JP2004362812A - 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】始動のランプ入力電力を必要以上に高くすることなく高出力、高照度化が実現可能であるとともに、コンパクトな長寿命の蛍光ランプを提供することを目的とする。
【解決手段】電極が封装される屈曲バルブよりも電極を封装しない屈曲バルブの管径を大きくすることで、小形化を図りつつ、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気用の細管を比較的大きく確保できるので効率よく排気でき、作業効率が向上する。
【選択図】図1
【解決手段】電極が封装される屈曲バルブよりも電極を封装しない屈曲バルブの管径を大きくすることで、小形化を図りつつ、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気用の細管を比較的大きく確保できるので効率よく排気でき、作業効率が向上する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管径の異なるバルブを連結させることで光束維持率およびバルブ外観不良を改善した蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電球形蛍光ランプは、複数のU字状のバルブを連結し、その両端に一対のフィラメント電極が封装された蛍光ランプを具備しており、小形、高効率、省電力、長寿命などの理由により、一般の40W,60W,100W相当の白熱電球に代わって広く普及している。このような電球形蛍光ランプは、カバー体の一端側に口金が装着され、他端側にU字状のバルブを連結して形成された蛍光ランプが取着されており、内部に蛍光ランプを点灯させる点灯回路が収容されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
さらに近年、一般白熱電球との置換え可能な電球形蛍光ランプに加え、比較的光量の多いHIDランプの代替としての蛍光ランプが切望されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−126660号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1のような電球形蛍光ランプの外形寸法を維持したまま発光効率を向上させ、高照度化を図ったランプも可能であるが限界がある。そこで、外形寸法を多少犠牲にして発光管の放電路長を大きくすることにより、白熱電球サイズよりも大形ではあるが、高出力、高照度化が可能となる。
【0006】
しかしながら、ランプの大形化を最小限に抑えつつ、放電路長を大きくするには、バルブ径を従来の電球形蛍光ランプとほぼ同等のものを使用し、限られたスペース内にコンパクトに実装する必要がある。このようにバルブ径が小さく放電路長が長いランプを点灯させるには、ランプ入力電力を大きくする必要があり、放電路長を大きくすることで始動電圧も高くなってしまう。電球形蛍光ランプに使用されている高周波点灯装置は、小形化されたカバー体内に収容しなければならないため、できるだけ小形化かつ簡略化する必要がある。しかし、始動電圧を確保することで点灯回路が大形化されるため、電球形蛍光ランプの発光管の始動電圧を高くすることは困難であった。さらに、バルブ径が小さくなるにつれ、発光管の管壁負荷が大きくなるため、蛍光体の劣化が生じやすく外観不良を発生する。さらに、蛍光ランプの寿命は、電極フィラメントに保持されているエミッタ量に比例するということは一般的に良く知られているが、バルブの細径化に伴い電極フィラメントは小形化する必要があるため、フィラメント電極の短寿命のおそれがある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、高照度化が実現可能であるとともに、コンパクトで長寿命の蛍光ランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の蛍光ランプは、内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入された3本以上のU字形屈曲バルブのU字形面が平行となるとともに、3本の屈曲バルブの各々の直線部が略同一円周上に位置するよう連結管によって連結され、1本の放電路が形成されており、電極が封装されるバルブ径よりも電極が封装されないバルブ径が径大である蛍光ランプと;蛍光ランプ内に放電を生起可能なように設けられた電極手段と;蛍光ランプの端部側に設けられた口金と;を具備していることを特徴とするものである。
【0009】
複数の屈曲バルブを連結し1本の放電路を形成したランプの製造工程において、放電路のほぼ中心に位置するバルブ端部から突出する細管から排気を行なうことで効率よく排気作業が行なえることは知られている。このように、中間に位置する屈曲バルブ径を大きくすることで、排気管の管径を比較的大きく確保することができ、排気作業を一層効率よく行なえる。排気工程後、排気管内に水銀封入媒体としてアマルガムを封入する場合においても、アマルガムの封入が容易となる。なお、電極が封装されるバルブ径が小さく、電極フィラメントを小形化せざるを得ない蛍光ランプにおいては、寿命が短くなるおそれがあるため、フィラメントをバルブの管軸と平行に取り付ける方法を採用することで、小形化を図りつつ、寿命の長い蛍光ランプとすることが可能となる。
【0010】
また蛍光ランプは、U字形屈曲バルブのU字形面が平行に配置されるとともに、それぞれのバルブの直線部すなわち、バルブ端部が略同一円周上に位置するよう配置しているので、中間に位置する屈曲バルブは、両端に位置する電極を封装した屈曲バルブに比べて必然的に長く構成されることになる。また、両端に位置する電極が封装された屈曲バルブよりも中間に位置するバルブ径を大きくすることで、両端に位置する屈曲バルブよりも放電路庁が長く構成される中間バルブの発光面積を一層広く確保できる。さらに、両端に位置するバルブと中間に位置する管径が異なるバルブを同一円周上に配置しているので、バルブ同士が当接することなくバルブの屈曲部側から見て各々のバルブが重なり合うように近接配置することが可能である。したがって、コンパクトに構成された蛍光ランプにおいて、バルブ並設面積が狭小に制約される中で、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。
【0011】
発光管を構成するU字形屈曲バルブの屈曲部の形状はH字形、U字形、コ字形などに形成されているものを含む。しかし、鉛直下方向の照度を向上させるには、屈曲バルブの屈曲部の一部に非放電空間が形成されないすなわち、1本の屈曲バルブ全体の管径が略同一になるよう形成されたU字形であることが好ましい。なお、バルブ屈曲部の断面形状は、円径、楕円径、涙滴形、三角形など特に限定されない。
【0012】
発光管は、紫外線または容器内に形成された蛍光体膜が照射する可視光を透過し得て、かつ内部に放電を周囲の雰囲気から隔離して包囲できる容器であればよくその材質等は限定されない。一般的には環境、経済性及び加工性などの理由からソーダライムガラスが使用されることが多い。
【0013】
電極は、通常フィラメントコイルを備えた熱陰極が使用されるが、本発明は冷陰極、電子放射物質を有するセラミック電極などでも構わない。端部から一定以上の距離を有して配置された電極を支持するリード線は、バルブ端部に封装されるフレアステムまたはボタンステムなどに封着されているものの他、リード線を直接封着するピンチシールなどの方法によって封着されていてもよい。
【0014】
請求項1記載の蛍光ランプによれば、電極を封装されるバルブよりも電極を封装しないバルブの管径を大きく3本以上の屈曲バルブのU字形面が平行となるとともに、各々の直線部が略同一円周上に配置しているので、小形化を図りつつ、放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気用の細管を比較的大きく確保できるので効率よく排気でき、作業効率が向上する。
【0015】
請求項2記載の蛍光ランプは、一対の管径の異なる直線部を有し、内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入されたバルブを複数本連結し、1本の放電路が形成された発光管と;発光管の両端に封装された一対の電極と;発光管の端部側に設けられた口金と;発光管内に封入された封入ガスと;を具備しており、径寸法の小さいバルブ径をd、径寸法の大きいバルブ径をDとしたとき1<D/d≦2.2であることを特徴とするものである。
【0016】
発光管を構成する一対の管径の異なる直線部を有する屈曲バルブの 屈曲部の形状はH字形、U字形、コ字形などに形成されているものを含み、屈曲部の断面形状は、円径、楕円径、涙滴形、三角形など特に限定されない。
【0017】
径寸法の異なるバルブD/dが2.2よりも大きくなるとバルブ径の異なるバルブ間の光出力に大きな差異が生じて、平面配光が不均一になるおそれがある。さらに、バルブ径に大きな差が異なることに伴い、管径の小さいバルブと管径の大きいバルブの管壁負荷の差が生じる。すなわち、管壁負荷の大きい管径の小さいバルブの発熱が大きくなるため、点灯が不安定となる。さらに、接続強度の低下、発光管の排気や始動の効率が低下するおそれがある。したがって、管径の小さいバルブと大きいバルブの関係は、1<D/d≦2.2である必要がある。
【0018】
請求項2記載の蛍光ランプは、バルブ径の異なる管径を規制しているので、例えば電極が封装されたバルブを、電極が封装されないバルブよりも小さくしたランプであれば、小径のバルブに封装される電極フィラメントが小さくなり、必然的に電子放射物質の保持量が少なくなるので寿命が短くなる。さらに、電極とバルブとが近接し、電極の熱でバルブが劣化しやすくなったり、電子放射物質がバルブ内壁に付着することにより、外観不良が生じるなどの問題がある。しかしこれらの問題は、電極の封装方向などにより解消しえる。すなわち、電極が封装されないバルブを電極が封装されたバルブよりも径大にしたランプは、後述する実験結果により光束維持率が高くなることが実証された。一方、電極が封装されたバルブを電極が封装されないバルブ径よりも大きく形成した場合、電極フィラメントを小形化する必要がないのでランプ寿命が短くなることが抑制されるとともに、電極周辺部のバルブ内面が電子放射物質などの付着などによる外観不良が抑制される。
【0019】
請求項3記載の蛍光ランプは、請求項1または2記載の蛍光ランプの複数の直線部のうち管径の小さいバルブは、管径の大きいバルブに比べ、バルブ内壁に形成された保護膜および蛍光体層が厚いことを特徴とするものである。
【0020】
蛍光ランプは、電極に電流を流すことで、電極から電子放射物質が放出される。電極から放出された電子は管内に封入された水銀原子と衝突し、その衝突のエネルギーを受けて紫外線が発生する。バルブ内壁に形成された蛍光体層は紫外線を受けて可視光線を発生する。本発明のように、管径の異なるバルブを連結して1本の放電路が形成されたランプを入力電力一定で点灯させると、管径の小さいバルブは、管径の大きいバルブに比べて、管壁負荷が高くなる。これは、蛍光ランプの管壁負荷は、単位面積あたりの電圧により決定されるからであり、管径の小さいバルブは発光管内に流れる電流量、すなわち、バルブの単位断面積あたりのランプ電流密度が増すためである。このように、ランプ電流密度が増すにしたがい、水銀との反応により発生する紫外線放射密度も増すため、バルブ外に透過する紫外線量も増加するため、周囲の照射物への紫外線照射による影響を低減させるためには蛍光体層を従来よりも厚くする必要がある。
【0021】
バルブ内面に形成される蛍光体膜の材料は、3波長形の希土類蛍光体や連続波長発光形のハロリン酸塩蛍光体などを使用できるが、その材料などは特に限定されない。なお、蛍光体層の膜厚は、蛍光体層をスラリー状にして塗布するためバルブ内面において一様ではない場合が多く、平均膜厚と定義される。
【0022】
保護膜は、バルブ内面に直接蛍光体層を形成した場合、発光管内に封入した水銀が蛍光体膜を透過してバルブと直接接触し、バルブを構成するガラス中のアルカリ、特にナトリウムが抜けた空孔に水銀が進入しバルブ変色を生じたり、ガラス中のNaが水銀とアマルガムを生成することなどを抑制するために、ガラスバルブ内壁と蛍光体層の間に形成することが一般的であり、好ましい。しかし、バルブ内壁面に蛍光体層の下地として保護膜を形成し、さらに蛍光体層上に保護膜を形成するなど、保護を形成する領域は本発明において特に限定されない。保護膜の材料はZnO、TiO2、Al2O3およびB2O3など特に限定されない。
【0023】
なお、上述のように、管径の大きいバルブより管壁負荷の大きい細径のバルブにおいては、径大バルブに比べ、単位面積あたりの紫外線照射密度が増すので、水銀のイオンがバルブと直接接触することによるバルブ劣化を抑制するために保護膜を厚く形成する必要がある。
【0024】
しかし、保護膜を極端に厚く形成しすぎると問題が生じるおそれがある。一般的に保護膜はガラスバルブ内壁面との密着性、保護膜の強度などを考慮し、例えばAl2O3を主成分とする保護膜であれば、その厚さは100〜2000nm程度に設定されている。これは、600℃を超える温度で焼成されることで、結晶系が変化してガラスバルブに対する密着性が低下し、保護膜および蛍光体層に亀裂が発生しやすくなるからである。しかし、保護膜を形成する材料やガラスの組成、製造工程、点灯中の熱などそれぞれを考慮し、適宜最適に設定する必要がある。
【0025】
請求項3記載の蛍光ランプによれば、請求項1または2記載の作用に加え、管径の小さいバルブの保護膜および蛍光体層を厚く形成したので、管径の小さい管壁負荷の大きいバルブの着色などの外観不良を抑制し光束劣化を抑制できる蛍光ランプを提供することができる。
【0026】
請求項4記載の蛍光ランプは、請求項2または3記載の蛍光ランプのバルブ径の大きい直線部を略同心円周上に配設し、バルブ径の大きい直線部により包囲された円周空間内の略同心円周上にバルブ径の小さい直線部を配設していることを特徴とするものである。
【0027】
請求項4記載の蛍光ランプによれば、バルブ径の大きい直線部をバルブ径の小さい直線部よりも外円周上に並設しているので、径大なバルブからの出力光を増加させることが可能となる。
【0028】
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体の電気接続部がねじ込み式の口金である請求項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプと;一方側に口金が他方側に発光管がそれぞれ取付けられたカバー体と;蛍光ランプを点灯させる点灯回路を構成する複数の電子部品および、この電子部品が両面に実装された回路基板を有し、カバー体内に収容された点灯装置と;を具備していることを特徴とするものである。
【0029】
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載の発明の作用を有する蛍光ランプを備えた電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0030】
請求項6記載の照明器具は、請求項1ない5いずれか一記載の電球形蛍光ランプと;この電球形蛍光ランプが装着された器具本体と;を具備しているものである。
【0031】
請求項6記載の照明器具によれば、請求項1ない5いずれか一記載の発明の作用を有する電球形蛍光ランプを備えた照明器具を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0033】
図1は電球形蛍光ランプの側面図、図2は、図1の電球形蛍光ランプの上面図、図3は図1の電球形蛍光ランプの発光管展開側面図、図4は発光管一部拡大断面図である。
【0034】
図において10は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ10はカバー体20、口金30、仕切体40に取り付けられた発光管50および点灯装置を備えている。
【0035】
以下カバー体20の一端側すなわち口金30側を上側、他端側すなわち発光管50側を下側として説明する。
【0036】
カバー体20は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの白色の耐熱性合成樹脂などにて発光管50側の下方に拡開する略円筒状に形成されている。
【0037】
口金30はエジソンタイプのE26型で、点灯装置との配線後にカバー体20の上端部に被され、接着剤またはかしめなどにより固定されている。
【0038】
仕切体40は、カバー体20の下端の開口部に取り付けられるもので、例えばポリブチレンテレフタレートなどの耐熱性合成樹脂にて円板状に形成されている。仕切体40には発光管50が挿通される図示しない複数の取付孔が形成され、これら取付孔に発光管50の端部が挿通された状態で例えばシリコーン樹脂などの接着剤で固定される。
【0039】
発光管50は、図3および図4に示すようにガラス製のバルブ51を有し、このバルブ51の内面に例えば3波長形の蛍光体層70および保護膜80が形成され、発光管50の内部にアルゴンなどの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入され、発光管50の両端に一対の電極52がピンチシールなどによって封着されている。なお保護膜80は、例えば可視光線を透過する金属酸化物からなる透明性の金属酸化物としてのZnOおよびTiO2を主体として形成されている。
【0040】
電極52が封装された両端に位置する管径の小さいバルブ51aは、管外径12.3mm、管内径10.3mmであり、内面には膜厚1.8〜2μmのZnOを主体とした保護膜80と、保護膜80のさらに上には膜厚20〜23μmの三波長形発光形の希土類金属蛍光体からなる蛍光体層70が塗布されている。電極52が封装されない中間に位置する3本のバルブのうち、電極52が封装されたバルブ51aと隣り合うバルブ51bは、管外径15.5mm、管内径13.5mm、さらに、このバルブ51bに連結されたバルブ51cの管外径は、17.5mm、管内径15.5mmで、膜厚0.8〜1μmの保護膜80と、膜厚18〜20μmの蛍光体層70が形成されている。
【0041】
このような5本のU字形屈曲バルブ51は、それぞれ連結管53により順次連結され、放電路長が880〜900mm程度に形成されている。また、発光管50が円板状の仕切体40に組み込まれた状態において、U字形屈曲バルブ端部51が蛍光ランプ50の上下方向を長手方向とする中心軸を中心とする1つの円周上に位置されるとともに、各々のU字形バルブのU字形面が互いに対向するように配置されている。また、U字形屈曲バルブの一対の端部のうち一端には、細管54が連通状態で突設されている。この細管54の一部を通じて排気されるとともに、封入ガスが封入されて水銀蒸気圧を周囲温度25℃で0.6Pa以下となるように置換された後、各細管54を溶断して封止される。なお、管径が一番大きい中央に位置する屈曲バルブ51cに設けられた細管54内には、比較的水銀蒸気圧に近い水銀蒸気圧特性を有するBi−Sn−Hgからなるアマルガム(図示しない)が封入されている。
【0042】
電極52は、フィラメントコイル52aを有し、このフィラメントコイル52aが一対のウェルズ52bに支持される。長さの異なる一対のウェルズ52bを用いてバルブ51軸と平行になるようフィラメントコイル52aが取り付けられている。
【0043】
なお、電極52のウェルズ52bおよび、中間に位置するバルブ端部には、主アマルガムと同様の水銀蒸気圧特性を有する補助アマルガム(図示しない)が取り付けられている。
【0044】
また、点灯装置は、カバー体20内に配置される図示しない略円板状の回路基板を備え、この回路基板の口金側の一面、あるいは口金側と発光管側との両面に複数の電気部品が実装されて、発光管を高周波点灯させるインバータ回路つまり、高周波点灯回路が構成されている。
【0045】
次に、電極を有するバルブを12.3mm、電極を有するバルブに囲まれた電極を有さないバルブの管径および2000時間光束維持率の関係を図5に示し、径小バルブの保護膜及び蛍光体膜の膜厚および2000時間光束維持率の関係を図6に示す。図5からわかるように、バルブ径が大きくなるほど2000時間の光束維持率は高くなり、図6からは、管径の小さいバルブにおいて、保護膜および蛍光体層を厚くすることで、光束維持率が高くなる結果となった。これは、1本の放電路長の中で比較的大きい割合を占める中間に位置するバルブ51b、51cを径大にすることで、中間に位置するバルブ51b、51cからの光出力を高めることができ、陽光柱効率が良くなるためと思われる。また、図6の保護膜80および蛍光体層70の膜厚と光束維持率の関係によると、保護膜80が0.2〜0.5μmでは、光束維持率が82%程度であり、視感でもバルブ51の着色が確認できるが、膜厚を1〜2μmとすることで、光束維持率が87%程度となり、バルブ51の着色も視感では確認できなかった。保護膜80および蛍光体層70の厚さと光束維持率の関係は特に、管径の小さいバルブ51aに顕著に表れる結果であった。
【0046】
上述のように、5本のU字管51のうち、電極52が封装されたバルブ径よりも電極54が封装されないバルブ径を大きくするとともに、バルブ径が小さくなるにともない蛍光体層70および保護膜80を厚くしているので、紫外線の吸収作用としては十分であり、紫外線のガラスバルブへの透過およびそれによるバルブ着色を抑制することができる。さらに、点灯中水銀が蛍光体層70及び保護膜80は十分な厚みがあるため、水銀がガラスバルブへ打ち込まれることによるガラスの着色を抑制することができる。また、電極フィラメント52aをバルブ長手方向と平行となるよう封着したので、ランプ寿命が短くなる問題もない。また、中央に位置するU字形屈曲バルブ51cの屈曲部の曲率に沿って隣り合うバルブ51b、51aの屈曲部が段違い的に配置されているので、回転対象性にも優れているので、水平方向の配光が均一になりやすく、輝度ムラを低減することができる。
【0047】
図7は、本発明第2の実施の形態における定格電力60Wのコンパクト形蛍光ランプ11を示す側面図、図8は図7のコンパクト形蛍光ランプ11の上面図である。
【0048】
図において図1ないし図4と同一部分については同一符号を付して説明する。
【0049】
図7に示すコンパクト形蛍光ランプ11は、ガラス製の発光管50と、この発光管50の端部に設けられた樹脂製の口金30とを備えている。
【0050】
発光管50は、管外径12.3mmと15.5mmの管径の異なる直管バルブ先端近傍をH字状に繋げた6本のH字状屈曲バルブを隣り合うバルブの管径が異なるよう連結管53により連結させ1800mmの1本の屈曲した放電路が形成されている。なお、管径の大きい6本の直管バルブ51bを円板状の仕切体40の円周上に等間隔に配置し、このバルブ51bに囲まれた円周上の2本のほぼ中間に位置するとともに、これらバルブ51bに囲まれた円周上に管径の小さいバルブ51aが6本等配されている。
【0051】
発光管10の両端部には、フィラメントコイルからなる電極52が形成されている。また、管径の大きいバルブ51b内面には0.8μmの保護膜80と、18μmの蛍光体層70が、管径の小さいバルブ51a内面には2μmの保護膜80と、23μmの蛍光体層70が形成されているとともに、内部には、後述する水銀媒体と希ガスなどが所定量封入されている。なお、水銀媒体としての後述するアマルガムは、バルブ51内と連通するよう少なくとも一のバルブ端部に封着された細管内に封入されている。
【0052】
電極52および細管が封着されたバルブ端部側を図示しないシリコーン樹脂などによりカバー体20に接着することでコンパクト形蛍光ランプ11が組み立てられる。
【0053】
本実施形態のコンパクト形蛍光ランプ11のランプ電圧は200V、発光管10からの光出力は全光束約2400lmとなっている。
【0054】
なお、図9ないし図11に示すようなコンパクト形蛍光ランプのように、直線部の管径が異なるU字形屈曲バルブ51の管径の大きいバルブ51bを仕切体40の円周上に等間隔に配置し、このバルブ51bに囲まれた円周上に管径の小さいバルブ51aが6本連結させたものであっても同様の作用効果を奏することができる。
【0055】
このように管径の異なるバルブ51を順次連結させるとともに、管径の大きいバルブ51bを管径の小さいバルブ51aよりも外円周に配置しているので平面方向の光出力が改善されるとともに、小形化することが可能となる。
【0056】
次に本発明の一実施形態である照明器具を図12を用いて説明する。図12は本発明の照明器具の一実施形態を示す断面概略図である。図において12はコンパクト形蛍光ランプ、90は埋め込み形照明器具本体である。器具本体90は、基体91と反射板92などより構成されている。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、電極が封装される屈曲バルブよりも電極を封装しない屈曲バルブの管径を大きくすることで、小形化を図りつつ、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気用の細管を比較的大きく確保できるので効率よく排気でき、作業効率が向上する。
【0058】
請求項2記載の発明によれば、径寸法の異なる屈曲バルブの管径を規制することにより、小形化を図りつつ、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気作業の効率を改善することもできる。
【0059】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の作用に加え、管径の小さいバルブの保護膜および蛍光層を厚く形成したので、管径の小さい管壁負荷の大きいバルブの着色などの外観不良を抑制し光束劣化を抑制できる蛍光ランプを提供することができる。
【0060】
請求項4記載の発明によれば、バルブ径の大きい直線部をバルブ径の小さい直線部よりも外円周上に並設しているので、径大なバルブからの出力光を増加させることが可能となる。
【0061】
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載の発明の作用を有する蛍光ランプを備えた電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0062】
請求項6記載の照明器具によれば、請求項1ない5いずれか一記載の発明の作用を有する電球形蛍光ランプを備えた照明器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一の実施形態である電球形蛍光ランプの側面。
【図2】図1の電球形蛍光ランプの上面図。
【図3】図1の電球形蛍光ランプの発光管展開側面図。
【図4】バルブ一部拡大断面図。
【図5】バルブの管径および2000時間光束維持率の関係を示すグラフ。
【図6】保護膜及び蛍光体膜の膜厚および2000時間光束維持率の関係を示すグラフ。
【図7】本発明第二の実施の形態のコンパクト形蛍光ランプの側面図。
【図8】図7のコンパクト形蛍光ランプの上面図。
【図9】別のコンパクト形蛍光ランプの側面図。
【図10】図9のコンパクト形蛍光ランプの上面図。
【図11】図9のコンパクト形蛍光ランプの発光管展開側面図。
【図12】本発明照明器具の一実施形態を側面一部断面図。
【符号の説明】
20…カバー体、30…口金、40…仕切体、50…蛍光ランプ、
51a…管径の小さいバルブ、51b…管径の大きいバルブ、
52…電極、53…連結管、70…蛍光体層、80…保護膜
【発明の属する技術分野】
本発明は、管径の異なるバルブを連結させることで光束維持率およびバルブ外観不良を改善した蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電球形蛍光ランプは、複数のU字状のバルブを連結し、その両端に一対のフィラメント電極が封装された蛍光ランプを具備しており、小形、高効率、省電力、長寿命などの理由により、一般の40W,60W,100W相当の白熱電球に代わって広く普及している。このような電球形蛍光ランプは、カバー体の一端側に口金が装着され、他端側にU字状のバルブを連結して形成された蛍光ランプが取着されており、内部に蛍光ランプを点灯させる点灯回路が収容されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
さらに近年、一般白熱電球との置換え可能な電球形蛍光ランプに加え、比較的光量の多いHIDランプの代替としての蛍光ランプが切望されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−126660号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1のような電球形蛍光ランプの外形寸法を維持したまま発光効率を向上させ、高照度化を図ったランプも可能であるが限界がある。そこで、外形寸法を多少犠牲にして発光管の放電路長を大きくすることにより、白熱電球サイズよりも大形ではあるが、高出力、高照度化が可能となる。
【0006】
しかしながら、ランプの大形化を最小限に抑えつつ、放電路長を大きくするには、バルブ径を従来の電球形蛍光ランプとほぼ同等のものを使用し、限られたスペース内にコンパクトに実装する必要がある。このようにバルブ径が小さく放電路長が長いランプを点灯させるには、ランプ入力電力を大きくする必要があり、放電路長を大きくすることで始動電圧も高くなってしまう。電球形蛍光ランプに使用されている高周波点灯装置は、小形化されたカバー体内に収容しなければならないため、できるだけ小形化かつ簡略化する必要がある。しかし、始動電圧を確保することで点灯回路が大形化されるため、電球形蛍光ランプの発光管の始動電圧を高くすることは困難であった。さらに、バルブ径が小さくなるにつれ、発光管の管壁負荷が大きくなるため、蛍光体の劣化が生じやすく外観不良を発生する。さらに、蛍光ランプの寿命は、電極フィラメントに保持されているエミッタ量に比例するということは一般的に良く知られているが、バルブの細径化に伴い電極フィラメントは小形化する必要があるため、フィラメント電極の短寿命のおそれがある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、高照度化が実現可能であるとともに、コンパクトで長寿命の蛍光ランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の蛍光ランプは、内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入された3本以上のU字形屈曲バルブのU字形面が平行となるとともに、3本の屈曲バルブの各々の直線部が略同一円周上に位置するよう連結管によって連結され、1本の放電路が形成されており、電極が封装されるバルブ径よりも電極が封装されないバルブ径が径大である蛍光ランプと;蛍光ランプ内に放電を生起可能なように設けられた電極手段と;蛍光ランプの端部側に設けられた口金と;を具備していることを特徴とするものである。
【0009】
複数の屈曲バルブを連結し1本の放電路を形成したランプの製造工程において、放電路のほぼ中心に位置するバルブ端部から突出する細管から排気を行なうことで効率よく排気作業が行なえることは知られている。このように、中間に位置する屈曲バルブ径を大きくすることで、排気管の管径を比較的大きく確保することができ、排気作業を一層効率よく行なえる。排気工程後、排気管内に水銀封入媒体としてアマルガムを封入する場合においても、アマルガムの封入が容易となる。なお、電極が封装されるバルブ径が小さく、電極フィラメントを小形化せざるを得ない蛍光ランプにおいては、寿命が短くなるおそれがあるため、フィラメントをバルブの管軸と平行に取り付ける方法を採用することで、小形化を図りつつ、寿命の長い蛍光ランプとすることが可能となる。
【0010】
また蛍光ランプは、U字形屈曲バルブのU字形面が平行に配置されるとともに、それぞれのバルブの直線部すなわち、バルブ端部が略同一円周上に位置するよう配置しているので、中間に位置する屈曲バルブは、両端に位置する電極を封装した屈曲バルブに比べて必然的に長く構成されることになる。また、両端に位置する電極が封装された屈曲バルブよりも中間に位置するバルブ径を大きくすることで、両端に位置する屈曲バルブよりも放電路庁が長く構成される中間バルブの発光面積を一層広く確保できる。さらに、両端に位置するバルブと中間に位置する管径が異なるバルブを同一円周上に配置しているので、バルブ同士が当接することなくバルブの屈曲部側から見て各々のバルブが重なり合うように近接配置することが可能である。したがって、コンパクトに構成された蛍光ランプにおいて、バルブ並設面積が狭小に制約される中で、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。
【0011】
発光管を構成するU字形屈曲バルブの屈曲部の形状はH字形、U字形、コ字形などに形成されているものを含む。しかし、鉛直下方向の照度を向上させるには、屈曲バルブの屈曲部の一部に非放電空間が形成されないすなわち、1本の屈曲バルブ全体の管径が略同一になるよう形成されたU字形であることが好ましい。なお、バルブ屈曲部の断面形状は、円径、楕円径、涙滴形、三角形など特に限定されない。
【0012】
発光管は、紫外線または容器内に形成された蛍光体膜が照射する可視光を透過し得て、かつ内部に放電を周囲の雰囲気から隔離して包囲できる容器であればよくその材質等は限定されない。一般的には環境、経済性及び加工性などの理由からソーダライムガラスが使用されることが多い。
【0013】
電極は、通常フィラメントコイルを備えた熱陰極が使用されるが、本発明は冷陰極、電子放射物質を有するセラミック電極などでも構わない。端部から一定以上の距離を有して配置された電極を支持するリード線は、バルブ端部に封装されるフレアステムまたはボタンステムなどに封着されているものの他、リード線を直接封着するピンチシールなどの方法によって封着されていてもよい。
【0014】
請求項1記載の蛍光ランプによれば、電極を封装されるバルブよりも電極を封装しないバルブの管径を大きく3本以上の屈曲バルブのU字形面が平行となるとともに、各々の直線部が略同一円周上に配置しているので、小形化を図りつつ、放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気用の細管を比較的大きく確保できるので効率よく排気でき、作業効率が向上する。
【0015】
請求項2記載の蛍光ランプは、一対の管径の異なる直線部を有し、内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入されたバルブを複数本連結し、1本の放電路が形成された発光管と;発光管の両端に封装された一対の電極と;発光管の端部側に設けられた口金と;発光管内に封入された封入ガスと;を具備しており、径寸法の小さいバルブ径をd、径寸法の大きいバルブ径をDとしたとき1<D/d≦2.2であることを特徴とするものである。
【0016】
発光管を構成する一対の管径の異なる直線部を有する屈曲バルブの 屈曲部の形状はH字形、U字形、コ字形などに形成されているものを含み、屈曲部の断面形状は、円径、楕円径、涙滴形、三角形など特に限定されない。
【0017】
径寸法の異なるバルブD/dが2.2よりも大きくなるとバルブ径の異なるバルブ間の光出力に大きな差異が生じて、平面配光が不均一になるおそれがある。さらに、バルブ径に大きな差が異なることに伴い、管径の小さいバルブと管径の大きいバルブの管壁負荷の差が生じる。すなわち、管壁負荷の大きい管径の小さいバルブの発熱が大きくなるため、点灯が不安定となる。さらに、接続強度の低下、発光管の排気や始動の効率が低下するおそれがある。したがって、管径の小さいバルブと大きいバルブの関係は、1<D/d≦2.2である必要がある。
【0018】
請求項2記載の蛍光ランプは、バルブ径の異なる管径を規制しているので、例えば電極が封装されたバルブを、電極が封装されないバルブよりも小さくしたランプであれば、小径のバルブに封装される電極フィラメントが小さくなり、必然的に電子放射物質の保持量が少なくなるので寿命が短くなる。さらに、電極とバルブとが近接し、電極の熱でバルブが劣化しやすくなったり、電子放射物質がバルブ内壁に付着することにより、外観不良が生じるなどの問題がある。しかしこれらの問題は、電極の封装方向などにより解消しえる。すなわち、電極が封装されないバルブを電極が封装されたバルブよりも径大にしたランプは、後述する実験結果により光束維持率が高くなることが実証された。一方、電極が封装されたバルブを電極が封装されないバルブ径よりも大きく形成した場合、電極フィラメントを小形化する必要がないのでランプ寿命が短くなることが抑制されるとともに、電極周辺部のバルブ内面が電子放射物質などの付着などによる外観不良が抑制される。
【0019】
請求項3記載の蛍光ランプは、請求項1または2記載の蛍光ランプの複数の直線部のうち管径の小さいバルブは、管径の大きいバルブに比べ、バルブ内壁に形成された保護膜および蛍光体層が厚いことを特徴とするものである。
【0020】
蛍光ランプは、電極に電流を流すことで、電極から電子放射物質が放出される。電極から放出された電子は管内に封入された水銀原子と衝突し、その衝突のエネルギーを受けて紫外線が発生する。バルブ内壁に形成された蛍光体層は紫外線を受けて可視光線を発生する。本発明のように、管径の異なるバルブを連結して1本の放電路が形成されたランプを入力電力一定で点灯させると、管径の小さいバルブは、管径の大きいバルブに比べて、管壁負荷が高くなる。これは、蛍光ランプの管壁負荷は、単位面積あたりの電圧により決定されるからであり、管径の小さいバルブは発光管内に流れる電流量、すなわち、バルブの単位断面積あたりのランプ電流密度が増すためである。このように、ランプ電流密度が増すにしたがい、水銀との反応により発生する紫外線放射密度も増すため、バルブ外に透過する紫外線量も増加するため、周囲の照射物への紫外線照射による影響を低減させるためには蛍光体層を従来よりも厚くする必要がある。
【0021】
バルブ内面に形成される蛍光体膜の材料は、3波長形の希土類蛍光体や連続波長発光形のハロリン酸塩蛍光体などを使用できるが、その材料などは特に限定されない。なお、蛍光体層の膜厚は、蛍光体層をスラリー状にして塗布するためバルブ内面において一様ではない場合が多く、平均膜厚と定義される。
【0022】
保護膜は、バルブ内面に直接蛍光体層を形成した場合、発光管内に封入した水銀が蛍光体膜を透過してバルブと直接接触し、バルブを構成するガラス中のアルカリ、特にナトリウムが抜けた空孔に水銀が進入しバルブ変色を生じたり、ガラス中のNaが水銀とアマルガムを生成することなどを抑制するために、ガラスバルブ内壁と蛍光体層の間に形成することが一般的であり、好ましい。しかし、バルブ内壁面に蛍光体層の下地として保護膜を形成し、さらに蛍光体層上に保護膜を形成するなど、保護を形成する領域は本発明において特に限定されない。保護膜の材料はZnO、TiO2、Al2O3およびB2O3など特に限定されない。
【0023】
なお、上述のように、管径の大きいバルブより管壁負荷の大きい細径のバルブにおいては、径大バルブに比べ、単位面積あたりの紫外線照射密度が増すので、水銀のイオンがバルブと直接接触することによるバルブ劣化を抑制するために保護膜を厚く形成する必要がある。
【0024】
しかし、保護膜を極端に厚く形成しすぎると問題が生じるおそれがある。一般的に保護膜はガラスバルブ内壁面との密着性、保護膜の強度などを考慮し、例えばAl2O3を主成分とする保護膜であれば、その厚さは100〜2000nm程度に設定されている。これは、600℃を超える温度で焼成されることで、結晶系が変化してガラスバルブに対する密着性が低下し、保護膜および蛍光体層に亀裂が発生しやすくなるからである。しかし、保護膜を形成する材料やガラスの組成、製造工程、点灯中の熱などそれぞれを考慮し、適宜最適に設定する必要がある。
【0025】
請求項3記載の蛍光ランプによれば、請求項1または2記載の作用に加え、管径の小さいバルブの保護膜および蛍光体層を厚く形成したので、管径の小さい管壁負荷の大きいバルブの着色などの外観不良を抑制し光束劣化を抑制できる蛍光ランプを提供することができる。
【0026】
請求項4記載の蛍光ランプは、請求項2または3記載の蛍光ランプのバルブ径の大きい直線部を略同心円周上に配設し、バルブ径の大きい直線部により包囲された円周空間内の略同心円周上にバルブ径の小さい直線部を配設していることを特徴とするものである。
【0027】
請求項4記載の蛍光ランプによれば、バルブ径の大きい直線部をバルブ径の小さい直線部よりも外円周上に並設しているので、径大なバルブからの出力光を増加させることが可能となる。
【0028】
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体の電気接続部がねじ込み式の口金である請求項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプと;一方側に口金が他方側に発光管がそれぞれ取付けられたカバー体と;蛍光ランプを点灯させる点灯回路を構成する複数の電子部品および、この電子部品が両面に実装された回路基板を有し、カバー体内に収容された点灯装置と;を具備していることを特徴とするものである。
【0029】
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載の発明の作用を有する蛍光ランプを備えた電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0030】
請求項6記載の照明器具は、請求項1ない5いずれか一記載の電球形蛍光ランプと;この電球形蛍光ランプが装着された器具本体と;を具備しているものである。
【0031】
請求項6記載の照明器具によれば、請求項1ない5いずれか一記載の発明の作用を有する電球形蛍光ランプを備えた照明器具を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0033】
図1は電球形蛍光ランプの側面図、図2は、図1の電球形蛍光ランプの上面図、図3は図1の電球形蛍光ランプの発光管展開側面図、図4は発光管一部拡大断面図である。
【0034】
図において10は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ10はカバー体20、口金30、仕切体40に取り付けられた発光管50および点灯装置を備えている。
【0035】
以下カバー体20の一端側すなわち口金30側を上側、他端側すなわち発光管50側を下側として説明する。
【0036】
カバー体20は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの白色の耐熱性合成樹脂などにて発光管50側の下方に拡開する略円筒状に形成されている。
【0037】
口金30はエジソンタイプのE26型で、点灯装置との配線後にカバー体20の上端部に被され、接着剤またはかしめなどにより固定されている。
【0038】
仕切体40は、カバー体20の下端の開口部に取り付けられるもので、例えばポリブチレンテレフタレートなどの耐熱性合成樹脂にて円板状に形成されている。仕切体40には発光管50が挿通される図示しない複数の取付孔が形成され、これら取付孔に発光管50の端部が挿通された状態で例えばシリコーン樹脂などの接着剤で固定される。
【0039】
発光管50は、図3および図4に示すようにガラス製のバルブ51を有し、このバルブ51の内面に例えば3波長形の蛍光体層70および保護膜80が形成され、発光管50の内部にアルゴンなどの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入され、発光管50の両端に一対の電極52がピンチシールなどによって封着されている。なお保護膜80は、例えば可視光線を透過する金属酸化物からなる透明性の金属酸化物としてのZnOおよびTiO2を主体として形成されている。
【0040】
電極52が封装された両端に位置する管径の小さいバルブ51aは、管外径12.3mm、管内径10.3mmであり、内面には膜厚1.8〜2μmのZnOを主体とした保護膜80と、保護膜80のさらに上には膜厚20〜23μmの三波長形発光形の希土類金属蛍光体からなる蛍光体層70が塗布されている。電極52が封装されない中間に位置する3本のバルブのうち、電極52が封装されたバルブ51aと隣り合うバルブ51bは、管外径15.5mm、管内径13.5mm、さらに、このバルブ51bに連結されたバルブ51cの管外径は、17.5mm、管内径15.5mmで、膜厚0.8〜1μmの保護膜80と、膜厚18〜20μmの蛍光体層70が形成されている。
【0041】
このような5本のU字形屈曲バルブ51は、それぞれ連結管53により順次連結され、放電路長が880〜900mm程度に形成されている。また、発光管50が円板状の仕切体40に組み込まれた状態において、U字形屈曲バルブ端部51が蛍光ランプ50の上下方向を長手方向とする中心軸を中心とする1つの円周上に位置されるとともに、各々のU字形バルブのU字形面が互いに対向するように配置されている。また、U字形屈曲バルブの一対の端部のうち一端には、細管54が連通状態で突設されている。この細管54の一部を通じて排気されるとともに、封入ガスが封入されて水銀蒸気圧を周囲温度25℃で0.6Pa以下となるように置換された後、各細管54を溶断して封止される。なお、管径が一番大きい中央に位置する屈曲バルブ51cに設けられた細管54内には、比較的水銀蒸気圧に近い水銀蒸気圧特性を有するBi−Sn−Hgからなるアマルガム(図示しない)が封入されている。
【0042】
電極52は、フィラメントコイル52aを有し、このフィラメントコイル52aが一対のウェルズ52bに支持される。長さの異なる一対のウェルズ52bを用いてバルブ51軸と平行になるようフィラメントコイル52aが取り付けられている。
【0043】
なお、電極52のウェルズ52bおよび、中間に位置するバルブ端部には、主アマルガムと同様の水銀蒸気圧特性を有する補助アマルガム(図示しない)が取り付けられている。
【0044】
また、点灯装置は、カバー体20内に配置される図示しない略円板状の回路基板を備え、この回路基板の口金側の一面、あるいは口金側と発光管側との両面に複数の電気部品が実装されて、発光管を高周波点灯させるインバータ回路つまり、高周波点灯回路が構成されている。
【0045】
次に、電極を有するバルブを12.3mm、電極を有するバルブに囲まれた電極を有さないバルブの管径および2000時間光束維持率の関係を図5に示し、径小バルブの保護膜及び蛍光体膜の膜厚および2000時間光束維持率の関係を図6に示す。図5からわかるように、バルブ径が大きくなるほど2000時間の光束維持率は高くなり、図6からは、管径の小さいバルブにおいて、保護膜および蛍光体層を厚くすることで、光束維持率が高くなる結果となった。これは、1本の放電路長の中で比較的大きい割合を占める中間に位置するバルブ51b、51cを径大にすることで、中間に位置するバルブ51b、51cからの光出力を高めることができ、陽光柱効率が良くなるためと思われる。また、図6の保護膜80および蛍光体層70の膜厚と光束維持率の関係によると、保護膜80が0.2〜0.5μmでは、光束維持率が82%程度であり、視感でもバルブ51の着色が確認できるが、膜厚を1〜2μmとすることで、光束維持率が87%程度となり、バルブ51の着色も視感では確認できなかった。保護膜80および蛍光体層70の厚さと光束維持率の関係は特に、管径の小さいバルブ51aに顕著に表れる結果であった。
【0046】
上述のように、5本のU字管51のうち、電極52が封装されたバルブ径よりも電極54が封装されないバルブ径を大きくするとともに、バルブ径が小さくなるにともない蛍光体層70および保護膜80を厚くしているので、紫外線の吸収作用としては十分であり、紫外線のガラスバルブへの透過およびそれによるバルブ着色を抑制することができる。さらに、点灯中水銀が蛍光体層70及び保護膜80は十分な厚みがあるため、水銀がガラスバルブへ打ち込まれることによるガラスの着色を抑制することができる。また、電極フィラメント52aをバルブ長手方向と平行となるよう封着したので、ランプ寿命が短くなる問題もない。また、中央に位置するU字形屈曲バルブ51cの屈曲部の曲率に沿って隣り合うバルブ51b、51aの屈曲部が段違い的に配置されているので、回転対象性にも優れているので、水平方向の配光が均一になりやすく、輝度ムラを低減することができる。
【0047】
図7は、本発明第2の実施の形態における定格電力60Wのコンパクト形蛍光ランプ11を示す側面図、図8は図7のコンパクト形蛍光ランプ11の上面図である。
【0048】
図において図1ないし図4と同一部分については同一符号を付して説明する。
【0049】
図7に示すコンパクト形蛍光ランプ11は、ガラス製の発光管50と、この発光管50の端部に設けられた樹脂製の口金30とを備えている。
【0050】
発光管50は、管外径12.3mmと15.5mmの管径の異なる直管バルブ先端近傍をH字状に繋げた6本のH字状屈曲バルブを隣り合うバルブの管径が異なるよう連結管53により連結させ1800mmの1本の屈曲した放電路が形成されている。なお、管径の大きい6本の直管バルブ51bを円板状の仕切体40の円周上に等間隔に配置し、このバルブ51bに囲まれた円周上の2本のほぼ中間に位置するとともに、これらバルブ51bに囲まれた円周上に管径の小さいバルブ51aが6本等配されている。
【0051】
発光管10の両端部には、フィラメントコイルからなる電極52が形成されている。また、管径の大きいバルブ51b内面には0.8μmの保護膜80と、18μmの蛍光体層70が、管径の小さいバルブ51a内面には2μmの保護膜80と、23μmの蛍光体層70が形成されているとともに、内部には、後述する水銀媒体と希ガスなどが所定量封入されている。なお、水銀媒体としての後述するアマルガムは、バルブ51内と連通するよう少なくとも一のバルブ端部に封着された細管内に封入されている。
【0052】
電極52および細管が封着されたバルブ端部側を図示しないシリコーン樹脂などによりカバー体20に接着することでコンパクト形蛍光ランプ11が組み立てられる。
【0053】
本実施形態のコンパクト形蛍光ランプ11のランプ電圧は200V、発光管10からの光出力は全光束約2400lmとなっている。
【0054】
なお、図9ないし図11に示すようなコンパクト形蛍光ランプのように、直線部の管径が異なるU字形屈曲バルブ51の管径の大きいバルブ51bを仕切体40の円周上に等間隔に配置し、このバルブ51bに囲まれた円周上に管径の小さいバルブ51aが6本連結させたものであっても同様の作用効果を奏することができる。
【0055】
このように管径の異なるバルブ51を順次連結させるとともに、管径の大きいバルブ51bを管径の小さいバルブ51aよりも外円周に配置しているので平面方向の光出力が改善されるとともに、小形化することが可能となる。
【0056】
次に本発明の一実施形態である照明器具を図12を用いて説明する。図12は本発明の照明器具の一実施形態を示す断面概略図である。図において12はコンパクト形蛍光ランプ、90は埋め込み形照明器具本体である。器具本体90は、基体91と反射板92などより構成されている。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、電極が封装される屈曲バルブよりも電極を封装しない屈曲バルブの管径を大きくすることで、小形化を図りつつ、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気用の細管を比較的大きく確保できるので効率よく排気でき、作業効率が向上する。
【0058】
請求項2記載の発明によれば、径寸法の異なる屈曲バルブの管径を規制することにより、小形化を図りつつ、発光管の放電路長を確保し、発光効率を向上させることができる。さらに、排気作業の効率を改善することもできる。
【0059】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の作用に加え、管径の小さいバルブの保護膜および蛍光層を厚く形成したので、管径の小さい管壁負荷の大きいバルブの着色などの外観不良を抑制し光束劣化を抑制できる蛍光ランプを提供することができる。
【0060】
請求項4記載の発明によれば、バルブ径の大きい直線部をバルブ径の小さい直線部よりも外円周上に並設しているので、径大なバルブからの出力光を増加させることが可能となる。
【0061】
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載の発明の作用を有する蛍光ランプを備えた電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0062】
請求項6記載の照明器具によれば、請求項1ない5いずれか一記載の発明の作用を有する電球形蛍光ランプを備えた照明器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一の実施形態である電球形蛍光ランプの側面。
【図2】図1の電球形蛍光ランプの上面図。
【図3】図1の電球形蛍光ランプの発光管展開側面図。
【図4】バルブ一部拡大断面図。
【図5】バルブの管径および2000時間光束維持率の関係を示すグラフ。
【図6】保護膜及び蛍光体膜の膜厚および2000時間光束維持率の関係を示すグラフ。
【図7】本発明第二の実施の形態のコンパクト形蛍光ランプの側面図。
【図8】図7のコンパクト形蛍光ランプの上面図。
【図9】別のコンパクト形蛍光ランプの側面図。
【図10】図9のコンパクト形蛍光ランプの上面図。
【図11】図9のコンパクト形蛍光ランプの発光管展開側面図。
【図12】本発明照明器具の一実施形態を側面一部断面図。
【符号の説明】
20…カバー体、30…口金、40…仕切体、50…蛍光ランプ、
51a…管径の小さいバルブ、51b…管径の大きいバルブ、
52…電極、53…連結管、70…蛍光体層、80…保護膜
Claims (6)
- 内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入された3本以上のU字形屈曲バルブのU字形面が平行となるとともに、3本の屈曲バルブの各々の直線部が略同一円周上に位置するよう連結管によって連結され、1本の放電路が形成されており、電極が封装されるバルブ径よりも電極が封装されないバルブ径が径大である蛍光ランプと;
蛍光ランプ内に放電を生起可能なように設けられた電極手段と;
蛍光ランプの端部側に設けられた口金と;
を具備していることを特徴とする蛍光ランプ。 - 一対の管径の異なる直線部を有し、内面に蛍光体層が形成され、放電媒体が封入されたバルブを複数本連結し、1本の放電路が形成された発光管と;
発光管の両端に封装された一対の電極と;
発光管の端部側に設けられた口金と;
発光管内に封入された封入ガスと;
を具備しており、径寸法の小さいバルブ径をd、径寸法の大きいバルブ径をDとしたとき
1<D/d≦2.2であることを特徴とする蛍光ランプ。 - 複数の直線部のうち管径の小さいバルブは、管径の大きいバルブに比べ、バルブ内壁に形成された保護膜および蛍光体層が厚いことを特徴とする請求項1または2記載の蛍光ランプ。
- バルブ径の大きい直線部を略同心円周上に配設し、バルブ径の大きい直線部により包囲された円周空間内の略同心円周上にバルブ径の小さい直線部を配設していることを特徴とする請求項2または3記載の蛍光ランプ。
- 請求項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプと;
この蛍光ランプを点灯させる点灯装置と;
この蛍光ランプを支持するとともに内部に点灯装置を収容しているカバー体と;
を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ - 請求項1ないし5いずれか一記載の蛍光ランプまたは電球形蛍光ランプと;
このランプが装着された器具本体と;
を具備していることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003156674A JP2004362812A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003156674A JP2004362812A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004362812A true JP2004362812A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34050684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003156674A Pending JP2004362812A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004362812A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008027850A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 電球形蛍光ランプおよび照明装置 |
-
2003
- 2003-06-02 JP JP2003156674A patent/JP2004362812A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008027850A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 電球形蛍光ランプおよび照明装置 |
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