JP2004362099A - サーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

サーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバクライアントシステムにおいて動画コンテンツに対応するインデックスの改善された管理、利用処理構成を実現する装置および方法を提供する。
【解決手段】動画コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルと、フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルをサーバに格納し、フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルの各々にURIを設定して、これらURIをコンテンツ対応のメタデータとしたので、クライアントは、コンテンツ情報(メタデータ)からこれらのURIを取得し、各URIを設定したデータ要求をサーバに送信することにより、コンテンツ、静止画、インデックス情報を選択的に受信することが可能となる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、サーバの提供する動画コンテンツの再生をクライアント側で実行するシステムにおいて、動画コンテンツのインデックス情報を適用した処理を実行するサーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のデータ通信ネットワークの普及に伴い、家庭内においても家電機器やコンピュータ、その他の周辺機器をネットワーク接続し、各機器間での通信を可能とした、いわゆるホームネットワークが浸透しつつある。ホームネットワークは、ネットワーク接続機器間で通信を行なうことにより各機器のデータ処理機能を共有したり、機器間でコンテンツの送受信を行なう等、ユーザに利便性・快適性を提供するものであり、今後、ますます普及することが予測される。
【0003】
このようなホームネットワークの構成に適するプロトコルとしてユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP:Universal Plug and Play)が知られている。ユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)は、複雑な操作を伴うことなく容易にネットワークを構築することが可能であり、困難な操作や設定を伴うことなくネットワーク接続された機器において各接続機器の提供サービスを受領可能とするものである。また、UPnPはデバイス上のOS(オペレーティングシステム)にも依存せず、容易に機器の追加ができるという利点を持つ。
【0004】
UPnPは、接続機器間で、XML(eXtensible Markup Language)に準拠した定義ファイルを交換し、機器間において相互認識を行なう。UPnPの処理の概要は、以下の通りである。
(1)IPアドレス等の自己のデバイスIDを取得するアドレッシング処理。
(2)ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
(3)ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
【0005】
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスの提供および受領が可能となる。ネットワークに新たに接続される機器は、上記のアドレッシング処理によりデバイスIDを取得し、ディスカバリ処理によりネットワーク接続された他のデバイスの情報を取得して、取得情報に基づいて他の機器にサービスの要求が可能となる。
【0006】
例えばサーバに格納された音楽データ、画像データ等のコンテンツをクライアント側デバイスにおいて再生しようとする場合には、クライアントは、サーバの保有するコンテンツについての情報を取得する。サーバは、コンテンツを記憶部に格納するとともに、格納コンテンツに対する属性情報を併せて格納している。属性情報には、例えばコンテンツとしての例えば曲や映画のタイトル、アーティスト名、記録日時、さらにデータの圧縮態様等に関する情報など様々である。これらの属性情報はメタデータあるいはメタ情報と呼ばれる。
【0007】
サーバに格納された音楽データ、画像データ等のコンテンツをクライアントにおいて再生しようとする場合、クライアントは、まず、サーバに格納されたコンテンツに対応するコンテンツ情報、例えば曲や映画のタイトルやアーティスト名、さらにデータの変換情報(ATRAC:adaptive transform acoustic coding, MPEG:moving picture experts group等)など、様々なコンテンツ情報をサーバから取得する。
【0008】
サーバは、クライアントからのコンテンツ情報取得要求を受信すると、サーバの保有するコンテンツに関するメタデータ(属性情報)に基づいてコンテンツ情報を生成し、クライアントに送信する。クライアントは、サーバから取得したメタデータに基づいて所定の表示プログラムに従ってクライアントのディスプレイにコンテンツ情報を表示する。例えばアーティスト名、タイトル等からなるコンテンツリストなどがディスプレイに表示される。ユーザは、表示情報に基づいて、再生対象コンテンツを確認あるいは選択して、コンテンツの送信要求をサーバに送信する。サーバはクライアントからのコンテンツリクエストを受信し、受信リクエストに応じてサーバからクライアントに対するコンテンツの送信が行われ、クライアント側において受信コンテンツの再生が行われる。
【0009】
ネットワーク接続されたコンテンツ利用機器としてのクライアントは、コンテンツ情報の取得のための処理として、サーバに対する検索(サーチ)要求や閲覧(ブラウズ)要求を行うことが可能である。また、クライアントは、コンテンツ識別子を設定したコンテンツ要求をサーバに送信することで特定のコンテンツをサーバから取得し再生することができる。
【0010】
このようなサーバクライアントシステムにおいて、例えば、映画、ビデオ、ユーザ撮影映像等の動画コンテンツをサーバから受信し、クライアントにおいて再生する場合、コンテンツ全体ではなく、部分的な再生を行いたいという場合や、コンテンツ全体の流れを把握したいといった要求がある。
【0011】
すでにVTRなどのメディア再生機器においては、記録コンテンツに位置指定情報としてのインデックス情報を設定し、インデックス情報の位置を指定した再生を可能とした構成が実現されている。しかし、サーバに格納したコンテンツ、あるいはサーバに設定されたチューナにおいて受信するコンテンツをネットワークを介してクライアントが受信して再生を行うシステムにおいては、コンテンツを保持管理するのはサーバであり、再生を行うのはネットワーク接続されたクライアントであるので、インデックス情報を利用した処理を行おうとすると、クライアントとサーバ間での指示情報の送受信、サーバのクライアントからの受信情報に基づく処理が必要となる。
【0012】
クライアントがサーバに対してコンテンツ要求を行い、サーバから順次送信されるコンテンツをクライアントで再生するいわゆるストリーミング再生を行う場合、クライアントは、サーバに対してコンテンツ識別子(例えばコンテンツURL(Uniform Resource Locators))を指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のGETメソッドを生成してサーバに送信する。サーバはクライアントからの受信URLに基づいて特定されるコンテンツをクライアントに送信する。コンテンツURLはコンテンツ全体に対応して設定されたコンテンツ識別子であり、コンテンツ全体の再生のためにクライアントがサーバに指定するために適用される。
【0013】
コンテンツ全体をクライアント側に格納した後、クライアントで記憶コンテンツの再生を行う処理を実行する場合には、クライアント機器でVTR等のビデオ再生機器と同様の処理を実行して、VTR等で適用されているインデックス情報と同様の処理を行うことが可能であるが、ストリーミング再生処理は、サーバから送信されコンテンツをクライアント側で受信し逐次再生を行う処理であり、クライアント側では時間調整のためのバッファ程度の記憶を行うのみで、コンテンツ全体の記憶といった処理をすることなく再生が行われる。
【0014】
従って、インデックス情報を用いた部分再生、あるいはコンテンツ全体中の特徴的シーンのみの表示等の処理は、コンテンツの全体情報を保持していないクライアント機器単独で実行することは不可能であり、従ってVTR等のビデオ再生機器で適用されているインデックス情報をそのまま利用することはできない。コンテンツのストリーミング再生における、サーバのインデックス情報管理構成、サーバからクライアントに対するインデックス情報の提供構成、クライアントにおけるインデックス情報の利用構成については、未だ標準化された技術が存在しないというのが現状である。
【0015】
特許文献1には、ネットワーク間で通信を実行するシステムにおいて、サーバの提供する複数の手続きをクライアントに確実に実行させるため、クライアントの手続きの進行状況に応じた手続き画面をクライアントに提示する構成を開示している。特許文献1に記載の構成は、Webページを適用した複数のユーザ入力処理画面を順次クライアント側ディスプレイに表示して手続きを実行する処理システムにおいて、ユーザがどのWebページに何を入力すればよいのかをユーザ側に知らせることを可能とし、ユーザ側のストレスを軽減させようとするものである。
【0016】
特許文献1に記載の構成は、シーケンシャルな手続き画面の一部を静止画像として提示するという意味で、ネットワークを介した静止画情報の提供処理を実現しているが、この静止画は、Webページを適用した複数のユーザ入力処理画面の一部を構成するものであり、映画、ビデオ等の動画コンテンツのインデックスとは異なるものである。特許文献1に記載の構成は、映画、ビデオ等の動画コンテンツのインデックス情報の管理構成や、動画コンテンツに対応するインデックス情報のクライアントに対する提供構成や、利用構成を開示しているものではない。
【0017】
【特許文献1】
特許公開2003−30552号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、サーバからクライアントに対して動画コンテンツを送信する構成、例えばストリーミング再生を実行する構成において、動画コンテンツに対応するインデックス、すなわちインデックス情報、静止画の管理、サーバからクライアントに対するインデックス情報、静止画の提供、クライアントにおけるインデックス情報、静止画の利用を効率的で簡易な情報管理構成に基づいて実現するサーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面は、
クライアントに対するデータ提供処理を実行するサーバ装置であり、
クライアントとのデータ送受信を実行する通信部と、
動画コンテンツと、前記動画コンテンツに対応する属性情報としてのメタデータからなるコンテンツ情報と、前記動画コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルと、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルとを記憶した記憶部と、
クライアントからの要求に基づいてクライアントに対する送信データを生成する送信データ生成部とを有し、
前記フィルムロールファイルおよび前記インデックス情報ファイルの各々には、クライアントによって指定可能な識別情報が付与され、該識別情報は前記コンテンツ情報としてのメタデータの構成情報として設定されて前記記憶部に記憶され、
前記送信データ生成部は、クライアントからのデータ取得要求に格納されたフィルムロールファイル識別子またはインデックス情報ファイル識別子に基づいて、前記記憶部から対応データを取得し、クライアントに対する送信データを生成する構成であることを特徴とするサーバ装置にある。
【0020】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であり、前記送信データ生成部は、クライアントからのフィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づく処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記サーバ装置は、クライアントからのフィルムロールファイル識別子を指定した静止画要求に、特定の静止画の選択送信を要求するシーク要求が含まれている場合に、前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行するシーク情報処理部を有し、前記送信データ生成部は、前記シーク情報処理部において選択取得した静止画データをクライアントに対する送信データとする構成であることを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記シーク要求は、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報であり、前記シーク情報処理部は、前記フィルムロールファイルに格納された動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報に基づいて前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0023】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記インデックス情報ファイルは、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報として、インデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含む構成であることを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記フィルムロールファイルは、前記動画コンテンツから選択された静止画データとインデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含む構成であることを特徴とする。
【0025】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記サーバ装置は、さらに、動画コンテンツに基づいて前記フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルを生成するインデックス生成部を有し、前記インデックス生成部は、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記インデックス生成部は、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを、連続するシーンにおけるシーン変化量の大のシーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0027】
さらに、本発明の第2の側面は、
サーバに対するデータ取得要求を実行するクライアントとしての情報処理装置であり、
サーバとのデータ送受信を実行する通信部と、
サーバから受信したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子と、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子の各識別子または該識別子にリンクする表示データの生成処理を実行するコンテンツ情報解析部を有することを特徴とする情報処理装置にある。
【0028】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であることを特徴とする。
【0029】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、フィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドを生成し送信する処理を実行する構成を有することを特徴とする。
【0030】
さらに、本発明の第3の側面は、
クライアントに対するデータ提供処理を実行する情報処理方法であり、
クライアントからのデータ取得要求を受信するステップと、
前記データ取得要求に格納された取得対象データ識別子が、コンテンツ識別子であるか、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子であるか、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子であるかを判定する識別子判定ステップと、
前記識別子判定ステップにおいて判定された識別子に応じて、記憶部から対応データを取得し、クライアントに対する送信データを生成する送信データ生成ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【0031】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であり、前記送信データ生成ステップは、クライアントからのフィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づく処理を実行することを特徴とする。
【0032】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、
クライアントからのフィルムロールファイル識別子を指定した静止画要求に、特定の静止画の選択送信を要求するシーク要求が含まれている場合に、前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行するシーク情報処理ステップを有し、前記送信データ生成ステップは、前記シーク情報処理ステップにおいて選択取得した静止画データをクライアントに対する送信データとすることを特徴とする。
【0033】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記シーク要求は、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報であり、前記シーク情報処理ステップは、前記フィルムロールファイルに格納された動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報に基づいて前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行することを特徴とする。
【0034】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記インデックス情報ファイルは、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報として、インデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含むことを特徴とする。
【0035】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記フィルムロールファイルは、前記動画コンテンツから選択された静止画データとインデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含む構成であることを特徴とする。
【0036】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、動画コンテンツに基づいて前記フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルを生成するインデックス生成ステップを有し、前記インデックス生成ステップは、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行することを特徴とする。
【0037】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記インデックス生成ステップは、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを、連続するシーンにおけるシーン変化量の大のシーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行することを特徴とする。
【0038】
さらに、本発明の第4の側面は、
サーバに対するデータ取得要求を実行する情報処理方法であり、
サーバからコンテンツ情報を受信するステップと、
前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子と、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子の各識別子または該識別子にリンクする表示データの生成処理を実行するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【0039】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であることを特徴とする。
【0040】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、フィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドを生成し送信する処理を実行することを特徴とする。
【0041】
さらに、本発明の第5の側面は、
クライアントに対するデータ提供処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
クライアントからのデータ取得要求を受信するステップと、
前記データ取得要求に格納された取得対象データ識別子が、コンテンツ識別子であるか、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子であるか、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子であるかを判定する識別子判定ステップと、
前記識別子判定ステップにおいて判定された識別子に応じて、記憶部から対応データを取得し、クライアントに対する送信データを生成する送信データ生成ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0042】
さらに、本発明の第6の側面は、
サーバに対するデータ取得要求を実行するコンピュータ・プログラムであり、
サーバからコンテンツ情報を受信するステップと、
前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子と、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子の各識別子または該識別子にリンクする表示データの生成処理を実行するステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0043】
【作用】
本発明の構成によれば、サーバがクライアントに提供する動画コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルと、フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルを有し、フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルの各々には、クライアントによって指定可能な識別情報を付与し、識別情報をコンテンツ情報であるメタデータの構成情報として設定したので、クライアントは、コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、フィルムロールファイル識別子と、インデックス情報ファイル識別子の各識別子を取得し、各識別子を設定したデータ要求を実行することにより、コンテンツ、静止画、インデックス情報、いずれかの情報を選択的に受信することが可能となる。
【0044】
さらに、本発明の構成によれば、フィルムロールファイルに含まれる静止画についてのシーク処理、すなわち、時間情報あるいはオフセット情報に基づく要求データの指定処理を可能としたので、クライアントは特定の静止画像データをサーバから取得することが可能となり、充分な記憶容量の記憶部を持たないクライアントであっても、静止画像の取得表示が可能となる。
【0045】
さらに、本発明の構成によれば、フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子をURI(Uniform Resource Identifier)として設定した構成としたので、クライアントは、フィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドをサーバに送信することで、サーバから目的のデータを取得することが可能となる。
【0046】
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
【0047】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明のサーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
【0049】
[システム概要]
まず、図1を参照して、本発明の適用可能なネットワーク構成例について説明する。図1は、様々なクライアント装置からの処理要求に応じて処理を実行するサーバ101と、サーバ101に対して処理要求を行なうクライアント装置としてのPC121,モニター122,携帯電話123、再生機124、PDA125がネットワーク100を介して接続された構成、例えばホームネットワーク構成を示している。クライアント装置としては、この他にも様々な電子機器、家電機器が接続可能である。
【0050】
サーバ101がクライアントからの要求に応じて実行する処理は、例えばサーバ101の保有するハードディスク等の記憶手段に格納されたコンテンツの提供、あるいはサーバの実行可能なアプリケーションプログラムの実行によるデータ処理サービス等である。なお、図1においては、サーバ101と、クライアント装置とを区別して示しているが、クライアントからの要求に対するサービスを提供する機器をサーバとして示しているものであり、いずれのクライアント装置も、自己のデータ処理サービスを他のクライアントに提供する場合には、サーバとしての機能を提供可能となる。従って、図1に示すネットワーク接続されたクライアント装置もサーバとなり得る。
【0051】
ネットワーク100は、有線、無線等いずれかのネットワークであり、各接続機器は、例えばイーサネット(登録商標)フレーム等の通信パケットをネットワーク100を介して送受信する。すなわち、クライアントは、イーサネットフレームのデータ部に処理要求情報を格納したフレームをサーバ101に送信することにより、サーバ101に対するデータ処理要求を実行する。サーバ101は、処理要求フレームの受信に応じて、データ処理を実行し、必要に応じてデータ処理結果としての結果データを通信パケットのデータ部に格納し、各クライアントに送信する。
【0052】
ネットワーク接続機器は、例えばユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP:Universal Plug and Play)対応機器によって構成される。従って、ネットワークに対する接続機器の追加、削除が容易な構成である。ネットワークに新たに接続する機器は、
(1)IPアドレス等の自己のデバイスIDを取得するアドレッシング処理。
(2)ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
(3)ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスを受領することが可能となる。
【0053】
図1に示すサーバおよびクライアント装置を構成する情報処理装置の一例としてPCのハードウェア構成例について図2を参照して説明する。
【0054】
CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、またはHDD204等に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行し、データ処理手段、あるいは通信制御処理手段として機能する。RAM203には、CPU201が実行するプログラムやデータが適宜記憶される。CPU201、ROM202、およびRAM203、HDD204は、バス205を介して相互に接続されている。
【0055】
バス205には、入出力インタフェース206が接続されており、この入出力インタフェース206には、例えば、ユーザにより操作されるキーボード、スイッチ、ボタン、あるいはマウス等により構成される入力部207、ユーザに各種の情報を提示するLCD、CRT、スピーカ等により構成される出力部208が接続される。さらに、データ送受信手段として機能する通信部209、さらに、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体211を装着可能で、これらのリムーバブル記録媒体211からのデータ読み出しあるいは書き込み処理を実行するドライブ210が接続される。
【0056】
図2に示す構成は、図1に示すネットワーク接続機器の一例としてのサーバ、パーソナルコンピュータ(PC)の例であるが、ネットワーク接続機器はPCに限らず、図1に示すように携帯電話、PDA等の携帯通信端末、その他、再生装置、ディスプレイ等の様々な電子機器、情報処理装置によって構成することが可能である。従って、それぞれの機器固有のハードウェア構成を持つことが可能であり、そのハードウェアに従った処理を実行する。
【0057】
[オブジェクト管理およびメタデータ]
次にクライアントに提供するコンテンツを管理するサーバのコンテンツを含むオブジェクト管理構成、およびメタデータについて説明する。サーバは、自己の記憶部に格納した静止画、動画等の画像データ、音楽等の音声データ等のコンテンツ、さらには、ライブストリーミングデータを実行するためのチューナに関する情報、例えばチャンネル情報を各コンテンツに対応する属性情報(メタデータ)として保有している。
【0058】
なお、サーバの保有する静止画、動画等の画像データ、音楽等の音声データ、チューナを介して受信するライブストリーミングデータ等のコンテンツを総称してAVコンテンツと呼ぶ。サーバにおいて、AVコンテンツは、階層構成を有するコンテンツ管理ディレクトリによってサーバ内のCDS(コンテンツディレクトリサービス)において管理される。
【0059】
サーバのCDS(コンテンツディレクトリサービス)において管理されるコンテンツ管理ディレクトリの構成例を図3に示す。階層構成は図3に示すように分岐ツリー状の図として示すことができる。図3に示す各円の各々が個々のオブジェクトである。この階層構成は、サーバが記憶部に格納し管理するコンテンツ、およびライブストリーミングコンテンツに対応する論理的な管理構成を示すものである。
【0060】
コンテンツ管理ディレクトリの個々の要素、すなわち、個々のAVコンテンツあるいは複数のAVコンテンツを格納したフォルダ、メタデータ格納フォルダの各々はオブジェクト(Object)と呼ばれる。なお、オブジェクトとは、サーバによって処理されるデータ単位の総称であり、個々のAVコンテンツあるいは複数のAVコンテンツを格納したフォルダ、メタデータ格納フォルダ以外にも様々なオブジェクトが存在する。
【0061】
AVコンテンツの最小単位、すなわち1つの楽曲データ、1つの動画データ、1つの静止画データ等をアイテム(item)とよぶ。ライブストリーミングデータの場合は、1つのチャンネルが1アイテムとして定義される。
【0062】
また、アイテムの集合として規定されるアイテムの上位オブジェクトをコンテナ(Container)と呼ぶ、集合の単位は、例えば各オブジェクトの物理的な記憶位置に基づく集合、各オブジェクトの論理的関係に基づく集合、カテゴリに基づく集合等、様々に設定され得る。
【0063】
例えば、チャンネルをアイテムとしたコンテナの一例としては地上波のみのチャンネルのアイテムを集合としたコンテナや、衛星放送のチャンネルを集合としたコンテナが設定される。
【0064】
オブジェクトは、その種類、例えば音楽(Audio)、ビデオ(Video)、写真(Photo)等、その種類によりクラスに分類されクラスラベリングがなされる。クライアントは、例えば特定のクラスを指定して、特定の分類に属するオブジェクトのみを対象とした「サーチ」を要求し実行することができる。また特定のフォルダ等のオブジェクトを指定して、そのフォルダに関する情報のみを要求する「ブラウズ」を要求し特定フォルダに関する情報の取得処理をすることが可能である。なお、サーバにおいては、クラスも階層構成で管理されており、1つのクラスの下にサブクラスの設定が可能である。
【0065】
メタデータは、サーバの持つコンテンツに対応した属性情報、クラスの定義情報、コンテンツ管理ディレクトリを構成する階層構成に関する情報等を含むさまざまな管理情報である。個々のオブジェクトに対応付けて定義されたコンテンツの属性情報としてのメタデータには、例えばコンテンツURL等のコンテンツ識別子(ID)、データサイズ、リソース情報、タイトル、アーティスト名、著作権情報、チャンネル情報等、様々な情報が含まれる。メタデータに含まれる個々の情報をプロパティまたはプロパティ情報と呼ぶ。なお、音楽(Audio)、ビデオ(Video)、写真(Photo)、ライブストリーミングデータ等、前述したクラス毎にどのようなプロパティからなるメタデータを持つかが予め規定されている。
【0066】
図3において、最上位はルートコンテナ301と呼ばれる。ルートコンテナの下位に例えば音楽(ミュージック)コンテナ302、動画コンテナ303、静止画コンテナ304、さらにチューナコンテナ305等が設定される。音楽(ミュージック)コンテナ302の下位には、ジャンル305、ジャンルの下位には、アーティスト306などのフォルダまたはアイテム等のオブジェクトの設定がなされる。
【0067】
動画コンテナ303の下位には、ジャンル308、さらにその下位にコンテンツに対応するアイテムとしてのビデオカプセル309が設定される。例えばビデオカプセル309は、サーバ内のハードディスク等の記憶部に格納されたビデオコンテンツに対応し、そのビデオコンテンツに対応した属性情報(メタデータ)を持つ。メタデータには、クライアントがコンテンツを取得するためのコンテンツ識別子、すなわちコンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツのURL(Uniform Resource Locators)あるいはコンテンツURI(Uniform Resource Identifier)が含まれる。なお、URIはURLの上位概念である。
【0068】
クライアントは、コンテンツ情報取得手続きによりビデオカプセル309の識別子として例えばビデオカプセルURLを取得し、ビデオカプセルURLを指定したコンテンツ要求をサーバに送信することでビデオカプセルに対応するビデオコンテンツをサーバから受信して再生することができる。
【0069】
一方、チューナコンテナ305にもコンテナに対応するメタデータに設定されるコンテンツURLとしてチャンネルリストURLが設定される。すなわち、チューナ受信コンテンツに対応する属性情報としてチャンネルリストURLが設定される。チャンネルリストURLは、チューナコンテナ306の子として存在するチャンネルアイテムに対応する全てのコンテンツの取得、制御権をクライアントに提供するために設定されたURLである。
【0070】
チャンネルの集合体としてのチャンネルリストにURLを設定し、クライアントが、チャンネルリストURLを指定したコンテンツ取得要求をサーバに送信することで、クライアントは、チャンネルリストにリストアップされたチャンネル、すなわちコンテンツ管理ディレクトリにおいて、チューナコンテナの下位に設定されたチャンネルアイテムの全てのコンテンツの取得、すなわち制御権をまとめて得ることができる。結果として、チャンネルリストにリストされたチャンネル間の切り替えにおいては、新たなURLに基づくコンテンツ要求を行う必要がない。
【0071】
コンテンツ検索を実行しようとするクライアントは、コンテンツ管理ディレクトリの階層やオブジェクト集合に対応するクラスを指定した「サーチ」、あるいは、特定のオブジェクトの指定としての「ブラウズ」をサーバに要求することで、コンテンツの情報を取得することが可能である。クライアントは、サーバから受信するコンテンツ情報を記述したXMLデータに基づいてコンテンツ情報をディスプレイに表示する。
【0072】
コンテンツ情報リストの表示処理例を図4に示す。図4に示す例では、コンテンツNo、タイトル、アーティスト名、チャンネル、コンテンツURLをリスト化したデータ構成を持つコンテンツ情報リスト357をディスプレイ350に表示した例を示している。
【0073】
例えばビデオカプセルに対応するメタデータに基づいて表示されるコンテンツ情報は、図4中のコンテンツNo.[0001]、[0002]のコンテンツであり、チューナコンテナに対応するメタデータに基づいて表示されるコンテンツ情報は、[0003]、[0004]のようにチャンネルリストであることと、チャンネルリストに含まれるチャンネル情報、およびチャンネルリストURL等となる。
【0074】
これらのコンテンツ情報は、サーバの管理するコンテンツ対応のメタデータの構成要素としてのプロパティ情報に基づいて生成される。サーバはクライアントから受信した「サーチ」または「ブラウズ」要求に基づいて条件に一致するコンテンツのメタデータ中のプロパティ情報を取得し、取得したプロパティ情報に基づいてXMLデータを生成し、クライアントに送信する。
【0075】
クライアントは、サーバによって抽出されたコンテンツに対応するプロパティ情報に基づくXMLデータを受信し、受信XMLデータに基づいて図4に示すような表示データを生成し、クライアントのディスプレイに表示する。
【0076】
クライアント側のユーザはこれらのリストから再生対象コンテンツを選択し、選択コンテンツ指定情報、例えばコンテンツURLをサーバに送信することで、サーバからコンテンツ、すなわち音楽や映画、あるいは写真等、様々なコンテンツが送信されクライアント側で再生、出力が実行される。チューナコンテナに対応するチャンネルリストURLに基づくコンテンツ要求を行うと、チャンネルリストにリストされたチャンネルに対応するコンテンツをまとめて取得、すなわちURL切り替えを行うことなく、チャンネル切り替えを自在に実行することができる。
【0077】
前述したように、クライアントに送信されるコンテンツ情報には、コンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツのURL(Uniform Resource Locators)が含まれる。クライアントディスプレイに表示されたコンテンツURLあるいはリンクデータをユーザが指定(クリック)したことを条件として、クライアントデバイスにおいて、コンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドを生成してサーバに送信し、サーバがコンテンツURLに対応するコンテンツをクライアントに送信する。
【0078】
[クライアントによるコンテンツ再生処理]
例えばコンテンツを再生しようとするクライアントは、サーバに対してコンテンツ要求を行い、要求コンテンツをサーバから受信してコンテンツの再生を行うことができる。一般的なコンテンツ再生の手順について図5を参照して説明する。まず、ステップS11において、クライアントは、サーバの保有するコンテンツ情報の取得要求を行う。これは例えばサーチ(検索)、あるいはブラウズ(閲覧)要求として実行することができる。ステップS12で、サーバは、クライアントの要求に従ってコンテンツ対応のメタデータに基づいて、タイトル、アーティスト名などのコンテンツ情報をXML(eXtended Markup Language)データにより生成してクライアントに送信する。
【0079】
クライアントは、ステップS13において、受信XML情報に従って、コンテンツ情報をディスプレイに表示する。例えば音楽コンテンツであれば、サーバの保有する複数の音楽に対応する曲名、アーティスト名、再生時間等からなるリストとして表示される。
【0080】
次に、クライアントはステップS14において、クライアント装置において、サーバから受信し再生する曲を選択し、コンテンツ指定情報(例えばコンテンツID)をサーバに送信する。サーバは受信したコンテンツ指定情報に基づいてコンテンツを記憶手段から取得して、送信する。ステップS16において、クライアントはサーバから受信したコンテンツを再生する。なお、コンテンツがATRAC、MPEG等の圧縮処理がなされている場合は、クライアント側で復号処理を行った後に再生処理を行う。
【0081】
通常のコンテンツ再生手順は、上述したとおりである。クライアントは、様々なコンテンツ属性情報、すなわち、サーバの保有するコンテンツ対応のメタデータに含まれるプロパティ情報を取得し、プロパティ情報に基づいてクライアントにコンテンツリスト等のUIを表示し、コンテンツを選択しサーバに要求することができる。
【0082】
クライアントが、動画像、音楽データ等の時系列データからなるコンテンツをサーバから受信し、受信に並行してクライアントのディスプレイ、スピーカ等において出力再生する処理をストリーミング再生と呼ぶ。ストリーミング再生処理の1例としてHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に基づくストリーミング再生がある。
【0083】
HTTPは一般的にファイル転送に使用されるが、クライアントがオーディオ、ビデオ等のコンテンツの時系列データを受信しながら、同時に再生をおこなうことで、ストリーミング再生が可能である。ストリーミング再生は、クライアントがファイルをダウンロードしてから再生する場合に比べ、再生開始するのにダウンロード完了を待つ必要がなく、また、クライアントはハードディスクなどのストレージは不要となるメリットがある。MPEG(moving picture experts group)ビデオコンテンツを例として、HTTPによるストリーミング再生の行う場合の処理例について、図6を参照して説明する。
【0084】
サーバ410のハードディスク411には、動画像データとしてのMPEGファイル412が格納され、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に従ったパケット解析およびデータ処理を実行するHTTPサーバ413を有する。一方、クライアント420は、HTTPのリクエストパケットを生成し、受信パケットに基づく処理を実行するHTTPクライアント422と、サーバ410からの受信パケットに格納されているMPEGデータの復号処理を実行するMPEGデコーダ421を備えている。
【0085】
クライアント420は、すでにサーバの格納コンテンツに対するコンテンツ情報を前述のブラウズやサーチ処理に基づいて取得しており、サーバから取得したコンテンツ情報には、コンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツのURL(Uniform Resource Locators)が含まれる。HTTPクライアント422は、再生対象とするコンテンツに対応するコンテンツURLを設定したコンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドを生成してリクエストとして、サーバ410に送信する。
【0086】
サーバ410のHTTPサーバ413は、クライアントから受信するHTTP−GETメソッドに基づいて、指定コンテンツURLに基づいてサーバ内のハードディスク411から指定コンテンツに対応するMPEGファイル412を取得してクライアント420に送信する。
【0087】
クライアント420に送信されるコンテンツはMPEGストリームを構成する時系列データである。例えば映像や音声などの個別データストリームであるPES(Packetized Elementary Stream)パケットを複数結合し、さらに制御情報をヘッダに格納したパック(Pack)を1つの処理単位としたMPEG−2システムに従ったストリームデータとして配信される。
【0088】
クライアント420のHTTPクライアント422は、受信パケット内の制御情報に従ってパケットに格納されたMPEG圧縮コンテンツを取得してMPEGデコーダ421に出力し、MPEGデコーダ421においてMPEG復号処理がなされ、ディスプレイやスピーカを介して出力される。
【0089】
HTTPストリーミングでは上述したようにGETメソッドを使用する。図7にサーバクライアント間のHTTPストリーミングに基づくコンテンツのストリーミング配信の処理シーケンスを示す。
【0090】
HTTPに基づくデータトランザクションでは1つのTCP/IPコネクションが使用される。HTTPクライアントからの1つのHTTPリクエストに対して、HTTPサーバは1つのHTTPレスポンスを返信する。
【0091】
HTTPクライアントは、HTTPリクエストの送信前にステップS21において、TCP/IPコネクションをオープンする。その後、クライアントは、ステップS22において、再生対象とするコンテンツに対応するコンテンツURLを設定したコンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドを生成してサーバに送信する。
【0092】
サーバは、コンテンツURLに基づいてコンテンツを取得し、ステップS23において、HTTPレスポンスとしてコンテンツをボデイとして格納したパケットをシーケンシャルにクライアントに送信する。
【0093】
ステップS24において、クライアントは受信パケットに基づく復号、再生処理を開始し、サーバからのレスポンスデータ受信終了に伴い、ステップS25において再生処理を終了する。サーバからのレスポンスの送信が終了したら、ステップS26において、HTTPサーバはそのTCP/IPコネクションをクローズする。
【0094】
HTTPストリーミングの場合は、HTMLなどのファイル転送に比べて、レスポンスでは比較的大きなデータが転送される。このデータ転送はTCP/IPのフロー制御によっておこなわれ、HTTPサーバモジュールはレスポンスのデータを転送し続けようとするが、HTTPクライアントがデータを受信できない状態の場合は(例えば受信バッファがフル)、データ転送は待たされる。HTTPストリーミングはこの仕組みを利用して、クライアントは受信したデータを随時、デコーダーモジュールに転送して再生し、それによりデータが消費されたら、そのつど、サーバからのデータを受信する。
【0095】
クライアントは、レスポンスのデータ受信を一時的に停止することで、HTTPストリーミング再生の一時停止(PAUSE)を行うことが可能である。また、クライアントがTCPコネクションを切断することにより、HTTPストリーミング再生の停止(STOP)を行うことができる。
【0096】
[インデックスの適用処理]
上述したように、動画コンテンツは、ストリーミング配信によりサーバからクライアントに送信され、クライアントにおいて再生される。
【0097】
クライアントは、コンテンツURL等のコンテンツ識別子を指定してコンテンツの取得、再生を行うことができるが、これはコンテンツ全体の再生を可能とするものであり、例えば、コンテンツの一部の再生や、動画コンテンツの特徴部分の静止画像の取得処理にはコンテンツURLのみを指定したHTTP−GETメソッドは適用できない。
【0098】
本発明では、コンテンツ提供サーバにおいて、動画コンテンツに対応する情報ファイルとして動画コンテンツを構成する画像データから選択された静止画像を集めた静止画像ファイル(フィルムロールファイル)と、静止画像ファイル(フィルムロールファイル)に格納した静止画の各々に対応するテキスト情報ファイルを集積したインデックス情報ファイルを設定し、サーバに格納し、静止画像ファイルおよびインデックス情報ファイル各々に対してURI(Uniform Resource Identifier)設定し、クライアントがHTTP−GETメソッドに基づいてそれぞれのファイルを取得可能な構成とした。なお、URI(Uniform Resource Identifier)は、URLの上位概念である。
【0099】
図8を参照して、サーバにおけるデータ管理構成について説明する。コンテンツ実体(ビデオカプセル)510およびコンテンツ情報(ビデオカプセルメタデータ)511は、図3を参照して説明したコンテンツディレクトリに基づいて管理されたコンテンツの実体データと、コンテンツの属性情報(メタデータ)である。
【0100】
コンテンツ情報511には、コンテンツ名、アーティスト名等の様々な属性情報に加え、コンテンツ識別情報としてのコンテンツURI(またはURL)が設定され、クライアントはコンテンツURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信することでコンテンツ実体を取得し再生することができる。
【0101】
さらに、本発明の構成では、コンテンツ情報511に、コンテンツの特徴シーン等からなる選択された静止画データを集積した静止画像データファイルとしてのフィルムロールファイル512の識別情報としてのフィルムロールファイルURIと、フィルムロールファイル512に格納された静止画像各々のコンテンツにおける位置情報などのインデックス情報を集積したインデックス情報ファイル513の識別情報としてのインデックス情報ファイルURIを設定した。
【0102】
クライアントは、ブラウズ(閲覧)、サーチ(検索)等の処理要求に基づいてサーバから取得したコンテンツ情報511によって、コンテンツ実体に対応するコンテンツURIに加え、フィルムロールファイル512のフィルムロールファイルURIと、インデックス情報ファイル513のインデックス情報ファイルURIを取得することが可能となり、コンテンツURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信することでコンテンツ実体を取得し再生することができるとともに、フィルムロールファイルURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信することでコンテンツの特徴シーン等からなる静止画データを取得し表示することができ、また、インデックス情報ファイルURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信することで静止画データに対応するインデックス情報を取得することが可能となる。
【0103】
インデックス情報ファイル513に格納されるデータ構成について図9、図10を参照して説明する。インデックス情報ファイル513に格納されるデータはテキストデータであり、フィルムロールファイル512に格納された静止画像データの各々に対応する情報を集積したデータ構成を持つ。図9に示すデータ部521、522が、フィルムロールファイル512に格納された静止画像データ個々に対応するデータである。個々のデータ構成について、図10を参照して説明する。
【0104】
IDは、インデックスの各々の識別子であり、例えば、1つのコンテンツに設定された複数のインデックスの先頭からシーケンシャルな番号として設定される。
【0105】
タイム(Time)は、インデックス(静止画)の位置情報であり、ビデオストリーミングのタイムスタンプ情報である。例えばrfc2326において規定されるNPT(Normal Play Time)によって表記される。NPTはコンテンツの絶対位置情報を時間表記により示した情報であり、例えば時、分、秒の構成データからなる。
【0106】
例えばビデオコンテンツの開始位置等の基準位置からインデックス位置としての静止画位置までの経過時間情報が設定される。クライアントは、このタイム(Time)情報を設定したコンテンツシーク要求をサーバに送信することで、クライアントは、このタイム(Time)情報に一致した位置からのコンテンツのストリーミング再生をサーバに実行させることができる。この処理については後述する。
【0107】
オフセット(offset)は、バイトデータとして示したインデックスの位置情報である。例えばビデオコンテンツの開始位置等の基準位置からインデックス位置としての静止画位置までのバイトオフセットデータ情報が設定される。
【0108】
タイプ(Type)は、インデックスの種類を示す情報であり、インデックスがユーザの設定によるものであるか、サーバが自動的に設定したものであるかを示す情報である。例えばサーバによる自動設定の場合[0]、ユーザによるマニュアル設定の場合[1]が設定される。
【0109】
レベル(Level)は、インデックスとしての静止画像のシーンと前シーンとの変化量を示している。前シーンとの変化量をMAX:255、MIN:0として設定した数値データとして設定される。
【0110】
音声モード(AudioMode)は、インデックス位置における音声の態様情報を設定する。モノラル、ステレオ、2ヶ国語などのインデックス位置における音声モード情報を設定する。
【0111】
これらの情報が、フィルムロールファイル512に格納された静止画像データの各々に対応する情報としてインデックス情報ファイル513に格納される。図9に示すデータ部521、522の各々が、図10に示すデータを持つ。
【0112】
次に、図11を参照してフィルムロールファイル511のデータ構成について説明する。フィルムロールファイルは、図11に示すように、ヘッダ情報531、インデックス情報532、静止画像データ533を有する。
【0113】
ヘッダ情報には、フィルムロールファイル511の識別子としてのファイルID、フィルムロールファイルに格納されたインデックス数、すなわち静止画の数などの情報が格納される。
【0114】
ヘッダ情報の後には、インデックス数に対応するインデックス情報532と静止画像データ533の組が格納される。インデックス情報532は、インデックス情報ファイル513に格納される情報と同一の情報であり、図10に示す情報が格納される。すなわちインデックス情報は、インデックス情報ファイル513とフィルムロールファイル511に重複して格納される。
【0115】
インデックス情報532に続いて、インデックス情報532に対応する静止画像データが格納される。静止画像データは、RGBデータ、JPEGデータなど、様々なデータ態様での格納が可能である。
【0116】
図12を参照して、クライアントによるフィルムロールファイル、インデックス情報ファイルの取得処理シーケンスについて説明する。
【0117】
まず、ステップS31において、クライアントは、サーバの保有するコンテンツ情報の取得要求を行う。これは例えばサーチ(検索)、あるいはブラウズ(閲覧)要求として実行することができる。ステップS32で、サーバは、クライアントの要求に従ってコンテンツ対応のメタデータに基づいて、タイトル、アーティスト名などのコンテンツ情報、さらに、コンテンツ実体に対応するコンテンツ識別情報としてのコンテンツURI、コンテンツの特徴シーン等からなる静止画データを持つフィルムロールファイルURI、静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルURIを含むコンテンツ情報をクライアントに送信する。
【0118】
クライアントは、ステップS33において、受信コンテンツ情報に従って、コンテンツ情報をディスプレイに表示する。表示されるコンテンツ情報は、図13に示すようにコンテンツURI551、フィルムロールURI、インデックス情報URIが含まれる。クライアントにおいてこれらのURIをクリックすることにより、クリックURIを指定URIとしたHTTP−GETメソッドがサーバに送信される。このコンテンツ情報表示プログラムは、サーバの提供コンテンツの利用処理を実行するアプリケーションプログラムの下の表示処理を実行する表示プログラムであり、サーバから受信するコンテンツ情報を含むXMLデータに基づいて表示情報を生成する。
【0119】
このように、クライアントは、コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子と、フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子の各識別子または該識別子にリンクする表示データの生成処理を実行する。
【0120】
なお、図13に示す表示例はそれぞれのURIを直接表示する例を示しているが、これは一例であり、例えばコンテンツを示すアイコン等のイメージデータ、フィルムロールを示すイメージデータ、インデックス情報を示すイメージデータ等をディスプレイに示し、それぞれのURIにリンクさせて、ユーザが各イメージデータ(アイコン)をクリックすることで、リンクURIを指定URIとしたHTTP−GETメソッドがサーバに送信される構成としてもよい。これらの処理は、サーバの提供コンテンツの利用処理を実行するアプリケーションプログラムの下で動作するHTTPクラアントの処理として実行される。
【0121】
図12に戻りシーケンス図の説明を続ける。ステップS33において、クライアントが、サーバからの受信コンテンツ情報に従って、図13に示すようなコンテンツ情報をディスプレイに表示すると、クライアント側のユーザはコンテンツの取得要求として、ステップS34において、コンテンツURIを設定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信する。
【0122】
ステップS35において、サーバは指定コンテンツURIに対応するコンテンツを取得してステップS35において、ストリーミング配信を開始する。クライアントではステップS36においてコンテンツ再生を開始する。
【0123】
さらに、クライアント側のユーザは、ステップS37において、コンテンツ情報中のフィルムロールURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信する。
【0124】
ステップS38において、サーバは指定フィルムロールURIに対応するフィルムロールファイルを取得してステップS38においてクライアントに送信する。クライアントではステップS39において受信したフィルムロールファイルに基づいて静止画像データの表示を実行する。
【0125】
クライアントにおいてコンテンツURIに基づいてサーバから受信するコンテンツとともに、フィルムロールURIに基づいてサーバから受信するフィルムロールファイルから取得される静止画情報をディスプレイに表示した例を図14に示す。
【0126】
クライアントのディスプレイ560には、コンテンツURIに基づいてサーバから受信するコンテンツに基づく動画561と、フィルムロールURIに基づいてサーバから受信するフィルムロールファイルから取得される静止画562とが併せて表示される。なお、このクライアント側でのデータ表示処理は、サーバの提供コンテンツの利用処理を実行するアプリケーションプログラムの下で動作する表示処理プログラムに基づいて実行される。
【0127】
静止画562は、動画561のコンテンツ全体から選択された特徴シーンの静止画像データである。なお、図14には、静止画像を表示した例を示してあるが、静止画像データに対応して設定されているテキストデータからなるインデックス情報を静止画像に併せて表示したり、インデックス情報のみを表示したりすることも可能である。クライアントは、フィルムロールURIに基づいてフィルムロールファイルを受信しており、そのデータに基づく情報を選択して表示可能である。
【0128】
図12〜図14では、フィルムロールURIに基づくHTTP−GETメソッドをクライアントからサーバにHTTPリクエストとして送信してサーバからHTTPレスポンスとしてフィルムロールファイルを取得する処理例を説明したが、インデックス情報も、インデックス情報ファイルURIに基づくHTTP−GETメソッドをサーバに送信することで、サーバからのHTTPレスポンスとして受信可能である。
【0129】
図15に、サーバの保有する動画コンテンツに対応するインデックス情報、フィルムロールについてまとめた図を示す。図15に示すように、インデックス情報ファイル571は、インデックス情報ファイルURIが設定され、フィルムロールファイル572にはフィルムロールファイルURIが設定され、これらのURI情報は、コンテンツのメタデータ、すなわちコンテンツ情報に格納されており、クライアントはサーチやブラウズ等のコンテンツ情報取得処理により、これらのURIをコンテンツURIとともに取得することができる。
【0130】
インデックス情報ファイル571には、フィルムロールファイル572に格納された静止画像の各々に対応するインデックス情報574がテキストデータとして格納され、フィルムロールファイル572には静止画像データ573とともに、インデックス情報574が格納される。
【0131】
上述したように、本発明の構成では、サーバに格納した動画コンテンツに対応して、コンテンツの特徴シーン等からなる選択された静止画データを集積した静止画像データファイルとしてのフィルムロールファイルと、フィルムロールファイルに格納された静止画像各々のコンテンツにおける位置情報などのインデックス情報を集積したインデックス情報ファイルを生成して格納するとともに、コンテンツ情報に、フィルムロールファイルURIと、インデックス情報ファイルURIを設定し、クライアントに提供する構成としたので、クライアントは、ブラウズ(閲覧)、サーチ(検索)等の処理要求に基づいてサーバからフィルムロールファイルURIと、インデックス情報ファイルURIを取得することが可能となり、コンテンツURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信することでコンテンツ実体を取得し再生することができるとともに、フィルムロールファイルURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信することでコンテンツの特徴シーン等からなる静止画データを取得し表示することができ、また、インデックス情報ファイルURIを指定したHTTP−GETメソッドをサーバに送信することで静止画データに対応するインデックス情報を取得することが可能となる。
【0132】
[インデックス情報に基づくシーク処理]
次に、インデックス情報を適用したシーク処理について説明する。シーク処理は、動画コンテンツの再生位置をクライアントが指定してサーバから指定位置に対応するコンテンツを受信しクライアントにおいて再生を行う処理である。
【0133】
なお、上述したフィルムロールファイルの取得は、フィルムロールファイル全体の取得処理として説明したが、フィルムロールファイルが多数の静止画像を含む場合は、データ容量が大きくなり、充分な容量の記憶手段を持たないクライアントは、フィルムロールファイル全体の取得ができない場合がある。
【0134】
このようなクライアントの場合は、テキストデータからなるインデックス情報ファイルを取得し、インデックス情報をクライアントのディスプレイに表示し、特定のインデックスを選択し、選択したインデックスに対応する静止画のみを取得することができる。
【0135】
前述したように、インデックス情報には、時間情報(Time)、オフセット(Offset)情報等のインデックスの位置情報が格納され、また、フィルムロールファイルにも同様のインデックス情報が各静止画像データに対応して格納されている。従って、クライアントがインデックス情報の時間情報(Time)、またはオフセット(Offset)情報を指定したフィルムロールファイルの取得要求、すなわちフィルムロールURLを指定したフィルムロール取得要求を行うことで、その時間情報またはオフセット情報に対応するフィルムロールファイルに格納された静止画像データのみをサーバから取得することができる。
【0136】
動画コンテンツの実体データについても同様であり、MPEGコンテンツのコンテンツ実体データファイルには、コンテンツ開始位置からの時間情報、バイト情報が制御情報として設定されているので、クライアントは、インデックス情報の時間情報またはオフセット情報を指定したコンテンツの取得要求、すなわちコンテンツURLを指定したフィルムロール取得要求を行うことで、その指定位置に対応するコンテンツをサーバから取得することができる。
【0137】
このようにシーク処理の態様としては、インデックス情報の時間情報またはオフセット情報を指定した静止画像の取得処理と、インデックス情報の時間情報またはオフセット情報を指定したコンテンツの取得処理の2つの態様がある。以下、これら2つのシーク処理の詳細について順次説明する。
【0138】
(1)フィルムロールファイルのシーク
まず、インデックス情報の時間情報またはオフセット情報を指定した静止画像の取得処理として実行するフィルムロールファイルのシーク処理について説明する。
【0139】
フィルムロールファイルのシーク処理は、コンテンツ情報に基づいて取得したフィルムロールURIを指定したHTTP−GETメソッドに、インデックス情報に含まれる時間情報またはオフセット情報を指定したHTTPリクエストをサーバに送信することで実行される。
【0140】
クライアントからサーバに送信するHTTPリクエストと、HTTPリクエストの応答としてサーバがクライアントに送信するHTTPレスポンスの構成を図16に示す。
【0141】
クライアントからサーバに送信するHTTPリクエストは下記に示すデータとなる。
[HTTP Requst]
GET url HTTP/1.1
HOST: 192.168.1.1
X−Seek−Range: 00:32:00.000
【0142】
[GET url HTTP/1.1]にフィルムロールのURI(URL)が設定される。HTTP1.1はバージョンを示す。[HOST: 192.168.1.1]はHTTPリクエストを送信しているクライアントのIPアドレスである。[X−Seek−Range: 00:32:00.000]はシーク要求であることを示すコマンドと、時間情報である。[X−Seek−Range]は、HTTP−GETその他のメソッドの対象として指定されたURI(URL)に対して、その位置を時間値によって指定していることを示す。
【0143】
すなわち、このHTTPリクエストは、コンテンツの開始からの時間(NPT)が[00:32:00.000]であるフィルムロールファイルの静止画像の取得要求であることを示している。
【0144】
このHTTPリクエストを受信したサーバは、HTTPリクエストに含まれるフィルムロールURIに基づいてフィルムロールファイルを取得するとともに、シーク要求であることを示す[X−Seek−Range: 00:32:00.000]に基づいて、時間[00:32:00.000]であるフィルムロールファイルの静止画像を選択して、クライアントにHTTPレスポンスとして静止画像データを送信する。サーバの送信するHTTPレスポンスは下記のデータ構成となる。
【0145】
[HTTP Response]
HTTP/1.1 200 OK
Content−Type: image/x−filmroll
X−Content−Range:00:031:56.000
(静止画像データ)
【0146】
[HTTP/1.1 200 OK]はクライアントからのHTTPリクエストの処理が実行されたことを示す。[Content−Type: image/x−filmroll]は送信データのコンテンツタイプ(MIME−Tipe)である。[X−Content−Range:00:031:56.000]は送信データに含まれるデータの時間情報である。これらの情報の後に、[X−Content−Range:00:031:56.000]に対応する静止画像データが格納されてクライアントに送信さされる。
【0147】
クライアントは、サーバから受信するHTTPレスポンスから静止画像データを取り出してディスプレイに表示する。
【0148】
このように、クライアントは時間情報に基づく指定を行うことで、特定の静止画像データをサーバから取得することが可能であり、充分な記憶容量の記憶部を持たないクライアントであっても、静止画像の取得表示が可能となる。
【0149】
なお、上述した例では、コンテンツ位置の指定情報としてインデックス情報に含まれる時間情報を適用した例を説明したが、インデックス情報に含まれるオフセット情報を用いた場合にも、同様の処理が可能である。クライアントは、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を指定したシーク要求を伴うデータ要求をサーバに対して実行し、サーバはシーク要求に応じたデータを取得してレスポンスを生成してクライアントに送信する。
【0150】
(2)動画コンテンツのシーク処理
フィルムロールファイルに含まれる静止画から特定の静止画のみを選択してサーバから取得する処理と同様、動画コンテンツの再生処理も、コンテンツ位置の指定情報としてインデックス情報に含まれる時間情報、あるいはオフセット情報を指定してコンテンツURIに基づくHTTPリクエストをクライアントからサーバに送信することで指定位置からの再生が可能となる。
【0151】
動画コンテンツのシーク処理は、コンテンツ情報に基づいて取得したコンテンツURIを指定したHTTP−GETメソッドに、インデックス情報に含まれる時間情報またはオフセット情報を指定したHTTPリクエストをサーバに送信することで実行される。
【0152】
クライアントからサーバに送信するHTTPリクエストと、HTTPリクエストの応答としてサーバがクライアントに送信するHTTPレスポンスの構成を図17に示す。
【0153】
クライアントからサーバに送信するHTTPリクエストは下記に示すデータとなる。
[HTTP Requst]
GET url HTTP/1.1
HOST: 192.168.1.1
X−Seek−Range: 00:32:00.000
【0154】
[GET url HTTP/1.1]にコンテンツURI(URL)が設定される。HTTP1.1はバージョンを示す。[HOST: 192.168.1.1]はHTTPリクエストを送信しているクライアントのIPアドレスである。[X−Seek−Range: 00:32:00.000]はシーク要求であることを示すコマンドと、時間情報である。
【0155】
すなわち、このHTTPリクエストは、コンテンツの開始からの時間(NPT)が[00:32:00.000]であるコンテンツの取得要求であることを示している。
【0156】
このHTTPリクエストを受信したサーバは、HTTPリク要求であることを示す[X−Seek−Range: 00:32:00.000]に基づいて、時間[00:32:00.000]であるコンテンツの位置を選択して、クライアントにHTTPレスポンスとして選択したコンテンツ位置からのMPEG画像データを送信する。サーバの送信するHTTPレスポンスは下記のデータ構成となる。
【0157】
[HTTP Response]
HTTP/1.1 200 OK
X−Content−Range:00:031:56.000
(動画(MPEG)データ)
【0158】
[HTTP/1.1 200 OK]はクライアントからのHTTPリクエストの処理が実行されたことを示す。[X−Content−Range:00:031:56.000]は送信データに含まれるデータの時間情報である。これらの情報の後に、[X−Content−Range:00:031:56.000]を送信開始位置とする動画像MPEGデータがクライアントに送信さされる。
【0159】
クライアントは、サーバから受信するHTTPレスポンスからMPEGデータを取り出して復号処理を実行した後、ディスプレイに表示する。
【0160】
このように、クライアントは時間情報に基づく指定を行うことで、ストリーミング開始位置を指定した動画像データをサーバから取得することが可能となる。
【0161】
なお、上述した例では、コンテンツ位置の指定情報としてインデックス情報に含まれる時間情報を適用した例を説明したが、インデックス情報に含まれるオフセット情報を用いた場合にも、同様の処理が可能である。
【0162】
また、コンテンツのストリーミング開始位置の指定の際には、インデックス情報ファイルの格納情報を適用することも可能であるが、フィルムロールファイルに含まれるインデックス情報を適用した処理として実行することも可能である。
【0163】
なお、クライアントの指定する時間情報、オフセット情報に完全一致する位置からのストリーミング開始が不可能な場合には、クライアントの指定位置より前の位置において最も近い再生可能位置からのストリーミング配信を行う。例えばMPEG−2システムでは、映像や音声などの個別データストリームであるPES(Packetized Elementary Stream)パケットを複数結合し、さらに制御情報をヘッダに格納したパック(Pack)を1つの処理単位としている。従って、パック(Pack)を構成するPESパケットの単位によって再生可能な位置が決定される。この処理単位でパケットを生成してクライアントに送信することで、クライアントでは、デコードする際の1つの処理単位であるパック(Pack)に欠落が発生することなく、再生エラーを発生させることのないコンテンツ再生が可能となる。
【0164】
[サーバにおける静止画像選択処理]
フィルムロールファイルに格納する静止画像ファイルは、ユーザによって選択した画像を格納するマニュアル処理として実行してもよいし、あるいはサーバにおいて動画像データに基づいて自動選択してフィルムロールファイルに格納する構成としてもよい。
【0165】
自動選択の基準としては様々な設定が可能であるが、その一例として動画像を構成するシーンの変化量に基づく選択手法がある。
【0166】
図18のフローチャートを参照して、サーバにおいて実行する動画像データに基づく静止画像自動選択処理シーケンスについて説明する。この処理は、例えば予めサーバの記憶部に格納したビデオコンテンツに対応するフィルムロールファイル、およびインデックス情報ファイルを生成する際や、あるいはサーバに設定されたチューナの受信するコンテンツについて、チューナ受信コンテンツをビデオデータとしてサーバの記憶部に格納する処理と並列してフィルムロールファイル、およびインデックス情報ファイルを生成する際にサーバ内のインデックス生成部において実行する処理である。
【0167】
ステップS101において、インデックス生成部に対して動画コンテンツを入力し、ステップS102において、シーン変化量を測定する。シーン変化量は、動画像の前シーンと現シーンを構成する各画素の画素値の差分を算出し、全画素の差分の総計値を算出する処理として実行される。ステップS103では、算出した差分総計値をシーン変化量とし、シーン変化量と予め定めた閾値とを比較する。
【0168】
シーン変化量が閾値より大である場合に、その画面(シーン)をステップS104で、インデックス画像としてフィルムロールファイルに格納する静止画として決定する。シーン変化量が閾値より大でない場合は、ステップS101に戻り、次の連続画面(シーン)を入力する。
【0169】
シーン変化量が閾値より大であり、ステップS104において、インデックス画像としてフィルムロールファイルに格納する静止画として決定すると、ステップS105において、インデックス情報を生成する。インデックス情報は、インデックス情報ファイルおよびフィルムロールファイルの双方に格納される情報であり、先に図9、図10を参照して説明したように、ID、時間情報(Time)、オフセット情報(Offset)、タイプ(Type)、レベル(Level)、音声モード(AudioMode)の各情報を持つ。
【0170】
これらの各情報をフィルムロールファイルに格納する静止画に対応付けて設定する。ステップS106では、これらの情報をインデックス情報ファイルに格納し、ステップS107では、これらの情報と静止画像とをフィルムロールファイルに格納する。ステップS108において処理対象のコンテンツが終了しているかを判定し、残りがある場合は、ステップS101に戻り、次のシーンについて同様の処理を繰り返し実行する。
【0171】
サーバにおいては、チューナ受信コンテンツや、記憶部に格納済みのコンテンツについて、上述した処理を行って、フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルを生成する。なお、サーバは、生成したフィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルに、それぞれURIを設定し、そのURI情報をコンテンツ情報(メタデータ)に格納する。
【0172】
このように、サーバは、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンは、連続するシーンにおけるシーン変化量の大のシーンを抽出する処理などにより、動画コンテンツの特徴シーンを抽出して、フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行する。
【0173】
[サーバおよびクライアントのインデックスを用いた処理シーケンス]
次に、フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルを適用した処理について、クライアント側とサーバ側でのそれぞれの処理シーケンスを図19および図20を参照して説明する。
【0174】
まず、図19を参照してクライアントの処理について説明する。ステップS201においてクライアントはコンテンツ情報をサーバに要求する。この処理は例えばサーチ、ブラウズ要求として実行される。
【0175】
ステップS202において、クライアントはサーバからコンテンツ情報を取得し、ディスプレイに表示する。表示例は先に図13を参照して説明した通りであり、コンテンツURI、フィルムロールURI、インデックス情報URI、またはそのリンクアイコンなどの情報が含まれる。
【0176】
ステップS203では、ユーザが取得対象を決定する。コンテンツまたは静止画(フィルムロールファイル)、またはインデックス情報のいずれかである。
【0177】
コンテンツである場合、ステップS204に進み、シーク処理、すなわち再生位置を設定したコンテンツ要求をするか否かを決定する。シーク処理を実行しない場合は、ステップS205において、コンテンツURIを設定したコンテンツ要求(HTTP−GETメソッド)をサーバに送信する。
【0178】
シーク処理を実行する場合は、ステップS206において、シーク位置情報と、コンテンツURIを設定したコンテンツ要求(HTTP−GETメソッド)をサーバに送信する。シーク位置情報は、先に図17を参照して説明したように、時間情報、あるいはオフセット情報(バイト情報)の設定が可能である。
【0179】
ステップS207では、ステップS205またはステップS206によって指定したコンテンツをサーバから受信し、ステップS208において再生する。
【0180】
ステップS203において、サーバからの取得対象を静止画像として決定した場合は、ステップS211に進み、シーク処理、すなわち取得静止画位置を設定した静止画要求をするか否かを決定する。シーク処理を実行しない場合は、ステップS212において、フィルムロールURIを設定した静止画要求(HTTP−GETメソッド)をサーバに送信する。
【0181】
シーク処理を実行する場合は、ステップS213において、シーク位置情報と、フィルムロールURIを設定した静止画要求(HTTP−GETメソッド)をサーバに送信する。シーク位置情報は、先に図16を参照して説明したように、時間情報、あるいはオフセット情報(バイト情報)の設定が可能である。
【0182】
ステップS214では、ステップS212またはステップS213によって指定した静止画をサーバから受信し、ステップS213において再生する。なお、フィルムロールファイルには、静止画のみならず、静止画に対応するインデックス情報も含まれるので、クライアントは受信情報に基づいて、静止画の表示処理だけでなくインデックス情報を利用した処理、例えば、インデックス情報に基づくコンテンツの再生位置を指定したコンテンツ要求を行うことなどが可能である。
【0183】
ステップS203において、サーバからの取得対象をインデックス情報として決定した場合は、ステップS221に進み、インデックス情報ファイルURIを設定したインデックス情報要求(HTTP−GETメソッド)をサーバに送信する。
【0184】
ステップS222では、インデックス情報をサーバから受信し、ステップS223においてディスプレイに提示する。提示情報は、先に図10を参照して説明した情報である。クライアントはこれらの情報に基づいて、例えば特定の静止画をサーバに要求したり、特定部分のコンテンツ再生をサーバに要求することが可能となる。
【0185】
次に、図20を参照してサーバの処理について説明する。ステップS401において、サーバはクライアントからのデータ取得要求(HTTP−GETメソッド)を受信する。
【0186】
ステップS402において、コンテンツ取得要求、すなわちクライアントからのリクエストが、コンテンツURIの設定されたHTTP−GETメソッドである場合は、ステップS411に進み、シーク位置情報が設定されているか否かを判定する。すなわち、先に図17を参照して説明したシーク時間指定情報[X−Seek−Range: 00:32:00.000]等のシーク位置情報がクライアントからのリクエスト中に含まれるか否かを判定する。
【0187】
シーク位置情報が含まれる場合(ステップS411:Yes)は、ステップS412において、クライアントからのリクエストに含まれるコンテンツURIに基づいてコンテンツを取得するとともに、クライアントからのリクエストに含まれるシーク位置情報に基づいてコンテンツの送信開始位置を決定し、決定した送信開始位置からのクライアントに対するコンテンツ送信を開始する。
【0188】
シーク位置情報が含まれない場合(ステップS411:No)は、ステップS413において、クライアントからのリクエストに含まれるコンテンツURIに基づいてコンテンツを取得しクライアントに対するコンテンツ送信を開始する。
【0189】
ステップS402においてクライアントからのリクエストがフィルムロールURIを設定したフィルムロールまたは静止画取得要求であると判定した場合は、ステップS421に進み、シーク位置情報が設定されているか否かを判定する。すなわち、先に図16を参照して説明したシーク時間指定情報[X−Seek−Range: 00:32:00.000]等のシーク位置情報がクライアントからのリクエスト中に含まれるか否かを判定する。
【0190】
シーク位置情報が含まれる場合(ステップS421:Yes)は、ステップS422において、クライアントからのリクエストに含まれるフィルムロールURIに基づいてフィルムロールファイルを取得するとともに、クライアントからのリクエストに含まれるシーク位置情報に基づいてインデックス、すなわち静止画およびインデックス情報を取得し、クライアントに対して送信する。
【0191】
シーク位置情報が含まれない場合(ステップS421:No)は、ステップS423において、クライアントからのリクエストに含まれるフィルムロールURIに基づいてフィルムロールを取得しクライアントに対して送信する。
【0192】
ステップS402においてクライアントからのリクエストがインデックス情報URIを設定したインデックス情報取得要求であると判定した場合は、ステップS403において、クライアントからの要求に含まれるインデックス情報URIに基づいてインデックス情報を取得し、クライアントに送信する。
【0193】
[サーバおよびクライアントの機能構成]
サーバおよびクライアント装置のハードウェア構成については、先に図2を参照して説明した通りであり、上述した各種の処理は、サーバクライアントそれぞれの記憶部に格納されたプログラムに従って制御部(CPU等)の制御の下に実行される。
【0194】
CPUによって実行される処理は、例えばサーバ側では、クライアントからの要求に従って、コンテンツ対応のメタデータを取得しXMLデータに基づくコンテンツ情報を生成しクライアントに送信する処理、クライアントからのデータ取得要求がコンテンツ取得要求であるか、フィルムロール(静止画)取得要求であるか、インデックス情報取得要求であるかを判定し、またシーク処理の要求が含まれるか否かを判定し、要求に従ったデータを取得してクライアントに送信する処理、動画コンテンツに対応するフィルムロールファイル、インデックス情報ファイルを生成する処理などである。
【0195】
クライアント側の処理としては、サーバから受信するXMLデータからなるコンテンツ情報に基づいてディスプレイにコンテンツリストを表示する処理、コンテンツリストに従って、コンテンツURIまたはフィルムロールURIまたはインデックス情報URIを設定し、必要に応じてシーク情報を設定したコンテンツ取得要求(HTTP−GET)を生成しサーバに送信する処理、コンテンツ、フィルムロールファイル(静止画)、インデックス情報等の各種データをサーバから受信し出力する処理、受信コンテンツのデータ変換、再生処理などである。
【0196】
基本的にこれらの処理は、サーバ、クライアント装置の制御部としてのCPUの制御の下に実行されるが、上述した処理を実行するために必要となるサーバの機能構成とクライアントの機能構成について図21および図22を参照して説明する。
【0197】
図21は、サーバの主要機能構成を示すブロック図である。パケット送受信部601は、クライアントに対するパケット、クライアントからのパケットを受信する。パケット生成、解析部602は、送信パケットの生成処理、受信パケットの解析処理を行う。パケットのアドレス設定、アドレス認識、データ部に対するデータ格納、データ部からのデータ取得処理などである。
【0198】
データ記憶部603は、サーバの保有するコンテンツ611、コンテンツに対応するメタデータとしてのコンテンツ情報612、静止画を含むフィルムロールファイル613、およびテキストデータをメインとしたインデックス情報ファイル614を格納する。メタデータには、コンテンツURI、フィルムロールファイルURI、インデックス情報ファイルURIが設定されている。
【0199】
送信データ生成部604は、クライアントから受信したデータ取得要求、すなわち、コンテンツ取得要求、フィルムロール(静止画)取得要求、またはインデックス情報取得要求に基づいてデータ記憶部603から指定URIに対応するデータを取得しクライアントに対して送信するデータを生成する処理を実行する。
【0200】
シーク情報処理部605は、クライアントからのリクエストに含まれるシーク時間指定情報[X−Seek−Range: 00:32:00.000]等のシーク位置情報に基づいて、コンテンあるいはフィルムロールファイルから指定位置を決定しコンテンツの送信位置あるいは送信対象の静止画を決定する。
【0201】
コンテンツ情報生成部606は、クライアントからのサーチ、ブラウズ等のコンテンツ情報取得要求に応じて、記憶部603内からコンテンツ情報612を取得し、クライアントに送信するコンテンツ情報を生成する。
【0202】
インデックス生成部607は、先に図18を参照して説明した処理、すなわち動画コンテンツに基づくフィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルの生成処理を実行する。
【0203】
データ変換部608は、送信コンテンツデータの符号化処理等、復号処理等を実行し、クライアントに送信するコンテンツあるいは静止画像のデータ変換を実行する。例えばATRAC3、MPEG4、JPEG等に基づくデータ変換を実行する。なお、クライアントはコンテンツ要求や静止画要求をサーバに対して実行する際、クライアントの許容するデータ形式をサーバに通知することができ、サーバは、クライアントの要求に従ってデータ変換を行ったコンテンツまたは静止画像データを送信する。
【0204】
次に、クライアント装置の機能構成について、図22を参照して説明する。パケット送受信部701は、サーバに対するパケット送信および、サーバからのパケット受信処理を実行する。パケット生成、解析部702は、送信パケットの生成処理、受信パケットの解析処理を行う。パケット内の格納データ解析のみならず、パケットのアドレス設定、アドレス認識、データ部に対するデータ格納、データ部からのデータ取得処理なども含む。パケット生成処理としては、サーバに対するデータ要求パケット、すなわち、フィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドを生成し送信する処理を実行する。
【0205】
コンテンツ情報要求処理部703は、サーバに対してコンテンツ情報要求の要求データ、例えばサーチ要求やブラウズ要求の要求データを生成する。記憶部704は、サーバから受信したパケットに含まれるコンテンツ、コンテンツ情報、静止画像、フィルムロールファイル、インデックス情報等を格納する。
【0206】
出力部705は、コンテンツ再生処理に適用するスピーカ、ディスプレイを含む。なお、ディスプレイは、先に図13を参照して説明したコンテンツ情報の出力にも利用され、図14を参照して説明したように、コンテンツおよび静止画像の出力に利用される。入力部706は、例えば、サーバに対する取得データの選択情報、サーバに対するデータ取得要求の送信、コンテンツ再生の開始、終了、その他再生制御設定情報の入力、その他のデータ入力手段として利用される。
【0207】
コンテンツ情報解析部707は、サーバから受信したXMLデータからなるメタデータを解析し、解析データに基づいて、先に図13を参照して説明したコンテンツ情報を生成し、出力部としてのディスプレイに出力する処理を実行する。すなわち、コンテンツ識別子(URI)と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子(URI)と、フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子(URI)の各識別子または識別子にリンクする表示データの生成処理を実行する。
【0208】
データ再生制御処理部708は、サーバから受信したコンテンツ、静止画像、インデックス情報等の出力部705に対する出力制御処理を実行する。データ変換部709は、サーバから受信したコンテンツ、静止画データの復号等、各種データ変換処理を実行する。
【0209】
サーバ、およびクライアントは、機能的には図21、図22に示す各機能を有し、上述した各処理を実行する。ただし、図21、図22に示すブロック図は、機能を説明するブロック図であり、サーバクライアントが図21、図22に示すブロックに対応するハードウェアを有することは必須ではない。具体的には、図2に示すPC等の構成におけるCPUの制御の下に各種の処理プログラムが実行され、図21、図22に示す各ブロックを参照して説明した処理、あるいは上述の発明の詳細な説明において説明した各処理が実行される。
【0210】
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0211】
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
【0212】
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0213】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
【0214】
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0215】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の構成によれば、サーバがクライアントに提供する動画コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルと、フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルを有し、フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルの各々には、クライアントによって指定可能な識別情報を付与し、識別情報をコンテンツ情報であるメタデータの構成情報として設定したので、クライアントは、コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、フィルムロールファイル識別子と、インデックス情報ファイル識別子の各識別子を取得し、各識別子を設定したデータ要求を実行することにより、コンテンツ、静止画、インデックス情報、いずれかの情報を選択的に受信することが可能となる。
【0216】
さらに、本発明の構成によれば、フィルムロールファイルに含まれる静止画についてのシーク処理、すなわち、時間情報あるいはオフセット情報に基づく要求データの指定処理を可能としたので、クライアントは特定の静止画像データをサーバから取得することが可能となり、充分な記憶容量の記憶部を持たないクライアントであっても、静止画像の取得表示が可能となる。
【0217】
さらに、本発明の構成によれば、フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子をURI(Uniform Resource Identifier)として設定した構成としたので、クライアントは、フィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドをサーバに送信することで、サーバから目的のデータを取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用可能なネットワーク構成例を示す図である。
【図2】ネットワーク接続機器の構成例について説明する図である。
【図3】サーバにおけるコンテンツ管理ディレクトリ構成について説明する図である。
【図4】コンテンツ情報表示例を示す図である。
【図5】コンテンツデータ再生処理におけるサーバクライアント間の処理シーケンスについて説明する図である。
【図6】ストリーミング再生処理について説明する図である。
【図7】ストリーミング再生処理について説明する図である。
【図8】サーバにおけるデータ格納構成について説明する図である。
【図9】インデックス情報ファイルの構成について説明する図である。
【図10】インデックス情報の構成について説明する図である。
【図11】フィルムロールファイルの構成について説明する図である。
【図12】サーバクライアント間のインデックス取得処理シーケンスについて説明する図である。
【図13】各データのURIを含むコンテンツ情報表示例を示す図である。
【図14】コンテンツおよび静止画データ表示例を示す図である。
【図15】サーバの有するインデックス情報、およびフィルムロールのデータ格納構成について説明する図である。
【図16】静止画データのシーク処理に基づくデータ取得リクエストおよびレスポンスのデータ構成について説明する図である。
【図17】コンテンツのシーク処理に基づくデータ取得リクエストおよびレスポンスのデータ構成について説明する図である。
【図18】サーバにおいて実行するフィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルの生成処理手順について説明する図である。
【図19】クライアントのインデックスを適用した処理手順について説明する図である。
【図20】サーバのインデックスを適用した処理手順について説明する図である。
【図21】サーバの処理機能を説明するブロック図である。
【図22】クライアントの処理機能を説明するブロック図である。
【符号の説明】
100 ネットワーク
101 サーバ
121 PC
122 モニター
123 携帯電話
124 再生機
125 PDA
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDD
205 バス
206 入出力インタフェース
207 入力部
208 出力部
209 通信部
210 ドライブ
211 リムーバブル記録媒体
301 ルートコンテナ
302〜308 コンテナ(フォルダ)
309 ビデオカプセル
350 ディスプレイ
357 コンテンツ情報
410 サーバ
411 ハードディスク
412 MPEGファイル
413 HTTPクライアント
420 クライアント
421 MPEGデコーダ
422 HTTPクライアント
510 コンテンツ実体
511 コンテンツ情報
512 フィルムロールファイル
513 インデックス情報ファイル
521,522 データ部
531 ヘッダ情報
532 インデックス情報
533 静止画像データ
551 コンテンツURI
552 フィルムロールURI
553 インデックス情報URI
560 ディスプレイ
561 動画
562 静止画
571 インデックス情報ファイル
572 フィルムロールファイル
573 静止画像データ
574 インデックス情報
601 パケット送受信部
602 パケット生成、解析部
603 データ記憶部
604 送信データ生成部
605 シーク情報処理部
606 コンテンツ情報生成部
607 インデックス生成部
608 データ変換部
611 コンテンツ
612 コンテンツ情報
613 フィルムロール
614 インデックス情報
701 パケット送受信部
702 パケット生成、解析部
703 コンテンツ情報要求処理部
704 記憶部
705 出力部
706 入力部
707 コンテンツ情報解析部
708 コンテンツ再生制御処理部
709 データ変換部

Claims (24)

  1. クライアントに対するデータ提供処理を実行するサーバ装置であり、
    クライアントとのデータ送受信を実行する通信部と、
    動画コンテンツと、前記動画コンテンツに対応する属性情報としてのメタデータからなるコンテンツ情報と、前記動画コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルと、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルとを記憶した記憶部と、
    クライアントからの要求に基づいてクライアントに対する送信データを生成する送信データ生成部とを有し、
    前記フィルムロールファイルおよび前記インデックス情報ファイルの各々には、クライアントによって指定可能な識別情報が付与され、該識別情報は前記コンテンツ情報としてのメタデータの構成情報として設定されて前記記憶部に記憶され、
    前記送信データ生成部は、クライアントからのデータ取得要求に格納されたフィルムロールファイル識別子またはインデックス情報ファイル識別子に基づいて、前記記憶部から対応データを取得し、クライアントに対する送信データを生成する構成であることを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であり、
    前記送信データ生成部は、
    クライアントからのフィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づく処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記サーバ装置は、
    クライアントからのフィルムロールファイル識別子を指定した静止画要求に、特定の静止画の選択送信を要求するシーク要求が含まれている場合に、前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行するシーク情報処理部を有し、
    前記送信データ生成部は、前記シーク情報処理部において選択取得した静止画データをクライアントに対する送信データとする構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  4. 前記シーク要求は、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報であり、
    前記シーク情報処理部は、前記フィルムロールファイルに格納された動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報に基づいて前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記インデックス情報ファイルは、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報として、インデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含む構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  6. 前記フィルムロールファイルは、前記動画コンテンツから選択された静止画データとインデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含む構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  7. 前記サーバ装置は、さらに、
    動画コンテンツに基づいて前記フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルを生成するインデックス生成部を有し、
    前記インデックス生成部は、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  8. 前記インデックス生成部は、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを、連続するシーンにおけるシーン変化量の大のシーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行する構成であることを特徴とする請求項7に記載のサーバ装置。
  9. サーバに対するデータ取得要求を実行するクライアントとしての情報処理装置であり、
    サーバとのデータ送受信を実行する通信部と、
    サーバから受信したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子と、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子の各識別子または該識別子にリンクする表示データの生成処理を実行するコンテンツ情報解析部を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、
    フィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドを生成し送信する処理を実行する構成を有することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. クライアントに対するデータ提供処理を実行する情報処理方法であり、
    クライアントからのデータ取得要求を受信するステップと、
    前記データ取得要求に格納された取得対象データ識別子が、コンテンツ識別子であるか、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子であるか、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子であるかを判定する識別子判定ステップと、
    前記識別子判定ステップにおいて判定された識別子に応じて、記憶部から対応データを取得し、クライアントに対する送信データを生成する送信データ生成ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  13. 前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であり、
    前記送信データ生成ステップは、
    クライアントからのフィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づく処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記情報処理方法は、さらに、
    クライアントからのフィルムロールファイル識別子を指定した静止画要求に、特定の静止画の選択送信を要求するシーク要求が含まれている場合に、前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行するシーク情報処理ステップを有し、
    前記送信データ生成ステップは、前記シーク情報処理ステップにおいて選択取得した静止画データをクライアントに対する送信データとすることを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  15. 前記シーク要求は、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報であり、
    前記シーク情報処理ステップは、前記フィルムロールファイルに格納された動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報に基づいて前記フィルムロールファイルから前記シーク要求に応じた静止画データを選択取得する処理を実行することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  16. 前記インデックス情報ファイルは、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報として、インデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含むことを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  17. 前記フィルムロールファイルは、前記動画コンテンツから選択された静止画データとインデックス識別子、動画コンテンツの基準位置からの時間情報またはオフセット情報を含む構成であることを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  18. 前記情報処理方法は、さらに、
    動画コンテンツに基づいて前記フィルムロールファイルおよびインデックス情報ファイルを生成するインデックス生成ステップを有し、
    前記インデックス生成ステップは、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  19. 前記インデックス生成ステップは、動画コンテンツの各シーンの特徴シーンを、連続するシーンにおけるシーン変化量の大のシーンを抽出して、前記フィルムロールファイルに格納する静止画の選択処理を実行することを特徴とする請求項18に記載の情報処理方法。
  20. サーバに対するデータ取得要求を実行する情報処理方法であり、
    サーバからコンテンツ情報を受信するステップと、
    前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子と、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子の各識別子または該識別子にリンクする表示データの生成処理を実行するステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  21. 前記フィルムロールファイル識別子およびインデックス情報ファイル識別子はURI(Uniform Resource Identifier)であることを特徴とする請求項20に記載の情報処理方法。
  22. 前記情報処理方法は、さらに、
    フィルムロールファイルURIまたはインデックス情報ファイルURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドを生成し送信する処理を実行することを特徴とする請求項21に記載の情報処理方法。
  23. クライアントに対するデータ提供処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    クライアントからのデータ取得要求を受信するステップと、
    前記データ取得要求に格納された取得対象データ識別子が、コンテンツ識別子であるか、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子であるか、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子であるかを判定する識別子判定ステップと、
    前記識別子判定ステップにおいて判定された識別子に応じて、記憶部から対応データを取得し、クライアントに対する送信データを生成する送信データ生成ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  24. サーバに対するデータ取得要求を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    サーバからコンテンツ情報を受信するステップと、
    前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子と、コンテンツから選択された静止画データを格納したフィルムロールファイルに対応するフィルムロールファイル識別子と、前記フィルムロールファイルに格納された静止画データに対応するインデックス情報を格納したインデックス情報ファイルに対応するインデックス情報ファイル識別子の各識別子または該識別子にリンクする表示データの生成処理を実行するステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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