JP2004512857A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 医療診断用超音波イメージング方法において、
パルスのシーケンスをターゲット内に発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは異なる振幅及び位相を有しているが、前記シーケンスのどの２個のパルスも同一の振幅及び逆位相を有しておらず、受信したエコーを処理して１次エコーは実質的に除去し、少なくとも１つの奇数次エコー及び１つの偶数次エコーからなる少なくとも２つの非線形次数のエコーは維持することを特徴とする方法。
【請求項２】 医療診断用超音波データ処理方法において、
（ａ）パルスのシーケンスをターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは互いに異なる振幅と位相とを有しており、
前記方法は更に、
（ｂ）前記シーケンス内の各パルスに応答して、前記ターゲット内の散乱体からの超音波エコーを受信するステップと、
（ｃ）前記散乱体からの１次エコーだけを大幅に抑圧するように、前記受信したエコーに重み付けし、加え合わせるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項３】 医療診断用超音波パルシング方法において、
パルスのシーケンスをある走査線に沿ってターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは互いに実質的に同一の振幅及び位相を有し、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは互いに異なる振幅を有し、
前記方法は更に、
前記シーケンス内の各パルスに応答して、受信したエコーに複数の重みを用いて重み付けするステップを含み、
第１パルスの第１の大きさと、前記第１パルスに応答して前記受信したエコーに適用される第１の重みとの第１の乗算の第１の結果は、第２パルスの第２の大きさと、前記第２パルスに応答して前記受信したエコーに適用される第２の重みとの第２の乗算の第２の結果に等しくならない、
ことを特徴とする方法。
【請求項４】 医療診断用超音波イメージング方法において、
（ａ）(i) 超音波パルスのシーケンスをターゲット内へ送信するためのパワーレベルと、
(ii) 前記ターゲット内の散乱体から受信したエコーに適用するための受信重みと、
を選択するステップを含み、前記送信パワーレベル及び前記受信重みは、基本周波数の奇数次散乱を含む少なくとも２次及び３次散乱からのエコー情報を保存し、１次散乱からのエコー情報を抑圧するように選択され、前記方法は更に、
（ｂ）超音波パルスのシーケンスを、前記ステップ（ａ）(i) において選択されたパワーレベルで前記ターゲット内へ送信するステップと、
（ｃ）前記パルスのシーケンス内の各パルスに応答して、前記ターゲット内の散乱体からのエコーを受信するステップと、
（ｄ）前記受信したエコーに、前記ステップ（ａ）(ii) において選択された受信重みを適用するステップと、
（ｅ）前記ステップ（ｄ）の前記重み付けされた受信エコーに基づいて、イメージを表示するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項５】 医療診断用超音波パルシング方法において、パルスのシーケンスをターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは振幅が異なり、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは位相が異なり、前記シーケンスのパルスの少なくとも第１パルスはコード化されたパルスからなることを特徴とする方法。
【請求項６】 医療診断用処理方法において、超音波パルスのシーケンスをターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスのパルスの少なくとも２個は位相が異なり、前記パルスの少なくとも第１及び第２パルスはそれぞれの長さのコードでコード化されており、前記第１パルスは前記第２パルスより長いピーク振幅と、前記第２パルスより短いコード長とを有していることを特徴とする方法。
【請求項７】 医療診断用超音波処理方法において、
少なくとも３個のパルスのシーケンスをある走査線に沿ってターゲット内へ発射するステップを含み、前記パルスのシーケンスの少なくとも第１及び第２パルスは互いに実質的に同一の大きさ及び位相を有し、前記パルスのシーケンスの第３パルスは前記第１及び第２パルスとは異なる大きさを有し、
前記方法は更に、
前記第１、第２、及び第３パルスに応答して、受信した第１、第２、及び第３エコー信号に、実質的に同一の重みを用いてそれぞれ重み付けするステップを含む、
ことを特徴とする方法。

Claims (7)

1. 医療診断用超音波イメージング方法において、
   パルスのシーケンスをターゲット内に発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは異なる振幅及び位相を有しているが、前記シーケンスのどの２個のパルスも同一の振幅及び逆位相を有しておらず、受信したエコーを処理して１次エコーは実質的に除去し、少なくとも１つの奇数次エコー及び１つの偶数次エコーからなる少なくとも２つの非線形次数のエコーは維持することを特徴とする方法。
2. 医療診断用超音波データ処理方法において、
   （ａ）パルスのシーケンスをターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは互いに異なる振幅と位相とを有しており、
   前記方法は更に、
   （ｂ）前記シーケンス内の各パルスに応答して、前記ターゲット内の散乱体からの超音波エコーを受信するステップと、
   （ｃ）前記散乱体からの１次エコーだけを大幅に抑圧するように、前記受信したエコーに重み付けし、加え合わせるステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
3. 医療診断用超音波パルシング方法において、
   パルスのシーケンスをある走査線に沿ってターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは互いに実質的に同一の振幅及び位相を有し、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは互いに異なる振幅を有し、
   前記方法は更に、
   前記シーケンス内の各パルスに応答して、受信したエコーに複数の重みを用いて重み付けするステップを含み、
   第１パルスの第１の大きさと、前記第１パルスに応答して前記受信したエコーに適用される第１の重みとの第１の乗算の第１の結果は、第２パルスの第２の大きさと、前記第２パルスに応答して前記受信したエコーに適用される第２の重みとの第２の乗算の第２の結果に等しくならない、
   ことを特徴とする方法。
4. 医療診断用超音波イメージング方法において、
   （ａ）（ｉ） 超音波パルスのシーケンスをターゲット内へ送信するためのパワーレベルと、
   （ｉｉ）前記ターゲット内の散乱体から受信したエコーに適用するための受信重みと、
   を選択するステップを含み、前記送信パワーレベル及び前記受信重みは、少なくとも２次及び３次散乱からのエコー情報を保存し、１次散乱からのエコー情報を抑圧するように選択され、前記方法は更に、
   （ｂ）超音波パルスのシーケンスを、前記ステップ（ａ）（ｉ） において選択されたパワーレベルで前記ターゲット内へ送信するステップと、
   （ｃ）前記パルスのシーケンス内の各パルスに応答して、前記ターゲット内の散乱体からのエコーを受信するステップと、
   （ｄ）前記受信したエコーに、前記ステップ（ａ）（ｉｉ） において選択された受信重みを適用するステップと、
   （ｅ）前記ステップ（ｄ）の前記重み付けされた受信エコーに基づいて、イメージを表示するステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
5. 医療診断用超音波パルシング方法において、パルスのシーケンスをターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは振幅が異なり、前記シーケンスの少なくとも２個のパルスは位相が異なり、前記シーケンスのパルスの少なくとも第１パルスはコード化されたパルスからなることを特徴とする方法。
6. 医療診断用処理方法において、超音波パルスのシーケンスをターゲット内へ発射するステップを含み、前記シーケンスのパルスの少なくとも２個は位相が異なり、前記パルスの少なくとも第１及び第２パルスはそれぞれの長さのコードでコード化されており、前記第１パルスは前記第２パルスより長いピーク振幅と、前記第２パルスより短いコード長とを有していることを特徴とする方法。
7. 医療診断用超音波処理方法において、
   少なくとも３個のパルスのシーケンスをある走査線に沿ってターゲット内へ発射するステップを含み、前記パルスのシーケンスの少なくとも第１及び第２パルスは互いに実質的に同一の大きさ及び位相を有し、前記パルスのシーケンスの第３パルスは前記第１及び第２パルスとは異なる大きさを有し、
   前記方法は更に、
   前記第１、第２、及び第３パルスに応答して、受信した第１、第２、及び第３エコー信号に、実質的に同一の重みを用いてそれぞれ重み付けするステップを含む、
   ことを特徴とする方法。