JP2004506828A - 内燃機関のガス交換弁のシャフト端部と弁調節器の調節部材との間の結合部 - Google Patents
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Abstract
本発明は、内燃機関のガス交換弁(1)のシャフト端部(14)と弁調節器(4)の調節部材(2)との間の結合部(18)であって、シャフト端部(14)を取り囲む、調節部材(2)に支えられている、シェル形の、少なくとも2つのくさび片(22,24)を備え、これらのくさび片の半径方向外側の周面はくさび状に延びており、且つこれらのくさび片は少なくとも1つの円錐締め付けスリーブ(26)によりつかまれており、この円錐締め付けスリーブの半径方向内側の周面はくさび片(22,24)の円錐角に対して相補的に延びており、その際、くさび片(22,24)の半径方向内側の周面(38)及びガス交換弁(1)のシャフト端部(14)の半径方向外側の周面(40)に、互いに係合する突起(42)及び切り欠き(44)が設けられている形式のものに関する。
本発明は、シャフト端部(14)をくさび片(22,24)に対して相対的に回動運動可能にするために、くさび片が、円周方向で見て、ギャップなしに互いに接続していて、環状のくさびスリーブ(22,24)を形成しており、このくさびスリーブの内径はガス交換弁(1)のシャフト端部(14)の外径よりもわずかに大きく、且つ、突起(42)及び切り欠き(44)がわずかな遊びをもって互いに係合しているようにする。
本発明は、シャフト端部(14)をくさび片(22,24)に対して相対的に回動運動可能にするために、くさび片が、円周方向で見て、ギャップなしに互いに接続していて、環状のくさびスリーブ(22,24)を形成しており、このくさびスリーブの内径はガス交換弁(1)のシャフト端部(14)の外径よりもわずかに大きく、且つ、突起(42)及び切り欠き(44)がわずかな遊びをもって互いに係合しているようにする。
Description
【0001】
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念に記載した形式の、内燃機関のガス交換弁のシャフト端部と弁調節器の調節部材との間の結合部から出発する。
【0002】
シャフト端部を取り囲む、調節部材に軸方向で支持された少なくとも2つのシェル形のくさび片を備え、これらのくさび片の半径方向外側の周面が円錐状に延びており、これらのくさび片は、少なくとも1つの円錐締め付けスリーブによって取り囲まれており、この円錐締め付けスリーブの半径方向内側の周面は、くさび片の円錐角に対して相補的に延びており、この円錐締め付けスリーブはシャフト端部に、このシャフト端部にねじはめられたナットによって軸方向で支持されている形式の、このような結合部はWO 99/66177から公知である。くさび片の半径方向内側の周面には環状突起が存在しており、この環状突起は、シャフト端部の半径方向外側の周面における環状溝内に係合している。調節部材はディフェレンシャルピストンによって形成されており、このディフェレンシャルピストンは、互いに逆向きの、端面側のピストン面のその都度の圧力負荷に応じて、弁調節器のシリンダケーシングの内部で上下に滑動することができる。
【0003】
くさび作用及び軸方向で前緊縮されている円錐締め付けスリーブによって、くさび片の、それぞれ半径方向内側の周面がガス交換弁のシャフト端部に同一平面で接触し、これによりシャフト端部とディフェレンシャルピストンに支持されているくさび片との間に付着摩擦が生ぜしめられる。この場合、例えば弁座の一様な磨滅に有利に作用する、ガス交換弁の縦軸線を中心とする回動は、ディフェレンシャルピストンと一緒にしか可能でない。ディフェレンシャルピストンによって制限されている、加圧下の液力液体により負荷されている圧力室は高圧シールによって互いに且つ大気に対してシールされているので、ディフェレンシャルピストンの回動運動のために比較的高い摩擦力を克服しなければならない。
【0004】
発明の利点
これに対し、内燃機関のガス交換弁のシャフト端部と弁調節器の調節部材との間の本発明による結合部は、次のような利点を有している。すなわち、結合が摩擦接続式ではなく、形状接続式で遊びをもって係合している突起と切り欠きとによって行われ、且つこれによってシャフト端部の、調節部材に対する相対的な回動運動を許容することである。くさび片によって形成されているくさびスリーブの、シャフト端部に対してわずかに大きい直径は、調節部材とガス交換弁との間の相対回動不能な摩擦接続を阻止する。この場合、例えば周方向に関しての弁磨滅の一様化あるいは弁座に堆積物がたまらないようにするような、ガス交換弁の縦軸線を中心とする規則的な回動によって公知の利点を達成するために、調節部材はガス交換弁と一緒に回動させる必要はない。更に、この場合、燃焼プロセスのジェット炎は常に弁皿の同じ箇所に当たらず、これによって火穴の形成が効果的に防止される。調節部材はガス交換弁と一緒に回動しないので、ガス交換弁は低い摩擦力に基づいて、更に容易に回動することができる。
【0005】
従属請求項に記載した手段によって、請求項1に記載した発明の有利な展開及び改善が可能である。
【0006】
特に好ましい手段によれば、くさびスリーブの内径とガス交換弁のシャフト端部の外径との間の直径差は殊に100分の数mmである。調節部材からガス交換弁に作用する引張力及び押圧力を主として形状接続式で伝達し得るようにするためには、くさび片が、周方向で延び且つ半径方向内側の円筒状の周面に構成されている少なくとも1つの環状隆起部を有しており、この環状隆起部のそれぞれが、シャフト端部に形成された、対応する環状溝内に係合している。環状隆起部及び環状溝はほぼ半円形の横断面を有している。環状隆起部と環状溝との間の摩擦力接続による締め付け作用を回避するために、環状溝の内半径は環状隆起部の外半径よりもわずかに大きい。
【0007】
別の有利な構成では、ガス交換弁のシャフトが、内燃機関のシリンダヘッドから弁調節器の調節器ケーシングを貫通して、ほぼ調節器ケーシングの上方の囲壁に構成されている開口の範囲にまで延びている。これによって、弁皿を完全に予備組み付けされたユニットとして、まず、シリンダヘッド上に載着し、且つ次いでガス交換弁と調節部材との結合を、開口を通して、あるいは弁調節器ケーシングの外方で行うことができ、このことは組み付けを、開口の上方からの自由な接近性に基づき著しく容易にする。
【0008】
弁調節器の調節部材は有利には調節スリーブによって形成されており、この調節スリーブはガス交換弁のシャフト端部を半径方向の間隔をあけて取り囲んでおり、この調節スリーブの自由端部は1区分だけ、調節器ケーシングの囲壁内の開口から突出している。円錐締め付けスリーブの半径方向外側の周面が、調節スリーブの半径方向内側の円筒状の周面と同一平面であり、調節スリーブの内径は、調節スリーブの自由端部の範囲においてシリンダヘッドに向かって、段によって階段状に減少されている。この場合、半径方向で見て円錐締め付けスリーブが、くさび片と調節スリーブの半径方向内側の周面との間に配置されており、その際、調節スリーブの自由端部に向かって、くさび片の外径が円錐状に先細になっており、且つ円錐締め付けスリーブの内径が円錐状に拡大されている。円錐締め付けスリーブを調節器スリーブで支持するために、円錐締め付けスリーブをくさび片上に締め付ける締付け体が設けられており、この締付け体は調節スリーブの自由端部にねじ山によって、あるいは調節スリーブの半径方向内側の環状溝内に係合する止めリングによって支持されており、これによって、くさび片が軸方向で段に緊定されている。
【0009】
ねじ山あるいは止めリングのための環状溝はもちろんノッチを形成し、ガス交換弁において高い負荷交番数を受ける結合部の耐久強度を減少させることがある。ねじ山あるいは止めリングが、本発明の別の好ましい手段により、調節スリーブの、互いにキー止めされているくさび片及び円錐締め付けスリーブから殊に軸方向で間隔をおいた範囲内に配置されていることによって、ねじ山及び止めリングのための環状溝は力流の外方に位置し、交番する力導入負荷にさらされることはない。むしろ、ねじ山あるいは止めリングのための環状溝は主としてくさび作用を介してくさび片をまとめる静的な前緊縮力を受けるに過ぎない。ガス交換弁内への力導入はしたがってねじ山あるいは止めリングによって行われるのではなしに、互いに係合する突起及び切り欠きに基づいて生ぜしめられる形状接続式の結合によって行われる。
【0010】
有利には、締付け体と、該締付け体に面した円錐締め付けスリーブの端面との間に締め付けディスクが配置されている。これによって構造部分に生ずる固着現象が補償され、結合部内の必要な軸方向の前緊縮を維持することができる。
【0011】
実施例の説明
本発明の実施例は図面に示されており、以下において詳細に説明する。
【0012】
内燃機関の弁駆動装置のうち、図1においては尺度の理由からガス交換弁1だけが示されており、これは弁調節器4の調節部材2によって操作され、上下運動で開放及び閉鎖運動を行う。
【0013】
調節部材は調節スリーブ2として構成されており、これはガス交換弁1のシャフト6を半径方向間隔をあけて同軸的に取り囲んでいる。ガス交換弁1のシャフト6は図示していない内燃機関のシリンダヘッドから弁調節器4の調節器ケーシング8を貫通して、ほぼ調節器ケーシング8の上方の囲壁10に形成された開口12の範囲にまで達しており、開口12からそのシャフト端部14をもって有利には1区分だけ突出している。同様に調節スリーブの自由端部16も開口12から突出しており、シャフト端部14から1区分だけ突出している。調節スリーブ2には、尺度の理由から図示していない、液力で操作可能なディフェレンシャルピストンが連結されており、これは調節スリーブ2に作用して往復運動を行わせる。
【0014】
ガス交換弁1のシャフト端部14と弁調節器4の調節スリーブ2の自由端部16との間の結合部18は、ガス交換弁1のシャフト端部14を取り囲んでおり、調節スリーブ2の段20に軸方向で支持された2つのシェル形のくさび片22,24を有しており、これらのくさび片の半径方向外側の周面は円錐状に延びている。くさび片22,24は少なくとも1つの円錐締め付けスリーブ26により取り囲まれており、円錐締め付けスリーブの半径方向内側の周面はくさび片22,24の円錐角に対して相補的に延びており、その際、半径方向で見て円錐締め付けスリーブ26は、くさび片22,24と調節スリーブ2の自由端部の半径方向内側の周面28との間に配置されている。加えて、円錐締め付けスリーブ26をくさび片22,24上に締め付ける締付け体30が設けられており、この締付け体は調節スリーブ2の自由端部16に支持されていて、有利には内部六角部を備えたねじ山片によって形成されており、調節スリーブ2の雌ねじ山32内にねじ込まれている。締付け体30に向かって、くさび片22,24の外径は円錐状に先細になっているのに対し、円錐締め付けスリーブ26の内径はこの方向で円錐状に拡大している。締付け体30とこれに面した円錐締め付けスリーブ26の端面との間には締め付けディスク34が配置されている。軸方向の前緊縮力の万一の損失は、調節スリーブ2を弾性的に構成することによっても補償することができる。円錐締め付けスリーブ26の半径方向外側の円筒状の周面36は、調節スリーブ2の自由端部16の半径方向内側の周面28と同一平面であり、調節スリーブの内径は、くさび片22,24の、締付け体30から離れる方の側で段20によって階段状に減少されている。即ち、円錐締め付けスリーブ26及びくさび片2,24は調節スリーブ2の段20と締付け体30との間に軸方向で配置されている。
【0015】
締付け体30を調節スリーブ2内にねじ込む際に、軸方向力が円錐締め付けスリーブ26上に及ぼされ、円錐締め付けスリーブは、くさび片22,24のくさび作用に基づいて軸方向で段20に緊定され、これにより、くさび片は軸方向で調節スリーブ2と形状接続式で結合される。他面において、締付け体30によって円錐締め付けスリーブ26に及ぼされる軸方向の力は大きく、一方では円錐締め付けスリーブ26の半径方向外側の周面36と調節スリーブ2の半径方向内側の周面28との間、及び他方では円錐締め付けスリーブ26及びくさび片22,24の互いに対応するくさび面の間に付着摩擦が存在し、これにより、くさび片22,24は付加的に摩擦接続式でも調節スリーブ2と連結されている。
【0016】
最後に両方のくさび片22,24は、円錐締め付けスリーブ26の作用によって半径方向で互いに緊定されている。しかし、図2に示すように、くさび片22,24は周方向で見て、互いにギャップなしで同一平面で接続し、その内径がガス交換弁のシャフト端部14の外径よりもわずかに大きい環状のくさびスリーブを形成しているので、ガス交換弁1のシャフト端部14の周面と、くさびスリーブ22,24の半径方向内側の周面38との間には摩擦接続式の接触は形成されず、この摩擦接続式の接触は、調節スリーブ2によって摩擦接続式で回動不能に緊定されたくさびスリーブ22,24に対するシャフト端部14の回動運動を阻止するのに充分である。くさびスリーブ22,24の内径と、ガス交換弁1のシャフト端部14の外径との間の直径差は有利には100分の数mmである。
【0017】
しかしながら、調節スリーブ2の軸方向の運動をガス交換弁1に伝達し得るようにするために、くさび片22,24の半径方向内側の周面38と、ガス交換弁1のシャフト端部14の半径方向外側の周面40とには、互いに係合する突起42及び切り欠き44が設けられており、これにより形状接続式の結合が生ぜしめられる。シャフト端部14の、くさびスリーブ22,24に対して相対的な回動運動を可能にするために、突起42及び切り欠き44は、有利にはわずかな軸方向及び半径方向の遊びをもって互いに係合している。
【0018】
有利な実施形態では、くさび片22,24は半径方向内側の円筒状の周面38に、等間隔で軸方向で相前後して配置された、それぞれ円周方向に延びている3つの環状隆起部42を有しており、これらの環状隆起部のそれぞれは、シャフト端部14内に形成された対応する周方向の環状溝44に係合している。環状隆起部42及び環状溝44はほぼ半円形の横断面を有しており、その際、図3から明らかなように、環状溝44の内半径は、有利には100分の数mmだけ、環状隆起部42の外半径よりも大きい。これによって、半径方向遊び並びに軸方向遊びが生じ、これによってやはり、シャフト端部14とくさび片22,24との間に付着摩擦が構成されることが阻止される。したがってガス交換弁1は調節スリーブ2に対して自由に回動することができるのに対し、調節スリーブの上下運動は、遊びのある形状接続式の結合部18によって伝達される。
【0019】
図4に示した別の実施形態によれば、締付け体30はねじ山を介してではなく、調節スリーブ2の半径方向内側の環状溝46に係合する止めリング48によって支持されており、この止めリングは締付け体30の上方のリング形の端面に係合している。この場合、円錐締め付けスリーブ26は組付け工具によって上方から調節スリーブ2内に押し込まれ、且つ止めリング48によって固定される。この場合、締め付けディスク34は省略することができる。
【0020】
調節スリーブ2の軸方向の運動はくさび片22,24によってガス交換弁1のシャフト6に伝達され、くさび片はねじ山32あるいは止めリング48から軸方向で隔てられて配置されている。この場合、ねじ山32あるいは止めリング48は、ガス交換弁1のシャフト端部14からくさび片22,24を経て調節スリーブ2内に延びる力流の外方の範囲内に位置している。これにより、ねじ山32あるいは環状溝46を形成するノッチは、ガス交換弁1において高い負荷交番数の作用を受ける結合部18の耐久強度を減少させない。
【0021】
ガス交換弁1のシャフト端部14と調節スリーブ2との間の結合部18は、シリンダヘッドに載着された調節器ケーシング8の上方の囲壁10の開口12の範囲に位置しているので、結合部は、弁調節器4をシリンダヘッドに組み付けた後、上方から容易にアプローチ可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関のガス交換弁と弁調節器の調節部材との間の本発明による結合部の好ましい1実施形の側方横断面図を示す。
【図2】図1の線II−IIに沿った横断面図を示す。
【図3】図1の細部Aを拡大して示す。
【図4】本発明による結合部の別の実施形を示す。
【符号の説明】
1 ガス交換弁、 2 調節部材、 4 弁調節器、 6 シャフト、 8 調節器ケーシング、 10 囲壁、 12 開口、 14 シャフト端部、 16 自由端部、 18 結合部、 20 段、 22 くさび片、 24 くさび片、 26 円錐締め付けスリーブ、 28 周面、 30 締付け体、 32 雌ねじ山、 34 締め付けディスク、 36 周面、 38 周面、 42 突起、 44 切り欠き、 46 環状溝、 48 止めリング
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念に記載した形式の、内燃機関のガス交換弁のシャフト端部と弁調節器の調節部材との間の結合部から出発する。
【0002】
シャフト端部を取り囲む、調節部材に軸方向で支持された少なくとも2つのシェル形のくさび片を備え、これらのくさび片の半径方向外側の周面が円錐状に延びており、これらのくさび片は、少なくとも1つの円錐締め付けスリーブによって取り囲まれており、この円錐締め付けスリーブの半径方向内側の周面は、くさび片の円錐角に対して相補的に延びており、この円錐締め付けスリーブはシャフト端部に、このシャフト端部にねじはめられたナットによって軸方向で支持されている形式の、このような結合部はWO 99/66177から公知である。くさび片の半径方向内側の周面には環状突起が存在しており、この環状突起は、シャフト端部の半径方向外側の周面における環状溝内に係合している。調節部材はディフェレンシャルピストンによって形成されており、このディフェレンシャルピストンは、互いに逆向きの、端面側のピストン面のその都度の圧力負荷に応じて、弁調節器のシリンダケーシングの内部で上下に滑動することができる。
【0003】
くさび作用及び軸方向で前緊縮されている円錐締め付けスリーブによって、くさび片の、それぞれ半径方向内側の周面がガス交換弁のシャフト端部に同一平面で接触し、これによりシャフト端部とディフェレンシャルピストンに支持されているくさび片との間に付着摩擦が生ぜしめられる。この場合、例えば弁座の一様な磨滅に有利に作用する、ガス交換弁の縦軸線を中心とする回動は、ディフェレンシャルピストンと一緒にしか可能でない。ディフェレンシャルピストンによって制限されている、加圧下の液力液体により負荷されている圧力室は高圧シールによって互いに且つ大気に対してシールされているので、ディフェレンシャルピストンの回動運動のために比較的高い摩擦力を克服しなければならない。
【0004】
発明の利点
これに対し、内燃機関のガス交換弁のシャフト端部と弁調節器の調節部材との間の本発明による結合部は、次のような利点を有している。すなわち、結合が摩擦接続式ではなく、形状接続式で遊びをもって係合している突起と切り欠きとによって行われ、且つこれによってシャフト端部の、調節部材に対する相対的な回動運動を許容することである。くさび片によって形成されているくさびスリーブの、シャフト端部に対してわずかに大きい直径は、調節部材とガス交換弁との間の相対回動不能な摩擦接続を阻止する。この場合、例えば周方向に関しての弁磨滅の一様化あるいは弁座に堆積物がたまらないようにするような、ガス交換弁の縦軸線を中心とする規則的な回動によって公知の利点を達成するために、調節部材はガス交換弁と一緒に回動させる必要はない。更に、この場合、燃焼プロセスのジェット炎は常に弁皿の同じ箇所に当たらず、これによって火穴の形成が効果的に防止される。調節部材はガス交換弁と一緒に回動しないので、ガス交換弁は低い摩擦力に基づいて、更に容易に回動することができる。
【0005】
従属請求項に記載した手段によって、請求項1に記載した発明の有利な展開及び改善が可能である。
【0006】
特に好ましい手段によれば、くさびスリーブの内径とガス交換弁のシャフト端部の外径との間の直径差は殊に100分の数mmである。調節部材からガス交換弁に作用する引張力及び押圧力を主として形状接続式で伝達し得るようにするためには、くさび片が、周方向で延び且つ半径方向内側の円筒状の周面に構成されている少なくとも1つの環状隆起部を有しており、この環状隆起部のそれぞれが、シャフト端部に形成された、対応する環状溝内に係合している。環状隆起部及び環状溝はほぼ半円形の横断面を有している。環状隆起部と環状溝との間の摩擦力接続による締め付け作用を回避するために、環状溝の内半径は環状隆起部の外半径よりもわずかに大きい。
【0007】
別の有利な構成では、ガス交換弁のシャフトが、内燃機関のシリンダヘッドから弁調節器の調節器ケーシングを貫通して、ほぼ調節器ケーシングの上方の囲壁に構成されている開口の範囲にまで延びている。これによって、弁皿を完全に予備組み付けされたユニットとして、まず、シリンダヘッド上に載着し、且つ次いでガス交換弁と調節部材との結合を、開口を通して、あるいは弁調節器ケーシングの外方で行うことができ、このことは組み付けを、開口の上方からの自由な接近性に基づき著しく容易にする。
【0008】
弁調節器の調節部材は有利には調節スリーブによって形成されており、この調節スリーブはガス交換弁のシャフト端部を半径方向の間隔をあけて取り囲んでおり、この調節スリーブの自由端部は1区分だけ、調節器ケーシングの囲壁内の開口から突出している。円錐締め付けスリーブの半径方向外側の周面が、調節スリーブの半径方向内側の円筒状の周面と同一平面であり、調節スリーブの内径は、調節スリーブの自由端部の範囲においてシリンダヘッドに向かって、段によって階段状に減少されている。この場合、半径方向で見て円錐締め付けスリーブが、くさび片と調節スリーブの半径方向内側の周面との間に配置されており、その際、調節スリーブの自由端部に向かって、くさび片の外径が円錐状に先細になっており、且つ円錐締め付けスリーブの内径が円錐状に拡大されている。円錐締め付けスリーブを調節器スリーブで支持するために、円錐締め付けスリーブをくさび片上に締め付ける締付け体が設けられており、この締付け体は調節スリーブの自由端部にねじ山によって、あるいは調節スリーブの半径方向内側の環状溝内に係合する止めリングによって支持されており、これによって、くさび片が軸方向で段に緊定されている。
【0009】
ねじ山あるいは止めリングのための環状溝はもちろんノッチを形成し、ガス交換弁において高い負荷交番数を受ける結合部の耐久強度を減少させることがある。ねじ山あるいは止めリングが、本発明の別の好ましい手段により、調節スリーブの、互いにキー止めされているくさび片及び円錐締め付けスリーブから殊に軸方向で間隔をおいた範囲内に配置されていることによって、ねじ山及び止めリングのための環状溝は力流の外方に位置し、交番する力導入負荷にさらされることはない。むしろ、ねじ山あるいは止めリングのための環状溝は主としてくさび作用を介してくさび片をまとめる静的な前緊縮力を受けるに過ぎない。ガス交換弁内への力導入はしたがってねじ山あるいは止めリングによって行われるのではなしに、互いに係合する突起及び切り欠きに基づいて生ぜしめられる形状接続式の結合によって行われる。
【0010】
有利には、締付け体と、該締付け体に面した円錐締め付けスリーブの端面との間に締め付けディスクが配置されている。これによって構造部分に生ずる固着現象が補償され、結合部内の必要な軸方向の前緊縮を維持することができる。
【0011】
実施例の説明
本発明の実施例は図面に示されており、以下において詳細に説明する。
【0012】
内燃機関の弁駆動装置のうち、図1においては尺度の理由からガス交換弁1だけが示されており、これは弁調節器4の調節部材2によって操作され、上下運動で開放及び閉鎖運動を行う。
【0013】
調節部材は調節スリーブ2として構成されており、これはガス交換弁1のシャフト6を半径方向間隔をあけて同軸的に取り囲んでいる。ガス交換弁1のシャフト6は図示していない内燃機関のシリンダヘッドから弁調節器4の調節器ケーシング8を貫通して、ほぼ調節器ケーシング8の上方の囲壁10に形成された開口12の範囲にまで達しており、開口12からそのシャフト端部14をもって有利には1区分だけ突出している。同様に調節スリーブの自由端部16も開口12から突出しており、シャフト端部14から1区分だけ突出している。調節スリーブ2には、尺度の理由から図示していない、液力で操作可能なディフェレンシャルピストンが連結されており、これは調節スリーブ2に作用して往復運動を行わせる。
【0014】
ガス交換弁1のシャフト端部14と弁調節器4の調節スリーブ2の自由端部16との間の結合部18は、ガス交換弁1のシャフト端部14を取り囲んでおり、調節スリーブ2の段20に軸方向で支持された2つのシェル形のくさび片22,24を有しており、これらのくさび片の半径方向外側の周面は円錐状に延びている。くさび片22,24は少なくとも1つの円錐締め付けスリーブ26により取り囲まれており、円錐締め付けスリーブの半径方向内側の周面はくさび片22,24の円錐角に対して相補的に延びており、その際、半径方向で見て円錐締め付けスリーブ26は、くさび片22,24と調節スリーブ2の自由端部の半径方向内側の周面28との間に配置されている。加えて、円錐締め付けスリーブ26をくさび片22,24上に締め付ける締付け体30が設けられており、この締付け体は調節スリーブ2の自由端部16に支持されていて、有利には内部六角部を備えたねじ山片によって形成されており、調節スリーブ2の雌ねじ山32内にねじ込まれている。締付け体30に向かって、くさび片22,24の外径は円錐状に先細になっているのに対し、円錐締め付けスリーブ26の内径はこの方向で円錐状に拡大している。締付け体30とこれに面した円錐締め付けスリーブ26の端面との間には締め付けディスク34が配置されている。軸方向の前緊縮力の万一の損失は、調節スリーブ2を弾性的に構成することによっても補償することができる。円錐締め付けスリーブ26の半径方向外側の円筒状の周面36は、調節スリーブ2の自由端部16の半径方向内側の周面28と同一平面であり、調節スリーブの内径は、くさび片22,24の、締付け体30から離れる方の側で段20によって階段状に減少されている。即ち、円錐締め付けスリーブ26及びくさび片2,24は調節スリーブ2の段20と締付け体30との間に軸方向で配置されている。
【0015】
締付け体30を調節スリーブ2内にねじ込む際に、軸方向力が円錐締め付けスリーブ26上に及ぼされ、円錐締め付けスリーブは、くさび片22,24のくさび作用に基づいて軸方向で段20に緊定され、これにより、くさび片は軸方向で調節スリーブ2と形状接続式で結合される。他面において、締付け体30によって円錐締め付けスリーブ26に及ぼされる軸方向の力は大きく、一方では円錐締め付けスリーブ26の半径方向外側の周面36と調節スリーブ2の半径方向内側の周面28との間、及び他方では円錐締め付けスリーブ26及びくさび片22,24の互いに対応するくさび面の間に付着摩擦が存在し、これにより、くさび片22,24は付加的に摩擦接続式でも調節スリーブ2と連結されている。
【0016】
最後に両方のくさび片22,24は、円錐締め付けスリーブ26の作用によって半径方向で互いに緊定されている。しかし、図2に示すように、くさび片22,24は周方向で見て、互いにギャップなしで同一平面で接続し、その内径がガス交換弁のシャフト端部14の外径よりもわずかに大きい環状のくさびスリーブを形成しているので、ガス交換弁1のシャフト端部14の周面と、くさびスリーブ22,24の半径方向内側の周面38との間には摩擦接続式の接触は形成されず、この摩擦接続式の接触は、調節スリーブ2によって摩擦接続式で回動不能に緊定されたくさびスリーブ22,24に対するシャフト端部14の回動運動を阻止するのに充分である。くさびスリーブ22,24の内径と、ガス交換弁1のシャフト端部14の外径との間の直径差は有利には100分の数mmである。
【0017】
しかしながら、調節スリーブ2の軸方向の運動をガス交換弁1に伝達し得るようにするために、くさび片22,24の半径方向内側の周面38と、ガス交換弁1のシャフト端部14の半径方向外側の周面40とには、互いに係合する突起42及び切り欠き44が設けられており、これにより形状接続式の結合が生ぜしめられる。シャフト端部14の、くさびスリーブ22,24に対して相対的な回動運動を可能にするために、突起42及び切り欠き44は、有利にはわずかな軸方向及び半径方向の遊びをもって互いに係合している。
【0018】
有利な実施形態では、くさび片22,24は半径方向内側の円筒状の周面38に、等間隔で軸方向で相前後して配置された、それぞれ円周方向に延びている3つの環状隆起部42を有しており、これらの環状隆起部のそれぞれは、シャフト端部14内に形成された対応する周方向の環状溝44に係合している。環状隆起部42及び環状溝44はほぼ半円形の横断面を有しており、その際、図3から明らかなように、環状溝44の内半径は、有利には100分の数mmだけ、環状隆起部42の外半径よりも大きい。これによって、半径方向遊び並びに軸方向遊びが生じ、これによってやはり、シャフト端部14とくさび片22,24との間に付着摩擦が構成されることが阻止される。したがってガス交換弁1は調節スリーブ2に対して自由に回動することができるのに対し、調節スリーブの上下運動は、遊びのある形状接続式の結合部18によって伝達される。
【0019】
図4に示した別の実施形態によれば、締付け体30はねじ山を介してではなく、調節スリーブ2の半径方向内側の環状溝46に係合する止めリング48によって支持されており、この止めリングは締付け体30の上方のリング形の端面に係合している。この場合、円錐締め付けスリーブ26は組付け工具によって上方から調節スリーブ2内に押し込まれ、且つ止めリング48によって固定される。この場合、締め付けディスク34は省略することができる。
【0020】
調節スリーブ2の軸方向の運動はくさび片22,24によってガス交換弁1のシャフト6に伝達され、くさび片はねじ山32あるいは止めリング48から軸方向で隔てられて配置されている。この場合、ねじ山32あるいは止めリング48は、ガス交換弁1のシャフト端部14からくさび片22,24を経て調節スリーブ2内に延びる力流の外方の範囲内に位置している。これにより、ねじ山32あるいは環状溝46を形成するノッチは、ガス交換弁1において高い負荷交番数の作用を受ける結合部18の耐久強度を減少させない。
【0021】
ガス交換弁1のシャフト端部14と調節スリーブ2との間の結合部18は、シリンダヘッドに載着された調節器ケーシング8の上方の囲壁10の開口12の範囲に位置しているので、結合部は、弁調節器4をシリンダヘッドに組み付けた後、上方から容易にアプローチ可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関のガス交換弁と弁調節器の調節部材との間の本発明による結合部の好ましい1実施形の側方横断面図を示す。
【図2】図1の線II−IIに沿った横断面図を示す。
【図3】図1の細部Aを拡大して示す。
【図4】本発明による結合部の別の実施形を示す。
【符号の説明】
1 ガス交換弁、 2 調節部材、 4 弁調節器、 6 シャフト、 8 調節器ケーシング、 10 囲壁、 12 開口、 14 シャフト端部、 16 自由端部、 18 結合部、 20 段、 22 くさび片、 24 くさび片、 26 円錐締め付けスリーブ、 28 周面、 30 締付け体、 32 雌ねじ山、 34 締め付けディスク、 36 周面、 38 周面、 42 突起、 44 切り欠き、 46 環状溝、 48 止めリング
Claims (11)
- 内燃機関のガス交換弁(1)のシャフト端部(14)と弁調節器(4)の調節部材(2)との間の結合部(18)であって、シャフト端部(14)を取り囲む、調節部材(2)に支持された、シェル形の少なくとも2つのくさび片(22,24)が設けられており、これらのくさび片の半径方向外側の周面が円錐状に延びており、且つこれらのくさび片は少なくとも1つの円錐締め付けスリーブ(26)によって取り囲まれており、この円錐締め付けスリーブの半径方向内側の周面はくさび片(22,24)の円錐角に対して相補的に延びており、その際、くさび片(22,24)の半径方向内側の周面(38)及びガス交換弁(1)のシャフト端部(14)の半径方向外側の周面(40)に、互いに係合する突起(42)及び切り欠き(44)が設けられている形式のものにおいて、
シャフト端部(14)をくさび片(22,24)に対して相対的に回動運動可能にするために、くさび片が周方向で見て互いにギャップなしで接続しており且つ環状のくさびスリーブ(22,24)を形成しており、このくさびスリーブの内径はガス交換弁(1)のシャフト端部(14)の外径よりもわずかに大きく、且つ、突起(42)及び切り欠き(44)がわずかな遊びをもって互いに係合していることを特徴とする、内燃機関のガス交換弁のシャフト端部と弁調節器の調節部材との間の結合部。 - くさびスリーブ(22,24)の内径とガス交換弁(1)のシャフト端部(14)の外径との間の直径差が殊に100分の数mmであることを特徴とする、請求項1記載の結合部。
- くさび片(22,24)が、周方向で延び且つ半径方向内側の円筒状の周面(38)に形成された少なくとも1つの環状隆起部(42)を有しており、この環状隆起部のそれぞれが、シャフト端部(14)に形成された、対応する環状溝(44)に係合しており、これにより、調節部材(2)からガス交換弁(1)に作用する引張力及び押圧力が主として形状接続式で伝達されるようにしたことを特徴とする、請求項2記載の結合部。
- 環状隆起部(42)及び環状溝(44)がほぼ半円形の横断面を有しており、環状溝(44)の内半径が環状隆起部(42)の外半径よりもわずかに大きいことを特徴とする、請求項3記載の結合部。
- ガス交換弁(1)のシャフト(6)が、内燃機関のシリンダヘッドから弁調節器(4)の調節器ケーシング(8)を貫通して、ほぼ調節器ケーシング(8)の上方の囲壁(10)に構成されている開口(12)の範囲にまで延びており、この開口を通して、結合部(18)が、弁調節器(4)をシリンダヘッドに組み付けた後に、上方からアプローチ可能であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の結合部。
- 弁調節器(4)の調節部材が調節スリーブ(2)によって形成されており、この調節スリーブは、ガス交換弁(1)のシャフト端部(14)を、半径方向間隔をあけて取り囲んでおり、この調節スリーブの自由端部(16)は1区分だけ、調節器ケーシング(8)の囲壁(10)内の開口(12)から突出していることを特徴とする、請求項5記載の結合部。
- 円錐締め付けスリーブ(26)の半径方向外側の周面(36)が、調節スリーブ(2)の半径方向内側の円筒状の周面(28)と同一平面であり、調節スリーブの内径が、該調節スリーブ(2)の自由端部(16)の範囲において、シリンダヘッドに向かって段(20)によって階段状に減少されていることを特徴とする、請求項6記載の結合部。
- 半径方向で見て、円錐締め付けスリーブ(26)が、くさび片(22,24)と調節スリーブ(2)の半径方向内側の周面(28)との間に配置されており、その際、調節スリーブ(2)の自由端部(16)に向かって、くさび片(22,24)の外径が円錐状に先細になっており、且つ円錐締め付けスリーブ(26)の内径が円錐状に拡大されていることを特徴とする、請求項7記載の結合部。
- 円錐締め付けスリーブ(26)をくさび片(22,24)上に締め付ける締付け体(30)が設けられており、この締付け体は調節スリーブの自由端部(16)に、ねじ山(32)によって、あるいは、調節スリーブ(2)の半径方向内側の環状溝(46)内に係合する止めリング(48)によって支持されており、これによって、くさび片(22,24)が軸方向で段(20)に緊定されていることを特徴とする、請求項8記載の結合部。
- ねじ山(32)あるいは止めリング(48)が、調節スリーブ(2)の、互いにキー止めされているくさび片(22,24)及び円錐締め付けスリーブ(26)から殊に軸方向で間隔をおいた範囲内に配置されていることを特徴とする、請求項8又は9記載の結合部。
- 締付け体(30)と、該締付け体に面した円錐締め付けスリーブ(26)の端面との間に、締め付けディスク(34)が配置されていることを特徴とする、請求項10記載の結合部。
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