JP2004511323A - 中心から外れた送出チャネルを有する流体投与部材 - Google Patents
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Abstract
貯蔵器(1)のネック(10)に取り付けられるように設計された流体投与部材(2)であって、前記投与部材は、ピストン(4)をスライド可能な形で保持するチャンバ(43)を形作る本体(2)と、ネック(10)と協動するように設計された固定部材(3)であって、本体の周りを伸びる前記固定部材と、チャンバ(43)を静止型投与開口部(81)に接続する送出チャネル(23)であって、本体(2)と固定部材(3)との間に形成された前記送出チャネル(23)と、を有し、前記投与部材の特徴は、固定部材(3)がネック(10)の内壁(11)と協動して投与部材をネックに固定するのに適したものであること、という投与部材。
Description
【0001】
本発明は、流体を投与するための投与部材に関し、当該投与部材は、貯蔵器のネックに取り付けるように設計されたものである。通常、この型の投与部材は、チャンバを形作る本体からなり、本体内部にはピストンがスライド移動するように取り付けられている。さらに、貯蔵器のネックに投与部材を固定するための固定部材を備えることが多い。また、チャンバから投与開口部に流体を運ぶために、送出チャネルを備えることが多い。本発明の投与部材の特徴は、投与部材が静止している点である。
【0002】
WO 93/03857号の公報では、静止型の投与開口部を有する流体投与部材について述べられている。その従来技術の投与部材は本体を有し、当該本体内には、ピストンと協動してポンプチャンバを形作る円筒形部品がはめ込まれている。言いかえれば、ピストン(頂上部にプッシャーを備えたもの)が、投与部材の本体内部に保持された前記円筒形部品の内でスライド移動するように取り付けられている。円筒形部品は、底面側端部において出口弁シートを形作っている。本体は、更に固定部材を備えるが、当該固定部材はスナップ留めリングの形で設けられ、貯蔵器のネックの外側と協動するように設計されている。当該投与部材をネックに保持するために、エンドピースを形作るキャッピング部品が設けられ、エンドピースの端の所に静止型投与開口部が配置されている。更に正確に言えば、かぶせ部品は本体上にネジ留めされており、それによって固定部材を本体上に保持する。また、チャンバを投与開口部につなぐために、送出チャネルが設けられ、当該チャネルは円筒形部品と本体との間を延びている。送出チャネルは、円筒形部品の底面側端部から頂上側端部にまで延びており、投与部材が直立した状態で縦となる。このようにするために、本体の内壁には溝が形成されており、前記溝は、本体内部に取り付けられた円筒形部品によって、漏れの生じない形で隔絶されている。
【0003】
また、着目すべきは、当該投与部材が4つの部品(ピストンを除く)で構成されている点である。すなわち、本体、円筒形部品、固定部材、そして、キャッピング部品である。
【0004】
FR 2 714 027号の文書には、手動ポンプが開示されており、当該ポンプは、中にピストンがスライド可能な形に取り付けられている内部シリンダと、中にシリンダが保持されている本体とを有する。シリンダの外径は本体の内径に比べてかなり小さくなっており、そのため、シリンダと本体との間にはスペースが形作られる。そのスペースの断面は三日月形状となるが、これは、シリンダが本体内で中心から外れた位置に置かれているためである。三日月形状のスペースの容積はかなり大きいのだが、これはデッドボリュームとなる。さらに、本体は上方向に延びて、貯蔵器ネックの外側への固定を実現する固定リングを形成している。スカートとリングとは1つに接続されて単一部品ユニットを形成しているものの、ポンプ本体は2つの別個の部分(すなわち、シリンダを保持するスカート、及び、ネックを囲むリング)で構成されていると言える。着目すべきは、リングをネックの外側に固定するためにポンプの加工径(working−diameter)が大きくなってしまう点である。
【0005】
本発明の目的は、従来技術に関する上述の問題点を解消することであり、そのために、可能な限り構成部品数の少ない投与部材を明示すると共に、中心から外れた形に配置され、デッドボリュームが小さく、静止型投与開口部に通じる、という送出チャネルを明示する。
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、貯蔵器のネックに取り付けられるように設計された流体投与部材であって、前記投与部材は、ピストンをスライド可能な形で保持するチャンバを形作る本体と、ネックと協動するように設計された固定部材であって、本体の周りを伸びる前記固定部材と、チャンバを静止型投与開口部に接続する送出チャネルであって、本体と固定部材との間に形成された前記送出チャネルと、を有し、前記投与部材の特徴は、固定部材がネックの内壁と協動して投与部材をネックに固定するのに適したものであること、という投与部材、を提供する。
【0007】
この構成によれば、固定部材は送出チャネルの形成とともに、投与部材をネックに固定する役割をも果たす。
【0008】
また、ネックの内壁に形成された1個以上のノッチと協動する役目を果たすスナップ留め手段を、固定部材が備えていること、とすれば効果的である。
【0009】
また、1つの実施の形態として、固定部材は、内側では本体と協動して送出チャネルを形作り、外側ではネックにおけるスナップ留めのためのスナップ留め手段を形作る、という実質的に円筒形のスカートを備えている。こうすれば、スカートも単独で2つの機能を果たす
【0010】
また、前記送出チャネルが本体の外壁に溝の形で形成され、前記固定部材が本体に接するスカートを備える、とすれば効果的である。スカートは締まりばめの形で本体と接しているため、本体外壁に設けられた溝は、その全長にわたって隔絶される。また、チャネルが、実質的の本体の高さ方向全体にわたって伸びていること、とするのが好ましい。
【0011】
また、実用的な実施の形態としては、本体は固定部材のスカート内に、漏れの生じない形でぴったりとスライド移動するようにはめ込まれていること、とする。
【0012】
また、スナップ留め手段が、ネックのノッチ内へスナップ留めする役目を果たす1個以上の突起から成ること、とするのが効果的である。
【0013】
そうすると、固定部材は、ほとんど見えない形で2つの機能を果たす。すなわち、その内壁によって溝を隔絶する機能と、
その外壁によってスナップ留め固定を実現する機能とである。そうして、固定部材は基本的に、投与部材の本体を包むスカートの形とすることができる。
【0014】
本発明の別の特徴的構成として、送出チャネルは静止型投与開口部の周辺で開放している。このようにすれば、流体が流れる通路は可能な限り短くなるので、ヘッドロスが低減され投与動作が容易になる。
【0015】
また、1つの実施の形態として、投与開口部は、固定部材に形成されていること、又は、固定部材に形成されたリセス内に取り付けられたノズルに形成されていること、とする。
【0016】
本発明に関しては、非制限的な例として示す本発明の実施の形態を示す単一の図面を参照しながら、以下、更に詳しく説明する。
【0017】
通常の様態として、図面に示す投与部材も、ポンプ本体2を有するポンプとなっている。当該ポンプ本体2は、内部にピストン4がスライド可能に保持される胴体部を形作り、ピストンは、頂上端部にプッシャー51を備えた駆動ロッド5の端部に取り付けられている。ポンプ本体2はピストン4と協動して容積の変化するポンプチャンバ43を形作り、チャンバ43は、出口231と貯蔵器内部に通じる入口230とを有する。戻しバネ52はピストン4を休止位置に戻し、この休止位置ではポンプチャンバ43の容積が最大となる。また、ピストンのストロークを制限して、その頂上の中心が休止位置に対応するようにするために、フェルール6が設けられている。フェルール6は、ポンプ本体2の頂上側端部においてこの本体2にはめ込まれている。
【0018】
香水の分野でも見られるが、これは、化粧品用や薬品用の流体ポンプの設計としては全く普通のものである。
【0019】
投与部材を貯蔵器1のネック10に固定するために、ネック10と協動する固定リングの形で固定部材3が設けられている。そうした型の固定リングは、補強リムが形成されたネック10の外壁と協動するのが一般的である。投与部材をネック外側に固定するためのそうした技術は本発明にも適用可能であるが、ネック10の内壁11と協動する固定リングの方が好ましい。これを実現するために、ネック10の内壁11はノッチ12を1個以上備えており、さらに、固定リング3が備えるスカート30の外壁には、ノッチ12内部にスナップ留めする役目を果たす突起32が1個以上設けられている。スカート30の頂上側端部には肩33が形成されており、この肩33はネック10の頂上側端部を受け止める役割を果たす。突起32がノッチ12にスナップ留めされたタイミングで、肩33はネック10に接触する。本実施の形態では、固定リング3にリセス34が形成されており、リセス34内には、静止型投与開口部81が形成されたノズル8が取り付けられている。ただし、変形例として、この開口部を直接固定リング3内に形成してもよい。加えて、リングには、出口チャネル35、そして、渦チャンバ36及びチャネル35が形成されている。また、トリムバンドが固定リングを覆うようにすることで、それとネック10とを隠すことにしてもよい。
【0020】
ポンプの本体2はリング3のスカート30にはめ込まれている。ポンプチャンバ43の出口はポンプ本体2に形成されており、送出チャネル23を介してノズル8に接続されている。送出チャネル23は、本体2と固定リング3(詳しく言えば、スカート30)との間に形成されている。より正確に言えば、本体2の外壁には、出口231から別の穴232(ポンプ本体の壁を貫通する形で形成されたもの)まで延びる溝が設けられている。本体2がスカート30内部にはめ込まれると、ポンプの本体に設けられた溝はスカート30によって完成させられ、その結果、隔絶させられて送出チャネル23を形成する。流体は穴232の出口から、容積の変化するチャンバ73内に入る。出口弁は差動ピストン7の形で実装されており、当該ピストン7は、フェルール6上でスライドする形に取り付けられているとともに、力をためた形でバネ52に押されている。よって、バネ52は、戻しバネとしてだけでなく事前圧縮バネとしての役割も果たす。そのため、チャンバ43内の圧力が充分に高くなると、差動ピストン7が上方向に移動し、本体20に設けられた別の穴25が開かれる。この穴25は、固定リング3に形成された出口ダクト35に通じている。以上が本投与部材の特別な構造であるが、本発明の思想から逸脱することなしに様々な変形に耐えることは言うまでもない。その発明思想とは、送出チャネル23がポンプ本体20と固定部材(すなわち、本実施の形態の場合ではリング3のスカート30)との間に形成されている点である。また、固定部材がネックの内壁と協動し、その結果、同じ部品(すなわち、スカート30)がその内壁、外壁によって2つの機能を果たす、という点が効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の投与部材を、貯蔵器のネックに取り付けられた状態で示す縦断面図である。
本発明は、流体を投与するための投与部材に関し、当該投与部材は、貯蔵器のネックに取り付けるように設計されたものである。通常、この型の投与部材は、チャンバを形作る本体からなり、本体内部にはピストンがスライド移動するように取り付けられている。さらに、貯蔵器のネックに投与部材を固定するための固定部材を備えることが多い。また、チャンバから投与開口部に流体を運ぶために、送出チャネルを備えることが多い。本発明の投与部材の特徴は、投与部材が静止している点である。
【0002】
WO 93/03857号の公報では、静止型の投与開口部を有する流体投与部材について述べられている。その従来技術の投与部材は本体を有し、当該本体内には、ピストンと協動してポンプチャンバを形作る円筒形部品がはめ込まれている。言いかえれば、ピストン(頂上部にプッシャーを備えたもの)が、投与部材の本体内部に保持された前記円筒形部品の内でスライド移動するように取り付けられている。円筒形部品は、底面側端部において出口弁シートを形作っている。本体は、更に固定部材を備えるが、当該固定部材はスナップ留めリングの形で設けられ、貯蔵器のネックの外側と協動するように設計されている。当該投与部材をネックに保持するために、エンドピースを形作るキャッピング部品が設けられ、エンドピースの端の所に静止型投与開口部が配置されている。更に正確に言えば、かぶせ部品は本体上にネジ留めされており、それによって固定部材を本体上に保持する。また、チャンバを投与開口部につなぐために、送出チャネルが設けられ、当該チャネルは円筒形部品と本体との間を延びている。送出チャネルは、円筒形部品の底面側端部から頂上側端部にまで延びており、投与部材が直立した状態で縦となる。このようにするために、本体の内壁には溝が形成されており、前記溝は、本体内部に取り付けられた円筒形部品によって、漏れの生じない形で隔絶されている。
【0003】
また、着目すべきは、当該投与部材が4つの部品(ピストンを除く)で構成されている点である。すなわち、本体、円筒形部品、固定部材、そして、キャッピング部品である。
【0004】
FR 2 714 027号の文書には、手動ポンプが開示されており、当該ポンプは、中にピストンがスライド可能な形に取り付けられている内部シリンダと、中にシリンダが保持されている本体とを有する。シリンダの外径は本体の内径に比べてかなり小さくなっており、そのため、シリンダと本体との間にはスペースが形作られる。そのスペースの断面は三日月形状となるが、これは、シリンダが本体内で中心から外れた位置に置かれているためである。三日月形状のスペースの容積はかなり大きいのだが、これはデッドボリュームとなる。さらに、本体は上方向に延びて、貯蔵器ネックの外側への固定を実現する固定リングを形成している。スカートとリングとは1つに接続されて単一部品ユニットを形成しているものの、ポンプ本体は2つの別個の部分(すなわち、シリンダを保持するスカート、及び、ネックを囲むリング)で構成されていると言える。着目すべきは、リングをネックの外側に固定するためにポンプの加工径(working−diameter)が大きくなってしまう点である。
【0005】
本発明の目的は、従来技術に関する上述の問題点を解消することであり、そのために、可能な限り構成部品数の少ない投与部材を明示すると共に、中心から外れた形に配置され、デッドボリュームが小さく、静止型投与開口部に通じる、という送出チャネルを明示する。
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、貯蔵器のネックに取り付けられるように設計された流体投与部材であって、前記投与部材は、ピストンをスライド可能な形で保持するチャンバを形作る本体と、ネックと協動するように設計された固定部材であって、本体の周りを伸びる前記固定部材と、チャンバを静止型投与開口部に接続する送出チャネルであって、本体と固定部材との間に形成された前記送出チャネルと、を有し、前記投与部材の特徴は、固定部材がネックの内壁と協動して投与部材をネックに固定するのに適したものであること、という投与部材、を提供する。
【0007】
この構成によれば、固定部材は送出チャネルの形成とともに、投与部材をネックに固定する役割をも果たす。
【0008】
また、ネックの内壁に形成された1個以上のノッチと協動する役目を果たすスナップ留め手段を、固定部材が備えていること、とすれば効果的である。
【0009】
また、1つの実施の形態として、固定部材は、内側では本体と協動して送出チャネルを形作り、外側ではネックにおけるスナップ留めのためのスナップ留め手段を形作る、という実質的に円筒形のスカートを備えている。こうすれば、スカートも単独で2つの機能を果たす
【0010】
また、前記送出チャネルが本体の外壁に溝の形で形成され、前記固定部材が本体に接するスカートを備える、とすれば効果的である。スカートは締まりばめの形で本体と接しているため、本体外壁に設けられた溝は、その全長にわたって隔絶される。また、チャネルが、実質的の本体の高さ方向全体にわたって伸びていること、とするのが好ましい。
【0011】
また、実用的な実施の形態としては、本体は固定部材のスカート内に、漏れの生じない形でぴったりとスライド移動するようにはめ込まれていること、とする。
【0012】
また、スナップ留め手段が、ネックのノッチ内へスナップ留めする役目を果たす1個以上の突起から成ること、とするのが効果的である。
【0013】
そうすると、固定部材は、ほとんど見えない形で2つの機能を果たす。すなわち、その内壁によって溝を隔絶する機能と、
その外壁によってスナップ留め固定を実現する機能とである。そうして、固定部材は基本的に、投与部材の本体を包むスカートの形とすることができる。
【0014】
本発明の別の特徴的構成として、送出チャネルは静止型投与開口部の周辺で開放している。このようにすれば、流体が流れる通路は可能な限り短くなるので、ヘッドロスが低減され投与動作が容易になる。
【0015】
また、1つの実施の形態として、投与開口部は、固定部材に形成されていること、又は、固定部材に形成されたリセス内に取り付けられたノズルに形成されていること、とする。
【0016】
本発明に関しては、非制限的な例として示す本発明の実施の形態を示す単一の図面を参照しながら、以下、更に詳しく説明する。
【0017】
通常の様態として、図面に示す投与部材も、ポンプ本体2を有するポンプとなっている。当該ポンプ本体2は、内部にピストン4がスライド可能に保持される胴体部を形作り、ピストンは、頂上端部にプッシャー51を備えた駆動ロッド5の端部に取り付けられている。ポンプ本体2はピストン4と協動して容積の変化するポンプチャンバ43を形作り、チャンバ43は、出口231と貯蔵器内部に通じる入口230とを有する。戻しバネ52はピストン4を休止位置に戻し、この休止位置ではポンプチャンバ43の容積が最大となる。また、ピストンのストロークを制限して、その頂上の中心が休止位置に対応するようにするために、フェルール6が設けられている。フェルール6は、ポンプ本体2の頂上側端部においてこの本体2にはめ込まれている。
【0018】
香水の分野でも見られるが、これは、化粧品用や薬品用の流体ポンプの設計としては全く普通のものである。
【0019】
投与部材を貯蔵器1のネック10に固定するために、ネック10と協動する固定リングの形で固定部材3が設けられている。そうした型の固定リングは、補強リムが形成されたネック10の外壁と協動するのが一般的である。投与部材をネック外側に固定するためのそうした技術は本発明にも適用可能であるが、ネック10の内壁11と協動する固定リングの方が好ましい。これを実現するために、ネック10の内壁11はノッチ12を1個以上備えており、さらに、固定リング3が備えるスカート30の外壁には、ノッチ12内部にスナップ留めする役目を果たす突起32が1個以上設けられている。スカート30の頂上側端部には肩33が形成されており、この肩33はネック10の頂上側端部を受け止める役割を果たす。突起32がノッチ12にスナップ留めされたタイミングで、肩33はネック10に接触する。本実施の形態では、固定リング3にリセス34が形成されており、リセス34内には、静止型投与開口部81が形成されたノズル8が取り付けられている。ただし、変形例として、この開口部を直接固定リング3内に形成してもよい。加えて、リングには、出口チャネル35、そして、渦チャンバ36及びチャネル35が形成されている。また、トリムバンドが固定リングを覆うようにすることで、それとネック10とを隠すことにしてもよい。
【0020】
ポンプの本体2はリング3のスカート30にはめ込まれている。ポンプチャンバ43の出口はポンプ本体2に形成されており、送出チャネル23を介してノズル8に接続されている。送出チャネル23は、本体2と固定リング3(詳しく言えば、スカート30)との間に形成されている。より正確に言えば、本体2の外壁には、出口231から別の穴232(ポンプ本体の壁を貫通する形で形成されたもの)まで延びる溝が設けられている。本体2がスカート30内部にはめ込まれると、ポンプの本体に設けられた溝はスカート30によって完成させられ、その結果、隔絶させられて送出チャネル23を形成する。流体は穴232の出口から、容積の変化するチャンバ73内に入る。出口弁は差動ピストン7の形で実装されており、当該ピストン7は、フェルール6上でスライドする形に取り付けられているとともに、力をためた形でバネ52に押されている。よって、バネ52は、戻しバネとしてだけでなく事前圧縮バネとしての役割も果たす。そのため、チャンバ43内の圧力が充分に高くなると、差動ピストン7が上方向に移動し、本体20に設けられた別の穴25が開かれる。この穴25は、固定リング3に形成された出口ダクト35に通じている。以上が本投与部材の特別な構造であるが、本発明の思想から逸脱することなしに様々な変形に耐えることは言うまでもない。その発明思想とは、送出チャネル23がポンプ本体20と固定部材(すなわち、本実施の形態の場合ではリング3のスカート30)との間に形成されている点である。また、固定部材がネックの内壁と協動し、その結果、同じ部品(すなわち、スカート30)がその内壁、外壁によって2つの機能を果たす、という点が効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の投与部材を、貯蔵器のネックに取り付けられた状態で示す縦断面図である。
Claims (10)
- 貯蔵器(1)のネック(10)に取り付けられるように設計された流体投与部材(2)であって、前記投与部材は、
ピストン(4)をスライド可能な形で保持するチャンバ(43)を形作る本体(2)と、
ネック(10)と協動するように設計された固定部材(3)であって、本体の周りを伸びる前記固定部材と、
チャンバ(43)を静止型投与開口部(81)に接続する送出チャネル(23)であって、本体(2)と固定部材(3)との間に形成された前記送出チャネル(23)と、を有し、
前記投与部材の特徴は、固定部材(3)がネック(10)の内壁(11)と協動して投与部材をネックに固定するのに適したものであること、
という投与部材。 - ネックの内壁に形成された1個以上のノッチ(12)と協動する役目を果たすスナップ留め手段(32)を、固定部材(3)が備えていること、
を特徴とする請求項1に記載の投与部材。 - 内側では本体(2)と協動して送出チャネル(23)を形作り、外側ではネックにおけるスナップ留めのためのスナップ留め手段(32)を形作る、という実質的に円筒形のスカート(30)を、固定部材(3)が備えていること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の投与部材。 - 前記送出チャネルは、本体外壁に溝の形で形成されていること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の投与部材。 - チャネル(23)が、実質的の本体の高さ方向全体にわたって伸びていること、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の投与部材。 - 本体(2)は固定部材のスカート(30)内に、漏れの生じない形でぴったりとスライド移動するようにはめ込まれていること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の投与部材。 - 送出チャネル(23)は静止型投与開口部(81)の周辺で開放していること、
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の投与部材。 - 投与開口部(81)が固定部材(3)に形成されていること、
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の投与部材。 - 固定部材(3)に形成されたリセス(34)内に取り付けられたノズル(8)に、投与開口部(81)が形成されていること、
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の投与部材。 - スナップ留め手段(32)が、ネックのノッチ(12)内へスナップ留めする役目を果たす1個以上の突起(32)から成ること、
を特徴とする請求項2又は3に記載の投与部材。
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