JP2004505188A - 大型で連続したコンクリートスラブの組立て方法及びシステム - Google Patents

大型で連続したコンクリートスラブの組立て方法及びシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2004505188A
JP2004505188A JP2002517901A JP2002517901A JP2004505188A JP 2004505188 A JP2004505188 A JP 2004505188A JP 2002517901 A JP2002517901 A JP 2002517901A JP 2002517901 A JP2002517901 A JP 2002517901A JP 2004505188 A JP2004505188 A JP 2004505188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crack
inducer
connector
inducers
slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002517901A
Other languages
English (en)
Inventor
ワーウィック・イアン・コールファックス
ロバート・フォスター・コールファックス
ミロ・ジェタルディック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Building Innovations Pty Ltd
Original Assignee
Building Innovations Pty Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU51830/00A external-priority patent/AU726864B3/en
Priority claimed from AUPR4999A external-priority patent/AUPR499901A0/en
Application filed by Building Innovations Pty Ltd filed Critical Building Innovations Pty Ltd
Publication of JP2004505188A publication Critical patent/JP2004505188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C11/00Details of pavings
    • E01C11/02Arrangement or construction of joints; Methods of making joints; Packing for joints
    • E01C11/04Arrangement or construction of joints; Methods of making joints; Packing for joints for cement concrete paving
    • E01C11/10Packing of plastic or elastic materials, e.g. wood, resin
    • E01C11/106Joints with only prefabricated packing; Packings therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C11/00Details of pavings
    • E01C11/16Reinforcements
    • E01C11/18Reinforcements for cement concrete pavings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C9/00Special pavings; Pavings for special parts of roads or airfields
    • E01C9/001Paving elements formed in situ; Permanent shutterings therefor ; Inlays or reinforcements which divide the cast material in a great number of individual units
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D27/00Foundations as substructures
    • E02D27/01Flat foundations
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C5/00Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
    • E04C5/01Reinforcing elements of metal, e.g. with non-structural coatings
    • E04C5/02Reinforcing elements of metal, e.g. with non-structural coatings of low bending resistance
    • E04C5/04Mats

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

従来の収縮コントロールジョイントを用いることなく大型で連続したコンクリートスラブを組み立てる方法及びシステムを提供する。システムはコンクリート注入表面に配置され、コンクリートによって覆われるように取り付けられた、グリッド状に接近配置されたクラックインデューサ(2)を含む。インデューサ(2)は、互いにコネクタ(10)に接続されている。インデューサは、コンクリートが導入された場合に、スラブ全体のインデューサ近傍に細かいクラックを発生させるような大きさ、形状及び間隔で配置される。

Description

【0001】
(発明の技術分野)
本発明は、近接配置された鋳込み(キャストイン)クラックのインデューサを用いた、大型で連続したコンクリートスラブの組立て方法およびシステムに関する。
【0002】
(発明の背景)
商業用、小売用、産業用フロアのような大型コンクリートスラブ、コンクリートの車道や歩道のような連続した舗道は、コンクリートの乾燥収縮や、収縮歪に適応させない場合には他の結果により、水和期間中に割れるであろう。収縮コントロールジョイントがない場合、一般に、設置後最初の3月以内にコンクリートスラブや舗道中でクラックが発生し、通常これらのクラックは、コンクリート中のランダムな位置に延びる。
【0003】
コンクリートスラブや舗道中の制御不能な目に見えるクラックは、一般に、良くて醜い箇所として、悪いと破損箇所として観察者に認められる。更に、制御できないクラックは、荷重下で破損するかもしれない弱い領域であり、制御できないクラックは、多い交通量の下で広がったり崩れ落ちたりする。
【0004】
従来の方法の、この問題を救済では、様々なタイプの収縮コントロールジョイントが用いられ、予め定められた位置での収縮に適用し制御するための、構造的な割れが形成される。これは、制御不能なクラックよりもずっと優れているが、従来のコントロールジョイントは挿入するのが高価であり、しばしば、フロアスラブや舗道中の欠陥の起点となる。
【0005】
コントロールジョイントは、交通領域でのダメージに対して、通常は衝撃に対して弱く、スラブの端部がはずれシーラントが剥がれた場合に見苦しくなる。それらはまた歩行者にとって危険であり、コントロールジョイントのパターンの挿入にもかかわらず、いくつかのランダムなクラックがなお発生する。
【0006】
建築業の技術者により一般に指定された多くの異なったコントロールジョイントがあり、コンクリートスラブや舗道の収縮クラックに適用される。もっとも一般的なコントロールジョイントの一つに、一旦作業員を支える程度にコンクリートを養生してから挿入するソーカット(saw cut)がある。好ましいソーカットの深さは、一般にはスラブの全厚みの25パーセントであり、その間隔は、一般には3から6メータである。そのようなジョイントはクラックを防止しないが、ソーカットの位置でクラックを制限しようとし、一般にクラックを制御して直線にする。比較的平坦な完成品を得て、かつジョイントを封止するためには、通常ソーカットは適当なエラストマの材料により充填される。
【0007】
残念ながら、この方法は時間がかかり、ソーカットの挿入が行われた後に労働者がスラブを修正し、再びシーラントに挿入する含む。追加された時間や材料は、コンクリートスラブの準備コストに付加される。
【0008】
他の伝統的で平凡な収縮コントロールジョイントには、ドエルジョイント(dowel joint)、キージョイント(keyed joint)、ツールジョイント(tooled joint)がある。
【0009】
米国特許6,092,960は、構造を支えるために、だぼ棒(dowel bar)を固定するコンクリートジョイント拘束システムに関する。コンクリートの舗道中でジョイントの剪断荷重を伝達するためにだぼ棒を使用することは公知であり、ジョイントを横切って力を伝達する手段も提供されているであろう。しかしながら、この発明は追加の時間、材料、及びジョイントを必要とする。
【0010】
米国特許5,857,302は、壁または柱近傍のコンクリートスラブのクラックを制御する手段を提供する。この特許には、コンクリートを注入する前に、壁または柱に垂直な、外部に広がった羽根が記載されている。羽根は、コンクリートがセットされた後に形成されるソーカットの線に向いている。この発明は壁や柱近傍の直線のクラックに関するものであるが、ソーカットの形成に追加の時間や労働が必要となる。
【0011】
(発明の目的)
本発明は、上述のような欠点を回避し又は少なくとも最小にする、大型の連続したコンクリートスラブを形成する方法及びシステムの提供を目的とする。
【0012】
(発明の概略)
本発明の第1の態様では、大型の連続したコンクリートスラブを形成する方法であって、
コンクリート注入表面に、複数のクラックインデューサを配置する工程と、
該表面にコンクリートを注入して該インデューサを覆い、スラブを形成する工程と、
該コンクリートを凝固させる工程とを含み、
該インデューサが、スラブの領域において、上記インデューサの近傍で細かいクラックが発生するような大きさ、形状、及び間隔であるような方法を提供する。
【0013】
発明の第2の態様では、大型の連続したコンクリートスラブ中にクラックを形成するためのクラックインデューサシステムであって、コンクリート注入表面に配置され、コンクリートに覆われるように取りつけられる、複数のクラックインデューサを含み、該インデューサが、該コンクリートの凝固時にスラブの領域において、インデューサの近傍で細かいクラックが発生するような大きさ、形状、及び間隔であるようなクラックインデューサシステムを提供する。
【0014】
(発明の詳細な説明)
「大型の連続したコンクリートスラブ」の用語は、ここでは、通常、少なくとも約500mの表面積を有するスラブパネルを示すのに用いられる。「大型の」は長さのみ又は長さと幅を意味し、「連続した」はコントロールジョイントの無いことを意味する。
【0015】
「コンクリート注入表面」は、ここでは、平坦な表面、又は平坦でない表面のいずれかを示すのに用いられる。
【0016】
スラブ作製のこの方法及びシステムは、コンクリートスラブの収縮運動を制御するのに用いられる伝統的なアプローチから離れた内容である。コントロールジョイントと増加させた強化を備えた、収縮しないスラブパネルの大きさを大きくするのと反対に、本発明では、近接配置されたクラックインデューサを導入することにより、スラブパネルの大きさを事実上低減し、規則正しく中央に近い細かいクラックを形成する。近接配置されたインデューサが、全ての収縮を分散させ、スラブの長さや幅に渡って熱収縮クラックを形成することが発見された。クラックは、コンクリートが凝固し始める瞬間に形成される。インデューサの近傍で形成された細かいクラックは、見ることが困難で、一般に、スラブの性能に対して構造的な影響を与えない。このように、連続したスラブを組み立てることができ、スラブパネルは、必要なだけ広くできる。
【0017】
理論に縛られたくない場合、細かいクラックは、クラックインデューサの上端とスラブの表面との間にあるスラブの厚みが、隣接したインデューサ間にあるスラブの厚みより小さいという事実から得られると信じられている。インデューサの丸い上面は、不連続又は部分に分かれたパターンとして、そこからクラックが生じる広い表面を提供する。
【0018】
形成された細かいクラックは、一般に、幅が約0.5mmより小さい。
【0019】
クラックインデューサは、好適には細長く、横断面は適当な長さ、適当な形状とすることができる。例えば、インデューサは、円形、矩形、又は三角形のような、湾曲した又は多角形の断面とすることができる。インデューサの直径及び長さは、組み立てられるスラブの大きさや目的、スラブ強化部材(例えば、鋼ファブリックや棒状強化材)が用いられるか否か、のような要因に依存して変更できる。
【0020】
もし望むなら、クラックインデューサは、互いに積層されたまたは束ねられた、2又はそれ以上の細長い部材を含んでも良い。
【0021】
クラックインデューサは、人為的又は自然発生的のいずれかにより好適な材料を含んでも良く、中身のある又は中空の構造としても良い。例えば、インデューサは、竹や粉砕された木材を含んでも良い。好適には、インデューサは、プラスチック材料を含んでも良い。例えばPVCパイプのようなプラスチックの導管である。
【0022】
インデューサはまた、網目状のサービス(例えば、電気の引込線)に用いることもできる。
【0023】
クラックインデューサは、所望の結果が達成できるように好ましいアレイ状に配置することができる。例えば、互いに並行に配置したり、グリッドに配置したりできる。好適には、インデューサは、間隔をおいて実質的に平行に配置されたインデューサの第1グループと、第1グループに対して垂直で、間隔をおいて実質的に平行に配置されたインデューサの第2グループとを含む矩形グリッドとして配置される。
【0024】
好適には、平行なクラックインデューサは、中心距離が、約800mmから3000mmの間隔で配置される。しかしながら、この間隔は、注入されるスラブのタイプ、スラブの厚み、スラブ強化部材(例えば、ファブリックや棒状強化材)が用いられるか否か、表面仕上げに依存して変えても良い。中心距離が、約800mmから1000mmの間隔を隔てたクラックインデューサは、細かいクラックや見えないほど小さいクラックを形成することができる。
【0025】
もし、温度による十分な変動にスラブがさらされるのであれば、この方法は、拡張ジョイントを組み込む工程を含んでも良い。
【0026】
好適には、この方法は、更にクラックインデューサを安定させて、過度の移動を防ぐ工程を含む。
【0027】
インデューサは、固定具(例えば、スラブが地盤/路盤に注入される場合は杭(stake)、掛け釘(peg)等、スラブが型枠に注入される場合はステープル(staple)、つめ(nail)等)で表面に固定することができる。
【0028】
代わりに、又はこれに加えて、インデューサは、少なくとも他のいくつかのインデューサと、コネクタにより接続されて固定されても良い。
【0029】
コネクタは、ボディと、ボディから延びた少なくとも2つのアームを含み、それぞれのアームは、クラックインデューサの端部に取りつけることができる。アームは、適当な形状や大きさにすることができる。アームは、わずかに直径の異なったクラックインデューサに取り付けることができる。好適には、各アームの摩擦によりインデューサの端部に固定されるが、アームは他の適当な方法で取り付けられても良い。
【0030】
アームは中空構造としても良い。例えば、コネクタは、電気的なジャンクションボックス(junction box)や付属品(fitment)としても良い。ジャンクションボックス等は、この分野では公知である。
【0031】
代わりに、各アームは、ボディから延び、クラックインデューサの端部に摩擦で固定される複数のフィンガを含んでも良い。
【0032】
代わりに、そして好適には、各アームはボディから延び、クラックインデューサの端部に摩擦で固定される少なくとも1つのブレードを備える。1又は複数のブレードは、適当な形状、大きさ、配置とすることができる。
【0033】
好適には、各アームは、横断面で見た場合、各アームの端部が十字形状となるように、中点で互いに交わる2つのブレードを含む。そのような配置は、わずかに異なった直径を備えたクラックインデューサを、容易に取り付けられるようにする。ブレードは、また、取付が容易となるように、先細りとなっている。
【0034】
好適には、コネクタは、ボディから放射状に延びた4つのアームを有する。
【0035】
ブレードは、取り付けを容易にするために、可撓性のある、又は弾力性のある材料からなるのが良い。
【0036】
かかる方法は、更に、スラブを注入する前に、表面上の位置に、少なくとも1つのコネクタを保持する工程を含む。コネクタは、コネクタの上部に配置されたスラブ強化部材(鋼ファブリック及び/又は棒状強化具)とともに適当な位置に単に保持される。
【0037】
代わりに、又はこれに加えて、コネクタは、表面に保持するための固定手段を有しても良い。固定手段は、つめ、スパイク、釘等がそこを通って延びる少なくとも1つの開口を有するボディにより提供される。
【0038】
コネクタは、バーチェア(bar chair)として機能することができる。コネクタは、鋼ファブリック、及び/又は棒状強化具を支持する領域を有しても良い。ボディは、少なくとも1つの直立した壁を有し、かかる壁の上部の領域が支持領域となっても良い。好適には、コネクタは4つの直立した壁を有する。各壁の上部領域は、そこから延びて、スラブ強化部材に噛合う固定装置を有しても良い。
【0039】
本発明の第1の好ましい形態では、コネクタが、そこから延びる4つのアームを備えた円筒状のボディを含み、各アームは、横断面で見た場合、各アームの端部が十字形状となるように、中点で互いに交わる2つのブレードを含む。コネクタは、円筒形のボディを通って延びる固定具により、表面に固定されても良い。例えば、ファイバ強化スラブを有するコネクタが用いられる。
【0040】
本発明の第2の好ましい形態では、第1の好ましい形態の上記コネクタが、更に、円筒形ボディがそこから延びるグランドベアリングベース(ground−bearing base)を含み、かかるベースは、固定具(例えば、つめ、スパイク等)がそこを通って延びる複数の開口を有する。コネクタは、更に、ベースの外周を取り巻いて延びる立ち上がった強化リップを有しても良い。このリップは、アームのブレードのいくつかと連続していても良い。例えば、ファイバ強化スラブとともに用いても良い。
【0041】
本発明の第3の好ましい形態では、コネクタは、
そこを通って固定具が延び、コネクタを表面に固定する複数の開口を有するグランドベアリングベースと、
ベースから上方に延び、ボディの中央の位置で互いに交差する4つの壁と、
各壁の上部から延び、スラブ強化部材と噛合うように取りつけられた固定装置とを含むボディと、
各壁およびベースの端部から放射状に延びたブレード形状のアームとを含む。
【0042】
好適には、コネクタは、プラスチック材料のような防食性又は無腐食性の材料を含む。コネクタは、プラスチック射出成形により形成できる。
【0043】
ここで使用される「含む(comprise)」の用語は、言及された完成体を含むものであり、これは、文脈や用法において、かかる用語の排除的な解釈が必要とされる場合を除いて他の完成体を排除するものではない。
【0044】
(好ましい具体例の説明)
全ての図面において、同一符号は同一部分を示す。
【0045】
図は、長く連続したコンクリートスラブ1中でクラックを形成するための、クラックインデューサシステムを示す。このシステムは、コンクリート注入表面3に配置され、コンクリート中に封入されるように取りつけられる複数のクラックインデューサ2を含む。インデューサ2は、コンクリートが固まり始めた場合に、スラブ領域を通して、インデューサ2の近傍に微細なクラックが形成されるような大きさ、形状、及び間隔となる。
【0046】
図1〜5は、長いクラックインデューサ2を示す。図2に示すように、インデューサ2は、横断面において、例えば、円形4、六角形5、矩形6、又は三角形7でも良い。更に、図2に示すように、インデューサ2は、積層又は束ねられた多くの細長い部材8を含んでも良い。
【0047】
図3〜5は、本発明の特に好ましい具体例であり、クラックインデューサ2がPCVパイプを含んでいる。この形態のインデューサ2は、例えば、電気の引込線のような網目状のサービスに使用することができる。
【0048】
図2及び3は、掛け釘9等(地盤又は路盤の場合)、又はつめ等(型枠の場合)により、クラックインデューサ2が表面上に保持できることを示す。
【0049】
図1は、クラックインデューサ2が、実質的に互いに平行となるように配置できることを示す。これは、連続した細い舗道や人道を形成する場合に要求される。図3及び4は、より広い幅のスラブ(例えば道路)を示し、インデューサ2は、矩形のグリッドとして配置することができる。グリッドは、間隔を隔てて実質的に平行なインデューサ2の第1グループと、第1グループに垂直で、間隔を隔てて実質的に平行なインデューサ2の第2グループととを含む。
【0050】
好適には、クラックインデューサ2は、コネクタにより互いに接続される。コネクタの様々な具体例を、図4〜11に示す。一般にコネクタは、ボディとそこから延びた4つのアームとを有する。図4及び5は、コネクタ10の第1の具体例を示す。図6は、コネクタ20の第2の具体例を示す。図7及び8は、コネクタ30の第3の具体例を示す。図9〜11は、コネクタ40の第4の具体例を示す。好適には、コネクタ20、30、及び40は、プラスチック射出成形により形成される。
【0051】
図4及び5を参照すると、コネクタ10は、電気的ジョイントボックスである。ボックス10は、中央の全体が円筒形のボディ11と、かかるボディ11から延びた4つのアーム12とを有する。それぞれのアーム12は中空構造で、クラックインデューサ2の端部に取りつけ可能である。ボックス10は、バーチェアになり、鋼メッシュ14がボックス10の上面13に載置される。
【0052】
図6に示すように、コネクタ20は円筒形のボディ21と、かかるボディ21から延びた4つのアーム22とを含む。各アーム22は、横断面から見た場合、各アーム22の端部が十字となるように中点で互いに交わる2つのブレード22を含む。各アーム22はインデューサ2の端部の内部表面に摩擦で固定でき、インデューサ2が幾分伸縮することにより、やや直径の異なるインデューサ2に固定できる。ブレード22は、端部23において、更に取付を容易にするために先細りとなっている。
【0053】
コネクタ20は、円筒型のボディ21の開口24を通って、掛け釘、杭等を打ちこむことにより、表面の下に維持することができる。コネクタ20は、鋼メッシュや棒の強化材が不要なファイバ強化スラブとともに用いられる。
【0054】
図7、8に示すように、コネクタ30は、円筒型のボディ21がそこから延びたグランドベアリングベース31を有することを除き、コネクタ20に類似している。ベース31は、つめ、スパイク等がそこを通って表面下に打ち込まれる複数の開口32を有する。ベース31はまた、ベース31の周囲に沿って延びるように立ち上った強化リップ33を有し、かかるリップ33は、ブレード22のいくつかと連続している。ファイバ強化スラブを用いる場合に、このようなコネクタ22が最も多く用いられる。
【0055】
図9〜11に示すように、コネクタ40は、グランドベアリングベース41、かかるベース41から上方に延び、ボディの中央の位置で交差する4つの壁42、及び各壁42の上部から延びた固定装置43とを含むボディを有する。固定装置43は、鋼メッシュのようなスラブ強化部材と噛合うように取りつけられ、鋼メッシュが偶然に滑り落ちないようにしている。
【0056】
コネクタ40はまた4つのアーム45を有し、かかるアームのそれぞれは、横断面から見た場合に各アーム47の端部が十字形状となるように中央で互いに交差した2つのブレード47を含む。
【0057】
ベース41は、ベースの周囲から延びた、立ち上がった強化リップ47を有する。ベース41はまた、つめ、スパイク等がそこを通って地面に打ち込まれ、コネクタ40を下方の表面に固定する複数の開口46を有する。
【0058】
各壁42は、リップ45の上に位置する垂直の端部壁48を有する。端部壁42は、夫々の固定装置43に向って先細りとなっている。各アーム47は、端部壁48及びリップ45から延びる。ブレード47は先細りの端部49を有し、インデューサ2への取付を容易にする。
【0059】
使用時、クラックインデューサは、地盤/路盤の上、又は地盤/路盤を覆うプラスチック膜上に配置される。かかるインデューサは、狭いスラブ(例えば小道)に対しては図1に示すように、広いスラブ(例えば、車道や床)に対しては、図3〜5に示すように配置される。インデューサは、中心距離が800mm〜3000mm、好適には中心距離が800mm〜1000mmの間隔を隔てる。インデューサの端部はコネクタに接続される。インデューサ及び/又はコネクタは、表面の下に固定されても良い。
【0060】
もし、鋼ファブリック及び/又は棒状強化材が用いられない場合、コネクタはバーチェアの2倍でも良い。必要であれば、追加の一般的なバーチェアが用いられても良い。吊り下げられたスラブに対しては、インデューサは、上部と低部の強化部材の間に封入されるのが好ましい。
【0061】
インデューサ、コネクタ、及び強化部材が一旦配置されたら、コンクリートが注入され固められる。スラブが、大きな温度変化にさらされる場合には、一般的な伸縮ジョイントを用いてもよい。どちらかと言えば組み立てジョイントとして知られているコールドジョイントピュアブレイク(cold joint pour break)が、処理しやすい日々の部分に構造を解体するために用いられても良い。コンクリートが固まる場合、大きなクラックが、離れた任意の中心に発生するのに対し、多くの細かいクラックはクラックインデューサの周囲に発生する。
【0062】
クラックインデューサシステムは、コントロールジョイント無しに、地面上に直接注入した、実質的にいかなる大きさのコンクリートスラブをも可能とする。システムの構成要素は迅速かつ容易に挿入でき、この結果、小売用、商業用及び産業用の目的に対してスラブの建造、メンテナンスが十分に安価となる。
【0063】
小売用、商業用及び軽工業用開発のための、地盤上の従来のスラブは、形成され又は切断された、両方向の中心距離が5〜15mのコントロールジョイントを含む。中心が増加した場合、通常、強化材も増加する。
【0064】
地盤上の従来のスラブの考え方は、コントロールジョイントがすべての収縮や温度収縮歪に順応し、強化メッシュが、各スラブパネル内でクラック幅を限定するものである。従って、コントロールジョイントの間隔が大きくなるほど、各ジョイントにおいて適用しなければいけない動きが大きくなる。代わりとして、非常に強化された連続した舗道やポストテンション(post−tension)スラブがある。コストの増加が正当化できる場合には、これらの双方はコントロールジョイントの使用を減らすのに用いられるが、通常は、これらは、小売用、商業用及び軽工業用フロアスラブには使用されない。それらのシステムには、特別な細部が必要となり、組立て中に誤りが発生する余地が大きい。また、そのようなスラブの末端において起きる大きな動きに適用するために、しばしば問題が発生する。
【0065】
発明者は、クラックインデューサシステムで、反対の方向に動いた。コントロールジョイントの間隔を大きくし、発生しうる動きを大きくする代わりに、発明者は、発生した一定間隔を隔てた細かいクラックを有するジョイントに置き換えた。大きなスラブパネルのクラック制御のために強化を増すよりも、発明者はそれを減らした。大きなスラブパネルの、拘束のない収縮を提供するよりむしろ、発明者はスラブ全体に拘束を導入し、接近した中心でのクラックの導入を援助した。
【0066】
このシステムは、クラックインデューサ上で、近接した髪の毛状のクラックを導入する広いコンセプトに関し、かかるクラックはスラブの構造的性能には影響を与えない。髪の毛状のクラックは、表面処理を必要とせず、もし正しく導入された場合には、表面の完成に逆に影響を与えず、一般に審美的には全く問題がない。更に、全ての続いて横たえられたフロア完成品の接着媒体中で、歪の蓄積は最小であり、完成品中でコントロールジョイントは折り曲げられない。
【0067】
重要なのは、コンクリートが固まり始める時からクラックが導入されることである。クラックインデューサの均一な間隔、スラブの均一性、及びその強化とともに、これにより、意図する位置にのみクラックが発生するようになる。例えば、従来の鋸ジョイントでは、最初の曲がりくねったクラックが、ソーカットが導入される前にしばしば発生する。
【0068】
従来のシステムではまた、路盤(例えば、砂に埋められた層)からの束縛を最小にするための測定を行うことが普通であるが、これに比較して本システムでは、特別な測定が、規則的な中心でクラックが発生するのを確実にするのを助ける、路盤の摩擦や全体の収縮制限を増加させるために行われても良い。
【0069】
コネクタは、強化をサポートするために2倍にしても良い。強化用の鋼メッシュが、単にコネクタ上に配置され、伝統的なバーチェアの必要性が除去される。コネクタは、強化メッシュに非常に安定したサポートとなり、これにより、コンクリート配置中に、メッシュの重さはコネクタとクラックインデューサを適当な位置に保持するのに十分である。
【0070】
スラブ構造の特別な例を、以下に記載する。クラックインデューサシステムが、コントロールジョイント無しで、スーパーマーケット用の4,042メーター四方のフロア領域に使用される。スラブは、125mmの厚みであり、約30mmの上面カバーを備えたF62メッシュを用いて強化された。クラックインデューサのグリッドは、スラブの領域に渡って、狭い間隔で細かいクラックを発生させるのに使用された。クラックインデューサのグリッドは、直径33mmのPVCパイプで、両方向の中心距離が1mであり、パイプの直径は、スラブの厚みの約25%である。クラックインデューサを接続するために、4方向のコネクタが用いられ、コンクリート注入表面の上70mmに表面が設けられ、強化メッシュを支持する。スラブは、取引領域、涼しい部屋、食物準備領域、貯蔵領域を含むスーパーマーケットの全領域に延ばされる。
【0071】
地盤上にスラブを組み立てるためのシステムの特徴のいくつかを、以下に要約する。
シーラントとともに、形成され、切断された全てのコントロールジョイントが不要となる。
強化の必要性が少なくなる。
クラックインデューサ/コネクタのグリッドを挿入するための、熟練労働者が不要となる。
組み立て中、提供中に破損し損傷したエッジを有する、形成され切断されたコントロールジョイントがない。
細かいクラックの非常に近接したパターンが、苦労無く、小さな地面の動きに適用させるためのスラブの能力を最大にする。
コーナーにおいてスラブパネルがカールするリスクが最小で、一般にはリスクが無い。
スラブの大きな連続した領域が、1のコンクリート注入で配置でき、その限界は、一般に、コンクリートを配置し完成させる工事人の能力である。
注入ブレイク(pour break)におけるコンストラクションジョイントは、最小の影響で、短時間に挿入できる。
適用された完成品中で、折り曲げられるコントロールジョイントは無い。
従来の機械が使用できる。
【0072】
上述のおのおのにより製造することで、組み立て時間及びコストを十分に低減できる。
【0073】
本発明の示された例により上記特徴が得られるが、本範囲から離れることなく、当業者により多くの修正や変形が行われ、ここで述べたような発明の余地を残す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例にかかる、コンクリートスラブ中に挿入されたクラックインデューサシステムの詳細な上面図である。
【図2】図1のクラックインデューサとスラブの断面図である。
【図3】本発明の具体例にかかる、クラックインデューサシステムの詳細な遠近図である。
【図4】本発明の具体例にかかる、クラックインデューサシステムの上面図である。
【図5】コンクリートスラブに挿入された、図4のクラックインデューサシステムの断面図である。
【図6】本発明の具体例にかかる、クラックインデューサシステムのコネクタの遠近図である。
【図7】本発明の具体例にかかる、クラックインデューサシステムのコネクタの遠近図である。
【図8】クラックインデューサシステムのいくつかのクラックインデューサに取り付けられた、図7に示すコネクタの詳細な平面図である。
【図9】本発明の具体例にかかる、クラックインデューサシステムのコネクタの遠近図である。
【図10】クラックインデューサシステムのいくつかのクラックインデューサに取り付けられた、図9に示すコネクタの詳細な平面図である。
【図11】図10のコネクタの詳細な側面図である。
【符号の説明】
2 クラックインデューサ、10 コネクタ、11 ボディ、12 アーム、14 鋼メッシュ。

Claims (50)

  1. 少なくとも約100mの面積を有する大型で連続したコンクリートスラブの組立て方法であって、
    コンクリート注入表面に、複数の近接配置したクラックインデューサを配置する工程と、
    該表面上にコンクリートを注入し、該インデューサを完全に覆い、スラブを形成する工程と、
    該コンクリートが固まるのを許容する工程とを含み、
    該インデューサが、該スラブの面積に渡って該インデューサの近傍に細かいクラックが形成されるような大きさ、形状、及び間隔である方法。
  2. 上記スラブが、少なくとも約500mの表面積を有する請求項1の方法。
  3. 上記表面が、準備された研磨面である請求項1の方法。
  4. 上記細かいクラックが、一般に約0.5mmより小さい幅である請求項1の方法。
  5. 上記クラックインデューサが、実質的に互いに平行に配置された請求項1の方法。
  6. 上記クラックインデューサが、グリッドとして配置された請求項1の方法。
  7. 上記クラックインデューサが、間隔をおいて実質的に平行なインデューサの第1グループと、該第1グループに垂直で、間隔をおいて実質的に平行なインデューサの第2グループとを含む矩形グリッドとして配置された請求項1の方法。
  8. 上記クラックインデューサが、中心距離が約800mmから約3000mmで配置された請求項1の方法。
  9. 上記クラックインデューサが、中心距離が約800mmから約1000mmで配置された請求項1の方法。
  10. 上記クラックインデューサが、網状の引込線に用いられる請求項1の方法。
  11. 更に、上記コンクリートを注入するに先立って、少なくとも1のクラックインデューサを安定させる工程を含む請求項1の方法。
  12. 上記クラックインデューサが、上記インデューサを上記表面に、固定具を用いて固定して安定させられた請求項11の方法。
  13. 上記クラックインデューサが、上記インデューサを、少なくとも1つの他のインデューサに接続することにより安定させた請求項11の方法。
  14. 上記クラックインデューサが、コネクタで互いに接続された請求項13の方法。
  15. 上記コネクタが、わずかに直径の違うクラックインデューサに取り付けられた請求項14の方法。
  16. 更に、上記スラブへの注入前に、少なくとも1つ上記コネクタを、上記表面に対して保持する工程を含む請求項14の方法。
  17. 上記コネクタが、該コネクタの上に配置されたスラブ強化部材を備えた位置に配置され、該コネクタが、バーチェアとして機能する請求項16の方法。
  18. 上記コネクタが、上記表面に対して保持される固定手段を有する請求項16の方法。
  19. 上記クラックインデューサが、スラブ強化部材としても機能する請求項1の方法。
  20. 上記クラックインデューサが、竹又は導管を含む請求項19の方法。
  21. 少なくとも約100mの面積を有する連続したコンクリートスラブ中にクラックを形成するクラックインデューサシステムであって、
    コンクリート注入表面に配置され、コンクリートにより完全に覆われるように適合される近接配置された複数のクラックインデューサを含み、
    該クラックインデューサが、該コンクリートが固まる時に、該スラブの領域に渡って、該インデューサの近傍に細かいクラックが形成されるような大きさ、形状、及び間隔であるクラックインデューサシステム。
  22. 上記クラックインデューサが細長い請求項21のシステム。
  23. 上記クラックインデューサが細長く、横断面で見た場合に円形、矩形、又は三角形である請求項21のシステム。
  24. 少なくとも上記クラックインデューサの1つが、2又はそれ以上の、積層された、又は束ねられた細長い部材を含む請求項21のシステム。
  25. 少なくとも上記クラックインデューサの1つが、導管又は一片の竹を含む請求項21のシステム。
  26. 上記導管がプラスチックパイプである請求項25のシステム。
  27. 上記クラックインデューサが、実質的に互いに平行に配置された請求項21のシステム。
  28. 上記クラックインデューサが、適当なパターンのグリッドとして配置された請求項21のシステム。
  29. 上記クラックインデューサが、間隔をおいて実質的に平行なインデューサの第1グループと、該第1グループに垂直で、間隔をおいて実質的に平行なインデューサの第2グループとを含む矩形グリッドとして配置された請求項21のシステム。
  30. 上記クラックインデューサが、中心距離が約800mmから約3000mmで配置された請求項21のシステム。
  31. 上記クラックインデューサが、中心距離が約800mmから約1000mmで配置された請求項21のシステム。
  32. 更に、上記クラックインデューサの少なくともいくつかを互いに接続するコネクタを有する請求項21のシステム。
  33. 上記コネクタの少なくとも1つが、ボディと、該ボディから延びた少なくとも2つのアームとを含み、該アームのそれぞれが、上記クラックインデューサの端部に取り付けられた請求項21のシステム。
  34. 上記アームのそれぞれが、わずかに直径の違うクラックインデューサに取り付けられた請求項33のシステム。
  35. それぞれの上記アームが、中空構造である請求項33のシステム。
  36. それぞれの上記アームが、該ボディから延び、上記クラックインデューサの端部に摩擦で固定される少なくとも1つのブレードにより提供される請求項33のシステム。
  37. それぞれの上記アームが、横断面で見た場合に、それぞれの該アームが十字形状となるように、中点で互いに交差した2つのブレードを含む請求項36のシステム。
  38. 上記ブレードが、上記クラックインデューサへの取り付けを容易にするように先細りとなった端部を有する請求項37のシステム。
  39. 上記コネクタが、上記ボディから放射状に延びた4つのアームを有する請求項33のシステム。
  40. 上記コネクタが、電気的ジョイントボックス又は付属品である請求項33のシステム。
  41. 上記コネクタが、上記表面に向って保持される固定手段を有する請求項33のシステム。
  42. 上記固定手段が、そこを通って固定具が延びる少なくとも1つの開口を有する上記ボディにより提供される請求項41のシステム。
  43. 上記コネクタの上記ボディが、少なくとも1つの立ち上がった壁を有し、その上部領域が強化部材を支持する請求項33の方法。
  44. 上記コネクタが、4つの立ち上がった壁を有し、それぞれの該壁の上部領域が、強化部材と噛合うためにそこから延びた固定装置を有する請求項43のシステム。
  45. 上記コネクタが、そこから放射状に延びた4つのアームを備えた円筒形のボディを含み、それぞれの該アームが、横断面で見た場合に、それぞれの該アームが十字形状となるように、中点で互いに交差した2つのブレードを含み、該コネクタが、該円筒形のボディを通って延びた固定具により上記表面に固定しうる請求項33のシステム。
  46. 上記コンテナが、更に、そこから上記円筒形のボディが延びたグランドベアリングベースを含み、該ベースが、固定具がそこを通って延びることができる複数の開口を有する請求項45のシステム。
  47. 上記コネクタが、更に、上記ベースの周囲から延びた、立ち上がった強化リップを有し、該リップが、上記アームの上記ブレードのいくつかと連続している請求項46のシステム。
  48. 上記コネクタに含まれる上記ボディが、
    そこを通って固定具が延びて該コネクタを上記表面に固定する複数の開口を有するグランドベアリングベースと、
    該ベースから上方に延び、上記ボディの中央の位置で互いに交差する4つのと、
    それぞれの該壁の上部から延びた固定装置であって、スラブ強化部材を保持するように取り付けられた固定装置と、
    それぞれの該壁の端部と該ベースから放射状の延びたブレード形状のアームとを含む請求項33のシステム。
  49. 上記コネクタが、防食性の、又は無腐食性の材料を含む請求項48の方法。
  50. 上記コネクタが、プラスチック射出成形で形成された請求項33のシステム。
JP2002517901A 2000-08-04 2001-08-03 大型で連続したコンクリートスラブの組立て方法及びシステム Pending JP2004505188A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU51830/00A AU726864B3 (en) 2000-08-04 2000-08-04 Crack induced concrete slabs
AUPR4999A AUPR499901A0 (en) 2001-05-15 2001-05-15 Apparatus for connecting crack inducers
PCT/AU2001/000950 WO2002012630A1 (en) 2000-08-04 2001-08-03 Method and system for constructing large continuous concrete slabs

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004505188A true JP2004505188A (ja) 2004-02-19

Family

ID=25629344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002517901A Pending JP2004505188A (ja) 2000-08-04 2001-08-03 大型で連続したコンクリートスラブの組立て方法及びシステム

Country Status (11)

Country Link
US (1) US7069703B2 (ja)
EP (1) EP1305475B1 (ja)
JP (1) JP2004505188A (ja)
CN (1) CN1307344C (ja)
AT (1) ATE386844T1 (ja)
CA (1) CA2417823C (ja)
DE (1) DE60132898D1 (ja)
ES (1) ES2302741T3 (ja)
HK (1) HK1058384A1 (ja)
NZ (1) NZ523811A (ja)
WO (1) WO2002012630A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505263A (ja) * 2004-07-05 2008-02-21 コンクリート スラブ テクノロジー ピーティーワイ エルティーディ コンクリートにクラックを形成する方法及び装置
JP2009511782A (ja) * 2005-10-12 2009-03-19 インベルシオン ユステ ソシエダッド アノニマ 街路、道路、またはハイウエーのための改良されたコンクリート舗装スラブ、およびスラブ設計のための方法論

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050110189A1 (en) * 2003-02-26 2005-05-26 Miller Bobby G. Method for affixing panel forms, liners and other objects to material surfaces coated with a releasing agent
NZ533777A (en) * 2004-06-25 2004-09-24 Christopher John Fothergill Co Controlling cracks in cementitious materials
US20060066235A1 (en) * 2004-09-27 2006-03-30 Brody Thomas P Receptacles for inkjet deposited PLED/OLED devices and method of making the same
CA2551252C (en) * 2006-06-22 2012-10-23 9031-1671 Quebec Inc. Hollow pipe connector
US8146309B1 (en) 2007-10-11 2012-04-03 Concrete Joint Ventures, LLC Concrete crack inducer with drainage channel
WO2010043004A1 (en) * 2008-10-17 2010-04-22 Db & Ba Finn Pty Ltd Crack inducer apparatus
CN102071615B (zh) * 2010-12-21 2012-12-26 东南大学 连续配筋水泥混凝土路面裂缝间距控制方法
CL2012000288A1 (es) * 2012-02-03 2012-11-16 Com Tcpavements Ltda Metodo para pavimentacion de caminos o senderos de bajo trafico con una losa de pavimentacion que se vierte in situ, que comprende disponer de un camino para pavimentar que no tenga una carpeta de rodado de asfalto o de hormigon, nivelar y homogeneizar.
GB2501541A (en) * 2012-04-28 2013-10-30 Road Solutions Ltd Reinforcing Bamboo Structure
CN102937396B (zh) * 2012-11-02 2015-01-07 大连理工大学 一种双尺度网格加筋柱壳结构
US9169643B2 (en) 2013-04-16 2015-10-27 Richard J. Dryburgh Concrete slab forming apparatus
KR101643734B1 (ko) * 2014-01-09 2016-07-28 신원수 콘크리트 크랙 유도용 신축줄눈 설치방법 및 그 장치
CN107268854B (zh) * 2016-04-06 2019-03-15 五冶集团上海有限公司 工业厂房高平整度大面积砼地面施工方法
US10870985B2 (en) 2017-05-03 2020-12-22 Illinois Tool Works Inc. Concrete slab load transfer and connection apparatus and method of employing same
US10837144B2 (en) 2018-03-09 2020-11-17 Illinois Tool Works Inc. Concrete slab load transfer apparatus and method of manufacturing same
US11203840B2 (en) 2019-06-25 2021-12-21 Illinois Tool Works Inc. Method and apparatus for two-lift concrete flatwork placement
CN110863406A (zh) * 2019-11-28 2020-03-06 湖北工业大学 大间距接缝配筋水泥混凝土路面在特殊路段降低磨阻的辅助方法
CN114293432B (zh) * 2021-12-29 2023-06-27 中冶南方城市建设工程技术有限公司 主动诱发连续配筋混凝土路面裂缝的方法

Family Cites Families (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1613351A (en) * 1924-05-31 1927-01-04 Buffalo Steel Company Chair for concrete-reenforcing rods
US2329189A (en) * 1941-09-02 1943-09-14 Richard E Dill Reinforced concrete construction
US3434401A (en) * 1967-06-20 1969-03-25 Us Interior Sealing strips for concrete slabs
US3575094A (en) * 1968-09-26 1971-04-13 Charles S Hewitt Expansion joint with water lock
US3567816A (en) * 1969-04-10 1971-03-02 Earl P Embree Method of pretensioning and reinforcing a concrete casting
JPS5233688Y2 (ja) * 1972-02-17 1977-08-01
US3830032A (en) * 1972-09-21 1974-08-20 Prod Corp T Mesh chair for concrete reinforcement
US3871787A (en) * 1973-10-30 1975-03-18 William James Stegmeier Joint structure for concrete materials and the like
CH574025A5 (ja) 1974-01-24 1976-03-31 Arnheiter Ag Forta Seilwerke
GB1570396A (en) * 1976-11-25 1980-07-02 Grace W R Ltd Waterstop apparatus
US4144685A (en) * 1976-12-10 1979-03-20 Fox Robert C Building construction
DE2825979A1 (de) * 1978-06-14 1979-12-20 Gerd Leschus Kunststoff Fabrik Bauteil aus sperrbeton
DE2961992D1 (en) 1978-10-19 1982-03-11 Schlegel Uk Ltd Improved crack inducing and sealing strip
GB2045310B (en) * 1979-02-26 1982-09-22 Burmah Ind Prod Ltd Buried expansion joint seals in road bridge decking
GB2077319B (en) * 1980-05-16 1983-08-03 Siow Kuang Yeo Steve A spacer for concrete reinforcing bars
FR2495665A1 (fr) * 1980-12-05 1982-06-11 Lucas Jean Claude Joints de coffrage, mise a niveau et de retrait de dallage
AU564990B2 (en) 1981-08-12 1987-09-03 Watson, R.A.R. Chair for reinforcement placement
GB8501297D0 (en) 1985-01-18 1985-02-20 Hara J B O Joint for connecting tube/rod members
US4682461A (en) 1986-03-31 1987-07-28 Winston C. Sizemore Support for reinforcing bar
US4815886A (en) 1987-11-20 1989-03-28 Madsen Evan L Expansion joint for concrete and method for use
US4835933A (en) * 1988-02-11 1989-06-06 Yung Fernand P Rebar spacer assembly
US4953340A (en) 1989-06-16 1990-09-04 Mobay Corporation Bar support for concrete
NZ240185A (en) 1990-10-11 1993-11-25 Robert Cameron Reid Concrete floor system with metal formwork and bar chairs
NZ243822A (en) * 1992-08-03 1996-02-27 Steel Products Ltd Concrete slab with angular crack control element
JP2642289B2 (ja) 1992-12-18 1997-08-20 鹿島建設株式会社 コンクリートスラブの誘発目地部構造
AU703307B2 (en) 1994-10-21 1999-03-25 Illinois Tool Works Inc. Bar chairs
US5586416A (en) 1995-03-22 1996-12-24 Hess, Iii; John Concrete form with integral drain
US5831212A (en) 1995-06-12 1998-11-03 Thomas & Betts Corporation Electrical junction box for a poured concrete floor
US5736676A (en) 1995-07-13 1998-04-07 Stelter; Michael S. Floor structure electrical junction apparatus
US6112494A (en) * 1996-05-16 2000-09-05 Hardy Construction Products, L.L.C. System for affixing rebar lattice to receive concrete
US5729949A (en) 1996-09-09 1998-03-24 Hartzheim; G. Douglas Slab on grade chair
US5956912A (en) 1997-01-17 1999-09-28 Carter; Randy Control joint for forming concrete
AU719701B2 (en) * 1997-01-22 2000-05-18 Daniel Charles Underwood Crack induction in concrete
US5918428A (en) * 1997-02-19 1999-07-06 Engineered Devices Corporation Crack inducer plate for concrete
US5857302A (en) 1997-04-02 1999-01-12 Lill; Deryl L. Concrete crack control system
AU7617098A (en) 1997-07-16 1999-01-28 John Noel Flint Crack inducer for concrete
GB2330890A (en) 1997-11-04 1999-05-05 Stewart Dunn Flexibly connected rod connector blocks
CN1107768C (zh) * 1997-12-08 2003-05-07 北京欣路特科技发展有限公司 公路水泥混凝土方块格网填缝路面
AUPP592598A0 (en) * 1998-09-16 1998-10-08 Ramset Fasteners (Aust.) Pty. Limited Cast-in fittings for concrete components
US6089522A (en) 1998-10-02 2000-07-18 Aztec Concrete Accessories, Inc. Method and apparatus for supporting reinforcement members
US6171016B1 (en) * 1998-10-20 2001-01-09 Concrete Systems, Inc. Tubular reinforcing dowel system and method
US6092960A (en) * 1998-10-27 2000-07-25 Mccallion; James P. Concrete joint restraint system
US6447203B1 (en) * 2000-09-05 2002-09-10 Meadow-Burke Products Load transfer dowel support
US6413004B1 (en) * 2000-11-29 2002-07-02 Wen-Pin Lin Tubular connector
US20040055235A1 (en) * 2002-09-19 2004-03-25 Aztec Concrete Accessories, Inc. Concrete construction with control joint protective strip

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505263A (ja) * 2004-07-05 2008-02-21 コンクリート スラブ テクノロジー ピーティーワイ エルティーディ コンクリートにクラックを形成する方法及び装置
JP4913048B2 (ja) * 2004-07-05 2012-04-11 コンクリート スラブ テクノロジー ピーティーワイ エルティーディ コンクリートにクラックを形成する方法及び装置
JP2009511782A (ja) * 2005-10-12 2009-03-19 インベルシオン ユステ ソシエダッド アノニマ 街路、道路、またはハイウエーのための改良されたコンクリート舗装スラブ、およびスラブ設計のための方法論

Also Published As

Publication number Publication date
US20030115823A1 (en) 2003-06-26
DE60132898D1 (de) 2008-04-03
US7069703B2 (en) 2006-07-04
ES2302741T3 (es) 2008-08-01
WO2002012630A1 (en) 2002-02-14
EP1305475B1 (en) 2008-02-20
EP1305475A4 (en) 2004-07-14
HK1058384A1 (en) 2004-05-14
CA2417823A1 (en) 2002-02-14
EP1305475A1 (en) 2003-05-02
CN1307344C (zh) 2007-03-28
CN1446283A (zh) 2003-10-01
NZ523811A (en) 2004-03-26
ATE386844T1 (de) 2008-03-15
CA2417823C (en) 2009-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004505188A (ja) 大型で連続したコンクリートスラブの組立て方法及びシステム
EP2365150B1 (en) Lost shuttering
US4598523A (en) Reinforcement support spacer
US20080267704A1 (en) Plate concrete dowel system
CA2131866C (en) Trench forming assemblies having enhanced anchoring means
US20130214227A1 (en) Fence
WO2014096980A1 (en) Shuttering
US5937602A (en) Ground cover with improved resistance to degradation by freezing and thawing
WO2007051253A1 (en) Plastics reinforcement mesh
US20100024346A1 (en) Reinforcement bar support
JP6137394B1 (ja) 低層建築物及び基礎工事用アンカーホルダー
KR102065623B1 (ko) 개량형 멍에트러스 유닛 및 이를 이용한 벽체거푸집 구조
WO2012115607A1 (en) A building system and method of constructing a multi-walled structure
AU2001277398C1 (en) Method and system for constructing large continuous concrete slabs
USRE24921E (en) Concrete slab key-joint forming member
JP6592317B2 (ja) コンクリート基礎天端の施工方法および天端型枠
AU2001277398A1 (en) Method and system for constructing large continuous concrete slabs
US20110061331A1 (en) Paving stone device and method
US20200392690A1 (en) Supporting srw with counterforting and inverted cantilevering forces
AU2004202984B2 (en) Spacer for concrete form work and reinforcing
AU726864B3 (en) Crack induced concrete slabs
AU2012101317A4 (en) Jointing System
JP2004137678A (ja) 穴あきコンクリート版を用いた段差床の構築方法及び、これに用いる穴あきコンクリート版
JP3003679U (ja) 合成敷石
JPS5825069Y2 (ja) アンカ−ボルト