JP2004503057A

JP2004503057A - 電気的な接続装置

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Publication number: JP2004503057A
Application number: JP2002507478A
Authority: JP
Inventors: イェンス　アンドレセン; ベルント　ベーリング; ラルフ　フェルトナー; ベルント　ホルマイヤー
Original assignee: Phoenix Contact GmbH and Co KG
Current assignee: Phoenix Contact GmbH and Co KG
Priority date: 2000-07-03
Filing date: 2001-07-03
Publication date: 2004-01-29
Anticipated expiration: 2021-07-03
Also published as: CN1383596A; US20020123262A1; US6666709B2; WO2002003505A1; DE10031341C2; AU2001285795A1; JP4109103B2; CN1258840C; DE10031341A1

Abstract

本発明は、電気的な機器に電気的なケーブル（２）を接続するための接続装置であって、電気的なケーブル（２）が、電気的な機器の、対応するソケット内に差し込むためのコネクタ（３）、特にＲＪ−４５型コネクタパターンを有するコネクタ（３）に接続されている形式のものに関する。接続装置（１）は、電気的なケーブル（２）とコネクタ（３）とが、ケーシング内に挿入可能であり、かつ挿入された状態でケーシング内に保持されており、電気的なケーブル（２）もしくは該電気的なケーブル（２）に接続されたコネクタ（３）が、ケーシングに配置された係止手段（４）によってソケットにもしくは電気的な機器に位置固定可能であることによって、機械的な損傷に対する電気的なケーブル（２）とコネクタ（３）との防護と同時に接続装置（１）の簡単な組付けを保証している。

Description

【０００１】
本発明は、電気的な機器に電気的なケーブルを接続するための接続装置であって、電気的なケーブルが、電気的な機器の、対応するソケット内に差し込むためのコネクタ、特にＲＪ−４５型コネクタパターンを有するコネクタに接続されている形式のものに関する。
【０００２】
電気的なケーブルを電気的な機器、特に通信装置、たとえばコンピュータ、ノートブックまたは電話設備に電気的なケーブルを接続するための接続装置は、実用化に基づいて公知である。電気的なケーブルはこの場合、電気的なケーブルをコネクタに接続しかつこのコネクタを電気的な機器の対応ソケットに差し込むことによって、簡単に電気的な機器に接続される。電気的な機器への電気的なケーブルの接続を単純化するために通常、少なくとも一方のケーブル端部はすでにコネクタに接続されている。公知の接続装置は標準的には、実地ではＲＪ−４５型コネクタまたはウェスタンコネクタとして公知になっているケーブル側の八極式コネクタと、機器側の接続ソケットとから成っている。コネクタはこの場合大抵は、クリンプ式接続技術方式でケーブルに接続されているが、またケーブルと鑞接しておくこともできる。コネクタはこの場合、ソケット内へ差し込む際に大抵は係止アームによって位置決めされるが、またソケットもしくは電気的な機器に存在している固定フックによって保持されたり、或いはねじによって電気的な機器にねじ締結されてもよい。工業界隈で電気的な機器をこのような接続技術方式で設置する場合、取付け条件が粗野で機械的な応力をうけることに基づいて、無防備の接続装置は損傷をうけ易い。
【０００３】
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の接続装置を改良して、僅かな所要スペースおよび材料費用で、電気的な機器への電気的なケーブルの確実な固定だけでなく、電気的なケーブルとコネクタとの機械的な保護も保証されているようにすることである。
【０００４】
この課題は、冒頭で述べた形式の接続装置において、本発明によれば、主として、電気的なケーブルとコネクタとが、ケーシング内に挿入可能であり、かつ挿入された状態でケーシング内に保持されており、電気的なケーブルもしくは該電気的なケーブルに接続されたコネクタが、ケーシングに配置された係止手段によってソケットにもしくは電気的な機器に位置固定可能であることによって解決される。コネクタに予め接続されたケーブルを収容するケーシングを備えた接続装置の本発明による構成は、電気的なケーブルとコネクタとがケーシングによって外部の影響に対して防護されていて、同時に、ケーシングに配置された係止手段によってソケットにもしくは電気的な機器に固定することができるという利点を提供している。電気的なケーブルとコネクタとがケーシング内に保持されることによって、ケーブルに作用する引張り力が、ケーブルとコネクタとの接続箇所からだけでなくコネクタとソケットとの接続箇所からも遠ざけられる。それ以外の点では、本発明による接続装置は、この接続装置を難なく後装備することができることによって特徴付けられている。なぜならば、ケーシングが、コネクタに予め接続されたケーブルに追補的に結合することができる別個の構成部分であるからである。
【０００５】
ケーシングが、ケーシングボディとケーシングカバーとを有しており、該ケーシングカバーが、ケーシングボディへの取付け後に旋回可能に該ケーシングボディに結合されているように、ケーシングカバーが、ケーシングボディに取付け可能であると有利である。これによって電気的なケーブルはコネクタと一緒に、特に簡単な方式で先ずケーシングボディ内へ挿入することができ、しかもこの場合電気的なケーブルもしくはコネクタは、ケーシングカバーをケーシングボディに取り付け、次いで旋回運動によって閉鎖する以前に、すでにソケットに接続することができる。ケーシングボディへのケーシングカバーの取付けおよびケーシングの閉鎖は、有利には、ケーシングボディとケーシングカバーとが、少なくとも１つのヒンジを介して互いに結合可能であり、該ヒンジが、２つの部分から成っており、ケーシングカバーが、ヒンジピンを有しており、ケーシングボディが、対応するヒンジ収容部を有していることによって特に簡単に実現することができる。ケーシングを２つの部分から構成し、かつケーシングボディをケーシングカバーと結合するヒンジを２つの部分から構成したことによって、電気的なケーブルとコネクタとは、先ずケーシングカバーを完全に外したままで、ケーシングボディ内へ挿入され、次いでヒンジの構成によってケーシングカバーを簡単にケーシングボディに結合して閉鎖することが可能になる。
【０００６】
電気的なケーブルとコネクタを簡単にかつ迅速に収容するためには、ケーシングボディが、ほぼＵ字形の横断面を備えた縦長の収容室を有しており、該収容室が、電気的なケーブルの直径とコネクタの横断面とにほぼ相当している。したがって、収容室が、電気的なケーブルおよびコネクタの外側輪郭に適合されていることによって（電気的なケーブルが収容室よりも著しく長いのは勿論のことであるが）、電気的なケーブルおよびコネクタは収容室の側方の壁によって防護されており、特に電気的なケーブルとコネクタとの接続箇所は機械的損傷に対して防護されている。
【０００７】
電気的なケーブルとコネクタとさらなる保護は、ケーシングが、挿入された電気的なケーブルのための引張り負荷軽減手段および／または滑り防止手段を有していることによって得られる。電気的なケーブルのための引張り負荷防止手段は、多年来周知になっており、かつ大抵は別個の構成部分としてケーシング内に取付けられ、或いはたとえばＰＧ螺合部の形で外部からケーシングに螺合される。いま、本発明による接続装置では、有利には、挿入された電気的なケーブルのための引張り負荷軽減手段および／または滑り防止手段が直接ケーシング自体によって実現される。このためにケーシングボディだけかまたはケーシングカバーだけを適当に構成することができるが、しかしケーシングを閉鎖した場合にケーシングボディとケーシングカバーが協働して、挿入されたケーブルのための引張り負荷軽減作用を実現するようにケーシングボディならびにケーシングカバーが構成されているのが有利である。
【０００８】
ケーシングボディに設けられた収容室のケーブル側の端部に、収容室の長手方向延在長さに対して横方向に該収容室内に突入した張出し部が形成されていると有利である。この張出し部に対応する位置でケーシングカバーに付設部が形成されており、該付設部が、ケーシングの閉鎖時、すなわち、ケーシングカバーの閉鎖時に収容室内に突入するようにケーシングカバーの基面に対して垂直に延びている。したがってケーシングを閉鎖した場合、収容室はこの収容室のケーブル側の端部で、一方ではケーシングボディに形成された張出し部によって、他方ではケーシングカバーに形成された付設部によって狭められることになる。
【０００９】
これによって、ケーシングボディ内に挿入されたケーブルは、電気的なケーブルの、ケーシングから突出した端部に作用する力が電気的なケーブルとコネクタとの接続部に伝達されないように緊締される。
【００１０】
ここでは簡単な説明にとどめておくが、本発明の最後の有利な構成によれば、ヒンジピンが、ケーシングカバーの付設部の側方に形成されており、ヒンジ収容部が、ケーシングボディのケーブル側の端部に形成されている。これによって特に単純にしてコンパクトなケーシングが実現される一方、ケーシングカバーの閉鎖と同時に引張り負荷軽減も実現される。なぜならば、ケーシングカバーの旋回と共に、このケーシングカバーに垂直に配置された付設部が収容室内に旋回させられるからである。
【００１１】
いま、本発明による接続装置を有利に構成しかつ改良するための多数の可能性が個々に存在している。このためには、請求項１に従属する請求項ならびに図面に基づく有利な実施例の説明を参照されたい。
【００１２】
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【００１３】
図面には、電気的なケーブル２を電気的な機器（図示せず）に接続するための接続装置１が示してある。この場合、電気的なケーブル２はすでにコネクタ３に接続されている。コネクタ３として、特にウェスタンコネクタ（Ｗｅｓｔｅｒｎ−Ｓｔｅｃｋｅｒ）としても知られているＲＪ−４５型コネクタが使用される。電気的なケーブル２を電気的な機器に接続するためには、コネクタ３が、電気的な機器の、対応するソケット内に差し込まれる。本発明によれば、電気的なケーブル２と、この電気的なケーブル２に接続されたコネクタ３とは、電気的なケーブル２とコネクタ３とがケーシング内に挿入され、このケーシング内に保持されることによって、機械的な損傷に対して防護することができる。この場合、ケーシングに配置された係止手段４は、電気的な機器からのケーシングひいてはコネクタ３の望ましくない引抜きを阻止している。
【００１４】
接続装置１の組付けは、ケーシングが２つの部分から形成されている、つまり、ケーシングボディ５とケーシングカバー６とから成っていることによって特に簡単となる。いま、組付けのためには、コネクタ３に予め接続されたケーブル２が簡単にケーシングボディ５内に挿入され、その後、ケーシングカバー６がケーシングボディ５に取り付けられ、次いで、簡単な折返しによって閉鎖されなければならない。このためには、ケーシングが、２つの部分から成る組立て可能なヒンジを有している。この場合、ヒンジピン７はケーシングカバー６に配置されていて、ヒンジピン７に対応するヒンジ収容部８はケーシングボディ５に配置されている。ケーシングだけでなくヒンジも２つの部分から形成されており、かつヒンジピン７がケーシングカバー６に配置されていて、ヒンジ収容部８がケーシングボディ５に配置されていることによって、接続装置１の、特に簡単なかつ迅速な組立てが可能となる。
【００１５】
特に図１および図２につき知ることができるように、ケーシングボディ５は縦長の収容室９を有している。この場合、この収容室９はほぼＵ形形の横断面を有している。この場合、収容室９のＵ形形の横断面は、電気的なケーブル２の直径とコネクタ３の横断面とにほぼ相当している。言い換えるならば、収容室９は、接続装置１のために設けられた電気的なケーブル２と、このケーブルに接続されたコネクタ３とが、ケーシングボディ５の収容室９内にちょうど挿入され得るように寸法設定されている。収容室９の側方の壁１０と底部１１とは、電気的なケーブル２とコネクタ３との屈曲防止手段として働く。したがって、特にコネクタ３への臨界的な移行部におけるケーブル２の座屈が阻止される。
【００１６】
電気的なケーブル２は、長手方向延在長さに対して垂直に位置固定されかつ保護されていることにとどまらず、ケーシングが引張り負荷軽減手段をも有している。このためには、まずケーシングボディ５に設けられた収容室９のケーブル側の端部１２に、収容室９の長手方向延在長さに対して横方向に収容室９内に突入した横方向溝１３が形成されている。いま、この横方向溝１３は、電気的なケーブル２をまだ押圧下で収容室９内に挿入することができる程度にしか収容室９を狭めていないように形成されかつ寸法設定されている。したがって、横方向溝１３は、収容室９のケーブル側の端部１２における電気的なケーブル２と収容室９との間のプレス嵌めに役立つ。横方向溝１３が適宜に先細りにされて形成されていると、この横方向溝１３を電気的なケーブル２のシース内に圧入することもできる。しかし、この場合、横方向溝１３は、常に電気的なケーブル２の損傷が回避されるように寸法設定されていなければならない。
【００１７】
ケーシングボディ５に設けられた横方向溝１３の位置に対応して、ケーシングカバー６に付設部１４が形成されている。この場合、この付設部１４は、ケーシングの閉鎖時、すなわち、ケーシングカバー６の閉鎖時に収容室９内に突入するように、ケーシングカバー６の基面に対して垂直に延びている。横方向溝１３の位置に対応させて、すなわち、ケーシングカバー６の長手方向延在長さに対して横方向でケーシングカバー６に付設部１４を配置することによって、ケーシングカバー６の閉鎖時には、付設部１４が、ケーシングボディ５内に挿入された電気的なケーブル２を常に横方向溝１３に向かって押圧している。電気的なケーブル２を横方向溝１３に固く圧着することによって、接続装置１は電気的なケーブル２の滑り防止だけでなく引張り負荷軽減も保証している。この引張り負荷軽減は、付設部１４の端面１５に同じく横方向溝が形成されていることによって一層強化することができる。したがって、ケーシングカバー６の閉鎖時には、、ケーシングボディ５に設けられた横方向溝１３と、ケーシングカバー６に設けられた付設部１４との協働が、電気的なケーブル２の有効な引張り負荷軽減を保証している。
【００１８】
本発明による接続装置１は、ヒンジピン７がケーシングカバー６の付設部１４の側方に形成されており、かつヒンジ収容部８がケーシングボディ５のケーブル側の端部１２に形成されていることよって、特にコンパクトであると同時に簡単に組付け可能となる。
【００１９】
本発明による接続装置１の組付けの個々のステップは図１〜図５に示してある。図１には、空のケーシングボディ５が示してある。このケーシングボディ５は、収容室９と、ケーシングボディ５のケーブル側の端部１２に配置された横方向溝１３とを備えている。ケーシングボディ５に上方から自由に手を到達させることができることによって、コネクタ３に予め接続された電気的なケーブル２は、コネクタ３がすでにソケットに接続されているか否かとは無関係に収容室９内に挿入することができる。この状態（ケーシングボディ５内に挿入されたケーブル２）は図２に示してある。
【００２０】
次のステップとして、ケーシングカバー６がケーシングボディ５に結合される。このためには、ヒンジピン７がヒンジ収容部８内に簡単に係止される。この場合、ケーシングカバー６はケーシングボディ５に対して垂直に位置していて、これによって、電気的なケーブル２の長手方向延在長さに対しても垂直に位置している。図３に示したケーシングの開放状態から、電気的な接続装置１は、ケーシングカバー６の閉鎖旋回によって簡単に閉鎖状態に移行することができる。この場合、ケーシングカバー６は（電気的なケーブル２の長手方向延在長さに対して）垂直な位置から水平な位置に移行されるのに対して、逆に付設部１４は水平な位置から垂直な位置にもたらされる。したがって、ケーシングカバー６の閉鎖位置では、このケーシングカバー６に対して垂直に延びる付設部１４によって、電気的なケーブル２が横方向溝１３と付設部１４の端面１５との間で緊締されている。これによって、電気的なケーブル２の引張り負荷軽減が実現される。この場合、付設部１４と横方向溝１３とは、電気的なケーブル２が確かに十分に固く保持されるが、しかし、電気的なケーブル２の損傷は排除されているように寸法設定されている。
【００２１】
ケーシングカバー６の望ましくない開放は、すでに付設部１４と電気的なケーブル２との間のプレス嵌めによって阻止される。しかし、これに対して付加的に、ケーシングボディ５のコネクタ側の端部もしくはケーシングカバー６のコネクタ側の端部に適当な係止エレメント（図示せず）が設けられていてよい。この場合、ケーシングカバー６は、工具、たとえばねじ回しによってしか再び開放させることはできない。ケーシングの後続の開放が見込まれていない場合には、ケーシングカバー６は付加的な位置固定のためにケーシングボディ５に接着することができるかまたは溶着することができる。
【００２２】
図４に示した、完全に組み付けられた接続装置１の電気的な機器への固定は、ケーシングに形成された係止手段４によって特に簡単に行うことができる。この場合、この係止手段４は、それぞれ１つのウェブ１６を介してケーシングボディ５に結合された２つの係止アーム１７と、両係止アーム１７に端部側で配置された係止突起１８とから成っている。この係止突起１８は、電気的な機器のケーシング壁２０に設けられた対応する突出部１９に背後から係合するために働く。この場合、係止手段４は、手によって解離可能な係止手段４として形成されている。このためには、係止アーム１７がそれぞれ１つの握り区分２１を有している。この握り区分２１が互いに押し合わされると、係止突起１８が互いに離れる方向に運動しかつ接続装置１を電気的な機器のケーシング壁２０から引き離すことができる。
【００２３】
有利には、係止突起１８の端部が斜めに面取りされているので、係止アーム１７ひいては係止突起１８は、電気的な機器のケーシング壁２０への接続装置１の押当て時に係止アーム１７の弾性に基づき互いに離れる方向に運動させられる。
【図面の簡単な説明】
【図１】
本発明による接続装置の空のケーシングボディを示す図である。
【図２】
コネクタに予め接続された挿入されたケーブルを備えた、図１に示したケーシングボディを示す図である。
【図３】
ケーシングボディに取り付けられているものの、まだ開放されたケーシングカバーを備えた本発明による接続装置を示す図である。
【図４】
閉鎖されたケーシングカバーを備えた、図３に示した接続装置を示す図である。
【図５】
電気的な機器の、部分的にしか図示されていないケーシングに固定された、図４に示した接続装置を示す図である。
【符号の説明】
１　接続装置、　２　ケーブル、　３　コネクタ、　４　係止手段、　５　ケーシングボディ、　６　ケーシングカバー、　７　ヒンジピン、　８　ヒンジ収容部、　９　収容室、　１０　壁、　１１　底部、　１２　端部、　１３　横方向溝、　１４　付設部、　１５　端面、　１６　ウェブ、　１７　係止アーム、　１８　係止突起、　１９　突出部、　２０　ケーシング壁、　２１　握り区分

Claims

電気的な機器に電気的なケーブル（２）を接続するための接続装置であって、電気的なケーブル（２）が、電気的な機器の、対応するソケット内に差し込むためのコネクタ（３）、特にＲＪ−４５型コネクタパターンを有するコネクタ（３）に接続されている形式のものにおいて、電気的なケーブル（２）とコネクタ（３）とが、ケーシング内に挿入可能であり、かつ挿入された状態でケーシング内に保持されており、電気的なケーブル（２）もしくは該電気的なケーブル（２）に接続されたコネクタ（３）が、ケーシングに配置された係止手段（４）によってソケットにもしくは電気的な機器に位置固定可能であることを特徴とする、電気的な機器に電気的なケーブルを接続するための接続装置。
ケーシングが、ケーシングボディ（５）とケーシングカバー（６）とを有しており、該ケーシングカバー（６）が、ケーシングボディ（５）への取付け後に旋回可能に該ケーシングボディ（５）に結合されているように、ケーシングカバー（６）が、ケーシングボディ（５）に取付け可能である、請求項１記載の接続装置。
ケーシングボディ（５）とケーシングカバー（６）とが、少なくとも１つのヒンジを介して互いに結合可能であり、該ヒンジが、２つの部分から成っており、ケーシングカバー（６）が、ヒンジピン（７）を有しており、ケーシングボディ（５）が、対応するヒンジ収容部（８）を有している、請求項２記載の接続装置。
ケーシングが、挿入された電気的なケーブル（２）のための引張り負荷軽減手段および／または滑り防止手段を有している、請求項１から３までのいずれか１項記載の接続装置。
ケーシングボディ（５）が、ほぼＵ字形の横断面を備えた縦長の収容室（９）を有しており、該収容室（９）が、電気的なケーブル（２）の直径とコネクタ（３）の横断面とにほぼ相当している、請求項２から４までのいずれか１項記載の接続装置。
ケーシングボディ（５）に設けられた収容室（９）のケーブル側の端部（１２）に、収容室（９）の長手方向延在長さに対して横方向に該収容室（９）内に突入した張出し部、たとえば横方向溝（１３）が形成されている、請求項５記載の接続装置。
ケーシングカバー（６）に付設部（１４）が形成されており、該付設部（１４）が、ケーシングの閉鎖時、すなわち、ケーシングカバー（６）の閉鎖時に収容室（９）内に突入するようにケーシングカバー（６）の基面に対して垂直に延びている、請求項５または６記載の接続装置。
付設部（１４）が、ケーシングカバー（６）の長手方向延在長さに対して横方向に延びており、付設部（１４）の端面（１５）に、挿入されたケーブル（２）のための引張り負荷軽減手段および／または滑り防止手段、特に横方向溝が形成されており、付設部（１４）に設けられた引張り負荷軽減手段および／または滑り防止手段が、ケーシングボディ（５）に設けられた隆起部と協働するようになっている、請求項７記載の接続装置。
ヒンジピン（７）が、ケーシングカバー（６）の付設部（１４）の側方に形成されており、ヒンジ収容部（８）が、ケーシングボディ（５）のケーブル側の端部（１２）に形成されている、請求項３または８記載の接続装置。
係止手段（４）が、ばね弾性的な係止アーム（１７）として形成されており、該係止アーム（１７）が、係止突起（１８）を有しており、該係止突起（１８）が、ソケットにもしくは電気的な機器に設けられた対応する突出部（１９）に背後から係合するようになっている、請求項１から９までのいずれか１項記載の接続装置。