JP2004504123A - ガス流あるいはガス体を浄化あるいは清浄化するための方法及びシステム - Google Patents
ガス流あるいはガス体を浄化あるいは清浄化するための方法及びシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004504123A JP2004504123A JP2002513588A JP2002513588A JP2004504123A JP 2004504123 A JP2004504123 A JP 2004504123A JP 2002513588 A JP2002513588 A JP 2002513588A JP 2002513588 A JP2002513588 A JP 2002513588A JP 2004504123 A JP2004504123 A JP 2004504123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- gas stream
- contaminants
- purifying
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L9/00—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
- A61L9/14—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using sprayed or atomised substances including air-liquid contact processes
- A61L9/145—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using sprayed or atomised substances including air-liquid contact processes air-liquid contact processes, e.g. scrubbing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D47/00—Separating dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
- B01D47/06—Spray cleaning
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/48—Sulfur compounds
- B01D53/50—Sulfur oxides
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/54—Nitrogen compounds
- B01D53/56—Nitrogen oxides
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/62—Carbon oxides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L2209/00—Aspects relating to disinfection, sterilisation or deodorisation of air
- A61L2209/20—Method-related aspects
- A61L2209/22—Treatment by sorption, e.g. absorption, adsorption, chemisorption, scrubbing, wet cleaning
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2257/00—Components to be removed
- B01D2257/70—Organic compounds not provided for in groups B01D2257/00 - B01D2257/602
- B01D2257/702—Hydrocarbons
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Abstract
空気や排気ガスあるいは排出ガス流等のガス流あるいはガス体中の汚染物質を全部あるいは一部除去するための方法及びシステムを提供する。該方法は、ガス流あるいはガス体を液体を含有する殺菌剤と接触させ、該汚染物質全てあるいは一部を除去する工程を含む。液体含有殺虫剤は、典型的には過酸化水素(H2O2)と過酸化水素の活性を増強する触媒とを組合わせて含む水溶液、懸濁液あるいは乳濁液とする。触媒は、元素状の銅(Cu),銀(Ag)、マンガン(Mn)及び亜鉛(Zn)を組合わせて形成したスーパーオキシド・ジスムターゼを含む。本方法及びシステムは、建物シック症候群あるいは建物関連疾患を治療する際に特に用途を見出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1種類あるいは2種類以上の汚染物質を含むガス流あるいはガス体を浄化あるいは清浄化するための方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外の空気汚染は人の深刻な病気の原因となる可能性があるということはよく確立されたことである。空気汚染によって、赤目(burning eyes and noises)、のどのむず痒い刺激、呼吸困難を引き起こす可能性がある。薬物には、癌、出生欠陥、脳及び神経の損傷、肺に対する長期傷害および若死にさえ引き起こす可能性があるものもある。その結果、環境を浄化するため現在導入されつつある法律及び法令並びに過去において導入された法律及び法令の背後にある駆動力は、公衆衛生の保護ということである。しかしながら、屋外の空気中の有毒汚染物質は取除かれつつあるが、室内での空気の質(IAQ)をしばしば見過ごしてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非常に多くの科学的研究の結果により、オフィス及び他の一般人が入れる建物において建物内の空気汚染(IAP)の直接の結果として、建物シック症候群(SBS)及び建物関連疾患(BRI)として知られている症状及び疾患が生ずることの多くの報告が明らかにされた。
【0004】
SBSは、建物で過ごした時間に関連ずけられる急性の健康及び快適さに対する欠陥を建物現住者が経験する状況を記載するものとして使用されている。BRIは、診断可能な疾患及び症候群が同定され空気中にある建物物質である汚染物質に直接影響を受けた結果である場合に使用される言葉である。
【0005】
現代社会において、大部分の人はその時間の90%の時間は屋内で過ごすと信じられている。米国環境保護局(EPA)によって、IAPは許容レベルより2−5倍高い場合もあり、屋外の汚染レベルよりも100倍高いこともあることが示されている。
【0006】
IAQについての世界保健機構(WHO)の委員会報告に依れば、地球的にみて新規な建物およびモデルチェンジした建物の30%はIAQについて過大な不満が寄せられており、通常SBS及び/またはBRIの率は高くなっている。例えば、南アフリカのシンガポール大使館によれば、シンガポールの無断欠勤者の92%はSBS及び/またはBRIが原因である可能性があるとのことである。
【0007】
IAQは、オゾン破壊、地球温暖化等とともに米国EPAの最も深刻な地球上の関心事のうちの上位5つの事柄にはいると評価されている。例えば、1989年米国経済はSBS及びBRIによって605億ドルもの莫大な損失をこうむったと報告れている。IAPによりもたらされる健康状態の低下による無断欠席者のレベルが原因で、このような膨大な生産性の低下が生ずることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、1種類あるいは2種類以上の汚染物質を含むガス流あるいはガス体、特に空気あるいは排気ガス流を浄化あるいは清浄化するための方法であって、ガス流あるいはガス体を液体を含有する殺菌剤と接触させ、該汚染物質全てあるいは一部を除去する。
【0009】
液体含有の殺菌剤は、殺菌剤の水溶液、懸濁液あるいは乳濁液であることが好ましい。
【0010】
殺菌剤は過酸化水素(H2O2)と過酸化水素の活性を増強する触媒との組合わせを含むことが好ましく、また触媒は元素状の銅(Cu),銀(Ag)、マンガン(Mn)及び亜鉛(Zn)を組合わせて形成したスーパーオキシド・ジスムターゼであることが好ましい。
【0011】
H2O2は殺菌剤中典型的には約0.000003%から約15%v/v、好ましくは約0.003%から約3%v/v、特に約0.3%v/vであることが好ましい。
【0012】
Cu,Mn及びZnは典型的に約100ppbから約1000ppm、好ましくは約3から7ppm、特に約5ppmである。
【0013】
Agは典型的に約100ppbから約1000ppm、好ましくは約3から9ppm、特に約7ppmである。
液体殺菌剤は、微細ミストあるいはスプレー形態で提供されることが好ましい。
【0014】
該方法は、オフィスブロック、住宅、病院、ショッピングモール、スタジアム等の建物のエアコンディショナーユニット、自動車、バス、船舶あるいは列車等の車両、航空機等、採掘坑あるいは他の地下の環境内の空気あるいは工業的工場等からの排気ガスあるいは他のガス放出物を清浄化するのに使用する、請求項1乃至9のいずれかの方法。
【0015】
本発明は、ガス流あるいはガス体を浄化するためのシステムにも関し、該システムはガス浄化ユニットを含み、該ガス浄化ユニットは該ユニットを通るガス流あるいはガス体を液体殺菌剤と接触させために配置され、該接触を通してガス流あるいはガス体中の該汚染物質全てあるいは一部を除去するものである。
【0016】
該方法及びシステムは、CO,NO2、SO2等の無機汚染物質、ホルムアルデヒド、ヘキサン、アセトン等の有機汚染物質、ダスト粒子、煙粒子等の粒状物質、ウイルス、例えばインフルエンザ、痘瘡等の微生物、バクテリア、例えばレジオネラ菌及び他の空気に担持されるバクテリア、及び菌類あるいはそれらの胞子、特に嫌気性の微生物等から選択される汚染物質を除去することに特に用途を見出す。
【0017】
本発明及びシステムは、建物シック症候群(SBI)あるいは建物関連疾患(BRI)を治療する際に好適に用いる。
【0018】
【発明の実施の態様】
添付する図面に言及して、以下の明細書の記載において本発明の実施態様を詳細に説明する。しかしながら、図面は本発明をどのように実施することが可能であるかを説明するためだけのものであり、従って、図示した特定の形状及び配置とした特徴によって、本発明が限定されると理解すべきではない。
【0019】
以下に、本発明を、例としてのみ添付する図面に言及しつつ、より詳細に説明する。
本発明は、空気、排気ガスあるいは排出ガス流等のガス流あるいはガス体中の汚染物質を全てあるいは一部除去するための方法及びシステムを提供する。
【0020】
図面の図1に言及して、本発明のガス浄化システム10が模式的に図示されている。システム10は、図2でより明瞭に示す洗浄ユニット12、集液ユニット14とエアドライヤーユニット16(任意的)からなり、これらの全てのものは互いにガス流流通状になっている。
【0021】
洗浄ユニット12は、複数のスプレイノズル18を含み、スプレイノズルによって殺菌剤溶液、懸濁液あるいは乳濁液の微細スプレイあるいはミスト20を洗浄ユニットの洗浄チェンバー22に導入する。汚染物質を含有する空気あるいは他のガスが、図1の矢印の方向に、洗浄ユニット12を通過する際に、空気あるいはガスはスプレーあるいはミストと接触する。ガスあるいは空気流中の汚染物質が微細ミストあるいはスプレーと接触すると、汚染物質はスプレイあるいはミストの小滴に取り込まれ、空気流から除去される。加えて、殺菌剤は微生物を殺す作用をする。殺菌剤溶液は、典型的には担体として水を含み、通常の重力下に集液ユニット14に集まり、その後、溶液は出口通路24を通ってポンプ28によりフィルタユニット26に移送される。溶液中の汚染物質はフィルタ26において除去され、その後水は水供給タンク30にポンプで移送される。殺菌剤フィーダ32は、典型的にはドリップ供給タンクの形状であり、タンク30中の水が通路34を介して洗浄ユニット12にポンプで移送される前に、該フィーダ32によって殺菌剤を該水中に供給する。集液ユニット14は、その前端部38に水分離ユニット36を有し、空気流が集液ユニット14を出る際に該水分離ユニットは余剰の水の小滴を分離する。汚染物質が除去され集液ユニット14を通過した空気は、比較的高い湿度を有する可能性があり、この場合調整システムの残部を連続して通過していく前に任意的に該空気を加熱チェンバーあるいはドライヤユニット15中に通過させる。
【0022】
本発明の方法及びシステムは、CO,NO2、SO2等の無機汚染物質、ホルムアルデヒド、ヘキサン、アセトン等の有機汚染物質、ダスト粒子、煙粒子等の粒状物質、そしてウイルス、例えばインフルエンザ、痘瘡等の微生物、バクテリア、例えばレジオネラ菌及び他の空気に担持されるバクテリア、及び菌類あるいはそれらの胞子、特に嫌気性の微生物等を含む多数の汚染物質を全てあるいは一部除去することに特に用途を見出すと考える。複数の殺菌剤を組合わせると複数の微生物に作用するが、微細スプレイは空気中から粒状物質を除去する働きがあり、効果的な空気あるいはガス流浄化方法及びシステムを提供すると信ずる。
【0023】
【実施例】
本発明のシステム及び方法の有効性を評価するために、出願人は独立の評価の非常に高い試験実施会社(環境科学サービスコンサルタンツ:Environmental Science Service Consultants ESSC)のサービスを受けて多数の異なった汚染物質を含有する空気について試験を行なった。方法的には、以下の汚染物質を空気に導入した。
無機ガス:Co,NO2、SiO2;
有機ガス:ホルムアルデヒド、ヘキサン及びアセトン
粒状物質:種々の粒度のダストおよびタバコの煙;および
微生物
【0024】
試験は、+/−12m3の空気体積を収容する内蔵タイプの循環式ユニットとして建立したプロトタイプを用いて行なった。プロトタイプ中の空気流は+/―2m/sの速度で+/―0.5m3/sに維持し、6秒で空気の変更を行なった。これによって各分ごとに10回空気の変更を行なうサイクルが可能となり、1分=1時間比を形成した。従って、ユニットが空気を環流させる各分ごとにリアルタイムで該各分は1時間に相当していた。従って、24分の暴露時間は1日すなわち24時間に等しい。
【0025】
試験結果を以下に示す。
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
上記汚染物質の他に、該システムに空気流を一度通過させて種々の汚染度のトイレ水からのバクテリア微生物を殺菌剤と接触させたところ、99.9%が除去された。
【0029】
上記試験結果に鑑みると、本発明の方法及びシステムによって、建物シック症候群と建物関連疾患を生ずる微生物及び有害ガスを少なくとも一部は除去が可能となる。該システムは、比較的廉価に製造することができ、殺菌剤用の化合物も入手容易であり、コスト的にも有効である。使用する薬剤は毒性がなく、OSHA法令より十分低い量で提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス浄化システムの模式的側面図である。
【図2】図1の線2−2の横断面図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、1種類あるいは2種類以上の汚染物質を含むガス流あるいはガス体を浄化あるいは清浄化するための方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外の空気汚染は人の深刻な病気の原因となる可能性があるということはよく確立されたことである。空気汚染によって、赤目(burning eyes and noises)、のどのむず痒い刺激、呼吸困難を引き起こす可能性がある。薬物には、癌、出生欠陥、脳及び神経の損傷、肺に対する長期傷害および若死にさえ引き起こす可能性があるものもある。その結果、環境を浄化するため現在導入されつつある法律及び法令並びに過去において導入された法律及び法令の背後にある駆動力は、公衆衛生の保護ということである。しかしながら、屋外の空気中の有毒汚染物質は取除かれつつあるが、室内での空気の質(IAQ)をしばしば見過ごしてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非常に多くの科学的研究の結果により、オフィス及び他の一般人が入れる建物において建物内の空気汚染(IAP)の直接の結果として、建物シック症候群(SBS)及び建物関連疾患(BRI)として知られている症状及び疾患が生ずることの多くの報告が明らかにされた。
【0004】
SBSは、建物で過ごした時間に関連ずけられる急性の健康及び快適さに対する欠陥を建物現住者が経験する状況を記載するものとして使用されている。BRIは、診断可能な疾患及び症候群が同定され空気中にある建物物質である汚染物質に直接影響を受けた結果である場合に使用される言葉である。
【0005】
現代社会において、大部分の人はその時間の90%の時間は屋内で過ごすと信じられている。米国環境保護局(EPA)によって、IAPは許容レベルより2−5倍高い場合もあり、屋外の汚染レベルよりも100倍高いこともあることが示されている。
【0006】
IAQについての世界保健機構(WHO)の委員会報告に依れば、地球的にみて新規な建物およびモデルチェンジした建物の30%はIAQについて過大な不満が寄せられており、通常SBS及び/またはBRIの率は高くなっている。例えば、南アフリカのシンガポール大使館によれば、シンガポールの無断欠勤者の92%はSBS及び/またはBRIが原因である可能性があるとのことである。
【0007】
IAQは、オゾン破壊、地球温暖化等とともに米国EPAの最も深刻な地球上の関心事のうちの上位5つの事柄にはいると評価されている。例えば、1989年米国経済はSBS及びBRIによって605億ドルもの莫大な損失をこうむったと報告れている。IAPによりもたらされる健康状態の低下による無断欠席者のレベルが原因で、このような膨大な生産性の低下が生ずることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、1種類あるいは2種類以上の汚染物質を含むガス流あるいはガス体、特に空気あるいは排気ガス流を浄化あるいは清浄化するための方法であって、ガス流あるいはガス体を液体を含有する殺菌剤と接触させ、該汚染物質全てあるいは一部を除去する。
【0009】
液体含有の殺菌剤は、殺菌剤の水溶液、懸濁液あるいは乳濁液であることが好ましい。
【0010】
殺菌剤は過酸化水素(H2O2)と過酸化水素の活性を増強する触媒との組合わせを含むことが好ましく、また触媒は元素状の銅(Cu),銀(Ag)、マンガン(Mn)及び亜鉛(Zn)を組合わせて形成したスーパーオキシド・ジスムターゼであることが好ましい。
【0011】
H2O2は殺菌剤中典型的には約0.000003%から約15%v/v、好ましくは約0.003%から約3%v/v、特に約0.3%v/vであることが好ましい。
【0012】
Cu,Mn及びZnは典型的に約100ppbから約1000ppm、好ましくは約3から7ppm、特に約5ppmである。
【0013】
Agは典型的に約100ppbから約1000ppm、好ましくは約3から9ppm、特に約7ppmである。
液体殺菌剤は、微細ミストあるいはスプレー形態で提供されることが好ましい。
【0014】
該方法は、オフィスブロック、住宅、病院、ショッピングモール、スタジアム等の建物のエアコンディショナーユニット、自動車、バス、船舶あるいは列車等の車両、航空機等、採掘坑あるいは他の地下の環境内の空気あるいは工業的工場等からの排気ガスあるいは他のガス放出物を清浄化するのに使用する、請求項1乃至9のいずれかの方法。
【0015】
本発明は、ガス流あるいはガス体を浄化するためのシステムにも関し、該システムはガス浄化ユニットを含み、該ガス浄化ユニットは該ユニットを通るガス流あるいはガス体を液体殺菌剤と接触させために配置され、該接触を通してガス流あるいはガス体中の該汚染物質全てあるいは一部を除去するものである。
【0016】
該方法及びシステムは、CO,NO2、SO2等の無機汚染物質、ホルムアルデヒド、ヘキサン、アセトン等の有機汚染物質、ダスト粒子、煙粒子等の粒状物質、ウイルス、例えばインフルエンザ、痘瘡等の微生物、バクテリア、例えばレジオネラ菌及び他の空気に担持されるバクテリア、及び菌類あるいはそれらの胞子、特に嫌気性の微生物等から選択される汚染物質を除去することに特に用途を見出す。
【0017】
本発明及びシステムは、建物シック症候群(SBI)あるいは建物関連疾患(BRI)を治療する際に好適に用いる。
【0018】
【発明の実施の態様】
添付する図面に言及して、以下の明細書の記載において本発明の実施態様を詳細に説明する。しかしながら、図面は本発明をどのように実施することが可能であるかを説明するためだけのものであり、従って、図示した特定の形状及び配置とした特徴によって、本発明が限定されると理解すべきではない。
【0019】
以下に、本発明を、例としてのみ添付する図面に言及しつつ、より詳細に説明する。
本発明は、空気、排気ガスあるいは排出ガス流等のガス流あるいはガス体中の汚染物質を全てあるいは一部除去するための方法及びシステムを提供する。
【0020】
図面の図1に言及して、本発明のガス浄化システム10が模式的に図示されている。システム10は、図2でより明瞭に示す洗浄ユニット12、集液ユニット14とエアドライヤーユニット16(任意的)からなり、これらの全てのものは互いにガス流流通状になっている。
【0021】
洗浄ユニット12は、複数のスプレイノズル18を含み、スプレイノズルによって殺菌剤溶液、懸濁液あるいは乳濁液の微細スプレイあるいはミスト20を洗浄ユニットの洗浄チェンバー22に導入する。汚染物質を含有する空気あるいは他のガスが、図1の矢印の方向に、洗浄ユニット12を通過する際に、空気あるいはガスはスプレーあるいはミストと接触する。ガスあるいは空気流中の汚染物質が微細ミストあるいはスプレーと接触すると、汚染物質はスプレイあるいはミストの小滴に取り込まれ、空気流から除去される。加えて、殺菌剤は微生物を殺す作用をする。殺菌剤溶液は、典型的には担体として水を含み、通常の重力下に集液ユニット14に集まり、その後、溶液は出口通路24を通ってポンプ28によりフィルタユニット26に移送される。溶液中の汚染物質はフィルタ26において除去され、その後水は水供給タンク30にポンプで移送される。殺菌剤フィーダ32は、典型的にはドリップ供給タンクの形状であり、タンク30中の水が通路34を介して洗浄ユニット12にポンプで移送される前に、該フィーダ32によって殺菌剤を該水中に供給する。集液ユニット14は、その前端部38に水分離ユニット36を有し、空気流が集液ユニット14を出る際に該水分離ユニットは余剰の水の小滴を分離する。汚染物質が除去され集液ユニット14を通過した空気は、比較的高い湿度を有する可能性があり、この場合調整システムの残部を連続して通過していく前に任意的に該空気を加熱チェンバーあるいはドライヤユニット15中に通過させる。
【0022】
本発明の方法及びシステムは、CO,NO2、SO2等の無機汚染物質、ホルムアルデヒド、ヘキサン、アセトン等の有機汚染物質、ダスト粒子、煙粒子等の粒状物質、そしてウイルス、例えばインフルエンザ、痘瘡等の微生物、バクテリア、例えばレジオネラ菌及び他の空気に担持されるバクテリア、及び菌類あるいはそれらの胞子、特に嫌気性の微生物等を含む多数の汚染物質を全てあるいは一部除去することに特に用途を見出すと考える。複数の殺菌剤を組合わせると複数の微生物に作用するが、微細スプレイは空気中から粒状物質を除去する働きがあり、効果的な空気あるいはガス流浄化方法及びシステムを提供すると信ずる。
【0023】
【実施例】
本発明のシステム及び方法の有効性を評価するために、出願人は独立の評価の非常に高い試験実施会社(環境科学サービスコンサルタンツ:Environmental Science Service Consultants ESSC)のサービスを受けて多数の異なった汚染物質を含有する空気について試験を行なった。方法的には、以下の汚染物質を空気に導入した。
無機ガス:Co,NO2、SiO2;
有機ガス:ホルムアルデヒド、ヘキサン及びアセトン
粒状物質:種々の粒度のダストおよびタバコの煙;および
微生物
【0024】
試験は、+/−12m3の空気体積を収容する内蔵タイプの循環式ユニットとして建立したプロトタイプを用いて行なった。プロトタイプ中の空気流は+/―2m/sの速度で+/―0.5m3/sに維持し、6秒で空気の変更を行なった。これによって各分ごとに10回空気の変更を行なうサイクルが可能となり、1分=1時間比を形成した。従って、ユニットが空気を環流させる各分ごとにリアルタイムで該各分は1時間に相当していた。従って、24分の暴露時間は1日すなわち24時間に等しい。
【0025】
試験結果を以下に示す。
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
上記汚染物質の他に、該システムに空気流を一度通過させて種々の汚染度のトイレ水からのバクテリア微生物を殺菌剤と接触させたところ、99.9%が除去された。
【0029】
上記試験結果に鑑みると、本発明の方法及びシステムによって、建物シック症候群と建物関連疾患を生ずる微生物及び有害ガスを少なくとも一部は除去が可能となる。該システムは、比較的廉価に製造することができ、殺菌剤用の化合物も入手容易であり、コスト的にも有効である。使用する薬剤は毒性がなく、OSHA法令より十分低い量で提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス浄化システムの模式的側面図である。
【図2】図1の線2−2の横断面図である。
Claims (14)
- 1種類あるいは2種類以上の汚染物質を含むガス流あるいはガス体を浄化あるいは清浄化するための方法であって、ガス流あるいはガス体を液体を含有する殺菌剤と接触させ、該汚染物質全てあるいは一部を除去する、ガス流あるいはガス体の浄化あるいは清浄化方法。
- ガス流が空気流あるいは排気ガス流である、請求項1の方法。
- 液体含有の殺菌剤が殺菌剤の水溶液、懸濁液あるいは乳濁液である、請求項1または2の方法。
- 殺菌剤が過酸化水素(H2O2)と過酸化水素の活性を増強する触媒との組合わせを含む、請求項1乃至3のいずれかの方法。
- 触媒が元素状の銅(Cu),銀(Ag)、マンガン(Mn)及び亜鉛(Zn)を組合わせて形成されたスーパーオキシド・ジスムターゼを含む、請求項4の方法。
- 殺菌剤がH2O2を約0.000003%から約15%v/v、及びCu,Mn,Zn及びAgをそれぞれ約100ppbから約1000pmを含む、請求項5の方法。
- 殺菌剤がH2O2を約0.003%から約3%v/v、及びCu,Mn及びZnをそれぞれ約3から7ppm及びAgを約3から9ppm含む、請求項6の方法。
- 殺菌剤がH2O2を約3%v/v、及びCu,Mn及びZnをそれぞれ約5ppm及びAgを約7ppm含む、請求項7の方法。
- 液体殺菌剤が微細ミストあるいはスプレー形態で提供される、請求項1乃至8のいずれかの方法。
- 該方法が、建物のエアコンディショナーユニット、車両、航空機、採掘坑中の空気あるいは他の地下の環境あるいは工業的工場等からの排気ガスあるいは他のガス放出物を清浄化するのに使用する、請求項1乃至9のいずれかの方法。
- 汚染物質が無機汚染物質、有機汚染物質、粒状物質及び微生物からなる群から選択されたものである、請求項1乃至10のいずれかの方法。
- 汚染物質がCO,NO2、SO2、ホルムアルデヒド、ヘキサン、アセトン、ダスト粒子、煙粒子、ウイルス、バクテリア及び菌類あるいはそれらの胞子からなる群から選択されたものである、請求項11の方法。
- 建物シック症候群あるいは建物関連疾患を治療する際に用いる、請求項1乃至12のいずれかの方法。
- ガス流あるいはガス体を浄化するためのシステムであって、該システムはガス浄化ユニットを含み、該ガス浄化ユニットは該ユニットを通るガス流あるいはガス体を液体殺菌剤と接触させるべく配置され、該接触を通してガス流あるいはガス体中の該汚染物質全てあるいは一部を除去する、ガス流あるいはガス体の浄化システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ZA200003719 | 2000-07-24 | ||
PCT/IB2001/001320 WO2002007860A2 (en) | 2000-07-24 | 2001-07-24 | A method and system for purifying or cleansing a gas stream or gaseous body |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004504123A true JP2004504123A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=25588836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002513588A Pending JP2004504123A (ja) | 2000-07-24 | 2001-07-24 | ガス流あるいはガス体を浄化あるいは清浄化するための方法及びシステム |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7022297B2 (ja) |
EP (1) | EP1305102A2 (ja) |
JP (1) | JP2004504123A (ja) |
KR (1) | KR20030051603A (ja) |
CN (1) | CN1462207A (ja) |
AU (1) | AU2001272694A1 (ja) |
CA (1) | CA2417154A1 (ja) |
IL (1) | IL154121A0 (ja) |
NZ (1) | NZ524377A (ja) |
WO (1) | WO2002007860A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009233059A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 空気清浄装置 |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602004015410D1 (de) | 2003-01-31 | 2008-09-11 | Steris Inc | Gebäude-dekontamination mit dampfförmigem wasserstoffperoxid |
CN100400108C (zh) * | 2006-08-11 | 2008-07-09 | 中北大学 | 室内空气湿式氧化净化方法 |
EP1894581A1 (en) * | 2006-08-31 | 2008-03-05 | CellCoTec B.V. | Repair of cartilage tissue using a matrix gel containing chondrocytes |
US20090325841A1 (en) * | 2008-02-11 | 2009-12-31 | Ecolab Inc. | Use of activator complexes to enhance lower temperature cleaning in alkaline peroxide cleaning systems |
BRPI0906349B1 (pt) * | 2008-02-11 | 2018-10-30 | Ecolab Inc | métodos de remoção de sujeira usando complexos ativadores para aprimorar a limpeza a temperaturas reduzidas em sistemas de limpeza com peróxido alcalino |
US20110189049A1 (en) | 2008-05-09 | 2011-08-04 | Martin Beaulieu | Method for treating odors |
PL2419196T3 (pl) | 2009-04-14 | 2018-01-31 | Uniboard Canada Inc | Sposób zmniejszania zawartości rozpuszczalnych w wodzie lotnych związków organicznych w gazie |
CA2769641C (en) * | 2009-08-03 | 2019-11-26 | Fmc Corporation | Activation of reactive compound with catalyst |
CN102989292A (zh) * | 2012-10-18 | 2013-03-27 | 郑丽 | 甲醛清除剂的制备方法 |
CN103846006B (zh) * | 2014-03-24 | 2015-10-28 | 福建武夷烟叶有限公司 | 一种废气处理系统 |
CN104041514A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-09-17 | 洛阳蓝凯生物科技有限公司 | 一种高效快速杀菌消毒液的制备方法 |
CN105126608B (zh) * | 2015-08-17 | 2017-09-12 | 兰州大学 | 一种处理氮氧化物的方法 |
US10456736B2 (en) | 2015-10-19 | 2019-10-29 | Paloza Llc | Method and apparatus for purification and treatment of air |
CN106268231B (zh) * | 2016-08-29 | 2018-08-10 | 哈尔滨工业大学 | 一种除尘脱硫脱硝一体化装置 |
DE102016125466A1 (de) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | Keller Lufttechnik Gmbh + Co. Kg | Anlage zur Nassabscheidung von Partikeln |
FR3079758B1 (fr) * | 2018-04-04 | 2023-01-20 | Ifp Energies Now | Procede de traitement d'air entrant dans et/ou sortant hors d'un espace confine |
US20210323699A1 (en) * | 2020-04-15 | 2021-10-21 | Charles Thomas Myers | Aircraft disinfecting system |
CN111841164B (zh) * | 2020-06-17 | 2022-02-08 | 浙江怡丰印染有限公司 | 一种低脱附难度的仿孢子式印染废气处理设备 |
US20210402338A1 (en) * | 2020-06-24 | 2021-12-30 | Darryl Lind | H2O2 Filter Media Cleaning |
GB202207006D0 (en) * | 2022-05-13 | 2022-06-29 | Eirchemicals Ltd | Air sterilisation unit and method for sterilising air |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3911080A (en) * | 1971-09-10 | 1975-10-07 | Wright H Dudley | Air pollution control |
SE377891B (ja) * | 1973-11-16 | 1975-08-04 | Elektrokemiska Ab | |
US4107268A (en) * | 1976-07-09 | 1978-08-15 | Fmc Corporation | Animal confinement environment control |
US4574076A (en) * | 1976-11-04 | 1986-03-04 | Fmc Corporation | Removal of hydrogen sulfide from geothermal steam |
FR2503130B1 (fr) * | 1981-03-31 | 1985-10-31 | Interox | Traitement d'eaux et de gaz de rejet contenant des composes organiques sulfures |
US4455287A (en) * | 1982-03-15 | 1984-06-19 | Ari Technologies, Inc. | Method of stabilizing chelated polyvalent metal solutions |
EP0213628A3 (en) * | 1985-09-03 | 1988-09-21 | Yeda Research And Development Company, Ltd. | Expression of superoxide dismutase in eukaryotic cells |
NZ225086A (en) | 1987-06-22 | 1990-11-27 | Commw Ind Gases | Treatment of air in air conditioning system by adding bactericide |
RU1793067C (ru) * | 1990-04-23 | 1993-02-07 | Всесоюзный Научно-Исследовательский Институт Безопасности Труда В Горнорудной Промышленности | Способ очистки рудничного воздуха от пыли и вредных газов и устройство дл его осуществлени |
US5389356A (en) * | 1993-01-05 | 1995-02-14 | Utah State University Foundation | Compounds and methods for generating oxygen free radicals used in general oxidation and reduction reactions |
EP0620037A3 (de) * | 1993-04-16 | 1995-04-05 | Alexander Michailow | Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen von Luft. |
US5527517A (en) * | 1994-11-23 | 1996-06-18 | Philip Morris Incorporated | Liquid scrubbing of gas-phase contaminants |
US6716808B1 (en) * | 1999-01-21 | 2004-04-06 | The Procter & Gamble Company | Detergent compositions comprising hybrid zeolite builders containing an occluded nonsilicate |
-
2001
- 2001-07-24 KR KR10-2003-7001113A patent/KR20030051603A/ko not_active Application Discontinuation
- 2001-07-24 NZ NZ524377A patent/NZ524377A/en unknown
- 2001-07-24 CN CN01816083A patent/CN1462207A/zh active Pending
- 2001-07-24 EP EP01951847A patent/EP1305102A2/en not_active Withdrawn
- 2001-07-24 IL IL15412101A patent/IL154121A0/xx unknown
- 2001-07-24 JP JP2002513588A patent/JP2004504123A/ja active Pending
- 2001-07-24 US US10/333,794 patent/US7022297B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-07-24 AU AU2001272694A patent/AU2001272694A1/en not_active Abandoned
- 2001-07-24 CA CA002417154A patent/CA2417154A1/en not_active Abandoned
- 2001-07-24 WO PCT/IB2001/001320 patent/WO2002007860A2/en not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009233059A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 空気清浄装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IL154121A0 (en) | 2003-07-31 |
NZ524377A (en) | 2004-08-27 |
WO2002007860A2 (en) | 2002-01-31 |
AU2001272694A1 (en) | 2002-02-05 |
EP1305102A2 (en) | 2003-05-02 |
US20040028586A1 (en) | 2004-02-12 |
KR20030051603A (ko) | 2003-06-25 |
WO2002007860A3 (en) | 2002-08-22 |
US7022297B2 (en) | 2006-04-04 |
CA2417154A1 (en) | 2002-01-31 |
CN1462207A (zh) | 2003-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004504123A (ja) | ガス流あるいはガス体を浄化あるいは清浄化するための方法及びシステム | |
CN102688513B (zh) | 有害物质去除装置和使用该去除装置的空气净化装置 | |
EP2025351B1 (de) | Luftreinigungsvorrichtung mit O3-Neutralisierer und Luftreinigungsverfahren | |
EP1941939A1 (en) | A water-spraying air purifying apparatus and the purifying process thereof | |
CN101474419A (zh) | 一种净化有害气体的复合催化触媒材料 | |
CN204853704U (zh) | 一种空气净化器 | |
CN203276733U (zh) | 一种带有一项或多项空气消毒净化技术的视频显示设备 | |
CN109499234A (zh) | 医院环境空气处理系统 | |
CN206026742U (zh) | 一种多级处理空气消毒装置 | |
CN100354152C (zh) | 车用空气净化过滤器 | |
JP2001096191A (ja) | 集塵脱臭装置 | |
HU201138B (en) | Device for filtering the respiratory air with chemisorption filter | |
CN205185794U (zh) | 一种基于车内空气循环系统的空气净化装置 | |
CN102552962A (zh) | 组合式空气净化设备 | |
CN109237653B (zh) | 空气净化器 | |
Muller et al. | Achieving your indoor air quality goals: Which filtration system works best? | |
CN2634352Y (zh) | 风机盘管用消毒杀菌净化器 | |
CN206771548U (zh) | 一种空气净化器 | |
ZA200301426B (en) | A method and system for purifying or cleansing a gas stream or gaseous body. | |
TWM574500U (zh) | 複合機能性口罩 | |
CN113144752A (zh) | 一种列车车厢空气净化专用复合滤网制备方法 | |
CN204268596U (zh) | 室内空气净化机 | |
CN206094300U (zh) | 一种包含微孔净化模块的专用净化装置 | |
KR200307286Y1 (ko) | 음이온에 의한 공기정화용 공조필터 | |
CN202497499U (zh) | 组合式空气净化设备 |