JP2004511964A - 電話機に接続され、icカードで構成されたデジタルおよび音声データ伝達システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電話機に接続され、ICカードで構成されたデジタルおよび音声データ伝達システムを提供する。
【解決手段】両者共に電話網に接続された、電話機と通信タブレットで構成された第1の装置と、同じく電話機と通信タブレットで構成された第2の装置とから成るデータ伝達システムにおいて、前記通信タブレットがスタイラスによってアドレス指定可能なタッチスクリーン型であるシステム。それぞれのタブレットは、そのそれぞれが特定の用途を作成し、データを管理し、通信タブレットの画面(2)を定めることを可能にする、多数のICカード(15)を受納することができるICカード読取器と電話機によって提供される音声信号と通信タブレットによって供給されるデータの同時伝達のための一時的または周波数的多重化手段を備えている。かかるシステムは、必要ならば電話会話の途中に、手書きの形のメッセージを作成、伝達、受信および管理すること、ならびにICカード(15)によって発生した多数のアプリケーションの利用を可能にする。
【選択図】図2
【解決手段】両者共に電話網に接続された、電話機と通信タブレットで構成された第1の装置と、同じく電話機と通信タブレットで構成された第2の装置とから成るデータ伝達システムにおいて、前記通信タブレットがスタイラスによってアドレス指定可能なタッチスクリーン型であるシステム。それぞれのタブレットは、そのそれぞれが特定の用途を作成し、データを管理し、通信タブレットの画面(2)を定めることを可能にする、多数のICカード(15)を受納することができるICカード読取器と電話機によって提供される音声信号と通信タブレットによって供給されるデータの同時伝達のための一時的または周波数的多重化手段を備えている。かかるシステムは、必要ならば電話会話の途中に、手書きの形のメッセージを作成、伝達、受信および管理すること、ならびにICカード(15)によって発生した多数のアプリケーションの利用を可能にする。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、場合によっては電話による会話の途中に、通信タブレット上にスタイラスを用いて手書きで発生したテキストまたは図表や絵などのグラフィックスをそれぞれが作成、遠隔タブレットに伝送、受信、表示または管理することを可能にする複数個の通信タブレットで構成された、遠隔通信網による手書きメッセージ交換システム、ならびに多数のその他の追加の用途分野に関するものである。
【0002】
【従来技術】
先行文献PCT97/0097はスタイラスの圧力の作用でピクセルごとにアドレス指定可能なタッチスクリーンと、ROMまたはRAMメモリに組合されたデータを管理することができるマイクロプロセッサとから成る通信タブレットにおいて、前記スタイラスが、域内使用のために搬送電流によって、および遠隔タブレット間の使用のために電話網によって、それも適切なモデムを介して、伝達されるためのメッセージの作成を可能にする通信タブレットをすでに開示している。この複雑な装置は搬送電流と電話線の組合せを使用し、各種の用途に対して開かれていないので設計によって固定された機能性を備え、そのためどちらかといえば業務用の使用に適している。くわえて、電話通信を続けながらの手書きメッセージの実時間交換を持ってなる機能性は開示されていない。
【0003】
現在、遠隔通信分野で技術が発達し、機能性が公衆の特定の需要に対して課題であることが多い多様な装置に至り、またそれに伴って取得および使用コストが無用に高いことが多い。
例えば、インターネット網の利用はメッセージまたはデータの交換のために人の間の通信を可能にするが、コンピュータの取得を必要とする上に、高いコスト、使用の複雑さ、すぐに古くなること、さらに、手書きメッセージを交換するだけの必要に答えるために適していない利用時間などに関連する不便がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記の不便を解消することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、両者共に電話網に接続された、電話機と通信タブレット(2)で構成された第1の装置と、同じく電話機と通信タブレットで構成された第2の装置とから成るデータ伝達システムにおいて、前記通信タブレットがスタイラスによってアドレス指定可能なタッチスクリーン型であり、前記システムが電話機によって提供された音声信号と通信タブレットによって提供されたデータを同時に伝達するための多重化手段を備え、それぞれのタブレットが「旅券」型の縮小フォーマットのものであり、
・それぞれが特定の用途専用の、多数のICカードを受け入れることができるICカード読取器と、タッチスクリーンの間に接続されたマイクロプロセッサを備え、
・それぞれのICカードがICカード読取器とのデータ交換を可能にし、それ専用の特定の用途に対応するタッチスクリーンの形状を可能にするようにプログラムされ、それぞれのICカードの、プログラムソフトウェアの更新が電話網またはインターネット網を介するダウンロードによって実施できることを特徴とするシステムを対象とする。
【0006】
本発明の利点は、人々が、その間の距離を問わず、手書きメッセージを時限時間で互いに交換し、電話通信の間に手書きの同一の内容に関して実時間で作業することを可能にすることである。それはとくに、それぞれが本発明による通信タブレットを備えた電話通信中の2人の相手が手書きのテキストまたはグラフィックスを作成し、修正することを可能にする。別の利点として、ICカードを使用することによって、電話線上の通信タブレットの間で、特定の用途専用の、また必要ならばダウンロードによって絶えず変更することのできる通信の設定が可能になり、これらの通信は電子タブレットによって発信されたデータと送受話器によって発信された言葉の同時伝達によって成立することができる。
本発明のその他の特徴と利点は、付属の図面を参照して、下記の説明を読むことによっていっそう明らかになるだろう。
【0007】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の通信タブレットの1つの実施態様によれば、タブレットはいっさいの電話機のそばに置かれ、好適には、コンピュータのモデムのように、入れ子式のプラグによって後者に接続されるための、厚さ数ミリメートルの「旅券」判の、小型ケース(1)の形状を有する。
好適には、通信タブレットのスクリーン(2)は仮想キーの表示を可能にし、それによって製造コストを圧縮し、その有効表面積を至適にする目的で、物理キーの数を最小限に抑えることができる。
【0008】
本発明の1つの実施態様によれば、平坦なケース(1)は、その面の一方に、任意のスタイラスによって基本ピクセルの部位でアドレス指定することのできるタッチグラフィックスクリーン(2)を組込んでいる。通信タブレットのスクリーンは通信タブレットのスクリーン(2)上のピクセルの刺激とアドレス指定を、スタイラスの圧力の作用によって引き起こすことが可能な、現状技術の周知の技法の1つによって実現される。スタイラスによってアドレス指定されたピクセルの座標(x、y)全体は本発明において組込まれたRAMメモリ(5)内に記憶され、実時間で通信タブレットのスクリーンに表示される。
【0009】
タブレットの電子部品はROMメモリ(4)とRAMメモリ(5)、スクリーン(2)と、場合によっては音声と同時に、モデム(7)を介して電話網(6)によるデータ通信の全体を管理するマイクロプロセッサ(3)で主として構成される。
【0010】
ROM(4)に記憶されたアプリケーションソフトウェア全体は本発明の機能を確保することを可能にする。前記ソフトウェアは必要に応じてRAMメモリ(5)内に、あるいは差込み可能なメモリモジュール内に記憶される。差込み可能なモジュール全体は本発明によるメモリ容量を大幅に増加させることができる、あるいはICカード読取器(17)内に挿入されたICカードからのもっと重いアプリケーションに対応するソフトウェアを記憶することができる。例えば、GSMタイプのセルラ通信網で行われるように、通信タブレットまたはその所有者の識別を可能にするために、場合によっては、(図示されていない)SIMカード(英語の“Subsriber Identification Module” の頭字語)をマイクロプロセッサに付加することができる。
【0011】
それぞれのICカードはタブレットに新規機能を定義する能力を有する。あるICカードは、アクセス制限、などの機密保持作業を実現することができる、別のカードは通常の通信相手の連絡先を記憶し、別のものはロトや宝くじに賭けることを可能にするだろう。この場合、前記カード内に記憶されたソフトウェアは前記賭け事に賭けることを可能にする要素や画像を表示させるために通信タブレットのスクリーン(2)の形状を決める。別のカードは認証や識別を可能にし、この後者のカードは電話機のボタン、あるいは通信タブレットのスクリーンに表示されるキーボード上で入力された暗証コードと組合せて使用することができる。
【0012】
本発明によって実現される機密保持の多数の用途として、
・ICクレジットまたはマネーカードの使用によって機密保持される遠隔支払い;
・発信、または受信メッセージ参照許可;
・カードへのメッセージ記録許可;
・電子グラフィック署名の作成と伝達
この最後の用途について、専用メモリカードがただ1人の使用者に割当てられる。前記カードを読取器に差し込むと、使用者は通信タブレットのスクリーン上にでてくる自分の署名をなぞり、あらかじめ選択した暗証コードを入力するよう促される。所持者の氏名に結びつけられたカードの照会と、入力されたコードの間の対応によって、あらかじめ描かれた署名の伝達認証が可能になる。電子グラフィック署名の補足として、情報を分析することによって宛先が例えば、氏名と前記情報の間の相関によって、追加の認証要素を手にすることが可能になるその他の情報も伝達することができる。さらに一意のデータベースは、カードの割り当てが所持者の身元保証を可能にする手続きの対象となるので、信頼できる第三者の役割を果たすことができる。この点で、SIMカードの使用は取引の安全性を強化することができる。
指紋認識または署名認識を可能にするものなど、周知の他のいっさいの認証手段も利用することができる。
【0013】
本発明の機能の1つは離れた2人の相手が自分の通信タブレットによって同時に電話で話し、グラフィックスを交換し、あるいは協同でグラフィックスを作成することを可能にする。このとき、すべては離れた2人の相手が並んで同じ通信タブレット上に書いているかのように行われる。
この機能は大衆通信の世界で新たな革命にあたる。
【0014】
音声とデータのこの同時伝達機能を実現するために、現状技術の複数の解決法が知られているが、それらは高い計算能力を必要とするアルゴリズムを用いることが多い。本発明の精神、すなわち小さな寸法、低いコストと大衆向け製品の中にとどまるために、単純かつ十分であり、本発明の目的にかなう2つの方法を以下に展開する:
【0015】
1/第1の技法はいっさいの会話の途中に挟まれる無音の存在を利用することをもってなる。
任意の電話会話の際、無音部分は一般的に通信の全時間の50%を超えることが証明されている。この無音を利用してスタイラスによってアドレス指定されRAM(5)に記憶されたピクセルの座標(x、y)を一方のタブレットから遠隔タブレットに伝達することができる。
データの伝達のための無音の利用は例えば、次のようにして実現できる:(90%を超える)きわめて大多数の場合無音が200ミリ秒を越えて続くことを知った上で、伝達すべきアドレス指定された新規ピクセルを有する通信タブレットのマイクロプロセッサは50ミリ秒を越える無音を検出した都度データ伝達のために150ミリ秒を取っておく。データ伝達のために取っておいた150ミリ秒の間、音声伝達は通信2方向において切断される。音声データ多重化を保証する論理回路は図1に示した。50ミリ秒を越える無音、音声および聴取を検出する都度、2位置スイッチ(8)によってフォニー(phonie)の伝達が切断され、「タイマー」が150ミリ秒にプログラムされている単安定(9)が作動されるが、前記単安定は上述の無音の都度、150ミリ秒の間ゲート(10)を作動させ、RAM(5)に記憶されたデータがモデム(7)を介して電話網(6)に転送されることを可能にする。この作用は無音が続き、伝達すべきデータがあるかぎり反復される。データに取っておいた150ミリ秒の時間が尽きたとき、伝達すべき追加のデータがなければ、スイッチ(8)は音声連結を回復する。データ伝達の開始に特徴的な遠隔タブレットからの信号を受信したとき、受信側タブレットは音声を150ミリ秒の間切断し、データを受信する。
【0016】
かかる手順によって、音声通信の品質に影響することなしに、あるいはきわめて長距離の通信の場合、時にはわずかに音声に影響するだけで、音声とデータのほぼ同時の伝達を簡単に実現することが可能になる。
したがって、通信中の電話機に接続されたタブレットがまだ遠隔タブレットに伝達されていないスタイラスの圧力によってアドレス指定された座標全体(x、y)をRAMメモリ(5)内に保有したらすぐに、マイクロプロセッサは次の50ミリ秒の無音を待って、2人の相手のための聴取と音声のレベルを150ミリ秒の間掩蔽コマンド信号で伝達し、この信号に伝達すべきデータが続く。遠隔タブレットによって受信された座標(x、y)はつぎに後者のRAMメモリ内に記憶される。
【0017】
スタイラスによってアドレス指定され、RAMメモリ(5)に記憶された新しい対(x、y)だけが伝達される。
いったん50ミリ秒の無音が検出されると、次の150ミリ秒の間、音声ではなくデータ転送に優先権が与えられすべてのデータを伝達するのに十二分である。
なぜなら、
・平均毎秒5センチメートルの手書き線描速度
・0.3ミリメートルのピクセル間距離
・合計16ビットのピクセル座標の暗号化
・データ圧縮機能の完全な非在
・会話中の無音率=50%
このような過大な仮説を考えた場合、平均伝送速度は2.4Kbits/sに達するからである。合計時間の37%(50%×150ms/200ms)まで達することのできる150ミリ秒の時間で構成される、この伝達に影響されることがある時間を考慮に入れると、データ伝達時間の間に必要なビットは、6.4Kbits/sになる。かかるビットは、今日、3KHzの従来の電話帯で56Kbits/sまで伝送することのできる現状技術と十二分に相容れるものである。
音声とデータの同時伝達のこの第1の技法を用いることによって、良好な音声条件でほぼ実時間でデータ転送を簡単に保証することができる。音声信号の最初の数または数十ミリ秒の不意な掩蔽のために、衛星経由の電話会話の場合、言葉と聴取の極軽微な劣化だけが限定的に発生することがある。
【0018】
2/提案された単純な第2の技法は伝達の伝送帯の一部をデータ転送に予約することからなる。
データ転送は例えば、伝送帯の高い端か低い端の一方で保証される。単位時間当たりに伝達されるデータ量が小さいので、伝送帯全体のごく一部しか切り取らないことが許され、音声通信品質はわずかしか劣化しないことになる。
例えば、3kHzを越える伝送帯でタブレットAからタブレットBに、また逆に、上述のごとく伝達されたデータ信号は、可聴ノイズ信号を発生して同時音声通信をわずかに乱す可能性がある。この障碍を解決するために、伝送帯のこの高い部分はデータ通信に充てられるので、3KHzを越えて位置づけられる伝送帯のこの部分に位置する音声と聴取を、例えば、20デシベル分、大幅に減衰するフィルタが備えられる。前記減衰のレベルおよび切断周波数は通信の有効品質に応じて調整することができる。
【0019】
この第2の技法の変型によれば、手順によって帯域内のフィルタの切断頻度を定義することができる。このために、周波数の連続または非連続系列が最初に発信するタブレットによって先に定義された特徴的信号と共に送信され、前記周波数系列が例えば、2.5kHzを越え、3.4kHzまでの高音内の帯域の一部をカバーする。前記特徴的信号と組合された周波数系列を受信したタブレットのマイクロプロセッサ(3)は前記信号の受信レベルが例えば、10dB減衰される切断周波数を決定する。伝達の品質は必ずしも対称ではないので、同じ手順が相互に実施される。このようにタブレットのそれぞれが決定されるので、音響帯域の至適切断敷居値は開始プロトコルの際に前記切断敷居値を他方に伝える。この簡単な手順によって電話網上で同時に伝達されるデータを聞こえなくしながら音声の質を至適化することができる。
現状技術は3KHz帯域内で56Kbits/sを越えて伝達することができるので、上述の伝送速度の推定は伝送帯の幅の10%未満をデータ伝達に割当てるのがよいことを示している。
これら2つの技法は例としてあげられたものであり、同一伝達経路上の音声とデータの同時通信の他の技法も可能であり、現状技術において既知である。
【0020】
本明細書に記載の手段全体は常時可視、または取り外し式、あるいはシャッタで保護された通信タブレットを組込んだ固定電話機内への内蔵版に移植することができる。
【0021】
本発明はGSM網、衛星網あるいは同等のもの、あるいはもっと局所的には<<DECT>>を利用する携帯電話、あるいは携帯電話のための付属品、に完全に組込み可能であり、このとき前記携帯は前述の機能を保証する通信タブレットを備えている。
【0022】
本発明の構成によれば、装置はあらゆるタイプのネットワークに、またとくに、コンピュータを介するか否かを問わず、インターネット網に接続可能である。このために、本発明はパラレルおよび/またはシリアルおよび/またはUSB接続のためのコネクタを備えるだろう。コンピュータを介しての接続は各種の買い物の清算のために銀行ICカード読取器を用いてマネーカードによる支払いの認証機能を保証し、前記コンピュータの画面に表示され、協同契約者に送信されるための契約書の下部の識別要素に添えられる署名をすることを可能にする。
【0023】
本発明はとくに使用の簡便さを指向し、とくにコンピュータなしにインターネット網に接続可能であるので、前記網への接続手順を組込んだ差込み可能なメモリモジュールは適切なサイトへの迅速な接続を得るために通常使用されるアドレスを記憶する。このモジュールは、音声のアナログ/デジタル会話のソフトウェアをさらに組込んでいる。かかる構成は通信タブレットの上に手書きの形で、また同時に接続された対応する電話上に音声の形で存在する大きなサイズのメッセージを、しかも域内通信のコストで可能にする。
【0024】
本発明は:
・タッチタブレット画面上でスタイラスによってテキストおよび/または手書き図形の形でメッセージを作成し、
・このように作成されたメッセージを電話網を用いて遠隔に位置するいっさいの他のタブレットに伝達し、
・あらかじめ作成されたか遠隔タブレットから受領したメッセージの受信、表示および管理し(削除またはメモリに保存)、
・それぞれタブレットを備えた2人の相手が、2人の相手のタブレットの上に同時に表示されるテキストおよび/または手書き図形を、実時間で、電話会話の途中に、一緒に作成および修正する:
ことを可能にする、単なる電話機程度の、きわめて低コストの新製品、本当の<<Post−it>><<登録製造マーク>>を大衆市場に出すことを可能にする。
【0025】
この最後の機能の使用例の中で、次のものがあげられる:
・離れている2人の人が電話で話しながらアクセス地図を描く可能性;
・同一の図について同時に作業する可能性:距離が存在しないかのようにすべてが行われる;
・離れている聾唖の人たちの間の意思疎通の可能性。
1つのタブレットから別のタブレットに手書きメッセージを伝達するために必要な時間はごく短く、典型的には遠隔通信業者の基本料金に対応する時間未満である。本発明はしたがって、手書き書簡タイプのメッセージを瞬間的に、それも世界の端まで送信することを可能にし、費用は域内通信のコスト、あるいは、もっと一般的には、時間がわずか数秒の通信のコストである。
【0026】
本発明の決定的な利益は次の点にある:
・対応する製品は機能の面できわめて単純であり、従来の技術で低いコストで実現可能であり、そのため大衆に広く普及させることができる、
・手書きメッセージの交換の必要は常にあるので、原理的に、モードまたは掩蔽の影響を受けないだろう、
・そのため、本発明は、電話に代わって、新たな標準になる十分な可能性がある。
くわえて、ROMメモリ内に記憶された基本オペレーティングシステムは、それぞれのICカードは新しいアプリケーションのために本発明を再構成することができるので、本発明において挿入されたICカードによって、あるいは差込み可能なオプションのメモリモジュールによって増強されるだろう。したがって、前記発明は今日までに明らかにされている用途分野にくわえて今日まだ想像の域を出ない他の用途分野についても無限に活用されるだろう。
【0027】
さらに、ICカードは安全機能、例えば、次のような認証または許可機能も保証できるだろう:
・ある番号へのメッセージ発信許可、
・受信メッセージのタブレットの上への表示許可。
カードの安全機能はカードの存在と、本発明に組合せた電話のキーボード上の、あるいはICカード内に組込まれるか記憶されたソフトウェアによってタブレットの上に描かれる数字または英数字キーボード上での暗証コードの入力と組合せることによって強化することができる。得られる安全性レベルはEPROM EEPROMなどの固有メモリ全体を管理し、本発明のマイクロプロセッサと協同するようにプログラムされたマイクロプロセッサを組込んだICカードを使用すれば、良好なレベルになり得る。安全性レベルは通信タブレットの遠隔識別を可能にするSIMカードをICカードの使用と同時に使用することによってさらに増強される。この最後の機能は大規模小売店、銀行、保険会社など情報放送グループとその顧客の間の個人化された交換を可能にするという利点がある。例えば、大規模小売店によって組織されたゲームにおいて、そのSIMカードによって識別されたそれぞれの顧客の通信タブレットは勝利者のリストを受信することができるだろう、そしてそれぞれの勝利者は自分の賞金を受け取るために大規模小売店と通信できるだろう。別の例として、SIMカードの使用によって競馬で賭けた人の識別と、その競馬の主催者との関連づけを可能にすることができる。
【0028】
ICカードは多数の用途を保証することもできる、例えば:
・遠隔タブレットに伝達されるための祈念の決まり文句の提供、
・販促活動に参加している商店の連絡先などの有益データの提供、
・ロト、3連勝式勝ち馬、五目並べ、チェス、チェッカー、「ゲームボーイ」、スクラッチゲーム、などの大衆遊戯の遊び。宝くじの場合、例えば、前払いされた、専用カードの導入によって、ロトの伝統的な格子が出現し、それによって遊戯者はスタイラスによって升目にチェックを入れるように促され、つぎに遊戯者の選択が、その番号がICカード内に記憶された自動的にサーバーセンターに伝達され、ICカードの値は遊戯に対応する金額だけ減らされる。スクラッチゲームの場合、タッチタブレットの画面上に掻き取る区域が現れ、その上にスタイラスを作用させることによって、仮想的に遮蔽されていた情報が現れる、
・大衆に対する調査を実現することを可能にし、大衆はICカードの導入に続いて通信タブレットの画面に現れる質問に答えるように促される、
・多数の販促活動を可能にし、カードは広告または各種の遊戯の普及媒体の役割を果たす、
・病院環境において、患者全体の追跡を可能にする、
・新薬または新規分子を試験する標本集団に配布した対話型の質問票を用いて情報を収集することを可能にする。
同じく対話型の質問票によって、品質手順の現場への適用を可能にする。
各種の要素と組立部品の形状、寸法および配置、ならびに機能は、上述の本発明の一般的主旨を逸脱することなしに、同等物の範囲内で変えることができるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
両者共に電話網に接続された、電話機と組合せた本発明による通信タブレットである。
【図2】
本発明によるシステムの構成組立部品である。
【図3】
データと音声の同時伝達を本発明によって可能にするモジュールアーキテクチュアである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、場合によっては電話による会話の途中に、通信タブレット上にスタイラスを用いて手書きで発生したテキストまたは図表や絵などのグラフィックスをそれぞれが作成、遠隔タブレットに伝送、受信、表示または管理することを可能にする複数個の通信タブレットで構成された、遠隔通信網による手書きメッセージ交換システム、ならびに多数のその他の追加の用途分野に関するものである。
【0002】
【従来技術】
先行文献PCT97/0097はスタイラスの圧力の作用でピクセルごとにアドレス指定可能なタッチスクリーンと、ROMまたはRAMメモリに組合されたデータを管理することができるマイクロプロセッサとから成る通信タブレットにおいて、前記スタイラスが、域内使用のために搬送電流によって、および遠隔タブレット間の使用のために電話網によって、それも適切なモデムを介して、伝達されるためのメッセージの作成を可能にする通信タブレットをすでに開示している。この複雑な装置は搬送電流と電話線の組合せを使用し、各種の用途に対して開かれていないので設計によって固定された機能性を備え、そのためどちらかといえば業務用の使用に適している。くわえて、電話通信を続けながらの手書きメッセージの実時間交換を持ってなる機能性は開示されていない。
【0003】
現在、遠隔通信分野で技術が発達し、機能性が公衆の特定の需要に対して課題であることが多い多様な装置に至り、またそれに伴って取得および使用コストが無用に高いことが多い。
例えば、インターネット網の利用はメッセージまたはデータの交換のために人の間の通信を可能にするが、コンピュータの取得を必要とする上に、高いコスト、使用の複雑さ、すぐに古くなること、さらに、手書きメッセージを交換するだけの必要に答えるために適していない利用時間などに関連する不便がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記の不便を解消することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、両者共に電話網に接続された、電話機と通信タブレット(2)で構成された第1の装置と、同じく電話機と通信タブレットで構成された第2の装置とから成るデータ伝達システムにおいて、前記通信タブレットがスタイラスによってアドレス指定可能なタッチスクリーン型であり、前記システムが電話機によって提供された音声信号と通信タブレットによって提供されたデータを同時に伝達するための多重化手段を備え、それぞれのタブレットが「旅券」型の縮小フォーマットのものであり、
・それぞれが特定の用途専用の、多数のICカードを受け入れることができるICカード読取器と、タッチスクリーンの間に接続されたマイクロプロセッサを備え、
・それぞれのICカードがICカード読取器とのデータ交換を可能にし、それ専用の特定の用途に対応するタッチスクリーンの形状を可能にするようにプログラムされ、それぞれのICカードの、プログラムソフトウェアの更新が電話網またはインターネット網を介するダウンロードによって実施できることを特徴とするシステムを対象とする。
【0006】
本発明の利点は、人々が、その間の距離を問わず、手書きメッセージを時限時間で互いに交換し、電話通信の間に手書きの同一の内容に関して実時間で作業することを可能にすることである。それはとくに、それぞれが本発明による通信タブレットを備えた電話通信中の2人の相手が手書きのテキストまたはグラフィックスを作成し、修正することを可能にする。別の利点として、ICカードを使用することによって、電話線上の通信タブレットの間で、特定の用途専用の、また必要ならばダウンロードによって絶えず変更することのできる通信の設定が可能になり、これらの通信は電子タブレットによって発信されたデータと送受話器によって発信された言葉の同時伝達によって成立することができる。
本発明のその他の特徴と利点は、付属の図面を参照して、下記の説明を読むことによっていっそう明らかになるだろう。
【0007】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の通信タブレットの1つの実施態様によれば、タブレットはいっさいの電話機のそばに置かれ、好適には、コンピュータのモデムのように、入れ子式のプラグによって後者に接続されるための、厚さ数ミリメートルの「旅券」判の、小型ケース(1)の形状を有する。
好適には、通信タブレットのスクリーン(2)は仮想キーの表示を可能にし、それによって製造コストを圧縮し、その有効表面積を至適にする目的で、物理キーの数を最小限に抑えることができる。
【0008】
本発明の1つの実施態様によれば、平坦なケース(1)は、その面の一方に、任意のスタイラスによって基本ピクセルの部位でアドレス指定することのできるタッチグラフィックスクリーン(2)を組込んでいる。通信タブレットのスクリーンは通信タブレットのスクリーン(2)上のピクセルの刺激とアドレス指定を、スタイラスの圧力の作用によって引き起こすことが可能な、現状技術の周知の技法の1つによって実現される。スタイラスによってアドレス指定されたピクセルの座標(x、y)全体は本発明において組込まれたRAMメモリ(5)内に記憶され、実時間で通信タブレットのスクリーンに表示される。
【0009】
タブレットの電子部品はROMメモリ(4)とRAMメモリ(5)、スクリーン(2)と、場合によっては音声と同時に、モデム(7)を介して電話網(6)によるデータ通信の全体を管理するマイクロプロセッサ(3)で主として構成される。
【0010】
ROM(4)に記憶されたアプリケーションソフトウェア全体は本発明の機能を確保することを可能にする。前記ソフトウェアは必要に応じてRAMメモリ(5)内に、あるいは差込み可能なメモリモジュール内に記憶される。差込み可能なモジュール全体は本発明によるメモリ容量を大幅に増加させることができる、あるいはICカード読取器(17)内に挿入されたICカードからのもっと重いアプリケーションに対応するソフトウェアを記憶することができる。例えば、GSMタイプのセルラ通信網で行われるように、通信タブレットまたはその所有者の識別を可能にするために、場合によっては、(図示されていない)SIMカード(英語の“Subsriber Identification Module” の頭字語)をマイクロプロセッサに付加することができる。
【0011】
それぞれのICカードはタブレットに新規機能を定義する能力を有する。あるICカードは、アクセス制限、などの機密保持作業を実現することができる、別のカードは通常の通信相手の連絡先を記憶し、別のものはロトや宝くじに賭けることを可能にするだろう。この場合、前記カード内に記憶されたソフトウェアは前記賭け事に賭けることを可能にする要素や画像を表示させるために通信タブレットのスクリーン(2)の形状を決める。別のカードは認証や識別を可能にし、この後者のカードは電話機のボタン、あるいは通信タブレットのスクリーンに表示されるキーボード上で入力された暗証コードと組合せて使用することができる。
【0012】
本発明によって実現される機密保持の多数の用途として、
・ICクレジットまたはマネーカードの使用によって機密保持される遠隔支払い;
・発信、または受信メッセージ参照許可;
・カードへのメッセージ記録許可;
・電子グラフィック署名の作成と伝達
この最後の用途について、専用メモリカードがただ1人の使用者に割当てられる。前記カードを読取器に差し込むと、使用者は通信タブレットのスクリーン上にでてくる自分の署名をなぞり、あらかじめ選択した暗証コードを入力するよう促される。所持者の氏名に結びつけられたカードの照会と、入力されたコードの間の対応によって、あらかじめ描かれた署名の伝達認証が可能になる。電子グラフィック署名の補足として、情報を分析することによって宛先が例えば、氏名と前記情報の間の相関によって、追加の認証要素を手にすることが可能になるその他の情報も伝達することができる。さらに一意のデータベースは、カードの割り当てが所持者の身元保証を可能にする手続きの対象となるので、信頼できる第三者の役割を果たすことができる。この点で、SIMカードの使用は取引の安全性を強化することができる。
指紋認識または署名認識を可能にするものなど、周知の他のいっさいの認証手段も利用することができる。
【0013】
本発明の機能の1つは離れた2人の相手が自分の通信タブレットによって同時に電話で話し、グラフィックスを交換し、あるいは協同でグラフィックスを作成することを可能にする。このとき、すべては離れた2人の相手が並んで同じ通信タブレット上に書いているかのように行われる。
この機能は大衆通信の世界で新たな革命にあたる。
【0014】
音声とデータのこの同時伝達機能を実現するために、現状技術の複数の解決法が知られているが、それらは高い計算能力を必要とするアルゴリズムを用いることが多い。本発明の精神、すなわち小さな寸法、低いコストと大衆向け製品の中にとどまるために、単純かつ十分であり、本発明の目的にかなう2つの方法を以下に展開する:
【0015】
1/第1の技法はいっさいの会話の途中に挟まれる無音の存在を利用することをもってなる。
任意の電話会話の際、無音部分は一般的に通信の全時間の50%を超えることが証明されている。この無音を利用してスタイラスによってアドレス指定されRAM(5)に記憶されたピクセルの座標(x、y)を一方のタブレットから遠隔タブレットに伝達することができる。
データの伝達のための無音の利用は例えば、次のようにして実現できる:(90%を超える)きわめて大多数の場合無音が200ミリ秒を越えて続くことを知った上で、伝達すべきアドレス指定された新規ピクセルを有する通信タブレットのマイクロプロセッサは50ミリ秒を越える無音を検出した都度データ伝達のために150ミリ秒を取っておく。データ伝達のために取っておいた150ミリ秒の間、音声伝達は通信2方向において切断される。音声データ多重化を保証する論理回路は図1に示した。50ミリ秒を越える無音、音声および聴取を検出する都度、2位置スイッチ(8)によってフォニー(phonie)の伝達が切断され、「タイマー」が150ミリ秒にプログラムされている単安定(9)が作動されるが、前記単安定は上述の無音の都度、150ミリ秒の間ゲート(10)を作動させ、RAM(5)に記憶されたデータがモデム(7)を介して電話網(6)に転送されることを可能にする。この作用は無音が続き、伝達すべきデータがあるかぎり反復される。データに取っておいた150ミリ秒の時間が尽きたとき、伝達すべき追加のデータがなければ、スイッチ(8)は音声連結を回復する。データ伝達の開始に特徴的な遠隔タブレットからの信号を受信したとき、受信側タブレットは音声を150ミリ秒の間切断し、データを受信する。
【0016】
かかる手順によって、音声通信の品質に影響することなしに、あるいはきわめて長距離の通信の場合、時にはわずかに音声に影響するだけで、音声とデータのほぼ同時の伝達を簡単に実現することが可能になる。
したがって、通信中の電話機に接続されたタブレットがまだ遠隔タブレットに伝達されていないスタイラスの圧力によってアドレス指定された座標全体(x、y)をRAMメモリ(5)内に保有したらすぐに、マイクロプロセッサは次の50ミリ秒の無音を待って、2人の相手のための聴取と音声のレベルを150ミリ秒の間掩蔽コマンド信号で伝達し、この信号に伝達すべきデータが続く。遠隔タブレットによって受信された座標(x、y)はつぎに後者のRAMメモリ内に記憶される。
【0017】
スタイラスによってアドレス指定され、RAMメモリ(5)に記憶された新しい対(x、y)だけが伝達される。
いったん50ミリ秒の無音が検出されると、次の150ミリ秒の間、音声ではなくデータ転送に優先権が与えられすべてのデータを伝達するのに十二分である。
なぜなら、
・平均毎秒5センチメートルの手書き線描速度
・0.3ミリメートルのピクセル間距離
・合計16ビットのピクセル座標の暗号化
・データ圧縮機能の完全な非在
・会話中の無音率=50%
このような過大な仮説を考えた場合、平均伝送速度は2.4Kbits/sに達するからである。合計時間の37%(50%×150ms/200ms)まで達することのできる150ミリ秒の時間で構成される、この伝達に影響されることがある時間を考慮に入れると、データ伝達時間の間に必要なビットは、6.4Kbits/sになる。かかるビットは、今日、3KHzの従来の電話帯で56Kbits/sまで伝送することのできる現状技術と十二分に相容れるものである。
音声とデータの同時伝達のこの第1の技法を用いることによって、良好な音声条件でほぼ実時間でデータ転送を簡単に保証することができる。音声信号の最初の数または数十ミリ秒の不意な掩蔽のために、衛星経由の電話会話の場合、言葉と聴取の極軽微な劣化だけが限定的に発生することがある。
【0018】
2/提案された単純な第2の技法は伝達の伝送帯の一部をデータ転送に予約することからなる。
データ転送は例えば、伝送帯の高い端か低い端の一方で保証される。単位時間当たりに伝達されるデータ量が小さいので、伝送帯全体のごく一部しか切り取らないことが許され、音声通信品質はわずかしか劣化しないことになる。
例えば、3kHzを越える伝送帯でタブレットAからタブレットBに、また逆に、上述のごとく伝達されたデータ信号は、可聴ノイズ信号を発生して同時音声通信をわずかに乱す可能性がある。この障碍を解決するために、伝送帯のこの高い部分はデータ通信に充てられるので、3KHzを越えて位置づけられる伝送帯のこの部分に位置する音声と聴取を、例えば、20デシベル分、大幅に減衰するフィルタが備えられる。前記減衰のレベルおよび切断周波数は通信の有効品質に応じて調整することができる。
【0019】
この第2の技法の変型によれば、手順によって帯域内のフィルタの切断頻度を定義することができる。このために、周波数の連続または非連続系列が最初に発信するタブレットによって先に定義された特徴的信号と共に送信され、前記周波数系列が例えば、2.5kHzを越え、3.4kHzまでの高音内の帯域の一部をカバーする。前記特徴的信号と組合された周波数系列を受信したタブレットのマイクロプロセッサ(3)は前記信号の受信レベルが例えば、10dB減衰される切断周波数を決定する。伝達の品質は必ずしも対称ではないので、同じ手順が相互に実施される。このようにタブレットのそれぞれが決定されるので、音響帯域の至適切断敷居値は開始プロトコルの際に前記切断敷居値を他方に伝える。この簡単な手順によって電話網上で同時に伝達されるデータを聞こえなくしながら音声の質を至適化することができる。
現状技術は3KHz帯域内で56Kbits/sを越えて伝達することができるので、上述の伝送速度の推定は伝送帯の幅の10%未満をデータ伝達に割当てるのがよいことを示している。
これら2つの技法は例としてあげられたものであり、同一伝達経路上の音声とデータの同時通信の他の技法も可能であり、現状技術において既知である。
【0020】
本明細書に記載の手段全体は常時可視、または取り外し式、あるいはシャッタで保護された通信タブレットを組込んだ固定電話機内への内蔵版に移植することができる。
【0021】
本発明はGSM網、衛星網あるいは同等のもの、あるいはもっと局所的には<<DECT>>を利用する携帯電話、あるいは携帯電話のための付属品、に完全に組込み可能であり、このとき前記携帯は前述の機能を保証する通信タブレットを備えている。
【0022】
本発明の構成によれば、装置はあらゆるタイプのネットワークに、またとくに、コンピュータを介するか否かを問わず、インターネット網に接続可能である。このために、本発明はパラレルおよび/またはシリアルおよび/またはUSB接続のためのコネクタを備えるだろう。コンピュータを介しての接続は各種の買い物の清算のために銀行ICカード読取器を用いてマネーカードによる支払いの認証機能を保証し、前記コンピュータの画面に表示され、協同契約者に送信されるための契約書の下部の識別要素に添えられる署名をすることを可能にする。
【0023】
本発明はとくに使用の簡便さを指向し、とくにコンピュータなしにインターネット網に接続可能であるので、前記網への接続手順を組込んだ差込み可能なメモリモジュールは適切なサイトへの迅速な接続を得るために通常使用されるアドレスを記憶する。このモジュールは、音声のアナログ/デジタル会話のソフトウェアをさらに組込んでいる。かかる構成は通信タブレットの上に手書きの形で、また同時に接続された対応する電話上に音声の形で存在する大きなサイズのメッセージを、しかも域内通信のコストで可能にする。
【0024】
本発明は:
・タッチタブレット画面上でスタイラスによってテキストおよび/または手書き図形の形でメッセージを作成し、
・このように作成されたメッセージを電話網を用いて遠隔に位置するいっさいの他のタブレットに伝達し、
・あらかじめ作成されたか遠隔タブレットから受領したメッセージの受信、表示および管理し(削除またはメモリに保存)、
・それぞれタブレットを備えた2人の相手が、2人の相手のタブレットの上に同時に表示されるテキストおよび/または手書き図形を、実時間で、電話会話の途中に、一緒に作成および修正する:
ことを可能にする、単なる電話機程度の、きわめて低コストの新製品、本当の<<Post−it>><<登録製造マーク>>を大衆市場に出すことを可能にする。
【0025】
この最後の機能の使用例の中で、次のものがあげられる:
・離れている2人の人が電話で話しながらアクセス地図を描く可能性;
・同一の図について同時に作業する可能性:距離が存在しないかのようにすべてが行われる;
・離れている聾唖の人たちの間の意思疎通の可能性。
1つのタブレットから別のタブレットに手書きメッセージを伝達するために必要な時間はごく短く、典型的には遠隔通信業者の基本料金に対応する時間未満である。本発明はしたがって、手書き書簡タイプのメッセージを瞬間的に、それも世界の端まで送信することを可能にし、費用は域内通信のコスト、あるいは、もっと一般的には、時間がわずか数秒の通信のコストである。
【0026】
本発明の決定的な利益は次の点にある:
・対応する製品は機能の面できわめて単純であり、従来の技術で低いコストで実現可能であり、そのため大衆に広く普及させることができる、
・手書きメッセージの交換の必要は常にあるので、原理的に、モードまたは掩蔽の影響を受けないだろう、
・そのため、本発明は、電話に代わって、新たな標準になる十分な可能性がある。
くわえて、ROMメモリ内に記憶された基本オペレーティングシステムは、それぞれのICカードは新しいアプリケーションのために本発明を再構成することができるので、本発明において挿入されたICカードによって、あるいは差込み可能なオプションのメモリモジュールによって増強されるだろう。したがって、前記発明は今日までに明らかにされている用途分野にくわえて今日まだ想像の域を出ない他の用途分野についても無限に活用されるだろう。
【0027】
さらに、ICカードは安全機能、例えば、次のような認証または許可機能も保証できるだろう:
・ある番号へのメッセージ発信許可、
・受信メッセージのタブレットの上への表示許可。
カードの安全機能はカードの存在と、本発明に組合せた電話のキーボード上の、あるいはICカード内に組込まれるか記憶されたソフトウェアによってタブレットの上に描かれる数字または英数字キーボード上での暗証コードの入力と組合せることによって強化することができる。得られる安全性レベルはEPROM EEPROMなどの固有メモリ全体を管理し、本発明のマイクロプロセッサと協同するようにプログラムされたマイクロプロセッサを組込んだICカードを使用すれば、良好なレベルになり得る。安全性レベルは通信タブレットの遠隔識別を可能にするSIMカードをICカードの使用と同時に使用することによってさらに増強される。この最後の機能は大規模小売店、銀行、保険会社など情報放送グループとその顧客の間の個人化された交換を可能にするという利点がある。例えば、大規模小売店によって組織されたゲームにおいて、そのSIMカードによって識別されたそれぞれの顧客の通信タブレットは勝利者のリストを受信することができるだろう、そしてそれぞれの勝利者は自分の賞金を受け取るために大規模小売店と通信できるだろう。別の例として、SIMカードの使用によって競馬で賭けた人の識別と、その競馬の主催者との関連づけを可能にすることができる。
【0028】
ICカードは多数の用途を保証することもできる、例えば:
・遠隔タブレットに伝達されるための祈念の決まり文句の提供、
・販促活動に参加している商店の連絡先などの有益データの提供、
・ロト、3連勝式勝ち馬、五目並べ、チェス、チェッカー、「ゲームボーイ」、スクラッチゲーム、などの大衆遊戯の遊び。宝くじの場合、例えば、前払いされた、専用カードの導入によって、ロトの伝統的な格子が出現し、それによって遊戯者はスタイラスによって升目にチェックを入れるように促され、つぎに遊戯者の選択が、その番号がICカード内に記憶された自動的にサーバーセンターに伝達され、ICカードの値は遊戯に対応する金額だけ減らされる。スクラッチゲームの場合、タッチタブレットの画面上に掻き取る区域が現れ、その上にスタイラスを作用させることによって、仮想的に遮蔽されていた情報が現れる、
・大衆に対する調査を実現することを可能にし、大衆はICカードの導入に続いて通信タブレットの画面に現れる質問に答えるように促される、
・多数の販促活動を可能にし、カードは広告または各種の遊戯の普及媒体の役割を果たす、
・病院環境において、患者全体の追跡を可能にする、
・新薬または新規分子を試験する標本集団に配布した対話型の質問票を用いて情報を収集することを可能にする。
同じく対話型の質問票によって、品質手順の現場への適用を可能にする。
各種の要素と組立部品の形状、寸法および配置、ならびに機能は、上述の本発明の一般的主旨を逸脱することなしに、同等物の範囲内で変えることができるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
両者共に電話網に接続された、電話機と組合せた本発明による通信タブレットである。
【図2】
本発明によるシステムの構成組立部品である。
【図3】
データと音声の同時伝達を本発明によって可能にするモジュールアーキテクチュアである。
Claims (14)
- 両者共に電話網に接続され、電話機(18)と通信タブレット(2)で構成された第1の装置と、同じく電話機(18)と通信タブレット(2)で構成された第2の装置とから成るデータ伝達システムにおいて、先行通信タブレットがスタイラスによってアドレス指定可能なタッチスクリーン型であり、前記システムが電話機によって提供された音声信号と通信タブレットによって提供されたデータを同時に伝達するための多重化手段を備え、それぞれのタブレットが「旅券」型の縮小型フォーマットのものであり、
・それぞれが特定の用途専用として使われる多数のICカード(15)を受け入れることができるICカード読取器(17)と、タッチスクリーン(2)の間に接続されたマイクロプロセッサ(3)を備え、
・それぞれのICカード(15)がICカード読取器(17)とのデータ交換を可能にし、それ専用の特定の用途に対応するタッチスクリーンの形状を可能にするようにプログラムされ、それぞれのICカードがプログラムソフトウェアの更新を電話網またはインターネット網を介するダウンロードによって実施できることを特徴とするシステム。 - ICカード読取器(17)が、とくにICカードの暗証コードと共に使用される場合、機密保持、アクセス制限、認証、記憶、および識別などの作業に充てられたICカードの使用を可能にすることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 通信タブレットがICカード読取器(17)に接続されたICカードの更新ソフトウェアを含むマイクロプロセッサ(3)に接続される差込み可能なメモリモジュール(14)を含むことを特徴とする請求項1と2に記載のシステム。
- 差込み可能なメモリモジュール(14)が、インターネット網への接続手順を記憶し、手書きメッセージを交換し、必要ならば同時に電話会話を実施するのに適したサイトへの迅速な接続を得るために、音声のアナログ/デジタル会話のソフトウェアを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシステム。
- 多重化手段が、一方では、検出された無音が所定の間隔を越えたときに言葉の伝達を切断し、他方では、電話網を介して一方のタブレットから他のタブレットへのデジタルデータ伝達を許可する単安定回路(9)を制御する無音監視回路によって制御される2つの位置スイッチ(8)を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
- 多重化手段が周波数によるものであり、切断周波数と呼ばれる特定の周波数を越える電話網の伝送帯の一部においてデータ転送を実現し、伝送帯のこの部分においてフィルタが音声と聴取を大幅に減衰することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
- 周波数の連続または非連続系列が伝達すべきデータを有するいっさいのタブレットによって送信され、2.5KHzを越え、3.4KHzまでの高音内の伝送帯域の一部をカバーする、開始プロトコルの際に、前記信号を受信したタブレットのマイクロプロセッサ(3)が前記信号の受信レベルを所定のレベルだけ減衰する切断周波数を決定し、前記切断周波数がそれを越えるとデータが伝達されるしきい値であり、したがって、音響帯域の切断周波数を決定した開始プロトコルの際に前記切断周波数を他方のタブレットに伝えることを特徴とする請求項6に記載の伝達システム。
- 通信タブレット(1)が電話機に直接組込まれていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の伝達システム。
- 通信タブレット(1)がGSM網、衛星網あるいは同等のもの、あるいはDECT接続を利用する携帯型電話、あるいは携帯電話のための付属品に組込まれ、伝達が無線経路によって行われることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム。
- ICカード(15)の挿入によって使用者は通信タブレットの画面(2)上に自分の署名を描き、暗証コードを入力するように促され、所持者の名前に関連づけられた、カードの番号と、入力コードの間の対応が予め描かれた署名の伝達の許可を可能にすることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の伝達システム。
- 伝達された署名の補足として、情報を分析することによって宛先が例えば、氏名と前記情報の間の相関によって、追加の認証要素を手にすることが可能になるその他の情報も伝達することができることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
- 本発明をスクラッチゲームに使用する場合、タッチタブレットの画面(2)上に掻取る区域が現れ、その上にスタイラスを作用させることによって、仮想的に遮蔽されていた情報が現れることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の伝達システム。
- それぞれの通信タブレット(2)が通信タブレットの遠隔識別を可能にするSIMカードを備えていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の伝達システム。
- 通信タブレット(2)が指紋認識装置を備えていることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の伝達システム。
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