JP2002305609A - データ端末装置、通信機器及びデータ通信方法 - Google Patents

データ端末装置、通信機器及びデータ通信方法

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JP2002305609A
JP2002305609A JP2001107649A JP2001107649A JP2002305609A JP 2002305609 A JP2002305609 A JP 2002305609A JP 2001107649 A JP2001107649 A JP 2001107649A JP 2001107649 A JP2001107649 A JP 2001107649A JP 2002305609 A JP2002305609 A JP 2002305609A
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JP2001107649A
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Tetsuya Takagi
哲也 高木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各通信機器が設置されている回線の時間毎の
通信料金情報を取得し、最も安価な回線を自動的に選択
する。 【解決手段】 通信回線の終端に設置された通信機器2
を通じて通信回線40とデータ通信を行うデータ端末装
置3において、上記通信機器2と無線通信網30を介し
てデータを送受信する無線通信部32と、上記通信機器
2とのデータの送受信を制御する制御部33とを備え、
上記制御部33は、無線通信網の範囲内にある通信機器
2を全て検索し、検索した上記各通信機器2との間で物
理的なインターフェースを確立し、上記各通信機器2を
設置する通信回線の通信料金情報を送信可能な場合に
は、上記各通信機器2から送信可能を示す識別子を通知
され、当該識別子を通知した全ての通信機器2から通信
料金情報を受信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Bluetooth方式を
適用した無線通信網を介してデータを送受信するデータ
端末装置、通信機器及び無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線LAN(Local Area Networ
k)システムの分野において、2.4GHz帯の電波を
用い、周波数ホッピング方式に準じた処理をして各機器
間でデータの送受信を行うBluetooth方式を採用したシ
ステムの開発が行われている。
【0003】上記Bluetooth方式は、無線通信技術を用
い、コンピュータ、電気通信、ネットワーキング等の各
業界の企業が共同で開発を進めており、複数のパーソナ
ルコンピュータやデバイス間で特化した無線(RF)ネ
ットワーキングを実現するための方式である。このBlue
tooth方式は、日欧米5社の企業がBluetooth SIG(S
pecial Interest Group)に参加して策定された。このBl
uetooth方式により、ノートブック、PDA(Personal D
igital Assistant)、及び携帯電話は、情報や各種サー
ビスを無線通信でパーソナルコンピュータと共用するこ
とができ、面倒なケーブル接続が不要となる。
【0004】このBluetooth方式を適用した近距離無線
通信網は、複数台のデータ端末装置を備え、各データ端
末装置は、近距離無線通信網を通じて他の通信機器と無
線通信を行うことができる。またこのBluetooth方式に
より、各データ端末装置は、通信機器への無線通信を介
して、インターネット網等の公衆通信網と通信すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Bluetooth方式によ
り、データ端末装置から通信機器を介して公衆通信網と
通信する際、通信料金は通信機器が設置されている回線
によって較差がある。また、かかる通信料金は、時間帯
ごとに細かく設定されていることが多く、通信時刻によ
り、回線間の料金較差は著しく増大する場合がある。そ
のため、ユーザーが、通信時において最も安価な回線を
自由に選択できるようにする必要がある。
【0006】しかしながら、近距離無線通信網の範囲内
にある複数の通信機器から、時間帯毎に設定された通信
料金に関する情報を、随時取得するのは容易ではない。
またユーザーは、通信時において最も安価な回線に設置
されている通信機器を調査し、通信機器の指定操作をす
る必要があり、労力の負担が大きくなる。更に、近年に
おいては携帯電話等、通信機器の個人の所有台数が増加
傾向にあり、回線の選択の幅はますます広くなるため、
それらを自動的に選択できるようにする必要がある。
【0007】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、Bluetooth方式より、デ
ータ端末装置から通信機器を介して公衆通信網と通信す
る際に、各通信機器が設置されている回線の時間毎の通
信料金情報を取得し、最も安価な回線を自動的に選択す
ることができるデータ端末装置、通信機器及び無線通信
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るデータ端末装置は、通信回線の終端に
設置された通信機器を通じて通信回線とデータ通信を行
うデータ端末装置において、上記通信機器と無線通信網
を介してデータを送受信する無線通信手段と、上記通信
機器とのデータの送受信を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、無線通信網の範囲内にある通信機器を
全て検索し、検索した上記各通信機器との間で物理的な
インターフェースを確立し、上記各通信機器を設置する
通信回線の通信料金情報を送信可能な場合には、上記各
通信機器から送信可能を示す識別子が通知され、当該識
別子を通知した全ての通信機器から通信料金情報を受信
することを特徴とする。
【0009】このデータ端末装置は、無線通信網の範囲
内にある通信機器を全て検索し、検索した通信機器との
間で確立した物理的なインターフェースを通じて送信可
能を示す識別子が通知され、当該識別子を通知した全て
の通信機器から通信料金情報を受信する。
【0010】上記の目的を達成するため、本発明に係る
通信機器は、通信回線の終端に設置され、無線通信網を
介してデータ端末装置とデータ通信を行う通信機器にお
いて、上記データ端末装置とデータを送受信する無線通
信手段と、上記データ端末装置とのデータの送受信を制
御する制御手段とを備え、上記制御手段は、データ端末
装置との間で物理的なインターフェースを確立し、上記
各通信機器を設置する通信回線の通信料金情報を送信可
能な場合には、上記データ端末装置に送信可能を示す識
別子を通知し、上記データ端末装置に通信料金情報を送
信することを特徴とする。
【0011】この通信機器は、データ端末装置との間で
物理的なインターフェースを確立し、通信機器を設置す
る通信回線の通信料金情報を送信可能な場合に、上記デ
ータ端末装置に識別子を通知し、通信料金情報を送信す
る。
【0012】上記の目的を達成するため、本発明に係る
データ通信方法は、データを送受信する無線通信部と送
受信するデータを制御する制御部とをそれぞれ備えるデ
ータ端末装置と通信機器との間で、無線通信網を介して
データ通信するデータ通信方法であって、上記データ端
末装置の無線通信網の範囲内にある通信機器が全て検索
され、検索された全ての上記通信機器と上記データ端末
装置との間で物理的なインターフェースが確立され、上
記各通信機器を設置する通信回線の通信料金情報を送信
可能な場合には、上記各通信機器から上記データ端末装
置へ送信可能を示す識別子が通知され、当該識別子を通
知した全ての上記通信機器から上記データ端末装置へ通
信料金情報が送信されることを特徴とする。
【0013】このデータ通信方法は、データ端末装置の
無線通信網の範囲内にある通信機器が全て検索され、検
索された上記各通信機器とデータ端末装置との間で確立
された物理的なインターフェースを通じて 上記各通信
機器からデータ端末装置へ通信料金情報の送信可能を示
す識別子が通知され、また通信料金情報が送信されるこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】本発明は、例えば図1に示すような無線L
AN(Local Area Network)システム1に適用される。
【0016】この図1に示す無線LANシステム1は、
インターネット網等の公衆通信網40とデータの送受信
を行う通信機器2(2a〜2d)と、近距離無線通信網
30を介してパケットを送受信するデータ端末装置3と
を備えている。
【0017】この無線LANシステム1は、ゲートウェ
イとなる通信機器2(2a〜2d)とデータ端末装置3と
の間のデータ通信を、Bluetooth方式を適用した近距離
無線通信網30を介して行う。
【0018】このBluetooth方式とは、日欧米5社が1
998年5月に標準化活動を開始した近距離無線通信技
術の呼称である。このBluetooth方式では、最大データ
伝送速度が1Mbps(実効的には721kbps)、
最大伝送距離が10m程度の近距離無線通信網を構築し
てデータ通信を行う。このBluetooth方式では、無許可
で利用可能な2.4GHz帯のISM(Industrial Sci
entific Medical)周波数帯域に帯域幅が1MHzのチ
ャネルを79個設定し、1秒間に1600回チャネルを
切り換える周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散技
術を採用し、通信機器2(2a〜2d)とデータ端末装置
3との間で電波を送受信する。
【0019】このBluetooth方式を適用した近距離無線
通信網に含まれる各通信機器2(2a〜2d)とデータ端
末装置3は、スレーブ/マスター方式が適用され、処理
内容に応じて、周波数ホッピングパターンを決定するマ
スタ機器と、マスタ機器に制御される通信相手のスレー
ブ機器とに分かれる。マスタ機器では、一度に7台のス
レーブ機器と同時にデータ通信を行うことができる。マ
スタ機器とスレーブ機器とを加えた計8台の機器で構成
するサブネットは、”piconet(ピコネット)”
と呼ばれる。無線LANシステム1に含まれるスレーブ
機器となされたデータ端末装置3は、同時に2つ以上の
ピコネットのスレーブ機器となることができる。
【0020】データ端末装置3は、ユーザにより操作さ
れるデバイスである。データ端末装置3としては例えば
パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital M
usicDistribution)等がある。
【0021】通信機器2は、近距離無線通信網30を通
じてデータ端末装置3と無線通信するとともに公衆通信
網40に接続され、データ端末装置3と公衆通信網40
とを通信するためのゲートウェイである。
【0022】この通信機器2は、cdma(Code Divis
ion Multiple Access)One方式やW−CDMA(Wid
e Band-Code Division Multiple Access)方式を採用し
た携帯電話2a、TA(Terminal Adapter)/モデム2
b、STB(Set Top Box)2c、Bluetooth方式に準じ
たデータ端末装置3と公衆通信網40とを通信するため
の基地局等の準公衆システム2d等である。
【0023】公衆通信網40は、通信機器2からアクセ
スされることで各種情報を提供したり、各種通信機器間
との間でデータを送受信するためのゲートウェイとして
の役割を担う。
【0024】この公衆通信網40は、電話回線を介して
接続されるインターネット(Internet)網に代表される
ものであり、具体的には、携帯電話2aと接続される移
動体通信網(Mobile Network)、TA/モデム2bと接
続されるISDN(Integrated Services Digital Netw
ork)/B(broadband)−ISDN,STB2cと接続
される衛星通信網(Broadcasting)、準公衆システム2
dと接続されるWLL(wireless local loop)等が含
まれる。
【0025】公衆通信網40に含まれるインターネット
網は、情報提供サーバ41、電子メールサーバ42、E
MDサーバ43、及びコミュニティサーバ44等に接続
されている。
【0026】情報提供サーバ41は、インターネット情
報を管理する。情報提供サーバ41は、データ端末装置
3からの要求を、通信機器2を介して受信し、要求に応
じた情報を通信機器2を介してデータ端末装置3に送信
する。また、電子メールサーバ42は、電子メールを管
理し、通信機器2及び近距離無線通信網30を介してデ
ータ端末装置3との間で電子メールを送受信する。EM
Dサーバ43は、音楽提供サービスを管理し、通信機器
2及び近距離無線通信網30を介してデータ端末装置3
に音楽情報を送信する。コミュニティサーバ44は、街
角情報やニュース情報ダウンロードサービスを管理し、
通信機器2及び近距離無線通信網30を介して、情報を
送信する。
【0027】データ端末装置3が各通信機器が設置され
ている回線の通信料金に関する情報を取得する場合につ
いて図2を用いて説明する。
【0028】この図2に示す処理は、データ端末装置3
が近距離無線通信網30を介して公衆通信網40と無線
通信する前に、予め行われるものである。
【0029】図2において、各通信機器2(2a等)
は、自身が設置されている回線の通信料金を管理するオ
ペレータ5(5a等)に接続されている。このオペレー
タ5は、それぞれの通信機器に設置されている回線の時
間帯毎の通信料金(以下、「通信料金情報」という。)
を管理している。
【0030】各通信機器2(2a〜2d)は、オペレー
タ5(5a〜5d)から通信料金情報をダウンロードす
る機能、又はオペレータ5から通信料金情報を入力する
ためのインターフェースを備えている。各通信機器2
は、オペレータ5から通信料金情報が入力される。
【0031】各通信機器2は、データ端末装置3からダ
ウンロード開始要求を受けて、通信料金情報をデータ端
末装置3に近距離無線通信網30を介してダウンロード
する。ダウンロードの手順の詳細については後述する。
【0032】このデータ端末装置3は、データ端末装置
3が通信機器2を介して公衆通信網40と通信する際
に、記憶した通信料金情報を参照し、現時刻で最も安価
な回線が設置されている通信機器を選択した上で、当該
通信機器2とBluetoothリンクの確立を試みることがで
きる。Bluetoothリンクが確立された後に、データ端末
装置3は、当該通信機器2を介して公衆通信網40との
通信を開始することができる。
【0033】次にデータ端末装置3及び通信機器2の具
体的な構成例について図3を用いて説明する。
【0034】この図3においてデータ端末装置3は、ア
ンテナ部31と、Bluetoothモジュール32と、CPU
(Central Processing Unit)33と、ユーザI/F3
4と、記憶部35と、RTC(Real Time Clock)36
とを備えている。
【0035】アンテナ部31は、例えば2.4GHz帯
(2.402GHz〜2.480GHz)の信号を出力
/検出するためのアンテナであり、通信機器2から近距
離無線通信網30を介して無線信号の送受信を行う。こ
のアンテナ部31は、Bluetoothモジュール32からの
データを近距離無線通信網30に含まれる通信機器2や
他の機器に送信する。また、このアンテナ部31は、通
信機器2から近距離無線通信網30を介してデータを受
信し、Bluetoothモジュール32に出力する。
【0036】Bluetoothモジュール32は、例えばBluet
ooth方式に準拠して2.4GHz帯域の信号の送受信を
行うためのモジュールであり、一方がアンテナ31に接
続され、他方がCPU33に接続される。Bluetoothモ
ジュール32は、アンテナ31とCPU33との間でデ
ータの入出力を行う。
【0037】CPU33は、通信機器2とデータ端末装
置3との間におけるデータの送受信の制御等を行う。こ
のCPU33は、Bluetoothモジュール32と、ユーザ
I/F34と、記憶部35と、RTC(Real Time Cloc
k)36とが接続される。
【0038】このCPU33は、Bluetoothモジュール
32を介して通信機器2との間でデータの入出力を行
う。また、このCPU33は、ユーザI/F34との間
でデータの入出力を行う。またこのCPU33は、記憶
部35へデータを書き込み、又は記憶部35からデータ
を読み出す。
【0039】ユーザI/F34は、例えば、キーボー
ド、マウス及びディスプレイ等からなり、ユーザがコン
ピュータ端末と会話するためのインターフェースであ
る。このユーザI/F34は、CPU33に接続され、
通信機器との間で無線通信するデータが入出力される。
ユーザは、通信機器2とデータ端末装置3との間でBlue
toothリンクが確立された後に、このユーザI/F34
を通じてデータ通信を行う。
【0040】記憶部35は、例えばフラッシュメモリか
らなり、指定されたアドレスにデータを記憶する。ま
た、この記憶部35は、ネットワークアクセスのための
アカウント、認証パスワード等の情報、アプリケーショ
ン等で使用する個人情報、ネットワーク接続を行うため
の必要なネットワーク設定情報、データ端末装置3に含
まれる要素間の関連性を定義するコンフィグレーション
情報等が記憶される。
【0041】さらにこの記憶部35には、データを送受
信するためのプロトコル、及び通信料金情報を管理する
ためのプロトコルが少なくとも実装されている。
【0042】RTC36は、時刻を管理するユニットで
ある。このRTC36は、ユーザーからのダイヤルアッ
プ要求に基づき、現時刻をCPU33に返す。
【0043】また、この図3において通信機器2は、ア
ンテナ部21と、Bluetoothモジュール32と、CPU
(Central Processing Unit)33と、ユーザI/F3
4と、記憶部35と、回線制御部22とを備えている。
この通信機器2において、データ端末装置3と同一の構
成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
【0044】アンテナ部21は、例えば、2.4GHz
帯(2.402GHz〜2.480GHz)の信号を出
力/検出するためのアンテナであり、データ端末装置3
と近距離無線通信網30を介して無線信号の送受信を行
う。
【0045】回線制御部22は、公衆通信網40と接続
され、公衆通信網40とのデータの送受信を制御する。
回線制御部22は、一方はCPU33と接続され、公衆
通信網と送受信するデータを入出力する。
【0046】次に、データ端末装置3及び通信機器2に
おいて設定されているプロトコルについて図4を用いて
説明する。
【0047】データ端末装置3において設定されている
プロトコルスタックの最下位層には物理層であるBlueto
oth Baseband101が規定されている。この物理層の主
な役割は、Bluetooth方式を近距離無線通信網30の物
理的、電気的インターフェース等の規格を規定するもの
である。
【0048】この物理層により、データを送信すると
き、デジタルデータをアナログデータに変換し、デジタ
ルデータの0,1のシーケンスに従って一次変調を行
い、それを更に2.4GHz帯の搬送波にのせて送出す
る。搬送波は、一つのデータの送信(スロット)毎に周
波数を変えて設定され、周波数ホッピングによって絶え
ず切り替えられていく。また、この物理層により、アン
テナ31を介して受信された信号について、上述した処
理と逆の処理を行うことでアナログデータをデジタルデ
ータ変換する。
【0049】またデータの送受信は、スロット交互に行
われる。受信スロットでは、アンテナ31で受信した信
号から2.4GHz帯の搬送波を取り除いた後、更に復
調を行って、0,1のシーケンスのデジタルデータを取
り出す。搬送波の周波数は、周波数ホッピングによって
絶えず変わっているが、ホッピングシーケンスが通信相
手に応じて分かっているため、容易に取り除くことがで
きる。
【0050】この物理層の上には、リンク層が規定され
ている。このリンク層は、LMP(Link Management Pr
otocol)102、HCI(Host Control Interface)1
03、L2CAP(LogicalLink Control and Adaptati
on Protocol)104、RFCOMM105から構成さ
れる。リンク層の主な役割は、Bluetooth方式を適用し
た近距離無線通信網30を構築するための機能を提供す
ることである。また、このリンク層により、例えば、送
信するデータに通信制御に関する情報、誤り検出・訂正
のための符号を付加したり、データの受信を相手に通知
する等の処理を行う。またこのリンク層により、例え
ば、受信バッファの残り領域が少なくなったとき、相手
に送信の一時停止を要求する。
【0051】LMP102は、Bluetooth方式による無
線リンクの制御するためのプロトコルである。このLM
P102により、接続状態の確立・開放、送受信するデ
ータの有無、通信頻度等に応じたモード制御、通信路の
状態に応じたパケットの種類の切替、データ通信を許す
かどうかの認証、データ通信時の暗号化等を行う。HC
I103は、Bluetooth方式を適用した近距離無線通信
網におけるデータ端末装置3と通信機器2間のインター
フェースを提供する。また、このHCI103により、
データ端末装置3がパーソナルコンピュータである場合
に、論理インターフェースを提供するための処理を行う
ことができる。
【0052】L2CAP104は、Bluetooth方式の無
線リンク上の複数の論理リンクを確立し、上位プロトコ
ルの多重化を実現するための機能を提供する。このL2
CAP104により、論理的なチャネルを複数定義する
ことで単一の物理的インターフェース上において、複数
の上位プロトコルのデータを送受信させることができ
る。このL2CAP104の上には、RFCOMM10
5、サービス検索プロトコル109、料金情報管理プロ
トコル110が設定されている。L2CAP104によ
り、送信時において、上位プロトコルからのパケットデ
ータを、Bluetooth Baseband101で定義されるパケッ
トサイズまで分割する。また、このL2CAP104に
より、受信時において、Bluetooth Baseband101で定
義されるパケットサイズのデータを再構築し、上位プロ
トコルへ渡す。
【0053】また、このL2CAP104により、通信
機器2との間で、データの転送レートや送信に対するレ
スポンスの速さについての情報を送受信する。
【0054】RFCOMM105は、Bluetooth方式に
対応したリンク層を制御するための拡張ATコマンドを
提供する。このRFCOMM105は、シリアルポート
のエミュレーション機能を提供する。
【0055】このリンク層の上には、トランスポート層
が位置している。このトランスポート層は、PPP(Po
int to Point Protocol)106、TCP/IP(Trans
mission Control Protocol/Internet Protocol)107
から構成される。このトランスポート層の役割は、イン
ターネット上でのデータ転送のためのインターフェース
を提供するものである。
【0056】トランスポート層の上には、インターネッ
トメールプロトコル(Internet Mail Protocol)108
が設定されている。このインターネットメールプロトコ
ル108は、メール送受信のためのインターフェースを
提供する。インターネットメールプロトコル108は、
例えば、メールサーバ42から電子メールを受信するた
めのPOP3(Post Office Protocol Version 3)やI
MAP4(Internet Message Access Protocol Version
4)、メールサーバ42に電子メールを送信するための
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等があ
る。
【0057】サービス検索プロトコル109は、Blueto
oth方式を適用した近距離無線通信網におけるデータ端
末装置3と通信機器2との接続サービスについての情報
交換を行うためのプロトコルである。また、このサービ
ス検索プロトコル109は、上記情報交換を行うこと
で、相互接続性を保証するためのプロトコルである。
【0058】料金情報管理プロトコル110は、各通信
機器2に設置されている回線の通信料金情報を管理する
ためのプロトコルである。この料金情報管理プロトコル
110により、各通信機器2から通信料金情報がダウン
ロードされる。また料金情報管理プロトコル110によ
り、ダウンロードされた通信料金情報を各通信機器2ご
とに図示しない料金情報データベース130に登録し、
管理する。
【0059】マネジメントプロトコル111は、Blueto
oth方式によるデータリンクを制御するためのプロトコ
ルである。このマネジメントプロトコル111により、
料金情報管理プロトコルに登録されている各通信機器2
の通信料金情報に基づき、Bluetooth方式によるデータ
リンクを確立する通信機器2を選択する。また、このマ
ネジメントプロトコル111により、当該通信機器2に
対し、Bluetooth方式によるデータリンクの確立を試み
る。
【0060】通信機器2のプロトコルスタックについて
は、データ端末装置3と同一のプロトコルは、同一符号
を付して説明を省略する。
【0061】通信機器2のプロトコルスタックにおける
回線制御プロトコル121は、公衆通信網40の回線と
のデータの送受信を制御するためのプロトコルである。
【0062】料金情報管理プロトコル122は、通信機
器2に設置されている回線の通信料金情報を管理するた
めのプロトコルである。料金情報管理プロトコル122
は、回線制御部5から受信した通信料金情報を自身の図
示しない料金情報データベース131に登録するための
機能を提供する。また、この料金情報管理プロトコル1
22は、データ端末装置3からの要求に応じ、通信料金
情報のダウンロードを行うための機能を提供する。
【0063】次に、データ端末装置3が各通信機器2か
ら通信料金情報を取得するときのシーケンスについて図
5を用いて説明する。
【0064】通信料金情報をダウンロードするときのシ
ーケンスは、データ端末装置からBluetooth方式を適用
した近距離無線通信網の範囲内にある通信機器を全て検
索してくる検索ステップST11と、検索した通信機器
の中から通信料金情報をダウンロードすることができる
通信機器を確認する確認ステップST12と、確認した
通信機器から通信料金情報がダウンロードされる料金情
報取得ステップST13から構成される。
【0065】図5に示されるように、データ端末装置3
は、先ず検索ステップST11において、データ端末装
置3を中心とした近距離無線通信網の範囲内にある通信
機器全てを検索する。この検索ステップST11におい
て、データ端末装置3は、検索コマンドC11をパケッ
ト形式で送信する。データ端末装置3を基準とした近距
離無線通信網の範囲内にある全ての通信機器2は、検索
コマンドC11を受信し、かかる検索コマンドC11に
対する検索レスポンスR11をデータ端末装置3に送信
する。データ端末装置3は、各通信機器2から送信され
た検索レスポンスR11を受信し、受信した通信機器2
のアドレスを記憶する。データ端末装置3は、近距離無
線通信網の範囲内にある全ての通信機器2から検索レス
ポンスR11を受信した後、検索ステップST11を終
了させ、確認ステップST12に移行する。
【0066】確認ステップST12において、データ端
末装置3は、記憶したアドレスの通信機器2の中から一
の通信機器2を選択する。次にこのデータ端末装置3
は、選択した一の通信機器2と双方向でコマンド/レス
ポンスを送受信することにより、通信機器2との間でBl
uetooth物理リンクS11を確立する。
【0067】この確認ステップST12において、デー
タ端末装置3は、Bluetooth物理リンクS11を確立し
た後、通信機器2との間で、コマンド/レスポンスを送
受信することにより、L2CAPリンクS12を確立す
る。
【0068】データ端末装置3は、L2CAPリンクS
12を確立した後に、料金情報コマンドC12を通信機
器2に通知する。通信機器2は、かかる料金情報コマン
ドC12を受けて料金情報レスポンスR12をデータ端
末装置3に通知する。このレスポンスが通知されること
により、データ端末装置3は、通信料金情報のダウンロ
ードを行うためのL2CAPリンク上の識別子(PS
M:Protocol/Service Multiplexer)を取得することが
できる。このPSMを取得することで、データ端末装置
3は、当該通信機器2が通信料金情報をダウンロードす
ることができるものと判断する。またPSMを取得でき
なかった場合には、当該通信機器2が通信料金情報をダ
ウンロードすることができないものと判断する。
【0069】データ端末装置3は、料金情報レスポンス
R12を受けてL2CAPリンクS13を一度開放す
る。
【0070】データ端末装置3は、上記料金情報レスポ
ンスR12において識別子PSMを獲得した場合、料金
情報取得ステップST13へ移行する。この料金情報取
得ステップST13において、データ端末装置3は、再
度L2CAPリンクS14を確立する。L2CAPリン
クS14を確立後、ダウンロードステップST21に移
行し、通信機器2は、通信料金情報をデータ端末装置3
へダウンロードする。このダウンロードステップST2
における手順の詳細は後述する。データ端末装置3は、
通信料金情報がダウンロードされると、L2CAPリン
クS15を解放し、Bluetooth物理リンクS16を解放
する。データ端末装置3は、Bluetooth物理リンクS1
6を解放を確認後、料金情報取得ステップST13を終
了させる。
【0071】データ端末装置3は、上記検索ステップS
T11において記憶したアドレスの通信機器2全てにつ
き、上記確認ステップST12と上記料金情報取得ステ
ップST13を繰り返す。
【0072】次に上記ダウンロードステップST21の
詳細を図6を用いて説明する。
【0073】このダウンロードステップST21におい
て、データ端末装置3は、通信機器2に対し、ダウンロ
ード開始コマンドC21を通知する。通信機器2は、ダ
ウンロード開始コマンドC21を受けて、ダウンロード
開始レスポンスR21を、データ端末装置3に通知す
る。データ端末装置3は、ダウンロード開始レスポンス
R21を受け、ダウンロード状態をリセットする。
【0074】次に通信機器2は、通信料金情報のダウン
ロードR22をデータ端末装置3に対して開始する。ダ
ウンロードR22が全て終了すると、通信機器2は、デ
ータ端末装置3に対し、データ終了通知R23を出力す
る。
【0075】データ端末装置3は、データ終了通知R2
3を受け、ダウンロード終了コマンドC22を通信機器
2に通知し、通信機器2は、ダウンロード終了レスポン
スR24を返す。これにより、ダウンロードステップS
T2は終了する。データ端末装置3は、取得した通信料
金情報を自身のデータベース130に登録する。この通
信料金情報は、通信機器2のアドレスごとに管理され
る。
【0076】この手順を、検索ステップST11で記憶
した通信機器2全てにつき繰り返すことで、データ端末
装置3のデータベース130には、図7に示すように、
各通信機器2の通信料金情報が、通信機器2のアドレス
毎に登録される。すなわち、データベース130に、各
通信機器2に設置されている回線の時間毎の料金が全て
登録される。従って、ユーザからダイヤルアップ要求が
なされても、そのダイヤルアップの時刻における各通信
機器の回線の料金を読み出すことができる状態になって
いる。
【0077】次にダイヤルアップ開始手順について、図
8を用いて説明する。
【0078】ユーザからユーザI/F34を介してダイ
ヤルアップ要求がなされると、リスト作成ステップST
30に移行する。このリスト作成ステップST30にお
いて、データ端末装置3に実装されるマネジメントプロ
トコル111により、データベース130に記憶した各
通信機器の通信料金情報から、現時刻につき、通信料金
の安い順に通信機器2のアドレスリストを作成する。ア
ドレスリストが作成された後、リンク確立ステップST
40へ移行する。
【0079】リンク確立ステップST40において、デ
ータ端末装置3は、マネジメントプロトコル111によ
り、作成したアドレスリストの上位の通信機器2からBl
uetoothリンクの確立を試みる。Bluetoothリンクが確立
された後、データ端末装置3は、通信機器2に対しダイ
ヤルアップを開始し、通信を始める。
【0080】次にリスト作成ステップST30の詳細な
手順を図9を用いて説明する。
【0081】このリスト作成ステップST30におい
て、先ずアドレスリスト作成開始信号が入力された後、
時刻情報取得ステップST31に移行する。
【0082】時刻情報取得ステップST31において、
データ端末装置3は、内部に備えるRTC36より現在
の時刻を取得する。
【0083】次にエントリー検索ステップST32にお
いて、上記データベース130に登録した通信機器2の
アドレスから一のアドレスを検索し、比較ステップST
33に移行する。
【0084】比較ステップST33において、検索した
一のアドレスの通信機器2の現時刻における通信料金
と、アドレスリスト内の通信機器2の現時刻における通
信料金を比較する。
【0085】次のリスト更新ステップST34におい
て、検索した一のアドレスをアドレスリスト内に書き込
む。このとき、通信料金が上位から低額になるようにリ
スト内に書き込む。
【0086】またこのアドレスリストは、現時刻におけ
る通信料金を基準とする以外に、任意の優先順位を基準
に作成してもよい。このときの優先順位は、例えば定額
制の回線を優先させても良いし、また従量制の回線を優
先させても良いし、更に、単位時間課金の回線を優先さ
せても良い。
【0087】上記エントリー検索ステップST32から
リスト更新ステップST34までの手順を、データベー
ス130に登録した通信機器2全てにつき繰り返した
後、アドレスリストの作成を終了させる。これにより、
データベース130に登録されている通信機器2全て
を、現時刻において通信料金を上位から低額になるよう
に並び替えることができる。従って、アドレスリストの
最上位から順にBluetoothリンクを試みれば、現時刻に
つき最も安価な回線に設置されている通信機器2から無
線通信を試みることができる。
【0088】次に、リンク確立ステップST40の詳細
な手順を図10を用いて説明する。
【0089】このリンク確立ステップST40において
は、先ずBluetooth確立の開始命令がなされた後、リス
ト確認ステップST41へ移行する。
【0090】リスト確認ステップST41において、デ
ータ端末装置3は、マネジメントプロトコル111によ
り、作成したアドレスリストの最上位のアドレスの通信
機器2を選択する。
【0091】次にリンク確立処理ステップST42に移
行し、選択したアドレスの通信機器2に対し、Bluetoot
hリンクの確立を試みる。
【0092】次にリンク確認ステップST43におい
て、データ端末装置3は、選択したアドレスの通信機器
2に対し、Bluetoothリンクの確立を確認する。リンク
確立を確認できた場合は、リンク確立を終了する。また
リンクを確立できなかった場合は、当該通信機器2との
リンク確立を中止し、再度リスト確認ステップST41
に移行し、アドレスリストの中から次の優先順位にある
アドレスの通信機器2を選択する。
【0093】以上のリスト確認ステップST41からリ
ンク確認ステップST43までの手順をアドレスリスト
最上位の通信機器2から最下位の通信機器2まで、Blue
toothリンクを確立できるまで行う。
【0094】Bluetoothリンクを確立させた後に、通信
機器2とデータ端末装置3との間で無線通信が開始され
る。
【0095】本発明を適用したデータ端末装置3は、無
線通信前に、近距離無線通信網の範囲内にある通信機器
2から、通信料金情報のダウンロードを行うための識別
子PSMを取得することができる。これにより、近距離
無線通信網内の通信機器2の通信料金情報を取得するこ
とができる。データ端末装置3は、通信機器2を介して
公衆通信網40と無線通信を開始する際、取得した通信
料金情報に基づき、現時刻において最も安価な回線が設
置されている通信機器2を自動的に選択することができ
る。更にこのデータ端末装置3は、当該通信機器2との
間でBluetoothリンクを確立することができる。そのた
め、ユーザーの負担を軽減することができ、より効率的
なサービスを提供することができる。
【0096】また、本発明を適用した通信機器2は、無
線通信前に、近距離無線通信網の範囲内にあるデータ端
末装置3へ、通信料金情報のダウンロードを行うための
識別子PSMを送信することができる。これにより、デ
ータ端末装置3は、近距離無線通信網内の通信機器2の
通信料金情報を取得することができる。またデータ端末
装置3は、通信機器2を介して公衆通信網40と無線通
信を開始する際、取得した通信料金情報に基づき、現時
刻において最も安価な回線が設置されている通信機器2
を自動的に選択することができる。更に、選択された通
信機器2は、データ端末装置3との間でBluetoothリン
クを確立することができる。
【0097】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るデータ端末装置は、無線通信網の範囲内にある通信機
器を全て検索し、検索した通信機器との間で確立した物
理的なインターフェースを通じて送信可能を示す識別子
が通知され、当該識別子を通知した全ての通信機器から
通信料金情報を受信することができる。これにより、検
索した全ての通信機器から、通信料金情報の送信可能な
通信機器から通信料金情報を取得することができる。ま
た、このデータ端末装置は、取得した通信料金情報に基
づいて、データ通信を行う際に、現時刻で最も安価な回
線が設置されている通信機器を自動的に選択することが
できる。
【0098】また、本発明に係る通信機器は、データ端
末装置との間で物理的なインターフェースを確立し、通
信機器が設置される通信回線の通信料金情報を送信可能
な場合に上記データ端末装置に識別子を通知し、通信料
金情報を送信することができるため、上記データ端末装
置は、通信料金情報の送信可能な通信機器のみ通信料金
情報を取得することができる。
【0099】また、本発明に係るデータ通信方法は、デ
ータ端末装置の無線通信網の範囲内にある通信機器が全
て検索され、検索された上記各通信機器とデータ端末装
置との間で確立された物理的なインターフェースを通じ
て 上記各通信機器からデータ端末装置へ通信料金情報
の送信可能を示す識別子が通知され、また通信料金情報
が送信されることを特徴とする。これにより、検索した
全ての通信機器から、通信料金情報の送信可能な通信機
器から通信料金情報を取得することができる。また、こ
のデータ端末装置は、取得した通信料金情報に基づい
て、データ通信を行う際に、現時刻で最も安価な回線が
設置されている通信機器を自動的に選択することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ端末装置及び通信機器
を含むネットワークを示す図である。
【図2】本発明を適用したデータ端末装置が、各通信機
器に設置されている回線の通信料金情報の取得する場合
について説明するための図である。
【図3】本発明を適用したデータ端末装置及び通信機器
の内部構成例を示した図である。
【図4】本発明を適用したデータ端末装置及び通信機器
が実装するプロトコルスタックを説明するための図であ
る。
【図5】通信料金情報を取得するときのデータ端末装置
及び通信機器の処理手順を示した図である。
【図6】通信機器がデータ端末装置に対して通信料金情
報をダウンロードするときの処理手順を示した図であ
る。
【図7】通信料金情報をデータベースに登録する場合に
ついて説明するための図である。
【図8】本発明を適用したデータ端末装置を介して、ダ
イヤルアップを開始するときの手順を示すフローチャー
トである。
【図9】アドレスリストの作成手順を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明を適用したデータ端末装置が通信機器
とデータリンクを確立する際の手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 無線LANシステム、2 通信機器、3 データ端
末装置、21、31アンテナ部、22 回線制御部、3
0 近距離無線通信網、32 Bluetoothモジュール、
33 CPU、34 ユーザI/F、35 記憶部、3
6 RTC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K025 AA08 BB06 BB07 5K033 AA04 DA06 DA17 5K067 AA29 BB04 BB21 CC10 DD29 EE00 EE02 EE12 GG01 GG11 HH11 HH22 HH24 5K101 LL12 NN48 QQ07 RR04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線の終端に設置された通信機器を
    通じて通信回線とデータ通信を行うデータ端末装置にお
    いて、 上記通信機器と無線通信網を介してデータを送受信する
    無線通信手段と、 上記通信機器とのデータの送受信を制御する制御手段と
    を備え、 上記制御手段は、無線通信網の範囲内にある通信機器を
    全て検索し、検索した上記各通信機器との間で物理的な
    インターフェースを確立し、 上記各通信機器を設置する通信回線の通信料金情報を送
    信可能な場合には、上記各通信機器から送信可能を示す
    識別子が通知され、当該識別子を通知した全ての通信機
    器から通信料金情報を受信することを特徴とするデータ
    端末装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、受信した通信料金情報
    に基づいて、データ通信を行う通信回線に接続された一
    の通信機器を選択し、当該通信機器を通じて通信回線と
    データ通信することを特徴とする請求項1記載のデータ
    端末装置。
  3. 【請求項3】 通信回線の終端に設置され、無線通信網
    を介してデータ端末装置とデータ通信を行う通信機器に
    おいて、 上記データ端末装置とデータを送受信する無線通信手段
    と、 上記データ端末装置とのデータの送受信を制御する制御
    手段とを備え、 上記制御手段は、データ端末装置との間で物理的なイン
    ターフェースを確立し、上記通信機器を設置する通信回
    線の通信料金情報を送信可能な場合には、上記データ端
    末装置に送信可能を示す識別子を通知し、上記データ端
    末装置に通信料金情報を送信することを特徴とする通信
    機器。
  4. 【請求項4】 データを送受信する無線通信部と送受信
    するデータを制御する制御部とをそれぞれ備えるデータ
    端末装置と通信機器との間で、無線通信網を介してデー
    タ通信するデータ通信方法であって、 上記データ端末装置の無線通信網の範囲内にある通信機
    器が全て検索され、検索された全ての上記通信機器と上
    記データ端末装置との間で物理的なインターフェースが
    確立され、 上記各通信機器を設置する通信回線の通信料金情報を送
    信可能な場合には、上記各通信機器から上記データ端末
    装置へ送信可能を示す識別子が通知され、当該識別子を
    通知した全ての上記通信機器から上記データ端末装置へ
    通信料金情報が送信されることを特徴とするデータ通信
    方法。
  5. 【請求項5】 通信機器から送信された通信料金情報に
    基づいて、上記データ端末とデータ通信を行う通信回線
    に接続された一の通信機器を選択し、当該通信機器を通
    じて上記データ端末装置と通信回線との間でデータ通信
    することを特徴とする請求項4記載のデータ通信方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507240A (ja) * 2008-10-28 2012-03-22 エスケーテレコム株式会社 効率よい接続のための推奨システム、推奨方法、サービスサーバー、終端端末、接続方法および記憶媒体
JP2016062389A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社日立ソリューションズ センサデータ収集における通信負荷及び通信料金低減システム

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US8934838B2 (en) 2008-10-28 2015-01-13 SK Planet Co., Ltd Recommender system/method, service server, terminals, connection method and storage media for efficient connection
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