JP2004503785A - 柔軟性プローブ装置 - Google Patents

柔軟性プローブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004503785A
JP2004503785A JP2002510967A JP2002510967A JP2004503785A JP 2004503785 A JP2004503785 A JP 2004503785A JP 2002510967 A JP2002510967 A JP 2002510967A JP 2002510967 A JP2002510967 A JP 2002510967A JP 2004503785 A JP2004503785 A JP 2004503785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
tip
post
substrate
thin plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002510967A
Other languages
English (en)
Inventor
トーマス エイチ ディ ステファノ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soulbrain ENG Co Ltd
Original Assignee
Phicom Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Phicom Corp filed Critical Phicom Corp
Publication of JP2004503785A publication Critical patent/JP2004503785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06716Elastic
    • G01R1/06727Cantilever beams
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06733Geometry aspects
    • G01R1/06738Geometry aspects related to tip portion
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • G01R1/07314Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being perpendicular to test object, e.g. bed of nails or probe with bump contacts on a rigid support

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

超小型電子素子上の接触パッドと電気的に接続する機械的に柔軟なプローブが開示される。プローブはウエハー水準で集積回路のバーンインに使用することができる。また、他の応用として集積回路を検査するプローブカード及びフリップチップ用ソケットにも使用することができる。プローブの構成としてはプローブティップ81を含み、プローブティップは延長された板スプリング83から側面に突出する延長アーム82上で支持される。スプリングはポスト85によって基板89上に支持されてプローブティップに作用する接触力によってプローブティップが垂直方向に自由に移動するようにする。プローブティップの曲がりは板スプリングの曲がりと捩じれによって柔軟に制限される。ティップの機械的な柔軟性はパッドが厳密に平面を形成しない集積回路のパッドとプローブのアレイとが接触するようにする。
【選択図】図5

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は超小型電子素子のバーンイン(burn−in)及び検査に係り、より詳しくはそれぞれのチップ及びウエハー全体のバーンイン及び検査中に集積回路に電気信号を連結するための接触アセンブリーに関する。
【0002】
【背景技術】
超小型電子素子は機能性及び信頼性を検証するために製造工程中に一連の検査過程を経る。検査過程は一般にウエハープローブ検査を含み、このようなウエハープローブ検査では超小型電子素子チップをウエハーから切断してパッケージングする前にそれぞれのチップの動作を判断する検査をする。長いカンチレバーワイヤー(cantilever wires)で組み立てられたプローブカードはウエハー水準で同時に一つまたは多数のチップを検査するのに使用される。
【0003】
一般に、ウエハー上の全てのチップがウエハープローブ検査で良好なものと判断されるのではないため、100%未満の収率が得られる。ウエハーはそれぞれのチップに切断され、良好なチップは組み立てられてパッケージングされる。欠陥がある素子を破損させるために、パッケージングされた素子はバーンイン基板上のソケットに搭載され、8時間乃至72時間のバーンイン期間の間125−150℃の温度で電気的に動作してダイナミックバーンイン過程を経る。バーンイン検査は、破損メカニズムを促進して素子の初期破損及び故障を発生させ、このような欠陥のある素子が商業的に使用される前に機能性電気検査によって選り分けられるようにする。
【0004】
完全機能検査は、パッケージングされた素子に実施され、素子の最大動作速度によってそれぞれの素子を分類するために、パッケージングされた素子を多様な動作速度で動作させる。パッケージングされた素子を分類して検査することもバーンイン過程の間に破損する素子を除去することができるようにする。パッケージングされた素子のバーンイン及び検査は、バーンイン条件と高速検査に適するようにそれぞれ特別に製作されたソケットを使用して遂行される。従来の製造工程は一連の長い段階を通じてそれぞれの分離された素子を反復して処理して検査したため、費用及び時間が多くかかり、このような一連の段階が素子を製作するのにかかる総製作時間を何週間も追加した。
【0005】
ウエハーがそれぞれの素子に切断される前にウエハーをバーンインして検査することによって製造費用及び時間面で相当な発展を遂げた。また、ウエハーがそれぞれの素子に切断される前にウエハー上のそれぞれの素子をチップ大のパッケージに製造することによって製造費用及び時間をさらに減少させることができた。超小型電子素子を製作する工程を簡単にして縮少することによる利点を得るために、半導体産業では相当な努力をしてウエハー水準のパッケージング、バーンイン及び検査方法を発展させた。このような利点を得るために、検査チップがウエハーからそれぞれの分離された素子に切断される前にバーンイン及び速度検査を行うことができる手段を用意する必要がある。
【0006】
従来のカンチレバーワイヤープローブはウエハー上の素子のバーンイン及び速度検査に適しない。ウエハー上の全ての素子を同時にバーンインしなければならない必要性にもかかわらず、カンチレバーワイヤープローブは長すぎて体積が大きいためウエハー上の全ての素子に同時に接触することができない。さらに、長いカンチレバーワイヤープローブはプローブをなすワイヤーの長さが長く平行に配置されて固有インダクタンス及び相互インダクタンスが高いので高速素子の機能検査に適しない。
【0007】
安価で生産することができる小型の高性能プローブは、ウエハー上のバーンイン及び検査過程で実際に使用するのに必須である。プローブがウエハーバーンイン及び検査に使用されるためには素子が切断されていないウエハー上にある間に素子上の全てのパッドとプローブが確実に接触しなければならない。ウエハー接触用プローブはウエハーの表面の高さを変化させる素子上のパッドと電気的に接触しなければならない。さらに、プローブがそれぞれのパッドと信頼性のある電気的接触をするためには接触パッドの表面上の酸化物層が突き抜かれなければならない。バーンイン及び検査のために、ウエハーと接触するための費用が効率的で信頼性のある手段を提供する多くの接近方法が試みられたが、完全には成功しなかった。
【0008】
小型で垂直柔軟性を有するプローブを使用してウエハー上の素子のパッドと信頼性のある接触が行われるようにする多数の試みがあった。デビッド アール.ロビラード(David R. Robillard)とロバート エル.マイケルズ(Robert L. Michaels)とに許与された米国特許第4,189,825号に開示された発明によると、集積回路素子検査用カンチレバープローブが提供される。図1で、カンチレバー22はチップ23上のアルミニウム接触パッド24の上に先の尖ったティップ26を支持する。柔軟性部材25は下に圧迫されてティップ26がパッド24と接触するように移動する。パッド24上のアルミニウム酸化物層はティップ26とパッド24のアルミニウム金属との間の電気的接触のために先の尖ったティップ26によって突き抜かれる。小型のカンチレバービームの強度は一般にカンチレバーに力を加える外部手段がない限り接触パッド上のアルミニウム酸化物層を突き抜くのに必要な力をティップに加えるのに足りない。ガラス、シリコン、セラミック物質及びタングステンで形成されたカンチレバービームが多様な構成で試みられたが、充分な力と柔軟性を有するバーンインプローブを提供するのには成功しなかった。
【0009】
図2Aに示された柔軟性膜プローブはIBM技術発表社報(IBM Technical Disclosure Bulletin、1972年10月、1513頁)の柔軟性接触プローブに記述されている。柔軟性誘電膜32は集積回路上のパッドと電気的に接触するのに適するように形成された端子33を含む。端子33は接触パッド35に付着された柔軟性ワイヤー34によって電子素子を検査するように連結される。柔軟性ポリイミドシートで製造されたプローブはIEEE国際検査学会会報(Proceedings of the IEEE International Test Conference、1988)でレスリー(Leslie)などが発表した。柔軟性シートは垂直運動を一定量に制限して検査対象であるウエハー上の集積回路のボンドパッドの高さを調整する。レスリー等によって発表されたもののような薄膜プローブは高性能検査用集積回路チップ連結部を提供する。しかし、薄膜の大きさに対する安定性が十分でないため、バーンイン温度サイクルの間中ウエハー上のパッド全体と接触することができない。
【0010】
薄膜二酸化シリコン膜は、図2Bに示されているように、グレーン ジェイ.リーディ(Glenn J. Leedy)に許与された米国特許第5,225,771号に記載されている。二酸化シリコン膜40はポリイミドよりは大きさに対する安定性が高いため、バーンイン検査中にウエハー上のパッドと接触するようにする接触時の大きさ安定性の問題を多少改善することができた。プローブティップ41は膜40を通過するビア(via)44によって回路トレース(circuit trace)45と連結されており、回路トレース45は誘電膜43上の回路素子42の付加的な層と連結されている。二酸化シリコン膜40上の検査プローブの垂直柔軟性が制限されているため、プローブアレイを半導体ウエハー上の素子のバーンインに使用するには信頼性が劣る。
【0011】
半導体ウエハー上のバーンインプローブのアレイの製造はその平面図と断面図がそれぞれ図3A及び図3Bに示されており、これは米国特許第4,585,991号に記載されている。プローブ51は半導体ウエハー基板52にアーム54で付着されたピラミッド型である。プローブ51を機械的に分離させるために物質53が半導体ウエハー52から除去される。図3Aのプローブは制限された垂直運動を提供するが、プローブアレイと検査電子素子とを連結するのに必要でダイナミックバーンインに必須なワイヤーリング空間を基板上に残さない。
【0012】
柔軟性プローブを素子の接触パッドに提供する方式の一例は、柔軟性ワイヤーまたはポストを使用して検査回路素子をパッドに連結することである。図4Aにはゾビナ ダス(Gobina Das)等に許与された米国特許第5,977,787号に記載された柔軟性プローブが示されている。プローブ60はバックリングビーム(buckling beam)であって、既にロナルド ボブ(Ronald Bove)に許与された米国特許第3,806,801号に開示されているものと同様である。プローブ60はウエハー上の素子のバーンインに使用するのに適している。プローブ60を支持するガイド61、62は検査されるウエハーと同一の膨脹係数を有する。プローブティップ63は間隔60だけ曲がってビーム60が偏向される正確な様式を提供する。バックリングビームがそれぞれの集積回路チップを検査するのに適しているにもかかわらず、これらはあまりにも高価であるため数千個の接触点が必要なウエハーバーンインに使用することが難しい。さらに、ビームの適当な屈曲部を形成するのに必要な長さのためにバックリングビームプローブの電気的性能は制限される。
【0013】
柔軟性ポストを使用した他の方式は図4Bに示されており、これはアーノルド ダブリュー.ヤノフ(Arnold W. Yanof)とウィリアム ダウクシャー(William Dauksher)とに許与された米国特許第5,513,430号に記載された発明である。図4Bにはプローブティップ67に加えられる力によって曲がるポスト66形態の柔軟性プローブが示されている。ポスト66は接触パッドと接触するとともにティップ67に加えられる力によって垂直に曲がるため基板69と一定の角度を維持して形成される。ポスト66は曲がるのを容易にするために基部端子68からティップ67に向うほど次第に細くなる形状である。
【0014】
図4Cにはベンジャミン エヌ.エルドリッジ(Benjamin N. Eldridge)等に許与された米国特許第5,878,486号に記載されたその他の方式の柔軟性ワイヤーとポストが示されている。図4Cに示されたプローブはスプリングワイヤー71上のプローブティップ72を含み、スプリングワイヤー71は曲がるのを容易にするために特定の形状に曲がっている。ワイヤー71は一般的なワイヤーボンド73によって基板74に接合される。図4Cに示された類型のプローブはウエハーバーンインに必要な接触力と柔軟性とを得るために長いスプリングが必要である。さらに、それぞれのワイヤーが必要なこのようなプローブは非常に高価であるため、数千個の接触点が必要なウエハーバーンインに使用するのは難しい。
【0015】
柔軟性プローブを提供する他の方式は、検査ヘッドと検査対象である素子との間に柔軟性層を挿入して検査ヘッド上の端子が素子の対応接触パッドと電気的に連結するようにするものである。ウィレム ルットマー(Willem Luttmer)に許与された米国特許第3,795,037号に記載された電気コネクタは弾性物質に挿入された柔軟性導体を使用して電気コネクタの上側面と下側面とが接触するように圧迫される多数の対の伝導性ランドの間を連結する。柔軟性導体の多様な変更は曲がったワイヤー、導体が充填されたポリマー、メッキされたポスト及び柔軟性挿入層を形成するためにゴム類物質内に導電手段を使用する方式などを含む。
【0016】
前述の方式及びその他の試みも、ウエハーが各々の素子に切断される前に超小型電子素子をウエハー上で経済的にバーンイン及び速度検査することができるようにする高性能プローブを提供するのには成功しなかった。
【0017】
【発明の目的】
本発明によって、伝導性ティップを含む小型の柔軟性プローブが提供され、伝導性ティップは支持表面に対して柔軟に移動するように支持面上に位置する。プローブティップは対応接触パッドがティップによって押さえられることによって生じる力によって垂直に移動する。プローブの機械的柔軟性はプローブと超小型電子素子上の対応接触パッドとの間で確実に電気的接触が行われるようにし、機械的柔軟性は接触パッドの高さ変化を調整する。
【0018】
本発明の目的は、超小型電子素子が各々のチップに切断される前にバーンインするために切断されていないウエハー上の素子の接触パッドと電気的に連結することができる方法及び手段を提供することにある。本発明による柔軟性プローブはウエハーの表面上に配列された全ての接触パッドと同時に確実な電気的連結が行われるようにするので、ウエハー上の超小型電子素子は経済的にバーンインされる。
【0019】
本発明の他の目的は、切断されていないウエハー上の超小型電子素子のバーンインのための構造物を提供することにある。前記構造物は高温のダイナミックバーンイン中に必要な電気信号を素子に供給する回路素子を駆動するためにそれぞれの素子上の接触パッドと電気的に接触する。電気信号及び電力はウエハー上の全てのチップに同時に供給される。構造物内のプローブの機械的柔軟性は、接触パッドの高さ及びプローブティップの変化を調整することでそれぞれのプローブティップがバーンイン工程の温度サイクルの間中対応接触パッドと接触した状態で残っているようにする。
【0020】
本発明の他の目的は、パッケージングされていない超小型電子素子の高速検査ができるようにする電気プローブカードを提供することにある。小型の柔軟性プローブは、本明細書で開示されているように、素子に電気的検査信号を印加し、その素子からの電気信号を測定するために素子上の対応パッドと一時的に連結するのに使用される。柔軟性プローブの大きさが小型であるため、先行技術に使用されたワイヤープローブで発生する過度なインダクタンス(inductance)またはキャパシタンス(capacitance)による損失無く素子に高速電気信号を送受信することができる。
【0021】
本発明の他の目的は、超小型電子素子の電気的接触部が素子表面上に2次元アレイで配置された場合に素子をバーンインして検査して動作させるための方法及び手段を提供することにある。小型の柔軟性プローブは、本明細書に開示されたように、接触部が2次元アレイで配列された場合に素子の接触部との信頼性のある電気的連結が行われるようにするために使用される。機械的柔軟性は常温及び素子の動作温度範囲の両方での接触部の高さ変化にかかわらずそれぞれのプローブティップが素子の対応接触部と電気的接触を維持することができるようにする。
【0022】
本発明のその他の目的は、チップのバーンイン、検査及び動作のために集積回路チップと電気回路とを連結する小型ソケットを提供することにある。ソケットにおけるプローブ接触部の大きさが小さいのでソケット内に搭載されたチップの高速動作が可能になる。プローブの機械的柔軟性は、本明細書に開示されたように、最小パッケージングされたリジッドチップ(rigid chip)またはパッケージングされていないリジッドチップに対して信頼性のある電気的連結を可能にする。本発明による柔軟性プローブはチップ規模のパッケージング用及びフリップチップ(flip−chips)用の小型で経済的なソケットを製作することができるようにする。
【0023】
本明細書に記載されたプローブは、プローブに加えられる力とプローブの大きさとが定められた時、従来のカンチレバープローブよりプローブティップが柔軟に移動する範囲がより大きいという点で従来のプローブに比べて非常に改善されたものである。従来のカンチレバープローブはプローブ物質の弾性の限界が及ぶ一定の力によって移動範囲に限界がある。カンチレバープローブにおける最大の機械的ストレスは屈曲地点でカンチレバー物質の表面上に集中している。本発明は与えられたスプリング物質が弾性の限界に到達する前にスプリング物質とプローブに加えられる力に対して移動範囲をさらに大きくすることができる。
【0024】
本発明はウエハー水準で信頼性のある検査とバーンイン機能を提供することによって超小型電子素子の製造効率を向上させると共に検査構造物の大きさを小さくすることができる。機械的に柔軟なプローブはプローブの大きさに比べて移動範囲が大きい。このような移動範囲は実質的に同一平面上に存在しない接触パッドを有する素子を連結するのに重要な役割を果たす。柔軟性プローブティップは柔軟に移動して対応接触パッドの高さの差異を調整する一方、接触パッド上のプローブティップに充分な力を維持させることでティップと接触パッドとの間の信頼性のある電気的接触が行われるようにする。
【0025】
本発明のこのような目的及びその他の目的は機械的に柔軟な電気プローブを提供することによって達成することができる。プローブティップは両端部で支持される延長された薄膜のストリップ上に位置し、ストリップの両端部で支持部の中心の間を連結する中心線から所定の距離だけ離れて位置する。
【0026】
本発明はウエハー水準で検査とバーンイン機能を確実に遂行することによって超小型電子素子の製造効率を向上させることができると共に、検査構造物の大きさを小さくすることができる。
【0027】
本発明の特徴は添付された特許請求の範囲に記載されている。発明それ自体だけでなくその他の特徴及び利点は添付した図面を参照して次の詳細な説明によって最もよく理解できる。
【0028】
【発明の実施例】
本発明の原理による柔軟性プローブの第1実施例が図5に図示されている。プローブは集積回路(IC)、フリップチップ、手動素子及びチップスケールパッケージ(chip scale package)のような超小型電子素子上の接触パッドと安定した電気接続をすることができるように開示されている。プローブはティップに作用する力によってプローブティップ81が柔軟に垂直移動することができるようにする。従って、接触パッドがプローブティップ81と接触するように圧迫されることによって、この構造の機械的柔軟性はプローブティップ81が接触パッド上の絶縁酸化膜を通過するのに充分な力で対応接触パッドと接触するようにする。プローブの機械的柔軟性は超小型電子素子の領域中の接触パッドの高さの差異を調整する一方、それぞれのプローブティップに充分な力を加えることによってティップと対応接触パッドとの間の信頼性のある電気接続が行われるようにする。さらに、熱膨脹のために素子及びプローブ支持部の捩じれが発生することがある検査またはバーンインサイクルの間にティップが対応パッドと接続を維持することができるようにパッドの機械的柔軟性も必要である。
【0029】
図5で、プローブティップ81は伝導性物質の延長された柔軟性ストリップ83上に付着され、伝導性物質からなる側面延長アーム82上で支持される。延長された柔軟性ストリップ83はポスト85によって両端部が支持され、ポスト85は延長された柔軟性ストリップ83上の端子84と結合されている。プローブティップ81はティップに垂直に加えられる力によって柔軟に移動することができる。ティップ81の垂直移動はアーム82を押してストリップ83を捩じって曲げることによって復原力がティップ81に加えられるようにする。
【0030】
図5に示された柔軟性プローブで、ポスト85は回路トレース(circuit trace)87と電気的に連結された端子86によって基板上で支持される。回路トレース87はビア(via)88を通じて基板89の電気回路と連結される。前述の一連の連結によって、プローブティップ81は基板89の回路と電気的に接続され、プローブと連結された素子を動作させることができる。基板89は、バーンインなどに使用する時に、バーンインのように温度サイクルが25℃〜150℃またはそれ以上の広い温度範囲で大きさ安定性を得るためにシリコンまたは低膨脹セラミック物質で製作される。
【0031】
高周波数で動作するためにプローブティップ81からビア接触部88までの電気的連結はプローブティップ81との接続によるインダクタンスを最少化するように配列される。ループのインダクタンスはビア接触部88を実質的にプローブティップ81の下に位置させることによって最少化することができる。ビア88が常に理想的にプローブティップの下に位置しないとしても、高周波数動作が必要な適用時にはティップ81とビア88との間の距離が短くなければならない。
【0032】
図6は柔軟性プローブの第2実施例を図示しており、ここで図5の伝導性アーム82が図6の延長された薄板93の湾曲した部分またはV字形部分92に置き換えられている。延長された薄板93の両端部の端子94はポスト95と結合されており、ポスト95は基板99上のパッド96上に位置する。プローブティップ91は薄板93を通じて接触パッド94に電気的に接続され、接触パッド94はポスト95と結合され、ポスト95は端子96上に位置し、端子96は回路トレース97によって基板の電気回路と連結される。
【0033】
図6に示されているように、プローブティップ91は薄板93の湾曲部92上で支持され、プローブティップ91の中心が薄板93の両端部のポスト95の間の仮想線100から所定の距離をおいて位置する。プローブティップ91上に作用する初期垂直力は仮想線100によって表示される軸を中心にトルク(torque)を発生させる。トルクは延長された薄板93に捩じれる変形を発生させ、このような変形はティップ91に加えられた初期垂直力に対抗する対抗力を発生させる。
【0034】
図7Aは図6に例示された第1実施例の柔軟性プローブを上から見た平面図である。柔軟な延長されたストリップ103はストリップ103の両端部の接触パッド104及びストリップ103の中心点に形成された側面延長部102を含む形状の金属シートからなる。ストリップ103の電気伝導性物質は高い生産強度及び最終破損時までの適当な伸長率を有するものを選択する。このような金属はベリリウム−銅合金、コロンビウム、銅−ニッケル、モリブデン、ニッケル、ニッケル−チタン、ステンレススチール、チタン及びこれらの合金からなるグループより選択するのが好ましい。このうちの適当な金属は生産強度550メガパスカルを有するベリリウム−銅合金ASTM仕様番号534である。他の適当な金属は生産強度が910メガパスカルでTi、8Al、1Mo、1Vからなるチタン合金である。
【0035】
図7Aに示されたプローブティップ101は延長アーム102上で支持されてプローブティップ101に加えられる垂直力Fによって基板109側に垂直に押される。アーム102とプローブティップ101が垂直に押されることは図7Bと図7Cの断面図に図示されている。プローブティップ101に作用する垂直力Fはストリップ103にトルクを加えてストリップを捩じりアーム102が基板109の方に押されるようにする。図7Cの断面図に示されているように、プローブティップ101の垂直移動はストリップ103の曲がりと捩じれの両方の作用によるものである。
【0036】
プローブティップ101は公知の工程によってシリコンの結晶面(100)に形成されたエッチピット(etch pit)の複製によって形成されたピラミッドである。54.75°のティップ角度はシリコンの結晶面(111)によって決定される。ティップ101の物質はタングステンであり、これは鋭利で硬い先端を形成することによって半導体集積回路素子に一般に使用されるアルミニウム接触パッド上のアルミニウム酸化膜を通過することができる。硬いプローブティップを形成するのに適した物質はモリブデン、ニッケル合金、オスミウム、パリニー7(Paliney 7)、ロジウム、レニウム、チタン、タングステン及びこれらの合金である。
【0037】
シリコンのエッチピットを複製して鋭利なプローブティップを製造することは本技術分野においては公知のものであり、ディー.エー.キーウィット(D. A. Kiewit)の科学的道具に関する概観(Reviews of Scientific Instruments)44巻1741−1742頁1973年の出版物にも詳しく記述されている。キーウィットはニッケル−ボロン合金をピットに蒸着してからシリコンマトリックス物質を除去してピラミッドを露出させることによってシリコンのエッチピットを複製してプローブティップを形成することについて記述している。キーウィットは沸騰点のヒドラジン水酸化物(hydrazine hydrate)で表面処理を行ってシリコン100面にピラミッド型エッチピットを形成した。
【0038】
ストリップ103はポスト105によって基板109上に支持され、ポスト105は延長されたストリップ103の両端部で端子104と結合される。ポスト105は、好ましくは硬化銅、ニッケル、銅−ニッケル合金または硬化金からなるグループより選択される電着金属(electrodeposited metal)で形成される。プローブティップ101と集積回路を検査するための回路との電気的連結はアーム102、ストリップ103、接触パッド104、ポスト105、端子106、回路トレース107及びビア108を通じた伝導によって行われる。ビア108からプローブ101への電気回路はインダクタンスを減少させて高周波数または高いデータレートで動作し得るようにできる限り小さいループを形成するように構成される。
【0039】
図8A及び図8Bは好ましい実施例の構成の動作を詳細に例示している図面であって、ここでプローブティップ111は薄膜のストリップ物質113上の側面延長アーム112によって支持され、ストリップ113は2つの支持ポスト115によって支持される。力Fがティップ111を押さえて垂直方向にδだけ曲がるようにする。
【0040】
図8Bに示されているように、ティップ111の曲がる程度δはビーム自体が曲がる成分δと捩じれて曲がる成分との合計である。図8Bはプローブティップ111に垂直方向に加えられる力F(グラム単位)によって発生する曲がりδ(マイクロメートル単位)を示した図面である。このような実験で、ストリップ113は厚さが25マイクロメートル、幅が25マイクロメートル、長さが200マイクロメーターであり、モリブデンからなる。アーム112はストリップ平面で測定する時にストリップ113の中心線からプローブティップまでの長さが100マイクロメーターである。
【0041】
図9Aの平面図は柔軟性プローブの第2実施例を詳細に示した図面である。プローブティップ121は延長された薄板123のV字形延長部122で支持される。延長部122は延長された薄板123の両端部を支持するポストの中心を連結する仮想線の一側面の位置でティップ121を支持する。延長部122は力Fが加えられることによって延長部の形状が捩じれるのを防止するために延長された薄板123の本体よりさらに厚い。
【0042】
プローブティップ121はティップ121に作用する垂直力Fによって基板129の方に垂直方向に傾く。延長部122及びプローブティップ121が曲がることは図9B及び図9Cの断面図に図示されている。プローブティップ121に作用する垂直力Fはストリップ123にトルクを加えるので、ストリップ123を捩じり延長部122が基板129の方に押さえられるようにする。図9Cの断面図に示されているように、プローブティップ121の垂直移動は延長された薄板123のビームの傾きと捩じれ変形の両方によるものである。
【0043】
薄板123はポスト125によって基板129上に支持され、ポスト125は薄板123の両端部で接触パッド124と結合されている。ポスト125は剛性(rigid)金属ポストである。プローブティップ121と検査回路との電気的連結はアーム122、ストリップ123、接触パッド124、ポスト125、接触パッド126、回路トレース127及びビア128を通じた伝導によって行われる。ビア128からプローブ121への電気回路はインダクタンスを減少させて高周波数または高いデータレートで動作することができるようにできる限り小さいループを形成するように構成される。
【0044】
図10及び図11は柔軟性プローブの他の実施例を図示しており、ここでは延長アーム及び延長された薄板の機能が一つの構造に結合されている。図10に示された第3実施例によると、プローブティップ131は湾曲した薄板133上に配置され、プローブティップ131の中心が薄板133の両端部の支持ポスト135の中心を連結する仮想線から所定の距離に位置する。延長された薄板133はプローブティップ131に作用する垂直力によって捩じれて曲がる。捩じれは支持ポスト135の中心線から一定の距離だけ離れた位置に力が作用することによって発生するトルクによるものである。薄板ビームの曲がり変形量に対する捩じれ変形量は中心線からプローブティップ131が外れたオフセットに係り、オフセットは薄板133の長さの分数で示される。検査される素子の大きさと薄板133の物質特性に応じて、オフセットは薄板133の長さの0.05倍乃至0.5倍の範囲内であるのが好ましい。
【0045】
図10のプローブは支持ポスト135の中心線から外れたプローブティップ131を支持する湾曲した薄板133を含む。プローブティップ131への電気的接続はストリップ133を通じて接触端子134で行われる。接触端子134はポスト135と結合し、ポスト135は回路トレース137と連結された接触パッド136上に位置する。回路トレース137はビア138によって基板139の検査回路と連結される。ビア138は検査回路からプローブチップ131までの連結時のインダクタンスを最少化するためにプローブティップに近接して位置する。
【0046】
柔軟性プローブの第4実施例は図11に示された接地面シールドを含むものである。図11のプローブは支持ポスト145の中心線から外れた位置でプローブティップ141を支持する湾曲した薄板143を含む。プローブティップ141への電気的接続はストリップ143を通じて接触端子144で行われる。接触端子144はポスト145と結合し、ポスト145は回路トレース147と連結された接触パッド146上に位置する。回路トレース147はビア148によって基板149の検査回路と連結される。接地層140はプローブティップ141の下に配置され、高性能を達成するためにプローブを電気的に遮蔽する。
【0047】
図12A乃至図12Cは実施例3を詳細に図示している。図12Aの平面図は実施例3の代表的な構成を図示しており、ここでティップ151はスプリング素材のV字形平板153の中心点で支持される。V字形平板153は平板の両端部に配置された端子154によって支持される。本実施例の平板はチタン合金であるTi、Al8、V4からなるが、その他の高い強度を有する物質またはスーパープラスチック物質などを使用することもできる。平板153の厚さは10乃至75マイクロメートルの範囲内であり、より好ましくは25乃至50マイクロメートルの範囲内である。それぞれのアームの最も狭い部分の幅は20乃至200マイクロメートルの範囲内であり、より好ましくは35乃至75マイクロメートルの範囲内である。平板153の第1端部におけるポスト155の中心と平板153の第2端部におけるポスト155の中心との間の長さは約200乃至1000マイクロメートルである。より好ましくは、ポストの中心の間隔は250乃至750マイクロメートルである。
【0048】
実施例3のプローブティップ151に力Fが加えられることによって現れる反応が図12B及び図12Cに例示されており、これらは力Fが作用する前と後のプローブの断面図である。図12Cに示されているように、プローブティップ151に加えられる力Fは湾曲した薄板153が基板159の方に下側に曲がるようにする。湾曲した薄板153は曲がる力によって曲がりながら捩じれる。薄板153が捩じれて曲がる変形は力Fが作用することによってティップ151の変形に対抗する対抗力を発生させる。
【0049】
プローブティップ151は薄板153によって電気回路と連結され、薄板153はポスト155によって支持され、ポスト155は薄板153の接触パッド154と結合されている。ポスト155は基板159上の端子156上に位置し、端子156は回路トレース157と連結される。回路トレース157は伝導性ビア158によって基板159で電気回路と結合される。選択的に、基板159の隣接回路トレースの信号からプローブティップ151を遮蔽するために、プローブティップ151と基板159の回路との間に接地面を挿入することができる。
【0050】
柔軟性プローブにおいて板スプリングのデザインを多様に変化させることによって特定超小型電子素子の検査に必要な事項を満たすことができる。いくつかのデザインを図13A乃至図13Cに例示した。全ての場合に、プローブティップは板スプリングを第1及び第2端部で支持するポストの間の中心を通過する仮想線によって決定される軸から外れた位置に位置している。
【0051】
図13Aはプローブティップ161が板スプリング163のV字形部分162の頂点で支持される場合のプローブ160を例示している。V字形部分162はスプリング163の一端部側に傾いて位置することによってプローブティップの間の密接な間隔をなすのに必要なスプリングの重畳を可能にする。ポスト165、167はジグザグに交差して位置することによってそれぞれのプローブが密接な間隔をなすようにする。これと同様に、板スプリング163の対応端部上の接触パッド164、166はポスト165、167とそれぞれ一致する。
【0052】
図13Bはプローブティップ171が板スプリング173のV字形部分172の頂点で支持される場合のプローブ170を例示している。V字形部分172はスプリング173の一端部側に傾いて位置することによってプローブティップの間の密接な間隔をなすのに必要なスプリングの重畳を可能にする。ポスト175、177はジグザグに交差して位置することによってそれぞれのプローブが密接な間隔をなすようにする。これと同様に、板スプリング163の対応端部上の接触パッド174、176はポスト175、177とそれぞれ一致する。
【0053】
図13Cはプローブティップ181が湾曲した板スプリング182の頂点で支持される場合のプローブ180を例示している。湾曲したスプリング182はプローブティップの間の密接な間隔をなすのに必要なスプリングの重畳を可能にする形状を有している。プローブティップ181はスプリング182の両端部に配置された端子184とポスト185の中心の間の中心線から外れている。
【0054】
図14A乃至図14Dに示された柔軟性プローブの非対称構成は特定検査及びバーンインに使用する時に必要な性能を有するようにする。非対称構成は制限された空間、コーナー及びパッドの間の間隔が小さい場合に接触パッドをプローブに接触させるのを容易にする。さらに、接地接触部はプローブ構造に接地遮蔽機能を統合するようにすることができる。
【0055】
図14Aに示された柔軟性プローブ190は平板部材192の第1端部を支持するためにポスト195及び追加のポスト197を使用する。追加のポスト197は側面に作用する力に対して前記構造を安定化させるのに使用される。また、追加のポスト197は平板部材192に含まれた接地面199と電気的に接触するのに使用される。ポスト197は端子196で接地面199と結合されている。平板部材192はポスト195によって支持され、ポスト195は端子194によって平板部材192と結合されている。
【0056】
平板部材192はプローブティップ191を支持する。プローブティップ191はプローブ190の中心軸198から外れた位置で平板部材192上に配置されている。中心軸は平板部材192の第1端部を支持するポスト195、197の中心と平板部材192の第2端部を支持するポスト194の中心とを連結する仮想線である。プローブティップ191に作用する力は中心軸198を中心にトルクを発生させ、このようなトルクは平板部材192が曲がって捩じれるようにする。
【0057】
図14Bで、柔軟性プローブ200は接触パッド206によって支持される短いアーム202、及び接触パッド204によって支持される長いアーム203を有する板スプリングを含む。板スプリングはアーム202とアーム203との間に配置され、プローブ200の中心線208から外れた地点に位置するプローブティップ201を支持する。中心線208はポスト205の中心とポスト207の中心とを連結する仮想線である。プローブティップ201に作用する力は中心線208を中心にトルクを発生させ、トルクはアーム202、203が曲がって捩じれるようにする。
【0058】
図14Cで、柔軟性プローブ210は接触パッド216によって支持される短いアーム212、及び接触パッド214によって支持される長いアーム213を有する板スプリングを含む。板スプリングはアーム212とアーム213との間に配置され、プローブ210の中心線218から外れた地点に位置するプローブティップ211を支持する。中心線218はポスト215の中心とポスト217の中心とを連結する仮想線である。プローブティップ211に作用する力は中心線218を中心にトルクを発生させ、トルクはアーム212、213が曲がって捩じれるようにする。
【0059】
図14Dで、柔軟性プローブ220は接触パッド226によって支持される短いアーム222、及び接触パッド224によって支持される長いアーム223を有する板スプリングを含む。板スプリングはアーム222とアーム223との間に配置され、プローブ220の中心線228から外れた地点に位置するプローブティップ221を支持する。中心線228はポスト225の中心とポスト227の中心とを連結する仮想線である。プローブティップ221に作用する力は中心線228を中心にトルクを発生させ、トルクはアーム222、223が曲がって捩じれるようにすることによってプローブティップ221がこれ以上変形するのを制限する対抗力を発生させる。
【0060】
本発明の開示内容による柔軟性プローブは、集積回路及びその他の超小型電子素子を含むウエハーのバーンインに使用することができる。図15Aに示されたウエハー接触装置230はシリコン基板231の表面上に実施例3によるプローブ232を含む。プローブ232はそれぞれシリコン基板231の回路トレース234によって接触装置230の端子233に連結される。本実施例では、シリコンが基板231用物質として使用され、バーンイン検査時に集積回路を含むシリコンウエハーの熱膨張係数と一致する熱膨張係数を有する。
【0061】
バーンイン検査を遂行する間、接触装置230は検査されるウエハーに整列されて機械的なクランピング手段によって支持され、接触装置のそれぞれのプローブが確実に接触するのに充分な力でウエハー上の対応接触パッドに向かう。標準アルミニウムパッドに接触するためには5−10グラムの力程度であれば安定した接触をするのに充分である。次に、アセンブリーは一般に125℃から150℃程度のバーンイン温度まで加熱される。それぞれの集積回路を動作させるために回路に電気的刺激が加えられダイナミックバーンインが遂行される。
【0062】
図15Bは接触装置230の表面に位置するプローブの一部を図示している。プローブティップは検査されるフリップチップ上の接触パッドの2次元アレイと一致する2次元アレイで整列されている。それぞれのプローブティップ241はフリップチップ上の対応接触パッドと対応するように位置する。プローブ232の大きさはフリップチップで一般に使用される間隔である150マイクロメートル乃至500マイクロメートルの範囲内のグリッド間隔に合わせられる。プローブ232は重なったパターンに整列され、それぞれのプローブが使用することができる空間に合わせられるようになっている。ウエハー上の接触パッドの平均密度が低い場合、追加的に機能を果たさないプローブを配列に追加することによって検査されるウエハーを局部的に支持するようにする。
【0063】
プローブ232のプローブティップ241は検査されるウエハー上のアルミニウムボンドパッド上の酸化物を突き抜くために硬い表面を有する。プローブティップ241はV字形スプリング242の頂点に位置し、V字形スプリング242はスプリング242の両端部で接触パッド244と結合されたポスト245によって支持される。
【0064】
本発明の開示内容による柔軟性プローブは各プローブの固有及び相互インダクタンスが低いため高速集積回路を検査する手段を備えている。柔軟性プローブを含むプローブカード249が図16Aに図示されている。プローブ240は基板248上に2次元アレイパターンに配置されているので2次元アレイの接触パッドを有するフリップチップを検査するのに適している。それぞれのプローブ240は基板248に含まれた回路トレース手段246によってプローブカード249上の端子247と電気的に連結される。基板248はアルミナセラミック物質のように大きさ安定性が良いベースを含むものが好ましく、このようなベース上に銅からなる回路トレースがポリイミド誘電物質層の間に配置されている。
【0065】
図16Bは本発明の実施例1の開示内容によって構成された柔軟性プローブ240のアレイを図示している。プローブティップ241は延長された板スプリング242の中間地点に付着されたアーム243の端部に配置されている。支持ポスト244は延長された板スプリング242の両端部の接触パッド245と結合されている。
【0066】
図17Aに示されたチップソケットはフリップチップを検査し、バーンインし、動作させるための脱着可能な手段を提供する。フリップチップ261は位置調整手段262によって支持されてフリップチップ261上のそれぞれの接触パッドがソケット基板258の表面上の対応プローブ250と結合される。それぞれのプローブ250は回路トレース手段256によってソケット基板258上の端子257と電気的に連結される。フリップチップ261を動作させるのに適した電気信号は電子回路手段264から相互連結手段263によってソケットに向かう。ケーブル265は電子回路264をフリップチップ261をバーンインしたり検査したり動作させるためのシステムに連結させる。
【0067】
図17Bは図17Aのソケットにおける柔軟性プローブ240のアレイの一部を図示している。プローブティップ251は延長された板スプリング252の中間地点に付着されたアーム253の端部に位置する。支持ポスト254は延長された板スプリング252の両端部で接触パッド255と結合する。
【0068】
図18A乃至図18Dに示されたプローブティップは超小型電子素子の検査とバーンインでの特定用途に適するように構成されたものである。このようなプローブティップ及びその他のティップは集積回路分野の産業では公知のものである。本明細書に提示された例示は現在使用されている多くの種類のプローブティップを代表するものである。このようなプローブティップを製造する方法も電気接触部を製造する分野に従事する者には広く知られたものである。
【0069】
図18Aに示されたプローブティップは集積回路上のアルミニウムボンドパッドを接触させるのに好ましいものであって、鋭利な頂点273がアルミニウムボンドパッドの酸化膜を突き抜くのに適している。ピラミッド272はシリコン結晶面(110)に配向されたエッチピットを複製することによって形成される。ピラミッド272は薄膜スプリング271上で支持される。ピラミッド272の頂点273はピラミッドの対向面の間の内角が54.75゜に鋭利に形成される。好ましくは、モリブデン、ニッケル、オスミウム、パリニー7(Paliney 7)、ロジウム、レニウム、チタン、タングステン及びこれらの合金からなるグループより選択される硬質物質がプローブティップ272に使用される。オスミウム、ロジウム及びタングステンははんだ及びその他の軟性物質とゆっくり反応するため軟性接触部と接触するプローブとして使用するのに好ましい。
【0070】
図18Bに示されたプローブティップは貴金属接触パッドに接触するのに好ましい。薄膜ディスク277は板スプリング275の表面上に配置された金属ポスト276上で支持される。ポスト276は化学的エッチング工程によって下部がエッチングされてディスク277のエッジが露出する。薄膜ディスク277は金、パリニー7、白金、ロジウム及びこれらの合金からなるグループより選択される非活性金属で形成されるのが好ましい。
【0071】
図18Cに示されたプローブティップははんだとその他の軟性物質と接触するのに好ましい。金属ポスト282上の丸い金属ティップ281は板スプリング280上に配置される。金属ティップ281は高温の物質を閃光レーザー融解(flash laser melting)して丸い形状の部分に逆流させることによって丸い形状が形成される。丸い金属ティップ281に適した物質はニッケル、白金、ロジウム、銅−ニッケル合金、ベリリウム−銅合金及びパリニー7からなるグループより選択される金属を含む。
【0072】
図18Dに示されたプローブティップは小さい面積の接触パッド及び互いに密接な間隔のパッドを接触させるのに好ましい。上側エッジ286を有するプローブティップ287は板スプリング285の上側面上に配置される。プローブティップ287は犠牲物質でエッジをメッキした後にエッジ金属287を残して犠牲物質を除去することによって形成するのが好ましい。
【0073】
本発明の好ましい実施例をいくつか記述したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば本発明の本質及び範囲を外れないで多様に変更したり代替が可能であるということは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術のカンチレバープローブの断面図。
【図2A】先行技術の柔軟性薄膜プローブの断面図。
【図2B】先行技術の柔軟性薄膜プローブの断面図。
【図3A】シリコンウエハー上に製造された先行技術のプローブを示した平面図。
【図3B】シリコンウエハー上に製造された先行技術のプローブを示した断面図。
【図4A】先行技術の柔軟性ポストプローブを示した図。
【図4B】先行技術の柔軟性ポストプローブを示した図。
【図4C】先行技術の柔軟性ポストプローブを示した図。
【図5】本発明による柔軟性プローブを示した図。
【図6】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した図。
【図7A】柔軟性プローブの一実施例に関する平面図。
【図7B】柔軟性プローブの一実施例に関する停止時の断面図。
【図7C】柔軟性プローブの一実施例に関する、力Fが作用する時の断面図。
【図8A】プローブティップに力Fが垂直方向に作用する場合の柔軟性プローブの実施例を示した図。
【図8B】図8Aのプローブティップの曲がりをプローブティップに加えられる力の関数で示した図。
【図9A】柔軟性プローブの一実施例に関する平面図。
【図9B】柔軟性プローブの一実施例に関する停止時の断面図。
【図9C】柔軟性プローブの一実施例に関する、力Fが作用する時の断面図。
【図10】柔軟性プローブとその連結回路の実施例を示した図。
【図11】接地面を有する柔軟性プローブの実施例を示した図。
【図12A】柔軟性プローブの一実施例に関する平面図。
【図12B】柔軟性プローブの一実施例に関する停止時の断面図。
【図12C】柔軟性プローブの一実施例に関する、力Fが作用する時の断面図。
【図13A】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した平面図。
【図13B】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した平面図。
【図13C】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した平面図。
【図14A】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した平面図。
【図14B】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した平面図。
【図14C】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した平面図。
【図14D】本発明による柔軟性プローブの他の構成を示した平面図。
【図15A】2次元アレイ接触部を有する素子のウエハー水準のバーンイン用接触プローブヘッドを示した図。
【図15B】図15Aの2次元アレイ接触部を有する素子用接触プローブヘッドの一部領域を示した平面図。
【図16A】2次元アレイ接触部を有する素子のウエハー水準検査用プローブカードを示した図。
【図16B】図16Aの2次元アレイ接触部を有する素子用プローブカードの一部領域を示した平面図。
【図17A】2次元アレイ接触部を有する超小型素子を動作させるソケットを示した図。
【図17B】図17Aの2次元アレイ接触部を有する素子用ソケットの一部領域を示した平面図。
【図18A】本発明による柔軟性プローブ構造に使用されるプローブティップを示した図。
【図18B】本発明による柔軟性プローブ構造に使用されるプローブティップを示した図。
【図18C】本発明による柔軟性プローブ構造に使用されるプローブティップを示した図。
【図18D】本発明による柔軟性プローブ構造に使用されるプローブティップを示した図。
【符号の説明】
81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221、241、251、261、272、281、287 プローブティップ
82、102、112、202、203、212、213、222、223、253 アーム
83、93、123、133、143、153 薄板
84、86、94、96、106、134、144、154、156、184、194、196、233、257 端子
85、95、105、115、125、135、145、155、165、167、175、177、185、194、195、197、205、207、215、217、244、245、254、276、282 ポスト
87、107、127、137、147、157、234、246、256 回路トレース
89、99、109、129、139、149、159、231、248、258 基板

Claims (27)

  1. 超小型電子素子上の接触パッドと電気的に接続するためのプローブにおいて、
    (a)伝導性物質からなり、上側面と下側面とを有する薄板と、
    (b)上側面と下側面とを有する基板と、
    (c)前記基板の上側面上に配置される電気端子と、
    (d)一端部が前記薄板の下側面と連結され、他端部が前記基板の上側面上の電気端子のうちの1つと連結され、前記薄板が前記基板の上側面上に所定の距離で支持されるようにする伝導性ポストと、
    (e)前記薄板の上側面上に配置されたベースと前記薄板の上側面上に上側面とを有する電気伝導性ティップとを含み、前記伝導性ティップの上側面が前記超小型電子素子上の接触パッドと電気的に接続するのに適するようにし、
    (f)前記伝導性ティップが前記支持ポストの各々を連結する仮想線から所定の距離で薄板上に位置し、薄板を捩じって曲げることによってティップが垂直方向に移動する
    ことを特徴とするプローブ。
  2. 前記薄板は最長で150乃至1500マイクロメーターの範囲内の長さと10乃至75マイクロメーターの範囲内の厚さとを有するほぼ平らな金属ホイルであることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 前記薄板は、前記プローブティップの直ぐ下の領域でその厚さが最大になる金属膜であることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  4. 前記伝導性物質がモリブデン、タングステン、コロンビウム、ニッケル、チタン、ベリリウム−銅、ステンレススチール及びこれらの合金からなるグループより選択される金属であることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  5. 前記伝導性ティップの上側面がタングステン、チタン合金、ロジウム、レニウム、オスミウム、パリニー7、ニッケル、クロム及びこれらの合金からなるグループより選択される硬質金属で形成されることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  6. 前記電気伝導性ティップの下に配置され、前記薄板と電気的に連結される回路パターンをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  7. 前記電気伝導性ティップが端結晶シリコンの表面にエッチングされるピラミッド形ピットの複製物であることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  8. 前記電気伝導性ティップが前記薄板上に突出したほぼ垂直なエッチ上にメッキされた薄い金属突起であることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  9. 前記電気伝導性ティップが金属からなる丸い形状の部分を含むことを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  10. 前記電気伝導性ティップがポストによって支持される硬質金属の薄膜を含み、前記ポストの下部が切断されるようにエッチングされることによって前記硬質金属の薄膜の下側面が露出されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  11. 前記ポストが前記メッキされた金属からなるポストであることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  12. 前記伝導性物質からなる薄板と前記基板の上側面との間に配置される弾性の誘電物質をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  13. 前記弾性の誘電物質がシリコン、フッ化シリコン、フッ化炭素及びウレタンエラストマーからなるグループより選択されることを特徴とする請求項12に記載のプローブ。
  14. 超小型電子素子上の接触パッドと電気的に接続するためのプローブにおいて、
    (a)伝導性物質からなり、上側面と下側面とを有する延長された薄膜ストリップと、
    (b)前記延長されたストリップの第1端部及び第2端部に位置する支持部と、
    (c)前記延長されたストリップの上側面上に配置されたベースを有する電気伝導性ティップとを含み、
    (d)前記電気伝導性ティップは前記延長されたストリップの上側面から突出し、前記伝導性ストリップの第1端部と第2端部とから所定の距離に位置し、前記第1端部における前記支持部の中心と前記第2端部における前記支持部の中心とを連結する仮想線から所定の距離に位置し、
    (e)前記電気伝導性ティップは前記延長されたストリップを曲げることによって垂直方向に移動する
    ことを特徴とするプローブ。
  15. 前記延長されたストリップの変形が前記第1端部における前記支持部の中心と前記第2端部における前記支持部の中心とを連結する仮想線を中心に捩じれて曲がることを特徴とする請求項14に記載のプローブ。
  16. 前記延長された薄膜ストリップが伝導性薄板、金属薄膜及び薄膜の誘電物質を含むことを特徴とする請求項14に記載のプローブ。
  17. 前記延長された薄膜ストリップがパターンが形成された平面の金属薄板を含み、前記パターンが前記ストリップと平行な方向に湾曲したことを特徴とする請求項14に記載のプローブ。
  18. 前記第1支持部が第1金属ポストを含み、前記第2支持部が第2金属ポストを含むことを特徴とする請求項14に記載のプローブ。
  19. ほぼ平面である表面を有し、前記表面上に接触パッドアレイが配置されている超小型電子素子用ソケットにおいて、
    (a)上側面と下側面とを有する基板と、
    (b)前記基板の上側面上にアレイの形態で配置され、前記接触パッドと電気的に連結するための多数の柔軟性プローブと、
    (c)前記柔軟性プローブと連結され、前記柔軟性プローブが前記接触パッドと連結される時に前記超小型電子素子が作動するようにする回路手段とを含み、
    (d)前記柔軟性プローブの各々は伝導性物質からなり、第1端部及び第2端部を有する薄膜の延長されたストリップを含み、前記延長されたストリップは前記第1端部で少なくとも一つのポストによって支持され、前記第2端部で少なくとも一つのポストによって支持され、
    (e)前記第1端部と前記第2端部とから所定の距離にプローブティップが位置し、前記プローブティップが前記第1端部におけるポストの中心と前記第2端部におけるポストの中心とを連結する仮想線から所定の距離に位置する
    ことを特徴とする超小型電子素子用ソケット。
  20. 前記接触パッドのアレイは接触パッドの行と列の個数が同一な2次元アレイであることを特徴とする請求項19に記載の超小型電子素子用ソケット。
  21. 前記接触パッドのアレイは接触パッドが線状の列に配列されたことを特徴とする請求項19に記載の超小型電子素子用ソケット。
  22. 前記基板はシリコン物質からなることを特徴とする請求項19に記載の超小型電子素子用ソケット。
  23. 前記超小型電子素子は切断されていないシリコンウエハー上に整列された多数の集積回路であることを特徴とする請求項20に記載の超小型電子素子用ソケット。
  24. 前記シリコン物質は、厚さが200μm乃至1000μmのシリコンウエハーであることを特徴とする請求項20に記載の超小型電子素子用ソケット。
  25. 前記基板はセラミック物質からなることを特徴とする請求項19に記載の超小型電子素子用ソケット。
  26. 前記基板は金属−セラミック多層構造からなり、各々のプローブが前記超小型電子素子を検査しバーンイン(burn−in)する回路手段に連結されることを特徴とする請求項25に記載の超小型電子素子用ソケット。
  27. 前記基板の上側面上に一体化され、前記薄膜の延長されたストリップのほぼ下に面積を有する接地電極をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の超小型電子素子用ソケット。
JP2002510967A 2000-06-12 2000-06-12 柔軟性プローブ装置 Pending JP2004503785A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/KR2000/000617 WO2001096894A1 (en) 2000-06-12 2000-06-12 Compliant probe apparatus

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004503785A true JP2004503785A (ja) 2004-02-05

Family

ID=19198227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002510967A Pending JP2004503785A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 柔軟性プローブ装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2004503785A (ja)
KR (1) KR100343402B1 (ja)
CN (1) CN1204613C (ja)
WO (1) WO2001096894A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503540A (ja) * 2005-08-01 2009-01-29 タッチダウン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド トーションスプリングを備えたプローブコンタクタ

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004205487A (ja) * 2002-11-01 2004-07-22 Tokyo Electron Ltd プローブカードの固定機構
KR100703042B1 (ko) * 2006-09-08 2007-04-09 (주)에이펙스 검사용 프로브 기판 및 그 제조 방법
KR101324284B1 (ko) * 2007-05-25 2013-11-01 주식회사 코리아 인스트루먼트 프로브 카드용 전기 연결 어셈블리, 이를 가지는 프로브카드, 프로브 카드용 전기 연결 어셈블리의 제조 방법 및이를 이용한 프로브 카드의 제조 방법
CN102243254A (zh) * 2010-05-11 2011-11-16 陈文祺 测试板
CN102674239A (zh) * 2012-05-09 2012-09-19 中国科学院上海技术物理研究所 混成式三维神经元探针阵列的制备方法
US9810714B2 (en) * 2013-11-07 2017-11-07 Heraeus Deutschland GmbH & Co. KG Probe pin and method for producing a probe pin
CN106771409A (zh) * 2017-02-16 2017-05-31 苏州微缜电子科技有限公司 一种高频测试插座

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2710544B2 (ja) * 1993-09-30 1998-02-10 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション プローブ構造、プローブ構造の形成方法
US5897326A (en) * 1993-11-16 1999-04-27 Eldridge; Benjamin N. Method of exercising semiconductor devices

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503540A (ja) * 2005-08-01 2009-01-29 タッチダウン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド トーションスプリングを備えたプローブコンタクタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN1352746A (zh) 2002-06-05
CN1204613C (zh) 2005-06-01
WO2001096894A1 (en) 2001-12-20
KR100343402B1 (ko) 2002-07-11
KR20020039206A (ko) 2002-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6617865B2 (en) Compliant probe apparatus
US7061257B2 (en) Probe card assembly
JP4391717B2 (ja) コンタクタ及びその製造方法並びにコンタクト方法
US7061262B2 (en) Highly resilient cantilever spring probe for testing ICs
EP1136827B1 (en) Contactor having LSI-circuit-side contact piece and test-board-side contact piece for testing semiconductor device and manufacturing method thereof
US5828226A (en) Probe card assembly for high density integrated circuits
US7384277B1 (en) Reinforced contact elements
WO1999038232A1 (en) Small contactor for test probes, chip packaging and the like
EP1787130A1 (en) Interconnect assembly for a probe card
KR100340754B1 (ko) 커넥터 장치
JP2004503785A (ja) 柔軟性プローブ装置
JP2002164104A (ja) プローブカード
JP2000121673A (ja) コンタクタ
TW498162B (en) Compliant probe apparatus
WO2001084900A1 (en) Connector apparatus
TW461003B (en) Connector apparatus
JPH11326381A (ja) コンタクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040727