JP2004508701A - メモリセル構造体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

メモリセル構造体及びその製造方法に関する。少なくとも一層の磁気抵抗メモリ素子(11)を有するメモリセルアレイを有するメモリセル構造体であって、磁気抵抗素子の各々は第1のコンタクト形成ライン(10)に接続され、第1のコンタクト形成ライン(10)は第1の誘電体層(6)内に位置し、第1のコンタクト形成ライン(10)の各々は、第2のコンタクト形成ライン(20;29;35)に接続され、第2のコンタクト形成ライン(20;29;35)は第2の誘電体層(17;27;32)内に位置する。

Description

【0001】
本発明は磁気抵抗メモリ素子を有するメモリセル構造体及びその製造方法に関する。
【0002】
MRAMメモリ素子は強磁性体層を有し、メモリ素子の抵抗は強磁性体層の磁化方向に依存する。強磁性体層を平行磁界で磁化させる場合にはメモリ素子の抵抗が低くなり、強磁性体層を反平行磁界で磁化させる場合にはメモリ素子の抵抗が高くなる。
【0003】
MRAMメモリ素子の層構造に依存する形で、GMRメモリ素子とTMRメモリ素子とが区別される。GMRメモリ素子は少なくとも2つの強磁性体層とそれらの間に配置される非磁化導電層を有し、GMRメモリ素子はGMR効果(GMR:巨大磁気抵抗)として知られる効果を有し、GMR効果においては、GMRメモリ素子の電気抵抗が、2つの強磁性体層の磁化状態が平行であるか、反平行であるかに依存する形で決定される。
【0004】
TMRメモリ素子(TMR:トンネル磁気抵抗)は少なくとも2つの強磁性体層とそれらの間に挟まれる絶縁非磁性層とを有する。絶縁層はトンネル電流が2つの強磁性体層の間に生じるように非常に薄く設けられる。強磁性体層は磁気抵抗効果を有し、この磁気抵抗効果は2つの強磁性体層の間の絶縁非磁性層を貫通するスピン分極トンネル電流により生じる。TMRメモリ素子の電気抵抗は、2つの強磁性体層の磁化状態が平行であるか、反平行であるかにより決まる。
【0005】
図1は従来のMRAMメモリのメモリセルアレイを示している。メモリセルアレイは、金属からなる複数の書込み/読出しラインまたはワード/ビットラインと磁気抵抗メモリ素子とを有し、これらのラインは互いにクロスオーバーし、かつ、互いに直交して設けられ、各磁気抵抗メモリ素子は互いに直交する2本の書込み/読出しラインの間に挟まれ、かつ、2本の書込み/読出しラインに電気的に接続される。信号がワードラインまたはビットラインに印加されるとそこに電流が流れて磁界が生じ、この磁界が十分な強度の磁界となったときに、この磁界がメモリ素子に影響を及ぼすようになる。DRAMメモリと比較すると、これらのMRAMメモリは、次に示す事実により明確に区別することができる。すなわち、個々のメモリ素子は選択トランジスタを必要とするのではなく、ワードライン及びビットラインに直接接続することができる。MRAMメモリ(MRAM:磁気抵抗ランダムアクセスメモリ)は非常に高い記憶密度または記憶容量を有する不揮発性読み出しメモリであり、この高い記憶密度または記憶容量は、複数のセルアレイを積み重ねる、すなわち、複数のメモリ素子層を次々に積み上げることにより実現する。
【0006】
ドイツ特許出願第199 085 18.8号には、MRAMメモリセル構造体及びその製造方法が記載されている。
図2は従来技術によるこのタイプのメモリセル構造体の断面図である。MRAMメモリはセルアレイと、セルアレイに含まれるメモリ素子とコンタクトを取るためのコンタクト形成領域または周辺領域とを有する。磁気抵抗メモリ素子、例えばTMRメモリ素子はメモリセルアレイに含まれ、一つの平面内でグリッド状に配列され、各素子は第1のコンタクト形成ラインKL1と第2のコンタクト形成ラインKL2との間に配置される。第1のコンタクト形成ラインKL1は、例えば二酸化シリコンからなる誘電体層内を走っている。第2のコンタクト形成ラインKL2は同様に、例えば二酸化シリコンからなる誘電体層内を走っている。同様に、メモリ素子は酸化物層により互いに電気的に絶縁されている。この酸化物層は、下層の第1のコンタクト形成ラインKL1に直接連結する。図2に示すMRAMメモリにおいては、コンタクト形成ラインは実際は銅からなる。
【0007】
コンタクト形成ラインとのコンタクトは、コンタクト形成領域のコンタクトホールを通して取られる。コンタクトホールは、金属の充填されたコンタクトを通してコンタクト形成ラインKL1,KL2につながる。金属からなる金属充填コンタクトは、接着層及び拡散バリアとしてTaN/Taからなる中間層またはライナーを有する。コンタクトラインKL1,KL2も、TaN/Ta層またはこのタイプのライナー層を有する。また、コンタクト形成ラインKL1はその底面上に窒化シリコンを有し、この窒化シリコンが銅からなるコンタクト形成ラインKL1の拡散バリアとなってその下の酸化物層を保護する。
【0008】
しかしながら図2に示す従来技術によるMRAMメモリは、多くの欠点を有している。コンタクト形成ラインKL1は拡散バリア層により完全に囲まれている、或いは、閉じ込められているわけではない。銅からなるコンタクト形成ラインKL1は、その上の酸化物からなる金属間誘電体に直接接している。従って、銅が金属間誘電体に拡散することができる。金属間誘電体または酸化物層に銅が拡散すると、誘電体層を劣化させ、誘電体層の導電率を増大させる。また、銅原子が横方向に拡散してメモリ素子に侵入し、メモリ素子の原子構成物質(例えば、鉄、コバルト、ニッケル)がメモリ素子から外に拡散して金属間誘電体に侵入する。この結果、メモリ変動が生じ、最悪の場合にはMRAMメモリを完全不良に至らしめる。
【0009】
図3は図2に示す従来のMRAMメモリのセルアレイ内のメモリ素子の拡大図である。磁気抵抗メモリ素子、例えばTMRメモリ素子は少なくとも2つの強磁性体層(FM)を有し、これら強磁性体層は絶縁層により互いに絶縁される。また、これらこれら強磁性体層にはそれぞれ、2つのコンタクト形成ラインKL1,KL2とのコンタクトを取るための一つのタンタル層が設けられる。タンタル層Taは強磁性体層(FM)と銅からなるコンタクト形成ラインKLとの間の拡散バリアを形成する。
【0010】
しかしながら、従来のメモリセル構造体を用いると、次に示す事実から一つの欠点が生じる。すなわち、強磁性体層FMと銅からなる第1のコンタクト形成ラインKL1とは、メモリ素子の端部において誘電体酸化物層により互いに分離されているのみである。強磁性体層は鉄、ニッケル、コバルト、クロム、マンガン、ガドリニウム、及び/又はジスプロシウムを含有し、通常2nmから20nmの厚さを有する。メモリ素子とコンタクトを取るための2つのタンタル層もまた比較的薄く、従って2つの強磁性体層とコンタクト形成ラインKL1,KL2との間の距離が比較的短い。金属間誘電体は二酸化シリコンからなるが、二酸化シリコンは強磁性体層に拡散する銅に対して拡散バリアを形成せず、また、鉄、ニッケル、コバルト、クロム、マンガン、ガドリニウムまたはジスプロシウムに対しても拡散バリアを形成せず、これらの金属が強磁性体層(FM)から拡散して金属間誘電体とコンタクト形成ラインKL1,KL2に侵入する。
【0011】
従って、メモリ素子は銅が拡散してくることによって著しく劣化する。銅が拡散すると磁気抵抗効果とメモリ素子のスイッチング特性に変化を生じさせる。二酸化シリコンからなり、メモリ素子が埋め込まれる金属間誘電体は、銅またはメモリ素子が含有する強磁性元素のいずれに対しても、メモリ製造中に生じる250から450℃の間のプロセス温度において有効な拡散バリアを形成しない。
【0012】
従って、本発明の目的は、記憶特性が拡散現象による悪影響を受けないMRAMメモリ及びその製造方法を提供することにある。
この目的は、特許請求項1に記載の特徴を有するメモリセル構造体と、特許請求項11に記載の特徴を有する方法により実現することができる。
【0013】
本発明はメモリセル構造体を提供するものであり、このメモリセル構造体は少なくとも一層の磁気抵抗メモリ素子を有するメモリセルアレイを有し、これら磁気抵抗メモリ素子はそれぞれ、第1の誘電体層内に配置される第1のコンタクト形成ラインに接続され、また、第2の誘電体層内に配置される第2のコンタクト形成ラインに接続され、このような配列において、拡散バリア層が第1のコンタクト形成ライン、第2のコンタクト形成ラインとメモリ素子との間に設けられる。
【0014】
メモリ素子は好ましくはTMRメモリ素子であり、各TMRメモリ素子は2つの強磁性体層及びこれら2つの強磁性体層に挟まれる絶縁非磁性層を有する。
本発明に係るメモリセル構造体のもう一つ別の実施形態においては、メモリ素子はGMRメモリ素子であり、これらGMRメモリ素子の各々は、2つの強磁性体層とこれら2つの強磁性体層に挟まれる導電性非磁性層を有する。
【0015】
好ましくは、メモリ素子の各々はコンタクト形成拡散バリア層を通してコンタクト形成ラインに接続される。
コンタクト形成拡散バリア層はタンタルからなることが好ましい。
第1のコンタクト形成ラインと第2の誘電体層との間に設けられる拡散バリア層は、メモリ素子層と第1のコンタクト形成ラインとの間の相互拡散をも防止することが好ましい。
【0016】
本発明に係るメモリセル構造体の好適な実施形態においては、第1のコンタクト形成ラインは、第2の拡散バリア層により基板上に配置された第3の誘電体層から分離される。
【0017】
本発明に係るメモリセル構造体の特に好適な実施形態においては、拡散バリア層は窒化シリコンからなる。
コンタクト形成ラインは実際には銅を有することが好ましい。
好適な実施形態においては、誘電体層は二酸化シリコンからなる。
本発明はさらに、メモリセル構造体の製造方法を提供するものであり、この方法は、次の工程を含む。すなわち、半導体基板のメモリセルアレイの第1の誘電体層に第1のコンタクト形成ラインを堆積させてパターニングし、メモリセルアレイに磁気抵抗メモリ素子を堆積させてパターニングし、メモリセルアレイに拡散バリア層を堆積させてパターニングし、メモリセルアレイの第2の誘電体層に第2のコンタクト形成ラインを堆積させてパターニングする。
【0018】
本発明に係るメモリセル構造体を製造するための本発明による製造方法の好適な実施形態について、以下に添付の図面を参照しながら詳細に説明し、本発明に関する特徴を説明する。
【0019】
以下に示す文章において、本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を図4A〜図4Pを参照しながら詳細に説明する。
半導体基板1、好ましくはシリコン基板は高集積CMOSまたはバイポーラ電子装置(FEOL)を含み、好適には、一つまたは二つの配線層を含む。半導体基板1に形成された電子装置とコンタクトを取るために、ライナー層3を敷いた金属充填コンタクトまたはビア2が半導体基板1を覆う二酸化シリコン層4中に形成される。第1の窒化シリコン層5は、その上の金属間誘電体6をリアクティブエッチング(RIE)している間エッチングストップ層として機能し、かつ、拡散バリア層として機能する。金属間誘電体6は二酸化シリコンからなる。さらに窒化シリコン層7がこの後に続くダマシンエッチングのエッチングストップとして設けられる。窒化シリコン層7はコンタクト形成領域においてレジストマスク8に覆われ、フォトリソグラフィ工程が行われた後に、窒化シリコン層7及び二酸化シリコン層6がメモリセルアレイ領域においてリアクティブエッチング(RIE)によりエッチング除去され、窒化シリコン層5がエッチングストップ層として機能する。エッチングは異方性エッチングであり、下層の窒化シリコン層5に対して選択的に行われる。
【0020】
次に、Ta/TaNからなるライナー9をPVDプロセス(PVD:物理的気相成長法)により堆積させる。まず、TaNを堆積させ、次にTa層を堆積させてTa/TaN二重層を形成する。図4Cはこの結果として得られるプロセス状態を示している。
【0021】
さらに次のプロセス工程において、銅をPVDにより堆積させる。本発明のMRAMメモリセル構造体には、それぞれが1より小さいアスペクト比を有するダマシントレンチのみを使用するので、一つのPVDプロセス(PVD:物理的気相成長法)で十分これらのトレンチを埋めることができる。アスペクト比はトレンチの高さと幅の比を表す。もう一つ別の実施形態においては、電気メッキが用いられる。次に、メモリ素子とコンタクトを取る第1のコンタクト形成ラインを形成する堆積済の銅10は、物理密度を増やすために調整される。これは銅における放出プロセス、すなわち、後続の化学的機械研磨CMP工程の前に微小空洞の凝集を終わらせるために必要であり、さもなければ、研磨した銅の表面の品質とTMRメモリ素子の品質に悪影響を及ぼす。後続の化学的機械研磨(CMP)工程において、不要の銅及び窒化シリコン層7上のライナー層を除去する。図4Dはその結果として得られる状態を示している。銅及びTa/TaNを含むライナー材料を除去するための多段階の化学的機械研磨(CMP)工程は窒化シリコン層7によりストップする。銅層10の研磨銅表面の粗さは4〜8オングストロームを超えないことが好ましい。
【0022】
さらに次のプロセス工程において、タンタルからなるコンタクト形成拡散バリア層のようなメモリ素子層を表面全面に堆積させる。図4Eはその結果得られるプロセス状態を示している。堆積は、個々の堆積操作、すなわち、PVDまたはIBBの間に排気を挟むことなく真空装置内で行う必要がある。堆積した5つのメモリ層は図4e中の符号11a〜11eで示される。
【0023】
次に、二酸化シリコン層12を5層のメモリ素子層11a〜11eの上にPECVDプロセスにより堆積させ、後続のメモリ素子パターニング用のハードマスクとする。ハードマスクの厚さは、その下の5層のメモリ素子層の約2〜3倍である。二酸化シリコンからなるハードマスク12はレジストマスク13を使用してエッチングする。ハードマスク12により、後続のスペーサエッチ用にTMRメモリ素子上に急峻な側面を形成し、TMR間の隙間を窒化シリコンで完全に埋め、メモリ素子を完全に拡散バリアで密封し、銅配線が露出する前にOプラズマによりレジストを灰化させる、すなわち、銅配線の酸化を防止する。ハードマスク12のエッチングを終えた後、レジスト層13を剥離して除去する。最後に、RIEエッチを行って多層メモリ素子をハードマスクに対して選択的にパターニングする。図4gはこの結果得られるプロセス状態を示している。
【0024】
最後に、窒化シリコン層をPE−CVDにより、メモリ素子11a〜11eの間の隙間を完全に埋め込むのに十分な厚さに堆積させる。図4Hは窒化シリコン14が堆積した様子を示している。
【0025】
さらに次の工程で、堆積した窒化シリコンを二酸化シリコン及び銅に対して選択的に異方性エッチングし、スペーサ15を形成する。続いて、第1のプロセスフロー例に従って形成されたメモリセル構造体において、スペーサ15が拡散バリアを形成する。さらに、この結果得られた図4Iに示す構造の上に、約50nmの厚さの窒化シリコン層16をダマシンエッチ用のエッチングストップ層として堆積させる。窒化シリコン層16は、さらに堆積させる二酸化シリコン層17によって覆われ、二酸化シリコン層17はさらに化学的機械研磨により研磨される。図4jはこの結果得られる構造を示している。
【0026】
この後、プラズマエッチングによる異方性エッチングを行って二酸化シリコン層17を窒化シリコンに対して選択的にエッチングする。次に、フォトレジストマスク18を除去または剥離する。
【0027】
さらに次のプロセス工程において、ダメージを与えない程度の低目のエネルギープロセスにより窒化シリコン層16を二酸化シリコン及び銅に対して選択的にエッチングし、二酸化シリコンのエッチングされた側面の上への銅の後方スパッタリングを最小限に留める。図4Lはこの結果得られるプロセス状態を示している。
【0028】
さらに次のプロセス工程において、メモリ素子上の二酸化シリコン層12を好ましくは異方性エッチングによりエッチング除去する。このエッチバックは、自己整合エッチングプロセスである、すなわち、メモリ素子11が位置する位置においてのみエッチングが行われる。このエッチバックにより、メモリ素子11に対して自己整合するコンタクト表面が形成される。図4Mはこの結果得られるプロセス状態を示している。この結果得られるダマシン構造はスパッタにより堆積したTa/TaNライナー19及びPVDプロセスにより堆積した十分に厚い銅層20により充填される。次に、堆積した銅を調整して物質密度を増大させる。図4Nはこの結果得られる構造を示している。
【0029】
最後に、堆積した銅及び堆積したライナー層を2段階化学的機械研磨(CMP)により部分的に除去し、図4Oに示す構造とする。
図4Pは第1のプロセスフロー例により形成されたメモリセルアレイ内のメモリ素子11の詳細図を示している。メモリ素子11は2つの強磁性体層11b,11dを有し、これら2つの強磁性体層はこれらの間に位置する絶縁非磁性層11cにより分離される。タンタルからなるコンタクト形成拡散バリア層11a,11fは、銅からなる第1のコンタクト形成ライン10とTMRメモリ素子との間、銅からなり、ライナー19中に位置する第2のコンタクト形成ライン20とTMRメモリ素子との間に設けられる。コンタクト形成拡散バリア層11a,11fの付いたTMRメモリ素子11は窒化シリコンからなる拡散バリア層15により完全に囲まれる。また、拡散バリア層15は、銅からなるコンタクト形成ライン10を二酸化シリコンからなる金属間誘電体17から分離する。拡散バリア層は銅が金属間誘電体17に拡散するのを抑制する。また、拡散バリア層15は、メモリ素子11の強磁性体層11b,11cと第1のコンタクト形成ライン10との間の相互拡散を抑制する。従って、拡散による金属間誘電体17及びメモリ素子11の両方の劣化を拡散バリア層15により防止する。
【0030】
図4Pはメモリ素子の最もシンプルな層構造を示している。また、磁気特性を最適化及び安定化させるためにさらに設けられる層は示していない。
図4Oに示すメモリセル構造体は、単層構造からなる状態としてしか示されていない。しかしながら複数層のメモリ素子11は、さらに続くプロセス工程により次々に積み重ねることができ、高記憶容量のMRAMメモリが実現する。このタイプの多層メモリセルアレイへのコンタクトは、ダマシン多層配線により行われる。
【0031】
図4Nからわかるように、第1のコンタクト形成ライン10は拡散バリア層5,9,15により完全に密閉される。窒化シリコンからなる拡散バリア層5,TaNiTaからなる拡散バリア層9により、銅がこれら拡散バリア層下の二酸化シリコンからなる誘電体4に拡散するのを防止する。拡散バリア層15は、メモリセルアレイ領域において、銅がメモリ素子11 と上方の誘電体層17、すなわち、金属間誘電体に拡散するのを防止する。第1のコンタクトライン10への電気コンタクトはビアコンタクトを通して行われる。第2のコンタクト形成ライン20は金属コンタクトを通して、ビア充填コンタクトを囲む接続ライン(図示せず)経由で電気的に接続される。
【0032】
図5A〜5Gはさらに、本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示している。第1のプロセス工程は第1のプロセスフロー例におけるものであり、図4に示されている。図5A〜5Eは、第1のプロセスフロー例の図4A〜4Eに対応している。
【0033】
図5Fに示すように、第2のプロセスフロー例においては、メモリ素子層11a〜11eは、それらを堆積させた後、フォトレジストマスク21をマスクとしてパターニングされる。次にマスク21は剥離されて除去される。図5Gはその結果として得られるプロセス状態を示している。
【0034】
次に、図5Hに示すように、窒化シリコン層22及び二酸化シリコン層23を図5Gの構造の上に堆積させる。
次に、2つの堆積層22,23は化学的機械研磨工程に送られて図5Jに示す構造が形成される。
【0035】
次に、メモリセルアレイをレジストマスク24で覆い、メモリ周辺領域またはコンタクト形成領域において、窒化シリコン層22をRIEエッチングにより除去する。この結果、図5Kに示す構造が得られる。
【0036】
フォトレジストマスク24を除去し、クリーニング工程を終えた後、まず、窒化シリコン層25及び二酸化シリコン層26をPECVDにより堆積させる。基板を覆う二酸化シリコン層26を化学的機械研磨CMPにより平坦化して、図5Lに示す構造を得る。
【0037】
次に、フォトレジストマスク27を二酸化シリコン層26の上に塗布してパターニングする。この結果、図5Mに示す構造が得られる。
さらに次のプロセス工程において、二酸化シリコン層26を窒化シリコン及びTaに対して選択的にエッチングする。図5Nがこの結果得られる配列を示している。
【0038】
最後に、フォトレジストマスク27を再度除去し、露出した領域において、窒化シリコン層25を二酸化シリコン、タンタル及び銅に対して、RIEエッチングにより選択的に除去する。この結果、メモリセルアレイのメモリ素子11及びコンタクトライン10用の接続部が露出する。図5Oに示す構造をPVDプロセスにより、まずライナー層28で覆い、次に銅層29で覆う。次に、銅層29を調整する。図5Pがこの結果得られる構造を示している。
【0039】
さらに次の工程では、不要な銅を化学的機械研磨工程CMPにおいて除去するが、この研磨はライナー層28でストップする。最後に、ライナー層28をさらに次の化学的機械研磨工程CMPにおいて除去するが、この研磨は二酸化シリコン層26でストップし、図5Qに示す構造となる。
【0040】
図5Qからわかるように、第1のコンタクト形成ライン10は窒化シリコンからなる拡散バリア層22により二酸化シリコンからなる金属間誘電体26から分離され、銅の誘電体26への拡散を生じないようにする。また、拡散バリア層22により、メモリ素子11とコンタクト形成ライン10との間の相互拡散を防止する。
【0041】
図6A〜6Nは、本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示している。第1のプロセス工程は図4,5に示す2つのプロセスに対応する。図6A〜6Fは、すでに記載した2つのプロセスフロー例の図4A〜4E及び図5A〜5Eに対応する。図6G,6Hは、図5H,5Gに示した第2のプロセスフロー例のプロセス工程に対応する。
【0042】
図6Iからわかるように、本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例においては、二酸化シリコン層をパターニングしたメモリ素子11の上に堆積させ、続いて二酸化シリコン層をフォトマスクを用いないで異方性エッチングによりエッチバックしてメモリ素子11を取り囲むスペーサ30を形成する。
【0043】
窒化シリコン層31を次の工程で堆積させると、図6Jに示す構造が得られる。
次に、二酸化シリコン層32を堆積させ、化学的機械研磨すると図6Lに示す構造となる。
【0044】
フォトマスク33を表面が平滑な二酸化シリコン層32に塗布し、二酸化シリコン32をフォトマスク33により選択的にエッチングする。次に、フォトマスク33を除去する。最後に、次のエッチング工程において、窒化シリコンを二酸化シリコン及び銅に対して選択エッチングすると図6Nに示す構造を得る。
【0045】
最後に、スパッタによりこの構造をTa/TaNを含むライナー二重層で覆い、次に、ライナー二重層を銅で覆い、続いて銅を調整する。最後に、銅層35及びその下のライナー層34を化学的機械研磨により除去すると図6Pに示す構造となる。
【0046】
図6Pからわかるように、銅からなるコンタクト形成ライン10はその上の金属間層32から拡散バリア層7によって分離され、このバリア層により銅が誘電体層32に拡散するのを防止する。さらに拡散バリア層5及びライナー9が銅の誘電体層4への拡散を防止する。
【0047】
プロセスフロー例3に従って製造したメモリセル構造体は、最初の2つのプロセスフロー例に従って製造したメモリセル構造体に比較すると、図5及び6に示すように、酸化物スペーサ30がメモリ素子と第1のコンタクト形成ライン10との間の相互拡散を防止しないという欠点を有する。他方、図6に示す第3のプロセスフロー例は、第2のプロセスフロー例よりも有利な点を有する。すなわち、第3のプロセスフロー例は比較的簡単な製造プロセスであり、技術的に難しいCMPプロセス工程を一切含まず、周辺の窒化シリコンをエッチバックしている間メモリセルアレイを保護するためのマスクを追加する必要がない(図5K)。
【0048】
図4を参照しながら記載した第1のプロセスフロー例は、拡散現象を防止することに加えてさらに有利な点を有している。すなわち、追加するリソグラフィマスクは、メモリ素子11の側面が周辺のビアエッチ及びメモリセルアレイの上層ラインを形成するためのトレンチエッチの際に露出せず、かつ、後続の金属成長により短絡を生じないことを保証するものであるが、第1のプロセスフロー例は追加となるこのリソグラフィマスクを必要としない。リソグラフィマスクを追加するのではなく、メモリ素子を露出させるエッチングプロセスを自己整合により行う。二酸化シリコンをエッチングしてトレンチを形成する(二酸化シリコンのトレンチエッチ)場合、窒化シリコンのエッチストップ層は、エッチング深さの再現性の悪化を防止し、相互接続抵抗の発生を防止する。また、二酸化シリコンのトレンチエッチの際に、ビアの二酸化シリコン側面へ銅が再付着するのを防止し、金属間誘電体とメモリ素子に銅が拡散できる状態になることを防止する。
【0049】
また、本発明によるすべてのプロセスフロー例はOを含む標準のプラズマプロセスを使用するが、露出した銅がトレンチエッチに続くレジスト剥離によりOプラズマに晒されて酸化される現象を防止する。これにより、腐食した銅表面を除去するクリーニング工程が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるメモリセルアレイを示す斜視図。
【図2】従来技術によるMRAMメモリの断面図。
【図3】本発明を考案するに至るところの問題を説明するためのものであり、図2に示す従来のMRAMメモリ内のメモリ素子の拡大断面図。
【図4A】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4B】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4C】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4D】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4E】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4F】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4G】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4H】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4I】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4J】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4K】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4L】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4M】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4N】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4O】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図4P】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第1のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5A】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5B】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5C】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5D】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5E】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5F】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5G】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5H】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5I】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5J】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5K】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5L】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5M】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5N】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5O】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5P】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図5Q】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第2のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6A】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6B】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6C】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6D】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6E】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6F】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6G】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6H】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6I】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6J】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6K】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6L】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6M】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6N】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6O】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。
【図6P】本発明によるメモリセル構造体を製造するための第3のプロセスフロー例を示す断面図。

Claims (11)

  1. 少なくとも一層の磁気抵抗メモリ素子(11)を有するメモリセルアレイを有するメモリセル構造体と、
    前記磁気抵抗メモリ素子の各々は第1のコンタクト形成ライン(10)に接続されることと、前記第1のコンタクト形成ライン(10)は第1の誘電体層(6)内に設けられることと、
    前記第1のコンタクト形成ライン(10)の各々は第2のコンタクト形成ライン(20,29,35)に接続されることと、同第2のコンタクト形成ライン(20,29,35)は第2の誘電体層(17,27,32)内に設けられることとからなるメモリセル構造体において、
    拡散バリア層(15,22,7,31)が前記第1のコンタクト形成ライン(10)と前記第2の誘電体層(17,27,32)との間に設けられることを特徴とするメモリセル構造体。
  2. 前記メモリ素子(11)がTMRメモリ素子であり、各TMRメモリ素子は2つの強磁性体層(11b,11d)及び前記2つの強磁性体層(11b,11d)に挟まれた絶縁非磁性層(11c)を有することを特徴とする請求項1に記載のメモリセル構造体。
  3. 前記メモリ素子(11)がGMRメモリ素子であり、各GMRメモリ素子は2つの強磁性体層(11b,11d)及び前記2つの強磁性体層(11b,11d)に挟まれた導電性非磁性層(11c)を有することを特徴とする請求項1に記載のメモリセル構造体。
  4. 前記メモリ素子(11)はそれぞれがビアコンタクト形成拡散バリア層(11a,11e)を通して前記コンタクト形成ライン(10,20,29,35)に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のメモリセル構造体。
  5. 前記ビアコンタクト形成拡散バリア層(11a,11e)がタンタルからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のメモリセル構造体。
  6. 前記拡散バリア層(15,22)は前記メモリ素子(11)の前記強磁性体層(11b,11d)と前記第1のコンタクト形成ライン(10)との間の相互拡散を防止することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のメモリセル構造体。
  7. 前記第1のコンタクト形成ライン(10)は、第2の拡散バリア層(5)及びライナー(9)により、半導体基板(1)上に配列した第3の誘電体層(4)から分離されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のメモリセル構造体。
  8. 前記拡散バリア層(5,15,22,7,31)は窒化シリコンからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のメモリセル構造体。
  9. 前記誘電体層は二酸化シリコンからなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のメモリセル構造体。
  10. 前記コンタクト形成ライン(10,20,29,35)は主要部を銅とする材料を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のメモリセル構造体。
  11. (a)第1のコンタクト形成ライン(10)を半導体基板のメモリセルアレイ中の前記第1の誘電体層(6)に堆積させ、及びパターニングする工程と、
    (b)前記磁気抵抗メモリ素子(11)を前記メモリセルアレイに堆積させ、及びパターニングする工程と、
    (c)前記拡散バリア層(15,22,7)を前記メモリセルアレイに堆積させ、及びパターニングする工程と、
    (d)ハードマスク(12)をエッチバックすることにより半導体素子(11)に自己整合させてコンタクト形成し、及びハードマスク(12)により前記メモリ素子(11)のパターンを決定する工程と、
    (e)前記第2のコンタクト形成ライン(20,29,35)を前記メモリセルアレイの前記第2の誘電体層(17,27,32)に堆積させ、及びパターニングする工程とからなる、請求項1によるメモリセル構造体を製造する方法。
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