JP2004512641A - 集束イオン・ビーム・システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、FIB(集束イオンビーム(Focused Ion Beam))システム、特にFIB光学カラムに関する。
【0001】
(発明の背景)
FIBシステムは、かつては主として高度な専門家によって実験室で使用されたが、半導体やディスク装置などの製品の大量生産においての使用が増大している。最も集束度の高いイオン・ビーム・システムは、現在でも広範な用途に適した汎用機械として設計されている。このようなシステムは汎用性がある一方で、その製造は比較的高価である。FIBシステムが実験室から生産現場に移行するにつれて、FIBシステムの使用を容易にすると共に、その性能を改良することが重要である。性能の改良とは、材料をより効率的に処理すると共に解像度を増大させること、すなわちビームをより微小なスポットに集中させて、より微細な操作を可能にすることである。
【0002】
FIBシステムをより生産に適したものにすることは、一部にはイオン・ビームを生成、集束させるのに使用する光学カラムのコストと寸法を低減することに関連する。カラム光学長を最小化することによって、ビーム内のイオン相互作用が減少する。このような相互作用は、ビーム径を増大させると共に、解像度を低下させる。カラム幅を最小化することによって、真空室内のFIBを、走査型電子顕微鏡(SEM)用の電子ビームのような第2のビームと組み合わせることが容易となる。このようなシステムでは、集束イオン・ビームを使用して被加工物を機械加工した後に、電子ビームを用いて被加工物を検査することができる。このようなデュアル・ビーム・システムにおいては、FIBカラムは真空室内に深く貫入していることが好ましく、その結果、SEMカラムと被加工物に当たらないようにするために細い断面(profile)を持つ必要がある。
【0003】
しばしば第1のレンズであるイオン源を含むイオン・カラムの一部は、「イオン銃」と呼ばれる。イオン銃は通常、イオンを放出するエミッタ、高電圧を提供してエミッタからイオンの抽出を補助するエキストラクタ、初期にビーム径を決定するのを助けるエキストラクタ開口、およびエミッタ放出電流の微調整をするエミッタ回りのサプレッサを含む。空気分子がビーム中でイオンと干渉するために、イオン・ビームの全経路は、高真空または超高真空を維持するシステム真空室内に収まっている。イオン銃は、被加工物を挿入または除去するためにシステム真空室を開けるときに、エミッタが汚染されないように、個別に密閉可能な銃真空室(gun vacuum chamber)に収納されることが多い。銃真空室を封止する真空絶縁バルブを作動させる機構は通常、システム真空室の外に延びている。
【0004】
イオン・カラムも通常はイオン銃の後に位置し、さらにビーム径を微小化するビーム開口を含む。多くのFIBシステムで、自動可変開口(AVA)が使用されている。AVAは通常、開口の列を形成するために、様々な寸法の複数の小径穴を有する金属薄膜を含む。ステージが、開口ストリップを移動させて、ビームの経路に所望の径の穴を配置する。開口ストリップを移動させる機構は通常、システム真空室の外に延びている。
【0005】
図1は、典型的なFIBカラム組立体100の部分横断面図である。カラムには、超高真空銃室102を使用し、この銃室は、ミューメタルすなわちカラムへの磁場の浸透を低減する金属からなる磁気シールド104によって包囲された溶接ステンレス鋼からなる。銃レンズ110、最終レンズ112、偏向板114などの高電圧を搬送するイオン光学要素は通常金属要素であり、高電圧絶縁器116などの複合アルミナ要素や機械加工可能なガラス誘電体要素などによって支持、かつ電気的に絶縁されている。金属光学要素は通常、誘電体要素にねじ止めされるか、またはロウ付けされるが、例えばエポキシを用いて誘電体に接着してもよい。
【0006】
電気および機械接続、または超高真空銃室102の内部から外部への「貫通接続(feedthrough)」は、貫通接続を介して空気が真空室中に漏入しないように封止する必要がある。超高真空(UVH)システムに使用する公知の技法があり、この技法においてはロウ付け金属・セラミック要素が、高電圧絶縁および真空封止に利用される。図1は、高電圧電気貫通接続120を示す。図1はまた、自動可変開口を駆動し、かつエミッタを位置決めするための機械貫通接続を示している。このエミッタは、銃室102外部の4つのノブ122を用いて銃室102内部に位置合わせされ、このノブは、真空ベローズおよび高電圧絶縁によって差動ねじ(図示せず)を介してエミッタ/サプレッサ組立体に結合されている。このような配設は複雑で高価である。自動可変開口は、システム真空室の外部にある駆動機構124によって動かされ、機械式接続が、外部駆動機構から開口板自体に延びている。
【0007】
イオン・ポンプ・ポート130は、真空室102内に超高真空を生成するためのイオン・ポンプに接続されており、銃室真空絶縁バルブ機構132によって、真空室102を真空絶縁することが可能となり、その結果例えば、被加工物が配置され、かつカラム組立体100が挿入されるシステム真空室を、真空室102内の要素を汚染することなく、大気に開放することができる。銃室真空絶縁バルブ機構132は、システム真空室の壁部を通過して延びている。カラム組立体100は取付けフランジ140を用いてシステム真空室に取り付けられている。
【0008】
上記のような従来型のイオン・カラム設計においては、全真空内表面積が大きい。真空室内の表面にガスが吸着しやすく、このガスが時間経過と共に離脱するために、表面積が大きいと能力の高い真空ポンプが必要になる。
(発明の概要)
本発明の目的は、より簡単な設計の高性能FIB光学カラム設計を提供することである。
【0009】
本発明によれば、イオン光学カラムの一部を誘電体ブッシュを用いて形成し、これによって金属光学要素を支持し、それらを電気絶縁し、これらの要素の回りに真空室を形成する。特に、誘電体ブッシュは、エミッタ組立体およびその他の光学要素を収納するイオン銃真空室を形成するのに適しており、この銃真空室はシステム真空室と分離されて、真空封止可能であることが好ましい。
【0010】
本発明の他の態様においては、小型イオン・カラムは、システム真空室内に、自動可変開口駆動機構および銃室真空絶縁バルブ起動機構を包含する。このような機構を真空室内に包含すると、真空室内で他の構成要素の配置と干渉することになる機械貫通接続を不要にすることによってマルチビーム・システムの設計が容易になる。
【0011】
本発明は、複数の新規な態様を含むことが理解されるであろう。本発明の異なる態様の任意のもの、あるいはその組み合わせを用いて、異なる目的の実施例を構築することが可能であり、したがって添付の特許請求項の範囲内にあるすべての実施例が、本発明のすべての効果を達成するわけではない。
【0012】
上記では、以下に記載する発明の詳細な説明を理解しやすくするために、本発明の特徴および技術的効果について幅広く概説した。以下には、本発明のさらなる特徴および利点について説明する。当業者であれば、本発明と同一の目的を実行するために、開示する概念および具体的な実施例を、その他の構造を修正または設計するための基礎として利用できることを理解すべきである。また当業者であれば、そのような等価な構築は、添付の請求項に記載の本発明の趣旨と範囲を逸脱するものではないことを認識する筈である。
【0013】
本発明とその効果をより完全に理解するために、添付の図面に合わせて以下の説明を参照する。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図2Aおよび2Bは、本発明の好適な実施形態を示す。図2Aはイオン・カラム(column)200の外部を示す。高電圧ケーブル202は、イオン・カラム200内の光学要素を駆動するのに必要な高電圧を供給する。フランジ205に取り付けられたイオン・ポンプ204は、銃室206を高真空または超高真空になるまで排気する。フランジ208は、イオン・カラム200をシステム真空室(図示せず)に固定するのに使用され、イオン光学要素を包含するイオン・カラム200の一部がシステム真空室内に配置されており、作動中にイオン・ビームが照射される被加工物が、このシステム真空室に収納されている。
【0014】
図2Bに示すように、銃室206は、真空壁を形成する誘電体材料のハウジングまたは銃ブッシュ(bushing)210を使用して製作されており、室内のイオン光学要素に対する機械的支持および高電圧絶縁を提供する。レンズ要素は、要素が正確に位置合わせされることを確実にするために、固定具を用いて銃ブッシュ210の誘電体材料内に、接着またはロウ付けするのが好ましい。図2Aは、システム真空室内に配置されることになるカラム200の部分を貫通する機械的な貫通接続がないことを示している。
【0015】
図2Bは、本発明に適した実施形態として追加すべき特徴を示している。エミッタ220、サプレッサ(遮断装置)222、エキストラクタ(extractor、抽出器)224および第1レンズ226が組み合わされてイオン・エミッタ・モジュール230となり、このモジュールは現場で必要になれば容易に交換できる。銃室206は、それ自体の真空ポンプであるポートに取り付けられたイオン・ポンプ204(図示せず)を含み、絶縁バルブ240を使用してシステム真空室から真空絶縁することが可能である。この絶縁バルブ組立体240、自動可変開口242のXY開口ステージ、および偏向板246と最終レンズ248が、銃室206の外部、かつシステム真空室の内部に位置している。
【0016】
光学カラムは、イオンの相互反発によるビームの拡幅を最小化するために長さが短いのが好ましい。イオン・カラム光学長を低減することによって、標的までのイオン経路が短縮される。カラムをシステム真空室内に延びることができるようにしながら、このような短縮を助長するために、絶縁バルブ起動機構および開口変更駆動機構は、システム真空室内に配置するのが好ましい。これらの機構をシステム真空室内に配置することで、システム真空室内でのイオン・カラムの配置を制約し、かつシステムを複雑化させる、対応する機械的貫通接続が不要となる。
【0017】
銃ブッシュ210は、セラミック、ポリマー、あるいは高抵抗半導体材料で構成することが可能であり、任意選択で金属カラム本体(図示せず)内に収納することができる。任意選択の金属本体は、銃の安定プラットホームを提供し、イオン・ビームを磁気的に遮蔽するのに使用することができる。エラストマー材料のOリングは、銃ブッシュ210と金属室の間の真空シールを提供することができる。代替手法として、システム真空室が銃ブッシュ210を取り囲んでいる場合には、銃ブッシュ回りの金属本体の部分が不要となり、銃の直径を低減することが可能である。
【0018】
金属銃光学要素は、適当な工具および取付具を用いて銃ブッシュ210内部に接着またはロウ付けされ、必要な場合には精度を出すために後加工される。このような製造技法は、荷電粒子ビーム光学の技術においては周知である。ロウ付け組立体は、真空室内でガス放出を発生することが少ないが、ロウ付けは構築中に組立体を高温度まで加熱する必要がある点で不利である。このカラムの横断面は細く、したがって主真空室の奥深くまで引き込んで配置することができることに注意されたい。カラムを引っ込めることによって、光学経路が比較的短くなると共に、ビームの相互作用が減少し、イオン・ビームの光学特性が改善される。
【0019】
銃光学要素からの配線は、銃ブッシュ210の側面の穴を通過し、真空保全のために接着されている。代替手法として、配線をエラストマーOリングによって封止するか、銃ブッシュ210に融着またはロウ付けすることもできる。これらの方法は、非常に簡単な電気的貫通接続を提供する。銃ブッシュの外部では、配線は標準の高電圧、高温ポッティング(potting)材料によってポッティングされている。両端にコネクタを備える高電圧「フライング・リード(flying leads)」を使用するか、あるいはコネクタを銃ブッシュまたはブッシュの穴にポッティングすることもできる。これらの方法は簡単な接続手段を提供する。基礎的な真空システム製作技法の当業者であれば、本明細書において提供する指導に基づいて、このようなコネクタと共に、本明細書に記載したイオン・カラムの残部を製作することが可能であろう。
【0020】
真空ポンプ、好ましくはイオン・ポンプを主カラム・フランジの頂部に配置してもよく、任意選択で、エミッタ組立体の交換時などの、銃を整備するときに真空ポンプ内の真空を維持するための真空バルブを備えてもよい。高電圧コネクタは、銃アクセス・フランジと共に、この構成を採用するカラムを用いてのこの整備のために、取り外す必要がある。代替手法として、イオン・ポンプを銃室頂部の側面に締結し、種々の配線および銃および下部カラムへのその他の付帯設備を、銃ブッシュ頂部の外周に接続することもできる。この代替構成を使用すると、エミッタ・モジュールは、上記の付帯設備のすべてまたは一部を取り外すことなく、銃の頂部中央からアクセスが可能である。
【0021】
絶縁バルブ240、自動可変開口242、およびそれに付随する起動機構または駆動機構は、主システム真空室の内部に完全に配置して、カラム長を短くするのが好ましい。絶縁バルブは、小型の機構であり、カラム室本体の下方に沿った空気配管によって空気起動される。自動可変開口(AVA)には、好ましくは圧電駆動で真空対応でありかつ磁場が弱い超小型のXYステージを使用するのが好ましい。
【0022】
開口アレイを提供するために、中程度から大型の開口には、電鋳法(electroformed)または電気エッチング法による開口を用いることができる。約3ミクロンの精度で薄膜(約25ミクロン)金属シート中に小開口を製作するのに従来技法を使用することができる。代替手法としては、開口をレーザ・アブレーション(除去)またはFIBミリング(milling)によるか、あるいは電鋳法または電気エッチング法とレーザ・アブレーションまたはFIBとの組み合わせによって形成することができる。いずれの場合にも、約100の開口からなる2次元の開口アレイを形成することによって、開口交換の間隔を、長時間(数ヶ月)にすることができる。
【0023】
図3Aはイオン銃組立体300の好適な一実施形態を示す。イオン銃組立体300は、エミッタ組立体304を銃ブッシュ308に対して支持、位置決めするエミッタ組立体支持302を含む。エミッタ組立体304は、エミッタ312、サプレッサ314、エキストラクタ・キャップ316、およびエキストラクタ開口318を含む。銃ブッシュ308は、エミッタ組立体304から分離されて、エキストラクタ・キャップ316と同一の電気ポテンシャルに維持された第1銃レンズ要素320を支持している。また銃ブッシュ308は、第2レンズ要素322および第3レンズ要素324も支持している。エミッタ組立体フランジ330は、エミッタ組立体支持302を、銃真空室内部の定位置に固定するために使用する。上述のように、銃ブッシュ308は、鋼製室332で包囲することができる。イオン銃組立体300は、従来技術と比較して次の利点がある。
【0024】
A.エミッタ組立体304の交換によって、エミッタ312、エキストラクタ・キャップ316およびエキストラクタ開口318が1つの組立体として交換される。これによって、これらの個々の部品を交換する手間が低減される。
B.エミッタ312とエキストラクタ開口318との位置合わせの精度が、従来技術による設計よりも高くなる。半径方向の振れ(runout)、すなわち個々の部品軸の組立軸からのずれを、組立中に調整することによって非常に小さく保つことができる。従来技術においては、このような振れは、個々の部品の遊び、および複数部品間の公差の蓄積に依存していた。エミッタとエキストラクタ開口との間の振れを小さく維持することは、球面収差が大きくなる大ビーム用途において特に重要である。
【0025】
C.エキストラクタを取り外すときに、第1銃レンズ要素320を室内に残すことによって、第1銃レンズ要素が擦り傷や埃から保護されるが、このことはレンズへの電界ストレスが非常に大きいことから重要である。擦り傷や汚染があると、通常の作動状態において高電圧がかかった場合に、第1銃レンズ要素320が破損する可能性がある。また、組立中に第1銃レンズ要素320を、他の銃レンズ要素と緊密に位置合わせすることによって、これらの部品間の半径方向の振れを最小化することができる。
【0026】
一実施形態においては、エミッタ組立体支持302は、XY面内で移動可能であり、これによってエミッタ312、サプレッサ314、エキストラクタ・キャップ316、およびエキストラクタ開口318を第1銃レンズ要素320に対して位置決めできる。別の実施形態においては、エミッタ組立体304は、予備配置の組立体として、これが銃ブッシュ308または第1銃レンズ要素320内の精密な凹部に嵌合するようにしてもよい。
【0027】
図3Bは、銃ブッシュ354上に組み付けられたエミッタ組立体352を含むイオン銃組立体350の代替設計を示すものである。エミッタ組立体352は、エミッタ356、サプレッサ358、エキストラクタ360、およびエキストラクタ開口362を含む。第1銃レンズ要素364は、図3Aのイオン銃組立体300における場合のように銃ブッシュ354に組み付けるのではなく、エキストラクタ360に取り付けられている。図3Bの設計はより簡単であるが、第1銃レンズ要素364は、エキストラクタ360の下部表面を形成しており、エミッタ組立体と同時に取り外され、このために擦り傷を受けやすく、その結果高電圧破壊を起こしやすい。さらに、第1銃レンズ要素364が、エミッタおよびエキストラクタ開口の交換のために、エミッタ組立体と共に取り外されたときに、第1銃レンズ要素364を、レンズ要素366やレンズ要素368などの他の銃レンズ要素と正確に位置合わせすることがより困難となるが、これは第1銃レンズ要素364がエミッタ組立体352に組み付けられ、他の要素が銃ブッシュ354に組み付けられているためである。
【0028】
図4は、図2Aおよび図2Bのカラム上で使用される真空内絶縁バルブ機構400に適した一実施形態を示す。封止金属ベローズ402は、銃の側の穴406を介して供給される空気圧を使用して、バルブを開放する。スプリング404は、空気圧がオフの場合にバルブを閉位置に戻す。スライダ410上の楔封止表面は、銃の基部(図示せず)に配置されたバルブ・シート408の下方でスライドする。スライダ410の楔型表面上のOリングが、バルブ封止を形成する。バルブ・シート408は、それを貫通する穴を有し、イオン・ビームを銃から下部カラムへと通過させる。
【0029】
図5は、図2Aおよび図2Bに示すカラム内のイオン・ビーム経路内の選択された開口を配置するために、開口アレイ502を移動させるのに適した開口XY位置決め移動ステージ500を示す。移動ステージ500は、開口プレートを保持するためのスロット504と、XおよびY方向における位置決め移動ステージ500の高速、高分解能移動を提供する2つの圧電駆動装置506(図示)とを含む。ステージ510はX方向に、ステージ512はY方向に、それぞれリニアベアリング514上を移動する。リニアエンコーダ508が、XYステージ移動の正確なフィードバックを提供する。開口の位置は、1ミクロン以下の誤差で再現可能である。
【0030】
図6は、上述のFIBカラム602を使用するデュアル・ビーム・システム600を示す。FIBカラム602は、AVA駆動機構500および真空絶縁バルブ400を含み、両者ともシステム真空室604に配置されている。AVA駆動機構500は、システム真空室604内に収納されており、電気接続だけをシステム真空室604の外部に延ばす必要がある。同様に、真空絶縁バルブ機構400は、システム真空室604内に収納され、バルブを駆動する空気配管だけを、室外に延ばす必要がある。デュアル・ビーム・システム600はまた、第2のビーム・システム、すなわちこの場合には、FIBカラムと同一の被加工物608を標的とする走査型電子顕微鏡610を含む。
【0031】
記載の実施例は銃ブッシュを説明したが、光学カラムの他の部分を誘電体ブッシュに配置することもできる。本発明は、液体金属集束イオン・ビーム源との共用に限定されず、その他の荷電粒子ビーム・システムを構築するのに使用することができる。
【0032】
本発明のいくつかの実施形態においては、システム真空室中への機械的な貫通接続が存在しない。すべての機械的装置は、システム真空室内部に収納され、電気配線または空圧チューブなどの制御手段のみが、真空室壁を貫通している。エミッタ組立体は、予備位置合わせされているので、自動FIBシステムにおいては、複雑な電気的、機械的な移動を必要としない。
【0033】
本発明と、その効果を詳細に記載したが、添付の特許請求の範囲に定義する発明の趣旨と範囲を逸脱することなく、本明細書において様々な変更、置換および修正が可能であることを理解すべきである。さらに、本出願の範囲は、明細書に記載した、処理、機械、製造、物質の組成、手段、方法、および工程の具体的な実施例に限定されるものではない。当業者であれば本発明の開示から容易に気づくように、本発明によれば、本明細書に記載の対応する実施形態と実質的に同一の機能を実行するか、または実質的に同一の結果を達成する、現存するか、または将来開発される処理、機械、製造、物質の組成、方法、または工程を利用することができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、このような処理、機械、製造、物質の組成、手段、方法、または工程をその範囲に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
構造の詳細を開示するために外部カバー部分を取り除いた、従来技術のFIBを示す図である。
【図2A】
本発明によるFIBカラムの外部を示す図である。
【図2B】
部分横断面を表示するために外部カバーの一部分を取り除いた、図2AのFIBカラムを示す図である。
【図3A】
第1の銃レンズ要素が、エキストラクタから分離されているが、エキストラクタと同一電位にあるエミッタ組立体の横断面図である。
【図3B】
第1の銃レンズ要素がエキストラクタに取り付けられているエミッタ組立体の横断面図である。
【図4】
真空室内での使用に適する絶縁バルブ起動機構を示す図である。
【図5】
真空室内の使用に適する圧電駆動式のXY開口移動ステージを示す図である。
【図6】
本発明のカラムを使用する、マルチビーム・システムの概略図である。
Claims (31)
- 液体金属イオン源と、イオン抽出および集束用の複数のレンズ要素と、1つまたは複数のビーム開口と、静電偏向手段を含むイオン銃とを含む、FIBカラムのサブアセンブリにおいて、1つまたは複数のレンズ要素を位置決めし、かつ1つまたは複数の要素のための真空容器を提供するための1つまたは複数の誘電体ブッシュを含むように改良された、FIBカラム。
- 前記誘電体ブッシュが、1つまたは複数の前記イオン銃の構成要素を位置決めし、かつ電気的に絶縁すると共に、前記誘電体ブッシュが前記イオン銃用の真空容器を形成する、請求項1に記載のFIBカラム。
- 電気配線が、1つまたは複数のセラミック・ブッシュの少なくとも1つを貫通している、請求項1に記載のFIBカラム。
- 少なくとも1つまたは複数の前記セラミック・ブッシュを貫通する配線が、溶融処理、ロウ付け処理、接着剤、またはOリングを用いて真空封止されている、請求項3に記載のFIBカラム。
- 最終レンズをさらに含み、エミッタの位置が前記最終レンズに対して固定されていると共に、前記銃と前記最終レンズとの間に静電操向電極をさらに具備する、請求項1に記載のFIBカラム。
- 電気エッチング、電鋳法、またはレーザ・アブレーションにより加工されたビーム開口をさらに含む、請求項1に記載のFIBカラム。
- 真空内絶縁バルブ機構をさらに具備する、請求項1に記載のFIBカラム。
- 前記真空内絶縁バルブが、バルブを起動する空圧ベローズを含む、請求項7に記載のFIBカラム。
- 前記真空内絶縁バルブが、バルブを起動するプッシュロッドおよびベル・クランクを含む、請求項7に記載のFIBカラム。
- 真空内開口変更機構をさらに具備する、請求項1に記載のFIBカラム。
- 前記真空内開口変更機構が、ステージを駆動するための、1つまたは複数の圧電アクチュエータ、DCモータまたはステップ・モータを具備する、請求項10に記載のFIBカラム。
- 誘電体ハウジングと、
エミッタと、サプレッサと、エキストラクタと、エキストラクタ開口とを含み、前記誘電体ハウジングに締結されたエミッタ組立体と、
前記誘電体ハウジングに締結されると共に前記エミッタ組立体と位置合わせされた1つまたは複数のイオン光学要素とを具備する、集束イオン・ビーム・システム用のイオン銃。 - 前記エミッタ組立体および1つまたは複数の前記光学要素が、真空中に維持されると共に、前記誘電体ハウジングが真空室の壁部を提供する、請求項12のイオン銃。
- 前記誘電体ハウジングが金属シールドによって包囲されている、請求項12に記載のイオン銃。
- 前記イオン銃を封止するために起動可能な真空絶縁バルブをさらに具備する、請求項12に記載のイオン銃。
- 前記エミッタ組立体の位置を調整することによって、前記エミッタ組立体と、前記誘電体ハウジングに締結された1つまたは複数の前記イオン光学要素との位置合わせができる、請求項12に記載のイオン銃。
- 前記エミッタ組立体の位置が、前記誘電体ハウジングに締結された1つまたは複数の前記イオン光学要素に対して固定して位置合わせされている、請求項12のイオン銃。
- 複数のイオン光学要素を支持、かつ位置合わせすると共に、これらの要素を包囲する真空室を形成するように形成された誘電体を含むイオン銃誘電体ブッシュであって、前記真空室が、複数の前記光学要素の1つまたは複数に電圧を供給するための少なくとも1つの開口を含む、イオン銃誘電体ブッシュ。
- エミッタ、サプレッサ、エキストラクタおよび少なくとも1つのエキストラクタ開口要素を具備する、集束イオン・ビーム用の予備位置合わせされたエミッタ組立体であって、前記エミッタ、前記サプレッサおよび前記エキストラクタが位置決めされ、かつ互いに位置合わせされていると共に、イオン・ビーム・カラム中にユニットとして挿入することができる、エミッタ組立体。
- 前記エミッタを支持する誘電体ハウジング、前記サプレッサ、および前記エキストラクタをさらに具備する、請求項19に記載のエミッタ組立体。
- 前記誘電体ハウジングが電気導体を通すための穴を含む、請求項20に記載のエミッタ組立体。
- 請求項19に記載の予備位置合わせエミッタ組立体と、
前記エミッタ組立体を支持、かつ位置決めする嵌め合い部材とを含む、集束イオン・ビーム・カラム。 - 複数の銃要素を支持し、かつ銃用の真空容器を形成するように形成された誘電体ハウジングを設けるステップと、
前記誘電体ハウジング内の金属光学要素を位置合わせするステップと、
1つまたは複数の前記誘電体ハウジングを貫通して前記金属光学要素に電気接続を設けるステップとを含む、集束イオン・ビーム・カラム用の銃組立体を形成する方法。 - 前記誘電体ハウジングで形成された真空容器を排気するための、真空ポンプを設けるステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
- 前記誘電体ハウジングを絶縁する真空絶縁バルブを設けるステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
- 集束イオン・ビーム・カラムおよびシステム真空室内の第2の荷電粒子カラムを製造するためのマルチ・ビーム・システムにおいて、液体金属イオン源と、イオンを抽出して集束させるための複数のレンズ要素と、1つまたは複数のビーム開口と、静電偏向手段と、ビーム消去手段と、関連電子回路および制御器とを備える真空ポンプとを含む、集束イオン・ビーム・カラムであって、1つまたは複数の銃要素を支持すると共に、1つまたは複数の前記銃要素用の銃真空容器を提供するイオン銃誘電体ブッシュを備えるように改良された、集束イオン・ビーム・カラム。
- 前記銃真空容器を絶縁するための真空絶縁バルブをさらに備え、前記真空絶縁バルブ起動機構が、前記システム真空室の外部への機械的駆動接続なしで作動可能である、請求項26に記載の方法。
- 前記真空絶縁バルブが、空圧で作動し、前記真空絶縁バルブを作動させる空圧接続が、前記システム真空室の壁を貫通する、請求項27に記載の方法。
- 前記真空室内に配置された自動可変開口駆動装置をさらに含み、駆動装置が、前記真空室の外部への機械駆動接続なしで作動可能である、請求項26に記載の方法。
- 前記自動可変開口駆動装置が、圧電式位置決め装置を含む、請求項29に記載の方法。
- 前記自動可変開口駆動装置が電気モータを含む、請求項29に記載の方法。
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