JP2004505350A

JP2004505350A - データまたはデータオブジェクトの選択、処理および表示方法

Info

Publication number: JP2004505350A
Application number: JP2002514586A
Authority: JP
Inventors: バウアー、クリスチアン; ガツェマイヤー、オラフ; イエーレ、クラウス
Original assignee: Siemens AG
Current assignee: Siemens AG
Priority date: 2000-07-20
Filing date: 2001-07-18
Publication date: 2004-02-19
Also published as: US7136060B2; WO2002008952A3; CN1443327A; WO2002008952A2; US20030137509A1; DE10035270A1; EP1317719A2

Abstract

本発明は予め定められたハイアラーキ内でデータ処理装置のアドレス指定可能なメモリ場所に格納されているデータまたはデータオブジェクトを選択、処理および表示する方法に関する。ハイアラーキは幹およびそれから分岐する枝を備えたツリー構造を有する。データまたはデータオブジェクト（１３〜１６、２１〜２３、３０）の表示及び／又は共通処理が、共通の表内にツリー構造の種々のハイアラーキレベルのリスティングを行うことから実行される。

Description

【０００１】
本発明は電子的データ処理装置内のデータを選択、処理および表示する方法に関する。
【０００２】
電子的データ処理装置が、記憶、計算またはその他の予め定められたデータを選択するためにこれらのデータが予め定められたハイアラーキ内にアドレス指定可能なメモリ場所内に格納されるように、制御されることは、通常行われていることである。これらのハイアラーキは、通常、予め定められたルーチンのプログラム制御される処理とデータ量の相応の対応付けとが効率的かつ確実に行われ得るように、幹およびそれから分岐する枝を備えたいわゆるツリー構造を有する。
【０００３】
特に特定のプログラム部分を駆動し、ツリー構造の任意の枝からのデータを同時に対応付ける際、従来の方法では、ハイアラーキ的なツリー構造により常に枝内に含まれているデータまたはデータアドレスのリスティングしか選択、処理または可視化されない欠点がある。データまたはデータアドレスを、ハイアラーキ上より上位またはより下位に位置している枝内にリスティングすることは、これらの公知の方法では、両方の局面つまりツリー構造および表状のリスティングが別々に取り扱われるので、簡単に互いに結び付けられ得ない。それゆえ、従来ではハイアラーキ内の個々のオブジェクトが選択され、もしくは表内のハイアラーキ的な順序なしにいわゆる大量処理が行われる。
【０００４】
本発明の課題は、相い異なるハイアラーキレベルおよびハイアラーキフィールドからのデータオブジェクトの最適な結び付けが可能である、データを選択、処理および表示する方法を提供することである。
【０００５】
本発明によれば、予め定められたハイアラーキ内でデータ処理装置のアドレス指定可能なメモリ場所に格納されているデータまたはデータオブジェクトを選択、処理および表示する方法は、ハイアラーキが幹およびそれから分岐する枝を備えたツリー構造を有する場合に、データまたはデータオブジェクトの表示及び／又は共通処理が、共通の表内にツリー構造の種々のハイアラーキレベルのリスティングを行うことから実行されることによって改善される。
【０００６】
相い異なるハイアラーキレベルのデータまたはデータオブジェクトのリスティングが共通に可視化され、かつデータまたはデータオブジェクトの選択および処理が同じく可視的に追跡可能な表内で行われることは有利である。その際に簡単に、ツリー構造がデータまたはデータオブジェクトおよび分岐点に対する予め定められた記号を有する像スクリーン上に表示され、選択がデータ処理装置のキーボード命令によりまたはコンピュータマウスの操作により行われる。
【０００７】
本発明による方法は、データまたはデータオブジェクトがいずれにせよハイアラーキ配置にとどまるが、選択されたオブジェクトがそれらのハイアラーキ的な配列に無関係にリスト的に共通に処理され得るので有利である。本発明によりこうしてツリー構造と表システムとから成る組み合わせが提案される。ツリー構造においては処理すべきツリーノード（根または任意の下位のノード）が選択され、表においては例えばツリーノードに直接的に位置しているオブジェクトだけでなく、その下に位置している全てのオブジェクトも現れる。表内でこれらのオブジェクトの特性が処理され、ドキュメント化される。その際に表は複数のレジスタから成っていてもよい。こうしてハイアラーキ的に配置されているオブジェクトの大量処理が可能になり、オブジェクト特性の一目瞭然の可視化およびドキュメント化が可能である。
【０００８】
本発明による方法を実現するために、データ処理装置上で進行し得るソフトウェアモジュールが用意されており、このソフトウェアモジュールは特に技術的プロセスを制御するために制御プログラムのプログラミングに適しているプログラミング装置上で作動可能である。
【０００９】
本発明の好ましい実施態様の上記および他の特徴は請求の範囲のほかに以下の説明および図面からも明らかになる。その際に個々の特徴はそれぞれ単独でまたは複数の部分的な組み合わせの形態で本発明の実施態様および他の分野において実現されていてよく、またそれ自体が本発明の実施の形態であり得る。
【００１０】
本発明を図面に示されている実施例により説明する。単一の図はツリー構造内のデータまたはデータオブジェクトを表しかつツリー表示と表表示との組み合わせの可能性を明らかにする記号の像スクリーン表示の一部分を示す。
【００１１】
図中のツリー構造のオブジェクトは例えば多数の測定データまたは制御設定値と協働しなければならない電気的装置または技術的設備を制御するためのプログラムステップまたはプログラムグループのようなデータまたはデータオブジェクトを記号で表す。この表示内のオブジェクトはいわゆるツリーノードをも表し得るし、また任意の名称を付けられ得る。それらはここで図を一層一目瞭然にするため通し番号の参照符号を付されている。図の列内の注釈および数値はここで単に技術的プロセスの可能な可視化の例として示されている。
【００１２】
示されている実施例は例えば洗剤生産を制御するために利用される。最初のオブジェクト１０はツリー内に下部構造を表示されていない洗剤生産の部分設備を表している。オブジェクト１１は下部構造を表示されている洗剤生産の別の部分設備を表し、オブジェクト１２は技術的機能、オブジェクト１３〜１６は技術的機能の機能要素を表している。オブジェクト２０は機能要素２１〜２３を有する別の技術的機能を表している。オブジェクト３０は例えばオブジェクト１１による部分設備のすぐ下の機能要素を表している。
【００１３】
図によるツリー構造においては例えば処理すべきツリーノード１１が選択されている。別個の表においては、ツリーノード１１内に直接的に位置しているオブジェクト３０だけでなく、ツリーノード１１の下に位置しているツリーノード１２、２０内に位置している全てのオブジェクト１３〜１６、２１〜２３も表示されている。
【００１４】
例えば下部構造を表示されていないツリーノード１０も処理のために選択され得る。その場合、別個の表においてはノード１０の全ての下位ツリーノード内に位置しているオブジェクトが表示される。
【００１５】
右側に配置されている別個の表において、測定値、状態値および設定値またはより一般的に各オブジェクトの特性は、少なくとも１つの行内に表示、ドキュメント化または処理される。多くの特性を有する複雑なオブジェクトは複数のレジスタを有する表内に表示される、その際にレジスタはそれぞれオブジェクトの等しい形式の特性を含み得る。
【００１６】
示されている実施例において表の第１列はツリー内のそれぞれのオブジェクトのハイアラーキを示し、こうして表の行とツリー構造との間の結び付きを示す。
【図面の簡単な説明】
【図１】
像スクリーン表示の一部分を示す概略図

Claims

予め定められたハイアラーキ内でデータ処理装置のアドレス指定可能なメモリ場所に格納されているデータまたはデータオブジェクトを選択、処理および表示する方法において、ハイアラーキが幹およびそれから分岐する枝を備えたツリー構造を有する場合に、データまたはデータオブジェクト（１３〜１６、２１〜２３、３０）の表示及び／又は共通処理が、共通の表内にツリー構造の種々のハイアラーキレベルのリスティングを行うことから実行されることを特徴とするデータまたはデータオブジェクトの選択、処理および表示方法。
相い異なるハイアラーキレベルのデータまたはデータオブジェクト（１３〜１６、２１〜２３、３０）のリスティングが共通に可視化され、その横に測定値、状態値または設定値が表形式で表示可能かつ処理可能であることを特徴とする請求項１記載の方法。
ツリー構造がデータまたはデータオブジェクト（１３〜１６、２１〜２３、３０）およびツリーノード（１０、１１、１２、２０）に対する予め定められた記号を有する像スクリーン上に表示され、選択がデータ処理装置のキーボード命令によりまたはコンピュータマウスの操作により行われることを特徴とする請求項２記載の方法。
予め定められたハイアラーキ内でデータ処理装置のアドレス指定可能なメモリ場所に格納されているデータまたはデータオブジェクトを選択、処理および表示するデータ処理装置のソフトウェアモジュールにおいて、ハイアラーキが幹およびそれから分岐する枝を備えたツリー構造を有する場合に、ソフトウェアモジュールが、データまたはデータオブジェクト（１３〜１６、２１〜２３、３０）の表示及び／又は共通処理を、共通の表内にツリー構造の種々のハイアラーキレベルのリスティングを行うことから実行することを特徴とするデータまたはデータオブジェクトを選択、処理および表示するデータ処理装置のソフトウェアモジュール。
ソフトウェアモジュールにより種々のハイアラーキレベルのデータまたはデータオブジェクト（１３〜１６、２１〜２３、３０）のリスティングが共通に可視化され、その横に測定値、状態値または設定値が表形式で表示可能かつ処理可能であることを特徴とする請求項１記載のソフトウェアモジュール。
ソフトウェアモジュールにより、ツリー構造がデータまたはデータオブジェクト（１３〜１６、２１〜２３、３０）およびツリーノード（１０、１１、１２、２０）に対する予め定められた記号を有する像スクリーン上に表示可能であり、選択がデータ処理装置のキーボード命令によりまたはコンピュータマウスの操作により行われることを特徴とする請求項５記載のソフトウェアモジュール。
請求項４乃至６の１つによるソフトウェアモジュールを有することを特徴とするデータ処理装置。