JP2004507219A - ライナー - Google Patents
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Abstract
Description
【技術分野】
本発明は、2室のティートカップを形成する略変形不可のティートカップシェルに用いるライナーに関連しており、該2室のティートカップにより、ミルクが吸引搾乳工程で乳頭から搾乳段階中に与えられる搾乳吸引力を介して抽出され、該乳頭が休止段階ではマッサージされる。
【0002】
【背景技術】
搾乳機において、ライナー(ティートカップライナー又はティートゴム)は搾乳機と搾乳される動物との接触ゾーンを形成するので、搾乳機の重要な部分を構成するが、設計は容易ではない。複数の機能を果たすライナー(ティートライナー)の頭部孔開口部を有する頭部を設計することは特に難しい。周囲圧力に対して乳頭の下に提供される搾乳吸引を密封するために、異なる形状及びサイズ、乳頭位置及び状態に応じて、乳頭用の頭部孔開口部、すなわち挿入開口部をしっかり適合させなければならない。しかし、血液循環を制限した場合には痛みや腫れが乳頭の皮膚に生じるので、乳頭を締め付けることはできない。これらが生じた場合には、乳房の筋肉がこわ張り、乳房の搾度が低下するとともに搾乳時間が増加し、ストリッピング(“通常の搾乳”後に特定の搾乳手段でミルクを乳房から搾乳する)が増加してしまう。
【0003】
乳頭から乳房下部への変移部にあるフュルステンベルク血管リング(Fuerstenberg Vein Ring)の一帯には、特に血管及びリンパ管が多く見受けられる。感染症の防壁部である該区域には既に自然の状態でボトルネックが構成されているので、狭い挿入開口部を有する堅いライナーにより血管及びリンパ管の締め付けがおきた場合、腫れによりボトルネックを閉鎖する結果となり、ミルクの吐出に支障をきたす危険がある。この膨張したボトルネックに対処し残りのミルクを取得するために、ティートカップ群又は単一のティートカップは乳房から離れる方向へ引き下ろされる必要がある。“ストリッピング”と呼ばれる該操作は、付加的な人手や洗練された装置を必要とし、搾乳操作を非常に長引かせる。僅かなミルクしか流れず乳頭上へ最も高い搾乳吸引力が作用してしまうため、該期間における乳頭組織への圧迫は特に高くなってしまう。これにより、乳頭が損傷を受け、乳房の健康上の問題が生じてしまう。
【0004】
更に、ライナーの重要な品質規範は、搾乳吸引力の付与によって乳頭上に連続吸引が作用しても、ライナーがフュルステンベルク血管リング下の最適な搾乳位置にティートカップをいかに保持するかである。
【0005】
吸引搾乳工程用の2室のティートカップアセンブリに用いる既知のライナーにおいて、以下の理由により頭部は乳房に面している管端部に接触している。「軸部」又は「胴部」(以下「胴部」)と呼ばれる該管部は、同軸の剛性又は変形不可のティートカップ(搾乳カップ)に挿入され、胴部及びティートカップの間にパルセーターに通じる閉鎖環状空間を形成する。使用する搾乳方針に応じて、パルセーターによって該空間は交互に、搾乳(吸引又は吸引中)段階(以後、「搾乳段階」)では吸引力で充填され、停止又は休止段階(以後「休止段階」)では周囲圧又は過剰圧のもとでエアで充填される。どの段階においても、搾乳中に乳頭が位置する胴部の内部と環状空間との間には、管部の折重によって圧力差が存在する。乳頭上の該圧力は、ミルクと共に搾乳吸引力によって吸引された血液及び組織液を乳頭先端から背部にマッサージする。搾乳段階において、乳頭の締め付けられた筋肉を拡張させるために、吸引力が付与された空間は乳頭より微妙に大きい横断面を有さなければならない。従って、環状空間において連続的に折重られ、更に高い吸引力によって一部が過度に拡張させられている管部は、不適切に強く乳頭に当接され、乳頭に対する密着が非常に乏しくなる。このため、乳房に面するライナー軸側において、「ライナー頭部」と通常呼称される付加的な密封要素が要求される。
【0006】
乳頭用の挿入開口部が環状縁部として形成されているライナー頭部の例は既に知られている。ドイツ特許公報DE19623386A1において、乳頭上のベアリング領域を増加させ、ベアリング圧力を減少させるように、付加的な管部を環状縁部に設ける例が記載されている。しかし、該管部は直径方向ではほんの少ししか変化することができない。
【0007】
別例はドイツ特許公報DE2941150C2及び同DE19635719A1に記載されている。比較的小さい密封縁部を有する該ライナーを固い物質で作製した場合、該ライナーはしっかりと密封するが、特に厚みのある乳頭には変形した形で押し付けられるので、乳頭を締め付け乳頭から乳房下部への変移部におけるフュルステンベルク血管リングの区域を狭めてしまう。多くの場合、該ライナーは生理的特性を満たしておらず、異なる乳頭サイズに対して限られた適合性しか有さない。該ライナーが柔らかく変形可能な環状唇部を有する場合、乳頭への適合性はよいが、エア流入が発生する傾向がある。従って、該ライナーの密着が更に悪くなるとともに瞬時に乳頭をせり上がる又は滑り落ち始める。更に、特に薄壁を有する柔軟なライナー頭部は高摩擦の対象となってしまう。
【0008】
ドイツ特許公報DE3810160A1及び同DE19812573A1の図面はライナーを示しており、該ライナーの頭部はそれぞれ管部の連続部として形成されており、変移部を有していない。両例示には密封環状縁部はないが、パルス空間から独立した閉鎖環状空間で、異なる特に小さい乳頭サイズに適合可能な閉鎖環状空間について記載していない。
【0009】
つまり、上記の先行技術は、少なくとも機能性又は乳頭ゴムの密着度の重要性の全てに対して詳説した頭部の設計について述べていない。ドイツ特許公報DE3810160A1は、特定の方法で操作された制御バルブによってティートカップ群の低圧力の循環変動を補完することを述べている。図示されている該頭部は、胴部の上端部を外へ向けて折り返し、胴部下部の外側下部に接合される、又は胴部に近接して当接のみされる。折返部は乳頭から乳房への変移部にあり、更に胴部に対して放射状に外側に位置する。一方、ドイツ特許公報DE19812573A1はパルセーターなしで機能するティートカップ群を設けることを目的としている。該目的は、ティートカップ群のパルス空間の1つとティートカップ群の低圧力区域との間の直接連結パイプと、連結パイプ内に位置する切換バルブで、吸引位置にあるときは連結パイプを開放し停止又は休止位置にあるときは連結パイプを絞る切換バルブと、を設け、休止位置におけるパルス空間が圧力ガス源に連結される特徴により達成される。また、頭部は胴部下部の外側下部に接合され外側に向けて折り返した胴部の上端部の折返部として示されている。該頭部の内幅は胴部の最大の内幅よりも大きい。
【0010】
米国特許NO. 4,249,481は、環状管として形成された上端部を有するライナーを示している。該ライナーの乳頭包囲管部は二重壁を有しており、外側へ向けて放射状に僅かに拡径し、圧力又は吸引力で交互に充填される接合部を有する環状室で、環状空間内に端を有する環状室を上端に形成する。該ライナーは乳頭からミルクを押し出すために設けられている。該記載から、環状空間は吸引力耐性を有さなければならず、逆に乳頭への最適な適合性をもたらす非常に大きく柔軟な形状で環状空間を製造することができない。
【0011】
欧州特許公報EP266809B1は手作業による搾乳を模範とする圧力搾乳工程に使用されるライナーを開示している。該開示において、密封縁部は内部へ向けて折り返され下部へ向かう伸延部を有している。伸延部の下端部は剛性のリングを介して管部にしっかりとした連結を形成するよう管部の上端部に押し付けられるが、衛生上の観点からは問題視される。従って、乳頭を包囲し、ティートカップシェル(ティートカップスリーブ又は単なるシェル)と管部との間の空間に接合される環状空間が形成される。異なる搾乳段階において、該空間は交互に圧力エア及び吸引力で充填される。従って、一方の段階では伸延部は乳頭上へ押し付けられ乳頭からミルクを搾り、他方の段階ではミルクが乳頭内へ再度流れ込むように乳頭を拡張させる。つまり、乳房に面している該環状空間は搾乳機能を有する。従って、乳頭への密封機能は、更に安定した方法で形成され乳頭上へ当接される環状空間の上部、つまり密封縁部によって実行される。このような圧力搾乳工程においては好ましい搾乳速度を得ることができない。更に、長期では乳頭に損傷を与える。
【0012】
本発明の目的は、非常に多彩な乳頭サイズに対して低い搾乳吸引力で十分に密着し、低重量のティートカップ群であってもせり上がらず、またエア流入を起こさないが乳頭を締め付けず、付加的なストリッピング作業を必要とせず、入手可能なミルクの略全部を搾乳できる吸引搾乳工程の2室のティートカップ用の長期装着可能なライナーを設けることである。
【0013】
本目的は請求項1に記載のライナーによって達成される。本発明の最適な実施の形態は従属する請求項の主題である。
【0014】
本発明のライナーが環状管の内幅よりも更に太い乳頭へ押し付けられた場合は、弾性環状管は乳頭によって拡大され、その軸方向に伸長する。該拡大及び軸方向への伸長により、乳頭上にベアリングする環状管の表面領域が増加するので、一方では密封効果が向上し他方では乳頭上への圧力を最小に維持する。本発明のライナーを環状管の内幅より僅かに太い乳頭へ押し付けた場合には、胴部内に恒常的に充填される搾乳吸引力により環状管を放射状の内側及び下方に向けて引き下げるので、環状管は密封方法で乳頭上に当接される。この場合も、ライナーの乳頭上に対する広く柔軟なベアリング面が得られる。もちろん厚みのある乳頭に対しても搾乳吸引力による作用がある。斜めに向いている又は不規則な形状の乳頭に対して、環状管は非回転対称の形で変形し、生理学上の幾何学形に対してソフトに密封するよう適合する。従って、本発明のライナーは問題なく異なる乳頭の形状に対して適合することができる。更に、乳頭ゴムの内幅の自動的な縮小により、搾乳工程中に緩みだした乳頭を補完しエア流入を防止することができる。つまり、環状管は常に密封用に使用され、搾乳用としては使用されない。更に、本発明のライナーの密封部を環状管として設計したことで、密封縁部に見られるような、頻繁な拡大及び過度の拡張と最終的な頭部の恒常的な変形結果とを回避することができ、長期での使用を可能とし、経済的な効率を向上させる。
【0015】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の更なる利点、特徴及び特有な点は、一定の割合で縮尺されていない概念図に関連し、限定する意図のない本発明の好ましい実施の形態の以下の説明から明らかである。
【0016】
簡潔な更なる説明を目的として、図示されるライナーの方向及び位置表示は乳頭に押し付けられたときのライナーの位置を示している。図面上部は乳房の底部に面する部分であり、図面下部に図示された部分は搾乳装置のミルク収集コンテナへと至る部分に接している。
【0017】
まず、図1を参照して本発明の好ましい第1の実施の形態を詳細する。図示された例において、ライナー10は胴部14と、シェル40を押しつける保持端20と、シェル40の上端部42に近接して軸又は胴部14の上端部24を保持端20と接合する変移部22と、シェル40の上端部42に近接して変移部22及び保持端20と接合する頭部12と、を備えている。ティートカップ内部の一部にあたる該要素は、少なくとも衛生上の避けられない問題からお互いにしっかりと接合されている。胴部14の内部25には搾乳吸引力が付与されている。以下に述べられる詳細を除いて、ライナーは長軸に対して回転対称であり、保持端がシェル40の上端部42上へ押し付けられるようシェル40の上部に挿入される。また、保持端20を有さないライナーを製造することも可能であり、この場合、例えばプレス取付による挿入を使用してシェルに装着する別の方法を使用してもよい。
【0018】
頭部12は、胴部14と同軸を有し乳頭Zの挿入口18を規定する環状管16として形成され、利用目的又は所望の適用方法に応じて多様な形状を有すことができる。図1に示される環状管16の内幅は胴部14の最大の内幅に比べ非常に狭いが、略同じ大きさであってもよい。変形していない状態の環状管の内幅が胴部の最大の内幅より広い場合には、少なくとも搾乳段階には環状管の内幅が胴部の最大の内幅よりも狭くなり、その後、拡大されるように環状管を形成しなければならない。形状の変化による圧縮に関係なく環状管に封入された内部15の容量がほぼ一定に保たれるように環状管16は閉鎖される。本実施の形態では、環状管は所定の圧力下でエアで充填される。
【0019】
環状管16が本例では保持端20も貫通している開口部50(ここでは右側に図示)を備えていることは利点を有する。また、選択的に、例えば放射状に環状管16を貫通するように該開口部50を設計してもよい。該開口部50を介して内部15を圧力又は適切な物質で充填することができる。該方法により、剛性又は弾性つまり適合性、環状管16の特定の形状、また該形状、特にその内幅を、多様に変化させることができる。従って、搾乳操作の過程において、乳頭が例えば内部15の圧力の増加によって緩みだした場合には、環状管16の内幅と、必要に応じて乳頭上の環状管16のベアリング圧力を増加させることで、エア流入の危険を避けることができる。該組合せの更なる利点は、乳頭及び乳房に同時に影響を与える内部15内の圧力変化によって震動を発生させることができる点にある。通常は、「パルセーター」と呼ばれる制御装置によって該圧力変化を発生させる。
【0020】
空気の代わりに、内部15を他の気体、液体(もちろん水でも可能)、ゲル状、気泡などの物質で充填することができる。開口部50が設けられない場合には、製造時に、環状管が一定の形状を維持するように充填物質の内部圧力を選択できる。これは環状管の壁面が比較的薄く内部15がゲル状で充填される場合に特に利点を有する。
【0021】
しかし、環状管16を閉鎖する必要はない。つまり開口部50を非閉鎖状態に維持してもよい。この場合、環状管16が内部圧力による助力なしでそれ自身の形状を保てるように、環状管の製造時に適切な壁面の厚みを有する物質を使用しなければならない。
【0022】
環状管16の下部と変移部22とはその間に環状空洞30を規定し、該環状空洞30の機能は以下に詳細される。
【0023】
図2から図8は本発明の更なる実施の形態を示す。図1に関連してすでに図示及び詳細された部分は同じ参照番号を有するが更なる詳細はなされない。また、第1の実施の形態に関連して詳細された他の形状及び機能は、特に異なる記載がない場合、他の実施の形態全てに適用される。
【0024】
図2及び図3は並列して図示されており、第2の実施の形態において、ライナーの環状管16がそれぞれ細みの又は厚みのある乳頭Zの挿入によって変形し、該乳頭Zに適合する様子を図示している。僅かに狭い環状管16のみを有する頭部12へ細みの乳頭Zを挿入した直後、僅かな圧力と共に環状管16は乳頭Z上に当接される。その結果、環状管16は放射状に外側へ向けて多少押されるとともに軸方向に変化する。その結果、乳頭Z上の環状管16のベアリング表面は上昇し、環状管16は密封される。環状管16に開口部が設けられていない実施の形態において、該ベアリング表面の上昇は、環状管16の製造時に、環状管16の内部15内に生成される内部圧力の適切な選択によって制御することができる。環状空洞30全体内において、周囲圧力により胴部14内の搾乳吸引力は環状管16に対して下方向の力(矢印A)を付与し、環状管16を下方向へ引き下げる。また、これにより、環状管16のベアリング圧力が増大するとともにベアリング表面が上昇する。該状況は図2に図示されている。
【0025】
図3から、厚みのある乳頭の挿入時に、環状管16が更に放射状に外側へ向けて変形するとともに軸方向に変形することは明らかである。もちろん、この場合、細みの乳頭の挿入時よりも強いベアリング力となるが、従来のライナーにおけるような乳頭を締め付ける結果にはならず、むしろベアリング力が広い表面エリアに付与されるため、ベアリング圧力は減少する結果となる。図2及び図3を考慮すると、本発明のライナーは非常に多様なサイズの乳頭に対して利用可能であることは明らかである。吸引状態を示す図3によれば、厚みのある乳頭は胴部14に非常に近接して当接され、乳頭下部に付与される搾乳吸引力に対して環状空洞30を密封しているように見える。しかし、搾乳段階においては、胴部14の全周囲が乳頭に近接し密封して当接されることはなく、環状空洞30へ通じるよう筋目が形成されているはずである。他方、休止段階への移行時に該筋目が通常形成され、図2に関連して詳細された下向きの力が厚みのある乳頭の場合にも環状管16に作用する。
【0026】
図4は第3の実施の形態を示しており、環状管16は放射状に外側に配置されたクビレ17と、放射状に内側に配置されたクビレ19とを有する二重バブルとして形成されている。図面右側に比べて圧縮された状態を示す図面左側の両方向矢印Bで示されるように、クビレ17及び19は環状管16の軸長の変化による弾力結合部を形成している。弾力結合部において、環状管16も軸に対して枢動させることができる。該枢動性は、ライナーを真下ではなくむしろ斜下方向に乳房から突出している乳頭上に押し付ける場合に特に利点を有する。該枢動によりエア流入を引き起こす斜め位置の状態で挿入開口部18が乳頭上に当接されることを防止できる。上記例のように全て対で配置する必要がないクビレを複数設けることが可能なことは明らかである。更に、付与する圧力変化により付加的刺激と筋肉の収縮緩和を与える結果となるティートカップ全体の激しい上下移動がおこるよう弾力結合部を設計してもよい。類似する二重サイド弾力結合部は上記ドイツ特許出願番号DE19635719A1から知られている。しかし、該開示における弾力結合部は胴部と堅いシェルとの間にある空間の伸延部を限定してしまうため、伸延部が吸引段階と休止段階とを規定するパルセーターに制御される圧力変化に左右されることは避けられない。開示されている弾力結合部は密封手段として乳頭上に当接され乳頭上のティートカップの位置を決定する環状管について限定していないが、この弾力結合部は管部とほぼ同じ方向に移動する。
【0027】
図5において、それぞれシェル40の上端部42及び保持端20の上端部21に近接する放射状の外側に頭部12は窪み13を有し、該窪み13はクビレ17に類似しており、ライナー10の長軸に略直行する面において環状管16の円周方向に配置されている。環状管16は放射状の外方向又は内方向のどちらかに更に容易に移動又は傾斜することができる。環状管16を弾性的に枢動させる弾力結合部は、対向する環状空洞30に規定される窪みと窪み13とで共に形成される。特に、細みの乳頭が搾乳される場合、又は搾乳操作中に乳頭が緩みだし頭部12が乳頭上に更に高圧力で当接される場合には、内向の傾斜が大変好ましい。図5の右側に示される点線は、放射状の内側に傾斜する前の環状管16の位置を示している。
【0028】
図6は更なる実施の形態を示している。環状管16は、放射状に内側に突出し、ライナー10の長軸に略直行する面において環状管16の円周方向に配置されている環状唇部32、33、34を備えている。3つの環状唇部が図示されているが3つ以上又は3つ以下の環状唇部を設けることが可能であり、該環状唇部は乳頭へのライナーの密着を向上させ、乳房の下部に向かってライナーが滑り上がる又はせり上がることを防ぐ。
【0029】
環状セグメントに応じて、環状管を例えば長軸を含む面に配置されている2つ以上の横断壁によって副区分した場合(図示せず)、対応する開口部50を介して各々にそれぞれ圧力を充填させるとともに、密封に必要な最低限の圧力を維持したまま交互に変更した圧力の供給により圧力の変更がおこなわれることで、ティートカップを旋回移動させることができ、更なるマッサージの方法及び乳頭への刺激を得ることができる。図6を参照すると、ライナー10の長軸に略垂直する面に設けられ、環状管を上管部56と下管部58とに区分する仕切壁54を設けることも可能である。この場合、管部内の圧力の適切な段階変化によって、一方の管部を常に密封に使用し、他方を乳頭のマッサージ用として使用することも可能である。もちろん該仕切壁を複数設けてもよい。
【0030】
図7は更なる実施の形態に基づく環状管16を示しており、該環状管16は放射状の外側に、シェル40の上端部42の区域又は保持端20の上端部21の区域から下部へ伸長しており、シェル40の保持端20の軸長の少なくとも一部を密着して覆う環状形突出部36を備えている。この場合、環状管16の全周の壁面は長軸に対して対称的に断続している。壁面の放射状の内端44と放射状の外端45とはお互いに隣接しており、環状管16の内部15を密封している。突出部36は断続壁面の放射状の外端45に接合しており、保持端20及び環状管16は壁面の放射状の内端44に接合している。従って、突出部36の引き上げにより環状管16が開放又は展開され、それにより内部15へのアクセスが得られる。これは製造を簡潔にするためにも特に重要である。
【0031】
更に、図7の左側に図示されるように、上記の環状管16を開放できることで、追加の管60を環状管16へ挿入することが容易となる。この場合、管60を気体、液体、ゲル状又は気泡、又は別の適切な粘性の材料で充填し、その形状の安定性を維持させることが好ましい。この二重管配置により、管60自体が搾乳されたミルクと接触しないため、ミルクに接触する部分には適切ではない任意の耐性材料を管60へ使用することができる。これは、製造コスト又は充填した管の配合物の耐性に関しても利点を有する。一方、通常は長期においてはエアに対して耐性を有さないシリコンで製造されている乳頭ゴムの環状管16は、ミルクとの接触が完全には避けられないのでミルクに接触する部分に使用できる材料のみしか使用できない。
【0032】
図7の右側に図示される例において、放射状の内側の突出部36は保持端20の対応する窪みと係合する側面環状突起部38を有しているので、保持端20との確実な密着が可能となっている。更に、突出部36はその下部に、保持端20を軸方向に被覆する被覆突出部37を有しているので突出部と保持端の接合が向上する。必要に応じて、環状突起部38を対応する窪みから引き抜くことで、保持端20と被覆突出部37との接合をやめさせることもできる。ストラップ39を突出部36の周囲に設け、両部分の接合を確実にしてもよい。保持端20と突出部36との上に位置する面の別の設計方法は図7の左側に示されており、各面は軸方向にそれぞれ隣接して配置されている環状バルブ43を備えており、保持端20の各環状バルブと突出部36の対応する環くぼみとは互いに補完しあう。
【0033】
図8は図7の左側におけるバルブ配置を適切な設計で使用した場合を図示している。バルブが均一の形状で被覆突出部37がバルブによって規定されるピッチに適合するとき、突出部36は異なる高さ又は軸位置において各々保持端20に固定される。これにより、両方向矢印Cによって象徴的に示されているように、環状管の軸長の高さ調整がなされる。特に使用される物質について、環状管16の対応する設計が与えられている場合、壁面の厚み、鋳型、更に環状管16の内幅も多様に変化させることができ、これは両方向矢印Dによって図示されている。
【0034】
上記に詳細されるライナーはゴムで製造してもよいが、必ずしもゴムである必要はなく、ミルクに接触する部分の使用に適切なシリコン又は他のエラストマーで製造してもよい。
【0035】
本発明が上述の図示及び記載された実施の形態に限られるものでないことは自明である。例えば、環状管の正確な形状は実践上の要件にあわせることができ、各部分の構造上のデザインを製造上の必要に応じて製作してもよい。更に、それぞれの実施の形態に関連して詳説された本発明の特徴は、特に異なる説明又は技術的な理由から明白でない場合には、他の実施の形態においても実施可能である。例えば、環状縁部、環状管の副区分又は環状管の管部の仕切、環状管の開口部の有無、環状管の軸調整、突出部及び窪みなどが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態における環状管への接合路を有する本発明のライナーの断面図である。
【図2】図2は、第2の実施の形態における搾乳段階で細みの乳頭が挿入された本発明のライナーの断面図である。
【図3】図3は、第2の実施の形態における搾乳段階で厚みのある乳頭が挿入された本発明のライナーの断面図である。
【図4】図4は、第3の実施の形態における二重バルブの形状をした環状管を有する本発明のライナーの断面図である。
【図5】図5は、第4の実施の形態における保持端に接合部を有する本発明のライナーの断面図である。
【図6】図6は、第5の実施の形態における付加的な保持リブを有する本発明のライナーの断面図である。
【図7】図7は、第6の実施の形態における展開され開放される環状管を有する本発明のライナーの断面図である。
【図8】図8は、第7の実施の形態における展開され開放され、軸方向に調整される環状管を有する本発明のライナーの断面図である。
Claims (10)
- 2室のティートカップを形成する、略変形不可のティートカップシェル(40)に用いるライナーであって、該2室のティートカップにより、ミルクが吸引搾乳工程で乳頭(Z)から搾乳段階中に与えられる搾乳吸引力を介して抽出され、該乳頭が休止段階でマッサージされるライナーであって、
該ライナーは、ライナーの長軸に対して回転的に略対称な頭部(12)と、変移部(22)によって該頭部(12)に接続された胴部(14)と、からなり、
該胴部(14)は、弾性で、該乳頭を包囲しかつ形状を変化させることによって搾乳及び休止サイクルの間の交互の圧力変化に作用し、
該頭部(12)は、該乳頭(Z)用の挿入口(18)を形成する環状の管(16)として形成され、搾乳及び休止の両サイクル中に該乳頭を過度に締めつけることなく、搾乳吸引力に対する密着状態及び前記ライナーの該乳頭への最良の把握を確保し、
該環状管(16)は、乳頭が胴部(14)内へ導入されると環状空洞(30)が乳頭、変移部(22)、及び環状管(16)で規定されることによって成形され、
該環状管(16)の内幅は、搾乳サイクル中該乳頭(Z)に提供された該胴部(14)の区域の内幅よりも小さく、
該環状管(16)は、その内幅が放射状に外側へと拡径可能で、かつその軸長が乳頭の導入中に変化可能であるよう充分な弾性をもっていることを特徴とするライナー。 - 該環状管(16)は放射状になった外側にクビレ(17)を、及び放射状になった内側にクビレ(19)を有し、該クビレ(17)及び(19)は、前記ライナー(10)の長軸に略直交する面において、該環状管(16)の円周方向に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のライナー。
- 該頭部(12)は、該挿入口(18)に面する変移部(22)の端部に近接する放射状になった外側において、前記ライナー(10)の長軸に略直交する面において該環状管(16)の円周方向に設けられた窪み(13)を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載のライナー。
- 該環状管(16)はその放射状の内側に、前記ライナー(10)の長軸に略直交する面において環状管(16)の円周方向に設けられた少なくとも一つのリブ(32、33、34)を有することを特徴とする前記請求項1〜3のいずれか1項に記載されたライナー。
- 該環状管(16)は閉鎖され、気体、液体、ゲル状、気泡状、または別の粘性の材料のいずれかで充填されることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のライナー。
- 該環状管(16)は開口部(50)を有しており、環状管(16)は該開口部(50)を介して充填されるあるいは圧力源に接続されることを特徴とする、請求項5に記載のライナー。
- 該挿入口(18)に面する該変移部(22)の端部に近接する該環状管(16)の壁部は、環状管(16)の全周にわたって不連続であり、該壁部の放射状の外端(45)は環状管(16)内に形成された内側部分(15)を密封している間は該壁部の放射状の内端(44)に接触して位置し、また、該放射状の外端(45)は、少なくとも該ティートカップシェルの軸長部分にわたって該挿入口(18)に面するティートカップシェル(40)の端部を包囲できるような形状をなした突出部(36)において連続していることを特徴とする、前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のライナー。
- 前記突出部(36)は異なる軸位置内で該ティートカップシェル(40)に取り付け可能であることを特徴とする、請求項7に記載のライナー。
- 該環状管(16)は、前記ライナー(10)の長軸に略直交した面に設けられた少なくとも一枚の仕切壁(54)によって軸方向にお互いにずらして配置された管部(56、58)に副区分されることを特徴とする、前記請求項1〜9のいずれかに1項に記載されたライナー。
- 管(60)が環状管(16)に設けられることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のライナー。
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