JP2004511362A - 熱可塑性材料を射出するためのセルフシーリング射出装置 - Google Patents

熱可塑性材料を射出するためのセルフシーリング射出装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、熱可塑性材料を射出するための射出装置に関する。この装置は、ノズル(7)の移行通路(12)に熱可塑性材料を供給するディスペンサ(8)を含む。通路は、モールドキャビティ(2)内に開放し、摺動ニードル(21)によって閉鎖できる。ニードル(21)は、ニードル(21)を移動する被制御手段(30)と協働するため、ディスペンサ(8)を通って周囲空気中に案内手段(38)を介して延びる延長部(24)を備える。延長部(24)と案内手段(38)との間で、ディスペンサ(8)からこれらの間に漏れてこれらのうちの一方の環状溝(43)に溜まった熱可塑性材料自体によってシールがなされる。本発明は、射出成形装置に適用できる。

Description

【0001】
本発明は、周囲空気の温度よりも高い所定の限度温度以上の温度まで加熱した場合に流体状態にある熱可塑性材料をモールドキャビティ内に射出するための射出装置であって、
所定の限度温度よりも高温の射出温度に維持するのに適しており、熱可塑性材料を所定の長さ方向で一方の側部まで送出するための少なくとも一つの出口を持つ熱可塑性材料分配通路を画成するディスペンサ、
所定の限度温度よりも高温の射出温度に維持するのに適しており、ディスペンサの側部に配置されており且つこれに固定されており、熱可塑性材料用の少なくとも一つの長さ方向移行通路を画成し、通路は、ディスペンサから、方向と逆の方向で出口と流体流れ連結状態に配置され、方向で前面に開放し、モールドキャビティと一体化するのに適した射出ノズル、
移行通路の内側にこの通路を閉鎖する位置とこの通路を開放する位置との間で摺動するように取り付けられた少なくとも一つの長さ方向閉鎖ニードルであって、方向とは逆の方向に延びる長さ方向延長部を備えており、この延長部は、ディスペンサ側部とは長さ方向反対側のディスペンサの側部で、ディスペンサを通って周囲空気内に、長さ方向摺動案内用手段を介して延びており、この目的のため、ディスペンサによって固定的に保持され、内外の円筒形長さ方向周面の夫々が、出口、案内手段、及びニードルの延長部から遠ざかる方向で長さ方向に延びており、長さ方向に相対的に摺動するように互いに案内接触しており、周面の一方には、閉鎖ニードルの閉鎖位置及び開放位置で、及びこれらの位置間の全ての長さ方向位置でもシーリングガスケットを周面の他方に対して受け入れるための環状横方向溝が形成されている、長さ方向閉鎖ニードル、及び
閉鎖ニードルを閉鎖位置と開放位置との間で長さ方向に摺動させるための被制御手段であって、ディスペンサ側部とは長さ方向反対側のディスペンサの側部で周囲空気中に配置されており、閉鎖ニードルの延長部に機能的に連結された被制御手段を含む、射出装置に関する。
【0002】
このような装置は、多くの例が良く知られている。例えば、本出願人が2000年3月28日に出願したフランス特許出願第00/03892号には、射出ノズルの前面を所定の通りに位置決めするのに適した様々な例が、特にディスペンサに固定的に組み立てる様々な方法及び射出ノズルの様々な構成要素を互いに対して組み立てる様々な方法と関連して記載されている。
【0003】
それにも拘わらず、現在に至るまで、閉鎖ニードルの延長部とこの延長部をディスペンサに対して摺動案内するための手段との間に形成されたシールには問題がある。これは、特に、これらが同時に射出温度に近い温度に曝され、流体状態の熱可塑性材料で徐々に詰まり、閉鎖ニードルの延長部と案内手段との間の熱膨張の横方向の差を補償するために前記ガスケットを使用する必要がある場合に、長期間に亘って有効であり続けることができるシーリングガスケットを見つけるのが困難であったためである。
【0004】
本発明の目的は、これらの全ての点に関して満足のいくシールを提供することである。この目的のため、本発明は、プリアンブルに特定した種類の射出装置であって、溝が、前記方向とは逆の方向で、分配通路に対して長さ方向に所定の距離(d)だけオフセットしており、この所定の距離は、ディスペンサ及び射出ノズルが射出温度に維持されている場合に、周囲空気による熱伝達の効果により、射出温度よりも低いが所定の制限温度よりも高い温度にされるように決定され、流体状態で内周面と外周面との間に漏れた熱可塑性材料は溝に到達してこれを充填し、その中で停止したままであるような粘度を呈し、それ自体がシーリングガスケットを構成する、ことを特徴とする。
【0005】
閉鎖ニードルの延長部の外周面と前記延長部をディスペンサに対して長さ方向に摺動案内するための案内手段の内周面との間で熱可塑性材料自体をシーリングガスケットとして使用することによって、効果的で、長持ちし、案内手段及び閉鎖ニードルの延長部に射出作業中に加わる温度上昇に対して本質的に反応せず、シールを形成する流体状態の熱可塑性材料によって損傷される危険がないシールを得ることができるということは、当業者には容易に理解されよう。この場合、シールが間に形成される周面のうちの一方に設けられた溝が、熱可塑性材料に対し、前記面間に熱膨張の差が生じた場合でもシール状態を維持できるようにする供給部分として役立ち、これによって、前記差を吸収し、更に、前記面を越えて移動しようとする傾向を停止する手段としても役立つ。
【0006】
更に一般的には、従来技術におけるように、前記内周面、前記外周面、及び前記溝は、共通の長さ方向軸線を中心として円形をなして対称であり、及び/又は前記溝が案内手段の内周面に配置される。しかし、特に、多材料射出装置で複数の閉鎖ニードルが並置される場合には、前記周面の他の横方向形体、例えば多角形又は平凸が適している。本発明の範囲内で溝について形状を適合させることを選択することもできる。
【0007】
必要な温度を溝で得ることができるようにすると同時に長さ方向占有空間をできるだけ小さくするため、即ち、案内手段の内周面及び閉鎖ニードルの延長部の外周面の周囲空気による冷却を容易にするため、長さ方向スリーブを持つように案内手段を構成するのが好ましい。長さ方向スリーブは、長さ方向で前記ディスペンサ側部とは反対側のディスペンサの側部に配置され、ディスペンサから前記方向とは逆方向に突出するようにディスペンサに連結され、前記内周面の部分を画成し、特に前記内周面と横方向反対側で周囲空気と接触した状態に置かれる。この場合、溝は、スリーブによって画成された前記内周面の部分に配置されるのが有利である。
【0008】
同じ目的のため、更に、閉鎖ニードルを閉鎖位置と開放位置との間で長さ方向に摺動させるための被制御手段を設けるのが好ましい。被制御手段は、スリーブの周囲に、このスリーブに対して連続した環状隙間を残して配置された長さ方向環状アクチュエータを含み、このアクチュエータは、ディスペンサに固定されたシリンダ及び閉鎖ニードルの延長部とともに移動するように長さ方向で拘束されたピストンを含む。それ自体既知の環状アクチュエータを使用することによって、長さ方向の大きさを小さくするという同様に既知の利点が得られる。しかしながら、本発明による装置に特有の利点も提供する。アクチュエータのピストンと案内スリーブとの間に連続した環状隙間を保持することにより、周囲空気のクッションをスリーブ周囲に配置でき、これによって熱可塑性材料を受け入れる溝の近くでスリーブを冷却することが容易になる。
【0009】
本発明のこの他の特徴及び利点は、非限定的例に関する以下の説明から、及び以下の説明の一体の部分を形成する添付図面から明らかになる。
【0010】
図1は、モールドキャビティ2を画成するモールド1を面3によって示す。モールドには射出ウェル5が長さ方向軸線4上に設けられ、このウェルはモールド1に対して所定位置を占有する。ウェル5は、長さ方向射出方向130で面3内に開放しており、及びモールド1の面6内に面3から反対方向に軸線4に沿って射出方向130に対して逆の長さ方向131に開放している。
【0011】
ウェル5の内側は、注入されるべき材料のディスペンサ8によって固定的に且つ取り外し自在に支持された同軸の射出ノズル7を受け入れる。注入されるべき材料は、周囲空気の温度よりも高温の「粘弾性温度」と呼ばれる所定の限度温度よりも高い射出温度まで加熱され、この温度に維持される。この温度よりも高い温度にある場合には、熱可塑性材料は流体状態にあり、そのため前記材料は、図示しない手段によってディスペンサ8に導入される前に、及び射出ノズル7を介してキャビティ2に到達するまで加熱され、塑性状態に維持される。
【0012】
ディスペンサ8は支持プレート9に取り付けられている。この支持プレート9は、図示していない手段によってモールドの面6に固定された、モールド1から長さ方向遠方のその側部の側方でディスペンサ8と本質的に重なる。この状態では、ディスペンサ8は、射出作業の開始時にその温度が上昇する際に、ノズル7及び射出ウェル5が同軸のままであるようにすると同時に、ディスペンサ8、モールド1、及び支持プレート9が、射出プロセス中に存在する温度で安定化されるようにするのに適した状態で、支持プレート9及びモールド1に対して膨張できる。
【0013】
下文において、これらの状態が満たされる、即ちノズル7がウェル5と同軸であり、従って、ウェル軸線4をノズル7の軸線と同じであると考えられると仮定する。
【0014】
この目的を達成するためにモールドの面6に設けられた支持プレート9にディスペンサ8を取り付ける方法は当業者に既知であり、本発明の範疇の外にあり、そのため、これ以上詳細には説明しない。
【0015】
ディスペンサ8は、ノズル取り付け支持体10を介してノズル7を支持する。この支持体は、90°の角度をなした通路25を画成する。この通路25は、ディスペンサ8に設けられた、塑性状態の材料を分配するための横方向通路11と、塑性状態の材料用の長さ方向通路12との間を流体連通する。横方向通路11は、角度をなした通路25が画成する出口が、モールド1に面するディスペンサ8の側部で射出方向130に面した軸線4上にある。通路12は、上文中に定義した出口からキャビティ2の内側まで射出方向130に延びる。この移行通路12は、軸線4に沿ってノズル7に設けられており、前記軸線上でキャビティ2の側方に、射出方向130に面したノズル7の前面13を介して開放している。
【0016】
ノズル取り付け支持体10はディスペンサ8内で軸線4に沿って係合している。この目的のため、ディスペンサ8には穴14が軸線4に沿って穿孔してある。穴14は、この穴14の一部が通路11の両側にあるように通路11と交差する。
【0017】
ノズル取り付け支持体10は穴14とぴったりと係合し、固定的にしかし取り外し自在にディスペンサ8に保持される。これは、モールド1、キャビティ2、及びノズル7と同じディスペンサ8の側部で支持体10に設けられた横方向環状フランジ15と、ディスペンサ8の他方の側部で支持体10に設けられたねじ山に同軸に螺着した横方向リング16との間でディスペンサ8を長さ方向にクランプすることによって行われる。
【0018】
このような形体は、2000年3月28日に出願されたフランス国特許出願第00/03892号に記載されており、そのため、これ以上説明する必要はない。
【0019】
上文中で引用したフランス国特許出願にも記載されており、従って、本発明の理解を促す範囲で本明細書中に説明した方法では、ノズル7は、本質的には、結合力があるけれども取り外し自在の、複数の構成要素でできたアッセンブリによって構成される。これらの構成要素は、詳細には、支持体10と一体に形成でき、又はこの支持体に結合力を以てしかし取り外し自在に固定できるノズルシリンダ17、及び射出方向130でノズルシリンダ17に続く、ノズルシリンダ17をキャビティ2に連結する、詳細には前面13を画成するノズル端ピース18である。
【0020】
ノズルシリンダ17の全体形状は、軸線4を中心としたチューブ形状であり、ノズル7の長さ方向寸法の大部分に亘って前記軸線を中心として通路12を画成する。ノズルシリンダ17に対し、端ピース18は、外側及び内側の両方で射出方向130にテーパした部分を構成する。外側では、前面13が完全に面一になった面3の直ぐ近くで、横方向で狭幅になった射出ウェル5のゾーンを介してキャビティ2に連結するため、テーパしており、内側では、通路12からキャビティ2内に続く横方向に狭幅になった出口19を面13に画成するようにテーパしている。端ピース18は、出口19から及び面13から方向131に僅かにセットバックしたところに環状横方向肩部20を周囲に亘って画成する。この肩部は方向131に面している。前記肩部は截頭円錐形であるのがよく、例えば、軸線4を中心として円をなして対称であり、長さ方向閉鎖体ニードル21用のシール座を形成するように射出方向130で出口19に向かってテーパしている。長さ方向閉鎖ニードル21は通路12内に同軸に受け入れられており、シリンダ17に対し及びノズル7の端ピース18に対し、図1の左半分に示すように端ピース18のところで通路12を閉鎖する位置と、図1の右半分に示すように特に端ピース18のところで通路12を開放する位置との間で制御下で長さ方向に移動できるように長さ方向に摺動するように案内される。
【0021】
閉鎖ニードル21の形状自体は既知であり、通路12が前記端ピースによって開閉される状態が得られるように、端ピース18の形状と適合している。
【0022】
図示の実施形態では、ニードル21は射出方向130に面する前面22を有する。この前面は、閉鎖位置では、端ピース18の前面13と面一になり、モールド1、ノズル7、ディスペンサ8、及び支持プレート9がそれらの射出プロセス中の温度で安定化されたとき、キャビティ2の面3と面一になる。これに対し、開放位置では、この前面22は、肩部20から遠ざかるように方向131に引っ込められる。前面22及び13の形状、及びこれらの面が軸線4に対して面する方向は、キャビティ2の面3の形状と関連している。図示の例では、これらの面は両方とも平らであり、キャビティ2の面3と同様に軸線4に対して垂直であるが、平面以外の形状をなしていてもよく、及び/又は軸線4に対して斜めに配向されていてもよい。
【0023】
面22から方向131でセットバックして、ニードル21には横方向環状肩部23が設けられている。この肩部は、面22と同じ方向に向いており、ニードルが閉鎖位置にある場合に互いに密封をなす関係でこの肩部が押し付けられる肩部20と同じ円錐角度を形成する。これに対し、ニードルが開放位置にある場合には方向131で前記肩部20からセットバックされている。ニードル21の面22と肩部23との間は、参照番号が附してない外周面によって画成されており、閉鎖位置では、端ピース18の肩部20と面13との間の参照番号が附してない内周面と一致し、出口19の直ぐ近くに通路12を画成し、これによって、閉鎖位置にある場合には、同様に、閉鎖ニードル21と端ピース18との間にこの位置で密封を形成する。
【0024】
図示していない変形例では、閉鎖位置における閉鎖ニードル21と端ピース18との間の密封は、肩部20と23との間を互いに接触させるだけで、又は出口19の直ぐ近くで閉鎖ニードル21の外周面と端ピース18の内周面との間を互いに接触させるだけで提供できる。この目的について、本発明の範囲を越えることなく、他の構成を等しく良好に選択できる。
【0025】
肩部23から方向131にセットバックして、ニードル21は、通路12の内側でニードルの周囲に、流体状態の熱可塑性材料を通路11から出口19を通して送出できるようにするのに十分大きい空の断面を残すのに適したそれ自体既知の形状を備えている。ニードルを通路12に対して同軸のままにし且つニードル21が端ピース18の出口19の閉鎖位置と開放位置との間でノズルシリンダ17に対して長さ方向に摺動するように案内されるようにする任意の適当な手段をこの位置に、ノズルシリンダ17と閉鎖ニードル21との間に設けることができる。
【0026】
更に、閉鎖ニードル21は、その前面22とは長さ方向反対側が、同軸の延長部24によってノズル取り付け支持体10内で軸線方向に摺動するように案内される。ニードルは、同軸の延長部24に同軸にねじ込まれるか或いはこの延長部とともに任意の他の手段で、出口19から長さ方向反対側に置かれた通路12のゾーンに、即ち通路12をディスペンサ8の通路11に連結する角度をなした通路25の直ぐ近くに好ましくは取り外し自在に固定される。
【0027】
延長部24は、ノズル取り付け支持体10を通過し、ディスペンサ8の外側に軸線4に沿ってノズル7の反対側に端部26を有する。この端部には、軸線4を中心として円形をなして対称な横方向ワッシャ28を解放自在に固定するためのボルト27が固定的にしかし取り外し自在にねじ込んである。ワッシャ28は、複動式液圧アクチュエータ30のピストン29が発生する長さ方向並進移動を伝達するための連結部を提供するのに役立つ。アクチュエータ30は、支持プレート9の対応するゾーンに、例えばボルトで、取り外し自在に固定されたシリンダ31を更に含む。そのピストン29をそのシリンダ31に対して長さ方向並進移動させると、端部26がワッシャ28を介して軸線4に沿って方向131に引っ張られ、ニードルが端ピース18の面13から遠ざかる方向に移動され、これによってキャビティ2への通路12を開放する位置に閉鎖ニードル21が移動されるか或いは、ニードル21を反対方向130に押して端ピース18の通路12を閉鎖する位置に入れる。
【0028】
アクチュエータ30のシリンダ31をディスペンサ8から長さ方向反対側に受け入れるため、及び延長部24の端部26がワッシャ28を介してアクチュエータ30のピストン29と協働できるようにするのに適した状態で閉鎖ニードル21の延長部24が通過できるようにするため、支持プレート9の前記ゾーンには、軸線4に沿って通穴32が穿けてある。この穴は、軸線4に面する三つの内周面33、34、及び35によって画成される。これらの内周面は、軸線4と一致すると仮定される軸線を中心として円形をなした円筒形であり、面33、34、及び35の順で方向131で直径が増大しており、前記方向131に面する平らな横方向環状肩部36、37によって対をなして相互連結されている。穴32の軸線は、それにも拘わらず、軸線4に対して僅かに横方向にオフセットしていてもよいということはわかるであろう。これは、支持プレート9とノズル取り付け支持体10を支持するディスペンサ8との間で生じる所与の熱膨張の差による。これは、特に、射出ニードル21の延長部24を長さ方向に案内し、軸線4に沿って摺動させ、及びかくして前記軸線4の位置を決める以下に説明するチューブ状スリーブ形成部分38を介して作用する。流体状態の熱可塑性材料を射出する際、ディスペンサ8は、支持プレート9よりも高い温度まで加熱される。支持プレート9は、周囲空気に遙かに多く曝されており、従って、これによって良好に冷却される。
【0029】
このように形成された穴32によって、ノズル取り付け支持体10は、支持プレート9の前記ゾーンの内側で、チューブ状スリーブ形成部分38によって方向131に延びる。チューブ状スリーブ形成部分38は、軸線4を中心として円形をなした対称な外周面39によって軸線4から離れて画成される。外周面39の直径は、穴32の内周面33の直径よりも、及びノズル取り付け支持体10に設けられた参照番号を付していない、リング16を受け入れるねじ山の直径よりもかなり小径である。方向131では、この面39は、軸線4を中心として円形をなして対称であり且つこれに対して垂直な平らな環状の前面40に連結されている。この面40は前記方向130に面し、穴32の内周面35の中間レベルに配置される。
【0030】
前面40と角度をなした通路25との間でスリーブ状部分38を含むノズル取り付け支持体10は、軸線4に向かって、軸線4を中心として円形をなして対称な内周面41によって画成される。閉鎖ニードル21の延長部24は、外周面42を介して前記面41に対して長さ方向に摺動するように案内接触した状態に配置される。外周面42は、同様に、軸線4を中心として円形をなして対称であり、面41とほぼ同じ直径を有し、前記ニードル21と前記延長部24との連結部から前記延長部24の端部26まで全体に亘って閉鎖ニードル21の延長部24を画成する。長さ方向では、延長部24の寸法は、閉鎖状態の通路12と対応する閉鎖ニードル21の位置及び開放状態の前記通路と対応する閉鎖ニードル21の位置の両方で、延長部24の端部26がスリーブ形成部分38の外側に常に置かれるように、即ち前面40に対して方向131に突出すると同時に延長部24とニードル21との間の連結部が通路12又は角度をなした通路25の内側にあるように定められている。
【0031】
特に通路12及び25内を移動する熱可塑性材料に対して面41及び42をシールするため、面41には、シーリング材料を受け入れるのに適した少なくとも一つの溝43が形成されている。ノズル取り付け支持体10とディスペンサ8との間の協働によっても、流体状態の熱可塑性材料に対するシールが通路11のいずれかの側に提供されるということは理解されよう。
【0032】
本発明によれば、このシーリング材料は、角度をなした通路25から漏れて面41と42との間に侵入し、これらの間を方向131に移動し、溝43内に静止し、そこに溜まる熱可塑性材料自体によって構成される。これは、第1に、長さ方向で決定されたその位置により、及び第2に、射出温度よりも低い温度であるという事実により形成される。溝43は、スリーブ形成部分38を通して及び閉鎖ニードル21の延長部24に沿って方向130に熱を導き出すことによって冷却される。これは、スリーブ形成部分38が、その面39及び40を介して周囲空気に曝されているためであり、延長部24、及びスリーブ形成部分38の外側に配置された、延長部と隣接した部分もまた周囲空気に曝されているためである。しかし、角度をなした通路25の内側に配置された延長部24の部分及び前記角度をなした通路25を画成するノズル取り付け支持体10の部分は、分配通路11内及び移行通路即ち射出通路12内で熱可塑性材料が維持された射出温度に曝され、かくして、ノズル取り付け支持体10及び閉鎖ニードル21の延長部24に沿って方向131に導かれた熱によって溝43が加熱される傾向がある。
【0033】
スリーブ形成部分38内の溝43の、角度をなした通路25及び分配通路11に対する大きさ、及び長さ方向位置、即ち溝43と通路11及び25との間の長さ方向距離dは、当業者によって、当該技術分野で通常の能力を使用して容易に決定できる。この決定は、特に、スリーブ形成部分38、ノズル取り付け支持体10、及び閉鎖ニードル21の延長部24を構成する材料の熱伝導率の関数として、夫々の形状及び大きさに基づいて、性質が与えられた熱可塑性材料に対して使用されることが多い射出温度範囲に基づいて、前記熱可塑性材料の粘度の変化態様に基づいてなされる。或いは、所定の範囲の熱可塑性材料に基づいて、温度の関数として、及び周囲空気の妥当な温度範囲の関数として決定される。上文中に特定した、熱伝達による相反する冷却及び加熱の作用間で達成された均衡によって、射出プロセス中に溝43が上昇される温度は、周囲空気の温度と射出温度との間の中間である。この温度は、熱可塑性材料が流体状態にある限度温度よりも高温であるが、それにも拘わらず、溝43に達する材料の粘度について射出温度よりも遙かに十分低く、前記熱可塑性材料が溝43に溜まってそこに滞まるような値を示し、面41と42との間に相互シーリングを提供する環状ガスケットを形成する。
【0034】
非限定的例として、dの値を面41及び42の直径の約5倍にし、前面40と通路11及び25との間の長さ方向距離(即ち、d、溝43の長さ方向の大きさ、及び前記溝と前面40との間の距離の和)を上文中に特定した直径の約6倍にすることによって、試験で良好な結果が得られた。当然のことながら、本発明の範疇から逸脱することなく、他の比率を選択できる。比率は、特に、容易さ等の関数として選択され、これにより、スリーブ形成部分38及び閉鎖ニードル21の延長部24の端部26と隣接した部分の周囲に周囲空気の流れを形成できる。
【0035】
更に、閉鎖ニードル21の延長部24が、軸線4を中心として、ノズル取り付け支持体10又はシリンダ17、及びノズル7の端ピース18に対して回転しないようにするため、スリーブ形成部分38には、軸線4を含む平均平面内で前面40に及び外周面39及び内周面41に開放した矩形のスロット45が形成されており、突出部44が前記スロット45に長さ方向に摺動自在であるが軸線4を中心として回転できないように受け入れられている。前記突出部44は、閉鎖ニードル21の延長部24に一体に連結されているか或いは、前記延長部24に固定されたピンの形態で実施される。突出部44は、延長部24の外周面42に対して軸線4に対して垂直方向に、面39と面41との間で軸線4に対して垂直方向に計測したスリーブ形成部分38の厚さよりも大きくない距離に亘って延びている。突出部44及びスロット45の夫々は、閉鎖ニードル21をその延長部24とともに開放位置と閉鎖位置との間で変位させることの邪魔にならないが、これらの末端位置の各々で、及びこれらの位置の間の任意の点で軸線4を中心として回転しないような長さ方向寸法を有する。
【0036】
従来の方法では、アクチュエータ30は、穴32内に同軸に、即ち、ニードル21と少なくともほぼ同軸に配置されており、そのピストン29は、延長部24に固定されたワッシャ28に伝達部材46を介して連結されている。延長部24自体は射出ニードル21に固定されている。伝達部材46は、軸線4に沿って全く緩みなく連結できるが、それにも拘わらず、前記軸線に対して垂直な相対的移動を可能にし、アクチュエータ30のシリンダ31を支持する支持プレート9と軸線4の位置を決定するノズル取り付け支持体10を支持するディスペンサ8との間に上文中に特定した熱膨張の差がある場合に、穴32及びアクチュエータ30をノズル7に対して僅かに中心からずらすことができる。
【0037】
それにも拘わらず、説明を簡単にするため、穴32に関して上文中に仮定したように、下文において、アクチュエータ30はノズル7と同軸であると仮定する。更に正確には、穴32に関して説明したように軸線4を中心として円形をなして対称であると仮定する。
【0038】
アクチュエータ30は、アクチュエータを説明する場合に参照する図1にこのような位置で示してある。以上の説明は、本発明の好ましい実施形態と対応するアクチュエータの性質に本質的に制限してある。
【0039】
アクチュエータ30が環状型アクチュエータであり、そのピストン29及びシリンダ31の両方が軸線4を中心として円形をなして対称であるということが図からわかる。
【0040】
シリンダ31は、前記軸線から離して前記軸線に沿った外面及び端周面の夫々によって画成される。これらの面には参照番号が付してない。これにより、穴32の内側に画成されたハウジング内にシリンダを、その肩部36及び37及びその内周面34及び肩部37と直接的に隣接したその内周面35の一部を介して係合できる。この係合は、アクチュエータシリンダ31が支持プレート9に対して長さ方向及び横方向の両方向で正確に位置決めされるように、及びシリンダ31が穴32の内側で長さ方向に面54、例えば軸線4に対して垂直であり且つ支持面9を方向131に画成する平らな面に対してセットバックされるように、即ちディスペンサ8、ノズル7、及びモールド1から長さ方向に遠ざかるように、当業者が容易に決定できる状態で行われる。この面では、取り外し自在のカバー55が穴32内のアクチュエータ30を保護する。
【0041】
シリンダ31は、軸線4に向かって二つの内周面66及び68を有する。これらは両方とも、軸線4を中心として円形をなして対称であり、穴32の内周面33の直径よりも小さい同じ直径を有する。
【0042】
面66及び68は、軸線4を中心として円形をなして対称の環状キャビティ74をシリンダ31がそれらの間に画成するように、長さ方向に間隔が隔てられている。前記キャビティは、方向130及び131の両方でシールされており、軸線4から遠ざかる方向に延びている。
【0043】
シリンダ31は、ピストン29を軸線方向に摺動案内するためにこれらの面66及び68を使用する。
【0044】
この目的のため、ピストン29は、外周面70が軸線4から遠ざかる方向に向いたロッド69を有する。このロッドは、軸線4を中心として円形をなして対称であり、面66及び68と同じ直径を有する。これらの面66及び68は、面70とシーリング接触する。例えば、ピストンのロッド69がシリンダ31の環状キャビティ74を軸線4に向かって漏れが起こらないように画成するように、適当なシーリングガスケット(参照番号が附してない)を介してシーリング接触する。
【0045】
前記キャビティ74の内側では、ロッド69は、軸線4から遠ざかる方向にロッド69の面70から突出した、軸線4を中心として円形をなして対称な横方向プレート75を支持する。軸線4から遠ざかる方向で、横方向プレート75は、軸線4を中心として円形をなして対称な、シリンダ31の内周面58の直径と同じ直径を持つ外周面76によって画成される。シリンダ31の内周面58は、同様に、軸線4を中心として円形をなして対称であり、軸線4から遠ざかる方向にキャビティ74を画成する。面76は前記面58と摺動接触しており、プレート75は、例えば適当なシーリングガスケット(図示せず)によってこれに対してシールされている。
【0046】
プレート75の長さ方向の大きさは、キャビティ74の長さ方向の大きさよりも小さく、そのため、プレート75は、キャビティを、漏れが生じないように、軸線4を中心として円形をなして対称な2つの密封チャンバ80及び81に細分する。これらのチャンバ80及び81の夫々の容積は、プレート75がキャビティ74の内側でシリンダ31に対して一方の方向又は他方の方向に摺動する際に、即ちピストン29が前記本体31に対して一方の方向又は他方の方向に長さ方向に移動する際に、逆方向に変化する。
【0047】
チャンバ80及び81は、方向130及び方向131でプレート75に対して夫々オフセットしており、プレート75及びキャビティ74の夫々の長さ方向寸法は、長さ方向ストロークと等しい。そのため、閉鎖ニードル21は、プレート75が方向130でキャビティ74の内側でシリンダ31に当接し、チャンバ80の容積が最少でチャンバ81の容積が最大の閉鎖位置と、プレート75が方向131でキャビティ74の内側でシリンダ31に当接し、チャンバ81の容積が最少でチャンバ80の容積が最大の開放位置との間で移動する必要がある。
【0048】
ロッド69の面70自体の長さ方向寸法は、プレート75のいずれかの側で、方向130及び方向131でシリンダ31に対して、ピストン29について本体31に対して上文中に定義した両限度位置で或る程度突出したままであるように定められている。
【0049】
これに関し、プレート75の夫々の側に置かれた面70のこれらの部分の長さ方向寸法は、夫々、プレート75と面84を横切る平面との間、及びプレート75と面85を横切る平面との間で計測される。面84は、軸線4を中心として円形をなして環状であり、方向130に向いており、及びかくしてシリンダ31から前記方向130に突出している。面85は、軸線4を中心として円形をなして環状であり且つそれに対して垂直であり、面85は、かくして、方向131に向いており、及びかくしてシリンダ31から前記方向131に長さ方向に突出している。
【0050】
コンパクトなアッセンブリを提供するため、図示の例のアクチュエータのロッド69はチューブ状形状であり、軸線4に向かって、内周面86によって画成されている。この内周面86は、軸線4を中心として円形をなして円筒形であり、ノズル7をディスペンサ8に取り付けるための支持体10のスリーブ形成部分38の外周面39の直径よりも大径であり、当然のことながら閉鎖ニードル21の延長部24の外周面42よりも大径であり、かくして、図1に示すように、ピストンロッド69をスリーブ形成部分38の部分の周囲に配置することができる。
【0051】
かくして、内周面86は面84を長さ方向に面85の直ぐ近くまで延長する。面85にはタッピング87が設けられており、これによって、ピストン29のロッド69は、移動を伝達するための部材46を固定的にしかし取り外し自在に受け入れる。
【0052】
この目的のため、部材46は、全体として、軸線4を中心として円形の環状の形態であり、詳細には、スリーブ形態の部分88を有する。この部分に設けられた、タッピング87と相補的なねじ山89が部分46と係合する。
【0053】
ピストンロッド69の内側にこのように配置されたスリーブ形成部分88の内周面90が軸線4に向いている。内周面90は、前記軸線を中心として円形をなして対称であり、内周面86よりも小径であるが、閉鎖ニードル21の延長部24の外周面42よりも大径であり、面90と面24との間、及び面86と面24、及び39との間には、周方向及び長さ方向の両方で連続した環状隙間が残り、部材46を支持するアクチュエータ30と閉鎖ニードル21の延長部24及び取り付け支持体10のスリーブ形成部分38との間の横方向移動を或る程度吸収できる。
【0054】
射出装置の様々な構成要素間のアッセンブリ隙間を介して、及び特にこの目的で、例えばアクチュエータシリンダ31と穴32の面34−37との間に(図示してないが当業者に容易に設計される方法で)設けられた通路を介して周囲空気に開放したこの連続したチューブ状隙間132は、更に、この周囲空気を、スリーブ形成部分38の面43及び41と、及び閉鎖ニードル21の延長部24の面42と接触させるのに役立つ。かくしてスリーブ形成部分38を越えて突出した前記面42の部分は、スリーブ形成部分38及び延長部24を溝43で冷却するのに寄与し、及び従って、角度をなした通路25から面41と42との間を移動することによって前記溝に到達した熱可塑性材料を、本発明で所望のように冷却する。
【0055】
ピストンロッド69の内側では、外周ねじ山89が平面横切り面91を介して内周面90に連結されている。この面91は、軸線4を中心として円形をなして環状であり且つこれに対して垂直であり、前記面91は、面84と同様に方向130に向いている。面91は、面84に対し、アクチュエータシリンダ31に対するピストン29の位置に拘わらず、キャビティ74の内側でシリンダ31に当接するプレート75によって決定される方向130及び131での限度内で、ノズル取り付け支持体10のスリーブ形成部分38の面40に対して長さ方向間隔を残すように、ロッド69の内側で長さ方向に僅かにセットバックされている。そのため、ピストンの位置に拘わらず、隙間132が長さ方向で保持される。
【0056】
外周ねじ山89は、面91との連結部から長さ方向に遠ざかって、平面横切り肩部92に連結する。この肩部は軸線4を中心として円形をなして環状であり且つ前記軸線に対して垂直である。前記肩部92は面91と同方向に向いており、ピストンロッド69の面85と長さ方向で向き合って配置される。肩部92は前記面85と当接し、ねじの締め付け、及びピストンロッド69の長さ方向内側でスリーブ形成部分88と係合できる程度を制限する。
【0057】
肩部92のところで、このスリーブ形成部分88は、方向131で、伝達部材46の部分133に固定される。この部分133は、ピストンロッド29の外側に延び、全体に軸線4を中心とした円形の環状リングの形態であり、このリングは、軸線に向かって、従来の方法で、前記軸線を中心として環状溝134を画成する。
【0058】
ワッシャ28は、当業者に既知であり、及び従ってここに説明しない方法で、前記溝134に受け入れられる。ワッシャは、長さ方向隙間なしで、しかし全ての方向で横方向隙間を伴って受け入れられており、そのため、アクチュエータ30のピストン29及び閉鎖ニードル21は全ての方向で互いに対して横方向に移動できるが、これらは、それにも拘わらず、単一のユニットをなして長さ方向に一方の方向に又は他方の方向に移動する。
【0059】
このような移動を駆動するため、液圧流体をチャンバ80又は81内に所望の通りに選択的に挿入すると同時に他方のチャンバの液圧流体を排出できる。前記チャンバは、この目的のため、アクチュエータ30の外部に設けられた液圧流体回路(図示せず)に参照番号110を附した継手を介して当業者に既知の方法で連結されている。従って、連結方法はここには説明しない。
【0060】
上文中に説明した本発明の実施形態は、単なる非限定的例であって、本発明の範疇でこれに多くの変更を加えることができるということは当業者には容易に理解されよう。詳細には、長さ方向の大きさに懸念も制限もない場合には、アクチュエータのピストンロッドがチューブ状形態で実施されることになり、本発明の範囲内で、中実のロッドを持つアクチュエータと関連して本発明の特徴的性質を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
流体状態の熱可塑性材料をモールドキャビティに注入するための本発明の装置の一部を示す、図面の幾つかの部分が、装置の部分を形成する射出ノズルの長さ方向軸線を含む平面で断面で示してある概略図である。

Claims (6)

  1. 周囲空気の温度よりも高い所定の限度温度以上の温度まで昇温した場合に流体状態にある熱可塑性材料をモールドキャビティ(2)に射出するための射出装置であって、
    前記所定の限度温度よりも高温の射出温度に維持するのに適しており、熱可塑性材料を所定の長さ方向(130)で一方の側部まで送出するための少なくとも一つの出口(25)を持つ熱可塑性材料分配通路(11)を画成する、ディスペンサ(8)、
    前記所定の限度温度よりも高温の射出温度に維持するのに適しており、前記ディスペンサ(8)の前記側部に配置されており且つこれに固定されており、前記熱可塑性材料用の少なくとも一つの長さ方向移行通路(12)を画成し、前記通路は、前記ディスペンサ(8)から、前記方向(130)と逆の方向(131)で前記出口(25)と流体流れ連結状態に配置され、前記方向(130)で前面(13)に開放し、前記モールドキャビティ(2)と一体化するのに適した、射出ノズル(7)、
    前記移行通路(12)の内側にこの通路を閉鎖する位置とこの通路を開放する位置との間で摺動するように取り付けられた少なくとも一つの長さ方向閉鎖ニードル(21)であって、前記方向(130)とは逆の前記方向(131)に延びる長さ方向延長部(24)を有し、この延長部は、前記ディスペンサの前記側部とは長さ方向反対側の前記ディスペンサ(8)の前記側部で、前記ディスペンサ(8)を通って周囲空気内に、長さ方向摺動案内手段(38)を介して延びており、この目的のため、前記ディスペンサ(8)によって固定的に保持され、内外の円筒形長さ方向周面(41、42)の夫々が、前記出口(25)、前記案内手段(36)、及び前記ニードル(21)の前記延長部(24)から遠ざかる方向で長さ方向に延びており、長さ方向に相対的に摺動するように互いに案内接触しており、前記周面の一方(41)には、前記閉鎖ニードル(21)の閉鎖位置及び開放位置で、及びこれらの位置間の全ての長さ方向位置でも、シーリングガスケットを前記周面の他方(42)に対して受け入れるための環状横方向溝が形成されている、長さ方向閉鎖ニードル(21)、及び
    前記閉鎖ニードル(21)を前記閉鎖位置と前記開放位置との間で長さ方向に摺動させるための被制御手段(30)であって、前記ディスペンサの前記側部とは長さ方向反対側の前記ディスペンサ(8)の前記側部で周囲空気中に配置されており、前記閉鎖ニードル(21)の前記延長部(24)に機能的に連結された、被制御手段(30)を含む、射出装置において、
    前記溝(43)は、前記方向(130)とは逆の前記方向(131)で、前記分配通路(11)に対して長さ方向に所定の距離(d)だけオフセットしており、前記所定の距離は、前記ディスペンサ(8)及び前記射出ノズル(7)が前記射出温度に維持されている場合に、周囲空気による熱伝達の効果により、前記射出温度よりも低いが前記所定の制限温度よりも高い温度にされるように決定され、流体状態で前記内周面(41)と前記外周面(42)との間に漏れた熱可塑性材料は、前記溝(43)に到達してこれを充填し、その中で停止したままであるような粘度を呈し、それ自体がシーリングガスケットを構成する、ことを特徴とする射出装置。
  2. 請求項1に記載の射出装置において、前記内周面(41)、前記外周面(42)、及び前記溝(43)は、共通の長さ方向軸線(4)を中心として円形をなして円筒形である、ことを特徴とする射出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の射出装置において、前記溝(43)は前記案内手段(38)の前記内周面(41)に配置されている、ことを特徴とする射出装置。
  4. 請求項1、2、又は3に記載の射出装置において、前記案内手段(38)は長さ方向スリーブ(38)を含み、この長さ方向スリーブは、前記ディスペンサの前記側部から長さ方向反対側の前記ディスペンサ(8)の前記側部に配置されており且つ前記ディスペンサ(8)に固定されており、前記ディスペンサ(8)から前記方向(130)とは逆の前記方向(131)に突出し、前記内周面(41)の部分を画成し、特に前記内周面(41)から横方向反対方向が周囲空気と接触した状態に配置されている、ことを特徴とする射出装置。
  5. 請求項3又は4に記載の射出装置において、前記溝(43)は、前記スリーブ(38)によって画成された前記内周面(41)の前記部分に配置されている、ことを特徴とする射出装置。
  6. 請求項4又は5に記載の射出装置において、前記閉鎖ニードル(21)を前記閉鎖位置と前記開放位置との間で長さ方向に摺動させるための前記被制御手段(30)は、前記スリーブ(38)の周囲に、このスリーブに対して連続した環状隙間(132)を残して配置された長さ方向環状アクチュエータ(30)を含み、このアクチュエータは、第1に、前記ディスペンサ(8)に固定されたシリンダ(31)、及び、第2に、前記閉鎖ニードル(21)の前記延長部(24)に長さ方向に固定されたピストン(29)を含む、ことを特徴とする射出装置。
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