JP2004361848A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置としては、例えば、現像剤の一例としてのトナーによって像担持体の一例としての感光体上に形成された潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置等が知られている。これらの画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が送信されると、回転軸まわりに現像装置を回転させることによって、現像装置を感光体と対向する現像位置に位置決めする。そして、感光体上に形成された潜像を、現像装置内の現像剤担持体の一例としての現像ローラに担持されたトナーで現像してトナー像を形成し、当該トナー像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
また、ユーザが当該画像形成装置の使用を続けると、現像を行う際に用いられる機器等の経年劣化等に起因して画像の濃度が変わってしまう可能性があるため、かかる問題を解消し画像の濃度を適切な状態に維持させるために、当該画像形成装置は画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−295956号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した画像形成装置を用いて、感光体上に形成された潜像を、現像ローラに担持されたトナーで長時間現像すると、トナーの帯電量が過度に上昇する場合がある。かかる帯電量の上昇は、トナーの飛翔性の低下を招き、最終的には、媒体に形成される画像の濃度が薄くなる。
このように、感光体上に形成された潜像を、現像ローラに担持されたトナーで長時間現像する場合には、所望の濃度の画像が得られなくなる可能性が高いため、かかる問題を回避するための方策が望まれる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
主たる本発明は、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成装置。
画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことにより、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0007】
また、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成装置。
前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことにより、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0008】
また、所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。
画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとすれば、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0009】
また、互いに異なる色の現像剤を有し、該現像剤で潜像を現像する複数の現像装置、を備え、前記複数の現像装置のうちブラック色の現像剤を有する現像装置、により現像を行ってモノクロ画像を媒体に形成することが可能であり、前記複数の現像装置のそれぞれにより現像を行ってカラー画像を媒体に形成することが可能であり、モノクロ画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。
かかる場合には、効率的に、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0010】
また、所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。
現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとすれば、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0011】
互いに異なる色の現像剤を有し、該現像剤で潜像を現像する複数の現像装置を備え、前記複数の現像装置のうちブラック色の現像剤を有する現像装置、の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。
かかる場合には、効率的に、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0012】
また、前記所定値を超えてから所定時間の間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。
このようにすれば、濃度制御モード決定の基礎となる情報が含まれる期間と濃度制御モードの実行期間の双方が、時間で管理され、当該管理が容易になる。
【0013】
また前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと等しいこととしてもよい。
このようにすれば、濃度制御モード決定の基礎となる情報が含まれる期間と濃度制御モードの実行期間の双方の管理が、より一層容易になる。
【0014】
また、前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記第一単位枚数より少ない第二単位枚数毎に前記制御動作を実行することとしてもよい。
このようにすれば、前記制御動作の実行タイミングの管理が容易になる。
【0015】
また、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することとしてもよい。また、前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することとしてもよい。
【0016】
また、テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、前記制御動作は、現像バイアスを変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された現像バイアスを設定する動作と、を備えることとしてもよい。
かかる場合には、画像の濃度を制御するための制御動作を、簡易な方法で実現することができる。
【0017】
また、前記現像装置は、現像剤を担持するための現像剤担持体を有し、該現像剤担持体に担持された現像剤が前記像担持体に接触していない状態で、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像することとしてもよい。
かかる場合には、現像剤の飛翔性の低下による画像濃度の変化が発生しやすくなるため、本発明の重要度が高まることとなり、したがって、本発明の目的がより有効に達成される。
【0018】
また、直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像剤担持体に印加して、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、前記制御動作は、前記現像バイアスの前記直流電圧を変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された前記直流電圧を設定する動作と、を備えることとしてもよい。
【0019】
また、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高く、所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記所定値を超えてから所定時間の間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行し、前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと等しくて、前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記第一単位枚数より少ない第二単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、前記現像装置は、現像剤を担持するための現像剤担持体を有し、該現像剤担持体に担持された現像剤が前記像担持体に接触していない状態で、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像剤担持体に印加して、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、前記制御動作は、前記現像バイアスの前記直流電圧を変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された前記直流電圧を設定する動作と、を備えることを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
【0020】
また、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高く、所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記所定値を超えてから所定時間の間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行し、前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと等しくて、前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記第一単位枚数より少ない第二単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、前記現像装置は、現像剤を担持するための現像剤担持体を有し、該現像剤担持体に担持された現像剤が前記像担持体に接触していない状態で、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像剤担持体に印加して、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、前記制御動作は、前記現像バイアスの前記直流電圧を変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された前記直流電圧を設定する動作と、を備えることを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
【0021】
また、コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置、を有する画像形成システムにおいて、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成システムも実現可能である。また、コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置、を有する画像形成システムにおいて、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成システムも実現可能である。
【0022】
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0023】
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
【0024】
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、潜像を担持するための像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、感光体クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
【0025】
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
【0026】
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像情報に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナーT、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
【0027】
このYMCK現像ユニット50は、本実施の形態においては、回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーTにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、YMCK現像ユニット50の前記保持部に対して着脱可能となっている。また、各現像装置の詳細については後述する。
【0028】
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
なお、中間転写体70の近傍には、同期用読取センサRSが配置されている。この同期用読取センサRSは中間転写体70の基準位置を検出するためのセンサであり、主走査方向とほぼ直交する副走査方向における同期信号、つまり垂直同期信号Vsyncを得るための垂直同期用読取センサとして機能する。より具体的には、前記同期用読取センサRSは、光を発するための発光部と光を受光するための受光部を有し、中間転写体70の所定の位置に形成された穴が、前記発光部から発光された光を通過する際に、前記受光部により当該光が受光され、当該同期用読み取りセンサRSは、中間転写体70が1回転するごとにパルス信号を出力する。なお、中間転写体70の回転数と画像を形成する媒体の枚数との間には一定の関係があるから、当該同期用読取センサRSは、画像を形成する媒体の枚数をカウントする手段としての役割も果たすこととなる。
【0029】
また、中間転写体70の近傍には、さらに、テストパターンの一例としてのパッチ像、の濃度を検出するための濃度検出手段の一例としてのパッチセンサPSが配置されている。前述したとおり、プリンタ10は画像の濃度を制御するための制御動作を実行するが、後に詳述するように、当該制御動作の際に中間転写体70に転写されたパッチ像の濃度が検出される。パッチセンサPSは、当該濃度を検出する機能を果たす反射型光学センサである。より具体的には、パッチセンサPSは、光を発するための発光部と光を受光するための受光部を有し、発光部からパッチ像へ向けて発した光、すなわち入射光がパッチ像により反射され、その反射光が受光部で受光され、電気信号に変換される。そして、受光した反射光の強さに応じた受光センサの出力値として、電気信号の大きさが測定される。パッチ像の濃度と受光した反射光の強さとの間には一定の関係があるから、前記電気信号の大きさを測定することにより、パッチ像の濃度が検出される。
【0030】
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
【0031】
定着ユニット90は、媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を媒体に融着させて永久像とするための装置である。
感光体クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後等に、感光体20上に残存するトナーTをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
中間転写体クリーニングユニット85は、YMCK現像ユニット50の上部に設けられ、中間転写体70の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード87を有し、二次転写ユニット80によって転写材上にトナー像が転写された後等に、中間転写体70上に残存するトナーTをクリーニングブレード87により掻き落として回収するための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
【0032】
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。そして、その後、前記同期用読取センサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。かかるパルス信号はユニットコントローラ102に送られ、当該パルス信号を基準として、換言すれば、当該パルス信号が送られてから所定時間経過後に、現像装置に設けられた現像ローラが回転し始める。また、以下に述べる種々の動作も当該パルス信号に基づいて行われる。
【0033】
感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
【0034】
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーTの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80及び中間転写体クリーニングユニット85は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
【0035】
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。また、中間転写体70上の残留トナーTは、中間転写体クリーニングユニット85に支持されたクリーニングブレード87によって掻き落とされる。掻き落とされたトナーTは、中間転写体クリーニングユニット85が備える残存トナー回収部に回収される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて媒体に融着される。
【0036】
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、感光体クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
【0037】
===現像装置の構成例===
次に、図3及び図4を用いて、現像装置の構成例について説明する。図3は、現像装置の概念図であり、図4は現像装置の主要構成要素を示した断面図である。なお、図4に示す断面図は、図3に示す長手方向に垂直な面で現像装置を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
【0038】
YMCK現像ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー現像装置54について説明する。
【0039】
イエロー現像装置54は、現像ローラ510、シール部材520、トナー収容部530、ハウジング540、トナー供給ローラ550、規制ブレード560等を有している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、金属製であり、5056アルミ合金や6063アルミ合金等のアルミ合金、STKM等の鉄合金等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。
【0040】
また、現像ローラ510は、図3に示すとおり、その長手方向両端部で支持されており、中心軸を中心として回転可能である。図4に示すように、現像ローラ510は、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4に示すように、イエロー現像装置54が感光体20と対向している状態では、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像バイアス発生装置130(図2)により現像ローラ510に直流電圧と交流電圧が重畳された現像バイアスが印加され、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
【0041】
シール部材520は、イエロー現像装置54内のトナーTが器外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材520は、シール支持板金522によって支持されており、シール支持板金522を介してハウジング540に取り付けられている。また、シール部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材524が設けられており、シール部材520は、シール付勢部材524の弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
【0042】
ハウジング540は、一体成型された複数のハウジング部、すなわち、上ハウジング部542と下ハウジング部544、とを溶着して製造されたものであり、その内部は、内壁から内方へ(図4の上下方向)突出させたトナーTを仕切るための仕切り壁545により、二つのトナー収容部530、すなわち、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bと、に分けられている。そして、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとは、上部が連通され、図4に示す状態で、仕切り壁545によりトナーTの移動が規制されている。しかしながら、YMCK現像ユニット50が回転する際には、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとに収容されていたトナーが、現像位置における上部側の連通している部位側に一旦集められ、図4に示す状態に戻るときには、それらのトナーが混合されて第一トナー収容部530a及び第二トナー収容部530bに戻されることになる。すなわち、YMCK現像ユニット50が回転することにより現像装置内のトナーTは適切に撹拌されることになる。
【0043】
このため、本実施の形態では、トナー収容部530に攪拌部材を設けていないが、トナー収容部530に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよい。また、図4に示すように、ハウジング540は下部に開口572を有しており、この開口572には、現像ローラ510がその一部が露出した状態で配置されている。
【0044】
トナー供給ローラ550は、前述した第一トナー収容部530aに設けられ、当該第一トナー収容部530aに収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、トナー収容部530の下部に配置されており、トナー収容部530に収容されたトナーTは、該トナー収容部530の下部にてトナー供給部材530によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る機能をも有している。
【0045】
規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部560aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部560bに支持されており、ゴム支持部560bは、その一端部が一対のブレード支持板金562に挟まれて支持された状態で、ブレード支持板金562を介してハウジング540に取付けられている。また、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材570が設けられている。
【0046】
ここで、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力によって、ゴム部560aが現像ローラ510に押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、ゴム支持部560bとハウジング540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢することによって、ゴム部560aを現像ローラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性を向上させている。
【0047】
規制ブレード560の、ブレード支持板金562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。
【0048】
このように構成されたイエロー現像装置54において、トナー供給ローラ550がトナー収容部530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部材520を通過して、シール部材520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーTは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
【0049】
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、感光体クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
【0050】
なお、ユニットコントローラ102には、タイマー124が設けられており、当該タイマー124は、後述する濃度制御モードの設定タイミングの決定等のために用いられる。
【0051】
なお、YMCK現像ユニット50に接続されたYMCK現像ユニット駆動制御回路128には、現像バイアス発生装置130及び現像バイアス制御回路132が設けられている。感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像バイアス発生装置130により現像ローラ510に直流電圧と交流電圧が重畳された現像バイアスが印加され、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。また、現像バイアス制御回路132は、現像バイアスのオンオフの制御や適切な現像バイアス値の設定を行う役割を果たす。さらに、YMCK現像ユニット駆動制御回路128は、前記タイマー124に示される時間を参照しながら、現像装置の駆動開始時間と駆動終了時間を、現像装置51、52、53、54毎に検知する機能を有している。当該検知は、例えば、現像装置が備える現像ローラを回転させるモータ、への通電開始時間と通電終了時間を検出することにより実現される。
【0052】
また、ユニットコントローラ102には、EEPROM122が設けられており、当該EEPROM122には、画像形成を行った媒体の枚数や前記駆動開始時間及び前記駆動終了時間等に係る情報が格納される。
【0053】
===画像の濃度を制御するための制御動作===
前述したとおり、プリンタ10は、所定のタイミングで、画像の濃度を制御するための制御動作を実行する。ここでは、図5及び図6を用いて、当該制御動作の一例について説明する。図5は、画像の濃度を制御するための制御動作を示すフローチャートである。図6は、パッチ像が中間転写体70に形成された様子を示す模式図である。なお、当該制御動作を実行するタイミングについては、後に詳しく説明する。また、以下に説明されるプリンタ10の各種動作は、主として、プリンタ10内のメインコントローラ101又はユニットコントローラ102により実現される。特に、本実施の形態においては、プログラムROMに格納されたプログラムをCPUが処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0054】
まず、プリンタ10はパッチ像を現像する(ステップS2)。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYのパッチ像に係る情報に応じたパッチ潜像が該領域に形成される。感光体20上に形成されたパッチ潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。この際に、現像バイアス発生装置130によって直流電圧と交流電圧が重畳されて印加される現像バイアス、の当該直流電圧を変化させながら、現像を行う。これにより、感光体20上にパッチ像が形成される。
【0055】
感光体20上に形成されたパッチ像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される(ステップS4)。これにより、図6に示すように、濃度の異なる複数個のパッチ像が中間転写体70上に並ぶこととなる。
中間転写体70の回転により、中間転写体70上のパッチ像の各々がパッチセンサPSに対向する位置に到達する毎に、当該パッチ像の濃度がパッチセンサPSにより検出される(ステップS6)。
そして、総てのパッチ像の濃度が検出された際に、濃度検出結果に基づいて、換言すれば、各パッチ像の検出された濃度を所望の像濃度と比較することにより、最適な前記直流電圧が決定される(ステップS8)。
そして、当該制御動作後の現像を最適な現像バイアスで行えるようにするために、前述した現像バイアス制御回路132において、決定された直流電圧が設定される(ステップS10)。
なお、濃度の検出が完了したパッチ像を構成する残留トナーTは、中間転写体クリーニングユニット85によって順次クリーニングされる。
【0056】
上記処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、最適な直流電圧が各色毎に設定され、画像の濃度を制御するための制御動作が完了する(ステップS12)。
なお、上記においては、中間転写体70上のパッチ像の濃度を検出することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、感光体20上のパッチ像の濃度を検出することとしてもよい。
また、上記においては、濃度の異なる複数個のパッチ像を形成することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、濃度が徐々に変化する単一のパッチ像を形成することとしてもよい。
【0057】
===画像の濃度を制御するための制御動作の実行タイミングについて===
次に、前述した制御動作の実行タイミングについて、図7乃至図9を用いて説明する。図7は、画像の濃度を制御するための制御動作の実行タイミングを説明するためのフローチャートである。図8A、図8B、及び、図9については、後述する。なお、以下に説明されるプリンタ10の各種動作は、主として、プリンタ10内のメインコントローラ101又はユニットコントローラ102により実現される。特に、本実施の形態においては、プログラムROMに格納されたプログラムをCPUが処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0058】
先ず、図7のフローチャートに着目する。このフローチャートは、プリンタ10の電源が既にONされており、画像形成の実行を待機している状態から始まる(ステップS22)。
かかる待機状態で、不図示のホストコンピュータから、画像を形成する旨の指令が、画像信号や制御信号とともに、インターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力される(ステップS24)。
そして、プリンタ10は、画像形成装置の全体構成例の項で説明した動作を実行し、画像形成を実行する(ステップS26)。画像形成が終了すると、プリンタ10は、前記制御動作を実行するかどうかを、以下のアルゴリズムに基づいて決定する。
【0059】
ここで、当該アルゴリズムについて説明する。先ず、プリンタ10は、このときの濃度制御モードが、高頻度濃度制御モードであるか、低頻度濃度制御モードであるかを判別する(ステップS28)。
低頻度濃度制御モードとは、所定の定期的な頻度で、より具体的には、第一単位枚数(以下、当該第一単位枚数をXとする)毎に前記制御動作を実行するモードである。一方、高頻度濃度制御モードとは、前記低頻度濃度制御モード時の所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で、より具体的には、前記第一単位枚数Xより少ない第二単位枚数(以下、当該第二単位枚数をYとする)毎に前記制御動作を実行するモードである。詳しくは後述するが、当該濃度制御モードは、単位時間(本実施の形態においては、当該単位時間を10分とする)毎に、所定の判断基準に基づいて設定される。そして、当該設定後所定時間の間、設定された濃度制御モードが実行される。なお、本実施の形態においては、当該所定時間は、前記単位時間(10分)と等しく、したがって、設定された濃度制御モードは、次の濃度制御モード設定時まで実行される。
【0060】
また、本実施の形態における前記低頻度濃度制御モードにおいては、プリンタ10の総画像形成枚数、すなわち、プリンタ10の使用開始からカウントされた画像形成枚数、が、第一単位枚数Xの整数倍に達する毎に、前記制御動作が実行される。ここでは、第一単位枚数Xを2000枚とする。このような場合には、プリンタ10の総画像形成枚数が2000枚、4000枚、6000枚、・・・・に達する毎に、前記制御動作が実行される。したがって、ステップS28において低頻度濃度制御モードであると判別された場合には、プリンタ10は、総画像形成枚数が第一単位枚数Xの整数倍に達したかどうかを判定し(ステップS30)、第一単位枚数Xの整数倍に達した場合には、前記制御動作を実行することを決定し、第一単位枚数Xの整数倍に達していない場合には、前記制御動作を実行しないことを決定する。
【0061】
一方、本実施の形態における前記高頻度濃度制御モードにおいては、濃度制御モード設定後に画像を形成した媒体の枚数が、第二単位枚数Yの整数倍に達する毎に、前記制御動作が実行される。ここでは、第二単位枚数Yを500枚とする。このような場合には、濃度制御モード設定後に画像を形成した媒体の枚数が、500枚、1000枚、・・・・に達する毎に、前記制御動作が実行される。したがって、ステップS28において高頻度濃度制御モードであると判別された場合には、プリンタ10は、濃度制御モード設定後に画像を形成した媒体の枚数が、第二単位枚数Yの整数倍に達したかどうかを判定し(ステップS32)、第二単位枚数Yの整数倍に達した場合には、前記制御動作を実行することを決定し、第二単位枚数Yの整数倍に達していない場合には、前記制御動作を実行しないことを決定する。
【0062】
上述したアルゴリズムに基づいて、前記制御動作を実行することが決定された際には、プリンタ10は、当該制御動作を実行して(ステップS34)、待機状態へ戻る(ステップS22)一方、前記制御動作を実行しないことが決定された際には、当該制御動作を実行することなく、待機状態へ戻る(ステップS22)。
【0063】
<<<濃度制御モードの設定について>>>
次に、プリンタ10による濃度制御モードの設定について、図8A、図8B、及び、図9を用いて、二つの例を挙げて説明する。図8Aは、プリンタ10による濃度制御モード設定方法の第一の例を示すフローチャートである。図8Bは、プリンタ10による濃度制御モード設定方法の第二の例を示すフローチャートである。図9は、濃度制御モードの設定タイミングと実行期間を説明するための図である。
【0064】
先ず、濃度制御モード設定方法の第一の例について、図8Aのフローチャートを参照しつつ説明する。
プリンタ10は、タイマー124から現在の時間を常時取得し、取得された時間が所定の時間であった場合には、濃度制御モードの設定動作を開始する(ステップS42)。本実施の形態においては、図9に示すように、取得された時間が10分の倍数であった場合(例えば、8時10分、8時20分、8時30分・・・・)に、濃度制御モードの設定動作を開始する。
次に、プリンタ10は、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が所定値を超えたかどうか判定する(ステップS44)。すなわち、プリンタ10は、設定動作開始時の10分前から設定動作開始時までに画像形成が行われた媒体の枚数を所定値と比較する。
当該枚数が所定値を超えたと判定された場合には、プリンタ10は、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度制御モードを設定する(ステップS48)。そして、画像を形成した媒体の単位時間あたりの枚数が前記所定値を超えてから、換言すれば、濃度制御モードの設定後、所定時間(10分)の間、前記高頻度制御モードが実行される。
一方、前記枚数が所定値を超えていないと判定された場合には、プリンタ10は、前記低頻度濃度制御モードを設定する(ステップS46)。そして、画像を形成した媒体の単位時間あたりの枚数が前記所定値を超えてから、換言すれば、濃度制御モードの設定後、所定時間(10分)の間、前記低頻度制御モードが実行される。
【0065】
図9を用いて、より具体的に説明する。本例においては、8時10分に濃度制御モードの設定動作が開始している。そして、8時から8時10分の間に画像形成が行われた媒体の枚数を所定値と比較した結果、当該枚数が所定値を超えていないと判定され、低頻度濃度制御モードが設定されている。そして、8時10分から8時20分の間、当該低頻度濃度制御モードが実行されている。
また、8時20分に次の濃度制御モードの設定動作が開始し、8時10分から8時20分の間に画像形成が行われた媒体の枚数を所定値と比較した結果、当該枚数が所定値を超えたと判定され、低頻度濃度制御モードに代えて、高頻度濃度制御モードが設定されている。そして、8時20分から8時30分の間、当該高頻度濃度制御モードが実行されている。
以下、10分毎に濃度制御モードの設定動作が開始し、同様の手順が実施される。
【0066】
次に、濃度制御モード設定方法の第二の例について、図8Bのフローチャートを参照しつつ説明する。
プリンタ10は、タイマー124から現在の時間を常時取得し、取得された時間が所定の時間であった場合には、濃度制御モードの設定動作を開始する(ステップS62)。本実施の形態においては、図9に示すように、取得された時間が10分の倍数であった場合(例えば、8時10分、8時20分、8時30分・・・・)に、濃度制御モードの設定動作を開始する。
次に、プリンタ10は、現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が所定値を超えたかどうか判定する(ステップS64)。すなわち、プリンタ10は、設定動作開始時の10分前から設定動作開始時までの前記駆動時間の10分あたりの割合を所定値と比較する。なお、現像装置の駆動時間は、前述したEEPROM122に格納された現像装置の駆動開始時間及び駆動終了時間に基づいて算出される。また、本実施の形態における現像装置の駆動時間は、4つの現像装置51、52、53、54各々の駆動時間を合計したものである。
当該割合が所定値を超えたと判定された場合には、プリンタ10は、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度制御モードを設定する(ステップS68)。そして、前記駆動時間の単位時間あたりの割合が前記所定値を超えてから、換言すれば、濃度制御モードの設定後、所定時間(10分)の間、前記高頻度制御モードが実行される。
一方、前記割合が所定値を超えていないと判定された場合には、プリンタ10は、前記低頻度濃度制御モードを設定する(ステップS66)。そして、前記駆動時間の単位時間あたりの割合が前記所定値を超えてから、換言すれば、濃度制御モードの設定後、所定時間(10分)の間、前記低頻度制御モードが実行される。
【0067】
図9を用いて、より具体的に説明する。本例においては、8時10分に濃度制御モードの設定動作が開始している。そして、8時から8時10分までの前記駆動時間の10分あたりの割合を所定値と比較した結果、当該割合が所定値を超えていないと判定され、低頻度濃度制御モードが設定されている。そして、8時10分から8時20分の間、当該低頻度濃度制御モードが実行されている。
また、8時20分に次の濃度制御モードの設定動作が開始し、8時10分から8時20分までの前記駆動時間の10分あたりの割合を所定値と比較した結果、当該割合が所定値を超えたと判定され、低頻度濃度制御モードに代えて、高頻度濃度制御モードが設定されている。そして、8時20分から8時30分の間、当該高頻度濃度制御モードが実行されている。
以下、10分毎に濃度制御モードの設定動作が開始し、同様の手順が実施される。
【0068】
なお、図には示されていないが、プリンタ10は、画像が媒体に形成される毎に1が加算され、濃度制御モードの設定動作完了後にリセットされる枚数カウンタを有しており、当該枚数カウンタの値は、ステップS32で第二単位枚数と比較される、濃度制御モード設定後の枚数や、ステップS44で所定値と比較される、画像を形成した媒体の単位時間あたりの枚数、として、用いられる。
【0069】
上述したプリンタ10においては、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高くなっている。また、他の例では、現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高くなっている。このようなプリンタ10によれば、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0070】
すなわち、発明が解決しようとする課題の項等で説明したとおり、感光体20上に形成された潜像を、現像ローラ510に担持されたトナーTで長時間現像すると、トナーTの帯電量が過度に上昇する場合がある。かかる帯電量の上昇は、トナーTと現像ローラ510との間の鏡像力の増大等に起因したトナーTの飛翔性の低下を招き、最終的には、媒体に形成される画像の濃度が薄くなる。
このように、感光体20上に形成された潜像を、現像ローラ510に担持されたトナーTで長時間現像する場合には、所望の濃度の画像が得られなくなる可能性が高いため、かかる問題を回避するための方策が望まれる。
【0071】
そこで、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高くなるようにする。
すなわち、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合には、前述したトナーTの帯電量の上昇に起因した問題は発生しないので、現像を行う際に用いられる機器等の経年劣化等による画像の濃度の変化を考慮した低い頻度で前記制御動作を定期的に実行すればよい。一方、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、現像が長時間行われたことが予測されるから、トナーTの帯電量の上昇に起因して所望の濃度の画像が得られなくなる可能性を考慮して、より高い頻度で前記制御動作を定期的に実行する。このようにすることにより、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0072】
また、同様の効果を生じさせるためには、現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高くなるようにしてもよい。
【0073】
すなわち、現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合には、前述したトナーTの帯電量の上昇に起因した問題は発生しないので、現像を行う際に用いられる機器等の経年劣化等による画像の濃度の変化を考慮した低い頻度で前記制御動作を定期的に実行すればよい。一方、現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、現像が長時間行われたことが予測されるから、トナーTの帯電量の上昇に起因して所望の濃度の画像が得られなくなる可能性を考慮して、より高い頻度で前記制御動作を定期的に実行する。このようにすることにより、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0074】
また、上記において前記制御動作は定期的な頻度で実行されたが、これ以外にも前記制御動作が非定期に実行される場合がある。例えば、プリンタ10の電源がONされた際に前記制御動作が実行される場合やユーザの要求により前記制御動作が実行される場合が、これに該当する。
【0075】
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【0076】
上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタにも適用可能である。また、フルカラーレーザビームプリンタだけではなく、モノクロレーザビームプリンタにも適用可能である。また、プリンタだけではなく、複写機、ファクシミリなどの各種画像形成装置にも適用可能である。
【0077】
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
【0078】
また、上記実施の形態においては、所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに加えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することととしてもよい。
【0079】
また、互いに異なる色のトナーを有し、該トナーで潜像を現像する複数の現像装置、を備え、前記複数の現像装置のうちブラック色のトナーを有する現像装置、により現像を行ってモノクロ画像を媒体に形成することが可能であり、前記複数の現像装置のそれぞれにより現像を行ってカラー画像を媒体に形成することが可能であり、モノクロ画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。すなわち、カラー画像とモノクロ画像のうち、モノクロ画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。
【0080】
カラー画像を媒体に形成する場合には、前記複数の現像装置の各々により交互に現像が行われるのに対し、モノクロ画像を媒体に形成する場合には、一つの現像装置のみが現像のために動作することとなる。したがって、モノクロ画像を媒体に形成する場合には、カラー画像を媒体に形成する場合と比較して、現像装置内のトナーの帯電量が過度に上昇するという現象が発生し易い。そこで、モノクロ画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記高頻度濃度制御モードを実行することとすれば、より効率的に、画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0081】
また、かかる場合に、前記高濃度制御モードにおいて実行される制御動作は、カラー画像の濃度を制御するための制御動作であってもよいし、モノクロ画像の濃度を制御するための制御動作であってもよい。換言すれば、当該制御動作として、図5のフローチャートのステップS12で説明したような複数の現像装置の各々に対する最適現像バイアスの設定を行ってもよいし、一つの現像装置のみに対する最適現像バイアスの設定を行ってもよい。
【0082】
また、上記実施の形態においては、所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに加えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することととしてもよい。
【0083】
また、互いに異なる色のトナーを有し、該トナーで潜像を現像する複数の現像装置、を備え、前記複数の現像装置のうちブラック色のトナーを有する現像装置、の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。すなわち、上記においては、現像装置の駆動時間を、4つの現像装置51、52、53、54各々の駆動時間を合計したものとしたが、ブラック現像装置51のみの駆動時間としてもよい。
【0084】
カラー画像を媒体に形成する場合には、前記複数の現像装置の各々により交互に現像が行われるのに対し、モノクロ画像を媒体に形成する場合には、一つの現像装置のみが現像のために動作することとなる。したがって、モノクロ画像を媒体に形成する場合には、カラー画像を媒体に形成する場合と比較して、現像装置内のトナーの帯電量が過度に上昇するという現象が発生し易い。そこで、ブラック色のトナーを有する現像装置、の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記高頻度濃度制御モードを実行することとすれば、より効率的に、画像の濃度を適切な状態に維持させることが可能となる。
【0085】
また、かかる場合に、前記高濃度制御モードにおいて実行される制御動作は、カラー画像の濃度を制御するための制御動作であってもよいし、モノクロ画像の濃度を制御するための制御動作であってもよい。換言すれば、当該制御動作として、図5のフローチャートのステップS12で説明したような複数の現像装置の各々に対する最適現像バイアスの設定を行ってもよいし、一つの現像装置のみに対する最適現像バイアスの設定を行ってもよい。
【0086】
また、上記実施の形態においては、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、前記所定値を超えてから所定時間の間、又は、現像装置の駆動時間の、単位時間の割合が、前記所定値を超えてから所定時間の間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、前記所定値を超えてから所定枚数の媒体に画像形成するまでの間、又は、現像装置の駆動時間の、単位時間の割合が、前記所定値を超えてから所定枚数の媒体に画像形成するまでの間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することとしてもよい。
ただし、濃度制御モード決定の基礎となる情報が含まれる期間と濃度制御モードの実行期間の双方が、時間で管理され、当該管理が容易になる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0087】
また、上記実施の形態においては、前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと等しいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと異なることとしてもよい。
ただし、濃度制御モード決定の基礎となる情報が含まれる期間と濃度制御モードの実行期間の双方の管理が、より一層容易になる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0088】
また、上記実施の形態においては、前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記第一単位枚数より少ない第二単位枚数毎に前記制御動作を実行することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位時間毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記単位時間より短い第二単位時間毎に前記制御動作を実行することとしてもよい。
【0089】
単位時間毎に制御動作を実行する場合には、前記制御動作を実行しようとしたときに現像が実施されていた際には、当該制御動作の実行タイミングを調整する必要がある。一方で、単位枚数毎に制御動作を実行する場合には、一枚分の現像が終了してから制御動作を開始するようにすれば、かかる調整は不要である。したがって、前記制御動作の実行タイミングの管理が容易になる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0090】
また、上記実施の形態では、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することとし、前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することとしたが、これに限定されるものではない。
【0091】
例えば、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数から所定枚数分を減じた枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することとし、前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数から所定枚数分を減じた枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することとしてもよい。
【0092】
また、上記実施の形態においては、パッチ像の濃度を検出するためのパッチセンサPSを備え、前記制御動作は、現像バイアスを変化させながら前記現像装置によりパッチ像を現像する動作と、現像されたパッチ像の濃度をパッチセンサPSにより検出する動作と、パッチセンサPSによる濃度検出結果に基づいて決定された現像バイアスを設定する動作と、を備えることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、露光ユニットによる露光量を変化させながらパッチ像を現像し、現像されたパッチ像の濃度をパッチセンサPSにより検出し、パッチセンサPSによる濃度検出結果に基づいて決定された最適露光量を設定することとしてもよいし、また、プリンタが、トナー供給ローラにバイアスをかけてトナー搬送量を制御する機能を有している場合には、当該バイアスの値を変化させながらパッチ像を現像し、現像されたパッチ像の濃度をパッチセンサPSにより検出し、パッチセンサPSによる濃度検出結果に基づいて決定された最適バイアス値を設定することとしてもよい。
ただし、画像の濃度を制御するための制御動作を、簡易な方法で実現することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0093】
また、上記実施の形態においては、現像ローラ510に担持されたトナーTが感光体20に接触していない状態で、感光体20に担持された潜像を前記現像装置によりトナー像として可視化することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像ローラに担持されたトナーが感光体に接触している状態で、感光体に担持された潜像を前記現像装置によりトナー像として可視化することとしてもよい。
ただし、現像ローラに担持されたトナーが感光体に接触していない状態で、感光体に担持された潜像を前記現像装置によりトナー像として可視化する場合には、トナーTの飛翔性の低下による画像濃度の変化が発生しやすくなるため、本発明の重要度が高まることとなり、したがって、本発明の目的がより有効に達成される。
【0094】
また、上記実施の形態においては、直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを現像ローラ510に印加して、感光体20に担持された潜像を前記現像装置によりトナー像として可視化し、パッチ像の濃度を検出するためのパッチセンサPSを備え、前記制御動作は、現像バイアスの直流電圧を変化させながら現像装置によりパッチ像を現像する動作と、現像されたパッチ像の濃度をパッチセンサPSにより検出する動作と、パッチセンサPSによる濃度検出結果に基づいて決定された直流電圧を設定する動作と、を備えることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、直流成分のみの現像バイアスを現像ローラに印加して、感光体に担持された潜像をトナー像として可視化してもよい。
【0095】
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図10は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0096】
図11は、図10に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、媒体に形成される画像の濃度を適切な状態に維持させる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロック図である。
【図3】現像装置の概念図である。
【図4】現像装置の主要構成要素を示した断面図である。
【図5】画像の濃度を制御するための制御動作を示すフローチャートである。
【図6】パッチ像が中間転写体70に形成された様子を示す模式図である。
【図7】画像の濃度を制御するための制御動作の実行タイミングを説明するためのフローチャートである。
【図8】図8Aは、プリンタ10による濃度制御モード設定方法の第一の例を示すフローチャートである。図8Bは、プリンタ10による濃度制御モード設定方法の第二の例を示すフローチャートである。
【図9】濃度制御モードの設定タイミングと実行期間を説明するための図である。
【図10】画像形成システムの外観構成を示した説明図である。
【図11】図10に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 レーザビームプリンタ(本体) 20 感光体
30 帯電ユニット 40 露光ユニット
50 YMCK現像ユニット 50a 回転軸
51 ブラック現像装置 52 マゼンタ現像装置
53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置
55 支持フレーム 55a、55b、55c、55d 保持部
60 一次転写ユニット 70 中間転写体
75 感光体クリーニングユニット 76 クリーニングブレード
80 二次転写ユニット 85 中間転写体クリーニングユニット
87 クリーニングブレード 90 定着ユニット
92 給紙トレイ 94 給紙ローラ
95 表示ユニット 96 レジローラ
100 制御ユニット 101 メインコントローラ
102 ユニットコントローラ 112 インターフェイス
113 画像メモリ 120 CPU
122 EEPROM 124 タイマー
128 YMCK現像ユニット駆動制御回路
130 現像バイアス発生装置 132 現像バイアス制御回路
510 現像ローラ 520 シール部材
522 シール支持板金 524 シール付勢部材
530 トナー収容部 530a 第一トナー収容部
530a 第二トナー収容部 540 ハウジング
542 上ハウジング部 544 下ハウジング部
545 仕切り壁 550 トナー供給ローラ
560 規制ブレード 560a ゴム部
560b ゴム支持部 562 ブレード支持板金
570 ブレード裏部材 572 開口
700 画像形成システム 702 コンピュータ
704 表示装置 706 プリンタ
708 入力装置 708A キーボード
708B マウス 710 読取装置
710A フレキシブルディスクドライブ装置
710B CD−ROMドライブ装置
802 内部メモリ
804 ハードディスクドライブユニット
PS パッチセンサ
RS 同期用読取センサ
T トナー

Claims (18)

  1. 潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、
    前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、
    前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、
    画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、
    画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、
    前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、
    前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、
    前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、
    前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、
    画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    互いに異なる色の現像剤を有し、該現像剤で潜像を現像する複数の現像装置、を備え、
    前記複数の現像装置のうちブラック色の現像剤を有する現像装置、により現像を行ってモノクロ画像を媒体に形成することが可能であり、前記複数の現像装置のそれぞれにより現像を行ってカラー画像を媒体に形成することが可能であり、
    モノクロ画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、
    前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    互いに異なる色の現像剤を有し、該現像剤で潜像を現像する複数の現像装置、を備え、
    前記複数の現像装置のうちブラック色の現像剤を有する現像装置、の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記所定値を超えてから所定時間の間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと等しいことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項3乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記第一単位枚数より少ない第二単位枚数毎に前記制御動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の画像形成装置において、
    テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、
    前記制御動作は、現像バイアスを変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された現像バイアスを設定する動作と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像装置は、現像剤を担持するための現像剤担持体を有し、
    該現像剤担持体に担持された現像剤が前記像担持体に接触していない状態で、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像剤担持体に印加して、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、
    テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、
    前記制御動作は、前記現像バイアスの前記直流電圧を変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された前記直流電圧を設定する動作と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、
    前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、
    前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、
    画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高く、
    所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合には、前記所定値を超えてから所定時間の間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行し、
    前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと等しくて、
    前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記第一単位枚数より少ない第二単位枚数毎に前記制御動作を実行し、
    前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、
    前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、
    前記現像装置は、現像剤を担持するための現像剤担持体を有し、該現像剤担持体に担持された現像剤が前記像担持体に接触していない状態で、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、
    直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像剤担持体に印加して、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、前記制御動作は、前記現像バイアスの前記直流電圧を変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された前記直流電圧を設定する動作と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  16. 潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、
    前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、
    前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置において、
    前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高く、
    所定の定期的な頻度で前記制御動作を実行する低頻度濃度制御モードと、前記所定の定期的な頻度よりも高い定期的な頻度で前記制御動作を実行する高頻度濃度制御モードと、を有し、前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合には、前記所定値を超えてから所定時間の間、前記低頻度濃度制御モードに代えて、前記高頻度濃度制御モードを実行し、
    前記所定時間の長さは前記単位時間の長さと等しくて、
    前記低頻度濃度制御モードにおいては、第一単位枚数毎に前記制御動作を実行し、前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記第一単位枚数より少ない第二単位枚数毎に前記制御動作を実行し、
    前記高頻度濃度制御モードにおいては、前記所定値を超えてから画像を形成した媒体の枚数が、前記第二単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、
    前記低頻度濃度制御モードにおいては、前記画像形成装置の総画像形成枚数が、前記第一単位枚数の整数倍に達する毎に、前記制御動作を実行し、
    前記現像装置は、現像剤を担持するための現像剤担持体を有し、該現像剤担持体に担持された現像剤が前記像担持体に接触していない状態で、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、
    直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを前記現像剤担持体に印加して、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、テストパターンの濃度を検出するための濃度検出手段を備え、前記制御動作は、前記現像バイアスの前記直流電圧を変化させながら前記現像装置によりテストパターンを現像する動作と、現像された前記テストパターンの濃度を前記濃度検出手段により検出する動作と、該濃度検出手段による濃度検出結果に基づいて決定された前記直流電圧を設定する動作と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置、を有する画像形成システムにおいて、
    画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、
    画像を形成した媒体の、単位時間あたりの枚数が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成システム。
  18. コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を有し該現像剤で潜像を現像する現像装置と、を備え、
    前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置により現像し、現像された現像剤像を媒体に転写して画像を該媒体に形成する画像形成装置であって、
    前記画像の濃度を制御するための制御動作を定期的に実行する画像形成装置、を有する画像形成システムにおいて、
    前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値を超えた場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度が、
    前記現像装置の駆動時間の、単位時間あたりの割合が、所定値以下となった場合に、前記制御動作を定期的に実行する頻度、よりも高いことを特徴とする画像形成システム。
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