JP2004511076A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】前方挿入されたメスコンタクトを受けるためのハウジングを有する電気コネクタモジュール
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前方挿入されたそれぞれのメスコンタクト(18)を受けるためのハウジング(16)を有する電気コネクタモジュールであって、各ハウジング(16)の形状が逃げ角を有する角錐台形であることと、各メスコンタクト(18)のケージには、ハウジングの壁に対して垂直な力が加わることにより不動化するおよび隙間をなくすための隆起部(36)が形成されていることを特徴とする電気コネクタモジュール。
【請求項2】 各ハウジング(16)の角錐台形は、不動化するための隆起部(36)を受ける2つの向かい合う面にのみわずかな逃げ角が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項3】 各メスコンタクト(18)は、確実に前方/逆方向に不動となるように少なくとも1つの保持用留め具(38)を備えるケージ(20)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項4】 各保持用留め具(38)は、各ハウジングの平行に向かい合う面に面して配置されることを特徴とする請求項3に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項5】 各保持用留め具(38)は、コンタクトの下方に配置されることを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項6】 各メスコンタクト(18)は、前方ケージ(20)に加えて、フレキシブル回路(12)に圧接されるピン(26)が設けられた後方ブレード(24)と、ピン(26)がフレキシブル回路に圧接されたときフレキシブル回路(12)を保持するための手段(32)を備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項7】 保持手段(32)は、軸(30)の周りに回転可能なフラップ(28)の一部を含み、舌状部/溝の組み合わせ部分(32)は、フレキシブル回路(12)にオフセット部分を生成し、およびフラップ(28)を下げたときに該フレキシブル回路を機械的に不動化するようになっていることを特徴とする請求項6に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項8】 モジュールキャリアにスナップ固定するための手段(44)を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電気コネクタモジュール。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、前方から挿入されたコンタクトを受けるためのハウジングを有する電気コネクタモジュールに関する。これらのコンタクトはメスコンタクトである。
当該電気コネクタモジュールは、モジュールキャリアに挿入されるようにもなっている。
【0002】
メスコンタクトの本体は、前方にケージ、後方にブレードを備える。ブレードは、フレキシブル回路上に圧接されるピンを備える。
当該モジュールは、可動フラップを備える。可動フラップは一般的に知られているが、これは同出願人による関連出願の好適な実施形態によって記述されたものである。このようなフラップはフレキシブル回路を機械的に閉鎖し、不注意によりコネクタだけでなくケーブルそのものにも牽引力が加えられても圧接方向と垂直に引き裂かれることがないようにする。また、このフラップは、フレキシブル回路を構成するシートが剥がされる、つまり薄い層に裂かれるのを防止するとともに、同じく圧接を損なうこととなり得るフレキシブル回路を介した振動の伝達も防止する。
【0003】
フラップは、コネクタの組み立て作業中、3つの完全に定められた角度位置、つまりコンタクトを挿入するための位置と、フレキシブル回路をモジュールに挿入するための送り位置と、コンタクトのブレード上にフレキシブル回路を圧接する作業と同時に達成される、完全に下がったフラップ閉鎖位置、をとれるように有利に設計される。
【0004】
上述したフレキシブル回路(コネクタの分野においてより一般的には「フレックス(flex)」と呼ばれる)は、絶縁材料の複合層からなるシートであり、該層の間には回路のコンダクタとコンタクト双方を構成する導電材料からなる配線ラインが積み重ねられている。
導電性の配線ラインは、保護されており電気的に絶縁されている。
こういったフレキシブル回路は、複数のコンタクトを小さな空間に配置する場合、および入口地点と同様に出口地点で再結合させる場合に使用される。
配線ラインの幅および厚さが導電容量を決定し、次いで導電容量が、同一コネクタにおける同一フレキシブル回路上のコンタクトの様々な寸法を決定する。しかし、ここでは説明を簡略化するために、配線ラインとコンタクトの寸法を同一にする。
これらのフレキシブル回路の多くの利点により、特に自動車産業の設計者による該フレキシブル回路の使用が増えている。
【0005】
実際には、一連のコンタクトの接続は、フレキシブル回路をコネクタに挿入した後の圧 接による単一作業で達成される。通常、固定手段が当該コネクタ内でのシートの機械的保持を補助し確実にする。
【0006】
コンタクトをモジュール内に挿入する課題が残るが、本発明は、各コンタクトがそれぞれのハウジングから外れるのを防ぐ固定部材を用いてコンタクトの前方挿入を可能にする構造を採用することにより、その課題に適切に対処する。
【0007】
そのために、当該電気コネクタモジュールは、前方挿入されたコンタクトを受けるためのハウジングを有し、各ハウジングの形状が逃げ角を有する角錐台形であることと、各コンタクトのケージには不動化するおよび隙間をなくすための隆起部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、ケージには確実に前方/逆方向に不動となるように少なくとも1つの保持用留め具も設けられる。
【0009】
本発明によるモジュールは、モジュールキャリアに挿入されるようにもなっており、そのためにスナップ固定手段を備える。
【0010】
以下に添付の図面を参照して本発明を説明する。添付の図面は、好適であるが非制限的な実施形態に対応するものである。
【0011】
図1には、コンタクトを搭載した電気コネクタモジュール10と、取り付け直前のフレキシブル回路12とを示した。
モジュール10は、この場合メスコンタクトであるコンタクト18を受けるためのハウジング16を有する本体14を備える。
各コンタクト18は、図2、図3AおよびBで最もよく見えるように、前方部分に形成されたケージ20と、中間領域22と、圧接されるピン26が設けられた後方ブレード24を備える。
当該モジュール本体の好適な実施形態は、同出願人による関連出願にさらに詳細に記載されている。
【0012】
本体12以外の重要な構成要素は、軸30の周りに回転可能なフラップ28を備えたフレキシブル回路抑止手段であり、該抑止手段を構成する舌状部/溝の組み合わせ部分32は、フレキシブル回路にオフセット部分を生成し、フラップを下げたときに該フレキシブル回路を機械的に不動化するようになっている。このような状態は図5に詳しく示した。
【0013】
当該フラップは窓34を備え、該窓を通して、フラップを下げるのと同時にピンをフレキシブル回路上に確実に圧接することができることに注意されたい。この圧接は、ピンの種類に適したツールによって達成でき、該ツールの製造は当業者の技術者であれば可能である。
【0014】
ハウジング16にコンタクト18を取り付ける課題は、コンタクトとハウジングの特徴により解決される。
明確には、ハウジング16の形状は、4面のうち2つの向かい合う面にわずかに傾斜した逃げ角を有する角錐台形である。
大きな底部はハウジング接続のための入口であり、該ハウジングは前方から後方へと狭小化している。
【0015】
さらに、各メスコンタクト18の各ケージ20には、図4Aの断面図に示したように、逃げ角を有するハウジングの壁に加圧接触することとなる隆起部36が形成されている。よって、隆起部36は、平行でない壁に面し、該壁と垂直に加圧接触する。
【0016】
さらに、当該ケージは、図4Bに見られる、垂直面に形成された少なくとも1つの保持用留め具38も備える。各留め具は、コンタクトが完全に挿入されたときにハウジングの壁40と契合するような寸法および配置となっている。この場合、留め具は、隆起部36に面する面以外の、2つの向かい合う面と接触する。留め具38を受ける該2つ面は平行である。留め具の数は、コンタクトの種類の機能に応じて変更でき、図3Bに示したようにコンタクトの寸法が大きい場合は2つ設けるのが適切である。
好適な実施形態では、留め具はケージ20の後方に配置され、隆起部は前方に設けられる。
【0017】
コンタクトはこのようにして、ハウジングの壁に垂直方向に支持され、前方/逆方向に外れる方向で結合されていることによって、隙間なくハウジング内で不動化される。隆起部36もまたコンタクトをハウジングに保持するものである。
明確には、圧接作業までコンタクトをハウジング内に維持することが必要である。
【0018】
保持を確実にするために、各コンタクトの後方に衝合部を設ける。コンタクトは、コンタクトの寸法とハウジングの寸法との関係によりハウジングの該衝合部の上方に留まる。よって、牽引力がコンタクトに加えられると、コンタクトは後方の衝合部の位置までハウジング内を移動させられ、衝合が起こるまで電気接続の完全な状態を保護するために抵抗力が計算される。
【0019】
モジュール10がモジュールキャリア42に挿入されると、コンタクト18は依然として前からも接触可能で、接続を可能にすることができることが確認される。このように、切断中でも、またはモジュールキャリアへ不注意による牽引力が加えられても、モジュールと水平に、コンタクトを各対応するハウジングに保持することが必要である。
【0020】
モジュールとモジュールキャリアは、モジュールをモジュールキャリアにスナップ固定するための手段44を具備する。図1では、2つの弾性固定部材のうち1つしか見えないが、それぞれモジュールキャリアに設けられた開口部と契合するように形成されている。
【0021】
また、ハウジングの逃げ角を有する形状によって、コンタクトをハウジングに位置決めする間、コンタクトのハウジングへの累進的挿入力が発生することに注意されたい。さらに、挿入完了後、各コンタクトは、先行技術の取り付けとは異なり隙間を残さずに圧力嵌めされている。
【0022】
さらには、衝合部41と接触する前に著しい牽引力が加えられた場合の保護もある。
牽引力が著しい場合、モジュールは強制的にモジュールキャリアから引き抜かれ、舌状部/溝によるフレキシブル回路の固定が不十分であっても、この連結は電気接続を保護するための弱連結として機能する。
【0023】
こういった構造によって、コンタクトの取り付けが容易になる一方で、牽引力が著しい場合でも電気接続が保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電気コネクタモジュールの斜視図である。
【図2】 同一モジュールの部分的な断面図である。
【図3】 図3Aは保持手段を備えるコンタクトの斜視図であり、図3Bはより幅広のコンタクトの斜視図である。
【図4】 図4Aは保持手段を備えたコンタクトを受けるためのハウジングの断面図であり、図4Bは同一ハウジングの、平面と垂直な断面図である。
【図5】 モジュールキャリアに挿入された本発明によるモジュールの斜視図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前方挿入されたそれぞれのメスコンタクト(18)を受けるためのハウジング(16)を有する電気コネクタモジュールであって、各ハウジング(16)の形状が逃げ角を有する角錐台形であることと、各メスコンタクト(18)のケージには、ハウジングの壁に対して垂直な力が加わることにより不動化するおよび隙間をなくすための隆起部(36)が形成されていることを特徴とする電気コネクタモジュール。
【請求項2】 各ハウジング(16)の角錐台形は、不動化するための隆起部(36)を受ける2つの向かい合う面にのみわずかな逃げ角が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項3】 各メスコンタクト(18)は、確実に前方/逆方向に不動となるように少なくとも1つの保持用留め具(38)を備えるケージ(20)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項4】 各保持用留め具(38)は、各ハウジングの平行に向かい合う面に面して配置されることを特徴とする請求項3に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項5】 各保持用留め具(38)は、コンタクトの下方に配置されることを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項6】 各メスコンタクト(18)は、前方ケージ(20)に加えて、フレキシブル回路(12)に圧接されるピン(26)が設けられた後方ブレード(24)と、ピン(26)がフレキシブル回路に圧接されたときフレキシブル回路(12)を保持するための手段(32)を備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項7】 保持手段(32)は、軸(30)の周りに回転可能なフラップ(28)の一部を含み、舌状部/溝の組み合わせ部分(32)は、フレキシブル回路(12)にオフセット部分を生成し、およびフラップ(28)を下げたときに該フレキシブル回路を機械的に不動化するようになっていることを特徴とする請求項6に記載の電気コネクタモジュール。
【請求項8】 モジュールキャリアにスナップ固定するための手段(44)を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電気コネクタモジュール。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、前方から挿入されたコンタクトを受けるためのハウジングを有する電気コネクタモジュールに関する。これらのコンタクトはメスコンタクトである。
当該電気コネクタモジュールは、モジュールキャリアに挿入されるようにもなっている。
【0002】
メスコンタクトの本体は、前方にケージ、後方にブレードを備える。ブレードは、フレキシブル回路上に圧接されるピンを備える。
当該モジュールは、可動フラップを備える。可動フラップは一般的に知られているが、これは同出願人による関連出願の好適な実施形態によって記述されたものである。このようなフラップはフレキシブル回路を機械的に閉鎖し、不注意によりコネクタだけでなくケーブルそのものにも牽引力が加えられても圧接方向と垂直に引き裂かれることがないようにする。また、このフラップは、フレキシブル回路を構成するシートが剥がされる、つまり薄い層に裂かれるのを防止するとともに、同じく圧接を損なうこととなり得るフレキシブル回路を介した振動の伝達も防止する。
【0003】
フラップは、コネクタの組み立て作業中、3つの完全に定められた角度位置、つまりコンタクトを挿入するための位置と、フレキシブル回路をモジュールに挿入するための送り位置と、コンタクトのブレード上にフレキシブル回路を圧接する作業と同時に達成される、完全に下がったフラップ閉鎖位置、をとれるように有利に設計される。
【0004】
上述したフレキシブル回路(コネクタの分野においてより一般的には「フレックス(flex)」と呼ばれる)は、絶縁材料の複合層からなるシートであり、該層の間には回路のコンダクタとコンタクト双方を構成する導電材料からなる配線ラインが積み重ねられている。
導電性の配線ラインは、保護されており電気的に絶縁されている。
こういったフレキシブル回路は、複数のコンタクトを小さな空間に配置する場合、および入口地点と同様に出口地点で再結合させる場合に使用される。
配線ラインの幅および厚さが導電容量を決定し、次いで導電容量が、同一コネクタにおける同一フレキシブル回路上のコンタクトの様々な寸法を決定する。しかし、ここでは説明を簡略化するために、配線ラインとコンタクトの寸法を同一にする。
これらのフレキシブル回路の多くの利点により、特に自動車産業の設計者による該フレキシブル回路の使用が増えている。
【0005】
実際には、一連のコンタクトの接続は、フレキシブル回路をコネクタに挿入した後の圧 接による単一作業で達成される。通常、固定手段が当該コネクタ内でのシートの機械的保持を補助し確実にする。
【0006】
コンタクトをモジュール内に挿入する課題が残るが、本発明は、各コンタクトがそれぞれのハウジングから外れるのを防ぐ固定部材を用いてコンタクトの前方挿入を可能にする構造を採用することにより、その課題に適切に対処する。
【0007】
そのために、当該電気コネクタモジュールは、前方挿入されたコンタクトを受けるためのハウジングを有し、各ハウジングの形状が逃げ角を有する角錐台形であることと、各コンタクトのケージには不動化するおよび隙間をなくすための隆起部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、ケージには確実に前方/逆方向に不動となるように少なくとも1つの保持用留め具も設けられる。
【0009】
本発明によるモジュールは、モジュールキャリアに挿入されるようにもなっており、そのためにスナップ固定手段を備える。
【0010】
以下に添付の図面を参照して本発明を説明する。添付の図面は、好適であるが非制限的な実施形態に対応するものである。
【0011】
図1には、コンタクトを搭載した電気コネクタモジュール10と、取り付け直前のフレキシブル回路12とを示した。
モジュール10は、この場合メスコンタクトであるコンタクト18を受けるためのハウジング16を有する本体14を備える。
各コンタクト18は、図2、図3AおよびBで最もよく見えるように、前方部分に形成されたケージ20と、中間領域22と、圧接されるピン26が設けられた後方ブレード24を備える。
当該モジュール本体の好適な実施形態は、同出願人による関連出願にさらに詳細に記載されている。
【0012】
本体12以外の重要な構成要素は、軸30の周りに回転可能なフラップ28を備えたフレキシブル回路抑止手段であり、該抑止手段を構成する舌状部/溝の組み合わせ部分32は、フレキシブル回路にオフセット部分を生成し、フラップを下げたときに該フレキシブル回路を機械的に不動化するようになっている。このような状態は図5に詳しく示した。
【0013】
当該フラップは窓34を備え、該窓を通して、フラップを下げるのと同時にピンをフレキシブル回路上に確実に圧接することができることに注意されたい。この圧接は、ピンの種類に適したツールによって達成でき、該ツールの製造は当業者の技術者であれば可能である。
【0014】
ハウジング16にコンタクト18を取り付ける課題は、コンタクトとハウジングの特徴により解決される。
明確には、ハウジング16の形状は、4面のうち2つの向かい合う面にわずかに傾斜した逃げ角を有する角錐台形である。
大きな底部はハウジング接続のための入口であり、該ハウジングは前方から後方へと狭小化している。
【0015】
さらに、各メスコンタクト18の各ケージ20には、図4Aの断面図に示したように、逃げ角を有するハウジングの壁に加圧接触することとなる隆起部36が形成されている。よって、隆起部36は、平行でない壁に面し、該壁と垂直に加圧接触する。
【0016】
さらに、当該ケージは、図4Bに見られる、垂直面に形成された少なくとも1つの保持用留め具38も備える。各留め具は、コンタクトが完全に挿入されたときにハウジングの壁40と契合するような寸法および配置となっている。この場合、留め具は、隆起部36に面する面以外の、2つの向かい合う面と接触する。留め具38を受ける該2つ面は平行である。留め具の数は、コンタクトの種類の機能に応じて変更でき、図3Bに示したようにコンタクトの寸法が大きい場合は2つ設けるのが適切である。
好適な実施形態では、留め具はケージ20の後方に配置され、隆起部は前方に設けられる。
【0017】
コンタクトはこのようにして、ハウジングの壁に垂直方向に支持され、前方/逆方向に外れる方向で結合されていることによって、隙間なくハウジング内で不動化される。隆起部36もまたコンタクトをハウジングに保持するものである。
明確には、圧接作業までコンタクトをハウジング内に維持することが必要である。
【0018】
保持を確実にするために、各コンタクトの後方に衝合部を設ける。コンタクトは、コンタクトの寸法とハウジングの寸法との関係によりハウジングの該衝合部の上方に留まる。よって、牽引力がコンタクトに加えられると、コンタクトは後方の衝合部の位置までハウジング内を移動させられ、衝合が起こるまで電気接続の完全な状態を保護するために抵抗力が計算される。
【0019】
モジュール10がモジュールキャリア42に挿入されると、コンタクト18は依然として前からも接触可能で、接続を可能にすることができることが確認される。このように、切断中でも、またはモジュールキャリアへ不注意による牽引力が加えられても、モジュールと水平に、コンタクトを各対応するハウジングに保持することが必要である。
【0020】
モジュールとモジュールキャリアは、モジュールをモジュールキャリアにスナップ固定するための手段44を具備する。図1では、2つの弾性固定部材のうち1つしか見えないが、それぞれモジュールキャリアに設けられた開口部と契合するように形成されている。
【0021】
また、ハウジングの逃げ角を有する形状によって、コンタクトをハウジングに位置決めする間、コンタクトのハウジングへの累進的挿入力が発生することに注意されたい。さらに、挿入完了後、各コンタクトは、先行技術の取り付けとは異なり隙間を残さずに圧力嵌めされている。
【0022】
さらには、衝合部41と接触する前に著しい牽引力が加えられた場合の保護もある。
牽引力が著しい場合、モジュールは強制的にモジュールキャリアから引き抜かれ、舌状部/溝によるフレキシブル回路の固定が不十分であっても、この連結は電気接続を保護するための弱連結として機能する。
【0023】
こういった構造によって、コンタクトの取り付けが容易になる一方で、牽引力が著しい場合でも電気接続が保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電気コネクタモジュールの斜視図である。
【図2】 同一モジュールの部分的な断面図である。
【図3】 図3Aは保持手段を備えるコンタクトの斜視図であり、図3Bはより幅広のコンタクトの斜視図である。
【図4】 図4Aは保持手段を備えたコンタクトを受けるためのハウジングの断面図であり、図4Bは同一ハウジングの、平面と垂直な断面図である。
【図5】 モジュールキャリアに挿入された本発明によるモジュールの斜視図である。
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