JP2004363767A - データ再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】頭出し再生の位置をユーザに簡単に選択できるデータ再生装置を提供する。
【解決手段】ハードディスク22に格納された動画像データのトータルの再生時間を所定の分割数で分割し、分割された時間にそれぞれ対応するように、ハードディスク22上に複数の領域を特定し、複数の領域の各々において、最初のフレームを基準として、指定された時間間隔毎に、複数のフレームに対応する複数のアドレスを算出して、複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の符号化画像データを読み出し、MPEGデコーダ12により復号化させて、複数の復号化フレームデータをメニュー画面上の所定の位置に埋め込む。
【選択図】 図1
【解決手段】ハードディスク22に格納された動画像データのトータルの再生時間を所定の分割数で分割し、分割された時間にそれぞれ対応するように、ハードディスク22上に複数の領域を特定し、複数の領域の各々において、最初のフレームを基準として、指定された時間間隔毎に、複数のフレームに対応する複数のアドレスを算出して、複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の符号化画像データを読み出し、MPEGデコーダ12により復号化させて、複数の復号化フレームデータをメニュー画面上の所定の位置に埋め込む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像データの再生を行なうためのデータ再生装置に関し、特に、頭出し再生の再生位置をサーチするための表示の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、データ再生装置において、ユーザが特定の再生位置から再生を行なう操作をするときに、動画像データをフレーム毎に一画面で表示していた。そのため、高速サーチ(たとえば、260倍速)でサーチを行なう場合、巻き戻し、あるいは、早送りにより、特定の再生位置をサーチするときに、一画面上でフレームを所定のフレーム間隔毎に、あるいは、所定の時間間隔毎に飛ばして表示していた。
【0003】
また、表示画面上に固定された複数の静止画を表示して、ユーザは、表示された複数の静止画の中から頭出し再生の再生位置を選択することができるデジタル放送記録・再生装置がある。
【0004】
たとえば、第1の従来例としては、記録したデジタル放送の所望のシーンからの再生を高速に開始することが可能なデジタル放送記録・再生装置について、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献1参照)。すなわち、第1の従来例では、デジタル放送番組のデジタルデータを記録するランダムアクセス可能なデジタルデータ格納部と、上記番組のデジタルデータを記録する際に、デジタル放送の番組内での各シーンの変化位置を検出するシーン変化位置検出部と、このシーン変化位置の情報を記録するシーン変化位置格納部と、各シーン変化位置の一つの選択を決定する入力データを受けて、シーン変化位置の情報を用いて、デジタルデータ格納部より、選択されたシーン変化位置からのデジタルデータの出力させる頭出し部と、デジタルデータ格納部から出力される番組の映像データおよび音声データのデコードを行なうデコード部とを備えるデジタル放送記録・再生装置の構成が開示されている。
【0005】
また、第2の従来例としては、メディア記録された映像を検索する際に、よりわかりやすいサムネイル画面を提供する再生装置および記録装置について、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献2参照)。すなわち、第2の従来例では、プログラムを時間的にn等分した時点での映像を複数枚、サムネイルとして使用する構成が開示されている。
【0006】
さらに、第3の従来例としては、チャプタよりさらに小さな単位でもディスクの記録内容を確認でき、かつ内容確認個所からアクセスできるようなプレビュー表示システムについて、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献3参照)。
【0007】
すなわち、このシステムでは、ディスクから再生された映像の一部を構成する複数の静止画像が、所定の時間間隔または所定のフレーム間隔でプレビュー画像として取り込まれる。取り込まれた複数プレビュー画像のうち2以上が所定のプレビューメニューにおいて同時に表示される。プレビューメニューにより表示された複数プレビュー画像のうち、ユーザにより選択された特定の画像(映像)に対応する個所から、再生が開始されるプレビュー表示システムの構成が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−224522号公報明細書
【0009】
【特許文献2】
特開2001−76460号公報明細書
【0010】
【特許文献3】
特開2001−326910号公報明細書
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように特許文献1および特許文献2のような記録・再生装置においては、画面上に表示できるのは、再生画面の縮小静止画であるサムネイルである。
【0012】
また、上述したように特許文献3のようなプレビュー表示システムにおいては、記録媒体から再生された映像の一部を構成する複数の静止画像が所定の時間間隔または所定のフレーム間隔でプレビュー画像として取り込まれ、取り込まれた複数プレビュー画像のうち2以上が所定のプレビューメニューにおいて同時に表示される。
【0013】
そのため、ユーザがメニュー画面上に表示される静止画以外の特定する再生位置をサーチする場合、ユーザは、メニュー画面上に表示される静止画を選択して、再生した後に、ユーザが特定する再生位置をさらにサーチを行なう必要があり、二度手間となっていた。
【0014】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、再生位置をサーチする際に、トータルの再生時間を等分割して、それぞれの分割時間におけるフレームを表示させ、分割表示されたそれぞれのフレームをコマ送りすることにより、頭出し再生の位置をユーザに簡単に選択できるデータ再生装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、メニュー出力モードと通常再生モードとを動作モードとして有するデータ再生装置であって、動画像を構成している時間軸に沿って再生される複数の画面にそれぞれ対応し、符号化された複数の符号化画像データを、アドレスと相互に関連付けて格納した媒体から、指定されたアドレスの符号化画像データを読み出すためのデータ読み出し手段を備え、データ読み出し手段は、メニュー出力モードにおいて、メニュー画面中に表示される複数の画面を指定するための複数のアドレスに応じて、複数の画面に対応する複数の符号化画像データを媒体から読み出し、データ読み出し手段から、読み出された符号化画像データを復号化するための再生手段と、再生手段により復号化された復号化画像データを一時格納するためのバッファ手段と、バッファ手段に格納された復号化画像データに基づいて、表示画面を生成するための制御手段とをさらに備え、制御手段は、メニュー出力モードにおいて、媒体に格納された再生情報に基づいて、動画像のトータルの再生時間を所定の分割数で分割した分割時間にそれぞれ対応する媒体上の複数の領域を特定するための分割領域特定手段と、複数の領域の各々において、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、複数の画面のうちの1つに対応するアドレスを算出するためのアドレス算出手段と、複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の符号化画像データをデータ読み出し手段により読み出させ、再生手段により復号化させて、バッファ手段に格納させるための画像データ読み出し制御手段と、複数の復号化画像データに対応する画面をメニュー画面上の所定の位置に埋め込むための表示画像生成手段とを含み、外部からの指示入力に応じて、メニュー画面上に表示されている複数の画面のうちのいずれかを選択するための選択手段と、選択された画面を起点として、媒体に格納された複数の符号化画像データに対応する映像信号を外部に通常再生モードで出力するための画像出力手段とをさらに備える。
【0016】
この発明の他の局面に従うと、メニュー出力モードと通常再生モードとを動作モードとして有するデータ再生装置であって、動画像を構成している時間軸に沿って再生される複数の画面にそれぞれ対応し、符号化された複数の符号化画像データを、アドレスと相互に関連付けて格納した媒体から、指定されたアドレスの符号化画像データを読み出すためのデータ読み出し手段を備え、データ読み出し手段は、メニュー出力モードにおいて、メニュー画面中に表示される複数の画面を指定するための複数のアドレスに応じて、複数の画面に対応する複数の符号化画像データを媒体から読み出し、データ読み出し手段から、読み出された符号化画像データを復号化するための再生手段と、再生手段により復号化された復号化画像データを一時格納するためのバッファ手段と、バッファ手段に格納された復号化画像データに基づいて、表示画面を生成するための制御手段とをさらに備え、制御手段は、メニュー出力モードにおいて、媒体に格納された再生情報に基づいて、動画像のトータルの再生時間を所定の分割数で分割した分割時間にそれぞれ対応する媒体上の複数の領域を特定するための分割領域特定手段と、複数の領域の各々において、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、複数の画面に対応する複数のアドレスを算出するためのアドレス算出手段と、複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の符号化画像データをデータ読み出し手段により読み出させ、再生手段により復号化させて、バッファ手段に格納させるための画像データ読み出し制御手段と、複数の復号化画像データに対応する画面をメニュー画面上の所定の位置に埋め込むための表示画像生成手段とを含む。
【0017】
好ましくは、外部からの指示入力に応じて、メニュー画面上に表示されている複数の画面のうちのいずれかを選択するための選択手段と、選択された画面を起点として、媒体に格納された複数の符号化画像データに対応する映像信号を外部に通常再生モードで出力するための画像出力手段とをさらに備える。
【0018】
好ましくは、アドレス算出手段は、複数の領域の各々において、指定された時間間隔毎に進めたアドレスが複数の領域のうちの対応する領域の領域外となるに応じて、再び、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、画面に対応するアドレスを算出する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明では、同一の構成部分には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
【0020】
図1は、本発明のデータ再生装置の一例である情報記録再生装置100の構成を示すための機能ブロック図である。
【0021】
図1を参照して、情報記録再生装置100は、ユーザからの指示入力を受けるための操作装置2と、テレビジョン放送に含まれるアナログテレビジョン信号(以下、TV信号とする。)を受信するためのチューナ6と、チューナ6から供給されるTV信号を動画像デジタルデータにエンコードするためのMPEG(Moving Pictuer Expert Group)エンコーダ8と、動画像デジタルデータを格納するためのハードディスク装置10と、動画像データをTV信号にデコードするためのMPEGデコーダ12と、外部機器と接続するための出力端子14と、情報記録再生装置100の動作を制御するための制御部16と、フレームデータのバッファを行なうための外部メモリ4とを備える。また、TV信号は、少なくとも映像信号を含む。そして、チューナ6において受信される信号がデジタル信号である場合、MPEGエンコーダ8によるエンコード処理を省略してもよい。
【0022】
制御部16は、再生・録画情報を一時格納するための内部メモリ26を有するシステム制御回路18と、メニュー画面を生成するためのOSD(On Screen Display)画像生成回路20を含む。なお、内部メモリ26に格納される情報は、外部メモリ4に格納されてもよい。
【0023】
また、ハードディスク装置10は、動画像データを構成している時間軸に沿って再生される複数のフレームにそれぞれ対応し、動画像データに含まれる複数の符号化フレームデータを、アドレスと相互に関連付けて格納するためのハードディスク22と、ハードディスク22からデータの書き込みおよび読み出しを行なうための記録・再生ヘッド24とを含む。
【0024】
次に、本発明の実施の形態における情報記録再生装置100の動作についての説明を行なう。
【0025】
ユーザが操作装置2を用いて各種操作を行なうことにより、システム制御回路18は、各種操作に基づいて、情報記録再生装置100を動作させることができる。
【0026】
「各種操作」とは、たとえば、チャンネル(以下、CHとする。)指定操作、録画済み番組指定操作、録画指令操作、再生指令操作、録画停止操作、再生停止操作等である。
【0027】
また、操作装置2は、ユーザの操作に応じて、各種操作信号をシステム制御回路18に供給する。なお、操作装置2は、情報記録再生装置100とは分離しているリモートコントローラ(図示せず)であってもよい。
【0028】
ユーザにより操作装置2にチャンネルの変更の指示が入力されるときに、システム制御回路18からアナログテレビジョン放送(NTSC(National Television Standards Committee)方式、PAL(Phase Alternation by Line)方式、またはSECAM(SEquential Couleur A Memoire)方式)等のCH指定信号がチューナ6に供給される。チューナ6は、指定されたCHに対応するアナログテレビジョン放送波を受信する。このとき、チューナ6は、受信したアナログテレビジョン放送波を復調して得たTV信号をMPEGエンコーダ8に供給する。MPEGエンコーダ8は、システム制御回路18のエンコード制御信号に基づいて、TV信号に対してMPEG符号化処理を施す。MPEG符号化処理が施されたTV信号は、動画像データに変換される。そして、動画像データは、システム制御回路18により、ハードディスク装置10に書き込まれる。ハードディスク装置10は、動画像データを書き込むとともに、システム制御回路18の読み出し制御信号により、書き込まれた動画像データの読み出しも行なう。そして、MPEGデコーダ12は、システム制御回路18のデコード制御信号に基づいて、読み出された動画像データに対して、MPEG復号処理を施す。MPEG復号処理が施された動画像データは、TV信号に変換される。変換されたTV信号は、出力端子14を介して外部機器に出力される。外部機器としては、特に限定されないが、たとえば、ディスプレイ装置200である。
【0029】
OSD画像生成回路20は、システム制御回路18から供給された各種情報表示信号に応じた画像を表示させるための情報表示画像を生成する。そして、生成された情報表示画像は、映像信号として出力端子14を介して外部に出力される。なお、情報表示画像とは、たとえば、動画像データ内のユーザが特定する再生位置をサーチするためのメニュー画面を含む。
【0030】
ディスプレイ装置200は、出力端子14から出力された映像信号に基づいてOSD画像生成回路20により生成される情報表示画像の表示を行なう。
【0031】
また、情報記録再生装置100は、動作モードとして、ユーザが特定の再生位置をサーチするためのメニュー画面を映像信号としてディスプレイ装置200に出力して表示させるためのメニュー出力モードと、通常の再生を行なうための通常再生モードとを有する。
【0032】
次に、本発明の実施の形態における情報記録再生装置100がメニュー出力モードにおいて、ディスプレイ装置200にメニュー画面を出力するときの動作について説明する。
【0033】
ユーザの操作装置2の操作による動画像データの選択に応じて、システム制御回路18は、動画像データのヘッダ部に含まれる再生情報に基づいて、トータルの再生時間を所定の分割数で分割する。なお、所定の分割数は、予め内部メモリ26に格納されていてもよいし、ユーザによる分割数の指定に応じて、内部メモリ26に格納されてもよい。また、所定の分割数は、特に限定されるものではないが、たとえば、9分割とする。
【0034】
このとき、システム制御回路18は、9分割された分割時間に対応するように、選択された動画像データが格納されるハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定する。そして、システム制御回路18は、ハードディスク22内に格納される動画像データに対応づけられたアドレス情報に基づいて、特定される9つの部分データ領域におけるそれぞれの最初のフレームを基準として指定される時間間隔毎のアドレスを算出する。なお、部分データ領域は、分割時間の動画像データにそれぞれ対応するデータが特定アドレスにより特定できるのであれば、必ずしも連続している領域でなくてもよい。
【0035】
本発明の実施の形態において、各部分データ領域において、最初のフレームから指定される時間間隔毎にアドレスを算出することとして動作を説明する。なお、各部分データ領域において、最初のフレームから時間間隔毎にアドレスを算出することに特に限定されない。たとえば、各部分データ領域において、最初のフレームから指定されるフレーム分進めた後のフレームから指定される時間間隔毎にアドレスを算出してもよい。
【0036】
システム制御回路18は、算出されたアドレスに基づいて、9つの部分データ領域に含まれる符号化された符号化フレームデータを読み出して、メニュー画面を生成する動作を行なう。
【0037】
図2は、選択された動画像データに基づいて、ハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定するときの動画像データの構造を示す模式図である。
【0038】
図2を参照して、動画像データ28は、再生時間等の管理情報およびタイトル等の書誌的情報を有するヘッダ部34と、動画本体を有する実データ部30とを含む。また、実データ部30は、9つの領域に区分された部分データ領域30.1〜30.9を含む。そして、部分データ領域30.1〜30.9は、各部分データ領域の先頭フレーム32.1〜32.9を含む。
【0039】
システム制御回路18は、動画像データ28の選択に応じて、ヘッダ部34に含まれる再生情報に基づいて、トータルの再生時間を9分割する。そして、システム制御回路18は、9分割された分割時間に対応するように、動画像データ28が格納されるハードディスク22上に部分データ領域30.1〜30.9を特定する。システム制御回路18は、部分データ領域30.1〜30.9に含まれる先頭フレーム32.1〜32.9にそれぞれ対応するアドレスをハードディスク22内に格納される動画像データ28のアドレス情報に基づいて算出する。ただし、算出されるアドレスは、先頭フレーム32.1〜32.9に特に限定されない。たとえば、先頭フレーム32.1〜32.9を基準として、ユーザにより指定されるフレームのアドレスを算出してもよい。
【0040】
このとき、システム制御回路18は、算出された9つのアドレスに基づいて、アドレステーブルを生成する。システム制御回路18は、生成されたアドレステーブルを内部メモリ26に格納する。そして、以後、先頭フレーム32.1〜32.9から、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎の、9つ部分データ領域に含まれるフレームにそれぞれ対応する9つのアドレスを算出して、アドレステーブルを上書きしていく。
【0041】
そして、システム制御回路18は、格納されたアドレステーブルに基づいて、ハードディスク22内から先頭フレーム32.1〜32.9に対応する符号化された符号化フレームデータを読み出すとともに、MPEGデコーダ12により、復号化フレームデータに変換されて、外部メモリ4に格納される。
【0042】
あるいは、システム制御回路18は、符号化フレームデータを順次読み出していく。読み出された符号化フレームデータは、外部メモリ4に格納される。そして、システム制御回路18は、外部メモリ4から先頭フレーム32.1〜32.9に対応する符号化フレームデータを順次読み出していく。そして、読み出された符号化フレームデータは、MPEGデコーダ12により復号化される。そして、復号化された復号化フレームデータは、再び、外部メモリ4に格納されてもよい。
【0043】
そして、システム制御回路18は、外部メモリ4に格納される復号化フレームデータを所定のサイズに変更する。システム制御回路18は、外部メモリ4に格納される所定のサイズに変更された復号化フレームデータをOSD画像生成回路20に送る。OSD画像生成回路20は、復号化フレームデータをメニュー画面上の所定の位置に順次埋め込んでいく。OSD画像生成回路20において、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して、映像信号として、外部に出力される。
【0044】
そして、システム制御回路18は、アドレステーブルに含まれる、先頭フレーム32.1〜32.9からユーザにより指定される時間間隔後のフレーム、または、指定されるフレーム分進めたフレームに対応するアドレスに基づいて、ハードディスク22から対応する符号化フレームデータを読み出して、MPEGデコーダ12により、復号化フレームデータに変換して、外部メモリ4に格納する。そして、システム制御回路18は、外部メモリ4に格納される復号化フレームデータを所定のサイズに変更する。そして、システム制御回路18は、復号化フレームデータをOSD画像生成回路20に送る。OSD画像生成回路20は、所定のサイズに変更された復号化フレームデータをメニュー画面上の所定の位置に順次埋め込んでいく。そして、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して、映像信号として、外部に出力される。
【0045】
以下、同様に、指定される時間間隔毎、または、指定されるフレーム分進める毎に、アドレステーブルに基づいて、メニュー画面を生成することにより、メニュー画面に表示される9つフレームをコマ送りさせて表示させることができる。
【0046】
このようにして、本発明の実施の形態において、9つのフレームを表示し、各フレームは、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎にコマ送りして表示するメニュー画面が映像信号として出力される。
【0047】
そして、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎に進めたアドレスが各部分データ領域30.1〜30.9のうちの対応する部分データ領域の領域外となるに応じて、システム制御回路18は、再び、最初のフレームを基準として、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎の、フレームに対応するアドレスに基づいて、コマ送り表示を行なう。
【0048】
図3は、OSD画像生成回路20が部分データ領域30.1〜30.9にそれぞれ含まれるフレームをメニュー画面に埋め込む動作を概念的に示す図である。
【0049】
図3を参照して、システム制御回路18は、部分データ領域30.1〜30.9のそれぞれに対応する復号化フレームデータを外部メモリ4から読み出し、所定のサイズに変更する。そして、OSD画像生成回路20により、サイズ変更された復号化フレームデータをそれぞれメニュー画面上の所定の位置に埋め込んでいく。そして、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して、外部機器に映像信号として出力される。
【0050】
その結果、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームを表示したメニュー画面が表示される。ユーザは、操作装置2の操作により選択カーソルを動かして、9つのフレームのうちのいずれか1つのフレームを選択することができる。
【0051】
そして、システム制御回路18は、ユーザにより選択されるフレームから再生を開始する。
【0052】
図4および図5は、情報記録装置100が動画像データの選択に応じて、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームをコマ送りさせるメニュー画面を表示させるときの動作のフローチャートである。
【0053】
図4および図5を参照して、まず、ハードディスク装置10は、ユーザによる動画像データの選択に応じて、動画像データに含まれるヘッダ部を読み出す(ステップS101)。
【0054】
そして、ヘッダ部に含まれる再生情報に基づいて、システム制御回路18は、トータルの再生時間を9分割する(ステップS102)。
【0055】
次に、システム制御回路18は、ハードディスク22に格納される動画像データに対応するアドレス情報に基づいて、9つの分割時間に対応するように、ハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定する(ステップS103)。
【0056】
そして、特定された9つの部分データ領域において、最初のフレームに対応するアドレスを算出する(ステップS104)。
【0057】
このとき、算出されるアドレスは、各部分データ領域の最初のフレームに特に限定されない。たとえば、最初のフレームを基準として、指定されるフレーム分進めた後のフレームでもよい。
【0058】
つづいて、システム制御回路18は、算出されたアドレスの各々に基づいて、アドレステーブルを生成して、内部メモリ26に格納する(ステップS105)。
【0059】
そして、システム制御回路18は、算出されたアドレスに対応するフレームから指定される時間間隔後の各部分データ領域におけるフレームのアドレスを算出する(ステップS106)。
【0060】
システム制御回路18は、算出された指定される時間間隔後のフレームに対応するアドレスに基づいて、テーブルを上書きして、内部メモリ26に格納する(ステップS107)。
【0061】
このとき、システム制御回路18は、指定される時間間隔後のフレームに対応する算出されたアドレスが、各部分データ領域のうちの対応する部分データ領域の領域外となるか否かの判断を行なう(ステップS108)。
【0062】
ステップS108において、算出されるアドレスが部分データ領域の領域外とならない場合、システム制御回路18は、処理をステップS106に戻す。
【0063】
一方、ステップS108において、算出されるアドレスが部分データ領域の領域外となる場合、アドレステーブルに基づいて、最初のフレームに対応するアドレスを読み出す(ステップS109)。
【0064】
次に、システム制御回路18の読み出し制御信号に応じて、ハードディスク装置10は、動画像データから、読み出したアドレスに対応する符号化フレームデータを読み出す(ステップS110)。
【0065】
次に、MPEGデコーダ12は、読み出された符号化フレームデータを復号化フレームデータにデコードして、外部メモリ4に格納する(ステップS111)。
【0066】
そして、システム制御回路18は、外部メモリ4から復号化フレームデータを読み出して所定のサイズに変更して、外部メモリ4に格納する(ステップS112)。
【0067】
このとき、システム制御回路18は、復号化フレームデータを9分割分取得したか否かを判断する(ステップS113)。
【0068】
ステップS113において、9分割分の復号化フレームデータを取得していない場合、システム制御回路18は、処理をステップS110に戻す。
【0069】
一方、ステップS113において、9分割分の復号化フレームデータを取得した場合、OSD画像生成回路20は、外部メモリ4に格納された9つの復号化フレームデータを読み出して、メニュー画面上の所定の位置に埋め込み、メニュー画面を生成する(ステップS114)。
【0070】
そして、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して外部に映像信号として出力される(ステップS115)。
【0071】
このとき、システム制御回路18は、アドレステーブルから読み出されたアドレスが、指定される時間間隔毎に算出したアドレスのうちの各部分データ領域における最後のアドレスである否かの判断を行なう(ステップS116)。
【0072】
そして、ステップS116において、指定される時間間隔毎に算出したアドレスのうちの最後のアドレスではない場合、システム制御回路18は、アドレステーブルに基づいて、読み出したアドレスに対応するフレームから指定される時間間隔後のフレームに対応する各部分データ領域におけるアドレスを読み出す(ステップS117)。
【0073】
そして、システム制御回路18は、処理をステップS110に戻す。
一方、ステップS116において、指定される時間間隔毎に算出したアドレスのうちの最後のアドレスである場合、システム制御回路18は、処理をステップS109に戻す。
【0074】
次に、ユーザの選択カーソルの操作により、ディスプレイ装置200の表示画面上の9分割分のフレームのうちの1つを選択されたときに、選択されたフレームに対応するアドレスを再生位置として、再生を開始するときの情報記録再生装置100が行なう動作について説明する。
【0075】
図6は、コマ送りされているメニュー画面上からユーザにより選択されるフレームに対応する動画像データ内のアドレスから再生を行なう動作のフローチャートである。
【0076】
図6を参照して、システム制御回路18は、ユーザにより選択された選択カーソルのメニュー画面上のフレームに基づいて、9分割分のフレームのうちのどのフレームが選択されたかを判別する(ステップS201)。
【0077】
次に、システム制御回路18は、判別されたフレームに対応するアドレスを読み出す(ステップS202)。ここで、判別されたフレームに対応するアドレスは、アドレステーブルに基づく。
【0078】
そして、ハードディスク装置10は、システム制御回路18の読み出し信号に応じて、読み出されたアドレスに対応する符号化フレームデータの読み出しを開始する(ステップS203)。
【0079】
そして、MPEGデコーダ12は、読み出された符号化フレームデータをTV信号にデコードする(ステップS204)。
【0080】
つづいて、デコードされたTV信号は、出力端子14を介して、外部に出力される(ステップS205)。
【0081】
以上説明したとおり、動画像データのトータルの再生時間を9分割し、9分割された時間に対応するフレームをディスプレイ装置200の表示画面上に9分割表示し、それぞれのフレームをコマ送りさせて表示することにより、ユーザは、表示画面上の選択カーソルにより選択されるフレームから頭出し再生を行なうことができる。
【0082】
また、本発明の情報記録再生装置100において、アドレステーブルに基づいて、9分割分の符号化フレームデータを一括して読み出して、メニュー画面を生成することに、特に限定されない。たとえば、9つのフレームのうちの1つずつアドレスを順番に更新させていって、順次コマ送りするようにメニュー画面を生成してもよい。
【0083】
このように、表示画面上に所定の分割数分のフレームの表示(たとえば、9分割表示)および、表示されるフレームが指定されるフレーム分のコマ送りを行なうことにより、ユーザは、特定する再生位置のサーチを容易に行なうことができる。
【0084】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0085】
【発明の効果】
動画像が格納される媒体上に所定の分割数の領域を特定する。そして、所定の分割数の領域にそれぞれ含まれるフレームをメニュー画面に合成する。このとき、メニュー画面上で、それぞれのフレームを指定される時間間隔毎にコマ送りさせることにより、ユーザは、特定の再生位置のサーチを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ再生装置の一例である情報記録再生装置100の構成を示すための機能ブロック図である。
【図2】選択された動画像データに基づいて、ハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定するときの動画像データの構造を示す模式図である。
【図3】OSD画像生成回路20が部分データ領域30.1〜30.9にそれぞれ含まれるフレームをメニュー画面に埋め込む動作を概念的に示す図である。
【図4】情報記録装置100が動画像データの選択に応じて、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームをコマ送りさせるメニュー画面を表示させるときの動作のフローチャートである。
【図5】情報記録装置100が動画像データの選択に応じて、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームをコマ送りさせるメニュー画面を表示させるときの動作のフローチャートである。
【図6】コマ送りされているメニュー画面上からユーザにより選択されるフレームに対応する動画像データ内のアドレスから再生を行なう動作のフローチャートである。
【符号の説明】
2 操作装置、4 外部メモリ、6 チューナ、8 MPEGエンコーダ、10 ハードディスク装置、12 MPEGデコーダ、14 出力端子、16 制御部、18 システム制御回路、20 OSD画像生成回路、22 ハードディスク、24 記録・再生ヘッド、26 内部メモリ、28 動画像データ、30実データ部、30.1〜30.9 部分データ領域、32.1〜32.9 先頭フレーム、34 ヘッダ部、100 情報記録再生装置、200 ディスプレイ装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像データの再生を行なうためのデータ再生装置に関し、特に、頭出し再生の再生位置をサーチするための表示の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、データ再生装置において、ユーザが特定の再生位置から再生を行なう操作をするときに、動画像データをフレーム毎に一画面で表示していた。そのため、高速サーチ(たとえば、260倍速)でサーチを行なう場合、巻き戻し、あるいは、早送りにより、特定の再生位置をサーチするときに、一画面上でフレームを所定のフレーム間隔毎に、あるいは、所定の時間間隔毎に飛ばして表示していた。
【0003】
また、表示画面上に固定された複数の静止画を表示して、ユーザは、表示された複数の静止画の中から頭出し再生の再生位置を選択することができるデジタル放送記録・再生装置がある。
【0004】
たとえば、第1の従来例としては、記録したデジタル放送の所望のシーンからの再生を高速に開始することが可能なデジタル放送記録・再生装置について、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献1参照)。すなわち、第1の従来例では、デジタル放送番組のデジタルデータを記録するランダムアクセス可能なデジタルデータ格納部と、上記番組のデジタルデータを記録する際に、デジタル放送の番組内での各シーンの変化位置を検出するシーン変化位置検出部と、このシーン変化位置の情報を記録するシーン変化位置格納部と、各シーン変化位置の一つの選択を決定する入力データを受けて、シーン変化位置の情報を用いて、デジタルデータ格納部より、選択されたシーン変化位置からのデジタルデータの出力させる頭出し部と、デジタルデータ格納部から出力される番組の映像データおよび音声データのデコードを行なうデコード部とを備えるデジタル放送記録・再生装置の構成が開示されている。
【0005】
また、第2の従来例としては、メディア記録された映像を検索する際に、よりわかりやすいサムネイル画面を提供する再生装置および記録装置について、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献2参照)。すなわち、第2の従来例では、プログラムを時間的にn等分した時点での映像を複数枚、サムネイルとして使用する構成が開示されている。
【0006】
さらに、第3の従来例としては、チャプタよりさらに小さな単位でもディスクの記録内容を確認でき、かつ内容確認個所からアクセスできるようなプレビュー表示システムについて、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献3参照)。
【0007】
すなわち、このシステムでは、ディスクから再生された映像の一部を構成する複数の静止画像が、所定の時間間隔または所定のフレーム間隔でプレビュー画像として取り込まれる。取り込まれた複数プレビュー画像のうち2以上が所定のプレビューメニューにおいて同時に表示される。プレビューメニューにより表示された複数プレビュー画像のうち、ユーザにより選択された特定の画像(映像)に対応する個所から、再生が開始されるプレビュー表示システムの構成が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−224522号公報明細書
【0009】
【特許文献2】
特開2001−76460号公報明細書
【0010】
【特許文献3】
特開2001−326910号公報明細書
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように特許文献1および特許文献2のような記録・再生装置においては、画面上に表示できるのは、再生画面の縮小静止画であるサムネイルである。
【0012】
また、上述したように特許文献3のようなプレビュー表示システムにおいては、記録媒体から再生された映像の一部を構成する複数の静止画像が所定の時間間隔または所定のフレーム間隔でプレビュー画像として取り込まれ、取り込まれた複数プレビュー画像のうち2以上が所定のプレビューメニューにおいて同時に表示される。
【0013】
そのため、ユーザがメニュー画面上に表示される静止画以外の特定する再生位置をサーチする場合、ユーザは、メニュー画面上に表示される静止画を選択して、再生した後に、ユーザが特定する再生位置をさらにサーチを行なう必要があり、二度手間となっていた。
【0014】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、再生位置をサーチする際に、トータルの再生時間を等分割して、それぞれの分割時間におけるフレームを表示させ、分割表示されたそれぞれのフレームをコマ送りすることにより、頭出し再生の位置をユーザに簡単に選択できるデータ再生装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、メニュー出力モードと通常再生モードとを動作モードとして有するデータ再生装置であって、動画像を構成している時間軸に沿って再生される複数の画面にそれぞれ対応し、符号化された複数の符号化画像データを、アドレスと相互に関連付けて格納した媒体から、指定されたアドレスの符号化画像データを読み出すためのデータ読み出し手段を備え、データ読み出し手段は、メニュー出力モードにおいて、メニュー画面中に表示される複数の画面を指定するための複数のアドレスに応じて、複数の画面に対応する複数の符号化画像データを媒体から読み出し、データ読み出し手段から、読み出された符号化画像データを復号化するための再生手段と、再生手段により復号化された復号化画像データを一時格納するためのバッファ手段と、バッファ手段に格納された復号化画像データに基づいて、表示画面を生成するための制御手段とをさらに備え、制御手段は、メニュー出力モードにおいて、媒体に格納された再生情報に基づいて、動画像のトータルの再生時間を所定の分割数で分割した分割時間にそれぞれ対応する媒体上の複数の領域を特定するための分割領域特定手段と、複数の領域の各々において、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、複数の画面のうちの1つに対応するアドレスを算出するためのアドレス算出手段と、複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の符号化画像データをデータ読み出し手段により読み出させ、再生手段により復号化させて、バッファ手段に格納させるための画像データ読み出し制御手段と、複数の復号化画像データに対応する画面をメニュー画面上の所定の位置に埋め込むための表示画像生成手段とを含み、外部からの指示入力に応じて、メニュー画面上に表示されている複数の画面のうちのいずれかを選択するための選択手段と、選択された画面を起点として、媒体に格納された複数の符号化画像データに対応する映像信号を外部に通常再生モードで出力するための画像出力手段とをさらに備える。
【0016】
この発明の他の局面に従うと、メニュー出力モードと通常再生モードとを動作モードとして有するデータ再生装置であって、動画像を構成している時間軸に沿って再生される複数の画面にそれぞれ対応し、符号化された複数の符号化画像データを、アドレスと相互に関連付けて格納した媒体から、指定されたアドレスの符号化画像データを読み出すためのデータ読み出し手段を備え、データ読み出し手段は、メニュー出力モードにおいて、メニュー画面中に表示される複数の画面を指定するための複数のアドレスに応じて、複数の画面に対応する複数の符号化画像データを媒体から読み出し、データ読み出し手段から、読み出された符号化画像データを復号化するための再生手段と、再生手段により復号化された復号化画像データを一時格納するためのバッファ手段と、バッファ手段に格納された復号化画像データに基づいて、表示画面を生成するための制御手段とをさらに備え、制御手段は、メニュー出力モードにおいて、媒体に格納された再生情報に基づいて、動画像のトータルの再生時間を所定の分割数で分割した分割時間にそれぞれ対応する媒体上の複数の領域を特定するための分割領域特定手段と、複数の領域の各々において、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、複数の画面に対応する複数のアドレスを算出するためのアドレス算出手段と、複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の符号化画像データをデータ読み出し手段により読み出させ、再生手段により復号化させて、バッファ手段に格納させるための画像データ読み出し制御手段と、複数の復号化画像データに対応する画面をメニュー画面上の所定の位置に埋め込むための表示画像生成手段とを含む。
【0017】
好ましくは、外部からの指示入力に応じて、メニュー画面上に表示されている複数の画面のうちのいずれかを選択するための選択手段と、選択された画面を起点として、媒体に格納された複数の符号化画像データに対応する映像信号を外部に通常再生モードで出力するための画像出力手段とをさらに備える。
【0018】
好ましくは、アドレス算出手段は、複数の領域の各々において、指定された時間間隔毎に進めたアドレスが複数の領域のうちの対応する領域の領域外となるに応じて、再び、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、画面に対応するアドレスを算出する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明では、同一の構成部分には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
【0020】
図1は、本発明のデータ再生装置の一例である情報記録再生装置100の構成を示すための機能ブロック図である。
【0021】
図1を参照して、情報記録再生装置100は、ユーザからの指示入力を受けるための操作装置2と、テレビジョン放送に含まれるアナログテレビジョン信号(以下、TV信号とする。)を受信するためのチューナ6と、チューナ6から供給されるTV信号を動画像デジタルデータにエンコードするためのMPEG(Moving Pictuer Expert Group)エンコーダ8と、動画像デジタルデータを格納するためのハードディスク装置10と、動画像データをTV信号にデコードするためのMPEGデコーダ12と、外部機器と接続するための出力端子14と、情報記録再生装置100の動作を制御するための制御部16と、フレームデータのバッファを行なうための外部メモリ4とを備える。また、TV信号は、少なくとも映像信号を含む。そして、チューナ6において受信される信号がデジタル信号である場合、MPEGエンコーダ8によるエンコード処理を省略してもよい。
【0022】
制御部16は、再生・録画情報を一時格納するための内部メモリ26を有するシステム制御回路18と、メニュー画面を生成するためのOSD(On Screen Display)画像生成回路20を含む。なお、内部メモリ26に格納される情報は、外部メモリ4に格納されてもよい。
【0023】
また、ハードディスク装置10は、動画像データを構成している時間軸に沿って再生される複数のフレームにそれぞれ対応し、動画像データに含まれる複数の符号化フレームデータを、アドレスと相互に関連付けて格納するためのハードディスク22と、ハードディスク22からデータの書き込みおよび読み出しを行なうための記録・再生ヘッド24とを含む。
【0024】
次に、本発明の実施の形態における情報記録再生装置100の動作についての説明を行なう。
【0025】
ユーザが操作装置2を用いて各種操作を行なうことにより、システム制御回路18は、各種操作に基づいて、情報記録再生装置100を動作させることができる。
【0026】
「各種操作」とは、たとえば、チャンネル(以下、CHとする。)指定操作、録画済み番組指定操作、録画指令操作、再生指令操作、録画停止操作、再生停止操作等である。
【0027】
また、操作装置2は、ユーザの操作に応じて、各種操作信号をシステム制御回路18に供給する。なお、操作装置2は、情報記録再生装置100とは分離しているリモートコントローラ(図示せず)であってもよい。
【0028】
ユーザにより操作装置2にチャンネルの変更の指示が入力されるときに、システム制御回路18からアナログテレビジョン放送(NTSC(National Television Standards Committee)方式、PAL(Phase Alternation by Line)方式、またはSECAM(SEquential Couleur A Memoire)方式)等のCH指定信号がチューナ6に供給される。チューナ6は、指定されたCHに対応するアナログテレビジョン放送波を受信する。このとき、チューナ6は、受信したアナログテレビジョン放送波を復調して得たTV信号をMPEGエンコーダ8に供給する。MPEGエンコーダ8は、システム制御回路18のエンコード制御信号に基づいて、TV信号に対してMPEG符号化処理を施す。MPEG符号化処理が施されたTV信号は、動画像データに変換される。そして、動画像データは、システム制御回路18により、ハードディスク装置10に書き込まれる。ハードディスク装置10は、動画像データを書き込むとともに、システム制御回路18の読み出し制御信号により、書き込まれた動画像データの読み出しも行なう。そして、MPEGデコーダ12は、システム制御回路18のデコード制御信号に基づいて、読み出された動画像データに対して、MPEG復号処理を施す。MPEG復号処理が施された動画像データは、TV信号に変換される。変換されたTV信号は、出力端子14を介して外部機器に出力される。外部機器としては、特に限定されないが、たとえば、ディスプレイ装置200である。
【0029】
OSD画像生成回路20は、システム制御回路18から供給された各種情報表示信号に応じた画像を表示させるための情報表示画像を生成する。そして、生成された情報表示画像は、映像信号として出力端子14を介して外部に出力される。なお、情報表示画像とは、たとえば、動画像データ内のユーザが特定する再生位置をサーチするためのメニュー画面を含む。
【0030】
ディスプレイ装置200は、出力端子14から出力された映像信号に基づいてOSD画像生成回路20により生成される情報表示画像の表示を行なう。
【0031】
また、情報記録再生装置100は、動作モードとして、ユーザが特定の再生位置をサーチするためのメニュー画面を映像信号としてディスプレイ装置200に出力して表示させるためのメニュー出力モードと、通常の再生を行なうための通常再生モードとを有する。
【0032】
次に、本発明の実施の形態における情報記録再生装置100がメニュー出力モードにおいて、ディスプレイ装置200にメニュー画面を出力するときの動作について説明する。
【0033】
ユーザの操作装置2の操作による動画像データの選択に応じて、システム制御回路18は、動画像データのヘッダ部に含まれる再生情報に基づいて、トータルの再生時間を所定の分割数で分割する。なお、所定の分割数は、予め内部メモリ26に格納されていてもよいし、ユーザによる分割数の指定に応じて、内部メモリ26に格納されてもよい。また、所定の分割数は、特に限定されるものではないが、たとえば、9分割とする。
【0034】
このとき、システム制御回路18は、9分割された分割時間に対応するように、選択された動画像データが格納されるハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定する。そして、システム制御回路18は、ハードディスク22内に格納される動画像データに対応づけられたアドレス情報に基づいて、特定される9つの部分データ領域におけるそれぞれの最初のフレームを基準として指定される時間間隔毎のアドレスを算出する。なお、部分データ領域は、分割時間の動画像データにそれぞれ対応するデータが特定アドレスにより特定できるのであれば、必ずしも連続している領域でなくてもよい。
【0035】
本発明の実施の形態において、各部分データ領域において、最初のフレームから指定される時間間隔毎にアドレスを算出することとして動作を説明する。なお、各部分データ領域において、最初のフレームから時間間隔毎にアドレスを算出することに特に限定されない。たとえば、各部分データ領域において、最初のフレームから指定されるフレーム分進めた後のフレームから指定される時間間隔毎にアドレスを算出してもよい。
【0036】
システム制御回路18は、算出されたアドレスに基づいて、9つの部分データ領域に含まれる符号化された符号化フレームデータを読み出して、メニュー画面を生成する動作を行なう。
【0037】
図2は、選択された動画像データに基づいて、ハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定するときの動画像データの構造を示す模式図である。
【0038】
図2を参照して、動画像データ28は、再生時間等の管理情報およびタイトル等の書誌的情報を有するヘッダ部34と、動画本体を有する実データ部30とを含む。また、実データ部30は、9つの領域に区分された部分データ領域30.1〜30.9を含む。そして、部分データ領域30.1〜30.9は、各部分データ領域の先頭フレーム32.1〜32.9を含む。
【0039】
システム制御回路18は、動画像データ28の選択に応じて、ヘッダ部34に含まれる再生情報に基づいて、トータルの再生時間を9分割する。そして、システム制御回路18は、9分割された分割時間に対応するように、動画像データ28が格納されるハードディスク22上に部分データ領域30.1〜30.9を特定する。システム制御回路18は、部分データ領域30.1〜30.9に含まれる先頭フレーム32.1〜32.9にそれぞれ対応するアドレスをハードディスク22内に格納される動画像データ28のアドレス情報に基づいて算出する。ただし、算出されるアドレスは、先頭フレーム32.1〜32.9に特に限定されない。たとえば、先頭フレーム32.1〜32.9を基準として、ユーザにより指定されるフレームのアドレスを算出してもよい。
【0040】
このとき、システム制御回路18は、算出された9つのアドレスに基づいて、アドレステーブルを生成する。システム制御回路18は、生成されたアドレステーブルを内部メモリ26に格納する。そして、以後、先頭フレーム32.1〜32.9から、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎の、9つ部分データ領域に含まれるフレームにそれぞれ対応する9つのアドレスを算出して、アドレステーブルを上書きしていく。
【0041】
そして、システム制御回路18は、格納されたアドレステーブルに基づいて、ハードディスク22内から先頭フレーム32.1〜32.9に対応する符号化された符号化フレームデータを読み出すとともに、MPEGデコーダ12により、復号化フレームデータに変換されて、外部メモリ4に格納される。
【0042】
あるいは、システム制御回路18は、符号化フレームデータを順次読み出していく。読み出された符号化フレームデータは、外部メモリ4に格納される。そして、システム制御回路18は、外部メモリ4から先頭フレーム32.1〜32.9に対応する符号化フレームデータを順次読み出していく。そして、読み出された符号化フレームデータは、MPEGデコーダ12により復号化される。そして、復号化された復号化フレームデータは、再び、外部メモリ4に格納されてもよい。
【0043】
そして、システム制御回路18は、外部メモリ4に格納される復号化フレームデータを所定のサイズに変更する。システム制御回路18は、外部メモリ4に格納される所定のサイズに変更された復号化フレームデータをOSD画像生成回路20に送る。OSD画像生成回路20は、復号化フレームデータをメニュー画面上の所定の位置に順次埋め込んでいく。OSD画像生成回路20において、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して、映像信号として、外部に出力される。
【0044】
そして、システム制御回路18は、アドレステーブルに含まれる、先頭フレーム32.1〜32.9からユーザにより指定される時間間隔後のフレーム、または、指定されるフレーム分進めたフレームに対応するアドレスに基づいて、ハードディスク22から対応する符号化フレームデータを読み出して、MPEGデコーダ12により、復号化フレームデータに変換して、外部メモリ4に格納する。そして、システム制御回路18は、外部メモリ4に格納される復号化フレームデータを所定のサイズに変更する。そして、システム制御回路18は、復号化フレームデータをOSD画像生成回路20に送る。OSD画像生成回路20は、所定のサイズに変更された復号化フレームデータをメニュー画面上の所定の位置に順次埋め込んでいく。そして、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して、映像信号として、外部に出力される。
【0045】
以下、同様に、指定される時間間隔毎、または、指定されるフレーム分進める毎に、アドレステーブルに基づいて、メニュー画面を生成することにより、メニュー画面に表示される9つフレームをコマ送りさせて表示させることができる。
【0046】
このようにして、本発明の実施の形態において、9つのフレームを表示し、各フレームは、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎にコマ送りして表示するメニュー画面が映像信号として出力される。
【0047】
そして、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎に進めたアドレスが各部分データ領域30.1〜30.9のうちの対応する部分データ領域の領域外となるに応じて、システム制御回路18は、再び、最初のフレームを基準として、指定される時間間隔毎、あるいは、指定されるフレーム間隔毎の、フレームに対応するアドレスに基づいて、コマ送り表示を行なう。
【0048】
図3は、OSD画像生成回路20が部分データ領域30.1〜30.9にそれぞれ含まれるフレームをメニュー画面に埋め込む動作を概念的に示す図である。
【0049】
図3を参照して、システム制御回路18は、部分データ領域30.1〜30.9のそれぞれに対応する復号化フレームデータを外部メモリ4から読み出し、所定のサイズに変更する。そして、OSD画像生成回路20により、サイズ変更された復号化フレームデータをそれぞれメニュー画面上の所定の位置に埋め込んでいく。そして、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して、外部機器に映像信号として出力される。
【0050】
その結果、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームを表示したメニュー画面が表示される。ユーザは、操作装置2の操作により選択カーソルを動かして、9つのフレームのうちのいずれか1つのフレームを選択することができる。
【0051】
そして、システム制御回路18は、ユーザにより選択されるフレームから再生を開始する。
【0052】
図4および図5は、情報記録装置100が動画像データの選択に応じて、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームをコマ送りさせるメニュー画面を表示させるときの動作のフローチャートである。
【0053】
図4および図5を参照して、まず、ハードディスク装置10は、ユーザによる動画像データの選択に応じて、動画像データに含まれるヘッダ部を読み出す(ステップS101)。
【0054】
そして、ヘッダ部に含まれる再生情報に基づいて、システム制御回路18は、トータルの再生時間を9分割する(ステップS102)。
【0055】
次に、システム制御回路18は、ハードディスク22に格納される動画像データに対応するアドレス情報に基づいて、9つの分割時間に対応するように、ハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定する(ステップS103)。
【0056】
そして、特定された9つの部分データ領域において、最初のフレームに対応するアドレスを算出する(ステップS104)。
【0057】
このとき、算出されるアドレスは、各部分データ領域の最初のフレームに特に限定されない。たとえば、最初のフレームを基準として、指定されるフレーム分進めた後のフレームでもよい。
【0058】
つづいて、システム制御回路18は、算出されたアドレスの各々に基づいて、アドレステーブルを生成して、内部メモリ26に格納する(ステップS105)。
【0059】
そして、システム制御回路18は、算出されたアドレスに対応するフレームから指定される時間間隔後の各部分データ領域におけるフレームのアドレスを算出する(ステップS106)。
【0060】
システム制御回路18は、算出された指定される時間間隔後のフレームに対応するアドレスに基づいて、テーブルを上書きして、内部メモリ26に格納する(ステップS107)。
【0061】
このとき、システム制御回路18は、指定される時間間隔後のフレームに対応する算出されたアドレスが、各部分データ領域のうちの対応する部分データ領域の領域外となるか否かの判断を行なう(ステップS108)。
【0062】
ステップS108において、算出されるアドレスが部分データ領域の領域外とならない場合、システム制御回路18は、処理をステップS106に戻す。
【0063】
一方、ステップS108において、算出されるアドレスが部分データ領域の領域外となる場合、アドレステーブルに基づいて、最初のフレームに対応するアドレスを読み出す(ステップS109)。
【0064】
次に、システム制御回路18の読み出し制御信号に応じて、ハードディスク装置10は、動画像データから、読み出したアドレスに対応する符号化フレームデータを読み出す(ステップS110)。
【0065】
次に、MPEGデコーダ12は、読み出された符号化フレームデータを復号化フレームデータにデコードして、外部メモリ4に格納する(ステップS111)。
【0066】
そして、システム制御回路18は、外部メモリ4から復号化フレームデータを読み出して所定のサイズに変更して、外部メモリ4に格納する(ステップS112)。
【0067】
このとき、システム制御回路18は、復号化フレームデータを9分割分取得したか否かを判断する(ステップS113)。
【0068】
ステップS113において、9分割分の復号化フレームデータを取得していない場合、システム制御回路18は、処理をステップS110に戻す。
【0069】
一方、ステップS113において、9分割分の復号化フレームデータを取得した場合、OSD画像生成回路20は、外部メモリ4に格納された9つの復号化フレームデータを読み出して、メニュー画面上の所定の位置に埋め込み、メニュー画面を生成する(ステップS114)。
【0070】
そして、生成されたメニュー画面は、出力端子14を介して外部に映像信号として出力される(ステップS115)。
【0071】
このとき、システム制御回路18は、アドレステーブルから読み出されたアドレスが、指定される時間間隔毎に算出したアドレスのうちの各部分データ領域における最後のアドレスである否かの判断を行なう(ステップS116)。
【0072】
そして、ステップS116において、指定される時間間隔毎に算出したアドレスのうちの最後のアドレスではない場合、システム制御回路18は、アドレステーブルに基づいて、読み出したアドレスに対応するフレームから指定される時間間隔後のフレームに対応する各部分データ領域におけるアドレスを読み出す(ステップS117)。
【0073】
そして、システム制御回路18は、処理をステップS110に戻す。
一方、ステップS116において、指定される時間間隔毎に算出したアドレスのうちの最後のアドレスである場合、システム制御回路18は、処理をステップS109に戻す。
【0074】
次に、ユーザの選択カーソルの操作により、ディスプレイ装置200の表示画面上の9分割分のフレームのうちの1つを選択されたときに、選択されたフレームに対応するアドレスを再生位置として、再生を開始するときの情報記録再生装置100が行なう動作について説明する。
【0075】
図6は、コマ送りされているメニュー画面上からユーザにより選択されるフレームに対応する動画像データ内のアドレスから再生を行なう動作のフローチャートである。
【0076】
図6を参照して、システム制御回路18は、ユーザにより選択された選択カーソルのメニュー画面上のフレームに基づいて、9分割分のフレームのうちのどのフレームが選択されたかを判別する(ステップS201)。
【0077】
次に、システム制御回路18は、判別されたフレームに対応するアドレスを読み出す(ステップS202)。ここで、判別されたフレームに対応するアドレスは、アドレステーブルに基づく。
【0078】
そして、ハードディスク装置10は、システム制御回路18の読み出し信号に応じて、読み出されたアドレスに対応する符号化フレームデータの読み出しを開始する(ステップS203)。
【0079】
そして、MPEGデコーダ12は、読み出された符号化フレームデータをTV信号にデコードする(ステップS204)。
【0080】
つづいて、デコードされたTV信号は、出力端子14を介して、外部に出力される(ステップS205)。
【0081】
以上説明したとおり、動画像データのトータルの再生時間を9分割し、9分割された時間に対応するフレームをディスプレイ装置200の表示画面上に9分割表示し、それぞれのフレームをコマ送りさせて表示することにより、ユーザは、表示画面上の選択カーソルにより選択されるフレームから頭出し再生を行なうことができる。
【0082】
また、本発明の情報記録再生装置100において、アドレステーブルに基づいて、9分割分の符号化フレームデータを一括して読み出して、メニュー画面を生成することに、特に限定されない。たとえば、9つのフレームのうちの1つずつアドレスを順番に更新させていって、順次コマ送りするようにメニュー画面を生成してもよい。
【0083】
このように、表示画面上に所定の分割数分のフレームの表示(たとえば、9分割表示)および、表示されるフレームが指定されるフレーム分のコマ送りを行なうことにより、ユーザは、特定する再生位置のサーチを容易に行なうことができる。
【0084】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0085】
【発明の効果】
動画像が格納される媒体上に所定の分割数の領域を特定する。そして、所定の分割数の領域にそれぞれ含まれるフレームをメニュー画面に合成する。このとき、メニュー画面上で、それぞれのフレームを指定される時間間隔毎にコマ送りさせることにより、ユーザは、特定の再生位置のサーチを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ再生装置の一例である情報記録再生装置100の構成を示すための機能ブロック図である。
【図2】選択された動画像データに基づいて、ハードディスク22上に9つの部分データ領域を特定するときの動画像データの構造を示す模式図である。
【図3】OSD画像生成回路20が部分データ領域30.1〜30.9にそれぞれ含まれるフレームをメニュー画面に埋め込む動作を概念的に示す図である。
【図4】情報記録装置100が動画像データの選択に応じて、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームをコマ送りさせるメニュー画面を表示させるときの動作のフローチャートである。
【図5】情報記録装置100が動画像データの選択に応じて、ディスプレイ装置200の表示画面上に9つのフレームをコマ送りさせるメニュー画面を表示させるときの動作のフローチャートである。
【図6】コマ送りされているメニュー画面上からユーザにより選択されるフレームに対応する動画像データ内のアドレスから再生を行なう動作のフローチャートである。
【符号の説明】
2 操作装置、4 外部メモリ、6 チューナ、8 MPEGエンコーダ、10 ハードディスク装置、12 MPEGデコーダ、14 出力端子、16 制御部、18 システム制御回路、20 OSD画像生成回路、22 ハードディスク、24 記録・再生ヘッド、26 内部メモリ、28 動画像データ、30実データ部、30.1〜30.9 部分データ領域、32.1〜32.9 先頭フレーム、34 ヘッダ部、100 情報記録再生装置、200 ディスプレイ装置。
Claims (4)
- メニュー出力モードと通常再生モードとを動作モードとして有するデータ再生装置であって、
動画像を構成している時間軸に沿って再生される複数の画面にそれぞれ対応し、符号化された複数の符号化画像データを、アドレスと相互に関連付けて格納した媒体から、指定されたアドレスの前記符号化画像データを読み出すためのデータ読み出し手段を備え、
前記データ読み出し手段は、前記メニュー出力モードにおいて、メニュー画面中に表示される複数の画面を指定するための複数のアドレスに応じて、前記複数の画面に対応する複数の前記符号化画像データを前記媒体から読み出し、
前記データ読み出し手段から、読み出された前記符号化画像データを復号化するための再生手段と、
前記再生手段により復号化された復号化画像データを一時格納するためのバッファ手段と、
前記バッファ手段に格納された前記復号化画像データに基づいて、表示画面を生成するための制御手段とをさらに備え、
前記制御手段は、メニュー出力モードにおいて、
前記媒体に格納された再生情報に基づいて、前記動画像のトータルの再生時間を所定の分割数で分割した分割時間にそれぞれ対応する前記媒体上の複数の領域を特定するための分割領域特定手段と、
前記複数の領域の各々において、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、前記複数の画面のうちの1つに対応する前記アドレスを算出するためのアドレス算出手段と、
前記複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の前記符号化画像データを前記データ読み出し手段により読み出させ、前記再生手段により復号化させて、前記バッファ手段に格納させるための画像データ読み出し制御手段と、
複数の前記復号化画像データに対応する画面を前記メニュー画面上の所定の位置に埋め込むための表示画像生成手段とを含み、
外部からの指示入力に応じて、前記メニュー画面上に表示されている前記複数の画面のうちのいずれかを選択するための選択手段と、
選択された前記画面を起点として、前記媒体に格納された複数の前記符号化画像データに対応する映像信号を外部に前記通常再生モードで出力するための画像出力手段とをさらに備える、データ再生装置。 - メニュー出力モードと通常再生モードとを動作モードとして有するデータ再生装置であって、
動画像を構成している時間軸に沿って再生される複数の画面にそれぞれ対応し、符号化された複数の符号化画像データを、アドレスと相互に関連付けて格納した媒体から、指定されたアドレスの前記符号化画像データを読み出すためのデータ読み出し手段を備え、
前記データ読み出し手段は、前記メニュー出力モードにおいて、メニュー画面中に表示される複数の画面を指定するための複数のアドレスに応じて、前記複数の画面に対応する複数の前記符号化画像データを前記媒体から読み出し、
前記データ読み出し手段から、読み出された前記符号化画像データを復号化するための再生手段と、
前記再生手段により復号化された復号化画像データを一時格納するためのバッファ手段と、
前記バッファ手段に格納された前記復号化画像データに基づいて、表示画面を生成するための制御手段とをさらに備え、
前記制御手段は、メニュー出力モードにおいて、
前記媒体に格納された再生情報に基づいて、前記動画像のトータルの再生時間を所定の分割数で分割した分割時間にそれぞれ対応する前記媒体上の複数の領域を特定するための分割領域特定手段と、
前記複数の領域の各々において、最初の画面を基準として、指定された時間間隔毎に、前記複数の画面に対応する前記複数のアドレスを算出するためのアドレス算出手段と、
前記複数のアドレスにそれぞれ対応する複数の前記符号化画像データを前記データ読み出し手段により読み出させ、前記再生手段により復号化させて、前記バッファ手段に格納させるための画像データ読み出し制御手段と、
複数の前記復号化画像データに対応する画面を前記メニュー画面上の所定の位置に埋め込むための表示画像生成手段とを含む、データ再生装置。 - 外部からの指示入力に応じて、前記メニュー画面上に表示されている前記複数の画面のうちのいずれかを選択するための選択手段と、
選択された前記画面を起点として、前記媒体に格納された複数の前記符号化画像データに対応する映像信号を外部に前記通常再生モードで出力するための画像出力手段とをさらに備える、請求項2記載のデータ再生装置。 - 前記アドレス算出手段は、前記複数の領域の各々において、指定された前記時間間隔毎に進めた前記アドレスが前記複数の領域のうちの対応する領域の領域外となるに応じて、再び、前記最初の画面を基準として、指定された前記時間間隔毎に、前記画面に対応する前記アドレスを算出する、請求項2記載のデータ再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003157873A JP2004363767A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | データ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003157873A JP2004363767A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | データ再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004363767A true JP2004363767A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34051459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003157873A Withdrawn JP2004363767A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | データ再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004363767A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120019552A (ko) * | 2010-08-26 | 2012-03-07 | 에스케이 텔레콤주식회사 | 동영상 학습 컨텐츠 제공 시스템, 이동 단말기 및 그것을 이용하는 동영상 학습 컨텐츠 재생방법 |
-
2003
- 2003-06-03 JP JP2003157873A patent/JP2004363767A/ja not_active Withdrawn
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