNA(5’−フルオレセイン標識された)を用いて再構成し、そして自動サンプラーバイアルに移し、そしてサンプル全体を、HPLCカラム上に注入し、そして分析した。
【0062】
較正を、250ng〜20,000ngのAVI−4126を含む血漿標準の分析によって行った。データを、内部標準シグナル強度に対する分析物の比対内部標準濃度に対する分析物の比としてプロットした。このプロットを、図10に示し、これは、0.999920の相関係数を示す。
【0063】
内部標準に基づくサンプルの定量を、表2に与える。代表的なアッセイのクロマトグラムを、図12に示す。このアッセイにおいて検出されるレベルは、10.0ngの分析物であり、これは、50ng/mLに対応した。従って、本方法の感受性は、紫外線ベースの方法の検出限界および定量限界をはるかに超える。
【0064】
【表2】
本発明は、特定の方法および実施形態に関して記載してきたが、種々の改変が、本発明を逸脱することなくなされ得ることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、モルホリノオリゴマーの形成に適切な、5原子(A)結合群、6原子(B)結合群および7原子(C〜E)結合群を有するいくつかの好ましいサブユニットを示す。
【図2】
図2A−A〜2E−Eは、A−A〜E−Eと称される例示的なモルホリノオリゴマーの反復サブユニットセグメントを示し、これらは、それぞれ図1のサブユニットA〜Eを用いて構築された。
【図3】
図3は、全長の分析物オリゴマーに等しい長さを有する相補的荷電核酸(例えば、DNA)との、異なる長さの非荷電分析物オリゴマーのハイブリダイゼーションを例示する。
図3において、以下の配列を利用する:第一の「非荷電」配列は、本明細書中で配列番号1として示される、ACG TTG AGG GGC ATC GTC GCである。(この配列は、Genbank登録番号X00196のヌクレオチド2551〜2570に対応するヒトc−myc遺伝子配列に対するアンチセンスである。)この図におけるすべての「荷電」配列は、配列番号1の相補体である。図3における引き続く「非荷電」配列は、本明細書中で配列番号3(ACG TTG AGG GGC ATC GTC)、配列番号4(ACG TTG AGG GGC ATC G)、配列番号5(ACG TTG AGG GGC AT)、配列番号6(GTT GAG GGG CAT)および配列番号7(TGA GGG GCA TCG TCG C)として示される、配列番号1のフラグメントである。
【図4】
図4Aは、分析物分子の短縮末端に安定にハイブリダイズするに十分な長さを有し、そして任意のハイブリダイズしないセグメント(NNNNによって示される)を含む相補的荷電核酸(例えば、DNA)との、異なる長さの非荷電分析物オリゴマーのハイブリダイゼーションを例示する。図4Bは、欠失が生じる分析物分子の領域に安定にハイブリダイズするに十分な長さを有する相補的荷電核酸(例えば、DNA)との、欠失改変体の非荷電分析物オリゴマーのハイブリダイゼーションを例示する。
図4Aにおいて、以下の配列が利用される:第一の「非荷電」配列は、本明細書中で、配列番号1として示されるACG TTG AGG GGC ATC GTC GCである。図4Aにおける引き続く「非荷電」配列は、本明細書中で配列番号3(ACG TTG AGG GGC ATC GTC)および配列番号4(ACG TTG AGG GGC ATC G)として示される、配列番号1のフラグメントである。この図におけるすべての「荷電」配列は、配列番号1の相補体、および本明細書中で配列番号8(NNNN GCG ACG ATG CCC、5’から3’で記す)として示されるさらなる配列NNNNのフラグメントであり、ここで、Nは、任意のヌクレオチドである。
図4Bにおいて、以下の配列を利用する:第一の「非荷電」配列は、本明細書中で配列番号1として示される、ACG TTG AGG GGC ATC GTC GCである。図4Bにおける引き続く「非荷電」配列は、本明細書中で配列番号10(ACG TTG AGG GGC ATC TCG C)として示される、配列番号1の欠失改変体である。この図における「荷電」配列の両方は、本明細書中で配列番号9(CGA CGA TGC C、5’から3’で記す)として示される、配列番号1の相補体のフラグメントである。
【図5】
図5A〜5Bは、13マー〜20マーのモルホリノオリゴマーとのDNAの二重鎖のアニオン交換による分解を示すHPLCクロマトグラムである。
【図6】
図6は、20マーのモルホリノオリゴマーの種々のN−1欠失配列(図6、N〜A)とのDNAの二重鎖のアニオン交換保持時間を示すHPLCクロマトグラムのオーバーレイである。
【図7】
図7は、20マーのモルホリノオリゴマーの種々のN−1欠失配列(図7、N〜C)とのDNAの二重鎖のアニオン交換保持時間を示すHPLCクロマトグラムのオーバーレイである。
【図8】
図8は、20マーのモルホリノオリゴマーの種々のN−1欠失配列(図8、N〜G)とのDNAの二重鎖のアニオン交換保持時間を示すHPLCクロマトグラムのオーバーレイである。
【図9】
図9は、20マーのモルホリノオリゴマーの種々のN−1欠失配列(図9、N〜T)とのDNAの二重鎖のアニオン交換保持時間を示すHPLCクロマトグラムのオーバーレイである。
【図10】
図10は、20マーのPMO分析物および15マーのPMO内部標準の濃度に対するピーク面積を示す較正曲線である。
【図11】
図11は、15マーのPMO内部標準の構造を示す。
【図12】
図12は、内部標準由来のDNA:DNA二重鎖を有する二重鎖および過剰のDNAの分解による、血漿サンプル中のおよそ10ngの標的PMOの検出を示すHPLCクロマトグラムである。
Claims (27)
- オリゴマー分析物分子の集団を分析する方法であって、該方法は、以下:
(a)(i)分析物分子の集団であって、該分子の各々は、少なくとも50%が非荷電である結合サブユニットから構成され、かつ核酸または荷電核酸アナログである特異的プローブ分子と、ワトソン−クリック塩基対形成を介してハイブリダイズし得る、分析物分子の集団と(ii)該プローブ分子との混合物を、
該プローブ分子が該分析物分子の複数または全てと安定な二重鎖を形成するような条件下で、電荷保有分離媒体に適用し、
それによって、プローブ−分析物二重鎖、一本鎖分析物、一本鎖プローブおよびこれらの組み合わせから選択される種の混合物を形成する、工程;ならびに
(b)該二重鎖を、互いに、そして該媒体内の一本鎖種から分離する工程、
を包含する、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、前記各分析物分子のヌクレオチド配列が、選択された配列、該選択された配列の異なる長さのフラグメント、該選択された配列の内部欠失改変体または内部挿入改変体、該選択された配列の変異改変体およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、方法。
- 前記欠失改変体、挿入改変体または変異改変体が、多くても、前記選択された配列の8ヌクレオチド当たり1つのこのような欠失、挿入または変異を含む、請求項2に記載の方法。
- 前記プローブが、異なる分析物分子との該プローブの二重鎖が前記核酸のハイブリダイズしていない部分の存在、長さまたは位置に関して異なるような、長さおよび配列を有する、請求項1に記載の方法。
- 前記プローブが、前記選択された配列に対して相補的な配列を有する、請求項2に記載の方法。
- 前記プローブが、前記選択された配列と等しい長さを有するか、または該選択された配列の25%だけ長い長さを有する、請求項5に記載の方法。
- 前記プローブが、前記選択された配列のN−1欠失改変体に対して相補的な配列を含む、請求項2に記載の方法。
- 前記プローブが、前記選択された配列の前記N−1欠失改変体と等しい長さを有する、請求項7に記載の方法。
- 前記条件が、前記プローブが前記N−1欠失改変体にのみハイブリダイズするような条件である、請求項8に記載の方法。
- 請求項2に記載の方法であって、前記分析物分子間の配列または長さにおけるバリエーションが、前記選択された配列の所定のサブ領域内で生じ、そして前記プローブが、前記分析条件下で該サブ領域と安定にハイブリダイズするのに有効である、方法。
- 請求項10に記載の方法であって、前記集団が、前記選択された配列のN−1欠失改変体である分析物分子を含み、そして前記プローブが、前記分離条件下で、欠失部位を含む該分析物分子の領域において、各分析物分子に安定にハイブリダイズするのに十分な配列および長さを有する、方法。
- 前記サブ領域が、前記分析物分子の末端であるか、または末端に近い、請求項10に記載の方法。
- 前記末端が、それぞれ、前記分析物分子の5’末端または3’末端であり、そして前記プローブが、それぞれ、その3’末端または5’末端に標識部分を含む、請求項12に記載の方法。
- 前記標識部分が、蛍光標識である、請求項13に記載の方法。
- 前記電荷保有支持体が、イオン交換媒体であり、そして前記分離する工程(b)が、該媒体に溶離液を通過させる工程を包含する、請求項1に記載の方法。
- 前記電荷保有支持体が、電気泳動媒体であり、そして前記分離する工程(b)が、該媒体の反対の境界間で電場を印加する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
- 前記媒体が、積載的なpH勾配を含む、請求項16に記載の方法。
- 前記分析物分子が、少なくとも75%が非荷電である結合サブユニットから構成される、請求項1に記載の方法。
- 前記サブユニットの全てが、非荷電である、請求項18に記載の方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記分析物分子が、ペプチド核酸、ホスホトリエステルオリゴヌクレオチド、メチルホスホネートオリゴヌクレオチド、モルホリノオリゴマー、および別のメンバーまたはDNA、2’−O−アルキルRNAもしくは2’−O−アリルRNAとの、この群のいずれかのメンバーとのキメラからなる群より選択される、方法。
- 前記分析物分子が、モルホリノオリゴマーである、請求項20に記載の方法。
- 前記モルホリノオリゴマーが、ホスホラミデートおよびホスホロジアミデートからなる群より選択される、サブユニット間結合を有する、請求項21に記載の方法。
- 前記プローブが、DNA、RNA、2’−O−アルキルRNA、2’−O−アリルRNA、ホスホロチオエートDNA、およびこれらのキメラからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記核酸がDNAである、請求項23に記載の方法。
- 前記プローブが標識される、請求項1に記載の方法。
- 前記集団中の少なくとも1つの標的分析物分子との、前記標識されたプローブの二重鎖を、検出および定量する工程をさらに包含する、請求項25に記載の方法。
- 少なくとも1つの前記二重鎖を単離する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
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