JP2004509505A - 二次局及び該二次局を動作させる方法 - Google Patents

二次局及び該二次局を動作させる方法 Download PDF

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Abstract

二次局は、ソフトハンドオーバ処理の間に複数の基地局からの複数のマルチパス信号として受信される信号を分解することが出来る受信機を持つ。この可能性は、例えば、レイク受信機により与えられ得る。非常に短い期間内に受信された前記信号を復号し、該信号に基づいて動作するために、所定の時間後到達する信号(402g、402h)が、前記受信機により処理されず、その代わり、該受信機は、該時間(t1)前に到達したより微弱な信号(402d、402e)を処理することができる。斯様な二次局は、UMTSシステムの受信信号に含まれる、前記UMTSの仕様により非常に限られた期間が規定されている電力制御コマンドを復号し、該電力制御コマンドに基づいて動作するのにとりわけ適している。この応用においては、前記所定の時間(t1)は、その後信号が受信されても、次の電力制御の変化を決定するのに用いるには遅すぎることになる時間である。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システム用の二次局に関し、更に、前記二次局を動作させる方法に関する。本明細書は、とりわけ出現しつつあるユニバーサル移動電話システム(Universal Mobile Telecommunication System) (UMTS)に関するシステムを記載しているが、記載されている技術は他の移動無線システムにおける使用に等しく適用可能であることに理解されたい。
【0002】
【従来の技術】
無線通信システムにおいては、基地局(BS)と移動局(MS)との間で必要とされる2つの基本タイプの通信がある。第1の通信は、ユーザトラヒック(user traffic)、例えば音声又はパケットデータである。第2の通信は、BSとMSとが所要のユーザトラヒックを交換することを可能にするために伝送チャネルの様々なパラメータを設定し、監視するのに必要とされる制御情報である。
【0003】
多くの無線通信システムにおいて、正確な電力制御は重要である。これは、スペクトラム拡散符号分割多元接続(CDMA)技術を用いるシステムにおいてとりわけそうである。なぜなら、多くの通信チャネルが同じ帯域幅を共用しているので、何れか1つのチャネルにおける高すぎる電力での伝送は他の全てのチャネルにおける信号対雑音比を低減させるからである。移動局(MS)から基地局(BS)へ送信される信号のアップリンク電力制御はとりわけ重要である。アップリンク電力制御は、BSが、各MSによって必要とされる伝送電力を最小化しながら、所与のデータレート及びサービス品質のためにほぼ同一の電力レベルにおいて種々のMSからの信号を受け取ることを確実にする。他のセル及び無線通信システムとの干渉を低減させるべく伝送電力を最小化しながらMSが低いエラーレートでBSから信号を受信するよう、BSによりMSへ送信される信号のダウンリンク電力制御が必要とされる。
【0004】
UMTSの実施例において、電力制御は、通常、閉ループのように動作される。アップリンク電力制御については、BSが、MSからの伝送の電力における所要の変更を決定し、送信電力制御(Transmit Power Control)(TPC)コマンドによってMSへこれらの変更を伝送する。オーバヘッドを最小化するために、TPCコマンドは、典型的には、MSが所定のサイズのステップである電力の変更でもって該MSの電力を増大させる又は低減させるよう指示する。しかしながら、幾つかのシステムにおいては、TPCコマンドが使用されるべきステップのサイズも決定し得る。
【0005】
MSは、一般的に単一のBSと通信する。通話中のMSは、例えば、MSがBSから離れるにつれて通信リンクの品質が劣化する場合又は種々のセルの相対トラヒック負荷(relative trafic loading)が調整を必要とする場合に、別のBSへの乗り換え(transferring)を調査することを望み得る。あるBSから別のBSへ乗り換える処理はハンドオーバーとして知られている。ソフトハンドオーバーとして知られているこの処理の一種において、MSは、もしあれば、該MSがどのBSに乗り換えるべきかを決定するために(BSの「能動セット」(“active set”)として知られている)複数のBSとの通信に従事する。MSがこの処理に従事している場合には、前記MSはBSの各々からTPCコマンドを受信するであろう。受信TPCコマンドに基づいて電力においてどんな変更をなすべきかを決定するための方策の例は、国際特許出願公開第WO00/36762号において開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ソフトハンドオーバーの間の電力制御に伴う問題は、電力制御コマンドを受信し、復号し、処理するのに利用可能な時間に制限量があることにある。例えば、UMTSにおいては、所要の電力変更の大きさ及び方向を決定するために受信コマンドが復号され、処理される必要がある最初のTPCコマンドの到着後の416chipsの期間(ほぼ108μs)がある。伝送電力変更がなされるであろう50μsの期間がこの期間に続く。
【0007】
この問題は、UMTSのソフトハンドオーバにおいては各BSからの最初の信号の到着時間の間に148chips(38.5μs)までの時間差があり得ることから悪化される。BSからの信号が幾つかのダウンリンクパス(downlink path)を介して受信され、前記パスからの情報が(例えばレイク受信機を用いて)組み合わされる場合に、パスの間の最悪の場合の遅延の広がり(worst−case delay spread)までの他の遅延が差し込まれる。UMTSシステムにおいては、このことが、20μsまでの分だけ利用可能な処理時間を低減させ得る。それ故、ソフトハンドオーバー及び遅延の広がりの影響の組み合わせは、利用可能な処理時間を半減させんとするものになり得る。これは、とりわけベクトルプロセッサの使用による著しい処理遅延を持つ送受信機アーキテクチャに対して、受信機における必要な処理タスクのスケジューリングにほんのわずかの自由度しか許容しない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
それ故、本発明の目的は、電力制御コマンドの処理のためにMSにおいて利用可能な時間を最大化させることにある。
【0009】
本発明の第1の特徴によれば、複数の一次局を有する無線通信システム用の二次局であり、当該二次局が少なくとも2つの一次局と同時に通信するソフトハンドオーバー処理に従事する手段と、複数のマルチパス信号として受信した前記少なくとも2つの一次局からの送信信号を分解する信号分解手段(signal resolution means)を含む受信手段とを持つ二次局であって、各マルチパス信号を各々の到着の時間に基づいて前記信号分解手段に割当てるかどうかを決定する手段が設けられる二次局が提供される。
【0010】
本発明の第2の特徴によれば、二次局を動作させる方法であり、当該二次局が少なくとも2つの一次局と同時に通信するソフトハンドオーバー処理に従事し、複数のマルチパス信号として前記少なくとも2つの一次局からの送信信号を受信し、信号分解器(signal resolver)によって受信した前記マルチパス信号を処理して前記送信信号を分解する方法であって、各マルチパス信号を各々の到着の時間に基づいて処理するかどうかを決定する方法が提供される。
【0011】
本発明は、レイク受信機のフィンガへの信号の割当を、各信号の強度ではなく、各信号の到着の時間に基づかせることにより、二次局の改善された実施を可能にするという従来技術にはない認識に基づく。
【0012】
添付図面を参照して、一例として本発明の実施例を以下に記載する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図面において、同じ参照番号は対応する特徴を示すために用いられている。
【0014】
図1を参照すると、無線通信システムは一次局(BS)100及び複数の二次局(MS)110を有する。前記BS100は、マイクロコントローラ(μC)102、アンテナ手段106に接続された送受信手段(Tx/Rx)104、送信電力レベルを変更する電力制御手段(PC)107、及びPSTN又は他の適切なネットワークへの接続のための接続手段108を有する。各MS110は、マイクロコントローラ(μC)112、アンテナ手段116に接続された送受信手段(Tx/Rx)114、及び送信電力レベルを変更する電力制御手段(PC)118を有する。BS100からMS110への通信はダウンリンク周波数チャネル122において行なわれる一方、MS110からBS100への通信はアップリンク周波数チャネル124において行なわれる。
【0015】
MS110の中の送受信手段114はレイク受信機を含んでも良い。当業者によく知られている斯様な受信機は、分散(dispersive)マルチパスチャネルによって送信されるCDMA信号を検出するよう設計されている。5フィンガのレイク受信機の概略的なブロック図が図2に示されている。アンテナ116を介して受信された信号は、ベースバンドにダウンコンバートされ、5つのミクサ202に対する第1入力として供給される。信号発生器(SIG)204は、BS100によって使用されている拡散符号(spreading code)と同じ拡散符号で符号化された信号のローカルコピーを生成する。この信号は第1ミクサ202aに対する第2入力として供給される。遅延手段(DEL)206bによって遅延させられた同じ信号が、第2ミクサ202bに対する第2入力として供給され、同様に、同じ信号が各々遅延手段206c、206d及び206eによって更に遅延させられてミクサ202c、202d及び202eに対する第2入力として供給される。
【0016】
チャネル推定器(channel estimator)の出力及び遅延手段206によって加えられる遅延により生成信号の位相を調整することによって、異なる遅延を持つ5つの異なるパスによって受信される5つのバージョンの同じ送信信号を扱うことが出来る。受信信号は、減衰器(ATT)208によって該受信信号の各々の受信信号強度に比例した重み係数を掛けられた該受信信号の振幅を持ち、次いで、加算手段(SUM)210により合計される。次いで、この組合せ信号は、受信符号を決定するために連続する符号周期(symbol period)にわたって積分手段(INT)212によって積分され、前記符号は他の処理のために受信機の残りの部分に供給される。信号が5つより多くの異なるパスを介して受信される場合には、信号発生器204の位相及び遅延手段206により導入される遅延は、5つの最も強い受信パス(又は干渉比率(interference ratio)について最も良い信号を備えるこれらのパス)に適合するよう調整される。
【0017】
ソフトハンドオーバー処理に従事するMS110が図3に図示されており、MS110は3つの各々のBS100a、100b及び100cとの3つの双方向通信チャネル326a、326b及び326cを持つ。MS110は、所与のタイムスロットにおいてBS100a、100b及び100cの各々からTPCコマンドを受信する。受信信号がn個のフィンガを持つレイク受信機によって処理される場合には、n個の最も強い信号の各々がフィンガに割り当てられるのが普通である。
【0018】
異なるパスを介して受信される信号のセットの例が、最初の受信信号402aの到着の時間を基準とする到着の時間tに対する複数の信号402の振幅Aのグラフとして図4に示されている。信号が6フィンガのレイク受信機によって処理される場合には、レイクフィンガが信号402a、402b、402c、402f、402g及び402hに割り当てられる一方で、信号402d及び402eが無視されるであろう。
【0019】
しかしながら、本出願人は、利用可能な処理時間が制限されていることを考慮して、ソフトハンドオーバーの間の斯様な割当て方策は最適ではないと判断した。代わりに、本発明によれば、レイクフィンガを、到着の時間の情報のみ又は信号強度の情報との組み合わせの何れかに基づいて信号に割り当てることを提案する。これは、次の電力変更のための決定を下す処理において盛り込まれるのには遅すぎる到着をした信号にレイクフィンガが割り当てられ、この場合、斯様なフィンガが事実上無駄にされるという状況を克服する。
【0020】
従って、図4に示されている例において、MS110は、時間t後に受信したいかなる信号も次の電力変更の決定において用いられるのには遅すぎると決定する。結果として、レイクフィンガの割当ては、代わりにフィンガを信号402a、402b、402c、402d、402e及び402fに割り当てることで、上記のような通常用いられる割当てから変更され得る。それ故、この割当ては、最初の有効なパス(significant path)のための所定の到着のウインドウ(window)後に到着する遅れた強い信号(402g及び402h)を無視する。このような遅れて到着する信号は、その後のスロットにおいて下されるべき電力制御変更の決定において任意に用いられ得る。
【0021】
MS110はまた、上記のレイクフィンガの変更された割当てに加えて又は代わりに、電力制御コマンドを処理するのに利用可能な時間を増大させるために付加的な技術を用いても良い。1つの斯様な技術は、MS110のために、受信信号からの全ての情報が利用可能になる前に作成される所要の電力変更の初期推定に基づいて電力変更の作成を開始せんとするものである。必要であれば、次いで、電力変更は他の受信信号に基づいて修正され得る。この技術は、実施された電力変更に対する修正が小さな割合の事例(cases)でしか必要とされないならば、MS110におけるタスクの処理のスケジューリングに対する自由度において利益をもたらすであろう。
【0022】
幾つかのソフトハンドオーバーの状況においては、例えば信頼性のあるダウンコマンドが最も早いBS100から受信される場合には、他の電力制御コマンドが到着するのを待つ必要はない。他の場合において、適切な方策は、常に、信頼性があろうとなかろうとダウンコマンドが最も早いBS100から受信される場合には電力を低減させ、同様にアップコマンドに応じての電力の増大については、後で信頼性のあるダウンコマンドが受信される場合に修正される電力変更を受けるものである。斯様な方策は、UMTSの仕様の要求を満たすであろう。
【0023】
電力制御ステップの指示が修正を必要とする機会において、斯様な修正は、おそらく電力変更を作成するために割り当てられた50μsの期間を越えて延長せんとするものとなろう。電力変更の後の残りのスロットに対する平均アップリンク伝送電力が許容誤差(permitted tolerance)を超えるような範囲にまで影響を及ぼされず、エラーベクトルの大きさが許容誤差を超えなければ、このこと自体は問題ではない。エラーベクトルの大きさは、UMTSにおいては、送信波形と、厳密に適合された基準波形との間の二乗平均(rms) エラーベクトルとして規定される。
【0024】
UMTS以外のシステムにおいては、とりわけ、ソフトハンドオーバーの間の異なるBS100からの情報が電力ステップの所要の大きさに影響を及ぼし得るシステムにおいては、初期推定に基づいて電力変更を開始する方策はより大きな利益を持ち得る。例えば、電力変更は、一度残りの電力制御コマンドが処理された伝送に対するベースバンド信号の振幅を調整することにより伝送電力の残りの細かい調整が達成されることで、送受信機114のRF部における初期の粗い電力変更によって実施され得る。
【0025】
別の技術は、BS100からの伝送のタイミングを変更せんとするものである。UMTSの仕様により、MS110は、信号の到着の時間が、他のBS100からの信号を基準として(又は他の例においてはアップリンク伝送のタイミング基準からの固定オフセットを基準として)典型的には±148chipsの範囲外にドリフトする(drift)かどうかをBS100に通知する。BS100は256chipsのステップにおいて伝送タイミングを調整することが出来る。たとえ受信信号が到着していないにしても、許容可能な制限時間外に到着しているとして受信信号を報告することにより、MS110は電力制御コマンドの処理を改善するように複数のBS100からのダウンリンク伝送のタイミングを配置することが出来る。MS110はまた、制限時間外に到着する微弱な信号を報告しないように、例えばタイミング基準に対して結果として生ずるいかなる変更も回避するように決定しても良い。
【0026】
例えば、最初に受信されたBS100からの信号が、後に受信された他のBS100からの信号より一貫して弱かった場合には、MS110は、遅れて到着しているとして後のより強い信号のうちの1つ以上を報告することができ、故に、UMTSネットワークは、前記後のより強い信号のタイミングが256chipsだけ進められるよう配置し、それにより、最も強い信号が最初に受信されることを確実にする。このアルゴリズムは上記の初期推定の方法のアプリケーションを著しく改善するであろう。
【0027】
上記の技術に対する他の方法として、又は上記の技術に加えて、MS110は、電力制御コマンドの処理に利用可能な時間を最大化するように任意の遅れたダウンリンク信号が所定の量、例えば74chips(即ち、148chipのタイミング許容誤差の半分)より大きく遅れて受信されたとして報告し得る。
【0028】
マルチパス信号を処理する本発明による方法を図示するフローチャートが図5に示されている。この方法は、ステップ502において、MS110がソフトハンドオーバー処理を始めるのに伴って開始する。MS110は、時間tが次の伝送電力を変更する決定に考慮されるべき信号に係る最後の時間(the latest time)を過ぎるまで、ステップ504において複数のBS100からのマルチパス信号を受信し続ける。この時間に到達すると、テスト506はクリアし、ステップ508においてそれら受信信号がレイク受信機のフィンガに割当てられる。利用可能なレイクフィンガより多くの受信信号がある場合、割当は信号強度又はその他適宜の要因に基づいてなされる。次いで、ステップ510において前記信号がレイク受信機により処理され、その後、ステップ512において所要の電力変化を決定し、実施することができる。
【0029】
上記の説明はレイク受信機に関してであるが、本発明は、複数のマルチパス信号を分解することが出来るいかなる受信機にも等しく適用可能であることは明らかである。更に、上記の説明は複数のマルチパス信号を介する電力制御コマンドの受信に関してであるが、本発明はまた、復号に対してきつい時間制約を持つ他の伝送にも適用可能である。斯様な伝送の例は、UMTSシステムにおいてBS100の送信ダイバシティを制御するためのフィードバック情報である。
【0030】
本開示を読むことにより、当業者にとっては、他の変形例が明らかとなるであろう。斯かる変形例は、二次局並びに該二次局の構成部分の設計、製造及び使用において既知であり、且つ、上述した特徴の代わりに又はそれらに追加して使用することが出来るような他の特徴を含むことが出来る。理解し易いように別々の実施例の文脈の中に記載されている本発明のある特徴はまた、単一の実施例において組み合わせて与えられても良いことは認識されるであろう。逆に、簡略のため、単一の実施例の文脈において記載されている本発明の様々な特徴はまた、別々に又は任意の適切な副結合(subcombination)において与えられても良い。本出願においては請求項は特定の特徴の組み合わせに対して記載されているが、本発明の開示の範囲は、何れかの請求項において現在記載されている発明と同一の発明に関するものであるか否かに拘わらず、且つ、本発明が解決するものと同一の課題の何れか又は全てを解決するか否かに拘わらず、本明細書で明示的に又は暗示的に開示された如何なる新規な特徴若しくはこれら特徴の如何なる新規な組み合わせ又はそれらの如何なる一般化をも含むものと理解されるべきである。出願人は、斯かる特徴及び/又は斯かる特徴の組み合わせに関しても、本出願又は本出願から派生する全ての他の出願の審査の間に、新しい請求項を記載することがあることを注記する。
【0031】
本明細書及び特許請求の範囲における要素の単数形表記は、斯様な要素の複数の存在を除外しない。更に、「有する」という用語は、記載されている要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を除外しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線通信システムの概略的なブロック図である。
【図2】5つのフィンガを持つレイク受信機の概略的なブロック図である。
【図3】ソフトハンドオーバーの処理中のMSを持つ無線通信システムの概略的なブロック図である。
【図4】最初の信号の受信からの時間tに対する受信信号の振幅Aを示すグラフである。
【図5】本発明によるマルチパス信号を処理する方法を示すフローチャートである。

Claims (10)

  1. 複数の一次局を有する無線通信システム用の二次局であり、当該二次局が少なくとも2つの一次局と同時に通信するソフトハンドオーバー処理に従事する手段と、複数のマルチパス信号として受信した前記少なくとも2つの一次局からの送信信号を分解する信号分解手段を含む受信手段とを持つ二次局であって、各マルチパス信号を各々の到着の時間に基づいて前記信号分解手段に割当てるかどうかを決定する手段が設けられる二次局。
  2. 前記信号分解手段は複数のフィンガを持つレイク受信機を有することを特徴とする請求項1に記載の二次局。
  3. 前記一次局から受信した電力制御コマンドに応じてアップリンク伝送の電力を調整する電力制御手段が設けられ、前記信号分解手段が複数のマルチパス信号を介して受信した電力制御コマンドを分解するように動作可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二次局。
  4. 前記電力制御手段は所定の時間において伝送電力を調整し、次の伝送電力の調整のための時間前の所定の間隔に満たない到着の時間を持つ遅れた信号が前記信号分解手段に割当てられないことを特徴とする請求項3に記載の二次局。
  5. 少なくとも複数の前記遅れた信号がその後の電力制御を調整する決定に用いられることを特徴とする請求項4に記載の二次局。
  6. 二次局を動作させる方法であり、当該二次局が少なくとも2つの一次局と同時に通信するソフトハンドオーバー処理に従事し、複数のマルチパス信号として前記少なくとも2つの一次局からの送信信号を受信し、信号分解器により受信した前記マルチパス信号を処理して前記送信信号を分解する方法であって、各マルチパス信号を各々の到着の時間に基づいて処理するかどうかを決定する方法。
  7. 前記信号分解器は複数のフィンガを持つレイク受信機であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記一次局から受信した電力制御コマンドに応じてアップリンク伝送の電力を調整し、複数のマルチパス信号を介して受信した電力制御コマンドを分解することを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  9. 所定の時間において伝送電力を調整し、次の伝送電力の調整のための時間前の所定の間隔に満たない到着の時間を持つ遅れた信号が前記信号分解器により処理されないことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 少なくとも複数の前記遅れた信号がその後の電力制御を調整する決定に用いられることを特徴とする請求項9に記載の方法。
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