JP2004507981A - 音声応答装置及びその制御方法並びに電話通信システム - Google Patents
音声応答装置及びその制御方法並びに電話通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004507981A JP2004507981A JP2002523840A JP2002523840A JP2004507981A JP 2004507981 A JP2004507981 A JP 2004507981A JP 2002523840 A JP2002523840 A JP 2002523840A JP 2002523840 A JP2002523840 A JP 2002523840A JP 2004507981 A JP2004507981 A JP 2004507981A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subscriber
- voice
- information
- response device
- voice response
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M3/00—Automatic or semi-automatic exchanges
- H04M3/42—Systems providing special services or facilities to subscribers
- H04M3/487—Arrangements for providing information services, e.g. recorded voice services or time announcements
- H04M3/493—Interactive information services, e.g. directory enquiries ; Arrangements therefor, e.g. interactive voice response [IVR] systems or voice portals
- H04M3/4938—Interactive information services, e.g. directory enquiries ; Arrangements therefor, e.g. interactive voice response [IVR] systems or voice portals comprising a voice browser which renders and interprets, e.g. VoiceXML
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M3/00—Automatic or semi-automatic exchanges
- H04M3/38—Graded-service arrangements, i.e. some subscribers prevented from establishing certain connections
- H04M3/382—Graded-service arrangements, i.e. some subscribers prevented from establishing certain connections using authorisation codes or passwords
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2242/00—Special services or facilities
- H04M2242/22—Automatic class or number identification arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M3/00—Automatic or semi-automatic exchanges
- H04M3/42—Systems providing special services or facilities to subscribers
- H04M3/42025—Calling or Called party identification service
- H04M3/42034—Calling party identification service
- H04M3/42059—Making use of the calling party identifier
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
電話通信システムに用いる音声応答装置であって、ユーザの認証が可能な音声応答装置を提供することを目的とする。音声応答装置を用いたサービスを提供する、情報提供サイト8、11は、サービス加入者を特定する情報を記憶したユーザデータベース9、12を有している。一方、音声応答装置5にも、同様のユーザDB6を設ける。情報提供サイトにおいて音声応答装置5を用いるサービスに対する新規加入や解約等が発生し、ユーザデータベース9の内容が変化すると、音声応答装置5に対してデータベース更新命令を送信し、ユーザDB6の内容をユーザデータベース9又は12の内容と同期させる。音声応答装置5は、加入者の認証をユーザDB6を用いて行い、正当な加入者に対してのみ音声情報の提供を行う。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は音声応答装置及びその制御方法関し、特に電話通信システムに用いられ、電話回線を通じて音声情報を提供可能な音声応答装置及びその制御方法に関する。
本発明は又、音声応答装置を用いた電話通信システムに関する。
【0002】
(背景技術)
携帯電話やPHSはその普及とともに、通話以外のサービスも多く提供されるようになってきている。このような通話以外の付加サービスとして、例えば有名人や人気キャラクタの音声や画像を有料で提供するサービスがある。このようなサービスにおいて提供される音声や画像は、通常有料であり、サービスの利用には登録が必要である。
【0003】
サービスの提供を受ける場合、登録加入者はサービス提供者のウェブサイトに接続し、希望するサービスの内容をウェブページからメニューを逐次選択することによって指定する。このサービス指定に対して表示されるウェブページもしくは、サービス指定に応答して登録加入者に送られてくるメールには、加入者が指定したサービス(例えば希望するアーティストの音声の聴取)を提供する音声応答装置への接続番号(電話番号)が記載されている。そして、加入者がその接続番号を発呼することにより、音声応答装置に接続され、所望のサービスを受けることができる。
【0004】
この種のサービスでは、登録加入者のみがサービスを利用できるよう、例えばサービスを利用するためのウェブページの表示要求があった場合や、サービスの指定がなされた場合等、音声応答装置への接続番号を応答する前の段階で、加入者番号等、予めサービス加入時に登録した加入者に固有の情報を確認してから接続番号の応答をするように構成されている。
【0005】
しかしながら、従来の電話通信システムにおいては、加入者の認証を行うために必要な、加入者情報が登録されたデータベースはサービス提供者のサイトに存在し、音声応答装置からは利用できなかった。従って、サービスに加入していなくても、音声応答装置の接続番号を知っていればサービスを受けることができてしまう。
【0006】
特に、接続番号が電話番号である場合、発呼時に端末画面で表示されるため、接続番号は容易に知ることができる。従って、例えばサービス加入者がその接続番号をサービス非加入者へ教えることは可能であり、また、それ以外の状況でも接続番号をサービス非加入者が入手することは可能である。
【0007】
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、電話通信システムに用いる音声応答装置であって、ユーザの認証が可能な音声応答装置を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、本発明の音声応答装置を用いた電話通信システムを提供することにある。
【0009】
(発明の開示)
すなわち、本発明の要旨は、コンピュータネットワークに接続され、電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置であって、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証手段と、認証手段により、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供手段と、コンピュータネットワークと通信可能な第2のインタフェース手段と、第2のインタフェース手段を介して受信した命令に従い、ユーザデータベースの登録内容を変化させるデータベース修正手段とを有することを特徴とする音声応答装置に存する。
【0010】
また、本発明の別の要旨は、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置であって、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御手段とを有し、制御手段が、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供するとともに、第2のインタフェース手段を通じて受信した命令に従って、ユーザデータベースの内容を変化させることを特徴とする音声応答装置に存する。
【0011】
また、本発明の別の要旨は、コンピュータネットワークに接続され、電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置であって、音声情報が記憶された音声データベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとの通信を行う第2のインタフェース手段と、第2のインタフェース手段を介して、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースを参照し、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証手段と、認証手段により、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供手段とを有することを特徴とする音声応答装置に存する。
【0012】
また、本発明の別の要旨は、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置であって、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースと、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御手段とを有し、制御手段が、第2のインタフェース手段を通じて、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供することを特徴とする音声応答装置に存する。
【0013】
また、本発明の別の要旨は、本発明の音声応答装置を有する電話通信システムに存する。
【0014】
また、本発明の別の要旨は、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークと通信可能な第2のインタフェース手段とを有し、コンピュータネットワークに接続されるとともに電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置の制御方法であって、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証ステップと、認証ステップにより、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供ステップと、第2のインタフェース手段を介して受信した命令に従い、ユーザデータベースの登録内容を変化させるデータベース修正ステップとを有することを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0015】
また、本発明の別の要旨は、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、を有し、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置の制御方法であって、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御ステップとを有し、制御ステップが、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供するとともに、第2のインタフェース手段を通じて受信した命令に従って、ユーザデータベースの内容を変化させることを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0016】
また、本発明の別の要旨は、音声情報が記憶された音声データベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとの通信を行う第2のインタフェース手段とを有し、コンピュータネットワークに接続されるとともに電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置の制御方法であって、第2のインタフェース手段を介して、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースを参照し、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証ステップと、認証ステップにより、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供ステップとを有することを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0017】
また、本発明の別の要旨は、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースとを有し、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置の制御方法であって、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御ステップとを有し、制御ステップが、第2のインタフェース手段を通じて、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供することを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0018】
(発明を実施するためのベストモード)
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る音声応答装置を用いた電話通信システムの一例としての移動無線通信システムの全体構成例を示すブロック図である。
【0019】
図1の移動無線通信システムは、通常の音声通話を行う音声通信部と、パケット通信等を利用してデータ通信サービスを提供するデータ通信部とから構成される。
【0020】
音声通信部は、移動局である移動無線通信端末1と、基地局2と、移動無線通信端末間の接続制御を行う移動局制御交換局(MSC)3と、音声応答装置(IVR)5とを有する。又、音声応答装置5は、内部に音声データベース(DB)4及びユーザデータベース(DB)6とを有する。
【0021】
また、データ通信部はデータ通信ホスト7と、インターネット13と移動無線通信システムとを接続するインターネットゲートウェイ装置10を有している。また、情報提供サイト8、11は、データ通信ホスト7を介して加入者に情報提供サービス等を行う、所謂HTTPサーバであり、それぞれ、サービス加入者を登録するユーザデータベース9及び12を有する。このような情報提供サイトは、イーサネットインタフェース等のネットワークI/Fを有する、汎用のコンピュータ装置によって実現することができる。そして、データ通信ホスト7と情報提供サイト8、11との間の通信はTCP/IP等の汎用通信プロトコルに従って行うことができる。
【0022】
図において、情報提供サイト8はデータ通信ホスト7に直接接続されたサイトを、情報提供サイト11はインターネット上に存在するサイトを示し、インターネット上の情報提供サイト11は、インターネット13と移動無線通信システムとを接続するインターネットゲートウェイ装置10を介してデータ通信ホスト7に接続される。
【0023】
また、音声通信部の音声応答装置5と、データ通信部の情報提供サイト8、11とは、それぞれデータ通信可能に接続されている。この接続は、直接接続であっても良いが、インターネット13等のネットワークを介したものであっても良い。音声応答装置5と情報提供サイト8、11との間の通信はTCP/IP等の汎用通信プロトコルに従って行うことができる。
【0024】
図1において、移動無線通信端末1、基地局2、MSC3、情報提供サイト8及び11はいずれも、理解を容易にするため1つのみが示されているが、実際にはそれぞれ複数存在する。また、音声応答装置5も複数存在していても良い。
【0025】
図2は、本実施形態に係る音声応答装置5の構成例を示すブロック図である。音声応答装置5は、全体の制御を行うCPU51と、CPU51が実行するプログラムや各種データを保存するROM52と、音声DB4及びユーザDB6とのインタフェースであるデータベースI/F53と、情報提供ホスト8、11とのデータ通信を行うためのインタフェースであるネットワークI/F54と、CPU51のワークエリア等として用いられるRAM55と、MSC3を介して加入者と音声通話を行うための通信I/F56と、加入者端末で押下されたキーを認識するためのDTMF検出部57と、音声応答アプリケーションやCPU51が実行するプログラム等が記憶されるHDD58とを有する。また、音声DB4及びユーザDB6を除く各構成要素は、CPU51のバス(データバス、アドレスバス及びコントロールバス)によって相互に接続されている。
【0026】
このような音声応答装置5は、イーサネットインタフェース等のネットワークI/Fと、NCU(又はモデム)等の通信インタフェースを有する汎用的なコンピュータ装置によって実現することができる。また、音声信号のディジタル化、圧縮符号化/復号化等をCPU51がプログラムを実行することによって実現するのではなく、専用のハードウェアを用いて実現するように構成することも可能である。
【0027】
このように、本実施形態に係る音声応答装置5は、音声通信部に対しては加入者端末と同等の電話機として、情報提供ホスト8、11に対してはデータ通信可能な端末としてそれぞれ振る舞うことが可能であれば、任意の構成を採用することができる。
【0028】
このようなシステムにおいて、ユーザ(移動無線通信端末1の加入者)が、登録制の情報提供サービスを受ける場合、ユーザはまず希望するサービスを提供する情報提供サイトへ接続し、サービスへの加入手続きを行う。
【0029】
例えば、移動無線通信端末1に設けられているデータ通信ホスト7との接続用ボタンをユーザが押下すると、データ通信ホスト7において、移動無線通信端末1にデータ通信サービスが可能であるか(移動無線通信端末1がデータ通信可能な端末であるか、及び/又はユーザがデータ通信サービスの加入者であるか等)の確認が行われる。
【0030】
データ通信サービスの条件が満たされている加入者であることが確認された場合、データ通信ホスト7は移動無線通信端末1に初期メニュー表示用のデータを送信する。そして、移動無線通信端末1内の図示しない制御部が、受信したデータに基づいてLCD等の表示デバイスにメニューを表示する。
【0031】
ユーザは、このメニューから項目を階層的に選択して所望の情報提供サイトを探したり、メニューを用いずに直接情報提供サイトのアドレス(URLやIPアドレス)を入力する等して情報提供サイトとのデータ通信を行う。
【0032】
次に、図3に示すフローチャートを用いて、情報提供サイトにおけるサービス提供時の処理を説明する。なお、以下の説明においては、便宜上加入者の希望する情報が情報提供サイト8にある場合を説明するが、情報提供サイト11にアクセス要求があった場合も同様の処理が行われる。
【0033】
まず、アクセス要求をしてきた加入者端末の加入者番号(電話番号)を取得し(ステップS101)、情報提供サイトの初期メニュー画面表示用のデータを加入者端末へ送信する(ステップS102)。メニュー画面表示用データは、端末が有するアプリケーションで解釈できればどのような形式であっても良いが、例えばHTML(SGML、XML)等の汎用マークアップ言語もしくはその命令拡張がなされたものや、WAP等を用いることができる。
【0034】
端末画面に表示された初期メニューから、ユーザが何らかのメニュー項目を選択するまで待ち(ステップS103)、選択を検出すると選択された項目を判定する(ステップS104)。判定の結果、新規加入や登録の解約等、ユーザDBの内容に変更が必要な処理(登録処理)の選択であれば、ステップS110へ、そうでなければステップS105でさらに最終的な選択、すなわちユーザが希望する情報の指定であるかどうかをチェックする。
【0035】
ステップS105の判定において、選択された項目がサブメニューの表示指示であり、情報の指定でない場合には、選択された項目のサブメニュー表示用のデータを送信し、ステップS103へ戻る。一方、ステップS105において、ユーザが希望する情報の指定がなされたと判定された場合には、ステップS107に進む。
【0036】
ステップS107において、ステップS101で取得した加入者番号が、ユーザDB9に登録されているかどうかをチェックする。登録されていない場合には、ユーザが希望した情報の提供には登録が必要である旨のメッセージを加入者端末へ送信し(ステップS108)、ステップS103へ戻る。
【0037】
この際、メッセージの表示と共に、後述する新規登録用画面へのリンクを有する表示データ(例えば、「ここで新規登録しますか?」等のメッセージ)を同時に送信し、再度初期メニューから選択しなくても、登録処理へ直ちに移行できるようにしても良い。
【0038】
一方、ステップS107において、登録済みの加入者であることが確認されたら、ステップS109に進み、音声応答装置5に対する接続番号を送信する。上述したように、接続番号は画面表示データとして送信することも、接続番号を本文に含んだ電子メールの形で送信することも可能である。
【0039】
いずれにせよ、接続番号を受け取ったユーザは、画面上で接続番号を選択して、あるいは画面上に表示された番号を手入力して発呼することにより、音声応答装置5に接続され、例えば音声応答装置5から応答される音声ガイダンスに従って端末のキーを押下することによって、所望の情報を聴取することができる。もちろん、接続番号自体にステップS105で指定された情報を特定する情報を含ませ、音声応答装置5に接続するだけで自動的に指定した情報を聴取可能となるようにシステムを構成しても良い。
【0040】
一方、ステップS104において、新規加入や登録の解約等、ユーザDBの内容に変更が必要な処理(登録処理)の選択がなされたことが検出された場合、データベースの更新処理が必要となる。
【0041】
まず、ステップS110で、新規加入か解約かを判定する。新規加入の場合は暗証番号登録画面の表示データを送信し、端末から返送されてきた番号を一旦記憶する(ステップS111)。
【0042】
そして、ステップS112で、情報提供ホスト8のローカルユーザDBであるユーザDB9を更新する。ローカルユーザDBの更新は、新規登録の場合はステップS101で取得した加入者番号と、ステップS111で設定された暗証番号とを少なくともフィールドに有するレコードを新規に作成する。又、解約(削除)の場合は、ユーザDB6の登録済みレコードをステップS101で取得した加入者番号で検索し、該当したレコードを削除する。
【0043】
ローカルユーザDBの更新が終わると、リモートユーザDBであるユーザDB6及び12の更新を行う(ステップS113)。リモートユーザDBの更新は、情報提供サイト8からリモートユーザDBが接続された音声応答装置5及び情報提供サイト11へ、データベースの更新命令を送信し、この更新命令を受信装置側で解釈、実行することによって実現される。
【0044】
図4A及び4Bに、データベース更新命令のデータフォーマット例を示す。図4Aは新規登録がなされた場合のデータフォーマット、図4Bは解約がなされた場合のデータフォーマットの例をそれぞれ示す。すなわち、データベース更新命令はその第1フィールドに更新種別を示すデータが格納され、新規登録の場合は第2フィールドに加入者番号、第3フィールドに暗証番号が格納される。又、解約(削除)の場合は、第2フィールドに加入者番号が格納される。
【0045】
このデータベース更新命令は上述のようにTCP/IPに従って送信されるため、実際の送信時にはヘッダ等他のデータが付加されることになるが、これらの厳密なフォーマットは本発明とは直接関係がないため説明は省略する。要は、音声応答装置5及び情報提供サイト11(又は情報提供サイト8)が正しく受信、解釈及び実行ができる形式及びプロトコルで送信される。
【0046】
全てのリモートユーザDBの更新が終了すると、ユーザDBの内容が同期し、音声応答装置5、情報提供サイト8及び11が共通のユーザDBを元にユーザの認証を行うことが可能になる。
【0047】
図5は、図4に示したデータベース更新命令を受信した音声応答装置5(又は情報提供サイト11)の処理を示すフローチャートである。まず、ネットワークI/F54から、データベース更新命令を受信したかどうかを検出する(ステップS201)。
【0048】
受信が検出された場合、更新種別を示す第1フィールドの内容が新規登録であるかどうかを調べる(ステップS202)。新規登録の場合、ステップS203において、ローカルユーザDBであるユーザDB6に、データベース更新命令の第2及び第3フィールドに格納された加入者番号及び暗証番号を含むレコードを新規作成する(ステップS203)。
【0049】
解約の場合には、データベース更新命令の第2フィールドに格納された加入者番号でユーザDB6を検索し(ステップS204)、該当するレコードを削除する(ステップS205)。
【0050】
次に、音声応答装置5の音声応答処理について、音声応答装置5の構成を示す図2及び、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
上述のように、本実施形態において、音声応答装置5は音声通話部においては電話機と同様に振る舞うので、移動無線端末装置1から音声応答装置5に接続する際に用いる接続番号は音声応答装置5に割り当てられた電話番号である。
【0051】
従って、情報提供サイトから送信された接続番号に発呼すると、通常の通話と同様に、接続番号がその時点で移動無線通信端末1を受け持つ基地局(BS)2を介してMSC3へ送られ、MSC3は図示しないHLR(ホームロケーションレジスタ)を参照して、接続先、すなわち音声応答装置5の位置を特定する。
【0052】
この場合、音声応答装置5はMSC3に直接接続されているため、MSC3は音声応答装置5を呼び出し、音声応答装置5が応答すると移動無線通信端末1と音声応答装置5との間の接続が確立される。
【0053】
図6のフローチャートは、音声応答装置5が呼び出し待ちの状態からの処理を示している。上述の通り、以下の処理はCPU51がROM52及び/又はHDD58に格納されたプログラムを実行して、音声応答装置5の各ブロックを制御することによって実現される。
【0054】
まず、通信インタフェース56において、MSC3からの呼び出しがあるかどうかを検出する(ステップS301)。呼び出しが検出されたら、オフフックして回線を接続し、発呼元の加入者番号を取得する(ステップS302)。取得した加入者番号は一旦RAM55に格納する。
【0055】
次に、ステップS303において、RAM55に格納した加入者番号を用い、データベースI/F53を介してユーザDB6を検索ことによって、発呼元の加入者が情報提供サービスを受けられる加入者かどうか、すなわちユーザDB6に加入者番号が登録されているかどうかを調べる。
【0056】
ここで、ユーザDB6に登録されていない加入者番号からの発呼である場合には、「このサービスを受けるには、予め登録が必要です。登録先はhttp//・・・」等、未登録である旨のメッセージを音声DB4から読み出し、再生する(ステップS305)。
【0057】
音声DB4に格納される音声データは、CPU51が実行可能な再生用アプリケーションで再生可能なものであれば、圧縮符号化されていても、圧縮されていなくても良いし、また圧縮符号化の形式も任意である。音声データの形式は、格納する音声情報の内容、通信回線の品質、CPU51に対する負荷、データ容量等を考慮して任意に決定すればよい。
未登録である旨のメッセージを再生し終わると、強制的に回線を切断して(ステップS311)処理を終了する。
【0058】
一方、発呼元加入者がユーザDB6に登録された加入者である場合には、対応する暗証番号を読み出し、RAM55に格納する。そして、「暗証番号を入力し、#を押してください」等の音声メッセージを音声DB4から読み出して再生し、ユーザからの応答を待つ。
【0059】
ユーザが音声メッセージに応答して移動無線通信端末1のテンキーから、登録時に設定した暗証番号及び#を入力すると、これらの入力値はDTMF検出部57で検出され、判定結果が一旦RAM55に格納される。そして、予め読み出したユーザDB6に登録されている暗証番号と、発呼元加入者が入力した暗証番号とを比較する(ステップS304)。
【0060】
比較の結果、両者が一致したかどうかをチェックし(ステップS307)、一致した場合には、音声DB4から提供する音声情報を読み出し、再生する(ステップS308)。そして、ユーザが途中で回線を切断するか、音声データの再生が終了したら、回線を切断して(ステップS311)、処理を終了する。
【0061】
もちろん、音声データの再生が終了した時点で、繰り返し再生を希望するかどうかを問い合わせ、繰り返し再生が指示されたら再度音声情報を再生し、繰り返し再生の指示がなければ回線を切断するようにすることもできる。
【0062】
一方、ステップS307で暗証番号が不一致であった場合、例えばRAM55の所定領域であるエラー回数カウンタの値を1増加させる(ステップS306)。そして、エラー回数カウンタの値が所定値、この場合3に達したかどうかを判定し(ステップS309)、3未満であれば、暗証番号が正しくない旨のメッセージ、例えば「暗証番号が違います。もう一度正しい番号を入力してください。」等の音声メッセージを音声DB4から読み出して再生し、ステップS304へ戻る。
【0063】
誤った暗証番号が3度続けて入力されると、エラー回数カウンタの値が3に達するので、ステップS309からステップS311へ移行し、回線を強制的に切断して処理を終了する。すなわち、本実施形態においては、暗証番号が3度連続して誤っている場合には、発呼元が正当な加入者でないと判定し、処理をうち切る。
【0064】
このように、音声応答装置においても、サービス加入時の登録情報を参照可能とすることにより、特に音声通話部とデータ通信部とで構成されるような移動無線通信システムにおいて、正当な加入者のみが音声情報の提供を受けることができる。
【0065】
なお、上述の実施形態においては、新規登録時に暗証番号を登録する場合を説明したが、暗証番号を用いずに、加入者番号のみで発呼元の認証を行うようにしても良い。
又、ユーザDBの更新方法についても、他のいかなる方法を用いても良い。
【0066】
すなわち、本発明の本質は、加入者が制御できない情報で、かつ加入者(もしくは加入者端末)に固有の情報を用いて認証を行うためのデータベースを、音声応答装置が利用可能に設けることであり、そのデータベースに登録する情報の内容や認証方法自体は任意の内容、方法を選択することができる。
【0067】
なお、上述の実施形態においては、音声応答装置5の接続番号と、ユーザの希望する音声情報が1対1に対応する場合を説明したが、接続番号に対して音声情報を1対1に対応させず、音声応答装置5に接続してから、音声メッセージに従って種々の選択を行い、最終的な音声情報を取得するようにすることも可能である。
【0068】
具体的には、図3のステップS105で特定されるものが、情報そのものではなく、「今週の予定」、「今週の新曲」等、複数の音声情報が含まれるタイトル等であり、音声応答装置5に接続した後で、「何曜日の予定がご希望ですか?月曜日は”1”を、火曜日は”2”を・・・」、「×バンドの音楽Aは”1”を、Yバンドの音楽Bは”2”を・・・」のように選択させることも可能である。もちろん、音声応答装置5において選択する項目が階層化していても構わない。
【0069】
なお、上述の実施形態においては、情報提供サイト8と11とで異なる情報提供サービスを行っているが、1回の登録で両者の提供するサービスを受けられる場合について説明したが、情報提供サイト毎に登録が必要なサービスを提供する場合には、音声応答装置5に接続されたユーザDB6に、ユーザDB9に対応する領域とユーザDB12に対応する領域に分割し、それぞれ独立してユーザDBの同期を取るように構成すればよい。
【0070】
この場合、音声応答装置5は、DB更新命令の送信元アドレスによって、どちらの領域に対して更新を行うかを判別することができる。
【0071】
加えて、複数の情報提供サイトのいずれかで登録を行えば、これら複数の情報提供サイトが提供する任意のサービスを受けられる場合には、登録情報を一元管理する登録情報サーバを設け、複数の情報提供サイト間でユーザDBを共用するように構成することもできる。情報提供サイトのユーザDBを共用化することによって、個々のユーザDB間の同期処理が不要になる。さらに、音声応答装置5からもその登録情報サーバにアクセス可能とすれば、データベースの更新は登録情報サーバに対して指示すれば良く、一切のユーザDBの同期処理が不要となる。
【0072】
これらユーザDBの配置と共用化に関しては、提供する情報の種類や、ユーザからのアクセス数、課金の種別等に応じて任意に決定、変更することができる。
【0073】
更に、上述の実施形態においては、電話通信システムとして、移動無線通信システムを例にして説明したが、音声応答装置が電話回線に接続され、音声応答装置を用いたサービスの管理をコンピュータネットワーク上の情報処理装置で行う形態であれば、固定式電話を用いる電話通信システムであっても良いことは言うまでもない。
【0074】
以上説明したように、本発明によれば、移動無線通信システムに用いる音声応答装置において、この音声応答装置を用いたサービスを受けることの可能なユーザを正しく識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施形態に係る音声応答装置を用いた移動無線通信システムの全体構成例を説明する図である。
【図2】
本発明の実施形態に係る音声応答装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】
図1のシステムにおける、情報提供サイトの動作を説明するフローチャートである。
【図4A】
【図4B】
図1のシステムにおいて用いられる、ユーザDB更新命令のデータフォーマット例を示す図である。
【図5】
図4のユーザDB更新命令を受信した音声応答装置もしくは情報提供サイトが行う、ユーザDB更新処理を説明するフローチャートである。
【図6】
本発明の実施形態に係る音声応答装置の動作を説明するフローチャートである。
(技術分野)
本発明は音声応答装置及びその制御方法関し、特に電話通信システムに用いられ、電話回線を通じて音声情報を提供可能な音声応答装置及びその制御方法に関する。
本発明は又、音声応答装置を用いた電話通信システムに関する。
【0002】
(背景技術)
携帯電話やPHSはその普及とともに、通話以外のサービスも多く提供されるようになってきている。このような通話以外の付加サービスとして、例えば有名人や人気キャラクタの音声や画像を有料で提供するサービスがある。このようなサービスにおいて提供される音声や画像は、通常有料であり、サービスの利用には登録が必要である。
【0003】
サービスの提供を受ける場合、登録加入者はサービス提供者のウェブサイトに接続し、希望するサービスの内容をウェブページからメニューを逐次選択することによって指定する。このサービス指定に対して表示されるウェブページもしくは、サービス指定に応答して登録加入者に送られてくるメールには、加入者が指定したサービス(例えば希望するアーティストの音声の聴取)を提供する音声応答装置への接続番号(電話番号)が記載されている。そして、加入者がその接続番号を発呼することにより、音声応答装置に接続され、所望のサービスを受けることができる。
【0004】
この種のサービスでは、登録加入者のみがサービスを利用できるよう、例えばサービスを利用するためのウェブページの表示要求があった場合や、サービスの指定がなされた場合等、音声応答装置への接続番号を応答する前の段階で、加入者番号等、予めサービス加入時に登録した加入者に固有の情報を確認してから接続番号の応答をするように構成されている。
【0005】
しかしながら、従来の電話通信システムにおいては、加入者の認証を行うために必要な、加入者情報が登録されたデータベースはサービス提供者のサイトに存在し、音声応答装置からは利用できなかった。従って、サービスに加入していなくても、音声応答装置の接続番号を知っていればサービスを受けることができてしまう。
【0006】
特に、接続番号が電話番号である場合、発呼時に端末画面で表示されるため、接続番号は容易に知ることができる。従って、例えばサービス加入者がその接続番号をサービス非加入者へ教えることは可能であり、また、それ以外の状況でも接続番号をサービス非加入者が入手することは可能である。
【0007】
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、電話通信システムに用いる音声応答装置であって、ユーザの認証が可能な音声応答装置を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、本発明の音声応答装置を用いた電話通信システムを提供することにある。
【0009】
(発明の開示)
すなわち、本発明の要旨は、コンピュータネットワークに接続され、電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置であって、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証手段と、認証手段により、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供手段と、コンピュータネットワークと通信可能な第2のインタフェース手段と、第2のインタフェース手段を介して受信した命令に従い、ユーザデータベースの登録内容を変化させるデータベース修正手段とを有することを特徴とする音声応答装置に存する。
【0010】
また、本発明の別の要旨は、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置であって、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御手段とを有し、制御手段が、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供するとともに、第2のインタフェース手段を通じて受信した命令に従って、ユーザデータベースの内容を変化させることを特徴とする音声応答装置に存する。
【0011】
また、本発明の別の要旨は、コンピュータネットワークに接続され、電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置であって、音声情報が記憶された音声データベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとの通信を行う第2のインタフェース手段と、第2のインタフェース手段を介して、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースを参照し、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証手段と、認証手段により、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供手段とを有することを特徴とする音声応答装置に存する。
【0012】
また、本発明の別の要旨は、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置であって、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースと、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御手段とを有し、制御手段が、第2のインタフェース手段を通じて、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供することを特徴とする音声応答装置に存する。
【0013】
また、本発明の別の要旨は、本発明の音声応答装置を有する電話通信システムに存する。
【0014】
また、本発明の別の要旨は、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークと通信可能な第2のインタフェース手段とを有し、コンピュータネットワークに接続されるとともに電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置の制御方法であって、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証ステップと、認証ステップにより、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供ステップと、第2のインタフェース手段を介して受信した命令に従い、ユーザデータベースの登録内容を変化させるデータベース修正ステップとを有することを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0015】
また、本発明の別の要旨は、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースと、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、を有し、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置の制御方法であって、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御ステップとを有し、制御ステップが、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供するとともに、第2のインタフェース手段を通じて受信した命令に従って、ユーザデータベースの内容を変化させることを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0016】
また、本発明の別の要旨は、音声情報が記憶された音声データベースと、加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとの通信を行う第2のインタフェース手段とを有し、コンピュータネットワークに接続されるとともに電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置の制御方法であって、第2のインタフェース手段を介して、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースを参照し、ユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証ステップと、認証ステップにより、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供ステップとを有することを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0017】
また、本発明の別の要旨は、電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、音声情報が記憶された音声データベースとを有し、電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置の制御方法であって、予め定められた手順に基づいて、第1のインタフェース手段及び音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御ステップとを有し、制御ステップが、第2のインタフェース手段を通じて、コンピュータネットワーク上に設けられた、音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースに基づいて、発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供することを特徴とする音声応答装置の制御方法に存する。
【0018】
(発明を実施するためのベストモード)
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る音声応答装置を用いた電話通信システムの一例としての移動無線通信システムの全体構成例を示すブロック図である。
【0019】
図1の移動無線通信システムは、通常の音声通話を行う音声通信部と、パケット通信等を利用してデータ通信サービスを提供するデータ通信部とから構成される。
【0020】
音声通信部は、移動局である移動無線通信端末1と、基地局2と、移動無線通信端末間の接続制御を行う移動局制御交換局(MSC)3と、音声応答装置(IVR)5とを有する。又、音声応答装置5は、内部に音声データベース(DB)4及びユーザデータベース(DB)6とを有する。
【0021】
また、データ通信部はデータ通信ホスト7と、インターネット13と移動無線通信システムとを接続するインターネットゲートウェイ装置10を有している。また、情報提供サイト8、11は、データ通信ホスト7を介して加入者に情報提供サービス等を行う、所謂HTTPサーバであり、それぞれ、サービス加入者を登録するユーザデータベース9及び12を有する。このような情報提供サイトは、イーサネットインタフェース等のネットワークI/Fを有する、汎用のコンピュータ装置によって実現することができる。そして、データ通信ホスト7と情報提供サイト8、11との間の通信はTCP/IP等の汎用通信プロトコルに従って行うことができる。
【0022】
図において、情報提供サイト8はデータ通信ホスト7に直接接続されたサイトを、情報提供サイト11はインターネット上に存在するサイトを示し、インターネット上の情報提供サイト11は、インターネット13と移動無線通信システムとを接続するインターネットゲートウェイ装置10を介してデータ通信ホスト7に接続される。
【0023】
また、音声通信部の音声応答装置5と、データ通信部の情報提供サイト8、11とは、それぞれデータ通信可能に接続されている。この接続は、直接接続であっても良いが、インターネット13等のネットワークを介したものであっても良い。音声応答装置5と情報提供サイト8、11との間の通信はTCP/IP等の汎用通信プロトコルに従って行うことができる。
【0024】
図1において、移動無線通信端末1、基地局2、MSC3、情報提供サイト8及び11はいずれも、理解を容易にするため1つのみが示されているが、実際にはそれぞれ複数存在する。また、音声応答装置5も複数存在していても良い。
【0025】
図2は、本実施形態に係る音声応答装置5の構成例を示すブロック図である。音声応答装置5は、全体の制御を行うCPU51と、CPU51が実行するプログラムや各種データを保存するROM52と、音声DB4及びユーザDB6とのインタフェースであるデータベースI/F53と、情報提供ホスト8、11とのデータ通信を行うためのインタフェースであるネットワークI/F54と、CPU51のワークエリア等として用いられるRAM55と、MSC3を介して加入者と音声通話を行うための通信I/F56と、加入者端末で押下されたキーを認識するためのDTMF検出部57と、音声応答アプリケーションやCPU51が実行するプログラム等が記憶されるHDD58とを有する。また、音声DB4及びユーザDB6を除く各構成要素は、CPU51のバス(データバス、アドレスバス及びコントロールバス)によって相互に接続されている。
【0026】
このような音声応答装置5は、イーサネットインタフェース等のネットワークI/Fと、NCU(又はモデム)等の通信インタフェースを有する汎用的なコンピュータ装置によって実現することができる。また、音声信号のディジタル化、圧縮符号化/復号化等をCPU51がプログラムを実行することによって実現するのではなく、専用のハードウェアを用いて実現するように構成することも可能である。
【0027】
このように、本実施形態に係る音声応答装置5は、音声通信部に対しては加入者端末と同等の電話機として、情報提供ホスト8、11に対してはデータ通信可能な端末としてそれぞれ振る舞うことが可能であれば、任意の構成を採用することができる。
【0028】
このようなシステムにおいて、ユーザ(移動無線通信端末1の加入者)が、登録制の情報提供サービスを受ける場合、ユーザはまず希望するサービスを提供する情報提供サイトへ接続し、サービスへの加入手続きを行う。
【0029】
例えば、移動無線通信端末1に設けられているデータ通信ホスト7との接続用ボタンをユーザが押下すると、データ通信ホスト7において、移動無線通信端末1にデータ通信サービスが可能であるか(移動無線通信端末1がデータ通信可能な端末であるか、及び/又はユーザがデータ通信サービスの加入者であるか等)の確認が行われる。
【0030】
データ通信サービスの条件が満たされている加入者であることが確認された場合、データ通信ホスト7は移動無線通信端末1に初期メニュー表示用のデータを送信する。そして、移動無線通信端末1内の図示しない制御部が、受信したデータに基づいてLCD等の表示デバイスにメニューを表示する。
【0031】
ユーザは、このメニューから項目を階層的に選択して所望の情報提供サイトを探したり、メニューを用いずに直接情報提供サイトのアドレス(URLやIPアドレス)を入力する等して情報提供サイトとのデータ通信を行う。
【0032】
次に、図3に示すフローチャートを用いて、情報提供サイトにおけるサービス提供時の処理を説明する。なお、以下の説明においては、便宜上加入者の希望する情報が情報提供サイト8にある場合を説明するが、情報提供サイト11にアクセス要求があった場合も同様の処理が行われる。
【0033】
まず、アクセス要求をしてきた加入者端末の加入者番号(電話番号)を取得し(ステップS101)、情報提供サイトの初期メニュー画面表示用のデータを加入者端末へ送信する(ステップS102)。メニュー画面表示用データは、端末が有するアプリケーションで解釈できればどのような形式であっても良いが、例えばHTML(SGML、XML)等の汎用マークアップ言語もしくはその命令拡張がなされたものや、WAP等を用いることができる。
【0034】
端末画面に表示された初期メニューから、ユーザが何らかのメニュー項目を選択するまで待ち(ステップS103)、選択を検出すると選択された項目を判定する(ステップS104)。判定の結果、新規加入や登録の解約等、ユーザDBの内容に変更が必要な処理(登録処理)の選択であれば、ステップS110へ、そうでなければステップS105でさらに最終的な選択、すなわちユーザが希望する情報の指定であるかどうかをチェックする。
【0035】
ステップS105の判定において、選択された項目がサブメニューの表示指示であり、情報の指定でない場合には、選択された項目のサブメニュー表示用のデータを送信し、ステップS103へ戻る。一方、ステップS105において、ユーザが希望する情報の指定がなされたと判定された場合には、ステップS107に進む。
【0036】
ステップS107において、ステップS101で取得した加入者番号が、ユーザDB9に登録されているかどうかをチェックする。登録されていない場合には、ユーザが希望した情報の提供には登録が必要である旨のメッセージを加入者端末へ送信し(ステップS108)、ステップS103へ戻る。
【0037】
この際、メッセージの表示と共に、後述する新規登録用画面へのリンクを有する表示データ(例えば、「ここで新規登録しますか?」等のメッセージ)を同時に送信し、再度初期メニューから選択しなくても、登録処理へ直ちに移行できるようにしても良い。
【0038】
一方、ステップS107において、登録済みの加入者であることが確認されたら、ステップS109に進み、音声応答装置5に対する接続番号を送信する。上述したように、接続番号は画面表示データとして送信することも、接続番号を本文に含んだ電子メールの形で送信することも可能である。
【0039】
いずれにせよ、接続番号を受け取ったユーザは、画面上で接続番号を選択して、あるいは画面上に表示された番号を手入力して発呼することにより、音声応答装置5に接続され、例えば音声応答装置5から応答される音声ガイダンスに従って端末のキーを押下することによって、所望の情報を聴取することができる。もちろん、接続番号自体にステップS105で指定された情報を特定する情報を含ませ、音声応答装置5に接続するだけで自動的に指定した情報を聴取可能となるようにシステムを構成しても良い。
【0040】
一方、ステップS104において、新規加入や登録の解約等、ユーザDBの内容に変更が必要な処理(登録処理)の選択がなされたことが検出された場合、データベースの更新処理が必要となる。
【0041】
まず、ステップS110で、新規加入か解約かを判定する。新規加入の場合は暗証番号登録画面の表示データを送信し、端末から返送されてきた番号を一旦記憶する(ステップS111)。
【0042】
そして、ステップS112で、情報提供ホスト8のローカルユーザDBであるユーザDB9を更新する。ローカルユーザDBの更新は、新規登録の場合はステップS101で取得した加入者番号と、ステップS111で設定された暗証番号とを少なくともフィールドに有するレコードを新規に作成する。又、解約(削除)の場合は、ユーザDB6の登録済みレコードをステップS101で取得した加入者番号で検索し、該当したレコードを削除する。
【0043】
ローカルユーザDBの更新が終わると、リモートユーザDBであるユーザDB6及び12の更新を行う(ステップS113)。リモートユーザDBの更新は、情報提供サイト8からリモートユーザDBが接続された音声応答装置5及び情報提供サイト11へ、データベースの更新命令を送信し、この更新命令を受信装置側で解釈、実行することによって実現される。
【0044】
図4A及び4Bに、データベース更新命令のデータフォーマット例を示す。図4Aは新規登録がなされた場合のデータフォーマット、図4Bは解約がなされた場合のデータフォーマットの例をそれぞれ示す。すなわち、データベース更新命令はその第1フィールドに更新種別を示すデータが格納され、新規登録の場合は第2フィールドに加入者番号、第3フィールドに暗証番号が格納される。又、解約(削除)の場合は、第2フィールドに加入者番号が格納される。
【0045】
このデータベース更新命令は上述のようにTCP/IPに従って送信されるため、実際の送信時にはヘッダ等他のデータが付加されることになるが、これらの厳密なフォーマットは本発明とは直接関係がないため説明は省略する。要は、音声応答装置5及び情報提供サイト11(又は情報提供サイト8)が正しく受信、解釈及び実行ができる形式及びプロトコルで送信される。
【0046】
全てのリモートユーザDBの更新が終了すると、ユーザDBの内容が同期し、音声応答装置5、情報提供サイト8及び11が共通のユーザDBを元にユーザの認証を行うことが可能になる。
【0047】
図5は、図4に示したデータベース更新命令を受信した音声応答装置5(又は情報提供サイト11)の処理を示すフローチャートである。まず、ネットワークI/F54から、データベース更新命令を受信したかどうかを検出する(ステップS201)。
【0048】
受信が検出された場合、更新種別を示す第1フィールドの内容が新規登録であるかどうかを調べる(ステップS202)。新規登録の場合、ステップS203において、ローカルユーザDBであるユーザDB6に、データベース更新命令の第2及び第3フィールドに格納された加入者番号及び暗証番号を含むレコードを新規作成する(ステップS203)。
【0049】
解約の場合には、データベース更新命令の第2フィールドに格納された加入者番号でユーザDB6を検索し(ステップS204)、該当するレコードを削除する(ステップS205)。
【0050】
次に、音声応答装置5の音声応答処理について、音声応答装置5の構成を示す図2及び、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
上述のように、本実施形態において、音声応答装置5は音声通話部においては電話機と同様に振る舞うので、移動無線端末装置1から音声応答装置5に接続する際に用いる接続番号は音声応答装置5に割り当てられた電話番号である。
【0051】
従って、情報提供サイトから送信された接続番号に発呼すると、通常の通話と同様に、接続番号がその時点で移動無線通信端末1を受け持つ基地局(BS)2を介してMSC3へ送られ、MSC3は図示しないHLR(ホームロケーションレジスタ)を参照して、接続先、すなわち音声応答装置5の位置を特定する。
【0052】
この場合、音声応答装置5はMSC3に直接接続されているため、MSC3は音声応答装置5を呼び出し、音声応答装置5が応答すると移動無線通信端末1と音声応答装置5との間の接続が確立される。
【0053】
図6のフローチャートは、音声応答装置5が呼び出し待ちの状態からの処理を示している。上述の通り、以下の処理はCPU51がROM52及び/又はHDD58に格納されたプログラムを実行して、音声応答装置5の各ブロックを制御することによって実現される。
【0054】
まず、通信インタフェース56において、MSC3からの呼び出しがあるかどうかを検出する(ステップS301)。呼び出しが検出されたら、オフフックして回線を接続し、発呼元の加入者番号を取得する(ステップS302)。取得した加入者番号は一旦RAM55に格納する。
【0055】
次に、ステップS303において、RAM55に格納した加入者番号を用い、データベースI/F53を介してユーザDB6を検索ことによって、発呼元の加入者が情報提供サービスを受けられる加入者かどうか、すなわちユーザDB6に加入者番号が登録されているかどうかを調べる。
【0056】
ここで、ユーザDB6に登録されていない加入者番号からの発呼である場合には、「このサービスを受けるには、予め登録が必要です。登録先はhttp//・・・」等、未登録である旨のメッセージを音声DB4から読み出し、再生する(ステップS305)。
【0057】
音声DB4に格納される音声データは、CPU51が実行可能な再生用アプリケーションで再生可能なものであれば、圧縮符号化されていても、圧縮されていなくても良いし、また圧縮符号化の形式も任意である。音声データの形式は、格納する音声情報の内容、通信回線の品質、CPU51に対する負荷、データ容量等を考慮して任意に決定すればよい。
未登録である旨のメッセージを再生し終わると、強制的に回線を切断して(ステップS311)処理を終了する。
【0058】
一方、発呼元加入者がユーザDB6に登録された加入者である場合には、対応する暗証番号を読み出し、RAM55に格納する。そして、「暗証番号を入力し、#を押してください」等の音声メッセージを音声DB4から読み出して再生し、ユーザからの応答を待つ。
【0059】
ユーザが音声メッセージに応答して移動無線通信端末1のテンキーから、登録時に設定した暗証番号及び#を入力すると、これらの入力値はDTMF検出部57で検出され、判定結果が一旦RAM55に格納される。そして、予め読み出したユーザDB6に登録されている暗証番号と、発呼元加入者が入力した暗証番号とを比較する(ステップS304)。
【0060】
比較の結果、両者が一致したかどうかをチェックし(ステップS307)、一致した場合には、音声DB4から提供する音声情報を読み出し、再生する(ステップS308)。そして、ユーザが途中で回線を切断するか、音声データの再生が終了したら、回線を切断して(ステップS311)、処理を終了する。
【0061】
もちろん、音声データの再生が終了した時点で、繰り返し再生を希望するかどうかを問い合わせ、繰り返し再生が指示されたら再度音声情報を再生し、繰り返し再生の指示がなければ回線を切断するようにすることもできる。
【0062】
一方、ステップS307で暗証番号が不一致であった場合、例えばRAM55の所定領域であるエラー回数カウンタの値を1増加させる(ステップS306)。そして、エラー回数カウンタの値が所定値、この場合3に達したかどうかを判定し(ステップS309)、3未満であれば、暗証番号が正しくない旨のメッセージ、例えば「暗証番号が違います。もう一度正しい番号を入力してください。」等の音声メッセージを音声DB4から読み出して再生し、ステップS304へ戻る。
【0063】
誤った暗証番号が3度続けて入力されると、エラー回数カウンタの値が3に達するので、ステップS309からステップS311へ移行し、回線を強制的に切断して処理を終了する。すなわち、本実施形態においては、暗証番号が3度連続して誤っている場合には、発呼元が正当な加入者でないと判定し、処理をうち切る。
【0064】
このように、音声応答装置においても、サービス加入時の登録情報を参照可能とすることにより、特に音声通話部とデータ通信部とで構成されるような移動無線通信システムにおいて、正当な加入者のみが音声情報の提供を受けることができる。
【0065】
なお、上述の実施形態においては、新規登録時に暗証番号を登録する場合を説明したが、暗証番号を用いずに、加入者番号のみで発呼元の認証を行うようにしても良い。
又、ユーザDBの更新方法についても、他のいかなる方法を用いても良い。
【0066】
すなわち、本発明の本質は、加入者が制御できない情報で、かつ加入者(もしくは加入者端末)に固有の情報を用いて認証を行うためのデータベースを、音声応答装置が利用可能に設けることであり、そのデータベースに登録する情報の内容や認証方法自体は任意の内容、方法を選択することができる。
【0067】
なお、上述の実施形態においては、音声応答装置5の接続番号と、ユーザの希望する音声情報が1対1に対応する場合を説明したが、接続番号に対して音声情報を1対1に対応させず、音声応答装置5に接続してから、音声メッセージに従って種々の選択を行い、最終的な音声情報を取得するようにすることも可能である。
【0068】
具体的には、図3のステップS105で特定されるものが、情報そのものではなく、「今週の予定」、「今週の新曲」等、複数の音声情報が含まれるタイトル等であり、音声応答装置5に接続した後で、「何曜日の予定がご希望ですか?月曜日は”1”を、火曜日は”2”を・・・」、「×バンドの音楽Aは”1”を、Yバンドの音楽Bは”2”を・・・」のように選択させることも可能である。もちろん、音声応答装置5において選択する項目が階層化していても構わない。
【0069】
なお、上述の実施形態においては、情報提供サイト8と11とで異なる情報提供サービスを行っているが、1回の登録で両者の提供するサービスを受けられる場合について説明したが、情報提供サイト毎に登録が必要なサービスを提供する場合には、音声応答装置5に接続されたユーザDB6に、ユーザDB9に対応する領域とユーザDB12に対応する領域に分割し、それぞれ独立してユーザDBの同期を取るように構成すればよい。
【0070】
この場合、音声応答装置5は、DB更新命令の送信元アドレスによって、どちらの領域に対して更新を行うかを判別することができる。
【0071】
加えて、複数の情報提供サイトのいずれかで登録を行えば、これら複数の情報提供サイトが提供する任意のサービスを受けられる場合には、登録情報を一元管理する登録情報サーバを設け、複数の情報提供サイト間でユーザDBを共用するように構成することもできる。情報提供サイトのユーザDBを共用化することによって、個々のユーザDB間の同期処理が不要になる。さらに、音声応答装置5からもその登録情報サーバにアクセス可能とすれば、データベースの更新は登録情報サーバに対して指示すれば良く、一切のユーザDBの同期処理が不要となる。
【0072】
これらユーザDBの配置と共用化に関しては、提供する情報の種類や、ユーザからのアクセス数、課金の種別等に応じて任意に決定、変更することができる。
【0073】
更に、上述の実施形態においては、電話通信システムとして、移動無線通信システムを例にして説明したが、音声応答装置が電話回線に接続され、音声応答装置を用いたサービスの管理をコンピュータネットワーク上の情報処理装置で行う形態であれば、固定式電話を用いる電話通信システムであっても良いことは言うまでもない。
【0074】
以上説明したように、本発明によれば、移動無線通信システムに用いる音声応答装置において、この音声応答装置を用いたサービスを受けることの可能なユーザを正しく識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施形態に係る音声応答装置を用いた移動無線通信システムの全体構成例を説明する図である。
【図2】
本発明の実施形態に係る音声応答装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】
図1のシステムにおける、情報提供サイトの動作を説明するフローチャートである。
【図4A】
【図4B】
図1のシステムにおいて用いられる、ユーザDB更新命令のデータフォーマット例を示す図である。
【図5】
図4のユーザDB更新命令を受信した音声応答装置もしくは情報提供サイトが行う、ユーザDB更新処理を説明するフローチャートである。
【図6】
本発明の実施形態に係る音声応答装置の動作を説明するフローチャートである。
Claims (19)
- コンピュータネットワークに接続され、電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置であって、
音声情報が記憶された音声データベースと、
前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、
加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、
前記ユーザデータベースに基づいて、前記発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証手段と、
前記認証手段により、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供手段と、
前記コンピュータネットワークと通信可能な第2のインタフェース手段と、
前記第2のインタフェース手段を介して受信した命令に従い、前記ユーザデータベースの登録内容を変化させるデータベース修正手段とを有することを特徴とする音声応答装置。 - 電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置であって、
前記電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、
コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、
音声情報が記憶された音声データベースと、
前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、
予め定められた手順に基づいて、前記第1のインタフェース手段及び前記音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御手段とを有し、
前記制御手段が、前記ユーザデータベースに基づいて、前記発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供するとともに、前記第2のインタフェース手段を通じて受信した命令に従って、前記ユーザデータベースの内容を変化させることを特徴とする音声応答装置。 - 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号とを用いて行われることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の音声応答装置。
- 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号及び前記加入者番号に対応付けされた暗証番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記発呼元の加入者電話端末から送信された暗証番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号並びに対応する暗証番号とを用いて行われることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の音声応答装置。
- 前記第2のインタフェース手段を通じて受信する命令が、前記コンピュータネットワークに接続された情報処理装置から送信された命令であり、
前記情報処理装置が、前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶した第2のユーザデータベースを有し、
前記第2のインタフェース手段を通じて受信する命令が、前記音声応答装置が有する前記ユーザデータベースの内容を、前記第2のユーザデータベースの内容に合致させるための命令であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の音声応答装置。 - コンピュータネットワークに接続され、電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置であって、
音声情報が記憶された音声データベースと、
加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、
前記コンピュータネットワークとの通信を行う第2のインタフェース手段と、
前記第2のインタフェース手段を介して、前記コンピュータネットワーク上に設けられた、前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースを参照し、前記ユーザデータベースに基づいて、前記発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証手段と、
前記認証手段により、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供手段とを有することを特徴とする音声応答装置。 - 電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置であって、
前記電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、
コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、
音声情報が記憶された音声データベースと、
予め定められた手順に基づいて、前記第1のインタフェース手段及び前記音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御手段とを有し、
前記制御手段が、前記第2のインタフェース手段を通じて、前記コンピュータネットワーク上に設けられた、前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースを参照して、前記発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供することを特徴とする音声応答装置。 - 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号とを用いて行われることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の音声応答装置。
- 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号及び前記加入者番号に対応付けされた暗証番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記発呼元の加入者電話端末から送信された暗証番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号並びに対応する暗証番号とを用いて行われることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の音声応答装置。
- 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の音声応答装置を有する電話通信システム。
- 音声情報が記憶された音声データベースと、
前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、
加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、
前記コンピュータネットワークと通信可能な第2のインタフェース手段とを有し、コンピュータネットワークに接続されるとともに電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置の制御方法であって、
前記ユーザデータベースに基づいて、前記発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証ステップと、
前記認証ステップにより、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供ステップと、
前記第2のインタフェース手段を介して受信した命令に従い、前記ユーザデータベースの登録内容を変化させるデータベース修正ステップとを有することを特徴とする音声応答装置の制御方法。 - 電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、
コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、
音声情報が記憶された音声データベースと、
前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースと、
を有し、前記電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置の制御方法であって、
予め定められた手順に基づいて、前記第1のインタフェース手段及び前記音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御ステップとを有し、
前記制御ステップが、前記ユーザデータベースに基づいて、前記発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供するとともに、前記第2のインタフェース手段を通じて受信した命令に従って、前記ユーザデータベースの内容を変化させることを特徴とする音声応答装置の制御方法。 - 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号とを用いて行われることを特徴とする請求項11又は請求項12記載の音声応答装置の制御方法。
- 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号及び前記加入者番号に対応付けされた暗証番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記発呼元の加入者電話端末から送信された暗証番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号並びに対応する暗証番号とを用いて行われることを特徴とする請求項11又は請求項12記載の音声応答装置の制御方法。
- 前記第2のインタフェース手段を通じて受信する命令が、前記コンピュータネットワークに接続された情報処理装置から送信された命令であり、
前記情報処理装置が、前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶した第2のユーザデータベースを有し、
前記第2のインタフェース手段を通じて受信する命令が、前記音声応答装置が有する前記ユーザデータベースの内容を、前記第2のユーザデータベースの内容に合致させるための命令であることを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか1項に記載の音声応答装置の制御方法。 - 音声情報が記憶された音声データベースと、
加入者電話端末からの発呼に応答して電話回線による通信を行う第1のインタフェース手段と、
前記コンピュータネットワークとの通信を行う第2のインタフェース手段とを有し、コンピュータネットワークに接続されるとともに電話通信システムにおいて用いられる音声応答装置の制御方法であって、
前記第2のインタフェース手段を介して、前記コンピュータネットワーク上に設けられた、前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースを参照し、前記ユーザデータベースに基づいて、前記発呼元の加入者電話端末に音声情報を提供可能であるかを認証する認証ステップと、
前記認証ステップにより、提供可能と判定された加入者電話端末に対し、所望の音声情報を提供する音声情報提供ステップとを有することを特徴とする音声応答装置の制御方法。 - 電話回線とのインタフェースを行う第1のインタフェース手段と、
コンピュータネットワークとのインタフェースを行う第2のインタフェース手段と、
音声情報が記憶された音声データベースとを有し、前記電話回線を用いて音声情報を提供する音声応答装置の制御方法であって、
予め定められた手順に基づいて、前記第1のインタフェース手段及び前記音声データベースを用いて加入者電話端末からの発呼に対する応答処理を行う制御ステップとを有し、
前記制御ステップが、前記第2のインタフェース手段を通じて、前記コンピュータネットワーク上に設けられた、前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報を記憶したユーザデータベースに基づいて、前記発呼元の加入者電話端末に対し、音声情報を提供可能かどうかを認証し、提供可能と判断された場合にのみ所定の音声情報を提供することを特徴とする音声応答装置の制御方法。 - 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号とを用いて行われることを特徴とする請求項16又は請求項17記載の音声応答装置の制御方法。
- 前記音声応答装置を利用可能な加入者を特定可能な情報が加入者番号及び前記加入者番号に対応付けされた暗証番号であり、前記認証が、前記発呼元の加入者電話端末の加入者番号と、前記発呼元の加入者電話端末から送信された暗証番号と、前記ユーザデータベース中の加入者番号並びに対応する暗証番号とを用いて行われることを特徴とする請求項16又は請求項17記載の音声応答装置の制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259015 | 2000-08-29 | ||
PCT/JP2001/007412 WO2002019672A2 (en) | 2000-08-29 | 2001-08-29 | Voice response unit, control method thereof and telephone communication system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004507981A true JP2004507981A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=18747239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002523840A Withdrawn JP2004507981A (ja) | 2000-08-29 | 2001-08-29 | 音声応答装置及びその制御方法並びに電話通信システム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040029565A1 (ja) |
EP (1) | EP1314303A2 (ja) |
JP (1) | JP2004507981A (ja) |
AU (1) | AU2001282529A1 (ja) |
WO (1) | WO2002019672A2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040038667A1 (en) * | 2002-08-22 | 2004-02-26 | Vance Charles Terry | Secure remote access in a wireless telecommunication system |
CN100396070C (zh) * | 2002-09-28 | 2008-06-18 | 华为技术有限公司 | 基于互联网语音网关的闹钟服务业务的实现方法 |
US7092738B2 (en) * | 2002-12-20 | 2006-08-15 | International Business Machines Corporation | Navigation of interactive voice response application using a wireless communications device graphical user interface |
FR2875978B1 (fr) * | 2004-09-30 | 2007-02-09 | Web2Tel Qualifun Sarl | Systeme et methode pour l'identification d'utilisateurs |
TW200824408A (en) * | 2006-11-27 | 2008-06-01 | Htc Corp | Methods and systems for information retrieval during communication, and machine readable medium thereof |
US8447691B2 (en) * | 2007-05-30 | 2013-05-21 | Hsbc Card Services, Inc. | Systems and methods for NACHA compliant ACH transfers using an automated voice response system |
US8239269B2 (en) * | 2009-09-11 | 2012-08-07 | Nintendo Of America Inc. | System and/or method for handling returns involving products tied to post-paid subscriptions/services |
WO2014011131A2 (en) | 2012-07-12 | 2014-01-16 | Sestek Ses Ve Iletisim Bilgisayar Teknolojileri Sanayii Ve Ticaret Anonim Sirketi | A method enabling verification of the user id by means of an interactive voice response system |
CA2890866A1 (en) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | Deluxe Corporation | System and method of automatic generation and insertion of analytic tracking codes |
EP3929917A4 (en) * | 2019-02-18 | 2022-05-04 | NEC Corporation | VOICE AUTHENTICATION DEVICE, VOICE AUTHENTICATION METHOD AND RECORDING MEDIA |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5740231A (en) * | 1994-09-16 | 1998-04-14 | Octel Communications Corporation | Network-based multimedia communications and directory system and method of operation |
US5915001A (en) * | 1996-11-14 | 1999-06-22 | Vois Corporation | System and method for providing and using universally accessible voice and speech data files |
US5884312A (en) * | 1997-02-28 | 1999-03-16 | Electronic Data Systems Corporation | System and method for securely accessing information from disparate data sources through a network |
US5945989A (en) * | 1997-03-25 | 1999-08-31 | Premiere Communications, Inc. | Method and apparatus for adding and altering content on websites |
US6000031A (en) * | 1997-05-01 | 1999-12-07 | At&T Corp | Method and system for collecting and authenticating updates to a network-based directory service |
US20010012350A1 (en) * | 1998-03-11 | 2001-08-09 | James Ehlinger | Method and apparatus for facilitating internet access from a telecommunications network |
US6694003B1 (en) * | 1999-10-21 | 2004-02-17 | At&T Corp. | Method and apparatus for prepaid inbound call forwarding service |
-
2001
- 2001-08-29 AU AU2001282529A patent/AU2001282529A1/en not_active Abandoned
- 2001-08-29 JP JP2002523840A patent/JP2004507981A/ja not_active Withdrawn
- 2001-08-29 US US10/362,208 patent/US20040029565A1/en not_active Abandoned
- 2001-08-29 WO PCT/JP2001/007412 patent/WO2002019672A2/en not_active Application Discontinuation
- 2001-08-29 EP EP01961159A patent/EP1314303A2/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2002019672A3 (en) | 2002-06-06 |
AU2001282529A1 (en) | 2002-03-13 |
WO2002019672A2 (en) | 2002-03-07 |
EP1314303A2 (en) | 2003-05-28 |
US20040029565A1 (en) | 2004-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1692892B1 (en) | Method for setting substitute ringback tone of calling party in mobile communications system | |
KR101171126B1 (ko) | 고객 맞춤형 멀티미디어 자동안내서비스 제공 시스템 및 그제공 방법 | |
US8060055B2 (en) | Method, system and color ring back tone platform for downloading media resources to terminal | |
JP2004507981A (ja) | 音声応答装置及びその制御方法並びに電話通信システム | |
US20040174981A1 (en) | Interactive system, interaction control method, and interaction control program | |
US20070165800A1 (en) | Connection control apparatus, method, and program | |
CA2356205A1 (en) | Method of transferring message received and stored in the absence of the user | |
JP4028655B2 (ja) | 呼処理方法 | |
KR20060117163A (ko) | 통화 대기 시 멀티미디어 영상 서비스 제공 방법 및 그시스템 | |
JP2000032168A (ja) | 情報提供サービスシステム | |
KR100578335B1 (ko) | 개인 자동 응답 서비스 제공 방법 및 시스템 | |
KR100827337B1 (ko) | 발신 정보 서비스 시스템 및 이동통신 단말기의 발신 정보서비스 이용 방법 | |
KR101936596B1 (ko) | 데이터 망을 이용한 ars 서비스 제공 방법 및 시스템 | |
WO2001039478A1 (en) | Method and system for transmitting communication signals through internet and a public switched telephone network | |
US20030014258A1 (en) | Server, terminal and communication method used in system for communication in predetermined language | |
KR101076739B1 (ko) | 부가서비스 제공시스템 및 그의 부가서비스 가입 안내 방법 | |
JP2001007857A (ja) | 通信システム及び情報管理装置 | |
KR100708535B1 (ko) | 전화번호에 따른 정보 검색 방법과 그를 수행하는 서버 및 시스템 | |
KR100727096B1 (ko) | 모바일 단말에서의 콜 발신/수신 서비스 방법 및 장치 | |
JP4710135B2 (ja) | 無線電話装置とデータサーバーをもった受信端末との対話方法 | |
KR20100124602A (ko) | 사용자별로 적합한 대표 번호 서비스 방법 및 그 장치 | |
KR100424467B1 (ko) | 이동통신 단말기에서의 로밍 서비스 표시 방법과 그 이동통신 단말기 | |
JP2002108775A (ja) | 指定時刻到来通報装置 | |
WO2001084267A2 (en) | Method for enabling internet/intranet location specific directory of services and/or application options for wap-enabled devices | |
KR100620619B1 (ko) | 음성 인터넷 서비스 제공 시스템 및 그 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |