JP2004507956A - ブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供システムおよび方法 - Google Patents
ブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供システムおよび方法 Download PDFInfo
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Abstract
本発明によるブルーツースを用いた無線インターネットホンサービス提供装置は、データを伝送できるブルーツースチップを内蔵したブルーツース端末装置と、前記ブルーツース端末装置とブルーツースネットワークを形成し、有線網と連結され、前記ブルーツースネットワークと有線網で使用されるデータを変換する変換装置と、前記変換手段と連動し、前記変換装置によって変換されたデータとインターネットパケット間変換を行うゲートウェイ装置とを含むことを特徴とする。これによれば、本発明による無線インターネットホンサービス提供装置および方法によれば、国内に位置したブルーツース端末間のマルチメディア移動通信サービスを極めて低費用で受けることは勿論、利用料金の高い国際間マルチメディア通信サービスも低廉な費用で利用することができる。
Description
(技術分野)
本発明は、ブルーツース(bluetooth)を用いた無線マルチメディアサービス提供方法に関し、特に、ブルーツースを支援する端末機のインターネット接続のために、ブルーツース変換器とVoIP(Voice over IP)を支援できるゲートウェイを使用するシステムに関する。
【0001】
(背景技術)
近来、近距離に位置した機器間の無線通信方法としてブルーツースを用いた通信方法が注目を浴びている。ブルーツースとは、各種電子機器間の通信に物理的なケーブルを使わず無線周波数を用いて高速にデータが送受信できる通信プロトコルのことをいう。例えば、ノート型PCと移動電話間の無線連結を通じたモバイルコンピューティング(mobile computing)や、キーボードまたはマウスとPCとの無線連結などに使用されることができる。ブルーツースは、全世界的に免許無しに使用できるよう、2.4GHz帯域のISMバンド(Industrial、Scientific、Medical band)を利用し、また、多重化方式に周波数拡散方式を利用するが、干渉の特性を考慮して周波数ホッピング(FH:Frequency Hopping)方式を使用する。また、ブルーツースは、同期伝送(SCO:Synchronous connection Oriented)と非同期伝送(ACL:Asynchronous connection Less)の二種の伝送方式を支援する。同期伝送は主として音声データの伝送に使われ、送信器と受信器の間にはTDD(Time Division Duplex)方式が使われる。マスタと各スレーブ間には相異なる伝送方式を使用することができ、伝送方式はいつでも変更可能である。
【0002】
現在、ブルーツースを利用した様々なソリューションが開発されてきているが、既存の端末機または機器にブルーツース回路を装着する方法と様々な環境下でブルーツースシステムを設置する方法に開発の焦点が置かれている。例えば、ブルーツースアンテナを同軸で連結し、壁など隔離された空間上にあるブルーツース端末どうしを連結する方法(出願人:EricssonInc.,出願日:1999.2.11.)はブルーツースネットワークの具現に焦点が合わせられた技術である。
【0003】
一方、VoIP技術は、低廉なインターネットホンサービスの提供に伴って脚光を浴びている技術であり、VoIPプロトコルを利用する従来のインターネットホンサービス提供方法の概念図を、図10に示す。インターネットホンサービスの形態は、PSTN1003網とインターネット網1007を連動させる有線インターネットホンサービス提供方法と、移動電話網1009をともに連動させる無線インターネットホンサービス提供方法がある。
【0004】
有線インターネットホンサービス提供方法は、第一、インターネットに直接接続されたコンピュータ1015間を連結する形態、第二、コンピュータ1015と電話1001を連結する形態、第三、電話1001どうしを連結する形態がある。第一と第三の形態において、インターネット網1007とPSTN1003網が連動するが、このように異質的な網の連結のためにはVoIPゲートウェイ1005が必要とされる。VoIPゲートウェイ1005は、64KbpsのPCM信号をインターネットパケット化する変換を行い、また、データの変換過程でデータ圧縮などを行うこともできる。データの変換および圧縮に利用されるプロトコルはH.323プロトコルがある。
【0005】
インターネットホンサービスは今まで、前述の有線インターネットホンサービスが主流をなしてきたが、無線通信網加入者の爆発的な増加と伴い、無線インターネットホンサービスの提供に対する必要性も台頭している。現在、移動端末機1013を用いたインターネットホンサービスは、移動端末機1013が伝送した信号を基地局1011が受信し、基地局の属した移動電話網1009とインターネット網1007を連動させて提供している。また、無線通信網加入者およびインターネット使用の爆発的な増加は、無線データサービスに対する爆発的な需要にもつながったし、この場合、データは移動端末機を通じて伝送される。
【0006】
このような無線インターネットホンサービスおよび無線データサービスの提供は、既存の移動電話サービスまたはIMT−2000を通じて提供されることができる。しかし、移動電話サービスまたはIMT−2000を利用する場合、移動端末機1013の使用者は移動電話サービス提供者およびインターネットホンサービス提供者に別の料金を支払わなければならないため、相当な費用がかかるという問題を抱えていた。
【0007】
従来の無線マルチメディアサービスを受けるためにかかる費用は、前述のブルーツースネットワークとインターネットを連動させることによって相当部分解消できるとされる。つまり、ブルーツース網とインターネット網を連結する場合、移動通信事業者(またはIMT−2000事業者)およびインターネットホンサービス事業者に別の料金を支払わずに無線インターネットホンサービスを提供することができる。
【0008】
(発明の開示)
したがって、本発明は、非常に低廉な費用で無線マルチメディアサービスを提供するために、ブルーツースネットワークとインターネットの連結を通じた無線マルチメディアサービスの提供方法およびシステムを提供することを目的とする。この目的のために、本発明は下記のような具体的な目的を有する。
【0009】
本発明は、ブルーツース網で使用されるブルーツースパケットをPSTN網で使用されるPCM信号またはインターネットから提供されるデータの形態に変換するブルーツース変換器を提供することを目的とする。ブルーツース変換器はブルーツース網から支援する三つの音声符号に対する変換を全て支援する。前記ブルーツース変換器はブルーツースネットワークでデータ交換時、常にマスタとして動作するように構成される。
【0010】
また、本発明は、前記ブルーツース変換器とゲートウェイの連動を通じてブルーツース網とインターネット網を連動させることを目的とする。音声データの連動を提供する場合、ゲートウェイにVoIPゲートウェイを使うことができる。ブルーツース変換器とゲートウェイは、専用線によって連結されるのが好ましいが、本発明の他の実施例では専用線でない他の種類のネットワークを使用してもいい。
【0011】
要するに、本発明では、前記ブルーツース変換器を使用したブルーツース網とインターネット網の連動を通じてブルーツース端末機使用者に無線マルチメディアサービスを提供することを目的とする。
【0012】
(発明の最良の実施形態)
本発明の一面によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置は、データを伝送できるブルーツースチップを内蔵したブルーツース端末装置と、前記ブルーツース端末装置とブルーツースネットワークを形成し、有線網と連結され、前記ブルーツースネットワークと有線網で使用されるデータを変換する変換装置と、該変換装置と連動し、前記変換装置によって変換されたデータとインターネットパケット間の変換を行うゲートウェイ装置とを含む。
【0013】
本発明のさらに他の一面によるブルーツースを用いたマルチメディアサービス提供方法は、ブルーツース端末装置とブルーツース変換器間のブルーツースネットワークを形成する段階と、前記ブルーツース変換器が前記ブルーツース端末装置からデータを受信して変換データを生成し、有線網に伝送する段階とを含む。
【0014】
本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供過程を簡単に説明すると、下記のようになる。まず、ブルーツースプロトコルを支援するチップを内蔵した端末とブルーツース変換器はピコネットを形成する。無線マルチメディアサービスを希望する使用者はブルーツース端末を用いて、ブルーツース変換器にマルチメディアデータを伝送する。マルチメディアデータを受信したブルーツース変換器はブルーツースネットワークで使用されるパケットを変換して、送信端ゲートウェイに伝送する。このとき、ブルーツースネットワークで使用されるパケットが音声信号を含む場合、VoIPゲートウェイに伝送される。ブルーツース変換器で変換された信号はゲートウェイでインターネットパケットにパケット化される。パケット化された信号はインターネットを介して再び受信端ゲートウェイでパケットが解除され、受信端末と連結される。
【0015】
本発明の他の実施例において、ブルーツース変換器はブルーツースネットワークで使用されるパケットを変換し、直接インターネットパケットにパケット化する機能を含むことができる。
【0016】
以下、添付図面を参照しつつ本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置および方法を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法を示す概念図である。図1に示すシステムは、ブルーツース端末1a〜1fとブルーツース変換器3a〜3cからなるピコネット、既存の電話サービスを提供するための電話9a、9bが連結されているPSTN7a、7b、移動端末17a、17bが連結されている移動電話網15、そして、インターネット13からなっている。前記ブルーツース端末1は、ブルーツースチップのみを内蔵したブルーツース専用端末であってもよく、セルラーホン、PCSホン、そして、IMT−2000端末など既存の移動端末機にブルーツースチップを装着した移動端末であってもいい。前記移動端末17a,17bはブルーツースチップを内蔵しなかった端末を意味する。ピコネットとPSTN7a、7bはブルーツース変換器3a〜3cによって連結され、PSTN7a、7bとインターネットはゲートウェイ5a〜5cによって連結され、ピコネットとインターネット13もゲートウェイ5a〜5cによって連結される。前記ゲートウェイ5a〜5cはVoIPを支援するVoIPゲートウェイであってもよく、一般ゲートウェイの機能とVoIP機能を同時に支援するゲートウェイであってもいい。インターネットにはVoIPを支援するコンピュータ11が直接連結されることができる。IDサーバ19は、ブルーツース端末1a〜1f間の通信時、住所確定機能(address resolution)を行い、IDサーバ19が管理するブルーツース端末の住所はデータベース21に貯蔵される。IDサーバ19とデータベース21はブルーツース端末1a〜1fの課金情報およびサービス種類などを管理する。
【0018】
図1の実施例において、ブルーツースを用いた無線インターネットホンサービスを提供するとき、次の四つの類型があり得る。第1類型はブルーツース端末1a〜1fと電話9a、9bが連結されるものであり、第2類型はブルーツース端末1a〜1fとコンピュータ11が連結されるものであり、第3類型はブルーツース端末1a〜1fが互いに連結されるものであり、第4類型はブルーツース端末1a〜1fと移動電話17a,17bが連結されるものである。
【0019】
また、図1の実施例によって提供される無線データサービスには次のような二つの類型がある。第1類型はブルーツース端末1とコンピュータ11が連結されるものであり、第2類型はブルーツース端末どうし1a〜1fが連結されるものである。
【0020】
本発明による無線マルチメディアサービスを提供するためにはブルーツース網とインターネット網を連結しなければならなく、このため、ブルーツース端末1とブルーツース変換器間ピコネットの形成→伝送チャネルの形成→マルチメディアデータ伝送→ブルーツースネットワークパケットの変換→ブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5の連結過程を経る。インターネット網を通過したマルチメディアデータは、前述した無線マルチメディアサービス提供類型のように、PSTN7、移動電話網15またはブルーツースネットワークを介して電話9、コンピュータ11、移動電話機17またはブルーツース端末1と連結される。
【0021】
図1の実施例によって、インターネットとブルーツース網の連動によるサービスの代表的な例に無線インターネットホンサービスとデータサービス(代表的にはインターネットサービス)がある。実際に無線インターネットホンサービスの提供および無線データサービスの提供方法は、かなり類似した構造を有している。したがって、以下では無線インターネットホンサービスの提供方法を中心に説明するものの、無線データサービスと異なる無線データサービスにおける特性は別途説明する方式で本発明によるブルーツースを用いたマルチメディアサービス提供方法について説明する。
<ピコネットの形成>
図2aに、ブルーツースによって形成されるピコネットの構造を示す。一つのピコネットには一つのマスタ(master)201と七つまでのスレーブ(slave)203が存在することができる。マスタ201は、各スレーブが使用可能な全体帯域を管理するだけでなく、メッセージを非同期形式でスレーブ203に伝送するので、スレーブ203はマスタ201を経由せずにはデータが伝送できない。
【0022】
本発明による無線インターネットホンサービスの好ましい実施例において、ブルーツース変換器5とブルーツース端末1間のピコネットを形成しなければならない。一般にピコネットではマスタが固定されていなく、ピコネットを形成する端末のうち一つがマスタとして動作し、使用する無線帯域などを管理し、スレーブを同期化させる。しかし、本発明によれば、ブルーツース変換器5は常にマスタとして動作しなければならない。これは、一つのブルーツース変換器3と一つのブルーツース端末1が通信する場合には誰がマスタになるか重要でないが、 二つ以上のブルーツース端末1がブルーツース変換器5と同時に通信する場合、スレーブはマスタに同期されるので、ブルーツース変換器5に同期化されないと多重化が不可能なためである。
【0023】
図2bは、ブルーツース変換器5とブルーツース端末1間のピコネットを形成するためのシグナリングの流れ図であり、ブルーツース変換器5がマスタ、ブルーツース端末1がスレーブとなる。
【0024】
段階(S201)および段階(S203)で、マスタとスレーブはそれぞれ待機状態にある。接続要請段階(S205)でマスタは接近符号601のうちIAC(Inquiry Access Code)を用いて(図6a参照)、スレーブに自分の管理するピコネットに接続したか問う。スレーブは接続要請検索段階(S207)で接続要請メッセージを検索するが、マスタから接続要請メッセージを感知すると、接続要請応答段階(S209)でマスタの要請に対する応答メッセージを伝送する。これにより、マスタはスレーブのデバイス住所(device address)とクロックに対する情報が得られる。 次いで、マスタは段階(S211)で、接近符号601のうちDAC(device Access Code)を使ってスレーブを呼出し、段階(S213)でスレーブは呼出メッセージを検出し、段階(S215)で呼出に対する応答メッセージをマスタに伝達する。呼出応答メッセージを受信したマスタは段階(S217)でマスタ応答メッセージを伝送し、段階(S219)および段階(S221)で、マスタとスレーブ間ピコネットが形成される。
【0025】
図3は、音声信号を伝送するときに使用されるブルーツースネットワークのプロトコル階層構造であり、前述したピコネット形成のためのシグナリングはLMP階層333を通じて具現される。ブルーツース端末1とブルーツース変換器3には物理階層に該当する基底帯域階層311、331、無線同期リンクを制御するLMP(Link Management Protocol)階層313、333、ネットワーク階層315、335、および上位プロトコルまたは応用階層317、337などが含まれる。
【0026】
ここで、データ信号を伝送する場合、LMP階層333の代わりにL2CAP階層(Logical Link Control and Adaptation Protocol)が使われる。L2CAP階層は非同期リンクのシグナリングに使用される。
【0027】
ブルーツース変換器3とブルーツース端末1とから構成されるピコネットが形成されると、ブルーツース端末1のクロックはマスタのブルーツース変換器3に同期される。ブルーツース変換器3は、自分の管理するブルーツース端末1を周期的にポーリング(poll)して伝送チャネルを形成し、マルチメディアデータを送受信する。以下、チャネルの形成およびマルチメディアデータの送受信について説明する。
【0028】
<同期チャネルの形成および変更>
ブルーツース端末1とブルーツース変換器3間のマルチメディア信号の伝達のためにシグナリングを通じたチャネル設定過程を行う。本発明によれば、音声信号は同期チャネル(SCO:Synchronous connection Oriented)を使用し、データ信号は非同期チャネル(ACL:Asynchronous connectionless)を使用する。チャネルの形成はマスタのブルーツース変換器3によって開始されてもよく、スレーブのブルーツース端末1によって開始されてもいい。
【0029】
図4aおよび4bには、マスタとスレーブ間のチャネル設定過程をそれぞれ示す。図示の如く、マルチメディア通信のためのシグナリングは、マスタとスレーブ間LMPまたはL2CAP階層を通じてなされる。マスタとスレーブの両者ともチャネル設定要求メッセージを伝送することができる。
【0030】
図4aは、マスタによってチャネルが開始される過程を示すものであり、まず、マスタはチャネル設定要求信号を送り、スレーブはこの信号に応答して承認または拒絶メッセージを伝送する。チャネル設定要求メッセージは同期リンクに使用される時間、パケットの類型、使用符号などを規定する変数も含めて伝送する。同期リンクを使用する音声通信の場合、一番目に伝送するスロットの時間位置の後に一定時間おきに音声パケットを伝送する。
【0031】
図4bは、スレーブによってチャネルが開始される過程を示すものであり、マスタがチャネル設定を要求する場合とは違い、時間および伝送スロットに対する情報はスレーブのチャネル設定要求メッセージに含まれることができない。それら情報はマスタが決定し、承認または拒絶メッセージに含まれて伝送される。マスタがスレーブの条件を直ぐ承認できない場合、スレーブの要請したチャネル設定条件を貯蔵しておいて、条件を満たせた瞬間、図4aの過程を通じてスレーブの要請した条件にしたがってチャネルを設定することができる。
【0032】
図4aおよび図4bの過程によって設定されたチャネルの条件は変更可能である。設定チャネル条件の変更もまた、マスタのブルーツース変換器1とスレーブのブルーツース端末1間LMPまたはL2CAPを通じてなされるが、図5aにマスタとスレーブ間設定チャネル条件の変更過程を示す。チャネル条件の変更要請はマスタまたはスレーブによって開始されることができる。しかし、スレーブがチャネル条件の変更を要請する場合、時間および伝送スロットに対する条件など所定の事項に対する変更を要請することはできない。チャネル条件変更要請に対して、マスタまたはスレーブは承認または拒絶メッセージを伝送する。
【0033】
図5bはチャネル条件変更要請の特殊な形態であって、チャネル連結を断ちたい場合のシグナリングの流れ図を表す。開始LMはチャネルの設定要求メッセージを伝送したマスタまたはスレーブになる。マスタまたはスレーブは、チャネルを解除したい場合、その理由を含めたチャネル解除要求メッセージを伝送する。チャネル解除要求メッセージを受信したマスタまたはスレーブは応答メッセージを伝送する。
【0034】
<データの伝送および多重化>
マスタのブルーツース変換器1とスレーブのブルーツース端末1間チャネルが形成されると、マルチメディアデータを伝送することができる。SCOリンクを使用する音声通信の場合は一定周期ごとに音声パケットを伝送する。周期およびスロットの位置は前述したチャネル設定過程におけるシグナリングを通じて規定される。
【0035】
図6aはブルーツースで使用されるパケットの構造を表す。図示のように、ブルーツースパケットは接近符号(access code)601、ヘッダ(header)603、そして有料負荷(payload)605から構成されている。接近符号601はマスタとスレーブ間のシグナリング(signaling)に使われる。ヘッダ603はブルーツース端末の住所、パケット形態、流れ制御などを行う。有料負荷605には音声およびデータ情報が含まれる。
【0036】
前述したように、音声データの伝送はSCOリンクを通じてなされるが、音声データの伝送にはHVパケットのみが使用される。同期式ポートはSCOバッファに次のレジスト値を継続して記録し、SCOリンクの設定過程で決定された一定時間周期ごとにパケットを伝送する。一方、データの伝送はACLリンクを通じてなされるが、一定時間周期ごとにパケットを伝送するのではなく、マスタの承諾を受けて不規則的にパケットを伝送することになる。パケットの伝送は周波数ホッピング帯域拡散方式を利用し、マスタとスレーブ間パケットの交換はTDD方式を利用する。周波数ホッピングはパケット単位に変る。すなわち、毎パケットごとに伝送周波数が変ることになる。
【0037】
一つのピコセルでは同時に二つ以上のブルーツース端末機がマルチメディアデータを伝送することができ、一つのマスタが最大三つのスレーブから音声信号を受信することができる。このため、マスタとスレーブ間に適切な多重化方法を使用しなければならない。
【0038】
図6bは、マスタと二つのスレーブ間の多重伝送方法を示す図である。前述したとおり、ブルーツース変換器3が常にマスタとして動作するので、図面中ブルーツース変換器3はマスタであり、ブルーツース端末1はスレーブになる。一番目のスロットでマスタはスレーブ1にパケットを伝送し、スレーブ1は前記パケットを受信する。TDD方式を使用するので、二番面のスロットでマスタはスレーブ1が送信したデータを受信する。同過程がスレーブ2、スレーブ2およびスレーブ1に繰り返される。したがって、スレーブ1およびスレーブ2は前記多重伝送方式によって、マスタのブルーツース変換器3と同時にパケットを交換することができる。
【0039】
一つのマスタは三つのスレーブと同時に音声データを取り交わすことができる。ピコネットの半径はおよそ10〜100mであるが、本発明でピコネットの半径は好ましくは100mである。したがって、ピコネット内部に四つ以上のスレーブが同時に音声データの伝送を要求することもできる。この場合は、四つ以上のスレーブに同時に音声データサービスを提供するために、一つのブルーツース変換器3内に多数個のブルーツースチップを内蔵し、同時に多数のピコネットのマスタとして動作するようにしてもいい。例えば、一つのブルーツース変換器3に二つのブルーツースチップを内蔵し、これらをそれぞれマスタとして動作させると、同時に六つのスレーブに音声サービスの提供が可能となる。
<データの変換>
究極的に、低廉な費用の無線マルチメディアサービスの提供のためにブルーツースネットワークは、インターネッと連結されなければならなく、このため、ゲートウェイにも連結されなければならない。
【0040】
図7は、無線ブルーツース端末から音声データを受信して有線網に伝送する上で必要な変換を行うブルーツース変換器の一実施例の構造を示すブロック図である。図7には、ブルーツース端末1、同期チャネル719、ブルーツース変換器3、そしてゲートウェイ5が示されており、また、ブルーツース変換器3の内部構造が示されている。ブルーツース変換器3は、無線のブルーツースネットワークとの連結のための無線インターフェース部分、有線ネットワークとの連結のための有線インターフェース部分、そして有線ネットワークと無線ネットワークで使用される音声信号を変換する部分を含む。該変換部分ではブルーツースネットワークで使用される音声符号とPCM信号が変換される。
【0041】
まず、PCM信号をブルーツースネットワークで使用される音声符号に変換する過程について説明する。VoIPゲートウェイ5から入力されるPCM信号はPCM変換器731に入力される。該PCM変換器731ではPCMデジタル信号をアナログ音声信号に変換して圧縮器(compressor)701に入力させる。圧縮器701を通った信号は順にサンプラー(sampler)703、量子化器(quantizer)705を通じてデジタル信号に変換され、符号器709でエラー検出のための符号化が行われる。デジタル音声信号はパケット化器711によってパケット化された後、変調器713および伝送機器715で変調された高周波無線信号は同期チャネル719を通じてブルーツース端末機1に伝送される。パケット化器711は、デジタル音声信号に接近符号601およびヘッダ603を加え、ブルーツースで使用されるパケットを形成する(図6a参照)。圧縮器701、サンプラー703、量子化器705、変調器713および伝送器715は、当該技術分野で通常の知識をもつ者にとって自明なのでこれ以上の説明は省略する。
【0042】
次いで、ブルーツース端末機1から信号を変換し、PCM信号を生成する過程について述べる。受信器719は変調された高周波無線信号を受信し、波形検出器721は変調された信号の波形を検出してデジタル信号を復元する。パケット解除器723はパケットを検出し、接近符号601およびヘッダ603を分離してデジタル音声信号を復元する(図6a参照)。復号器725でエラー検出および訂正された信号は低周波通過フィルタ727を通過することになる。低周波フィルタを通過した信号は圧縮器701の逆関数を行う拡張器729によってアナログ音声信号として復元される。拡張器729から出力されるアナログ音声信号はPCM変換器731によってPCMデジタル信号に変換される。PCM変換器731の構造は当業者にとって自明なので詳細な説明は省略する。PCM変換器731から出力される64Kbpsデジタル信号はVoIPゲートウェイ5に伝送される。
【0043】
変換器3で音声データでないデジタルデータ信号は、次のように処理される。
【0044】
まず、ブルーツース端末機1に伝送する場合、デジタルデータは直接符号器709に入力され、パケット化器711および変調器713を経てブルーツース端末機1に伝送する。このとき、無線リンクは同期チャネル717でない非同期チャネルを使う。ブルーツース端末機1から受信したデジタルデータは、波形検出器721、パケット解除器723および復号器725で順次的に処理され、デジタルデータ信号が復元される。
<ブルーツースネットワークとインターネットの連結>
図1において、ブルーツースネットワークとインターネットはブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5を介して連結されている。
【0045】
音声サービスを提供する場合、ブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5の間にはPCM信号が送受信される。 前述のように、VoIPゲートウェイ5は H.323プロトコルを使用してPCM信号を圧縮およびパケット化してインターネット上に伝送する。また、逆の過程により、インターネットパケットに載せられた音声情報をPCM信号に変換してブルーツース変換器3に伝送する。本発明の好ましい他の実施例において、PCM信号でない他の音声データを使用することができる。この場合、ブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5は異なる形態の音声データに好適なように変換機能を行わなければならない。
【0046】
データサービスを提供する場合、デジタルデータは単にパケット化の過程を経て一般のゲートウェイ5に伝送される。
【0047】
本発明の好ましい一実施例において、ブルーツース変換器3とゲートウェイ5はE1またはT1の専用線で連結されることができる。このとき、変換器でPCM信号に変換された音声信号はそのまま専用線に載せられてVoIPゲートウェイ5に伝送される。また、データ信号は、適宜な変換過程の後専用線に載せられてゲートウェイ5に伝送される。
【0048】
本発明の他の実施例で、ブルーツース変換器3は直接TCP/IPパケットを生成することもある。この場合、ブルーツース変換器でPCM信号に変換された音声信号および再生されたデータ信号はTCP/IPパケットにパケット化されてゲートウェイ5に伝送される。
【0049】
<受信端末との連結>
VoIPゲートウェイ5を経た音声情報は、インターネットパケットに載せられてインターネットを通じて伝送される。受信端末との連結は、本発明が提供しようとするマルチメディアサービスの類型によってそれぞれ異なる形態を有するが、図8には、図1の受信端末部分のみを分離した概念図を示す。図8を参照してそれぞれのサービス類型にしたがう受信端末との連結方法について説明する。
【0050】
まず、無線インターネットホンサービスの類型を説明する。本発明によるインターネットホンサービスの第1類型は、受信端末が電話9の場合であって、図8に示すように、インターネット13、VoIPゲートウェイ5、PSTN7、そして電話9が連結される形態となる。受信端VoIPゲートウェイ5はインターネットパケットからPCM信号を生成する。VoIPゲートウェイ5は直ぐPSTN7と連結され、送信者の希望する電話9に連結される。
【0051】
本発明によるインターネットホンサービスの第2類型は、受信端末がVoIPを支援するコンピュータ11の場合である。この場合、受信コンピュータ11はインターネットに直接連結されている。本発明のさらに他の実施例において、コンピュータ11は受信端VoIPゲートウェイ5を経てインターネット13と連結されることができる。この場合、受信端VoIPゲートウェイ5は実時間音声サービスを提供するために上位プロトコルより支援されるサービスを行う。例えば、ジッター(jitter)の補正、エラーの検出・補正などを行う。
【0052】
本発明によるインターネットホンサービスの第3類型は、受信端末がブルーツース端末1の場合である。この場合、インターネット13、受信端VoIPゲートウェイ5、ブルーツース変換器3を経てブルーツース端末と連結される。このとき、ブルーツース変換器3はPCM信号をブルーツースネットワークで使用される音声パケットに変換する機能を行う。
【0053】
受信端末がブルーツース端末1の場合は受信端末の住所を決定し得る方法が必要とされる。図1に示した本発明の一実施例に基き、受信端末の住所決定過程を簡単に説明する。住所決定のための過程は、ブルーツース端末1の住所データベース生成過程、ブルーツース端末1の住所検索過程、そしてブルーツース端末1の住所更新過程からなる。
【0054】
まず、住所データベースの生成過程では、ブルーツースネットワークを形成したブルーツース端末1が自分の位置をIDサーバ19に伝送する。IDサーバ19はブルーツース端末1のIDおよびブルーツース端末1の属したブルーツースネットワークとインターネット13を連結するゲートウェイ5の住所をデータベース19に貯蔵する。ブルーツース端末1のIDは全世界的に有一である。
【0055】
その後、検索過程では、送信ブルーツース端末1はIDサーバ19に受信ブルーツース端末1が連結されたゲートウェイ5を検索する。IDサーバ19はデータベース21を検索して受信ブルーツース端末の連結された受信端ゲートウェイ5を検索し、結果を伝送する。前記検索された受信端ゲートウェイ5の住所に送信端ゲートウェイ5はIPパケットを伝送し、受信ブルーツース端末1にデータが伝送される。
【0056】
ブルーツースネットワークを形成してマルチメディアデータを送受信していたブルーツース端末1が、ブルーツースネットワークとの連結を中断した場合、IDサーバ19に連結の終了メッセージを送信し、これを受信したIDサーバ19は該当ブルーツース端末に対するゲートウェイ情報を更新する。
【0057】
これらの過程により、IDサーバ19は全てのブルーツース端末に対する位置情報を保持できることになる。
【0058】
本発明の第4類型は、受信端末がブルーツースチップを装着しなかった移動電話17の場合である。この場合、移動電話17への連結は、インターネット13、VoIPゲートウェイ5、そして移動電話網15を通じてなされる。
【0059】
さて、無線データサービスを提供する場合について説明する。無線データサービスの提供形態は、ブルーツース端末1とコンピュータ11が連結される第1形態、およびブルーツース端末1とブルーツース端末1が連結される第2形態がある。それぞれのデータサービス提供方法は、ブルーツース変換器1で行われる変換過程に相違があるだけで、無線インターネットホンサービスの提供方法と同過程を経て受信端末に連結されるので、その説明は省略する。
【0060】
図9は、ここまで説明した本発明による無線マルチメディアサービスの提供方法を全体的に示す流れ図である。
【0061】
段階(S901)でブルーツース変換器3と端末1間のブルーツースネットワークが形成される。ブルーツースネットワークが形成されると、段階(S903)で変換器3と端末1間にマルチメディア信号を伝送する。段階(S905)で、ブルーツース変換器3はマルチメディア信号を受信してPCM信号に変換し、段階(S907)でVoIPゲートウェイ5は、前記PCM信号をIPパケットにパケット化する。段階(S909)で、受信端VoIPゲートウェイ5は受信端末の種類に基づいてIPパケットを解除するか否か決定する。受信端末がVoIPを支援するコンピュータ11の場合、段階(S911)でIPパケットを直接受信し、マルチメディア信号を復元する。その他の場合は、段階(S915)でIPパケットを解除し、マルチメディアデータを生成する。段階(S917)で受信端末の形態に基づいてマルチメディアデータをどのネットワークに伝送するか決定する。受信端末が移動電話17の場合は段階(S919、S921)に進み、前記段階(S915)でPCMに変換された音声信号が移動電話網15を通じて無線伝送のための好適な変換を経た後移動電話17に連結される。一方、受信端末が有線電話9の場合は、段階(S923、S925)で、前記段階(S915)でPCMに変換された音声信号がPSTN網7を通じて有線電話9と連結される。また、受信端末がブルーツース端末1の場合、変換された音声またはデータ信号はブルーツース網を経てブルーツース端末1と連結される。これは、受信端VoIPゲートウェイ5と受信端ブルーツース変換器3を経由してなる。
【0062】
前述した本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービスの提供方法は様々な実施形態を有することができ、その一例に、社内無料電話網が挙げられる。社内無料電話網の構成は次のようである。各層には一つ以上のブルーツース変換器が設置される。各層に設置されたブルーツース変換器は専用線を介してVoIPゲートウェイに連結される。該VoIPゲートウェイは社内無料電話サービスを提供しようとする建物内に設けられてもよく、建物外の遠隔地に設けられてもいい。各層で働く社員らは各層に設置されたブルーツース変換器と通信できるブルーツース端末機を有している。前記ブルーツース端末はブルーツースチップを装着した移動電話機であってもよく、社内無料電話網のために製作された端末であってもいい。社内通話を希望する場合、ブルーツースネットワークを通じてブルーツース端末間の通信が行われる。また、既存の電話によって通話料の高い国際電話や長距離電話をするときには、ブルーツース変換器およびVoIPゲートウェイを通じてインターネットホンサービスを受けることになる。したがって、ブルーツースネットワークを利用すると、ブルーツース端末機間のマルチメディアサービスの提供の他にも、インターネットとの連動による長距離および国際マルチメディアサービスを無料で受けることができる。
【0063】
以上で説明した具体的な実施形態は本発明の技術内容を明確にするためのもので、本発明の権利範囲がそれらの例によって限定されてはいけない。したがって、後述する特許請求の範囲と本発明の思想を外れない範囲内てさまざまな変形
および変更が可能である。
【0064】
(産業上利用可能性)
本発明によるブルーツースを用いた無線インターネットホンサービス提供方法によれば、ブルーツース端末どうしの通信サービスを極めて低廉な費用で受けることは勿論、利用料金の高いマルチメディアサービスを低費用で受けることができる。特に、電話サービスの使用による費用を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービスを提供する全体ネットワークの構成を示す概念図。
【図2a】
図2aは、マスタとスレーブによって形成されるブルーツースネットワークであるピコネットの構成を示す概念図。
【図2b】
図2bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間にブルーツースネットワークを形成する過程を示す流れ図。
【図3】
図3は、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間の音声データの交換に使用されるプロトコル階層構造を示す概念図。
【図4a】
図4aは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間のデータ伝送に必要なチャネル設定のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図4b】
図4bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間のデータ伝送に必要なチャネル設定のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図5a】
図5aは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間に既設定されたチャネルの変数変更のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図5b】
図5bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間に既設定されたチャネルの変数変更のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図6a】
図6aは、ブルーツースネットワークで使用されるパケット構造を示す構造図。
【図6b】
図6bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間の多重化方法の一実施例を示す概念図。
【図7】
図7は、本発明の一実施例によるブルーツース変換器のブロック図。
【図8】
図8は、本発明による受信側端末の構成を示す概念図。
【図9】
図9は、本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法を示す流れ図。
【図10】
図10は、従来技術による無線マルチメディアサービスを提供する方法を示す概念図。
本発明は、ブルーツース(bluetooth)を用いた無線マルチメディアサービス提供方法に関し、特に、ブルーツースを支援する端末機のインターネット接続のために、ブルーツース変換器とVoIP(Voice over IP)を支援できるゲートウェイを使用するシステムに関する。
【0001】
(背景技術)
近来、近距離に位置した機器間の無線通信方法としてブルーツースを用いた通信方法が注目を浴びている。ブルーツースとは、各種電子機器間の通信に物理的なケーブルを使わず無線周波数を用いて高速にデータが送受信できる通信プロトコルのことをいう。例えば、ノート型PCと移動電話間の無線連結を通じたモバイルコンピューティング(mobile computing)や、キーボードまたはマウスとPCとの無線連結などに使用されることができる。ブルーツースは、全世界的に免許無しに使用できるよう、2.4GHz帯域のISMバンド(Industrial、Scientific、Medical band)を利用し、また、多重化方式に周波数拡散方式を利用するが、干渉の特性を考慮して周波数ホッピング(FH:Frequency Hopping)方式を使用する。また、ブルーツースは、同期伝送(SCO:Synchronous connection Oriented)と非同期伝送(ACL:Asynchronous connection Less)の二種の伝送方式を支援する。同期伝送は主として音声データの伝送に使われ、送信器と受信器の間にはTDD(Time Division Duplex)方式が使われる。マスタと各スレーブ間には相異なる伝送方式を使用することができ、伝送方式はいつでも変更可能である。
【0002】
現在、ブルーツースを利用した様々なソリューションが開発されてきているが、既存の端末機または機器にブルーツース回路を装着する方法と様々な環境下でブルーツースシステムを設置する方法に開発の焦点が置かれている。例えば、ブルーツースアンテナを同軸で連結し、壁など隔離された空間上にあるブルーツース端末どうしを連結する方法(出願人:EricssonInc.,出願日:1999.2.11.)はブルーツースネットワークの具現に焦点が合わせられた技術である。
【0003】
一方、VoIP技術は、低廉なインターネットホンサービスの提供に伴って脚光を浴びている技術であり、VoIPプロトコルを利用する従来のインターネットホンサービス提供方法の概念図を、図10に示す。インターネットホンサービスの形態は、PSTN1003網とインターネット網1007を連動させる有線インターネットホンサービス提供方法と、移動電話網1009をともに連動させる無線インターネットホンサービス提供方法がある。
【0004】
有線インターネットホンサービス提供方法は、第一、インターネットに直接接続されたコンピュータ1015間を連結する形態、第二、コンピュータ1015と電話1001を連結する形態、第三、電話1001どうしを連結する形態がある。第一と第三の形態において、インターネット網1007とPSTN1003網が連動するが、このように異質的な網の連結のためにはVoIPゲートウェイ1005が必要とされる。VoIPゲートウェイ1005は、64KbpsのPCM信号をインターネットパケット化する変換を行い、また、データの変換過程でデータ圧縮などを行うこともできる。データの変換および圧縮に利用されるプロトコルはH.323プロトコルがある。
【0005】
インターネットホンサービスは今まで、前述の有線インターネットホンサービスが主流をなしてきたが、無線通信網加入者の爆発的な増加と伴い、無線インターネットホンサービスの提供に対する必要性も台頭している。現在、移動端末機1013を用いたインターネットホンサービスは、移動端末機1013が伝送した信号を基地局1011が受信し、基地局の属した移動電話網1009とインターネット網1007を連動させて提供している。また、無線通信網加入者およびインターネット使用の爆発的な増加は、無線データサービスに対する爆発的な需要にもつながったし、この場合、データは移動端末機を通じて伝送される。
【0006】
このような無線インターネットホンサービスおよび無線データサービスの提供は、既存の移動電話サービスまたはIMT−2000を通じて提供されることができる。しかし、移動電話サービスまたはIMT−2000を利用する場合、移動端末機1013の使用者は移動電話サービス提供者およびインターネットホンサービス提供者に別の料金を支払わなければならないため、相当な費用がかかるという問題を抱えていた。
【0007】
従来の無線マルチメディアサービスを受けるためにかかる費用は、前述のブルーツースネットワークとインターネットを連動させることによって相当部分解消できるとされる。つまり、ブルーツース網とインターネット網を連結する場合、移動通信事業者(またはIMT−2000事業者)およびインターネットホンサービス事業者に別の料金を支払わずに無線インターネットホンサービスを提供することができる。
【0008】
(発明の開示)
したがって、本発明は、非常に低廉な費用で無線マルチメディアサービスを提供するために、ブルーツースネットワークとインターネットの連結を通じた無線マルチメディアサービスの提供方法およびシステムを提供することを目的とする。この目的のために、本発明は下記のような具体的な目的を有する。
【0009】
本発明は、ブルーツース網で使用されるブルーツースパケットをPSTN網で使用されるPCM信号またはインターネットから提供されるデータの形態に変換するブルーツース変換器を提供することを目的とする。ブルーツース変換器はブルーツース網から支援する三つの音声符号に対する変換を全て支援する。前記ブルーツース変換器はブルーツースネットワークでデータ交換時、常にマスタとして動作するように構成される。
【0010】
また、本発明は、前記ブルーツース変換器とゲートウェイの連動を通じてブルーツース網とインターネット網を連動させることを目的とする。音声データの連動を提供する場合、ゲートウェイにVoIPゲートウェイを使うことができる。ブルーツース変換器とゲートウェイは、専用線によって連結されるのが好ましいが、本発明の他の実施例では専用線でない他の種類のネットワークを使用してもいい。
【0011】
要するに、本発明では、前記ブルーツース変換器を使用したブルーツース網とインターネット網の連動を通じてブルーツース端末機使用者に無線マルチメディアサービスを提供することを目的とする。
【0012】
(発明の最良の実施形態)
本発明の一面によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置は、データを伝送できるブルーツースチップを内蔵したブルーツース端末装置と、前記ブルーツース端末装置とブルーツースネットワークを形成し、有線網と連結され、前記ブルーツースネットワークと有線網で使用されるデータを変換する変換装置と、該変換装置と連動し、前記変換装置によって変換されたデータとインターネットパケット間の変換を行うゲートウェイ装置とを含む。
【0013】
本発明のさらに他の一面によるブルーツースを用いたマルチメディアサービス提供方法は、ブルーツース端末装置とブルーツース変換器間のブルーツースネットワークを形成する段階と、前記ブルーツース変換器が前記ブルーツース端末装置からデータを受信して変換データを生成し、有線網に伝送する段階とを含む。
【0014】
本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供過程を簡単に説明すると、下記のようになる。まず、ブルーツースプロトコルを支援するチップを内蔵した端末とブルーツース変換器はピコネットを形成する。無線マルチメディアサービスを希望する使用者はブルーツース端末を用いて、ブルーツース変換器にマルチメディアデータを伝送する。マルチメディアデータを受信したブルーツース変換器はブルーツースネットワークで使用されるパケットを変換して、送信端ゲートウェイに伝送する。このとき、ブルーツースネットワークで使用されるパケットが音声信号を含む場合、VoIPゲートウェイに伝送される。ブルーツース変換器で変換された信号はゲートウェイでインターネットパケットにパケット化される。パケット化された信号はインターネットを介して再び受信端ゲートウェイでパケットが解除され、受信端末と連結される。
【0015】
本発明の他の実施例において、ブルーツース変換器はブルーツースネットワークで使用されるパケットを変換し、直接インターネットパケットにパケット化する機能を含むことができる。
【0016】
以下、添付図面を参照しつつ本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置および方法を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法を示す概念図である。図1に示すシステムは、ブルーツース端末1a〜1fとブルーツース変換器3a〜3cからなるピコネット、既存の電話サービスを提供するための電話9a、9bが連結されているPSTN7a、7b、移動端末17a、17bが連結されている移動電話網15、そして、インターネット13からなっている。前記ブルーツース端末1は、ブルーツースチップのみを内蔵したブルーツース専用端末であってもよく、セルラーホン、PCSホン、そして、IMT−2000端末など既存の移動端末機にブルーツースチップを装着した移動端末であってもいい。前記移動端末17a,17bはブルーツースチップを内蔵しなかった端末を意味する。ピコネットとPSTN7a、7bはブルーツース変換器3a〜3cによって連結され、PSTN7a、7bとインターネットはゲートウェイ5a〜5cによって連結され、ピコネットとインターネット13もゲートウェイ5a〜5cによって連結される。前記ゲートウェイ5a〜5cはVoIPを支援するVoIPゲートウェイであってもよく、一般ゲートウェイの機能とVoIP機能を同時に支援するゲートウェイであってもいい。インターネットにはVoIPを支援するコンピュータ11が直接連結されることができる。IDサーバ19は、ブルーツース端末1a〜1f間の通信時、住所確定機能(address resolution)を行い、IDサーバ19が管理するブルーツース端末の住所はデータベース21に貯蔵される。IDサーバ19とデータベース21はブルーツース端末1a〜1fの課金情報およびサービス種類などを管理する。
【0018】
図1の実施例において、ブルーツースを用いた無線インターネットホンサービスを提供するとき、次の四つの類型があり得る。第1類型はブルーツース端末1a〜1fと電話9a、9bが連結されるものであり、第2類型はブルーツース端末1a〜1fとコンピュータ11が連結されるものであり、第3類型はブルーツース端末1a〜1fが互いに連結されるものであり、第4類型はブルーツース端末1a〜1fと移動電話17a,17bが連結されるものである。
【0019】
また、図1の実施例によって提供される無線データサービスには次のような二つの類型がある。第1類型はブルーツース端末1とコンピュータ11が連結されるものであり、第2類型はブルーツース端末どうし1a〜1fが連結されるものである。
【0020】
本発明による無線マルチメディアサービスを提供するためにはブルーツース網とインターネット網を連結しなければならなく、このため、ブルーツース端末1とブルーツース変換器間ピコネットの形成→伝送チャネルの形成→マルチメディアデータ伝送→ブルーツースネットワークパケットの変換→ブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5の連結過程を経る。インターネット網を通過したマルチメディアデータは、前述した無線マルチメディアサービス提供類型のように、PSTN7、移動電話網15またはブルーツースネットワークを介して電話9、コンピュータ11、移動電話機17またはブルーツース端末1と連結される。
【0021】
図1の実施例によって、インターネットとブルーツース網の連動によるサービスの代表的な例に無線インターネットホンサービスとデータサービス(代表的にはインターネットサービス)がある。実際に無線インターネットホンサービスの提供および無線データサービスの提供方法は、かなり類似した構造を有している。したがって、以下では無線インターネットホンサービスの提供方法を中心に説明するものの、無線データサービスと異なる無線データサービスにおける特性は別途説明する方式で本発明によるブルーツースを用いたマルチメディアサービス提供方法について説明する。
<ピコネットの形成>
図2aに、ブルーツースによって形成されるピコネットの構造を示す。一つのピコネットには一つのマスタ(master)201と七つまでのスレーブ(slave)203が存在することができる。マスタ201は、各スレーブが使用可能な全体帯域を管理するだけでなく、メッセージを非同期形式でスレーブ203に伝送するので、スレーブ203はマスタ201を経由せずにはデータが伝送できない。
【0022】
本発明による無線インターネットホンサービスの好ましい実施例において、ブルーツース変換器5とブルーツース端末1間のピコネットを形成しなければならない。一般にピコネットではマスタが固定されていなく、ピコネットを形成する端末のうち一つがマスタとして動作し、使用する無線帯域などを管理し、スレーブを同期化させる。しかし、本発明によれば、ブルーツース変換器5は常にマスタとして動作しなければならない。これは、一つのブルーツース変換器3と一つのブルーツース端末1が通信する場合には誰がマスタになるか重要でないが、 二つ以上のブルーツース端末1がブルーツース変換器5と同時に通信する場合、スレーブはマスタに同期されるので、ブルーツース変換器5に同期化されないと多重化が不可能なためである。
【0023】
図2bは、ブルーツース変換器5とブルーツース端末1間のピコネットを形成するためのシグナリングの流れ図であり、ブルーツース変換器5がマスタ、ブルーツース端末1がスレーブとなる。
【0024】
段階(S201)および段階(S203)で、マスタとスレーブはそれぞれ待機状態にある。接続要請段階(S205)でマスタは接近符号601のうちIAC(Inquiry Access Code)を用いて(図6a参照)、スレーブに自分の管理するピコネットに接続したか問う。スレーブは接続要請検索段階(S207)で接続要請メッセージを検索するが、マスタから接続要請メッセージを感知すると、接続要請応答段階(S209)でマスタの要請に対する応答メッセージを伝送する。これにより、マスタはスレーブのデバイス住所(device address)とクロックに対する情報が得られる。 次いで、マスタは段階(S211)で、接近符号601のうちDAC(device Access Code)を使ってスレーブを呼出し、段階(S213)でスレーブは呼出メッセージを検出し、段階(S215)で呼出に対する応答メッセージをマスタに伝達する。呼出応答メッセージを受信したマスタは段階(S217)でマスタ応答メッセージを伝送し、段階(S219)および段階(S221)で、マスタとスレーブ間ピコネットが形成される。
【0025】
図3は、音声信号を伝送するときに使用されるブルーツースネットワークのプロトコル階層構造であり、前述したピコネット形成のためのシグナリングはLMP階層333を通じて具現される。ブルーツース端末1とブルーツース変換器3には物理階層に該当する基底帯域階層311、331、無線同期リンクを制御するLMP(Link Management Protocol)階層313、333、ネットワーク階層315、335、および上位プロトコルまたは応用階層317、337などが含まれる。
【0026】
ここで、データ信号を伝送する場合、LMP階層333の代わりにL2CAP階層(Logical Link Control and Adaptation Protocol)が使われる。L2CAP階層は非同期リンクのシグナリングに使用される。
【0027】
ブルーツース変換器3とブルーツース端末1とから構成されるピコネットが形成されると、ブルーツース端末1のクロックはマスタのブルーツース変換器3に同期される。ブルーツース変換器3は、自分の管理するブルーツース端末1を周期的にポーリング(poll)して伝送チャネルを形成し、マルチメディアデータを送受信する。以下、チャネルの形成およびマルチメディアデータの送受信について説明する。
【0028】
<同期チャネルの形成および変更>
ブルーツース端末1とブルーツース変換器3間のマルチメディア信号の伝達のためにシグナリングを通じたチャネル設定過程を行う。本発明によれば、音声信号は同期チャネル(SCO:Synchronous connection Oriented)を使用し、データ信号は非同期チャネル(ACL:Asynchronous connectionless)を使用する。チャネルの形成はマスタのブルーツース変換器3によって開始されてもよく、スレーブのブルーツース端末1によって開始されてもいい。
【0029】
図4aおよび4bには、マスタとスレーブ間のチャネル設定過程をそれぞれ示す。図示の如く、マルチメディア通信のためのシグナリングは、マスタとスレーブ間LMPまたはL2CAP階層を通じてなされる。マスタとスレーブの両者ともチャネル設定要求メッセージを伝送することができる。
【0030】
図4aは、マスタによってチャネルが開始される過程を示すものであり、まず、マスタはチャネル設定要求信号を送り、スレーブはこの信号に応答して承認または拒絶メッセージを伝送する。チャネル設定要求メッセージは同期リンクに使用される時間、パケットの類型、使用符号などを規定する変数も含めて伝送する。同期リンクを使用する音声通信の場合、一番目に伝送するスロットの時間位置の後に一定時間おきに音声パケットを伝送する。
【0031】
図4bは、スレーブによってチャネルが開始される過程を示すものであり、マスタがチャネル設定を要求する場合とは違い、時間および伝送スロットに対する情報はスレーブのチャネル設定要求メッセージに含まれることができない。それら情報はマスタが決定し、承認または拒絶メッセージに含まれて伝送される。マスタがスレーブの条件を直ぐ承認できない場合、スレーブの要請したチャネル設定条件を貯蔵しておいて、条件を満たせた瞬間、図4aの過程を通じてスレーブの要請した条件にしたがってチャネルを設定することができる。
【0032】
図4aおよび図4bの過程によって設定されたチャネルの条件は変更可能である。設定チャネル条件の変更もまた、マスタのブルーツース変換器1とスレーブのブルーツース端末1間LMPまたはL2CAPを通じてなされるが、図5aにマスタとスレーブ間設定チャネル条件の変更過程を示す。チャネル条件の変更要請はマスタまたはスレーブによって開始されることができる。しかし、スレーブがチャネル条件の変更を要請する場合、時間および伝送スロットに対する条件など所定の事項に対する変更を要請することはできない。チャネル条件変更要請に対して、マスタまたはスレーブは承認または拒絶メッセージを伝送する。
【0033】
図5bはチャネル条件変更要請の特殊な形態であって、チャネル連結を断ちたい場合のシグナリングの流れ図を表す。開始LMはチャネルの設定要求メッセージを伝送したマスタまたはスレーブになる。マスタまたはスレーブは、チャネルを解除したい場合、その理由を含めたチャネル解除要求メッセージを伝送する。チャネル解除要求メッセージを受信したマスタまたはスレーブは応答メッセージを伝送する。
【0034】
<データの伝送および多重化>
マスタのブルーツース変換器1とスレーブのブルーツース端末1間チャネルが形成されると、マルチメディアデータを伝送することができる。SCOリンクを使用する音声通信の場合は一定周期ごとに音声パケットを伝送する。周期およびスロットの位置は前述したチャネル設定過程におけるシグナリングを通じて規定される。
【0035】
図6aはブルーツースで使用されるパケットの構造を表す。図示のように、ブルーツースパケットは接近符号(access code)601、ヘッダ(header)603、そして有料負荷(payload)605から構成されている。接近符号601はマスタとスレーブ間のシグナリング(signaling)に使われる。ヘッダ603はブルーツース端末の住所、パケット形態、流れ制御などを行う。有料負荷605には音声およびデータ情報が含まれる。
【0036】
前述したように、音声データの伝送はSCOリンクを通じてなされるが、音声データの伝送にはHVパケットのみが使用される。同期式ポートはSCOバッファに次のレジスト値を継続して記録し、SCOリンクの設定過程で決定された一定時間周期ごとにパケットを伝送する。一方、データの伝送はACLリンクを通じてなされるが、一定時間周期ごとにパケットを伝送するのではなく、マスタの承諾を受けて不規則的にパケットを伝送することになる。パケットの伝送は周波数ホッピング帯域拡散方式を利用し、マスタとスレーブ間パケットの交換はTDD方式を利用する。周波数ホッピングはパケット単位に変る。すなわち、毎パケットごとに伝送周波数が変ることになる。
【0037】
一つのピコセルでは同時に二つ以上のブルーツース端末機がマルチメディアデータを伝送することができ、一つのマスタが最大三つのスレーブから音声信号を受信することができる。このため、マスタとスレーブ間に適切な多重化方法を使用しなければならない。
【0038】
図6bは、マスタと二つのスレーブ間の多重伝送方法を示す図である。前述したとおり、ブルーツース変換器3が常にマスタとして動作するので、図面中ブルーツース変換器3はマスタであり、ブルーツース端末1はスレーブになる。一番目のスロットでマスタはスレーブ1にパケットを伝送し、スレーブ1は前記パケットを受信する。TDD方式を使用するので、二番面のスロットでマスタはスレーブ1が送信したデータを受信する。同過程がスレーブ2、スレーブ2およびスレーブ1に繰り返される。したがって、スレーブ1およびスレーブ2は前記多重伝送方式によって、マスタのブルーツース変換器3と同時にパケットを交換することができる。
【0039】
一つのマスタは三つのスレーブと同時に音声データを取り交わすことができる。ピコネットの半径はおよそ10〜100mであるが、本発明でピコネットの半径は好ましくは100mである。したがって、ピコネット内部に四つ以上のスレーブが同時に音声データの伝送を要求することもできる。この場合は、四つ以上のスレーブに同時に音声データサービスを提供するために、一つのブルーツース変換器3内に多数個のブルーツースチップを内蔵し、同時に多数のピコネットのマスタとして動作するようにしてもいい。例えば、一つのブルーツース変換器3に二つのブルーツースチップを内蔵し、これらをそれぞれマスタとして動作させると、同時に六つのスレーブに音声サービスの提供が可能となる。
<データの変換>
究極的に、低廉な費用の無線マルチメディアサービスの提供のためにブルーツースネットワークは、インターネッと連結されなければならなく、このため、ゲートウェイにも連結されなければならない。
【0040】
図7は、無線ブルーツース端末から音声データを受信して有線網に伝送する上で必要な変換を行うブルーツース変換器の一実施例の構造を示すブロック図である。図7には、ブルーツース端末1、同期チャネル719、ブルーツース変換器3、そしてゲートウェイ5が示されており、また、ブルーツース変換器3の内部構造が示されている。ブルーツース変換器3は、無線のブルーツースネットワークとの連結のための無線インターフェース部分、有線ネットワークとの連結のための有線インターフェース部分、そして有線ネットワークと無線ネットワークで使用される音声信号を変換する部分を含む。該変換部分ではブルーツースネットワークで使用される音声符号とPCM信号が変換される。
【0041】
まず、PCM信号をブルーツースネットワークで使用される音声符号に変換する過程について説明する。VoIPゲートウェイ5から入力されるPCM信号はPCM変換器731に入力される。該PCM変換器731ではPCMデジタル信号をアナログ音声信号に変換して圧縮器(compressor)701に入力させる。圧縮器701を通った信号は順にサンプラー(sampler)703、量子化器(quantizer)705を通じてデジタル信号に変換され、符号器709でエラー検出のための符号化が行われる。デジタル音声信号はパケット化器711によってパケット化された後、変調器713および伝送機器715で変調された高周波無線信号は同期チャネル719を通じてブルーツース端末機1に伝送される。パケット化器711は、デジタル音声信号に接近符号601およびヘッダ603を加え、ブルーツースで使用されるパケットを形成する(図6a参照)。圧縮器701、サンプラー703、量子化器705、変調器713および伝送器715は、当該技術分野で通常の知識をもつ者にとって自明なのでこれ以上の説明は省略する。
【0042】
次いで、ブルーツース端末機1から信号を変換し、PCM信号を生成する過程について述べる。受信器719は変調された高周波無線信号を受信し、波形検出器721は変調された信号の波形を検出してデジタル信号を復元する。パケット解除器723はパケットを検出し、接近符号601およびヘッダ603を分離してデジタル音声信号を復元する(図6a参照)。復号器725でエラー検出および訂正された信号は低周波通過フィルタ727を通過することになる。低周波フィルタを通過した信号は圧縮器701の逆関数を行う拡張器729によってアナログ音声信号として復元される。拡張器729から出力されるアナログ音声信号はPCM変換器731によってPCMデジタル信号に変換される。PCM変換器731の構造は当業者にとって自明なので詳細な説明は省略する。PCM変換器731から出力される64Kbpsデジタル信号はVoIPゲートウェイ5に伝送される。
【0043】
変換器3で音声データでないデジタルデータ信号は、次のように処理される。
【0044】
まず、ブルーツース端末機1に伝送する場合、デジタルデータは直接符号器709に入力され、パケット化器711および変調器713を経てブルーツース端末機1に伝送する。このとき、無線リンクは同期チャネル717でない非同期チャネルを使う。ブルーツース端末機1から受信したデジタルデータは、波形検出器721、パケット解除器723および復号器725で順次的に処理され、デジタルデータ信号が復元される。
<ブルーツースネットワークとインターネットの連結>
図1において、ブルーツースネットワークとインターネットはブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5を介して連結されている。
【0045】
音声サービスを提供する場合、ブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5の間にはPCM信号が送受信される。 前述のように、VoIPゲートウェイ5は H.323プロトコルを使用してPCM信号を圧縮およびパケット化してインターネット上に伝送する。また、逆の過程により、インターネットパケットに載せられた音声情報をPCM信号に変換してブルーツース変換器3に伝送する。本発明の好ましい他の実施例において、PCM信号でない他の音声データを使用することができる。この場合、ブルーツース変換器3とVoIPゲートウェイ5は異なる形態の音声データに好適なように変換機能を行わなければならない。
【0046】
データサービスを提供する場合、デジタルデータは単にパケット化の過程を経て一般のゲートウェイ5に伝送される。
【0047】
本発明の好ましい一実施例において、ブルーツース変換器3とゲートウェイ5はE1またはT1の専用線で連結されることができる。このとき、変換器でPCM信号に変換された音声信号はそのまま専用線に載せられてVoIPゲートウェイ5に伝送される。また、データ信号は、適宜な変換過程の後専用線に載せられてゲートウェイ5に伝送される。
【0048】
本発明の他の実施例で、ブルーツース変換器3は直接TCP/IPパケットを生成することもある。この場合、ブルーツース変換器でPCM信号に変換された音声信号および再生されたデータ信号はTCP/IPパケットにパケット化されてゲートウェイ5に伝送される。
【0049】
<受信端末との連結>
VoIPゲートウェイ5を経た音声情報は、インターネットパケットに載せられてインターネットを通じて伝送される。受信端末との連結は、本発明が提供しようとするマルチメディアサービスの類型によってそれぞれ異なる形態を有するが、図8には、図1の受信端末部分のみを分離した概念図を示す。図8を参照してそれぞれのサービス類型にしたがう受信端末との連結方法について説明する。
【0050】
まず、無線インターネットホンサービスの類型を説明する。本発明によるインターネットホンサービスの第1類型は、受信端末が電話9の場合であって、図8に示すように、インターネット13、VoIPゲートウェイ5、PSTN7、そして電話9が連結される形態となる。受信端VoIPゲートウェイ5はインターネットパケットからPCM信号を生成する。VoIPゲートウェイ5は直ぐPSTN7と連結され、送信者の希望する電話9に連結される。
【0051】
本発明によるインターネットホンサービスの第2類型は、受信端末がVoIPを支援するコンピュータ11の場合である。この場合、受信コンピュータ11はインターネットに直接連結されている。本発明のさらに他の実施例において、コンピュータ11は受信端VoIPゲートウェイ5を経てインターネット13と連結されることができる。この場合、受信端VoIPゲートウェイ5は実時間音声サービスを提供するために上位プロトコルより支援されるサービスを行う。例えば、ジッター(jitter)の補正、エラーの検出・補正などを行う。
【0052】
本発明によるインターネットホンサービスの第3類型は、受信端末がブルーツース端末1の場合である。この場合、インターネット13、受信端VoIPゲートウェイ5、ブルーツース変換器3を経てブルーツース端末と連結される。このとき、ブルーツース変換器3はPCM信号をブルーツースネットワークで使用される音声パケットに変換する機能を行う。
【0053】
受信端末がブルーツース端末1の場合は受信端末の住所を決定し得る方法が必要とされる。図1に示した本発明の一実施例に基き、受信端末の住所決定過程を簡単に説明する。住所決定のための過程は、ブルーツース端末1の住所データベース生成過程、ブルーツース端末1の住所検索過程、そしてブルーツース端末1の住所更新過程からなる。
【0054】
まず、住所データベースの生成過程では、ブルーツースネットワークを形成したブルーツース端末1が自分の位置をIDサーバ19に伝送する。IDサーバ19はブルーツース端末1のIDおよびブルーツース端末1の属したブルーツースネットワークとインターネット13を連結するゲートウェイ5の住所をデータベース19に貯蔵する。ブルーツース端末1のIDは全世界的に有一である。
【0055】
その後、検索過程では、送信ブルーツース端末1はIDサーバ19に受信ブルーツース端末1が連結されたゲートウェイ5を検索する。IDサーバ19はデータベース21を検索して受信ブルーツース端末の連結された受信端ゲートウェイ5を検索し、結果を伝送する。前記検索された受信端ゲートウェイ5の住所に送信端ゲートウェイ5はIPパケットを伝送し、受信ブルーツース端末1にデータが伝送される。
【0056】
ブルーツースネットワークを形成してマルチメディアデータを送受信していたブルーツース端末1が、ブルーツースネットワークとの連結を中断した場合、IDサーバ19に連結の終了メッセージを送信し、これを受信したIDサーバ19は該当ブルーツース端末に対するゲートウェイ情報を更新する。
【0057】
これらの過程により、IDサーバ19は全てのブルーツース端末に対する位置情報を保持できることになる。
【0058】
本発明の第4類型は、受信端末がブルーツースチップを装着しなかった移動電話17の場合である。この場合、移動電話17への連結は、インターネット13、VoIPゲートウェイ5、そして移動電話網15を通じてなされる。
【0059】
さて、無線データサービスを提供する場合について説明する。無線データサービスの提供形態は、ブルーツース端末1とコンピュータ11が連結される第1形態、およびブルーツース端末1とブルーツース端末1が連結される第2形態がある。それぞれのデータサービス提供方法は、ブルーツース変換器1で行われる変換過程に相違があるだけで、無線インターネットホンサービスの提供方法と同過程を経て受信端末に連結されるので、その説明は省略する。
【0060】
図9は、ここまで説明した本発明による無線マルチメディアサービスの提供方法を全体的に示す流れ図である。
【0061】
段階(S901)でブルーツース変換器3と端末1間のブルーツースネットワークが形成される。ブルーツースネットワークが形成されると、段階(S903)で変換器3と端末1間にマルチメディア信号を伝送する。段階(S905)で、ブルーツース変換器3はマルチメディア信号を受信してPCM信号に変換し、段階(S907)でVoIPゲートウェイ5は、前記PCM信号をIPパケットにパケット化する。段階(S909)で、受信端VoIPゲートウェイ5は受信端末の種類に基づいてIPパケットを解除するか否か決定する。受信端末がVoIPを支援するコンピュータ11の場合、段階(S911)でIPパケットを直接受信し、マルチメディア信号を復元する。その他の場合は、段階(S915)でIPパケットを解除し、マルチメディアデータを生成する。段階(S917)で受信端末の形態に基づいてマルチメディアデータをどのネットワークに伝送するか決定する。受信端末が移動電話17の場合は段階(S919、S921)に進み、前記段階(S915)でPCMに変換された音声信号が移動電話網15を通じて無線伝送のための好適な変換を経た後移動電話17に連結される。一方、受信端末が有線電話9の場合は、段階(S923、S925)で、前記段階(S915)でPCMに変換された音声信号がPSTN網7を通じて有線電話9と連結される。また、受信端末がブルーツース端末1の場合、変換された音声またはデータ信号はブルーツース網を経てブルーツース端末1と連結される。これは、受信端VoIPゲートウェイ5と受信端ブルーツース変換器3を経由してなる。
【0062】
前述した本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービスの提供方法は様々な実施形態を有することができ、その一例に、社内無料電話網が挙げられる。社内無料電話網の構成は次のようである。各層には一つ以上のブルーツース変換器が設置される。各層に設置されたブルーツース変換器は専用線を介してVoIPゲートウェイに連結される。該VoIPゲートウェイは社内無料電話サービスを提供しようとする建物内に設けられてもよく、建物外の遠隔地に設けられてもいい。各層で働く社員らは各層に設置されたブルーツース変換器と通信できるブルーツース端末機を有している。前記ブルーツース端末はブルーツースチップを装着した移動電話機であってもよく、社内無料電話網のために製作された端末であってもいい。社内通話を希望する場合、ブルーツースネットワークを通じてブルーツース端末間の通信が行われる。また、既存の電話によって通話料の高い国際電話や長距離電話をするときには、ブルーツース変換器およびVoIPゲートウェイを通じてインターネットホンサービスを受けることになる。したがって、ブルーツースネットワークを利用すると、ブルーツース端末機間のマルチメディアサービスの提供の他にも、インターネットとの連動による長距離および国際マルチメディアサービスを無料で受けることができる。
【0063】
以上で説明した具体的な実施形態は本発明の技術内容を明確にするためのもので、本発明の権利範囲がそれらの例によって限定されてはいけない。したがって、後述する特許請求の範囲と本発明の思想を外れない範囲内てさまざまな変形
および変更が可能である。
【0064】
(産業上利用可能性)
本発明によるブルーツースを用いた無線インターネットホンサービス提供方法によれば、ブルーツース端末どうしの通信サービスを極めて低廉な費用で受けることは勿論、利用料金の高いマルチメディアサービスを低費用で受けることができる。特に、電話サービスの使用による費用を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービスを提供する全体ネットワークの構成を示す概念図。
【図2a】
図2aは、マスタとスレーブによって形成されるブルーツースネットワークであるピコネットの構成を示す概念図。
【図2b】
図2bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間にブルーツースネットワークを形成する過程を示す流れ図。
【図3】
図3は、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間の音声データの交換に使用されるプロトコル階層構造を示す概念図。
【図4a】
図4aは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間のデータ伝送に必要なチャネル設定のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図4b】
図4bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間のデータ伝送に必要なチャネル設定のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図5a】
図5aは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間に既設定されたチャネルの変数変更のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図5b】
図5bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間に既設定されたチャネルの変数変更のためのシグナリング過程を示す流れ図。
【図6a】
図6aは、ブルーツースネットワークで使用されるパケット構造を示す構造図。
【図6b】
図6bは、本発明によるブルーツース変換器とブルーツース端末間の多重化方法の一実施例を示す概念図。
【図7】
図7は、本発明の一実施例によるブルーツース変換器のブロック図。
【図8】
図8は、本発明による受信側端末の構成を示す概念図。
【図9】
図9は、本発明によるブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法を示す流れ図。
【図10】
図10は、従来技術による無線マルチメディアサービスを提供する方法を示す概念図。
Claims (27)
- ブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置において、
データを伝送できるブルーツースチップを内蔵したブルーツース端末装置;
前記ブルーツース端末装置とブルーツースネットワークを形成し、有線網と連結され、前記ブルーツースネットワークと有線網で使用されるデータを変換する変換装置;および
前記変換装置と連動し、前記変換装置によって変換されたデータとインターネットパケット間変換を行うゲートウェイ装置;を含むブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置。 - 前記データは音声データを含むマルチメディアデータであることを特徴とする請求項1記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置。
- 前記変換装置は、
前記ブルーツース端末装置と無線でデータを送受信するための無線インターフェース手段;
前記ゲートウェイ装置と有線でデータを送受信するための有線インターフェース手段;および
前記無線インターフェースを通じて送受信されるデータと前記有線インターフェース手段を通じて送受信されるデータを変換する変換手段;を含むことを特徴とする請求項1記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置。 - 前記変換装置は前記ブルーツースネットワークのマスタとして動作し、ブルーツースネットワークはサービス可能な最大半径に形成されることを特徴とする請求項1または3に記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置。
- ブルーツース端末とともにブルーツースネットワークを形成し、ブルーツース端末にデータを送受信する変換装置において、
前記ブルーツース端末とデータを送受信できる無線インターフェース手段;
前記変換装置と連動する有線網とデータを送受信できる有線インターフェース手段;および
前記無線インターフェース手段を通じて交換される信号と、前記有線インターフェース手段を通じて交換されるデータ間の変換を行う変換手段;を含むブルーツース変換装置。 - 前記変換装置はブルーツースネットワークのマスタとして動作し、ブルーツースネットワークはサービス可能な最大半径に設定されることを特徴とする請求項5記載のブルーツース変換装置。
- 前記無線インターフェース手段は、
高周波信号を送受信できるアンテナ手段;
高周波帯域にデータを変調および復調させて前記アンテナと連動する変復調手段;
ブルーツースプロトコルで定義された形態にデータをパケット化するか、パケットを分離してデータを抽出し、前記変復調手段と連動するパケット化手段;および
無線チャネルにおけるエラー検出のための符号化および復号化機能を行う符号化手段;を含むことを特徴とする請求項5記載のブルーツース変換装置。 - 前記変換手段は、ブルーツースパケットの有料負荷(payload)に載せられたデータをゲートウェイに伝送するためのデータに変換することを特徴とする請求項5記載のブルーツース変換装置。
- 前記有線インターフェース手段はゲートウェイとの連結を提供するための専用線とのインターフェースを提供する手段を含むことを特徴とする請求項5記載のブルーツース変換装置。
- ブルーツース端末装置とブルーツース変換器間ブルーツースネットワークを形成する段階;
前記ブルーツース変換器が前記ブルーツース端末装置からデータを受信して変換データを生成する段階;および
前記ブルーツース変換器が前記変換データを有線網に伝送する段階;を含むブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法。 - 前記有線網に伝送する段階は、前記変換されたデータをインターネットパケット化する段階を含むことを特徴とする請求項10記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法。
- ブルーツースネットワークを形成する段階は、ブルーツース変換器がマスタとして設定され、ブルーツース端末機がスレーブとして設定され、ブルーツースネットワークはサービス可能な最大半径に設定される段階を含むことを特徴とする請求項10記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法。
- 前記有線網に伝送する段階は、
変換されたデータを送信端ゲートウェイに伝送する段階;および
前記送信端ゲートウェイによって前記変換されたデータがインターネットパケットにパケット化される段階;をさらに含むことを特徴とする請求項10記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供方法。 - 前記パケット化段階の後、VoIPプロトコルを支援するコンピュータが前記インターネットパケットを受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項13記載のブルーツースを用いた無線インターネットホンサービス提供方法。
- 前記パケット化段階の後、前記IPパケットを受信端ゲートウェイが受信して前記変換データを抽出し、有線網に伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項13記載の無線インターネットホンサービス提供方法。
- 前記有線網はPSTN網であり、前記変換されたデータはPCM信号であり、前記PSTN網に連結された電話機が前記PCM信号を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項15記載の無線インターネットホンサービス提供方法。
- 前記有線網は移動電話網であり、前記移動電話網に連結された移動電話機がデータを受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項15記載の無線インターネットホンサービス提供方法。
- 前記有線網は受信端ブルーツース変換器と連結される専用線であり、前記受信端ブルーツース変換器とブルーツースネットワークを形成する受信端ブルーツース変換器がデータを受信することを特徴とする請求項15記載の無線インターネットホンサービス提供方法。
- ブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置において、
データを伝送できるブルーツースチップを内蔵したブルーツース端末装置;および
前記ブルーツース端末装置とブルーツースネットワークを形成し、有線網と連結され、前記ブルーツースネットワークと有線網で使用されるデータを変換する変換装置;を含むブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置。 - 前記有線網はインターネットであり、前記変換装置はブルーツースネットワークで使用されるパケットをインターネットパケットに変換して前記インターネットに伝送する装置を含むことを特徴とする請求項19記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置。
- ブルーツースチップを内蔵したブルーツース端末機;
前記ブルーツース端末機とブルーツースネットワークを形成し、ブルーツースパケットに含まれたマルチメディアデータを変換するブルーツース変換装置;および
前記ブルーツース変換装置によって変換されたデータを受信し、前記変換データをインターネットパケットに変換するゲートウェイ装置;を含む無線マルチメディアを提供するブルーツースを用いた無線マルチメディアシステム。 - 前記ブルーツース端末装置はスレーブであり、ブルーツース変換器はマスタであり、前記ブルーツース端末装置と前記ブルーツース変換器を含むブルーツースネットワークは最大半径に設定されることを特徴とする請求項21記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアシステム。
- 前記ゲートウェイ装置はVoIP用ゲートウェイであることを特徴とする請求項21記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアシステム。
- 前記ゲートウェイ装置はVoIP用ゲートウェイと一般のゲートウェイの動作を同時に行うことを特徴とする請求項21記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアシステム。
- 前記ブルーツース端末装置の識別子と前記ゲートウェイ装置の識別子を貯蔵する識別子サーバをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアサービス提供装置。
- 前記ブルーツース端末機の識別子と前記ゲートウェイ装置の識別子を貯蔵する識別子サーバをさらに含むことを特徴とする請求項21記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアシステム。
- 前記識別子サーバは、異なるゲートウェイ装置に連結されたブルーツース端末機間連結の設定時、受信端ブルーツース端末機の識別子および受信端ゲートウェイ装置の識別子を提供することを特徴とする請求項26記載のブルーツースを用いた無線マルチメディアシステム。
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