JP2004512522A - ビークルデータレコーダから履歴データをクリアする方法 - Google Patents
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Abstract
ビークル上に配置され、複数のデータアイテムをメモリの複数のページ内へ記録するように動作する電子制御モジュール(100)を動作させる方法、及びその電子制御モジュール(100)によって実行させるためのコンピュータプログラム。上記複数のデータアイテムはビークルに関する少なくとも1つのイベントアイテム及びビークルに関する少なくとも1つの累積アイテムを含む。動作中、複数のページの選択されたページに関連するページ記録停止信号の受信に応答して、選択されたページにおける少なくとも1つのイベントアイテムの記録が不能化される。次いで、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び全ての累積アイテムが消去されて履歴データが排除される。その後の累積アイテムは、選択されたページ内に記録することができる。累積アイテムとイベントアイテムとの同期は、選択されたページの記録が再可能化された時に、選択されたページから全ての履歴累積アイテムを消去することによって再確立される。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、ビークル(以下、自動車という)データレコーダの分野に関する。
【0002】
(従来の技術)
高速マイクロプロセッサ、電子燃料噴射器、センサ、及びアクチュエータは、近代の内燃機関(エンジン)及びトランスミッションをソフトウェア制御の下におくことを可能にした。センサは、機関及びトランスミッションダイナミックスを理解するのに要求される全ての必要データアイテムをソフトウェアへ供給し、電子燃料噴射器及びアクチュエータは、種々の機関及びトランスミッション機能の制御を実現するための手段になっている。自動車のデータレコーダの不揮発性メモリにマイクロプロセッサを結合することによってソフトウェアは種々の履歴データアイテムを格納し、後刻解析が可能になる。これらのデータアイテムは、典型的には機関及びトランスミッションである伝導列(パワートレイン)、並びに他の自動車パラメータに関係付けられていることが多い。メモリ内に格納されたデータアイテムは、マイクロプロセッサまたは別の外部コンピュータ内で実行されるソフトウェアによって生成される報告書(レポート)を通して検索することができる。自動車の運転者及び所有者は、これらの報告書から、自動車または運転者が如何に良好に動作したかを、並びに自動車の走行に関する種々の詳細を決定することができる。
【0003】
データアイテムを収集し、格納するソフトウェアの能力は、そのデータを記録する不揮発性メモリの容量を超えることが多い。従って、ユーザは、どのデータアイテムが重要であって不揮発性メモリ内に記録すべきか、またどのデータアイテムを揮発性メモリ内に記録するかを決定しなければならない。この決定は、時間の経過に伴って、またユーザ毎に変化し得る。従って、どのデータアイテムを不揮発性メモリ内に記録するのかを動的に選択できることが望ましい。
【0004】
データアイテムは、ページにグループ化されて不揮発性メモリ内に格納されることが多い。各ページは、典型的に、若干の共通ネクサスを有するデータアイテムを含む。例えば、全ての診断情報を1つのページ上に含ませることができ、一方全ての機関使用データは第2のページ上に含まれる。これは、個々のページを可能化及び不能化してデータアイテムを記録するので、混乱と問題を招来する。一般的には、たとえそのページが不能化されたとしても、そのページ内の履歴データアイテムを捨てることが行われている。これにより、種々のページ及び個々のデータアイテムは、時間の関数として相互に同期外れになる。例えば、可能化された診断ページは機関冷却材が高温しきい値に到達したことを記録し、一方不能化された機関使用ページは低いアイドリングで動作している機関を示す古いデータを含むことができる。このような場合、保守要員は、現在の高い冷却材温度診断データ、及び古い低アイドリング機関データの両方を同時に含む報告書によって混乱しがちである。
【0005】
(発明の概要)
本発明は、電子制御モジュールを動作させる方法と、この電子制御モジュールが実行できるコンピュータプログラムを記録する情報記録媒体とに関する。このプログラムは、個々のデータアイテムまたはデータアイテムのあるページの記録がその後に不能化された時に、履歴データアイテムを消去する。履歴データアイテムを消去することによって、記録された古いデータアイテムと、現在のデータアイテムとを混ぜ合わせて有していることを原因とし得るどのような混乱も回避される。消去される履歴データアイテムは、少なくとも2つのカテゴリ、即ち、イベントアイテム及び累積アイテムに分けられる。イベントアイテムは、しきい値を横切る変数のようなランダムなイベント、及び時計の各チックにおける値のような周期的イベントに基づく。累積アイテムは、一般的には、走行距離計(オドメータ)のように、一方向にだけ動く傾向がある値を発生する。
【0006】
動作中、本発明の方法は、記録を停止させるように選択されたメモリ内のページに関連する1つまたはそれ以上のイベントアイテムの記録を不能化させるステップを含む。次に、その選択されたページの全てのイベントアイテム及び全ての累積アイテムを消去する。選択されたページ内に反映されている累算器アイテムは、選択されたページが不能化され、消去された後も格納され続けることを許される。その結果、選択されたページにおける記録が再可能化された時に、選択されたページ上の累積アイテムは再度消去される。これは、選択されたページ内に記録されたイベントアイテム及び累算器アイテムの間の同期を維持するために行われるのである。選択されたページにおける記録が再可能化されると、選択されたページに関連する全てのイベントアイテムの記録が再可能化される。
【0007】
代替実施の形態においては、履歴データアイテムが消去されつつある時には、選択されたページにおける累算器アイテムの記録を中断させることができる。累算器アイテムの記録を不能化し、履歴累算器アイテムを消去し、そして累算器アイテムの記録を再可能化することによって、選択されたページが消去されている間に累算器アイテムが更新されることを防ぐ。これは、選択されたページ内の個々の累算器アイテム間の同期の維持を援助する。
【0008】
別の代替実施の形態においては、累算器アイテムの記録を中断させ、履歴データが消去された後も中断させたままにすることができる。この実施の形態は、累算器アイテム及びイベントアイテムが一緒に不能化され、消去され、そして可能化されるようにして、両アイテム間の同期を維持する。
【0009】
更に別の代替実施の形態においては、データアイテムの記録の可能化及び不能化を、個々のデータアイテムレベルにおいて遂行することができる。この実施の形態においては、あるページの1つのイベントアイテムが不能化されると、そのページの全てのイベントアイテムが不能化され、一方その履歴データアイテムは消去される。消去が完了した後に、不能化されている選択されたイベントアイテムを除く全てのイベントアイテムの記録が再可能化される。選択されたイベントアイテムの記録が再可能化され、次いで全てのイベントアイテムの記録が不能化されると、履歴データアイテムが消去され、次いで全てのイベントアイテムの記録が再可能化される。同じ方法が個々の累算器アイテムに適用され、消去の前に全ての累算器アイテムの記録が不能化され、次いで消去の後に再可能化される。
【0010】
以上のように、本発明の目的は、あるメモリの選択されたページ内の1つまたはそれ以上のデータアイテムの記録が不能化された時に、そのページ内の履歴データアイテムを消去する方法、及びその方法を実現するコンピュータプログラムを記録するための情報記録媒体を提供することである。
【0011】
これらの、及び他の目的、特色、及び長所は、以下の添付図面に基づく詳細な説明から容易に理解できよう。
【0012】
(実施の形態)
図1に示す電子制御モジュール(ECM)100は、典型的な自動車の機関成分90及びユーザインタフェース92と通信する。図示のように、ECM100は、揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)104及び不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)106を有するマイクロプロセッサ102を含む。勿論、公知のように、ECMは、RAM104及びNVRAM106の代わりに、またはそれらの他に、フラッシュEPROM及びEEPROMメモリのような他の型のメモリを含むことができる。
【0013】
NVRAM106または他の不揮発性メモリは、種々の制御及び情報機能を遂行するために実行される命令、較正値及び機関の正常動作を表すパラメータを含むデータテーブル、及びソフトウェアによって記録された履歴データアイテム(マイクロプロセッサ102が実行した)を含むことができる。履歴データアイテム情報を記録する場合、NVRAM106は自動車データレコーダとして動作する。履歴データアイテムを記録するために、ECM100の外部の別の不揮発性メモリデバイス(図示してない)を使用することもできる。マイクロプロセッサ102は、入力及び出力(I/O)ドライバ108へ制御信号を供給し、該ドライバ108から信号を受信する。I/Oドライバ108は機関成分90と通信し、機関制御のために必要な信号及び電力を供給しながら、ECM100を有害電気パルスから保護する。上述したECM100成分は、データ、アドレス、及び制御バス110によって相互接続されている。同一の機能を遂行することができるマイクロプロセッサ及び電気及び電子回路の種々の組合わせを含む他の種々の可能な制御スキームが存在することに注目されたい。
【0014】
機関成分90は、機関の特定のシリンダ(図示してない)にそれぞれ関連する複数の電子ユニット噴射器(EUI)94と、種々の機関動作状態を指示する複数のセンサ96とを含んでいる。これらの状態の例は、限定するものではないが、冷却材温度、周囲空気温度、吸込マニホルド空気温度、入口空気温度、機関油温度、燃料温度、インタクーラー温度、スロットル位置、吸込マニホルド圧力、燃料圧力、油圧力、冷却材圧力、シリンダ位置、及びシリンダ順序を含む。機関成分90は、ソレノイド、可変バルブ、表示灯、電動機、及び発電機を含むことができるアクチュエータ98をも含む。ECM100が、冷却用ファン99、及びブレーキ、トランスミッション、自動車管理システム、及び全車両管理無線トランスポンダのような関連自動車システムを制御する他のマイクロプロセッサ(図示してない)のような他の自動車成分90とも通信できることを理解されたい。
【0015】
NVRAM106からデータアイテムを検索するために、データハブとしても知られているユーザインタフェース92が使用される。データアイテムは、報告書の形状で出力される。各報告書は、データグループ内に格納された情報に基づく。各データグループは、1つまたはそれ以上の情報ページからなる。以下の表1に、記録されたデータアイテムを格納し、報告するために使用されるデータグループ、ページ、及び報告書の典型例を示す。
表 1
【0016】
NVRAM106内に格納されたデータアイテムは、3つの型、即ち、イベントアイテム、累積アイテム、及びライフ・トゥ・デイト(life−to−date)アイテムの1つに分類することができる。イベントアイテムは、しきい値を横切る変数のようなランダムなイベント、または時計の各チックにおける値のような周期的イベントに基づく。イベントアイテムを表す変数は、任意の時点に任意の方向に値を変化させ得る。ランダムイベント型のイベントアイテムの1つの例は過圧センサであり、これは感知した圧力が設定点より低い場合には偽の値を発生し、感知した圧力が設定点より高い場合には真の値を発生する。この型のイベントアイテムは、その値が偽から真へ変化する時だけメモリ内に記録することができる。イベントアイテムの別の例は、油の温度に比例する値を発生する油温度センサである。この場合、油の温度は周期的に記録される。記録されたデータアイテムは、自動車の動作パラメータの傾向を検出するためのメカニズムを提供する。記録されたデータを時間の関数として解析することによって、動作パラメータが所定の値に到達するであろうことを予測でき、従って、時間または走行距離に基づくのではなく、必要に応じた予防保守が可能になる。
【0017】
累積アイテムは、一般に一方向のみに動く傾向がある値を発生する。累算器アイテムの例は、限定するものではないが、走行距離計、走行時間、消費した燃料の合計量、及び最後のスケジュールされた保守以降の機関時間を含む。累積アイテムは自動車の動作中に使用されることが多く、従って、たとえ関連するページへの記録が不能化された後でも、それらをメモリ内に記録し続けることが望ましい。
【0018】
ライフ・トゥ・デイトアイテムは、一般に、決して変化しない静的情報、及び決してリセットすべきではない累積情報の特別なクラスからなる。静的情報の例は、報告書の見出し情報、機関構成情報、及びトランスミッション構成情報を含む。決してリセットすべきではない累積情報の例は、合計機関時間及び自動車の走行距離計の走行距離を含む。
【0019】
図2は、メモリ内の選択されたページの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去するための方法のフロー図である。不能化、消去、及び可能化は、自動車の運行または非運行と共に遂行することができる。本例は、ブロック200に示すように、マイクロプロセッサ102が、NVRAM106内の多くのページから選択された1つのページ内に複数のデータアイテムを記録することから開始される。選択されたページ内に記録される複数のデータアイテムは、1つまたはそれ以上のイベントアイテム、1つまたはそれ以上の累積アイテム、及び1つまたはそれ以上のライフ・トゥ・デイトアイテムの何等かの所定の組合わせからなることができる。
【0020】
選択されたページのデータアイテムの記録を停止させるために、ユーザインタフェース92を通してページ記録停止信号がECM100へ供給される。ページ記録停止信号は、幾つかのページの中から記録を停止させるように選択されたページを識別する。ブロック202に示すように、選択されたページに関連するページ記録停止信号を受信すると、その選択されたページ内の全てのイベントアイテムの記録が不能化される。ブロック204に示すように、ライフ・トゥ・デイトアイテムを除く全てのデータアイテムが、選択されたページから消去される。この消去は、既存データアイテム上に論理“1”または論理“0”を書込むことを含む。好ましい実施の形態においては、消去のために論理1を選択するのか、または論理0を選択するのかは、NVRAM106内の個々のストレージセルの最低エネルギ状態によって決定される。
【0021】
ライフ・トゥ・デイト以外の履歴データアイテムを消去した後は、選択されたデータページの記録が不能化されている限り、新しいイベントアイテムはその選択されたデータページ内に記録されない。好ましい実施の形態では、選択されたページ内へ累積アイテムを記録し続けることが望ましい。従って、選択されたページ内の履歴累積アイテムを消去する前に、必ずしも累積アイテムの記録を不能化する必要はない。
【0022】
本発明は、複数の累積アイテムの間の消去を同期させることが望まれるような応用を考慮に入れている。ブロック206に示すように、選択されたページに関連するページ記録停止信号を受信すると、その選択されたページ内への累積アイテムの記録も不能化される。ブロック204に示すように履歴累積アイテムを消去した後に、ブロック208に示すようにその選択されたページ内への累積アイテムの記録が再可能化される。この時点で、履歴イベントアイテム及び履歴累積アイテムは、選択されたページからクリアされている。その後には、選択されたページは、消去後に記録された累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテム(もし、あれば)だけを含むことになる。
【0023】
選択されたページ内のライフ・トゥ・デイトアイテムは、その定義により消去されない。しかしながら、若干の応用においては、イベントアイテム及び累積アイテムの消去プロセスと、更新されたライフ・トゥ・デイトアイテムの記録とをインタフェースすることができる。これらの状況においては、ブロック210に示すように、ライフ・トゥ・デイトアイテムの記録を瞬時的に中断させることができる。消去が完了した後に、ブロック212に示すように、ライフ・トゥ・デイトの記録を再可能化することができる。
【0024】
もしブロック208に示すように累積アイテムの記録が可能化されていれば、ブロック214に示すように付加的な累算器アイテム情報の記録を再開することができる。もしブロック208において累積アイテムの記録が可能化されていなければ、付加的な累積アイテムの記録は不能化されたままである。ブロック215に示すように、これらのアイテムの記録が可能化された後に、選択されたページにおける付加的なライフ・トゥ・デイトアイテム情報の記録が再開される。付加的なイベントアイテム情報の記録はブロック202から不能化されており、従って、遂行されない。
【0025】
選択されたページへのイベントアイテムの記録の再可能化は、選択されたページを識別するページ記録開始信号によって開始される。ブロック216及び218にそれぞれ示すように、もし必要ならば、累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの現在の記録は不能化される。新しいイベントアイテムと、新しい履歴累積アイテムとの同期は、もし先にブロック208において記録が可能化されていれば、ブロック220に示すように選択されたページ内の全ての履歴累積アイテムを消去することによって達成される。次に、ブロック222に示すように、選択されたページのためのイベントアイテムの記録が可能化される。もし先に累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録が不能化されていれば、ブロック224及び226にそれぞれ示すように、選択されたページのためのそれらの記録も可能化される。その後に、ブロック200に示すように、選択されたデータページ内の全てのデータアイテムの記録が再開される。
【0026】
いろいろな理由から、あるページ内の特定データアイテムの記録を可能化及び不能化することが望ましいことがあり得る。例えば、故障していることが分かっているセンサからの誤った履歴情報が累積するのを防ぐために、そのセンサに関連するデータアイテムを不能化することができる。別の例として、大量のメモリを必要とする選択されたデータアイテムをある時間にわたって不能化し、他のデータアイテムを記録するためにメモリを自由にすることができる。
【0027】
図3は、選択されたデータアイテムページから選択されたイベントアイテムの記録を可能化及び不能化するための方法のフロー図である。このプロセスは、選択されたページ内のイベントアイテム、累積アイテム、及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録を可能化するブロック300から開始される。選択されたページ内の選択されたイベントアイテムを識別するイベント記録停止信号が、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び全ての累算器アイテムの消去を開始させる。イベント記録停止信号を受信すると、ブロック302に示すように、その選択されたイべントアイテムに関連する選択されたページにおける全てのイベントアイテムの記録が不能化される。もし同期を維持する必要があれば、ブロック304及び306にそれぞれ示すように、全ての累算器アイテム、及び全てのライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化することができる。記録が不能化された後に、ブロック308に示すように、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び累算器アイテムが消去される。
【0028】
消去が完了した後に、今停止されたばかりの選択されたイベントアイテムを除く全てのデータアイテムの記録が再開される。ブロック310に示すように、選択されたイベントアイテムを除く全てのイベントアイテムの記録が可能化される。もし必要ならば、ブロック312に示すように、累積アイテムの記録が可能化される。最後に、ブロック314に示すように、ライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も可能化される。ブロック316に示すように、イベントアイテム、ライフ・トゥ・デイトアイテム、及び選択されたイベントアイテムを除く全てのイベントデータの記録が続行される。
【0029】
選択されたイベントアイテムを識別するイベント記録開始信号を受信すると、選択されたイベントアイテムの記録が再可能化される。前述したように、ブロック318において、全てのイベントアイテムの記録が不能化される。オプションとして、ブロック320及び322にそれぞれ示すように、累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化される。選択されたページのイベントアイテムと累積アイテムとの間の同期は、ブロック324に示すように、それらを消去することによって達成される。ブロック326、328、及び330にそれぞれ示すように、選択されたページの全てのイベントアイテム、全ての累算器アイテム、及び全てのライフ・トゥ・デイトアイテムの記録が可能化される。最後に、前述したブロック300に示すように、選択されたページの全てのデータアイテムの記録が再開される。
【0030】
本発明によれば、選択されたページ内の個々の累積アイテムの記録を不能化及び可能化することが可能である。図4は、選択されたページ内の選択された累積アイテムを不能化及び可能化するための方法のフロー図である。本方法は、ブロック400に示すように、マイクロプロセッサ102が選択されたページ内にイベントアイテム、累積アイテム、及びライフ・トゥ・デイトアイテムを記録することから開始される。選択されたページ内の選択された累積アイテムを識別する累積記録停止信号を受信すると、ブロック402に示すように、選択されたページにおける全てのイベントの記録が不能化される。前述したように、そしてブロック404及び406に示すように、選択されたページにおける全ての累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化される。次いで、ブロック408において、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び全ての累積アイテムが消去される。
【0031】
消去が完了した後に、ブロック410に示すように、全てのイベントアイテムの記録が可能化される。ブロック412及び414にそれぞれ示すように、全てのライフ・トゥ・デイトアイテム、及び不能化されている(もし先に不能化されていれば)選択された累積アイテムを除く累積アイテムの記録が可能化される。最後に、ブロック416に示すように、選択されたページの全てのイベントアイテム、全てのライフ・トゥ・デイトアイテム、及び選択された累積アイテムを除く全ての累積アイテムの記録が可能化される。
【0032】
選択されたページ内の選択された累積アイテムを識別する累積記録開始信号の受信は、選択された累積アイテムの記録を再開すべきことを指示する。累積記録開始信号は、ブロック418に示すように、選択されたページにおけるイベントアイテムの記録を不能化させる。オプションとして、ブロック420及び422にそれぞれ示すように、選択されたページにおける他の全ての累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化することができる。
【0033】
次いで、ブロック424に示すように、情報を再同期させるために、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び全ての累積アイテムが消去される。その選択されたページ内に格納されているライフ・トゥ・デイトアイテムは消去されない。次いで、ブロック426に示すように、選択されたページのイベントアイテムの記録が再可能化される。もし必要ならば、ブロック428および430にそれぞれ示すように、選択されたページ内の累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も再可能化される。最後に、ブロック400に示すように、選択されたページにおける全てのデータアイテムの記録が再開される。
【0034】
以上に本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態が本発明の全ての可能な形状を説明しているものではない。本明細書に使用した用語は、単なる説明の目的で使用したに過ぎず、本発明を限定するために使用したものではない。また、本発明は、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく多くの変更が可能であることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】
電子制御モジュールの成分ブロック図である。
【図2】
メモリ内の選択されたページへの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去する方法のフロー図である。
【図3】
メモリ内の選択されたページにおける選択されたイベントアイテムの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去する方法のフロー図である。
【図4】
メモリ内の選択されたページにおける選択された累算器アイテムの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去する方法のフロー図である。
(技術分野)
本発明は、ビークル(以下、自動車という)データレコーダの分野に関する。
【0002】
(従来の技術)
高速マイクロプロセッサ、電子燃料噴射器、センサ、及びアクチュエータは、近代の内燃機関(エンジン)及びトランスミッションをソフトウェア制御の下におくことを可能にした。センサは、機関及びトランスミッションダイナミックスを理解するのに要求される全ての必要データアイテムをソフトウェアへ供給し、電子燃料噴射器及びアクチュエータは、種々の機関及びトランスミッション機能の制御を実現するための手段になっている。自動車のデータレコーダの不揮発性メモリにマイクロプロセッサを結合することによってソフトウェアは種々の履歴データアイテムを格納し、後刻解析が可能になる。これらのデータアイテムは、典型的には機関及びトランスミッションである伝導列(パワートレイン)、並びに他の自動車パラメータに関係付けられていることが多い。メモリ内に格納されたデータアイテムは、マイクロプロセッサまたは別の外部コンピュータ内で実行されるソフトウェアによって生成される報告書(レポート)を通して検索することができる。自動車の運転者及び所有者は、これらの報告書から、自動車または運転者が如何に良好に動作したかを、並びに自動車の走行に関する種々の詳細を決定することができる。
【0003】
データアイテムを収集し、格納するソフトウェアの能力は、そのデータを記録する不揮発性メモリの容量を超えることが多い。従って、ユーザは、どのデータアイテムが重要であって不揮発性メモリ内に記録すべきか、またどのデータアイテムを揮発性メモリ内に記録するかを決定しなければならない。この決定は、時間の経過に伴って、またユーザ毎に変化し得る。従って、どのデータアイテムを不揮発性メモリ内に記録するのかを動的に選択できることが望ましい。
【0004】
データアイテムは、ページにグループ化されて不揮発性メモリ内に格納されることが多い。各ページは、典型的に、若干の共通ネクサスを有するデータアイテムを含む。例えば、全ての診断情報を1つのページ上に含ませることができ、一方全ての機関使用データは第2のページ上に含まれる。これは、個々のページを可能化及び不能化してデータアイテムを記録するので、混乱と問題を招来する。一般的には、たとえそのページが不能化されたとしても、そのページ内の履歴データアイテムを捨てることが行われている。これにより、種々のページ及び個々のデータアイテムは、時間の関数として相互に同期外れになる。例えば、可能化された診断ページは機関冷却材が高温しきい値に到達したことを記録し、一方不能化された機関使用ページは低いアイドリングで動作している機関を示す古いデータを含むことができる。このような場合、保守要員は、現在の高い冷却材温度診断データ、及び古い低アイドリング機関データの両方を同時に含む報告書によって混乱しがちである。
【0005】
(発明の概要)
本発明は、電子制御モジュールを動作させる方法と、この電子制御モジュールが実行できるコンピュータプログラムを記録する情報記録媒体とに関する。このプログラムは、個々のデータアイテムまたはデータアイテムのあるページの記録がその後に不能化された時に、履歴データアイテムを消去する。履歴データアイテムを消去することによって、記録された古いデータアイテムと、現在のデータアイテムとを混ぜ合わせて有していることを原因とし得るどのような混乱も回避される。消去される履歴データアイテムは、少なくとも2つのカテゴリ、即ち、イベントアイテム及び累積アイテムに分けられる。イベントアイテムは、しきい値を横切る変数のようなランダムなイベント、及び時計の各チックにおける値のような周期的イベントに基づく。累積アイテムは、一般的には、走行距離計(オドメータ)のように、一方向にだけ動く傾向がある値を発生する。
【0006】
動作中、本発明の方法は、記録を停止させるように選択されたメモリ内のページに関連する1つまたはそれ以上のイベントアイテムの記録を不能化させるステップを含む。次に、その選択されたページの全てのイベントアイテム及び全ての累積アイテムを消去する。選択されたページ内に反映されている累算器アイテムは、選択されたページが不能化され、消去された後も格納され続けることを許される。その結果、選択されたページにおける記録が再可能化された時に、選択されたページ上の累積アイテムは再度消去される。これは、選択されたページ内に記録されたイベントアイテム及び累算器アイテムの間の同期を維持するために行われるのである。選択されたページにおける記録が再可能化されると、選択されたページに関連する全てのイベントアイテムの記録が再可能化される。
【0007】
代替実施の形態においては、履歴データアイテムが消去されつつある時には、選択されたページにおける累算器アイテムの記録を中断させることができる。累算器アイテムの記録を不能化し、履歴累算器アイテムを消去し、そして累算器アイテムの記録を再可能化することによって、選択されたページが消去されている間に累算器アイテムが更新されることを防ぐ。これは、選択されたページ内の個々の累算器アイテム間の同期の維持を援助する。
【0008】
別の代替実施の形態においては、累算器アイテムの記録を中断させ、履歴データが消去された後も中断させたままにすることができる。この実施の形態は、累算器アイテム及びイベントアイテムが一緒に不能化され、消去され、そして可能化されるようにして、両アイテム間の同期を維持する。
【0009】
更に別の代替実施の形態においては、データアイテムの記録の可能化及び不能化を、個々のデータアイテムレベルにおいて遂行することができる。この実施の形態においては、あるページの1つのイベントアイテムが不能化されると、そのページの全てのイベントアイテムが不能化され、一方その履歴データアイテムは消去される。消去が完了した後に、不能化されている選択されたイベントアイテムを除く全てのイベントアイテムの記録が再可能化される。選択されたイベントアイテムの記録が再可能化され、次いで全てのイベントアイテムの記録が不能化されると、履歴データアイテムが消去され、次いで全てのイベントアイテムの記録が再可能化される。同じ方法が個々の累算器アイテムに適用され、消去の前に全ての累算器アイテムの記録が不能化され、次いで消去の後に再可能化される。
【0010】
以上のように、本発明の目的は、あるメモリの選択されたページ内の1つまたはそれ以上のデータアイテムの記録が不能化された時に、そのページ内の履歴データアイテムを消去する方法、及びその方法を実現するコンピュータプログラムを記録するための情報記録媒体を提供することである。
【0011】
これらの、及び他の目的、特色、及び長所は、以下の添付図面に基づく詳細な説明から容易に理解できよう。
【0012】
(実施の形態)
図1に示す電子制御モジュール(ECM)100は、典型的な自動車の機関成分90及びユーザインタフェース92と通信する。図示のように、ECM100は、揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)104及び不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)106を有するマイクロプロセッサ102を含む。勿論、公知のように、ECMは、RAM104及びNVRAM106の代わりに、またはそれらの他に、フラッシュEPROM及びEEPROMメモリのような他の型のメモリを含むことができる。
【0013】
NVRAM106または他の不揮発性メモリは、種々の制御及び情報機能を遂行するために実行される命令、較正値及び機関の正常動作を表すパラメータを含むデータテーブル、及びソフトウェアによって記録された履歴データアイテム(マイクロプロセッサ102が実行した)を含むことができる。履歴データアイテム情報を記録する場合、NVRAM106は自動車データレコーダとして動作する。履歴データアイテムを記録するために、ECM100の外部の別の不揮発性メモリデバイス(図示してない)を使用することもできる。マイクロプロセッサ102は、入力及び出力(I/O)ドライバ108へ制御信号を供給し、該ドライバ108から信号を受信する。I/Oドライバ108は機関成分90と通信し、機関制御のために必要な信号及び電力を供給しながら、ECM100を有害電気パルスから保護する。上述したECM100成分は、データ、アドレス、及び制御バス110によって相互接続されている。同一の機能を遂行することができるマイクロプロセッサ及び電気及び電子回路の種々の組合わせを含む他の種々の可能な制御スキームが存在することに注目されたい。
【0014】
機関成分90は、機関の特定のシリンダ(図示してない)にそれぞれ関連する複数の電子ユニット噴射器(EUI)94と、種々の機関動作状態を指示する複数のセンサ96とを含んでいる。これらの状態の例は、限定するものではないが、冷却材温度、周囲空気温度、吸込マニホルド空気温度、入口空気温度、機関油温度、燃料温度、インタクーラー温度、スロットル位置、吸込マニホルド圧力、燃料圧力、油圧力、冷却材圧力、シリンダ位置、及びシリンダ順序を含む。機関成分90は、ソレノイド、可変バルブ、表示灯、電動機、及び発電機を含むことができるアクチュエータ98をも含む。ECM100が、冷却用ファン99、及びブレーキ、トランスミッション、自動車管理システム、及び全車両管理無線トランスポンダのような関連自動車システムを制御する他のマイクロプロセッサ(図示してない)のような他の自動車成分90とも通信できることを理解されたい。
【0015】
NVRAM106からデータアイテムを検索するために、データハブとしても知られているユーザインタフェース92が使用される。データアイテムは、報告書の形状で出力される。各報告書は、データグループ内に格納された情報に基づく。各データグループは、1つまたはそれ以上の情報ページからなる。以下の表1に、記録されたデータアイテムを格納し、報告するために使用されるデータグループ、ページ、及び報告書の典型例を示す。
表 1
【0016】
NVRAM106内に格納されたデータアイテムは、3つの型、即ち、イベントアイテム、累積アイテム、及びライフ・トゥ・デイト(life−to−date)アイテムの1つに分類することができる。イベントアイテムは、しきい値を横切る変数のようなランダムなイベント、または時計の各チックにおける値のような周期的イベントに基づく。イベントアイテムを表す変数は、任意の時点に任意の方向に値を変化させ得る。ランダムイベント型のイベントアイテムの1つの例は過圧センサであり、これは感知した圧力が設定点より低い場合には偽の値を発生し、感知した圧力が設定点より高い場合には真の値を発生する。この型のイベントアイテムは、その値が偽から真へ変化する時だけメモリ内に記録することができる。イベントアイテムの別の例は、油の温度に比例する値を発生する油温度センサである。この場合、油の温度は周期的に記録される。記録されたデータアイテムは、自動車の動作パラメータの傾向を検出するためのメカニズムを提供する。記録されたデータを時間の関数として解析することによって、動作パラメータが所定の値に到達するであろうことを予測でき、従って、時間または走行距離に基づくのではなく、必要に応じた予防保守が可能になる。
【0017】
累積アイテムは、一般に一方向のみに動く傾向がある値を発生する。累算器アイテムの例は、限定するものではないが、走行距離計、走行時間、消費した燃料の合計量、及び最後のスケジュールされた保守以降の機関時間を含む。累積アイテムは自動車の動作中に使用されることが多く、従って、たとえ関連するページへの記録が不能化された後でも、それらをメモリ内に記録し続けることが望ましい。
【0018】
ライフ・トゥ・デイトアイテムは、一般に、決して変化しない静的情報、及び決してリセットすべきではない累積情報の特別なクラスからなる。静的情報の例は、報告書の見出し情報、機関構成情報、及びトランスミッション構成情報を含む。決してリセットすべきではない累積情報の例は、合計機関時間及び自動車の走行距離計の走行距離を含む。
【0019】
図2は、メモリ内の選択されたページの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去するための方法のフロー図である。不能化、消去、及び可能化は、自動車の運行または非運行と共に遂行することができる。本例は、ブロック200に示すように、マイクロプロセッサ102が、NVRAM106内の多くのページから選択された1つのページ内に複数のデータアイテムを記録することから開始される。選択されたページ内に記録される複数のデータアイテムは、1つまたはそれ以上のイベントアイテム、1つまたはそれ以上の累積アイテム、及び1つまたはそれ以上のライフ・トゥ・デイトアイテムの何等かの所定の組合わせからなることができる。
【0020】
選択されたページのデータアイテムの記録を停止させるために、ユーザインタフェース92を通してページ記録停止信号がECM100へ供給される。ページ記録停止信号は、幾つかのページの中から記録を停止させるように選択されたページを識別する。ブロック202に示すように、選択されたページに関連するページ記録停止信号を受信すると、その選択されたページ内の全てのイベントアイテムの記録が不能化される。ブロック204に示すように、ライフ・トゥ・デイトアイテムを除く全てのデータアイテムが、選択されたページから消去される。この消去は、既存データアイテム上に論理“1”または論理“0”を書込むことを含む。好ましい実施の形態においては、消去のために論理1を選択するのか、または論理0を選択するのかは、NVRAM106内の個々のストレージセルの最低エネルギ状態によって決定される。
【0021】
ライフ・トゥ・デイト以外の履歴データアイテムを消去した後は、選択されたデータページの記録が不能化されている限り、新しいイベントアイテムはその選択されたデータページ内に記録されない。好ましい実施の形態では、選択されたページ内へ累積アイテムを記録し続けることが望ましい。従って、選択されたページ内の履歴累積アイテムを消去する前に、必ずしも累積アイテムの記録を不能化する必要はない。
【0022】
本発明は、複数の累積アイテムの間の消去を同期させることが望まれるような応用を考慮に入れている。ブロック206に示すように、選択されたページに関連するページ記録停止信号を受信すると、その選択されたページ内への累積アイテムの記録も不能化される。ブロック204に示すように履歴累積アイテムを消去した後に、ブロック208に示すようにその選択されたページ内への累積アイテムの記録が再可能化される。この時点で、履歴イベントアイテム及び履歴累積アイテムは、選択されたページからクリアされている。その後には、選択されたページは、消去後に記録された累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテム(もし、あれば)だけを含むことになる。
【0023】
選択されたページ内のライフ・トゥ・デイトアイテムは、その定義により消去されない。しかしながら、若干の応用においては、イベントアイテム及び累積アイテムの消去プロセスと、更新されたライフ・トゥ・デイトアイテムの記録とをインタフェースすることができる。これらの状況においては、ブロック210に示すように、ライフ・トゥ・デイトアイテムの記録を瞬時的に中断させることができる。消去が完了した後に、ブロック212に示すように、ライフ・トゥ・デイトの記録を再可能化することができる。
【0024】
もしブロック208に示すように累積アイテムの記録が可能化されていれば、ブロック214に示すように付加的な累算器アイテム情報の記録を再開することができる。もしブロック208において累積アイテムの記録が可能化されていなければ、付加的な累積アイテムの記録は不能化されたままである。ブロック215に示すように、これらのアイテムの記録が可能化された後に、選択されたページにおける付加的なライフ・トゥ・デイトアイテム情報の記録が再開される。付加的なイベントアイテム情報の記録はブロック202から不能化されており、従って、遂行されない。
【0025】
選択されたページへのイベントアイテムの記録の再可能化は、選択されたページを識別するページ記録開始信号によって開始される。ブロック216及び218にそれぞれ示すように、もし必要ならば、累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの現在の記録は不能化される。新しいイベントアイテムと、新しい履歴累積アイテムとの同期は、もし先にブロック208において記録が可能化されていれば、ブロック220に示すように選択されたページ内の全ての履歴累積アイテムを消去することによって達成される。次に、ブロック222に示すように、選択されたページのためのイベントアイテムの記録が可能化される。もし先に累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録が不能化されていれば、ブロック224及び226にそれぞれ示すように、選択されたページのためのそれらの記録も可能化される。その後に、ブロック200に示すように、選択されたデータページ内の全てのデータアイテムの記録が再開される。
【0026】
いろいろな理由から、あるページ内の特定データアイテムの記録を可能化及び不能化することが望ましいことがあり得る。例えば、故障していることが分かっているセンサからの誤った履歴情報が累積するのを防ぐために、そのセンサに関連するデータアイテムを不能化することができる。別の例として、大量のメモリを必要とする選択されたデータアイテムをある時間にわたって不能化し、他のデータアイテムを記録するためにメモリを自由にすることができる。
【0027】
図3は、選択されたデータアイテムページから選択されたイベントアイテムの記録を可能化及び不能化するための方法のフロー図である。このプロセスは、選択されたページ内のイベントアイテム、累積アイテム、及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録を可能化するブロック300から開始される。選択されたページ内の選択されたイベントアイテムを識別するイベント記録停止信号が、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び全ての累算器アイテムの消去を開始させる。イベント記録停止信号を受信すると、ブロック302に示すように、その選択されたイべントアイテムに関連する選択されたページにおける全てのイベントアイテムの記録が不能化される。もし同期を維持する必要があれば、ブロック304及び306にそれぞれ示すように、全ての累算器アイテム、及び全てのライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化することができる。記録が不能化された後に、ブロック308に示すように、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び累算器アイテムが消去される。
【0028】
消去が完了した後に、今停止されたばかりの選択されたイベントアイテムを除く全てのデータアイテムの記録が再開される。ブロック310に示すように、選択されたイベントアイテムを除く全てのイベントアイテムの記録が可能化される。もし必要ならば、ブロック312に示すように、累積アイテムの記録が可能化される。最後に、ブロック314に示すように、ライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も可能化される。ブロック316に示すように、イベントアイテム、ライフ・トゥ・デイトアイテム、及び選択されたイベントアイテムを除く全てのイベントデータの記録が続行される。
【0029】
選択されたイベントアイテムを識別するイベント記録開始信号を受信すると、選択されたイベントアイテムの記録が再可能化される。前述したように、ブロック318において、全てのイベントアイテムの記録が不能化される。オプションとして、ブロック320及び322にそれぞれ示すように、累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化される。選択されたページのイベントアイテムと累積アイテムとの間の同期は、ブロック324に示すように、それらを消去することによって達成される。ブロック326、328、及び330にそれぞれ示すように、選択されたページの全てのイベントアイテム、全ての累算器アイテム、及び全てのライフ・トゥ・デイトアイテムの記録が可能化される。最後に、前述したブロック300に示すように、選択されたページの全てのデータアイテムの記録が再開される。
【0030】
本発明によれば、選択されたページ内の個々の累積アイテムの記録を不能化及び可能化することが可能である。図4は、選択されたページ内の選択された累積アイテムを不能化及び可能化するための方法のフロー図である。本方法は、ブロック400に示すように、マイクロプロセッサ102が選択されたページ内にイベントアイテム、累積アイテム、及びライフ・トゥ・デイトアイテムを記録することから開始される。選択されたページ内の選択された累積アイテムを識別する累積記録停止信号を受信すると、ブロック402に示すように、選択されたページにおける全てのイベントの記録が不能化される。前述したように、そしてブロック404及び406に示すように、選択されたページにおける全ての累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化される。次いで、ブロック408において、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び全ての累積アイテムが消去される。
【0031】
消去が完了した後に、ブロック410に示すように、全てのイベントアイテムの記録が可能化される。ブロック412及び414にそれぞれ示すように、全てのライフ・トゥ・デイトアイテム、及び不能化されている(もし先に不能化されていれば)選択された累積アイテムを除く累積アイテムの記録が可能化される。最後に、ブロック416に示すように、選択されたページの全てのイベントアイテム、全てのライフ・トゥ・デイトアイテム、及び選択された累積アイテムを除く全ての累積アイテムの記録が可能化される。
【0032】
選択されたページ内の選択された累積アイテムを識別する累積記録開始信号の受信は、選択された累積アイテムの記録を再開すべきことを指示する。累積記録開始信号は、ブロック418に示すように、選択されたページにおけるイベントアイテムの記録を不能化させる。オプションとして、ブロック420及び422にそれぞれ示すように、選択されたページにおける他の全ての累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も不能化することができる。
【0033】
次いで、ブロック424に示すように、情報を再同期させるために、選択されたページ内の全てのイベントアイテム及び全ての累積アイテムが消去される。その選択されたページ内に格納されているライフ・トゥ・デイトアイテムは消去されない。次いで、ブロック426に示すように、選択されたページのイベントアイテムの記録が再可能化される。もし必要ならば、ブロック428および430にそれぞれ示すように、選択されたページ内の累積アイテム及びライフ・トゥ・デイトアイテムの記録も再可能化される。最後に、ブロック400に示すように、選択されたページにおける全てのデータアイテムの記録が再開される。
【0034】
以上に本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態が本発明の全ての可能な形状を説明しているものではない。本明細書に使用した用語は、単なる説明の目的で使用したに過ぎず、本発明を限定するために使用したものではない。また、本発明は、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく多くの変更が可能であることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】
電子制御モジュールの成分ブロック図である。
【図2】
メモリ内の選択されたページへの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去する方法のフロー図である。
【図3】
メモリ内の選択されたページにおける選択されたイベントアイテムの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去する方法のフロー図である。
【図4】
メモリ内の選択されたページにおける選択された累算器アイテムの記録が可能化及び不能化された時に、そのページを消去する方法のフロー図である。
Claims (18)
- ビークル上に配置され、複数のデータアイテムをメモリの複数のページ内に記録するように動作する電子制御モジュールを動作させる方法であって、上記複数のデータアイテムは上記ビークルに関する少なくとも1つのイベントアイテム及び上記ビークルに関する少なくとも1つの累積アイテムを含み、上記方法は、
上記複数のページの選択されたページに関連するページ記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を不能化するステップと、
上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の複数のデータアイテムを消去するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 上記選択されたページに関連するページ記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページ内の上記少なくとも1つの累積アイテムを消去するステップと、
上記選択されたページ内の上記少なくとも1つの累積アイテムの消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記少なくとも1つのイベントアイテムは上記選択されたページ内の複数のイベントアイテムであり、上記方法は、
上記選択されたページ内の上記複数のイベントアイテムの選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録を不能化するステップと、
上記複数のイベントアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたイベントアイテムを除く上記複数のイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記少なくとも1つの累積アイテムは上記選択されたページ内の複数の累積アイテムであり、上記方法は、
上記選択されたページ内の上記複数の累積アイテムの選択された累積アイテムに関連する累積記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択された累積アイテムに関連する累積記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を不能化する第3のステップと、
上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録の上記第3の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテム及び上記選択された累積アイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記選択されたページに関連するページ記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記選択されたページに関連するページ記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記少なくとも1つの累積アイテムを消去するステップと、
上記選択されたページ内の上記少なくとも1つの累積アイテムの消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記少なくとも1つのイベントアイテムは上記選択されたページ内の複数のイベントアイテムであり、上記方法は、
上記選択されたページ内の上記複数のイベントアイテムの選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテム、及び上記選択されたイベントアイテムを除く上記複数のイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテム、及び上記選択されたイベントアイテムを除く上記複数のイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記少なくとも1つの累積アイテムは上記選択されたページ内の複数の累積アイテムであり、上記方法は、
上記選択されたページ内の上記複数の累積アイテムの選択された累積アイテムに関連する累積記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテム、及び上記選択された累積アイテムを除く上記複数の累積アイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択された累積アイテムに関連する累積記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記選択されたページに関連するページ記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページに関連するページ記録開始信号に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテム、及び上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 複数のデータアイテムをメモリの複数のページ内に記録するように動作する電子制御モジュール内に使用するための情報記録媒体であって、上記複数のデータアイテムはビークルに関する少なくとも1つのイベントアイテム及び上記ビークルに関する少なくとも1つの累積アイテムを含み、上記情報記録媒体は上記電子制御モジュールによって可読な、且つ実行可能なコンピュータプログラムを記録しており、上記コンピュータプログラムは、
複数のページの選択されたページに関連するページ記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を不能化するステップと、
上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去するステップと、
を含むことを特徴とする情報記録媒体。 - 上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページに関連するページ記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページ内の上記少なくとも1つの累積アイテムを消去するステップと、
上記選択されたページ内の上記少なくとも1つの累積アイテムの消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。 - 上記少なくとも1つのイベントアイテムは上記選択されたページ内の複数のイベントアイテムであり、上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページ内の上記複数のイベントアイテムの選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録を不能化するステップと、
上記複数のイベントアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたイベントアイテムを除く上記複数のイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。 - 上記少なくとも1つの累積アイテムは上記選択されたページ内の複数の累積アイテムであり、上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページ内の上記複数の累積アイテムの選択された累積アイテムに関連する累積記録停止信号に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択された累積アイテムに関連する累積記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を不能化する第3のステップと、
上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録の上記第3の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテム、及び上記選択された累積アイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。 - 上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページに関連するページ記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。 - 上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページに関連するページ記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の少なくとも1つの累積アイテムを消去するステップと、
上記選択されたページ内の上記少なくとも1つの累積アイテムの消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。 - 上記少なくとも1つのイベントアイテムは、上記選択されたページ内の複数のイベントアイテムであり、上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページ内の上記複数のイベントアイテムの選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテム、及び上記選択されたイベントアイテムを除く上記複数のイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択されたイベントアイテムに関連するイベント記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。 - 上記少なくとも1つの累積アイテムは上記選択されたページ内の複数の累積アイテムであり、上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページ内の上記複数の累積アイテムの選択された累積アイテムに関連する累積記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第2のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第2の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つのイベントアイテム、及び上記選択された累積アイテムを除く上記複数の累積アイテムの記録を可能化するステップと、
上記選択されたページ内の上記選択された累積アイテムに関連する累積記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を不能化する第2のステップと、
上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録の上記第2の不能化に応答して、上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムを消去する第3のステップと、
上記選択されたページ内の上記複数のデータアイテムの上記第3の消去に応答して、上記選択されたページにおける上記複数のデータアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。 - 上記コンピュータプログラムは、
上記選択されたページに関連するページ記録停止信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテムの記録を不能化するステップと、
上記選択されたページに関連するページ記録開始信号の受信に応答して、上記選択されたページにおける上記少なくとも1つの累積アイテム、及び上記少なくとも1つのイベントアイテムの記録を可能化するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体。
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