JP2004500377A - 改良型低コスト歯磨き剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(産業上の利用分野)
本発明は口腔ケア組成物に関する。とりわけ、本発明は低コスト歯磨き剤組成物に関する。
【0002】
(発明の背景)
優れた口腔衛生は歯磨き剤組成物などの口腔用組成物で歯をブラッシングすることによって少なくとも部分的には達成してもよい。歯磨き剤組成物は、とりわけ歯への窩洞の発生及び歯石及び歯科結石の低減によって、口腔の健康の改善に貢献するのに重要であると広範囲に認められている。そのような状態は口腔の歯垢による結果として起こり、及び歯周病及び歯肉炎などの病気につながるかもしれない。このような病気は今日、大人が歯を失う主要な原因となっている。加えて、歯のエナメル質の汚れ及び口臭(臭い息)などの口腔の健康における悩みは、歯磨き剤組成物で歯を規則的にブラッシングすることによって低減する可能性がある。
多くの歯磨き剤組成物が記載されており、及び多くの型の歯磨き剤やその他の口腔ケア組成物が現在入手可能であるが、口腔の健康を促進するための改良型製品に対する願望及び欲求がさらに存在する。加えて、現在の歯磨き剤組成物は高価な成分及びあるいは生成技術を必要とするかもしれない。それゆえに、そのような歯磨き剤はある地域、ある消費者層には非常に高価であるかもしれない。それゆえに、そのような製品の有効性を低減することなくコスト−効果を改善するのが望ましく、そうすればそれらは全ての収入レベル、及び全ての地域の消費者に入手可能になるかもしれない。
【0003】
以前の低コスト歯磨き剤組成物は、典型的には研磨剤、保湿剤、水性溶媒、少なくとも15%の二価及び三価アルコール、そして低濃度の水を含有する。しかし、これらの歯磨き剤組成物は、典型的には(歯の)窩洞防止剤を含有せず、なぜならそれらは典型的に高価であるためである。それゆえに、そのような低コスト歯磨き剤組成物は望ましい程度の抗う蝕保護を提供しないかもしれない。加えて、典型的には高濃度の二価及び三価アルコールが存在するが、それは歯磨き剤組成物が材質及びレオロジーなどの許容可能な物理的特性を保持することが市販する上で重要であるからである。消費者は例えば滑らかで、搾ることのできる、及び比較的べとつかない許容可能な歯磨き剤組成物を典型的には必要としている。
それゆえに、コスト効果的な方法で十分な口腔の健康の利益を提供する歯磨き剤組成物に対する要求が存在する。
【0004】
(発明の概要)
本発明は、約6%〜約70%の研磨光沢剤、約0.5%〜約4.5%の増粘剤、約0.5〜約45%の六価保湿剤、約0.05%〜約2.5%の窩洞防止剤、及び少なくとも約30%の水を含む改良型低コスト歯磨き剤組成物に関する。本組成物は約10%未満の二価及び三価アルコールを含み、及び約8〜約100BKUの粘度を有する。
現在、本発明が有効で、安定な、及び容易に製造でき及びコスト−効果的な刺激性の低い組成物を提供してもよいことが知られている。加えて、そのような改良型歯磨き剤組成物は、現在の歯磨き剤組成物に匹敵する、あるいはそれより改善された口腔の健康を提供し及び/あるいは窩洞を低減する。さらに、改良型歯磨き剤組成物の風味放出、レオロジー、及び/あるいは材質は現在の歯磨き剤組成物に匹敵する、あるいはそれより改善されてもよい。
本発明の、前記及び他の機能、態様、効果、変形形態、及び本明細書に記載された実施例は、本請求の範囲内に含まれ、添付の請求の範囲と共に本開示を読めば、当業者には明白になるであろう。
【0005】
(発明の詳細な説明)
本明細書の全てのパーセント、割合及び比率は、特に記述がない限り、最終的な歯磨き剤組成物の質量による。本明細書で用いられる温度は特に記述がない限り、すべて摂氏温度(℃)により表される。本明細書において引用したすべての文書はすべて参考として本明細書に組み入れられる。いかなる引例の引用も、特許請求した発明の従来技術としての有用性についての限定に関する容認ではない。
本明細書において、「アルキル」は直鎖状あるいは分枝状、飽和あるいは不飽和型炭化水素部分を意味する。特に指定しない限り、アルキル部分は、好ましくは飽和、又は二重結合を有する不飽和であって、好ましくは二重結合は1つ又は2つである。「アルキル」という言葉には、アシル基のアルキル部分が包含される。
本明細書において「含む」は最終的な結果に影響を及ぼさないその他の段階及びその他の成分を加えてもよいということ意味する。この用語は、用語「から成る(consisting of)」および「から本質的に成る(consisting essentially of)」を包含する。
【0006】
本明細書において、「有効な量」とは、熟練技術者の健全な判定内で、明白な利益、好ましくは明白な口腔の健康の利益を顕著に誘導するのに十分であるが、重篤な副作用を回避する程十分に低い、即ち合理的な利益対危険性比を提供する化合物又は組成物の量を意味する。
本明細書において、「歯磨き剤組成物」は特に記述がない限り、物理的形態がペーストあるいはゲル組成物である組成物を意味する。本歯磨き剤組成物は、深くまで達する縞状、表面的な縞状、ペーストを囲むゲルを有する多層状、あるいはいずれのこれらの組み合わせなどのいずれの所望の審美的形態であってよい。あるいは、歯磨き剤組成物はディスペンサーの物理的に分離された区画に含有される及び並んで分配される1つ以上の歯磨き剤組成物を含む二相系であってよい。
本明細書において、「二価アルコール」は2つのヒドロキシ基を保有し、及びポリエチレングリコール、プロピレングリコールなどの一般の保湿剤を包含する分子を示す。本明細書において、「三価アルコール」は3つのヒドロキシ基を保有し、及びグリセリンなどの一般の保湿剤を包含する分子を示す。二価アルコール及び三価アルコールは、本明細書において「二価及び三価アルコール」などとひとまとめに呼ぶ。
本明細書において、「ディスペンサー」は歯磨き剤組成物を分配するのに好適ないずれかのポンプ、チューブ、あるいは容器を意味する。
本明細書において、「実質的に含んでいない」はそのような化合物は意図的に歯磨き剤組成物に成分として加えないことを意味する。しかし、この用語は少量のそのような化合物が不純物として、あるいは歯磨き剤組成物の全ての性能、コスト、及び/あるいは安定性に顕著に影響を及ぼさない濃度で存在するかもしれない可能性は除外しない。
【0007】
本明細書において有用な、活性物質及び他の構成成分等、全ての構成成分は、化粧品、及び/あるいは治療上の利点、又はそれらが本来有する作用形態によって分類され又は記載される。しかしながら、本明細書で有用な活性物質及び他の構成成分は、ある場合には複数の化粧品、及び/あるいは治療上の利点を提供し、又は複数の作用形態で機能することを理解すべきである。それゆえ、本明細書での分類は便宜上のことであって、構成成分を特定の適用又は列記された適用に限定しようとするものではない。
【0008】
研磨光沢物質
本明細書で有用な研磨光沢物質は、歯の象牙質を過度に研磨しないいずれの物質から選択されてもよい。研磨光沢物質は好ましくはカルシウム含量約23%未満である。典型的な研磨光沢物質はゲル及び沈殿を包含するシリカ:アルミナ:オルトリン酸塩、ポリメタリン酸塩及びピロリン酸塩を包含するリン酸塩:及びこれらの混合物を包含する。本明細書で有用な研磨光沢物質のとりわけ好ましい例としては、シリカ(さらに以下に記載する)、オルトリン酸二カルシウム二水和物、ピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、ポリメタリン酸カルシウム、不溶性ポリメタリン酸ナトリウム、水和アルミナ、ベータピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、尿素及びホルムアミドの粒子状縮合生成物などの樹脂性研磨物質、リン酸二カルシウム、アルミナ三水和物、不溶性メタリン酸ナトリウム、及びクーリー(Cooley)らにより米国特許第3,070,510号(1962年12月25日発行)において開示されたその他のものなどが挙げられる。研磨剤の混合物を使用してもよい。本明細書において炭酸カルシウムを使用してもよいが、以下に記載するように、窩洞防止剤と適合性でなければ好ましくない;それゆえに、好ましい実施例において、歯磨き剤組成物は実質的には炭酸カルシウムを含まない。
【0009】
多様な型のシリカ歯科研磨剤は、それらの過度に歯のエナメル質あるいは象牙質を研磨することのないまれな歯科洗浄及び磨き性能の唯一無二の利益のためとりわけ好ましい。その他の研磨光沢物質並びに本明細書のシリカ研磨光沢剤物質は、一般的には約0.1〜約30ミクロン、好ましくは約5〜約15ミクロンの範囲の平均粒子サイズを有し、及び優れたフッ化物適合性(すなわち可溶性フッ化物イオンを提供する)を有する。研磨光沢物質は、沈殿シリカあるいは米国特許第3,538,230号(パーダー(Pader)ら、1970年3月2日発行)及び米国特許第3,862,307号(ディギュリオ(DiGiulio)、1975年1月21日発行)に記載されているシリカキセロゲルなどのシリカゲルであってよい。好ましいのはW.R.グレース&社(W. R. Grace & Company)、ダビソン(Davison)化学部門によって「シロイド(Syloid)」の商品名で販売されているシリカキセロゲルである。また、好ましいのは、J.M.ブーバー社(J. M. Huber Corporation)によって商品名「ゼオデント(Zeodent)」で販売されるような沈殿シリカ物質で、とりわけ表記「ゼオデント119」を有するシリカである。本明細書の歯磨き剤に有用なシリカ歯科研磨光沢物質の型は米国特許第4,340,583号(1982年7月29日発行、ウェイソン(Wason))により詳細に記載されている。歯磨き剤組成物は、歯磨き剤組成物の質量の約6%〜約70%、好ましくは約10%〜約50%、及びより好ましくは約15%〜約30%の濃度の研磨光沢物質を含む。
【0010】
増粘剤
本明細書で有用な増粘剤は望ましい軟度を提供する結合剤として作用する。本発明の歯磨き剤に有用な増粘剤は無機ゲル形成増粘剤、修飾セルロース増粘剤、天然植物性ゴム増粘剤、細菌性ゴム増粘剤、合成有機ポリマー増粘剤、多種の天然増粘剤、及びこれらの混合物から選択されてもよい。好ましい無機ゲル形成増粘剤としてはシリカ沈殿物、シリカアエロゲル、火成シリカ、コロイド状マグネシウムアルミニウム珪酸塩、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい修飾セルロース増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルカルボキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルカルボキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、及びこれらの混合物が挙げられる。そのような増粘剤は、例えば、アクアロン社(Aqualon Co.)、米国バージニア州、ホープウェル(Hopewell);チャンメン・ファンファー・ファイン・ケミカル産業社(iangmen Fenghua Fine Chemical Industry Co.)、中国、チャンメン(Jiangmen)市;及びチャンチヤンヤン・シンガン・ケミカル工業(Zhangjiagang Xinguang Chemical Factory)、中国チャンチヤンヤン(Zhangjiagang)市から入手可能である。好ましい天然植物性ゴム増粘剤としは、トチャカ(カラゲナン)、トラガカントゴム、アラビアゴム、ガッティゴム、アラビアゴム、イナゴマメゴム、アルギン酸ナトリウム、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい細菌ゴム増粘剤はキサンタンゴムである。好ましい合成有機ポリマー増粘剤としてはポリアクリレート、ポリビニルピロリドン、及びこれらの混合物が挙げられ、より好ましくはカルボマーなどのアクリル酸の架橋ホモポリマーが挙げられる。とりわけ好ましいカルボマーとしてはBFグッドリッチ社(BF Goodrich Co.)、米国ケンタッキー州、カルバートシティより入手可能なカルボポールシリーズ、とりわけカルボポール956が挙げられる。好ましい多種の天然増粘剤としては寒天−寒天、ペクチン、ゼラチン、及びこれらの混合物が挙げられる。性能、経済性、安全性及びコストの点から、さらにより好ましい増粘剤はカルボキシメチルセルロース、カルボマー、及びこれらの混合物である。
増粘剤は歯磨き剤組成物の質量の約0.5〜約4.5%、好ましくは約0.5%〜約2.0%、及びより好ましくは約0.8%〜約1.5%の濃度で存在する。
【0011】
六価保湿剤
本発明の歯磨き剤組成物は、練り歯磨き組成物が空気に暴露されることによって固くなるのを抑える、及び典型的には歯磨き剤組成物の望ましい甘い風味を付与する六価保湿剤を含有する。本明細書で有用な六価保湿剤は6個のヒドロキシル基を有し、及び典型的には、必須ではないが、糖、あるいは糖由来のものである。六価保湿剤は直鎖状、分枝状、あるいは環状骨格を有してもよく;及び好ましくは六価保湿剤は約6個の炭素原子の環状骨格を有する。六価保湿剤はカルボン酸部分、アミン部分、アミド部分、エステル部分、及びこれらの混合物などの1つ以上の付加的な官能基を有してもよい。より好ましくは、六価保湿剤はソルビトール、キシリトール、グルコース、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよく、及びさらにより好ましくはソルビトールである。そのような糖は、任意の甘味料の必要性を低減あるいは除去することによってさらに処方コストを低減してもよい。
理論に限定されるものではないが、これらの六価保湿剤、及びとりわけソルビトール、キシリトール、グルコース、及びこれらの混合物はそれらの多数のヒドロキシル基の近づきやすさ及び位置のため本明細書に記載される増粘剤と相互作用を及ぼし、優れた水結合能力を提供すると考えられている。さらに、そのような利益は、例えば六価保湿剤のみの濃度が増加したときには存在しないと考えられている。この共同作用的な効果によって、同様により高価な増粘剤及び二価そして三価のアルコールの必要性が低減されてもよく、及びさらに歯磨き剤組成物の許容可能なレオロジー及び材質を維持しながら処方のコストが低減されてもよい。そのような六価保湿剤は典型的にはほぼ全ての例において容易に入手可能であり、コスト効果的であり、安全であり、及び本発明の歯磨き剤組成物に包含されるとき驚くほど安定している。
【0012】
加えて、そのような六価保湿剤の高親水性によって、風味保持及び油ベース芳香剤系からの風味放出が直接的に改善され、及び使用すべき芳香剤が低濃度ですむようになる。芳香剤系は典型的には高度に蒸留され、及び高価な混合物であるので、本発明の歯磨き剤組成物は処方コストを顕著に低減してもよい。油ベース芳香剤系はそのような親水性化合物には比較的不溶であり、芳香剤はより直接的に歯磨き剤組成物ユーザーに知覚される。対照的に、油ベース芳香剤系は、歯磨き剤組成物において一般的であるグリセリン及びポリエチレングリコールなどの二価及び/あるいは三価アルコールに部分的にあるいは完全に可溶性であってよく;これは同様に歯磨き剤組成物のユーザーによって知覚される芳香剤系の能力を低減し、及び包含される芳香剤系のより高い濃度が必要となり、処方コストが増加するかもしれない。
理論に限定されるものではないが、本明細書において記載される六価保湿剤及び増粘剤の組み合わせは、従来の高濃度(例えば、15%、あるいはそれより多い)二価及び三価アルコールを必要とすることなく、共同的に相互作用を及ぼし許容可能なレオロジー、審美性、安定性、及び同等のあるいはよりよい性能を提供すると考えられている。上記のように、そのような二価及び三価アルコールは典型的には高価であり、及びそれゆえにそのような化合物の低減、あるいは除去によって歯磨き剤組成物の処方コストが顕著に低減されてもよい。それゆえに、本発明の歯磨き剤組成物は典型的に約10%未満、好ましくは約0%〜約5%の二価および三価アルコールを含む。より好ましくは、本発明の歯磨き剤組成物は実質的に二価及び三価アルコールを含まない。
六価保湿剤は典型的には歯磨き剤組成物の質量の約0.5%〜約45%、好ましくは約5〜約40%、およびより好ましくは約10%〜約35%の濃度で存在する。
【0013】
窩洞防止剤
二価及び三価アルコールの減少あるいは除去による処方コストの低減によって、販売価格を上げることなく、処方する者に包含のより多くの自由が与えられ及び/あるいは歯磨き剤組成物における窩洞防止剤の濃度が増加される。これは、ある国及び地域において、一般大衆の重要な一部分に優れた、効果的な口腔健康ケアの入手の可能性を増加させてもよい。窩洞防止剤は、典型的にはフッ化物イオン、好ましくは水溶性フッ化物イオンを含有する。フッ化物イオンソースがう蝕防止剤として口腔ケア組成物において有用なのは周知である。フッ化物イオンはこの目的のために多くの口腔ケア組成物、とりわけ練り歯磨きなどの歯磨き剤組成物に含有される。そのような歯磨き剤組成物について開示している特許としては、米国特許3,538,230号(1970年11月3日、パーダー(Pader)ら);米国特許第3,689,637号(1972年9月5日、パーダー);米国特許第3,711,604号(1973年1月16日、コロドニー(Colodney)ら);米国特許第3,911,104号(1975年10月7日、ハリソン(Harrison));米国特許第3,935,306号(1976年1月27日、ロバーツ(Roberts)ら);及び米国特許第4,040,858号(1977年8月9日、ウェイソン(Wason))が挙げられる。
【0014】
歯エナメル質へのフッ化物イオンの適用は歯の衰えに対する保護に役立つ。多種多様なフッ化物イオンを産出する物質を本組成物における可溶性フッ化物ソースとして使用してもよい。好適なフッ化物イオン産出物質の例が米国特許第3,535,421号(1970年10月20日発行、ブライナー(Briner)ら)及び米国特許第3,678,154号(1972年7月18日発行、ウィダー(Widder)ら)に見られる。本明細書に使用するのに有用な好ましいフッ化物イオンソースとしてはフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、一フルオロリン酸ナトリウム、フッ化すず、及びこれらの混合物が挙げられる。フッ化ナトリウムがとりわけ好適であり、及び例えばチーナン化学副工場(Jinan Chemical Sub−factory)、中国、シャンドン(Shandong)省、チーナン(Jinan)市、から入手可能である。本発明のデリバリーシステムを使用した時、歯磨き剤組成物は好ましくは、歯表面と接触する組成物中に約50ppm〜約10,000ppm、より好ましくは約100〜3000ppmのフッ化物イオンを提供する。そのようなフッ化物イオン測定は典型的には水及び歯磨き剤組成物の3:1泥状物において決定する。一般的に、窩洞防止剤、好ましくはフッ化物イオン窩洞防止剤は組成物の質量の約0.05%〜約2.5%、好ましくは約0.1〜約1%、及びより好ましくは約0.1%〜約0.5%の濃度で存在するだろう。
しかし、フッ化物イオンを窩洞防止剤として使用する時、研磨光沢剤として存在してもよい炭酸カルシウムなどの不適合性物質との相互作用を低減するように処理するべきであろう。それゆえに、もしフッ化物イオンが存在するなら、及びとりわけフッ化ナトリウムが存在するとき、歯磨き剤組成物は実質的に炭酸カルシウムを含まないのがとりわけ好ましい。フッ化物イオン含有窩洞防止剤が好適であるが、当業界で既知のリン酸一ナトリウム、一水和物などの非フッ化物窩洞防止剤も単独で、あるいはフッ化物イオン含有窩洞防止剤との組み合わせにおいて本明細書で有用である。
【0015】
水
歯磨き剤組成物はさらに歯磨き剤組成物質量の少なくとも30%含有する。本明細書において記載及び測定される「水」は結合水(すなわち室温における水和物から)以外の溶液からの水(すなわち、保湿剤溶液、甘味料溶液、界面活性剤溶液、その他)を包含する。歯磨き剤組成物に添加する以前に、本明細書において有用な水は典型的には精製し、あるいは蒸留して不純物を除去する。
【0016】
添加化合物
歯磨き剤組成物はさらに1つ以上の当業界において既知の添加化合物、好ましくは二価あるいは三価保湿剤、緩衝剤、過酸化物ソース、アルカリ金属重炭酸塩ソース、歯石防止剤、界面活性剤、酸化チタン、酸化防止剤、着色剤、芳香剤系、甘味剤、薬草剤、抗菌剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される添加化合物を含有してもよい。
本発明は従来の歯磨き剤組成物に使用されるような10%までの二価あるいは三価保湿剤を含んでもよい。しかし、好ましい実施例において、歯磨き剤組成物は0%〜約5%二価及び三価アルコールを含む。より好ましくは、本発明の歯磨き剤組成物は実質的に二価及び三価アルコールを含まない。本発明の使用に好適な保湿剤としてはグリセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールその他の食用多価アルコール、及びこれらの混合物が挙げられ、そして好ましくはグリセリン、ポリエチレングリコール、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0017】
本発明の組成物は典型的には緩衝剤を含有する。歯磨き剤組成物が二相系であるなら、緩衝剤は両方の歯磨き剤組成物に存在するだろう。本明細書で使用する時、緩衝剤は組成物のpHをpH約4〜pH約10の範囲に調整するのに使用してもよい薬剤を言い、pH約4〜約8が好ましく、pH約5.5〜約8がより好ましい。これらの薬剤としてはアルカリ金属水酸化物、炭酸塩、セスキ炭酸塩、ホウ酸塩、珪酸塩、リン酸塩、イミダゾール、およびこれらの混合物が挙げられる。特定の緩衝剤としてはリン酸一ナトリウム、リン酸三ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカリ金属炭酸塩、炭酸ナトリウム、イミダゾール、ピロリン酸塩、クエン酸、クエン酸ナトリウムが挙げられる。緩衝剤は本発明の組成物の質量の約0.01%〜約30%、好ましくは約0.1%〜約10%、及びより好ましくは約0.3%〜約7%の濃度で使用される。好ましい緩衝剤はリン酸一ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ピロリン酸塩、クエン酸、クエン酸ナトリウム、及びこれらの混合物である。驚くべきことに、本発明の歯磨き剤組成物は従来の歯磨き剤組成物と同じ濃度の緩衝塩を必要としないことが知られている。理論に限定されるものではないが、これがユーザーの口腔及び歯肉への刺激を低減する結果になっているかもしれないとい考えられている。
ピロリン酸塩が緩衝剤として存在してもよい。本発明の組成物に有用なピロリン酸塩としてはピロリン酸二アルカリ金属塩、ピロリン酸四アルカリ金属塩、及びこれらの混合物が挙げられる。ピロリン酸ナトリウム酸、ピロリン酸二水素二ナトリウム(Na2H2P2O7)、ピロリン酸四ナトリウム(Na4P2O7)、及びピロリン酸四カリウム(K4P2O7)の水和型並びに非水和型形態が好ましい種である。本発明の組成物において、ピロリン酸塩は3つの状態の1つにおいて存在してもよく:優位に溶解された、優位に溶解されていない、あるいは溶解された及び溶解されていないピロリン酸塩の混合物である。
【0018】
優位に溶解されたピロリン酸塩を含む組成物は、少なくとも1つのピロリン酸イオンソースが存在する組成物と呼ばれる。遊離ピロリン酸イオンは組成物のpHによって多様にプロトン化された状態で存在してもよい。
優位に溶解されていないピロリン酸塩を含む組成物とは、組成物に溶解された全ピロリン酸塩の約20%未満を、好ましくは組成物に溶解された全ピロリン酸塩の約10%未満を含有する組成物を呼ぶ。ピロリン酸四ナトリウム塩及びピロリン酸四カリウム塩はこれらの組成物において、好ましいピロリン酸塩であり、ピロリン酸四ナトリウム塩がより好ましい。ピロリン酸四ナトリウムは無水塩形態あるいは十水和物形態、あるいは歯磨き剤組成物中において固体形態で安定ないずれかのその他の種であってよい。塩は固体粒子状形態であり、その際好ましくは審美的に許容可能である及び使用時に容易に溶解されるのに十分小さい、結晶性及び/あるいは非晶性状態であってよい。これらの組成物の製造に有用なピロリン酸塩の量は、いずれの歯石制御にも効果的な量である。ピロリン酸四ナトリウムのいくらかあるいは全ては製品に非溶解性でもよく、及びピロリン酸四ナトリウム粒子として存在してもよい。種々のプロトン化状態のピロリン酸イオン(例えば、HP2O7 −3)は、組成物のpHに依存して及びピロリン酸四ナトリウムの部分が溶解されるかどうかに依存して存在してもよい。
組成物は溶解された及び溶解されないピロリン酸塩の混合物を含んでもよい。上述ピロリン酸塩のいずれを使用してもよい。ピロリン酸塩はカーク&オスマー(Kirk & Othmer)、化学技術辞典(Encyclopedia of Chemical Technology)、第3版、第17巻、ウィリー−インターサイエンス・パブリッシャーズ(Wiley−Interscience Publishers)(1982年)により詳細に記載されている。
【0019】
本発明は白化効果のための過酸化物ソースを包含してもよい。過酸化物ソースは過酸化水素、過酸化カルシウム、過酸化尿素、およびこれらの混合物からなる群から選択される。好ましい過酸化物ソースは過酸化尿素である。以下の量は過酸化物原料物質の量を示すが、過酸化物ソースは過酸化物原料物質以外の成分を含有してもよい。本発明の組成物は組成物の質量の約0.01%〜約10%、好ましくは約0.1〜約5%、より好ましくは約0.2〜約3%、及びさらにより好ましくは約0.3〜約0.8%の過酸化物ソースを含有してもよい。
本発明はアルカリ金属重炭酸塩を包含してもよい。アルカリ金属重炭酸塩は水溶性であり及び安定化されない限り水系に二酸化炭素を放出する。重曹としても既知である重炭酸ナトリウムは好ましいアルカリ金属重炭酸塩である。アルカリ金属重炭酸塩は緩衝剤として機能してもよい。本発明の組成物は口腔組成物の質量の約0.5%〜約50%、好ましくは約0.5〜約30%、より好ましくは約2〜約20%、及び最も好ましくは約5〜約18%のアルカリ金属重炭酸塩を含有してもよい。
【0020】
歯科ケア製品の使用に既知の歯石防止剤としてはリン酸塩が挙げられる。リン酸塩としてはピロリン酸塩、ポリリン酸塩、ポリホスホネート及びこれらの混合物が挙げられる。ピロリン酸塩は歯科ケア製品の使用に最も知られるものの1つである。歯に運搬されるピロリン酸イオン及びポリリン酸イオンはピロリン酸塩及びポリリン酸塩由来である。本発明の組成物に有用なピロリン酸塩としてはピロリン酸二アルカリ金属塩、ピロリン酸四アルカリ金属塩、及びこれらの混合物が挙げられる。それらの水和型並びに非水和型形態のピロリン酸ナトリウム酸、ピロリン酸二水素二ナトリウム(Na2H2P2O7)、ピロリン酸四ナトリウム(Na4P2O7)、及びピロリン酸四カリウム(K4P2O7)が好ましい種である。上記ピロリン酸塩のいずれを使用してもよいが、ピロリン酸四ナトリウム塩が好ましい。ポリリン酸ナトリウム及びポリリン酸トリエタノールアミンが、例えば好ましい。
【0021】
ピロリン酸塩はカーク&オスマー(Kirk & Othmer)、化学技術辞典、第3版、第17巻、ウィリー−インターサイエンス・パブリッシャーズ(Wiley−Interscience Publishers)(1982年)により詳細に記載されている。付加的な歯石防止剤としては、1986年5月20日にパラン&サッカブ(Parran & Sakkab)に付与された米国特許第4,590,066号に開示されているピロリン酸塩あるいはポリリン酸塩;1969年2月25日にシェドロフスキー(Shedlovsky)に付与された米国特許第3,429,963号及び1981年12月8日にチャン(Chang)に付与された米国特許第4,304,766号及び1987年4月28日にベネディクト&サンバーグ(Benedict & Sunberg)に付与された米国特許第4,661,341号に開示されているものなどのポリアクリレート及びその他のポリカリボキシレート;1989年7月11日にベネディクト、ブッシュ&サンバーグ(Benedict, Bush & Sunberg)に付与された米国特許第4,846,650号に開示されているものなどのポリエポキシサクシネート;1937年2月15日英国特許第490,384号に開示されているようなエチレンジアミン四酢酸;1972年7月18日にウィダー&ブライナー(Widder & Briner)に付与された米国特許第3,678,154号に開示されているようなニトリロ三酢酸及び関連化合物;1973年6月5日にフランシス(Francis)に付与された米国特許第3,737,533号、1976年10月26日にプロガー、シュミット−ダンカー&グロクスフーバー(Ploger, Schmidt−Dunker & Gloxhuber)に付与された米国特許第3,988,443号及び1989年10月31日にデゲンハート&コジコウスキー(Degenhardt & Kozikowski)に付与された米国特許第4,877,603号に開示されているようなポリホスホネートが挙げられる。歯石防止リン酸塩としてはピロリン酸カリウム及びピロリン酸ナトリウム;三ポリリン酸ナトリウム;エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスフェート、1−アザシクロへプタン−1,1−ジホスフェート、及び線状アルキルジホスフェートなどのジホスフェート;線状カルボン酸;及びクエン酸ナトリウム亜鉛などが挙げられる。
【0022】
ピロリン酸塩の替わりに、あるいは組み合わせて使用してもよい歯石防止剤としては例えば、米国特許第4,627,977号(ガファー(Gaffar)ら)に記載されているようなポリアクリレート及び無水マレイン酸あるいはマレイン酸とメチルビニルエーテル(例えば、ガントレズ(Gantrez))のコポリマーを包含する合成陰イオンポリマー;並びに、例えばポリアミノプロパンスルホン酸(AMPS)、クエン酸亜鉛三水和物、ポリリン酸塩(例えば、三ポリリン酸塩;ヘキサメタリン酸塩)、ジホスホネート(例えば、EHDP;AHP)、ポリペプチド(ポリアスパラギン酸及びポリグルタミン酸など)、及びこれらの混合物などの既知の物質が挙げられる。
【0023】
本組成物は一般的に泡立て剤と呼ばれる界面活性剤を含んでもよい。好適な界面活性剤は、広範囲のpHにおいて適度に安定で泡立つものである。界面活性剤は陰イオン性、非イオン性、両性、双極性、陽イオン性あるいはこれらの混合物であってよい。本明細書で有用な陰イオン界面活性剤としては、アルキル基に8〜20個の炭素原子を有するアルキル硫酸の水溶性塩(たとえば、アルキル硫酸ナトリウム)及び8〜20個の炭素原子を有する脂肪酸のスルホン化モノグリセリドの水溶性塩が挙げられる。ラウリル硫酸ナトリウム及びココナツモノグリセリドスルホン酸ナトリウムはこの型の陰イオン界面活性剤の例である。ラウリル硫酸ナトリウムは例えばロディア・スペシャリティー・ケミカル・ウーシー・カンパニー(Rhodia Specialty Chemical Wuxi company)中国チャンスー(Jiangsu)省、ウーシー(Wuxi)市、から入手可能である。その他の好適な陰イオン界面活性剤はラウロイルサルコシン酸ナトリウム、タウリン酸塩、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ラウレスカルボン酸ナトリウム、及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。陰イオン界面活性剤の混合物を使用してもよい。多数の好適な陰イオン界面活性剤が米国特許第3,959,458号(アグリコラ(Agricola)ら、1976年5月25日発行)に開示されている。本発明の組成物に使用してもよい非イオン界面活性剤は、アルキレンオキシド基(性質上親水性)と性質上脂肪族あるいはアルキル−芳香族であってよい有機疎水性化合物の縮合によって生成される化合物として広く定義してもよい。好適な非イオン界面活性剤の例としてはポロキサマー(商品名プルロニック(Pluronic)で販売)、ポリオキシエチレン、ポリオキシエチレンソルビタンエステル(商品名トゥイーンズ(Tweens)で販売)、脂肪族アルコールエトキシレート、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、プロピレンオキシド及びエチレンジアミンの反応生成物とエチレンオキシドの縮合物由来の生成物、脂肪族アルコールのエチレンオキシド縮合物、長鎖第三級アミンオキシド、長鎖三級ホスフィンオキシド、長鎖ジアルキルスルホキシド、及びそのような物質の混合物が挙げられる。本発明に有用な両性界面活性剤は、脂肪族二級及び三級アミンの誘導体として広く定義してもよく、その際脂肪族基は直鎖状あるいは分枝状であってよくそして脂肪族置換基の1つは約8〜約18個の炭素原子を含有しそして1つは陰イオン水溶性基、例えばカルボン酸、スルホン酸、硫酸、リン酸、ホスホン酸を含有する。その他の好適な両性界面活性剤はベタイン、とりわけココアミドプロピルベタインである。両性界面活性剤の混合物を使用してもよい。これらの好適な非イオン性及び両性界面活性剤の多くが米国特許4,051,234号(1977年9月27日発行、ギースキー(Gieske)ら)に開示されている。本発明の組成物は典型的には組成物の質量の約0.25〜約12%、好ましくは約1%〜約10%、より好ましくは約1〜約8%の濃度で1つ以上の界面活性剤を含む。
二酸化チタンを歯磨き剤組成物に加えてもよい。二酸化チタンは組成物に不透明度を加える白い粉末である。二酸化チタンは一般的には組成物の質量の約0.1%〜約5%含まれる。
【0024】
酸化防止剤は一般的には本発明の組成物に有用であると認識されており、及び本明細書に包含されてもよい。酸化防止剤はカデナス&パッカー(Cadenas and Packer)「酸化防止剤便覧(The Handbook of Antioxidants)」(著作権)1996年、マーセル・デッカー社(Marcel Dekker, Inc.)などの本文に記載されている。本発明の口腔ケア組成物あるいは物質に包含してもよい酸化防止剤としては、ビタミンE、アスコルビン酸(ビタミンC)、尿酸、カロテノイド、ビタミンA、フラボノイド、植物酸化防止剤、メラトニン、アミノインドール、リポ酸及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ビタミンE及びCが好ましく、約0.01%〜約0.10%の濃度が望ましく、及び約0.01%〜約0.05%が好ましい。
1つ以上の着色剤を本発明の組成物に加えてもよい。この着色剤は水溶液の形態、好ましくは1%の着色剤水溶液であってよい。着色溶液は一般的には組成物質量の約0.01%〜約5%含まれる。
【0025】
芳香剤系を本組成物に加えてもよい。好適な芳香剤成分としては、チャノキミント、冬緑油、ハッカ油、オランダハッカ油、クローブ芽油、メンソール、アネトール、メチルサルチル酸、ユーカリプトール、カッシア、1−メンチルアセテート、セージ、オイゲノール、パセリ油、オキサノン、アルファ−イリソン、マヨラナ、レモン、オレンジ、プロペニルグアエトール、シナモン、バニリン、エチルバニリン、ヘリオトロピン、4−シス−へプテナル、ジアセチル、メチル−パラ−三級−ブチルフェニルアセテート、及びこれらの混合物が挙げられる。市販されている芳香剤系の非限定的な例としては、商品名「スムースミント(Smoothmint)」、「ウルチミント(Ultimint)」及び「アイシーミント(Icy Mint)」でインターナショナル・フレーバー・アンド・フラグランス(nternational Flavors and Fragrances)米国&中国から入手可能なそれらが挙げられる。冷却剤は芳香剤系の重要部分であってもよい。本発明の組成物の好ましい冷却剤はN−エチル−p−メンタン−3−カルボキシアミド(「WS−3」として市販されていることが知られている)などのパラメンタンカルボキシアミド及びこれらの混合物である。芳香剤系は一般的には組成物の質量の約0.001%〜約5%の濃度で組成物に使用する。
サッカリン、ブドウ糖、ショ糖、ラクトース、マルトース、レブロース、アスパルテーム、シクラメートナトリウム、D−トリプトファン、ジヒドロカルコン、アセスルフェ−ム、及びこれらの混合物などの甘味剤を本発明の組成物に加えてもよい。甘味剤は一般的には練り歯磨きに組成物の質量の約0.005%〜約5%の濃度で使用する。
【0026】
金糸抽出物、スイカズラ抽出物、及びこれらの混合物を包含する薬草剤が本明細書の組成物に約0.01%〜約0.05%の濃度で存在してもよい。そのような薬草剤は抗細菌効果を提供すると考えられているが、これに限定されるものではない。
必要とはされないが、従来の抗菌剤が本発明の歯磨き剤組成物に存在してもよい。しかし、それらが高価で、及び本発明がそれらが無くても驚くほど安定であるようなら、本発明の好ましい実施例は実質的に従来の抗菌剤は含まない。好ましい従来の抗菌剤は一般的にはトリクロサンとして呼ばれる5−クロロ−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)−フェノールで、及び「メルク・インデックス((The Merck Index))」第11版(1989年)1529ページ(見だし番号第9573号)、米国特許第3,506,720号及びヨーロッパ特許出願第0,251,591号(1988年7月7日公開、ビーカム・グループ(Beecham Group)、PLC)に記載されている。その他の特定の抗菌剤としてはクロルヘキシジン、一リン酸トリクロサン、及びチモール、ゲラニオール、カルバクロール、シトラール、ヒノキチオール、ユーカリプトール、及びこれらの混合物を包含する精油が挙げられる。トリクロサン及びこの型のその他の薬剤が米国特許第5,015,466号(パラン(Parran)ら、1991年5月14日発行)及び米国特許第4,894,220号(ナビ(Nabi)ら、1990年1月16日発行)開示されている。これらの薬剤は組成物の質量の約0.01%〜約1.5%の濃度で存在してもよい。
【0027】
そのようなその他の抗菌剤に包含されるのは、ハロゲン化ジフェニルエーテル、フェノール及びその同族体を包含するフェノール化合物、モノ及びポリ−アルキル及び芳香族ハロフェノール、レゾルシノール及びそれの誘導体、ビスフェノール化合物及びハロゲン化サリチルアニリド、安見香酸エステル、及びハロゲン化カルバニリドなどの水不溶性非陽イオン性抗菌剤である。水溶性抗菌剤としては四級アンモニウム塩及びビス−ビクアニド塩、その他が挙げられる。トリクロサンモノホスフェートも好適な水溶性抗菌剤である。四級アンモニウム剤としては、四級窒素の1つあるいは2つの置換基が約8〜約20個、典型的には約10〜約18個の炭素鎖長(典型的にはアルキル基)であり、残りの置換基(典型的にはアルキルあるいはベンジル基)が約1〜約7個のより少数の炭素原子を有し、典型的にはメチル基あるいはエチル基であるそれらが挙げられる。臭化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化テトラデシルピリジニウム、臭化ドミフェン、塩化N−テトラデシル−4−エチルピリジニウム、臭化ドデシルジメチル(2−フェノキシエチル)アンモニウム、塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、四級化5−アミノ−1,3−ビス(2−エチル−ヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及び塩化メチルベンゼトニウムが典型的な四級アンモニウム抗菌剤の代表例である。その他の化合物は米国特許第4,206,215号(1980年6月3日発行、バイリー(Bailey))に開示されているようなビス[4−(R−アミノ)−1−ピリジニウム]アルカンである。ピロリン酸すず及びグルコン酸すずなどのすず塩とビスグリシン酸銅、グリシン酸銅、クエン酸亜鉛、及び乳酸亜鉛などのその他の抗菌剤が包含されてもよい。また、有用なのはエンドグリコシダーゼ、パパイン、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、及びこれらの混合物を包含する酵素である。そのような酵素は米国特許第2,946,725号(1960年7月26日、ノリス(Norris)ら)、及び米国特許第4,051,234号(1977年9月27日、ギースキー(Gieske)ら)に開示されており、本明細書に参考として組み入れる。
【0028】
本明細書において抗菌剤としての使用に好適なのは、米国特許第4,994,262号(1991年2月19日)に開示されているものを包含するフタル酸及びそれの塩、好ましくはフタル酸マグネシウム一カリウム、クロロへキシジン(メルク・インデックス、第2090号)、アレキシジン(メルク・インデックス、第222号);へキセチジン(メルク・インデックス、第4624号);サンギナリン(メルク・インデックス、第8320号);塩化ベンザルコニウム(メルク・インデックス、第1066号);サリチルアニリド(メルク・インデックス、第8299号);臭化ドミフェン(メルク・インデックス、第3411号);塩化セチルピリジニウム(CPC)(メルク・インデックス、第2024号);塩化テトラデシルピリジニウム(TPC);塩化N−テトラデシル−4−エチルピリジニウム(TDEPC);オクテニジン;デルモピノール、オクタピノール、及びその他のピペリジノ誘導体;ナイシン調製品;亜鉛/すずイオン剤;アウグメンチン、アモキシシリン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ミノサイクリン、及びメトロニダゾールなどの抗生物質;及び上記類似体及び塩;メチルサリチル酸;過酸化水素;亜塩素酸の金属塩及びこれらの混合物であるがこれに限定されない。
【0029】
使用方法
本発明の実施において、ユーザーは本明細書の歯磨き剤組成物をヒトあるいは動物の歯の表面の所望の範囲に、所望の効果、たとえば白化、息の新鮮化、う蝕の予防、苦痛の除去、歯肉の健康、歯石の制御、などを得るために適用することのみが必要とされる。歯磨き剤組成物が歯に適用された時、よりよい利益が達成されると考えられるが、組成物は歯肉あるいは粘膜などのその他の口腔表面に適用されてもよい。歯磨き剤組成物は歯及び/あるいは口腔窩洞表面と直接的、あるいは間接的に接触してもよい;しかし、歯磨き剤組成物は直接適用するのが好ましい。歯磨き剤組成物はいずれの手段によって適用してもよいが、しかし好ましくはブラシによって適用する。
【0030】
製造方法
歯磨き剤組成物は当業界において既知の従来の手段及び技術によって形成してもよい。例えば、六価保湿剤、及びいずれの任意の二価及び三価アルコールは精製水に加えてもよく、及び歯の窩洞防止剤と混合器で約2分間均質化してもよい。その後甘味剤、抗菌剤、及びその他の添加化合物(芳香剤系、界面活性剤、及び酸化チタン以外)を加えてもよく、及び混合物はさらに10分間均質化してもよい。その後増粘剤及び酸化チタンを混合物に加え、約0.1〜0.2バールの真空下で約20分間空泡を除去する。その後界面活性剤、及び芳香剤を加え、真空下で15〜30分均質化して最終的な歯磨き剤組成物を形成する。その後歯磨き剤組成物を出荷及び販売のための個々のディスペンサー、例えば練り歯磨きチューブに装填する。
最終的な歯磨き剤組成物は典型的には約8〜約100BKU、好ましくは約15〜約80BKU、及びより好ましくは約15〜約50BKUの粘度を有する。本明細書で使用する時、「BKU」は粘度の単位である。粘度計は、ブックフィールド「ヘリパス」スタンドを備えたブックフィールド粘度計1/2RVT型(1/2スプリング強度)である。スピンドルは従来の「Eシリーズ」T−型スピンドルである。粘度計はヘリパススタンドに設置し及びアルコール水準器によって水平にする。Eスピンドルを取り付け、及び粘度計を2.5RPMにセットして作動させる。粘度は10分後に測定し及び温度は25℃に一定にする。入手可能な組成物は典型的には許容可能なレオロジー、優れた材質、望ましい審美的特性、及び水より大きい比重、好ましくは約1〜1.5g/mL、より好ましくは約1.1〜約1.3g/mLを有する。上記粘度及び比重を有する歯磨き剤は通常消費者に許容可能である。
【0031】
【実施例】
本発明の実施例を以下に図によって4つ示し及びこれは発明を限定するようなものではない。
実施例1〜2
以下の歯磨き剤組成物は上記方法によって調製されたものである。
【0032】
【表1】
【0033】
※ソルビトール溶液、界面活性剤溶液、などからの水を包含する。
【0034】
本発明の歯磨き剤組成物の非限定的な実施例を実施例1及び2に記載し、及び比較例Aも提供した。全ての3つの処方は驚くべきことに優れたレオロジー及び安定性を提供する;しかし、比較例Aの処方単位のコストは実施例1及び2の処方コストより約50%多い。さらに、実施例1及び2はたとえ50%以上の水を含有するとしても優れた安定性を有する。さらに、実施例1及びBは比較例Aと同じ芳香剤系濃度で、風味放出(すなわち、風味の認知)を改善した。驚くべきことに、1ヶ月後における実施例1の細菌成長は、たとえ実施例1にトリクロサンがなくても、比較例A、及び実施例2に匹敵する。
【0035】
実施例3〜4
以下の歯磨き剤組成物は上記方法によって調製されたものである。
【0036】
【表2】
【0037】
※ソルビトール溶液、界面活性剤溶液、などからの水を包含する。
Claims (10)
- 歯磨き剤組成物であって、
A.約6%〜約70%の研磨光沢物質;
B.約0.5%〜約4.5%の増粘剤;
C.約0.5%〜約45%の六価保湿剤;
D.約0.05%〜約2.5%の窩洞防止剤;及び
E.少なくとも約30%の水;
を含み、その際、約10%未満の二価及び三価アルコールを含み、粘度が約8〜約100BKUである歯磨き剤組成物。 - 増粘剤が、カルボキシメチルセルロース、カルボマー、キサンタンガム、及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1に記載の歯磨き剤組成物。
- 組成物が、少なくとも40%の水を含む請求項1に記載の歯磨き剤組成物。
- 組成物が、0%〜5%の二価及び三価アルコールを含む請求項1に記載の歯磨き剤組成物。
- 六価保湿剤が、ソルビトール、キシリトール、グルコース、及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1に記載の歯磨き剤組成物。
- 組成物が、実質的に二価及び三価アルコールを含まない請求項1に記載の歯磨き剤組成物。
- 組成物の粘度が、約15〜約80BKUである請求項1に記載の歯磨き剤組成物。
- さらに、過酸化物ソース、アルカリ金属重炭酸ソース、歯石防止剤、界面活性剤、二酸化チタン、酸化防止剤、着色剤、芳香剤系、甘味剤、薬草剤、抗菌剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される添加化合物を含む請求項1に記載の歯磨き剤組成物。
- 請求項1に記載の歯磨き剤組成物を歯の表面に接触させる段階を含む、ヒト又は動物の歯の表面を洗浄する方法。
- 歯磨き剤組成物であって、
A.約6%〜約70%のシリカ研磨光沢物質;
B.約0.5%〜約4.5%のカルボキシメチルセルロース、カルボマー、キサンタンゴム及びこれらの混合物からなる群から選択される増粘剤;
C.約5%〜約30%のソルビトール、キシリトール、グルコース、及びこれらの混合物からなる群から選択される六価保湿剤;
D.約0.1%〜約1%のフッ化ナトリウム;及び
E.少なくとも約30%の水;
を含み、その際、実質的に、二価及び三価アルコールを含まない、粘度が約15〜約50BKUである歯磨き剤組成物。
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