JP2004362539A - 閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更方法、閲覧コンテンツ変更プログラム、および閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更方法、閲覧コンテンツ変更プログラム、および閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004362539A
JP2004362539A JP2003399845A JP2003399845A JP2004362539A JP 2004362539 A JP2004362539 A JP 2004362539A JP 2003399845 A JP2003399845 A JP 2003399845A JP 2003399845 A JP2003399845 A JP 2003399845A JP 2004362539 A JP2004362539 A JP 2004362539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
browsing
content
user
behavior
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003399845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4248376B2 (ja
Inventor
Takeya Suzuki
健也 鈴木
Toru Sadakata
徹 定方
Hisashi Ibaraki
久 茨木
Daisuke Takigawa
大介 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2003399845A priority Critical patent/JP4248376B2/ja
Publication of JP2004362539A publication Critical patent/JP2004362539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4248376B2 publication Critical patent/JP4248376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 コンテンツの閲覧を拡大し、購買行動に結びつかせる。
【解決手段】 閲覧されたコンテンツのログが統計処理される。今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧されるコンテンツの変化に対する今回の閲覧行動の変化を示す閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって閲覧行動に影響を与える要素が決定される。決定された要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツが変更される。閲覧ログを統計処理した統計量と、閲覧相関とに基づいて、次に閲覧させるべきコンテンツの配置・配列等を変更することで、閲覧利用者の閲覧をより拡大し、購買行動により結びつけることができる。また、決定した要素は、閲覧相関として記憶されるため、閲覧行動毎に内容相関を充実させていくことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネットなどのネットワーク上での電子商取引(Electronic Commerce)等において、閲覧されるコンテンツを閲覧利用者にとって有益になるように変更する技術に関する。
従来、閲覧利用者による電子カタログ、図面、画像等のコンテンツの閲覧ログを取得し、各コンテンツの閲覧頻度、閲覧時間などから、嗜好が似ている他の利用者がよく閲覧しているコンテンツを表示することで、閲覧利用者の負担を少なくして、閲覧利用者にとって有益であると思われる情報を提供することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、電子カタログ等のコンテンツの配信サービスにおいて、閲覧ログを分析して、未配信の部分の配信優先度を決定することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
コンテンツ提供者は、提供されるコンテンツをきっかけとして、閲覧利用者が様々なコンテンツを順次閲覧することを期待している(閲覧の拡大)。あるいは、提供されるコンテンツをきっかけとして、商品が購買されることを期待している(購買行動)。
特開平10−307845号公報 特開2002−157267号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、閲覧利用者の嗜好に合ったコンテンツを、既に作成済みのコンテンツの中から単に選択し、提供するだけである。このため、閲覧の拡大および購買行動に結びつきにくかった。
本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、閲覧の拡大および購買行動に直接結びつかせることができる閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更方法、閲覧コンテンツ変更プログラムおよび閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
請求項1の閲覧コンテンツ変更装置、請求項6の閲覧コンテンツ変更方法、請求項11の閲覧変更プログラム、および請求項13の閲覧変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、例えば、コンピュータがプログラムを実行することで以下の処理が行われる。
まず、閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログが統計処理される。コンテンツのログは、例えば、ログ記憶部に記憶される。統計処理は、例えば、統計処理部により行われる。次に、統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素が決定される。要素の決定は、例えば、要素決定処理部により行われる。
決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素は、閲覧相関として、例えば、相関記憶処理部に記憶される。そして、決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツが変更される。コンテンツの変更は、例えば、コンテンツ変更処理部が閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部の内容を変更することで行われる。
請求項2の閲覧コンテンツ変更装置、請求項7の閲覧コンテンツ変更方法、請求項12の閲覧変更プログラム、および請求項14の閲覧変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、例えば、コンピュータがプログラムを実行することで以下の処理が行われる。
まず、閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログが統計処理される。コンテンツのログは、例えば、ログ記憶部に記憶される。統計処理は、例えば、統計処理部により行われる。次に、統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える複数の要素が決定される。要素の決定は、例えば、要素決定処理部により行われる。
決定された複数の要素のうち、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素が選択される。この選択は、例えば、要素選択部により行われる。そして、選択された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツが変更される。コンテンツの変更は、例えば、コンテンツ変更処理部が閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部の内容を変更することで行われる。
請求項3の閲覧コンテンツ変更装置および請求項8の閲覧コンテンツ変更方法では、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素の選択は、決定された複数の要素に対応する閲覧行動を統計処理した値と、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動を統計処理した値との差をそれぞれ求め、差の小さい要素を選択することで行われる。
請求項4の閲覧コンテンツ変更装置および請求項9の閲覧コンテンツ変更方法では、コンテンツの変更により、閲覧させるコンテンツの大きさ、背景色、位置、配列順序の少なくともいずれかが変更される。
請求項5の閲覧コンテンツ変更装置および請求項10の閲覧コンテンツ変更方法では、閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログは、閲覧利用者を識別する個人情報を含んでいる。統計処理は、個人情報を含めて行われる。要素の決定は、個人情報を加味して行われる。
請求項1の閲覧コンテンツ変更装置、請求項6の閲覧コンテンツ変更方法、請求項11の閲覧変更プログラム、および請求項13の閲覧変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、閲覧ログを統計処理した統計量と、閲覧相関とに基づいて、次に閲覧させるべきコンテンツの配置・配列等を変更することで、閲覧利用者の閲覧をより拡大し、購買行動により結びつけることができる。換言すれば、閲覧ログに応じて次に閲覧させるコンテンツを単に選択する場合に比べ、より確実に閲覧を拡大でき、購買行動に結びつけることができる。
また、決定した要素は、閲覧相関として記憶されるため、閲覧行動毎に内容相関を充実させていくことができる。この結果、その後の要素の決定において、より確実に閲覧利用者の閲覧の拡大および購買行動に結びつかせることができる。
請求項2の閲覧コンテンツ変更装置、請求項7の閲覧コンテンツ変更方法、請求項12の閲覧変更プログラム、および請求項14の閲覧変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、閲覧ログを統計処理した統計量および閲覧相関に加えて、さらに、コンテンツ提供者の要望に基づいて、次に閲覧させるべきコンテンツの配置・配列等を変更することで、コンテンツ提供者が意図する閲覧行動に近い閲覧行動を導かせることができる。この結果、より確実に、コンテンツ提供者が希望する閲覧の拡大および購買行動に結びつかせることができる。
請求項3の閲覧コンテンツ変更装置および請求項8の閲覧コンテンツ変更方法では、数値を比較するという簡易な手法により、次に閲覧させるべきコンテンツの変更内容を簡単に決定できる。
請求項4の閲覧コンテンツ変更装置および請求項9の閲覧コンテンツ変更方法では、統計処理結果および閲覧相関に基づいて、コンテンツの大きさ、背景色、位置、配列順序の少なくともいずれかを変更することで、閲覧の拡大および購買行動により確実に結びつかせることができる。
請求項5の閲覧コンテンツ変更装置および請求項10の閲覧コンテンツ変更方法では、個人情報を用いることで、閲覧利用者それぞれに最適にコンテンツの配置・配列等を変更できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項4、請求項5、請求項6、請求項9、請求項10、請求項11および請求項13に対応する。図1において、閲覧コンテンツ変更装置100は、閲覧利用者が操作する閲覧装置101と接続されている。一般的には、1台の閲覧コンテンツ変更装置100に対して複数の閲覧装置101が接続されている。閲覧コンテンツ変更装置100は、例えば、ネットワークサーバである。閲覧装置101は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話などの携帯端末、あるいはネットワークに接続可能なテレビジョン等である。
閲覧コンテンツ変更装置100と閲覧装置101の接続方法は、特に問わない。例えば、インターネットなどのネットワークなどによって接続されてもよく、閲覧装置101と閲覧コンテンツ変更装置100とが一体化されていてもよい。また、接続は、有線または無線の何れでも構わない。
閲覧コンテンツ変更装置100から出力される電子カタログ、画像等の各種コンテンツは、閲覧装置101の表示部(CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等)に表示される。閲覧装置101は、閲覧利用者による入力デバイス(キーボード、マウス、リモートコントローラ等)の操作を閲覧ログとして記録し、記録したログを閲覧コンテンツ変更装置100に転送する。
閲覧コンテンツ変更装置100は、記憶部110、コンテンツ出力部120、ログ受信部130、処理制御部140およびメモリ150を有している。処理制御部140は、例えば、プログラム(コンテンツ変更プログラム)を実行することで動作するマイクロコンピュータにより構成されている。プログラムは、閲覧コンテンツ変更装置100に内蔵されるハードディスクまたは半導体メモリ、あるいは閲覧コンテンツ変更装置100に内蔵されるドライブ装置に着脱自在に装着されるCD−ROM、DVD等の記録媒体等に記録されている。処理制御部140がプログラムを実行することで、コンテンツ変更方法が実現される。
コンテンツ出力部120は、コンテンツデータベース111に記憶されているコンテンツを取り出し、閲覧装置101に出力する。
ログ受信部130は、閲覧装置101に記録された閲覧ログを受信する。
記憶部110は、コンテンツデータベース111(コンテンツ記憶部)、ログデータベース112(ログ記憶部)および内容相関データベース113(相関記憶部)を有している。
コンテンツデータベース111は、電子商取引における商品の情報や図面・音楽等のコンテンツ、それらの情報への参照(リンク)を記憶すると共に、商品の情報やコンテンツを閲覧利用者に提示する順序(配列順序)を記憶している。なお、以降の説明では、商品の情報、図面・音楽、およびリンクを含めて、全てコンテンツと称する。コンテンツデータベース111に記憶されている商品の情報およびコンテンツ等は、閲覧装置101からの要求などに応答してコンテンツ出力部120により取得され、閲覧装置101に出力される。コンテンツ出力部120から閲覧装置101へのコンテンツの出力タイミングは、閲覧装置101からの要求により決まるだけではなく、コンテンツ出力部120の内部タイマー等により、閲覧コンテンツ変更装置100が自発的に決めてもよい。
コンテンツを提示する順序は、コンテンツデータベース111に記憶される。この順序は、閲覧利用者に閲覧されるコンテンツの順序を誘導するために用いられる。すなわち、コンテンツデータベース111に記憶されるコンテンツの提示順序により、閲覧利用者の閲覧操作手順が導かれる。例えば、複数のページにより構成される電子ブックなどの形式の場合、上記順序は、ページの並び順である。Webページなどのハイパーテキストで構成される形式の場合、上記順序は、あるページにおける前後のページへのリンクである。
ログデータベース112は、閲覧利用者が閲覧装置101に出力(表示)された各コンテンツを見た時間、およびコンテンツの閲覧順序などを閲覧ログとして記憶する。閲覧ログは、各閲覧利用者に関する情報(個人情報)と関連させて記憶される。ここで、個人情報とは、閲覧利用者の性別、年齢、職業、嗜好などである。閲覧装置101に記録された閲覧ログ(個人情報を含む)は、ログ受信部130を介してログデータベース112に転送される。
内容相関データベース113は、商品の情報や図画、音楽等のコンテンツの配置および配列の変化と、それに対応する閲覧利用者の閲覧行動の変化との相関(以降、閲覧相関と称する)を記憶する。ここで、コンテンツの配置とは、表示画面上でのコンテンツの位置、大きさ、背景色等を示す。コンテンツの配列とは、表示画面上での複数のコンテンツの並び順を示す。
内容相関データベース113が記憶する閲覧相関の一例を以下に示す。
(1-1)「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報(コンテンツ)を連続して配置した場合、閲覧利用者の「指輪」の商品情報を見る時間が増加する。
(1-2)「ハンドバッグ」の商品情報を見た後は、閲覧利用者が「時計」の商品情報を見る時間が減少する。
(1-3)「ハンドバッグ」と「時計」の商品情報を連続して配置した場合、閲覧利用者が双方の情報を見る時間が減少する。
(1-4)「ハンドバッグ」において、商品画像の大きさを100ピクセル×100ピクセルにしたときより、150ピクセル×150ピクセルにしたときの方が、閲覧利用者が商品情報を見る時間が増加する。
(1-5)「ハンドバッグ」において、背景色が赤の場合、背景色が緑の場合より閲覧利用者が商品情報を見る時間が減少する。
これ等の閲覧相関は、後述するように、コンテンツ提供者(情報提供者)の意図する効果が得られると考えられるコンテンツの配置、配列等を決定するために用いられる。ここで、コンテンツ提供者の意図する効果とは、閲覧を拡大し、購買行動に結びつくことである。例えば、閲覧ログから閲覧利用者が「ハンドバッグ」の商品情報を見る時間が長いことが分かった場合、上記(1-1)項の閲覧相関を用いて、その後「指輪」の商品情報を提示するような提示順序が決定され、この提示順序をコンテンツデータベース111に記憶させるなどの処理が行われる。
なお、上記した例では、閲覧利用者の情報(コンテンツ)を見る時間に対する相関を記憶しているが、閲覧利用者がコンテンツの商品を購入する比率に対する相関を記憶してもよい。
内容相関データベース113に記憶される閲覧相関は、処理制御部140が閲覧利用者の閲覧ログを分析し、新たに表示されるコンテンツを変更していくことで、徐々に充実していく。なお、内容相関データベース113には、初期値としてコンテンツ提供者や本装置を用いてサービスを行う事業者が準備した閲覧相関が記憶されている。
処理制御部140は、統計処理部141、要素決定処理部142、相関記憶処理部143およびコンテンツ変更処理部144を有している。これ等処理部141、142、143、144は、独立のハードウエアで構成されてもよく、プログラムを実行するマイクロコンピュータ内のレジスタ等で構成されていてもよい。
統計処理部141は、ログデータベース112に記憶されている閲覧ログを統計処理する。統計処理の例は、後述する図3で説明する。
要素決定処理部142は、統計処理部141による統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、この閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を決定する。すなわち、要素決定処理部142は、ログデータベース112に記憶される閲覧ログおよび内容相関データベース113に記憶される相関に基づいて、各閲覧利用者の閲覧の傾向を計算し、コンテンツのつながり等を推定し、次に閲覧させるべきコンテンツの配置、配列を決定する。
相関記憶処理部143は、要素決定処理部142により決定された利用者の閲覧行動に影響を与える要素を、閲覧相関として内容相関データベース113に記憶させる。相関記憶処理部143により、内容相関データベース113は充実されていく。
コンテンツ変更処理部144は、要素決定処理部142により決定された利用者の閲覧行動に影響を与える要素に基づいて、コンテンツデータベース111に記憶されたコンテンツを変更する。次に閲覧させるべきコンテンツが変更される。
メモリ150は、処理制御部140での処理に必要なパラメータおよび処理途中のデータ等を記憶するワークメモリとして動作する。
このように、閲覧ログに基づいて次に出力するコンテンツを単に選択するだけでなく、閲覧ログおよび相関データに基づいてコンテンツそのものの配置、配列を変更することで、閲覧利用者の購買行動に結びつく割合は向上される。すなわち、処理制御部140の処理により、コンテンツは、コンテンツ提供者の意図する効果が得られる配置、配列になる。
図2は、上述した閲覧コンテンツ変更装置100および閲覧装置101の動作の流れを示している。太い枠で示した処理は、閲覧コンテンツ変更装置100により行われ、細い枠で示した処理は、閲覧装置101により行われる。
まず、ステップS210において、閲覧装置101は、閲覧利用者からコンテンツを表示する要求を待つ。閲覧装置101が電子ブックなどの本の形式を模した表示形態をとっている場合、この要求は、電子ブックのページをめくる動作である。閲覧装置101がWebブラウザのような表示形態をとっている場合、この要求は、ハイパーテキストに格納されたハイパーリンクの選択などである。コンテンツの表示要求が発生した場合、フローはステップS220に遷移する。
ステップS220は、閲覧コンテンツ変更装置100のコンテンツ出力部120が行う処理である。コンテンツ出力部120は、閲覧装置101において既にコンテンツが表示されている場合には、次に表示させるコンテンツを閲覧装置101に転送する。コンテンツ出力部120は、閲覧装置101においてコンテンツがまだ表示されていない場合、表示すべきコンテンツをコンテンツデータベース111に記憶されている情報を使って特定し、必要であればデータを生成し、コンテンツを生成したデータとともに閲覧装置101に転送する。この後、フローはステップS230に遷移する。
ステップS230では、閲覧装置101は、ステップS220でコンテンツ出力部120から転送されたデータに基づいて、表示部にコンテンツを表示する。その後、フローはステップS240に遷移する。
ステップS240では、閲覧装置101は、表示したコンテンツに対して閲覧利用者がとった閲覧行動を閲覧ログとして記録する。閲覧ログとして、例えば、閲覧利用者の性別、年齢、職業などの個人情報(またはそれらを特定するためのIDなどの情報)、表示されたコンテンツ、コンテンツが表示されていた時間(露出していた時間)などを記録する。個人情報を用いることで、閲覧利用者それぞれに最適にコンテンツを配置・配列等を変更できる。閲覧装置101がGUI(Graphical Use Interface)やマウスなどのMMI(Man-Machine Interface )を備えるコンピュータの場合、マウス等を操作(クリック)した画面上の位置、時刻なども記録される。その後、フローはステップS250に遷移する。
ステップS250は、閲覧コンテンツ変更装置100のログ受信部130が行う処理である。ログ受信部130は、閲覧装置101が記録した閲覧ログを受信し、受信した閲覧ログをログデータベース112に記憶させる。この際、ログ受信部130は、後の処理を行い易くするために、閲覧装置101から受信したテキスト形式の閲覧ログを、データベースとして扱いやすい他の形式に変換し、ログデータベース112に記憶させてもよい。この後、フローはステップS260に遷移する。
ステップS260は、閲覧コンテンツ変更装置100の処理制御部140が行う処理である。処理制御部140は、上述したように、ログデータベース112に記憶される閲覧ログおよび内容相関データベース113に記憶される相関に基づいて、閲覧利用者の閲覧の傾向を計算し、コンテンツのつながり等を推定し、次に閲覧させるべきコンテンツの配置、配列を決定する。処理制御部140は、決定に基づいてコンテンツデータベース111を変更する。処理制御部140が行う処理の詳細については、後述する図3で説明する。この後、フローはステップS270に遷移する。
ステップS270では、全体の動作を終了するか否かが判定される。終了しないと判定された場合は、フローはステップS210に遷移し、上記処理を繰り返す。終了すると判定された場合は、全体の動作が終了する。
図3は、主に処理制御部140の動作の詳細を示している。
ステップS310は、図2に示したステップS210〜S250に対応する処理である。すなわち、ステップS310では、閲覧コンテンツ変更装置100と閲覧装置101とにより、コンテンツデータベース111に記憶されたコンテンツおよびその提示順序(配置配列)が閲覧装置101に出力され、閲覧利用者の閲覧ログがログデータベース112に記憶される。ここで、ステップS310が最初に実行されるとき、初期値としてコンテンツ提供者や本装置を用いてサービスを行う事業者が準備したコンテンツおよびその提示順序(配置配列)を用いる。この後、フローはステップS320に遷移する。
ステップS320では、処理制御部140の統計処理部141は、ステップS310で取得され、ログデータベース112に記憶された閲覧ログを統計処理する。統計処理の例を以下に示す。
(2-1)閲覧利用者に関する情報(個人情報)を使って、閲覧利用者をタイプ分けする(セグメント化)。
性別、年齢、職業などの閲覧利用者に関する個人情報に基づいて、男女別、年齢層(5歳毎または10歳毎など)によるグループ別、職業のグループ別などによるタイプ分けを行う。具体的には、例えば、「30代、男性、事務職」とか「20代、女性、営業職」などにタイプ分けする。タイプ分けは、閲覧利用者の総数が所定数を超えるときに有効である。逆に、閲覧利用者の総数が少ないときは、タイプ分けを必ずしも行う必要はない。
(2-2)各コンテンツが見られた閲覧時間(露出時間)を計算する。
各コンテンツが見られた閲覧時間(露出時間)は、あるコンテンツが表示されてから、別のコンテンツを表示するまでに経過した時間であり、ログデータベース112に保持されたログから計算する。別のコンテンツが表示されたか否かは、MMI(Man-Machine Interface )などを通じて、閲覧利用者から別のコンテンツを表示する指示が与えられたかどうかにより判断する。この際、固定の閾値(最小露出時間)より小さい閲覧時間(露出時間)は、ノイズとして扱い、統計処理には使用しない。また、各コンテンツが複数の部分にまたがって表現されている場合には、それらの閲覧時間(露出時間)の合計を計算し、その合計を各コンテンツの閲覧時間(露出時間)とすることもできる。
(2-3)閲覧利用者のタイプ毎にコンテンツの閲覧時間を計算する。
上記(2-2)項で計算した各コンテンツの閲覧時間(露出時間)を、上記(2-1)項で行ったタイプ(セグメント)別に集計する。タイプ分けが行われていない場合、本項(2-3)の集計は行わない。
(2-4)コンテンツ全体の中での着目するコンテンツの配置、配列と、そのコンテンツの閲覧時間との関係を抽出する。
着目するコンテンツをS[i]として、そのコンテンツS[i]の閲覧時間T(S[i])と、コンテンツS[i]の全体の中での配置(配列)の関係を抽出する。閲覧時間T(S[i])は、上記(2-2)項により計算できる。例えば、閲覧装置101が電子ブックなどの本の形を模した表示形態をとっている場合、着目するコンテンツのインデックスは、ページ番号と一致させて考えることができる。このため、コンテンツS[i]が配置(配列)されているページ番号iと、コンテンツ閲覧時間T(S[i])との関係を抽出すればよい。
また、例えば、着目するコンテンツS[i]をこのコンテンツの表示画面上での位置、大きさ、背景色の配置(配列)とすると、それらの値とコンテンツ閲覧時間T(S[i])との関係を用いて統計処理することもできる。
(2-5)コンテンツの閲覧時間とコンテンツの並び順との関係を抽出する。
着目するコンテンツをS[i]とすると、そのコンテンツS[i]の閲覧時間T(S[i])と、設定されている提示順序がコンテンツS[i]のp回前までの系列、p回後までの系列、またはp回前〜p回後までの系列との間に存在する関係を抽出する。例えば、閲覧装置101が電子ブックなどの本の形を模した表示形態をとっている場合、提示順序がコンテンツS[i]のp回前(またはp回後、p回前〜p回後)までの系列は、コンテンツS[i]のpページ前〜pページ後のページに配置(配列)されているコンテンツである。
これ等系列は、『S[i-p],S[i-(p-1)],...,S[i-1],S[i]』、『S[i]」,S[i+1]」,...,S[i+(p-1)],S[i+p]』(p+1次元ベクトル)、もしくは、『S[i-p],S[i-(p-1)] ,...,S[i-1],S[i],S[i+1],...,S[i+(p-1)],S[i+p]』(2p+1次元ベクトル)などと表すことができる。従って、本項(2-5)により抽出される関係は、上記のp+1次元ベクトルや2p+1次元ベクトルと、コンテンツ閲覧時間T(S[i])との関係になる。
(2-6)閲覧利用者のコンテンツの閲覧順序の統計をとる。
閲覧のコントロール方法によっては、閲覧利用者は、前のコンテンツを見返したり、先のコンテンツにジャンプしたりできる。このため、閲覧利用者による閲覧順序は、必ずしもシステムが提供する提示順序と同じにならない。そこで、着目するコンテンツS[i]を表示した時点をjとすると、着目するコンテンツは、S(j)と表すことができる。そして、着目するコンテンツS[i](=S(j))を表示するまでに、閲覧利用者が閲覧したコンテンツのp回前までの系列を抽出する。例えば、『S(j-p),S(j-(p-1)),...,S(j-1),S(j)(S(j)はS[i]と同じ)』(p+1次元ベクトル)などと表すことができる。
(2-7)コンテンツの閲覧順序とコンテンツの閲覧時間との関係を抽出する。
上記(2-6)項で説明した閲覧利用者が閲覧したコンテンツのp回前までの系列と、着目するコンテンツS[i]の閲覧時間T(S[i])との間に存在する関係を抽出する。例えば、閲覧装置101が電子ブックなどの本の形を模した表示形態をとっている場合、コンテンツS[10](第10ページのコンテンツ)を見るまでに、第3ページ、第5ページ、第6ページ、第13ページ、第14ページを見ていたとする。このとき、pを「3」とすると、抽出する関係は、『S(j-3),S(j-2),S(j-1),S(j)』=『S[6],S[13],S[14],S[10]』と、コンテンツ閲覧時間T(S[10])との間の対応ということになる。
上記(2-2)項〜(2-5)項および(2-7)項では、「コンテンツの閲覧時間(露出時間)」を用いて統計処理する例を述べたが、閲覧時間の代わりに閲覧頻度を用いて統計処理してもよい。なお、統計処理では、最終的に全てのログの閲覧時間や閲覧頻度を集計し、その平均である平均閲覧時間や平均閲覧頻度を計算する。タイプ分け(セグメント化)されている場合は、そのタイプ毎に閲覧時間や閲覧頻度を集計する。以下に述べるステップS330では、平均閲覧時間や平均閲覧頻度などの統計量を用いて、閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を決定する。
ステップS330では、処理制御部140の要素決定処理部142は、ステップS320で統計処理された統計量と、内容相関データベース113に記憶されている相関とを用いて、コンテンツを変化させた場合に閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を決定する。ここで、閲覧行動に影響を与える要素は、閲覧の拡大および購買行動が起こることを期待して決定される。
例えば、閲覧ログから統計処理された「指輪」に関する統計量と、内容相関データベース113に記憶されている「指輪」の前後に配置されたコンテンツに関する閲覧相関とを比較することによって、「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報(コンテンツ)を連続して配置した場合に、閲覧利用者の「指輪」の商品情報を見る時間が「増加すること」が判定される。この判定された閲覧相関(「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報(コンテンツ)を連続して配置した場合に、閲覧利用者の「指輪」の商品情報を見る時間が「増加すること」)は、閲覧ログから統計処理された「ハンドバッグ」の前後に配置されたコンテンツに関する統計量(閲覧時間など)を集計し、特徴のある値(標準偏差が他と比較して2倍以上異なるなどといった有意に差のある変化を示す値)を探索することによって、自動的に発見することもできる。
より詳細には、例えば、着目するコンテンツS[i]を「指輪」とする場合、着目するコンテンツS[i]に対し、提示順序が1回前のコンテンツS[i-1]、もしくは、提示順序が1回後のコンテンツS[i+1]が「ハンドバッグ」であった場合、ステップS320で述べた(2-5)項の統計処理で得られた値を使うことができる。ここで、例えば、着目するコンテンツS[i]の閲覧時間をT(S[i])とするとき、平均閲覧時間を<T(S[i])>で表す。また、上記(2-3)項〜(2-5)項、(2-7)項などにおいて、ある系列に関係した閲覧時間をT(S[i]|系列)と表す。「系列」は、上述した『S(j-p),S(j-(p-1)),...,S(j-1),S(j)』などを指す。
全閲覧利用者がコンテンツS[i]を閲覧した平均閲覧時間を<T(S[i])>と表すとき、その条件に合致する場合の平均閲覧時間は、<T(S[i]|S[i-1],S[i])>もしくは<T(S[i]|S[i],S[i+1])>と表すことができる。具体的には、<T(「指輪」|「ハンドバッグ」,「指輪」)>もしくは<T(「指輪」|「指輪」,「ハンドバッグ」)>と表すことができる。このとき、『<T(S[i])> < <T(S[i]|S[i-1],S[i])>』もしくは『<T(S[i])> < <T(S[i]|S[i],S[+1])>』であれば、「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報を連続して配置する場合の閲覧利用者の「指輪」の情報を見る時間の変化(この例の場合は「増加すること」)が判定される。
また、閲覧ログから統計処理された「ハンドバッグ」に関する統計量と、内容相関データベース113に記憶されている「ハンドバッグ」の背景色に関する閲覧相関とを比較することによって、「ハンドバッグ」の商品情報の背景色が「赤」の場合、内容相関データベース113に記憶されている背景色が「緑」の場合より閲覧利用者の商品情報を見る時間が「減少する」ことが判定される。すなわち、着目するコンテンツS[i]として「ハンドバッグ」を考え、ステップS330の(2-4)項の統計処理を行った値を用いて、『<T(S[i]|「背景色が赤」)> < <T(S[i]|「背景色が緑」)>』であれば、「ハンドバッグ」に対する背景色が「赤」の場合、背景色が「緑」の場合より閲覧利用者の商品情報を見る時間が変化すること(この場合は「減少すること」)が判定される。
さらに、例えば、着目するコンテンツS[i]として「時計」を考え、着目するコンテンツS[i]の1回前に閲覧されたコンテンツS(j-1)、もしくはp回前に閲覧されたコンテンツS(j-p)が「ハンドバッグ」である場合、上述したステップS320の7項で統計処理された値を用いて、その条件に合致する場合の平均閲覧時間は、<T(S[i]|S(j-1),S(j))>もしくは<T(S[i]|S(j-p),...,S(j))>と表すことができる。具体的には、<T(「時計」|「ハンドバッグ」閲覧,「時計」閲覧)>もしくは<T(「時計」|「ハンドバッグ」閲覧,...,「時計」閲覧)>と表すことができる。このとき、『<T(S[i])> > <T(S[i]|S[j-1],S[j])>』もしくは『<T(S[i])> > <T(S[i]|S[j-p],...,S[j])>』であれば、「ハンドバッグ」の商品情報を見た後には、閲覧利用者の「時計」の情報を見る時間が減少することが判定される。
この後、フローはステップS340に遷移する。
ステップS340では、処理制御部140の相関記憶処理部143は、ステップS330で要素決定処理部142が決定または判定した内容を新たな閲覧相関として相関データベース113に記憶させる。例えば、閲覧利用者のタイプ(セグメント)および閲覧利用者がコンテンツを閲覧した順序などに対応する閲覧相関が、内容相関データベース113に記憶されている閲覧相関と一部異なることが判定された場合、この閲覧相関は、内容相関データベース113に新しい閲覧相関として記憶される。
一方、既に内容相関データベース113に同様の要素や相関が存在する場合には、内容を更新する更新処理が実施される。更新処理は、閲覧相関を示す数値の平均値を記憶するなどして行われる。すなわち、要素決定処理部142により決定または判定された内容が、内容相関データベース113に記憶されていない場合、その内容を新たに記憶する。要素決定処理部142により決定または判定された内容が、内容相関データベース113に記憶されている場合、その内容を更新する。
内容の更新にあたっては、更新前および更新後の内容に矛盾が無い場合には、例えば、重み付け係数を大きくするなどして、内容に対する信頼度を上昇させる。更新前および更新後の内容に矛盾がある場合には、例えば、重み付け係数を小さくするなどして、内容に対する信頼度を下降させる。
閲覧行動毎に内容相関データベース113を充実していくことで、その後の要素決定処理部142の動作において、より確実に閲覧利用者の閲覧の拡大および購買行動に結びつかせることができる。この後、フローはステップS350に遷移する。
ステップS350では、処理制御部140のコンテンツ変更処理部141は、要素決定処理部142の処理結果に基づいて、コンテンツデータベース111に記憶されているコンテンツ、あるいはコンテンツの提示順序(配置配列)に微少な変化を加える。例えば、コンテンツ変更処理部141は、コンテンツの提示順序を一部入れ替えたり(配列の変更)、コンテンツの表示位置を変更したり、コンテンツの提示をキャンセルしたり、新たなコンテンツを提示したり、コンテンツを提示する大きさを変更したり、コンテンツの背景色を変更したりする。
コンテンツの変更は、閲覧利用者の閲覧の拡大および購買行動に貢献する。同時に、閲覧利用者は、希望するコンテンツの提供をストレス無く受けることができる。この後、フローはステップS360に遷移する。
ステップS360では、処理制御部140の動作を終了するか否かが判定される。終了しないと判定された場合は、フローはステップS310に遷移し、上記処理を繰り返す。終了すると判定された場合は、処理制御部140の動作が終了する。
上述したステップS320〜S350の処理は、マイクロコンピュータ(処理制御部140)が実行するプログラムにより実現される。ステップS320〜S350を処理するためのプログラムは、閲覧コンテンツ変更装置100に内蔵されるハードディスクまたは半導体メモリ、閲覧コンテンツ変更装置100に内蔵されるドライブ装置に着脱自在に装着されるCD−ROM、DVD等の記録媒体等に記録されている。
以上、第1の実施形態では、統計処理部141により閲覧ログを統計処理した統計量と、内容相関データベース113に記憶されている閲覧相関とに基づいて、次に閲覧利用者に閲覧させるべきコンテンツの配置・配列等を変更することで、閲覧利用者の閲覧をより拡大し、購買行動により結びつけることができる。換言すれば、閲覧ログに応じて次に閲覧させるコンテンツを単に選択する場合に比べ、より確実に閲覧を拡大でき、購買行動に結びつけることができる。
また、要素決定処理部142により決定された要素は、閲覧相関として内容相関データベース113に記憶される。このため、閲覧行動毎に内容相関を充実させていくことができる。この結果、要素決定処理部142によるその後の要素の決定において、次に閲覧されるコンテンツを、閲覧利用者の閲覧を拡大し、および購買行動に結びつかせるためのコンテンツに変更することができる。
要素決定処理部142による決定事項に基づいて、閲覧させるコンテンツの大きさ、背景色、位置、配列順序の少なくともいずれかを変更することで、閲覧利用者による閲覧の拡大を計り、購買行動に確実に結びつかせることができる。
ログデータベース112に記憶される閲覧ログに、閲覧利用者を識別する個人情報を含ませることで、要素決定処理部142は、個人情報を加味して要素を決定できる。このため、閲覧利用者それぞれに最適にコンテンツを配置・配列等を変更できる。
図4は、本発明の第2の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項12および請求項14に対応する。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第1の実施形態の閲覧コンテンツ変更装置100の代わりに閲覧コンテンツ変更装置400を有している。閲覧コンテンツ変更装置400は、第1の実施形態の処理制御部140の代わりに処理制御部440を有している。処理制御部440は、第1の実施形態の要素決定処理部142の代わりに要素決定処理部442を有している。また、処理制御部440は、第1の実施形態の相関記憶処理部143を削除し、新たに残差計算部460を有している。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同じである。すなわち、閲覧コンテンツ変更装置400は、閲覧利用者が操作する閲覧装置101と接続されている。処理制御部440は、プログラムを実行することで動作するマイクロコンピュータにより構成されている。プログラムは、閲覧コンテンツ変更装置400に内蔵されるハードディスクまたは半導体メモリ、閲覧コンテンツ変更装置400に内蔵されるドライブ装置に着脱自在に装着されるCD−ROM、DVD等の記録メディア等に格納されている。
要素決定処理部442は、統計処理部141による統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、この閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える複数の要素を決定する。すなわち、要素決定処理部442は、ログデータベース112に記憶される閲覧ログおよび内容相関データベース113に記憶される相関に基づいて、各閲覧利用者の閲覧の傾向を計算し、コンテンツのつながり等を推定し、次に閲覧されるコンテンツの配置、配列の候補を複数決定する。なお、内容相関データベース113には、コンテンツ提供者等により、要素決定処理部442が処理を実行可能な程度のデータが、予め格納されている。
残差計算部460は、コンテンツ提供者の意図する効果に対応する閲覧利用者の行動を数値化した値(以下、分析値の目標値と称する)と、閲覧利用者による実際の閲覧行動を要素決定処理部442により決定した複数の要素を数値化した値(以下、分析値と称する)とをそれぞれ比較し、差の小さい要素を次に変化させる要素とする。すなわち、残差計算部460は、要素決定処理部442により決定された複数の要素のうち、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素を選択する要素選択部として機能する。
残差計算部460により求められた要素は、コンテンツ変更処理部144に出力される。コンテンツ変更処理部144は、残差計算部460により求められた要素に基づいて、コンテンツデータベース111に記憶されたコンテンツを変更する。
図5は、主に処理制御部440の動作の詳細を示している。第1の実施形態(図3)と同じ動作については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。この実施形態では、第1の実施形態と同様にステップS310〜S320の処理が行われた後に、ステップS530、S540の処理が行われ、この後、第1の実施形態と同様にステップS350〜S360の処理が行われる。
ステップS530では、処理制御部440の要素決定処理部442は、ステップS320で統計処理された統計量と、内容相関データベース113に記憶されている相関とを用いて、コンテンツを変化させた場合に閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える複数の要素を決定する。
例えば、閲覧ログから統計処理された「指輪」に関する統計量と、内容相関データベース113に記憶されている「指輪」の前後に配置されたコンテンツに関する閲覧相関とを比較することによって、「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報(コンテンツ)を連続して配置した場合に、閲覧利用者の「指輪」の商品情報を見る時間が「増加する」ことが判定される。この判定された閲覧相関(「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報(コンテンツ)を連続して配置した場合に、閲覧利用者の「指輪」の商品情報を見る時間が「増加すること」)は、閲覧ログから統計処理された「ハンドバッグ」の前後に配置されたコンテンツに関する統計量(閲覧時間など)を集計し、特徴のある値(標準偏差が他と比較して2倍以上異なるなどといった有意に差のある変化を示す値)を探索することによって、自動的に発見することもできる。また、同時に、上記比較によって、「指輪」の商品情報の背景色が「緑」の場合、内容相関データベース113に記憶されている背景色が「赤」の場合より閲覧利用者の商品情報を見る時間が「増加する」ことが判定される。この後、フローはステップS540に遷移する。
ステップS540では、処理制御部440の残差計算部460は、ステップS530で処理されて、決定された複数の要素を数値化した値(分析値)を、コンテンツ提供者の意図する効果に対応する閲覧利用者の行動を数値化した値(分析値の目標値)とそれぞれ比較する。残差計算部460は、差の小さい要素を次に変化させる要素とする。
例えば、分析の目標値に対応する閲覧利用者の行動(コンテンツ提供者の意図する効果)は、『「指輪」の商品情報の閲覧時間を最大にする』であるとする。すなわち、分析の目標値は、所定の閲覧時間である。また、要素決定処理部442により決定された分析値に対応する要素は、『「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報(コンテンツ)を連続して配置した場合に、閲覧利用者の「指輪」の商品情報を見る時間が「増加する」』および『「指輪」の商品情報の背景色が「緑」の場合、背景色が「赤」の場合より閲覧利用者の商品情報を見る時間が「増加する」』であるとする。すなわち、分析値は、閲覧の増加時間である。
残差計算部460は、分析の目標値(目標とする閲覧時間)と、2つの分析値(閲覧の増加時間)をそれぞれ比較し、例えば、『「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報を連続して配置する』ことが、『「指輪」の商品情報の背景色を「緑」にする』ことよりも目標値に対して小さい残差になると計算する。すなわち、『「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報を連続して配置する』ことは、閲覧時間をより増加させ、閲覧利用者の購買行動にとって、大きな効果があると判定される。そして、残差計算部460は、『「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報を連続して配置する』を選択し、選択した要素を、コンテンツ変更処理部144に出力する。
また、例えば、ステップS530で、「指輪」に対する閲覧時間が減少しているが、「靴」の閲覧時間は増加しており、「ハンドバッグ」の閲覧時間はそれほど長くないという分析結果(統計処理)が出ており、内容相関データベース113に『「指輪」と「靴」の商品情報を連続して配置した場合、閲覧利用者の「指輪」の情報を見る時間が「増加する」』と記憶されている場合に、ステップS540において、『「ハンドバッグ」と「指輪」の商品情報を連続して配置する』を選択するのではなく、『「指輪」と「靴」の商品情報を連続して配置させる』を選択してもよい。これらの決定は、一様に、残差計算部460で計算される差(この例では、閲覧時間の目標値と分析値の差)を最小化するように選択される。
ステップS540の処理の後、第1の実施形態と同様に、フローはステップS350、S360に順次遷移する。
なお、ステップS320、S530、S540、S350の処理は、マイクロコンピュータ(処理制御部440)が実行するプログラムにより実現される。ステップS320、S530、S540、S350を処理するためのプログラムは、閲覧コンテンツ変更装置400に内蔵されるハードディスクまたは半導体メモリ、閲覧コンテンツ変更装置400に内蔵されるドライブ装置に着脱自在に装着されるCD−ROM、DVD等の記録媒体等に記録されている。
以上、この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、閲覧ログを統計処理した統計量および閲覧相関に加えて、さらにコンテンツ提供者の要望に基づいて、次に閲覧させるべきコンテンツの配置・配列等を変更することで、コンテンツ提供者が意図する閲覧行動に近い閲覧行動を閲覧利用者に導かせることができる。この結果、より確実に、コンテンツ提供者が希望する閲覧の拡大および購買行動に結びつかせることができる。
また、残差計算部460により、コンテンツ提供者が要望する分析値の目標値(例えば、所定の閲覧時間)と、要素決定処理部442が決定した複数の分析値(例えば、閲覧の増加時間)とをそれぞれ比較し、差の小さい方を選択することで、次に閲覧させるべきコンテンツの変更内容を簡易かつ確実に決定できる。
図6は、本発明の第3の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項12および請求項14に対応する。第1および第2の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第2の実施形態の閲覧コンテンツ変更装置400の代わりに閲覧コンテンツ変更装置600を有している。閲覧コンテンツ変更装置600は、第2の実施形態の処理制御部440の代わりに処理制御部640を有している。処理制御部640は、第2の実施形態の処理制御部440に第1の実施形態の相関記憶処理部143を追加して構成されている。その他の構成は、第2の実施形態とほぼ同じである。すなわち、閲覧コンテンツ変更装置600は、閲覧利用者が操作する閲覧装置101と接続されている。処理制御部640は、プログラムを実行することで動作するマイクロコンピュータにより構成されている。プログラムは、閲覧コンテンツ変更装置600に内蔵されるハードディスクまたは半導体メモリ、閲覧コンテンツ変更装置600に内蔵されるドライブ装置に着脱自在に装着されるCD−ROM、DVD等の記録メディア等に格納されている。
残差計算部460により求められた要素は、相関記憶処理部143およびコンテンツ変更処理部144に出力される。相関記憶処理部143は、残差計算部460により求められた要素を、閲覧相関として内容相関データベース113に記憶させる。コンテンツ変更処理部144は、第2の実施形態と同様に、残差計算部460により求められた要素に基づいて、コンテンツデータベース111に記憶されたコンテンツを変更する。
図7は、主に処理制御部640の動作の詳細を示している。第1および第2の実施形態(図3、図5)と同じ動作については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。この実施形態では、第2の実施形態のステップS540とS350の間に、ステップS340が追加されている。
ステップS340では、第1の実施形態と同様に、処理制御部640の相関記憶処理部143は、ステップS540で残差計算部460により求められた要素を新たな閲覧相関として相関データベース113に記憶させる。
なお、ステップS320、S530、S540、S340、S350の処理は、マイクロコンピュータ(処理制御部640)が実行するプログラムにより実現される。ステップS320、S530、S540、S340、S350を処理するためのプログラムは、閲覧コンテンツ変更装置600に内蔵されるハードディスクまたは半導体メモリ、閲覧コンテンツ変更装置600に内蔵されるドライブ装置に着脱自在に装着されるCD−ROM、DVD等の記録媒体等に記録されている。
以上、この実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、残差計算部460により求められた要素を新たな閲覧相関として相関データベース113に記憶させるため、相関データベース113を徐々に充実させることができる。この結果、より確実に、コンテンツ提供者が希望する閲覧の拡大および購買行動に結びつかせることができる。
なお、上述した実施形態において、ログデータベース112に記憶される閲覧ログの内、閲覧利用者に関する情報として、閲覧利用者を個人単位に識別できる情報(IDなど)、および閲覧利用者の住所、氏名、年齢、性別、職業、嗜好などの個人情報を用いることで、閲覧利用者それぞれに適応できる閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更方法および閲覧コンテンツ変更プログラムを提供することができる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態の閲覧コンテンツ変更装置100および閲覧装置101の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の処理制御部140の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態の処理制御部440の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。 第3の実施形態の処理制御部640の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 閲覧コンテンツ変更装置
101 閲覧装置
110 記憶部
111 コンテンツデータベース(コンテンツ記憶部)
112 ログデータベース(ログ記憶部)
113 内容相関データベース(相関記憶部)
120 コンテンツ出力部
130 ログ受信部
140 処理制御部
141 統計処理部
142 要素決定処理部
143 相関記憶処理部
144 コンテンツ変更処理部
150 メモリ
400 閲覧コンテンツ変更装置
440 処理制御部
442 要素決定処理部
460 残差計算部
600 閲覧コンテンツ変更装置
640 処理制御部

Claims (14)

  1. 閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、
    閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログを記憶するログ記憶部と、
    コンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関を記憶する相関記憶部と、
    前記ログ記憶部に記憶されているログを統計処理する統計処理部と、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、この閲覧行動に関係する前記閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を決定する要素決定処理部と、
    前記要素決定処理部により決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を、前記閲覧相関として前記相関記憶部に記憶させる相関記憶処理部と、
    前記要素決定処理部により決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素に基づいて、前記コンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツを変更するコンテンツ変更処理部とを備えていることを特徴とする閲覧コンテンツ変更装置。
  2. 閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、
    閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログを記憶するログ記憶部と、
    コンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関を記憶する相関記憶部と、
    前記ログ記憶部に記憶されている前記ログを統計処理する統計処理部と、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、この閲覧行動に関係する前記閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える複数の要素を決定する要素決定処理部と、
    決定された複数の要素のうち、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素を選択する要素選択部と、
    前記要素選択部により選択された要素に基づいて、前記コンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツを変更するコンテンツ変更処理部とを備えていることを特徴とする閲覧コンテンツ変更装置。
  3. 請求項2記載の閲覧コンテンツ変更装置において、
    前記要素選択部は、前記要素決定処理部により決定された複数の要素に対応する閲覧行動を統計処理した値と、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動を統計処理した値との差をそれぞれ求め、差の小さい要素を選択することを特徴とする閲覧コンテンツ変更装置。
  4. 請求項1または請求項2記載の閲覧コンテンツ変更装置において、
    前記コンテンツ変更処理部は、閲覧させるコンテンツの大きさ、背景色、位置、配列順序の少なくともいずれかを変更することを特徴とする閲覧コンテンツ変更装置。
  5. 請求項1または請求項2記載の閲覧コンテンツ変更装置において、
    前記ログ記憶部が記憶するログは、前記閲覧利用者を識別する個人情報を含み、
    前記統計処理部は、前記個人情報を含めて統計処理し、
    要素決定処理部は、前記個人情報を加味して前記要素を決定することを特徴とする閲覧コンテンツ変更装置。
  6. 閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログを統計処理し、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって前記閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を決定し、
    決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を、前記閲覧相関として記憶し、
    決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを変更することを特徴とする閲覧コンテンツ変更方法。
  7. 閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログを統計処理し、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって前記閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える複数の要素を決定し、
    決定された複数の要素のうち、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素を選択し、
    選択された要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを変更することを特徴とする閲覧コンテンツ変更方法。
  8. 請求項7記載の閲覧コンテンツ変更方法において、
    前記コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素の選択は、決定された複数の要素に対応する閲覧行動を統計処理した値と、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動を統計処理した値との差をそれぞれ求め、差の小さい要素を選択することで行われることを特徴とする閲覧コンテンツ変更方法。
  9. 請求項6または請求項7記載の閲覧コンテンツ変更方法において、
    前記コンテンツの変更により、閲覧させるコンテンツの大きさ、背景色、位置、配列順序の少なくともいずれかが変更されることを特徴とする閲覧コンテンツ変更方法。
  10. 請求項6または請求項7記載の閲覧コンテンツ変更方法において、
    前記閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログは、前記閲覧利用者を識別する個人情報を含み、
    前記統計処理は、前記個人情報を含めて行われ、
    前記要素の決定は、前記個人情報を加味して行われることを特徴とする閲覧コンテンツ変更方法。
  11. コンピュータに、
    閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログの統計をとる処理と、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって前記閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を決定する処理と、
    決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を、前記閲覧相関として記憶する処理と、
    決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを変更する処理とを、
    実行させるための閲覧コンテンツ変更プログラム。
  12. コンピュータに、
    閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログの統計をとる処理と、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって前記閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える複数の要素を決定する処理と、
    決定された複数の要素のうち、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素を選択する処理と、
    選択された要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを変更する処理とを、
    実行させるための閲覧コンテンツ変更プログラム。
  13. コンピュータに、
    閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログの統計をとる処理と、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって前記閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を決定する処理と、
    決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素を、前記閲覧相関として記憶する処理と、
    決定された閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを変更する処理とを、
    実行させるための閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. コンピュータに、
    閲覧利用者により閲覧されたコンテンツのログの統計をとる処理と、
    前記統計処理により得られる統計量のうち閲覧利用者の今回の閲覧行動に対応する統計量と、閲覧利用者により閲覧されるコンテンツの変化に対する閲覧利用者の閲覧行動の変化を示す閲覧相関のうち今回の閲覧行動に関係する閲覧相関とに基づいて、コンテンツの変化によって前記閲覧利用者の閲覧行動に影響を与える複数の要素を決定する処理と、
    決定された複数の要素のうち、コンテンツ提供者が要望する閲覧行動に最も近い閲覧行動に対応する要素を選択する処理と、
    選択された要素に基づいて、閲覧利用者に閲覧させるためのコンテンツを変更するする処理とを、
    実行させるための閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2003399845A 2003-05-15 2003-11-28 閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更プログラム、および閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP4248376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003399845A JP4248376B2 (ja) 2003-05-15 2003-11-28 閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更プログラム、および閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003136804 2003-05-15
JP2003399845A JP4248376B2 (ja) 2003-05-15 2003-11-28 閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更プログラム、および閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004362539A true JP2004362539A (ja) 2004-12-24
JP4248376B2 JP4248376B2 (ja) 2009-04-02

Family

ID=34067246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003399845A Expired - Fee Related JP4248376B2 (ja) 2003-05-15 2003-11-28 閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更プログラム、および閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4248376B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072763A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Digitalmax Co Ltd デジタルコンテンツ閲覧装置及びデジタルコンテンツ閲覧管理システム
JP4451925B1 (ja) * 2009-12-01 2010-04-14 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラム
JP2011505614A (ja) * 2007-11-07 2011-02-24 アリババ グループ ホールディング リミテッド ターゲットオンライン広告
JP2013152724A (ja) * 2013-02-22 2013-08-08 Digitalmax Co Ltd デジタルコンテンツ閲覧装置及びデジタルコンテンツ閲覧管理システム
WO2016043022A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 慎治 長坂 情報提供システム
JP6106346B1 (ja) * 2016-01-27 2017-03-29 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体
JP2018128873A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、及び決定プログラム
JP2019117448A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011505614A (ja) * 2007-11-07 2011-02-24 アリババ グループ ホールディング リミテッド ターゲットオンライン広告
JP2010072763A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Digitalmax Co Ltd デジタルコンテンツ閲覧装置及びデジタルコンテンツ閲覧管理システム
JP4451925B1 (ja) * 2009-12-01 2010-04-14 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラム
JP2011118497A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Mitsubishi Electric Information Systems Corp ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラム
JP2013152724A (ja) * 2013-02-22 2013-08-08 Digitalmax Co Ltd デジタルコンテンツ閲覧装置及びデジタルコンテンツ閲覧管理システム
WO2016043022A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 慎治 長坂 情報提供システム
JP2016062377A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 慎治 長坂 情報提供システム
TWI569218B (zh) * 2014-09-19 2017-02-01 長坂慎治 資訊提供系統及方法
JP6106346B1 (ja) * 2016-01-27 2017-03-29 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体
JP2018128873A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、及び決定プログラム
JP2019117448A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4248376B2 (ja) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5359389B2 (ja) データ分析支援装置、データ分析支援システム、及びプログラム
US20190080347A1 (en) Utilizing a machine learning model to predict performance and generate improved digital design assets
CN111177563B (zh) 一种信息推荐方法、装置、电子设备和存储介质
KR101932713B1 (ko) 상품 정보 자동 생성 시스템과 방법 및 이를 위한 컴퓨터 프로그램
US20210319493A1 (en) Real-time recommendation monitoring dashboard
JP2014229252A (ja) 計算機、予測方法、及び、予測プログラム
CN105320766A (zh) 信息推送方法和装置
WO2008005796A2 (en) System and method for generating a display of tags
JP2014518408A (ja) スケジュール生成方法及びスケジュール生成方法に係る通信端末装置
US20180322513A1 (en) Tracking performance of digital design asset attributes
CN113366521A (zh) 感性计算设备、感性计算方法和程序
CN110674391A (zh) 基于大数据的产品数据推送方法、系统和计算机设备
CN111444405A (zh) 用于搜索中的用户交互方法、装置、移动终端和存储介质
CN114168843A (zh) 搜索词推荐方法、设备及存储介质
JP6401726B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN110929196B (zh) 移动端Web页面的显示方法及装置
JP4248376B2 (ja) 閲覧コンテンツ変更装置、閲覧コンテンツ変更プログラム、および閲覧コンテンツ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
Jia et al. Smartphone and tablet application (app) life cycle characterization via Apple app store rank
JP2003167907A (ja) 情報提供方法およびシステム
CN114730435A (zh) 管理服务器以及商品搜索方法
JP2020154821A (ja) 記事推奨システム
CN112015970A (zh) 产品推荐方法、相关设备及计算机存储介质
US11698940B1 (en) Caching item information for display in an interface overlay
CN105243133B (zh) 一种搜索记录显示方法及电子设备
US20210065276A1 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees