JP2004501636A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一分解活性を有する第一エンドグルカナーゼ及び第二分解活性を有する第二エンドグルカナーゼを含んで成り、
ただし前記第一及び第二エンドグルカナーゼによるオリゴ糖分解が相乗するような比で、前記第一及び第二分解活性が存在する、
オリゴ糖を分解するエンドグルカナーゼ組成物。
【請求項2】
前記第一エンドグルカナーゼ又は前記第二エンドグルカナーゼ、又は前記第一及び第二エンドグルカナーゼの両者、が前記第一エンドグルカナーゼ又は前記第二エンドグルカナーゼ、あるいは前記第一及び第二エンドグルカナーゼの両者、を発現するよう組換え操作されている細菌細胞抽出物から得られる、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記細胞抽出物が、細菌細胞から得られる、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記細菌細胞がエンテロバクテリアセアエ科(原語:Enterobacteriaceae)から選択される、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記細菌細胞がエシェリヒア(原語:Escherichia)又はクレブシエラ(原語:Klebsiella)である、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記細菌細胞抽出物が、celZ にコードされた第一エンドグルカナーゼと、celYにコードされた第二エンドグルカナーゼとを含んで成り、ただしこのときcelZ 及びcelY はエルウィニア(原語:Erwinia)由来である、請求項3乃至5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】
前記第一エンドグルカナーゼがEGZであり、前記第二エンドグルカナーゼがEGYである、請求項1乃至6のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】
前記比が、約9:1乃至約19:1の範囲内である、請求項1乃至7のいずれかに記載の組成物。
【請求項9】
前記第一エンドグルカナーゼ又は前記第二エンドグルカナーゼ、あるいは前記第一及び第二エンドグルカナーゼの両者が、精製されている、請求項1乃至8のいずれかに記載の組成物。
【請求項10】
前記分解が、約1.1乃至約2.0の範囲の因数で相乗される、請求項1乃至9のいずれかに記載の組成物。
【請求項11】
付加的な酵素をさらに含んで成る、請求項1乃至10のいずれかに記載の組成物。
【請求項12】
前記付加的な酵素が、エンドグルカナーゼ、エキソグルカナーゼ、セロビオヒドロラーゼ、β−グルコシダーゼ、エンド−1,4−β−キシラナーゼ、α−キシロシダーゼ、α−グルクロニダーゼ、α−L−アラビノフラノシダーゼ、アセチルエステラーゼ、アセチルキシランエステラーゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコ アミラーゼ、プルラナーゼ、β−グルカナーゼ、ヘミセルラーゼ、アラビノシダーゼ、マンナナーゼ、ペクチンヒドロラーゼ、ペクチ ン酸リアーゼ、又はこれらの組み合わせ、からなる群より選択される、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記付加的な酵素が真菌を由来とするグルカナーゼである、請求項11に記載の組成物。
【請求項14】
前記真菌がT.ロンギブランキアタム(原語:T. longibranchiatum)である、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記付加的な酵素がエタノール生成性酵素である、請求項11に記載の組成物。
【請求項16】
前記エタノール生成性酵素が、ピルビン酸デカルボキシラーゼ及びアルコールデヒドロゲナーゼからなる群より選択される、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記第一エンドグルカナーゼ及び前記第二エンドグルカナーゼが、別々にパッケージされている、請求項1乃至16のいずれかに記載の組成物。
【請求項18】
前記組成物が同時糖化発酵に用いられる、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
前記オリゴ糖原料がセロオリゴ糖、リグノセルロース、ヘミセルロース、セルロース、ペクチン、及びこれらの何らかの組み合わせからなる群より選択される、請求項1乃至18のいずれかに記載の組成物。
【請求項20】
請求項1乃至19のいずれか1項に記載のエンドグルカナーゼ組成物を用いてオリゴ糖を分解する方法であって、オリゴ糖原料を、第一分解活性を有する第一エンドグルカナーゼと、第二分解活性を有する第二エンドグルカナーゼとに順次又は同時に接触させるステップを含み、このとき前記第一及び第二エンドグルカナーゼによるオリゴ糖分解が相乗する又は相乗が促進するような比で、前記第一及び第二分解活性が存在する、
オリゴ糖を分解する方法又はオリゴ糖の分解を促進する方法。
【請求項21】
第一分解活性を有する第一エンドグルカナーゼを得るステップ及び第二分解活性を有する第二エンドグルカナーゼを得るステップをさらに含んでなる請求項20に記載のオリゴ糖の分解又はオリゴ糖の分解の増進のための方法。
【請求項22】
前記方法が同時糖化発酵に用いられる、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記オリゴ糖がセロオリゴ糖、リグノセルロース、ヘミセルロース、セルロース、ペクチン、及びこれらの何らかの組み合わせからなる群より選択される、請求項20乃至22のいずれかに記載の方法。
【請求項24】
前記セルロースが、紙、パルプ及び植物繊維からなる群より選択される原料を由来とするセルロースである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記方法が水溶液中で行われる、請求項20乃至24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
第一エンドグルカナーゼをコードする第一異種ポリヌクレオチドセグメントと、
第二エンドグルカナーゼをコードする第二異種ポリヌクレオチドセグメントと、
を含んで成る、オリゴ糖を分解するのに適した組換えホスト細胞。
【請求項27】
第一分解活性を有する第一エンドグルカナーゼをコードする第一異種ポリヌクレオチドセグメントを、サロゲート・プロモータの転写制御下に、そして
第二分解活性を有する第二エンドグルカナーゼをコードする第二異種ポリヌクレオチドセグメントを、サロゲート・プロモータの転写制御下に、含んで成り、
ただしこのとき前記第一及び第二エンドグルカナーゼによる前記オリゴ糖原料の分解が相乗するような比で、前記第一及び第二分解活性が存在するように、前記第一エンドグルカナーゼ及び第二エンドグルカナーゼが発現される、
オリゴ糖原料を分解するのに適した請求項26に記載の組換えホスト細胞。
【請求項28】
前記第一エンドグルカナーゼ又は前記第二エンドグルカナーゼ、あるいは、前記第一及び第二エンドグルカナーゼの両者、が分泌される、請求項26又は27に記載の組換えホスト細胞。
【請求項29】
前記ホスト細胞が細菌細胞である、請求項26乃至28のいずれかに記載の組換えホスト細胞。
【請求項30】
前記ホスト細胞が、エンテロバクテリアセエ科から選択される、請求項29に記載の組換えホスト細胞。
【請求項31】
前記ホストがエシェリヒア又はクレブシエラである、請求項30に記載の組換えホスト細胞。
【請求項32】
前記ホスト細胞が、E.コリB、E.コリDH5α、及びクレブシエラ−オキシトカからなる群より選択される、請求項31に記載の組換えホスト細胞。
【請求項33】
付加的な酵素をさらに含んで成る、請求項26乃至32のいずれかに記載の組換えホスト細胞。
【請求項34】
前記付加的な酵素が、グルカナーゼ、エンドグルカナーゼ、エキソグルカナーゼ、セロビオヒドロラーゼ、β−グルコシダーゼ、エンド−1,4−β−キシラナーゼ、α−キシロシダーゼ、α−グルクロニダーゼ、α−L−アラビノフラノシダーゼ、アセチルエステラーゼ、アセチルキシランエステラーゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、プルラナーゼ、β−グルカナーゼ、ヘミセルラーゼ、アラビノシダーゼ、マンナナーゼ、ペクチンヒドロラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、又はこれらの組み合わせ、からなる群より選択される、請求項33に記載の組換えホスト細胞。
【請求項35】
前記付加的な酵素がエタノール生成性酵素である、請求項33に記載の組換えホスト細胞。
【請求項36】
前記酵素が、ピルビン酸デカルボキシラーゼ及びアルコールデヒドロゲナーゼからなる群より選択されるエタノール生成性酵素である、請求項35に記載の組換えホスト細胞。
【請求項37】
前記第一エンドグルカナーゼがcelZにコードされており、そして前記第二エンドグルカナーゼがcelYにコードされており、ただしこのときcelZ及びcelYはエルウィニア由来である、請求項26乃至36のいずれかに記載の組換えホスト細胞。
【請求項38】
第一エンドグルカナーゼをコードする第一異種ポリヌクレオチドセグメントと、
第二エンドグルカナーゼをコードする第二異種ポリヌクレオチドセグメントと、
を含んで成る組換え細胞であって、ただしこのとき第一エンドグルカナーゼをコードする前記第一ポリヌクレオチドセグメント又は第二エンドグルカナーゼをコードする前記第二ポリヌクレオチドセグメント、あるいは第一エンドグルカナーゼをコードする前記第一ポリヌクレオチドセグメント及び第二エンドグルカナーゼをコードする前記第二ポリヌクレオチドセグメントの両者、が、エルウィニア由来のcelY又はcelZのいずれかの遺伝子産物にアミノ酸アライメントしたときに充分相同であるために多糖を分解できる機能的活性を共有している請求項26乃至37のいずれかに記載の、組換えホスト細胞。
【請求項39】
前記第一エンドグルカナーゼがEGZであり、そして前記第二エンドグルカナーゼがEGYである、請求項26乃至38のいずれかに記載の組換えホスト細胞。
【請求項40】
前記の付加的な酵素が分泌性酵素である、請求項33乃至39のいずれかに記載の組換えホスト細胞。
【請求項41】
前記分泌性酵素がpul又はout遺伝子産物である、請求項40に記載の組換えホスト細胞。
【請求項42】
前記ホスト細胞がエタノール生産性である、請求項26乃至41のいずれかに記載の組換えホスト細胞。
【請求項43】
前記ホスト細胞が、E.コリ KO4(ATCC 55123)、E.コリKO11(ATCC 55124)、E.コリKO12(ATCC 55125)、E.コリLY01(ATCC 11303)及びK.オキシトカP2(ATCC 55307)を含んで成る群より選択される、請求項42に記載の組換えホスト細胞。
【請求項44】
第一分解活性を有する第一エンドグルカナーゼをコードする第一異種ポリヌクレオチドセグメントを、サロゲート・プロモータの転写制御下に、そして第二分解活性を有する第二エンドグルカナーゼをコードする一配列を含んで成る第二異種ポリヌクレオチドセグメントを、サロゲート・プロモータの転写制御下に、含んで成る請求項27乃至43のいずれか記載の組み換えホスト細胞に、オリゴ糖原料を接触させるステップ
を含む、オリゴ糖の分解を促進する方法であって、
ただしこのとき前記第一及び第二エンドグルカナーゼによる前記オリゴ糖の分解が相乗し、ひいては促進されるような比で、前記第一及び第二分解活性が存在するよう、前記第一エンドグルカナーゼ及び前記第二エンドグルカナーゼが発現される、方法。
【請求項45】
前記第一エンドグルカナーゼ又は第二エンドグルカナーゼ若しくは前記第一及び第二エンドグルカナーゼの両者が分泌される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記方法が水溶液中で行われる、請求項44又は45に記載の方法。
【請求項47】
前記方法が同時糖化発酵に用いられる、請求項44乃至46のいずれかに記載の方法。
【請求項48】
前記オリゴ糖源が、セロオリゴ糖、リグノセルロース、ヘミセルロース、セルロース、ペクチン、及びこれらの何らかの組み合わせ、からなる群より選択される、請求項44乃至47のいずれかに記載の方法。
【請求項49】
請求項27乃至請求項43のいずれかに記載の組み換えホスト細胞を作製する方法であって、第一分解活性を有する第一エンドグルカナーゼをコードする第一異種ポリヌクレオチドセグメントを、サロゲート・プロモータの転写制御下に来るよう、及び;
第二分解活性を有する第二エンドグルカナーゼをコードする一配列を含んで成る第二異種ポリヌクレオチドセグメントを、サロゲート・プロモータの転写制御下に来るよう、
ホスト細胞に導入するステップを含み、
このとき前記第一及び第二エンドグルカナーゼによる前記オリゴ糖の分解が相乗するような比で、前記第一及び第二分解活性が存在するよう、前記第一及び第二エンドグルカナーゼが発現される、方法。
【請求項50】
pLOI2352 (SEQ ID NO: 17)のポリヌクレオチド配列を含んで成るベクタをホスト細胞に導入するステップと、
前記ベクタが安定に組み込まれたホスト細胞を特定するステップ
を含んで成る、請求項49に記載の組換えホスト細胞を作製する方法。
【請求項51】
pLOI2306(SEQ ID NO:12)のポリヌクレオチド配列を含んで成るベクタをホスト細胞に導入するステップと、
エンドグルカナーゼを発現しているホスト細胞を同定するステップと
を含んで成る、ホスト細胞でエンドグルカナーゼを発現させる方法を含むことを特徴とする請求項49又は50に記載の組み換えホスト細胞を作製する方法。
【請求項52】
第一分解活性を有する第一エンドグルカナーゼをコードする第一異種ポリヌクレオチドセグメントをサロゲート・プロモータの転写制御下に、及び
第二分解活性を有する第二エンドグルカナーゼをコードする第二異種ポリヌクレオチドセグメントをサロゲート・プロモータの転写制御下に
含んで成る、請求項42又は43に記載のエタノール生産性ホスト細胞を用いて、当該エタノール生産性ホスト細胞に、オリゴ糖源を接触させるステップを含む、オリゴ糖源からエタノールを生成する方法であって、
ただし前記第一及び第二エンドグルカナーゼによる前記オリゴ糖の分解が相乗する結果、オリゴ糖が分解され、発酵してエタノールになるような比で、前記第一及び第二分解活性が存在するよう、前記第一及び第二エンドグルカナーゼが発現される、方法。
【請求項53】
前記方法が水溶液中で行われる、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記オリゴ糖が、セロオリゴ糖、リグノセルロース、ヘミセルロース、セルロース、ペクチン、及びこれらの何らかの組み合わせ、からなる群より選択される、請求項52又は53に記載の方法。
【請求項55】
前記異種ポリヌクレオチドセグメントが、pLOI 2352(SEQ ID NO: 17)であるか、又は、pLOI 2352(SEQ ID NO: 17)を由来とする、請求項52乃至54のいずれかに記載の方法。
【請求項56】
前記第一ポリヌクレオチドセグメント又は第二ポリヌクレオチドセグメント、あるいは、前記第一及び第二ポリヌクレオチドセグメントの両者、の前記サロゲート・プロモータが、ジモモナス−モビリスを由来とするポリヌクレオチド断片を含んで成る、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
pLOI2311、pLOI2316、pLOI2317、pLOI2318、pLOI2319、pLOI2320、pLOI2323、pLOI2342、pLOI2348、pLOI2349、pLOI2350、pLOI2352、pLOI2353、pLOI2354、pLOI2355、pLOI2356、pLOI2357、pLOI2358、及びpLOI2359からなる群より選択されるプラスミド又は当該プラスミド中の挿入ポリヌクレオチド断片又は当該断片を含んで成るベクター。
【請求項58】
請求項57に記載のプラスミド又は当該プラスミド中の挿入ポリヌクレオチド断片を含むベクターを用いて形質転換された組み換えホスト細胞を含んで成る組換えホスト細胞。
【請求項59】
前記組み換えホスト細胞がクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:P2(pCPP2006、ATCC PTA−3468)、クレブシエラオキシトカ株M5A1:SZ6(pCPP2006、ATCC PTA−3464)、クレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ21(pCPP2006、ATCC PTA−3465)、及びクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ22(pCPP2006、ATCC PTA−3467)を含んで成る群より選択される、請求項58に記載の組換えホスト細胞。
【請求項60】
オリゴ糖の前記分解に、粘性の低下が伴う、請求項20乃至25のいずれかに記載の方法。
【請求項61】
前記粘性の低下が、少なくとも、5センチポアズ、10センチポアズ、20センチポアズ、50センチポアズ、100センチポアズ、500センチポアズ、及び1000センチポアズからなる群より選択される量の粘性低下である、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記オリゴ糖の分解に年度の低下が伴う請求項26乃至43のいずれかに記載のオリゴ糖を分解するのに適した組換えホスト細胞。
【請求項63】
請求項62に記載の組み換えホスト細胞を由来とする酵素抽出物。
さらに別の実施例では、前記組換え宿主は、エンドグルカナーゼ、エキソグルカナーゼ、セロビオヒドロラーゼ、β−グルコシダーゼ、エンド−1,4−β−キシラナーゼ、α−キシロシダーゼ、α−グルクロニダーゼ、α−L−アラビノフラノシダーゼ、アセチルエステラーゼ、アセチルキシランエステラーゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、プルラナーゼ、β−グルカナーゼ、ヘミセルラーゼ、アラビノシダーゼ、マンナナーゼ、ペクチンヒドロラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、又はこれらの組み合わせ、などの付加的な酵素を発現する。
上記の態様の別の関連する実施例では、本ホスト細胞は、例えばE.コリ KO4(ATCC 55123)、E.コリKO11(ATCC 55124)、E.コリKO12(ATCC 55125)及び E.コリLY01(ATCC 11303)、K.オキシトカ M5A1、及びK.オキシトカ P2(ATCC 55307)など、エタノール生産性である。
さらに別の実施例では、本ホスト細胞は、エンテロバクテリアセエ科、好ましくはエシェリヒア又はクレブシエラ、より好ましくはE.コリKO4(ATCC 55123)、E.コリKO11(ATCC 55124)、E.コリKO12(ATCC 55125)、LY01(ATCC 11303)、K.オキシトカ M5A1、又はK.オキシトカ P2(ATCC 55307)から選択される。
ある実施例では、前記ホストはクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:P2(pCPP2006)、クレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ6(pCPP2006)、クレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ21(pCPP2006)、又はクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ22(pCPP2006)である。
第十四の態様では、本発明は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションの寄託番号ATCC PTA−3468の寄託株を代表とするクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:P2(pCPP2006)の組換えホスト株を提供する。
第十五の態様では、本発明は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションの寄託番号ATCC PTA−3464の寄託株を代表とするクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ6(pCPP2006)の組換えホスト株を提供する。
第十六の態様では、本発明は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションの寄託番号ATCC PTA−3465の寄託株を代表とするクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ21(pCPP2006)の組換えホスト株を提供する。
第十七の態様では、本発明は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションの寄託番号ATCC PTA−3467の寄託株を代表とするクレブシエラ−オキシトカ株M5A1:SZ22(pCPP2006)の組換えホスト株を提供する。
別の実施例では、本組換えホストはグラム陰性細菌である。さらに別の実施例では、本組換えホストは、エンテロバクテリアセエ科のものである。例えば、言及をもってここに編入する米国特許第5,821,093号のエタノール生産性ホストが適したホストであり、具体的にはE.コリ株KO4(ATCC 55123)、KO11(ATCC 55124)、及びKO12(ATCC 55125)、及びクレブシエラ−オキシトカ株P2(ATCC 55307)がこれに含まれる。あるいは、ジモモナス−モビリスなどの効率的なエタノール生産生物のエタノール生産遺伝子などを導入することにより、本発明の非エタノール生産性ホストをエタノール生産性ホスト(例えば上に言及した株など)に変換してもよい。標準的な技術を用いてこの種類の遺伝子操作を行うと、効率的に糖を発酵させてエタノールにすることのできる組換えホストが得られる。加えて、LY01エタノール耐性株(ATCC 11303)を公開済みのPCT国際出願WO 98/45425が解説するように利用してもよく、この公開済み出願を、言及をもってここに編入することとする(さらに例えばYomano et al.(1998)J.of Ind.Micro.& Bio.20:132−138も参照されたい)。
新規なベクタpLOI2306の構造上の特徴を図8に概略的に示し、様々なコドン領域(即ち遺伝子celZ、bla、及びtetのコドン領域)を含めた、このベクタのヌクレオチド配列を、配列表(アミノ酸配列をSEQ ID NOS 22〜24として開示する)のSEQ ID NO:12に示す。celZ遺伝子の下流にある(E.クリサンセミ由来の)非コドン配列であるヌクレオチド塩基対3282−4281と、K.オキシトカM5A1由来の非コドン標的配列の一部である塩基対9476−11544については、標準的技術(例えばSambrook, J. et al., T. Molecular Cloning: A Laboratory Manual. 2nd, ed., Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY, (1989); Current Protocols in Molecular Biology, eds. Ausubel et al., John Wiley & Sons (1992)に説かれたものなど)による配列決定をまだ行っていない。例えば、これら既知の配列に対応する配列決定プライマを合成でき、この配列決定プライマを用いてpLOI2306プラスミドをテンプレートとして用いた標準的な配列決定反応を行えるよう、pLOI2306プラスミドの上記の配列決定を行っていない領域のいずれかの側に来る充分なフランキング配列が開示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、希酸で予備処理し、二種の異なる培地を補ったコメ外皮基質を用いたエタノール生産性組換えホストE.コリKO11の発酵率を示す。
【図2】図2は、混合廃棄事務用紙を用いた、エタノール生産性組換えホスト株K.オキシトカP2の同時糖化発酵(SSF)率を示す。SSFで出た不溶性の残渣は、セルラーゼ酵素及び基質が結合した供給源として次の発酵時でリサイクルした。
【図3】図3は、低コピー数のプロモータプローブベクタであるプラスミドpLOI2171の構造を示し、選択のためのカナマイシン耐性遺伝子(kan)、プラスミドのエピソーム維持のための温度感受性pSC101レプリコン(Rep(ts))、及び、ホスホ−ベータ−グルコシダーゼ(EGZ)をコードする、プロモータのないポリサッカラーゼ遺伝子celZ、の方向を示す。
【図4】図4は、形質転換した細菌コロニで測定したCMC指示プレート上の浄化領域の大きさ(x軸)と、発現したグルカナーゼ活性量(y軸)との間の高い対応を示すグラフである。
【図5】図5は、pLOI2183プラスミド内でサロゲート・プロモータとして機能するZ.モビリスDNA断片の部分的なヌクレオチド配列(SEQ ID NO:1)を示す。その完全な配列は、ジェンバンク受託番号AF109242(SEQ ID NO:2)を付与されている。二つの転写開始部位(#)、−35及び−10領域、シャイン−ダルガルノ部位(太字)、ベクタ及びcelZの部分的な配列(小文字)、及びcelZ開始コドン(太字で示したatg)を示してある。
【図6】図6は、僅かなレベル(pUC19;パネルA)、中程度のレベル(pLOI2164;パネルB)及び高レベル(pLOI2307;パネルC)のグルカナーゼを発現している様々なプラスミドを、外側の細胞壁と内側の膜(im)との間に位置したペリプラスム封入体(pib)の形で持つE.コリDH5α細胞の電子顕微鏡写真である。図示の棒は0.1μmを表す。
【図7】図7は、組換えホストのゲノムに導入させ、そのホストに安定なグルカナーゼ発現活性をもたらすことのできる遺伝子作成物であるcelZ組み込みベクタpLOI2306を作成するのに用いるクローニング戦略の概略詳細図である。
【図8】図8は、Z.モビリス由来のサロゲート・プロモータ、E.クリサンセミ由来のcelZ遺伝子、耐性マーカ(bla及びtet)及びK.オキシトカ標的配列の位置を示した、celZ組み込みベクタpLOI2306(SEQ ID NO:12)の概略図である。
【図9】図9は、EGY及びEGZの相乗作用の図解である。両酵素をCMAase活性が等しく(1.5IU/ml)なるまで希釈し、計算上の相乗作用を括弧内に示した。パネルAは、酵素の比率が相乗作用に及ぼす作用を示したグラフである。個々の酵素の寄与度に基づき、予想上の活性が一定(1.5IU/ml)になるようにしながら、様々な量のEGY及びEGZを組み合わせた。検定はCMCと一緒に1時間、35℃でインキュベートし、沸騰させて反応を停止させた。X軸上の数字は、EGZ及びEGY間の比率を示す。相乗作用を各棒線の上方に示す。パネルBは、単独及び組み合わせたとき(9部EGZ + 1部EGY)のEGZ及びEGYによるCMCの加水分解を示したグラフである。検定はすべて、個々のEGY活性及びEGZ活性の合計に基づき、同等の総活性 (0.15 IU/ml)を含んでいた。相乗作用を、両酵素の組合せについて各点上方に示す。パネルCは、単独及び組み合わせたときのEGZ及びEGYによる酸膨潤セルロースの加水分解を示したグラフである。組合せの酵素反応については、EGZ 対EGY を9対1の比で用いた。検定はすべて、個々のEGY及びEGZ活性の合計に基づいて1.5 IU/mlを含んでいた。相乗作用を、両酵素の組合せについて各点上方に示す。
【図10】図10は、酸膨潤セルロース及びアビセル(R)という二種の複合糖からの加水分解生成物の薄層クロマトグラフィー(TLC)分析を示す。約1.5 IU 及び25 IU のCMCase をそれぞれ酸膨潤セルロース及びアビセル(R)の反応に用いた。Y軸の略字は;G1はグルコース;G2はセロビオース;G3はセロトリオース;G4はセロテトラオース;及びG5はセロペンタオースを表す。レーンでは、Sは混合セロオリゴ糖の標準;Cは酵素なしのコントロール;ZはEGZ;YはEGY、そして Z + Yは EGZ + EGYを表す。パネルAは酸膨潤セルロースをCMCase(1μl添加量)と一緒に6時間インキュベートした結果を示す。パネルBは、酸膨潤セルロースをCMCase(2μl添加量)と一緒に6時間インキュベートした結果を示す。パネルCは、アビセル(R)を CMCase (10μlの添加量)と一緒に48時間インキュベートした結果を示す。
【図11】図11は、EGZ及びEGYによるセロオリゴ糖の加水分解を示したTLC分析を示す。各テストは、1ml当たり約0.07 IU の CMCase(2時間のインキュベーション、35℃)を含んでいた。略字は;Sは混合セロオリゴ糖の標準;G1はグルコース;G2はセロビオース;G3はセロトリオース;G4はセロテトラオース;及びG5はセロペンタオースを表す。パネルAは、加水分解前の基質を示し、パネルBはEGYと一緒にインキュベートした後の基質を示し、パネルCはEGZと一緒にインキュベートした後の基質を示し、そしてパネルDは、様々な時間(0、5、10、及び25)のインキュベーション後のセロペンタオースのEGZ加水分解を示す。
【図12】図12は、E.クリサンセミによる非晶質セルロースの資化を示すモデルである。三種類のグルコシダーゼを、非晶質セルロースの異化に用いる。これらのうちの二つ、即ちEGY及びEGZは、共に相乗的に働く細胞外エンドグルカナーゼである。EGY は大型の基質分子を要し、これらをより短い不溶性のフラグメントに加水分解する。EGY は可溶性のセロオリゴ糖(2乃至5グルコシル残基)を加水分解しない。EGZは可溶性のセロオリゴ糖 (セロペンタオース及びセロテトラオース)及び中間の長さの非晶質フラグメントを簡単に加水分解して、セロビオース及びセロトリオースを生成する。セロビオース及びセロトリオースは、ホスホエノールピルビン酸依存的ホスホトランスフェラーゼ系による細胞取り込みの際にリン酸化する。加水分解は、第三の酵素であるホスホ−β−グルコシダーゼにより細胞内で完了する。その結果生ずる単量体の生成物(グルコース及びグルコース−6−リン酸)は、解糖により代謝される。
【図13】図13は、celYのためのプロモータ−プローブ・ベクタの構築の概略図である。Z.モビリス染色体DNAのSau3AI 断片をpLOI2317のBamHI 部位に連結して、celYコーディング領域(太線部分)のための強力なサロゲート・プロモータを作った。Z.モビリスDNA断片(プロモータ1及びプロモータ2)を、白抜き部分として示す。レプリコン及び抗生物質耐性遺伝子を点彩した。他のベクタDNAは、細い接続線で示す。矢印は転写の方向を表す。
【図14】図14は、DH5α(pLOI2323)における転写開始部位とcelYプロモータの推定プロモータ領域を示す。celYの転写開始はプライマー伸長解析により同定される。4個のプロモータ(それぞれ出現の順番に、SEQ ID NOS 18〜21)が同定された。E.コリの35領域及び10領域と類似するこれらのプロモータの上流配列を下線で示す。RNA開始部位を太字で示す。推定プロモータの強い方から降順に開始部位の隣の括弧内に番号を付ける。強度の差は小さく、2倍以内である。
【図15】図15は、celY及びcelZをエタノール生産性K.オキシトカP2の染色体に機能的に組み込むためのpLOI2352の構築の概略図を示す。celY 及び celZのコーディング領域を太線部分で示す。プロモータとして働くZ.モビリスDNA断片(prom1及びprom2)を白抜き部分で示す。レプリコン及び抗生物質耐性遺伝子を点彩した。他のベクタDNAは、細い接続線で示す。各部分の上の矢印は転写の方向を表す。小さな白抜きの矢印は、flpリコンビナーゼが認識するFRT部位を表す。FRT配列は非対称であり、染色体組み込み後にプラスミドDNA(レプリコン及び選択マーカ)の欠失が可能なよう、配置されている。
【図16】図16は、二重相同組換えによりcelZを不活化させるためのpLOI2357の構築の概略図である。celY のコーディング領域を太線部分で示す。プロモータとして働くZ.モビリスDNA断片(prom1)を、白抜き部分として示す。レプリコン及び抗生物質耐性遺伝子を点彩した。他のベクタDNAは、細い接続線で示す。各部分の上の矢印は転写の方向を表す。小さな白抜きの矢印は、flpリコンビナーゼが認識するFRT部位を表す。
【図17】図17は、セロビオシドの資化を示す、発酵ブロスの薄層クロマトグラムのデジタル画像を示す。左側パネル(A)は、E.クリサンセミエンドグルカナーゼを欠く親株である株P2(pCPP2006)を表し、右側パネル(B)は、高レベルのCelY及びCelZエンドグルカナーゼを分泌する組換え株である株SZ21(pCPP2006)を表す。約4μLのブロスを、各レーンにスポットし、G1乃至 G6というラベルは、隣のスポットのグルコシル残基の数を表す。両パネル(A及びB)のレーンは、左から右に向かって、:1は当初(0時間目);2は発酵から10時間後;そして3は36時間後、を表す。
【図18】図18は、K.オキシトカM5A1のエタノール生産性類縁体による非晶質セルロースからのエタノール生産量のグラフを示す。 上側及び中央のパネル(A及びB)に示した結果には、三回の重複測定から採った標準偏差が含まれる。下側のパネル(C)に示した結果は、一回の発酵を表す。上側のパネル(A)は、 6.85 g/L の非晶質セルロースの発酵結果を示し、中央のパネル(B)は、15.33 g/L の非晶質セルロースの発酵結果を示し、下側のパネル(C)は、28.96 g/Lの非晶質セルロースの発酵結果を示す。株P2(pCPP2006)は、親株であり、E.クリサンセミエンドグルカナーゼ遺伝子はない。株SZ6(pCPP2006)はCelZエンドグルカナーゼを分泌し、株SZ21(pCPP2006)はCelY及びCelZエンドグルカナーゼを分泌し、株SZ22(pCPP2006)はCelYエンドグルカナーゼを分泌する。
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